JP2009107192A - ミキサー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】粘度が高い混練物でも低い粘度の混練物でも混練時に発熱を抑制して高速で効率よく均一に混練に供することができるミキサー装置に関するものである。
【解決手段】筒状容器1内に配設され回転軸2で駆動されるブレード3の筒状容器1の内周壁4に対向する稜線縁に切込5を施したもので、ミキサーの筒状容器1の内部での混練に際し、嵩高い繊維のような配合物が多く含有していても、ブレード3の切込5で梳くように捌きながら混練できるようにして、所期の目的を達成することができた。
【選択図】図1
【解決手段】筒状容器1内に配設され回転軸2で駆動されるブレード3の筒状容器1の内周壁4に対向する稜線縁に切込5を施したもので、ミキサーの筒状容器1の内部での混練に際し、嵩高い繊維のような配合物が多く含有していても、ブレード3の切込5で梳くように捌きながら混練できるようにして、所期の目的を達成することができた。
【選択図】図1
Description
本発明は粘性の高い繊維及びエマルジョンを含む配合物でも短時間で均一にしかも混練物の発熱を抑制して混練できるミキサー装置に関するものである。
道路の法面や溝、トンネル、橋、建造物(ビルディング等)その他のコンクリート構造物の補修現場などではその現場に応じた特有の配合のモルタルが比較的少量必要とされるため、手作業による攪拌羽を用い混練容器に収容されたモルタルの配合物を混練している。やや多い場合は小型のミキサー装置で混練を行っている。
そのような中で、最近増えているのは、コンクリート構造物の損傷箇所の補修であるが、その補修は表面の化粧ではなく、強度を持った表層補修が要求される。そのような現場では損傷表層を鉄筋が露出する辺りまで削り取り、場合によっては鉄筋の防錆処理を施した上にモルタル層を被覆するが、下層と強固に一体化すること及び補修した上層の強度が要求されるため、モルタルには長繊維などの嵩高い添加物が配合されるケースが増えてきている。
しかしながら攪拌された配合物によっては、ブレードと筒状容器の内壁との間に引っ掛かった状態で詰まり、均一に混練し難く、また混練時に発熱してしまい、高速回転が行えないため作業効率も上がらず、改善が求められていた。また、筒状容器に投入された配合物はブレードが直接当たる部分は混練されやすいが、殊に筒状容器の底及びその周辺付近の混練が不均一になりやすく、筒状容器から取り出して施工に使えない場合もあった。
本発明は、粘度の高い混練物であっても高速で安全に回転混練することができると共に、繊維などの添加物が多くても均一に短時間で混練することができるミキサー装置を提供するものである。
本発明の主たる特徴は、筒状容器1内に配設され回転軸2で駆動されるブレード3の筒状容器1の内周壁4に対向する稜線縁に切込5を施したことである。
本発明にあっては上述のように、筒状容器1内に配設され回転軸2で駆動されるブレード3の筒状容器1の内周壁4に対向する稜線縁に切込5を施したため、繊維のような嵩高い添加物が配合された混練物10であっても、混練物10がブレード3と筒状容器1の内壁4との間に詰まることがなく、嵩高い添加物は切込5で交わしながら混練されるため、詰まることなく、スムーズに均一に混練できる。
また、嵩高い、或いは長い添加物を含んでいてもブレード3と内壁4との間にその混練物10が詰まらないため、混練物10はブレード3と内壁4との間での移送時の抵抗が少なく、詰まることなく均一に混練ができ、また混練物10および筒状容器1が高温とならないため、混練物10に変質などの惧れもない。
更に混練時に高温となる惧れがないため、ブレード3を無理なく高速回転できて、この点からも混練時間を短縮できて作業効率が向上する。
以下本発明を添付図面に基づき詳細に説明する。 全体の概略は図1に示すように、必要に応じて車輪7を具備し、フレーム8に傾き可能に保持された筒状容器1は、上面の開口よりモータMにより直接、或いはベルト13、ギヤボックスなどの減速手段14を介して駆動される回転軸2が設置され、回転軸2に装着されたブレード3が筒状容器1内で混練物10を混練するようになっている。混練後の混練物10はシリンダ12の操作で回動するロック手段11を外し、底蓋9を開けて取り出せるようにしてあるが、筒状容器1を傾けて上面の開口より流し出すようにしても良い。
図示例はスクリュータイプのブレード3を示すが、図2のような羽根タイプのブレード3でも適用できるもので、いずれの場合も、ブレード3には、筒状容器1の内壁4に対向する稜線縁に切込5が施される。この切込5の形状は任意であるが、図3のように開口aが底bよりも広くなっているのが好ましく、また図4のように底b両側からの立ち上がりがなだらかな曲線となるようにしても良い。図5中、6はブレード3を回転軸2に連結するステーである。
モータM及び回転軸2は筒状容器1の上部開口に取り外し可能に装着され、図外ハンドルの操作により筒状容器1を傾けて混練物10を取り出すことができる。勿論、筒状容器1の下部に開閉できる底蓋9を設けて混練物10を取り出せるようにしても良い。また筒状容器1にモータMが装着されたタイプの他、作業者がモータM部分を手で持ってブレード3を筒状容器1に差し込んで回転させる手持ちタイプでも適用できる。
上記のいずれの場合もモータMは回転軸2と共に筒状容器1から取り外しが可能であり、また回転軸2に装着されたブレード3も取り外せて目的に応じた捻りや形状、枚数のものに交換することができるようにしておくのが好ましい。
(スクリュータイプのブレードの場合の使用方法)
使用に当たっては、筒状容器1にセメント、骨材、繊維、添加剤、水等を投入し、モータMを駆動し、回転軸2を回転させ、ブレード3で混練物10を攪拌混練する。筒状容器1に投入された混練物10は投入直後、筒状容器1の底に投入された状態で無造作に沈んでいる。したがってこの状態では各配合物は投入されたままの偏った状態である。
使用に当たっては、筒状容器1にセメント、骨材、繊維、添加剤、水等を投入し、モータMを駆動し、回転軸2を回転させ、ブレード3で混練物10を攪拌混練する。筒状容器1に投入された混練物10は投入直後、筒状容器1の底に投入された状態で無造作に沈んでいる。したがってこの状態では各配合物は投入されたままの偏った状態である。
ここで回転軸2によりブレード3が回転し始めると、混練物10は先ずブレード3の遠心力によりより筒状容器1の内壁4方向に押しやられながら、ブレード3の螺旋の回転により渦を描きながら順次上方に押し上げられる。
次いでブレード3の一番上の部分に達した混練物10はブレード3と回転軸2の間に落下する。そしてこれらの一連の移動をする間に混練物10は各配合物が解きほぐされて均一に練り上げられて行く。
ここでモルタルや微細骨材はブレード3のどの部位でも上方に移送されるが、嵩高い繊維などの添加物の多くは内壁4との間隔が広くなった切込5の部分を通って上方に移送されて、頂部より下に落下して他の配合物と練り合わされる。これを繰り返すことにより、混練物10は均一に練り上げられていくのである。
即ち、嵩高い繊維などの配合物も、他の微細な配合物と同様に移送処理され、スムーズに混練・攪拌されるのである。尚、ブレード3の回転方法を逆にすると、筒状容器1の回転軸2の周辺から混練物10が上昇して移送され、上端から内壁4とブレード3の隙間に沿って降下して混練されることになる。
ここで本発明の場合と、ブレードに切込のない今までの場合とを同じ配合の繊維補強モルタル補修材の混練状態を検証すると、以下の通りとなった。
(実施例)装置としては図1のタイプのものを用いた。筒状容器1の容量は65リットル、モータMは動力が2.2kw(作業電流3.7〜5A)とし、回転数130RPMの条件でロックウール繊維(繊維長1〜2mm)2%入りの既調合粉体24kgとセメントエマルジョン48kgを8分間予備混練した後、水2リットルを加えて更に1.5分間混練して均一な混練物を得た。この状態での混練物の温度は水温と同様の20度前後であった。また混練物も十分均質に混練されていて、コンクリート建造物の表面の補修に使用したところ、施工状態の肌理は細かく、満足な仕上がり状態を得た。
(比較例)装置としては切込のない以外は図1と同様のものを用いた。この場合、水を添加するまでの予備混練は15分を要した。この際、筒状容器表層部の温度が60〜70℃に上昇していた。次いで水を添加して混練を3分間続けた。これにより得られた混練物をコンクリート構造物表面の補修に使用したところ、施工したものは仕上がりが少し粗く、混練物の混練は不十分であることが分かった。
上記ではスクリュータイプのブレード3の例を説明したが、図3の羽根タイプのブレード3の場合では、ブレード3の回転方向に対する傾きの設定により、ブレード3で押し込んだり切込んだり使い分けするが、いずれにしても繊維のように嵩高い配合物が添加された混練物10であっても、混練物10は、嵩高い配合物もブレード3と内壁4との間に詰まってしまうことがなく、切込5により梳き上げながら容易に移送され、容易に均一に練り上げられるのである。
本発明にあっては、嵩高い繊維などの添加物を多く含む高粘度の混練物10であっても、ブレード3と内壁4との隙間に詰まることなくスムーズに攪拌して短時間で効率よく均質に混練でき、しかも混練時に筒状容器1の発熱が抑制できるため、混練時のブレード3の回転速度を従来よりも上げることができて混練時間も制約を受けず、混練時間を短縮させて作業効率を向上させるとともに、希望する仕上げの細かい肌理を達成できるまで十分に練り上げることができて、混練物10の品質の向上をも図ることができる。
そして、ブレード3がスクリュータイプで切込5を施した本発明では、筒状容器1の底及びその周辺で、従来不十分な混練状態になりやすかった箇所の混練状態も改善され、施工に供せる混練歩留まりが向上したあものである。またこれにより施工現場での肌理細かく、補修層の接着強度及び補修層自体の強度も向上し、上質な補修を行えることになる。
更には、当初念頭に置いた中乃至小規模なミキサー以外に、大型のミキサーであっても同様に作業効率・混練物10の質の向上を図り、また、内壁4への混練物10のこびり付きによる混練の不均一を防止すると共に、低粘度から高粘度に至るまで種々の特性の混練物10を短時間で効率よく混練し、作業性の向上を図り得る。
1 筒状容器
2 回転軸
3 ブレード
4 内壁
5 切込
2 回転軸
3 ブレード
4 内壁
5 切込
Claims (3)
- 筒状容器1内に配設され回転軸2で駆動されるブレード3の筒状容器1の内周壁4に対向する稜線縁に切込5を施したことを特徴とするミキサー装置。
- ブレード3がスクリューである請求項1に記載のミキサー装置。
- 切込5の開口幅Aが底幅Bよりも広くなっている請求項1又は2に記載のミキサー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007281042A JP2009107192A (ja) | 2007-10-30 | 2007-10-30 | ミキサー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007281042A JP2009107192A (ja) | 2007-10-30 | 2007-10-30 | ミキサー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009107192A true JP2009107192A (ja) | 2009-05-21 |
Family
ID=40776249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007281042A Pending JP2009107192A (ja) | 2007-10-30 | 2007-10-30 | ミキサー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009107192A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102423656A (zh) * | 2011-10-27 | 2012-04-25 | 中冶北方工程技术有限公司 | 混合机刮料装置 |
CN102908924A (zh) * | 2012-11-08 | 2013-02-06 | 张志军 | 一种新型螺带搅拌机 |
CN106985281A (zh) * | 2017-05-20 | 2017-07-28 | 赵沅飞 | 一种改进的混凝土搅拌浇注机 |
CN110549491A (zh) * | 2019-08-29 | 2019-12-10 | 海南圣岛科技有限公司 | 一种混凝土生产系统 |
CN111805738A (zh) * | 2020-07-17 | 2020-10-23 | 诸暨华匠工程设计咨询有限公司 | 一种纤维水泥生产制浆设备 |
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2007
- 2007-10-30 JP JP2007281042A patent/JP2009107192A/ja active Pending
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