JP2009108540A - Door panel - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、外側板と内側板を備えたドアパネルに関する。 The present invention relates to a door panel including an outer plate and an inner plate.
図15は、作業機械としての油圧ショベル10を示し、下部走行体11に上部旋回体12が旋回可能に設けられ、この上部旋回体12上にキャブ13、作業装置14、エンジンなどの動力装置15が搭載されている。動力装置15は、上部カバー16およびサイドドア17などにより覆われている。サイドドア17は、後述するヒンジにより開閉自在に取付けられ、ラッチ装置18により閉じ状態が保持される。
FIG. 15 shows a
従来、この種の車両で用いられている2枚の金属板を組合わせたドア構造は、外側板の折り曲げ加工(ヘミング仕上げ)により内側板の全周縁部を抱え込む構造である(例えば、特許文献1参照)。
この種のドア構造では、外側板と内側板との間の空間に雨水などが浸入することを防止するには、前記ヘミング加工部に沿って外側板と内側板との全周縁部間に接着剤が塗布される。この接着剤は、熱硬化性樹脂を用いて、焼付塗装用の加熱設備により硬化させるが、この場合、外側板の内側板との間に形成された空間の内圧が高まり、その内圧により接着剤が外部へ飛び出す問題がある。 In this type of door structure, in order to prevent rainwater and the like from entering the space between the outer plate and the inner plate, bonding is performed between the outer peripheral portion of the outer plate and the inner plate along the hemming portion. The agent is applied. This adhesive is cured using a thermosetting resin with a heating device for baking coating. In this case, the internal pressure of the space formed between the outer plate and the inner plate increases, and the inner pressure increases the adhesive. Has a problem of jumping out.
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、ヘミング加工と接着とにより外側板と内側板とを一体化する際の接着剤の安定した状態を確保できるドアパネルを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of such points, and an object thereof is to provide a door panel that can ensure a stable state of an adhesive when an outer plate and an inner plate are integrated by hemming and bonding. To do.
請求項1に記載された発明は、外側板と、外側板の内側面に固定されるとともに外側板との間に空間を形成する内側板と、内側板の全周縁部を包みこむように外側板の全周縁部を折返し押しつぶして形成されたヘミング加工部と、ヘミング加工部に沿って外側板と内側板との全周縁部間に設けられた、接着剤の塗布された接着剤塗布部および接着剤の塗布されない接着剤解放部とを具備したドアパネルである。 The invention described in claim 1 includes an outer plate, an inner plate that is fixed to the inner surface of the outer plate and that forms a space between the outer plate, and an outer plate that wraps around the entire periphery of the inner plate. A hemming portion formed by folding and crushing the entire peripheral edge of the adhesive, and an adhesive-applied portion and an adhesive-coated portion provided between the entire peripheral portion of the outer plate and the inner plate along the hemming portion. A door panel including an adhesive release portion to which no agent is applied.
請求項2に記載された発明は、請求項1記載のドアパネルにおける接着剤解放部が、上縁部に形成されたヘミング加工部のみに沿って設けられたものである。
The invention described in
請求項3に記載された発明は、請求項1または2記載のドアパネルにおける内側板が、凹状に成形されて外側板に接合された接合部と、接合部に対し膨出成形された凸部とを具備し、接着剤塗布部は、凸部に沿って接合部に設けられたものである。 According to a third aspect of the present invention, there is provided a joint portion in which the inner plate in the door panel according to the first or second aspect is formed in a concave shape and joined to the outer plate, and a convex portion formed by bulging with respect to the joint portion. The adhesive application part is provided at the joint along the convex part.
請求項4に記載された発明は、請求項1乃至3のいずれか記載のドアパネルにおけるヘミング加工部が、外側板の角部の折返し部分を切欠いて形成した角部切欠き溝を備えたものである。 According to a fourth aspect of the present invention, the hemming portion in the door panel according to any one of the first to third aspects includes a corner notch groove formed by notching a folded portion of a corner portion of the outer plate. is there.
請求項1に記載された発明によれば、内側板の周縁部を包みこむように外側板の全周縁部を折返し押しつぶして形成されたヘミング加工部に沿って、外側板と内側板との全周縁部間に、接着剤の塗布された接着剤塗布部および接着剤の塗布されない接着剤解放部を設けたので、この接着剤解放部からの圧抜き作用により、加熱時の内圧上昇を防止して、その内圧による接着剤の飛び出しを防止でき、ヘミング加工と接着とにより外側板と内側板とを一体化する際の接着剤の安定した状態を確保できる。 According to the invention described in claim 1, the entire periphery of the outer plate and the inner plate is formed along the hemming portion formed by folding the entire periphery of the outer plate so as to wrap around the periphery of the inner plate. Since the adhesive application part to which the adhesive is applied and the adhesive release part to which the adhesive is not applied are provided between the parts, the pressure release action from the adhesive release part prevents an increase in internal pressure during heating. The adhesive can be prevented from popping out due to the internal pressure, and a stable state of the adhesive can be secured when the outer plate and the inner plate are integrated by hemming and bonding.
請求項2に記載された発明によれば、上縁部に形成されたヘミング加工部は、下方に向かって折返し押しつぶして形成されるので、この上縁部のヘミング加工部のみに沿って接着剤の塗布されない接着剤解放部を設けることで、雨水の浸入するおそれを防止できる。 According to the second aspect of the present invention, the hemming portion formed on the upper edge portion is formed by being folded back and crushed downward, so that the adhesive is only along the hemming portion on the upper edge portion. By providing the adhesive release part to which no water is applied, it is possible to prevent the intrusion of rainwater.
請求項3に記載された発明によれば、内側板の凹状に成形された接合部に対して凸部を膨出成形することで、凹凸構造により内側板の強度を向上させることができるだけでなく、凸部に沿って設けられた接合部を接着剤で外側板に接着するので、強度を相乗的に向上させることができる。
According to the invention described in
請求項4に記載された発明によれば、外側板の角部の折返し部分を切欠いて形成した角部切欠き溝により、ヘミング加工部の形状を保ったまま、角部切欠き溝より内圧を効果的に圧抜きでき、ヘミング加工部の強度を維持できる。 According to the invention described in claim 4, the internal pressure is applied from the corner notch groove while maintaining the shape of the hemming portion by the corner notch groove formed by notching the folded portion of the corner portion of the outer plate. The pressure can be effectively removed, and the strength of the hemming portion can be maintained.
以下、本発明を、図1乃至図12に示された第1実施の形態、図13および図14に示された第2実施の形態を参照しながら詳細に説明する。 Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the first embodiment shown in FIGS. 1 to 12 and the second embodiment shown in FIGS.
図12は、作業機械としての油圧ショベル10を示し、下部走行体11に上部旋回体12が旋回可能に設けられ、この上部旋回体12上にキャブ13、作業装置14、エンジンなどの動力装置15が搭載されている。動力装置15は、上部カバー16およびサイドドア17などにより覆われている。サイドドア17は、後述するヒンジにより開閉自在に取付けられ、後述するラッチ装置により閉じ状態が保持される。
FIG. 12 shows a
図1乃至図9は、サイドドア17のドアパネル20を示し、図9に示されるように、このドアパネル20は、外側板21と、この外側板21に対し凹凸状にプレス成形されて外側板21の内側面に凹部を固定されるとともに凸部と外側板21との間に空間22を形成する内側板23と、これらの外側板21と内側板23との間の空間22に充填された発泡材24とを具備している。
FIGS. 1 to 9 show a
外側板21は、内側板23の1.2〜5.0倍の板厚にする。言い換えれば、内側板23は、外側板21より薄い板厚の鉄板を用いる。例えば、外側板21を1.2mmの鉄板とした場合、内側板23は、相反する強度と加工性とを満足するために、0.6mm、0.8mmなどの薄い鉄板を用いることが望ましく、これは金型1回打ちに適するので、所定の強度が得られるように以下に説明する種々の凹凸部をプレスにより成形する。
The
発泡材24は、図9に示されるように内側板23の内面に貼付された未発泡状態のシート状の発泡素材24aを、外側板21と内側板23との間の空間22内で加熱して発泡させ、成形する。発泡素材24aは、20倍程度の体積膨張率を有する高発泡性のゴム系吸音材が望ましい。発泡素材24aの加熱は、焼付塗装用加熱設備を用いて、焼付塗装と同時に行なうことが望ましい。
As shown in FIG. 9, the
内側板23は、図1、図7および図8に示されるように、凹状に成形されて外側板21に接合された凹部としての接合部27,28と、これらの接合部27,28に対し膨出成形された凸部29とを具備している。接合部27は、換気用の窓穴を穿設することが可能な規則正しく配置された大型の角形凹部であり、接合部28は、ドアパネル20の上下振動を防止するフレーム側係止部材と嵌合する小型の円形凹部である。
As shown in FIGS. 1, 7, and 8, the
図9乃至図11に示されるように、外側板21の周縁部31は、内側板23の全周縁部32を包みこむように折返して押しつぶすように全周縁部をヘミング加工する。すなわち、外側板21は、内側板23の周縁部32を包みこむように折返し平坦に押しつぶして形成された周縁部31により内側板23の周縁部32を咬込み結合するヘミング加工部33を備えている。
As shown in FIGS. 9 to 11, the
図1乃至図6に示されるように、ヘミング加工部33に沿って外側板21と内側板23との全周縁部間に、接着剤の塗布された接着剤塗布部34aおよび接着剤の塗布されない接着剤解放部35が設けられている。
As shown in FIGS. 1 to 6, the
接着剤塗布部34aは、塗布された接着剤によりヘミング加工部33において外側板21と内側板23とを接合するとともにシールする。接着剤は、粘性と熱硬化性を有するペーストタイプ構造用接着剤が望ましい。
The
接着剤解放部35は、上縁部に形成されたヘミング加工部33のみに沿って設けられている。すなわち、左右の側縁部および下縁部には、この接着剤解放部35が存在せず、接着剤がシール材として設置されている。
The
さらに、凸部29に沿って各接合部27に、同様の接着剤が塗布された接着剤塗布部34bが設けられ、また、左右方向に配列された複数の接合部27の中央部を横断するように、外側板21と内側板の接合部27との間に、接着剤の塗布された接着剤塗布部34cが設けられている。
Further, an
図11に示されるように、外側板21の周縁部31にて外側板21の角部の折返し部分、および中間折曲部の折返し部分をそれぞれ切欠いて、角部切欠き溝36および中間折曲部切欠き溝37が形成されている。外側板21の角部切欠き溝36と対応する内側板23の角部は、円弧状に成形されている。
As shown in FIG. 11, at the
図8は、サイドドア17の分解斜視図であり、外側板21と、この外側板21に対し位置決めされて外側板21の内側面に固定された内側板23との間で挟まれるようにして、ヒンジ取付用の内部補強板41が固定されている。
FIG. 8 is an exploded perspective view of the
この内部補強板41は、中央部に凹凸部が繰返し形成された凹凸接合部42が設けられ、この凹凸接合部42の一端側および他端側にヒンジ取付面部43,44がそれぞれ連続的に形成され、これらのヒンジ取付面部43,44に隣接して、一方の位置決め用嵌合部45および他方の位置決め用嵌合部46が凹溝状に形成されている。
The internal reinforcing
この内部補強板41に対し、内側板23のヒンジ取付側の凸部29には、中央部に凹凸部が繰返し形成された凹凸接合部47が設けられ、この凹凸接合部47の一端側および他端側にヒンジ取付窓48,49がそれぞれ開口され、これらのヒンジ取付窓48,49に隣接して、一方の位置決め用嵌合部51および他方の位置決め用嵌合部52が下方へ突出する突起状に形成されている。
With respect to the internal reinforcing
内部補強板41は、一方の位置決め用嵌合部45と他方の位置決め用嵌合部46の大きさが異なる。同様に、内側板23は、一方の位置決め用嵌合部51と他方の位置決め用嵌合部52の大きさが異なる。内部補強板41と内側板23の一方の対応位置にそれぞれ設けられた一方の位置決め用嵌合部45と位置決め用嵌合部51は、相互に凹凸嵌合し、内部補強板41と内側板23の他方の対応位置にそれぞれ設けられた他方の位置決め用嵌合部46と位置決め用嵌合部52は、相互に凹凸嵌合する。
In the internal reinforcing
この内部補強板41の位置決め嵌合時に、内部補強板41の凹凸接合部42が、接着剤の塗布された内側板23の凹凸接合部47の裏面に密着されるとともに、内部補強板41のヒンジ取付面部43,44が内側板23のヒンジ取付窓48,49に位置合わせされるので、これらのヒンジ取付窓48,49を通して、内部補強板41のヒンジ取付面部43,44にヒンジ53,54をそれぞれ溶接付けして取付ける。
During positioning and fitting of the internal reinforcing
図8に示されるように、外側板21および内側板23には、ラッチ装置を取付けるための取付穴55a,55bがそれぞれ設けられ、これらが組合わされて、図1に示される取付穴部55が形成されている。この取付穴部55の周囲の凸部29に沿って、その内周側の接合部に接着剤塗布部34dが設けられている。また、外側板21と、図8に示された内部補強板41の外周縁部に設けられた接合部との間に、接着剤の塗布された接着剤塗布部34eが設けられている。
As shown in FIG. 8, the
図9に示されるように、内側板23は、凹状に形成されて外側板21に密着された接合部27に対し、凸部29が膨出成形されているが、この凸部29の中間部に段差状の補強変形部56が形成されている。凸部29および補強変形部56は、図1に示されるように凹状の接合部27に沿って無端状に形成されている。
As shown in FIG. 9, the
図1、図6および図7に示されるように、内側板23は、外側板21に接着剤により接着された接合部27中に、接着剤を溜める接着剤溜め空間を有する接着剤溜め部68を備えている。この内側板23の接着剤溜め部68は、横方向の接合部27を複数に仕切るように、縦方向に凸状に設けられている。
As shown in FIGS. 1, 6, and 7, the
図1、図7および図8に示されるように、内側板23は、接合部27に対し膨出成形された凸部29を備えているが、その凸部29の中でも、連続的に膨出成形された突状の補強用凸部29aには、この補強用凸部29aを横断する方向に凹状の強化用凹部70が形成されている。
As shown in FIGS. 1, 7, and 8, the
次に、このドアパネル20の製造工程を説明する。
Next, the manufacturing process of the
内側板23の凸部29内に、または図示しないが外側板21の内側面に、発泡素材24aを貼付し、内側板23の一側の凸部29内にヒンジ取付用の内部補強板41を接合し、さらに、内側板23の凹部としての接合部27および内部補強板41に、外側板21との接着に必要な熱硬化性の接着剤を塗布し、外側板21と内側板23とを位置決めして重ね合わせ、外側板21の周縁部31をヘミング加工で内側板23の周縁部32を挟んで折返し、折つぶすことにより、外側板21の内側面に内側板23および内部補強板41を接合する。
A
そして、焼付塗装用加熱設備の加熱により、接着剤を硬化させて外側板21に内側板23および内部補強板41を接着し、さらに、焼付塗装用加熱設備の加熱により、図9に示されるように発泡素材24aを発泡させて、空間22内に発泡材24を充填し、さらに、焼付塗装用加熱設備の加熱により、外側板21および内側板23の外表面に予め吹付けられた塗料を焼付ける。
Then, the adhesive is cured by heating of the baking coating heating equipment to bond the
例えば、接着剤の熱硬化は、150℃で5分間の加熱をし、発泡材24の発泡は、150℃で20分間の加熱をし、焼付塗装は、180℃〜200℃で20分間の加熱をする。これらの加熱は、既存の焼付塗装用加熱設備を用いて行なうことができる。
For example, heat curing of the adhesive is performed at 150 ° C. for 5 minutes, foaming of the
最後に、図8に示されるように、内側板23のヒンジ取付窓48,49を通して、内部補強板41のヒンジ取付面部43,44にヒンジ53,54をそれぞれ隅肉溶接などで溶接付けして取付けるとともに、外側板21および内側板23の取付穴55a,55bにラッチ装置18を取付ける。
Finally, as shown in FIG. 8, the
次に、図1乃至図12に示された第1実施の形態の効果を説明する。 Next, effects of the first embodiment shown in FIGS. 1 to 12 will be described.
外側板21とこの外側板21より薄い内側板23とで形成された中空の閉断面構造により軽量化を図ることができるとともに、内側板23とこれより厚い(内側板23の1.2〜5.0倍の板厚を有する)外側板21とで形成された十分な高さをもった中空の閉断面構造により、外側からの衝撃に対して十分な強度を確保できる強固なドアパネルを安価に提供できる。
A hollow closed cross-sectional structure formed by the
すなわち、外側板21と内側板23とで形成される中空の閉断面構造により十分な強度を確保できるとともに、内側板23は、外側板21に密着された接合部27に対し膨出成形された凸部29の中間部に補強変形部56を段差状に形成し、この段差状に形成された補強変形部56により、凸部29の高さを稼ぐことにより、負荷方向に対する断面2次モーメントは凸部29の高さの3乗に比例するため、単に凸部29を形成した内側板23より、さらなる強度の向上を図ることができ、ドアパネル全体の強度を向上できる。
That is, the hollow closed cross-section structure formed by the
さらに、外側板21と内側板23との間に充填された発泡材24により振動を吸収して、ドアパネル自体から発生する音を効果的に減衰させることができ、すなわち音の減衰効果が高く、低騒音化を図ることができる。
Furthermore, the vibration can be absorbed by the
外側板21と内側板23とを、接着剤塗布部34a,34b,34c,34d,34eに塗布された接着剤による接着と、外側板21のヘミング加工部33とにより、確実に一体化できるとともに、内側板23の周縁部32を包みこむように外側板21の周縁部31を折返し押しつぶして形成されたヘミング加工部33により、内側板23より板厚の厚い外側板21であっても、一定形状のヘミング加工部33を得ることができ、安定した品質の折返結合部を得ることができる。
The
内側板23の周縁部を包みこむように外側板21の全周縁部を折返し押しつぶして形成されたヘミング加工部33に沿って、外側板21と内側板23との全周縁部間に、接着剤の塗布された接着剤塗布部34aおよび接着剤の塗布されない接着剤解放部35を設けたので、この接着剤解放部35からの圧抜き作用により、加熱時の内圧上昇を防止して、その内圧による接着剤の飛び出しを防止でき、ヘミング加工と接着とにより外側板21と内側板23とを一体化する際の接着剤の安定した状態を確保できる。
Along the hemming
上縁部に形成されたヘミング加工部33は、下方に向かって折返し押しつぶして形成されるので、この上縁部のヘミング加工部33のみに沿って接着剤の塗布されない接着剤解放部35を設けることで、雨水の浸入するおそれを防止できる。
Since the hemming
内側板23の凹状に成形された接合部27に対して凸部29を膨出成形することで、凹凸構造により内側板23の強度を向上させることができるだけでなく、凸部29に沿って設けられた接合部27を接着剤で外側板21に接着するので、強度を相乗的に向上させることができる。
By bulging the
外側板21の角部の折返し部分を切欠いて形成した角部切欠き溝36により、ヘミング加工部33の形状を保ったまま、角部切欠き溝36より内圧を効果的に圧抜きでき、ヘミング加工部33の強度を維持できる。
The
次に、図13および図14は、本発明の第2実施の形態を示し、この実施の形態は、要するに、パネル上縁部に形成されたヘミング加工部33のみに沿って、接着剤の塗布された接着剤塗布部34aと、接着剤の塗布されない接着剤解放部35とを交互に設けたものであり、他の構造は、図1乃至図11に示された実施の形態と同様であるから、同一符号を付して、その説明を省略する。なお、接着剤の塗布されない各々の接着剤解放部35は、内圧を外部へ逃がすために、30mm以上確保する必要がある。
Next, FIG. 13 and FIG. 14 show a second embodiment of the present invention. In short, this embodiment applies the adhesive along only the hemming
本発明は、図12または図15に示された油圧ショベルなどの作業機械のドアパネルに利用可能である。 The present invention is applicable to a door panel of a work machine such as a hydraulic excavator shown in FIG.
20 ドアパネル
21 外側板
22 空間
23 内側板
27 接合部
29 凸部
33 ヘミング加工部
34a,34b,34c,34d,34e 接着剤塗布部
35 接着剤解放部
36 角部切欠き溝
20 Door panel
21 Outer plate
22 space
23 Inner plate
27 Joint
29 Convex
33 Hemming section
34a, 34b, 34c, 34d, 34e Adhesive application part
35 Adhesive release part
36 Corner notch
Claims (4)
外側板の内側面に固定されるとともに外側板との間に空間を形成する内側板と、
内側板の全周縁部を包みこむように外側板の全周縁部を折返し押しつぶして形成されたヘミング加工部と、
ヘミング加工部に沿って外側板と内側板との全周縁部間に設けられた、接着剤の塗布された接着剤塗布部および接着剤の塗布されない接着剤解放部と
を具備したことを特徴とするドアパネル。 An outer plate,
An inner plate fixed to the inner surface of the outer plate and forming a space with the outer plate;
A hemming portion formed by folding and crushing the entire periphery of the outer plate so as to wrap around the entire periphery of the inner plate;
An adhesive application portion to which an adhesive is applied and an adhesive release portion to which an adhesive is not applied are provided between the outer peripheral plate and the inner peripheral plate along the hemming processing portion. Door panel.
ことを特徴とする請求項1記載のドアパネル。 The door release panel according to claim 1, wherein the adhesive release portion is provided only along the hemming portion formed at the upper edge portion.
凹状に成形されて外側板に接合された接合部と、
接合部に対し膨出成形された凸部とを具備し、
接着剤塗布部は、凸部に沿って接合部に設けられた
ことを特徴とする請求項1または2記載のドアパネル。 The inner plate
A joint formed into a concave shape and joined to the outer plate;
A bulge-formed convex portion with respect to the joint,
The door panel according to claim 1, wherein the adhesive application portion is provided at the joint portion along the convex portion.
外側板の角部の折返し部分を切欠いて形成した角部切欠き溝を備えた
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のドアパネル。 The hemming part is
The door panel according to any one of claims 1 to 3, further comprising a corner notch groove formed by notching a folded portion of a corner portion of the outer plate.
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