JP2009107322A - 天然木を活用した、ゴム・エストラマー - Google Patents

Abstract

【課題】天然木の風合いを持たせた意匠により従来のゴム・エストラマーの利用の範囲を超えた用途の提供。
【解決手段】ゴム・エストラマーＢで、天然木Ａを積層・包囲する。
【選択図】図１

Description

本発明は、天然木の意匠をゴム・エストラマーに加えることにより、ゴム・エストラマーの機能性の高さを活用するとともに、天然木の風合いを持たせた意匠により従来のゴム・エストラマーの利用の範囲を超えた用途を開発する。
また、天然木については、これまで廃棄焼却されていた産業廃材を活用することが可能であり、環境問題を配慮したものである。

天然木に樹脂を表面積層したものに比べ、ゴム・エストラマーと天然木を積層したものは、柔軟性優れ、耐熱温度が摂氏１２０度から摂氏２００度へと向上する。
特開２００４−２１６７２２ ［第１〜１０頁］ 特開２００４−７４７４６ ［第１〜２０頁］

ゴム・エストラマーの意匠は、ゴム・エストラマーの本来の色によるもの、着色によるものであったが、本製品は、天然木の廃材を用いることで自然の風合いを活かした意匠が可能となる。天然木として用いる素材については、産業財として活用されてきた、突き板等の天然木の廃棄物を再利用する。

ゴム・エストラマーで、天然木を積層・包囲する。

ゴム・エストラマーの伸び縮みする、柔らかい、弾力性に富むという基本機能や、防振、緩衝作用、金属絶縁性という特長を活かした性質をもちながら、天然木の風合いを持たせることが可能となる。

準備された天然木端材を、ゴム成形する為の金型にセットする。金型構造は上型下型の２層であり、始めに部出しをしたシリコンゴム１枚を下型に敷き次に天然木端材を置き最後にもう一度シリコンゴムを置いた状態にする。
部出寸法においては全体の厚み（１〜５Ｔ）を維持する技術が必要であり薄くなればなるほど難しい製品である。
材料をセットする時間はゴムが加硫する前に行なわなければいけない作業であり熟練者でないと難しい物である。
全てに措いて完璧に作業されないと、天然木が包囲したゴムより飛び出る事がある為に高度な技術が要求さりる。
ゴム成形は、コンプレッション成形であり、金型温度２００度を保持し加硫時間数分で１枚のシートが完成される。
［１］素練り、混練されたゴム・エストラマーえお完成形状の１／２の均一な厚さに成型する。
［２］金型、下型にゴム・エストラマーを敷き、天然木を敷き、さらにゴム・エストラマーを被せる。
［３］金型、上型を合わせる。
［４］金型温度摂氏１２０度〜２００度により、加圧、加硫する。
［５］加圧、加硫後金型から取り出す。

個別のゴム・エストラマーの持つ、引っ張り強さ、伸び、反発弾性、耐磨耗性対候性といった性質を活かした用途のみならず、天然木の風合いを活かした意匠により消費財向けのゴム・エストラマーの活用範囲を広げることができる。

本発明の天然木を活用した、ゴム・エストラマーの断面図である。 本発明の天然木を利用した廃材の断面図及び加工前のゴム・エストラマーの断面図である。

Claims (1)

1. 透明素材の積層を特長として、柔軟性且つ耐熱性を改善した透明樹脂のなかに天然木化粧板端材を厚み１〜５Ｔまで製造可能であり最大５００角程度で考える。

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