JP2009109742A - 表示装置及び表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画面上に映像を表示したい位置及び大きさを指示することにより、その位置及び大きさに映像を表示する表示装置を提供する。
【解決手段】表示画面を有する表示部と、前記表示画面上に映像の表示領域を指示させる表示領域入力部と、前記表示領域入力部によって指示された表示領域を検出する表示領域検出部と、前記表示部に映像信号を出力する映像信号出力部と、前記表示領域検出部によって検出された表示領域に、前記映像信号出力部から出力される映像信号による映像を表示する映像表示制御部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、表示画面上に動画または静止画のような映像を表示する表示装置及び表示方法に関し、特に映像の表示位置および大きさを任意に指示することが可能な表示装置に関する。
テレビ受像機、パソコン、ゲーム機器において、表示画面上に子画面を表示する、いわゆるピクチャインピクチャ(以下、PIP(picture-in-picture)という)が公知である。そして、子画面の表示位置及び大きさをユーザが任意に指示できるようにするものも公知である。
例えば、特許文献1は、マウスを操作してポインタをモニタ上の第2映像の右下角に合せ、そして、マウスを操作してポインタを所望の位置に移動させると、第2映像の右下角が移動したポインタの位置に来るように表示データを算出して、第2映像の大きさや上下左右の比率を調整して第1映像に重畳するものである。これにより、PIPの映像処理を行うことができる。
また、特許文献2は、テレビ会議装置のモニタの画面構成を利用者側で変更でき、撮影アングルの制約に縛られず会議が自由に行えるようにするものである。そのため、テレビ会議装置のモニタに主画面と、その内側に表示される補助映像からなるPIP方式の装置において、補助映像の大きさを指定する縮小率データ及び補助映像の表示位置を指定する合成位置データを入力する入力手段を備える。テレビ会議装置は入力された縮小率データに基づいて映像を縮小し、縮小した映像を合成位置データに基づいて指定された位置で映像合成するものである。これにより、縮小された補助映像を任意の位置に移動することができる。
また、特許文献3は、PIPの表示位置を簡単に指定できるようにするものであり、子画面の表示範囲を規定するバーを表示させ、そのバーの中に、子画面の大きさを変更する部分、枠の太さを変更する部分、子画面の位置を変更する部分を備えるものである。
特開平03−132693号公報 特開平07−46564号公報 特開平11−205670号公報
上記特許文献1では、PIPを起動させ、ポインタをモニタ上の第2映像の右下角に合せなければならない。また特許文献2では、PIPを起動させ、位置ポインタ、選択回路により新しい合成位置データ(座標データ等)を入力しなければならない。また特許文献3では、PIPを起動させ、子画面の大きさを変更したいとき、枠の太さを変更したいとき、子画面の位置を変更したときに応じて、それぞれ異なる部分をマウスでドラックする必要がある。
本発明は、上記特許文献1、3のように、子画面の一部にポインタまたはマウスを合せて子画面を操作したり、特許文献2のように合成位置データを入力したりするのではなく、表示画面上に映像を表示したい位置及び大きさを指示することにより、その位置及び大きさに映像を表示する表示装置を提供するものである。
本発明の表示装置は、上記課題を解決するため、表示画面を有する表示部と、前記表示画面上の表示領域を指示させる表示領域入力部と、前記表示領域入力部によって指示された表示領域を検出する表示領域検出部と、前記表示部に映像信号を出力する映像信号出力部と、前記表示領域検出部によって検出された表示領域に、前記映像信号出力部から出力される映像信号による映像を表示する映像表示制御部とを備える。
これにより、表示画面上に映像の表示領域を指示すると、その表示領域にPIP画面を表示することができる。従って、ユーザの直感により映像の表示位置及び大きさを操作することができ、操作を少なくすることができる。
また、本発明の表示装置は、実施形態において、前記表示領域入力部は、前記表示画面上に表示する映像の表示位置と大きさを指示させることが望ましい。
これにより、映像の表示位置及び大きさを指示させることができ、操作を少なくすることができ、ユーザが直感的に操作することができる。
また、本発明の表示装置は、実施形態において、前記映像信号出力部が更に外部機器からの映像信号を入力する映像入力部を備え、前記映像表示制御部が前記外部機器からの映像信号による映像を表示する際に、前記外部機器の電源を投入するように制御する外部機器電源制御部を備えることが望ましい。
これにより、ユーザは外部機器の操作を意識せずに、使用することが可能になる。しかも非常に多くの外部映像ソースを利用することが可能になる。また、ユーザの操作を少なくすることができるので、使用勝手がよくなる。
更に、本発明の表示装置は、実施形態において、前記映像表示制御部が前記表示領域入力部によって指示された領域に、既に映像が表示されているか否かを判断する重複判断部をさらに備え、前記重複判断部が重複すると判断した場合は、既に表示されている映像に代えて、前記映像信号出力部から得られる別の映像信号による映像を表示することが望ましい。
これにより、ユーザの操作回数を少なくして、素早く映像を切り換えることができるので、表示装置が使いやすくなる。
更に、本発明の表示装置は、実施形態において、前記映像表示制御部は、更に表示領域よりの表示解除入力を検出する機能を備え、表示解除を検出したとき、表示中の映像の表示を解除させることが望ましい。
これにより、ユーザの直感により表示解除を操作することができ、操作を少なくすることができる。
特に、実施形態において、前記映像表示制御部が表示中の映像を解除する際に、表示中の映像が外部機器から入力出される映像信号である場合に、前記外部機器の電源を切るように制御する外部機器電源制御部を備えることが望ましい。
これにより、電源のきり忘れによる無駄な消費電力をなくすことができる。
また、本発明の表示装置は、上記課題を解決するため、複数に分割した表示画面を有する表示部と、前記分割した表示画面ごとにそれぞれ表示映像を設定する表示映像設定部と、前記複数に分割した表示画面の少なくとも1つを含む表示領域を指示させる表示領域入力部と、前記表示領域入力部によって指示された表示領域を検出する表示領域検出部と、前記分割した表示画面にそれぞれ設定された表示映像信号を出力する映像信号出力部と、前記表示領域検出部によって検出された表示領域を含む表示画面に、前記表示映像設定部によって設定された表示映像に対する表示映像信号を映像信号出力部から出力させて映像を表示する映像表示制御部とを備える。
これにより、複数の分割した表画面にそれぞれ設定した映像を表示することができる。
本発明は、別の観点では、表示方法であって、表示画面上の表示領域を指示させる表示領域入力ステップと、前記表示領域を検出する表示領域検出ステップと、表示部に表示する映像信号を出力する映像信号出力ステップと、前記表示領域に、前記映像信号に夜映像を表示する映像表示制御ステップとを備える。
これにより、画面上の表示したい位置及び大きさに映像を表示することができる。
本発明の表示装置によれば、画面上に映像を表示したい位置及び大きさを指示することにより、その位置及び大きさに映像を表示することができる。
以下、この発明の表示装置を実施形態に基づき詳細に説明する。
本発明の表示装置1は、例えばテレビ会議に使用されるモニタ用の表示装置であり、またプレゼンテーションに使用されるディスプレイである。その他にテレビ受像機の表示画面であり、ゲーム機器の表示画面であり、パソコンのモニタである。
図1に示すように、本発明の実施形態においては、表示装置は制御装置1と、タッチパネル搭載モニタ2と、外部機器3とから構成される。制御装置1、タッチパネル搭載モニタ2および外部機器3は、それぞれ相互に接続され、後述するように動作する。
タッチパネル搭載モニタ2は、画面全面に映像を表示し、かつその映像の中にPIP画面を表示する表示画面と、ユーザがPIP画面の表示位置及び大きさを指示するタッチパネルを備える。制御装置1は、タッチパネル搭載モニタ2からタッチパネルの操作情報を取得する。また制御装置1は、タッチパネル搭載モニタ2へPIP制御コマンドを送信する。更に、制御装置1は、外部機器3の電源のオンまたはオフを制御する制御信号を送信する。外部機器3はタッチパネル搭載モニタ2へ映像信号を出力する。
図2は、上記制御装置1のブロック図を示す。制御装置1は、中央演算部11、内部記憶装置12、外部記憶装置13、シリアル通信処理部14、タッチパネル操作処理部15、外部機器制御部16などから構成される。この制御装置1の主たる動作はタッチパネル搭載モニタ2のタッチパネル操作情報を取得し、解釈し、そしてタッチパネル搭載モニタ2にPIP画面を表示させる制御コマンドを送信することである。
中央演算部11は、制御装置1の全体を制御する部分であり、例えばCPUよりなり、外部記憶装置13に記憶された制御装置のプログラムを読み取り、プログラムを実行することにより、制御装置1の動作を実現するための制御部分である。従って、中央演算部11は、タッチパネル搭載モニタ2のタッチパネル操作をタッチパネル操作処理部15で認識し、タッチパネル搭載モニタ2に対するPIP設定を行うシリアルコマンドを生成する。またタッチパネル搭載モニタ2のPIP設定状況に応じて、外部機器3の電源を制御するよう電源制御信号を生成し、外部機器制御部16を制御する。
内部記憶部12は、例えば、RAMよりなり、一時的にデータを格納する部分である。特に、本発明の表示装置のために使用される部分としては、タッチパネル操作情報記憶部12a、PIP表示状態憶部12b、外部機器電源制御情報記憶部12c、表示優先順情報記憶部12dなどである。従って、映像表示制御部として機能する部分である。
タッチパネル操作情報記憶部12aは、タッチパネル搭載モニタ2の操作情報、例えば操作位置座標、四角や×印のような操作認識形状を記憶する。
PIP表示状態記憶部12bは、中央演算装置11がタッチパネル搭載モニタ2からPIP画面を表示中か否か、表示中の場合はPIP画面の表示位置、大きさ及び表示映像情報を取得し、記憶する。
外部機器電源制御情報記憶部12cは、複数の外部機器3の電源がオンかオフかの制御情報を記憶する。即ち、図3(a)に示すように、タッチパネル搭載モニタ2の外部入力端子に接続された外部機器と、その外部機器の電源状態を一覧表で記憶する。例えば、外部入力端子1(外部機器3A)は電源ON、外部入力端子2(外部機器3B)は電源OFF、・・・、外部入力端子N(外部機器3N)は電源OFFのように記憶する。図3(a)は一覧表の形式を示したが、外部機器電源制御情報記憶部12cに記憶する形式は一覧表に限定されず、どのようなデータ形式であってもよい。
表示優先順情報記憶部12dは、PIP画面に表示する映像の表示優先情報を記憶し、例えば図3(b)に示すように、優先順と映像信号を記憶する場所またはファイルの一覧表を記憶する。図3(b)の一覧表は、例えば優先順1が外部入力端子1(外部機器3A)であり、優先順2がコンテンツAであり、・・・、優先順nが外部入力端子N(外部機器3N)を表す。コンテンツA〜Nはタッチパネル搭載モニタ2の内部記憶装置22のコンテンツ情報記憶部22bに記憶されているコンテンツを指す。また図3(a)と図3(b)の外部入力端子1〜Nは同じ外部入力端子を意味している。このように、優先順位は外部機器と内部記憶装置22のコンテンツを含め任意に設定することができる。図3(b)に示した一覧表は、内部記憶部12にどのようなデータ形式で記憶してもよい。
上記外部記憶装置13は、例えばハードディスク(HDD)のような大容量記憶装置であり、例えば本発明の表示装置を実現するためのプログラムを記憶する。
また、上記シリアル通信処理部14は、この制御装置1に接続されるタッチパネル搭載モニタ2に対して、PIP設定を行うための通信処理、及びタッチパネル搭載モニタ2よりPIP設定状態を取得するための通信処理を行う。ここではシリアル通信処理部14としたが、パラレル通信処理部であってもよい。
上記タッチパネル操作処理部15は、ユーザがタッチパネル搭載モニタ2のタッチパネル29に接触して操作した座標位置を検出処理し、また操作した図形を認識処理する部分である。従って、タッチパネル操作処理部15は中央演算部11によって動作する部分であり、シリアル通信処理部14を介して、この制御装置1に接続されているタッチパネル搭載モニタ2のタッチパネル29から操作情報を取得し、その操作情報を整形して中央演算部11に操作データとして送信する。このようにユーザの操作情報に従って、その位置及び大きさにPIP画面を表示してもよいが、ユーザの操作情報に従って予め定めた複数の位置及び大きさのPIP画面から最も近いPIP画面に表示するようにしてもよい。
外部機器制御部16は、中央制御部11からの指示に従い、外部機器の電源をオンまたはオフする制御信号を送信する。
図4は、上記タッチパネル搭載モニタ2のブロック図を示す。
図4に示すように、タッチパネル搭載モニタ2は、中央演算部21、内部記憶装置22、外部記憶装置23、シリアル通信処理部24、表示用・表示処理用のための一時記憶部25、映像入力端子26、各種処理部27、入力インターフェース(入力I/F)28、入力I/F28に接続されるタッチパネル29、表示処理部31、表示用デバイス32などからなる。
上記中央演算部21は、マイクロプロセッサ(Microprocessor)、プログラミングすることができるLSI(Large Scale Integration)であるFPGA(Field Programmable Gate Array)、特定用途のために設計、製造される集積回路であるASIC(Application Specific Integrated Circuit)、その他の演算機能を有する回路のいずれであってもよい。この中央演算部21は、例えば外部記憶装置23に記憶されたタッチパネル搭載モニタ2のプログラムを読み取り、プログラムを実行するための制御部分である。
内部記憶装置22は、RAMよりなり、中央演算部21によってアクセスされ、一時的にデータを記憶するワークメモリである。内部記憶装置22は、各種処理部27とバスで接続されていて、中央演算部21を介さずに、データ転送を行うことができるDMA(Direct Memory Access)であってもよい。
内部記憶装置22は、PIP設定情報記憶部22aと、コンテンツ情報記憶部22bと、再生情報記憶部22cと、作業エリア22dを備える。
PIP設定情報記憶部22aは、現在のPIP画面に関して、設定値を記憶する。例えばPIP画面の基点座標位置データ、PIP画面の表示サイズデータ、PIP画面の再生ソースデータを一覧表にして記憶する。図5(a)は一覧表の一例を示し、1つ目のPIP画面は基点座標が(30,40)であり、表示サイズが(50,100)である。そして、再生ソースは外部入力端子1である。2つ目のPIP画面は基点座標が(120,200)であり、表示サイズが(380,230)である。再生ソースはコンテンツAである。このような設定情報は一例であり、PIP画面の設定に応じて任意に設定可能である。コンテンツ情報記憶部22bは、再生可能な静止画又は動画のような映像に関して、コンテンツ情報を記憶する。例えば、図5(b)に示すように再生可能なコンテンツは、例えば動画のコンテンツA、静止画のコンテンツB、動画のコンテンツCのようである。このコンテンツ情報記憶部22bに記憶されるコンテンツ情報は、主として、本発明の表示装置にPIP画面の映像ソースとして使用されるものであるが、PIP画面映像ソースに使用する以外に、表示用デバイス32の画面全面に表示する映像ソースとして使用してもかまわない。この説明ではコンテンツ情報を内部記憶装置22に記憶しているが、外部記憶装置23に記憶してもよいし、フラッシュメモリ、ROMなどの記憶装置に記憶してもよい。
再生情報記憶部22cは、再生するコンテンツが記憶されている場所又はファイルと現在の再生状態を記憶する。例えば、図5(c)に示すように外部機器3Aより外部入力端子1に入力される映像信号は再生状態であることを表している。コンテンツAも再生状態であることを表している。そして、外部入力端子Nに入力される映像信号は再生状態でないことを表している。
図5(a)〜(c)に示した一覧表は、内部記憶部22にどのようなデータ形式で記憶してもよい。ここで、図3(a)、(b)と、図5(a)〜(c)の外部入力端子1〜NとコンテンツA〜Nは,それぞれ同じものを指している。
外部記憶装置23は、データやプログラムを記憶する記憶装置であり、例えばハードディスクやフラッシュメモリなど不揮発記憶装置よりなる。外部記憶装置23は、中央演算部21によってデータアクセスされる。データを記憶するデータ記憶部と、プログラムを記憶するプログラム記憶部は異なる記憶方式に分かれているとよい。若しくは異なる記憶装置を使用して、それぞれ異なる記憶装置に記憶してもよい。プログラム記憶部は書換え可能であっても、書換え不可能であってもよい。
シリアル通信処理部24は、制御装置1と信号を送受信する部分であり、制御装置1に接続されたシリアル通信路からシリアル通信信号を受け取り、デコ−ドを行い、バイナリデータ若しくは文字データへ変換を行って中央演算部21に送る。また、中央演算部21によって生成された文字データ若しくはバイナリデータを受け取り、エンコードを行い制御装置1に接続されたシリアル通信路へ送信する。また、本発明の実施形態では、シリアル通信路は2本あり、複数のディスプレイ装置をデイジーチェーン接続する。シリアル通信処理部24は、パラレル通信処理部であってもよい。
表示用・表示処理用のための一時記憶部25は、例えばフラッシュメモリやRAMなどからなり、中央演算部21と各種処理部27が表示処理及び表示用加工処理を行うための一時記憶装置である。
映像入力端子26は、映像入力端子1〜Nを備え、N個の外部機器3A〜3Nに接続する端子であり、N個の外部機器3A〜3Nから静止画又は動画のような映像信号を入力する。本発明の表示装置において、PIP画面の映像ソースは内部記憶装置22に記憶されたコンテンツでも、映像入力端子26から入力される映像でもよく、これらが映像信号出力部となる。
入力する信号の形式は、(1)1線式のY/C信号、(2)2線式のY/C信号、(3)3線式のYUV信号、(4)3線式のRGB信号、(5)RGB3線式信号に同期信号1線を加えた信号、(6)RGB3線式信号に同期信号2線を加えた信号、(7)YUV3線式信号に同期信号1線を加えた信号、(8)YUV3線式信号に同期信号2線を加えた信号と、(9)上記(5)〜(8)をエンコードした信号(TMDSなど)のいずれか1つである。
ここで、Y/C信号とは輝度信号(Y)と色信号(C)のコンポジット信号である。ディスプレイで表示する際にはY/C信号を分離して映像を再現する。またYUVは、輝度信号(Y)と、輝度信号と青色成分の差(U)と、輝度信号と赤色成分の差(V)の3つの情報で色を表すものである。RGB信号は、色を赤(R)、緑(G)、青(B)の3つの組み合わせとして表現するものである。
各種処理部27は、映像信号処理部27a、映像信号出力処理部27b、スケーリング処理部27c、内部パターン制御部27dなどである。
映像信号処理部27aは、入力された映像信号に対してRGB信号もしくはYUV信号と、水平同期信号及び垂直同期信号に分離する処理を行う。
映像信号出力処理部27bは、入力された映像信号に対して、時間的、空間的にフィルタリングを行うことによって、映像に変更を加える処理を行う。
スケーリング処理部27cは、処理を加えた映像信号を任意の拡大率を以って拡大又は縮小処理をする部分である。スケーリング処理部27dは、16:9の横長画面または4:3の通常画面のように画面の大きさ形状に合せた処理を行う。
内部パターン制御部27dは、映像信号を入力することなしに、任意の映像及び同期信号を生成して、タッチパネル搭載モニタに送る機能及びこれを制御する機能を持つ部分である。ここで生成する内蔵パターンは、外部記憶部23に記憶された特定パターンやメニュー、或いは情報であり、これらを使用して表示することができる。
入力I/F28は、タッチパネル29の入力部であり、中央演算部21へ操作信号を送信する。
タッチパネル29は、静電方式、電磁方式、抵抗方式、静電誘導方式、光方式、超音波方式その他全ての方式のタッチパネルあるいはタブレットを使用することができる。ここではこれらを総称してタッチパネルと言う。タッチパネル29は、ユーザが接触して操作することにより、PIP画面の表示位置(座標情報)、大きさ及び操作内容(入力情報)のような操作情報を検出することができるものであればよい。この発明では、タッチパネル29は表示領域入力部として使用している。
表示処理部31は、各種処理部27及び一時記憶部25から入力された信号を中央演算部21により表示用デバイス32が受信可能な形式に変換して出力する処理部である。
表示用デバイス32は、CRT、液晶表示装置、プラズマ表示装置、LED表示装置などの表示装置であり、いずれも表示装置でも使用することができる。入力信号の形式はTTL(transistor-transistor Logic)、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)など何でもかまわない。表示用デバイス32は、画面全面に映像を表示するとともに、この映像中にPIP画面を表示する。
外部機器3は、例えば、TVチューナ、DVDプレーヤ、CDプレーヤであり、表示用デバイス32に、画面全面に表示するための映像信号またはPIP画面に表示するための映像信号を出力する。
次に、本発明の表示装置の使用形態について説明する。
第1の使用形態は、表示画面上にPIP画面を表示させる操作である。この使用形態ではユーザがタッチパネル搭載モニタに接触することにより、PIP画面の表示位置及び大きさを指示して、映像を表示させる場合を説明する。
初めに、タッチパネル搭載モニタの表示画面全体に第1の映像が表示されている。第1の映像は、タッチパネル搭載モニタ2のコンテンツ情報記憶部22bに記憶されている映像または外部機器3から出力される映像であり、静止画でも動画でも、或いは背景映像でもかまわない。また静止画の場合に、白一色、黒一色のような単一色の映像であってもかまわない。または第1の映像を表示していなくてもかまわない。また、例えば、非常に大きな表示画面があり、その表示画面のある領域に第1の映像を表示しているときに、第1の映像が表示されていない領域に第2の映像(即ち、PIP画面)を表示する場合であってもよい。このように第1の映像を表示している表示画面に、または第1の映像を表示していない表示画面に、ユーザがPIP画面を表示したい位置及び大きさをタッチパネル29に接触することにより入力する。ユーザが画面に触れる形式は、タッチパネルの形式に応じて、指またはペンによって行う。
図6(a)に示す場合は、ユーザが表示画面の右下にPIP画面を表示させるため、四角形または斜めの対角線を描いた。ユーザが描く四角形または対角線は、図6(a)に示すように必ずしも正確な四角形でなくてもよく、或いは四角形に近い楕円形や円形であってもよく、または対角線も直線でなくてよい。ユーザが描いた四角形や対角線はタッチパネル操作処理部15によって四角形または対角線として認識される。しかし、タッチパネル操作処理部15によって認識されないような四角形または対角線、或いはその他の形状は無効にされる。タッチパネル操作処理部15によって認識された四角形または斜めの対角線が、PIP画面の表示位置及び大きさを表す。
ユーザがタッチパネル29に接触すると、タッチパネル29の操作情報は入力I/F28を介して中央演算部21に送られ、文字コード若しくはバイナリーコードが生成される。この文字コード若しくはバイナリーコードはシリアル通信部24を介して、制御装置1に送信される。
制御装置1ではシリアル通信部14を介して受信したタッチパネル29の操作情報からタッチパネル操作処理部15が処理して、タッチパネル29の操作位置座標を検出し、また操作図形を認識する。上記のようにユーザが描く四角形または対角線は、図6(a)に示すように正確な四角形または対角線ではないので、タッチパネル操作処理部15が図形認識する。そして、表示画面または表示中の第1の映像に縦方向及び横方向に一致するように傾きを調整する。このようにして検出した操作位置座標及び操作図形情報は、中央演算部11により、内部記憶部12のタッチパネル操作情報記憶部12aに記憶される。
以上のように、ユーザがタッチパネルに接触した座標を検出し、図形を認識して、タッチパネル操作情報記憶部12aにそのまま記憶する外に、通常、PIP画面は縦横比が9:15の横長画面、または縦横比が4:3の通常のテレビ画面のように表示するので、横長画面またはテレビ画面のように認識図形を修正してもよい。
次に、制御装置1の中央演算部11は、シリアル通信部14及びタッチパネル搭載モニタ2のシリアル通信部24を介して、タッチパネル搭載モニタ2の内部記憶部22にあるPIP設定情報記憶部22aから現在のPIP設定情報を取得する。そして、制御装置1の中央演算部11は、操作情報と現在のPIP設定情報に基づき、次に設定する内容のシリアルコマンドを生成し、タッチパネル搭載モニタ2に送信する(図6(b)参照)。この場合に生成されるシリアルコマンドは、
「タッチパネルの操作情報が表示画面の右下に四角形又は対角線を描画であり、PIP設定情報がPIP設定なしであるので、シリアルコマンドは表示画面右下にPIP画面を設定する」
である。
次に、PIP画面に表示する映像ソースを表示優先順情報記憶部12dより取得する。表示優先順情報は、図3(b)に示す通りであり、優先順の高いコンテンツが表示される。優先順の高い映像ソースがタッチパネル搭載モニタ2のコンテンツ情報記憶部22bに記憶されているコンテンツである場合は、そのコンテンツを読み出す。このコンテンツが表示用・表示処理用のための一時記憶部25により一時記憶され、表示処理部31を経て表示用デバイス32により表示される。
しかし、外部機器3にあるソースの場合は、図3(a)に示す外部機器電源制御情報記憶部12cに記憶されている電源情報を取得し、外部機器制御部16を制御する。即ち、図3(a)に示す外部機器電源情報表により、読み出そうとする外部機器3の電源がオン状態か、オフ状態か読み出す。オフ状態である場合は、外部機器制御部16は、その外部機器3の電源をオンにする制御信号を出力する(図6(c)参照)。外部機器制御部16によって生成された電源オンの制御信号は外部機器3に送信され、その外部機器3の電源をオンにする。
このようにして、外部機器3の電源をオンにすることにより、外部機器3の再生動作が開始され、外部機器3から映像信号が得られる。その映像信号はタッチパネル搭載モニタ2の映像入力端子26を通して、表示用・表示処理用のための一時記憶部25により一時記憶され、表示処理部31を経て表示用デバイス32により映像が表示される。
以上のようにして、本発明の表示装置は、PIP画面の起動、PIP画面の表示位置及び画面の大きさ、表示する映像ソースを一度に指示して、PIP画面に映像を表示することができる。
このPIP画面に映像を表示する際に、PIP設定情報部22aに記憶されたPIP設定情報に従って、各種処理部27が映像処理する。即ち、映像信号処理27aは入力された映像信号をRGB信号若しくはYUV信号と、水平同期信号及び垂直同期信号に分離する。映像信号出力処理部27bは入力された映像信号に対して、時間的・空間的にフィルタリング等を行い、映像に変更を加える。スケーリング処理部27cは、処理を加えた映像信号を設定された拡大率を以って拡大又は縮小する。
第2の使用形態は、表示画面上に表示中のPIP画面を表示解除させる操作である。この第2の使用形態の説明において、特に説明のない部分は第1の使用形態と同じである。
初めに、第1の使用形態のような操作を行うことにより、PIP画面を表示しているとする。ユーザは表示中のPIP画面を解除するため、PIP画面上に×印を描く。×印を描く場合の入力方式は、タッチパネルの形式に応じて、指またはペンによって行う。
図7(a)に示す場合は、ユーザがPIP画面上に×印を描いた。×印以外にPIP画面の表示解除を意味するような入力、例えば、レとかーでもよい。或いは、表示中のPIP画面を表示画面外に移動させるような操作でもよい。
ユーザがタッチパネル29に接触操作すると、タッチパネル29の操作情報は制御装置1に送信され、制御装置1ではタッチパネル操作処理部15が操作位置座標を検出し、操作図形を認識する。この場合、表示中のPIP画面上に×印が描画されたことを認識する。この操作位置座標及び操作図形情報は、中央演算部11により、内部記憶部12のタッチパネル操作情報記憶部12aに記憶される。
次に、制御装置1の中央演算部11は、タッチパネル搭載モニタ2の内部記憶部22にあるPIP設定情報記憶部22aから現在のPIP設定情報を取得する。そして、制御装置1の中央演算部11は、操作情報と現在のPIP設定情報に基づき、次に設定する内容のシリアルコマンドを生成し、タッチパネル搭載モニタ2に送信する(図7(b)参照)。この場合に生成されるシリアルコマンドは、
「タッチパネルの操作情報が表示画面の右下に表示中のPIP画面上に×印を描画であり、PIP設定情報が画面右下にPIP画面を表示であるので、シリアルコマンドは表示画面右下のPIP画面を解除する」
である。
ここで、表示中のPIP画面の映像ソースを表示優先順情報記憶部12dより取得する。表示優先順情報は、図3(b)に示した通りである。表示中のPIP画面のソースがタッチパネル搭載モニタ2のコンテンツ情報記憶部22bに記憶されているコンテンツの場合は、そのコンテンツの読み出しを停止する。これにより、PIP画面が解除される。
しかし、表示中のPIP画面の映像ソースが外部機器3である場合は、外部機器電源制御情報記憶部12cの電源情報に従い、外部機器制御部16を制御する。即ち、図7(c)に示すように読み出している外部機器3の電源をオフにする制御信号を出力する。外部機器制御部16によって生成された電源オフの制御信号は外部機器3に送信され、その外部機器3の電源をオフにする。
このようにして、外部機器3の電源をオフにすることにより、外部機器3から映像信号は停止し、表示用デバイスでのPIP画面の表示は停止される。
第3の使用形態は、表示画面上に表示中のPIP画面の映像ソースを切り換える操作である。この第3の使用形態の説明において、特に説明のない部分は第1の使用形態と同じである。
初めに、第1の使用形態のような操作を行うことにより、外部機器3Aから出力される映像信号をPIP画面に表示しているとする。ユーザはPIP画面に表示中の映像を別の映像に切り換えるため、表示中のPIP画面の周囲に沿って四角形(図8(a)参照)または表示中のPIP画面上に斜めの対角線を1本描いた。ユーザが描いた四角形は、PIP画面の内側又は外側であってもよい。タッチパネル29の操作情報は中央演算部21から制御装置1に送られ、タッチパネル操作処理部15がタッチパネル29の操作位置座標及び操作図形を検出する。ここでは、表示中のPIP画面の周囲に沿って描かれた四角形または表示中のPIP画面上に描かれた斜めの対角線を検出する。即ち、タッチパネル29によって操作された位置及び形状が、表示中のPIP画面に重なっていることを検出する。この操作情報は、中央演算部11により、内部記憶部12のタッチパネル操作情報記憶部12aに記憶される。
次に、制御装置1の中央演算部11は、タッチパネル搭載モニタ2の内部記憶部22にあるPIP設定情報記憶部22aから現在のPIP設定情報を取得する。そして、制御装置1の中央演算部11は、操作情報と現在のPIP設定情報に基づき、次に設定する内容のシリアルコマンドを生成し、タッチパネル搭載モニタ2に送信する(図8(b)参照)。この場合に生成されるシリアルコマンドは、
「タッチパネルの操作情報が表示画面の右下に表示中のPIP画面の周囲に四角形又は対角線を描画であり、PIP設定情報が画面右下にPIP画面を表示であるので、シリアルコマンドは表示画面右下に表示中のPIP画面の映像を次の優先順の映像に入力を切り換える」
である。
ここで、PIP画面に表示する映像ソースを表示優先順情報記憶部12dより,優先順の高いソースを取得する。表示するソースがタッチパネル搭載モニタ2のコンテンツ情報記憶部22bに記憶されているコンテンツである場合は、そのコンテンツを読み出して、これを表示用デバイス32に表示する。
しかし、映像ソースが外部機器3Bである場合は、外部機器電源制御情報記憶部12cの電源情報に従い、外部機器制御部16を制御する。即ち、読み出そうとする外部機器3Bの電源が外部機器電源制御情報記憶部12cにより、オフ状態であることが分かった場合は、外部機器制御部16は、その外部機器3Bの電源をオンにする制御信号を出力する(図8(c)参照)。外部機器制御部16によって生成された電源オンの制御信号は外部機器3Bに送信され、その外部機器3Bの電源をオンにして、再生を開始させる。
このようにして、外部機器3Bの電源をオンにすることにより、外部機器3Bから映像信号が得られ、その映像信号はタッチパネル搭載モニタ2の映像入力端子を通して、表示用・表示処理用のための一時一時記憶部25により一時記憶され、表示処理部31を経て表示用デバイスでPIP画面に映像が表示される。
第4の使用形態は、表示画面上に2つのPIP画面を表示させる操作である。この説明において、特に説明のない部分は第1の使用形態と同じである。
初めに、第1の使用形態のようにして、外部機器3Aから出力される映像信号をPIP画面に表示しているとする。
ユーザは表示中のPIP画面に加えて、別のPIP画面を更に表示をするため、図9(a)に示すように、表示中のPIP画面とは異なる領域に四角形または斜めの対角線を描いた。図9(a)に示す場合は、PIP画面が既に表示画面の右下に表示されていて、ユーザは表示画面の左上に別のPIP画面を表示させるため四角形または斜めの対角線を描いた。タッチパネル29の操作情報は中央演算部21から制御装置1に送信される。制御装置1ではタッチパネル操作処理部15が操作位置座標を検出し、また操作図形を認識する。この操作位置座標及び操作図形情報は、中央演算部11により、内部記憶部12のタッチパネル操作情報記憶部12aに記憶される。
次に、制御装置1の中央演算部11は、タッチパネル搭載モニタ2の内部記憶部22にあるPIP設定情報記憶部22aから現在のPIP設定情報を取得する。そして、制御装置1の中央演算部11は、操作情報と現在のPIP設定情報に基づき、次に設定する内容のシリアルコマンドを生成し、タッチパネル搭載モニタ2に送信する(図9(b)参照)。この場合に生成されるシリアルコマンドは、
「タッチパネルの操作情報が表示画面の左上に四角形又は対角線を描画であり、PIP設定情報が画面右下にPIP画面を表示であるので、シリアルコマンドは表示画面左上にPIP画面を設定する」
である。
次に、新たにPIP画面に表示する映像ソースを表示優先順情報記憶部12dより優先順に取得する。もし、先に表示中のPIP画面が優先順1のソースである場合、追加して別に表示されるPIP画面の映像ソースは、優先順2のソースが表示される。また先に表示中のPIP画面の映像ソースが優先順2である場合、追加して別に表示されるPIP画面の映像ソースは、それより優先順が高い優先順1のソースが表示される。しかし、先に表示中のPIP画面の映像ソースが優先順2のソースである場合、追加して別に表示されるPIP画面の映像ソースは、優先順3のソースを表示するように設定することも可能である。このような優先順の決定フローは図14を使用して説明する。
優先順の高い映像ソースがタッチパネル搭載モニタ2のコンテンツ情報記憶部22bに記憶されているコンテンツである場合は、そのコンテンツを読み出して、表示用デバイスにより表示する。
しかし、外部機器3Bにあるソースの場合は、外部機器電源制御情報記憶部12cの電源情報に従い、外部機器制御部16を制御する。即ち、読み出そうとする外部機器3Bの電源が外部機器電源制御情報記憶部12cにより、オフ状態であるか否か判断し、オフ状態である場合は、外部機器制御部16は、その外部機器3Bの電源をオンにする制御信号を出力する(図9(c)参照)。外部機器制御部16によって生成された電源オンの制御信号は外部機器3Bに送信され、その外部機器3Bの電源をオンにして、再生を開始させる。
このようにして、右下に優先順1のPIP画面が表示され、左上に優先順2のPIP画面が表示される。第4の使用形態において、2つのPIP画面を表示する場合を説明したが、勿論3つ以上のPIP画面を表示することも可能である。
第5の使用形態は、タッチパネル搭載モニタ2の表示画面が複数に分割され、分割された画面領域毎に映像ソースが予め設定されている場合の操作である。この説明において、特に説明のない部分は第1の使用形態と同じである。
画面の分割数は、予め設定しておいてもよいし、映像入力端子26に接続される入力端子数に応じて設定してもよい。
図10(a)に示すように、表示画面が4分割され、分割された領域ごとに予め表示すべき映像ソースが設定されている。画面の分割線はユーザに見えるように表示してもよいし、見えないようにしてもよいが、この実施形態では見えないとする。図10の場合は、図11に示すように、左上の領域1には入力1が設定され、右上の領域2には入力2が設定され、左下の領域3には入力3が設定され、右下の領域4には入力4が設定されているとする。このような設定は任意であり、また分割数も適宜設定することができる。
ここで、ユーザは右下の領域4にPIP画面を表示するため、図10(a)に示すように、四角形または斜めの対角線を描いた。タッチパネル29の操作情報は中央演算部21から制御装置1に送信され、制御装置1ではタッチパネル操作処理部15が操作位置座標を検出し、また操作図形を認識する。この操作図形を認識する際に、操作図形と分割領域の重なりが判断される。重なりの判断は図13のフローにより説明する。なお画面の分割線が見える場合も、見えない場合もユーザの操作図形と、画面の分割領域は一致しない場合がある。その場合、重なりの面積によってユーザの操作領域を判断するとよく、2つ以上の領域に跨って重なる場合は、重なりの大きい面積の領域に、その領域に予め定められた入力ソースを表示する。
この操作位置座標及び操作図形情報は、中央演算部11により、内部記憶部12のタッチパネル操作情報記憶部12aに記憶される。この場合、右下の領域4の中に四角形または斜めの対角線が描かれたことを記憶する。
次に、制御装置1の中央演算部11は、タッチパネル搭載モニタ2の内部記憶部22にあるPIP設定情報記憶部22aから現在のPIP設定情報を取得する。そして、制御装置1の中央演算部11は、操作情報と現在のPIP設定情報に基づき、次に設定する内容のシリアルコマンドを生成し、タッチパネル搭載モニタ2に送信する(図10(b)参照)。この場合に生成されるシリアルコマンドは、
「タッチパネルの操作情報が表示画面の右下に四角形又は対角線を描画であり、PIP設定情報がPIP設定なしであるので、シリアルコマンドは表示画面の右下の領域4に
PIP画面(入力4)を設定する」
である。
次に、PIP画面に表示する映像ソース(入力4)を取得する。入力4がタッチパネル搭載モニタ2のコンテンツ情報記憶部22aに記憶されているコンテンツである場合は、そのコンテンツを読み出して、表示用デバイス32で表示する。
しかし、外部機器3にあるソースの場合は、外部機器電源制御情報記憶部12cの電源情報に従い、外部機器制御部16を制御する。即ち、読み出そうとする外部機器3の電源が外部機器電源制御情報記憶部12cにより、オフ状態であるか否か判断し、オフ状態である場合は、外部機器制御部16は、その外部機器3の電源をオンにする制御信号を出力する(図10(c)参照)。外部機器制御部16によって生成された電源オンの制御信号は外部機器3に送信され、その外部機器3の電源をオンにして、再生を開始する。
このようにして、右下の領域4に入力4のPIP画面を表示することができる。
もし、分割画面数より、映像ソースの数が多い場合、優先順の低い映像は画面の分割数の映像ソースが一巡表示された後、2回目以降の優先順に割当てて表示するようにするとよい。
以上のように構成され、使用される表示装置1は、以下に説明するフローチャートにしたがって動作する。ここでタッチパネル搭載モニタ2は、制御装置1の指示に従って動作するだけであり、以下にはフローチャートを用いて説明しない。
図12は上記第1〜第4の使用形態のフローチャートを示す。
先ず第1の使用形態にフローチャートを説明する。本発明の表示装置が動作を開始し、表示画面に第1の映像を表示中に、若しくは第1の映像を表示していない場合に、ユーザがタッチパネル搭載モニタ2のタッチパネル29に接触すると、タッチパネル29の操作情報は入力I/F28を介して中央演算部21に送られ、文字コード若しくはバイナリーコードが生成される。この文字コード若しくはバイナリーコードはシリアル通信部24を介して、制御装置1に送信される。
ステップS001では、制御装置1がシリアル通信部14を介してタッチパネル29の操作情報を受信する。シリアル通信部14、24がパラレル通信方式である場合は、パラレル通信が行われる。タッチパネル29の操作情報は、タッチパネル操作処理部15が処理して、タッチパネル29の操作位置座標を検出し、また操作図形を認識する。この操作位置座標及び操作図形情報は、中央演算部11により、内部記憶部12のタッチパネル操作情報記憶部12aに記憶される。
次に、ステップS002では、タッチパネル操作処理部15が認識した操作図形が四角形若しくは斜めの対角線であるか否かを判断する。第1の使用形態では、操作図形が四角形若しくは斜めの対角線であるので、ステップS013に進む。ステップS013では制御装置1の中央演算部11が、タッチパネル搭載モニタ2に問合せ、内部記憶部22のPIP設定情報記憶部22aから現在のPIP設定情報を取得する。
そして、ステップS014では、制御装置1の中央演算部11は、現在のPIP設定情報がPIP画面を表示しているか否か判断する。PIP画面を表示していない場合は、ステップS025に進む。ステップS025では、タッチパネル操作情報に従い、PIP画面の表示位置及び大きさを指示するコマンドをタッチパネル搭載モニタ2に送信する。次にステップS026では、表示優先順情報記憶部12dが図3(b)に示す表示優先順情報に設定された優先順に従い、優先順1のソースを設定する。この優先順の決定については、図14のフローチャートとともに説明する。この場合、優先順1は外部機器3Aに接続される外部入力端子1である。上記ステップS025とS026の処理が、上記第1の使用形態で説明したシリアルコマンドの生成に相当する。
このようにして生成されたシリアルコマンドは、ステップS019で、入力を決定したソースの入力に切り換えるためのコマンドとしてタッチパネル搭載モニタ2に送信する。そのソースがタッチパネル搭載モニタ2のコンテンツ情報記憶部22bに記憶された内部ソースである場合は、そのコンテンツを取得し、表示用デバイス32にPIP画面を表示する。
次に、ステップS020では制御装置1は、PIP画面の表示ソースが外部機器か否か判断する。つまり、図3(b)に示すように、表示優先順情報から優先順1は外部機器3Aに接続された外部入力端子1であることを取得する。このようにソースが外部機器3Aである場合は、ステップS021で、その外部機器3Aの電源が入っているか否か判断する。即ち、制御装置1の中央演算部11が外部機器電源情報記憶部12cからソースとして使用する外部機器3Aの電源状態を図3(a)に示す外部機器電源情報から取得する。図3(a)の外部機器電源情報からソースとして使用する外部機器3Aの電源が入っている場合は、YESに進み、このフローの処理を終了する。
ソースとして使用する外部機器3Aの電源が入っていない場合は、ステップS022に進み、その外部機器3Aの電源を入れる制御を行う。即ち、外部機器制御部16が、その外部機器3Aの電源をオンにする制御信号を出力し、その制御信号を外部機器3Aに送信して、電源をオンにする。
ステップS020でPIP画面の表示ソースが外部機器でない場合は、NOに進み、このフローを終了する。またステップS021で、外部機器の電源が入っている場合(YES)はこのフローを終了する。
これにより、外部機器3Aの再生が開始し、外部機器3Aの再生映像はタッチパネル搭載モニタ2の映像入力端子1より入力され、表示用・表示処理用一時記憶部に一時記憶され、表示処理部31を経て表示用デバイス32によりユーザが領域を指示した箇所に、指示した大きさでPIP画面が表示される。
この表示の際に、PIP設定情報部22aに記憶されたPIP設定情報に従って、各種処理部27が映像処理する。即ち、映像信号処理27aは入力された映像信号をRGB信号若しくはYUV信号と、水平同期信号及び垂直同期信号に分離する。映像信号出力処理部27bは入力された映像信号に対して、時間的・空間的にフィルタリング等を行い、映像に変更を加える。スケーリング処理部27cは、処理を加えた映像信号を設定された拡大率を以って拡大又は縮小する。
次に、第4の使用形態について説明する。
図12のフローチャートにおいて、ステップS001、S002、S013、S014は、上記説明と同じである。ステップS14で、PIP画面が表示されている場合は、ステップS015に進み、以下に説明するように第4の使用形態の処理が実施される。
ステップS015では、制御装置1の中央演算部11は、制御装置1のタッチパネル操作情報記憶部12aに記憶されている操作情報と、タッチパネル搭載モニタ2のPIP設定情報記憶部22aに記憶されているPIP設定情報が重なっているか否か判断する。即ちユーザが描画した四角形と、PIP画面の表示位置が重なっているか否か判断する。このようにして、重複判断部が機能する。この重複判断のフローは図14により後述する。
第4の使用形態は、図9に示すように、PIP画面の表示画面と、ユーザの操作画面が一致せず複数の映像を表示する場合であるので、ステップS015ではNOへ進み、ステップS023の処理を実施する。ステップS023は、タッチパネル操作情報に従い、PIP画面の表示位置及び大きさを指示するコマンドをタッチパネル搭載モニタ2に送信する。次にステップS024では、制御装置1は図3(b)に示すように表示優先順情報により、表示優先順情報記憶部12dに設定された優先順に従い、優先順2のソースを設定する。この優先順の決定フローは、図15により説明する。上記ステップS025とS026の処理が、上記第1の使用形態で説明したシリアルコマンドの生成に相当する。
その後は、上記と同様にステップS019〜S022へ進む。
これにより、2つのPIP画面が表示される。
次に第3の使用形態について説明する。
図12のフローチャートにおいて、ステップS001、S002、S013〜S015は、上記第4の使用形態と同じである。ステップS15で、ユーザが描画した四角形と、PIP画面の表示位置が重なっている場合は、ステップS016へ進む。ステップS016では、設定されているソースを取得する。次にステップS017では図3(b)に示す表示優先順情報と、図5(c)に示す再生情報に基づいて再生ソースを設定する。次にステップS018では設定されていたソースを解除する。
その後は、上記と同様にステップS019〜S022へ進み、同様の処理が実施される。
これにより、PIP画面の表示が入れ替る。
次に第2の使用形態について説明する。
図12のフローチャートにおいて、ステップS001、S002は、上記第1の使用形態と同じである。ステップS002において、操作情報が四角形若しくは対角線でない場合、ステップS003へ進む。ステップS003では操作情報が×印か否か判断する。即ち、制御装置1のタッチパネル操作処理部15が操作情報の図形認識する。×印でない場合は、この表示装置に定義されていない図形であるので、このフローの処理を終了する。×印以外に、レ、−、PIP画面を表示画面外に移動させる場合も同様の処理が実施される。×印であると判断した場合はステップS004へ進み、現在のPIP設定情報をタッチパネル搭載モニタ2のPIP設定情報部22aから取得する。取得するPIP設定情報は図3(a)に示した通りである。次にステップS005では、取得したPIP設定情報からPIP画面が表示されているか否か判断する。PIP画面が表示されていない場合はこのフローの処理は必要ないので、終了する。
PIP画面が表示されている場合は、ステップS006へ進み、×印と、PIP画面の表示位置が重なっているか否か判断する。重なっていない場合はこのフローの処理は必要ないので、終了する。×印と、PIP画面の表示位置が重なっている場合は、ステップS007へ進み、PIP画面の表示解除するコマンドを送信する。このように、ステップS007は、表示解除入力部として機能する。
次にステップS008では設定されているソースを取得する。ステップS009で、設定されていたソースを開放し、ステップS010では、PIP画面の表示ソースが外部機器か否か判断する。外部機器でなければ、このフローの処理は終了する。ソースが外部機器である場合は、ステップS011へ進み、その外部機器の電源が入っているか否か判断する。外部機器の電源が入っていない場合はこのフローの処理を終了する。外部機器の電源が入っている場合は、ステップS012で、外部機器の電源を切る制御を実施する。そして、このフローの処理を終了する。
次に第5の使用形態を図13のフローチャートにより説明する。
第5の使用形態は、表示画面が予め複数の表示領域に分割され、その分割された領域ごとに予め表示すべき再生ソースが設定されている場合である。即ち、描画位置と再生ソースは、図11に示す設定表のように設定されている。従ってこのフローチャートは、表示画面が予め複数に分割され、その分割された領域ごとに再生すべきソースが設定されている場合に、例えばモード切り換えられて、処理されるフローである。
このフローチャートにおいて、特徴的な部分はステップS123及びS124である。その他のステップは、図12に示したフローチャートと同じ処理を実施するステップであり、この図12では図12の各ステップの番号に100を加えて表示している。
ステップS123は、ステップS114又はS115の処理がNOである場合に実施される処理であり、ステップS123では、タッチパネル操作情報に従い、PIP画面の表示位置及び大きさを指示するコマンドをタッチパネル搭載モニタ2に送信する。次にステップS124では図11に示すように描画位置と再生ソースの設定表に従い、ソースを設定する。即ち、描画位置が左上は入力1であり、描画位置が左下はソース2であり、描画位置が右上はソース3であり、描画位置が右下はソース4である。その後、ステップS119に進み、上記使用形態1、3、4の説明と同様の処理が実施される。
これにより、予め分割した描画位置に、設定した再生ソースをPIP画面として表示することができる。
次に、上記ステップS015、S115及びS006で説明したPIP画面と、ユーザの操作情報の重複重判断するフローを、図14を参照して説明する。
ステップS201では、PIP画面として表示中の画面の横座標を、タッチパネル搭載モニタ2のPIP設定情報記憶部22bから取得する。次にステップS202ではステップS201では、ユーザがタッチパネルに描画し、タッチパネル操作処理部15により処理され、タッチパネル操作情報記憶部12aに記憶されているユーザの操作情報から横座標を取得し、ステップS201で取得したPIP画面の横座標との重なりを算出する。
ステップS203では、同様にPIP画面の縦座標を取得する。ステップS204では、上記ステップS202と同様に処理して、ユーザの操作情報から縦座標を取得し、ステップS203で取得したPIP画面の縦座標との重なりを算出する。
そして、ステップS205で、ステップS202とS204の算出結果より、横座標の重なりの長さと、縦座標の重なりの長さを乗算して、重なり部分の面積を算出する。次に、ステップS206では、その重なりが50%以上か否か判断する。50%以上であれば、重なっていると判断する。しかし、50%以下である場合は、重なっていないとして判断する。ここでは重なりを50%で判断したが、表示装置の使用状況に応じて、重なりを30%以上としてもよいし、70%以上としてもよい。
次に、上記ステップS017、S024、S026及びS117で説明した映像ソースの優先順を設定するフローを、図15を参照して説明する。
ステップS301では、優先順を設定する初期変数Aを1に設定する。次にステップS302では、図3(b)に設定されている表示優先情報を取得する。そして、次にステップS303では、優先順Aのソースは使用中か否か判断する。使用中でなければ、そのソースは優先順が高いので、ステップS304に進み、ステップS304で、優先順Aのソースを再生ソースに設定する。
ステップS303で、優先順Aのソースが使用中でなければ、ステップS306で、最後のソースまで確認したか否か判断される。最後まで確認していない場合は、ステップS307で、変数Aに1を加算して、ステップS303に戻り、この処理を繰り返す。ステップS306で最後まで確認した場合はこの処理を終了する。
以上の説明では、タッチパネル搭載モニタを使用し、ユーザはタッチパネルを使用して映像の表示位置及び大きさを指示した。しかし、タッチパネル搭載モニタに代えて、タッチパネルのないモニタのみの表示装置或いはモニタを使用し、入力装置を表示装置或いはモニタ又は制御装置1に接続して、入力装置より映像の表示位置及び大きさを指示するようにしても本発明を実施することができる。この場合、制御装置1のタッチパネル操作処理部15は入力処理部に代え、この入力処理部が入力装置から入力された座標を検出し、図形認識するとよい。
入力装置としては、例えばマウス、ポインティングデバイス、ポインタを使用することができる。このように座標入力することができる入力装置であれば、本発明の入力装置として使用することができる。従って、例えば、空港の案内板や表示板に、ユーザが操作できるように入力装置が設置されている場合は、その入力装置を使用して案内板や表示板にPIP画面を表示させるように使用することができる。
この発明の表示装置のブロック図である。 この発明の表示装置を構成する制御装置のブロック図である。 この発明の表示装置を構成する制御装置の内部記憶部に記憶される外部機器電源情報と、表示優先順情報を示す図である。 この発明の表示装置を構成するタッチパネル搭載モニタのブロック図である。 この発明の表示装置を構成する制御装置の内部記憶部に記憶されるPIP設定情報と、コンテンツ情報と、再生情報を示す図である。 この発明の表示装置の第1の使用形態を説明する図である。 この発明の表示装置の第2の使用形態を説明する図である。 この発明の表示装置の第3の使用形態を説明する図である。 この発明の表示装置の第4の使用形態を説明する図である。 この発明の表示装置の第5の使用形態を説明する図である。 第5の使用形態において、分割領域と、入力の関係の設定表を示す図である。 この発明の表示装置の第1〜第4の使用形態を説明するフローチャート図である。 この発明の表示装置の第5の使用形態を説明するフローチャート図である。 この発明の表示装置の動作において、描画の重なりを判断する場合のフローチャート図である。 この発明の表示装置の動作において、再生ソースの設定をする場合のフローチャート図である。
符号の説明
1 制御装置
2 タッチパネル搭載モニタ
3 外部機器
11 中央演算部
15 タッチパネル操作処理部
16 外部機器制御部
21 中央演算部
25 表示用・表示処理用一時記憶部
26 映像入力端子
27 各種処理部
29 タッチパネル
31 表示処理部
32 表示用デバイス

Claims (8)

  1. 表示画面を有する表示部と、
    前記表示画面上の表示領域を指示させる表示領域入力部と、
    前記表示領域入力部によって指示された表示領域を検出する表示領域検出部と、
    前記表示部に映像信号を出力する映像信号出力部と、
    前記表示領域検出部によって検出された表示領域に、前記映像信号出力部から出力される映像信号による映像を表示する映像表示制御部と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記表示領域入力部は、前記表示画面上に表示する映像の表示位置と大きさを指示させることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記映像信号出力部は、更に外部機器からの映像信号を入力する映像入力部を備え、前記映像表示制御部は、前記外部機器からの映像信号による映像を表示する際に、前記外部機器の電源を投入するように制御する外部機器電源制御部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記映像表示制御部は、前記表示領域入力部によって指示された表示領域に、既に映像が表示されているか否かを判断する重複判断部をさらに備え、前記重複判断部が重複すると判断した場合は、既に表示されている映像に代えて、前記映像信号出力部から出力される別の映像信号による映像を表示することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記映像表示制御部は、更に表示領域よりの表示解除入力を検出する機能を備え、表示解除を検出したとき、表示中の映像の表示を解除することを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記映像表示制御部が表示中の映像を解除する際に、表示中の映像が外部機器から入力される映像信号である場合に、前記外部機器の電源を切るように制御する外部機器電源制御部を備えることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 複数に分割した表示画面を有する表示部と、
    前記分割した表示画面ごとにそれぞれ表示映像を設定する表示映像設定部と、
    前記複数に分割した表示画面の少なくとも1つを含む表示領域を指示させる表示領域入力部と、
    前記表示領域入力部によって指示された表示領域を検出する表示領域検出部と、
    前記分割した表示画面にそれぞれ設定された表示映像信号を出力する映像信号出力部と、
    前記表示領域検出部によって検出された表示領域を含む表示画面に、前記表示映像設定部によって設定された表示映像に対する表示映像信号を映像信号出力部から出力させて映像を表示する映像表示制御部と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  8. 表示画面上の表示領域を指示させる表示領域入力ステップと、
    前記表示領域を検出する表示領域検出ステップと、
    前記表示画面に表示する映像信号を出力する映像信号出力ステップと、
    前記表示領域に、前記映像信号による映像を表示する映像表示制御ステップと、
    を備えることを特徴とする表示方法。
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