JP2009107957A - 保水用組成物 - Google Patents

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貴 渡邉
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Abstract

【課題】、酸性存在下においてもゲル化を起し難く、これにより胃の内部で膨潤機能を保持することができる保水用組成物、及びそれを用いた毒性が低く、副作用の少ない新しいタイプの食欲抑制剤を提供することを目的とする。
【解決手段】主鎖がα-1,3-マンノースで構成され、側鎖として、D-キシロース,及びD-グルクロン酸を有するキシログルクロノマンナンを含有する保水用組成物において、前記キシログルクロノマンナン中の前記α-1,3-マンノース及び前記D-グルクロン酸の構成比〔α-1,3-マンノース:D-グルクロン酸〕は9:1〜9:3.5(moler)であることを特徴とする保水用組成物。また、キシログルクロノマンナンはTremella属に分類されるヘテロ担子菌種由来が好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、保水性を有することにより少量のみを食したときであっても豊満感を感じ、これにより食欲を抑制することができる新規の保水用組成物に関する。
近年、食料事情が良くなり、生活が向上するにつれて、あるいは精神的なストレスが原因となって肥満症が増加する傾向にある。肥満は、体構成に占める脂肪組織量が異常に増加した状態のことで、成人病の誘因となり、糖尿病、高血圧、高脂血症、冠状動脈硬化症(狭心症、心筋梗塞)、通風、胆石症、脂肪肝、不妊症や変形性関節症などが合併しやすくなる。
肥満症には食欲の異常な亢進による調節性肥満症と食べ方とは関係なく代謝に異常があって脂肪の中で増殖が起こる代謝性肥満症の二つに分類される。肥満治療の基本は食事療法と運動療法の併用であるが、これには限界があり、特に高度肥満症に対しては薬物療法が有効であると期待されている。
食欲抑制または食欲減退作用を有する薬物としては、アンフェタミン系の薬物(覚醒剤)が最もその作用の強いことで知られているが、これらは中枢興奮剤に属すもので、覚醒作用と同時に興奮作用も発現するので使用に際しては慎重さを要する。同様に覚醒作用のあるカフィロンや交感神経作用薬で中枢作用によって食欲を抑制する薬物として、フェンフルラミン、マジンドール、フェンテルミン等が知られているが、いずれも効果および副作用の点で十分とはいえない(特許文献1参照)。
そこで、食欲を抑制する方法として、摂取した食物や薬剤を胃の中で膨潤させて、食物や薬剤の体積を大きくすることにより、満腹感を得る方法が挙げられる。そこで、胃の中で膨潤させる食物や薬剤としてポリアニオンを有する多糖類を使用する方法が考えられる。安全であり、且つ、保水性が優れているので、胃の中で容易に膨潤させることができるからである。
この保水性を有するポリアニオンを有する多糖類として、例えば、キサンタンガム、ペクチン、アルギン酸、ヒアルロン酸等が知られている。
特開2002-284683号公報
しかしながら、これらの多糖類は、酸性存在下においては、ゲルを形成して沈殿を起こしてしまい、更に、胃の内部は胃液が強酸であるため、これらの多糖類が胃液によりゲル化して沈殿となってしまい優れた膨潤効果を得ることができず、これにより、十分な満腹感が得られないという問題点があった。
このような背景の下、α-1,3-マンノース及び前記D-グルクロン酸の構成比が所定の値となるキシログルクロノマンナン、特に、Tremella属に分類されるヘテロ担子菌種から抽出されたキシログルクロノマンナンは、酸性存在下であっても、ゲル化を起さず、これにより、胃の内部においても膨潤した状態を保持することができることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、酸性存在下においてもゲル化を起し難く、これにより胃の内部で膨潤機能を保持することができる保水用組成物、及びそれを用いた毒性が低く、副作用の少ない新しいタイプの食欲抑制剤を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のとおりである。
1.主鎖がα-1,3-マンノースで構成され、側鎖がD-キシロース,及びD-グルクロン酸にて構成されているキシログルクロノマンナンを含有する保水用組成物において、
前記キシログルクロノマンナン中の前記α-1,3-マンノース及び前記D-グルクロン酸の構成比〔α-1,3-マンノース:D-グルクロン酸〕が9:1〜9:3.5(moler)であることを特徴とする保水用組成物。
2.前記キシログルクロノマンナンは、粘度法により算出した重量平均分子量が700000〜1600000であることを特徴とする保水用組成物。
3.前記キシログルクロノマンナンは、Tremella属に分類されるヘテロ担子菌種から抽出されたものである上記1.又は上記2.に記載の保水用組成物。
4.前記保水用組成物は、pHが1〜5の範囲内において保水作用を有するものである請求項1〜請求項3に記載の保水用組成物。
5.上記1.〜上記4.のいずれか1項に記載の保水用組成物を有効成分とする食欲抑制剤。
6.上記5.に記載された食欲抑制剤を有効成分とする医薬品。
7.上記5.に記載された食欲抑制剤を有効成分とする飲食品。
8.上記1.〜上記4.に記載の保水用組成物を有効成分とする化粧品。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、キシログルクロノマンナンからなることを特徴とする。
上記「キシログルクロノマンナン」とは、主鎖がα-1,3-マンノースで構成され、側鎖としてD-キシロース,及びD-グルクロン酸を有するヘテロ多糖類の総称である。
本発明の保水用組成物は、α-1,3-マンノースとD-グルクロン酸との構成比、〔α-1,3-マンノース:D-グルクロン酸〕が9:1〜9:3.5(moler)、好ましくは9:1〜9:3(moler)である。9:1(moler)未満又は9:3.5(moler)を超えると酸性下における膨潤機能が劣るため、好ましくない。
また、本発明の保水用組成物はα-1,3-マンノースとD-キシロースとの構成比は特に限定されないが、構成比、〔α-1,3-マンノース:D-キシロース〕で9:3〜9:6(moler)、好ましくは9:3.5〜9:6(moler)とすることができる。9:3(moler)未満又は9:6(moler)を超えると酸性下における膨潤機能が劣るため、好ましくない。
また、上記キシログルクロノマンナンの側鎖は、D-キシロース,及びD-グルクロン酸以外にも他の糖を有してもよく、例えば、D-フコース、D-マンヌロン酸,L-グルロン酸等のうちの少なくとも1種以上を有してもよいし、更にこれらに限定されない。
また、側鎖としてD-フコースを有する場合、α-1,3-マンノースとD-フコース構成比は特に限定されないが、構成比、〔α-1,3-マンノース:D-フコース〕で9:0.5〜9:4(moler)、好ましくは9:1〜9:4(moler)である。9:0.5(moler)未満又は9:4(moler)を超えると酸性下における膨潤機能が劣るため、好ましくない。
上記キシログルクロノマンナンの分子量は特に限定されないが粘度法にて測定した重量平均分子量で700000〜1600000、好ましくは、750000〜1300000、より好ましくは、800000〜1100000であることが好ましい。700000未満又は1600000を超えると膨潤機能が劣るため好ましくない。
本発明の保水用組成物を得る方法は特に限定されないが、本発明ではTremella属に分類されるヘテロ担子菌種を水で抽出処理することにより、製造することができる。
このとき、Tremella属に分類されるヘテロ担子菌種の種類は特に限定されず、例えば、T.フシフォルミス(T. fuciformis)、T.メセンテリカ(T.
mesenterica)、T.アウランティア(T. aurantia)、T.シナバリナ(T. cinnabarina)、及びT. encepuala等が含まれるが、これらに限定されるものではない。尚、これらは1種のみ用いても良いし、2種以上併用して良い。また、これらのうち特にT.フシフォルミス(T.
fuciformis)が好ましい。酸性存在下における膨潤機能が優れているからである。
本発明で用いられるTremella属に分類されるヘテロ担子菌種の形態は特に限定されず、例えば、菌糸体、子実体、酵母のいずれも用いることができる。尚、これらは1種の形態のみ用いることもできるし、2種以上の形態のものを併用することも可能である。
Tremella属に分類されるヘテロ担子菌種としては、所謂生の状態のもの、その破砕物、その磨砕物、その乾燥物又はその乾燥粉砕物を用いることができ、また生の状態の菌糸体としては、菌糸体培養物から分離した菌糸体の他に、菌糸体培養物それ自体を用いることができる。これらに水を加えて抽出処理し、抽出液を得るが、この際、熱水で抽出処理するのが好ましい。水を加えた後に加熱しつつ抽出処理するか、又は当初から熱水を加えてより好ましくは保温しつつ抽出処理するのである。熱水で抽出処理すると、目的とする多糖類含有複合成分の収率を高めることができる。例えば、Tremella属に分類されるヘテロ担子菌種の乾燥粉砕物に10〜100倍重量の水を加え、60〜95℃に加熱して、必要に応じて還流下に撹拌しながら、0.5〜10時間抽出し、濾過又は遠心分離して、抽出液を得る。抽出残渣に同様の抽出処理を数回繰り返して行ない、抽出液を合わせることもできる。本発明ではかかる抽出液、その濃縮液、その乾燥物又はその乾燥粉砕物を有効成分とすることができる。
また、本発明ではTremella属に分類されるヘテロ担子菌種の菌糸体培養物を固液分離処理し、分離液を得る。液体培地にTremella属に分類されるヘテロ担子菌種の菌体を接種し、培養すると、培養した菌糸体だけではなく、上記のような分離液に相当する培養液中にも血糖上昇抑制作用を有する多糖類含有複合成分が含まれてくるので、本発明ではかかる分離液、その濃縮物、その乾燥物又はその乾燥粉砕物を有効成分とすることができる。
上記のような抽出液又は分離液中には、保水作用を有しない低分子量の水溶性物質も含まれてくるので、これらを除去して単位量当たりの保水作用を高めるため、抽出液、分離液又はこれらの濃縮液を極性有機溶媒で沈澱処理し、沈澱物を得るのが好ましい。極性有機溶媒としては各種のアルコール類やアセトン等を用いることができるが、低級アルコール、特にエチルアルコール又はイソプロピルアルコールを用いるのが好ましい。残留有機溶媒に配慮すると共に、目的とする多糖類含有複合成分の収率を高めるためである。例えば、上記のような抽出液又は分離液の1/2〜1/10濃縮液に1〜5倍重量のエチルアルコールを加え、撹拌した後に遠心分離して沈澱物を得る。保水作用を有する多糖類含有複合成分は上記のような沈澱物中に含まれてくるので、本発明ではかかる沈澱物、その乾燥物又はその乾燥粉砕物を有効成分とすることができる。
以上説明したようなTremella属に分類されるヘテロ担子菌を抽出処理した抽出液、Tremella属に分類されるヘテロ担子菌種の菌糸体培養物を固液分離処理した分離液、これらの濃縮液、これらの乾燥物又はこれらの乾燥粉砕物、更には上記の抽出液、分離液若しくはこれらの濃縮液を極性有機溶媒で沈澱処理した沈澱物、その乾燥物又はその乾燥粉砕物を最も簡便に供し得る手段はこれらを飲食品として供する場合である。この場合、飲食品の種類に特に制限はなく、これらを、野菜ジュースや果実ジュース等のジュース類の添加材料として、トマトケチャップやウスターソース等の調味料の添加材料として、パンやクッキー等のベーク品の添加材料として、更には揚げ物類やスープ類の添加材料として使用することができる。
本発明の保水用組成物は、酸性存在下、特に、pHが1〜6、好ましくは1〜4.5、より好ましくは1〜3においてもゲル化、沈殿を起さないため、優れた膨潤機能を有する。これにより、本発明の保水用組成物が胃に到達したときに胃液によるゲル化、沈殿が起こらず、優れた膨潤機能を有する。従って、本発明の保水用組成物が胃に到達したときにより高い満腹感を感じ、優れた食欲抑制作用を有する。
尚、本発明の保水用組成物が酸性存在下においてもゲル化、沈殿を起さない理由はわかっていないが、以下の理由が推定される。
即ち、ヒアルロン酸はN-アセチルグルコサミンとグルクロン酸がβ結合した、二糖の繰り返し単位が直鎖状に連結した構造を持つ。水溶液中ではグルクロン酸のカルボキシル基が電解して膨潤する特性を持つが、酸性下の人口胃液中ではカルボキシル基のプロトン解離が抑えられていると予測される。その結果、ヒアルロン酸は、その親水性を十分に発揮できず、保水性が低かったと考えられる。一方中性存在下では、カルボキシル基が電解して、ポリアニオンとしての性質を発揮できるため、溶液中で膨潤したと考えられる。
一方、本発明の保水用組成物は、ヒアルロン酸とは異なり、分子量の大きな側鎖を持つ。また、電解基を持つ分子はグルクロン酸のみで、繰り返し単位9分子当たり、1〜3.5分子とヒアルロン酸の2分子あたり1分子に比べ少ない。ここから、前記保水用組成物において膨潤機能に関与するのは、構成糖自身の親水性が主だと考えられる。これにより、酸性下において、グルクロン酸のカルボキシル基の電解が抑制された場合であっても、そのほかの糖(D-キシロース、D-フコース等)の親水基により、その親水性を十分に発揮できる。これにより、酸性存在下であっても優れた膨潤機能を有する。
本発明の保水用組成物は、各種飲食品の素材として使用することができる。飲食品としては、例えば、食用油(サラダ油)、菓子類(ガム、キャンディー、キャラメル、チョコレート、クッキー、スナック、ゼリー、グミ、錠菓等)、麺類(そば、うどん、ラーメン等)、乳製品(ミルク、アイスクリーム、ヨーグルト等)、調味料(味噌、醤油等)、スープ類、飲料(ジュース、コーヒー、紅茶、茶、炭酸飲料、スポーツ飲料等)をはじめとする一般食品や、健康食品(錠剤、カプセル等)、栄養補助食品(栄養ドリンク等)、嚥下用食品等が挙げられる。これらの飲食品に本発明の保水用組成物を適宜配合するとよい。
これら飲食品には、その種類に応じて種々の成分を配合することができ、例えば、ブドウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、ステビオサイド、コーンシロップ、乳糖、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、L−アスコルビン酸、dl−α−トコフェロール、エリソルビン酸ナトリウム、グリセリン、プロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、アラビアガム、カラギーナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミンB類、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、アミノ酸類、カルシウム塩類、色素、香料、保存剤等の食品素材を使用することができる。さらに、健康維持機能をもった保水用組成物には、他の抗酸化物質や健康食品素材などの配剤、(例えば、抗酸化物質、還元型アスコルビン酸(ビタミンC)、ビタミンE、還元型グルタチン、トコトリエノール、ビタミンA誘導体、リコピン、β−クリプトキサンチン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、フコキサンチン、尿酸、ユビキノン、コエンザイムQ10、葉酸、ニンニクエキス、アリシン、セザミン、リグナン類、カテキン、イソフラボン、カルコン、タンニン類、フラボノイド類、クマリン、イソクマリン類、ブルーベリーエキス、アルブチン、タンニン、アントシアニン、リンゴポリフェノール、ブドウ種子エキス、エラジ酸、コウジ酸、サージ抽出物健康食品素材、V.(ビタミン)A、V.B1、V.B2、V.B6、V.B12、V.C、V.D、V.E、V.P、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸カルシウム、EPA、オリゴ糖、食物繊維、スクアレン、大豆レシチン、タウリン、ドナリエラ、プロテイン、オクタコサノール、DHA、卵黄レシチン、リノール酸、ラクトフェリン、マグネシウム、亜鉛、クロム、セレン
、カリウム、ヘム鉄、カキ肉エキス、キトサン、キチンオリゴ糖、コラーゲン、コンドロイチン、ウコン、カンゾウ、クコシ、ケイヒ、サンザシ、生姜、霊芝、シジミエキス、スッポン、カンゾウ、クコシ、ケイヒ、サンザシ、生姜、霊芝、オオバコ、カミツレ、カモミール、セイヨウタンポポ、ハイビスカス、ハチミツ、ボーレン、ローヤルゼリー、ライム、ラベンダー、ローズヒップ
、ローズマリー、セージ、ビフィズス菌、フェーカリス菌、ラクリス、小麦胚芽油、ゴマ油、シソ油、大豆油、中鎖脂肪酸、アガリクス、イチョウ葉エキス、ウコン、コンドロイチン、玄米胚芽エキス、レイシ、タマネギ、DHA、 EPA、 DPA、 甜茶、冬虫夏草、ニンニク、蜂の子、パパイヤ、プーアル、プロポリス、メグスリの木、ヤブシタケ、ロイヤルゼリー、ノコギリヤシ、ヒアルロン酸、コラーゲン、ギャバ、ハープシールオイル、サメ軟骨、グルコサミン、レシチン、ホスファチジルセリン、田七ニンジン、桑葉、大豆抽出物、エキナセア、エゾウコギ、大麦抽出物、オリーブ葉、オリーブ実、ギムネマ、バナバ、サラシア、ガルシニア、キトサン、セントジョーンズワート、ナツメ、ニンジン、パッションフラワー、ブロッコリー、プラセンタ、ハトムギ、ブドウ種子、ピーナッツ種皮、ビルベリー、ブラックコホシュ、マリアアザミ、月桂樹、セージ、ローズマリー、ラフマ、黒酢、ゴーヤー、マカ、紅花、亜麻、ウーロン茶、花棘、カフェイン、カプサイシン、キシロオリゴ糖、グルコサミン、ソバ、シトラス、食物繊維、プロテイン、プルーン、スピルリナ、大麦若葉、核酸、酵母、椎茸、梅肉、アミノ酸、深海鮫抽出物、ノニ、カキ肉、スッポン、シャンピニオン、オオバコ、アセロラ、パイナップル、バナナ、モモ、アンズ、メロン、イチゴ、ラズベリー、オレンジ、フコイダン、メシマコブ、クランベリー、コンドロイチン硫酸、亜鉛、鉄、セラミド、シルクペプチド、グリシン、ナイアシン、チェストツリー、セラミド、L-システイン、L-カルニチン、赤ワイン葉、ミレット、ホーステール、ビオチン、センテラアジアティカ、ハスカップ、ピクノジェノール、フキ、ルバーブ、クローブ、ローズマリー、カテキン、プーアル、クエン酸、ビール酵母、メリロート、ブラックジンガー、ショウガ、ガジュツ、ナットウキナーゼ、ベニコウジ、トコトリエノール、ラクトフェリン、シナモン、韃靼ソバ、ココア、ユズ種子エキス、シソの実エキス、ライチ種子エキス、月見草エキス、黒米エキス、α−リポ酸、ギャバ、生コーヒー豆エキス、フキエキス、キウイ種子エキス、温州みかんエキス、アカショウガエキス、アスタキサンチン)なども配合することができる。
具体的な製法としては、本発明の保水用組成物をそのまま、又は粉末デキストリンとともにスプレードライまたは凍結乾燥し、これを粉末、顆粒、打錠または溶液にすることで容易に食品(インスタント食品等)に含有させることができる。また必要に応じてアラビアガム等のバインダーと混合して粉末状あるいは顆粒状にし、固形食品に添加することも可能である。また、そのまま、又は例えば、水、エタノール、グリセリンあるいはこれらの混合物に分散溶解して、飲料に添加することも可能である。
本発明の保水用組成物は、薬品(医薬品および医薬部外品を含む。)の素材として用いてもよい。薬品製剤用の原料に、本発明の保水用組成物を適宜配合して製造することができる。尚、上記薬品は、ヒトに用いても良いし、ヒト以外の哺乳類動物に用いても良い。本発明の保水用組成物に配合しうる製剤原料としては、例えば、賦形剤(ブドウ糖、乳糖、白糖、塩化ナトリウム、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、結晶セルロース、カカオ脂、硬化植物油、カオリン、タルク等)、結合剤(蒸留水、生理食塩水、エタノール水、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセルロース、リン酸カリウム、ポリビニルピロリドン等)、崩壊剤(アルギン酸ナトリウム、カンテン、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド、デンプン、乳糖、アラビアゴム末、ゼラチン、エタノール等)、崩壊抑制剤(白糖、ステアリン、カカオ脂、水素添加油等)、吸収促進剤(第四級アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム等)、吸着剤(グリセリン、デンプン、乳糖、カオリン、ベントナイト、硅酸等)、滑沢剤(精製タルク、ステアリン酸塩、ポリエチレングリコール等)などが挙げられる。
本発明による保水用組成物の投与方法は、一般的には、錠剤、丸剤、軟・硬カプセル剤、細粒剤、散剤、顆粒剤等の形態で経口投与することができる。また、水溶性製剤は、液剤として経口的に投与することができる。さらに非経口投与であってもよい。非経口剤として投与する場合は、本発明の保水用組成物をエタノールや水など適当な可溶化剤に分散させた後、パップ剤、ローション剤、軟膏剤、チンキ剤、クリーム剤などの剤形で適用することができる。また保水用組成物は、そのままで、あるいは分散剤、懸濁剤、安定剤などを添加した状態で、パップ剤、ローション剤、軟膏剤、チンキ剤、クリーム剤などの剤形で適用することができる。
投与量は、投与方法、病状、患者の年齢等によって変化し得るが、大人では、通常、1日当たり有効成分として5〜400mg、子供では通常0.5〜200mg程度投与することができる。
本発明の保水用組成物を薬品として使用する際の配合比は、剤型によって適宜変更することが可能であるが、通常、経口または粘膜吸収により投与される場合は約0.01〜10wt%程度にするとよい。なお、投与量は種々の条件で異なるので、前記投与量より少ない量で十分な場合もあるし、また、範囲を超えて投与する必要のある場合もある。医薬組成物は、前記保水用組成物以外に、医薬分野において常用される既知の他の化合物、および経口投与に適した形態に成型するのに必要な化合物を包含していてもよい。そのような化合物と しては、例えば、乳糖、デンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、カオリン、タルク、炭酸カルシウムなどが挙げられる。
また、本発明の保水用組成物は、哺乳類の動物用飼料に含有することができる。上記動物用飼料は、上記飲食品と同様の方法にて含有することができる。また、上記動物用飼料は、使用する動物は特に限定されず、例えば、牛、豚等の家畜用動物、犬、猫、ハムスタ等の伴侶動物(ペットとして飼われている動物)等にも使用することができる。
また、例えば、伴侶動物の飼料として、穀粉、食肉等を用いることができる。このとき、穀粉としては、小麦粉、米粉、ライ麦粉、えんばく粉、ひえ粉、あわ粉、トウモロコシ粉、大豆粉などが例示でき、これらの穀粉は2種以上を併用してもよい。穀粉を使用することにより、伴侶動物に炭水化物などの栄養素を供給することができる。上記の穀粉の中で小麦粉を使用するのが最も好ましく、小麦粉としては、強力粉、中力粉、薄力粉を単独又は適宜組み合わせて使用することができ、また係る小麦粉と他の穀粉を併用してもよい。
本発明の保水用組成物は、皮膚外用剤(化粧品、医薬品および医薬部外品を含む。)として用いても、保水作用を期待することができる。
本発明の保水用組成物は化粧品等の皮膚外用剤として使用することにより、酸性存在下においても保水効果を発揮することができるからである。尚、上記皮膚外用剤は人間に用いても良いし、人間以外の哺乳類動物に用いても良い。
本発明の保水用組成物を配合しうる皮膚外用剤の形態としては、例えば、乳液、石鹸、洗顔料、入浴剤、クリーム、乳液、化粧水、オーデコロン、ひげ剃り用クリーム、ひげ剃り用ローション、化粧油、日焼け・日焼け止めローション、おしろいパウダー、ファンデーション、香水、パック、爪クリーム、エナメル、エナメル除去液、眉墨、ほお紅、アイクリーム、アイシャドー、マスカラ、アイライナー、口紅、リップクリーム、シャンプー、リンス、染毛料、分散液、洗浄料等が挙げられる。
また、本発明の保水用組成物を配合しうる医薬品または医薬部外品の形態としては、軟膏剤、クリーム剤、外用液剤等が挙げられる。
上記形態の皮膚外用剤には、本発明による保水用組成物の他に、その保水作用を損なわない範囲で化粧品、医薬部外品などの皮膚外用剤に配合される成分、油分、高級アルコール、脂肪酸、紫外線吸収剤、粉体、顔料、界面活性剤、多価アルコール・糖、高分子、生理活性成分、溶媒、酸化防止剤、香料、防腐剤等を配合することができる。
例を以下に羅列するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
(1)油分の例
エステル系の油相成分:トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、2-エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸エチル、パルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸ブチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソセチル、セバシン酸ジエチル、アジピン酸ジイソプロピル、ネオペンタン酸イソアラキル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリ2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、カプリル酸セチル、ラウリン酸デシル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、オレイン酸デシル、リシノレイン酸セチル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソセチル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸オクチルドデシル、リノール酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、2-エチルヘキサン酸セトステアリル、2-エチルヘキサン酸ステアリル、イソステアリン酸ヘキシル、ジオクタン酸エチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、トリカプリル酸グリセリル、トリウンデシル酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ネオペンタン酸オクチルドデシル、オクタン酸イソステアリル、イソノナン酸オクチル、ネオデカン酸ヘキシルデシル、ネオデカン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸オクチルデシル、ポリグリセリンオレイン酸エステル、ポリグリセリンイソステアリン酸エステル、炭酸ジプロピル、炭酸ジアルキル(C12-18)、クエン酸トリイソセチル、クエン酸トリイソアラキル、クエン酸トリイソオクチル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、乳酸オクチルデシル、クエン酸トリエチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチルトリブチル、クエン酸トリオクチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ヒドロキシステアリン酸2-エチルヘキシル、コハク酸ジ2-エチルヘキシル、アジピン酸ジイソブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジオクチル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソセチル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸ステアリル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソステアリル等が挙げられる。
炭化水素系の油相成分:スクワラン、流動パラフィン、α-オレフィンオリゴマー、イソパラフィン、セレシン、パラフィン、流動イソパラフィン、ポリブテン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等が挙げられる。
動植物油とその硬化油、および天然由来のロウ:牛脂、硬化牛脂、豚脂、硬化豚脂、馬油、硬化馬油、ミンク油、オレンジラフィー油、魚油、硬化魚油、卵黄油等の動物油およびその硬化油、アボカド油、アルモンド油、オリーブ油、カカオ脂、キウイ種子油、杏仁油、ククイナッツ油、ゴマ油、小麦胚芽油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サフラワー油、シアバター、大豆油、月見草油、シソ油、茶実油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、硬化ナタネ油、パーム核油、硬化パーム核油、パーム油、硬化パーム油、ピーナッツ油、硬化ピーナッツ油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヒマワリ油、ブドウ種子油、ホホバ油、硬化ホホバ油、マカデミアナッツ油、メドホーム油、綿実油、硬化綿実油、ヤシ油、硬化ヤシ油等の植物油およびその硬化油、ミツロウ、高酸価ミツロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬化ラノリン、液状ラノリン、カルナバロウ、モンタンロウ等のロウ等が挙げられる。
シリコーン系の油相成分:ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルポリシロキサン、デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルシクロシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メチルセチルオキシシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルステアロキシシロキサン共重合体、アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オルガノポリシロキサン、アミノ変性シリコーン油、アミノ変性オルガノポリシロキサン、ジメチコノール、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム等が挙げられる。
フッ素系の油相成分:パーフルオロポリエーテル、フッ素変性オルガノポリシロキサン、フッ化ピッチ、フルオロカーボン、フルオロアルコール、フルオロアルキル・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン等が挙げられる。
(2)高級アルコールの例
ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、2-エチルヘキサノール、ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノール等が挙げられる。
(3)脂肪酸の例
カプリル酸、カプリン酸、ウンデシレン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキン酸、アラキドン酸、ベヘン酸、エルカ酸、2-エチルヘキサン酸等が挙げられる。
(4)紫外線吸収剤の例
パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸アミル、パラアミノ安息香酸エチルジヒドロキシプロピル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸オクチル、パラアミノ安息香酸オクチルジメチル、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸オクチル、サリチル酸トリエタノールアミン、サリチル酸フェニル、サリチル酸ブチルフェニル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸ホモメンチル、ケイ皮酸ベンジル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ2-エチルヘキサン酸グリセリル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシヒドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩、ジイソプロピル・ジイソプロピルケイ皮酸エステル混合物、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、ヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸及びその塩、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ヒドロキシオクトキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、2、4、6-トリアニリノ-p-(カルボ-2-エチルヘキシル-1-オキシ)-1、3、5-トリアジン、2-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、メチル-O-アミノベンゾエート、2-エチルヘキシル-2-シアノ-3、3-ジフェニルアクリレート、フェニルベンゾイミダゾール硫酸、3-(4-メチルベンジリデン)カンフル、イソプロピルジベンゾイルメタン、4-(3、4-ジメトキシフェニルメチレン)-2、5-ジオキソ-1-イミダゾリジンプロピオン酸2-エチルヘキシル等、およびこれらの高分子誘導体やシラン誘導体等が挙げられる。
(5)粉体・顔料の例
赤色104号、赤色201号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色素、黄色4号ALレーキ、黄色203号BAレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、テフロン(登録商標)パウダー、シリコーンパウダー、ポリメタクリル酸メチルパウダー、セルロースパウダー、デンプン、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、板状硫酸バリウム等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、アルミナ等の無機粉体、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛等の金属セッケン、ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素等が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状等)および粒子径に特に制限はない。なおこれらの粉体は、従来公知の表面処理、例えばフッ素化合物処理、シリコーン処理、シリコーン樹脂処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処理、チタンカップリング剤処理、油剤処理、N-アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属セッケン処理、アミノ酸処理、レシチン処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカル処理等によって事前に表面処理されていてもいなくても構わない。
(6)界面活性剤の例
アニオン性界面活性剤:脂肪酸セッケン、α-アシルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、POEアルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、アルキルリン酸塩、POEアルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタウリン塩、N-アシルアミノ酸塩、POEアルキルエーテルカルボン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルスルホ酢酸ナトリウム、アシル化加水分解コラーゲンペプチド塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤:塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セトステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベヘニン酸アミドプロピルジメチルヒドロキシプロピルアンモニウム、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラノリン誘導体第四級アンモニウム塩等が挙げられる。
両性界面活性剤:カルボキシベタイン型、アミドベタイン型、スルホベタイン型、ヒドロキシスルホベタイン型、アミドスルホベタイン型、ホスホベタイン型、アミノカルボン酸塩型、イミダゾリン誘導体型、アミドアミン型等が挙げられる。
ノニオン性界面活性剤:プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビット脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、POEアルキルエーテル、POE脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油、POEヒマシ油、POE・POP共重合体、POE・POPアルキルエーテル、ポリエーテル変性シリコーンラウリン酸アルカノールアミド、アルキルアミンオキシド、水素添加大豆リン脂質等が挙げられる。
天然系界面活性剤:レシチン、サポニン、糖系界面活性剤等が挙げられる。
(7)多価アルコール、糖の例
エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、3-メチル-1、3-ブタンジオール、1、3-ブチレングリコール、ソルビトール、マンニトール、ラフィノース、エリスリトール、グルコース、ショ糖、果糖、キシリトール、ラクトース、マルトース、マルチトール、トレハロース、アルキル化トレハロース、混合異性化糖、硫酸化トレハロース、プルラン等が挙げられる。またこれらの化学修飾体等も使用可能である。
(8)高分子の例
アクリル酸エステル/メタクリル酸エステル共重合体(プラスサイズ、互応化学社製)、酢酸ビニル/クロトン酸共重合体(レジン28-1310、NSC社製)、酢酸ビニル/クロトン酸/ビニルネオデカネート共重合体(28-2930、NSC社製)、メチルビニルエーテルマレイン酸ハーフエステル(ガントレッツES、ISP社製)、T-ブチルアクリレート/アクリル酸エチル/メタクリル酸共重合体(ルビマー、BASF社製)、ビニルピロリドン/ビニルアセテート/ビニルプロピオネート共重合体(ルビスコールVAP、BASF社製)、ビニルアセテート/クロトン酸共重合体(ルビセットCA、BASF社製)、ビニルアセテート/クロトン酸/ビニルピロリドン共重合体(ルビセットCAP、BASF社製)、ビニルピロリドン/アクリレート共重合体(ルビフレックス、BASF社製)、アクリレート/アクリルアミド共重合体(ウルトラホールド、BASF社製)、ビニルアセテート/ブチルマレエート/イソボルニルアクリラート共重合体(アドバンテージ、ISP社製)、カルボキシビニルポリマー(カーボポール、BFGoodrich社製)、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(ペミュレン、BF Goodrich社製)等のアニオン性高分子化合物や、ジアルキルアミノエチルメタクリレート重合体の酢酸両性化物(ユカフォーマー、三菱化学社製)、アクリル酸オクチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体(AMPHOMER、NSC社製)等の両性高分子化合物、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートの4級化物(GAFQUAT、ISP社製)、メチルビニルイミダゾリウムクロリド/ビニルピロリドン共重合体(ルビコート、BASF社製)等のカチオン性高分子化合物、ポリビニルピロリドン(ルビスコールK、BASF社製)、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体(ルビスコールVA、BASF社製)、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(コポリマー937、ISP社製)、ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(コポリマーVC713、ISP社製)等のノニオン性高分子化合物等がある。また、セルロースまたはその誘導体、ケラチン及びコラーゲンまたはその誘導体、アルギン酸カルシウム、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖類、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペクチン、ローメトキシルペクチン、グアーガム、アラビアゴム、結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガム、トラガカントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼイン、カードラン、ジェランガム、デキストラン等の天然由来高分子化合物も好適に用いることができる。
(9)生理活性成分の例
生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、美白成分、免疫賦活剤、老化防止剤、紫外線防御剤、スリミング剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、発毛剤、育毛剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。これらの好適な配合成分の例としては、例えばアシタバエキス、アボカドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カルカデエキス、カキョクエキス、キナエキス、キューカンバ-エキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セ-ジエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
また、デオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体高分子、アミノ酸、加水分解ペプチド、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイ、トリメチルグリシンなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、フィトスフィンゴシン、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質などの油性成分、ε-アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β-グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコールチゾン等の免疫賦活剤、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4-アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、トコフェロール、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、α-ヒドロキシ酸、β-ヒドロキシ酸などの細胞賦活剤、γ-オリザノール、ビタミンE誘導体などの血行促進剤、レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤、アルブチン、コウジ酸、プラセンタエキス、イオウ、エラグ酸、リノール酸、トラネキサム酸、グルタチオン等の美白剤、セファランチン、カンゾウ抽出物、トウガラシチンキ、ヒノキチオール、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸ピリドキシン、DL-α-トコフェロール、酢酸DL-α-トコフェロール、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、パントテン酸カルシウム、D-パントテニルアルコール、アセチルパントテニルエチルエーテル、ビオチン、アラントイン、イソプロピルメチルフェノール、エストラジオール、エチニルエストラジオール、塩化カプロニウム、塩化ベンザルコニウム、塩酸ジフェンヒドラミン、タカナール、カンフル、サリチル酸、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルアミド、ピロクトンオラミン、ペンタデカン酸グリセリル、L-メントール、モノニトログアヤコール、レゾルシン、γ-アミノ酪酸、塩化ベンゼトニウム、塩酸メキシレチン、オーキシン、女性ホルモン、カンタリスチンキ、シクロスポリン、ジンクピリチオン、ヒドロコールチゾン、ミノキシジル、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ハッカ油、ササニシキエキス等の育毛剤などが挙げられる。
(10)酸化防止剤の例
亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、チオジプロピオン酸ジラウリル、トコフェロール、トリルビグアナイド、ノルジヒドログアヤレチン酸、パラヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、ステアリン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビル、没食子酸オクチル、没食子酸プロピル、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン、リンゴエキスやチョウジエキスなどの酸化防止効果の認められる植物エキス等が挙げられる。
以下に本発明を具体化した実施例について説明する。
1.保水用組成物の調製
T.フシフォルミス(T. fuciformis)の子実体を洗浄し、50倍重量の水を加え、60〜95℃に加熱して、必要に応じて還流下に撹拌しながら、5時間抽出し、濾過又は遠心分離して、抽出液を得た。この抽出液に5倍重量のエチルアルコールを加え、撹拌した後に遠心分離して保水用組成物(実施例)を得た。この保水用組成物をIRスペクトル法にて分析したところ、本実施例の保水用組成物は、主鎖がα-1,3-マンノースで構成され、側鎖として、D-フコース,D-キシロース,及びD-グルクロン酸を有し、構成比〔α-1,3-マンノース:D-フコース:D-キシロース:-グルクロン酸〕がモル比で9:1:4:3であるヘテロ多糖類、即ち、キシログルクロノマンナンであることが確認された。更に、粘度法により重量平均分子量を算出したところ約1000000であることが確認された。
2.本実施例の保水用組成物における保水率の測定
方法
人口胃液(塩酸酸性pH1.8)及び人口腸液(水酸化ナトリウム塩基性pH7.4)を各100mlとり、本実施例の保水用組成物0.2g添加し30分攪拌分散させた。その後、インキュベータ内で37℃で2時間静置して恒温膨潤させた。その後、予め重量を測定した湿潤No.2ろ紙と漏斗を用いて自然ろ過を行った。そして、ろ過残分の重量を測定した。そして、湿潤No.2 ろ紙及び漏斗の重量、ろ過残分重量、試料供試重量に基づいて以下の式(1)にて算出した。その結果を下記表1に示す。また、比較例として、株式会社資生堂製のヒアルロン酸(商品名「バイオヒアルロン酸ナトリウムHA(食添)W」)についても同様の測定を行った。その結果を表1及び図1に示す。
結果及び実施例の効果
表1によれば、比較例のヒアルロン酸は、人口腸液(pH7.4)存在下においては保水率が393.1倍と優れているが、人口胃液(pH1.8)存在下では23.8倍と劣っていることが判る。これにより、ヒアルロン酸では、胃液下においては、十分に膨潤させることができず、これにより、十分な満腹感を有しないので、食欲抑制効果が劣っている。
これに対し、図1及び表1に示されるように、本実施例の保水用組成物は、人口腸液(pH7.4)存在下においては保水率が476.0倍となり、更に、人口胃液(pH1.8)存在下では460.6倍となるため、人口腸液(pH7.4)存在下だけではなく胃液(pH1.8)存在下においても保水性が優れているので、胃液下においても膨潤させることができ、これにより、十分な満腹感を有し、食欲抑制効果が優れている。以上により、本実施例の保水用組成物は、胃の内部において優れた膨潤効果が得られ、これにより優れた食欲抑制効果を有する。
配合例
以下に本発明の保水用組成物の配合例を挙げるが、下記配合例は本発明を限定するものではない。
配合例1:チューインガム
砂糖 53.0wt%
ガムベース 20.0
グルコース 10.0
水飴 16.0
香料 0.5
保水用組成物 0.5
100.0wt%
配合例2:グミ
還元水飴 40.0wt%
グラニュー糖 20.0
ブドウ糖 20.0
ゼラチン 4.7
水 9.68
ブドウ果汁 4.0
ブドウフレーバー 0.6
色素 0.02
保水用組成物 1.0
100.0wt%
配合例3:キャンディー
砂糖 50.0wt%
水飴 33.0
水 14.4
有機酸 2.0
香料 0.2
保水用組成物 0.4
100.0wt%
配合例4:ヨーグルト(ハード・ソフト)
牛乳 41.5wt%
脱脂粉乳 5.8
砂糖 8.0
寒天 0.15
ゼラチン 0.1
乳酸菌 0.005
保水用組成物 0.4
香料 微量
水 残余
100.0wt%
配合例5:清涼飲料
果糖ブドウ糖液糖 30.0wt%
乳化剤 0.5
保水用組成物 0.05
香料 適量
精製水 残余
100.0wt%
配合例6:錠菓
砂糖 76.4wt%
グルコース 19.0
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
保水用組成物 0.5
精製水 3.9
100.0wt%
配合例7:ソフトカプセル
ブドウ種子油 87.0wt%
乳化剤 12.0
保水用組成物 1.0
100.0wt%
配合例8:錠剤
乳糖 54.0wt%
結晶セルロース 30.0
澱粉分解物 10.0
グリセリン脂肪酸エステル 5.0
保水用組成物 1.0
100.0wt%
配合例9:顆粒内服剤(医薬品)
保水用組成物 1.0wt%
乳糖 30.0
コーンスターチ 60.0
結晶セルロース 8.0
ポリビニールピロリドン 1.0
100.0wt%
配合例10:嚥下用食品
保水用組成物 1.0wt%
デキストリン 60.0
澱粉 39.0
100.0wt%
配合例11:化粧クリーム
スクワラン 20.0wt%
ミツロウ 5.0
精製ホホバ油 5.0
グリセリン 5.0
グリセリンモノステアレート 2.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタン-
モノステアレート 2.0
保水用組成物 2.0
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残余
100.0wt%
配合例12:化粧水
エタノール 5.0wt%
グリセリン 2.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
ポリエチレンオレイルエーテル 0.5
クエン酸ナトリウム 0.1
クエン酸 0.1
保水用組成物 0.1
精製水 残余
100.0wt%
配合例13:ボディージェル
マカデミアナッツ油 2.0wt%
ミリスチン酸オクチルドデシル 10.0
メチルフェニルポリシロキサン 5.0
ベヘニルアルコール 3.0
ステアリン酸 3.0
バチルアルコール 1.0
モノステアリン酸グリセリル 1.0
テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット 2.0
水素添加大豆リン脂質 1.0
セラミド 0.1
パルミチン酸レチノール 0.1
防腐剤 適量
ツボクサ抽出物 1.0
保水用組成物 1.0
1、3−ブチレングリコール 5.0
精製水 残余
100.0wt%
配合例14:乳液
スクワラン 4.0wt%
ワセリン 2.5
セタノール 2.0
グリセリン 2.0
親油型モノステアリン酸グリセリン 1.0
ステアリン酸 1.0
L−アルギニン 1.0
保水用組成物 0.5
水酸化カリウム 0.1
香料 微量
精製水 残余
100.0wt%
配合例15:浴用剤(液状)
プロピレングリコール 50.0wt%
エタノール 20.0
硫酸ナトリウム 5.0
保水用組成物 0.5
ラノリン 0.5
アボガド油 0.5
色素 1.5
香料 22.0
100.0wt%
配合例16:キャットフード
とうもろこし 34.0wt%
小麦粉 35.0
ミートミール 15.0
牛脂 8.9
食塩 1.0
かつおエキス 4.0
保水用組成物 1.0
タウリン 0.1
ビタミン類 0.5
ミネラル類 0.5
100.0wt%
配合例17:ドッグフード
とうもろこし 30.0wt%
肉類(チキン) 15.0
脱脂大豆 10.0
小麦粉 25.0
糟糠類 5.0
保水用組成物 5.0
動物性油脂 8.9
オリゴ糖 0.1
ビタミン 0.5
ミネラル 0.5
100.0wt%
以上説明したように、本発明は、酸性存在下においてもゲル化を起し難く、これにより胃の内部で膨潤機能を保持することができる保水用組成物、及びそれを用いた毒性が低く、副作用の少ない新しいタイプの食欲抑制剤を提供することができる。
本実施例の保水用組成物と比較例のヒアルロン酸とにおける保水率の比較を示すグラフである。

Claims (8)

  1. 主鎖がα-1,3-マンノースで構成され、側鎖として、D-キシロース,及びD-グルクロン酸を有するキシログルクロノマンナンを含有する保水用組成物において、
    前記キシログルクロノマンナン中の前記α-1,3-マンノース及び前記D-グルクロン酸の構成比〔α-1,3-マンノース:D-グルクロン酸〕は9:1〜9:3.5(moler)であることを特徴とする保水用組成物。
  2. 前記キシログルクロノマンナンは、粘度法により算出した重量平均分子量が800000〜1600000であることを特徴とする保水用組成物。
  3. 前記キシログルクロノマンナンは、Tremella属に分類されるヘテロ担子菌種から抽出されたものである請求項1又は請求項2に記載の保水用組成物。
  4. 前記保水用組成物は、pHが1〜5の範囲内において保水作用を有するものである請求項1〜請求項3に記載の保水用組成物。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の保水用組成物を有効成分とする食欲抑制剤。
  6. 請求項5に記載された食欲抑制剤を有効成分とする医薬品。
  7. 請求項5に記載された食欲抑制剤を有効成分とする飲食品。
  8. 請求項1〜請求項4に記載の保水用組成物を有効成分とする化粧品。
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