JP2009110120A - データ出力制御装置 - Google Patents

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義彦 杉本
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真之 服部
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裕二 鳥丸
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Abstract

【課題】出力優先度の低い低優先出力データに対して出力優先度の高い高優先出力データを優先的に出力する。
【解決手段】演算装置23により、重要度に応じて定めた出力優先度の高い高優先出力データであるのか、高優先出力データよりも出力優先度の低い低優先出力データであるのかを判断し、高優先出力データを一括して出力するよう制御し、低優先出力データを分割して出力するよう制御し、低優先出力データが出力されている際に、高優先出力データの出力要求がなされた場合には、低優先出力データの出力を一時的に停止させ、高優先出力データを割り込み出力させるよう制御することで実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像した画像に対して所定の画像処理を施されたデータの出力を制御するデータ出力制御装置に関する。
工場などの製造ラインにおいて製造された検査対象を撮像装置にて撮像し、撮像した画像に対して所定の画像処理を施すことで検査を行う画像検査システムがある。
このような画像検査システムでは、撮像された大容量のデータである画像データと、撮像された画像データに対して所定の画像処理を施すことで得られた検査結果であり撮像された画像データよりは小容量となる検査結果データとを共に出力したいといった要求がある。このような要求に対応するため、画像検査システムの画像処理装置は、一方のデータを出力している際には、他方のデータの出力を停止させるなどといった出力制御処理を実行していた。
ところで、割り込みジョブがある場合、実行中の処理よりも優先度が高い割り込みジョブを行うようにした画像処理装置が考案されている(例えば、特許文献1)。
特開平5−258027号公報
しかしながら、上述した従来の画像検査システムの画像処理装置のように、一方のデータを出力している際には、他方のデータの出力を停止させるなどといった出力制御処理を実行すると、本来の目的である検査が滞ってしまい検査待ち状態を引き起こしてしまう虞があるといった問題があった。また、出力先の媒体などの書き込み速度によっても検査スピードが低下してしまうといった問題もあった。
このような問題を回避する手法として、画像データを出力するモードと検査結果データを出力するモードとを備え、モードを切り替えて各データを出力するように出力制御処理を実行する画像処理装置が考案されているが、画像データを出力するモードへと切り替えた場合には、画像検査システムにおいて最も重要な検査結果データの出力が滞ってしまうといった使用上の制約が発生してしまうといった問題がある。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、出力優先度の低い低優先出力データに対して出力優先度の高い高優先出力データを優先的に出力するデータ出力制御装置を提供することを目的とする。
本発明のデータ出力制御装置は、撮像された画像に対して所定の画像処理を施されたデータの出力を制御するデータ出力制御装置であって、前記データが、重要度に応じて定めた出力優先度の高い高優先出力データであるのか、前記高優先出力データよりも出力優先度の低い低優先出力データであるのかを判断する判断手段と、前記高優先出力データを一括して出力するよう制御し、前記低優先出力データを分割して出力するよう制御し、前記低優先出力データが出力されている際に、前記高優先出力データの出力要求がなされた場合には、前記低優先出力データの出力を一時的に停止させ、前記高優先出力データを割り込み出力させるよう制御する出力制御手段とを備える。
また、本発明のデータ出力制御装置は、マルチタスク処理を実行するオペレーションシステムを搭載し、前記出力制御手段は、前記オペレーションシステムの高優先タスクにて、高優先出力データの出力を制御し、前記オペレーションシステムの低優先タスクにて、低優先出力データの出力を制御し、前記オペレーションシステムのアクセス制御タスクにて、前記高優先出力データの割り込み出力を制御する。
また、本発明のデータ出力制御装置は、前記オペレーションシステムの画像処理タスクにて、撮像された画像に対して所定の画像処理を施し、前記画像処理タスクは、前記高優先タスクの高優先出力データの出力制御、前記低優先タスクの低優先出力データの出力制御、前記アクセス制御タスクの高優先出力データの割り込み出力制御の期間中にも停止することなく実行される。
さらに、本発明のデータ出力制御装置は、出力優先順位の異なる複数の出力手段を備え、前記出力制御手段は、前記複数の出力手段それぞれに対して、前記高優先タスクの高優先出力データの出力制御、前記低優先タスクの低優先出力データの出力制御、前記アクセス制御タスクの高優先出力データの割り込み出力制御を実行するよう制御する。
本発明によれば、出力優先度の低い低優先出力データに対して出力優先度の高い高優先出力データを優先的に出力することを可能とする。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本発明は、例えば図1に示すように構成された画像検査システムに適用される。この画像検査システムは、主として製造ラインにおいて部品等の品種の識別、異種部品の混入検査、組立作業や製品検査などの自動化のために、部品や製品等の対象物の外観検査に使用されるものであって、画像処理の結果が対象物の面積、形状、位置などの測定・認識に用いられ、これにより対象物の良品、不良品などを判定する。
図1に示すように、画像検査システムは、検査対象を撮像する撮像装置10と、撮像装置10で撮像された画像に対して所定の画像処理を施す画像処理装置20と、画像処理装置20から出力されたデータの出力先である外部装置30とを備えている。外部装置30は、出力されたデータを記憶する図示しない記憶媒体や記憶部、記憶媒体や記憶部に記憶されたデータを表示して外観検査の検査結果を表示する表示部30aなどを備えている。
このような画像検査システムは、画像処理装置20が備える演算装置23の構成に応じて異なる2種類の出力制御処理を実行する。具体的には、演算装置23がシングルタスク処理を実行するオペレーションシステム(OS:Operation System)を搭載しているか、オペレーションシステムを搭載していない場合と、マルチタスク処理を実行するOSを搭載している場合の2種類に大別される。
[シングルタスク処理を実行するOS、またはOSを搭載していない場合]
まず、図1を用いて、演算装置23が、シングルタスク処理を実行するOS、またはOSを搭載していない場合について説明をする。
図1に示すように、画像処理装置20は、撮像装置10で撮像された画像に基づき所定の検査処理を実行する検査装置21と、検査装置21から転送されたデータを記憶する記憶装置22と、当該画像処理装置20を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)である演算装置23と、外部装置30との出力インターフェースである出力装置24とを備えている。
検査装置21は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)などで構成されるハードウェア回路であり、撮像装置10で撮像された画像を2値化処理をする図示しない2値化処理回路、2値化処理された黒色画素をカウントする図示しない2値化カウント回路などを搭載している。
この検査装置21の2値化カウント回路でカウントされたデータは、検査結果データ(以下、結果データとも呼ぶ。)として、図1に示すように、記憶装置22の高優先出力エリア22HAに転送される。このように、検査結果データは、当該画像検査システムにおいて、最も重要なデータであるため高い出力優先度が与えられ、記憶装置22の高優先出力エリア22HAに記憶される。
また、検査装置21は、撮像装置10で撮像された画像に所定の処理を施す図示しないハードウェア回路により生成された画像データ(以下、生画像データとも呼ぶ。)を、図1に示すように、記憶装置22の低優先出力エリア22LAに転送する。このように、画像データは、検査結果データと比較して必ずしも毎回必要となるデータではないとともに、検査結果データと比較して大容量であることから、検査結果データよりも低い出力優先度が与えられ、記憶装置22の低優先出力エリア22LAに記憶される。
検査装置21は、検査結果データ、画像データを各データに対する処理を実行するハードウェア回路による並列処理動作によって同時タイミングで記憶装置22の各出力エリアに転送するようにしてもよいし、異なるタイミングで片方ずつ記憶装置22の各出力エリアに転送するようにしてもよい。
検査装置21は、記憶装置22の高優先出力エリア22HA、低優先出力エリア22LAに対して、データ転送を実行し、それぞれのエリアにデータが配置されたことに応じて、演算装置23に対して割り込み信号を出力する。検査装置21から出力される割り込み信号を受信した演算装置23は、記憶装置22に記憶された検査結果データ、画像データの演算装置23による出力装置24への出力制御処理を開始することになる。つまり、割り込み信号は、演算装置23による出力制御処理を開始するためのトリガーとなる信号である。
図1では、検査装置21から演算装置23に対して割り込み信号を出力することで出力制御処理を開始するようにしているが、演算装置23が、定期的、または不定期に記憶装置22に対してポーリングして、検査装置21から記憶装置22へデータ転送がなされたかどうかを確認するようにしてもよい。
記憶装置22は、いわゆるリングバッファ構成となっているため、演算装置23へのデータ出力中において、検査装置21により当該記憶装置22に対してデータ転送、データの配置がなされたとしても、演算装置23へ出力中のデータを破損しないような構成となっている。このリングバッファ構成は、記憶装置22の高優先出力エリア22HA、低優先出力エリア22LAのそれぞれに設けられている。
続いて、図2に示すフローチャートを用いて、記憶装置22に記憶された高優先出力データである検査結果データ、低優先出力データである画像データの演算装置23による出力装置24への出力制御処理動作について説明をする。
ステップS1において、演算装置23は、検査装置21からの割り込み信号、または、当該演算装置23によるポーリングによって、記憶装置22に記憶されたデータが、高優先出力データであるかどうかを判断する。演算装置23は、高優先出力データである場合には、ステップS2へと処理を進める一方、高優先出力データでない場合には、ステップS4へと処理を進める。
ステップS2において、演算装置23は、高優先出力データである検査結果データを、一括して出力装置24に出力する。
ステップS3において、演算装置23は、出力装置24への出力を中断した低優先出力データがあるかどうかを判断する。演算装置23は、出力装置24への出力を中断した低優先出力データがある場合には、ステップS5へと処理を進める一方、ない場合には処理を終了する。
ステップS4において、演算装置23は、低優先出力データである画像データを、分割して出力するための分割回数を算出する。
ステップS5において、演算装置23は、記憶装置22に高優先出力データが記憶されているかどうかの検出処理を実行する。演算装置23は、記憶装置22に高優先出力データが記憶されている場合、ステップS2へと処理を進める一方、高優先出力データが記憶されていない場合、ステップS6へと処理を進める。
ステップS6において、演算装置23は、ステップS4で算出した分割回数で低優先出力データである画像データを分割して出力装置24に出力する。
ステップS7において、演算装置23は、分割された低優先出力データである画像データが全て出力装置24に出力されたかどうか判断し、全て出力された場合には処理を終了し、全て出力されていない場合にはステップS5へと処理を戻す。
このように、演算装置23は、記憶装置22から分割して低優先出力データを出力装置24に出力している最中に、高優先出力データが記憶装置22で検出されたことに応じて、低優先出力データの出力を一時的に中断し、高優先出力データの出力処理を優先させるように制御する。低優先出力データは、分割して出力されるため、高優先出力データを優先的に出力するための中断処理を可能とするとともに、高優先出力データは、一括して出力されるため、低優先出力データが存在したとしても妨げられることなく確実に出力装置24に出力されることになる。
したがって、出力優先度の低い低優先出力データに対して出力優先度の高い高優先出力データを優先的に出力することができる。よって、画像処理による検査処理を停止させずに実行し続けることができる。
[マルチタスク処理を実行するOSを搭載している場合]
次に、演算装置23が、マルチタスク処理を実行するOSを搭載している場合について説明をする。演算装置23が、マルチタスク処理を実行するOSを搭載している場合、画像検査システムの構成を以下に示す2種類とすることができ、演算装置23の出力制御処理も、それぞれの構成に対応した処理となる。
(1)まず、図3を用いて、画像検査システムがシリアルポート(1ポート)、または1つの物理媒体へのスロットしか備えておらず、演算装置23が、出力実行タスクを1つしか備えていない(出力先に対して2つ同時にオープンすることができない)場合について説明をする。図3は、マルチタスク処理を実行するOSを搭載した演算装置23によるタスクを概念的に示した図である。
図3に示すように、演算装置23が、出力実行タスクOTを1つしか備えていない場合、演算装置23は、タスクとして、高優先出力データを出力するためのアクセス処理を担う高優先出力タスクHTと、低優先出力データを出力するためのアクセス処理を担う低優先出力タスクLTと、高優先出力タスクHT、低優先出力タスクLTによるアクセス処理を制御するアクセス制御タスクCTとを備えている。
このような構成の場合、例えば、高優先出力タスクHTからのアクセス要求に応じた処理をしている最中に、低優先出力タスクLTによるアクセス処理要求があった場合、アクセス制御タスクCTは、図4に示すように、高優先出力タスクHTからのアクセス要求によって実行されるファイルオープン→ライト(リード)→クローズといった一連の処理Ha1を完了してから、低優先出力タスクLTからのアクセス要求に応じてファイルオープン実行といった処理La1を実行するよう制御する。
また、例えば、低優先出力タスクLTからのアクセス要求に応じた処理をしている最中に、高優先出力タスクHTによるアクセス処理要求があった場合、アクセス制御タスクCTは、図5に示すように、低優先出力タスクLTからのアクセス要求に応じた処理であるファイルオープン→ライト(リード)といった処理La2をキャンセルし、高優先出力タスクHTからのアクセス要求に応じたファイルオープン→ライト(リード)→クローズといった一連の処理Ha2を優先的に実行する。そして、処理Ha2が完了したことに応じて、キャンセル処理した低優先出力タスクLTからのアクセス要求に応じた処理であるファイルオープン→ライト(リード)→クローズといった処理La2を再開する。
次に、図6乃至図9に示すフローチャートを用いて、図3に示した高優先出力タスクHT、低優先出力タスクLT、アクセス制御タスクCT、出力実行タスクOTそれぞれの処理動作について説明をする。
まず、図6に示すフローチャートを用いて、高優先出力タスクHTの処理動作について説明をする。
高優先出力タスクHTでは、まず、高優先出力データを準備し(ステップS11)、高優先出力要求イベントをアクセス制御タスクCTに対して発行する(ステップS12)。そして、アクセス制御タスクCTから発行される高優先出力完了イベントの待機状態となり(ステップS13)、高優先出力完了イベントを受け取ったことに応じて処理を終了する。
次に、図7に示すフローチャートを用いて、低優先出力タスクLTの処理動作について説明をする。
低優先出力タスクLTでは、まず、低優先出力データを準備し(ステップS21)、低優先出力要求イベントをアクセス制御タスクCTに対して発行する(ステップS22)。そして、アクセス制御タスクCTから発行される低優先出力完了イベントの待機状態となり(ステップS23)、低優先出力完了イベントを受け取ったことに応じてステップS24へと処理を進める。
低優先出力タスクLTは、所定の時間経過したかどうか、つまりタイムアウトが発生したかどうかを判断する(ステップS24)。これは、低優先出力データの出力が、高優先出力データの出力に阻まれてしまう時間がかかりすぎる場合に対応した処理である。タイムアウトが発生した場合には、ステップS25へと処理を進め、タイムアウトが発生しなかった場合には処理を処理を終了する。
低優先出力タスクLTは、タイムアウトが発生したことに応じて、低優先出力中断要求イベントをアクセス制御タスクCTに対して発行する(ステップS25)。
続いて、図8に示すフローチャートを用いて、アクセス制御タスクCTの処理動作について説明をする。
アクセス制御タスクCTは、高優先出力タスクHTからの高優先出力要求イベントの待機状態となっている(ステップS31)。このステップS31において、アクセス制御タスクCTは、高優先出力要求イベント、低優先出力要求イベント、低優先出力中断要求イベントのいずれかを受け取る可能性がある。
アクセス制御タスクCTは、高優先出力要求イベントを受け取ったかどうかを判断し(ステップS32)、受け取った場合には、低優先出力データを出力中かどうかを判断する(ステップS33)。高優先出力要求イベントを受け取らなかった場合には、ステップS39へと処理を進める。
アクセス制御タスクCTは、低優先出力データを出力中の場合には、出力実行タスクOTに対して低優先出力中断要求イベントを発行し(ステップS34)、出力実行タスクOTからの低優先出力中断完了イベントの待機状態となる(ステップS35)。
アクセス制御タスクCTは、低優先出力データを出力中でない場合、または低優先出力中断完了イベントを受け取った場合、高優先出力データを出力実行タスクOTに出力するよう制御し(ステップS36)、出力実行タスクOTから発行される高優先出力完了イベントの待機状態となる(ステップS37)。そして、アクセス制御タスクCTは、出力実行タスクOTから出力される高優先出力完了イベントを受け取ったことに応じて、高優先出力タスクHTに対して高優先出力完了イベントを発行する(ステップS38)。
また、アクセス制御タスクCTは、低優先出力要求イベントを受け取ったかどうかを判断し(ステップS39)、受け取った場合には、高優先出力データを出力中かどうかを判断する(ステップS40)。低優先出力要求イベントを受け取らなかった場合には、ステップS47へと処理を進める。
アクセス制御タスクCTは、高優先出力データを出力中の場合には、高優先出力データの出力の終了を待機する待機状態となり(ステップS41)、高優先出力データを出力中でない場合、低優先出力データの出力が中断中であるかどうかを判断する(ステップS42)。そして、アクセス制御タスクCTは、低優先出力データの出力が中断中である場合には、低優先出力データの出力実行タスクOTに対する出力を再開させ(ステップS43)、中断中でない場合には、低優先出力データを出力実行タスクOTに出力するよう制御する(ステップS44)。
アクセス制御タスクCTは、出力実行タスクOTから発行される低優先出力完了イベントの待機状態となり(ステップS45)、出力実行タスクOTから出力される低優先出力完了イベントを受け取ったことに応じて、低優先出力タスクLTに対して低優先出力完了イベントを発行する(ステップS46)。
さらに、アクセス制御タスクCTは、低優先出力中断要求イベントを受け取った場合、低優先出力データを出力中かどうか判断し(ステップS47)、低優先出力データを出力中の場合には、出力実行タスクOTに対して低優先出力中断要求イベントを発行し(ステップS48)、出力実行タスクOTから発行される低優先出力中断完了イベントの待機状態となる(ステップS49)。
アクセス制御タスクCTは、低優先出力データを出力中でない場合、または、出力実行タスクOTから発行される低優先出力中断完了イベントを受け取った場合、低優先出力タスクLTに対して低優先出力完了イベントを発行する(ステップS50)。
最後に、図9に示すフローチャートを用いて、出力実行タスクOTの処理動作について説明をする。
出力実行タスクOTは、アクセス制御タスクCTから発行される低優先出力データの出力イベントの待機状態となり(ステップS51)、出力イベントを受け取ったことに応じて、低優先出力データの分割回数を算出する(ステップS52)。
出力実行タスクOTは、アクセス制御タスクCTから発行される低優先出力中断要求イベントを受け取ったかどうかを判断し(ステップS53)、受け取った場合には、アクセス制御タスクCTに対して、低優先出力中断完了イベントを発行する(ステップS54)。
出力実行タスクOTは、アクセス制御タスクCTから発行される低優先出力中断要求イベントを受け取らなかった場合、ステップS52で算出した分割回数で低優先出力データを分割して出力する(ステップS55)。出力実行タスクOTは、分割された低優先出力データが全て出力されたかどうか判断し(ステップS56)、全て出力された場合には、アクセス制御タスクCTに対して出力完了イベントを発行する(ステップS57)。
このように、アクセス制御タスクCTは、出力実行タスクOTによって、低優先出力データを分割して出力している最中に、高優先出力タスクHTから高優先出力要求イベントを受け取ったことに応じて、低優先出力中断要求イベントを発行し、低優先出力データの出力を一時的に中断させ、高優先出力データの出力処理を優先させるように制御する。低優先出力データは、分割して出力されるため、高優先出力データを優先的に出力するための中断処理を可能とするとともに、高優先出力データは、一括して出力されるため、低優先出力データが存在したとしても妨げられることなく確実に出力されることになる。
したがって、出力優先度の低い低優先出力データに対して出力優先度の高い高優先出力データを優先的に出力することができる。よって、画像処理による検査処理を停止させずに実行し続けることができる。
(2)続いて、図10を用いて、画像検査システムがマルチポート(複数ポート)、複数の物理媒体へのスロットを備えており、演算装置23が出力実行タスクをマルチポート、物理媒体の数だけ備えている(出力先に対して個別に独立してオープンすることができる)場合について説明をする。図10は、マルチタスク処理を実行するOSを搭載した演算装置23によるタスクの一部を概念的に示した図である。マルチポート、複数の物理媒体への各スロットは、それぞれ通信速度が異なっており、出力させるデータの種別に応じて優先順位が異なることになる。
図10では、1つの出力媒体42に対して、1つのプログラムコードで複数の処理を非同期に実行できるリエントラント(再入可能)な関数である出力実行関数OFにて出力制御を実行する様子を示している。
図10に示すように、出力実行関数OFは、リエントラントな関数であるため、高優先出力タスクHT、低優先出力タスクLTがそれぞれ独立してポート(またはファイル)オープンして、例えば、出力媒体42に対してアクセスを行う。出力実行関数OFにより、タスクの優先順位は、高優先出力タスクHTが、低優先出力タスクLTより優先的になるように設定がなされている。
低優先出力タスクLTは、分割出力がなされる。これは、OSのタスク制御を解放して高優先出力タスクHTを優先的に開始するためであり、OS自体の制御によってディスパッチが実行される。
高優先出力タスクHTは、一括出力がなされる。これにより、OSのタスク制御は、解放されないため、低優先出力タスクLTの実行が妨げられる。
なお、ラウンドロビン方式の場合、低優先出力タスクLTにもタイムスライスが与えられるため、意図的に低優先出力タスクLTをスリープ状態にさせる必要があり、高優先出力タスクHT−低優先出力タスクLT間で同期オブジェクトの実装が必要となる。このようにすることで、ラウンドロビン方式であっても、本発明を実現することが可能となる。
次に、図11、図12に示すフローチャートを用いて、図10に示した高優先出力タスクHT、低優先出力タスクLTの処理動作について説明をする。
まず、図11に示すフローチャートを用いて、高優先出力タスクHTの処理動作について説明をする。
高優先出力タスクHTでは、まず、高優先出力データである検査結果データを準備し(ステップS61)、高優先出力データを一括して出力実行関数OFに出力する(ステップS62)。
次に、図12に示すフローチャートを用いて、低優先出力タスクLTの処理動作について説明をする。
低優先出力タスクLTでは、まず、低優先出力データである画像データを準備し(ステップS71)、低優先出力データを、分割して出力するための分割回数を算出する(ステップS72)。
低優先出力タスクLTは、ステップS72で算出した分割回数で低優先出力データを分割して出力実行関数OFに出力する(ステップS73)。
低優先出力タスクLTは、所定の時間経過したかどうか、つまりタイムアウトが発生したかどうかを判断する(ステップS74)。これは、低優先出力データの出力が、高優先出力データの出力に阻まれてしまう時間がかかりすぎる場合に対応した処理である。タイムアウトが発生した場合には、処理を終了し、タイムアウトが発生しなかった場合には、分割された低優先出力データが全て出力実行関数OFに出力されたかどうか判断し、全て出力された場合には処理を終了し、全て出力されていない場合にはステップS73へと処理を戻す。
このようにして、各ポート、各出力媒体に対して、高優先出力タスクHTと低優先出力タスクLTとがそれぞれ独立してポート(またはファイル)をオープンしてアクセスを行うことができるため、図13に示すように、高優先出力タスクHT、低優先出力タスクLT、出力実行関数OFからなる出力制御タスクOCTは、記憶装置41に記憶された出力データである検査結果データといった高優先出力データ、画像データといった低優先出力データを、ポート42A(RS−232Cポート)、ポート42B(Ethernet(登録商標)ポート)、出力媒体42C(SDメモリ)、ポート42D(USBポート)などに対して、それぞれ独立して個別に出力するよう指示することができる。
したがって、伝送速度が遅いポートや書き込み速度が遅い出力媒体が存在したとしても、それに引きずられることによる検査待ちの必要がないため、検査タスクを継続して実行し続け、検査結果データである高優先出力データを出力しながら、画像データである低優先出力データを出力することができる。また、このような構成とすることで、マルチタスクOSを搭載している汎用のPC上においてアプリケーションソフトフェアとして実現することもできる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態として示す画像検査システムの構成について説明するための図である。 シングルタスク処理を実行するOS、またはOSを搭載していない演算装置によるデータの出力制御処理動作について説明するためのフローチャートである。 1ポート、または1つの物理媒体へのスロットを備えた構成とした場合でのマルチタスク処理を実行するOSを搭載した演算装置によるタスクを概念的に示した図である。 マルチタスク処理を実行するOSを搭載した演算装置による処理動作の一例について説明するための図である。 マルチタスク処理を実行するOSを搭載した演算装置による処理動作の別な例について説明するための図である。 高優先出力タスクの処理動作について説明するためのフローチャートである。 低優先出力タスクの処理動作について説明するためのフローチャートである。 アクセス制御タスクの処理動作について説明するためのフローチャートである。 出力実行タスクの処理動作について説明するためのフローチャートである。 マルチポート、複数の物理媒体へのスロットを備えた構成とした場合でのマルチタスク処理を実行するOSを搭載した演算装置によるタスクの一部を概念的に示した図である。 高優先出力タスクの処理動作について説明するためのフローチャートである。 低優先出力タスクの処理動作について説明するためのフローチャートである。 マルチポート、複数の物理媒体へのスロットを備えた構成とした場合での、出力制御タスクによる出力制御処理について概念的に示した図である。
符号の説明
10 撮像装置
20 画像処理装置
21 検査装置
22 記憶装置
22HA 高優先出力エリア
22LA 低優先出力エリア
23 演算装置
CT アクセス制御タスク
HT 高優先出力タスク
LT 低優先出力タスク
OF 出力実行関数
OT 出力実行タスク

Claims (4)

  1. 撮像された画像に対して所定の画像処理を施されたデータの出力を制御するデータ出力制御装置であって、
    前記データが、重要度に応じて定めた出力優先度の高い高優先出力データであるのか、前記高優先出力データよりも出力優先度の低い低優先出力データであるのかを判断する判断手段と、
    前記高優先出力データを一括して出力するよう制御し、
    前記低優先出力データを分割して出力するよう制御し、
    前記低優先出力データが出力されている際に、前記高優先出力データの出力要求がなされた場合には、前記低優先出力データの出力を一時的に停止させ、前記高優先出力データを割り込み出力させるよう制御する出力制御手段とを備えること
    を特徴とするデータ出力制御装置。
  2. 当該データ出力制御装置は、マルチタスク処理を実行するオペレーションシステムを搭載し、
    前記出力制御手段は、
    前記オペレーションシステムの高優先タスクにて、高優先出力データの出力を制御し、 前記オペレーションシステムの低優先タスクにて、低優先出力データの出力を制御し、
    前記オペレーションシステムのアクセス制御タスクにて、前記高優先出力データの割り込み出力を制御すること
    を特徴とする請求項1記載のデータ出力制御装置。
  3. 前記オペレーションシステムの画像処理タスクにて、撮像された画像に対して所定の画像処理を施し、
    前記画像処理タスクは、前記高優先タスクの高優先出力データの出力制御、前記低優先タスクの低優先出力データの出力制御、前記アクセス制御タスクの高優先出力データの割り込み出力制御の期間中にも停止することなく実行されること
    を特徴とする請求項2記載のデータ出力制御装置。
  4. 出力優先順位の異なる複数の出力手段を備え、
    前記出力制御手段は、前記複数の出力手段それぞれに対して、前記高優先タスクの高優先出力データの出力制御、前記低優先タスクの低優先出力データの出力制御、前記アクセス制御タスクの高優先出力データの割り込み出力制御を実行するよう制御すること
    を特徴とする請求項2又は請求項3のいずれか1項に記載のデータ出力制御装置。
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