JP2009105993A - Uhf band antenna - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えばUHF帯の地上放送波、通信等に使用されるUHF帯アンテナに関する。 The present invention relates to a UHF band antenna used for, for example, UHF band terrestrial broadcast waves, communication, and the like.
地上デジタル(テレビジョン)放送(ISTB-T:Terrestrial Integrated Services Digital Broadcasting)は、UHF帯の電波が使用され、その周波数帯は470〜770MHz(13〜62チャンネル)が使用される。また、770MHzの以上の周波数帯においても需要が見込まれている。 Terrestrial integrated services digital broadcasting (ISTB-T) uses radio waves in the UHF band, and a frequency band of 470 to 770 MHz (13 to 62 channels) is used. Demand is also expected in the frequency band of 770 MHz or higher.
UHF帯の電波を受信するアンテナとしては、従来、2線式ダイポールアンテナが知られている。この2線式ダイポールアンテナは、導体パイプにより構成したもので、広帯域性、高利得性が一般に知られているが、全長が下端周波数の0.5λ程度必要であり、また、放射特性は単一指向性である。更に上記2線式ダイポールアンテナは、給電インピーダンスが200〜300Ω程度において広帯域性があるので、一般に使用されている75Ωにするためにはインピーダンス変換回路が必要になる。 Conventionally, a two-wire dipole antenna is known as an antenna that receives radio waves in the UHF band. This two-wire dipole antenna is composed of a conductor pipe, and is generally known for its wide bandwidth and high gain. However, the overall length is required to be about 0.5λ of the lower end frequency, and the radiation characteristic is single. Directivity. Further, since the two-wire dipole antenna has a wide band characteristic when the feeding impedance is about 200 to 300Ω, an impedance conversion circuit is required to obtain 75Ω which is generally used.
このため最近では、上記2線式ダイポールアンテナに代わって、スリット構造を持つ板状放射素子と反射板とから構成される板状広帯域アンテナが使用されるようになってきている(例えば、特許文献1参照。)。 Therefore, in recent years, instead of the two-wire dipole antenna, a plate-shaped broadband antenna composed of a plate-shaped radiating element having a slit structure and a reflecting plate has been used (for example, Patent Documents). 1).
図39は従来の板状広帯域アンテナの概略構成を示す斜視図である。図39において、1は板状放射素子で、その中央部にスリット2を形成し、このスリット2の開放している下端部側を給電点3として給電部4から給電している。そして、上記板状放射素子1の背面側に所定の間隔を保って反射板5を設けている。
FIG. 39 is a perspective view showing a schematic configuration of a conventional plate-shaped broadband antenna. In FIG. 39,
上記従来の板状広帯域アンテナは、広帯域に亘って利得や前後比など、安定した電気的特性を有しているが、アンテナ形状が大きくなるため板状放射素子1や反射板5への風圧荷重が大きく、長期間の使用に耐えないという問題がある。また、上記板状広帯域アンテナは、放射特性が単一指向性となっている。また、上記従来の板状広帯域アンテナは、アンテナ形状が大きいので、室内アンテナへの利用が困難であった。
The conventional plate-shaped broadband antenna has stable electrical characteristics such as gain and front-to-back ratio over a wide band, but since the antenna shape becomes large, the wind pressure load on the plate-shaped
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、簡単な構成で、低コスト化、小型化、高性能化が可能で、かつ室内アンテナへの利用が可能なUHF帯アンテナを提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and provides a UHF band antenna that can be reduced in cost, reduced in size, improved in performance, and can be used as an indoor antenna with a simple configuration. For the purpose.
第1の発明に係るUHF帯アンテナは、長方形の金属板に長尺状の水平方向スリットを上下に所定の間隔を空けて並設することにより、前記各水平方向スリットでそれぞれ分離され、しかも、各水平方向スリットの両端で互いに連結された3つの導体部を形成すると共に、該3つの導体部のうち、前記各スリットに挟まれる中間導体部には、前記各水平方向スリットの略中央で垂直方向に連結する垂直方向スリットを形成してなる板状放射素子からなり、該板状放射素子を、前記垂直方向スリットに略平行な中心軸周りに多角形若しくは円形に湾曲させ、前記垂直方向スリットで分離された2つの中間導体部の対向端部に一対の給電点を形成してなることを特徴とする。 The UHF band antenna according to the first aspect of the present invention is separated by the horizontal slits by arranging long horizontal slits on a rectangular metal plate with a predetermined interval in the vertical direction, Three conductor portions connected to each other at both ends of each horizontal slit are formed, and among the three conductor portions, an intermediate conductor portion sandwiched between the slits is perpendicular to the center of each horizontal slit. The plate-shaped radiating element is formed by forming a vertical slit connected in the direction, and the plate-shaped radiating element is bent into a polygon or a circle around a central axis substantially parallel to the vertical slit, and the vertical slit A pair of feeding points are formed at opposite end portions of the two intermediate conductor portions separated by (1).
第2の発明に係るUHF帯水平面無指向性アンテナは、前記第1の発明におけるUHF帯アンテナの中心軸に一致させて配置する筒状に形成された前記アンテナを収納する保護部材と、該保護部材の中心軸が垂直方向となるよう、前記保護部材を載置する基部を備えたことを特徴とする。 A UHF horizontal plane omnidirectional antenna according to a second aspect of the present invention is a protective member that houses the antenna formed in a cylindrical shape that is arranged to coincide with the central axis of the UHF band antenna according to the first aspect of the invention, and the protection A base portion on which the protective member is placed is provided so that the central axis of the member is in a vertical direction.
本発明によれば、小型化を図りながら広帯域特性を実現することができ、屋外アンテナだけでなく室内アンテナにも利用可能であり、また、構成が簡易で極めて容易にかつ安価に製作することができる。 According to the present invention, wideband characteristics can be realized while achieving miniaturization, and it can be used not only for an outdoor antenna but also for an indoor antenna. Also, the configuration is simple and can be manufactured very easily and inexpensively. it can.
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail.
図1は、本発明の第1実施形態に係るUHF帯用の広帯域アンテナ10Aの構成例を示したもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。図2は、上記広帯域アンテナ10Aを平面状に展開して示す正面図である。
FIG. 1 shows a configuration example of a UHF band
図1及び図2において、11は例えば略長方形の金属板を使用した板状放射素子で、略四角形、例えばコの字状に折り曲げ形成している。上記金属板の厚さは、例えば約0.002λ以下のものが使用される。上記板状放射素子11は、中央部において、下側から上側近傍まで第1のスリット12が垂直に設けられ、左右に板状のダイポール素子13a、13bが形成される。また、上記板状放射素子11には、左端近傍から右端近傍まで、上辺と平行に第2のスリット14が設けられ、上部に折返し素子15が形成される。
1 and 2,
上記板状放射素子11は、例えば全長(横幅)Lが約0.35λ、前面の幅L1及び側面の幅L2が約0.12λ、高さHが約0.05λ以上、第1のスリット12の間隔D1及び第2のスリット14の間隔D2が約0.01λに設定される。上記λは、使用周波数帯における下端周波数の波長を示している。また、第2のスリット14は、側面における長さL3が約0.09λに設定される。
The plate-shaped
また、上記ダイポール素子13a、13bには、相対向する側、すなわち第1のスリット12側の下端部を下方に所定長さ突出してなる給電用突部16a、16bが形成され、この給電用突部16a、16bに給電点17a、17bが設けられる。そして、この給電点17a、17bに給電部18より給電される。
Further, the
なお、上記給電点17a、17bは、例えば穴のみを設けたものでも、この穴に給電用端子を装着したものでも良い。
また、上記の例では、ダイポール素子13a、13bが相対向する側の下端部に給電用突部16a、16bを形成して給電点17a、17bを設けた場合について示したが、特に給電用突部16a、16bを形成する必要はなく、ダイポール素子13a、13bの相対向する側の下端隅部に給電点17a、17bを設けても良い。
上記図1に示した広帯域アンテナ10Aにおいて、給電部18よりダイポール素子13a、13bの給電点17a、17bに給電されると、図2に矢印aで示したように、給電点17a、17bからダイポール素子13a、13bの周縁に沿って給電電流が流れるようになり、2線式折返しダイポールと同様の動作が行なわれる。この結果、2線式折返しダイポールと同様の効果を発揮し、広帯域化を図ると共にインピーダンスを補正することができる。このためアンテナの小型化を図りながら良好なVSWR(電圧定在波比)特性を実現することができる。
The feeding points 17a and 17b may be provided with, for example, only a hole or may be provided with a feeding terminal in the hole.
In the above example, the feeding
In the
なお、板状放射素子11の長さ、すなわち、ダイポール素子13a、13bの全体の長さLを半波長より短い値例えば0.35λに設定すると、共振周波数帯域が高域へシフトするが、ダイポール素子13a、13bの高さHを従来の導体パイプにより構成したダイポール素子の直径(約0.015λ)に比較して十分に長い0.05λ以上に設定することにより、リアクタンス分を持たせて電気長の補正を行なうことができる。
Note that if the length of the plate-shaped
図3は、上記第1実施形態に係る広帯域アンテナ10Aにおいて、周波数帯域を470〜890MHzに設定して水平偏波のアンテナとした場合のVSWR特性を示し、横軸に周波数(MHz)、縦軸にVSWR(電圧定在波比)をとって示した。
FIG. 3 shows the VSWR characteristics when the frequency band is set to 470 to 890 MHz and the antenna is a horizontally polarized wave in the
上記広帯域アンテナ10Aによれば、比帯域48%以上において、VSWR特性を2.5以下とすることができた。
According to the
また、図4は、上記広帯域アンテナ10Aの470MHzの周波数における水平偏波水平面指向性(dB目盛極座標)、図5は同680MHzの周波数における水平偏波水平面指向性、図6は同890MHzの周波数における水平偏波水平面指向性を示したものである。
上記水平偏波アンテナでは、比帯域60%において、ヌル点を10dB以下に抑えることができた。
4 shows horizontal polarization horizontal plane directivity (dB scale polar coordinates) of the
In the horizontally polarized antenna, the null point can be suppressed to 10 dB or less in the relative bandwidth of 60%.
上記第1実施形態によれば、板状放射素子11にスリット12、14を設けてダイポール素子13a、13b及び折返し素子15を形成することにより、2線式折返しダイポールと同等の効果を発揮し、広帯域化を図ると共にインピーダンスを補正することができる。このため良好なVSWR特性を実現でき、比帯域が広い周波数帯で使用することが可能となり、インピーダンス変換トランスを不要とすることができる。
According to the first embodiment, by providing the plate-shaped
そして、板状放射素子11の全長Lを半波長より短い0.35λに設定すると共にコの字状に折り曲げた構成とすることにより、小型化を図ることができると共にヌルを小さくして指向性の偏差を無くすことができ、様々な方向から到来する電波を受信することが可能になる。更に、アンテナ素子の小型化により、屋外の使用だけでなく室内用アンテナとして使用することが可能になる。また、地上デジタルテレビジョン放送では、建物等により反射した電波でも、その信号レベルが高ければ利用することができるので、無指向性のアンテナを用いてTV放送波を受信することができる。
Further, by setting the total length L of the plate-
次に本発明の第2実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナについて説明する。 Next, a UHF band broadband antenna according to a second embodiment of the present invention will be described.
図7は、本発明の第2実施形態に係るUHF帯用の広帯域アンテナ10Bの構成例を示したもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。上記第1実施形態に係る広帯域アンテナ10Aが板状放射素子11をコの字状に折曲げ形成したものであるのに対し、この第2実施形態に係る広帯域アンテナ10Bは、板状放射素子11を略六角形状に折曲げ形成したものである。この場合、広帯域アンテナ10Bは、板状放射素子11の各辺の幅L4を約0.07λに設定すると共に、背面側に位置する辺の幅L5を約0.03λとし、ダイポール素子13a、13bの先端、すなわち背面側の端部間に所定の間隔を設けている。その他の寸法は上記広帯域アンテナ10Aと同様である。また、その他の構成は、第1実施形態に示した広帯域アンテナ10Aと同様の構成であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
FIG. 7 shows a configuration example of a UHF
上記第2実施形態で示したように板状放射素子11を略六角形状に折曲げ形成することにより、第1実施形態に係る広帯域アンテナ10Aに比較して更にヌルを小さくして指向性の偏差を少なくすることができる。
As shown in the second embodiment, the plate-shaped
図8は、上記第2実施形態に係る広帯域アンテナ10Bにおいて、第1実施形態に係る広帯域アンテナ10Aと同様の条件で水平偏波のアンテナとした場合のVSWR特性を示し、横軸に周波数(MHz)、縦軸にVSWR(電圧定在波比)をとって示した。この水平偏波のアンテナでは、比帯域48%以上においてVSWR特性を2.6以下とすることができた。
FIG. 8 shows the VSWR characteristics when the
また、図9は上記広帯域アンテナ10Bの470MHzの周波数における水平偏波水平面指向性、図10は同680MHzの周波数における水平偏波水平面指向性、図11は同890MHzの周波数における水平偏波水平面指向性を示したものである。また、図12は、上記広帯域アンテナ10Bの周波数680MHzにおける水平偏波垂直面指向性を示したものである。
上記水平偏波アンテナでは、比帯域60%において、ヌル点を6dB以下に抑えることができた。
9 shows horizontal polarization horizontal plane directivity at a frequency of 470 MHz of the
In the horizontally polarized antenna, the null point can be suppressed to 6 dB or less in the relative bandwidth of 60%.
上記第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が得られると共に、更にヌルを小さくして指向性の偏差を少なくすることができる。また、アンテナ素子の小型化により、屋外の使用だけでなく室内用アンテナとして使用することが可能になる。 According to the second embodiment, the same effect as that of the first embodiment can be obtained, and the null can be further reduced to reduce the directivity deviation. Further, the miniaturization of the antenna element makes it possible to use it not only outdoors but also as an indoor antenna.
なお、上記第2実施形態に係る広帯域アンテナ10Bは、板状放射素子11を略六角形状に折曲げて形成した場合について示したが、その他、例えば八角形等の多角形や円状に形成しても良い。
Note that the
次に本発明の第3実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナについて説明する。
図13は、上記第2実施形態に係る広帯域アンテナ10Bを使用して室内アンテナを構成した場合の例を示したもので、(a)は側断面図、(b)は平面図、(c)は背面図である。
Next, a UHF band broadband antenna according to a third embodiment of the present invention will be described.
FIG. 13 shows an example in which an indoor antenna is configured using the
図13において、21はアンテナ保持用のスタンド、22はスタンド21の上側中央に装着される合成樹脂製のアンテナカバー22である。上記スタンド21は、例えば合成樹脂を用いて円状に形成されており、その外周縁から中央に向かって高くなるようにテーパ状に形成され、その中央開口部に上記アンテナカバー22が着脱可能に設けられる。
In FIG. 13,
上記スタンド21内には、例えば円板状の支持基板23が配置され、スタンド21の内側に一体に設けられた複数の支持体24に対してネジ25により装着される。また、上記スタンド21には、中心部にアンテナ支持筒26が垂直に設けられ、このアンテナ支持筒26に上記広帯域アンテナ10Bが装着される。
In the
そして、上記広帯域アンテナ10Bの給電点17a、17bに、同軸ケーブル27の上端側の中心導体及び外導体が半田付け等により接続される。上記給電点17a、17bに接続された同軸ケーブル27は、アンテナ支持筒26内を通って下側から支持基板23上に導出される。この場合、アンテナ支持筒26には、広帯域アンテナ10Bの下側近傍及び支持基板23の近傍に同軸ケーブル27を挿通するための穴が設けられている。上記支持基板23上に導出された同軸ケーブル27は、スタンド21の背面側に設けられた出力用接栓28に接続される。
The central conductor and outer conductor on the upper end side of the
上記のように広帯域アンテナ10Bを使用することにより、小型で広帯域の特性を有する室内アンテナを構成することができる。また、広帯域アンテナ10Bは、指向性の偏差が少ないので、到来電波が家屋内で多方向に反射している場合であっても確実に受信でき、安定したTV画像を表示することができる。
By using the
次に本発明の第4実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナについて説明する。
この第4実施形態は、上記第1実施形態に係る広帯域アンテナ10A、あるいは第2実施形態に係る広帯域アンテナ10Bを多段にスタックして構成し、且つ給電点を略90°ずつ回転させて配置したものである。
Next, a UHF band broadband antenna according to a fourth embodiment of the present invention will be described.
In the fourth embodiment, the
図14は、第1実施形態に係る広帯域アンテナ10Aを複数使用し、例えば第1〜第4の広帯域アンテナ10A1〜10A4を使用し、支持柱19に対して支持部材20により取付け、所定の間隔Daで垂直にスタックとした場合の構成例を示し、(a)〜(d)は順次90°ずつ異なる位置から見た側面図、(e)は平面図である。上記広帯域アンテナ10A1〜10A4の各間隔Daは、例えば約0.1λに設定する。
FIG. 14 uses a plurality of
そして、第1〜第4の広帯域アンテナ10A1〜10A4を支持柱19に装着する際、各広帯域アンテナ10A1〜10A4の給電点17(17a、17b)を順次90°ずつ回転させて配置する。
When the first to fourth broadband antennas 10A1 to 10A4 are attached to the
上記のように第1〜第4の広帯域アンテナ10A1〜10A4の給電点17(17a、17b)を90°ずつ回転させてスタックすることにより、アンテナ利得を向上することができると共に、総合の水平面指向性を改善でき、略無指向性とすることができる。 As described above, by rotating the feed points 17 (17a, 17b) of the first to fourth broadband antennas 10A1 to 10A4 by 90 ° and stacking them, the antenna gain can be improved and the total horizontal plane orientation is achieved. Can be improved, and can be made almost omnidirectional.
図15は、上記図14に示したように第1〜第4の広帯域アンテナ10A1〜10A4の給電点17(17a、17b)を90°ずつ回転させて垂直にスタックし、水平偏波アンテナとした場合の470MHzの周波数における水平偏波水平面指向性、図16は同680MHzの周波数における水平偏波水平面指向性、図17は同890MHzの周波数における水平偏波水平面指向性を示したものである。
上記のように4方向合成して水平偏波アンテナを構成した場合、比帯域が約60%において、ヌルを3dB以下とすることができ、指向性の偏差を無くすことができる。
As shown in FIG. 14, the feed points 17 (17a and 17b) of the first to fourth wideband antennas 10A1 to 10A4 are rotated 90 degrees and stacked vertically to form a horizontally polarized antenna as shown in FIG. 16 shows horizontal polarization horizontal plane directivity at a frequency of 470 MHz, FIG. 16 shows horizontal polarization horizontal plane directivity at a frequency of 680 MHz, and FIG. 17 shows horizontal polarization horizontal plane directivity at a frequency of 890 MHz.
When a horizontally polarized antenna is configured by combining four directions as described above, the null can be 3 dB or less at a specific bandwidth of about 60%, and the directivity deviation can be eliminated.
また、第2実施形態に係る広帯域アンテナ10Bを4段にスタックする際、図14の場合と同様に各広帯域アンテナ10Bの給電点17a、17bを順次90°ずつ回転させてスタックするようにしても良い。このように第2実施形態に係る広帯域アンテナ10Bを多段にスタックした場合においても、第1実施形態に係る広帯域アンテナ10Aを使用した場合と同様にアンテナ利得を向上でき、且つ総合の水平面指向性を無指向性とすることができる。
In addition, when the
なお、上記第4実施形態では、広帯域アンテナ10A、あるいは広帯域アンテナ10Bを4段にスタックする場合について示したが、2〜3段あるいは4段以上にスタックしても良いことは勿論である。この場合、各アンテナの給電点を90°ずつ回転させずに、すなわち各アンテナの給電点を同じ方向に位置させた状態でスタックすることも可能である。
In the fourth embodiment, the case where the
次に本発明の第5実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナについて説明する。
図18は、本発明の第5実施形態に係る広帯域アンテナ10Cの構成例を示したもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。この第5実施形態は、第1実施形態に係るコの字状に形成した広帯域アンテナ10Aを2つ上下対称に配置し、これを1枚の金属板からなる板状放射素子11aにより広帯域アンテナ10Cを構成したものである。この場合、板状放射素子11aは、高さHを第1実施形態に係る板状放射素子11の2倍の約0.1λ以上とし、中央の給電用突部16a、16bを残して左右に水平方向のスリット31を設け、上部アンテナと下部アンテナを形成している。そして、上記給電用突部16a、16bに給電点17a、17bを設けている。また、上記板状放射素子11aの上辺及び下辺に平行してそれぞれ第2のスリット14を設けて折返し素子15を形成している。
また、板状放射素子11aは、第2のスリット14の長さを第1実施形態に係る広帯域アンテナ10Aの場合より短くし、第2のスリット14の側面における長さL3を約0.035λに設定している。その他の各部の寸法は、上記広帯域アンテナ10Aと同じである。
Next, a UHF band broadband antenna according to a fifth embodiment of the present invention will be described.
FIG. 18 shows a configuration example of a
Further, the plate-
上記のように板状放射素子11aの高さHを第1実施形態に係る板状放射素子11の約2倍とし、その中央に設けた給電点17a、17bから給電するセンター給電方式を用いることにより、1つの板状放射素子11a上に上部アンテナと下部アンテナを構成してスタック効果を得ることができる。また、1つの板状放射素子11aでスタック効果が得られるので、スタック用の混合器を用いる必要がなく、混合器の通過損失分だけ利得を向上することができる。
As described above, the height H of the plate-shaped
図19は、上記第5実施形態に係る広帯域アンテナ10Cの受信周波数帯を470〜890MHzに設定して水平偏波のアンテナとした場合のVSWR特性を示し、横軸に周波数(MHz)、縦軸にVSWR(電圧定在波比)をとって示した。水平偏波のアンテナで比帯域45%以上において、VSWR特性を2.8以下とすることができた。
FIG. 19 shows VSWR characteristics when the reception frequency band of the
また、図20は、上記広帯域アンテナ10Cの470MHzの周波数における水平偏波水平面指向性、図21は同680MHzの周波数における水平偏波水平面指向性、図22は同890MHzの周波数における水平偏波水平面指向性を示している。
上記第5実施形態に係る広帯域アンテナ10Cでは、比帯域60%において、ヌル点を10dB以下に抑えることができた。
20 shows horizontal polarization horizontal plane directivity at a frequency of 470 MHz of the
In the
次に本発明の第6実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナについて説明する。
図23は、本発明の第6実施形態に係る広帯域アンテナ10Dの構成例を示したもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。この第6実施形態に係る広帯域アンテナ10Dは、上記第5実施形態に係る広帯域アンテナ10Cにおいて、板状放射素子11aの中央に設けられているスリット31を省略したものである。上記広帯域アンテナ10Dの各部の寸法は、第5実施形態に係る広帯域アンテナ10Cと同様である。
Next, a UHF band broadband antenna according to a sixth embodiment of the present invention will be described.
FIG. 23 shows a configuration example of a
上記のようにスリット31を省略した場合においても、第5実施形態に係る広帯域アンテナ10Cと同様に1つの板状放射素子11aの上部と下部でスタック効果を得ることができる。また、1つの板状放射素子11aでスタック効果が得られるので、スタック用の混合器を用いる必要がなく、混合器の通過損失分だけ利得を向上することができる。
Even when the
上記図18に示した広帯域アンテナ10C及びを図23に示した広帯域アンテナ10Dは、1つのアンテナでスタック効果を得ることができるが、更に、図24(a)、(b)に示すように支持柱19に所定の間隔Da(約0.1λ)で装着して垂直にスタックするようにしても良い。
The
上記のようにスタック効果のある広帯域アンテナ10Cあるいは広帯域アンテナ10Dを更にスタックすることにより、利得を大きく向上することができる。
By further stacking the
また、上記広帯域アンテナ10Cあるいは広帯域アンテナ10Dを複数段にスタックする場合、図14に示したように各アンテナの給電点17a、17bを90°ずつ回転させてスタックするようにしても良い。
Further, when the
次に本発明の第7実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナについて説明する。
図25は、本発明の第7実施形態に係る広帯域アンテナ10Eの構成例を示したもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。この第7実施形態に係る広帯域アンテナ10Eは、第5実施形態に係る広帯域アンテナ10Cにおいて、板状放射素子11aを図7に示した広帯域アンテナ10Bと同様に略六角形状に折曲げ形成したもので、前面及び左右の辺の幅L4は約0.07λ、背面側に位置する辺の幅L5は約0.03λである。その他の構成は、第5実施形態の図18に示した広帯域アンテナ10Cと同様の構成であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
Next, a UHF band broadband antenna according to a seventh embodiment of the present invention will be described.
FIG. 25 shows a configuration example of a
上記第7実施形態は、図25に示したように板状放射素子11aを略六角形状に折曲げ形成することにより、第5実施形態に係る広帯域アンテナ10Cに比較して更にヌルを小さくして指向性の偏差を少なくすることができる。
In the seventh embodiment, the plate-
図26は、上記第7実施形態に係る広帯域アンテナ10Eの受信周波数帯を470〜890MHzに設定して水平偏波アンテナとした場合のVSWR特性を示し、横軸に周波数(MHz)、縦軸にVSWR(電圧定在波比)をとって示した。上記広帯域アンテナ10Eは、比帯域45%以上において、VSWR特性を3以下とすることができた。従って、インピーダンス変換トランスを使用することなく広帯域受信が可能である。
FIG. 26 shows VSWR characteristics when the reception frequency band of the
また、図27は、上記広帯域アンテナ10Eの470MHzの周波数における水平偏波水平面指向性、図28は同680MHzの周波数における水平偏波水平面指向性、図29は同890MHzの周波数における水平偏波水平面指向性を示したものである。
また、図30は、上記広帯域アンテナ10Eの680MHzの周波数における水平偏波垂直面指向性を示したものである。
上記広帯域アンテナ10Eによる水平偏波アンテナでは、比帯域60%において、ヌル点を6dB以下に抑えることができた。
27 shows horizontal polarization horizontal plane directivity at a frequency of 470 MHz of the
FIG. 30 shows the horizontal polarization vertical plane directivity at a frequency of 680 MHz of the
In the horizontally polarized antenna using the
上記第7実施形態に示した広帯域アンテナ10Eは、1つのアンテナでスタック効果を得ることができるが、更に、上記図24に示した場合と同様に所定の間隔で装着して垂直にスタックするようにしても良い。
The
図31は、上記広帯域アンテナ10Eを約0.1λの間隔で、2段にスタック(垂直)した場合の680MHzの周波数における水平偏波垂直面指向性を示したものである。
FIG. 31 shows the horizontal polarization vertical plane directivity at a frequency of 680 MHz when the
次に本発明の第8実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナについて説明する。
図32は、本発明の第8実施形態に係る広帯域アンテナ10Fの構成例を示したもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
Next, a UHF band broadband antenna according to an eighth embodiment of the present invention will be described.
FIG. 32 shows a configuration example of a
この第8実施形態に係る広帯域アンテナ10Fは、第7実施形態の図25に示した広帯域アンテナ10Eにおいて、スリット31を無くしたものである。その他の構成は、第7実施形態における広帯域アンテナ10Eと同様の構成であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
上記第8実施形態に係る広帯域アンテナ10Fは、第7実施形態に示した広帯域アンテナ10Eと同等の効果を得ることができる。
The
The
上記第8実施形態に示した広帯域アンテナ10Fは、1つのアンテナでスタック効果を得ることができるが、更に、図24に示した場合と同様に所定の間隔で装着して垂直にスタックするようにしても良い。
The
次に本発明の第9実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナについて説明する。
図33は、上記第7実施形態に係る広帯域アンテナ10Eを使用して室内アンテナを構成した場合の例を示したもので、(a)は側断面図、(b)は平面図、(c)は背面図である。
Next, a UHF band broadband antenna according to a ninth embodiment of the present invention will be described.
FIG. 33 shows an example in which an indoor antenna is configured using the
この第9実施形態に係る室内アンテナは、図13の第3実施形態に示した室内アンテナにおいて、広帯域アンテナ10Bに代えて広帯域アンテナ10Eを使用したものであり、その他の構成は第3実施形態の室内アンテナと同様の構成であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。なお、広帯域アンテナ10Eは、板状放射素子11aの中央部に設けられている給電点17a、17bに対して同軸ケーブル27の上端側の中心導体及び外導体が半田付け等により接続される。上記同軸ケーブル27は、アンテナ支持筒26内を通って下側から支持基板23上に導出され、スタンド21の背面側に設けられた出力用接栓28に接続される。
The indoor antenna according to the ninth embodiment uses a wide-
上記のように広帯域アンテナ10Eを使用することにより、1つの板状放射素子11aの上部と下部でスタック効果を得ることができるので、小型で広帯域の特性を有し、且つ高利得の室内アンテナを構成することができる。また、上記広帯域アンテナ10Eは、指向性の偏差が少ないので、到来電波が家屋内で多方向に反射している場合であっても確実に受信でき、安定したTV画像を表示することができる。
By using the
なお、上記第9実施形態に係る室内アンテナでは、広帯域アンテナ10Eを用いて構成した場合について示したが、広帯域アンテナ10Eに代えて第8実施形態に係る広帯域アンテナ10Fを使用しても良いことは勿論である。
Although the indoor antenna according to the ninth embodiment has been described with respect to the configuration using the
次に本発明の第10実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナについて説明する。
図34は、本発明の第10実施形態に係る広帯域アンテナの給電方法を示す図である。
Next, a UHF band broadband antenna according to a tenth embodiment of the present invention will be described.
FIG. 34 is a diagram showing a method for feeding a wideband antenna according to the tenth embodiment of the present invention.
この第10実施形態は、上記各実施形態に係るアンテナ、例えば図7に示した第2実施形態に係る広帯域アンテナ10Bを2つ使用して垂直にスタックし、その給電位相を変えることによって指向性を可変できるように構成したものである。
In the tenth embodiment, the antennas according to the above-described embodiments, for example, two
すなわち、図34において、10B1はベースアンテナとなる水平偏波の第1の広帯域アンテナで、この第1の広帯域アンテナ10B1の上方に所定の間隔Daを保って水平偏波の第2の広帯域アンテナ10B2が配置される。上記広帯域アンテナ10B1、10B2は、例えば支持柱19に装着されて垂直にスタックされるもので、その間隔Daは例えば約0.1λに設定される。また、41は可変移相器で、広帯域アンテナ10B1、10B2と給電部18との間に設けられる。上記可変移相器41は、2つの給電用端子42a、42bを備え、一方の給電用端子42aからは給電部18から給電される信号と同相、すなわち位相0°の信号が出力され、他方の給電用端子42bからは位相差を持つ信号、すなわち移相信号が出力される。この移相信号の位相は、可変移相器41で任意に調整することができる。
That is, in FIG. 34, reference numeral 10B1 denotes a horizontally polarized first broadband antenna serving as a base antenna, and a horizontally polarized second broadband antenna 10B2 is maintained above the first broadband antenna 10B1 with a predetermined distance Da. Is placed. The broadband antennas 10B1 and 10B2 are mounted on the
上記可変移相器41の給電用端子42aから出力される位相0°の信号は、同軸ケーブル43aを介して第1の広帯域アンテナ10B1の給電点17a、17bに給電される。また、可変移相器41の給電用端子42bから出力される移相信号は、同軸ケーブル43bを介して第2広帯域アンテナ10B2給電点17a、17bに給電される。
A signal having a phase of 0 ° output from the
上記のように垂直スタックされた広帯域アンテナ10B1、10B2に位相差給電し、その位相差を可変することにより、水平偏波垂直面の指向性を可変、すなわち、ビームチルトさせることができる。従って、上記アンテナを例えば室内アンテナに利用した場合、TV放送電波が建物によって乱反射している場合でも、乱反射された電波を受信できるように可変移相器41によって指向性を調整することにより、TV放送電波の受信率を向上することができる。
By supplying phase difference to the vertically stacked broadband antennas 10B1 and 10B2 as described above and changing the phase difference, the directivity of the horizontal polarization vertical plane can be changed, that is, the beam tilt can be performed. Therefore, when the antenna is used as, for example, an indoor antenna, even if TV broadcast radio waves are irregularly reflected by the building, the directivity is adjusted by the
また、広帯域アンテナ10B1、10B2の給電位相を調整して指向性を可変することにより、広い周波数範囲に亘り、周波数特性が安定した状態で指向性を可変することができ、受信周波数が多岐に渡る場合でも周波数による差をなくして安定した受信が可能となる。 In addition, by adjusting the feeding phase of the wide band antennas 10B1 and 10B2 to vary the directivity, the directivity can be varied with a stable frequency characteristic over a wide frequency range, and the reception frequencies can be varied. Even in this case, stable reception is possible by eliminating the difference due to frequency.
図35〜図37は、上記第10実施形態に示した広帯域アンテナにおける水平偏波垂直面の指向性を示したものである。
図35(a)は周波数470MHzで広帯域アンテナ10B1、10B2間の位相差が無い場合、同図(b)は周波数470MHzで広帯域アンテナ10B1、10B2間の位相差を90°とした場合の水平偏波垂直面指向性である。
35 to 37 show the directivity of the horizontal polarization vertical plane in the wideband antenna shown in the tenth embodiment.
FIG. 35 (a) shows a case where there is no phase difference between the broadband antennas 10B1 and 10B2 at a frequency of 470 MHz, and FIG. Vertical plane directivity.
図36(a)は周波数680MHzで広帯域アンテナ10B1、10B2間の位相差が無い場合、同図(b)は周波数680MHzで広帯域アンテナ10B1、10B2間の位相差を90°とした場合の水平偏波垂直面指向性である。 36A shows a case where there is no phase difference between the broadband antennas 10B1 and 10B2 at a frequency of 680 MHz, and FIG. 36B shows a horizontal polarization where the phase difference between the broadband antennas 10B1 and 10B2 is 90 ° at a frequency of 680 MHz. Vertical plane directivity.
図37(a)は周波数890MHzで広帯域アンテナ10B1、10B2間の位相差が無い場合、同図(b)は周波数890MHzで広帯域アンテナ10B1、10B2間の位相差を90°とした場合の水平偏波垂直面指向性である。 37A shows a case where there is no phase difference between the broadband antennas 10B1 and 10B2 at a frequency of 890 MHz, and FIG. 37B shows a horizontal polarization where the phase difference between the broadband antennas 10B1 and 10B2 is 90 ° at a frequency of 890 MHz. Vertical plane directivity.
上記第10実施形態によれば、図35〜図37の特性からも明らかなように、垂直スタックされた広帯域アンテナ10B1、10B2の給電位相によって垂直面の指向性を調整することができると共に、広い周波数範囲に亘って特性を安定した状態に保持することができ、受信周波数が多岐に渡る場合でも周波数による差をなくして安定した受信が可能となる。従って、室内アンテナに利用した場合等において、指向性を調整することにより、室内で乱反射しているTV放送電波を効率よく受信することができる。 According to the tenth embodiment, as is apparent from the characteristics of FIGS. 35 to 37, the directivity of the vertical plane can be adjusted by the feeding phases of the vertically stacked wide band antennas 10B1 and 10B2, and the wide range The characteristics can be maintained in a stable state over the frequency range, and even when the reception frequencies are various, stable reception is possible without any difference due to the frequency. Therefore, when used for an indoor antenna or the like, by adjusting the directivity, it is possible to efficiently receive TV broadcast radio waves that are diffusely reflected indoors.
なお、上記第10実施形態では、第2実施形態に係る広帯域アンテナ10Bを使用した場合について示したが、他の実施形態で示した広帯域アンテナを使用しても同様にして構成し得るものである。
In the tenth embodiment, the case where the
また、上記第10実施形態では、可変移相器41を設けて広帯域アンテナ10B1、10B2の給電位相を調整するようにしたが、その他、各広帯域アンテナ10B1、10B2の給電ケーブルの長さによって給電位相を調整するようにしても良い。
In the tenth embodiment, the
図38(a)、(b)は、それぞれスタックされる広帯域アンテナ10B1、10B2の給電位相を可変コンデンサ、給電ラインの長さによって調整する場合の構成例を示したものである。 FIGS. 38A and 38B show configuration examples in the case where the feeding phases of the broadband antennas 10B1 and 10B2 stacked respectively are adjusted by the lengths of the variable capacitors and the feeding lines.
図38(a)において、51は広帯域アンテナ10B1、10b2の受信信号を混合する高周波混合器で、広帯域アンテナ10B1と高周波混合器51との間を接続する給電用の同軸ケーブル43aにバランス調整用アッテネータ52及び移相可変ライン53を直列に設けている。この移相可変ライン53は、複数例えば2つのライン54a、54bを切替スイッチ55a、55bにより切替えている。上記移相可変ライン53は、一方のライン54aに対して他方のライン54bの電気長が180°異なるように設定される。
In FIG. 38 (a),
また、広帯域アンテナ10B2と高周波混合器51との間を接続する給電用の同軸ケーブル43bには可変コンデンサ55及びバランス調整用アッテネータ56が直列に設けられる。そして、上記高周波混合器51で混合された信号は、同軸ケーブル57及び外部接続端子58を介して外部に出力される。
In addition, a
上記の構成において、移相可変ライン53によって広帯域アンテナ10B1の給電位相を切替設定し、また、可変コンデンサ55によって広帯域アンテナ10B2の給電位相を調整することにより、即ち、広帯域アンテナ10B1、10B2の給電位相を相対的に変えることにより、上記第10実施形態で説明したように水平偏波垂直面の指向性を可変することができる。なお、広帯域アンテナ10B1、10B2の受信信号のレベルは、バランス調整用アッテネータ52、56によって調整する。
In the above configuration, the feed phase of the broadband antenna 10B1 is switched by the phase shift
図38(b)は、上記図38(a)における可変コンデンサ55に代えて位相可変ライン61を設けた場合の構成例を示したものである。位相可変ライン61は、複数例えば3つのライン62a〜62cを切替スイッチ63a、63bにより切替えている。上記ライン62a〜62cは、それぞれ電気長が異なる値に設定される。
FIG. 38B shows a configuration example in which a phase
上記のように位相可変ライン61を設けて広帯域アンテナ10B1の給電位相を調整するようにした場合においても、上記可変コンデンサ55を設けた場合と同様に水平偏波垂直面の指向性を可変することができる。
Even in the case where the phase
なお、上記第10実施形態では、アンテナを2段にスタックする場合について示したが、3段以上にスタックする場合においても、同様にして実施し得るものである。
また、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
In the tenth embodiment, the case where the antennas are stacked in two stages has been described. However, the antenna can be similarly implemented even in the case where the antennas are stacked in three or more stages.
Further, the present invention is not limited to the above-described embodiment as it is, and can be embodied by modifying constituent elements without departing from the scope of the invention in the implementation stage.
10A…第1実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナ、10B…第2実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナ、10C…第5実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナ、10D…第6実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナ、10E…第7実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナ、10F…第8実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナ、11、11a…板状放射素子、12…第1のスリット、13a、13b…ダイポール素子、14…第2のスリット、15…折返し素子、16a、16b…給電用突部、17a、17b…給電点、18…給電部、19…支持柱、20…支持部材、21…スタンド、22…アンテナカバー、23…支持基板、24…支持体、25…ネジ、26…アンテナ支持筒、27…同軸ケーブル、28…出力用接栓、31…スリット、41…可変移相器、42a、42b…給電用端子、43a、43b…同軸ケーブル、51…高周波混合器、52…バランス調整用アッテネータ、53…移相可変ライン、54a、54b…ライン、55a、55b…切替スイッチ、56…バランス調整用アッテネータ、57…同軸ケーブル、58…外部接続端子、61…位相可変ライン、62a〜62c…ライン、63a、63b…切替スイッチ。
10A: UHF band wideband antenna according to the first embodiment, 10B: UHF band wideband antenna according to the second embodiment, 10C: UHF band wideband antenna according to the fifth embodiment, 10D: according to the sixth embodiment UHF band wideband antenna, 10E ... UHF band wideband antenna according to the seventh embodiment, 10F ... UHF band wideband antenna according to the eighth embodiment, 11, 11a ... Plate-shaped radiation element, 12 ... first slit, 13a, 13b ... dipole element, 14 ... second slit, 15 ... folding element, 16a, 16b ... projection for feeding, 17a, 17b ... feeding point, 18 ... feeding part, 19 ... support column, 20 ... support member, DESCRIPTION OF
Claims (2)
該板状放射素子を、前記垂直方向スリットに略平行な中心軸周りに多角形若しくは円形に湾曲させ、前記垂直方向スリットで分離された2つの中間導体部の対向端部に一対の給電点を形成してなることを特徴とするUHF帯アンテナ。 By arranging a long horizontal slit in a rectangular metal plate at a predetermined interval in the vertical direction, the horizontal slits are separated by the horizontal slits, and are connected to each other at both ends of the horizontal slits. In addition to forming three conductor portions, among the three conductor portions, an intermediate conductor portion sandwiched between the slits is formed with a vertical slit that is connected in a vertical direction substantially at the center of each horizontal slit. Consisting of a plate-like radiating element
The plate-like radiating element is curved in a polygon or a circle around a central axis substantially parallel to the vertical slit, and a pair of feeding points are provided at opposite ends of the two intermediate conductors separated by the vertical slit. A UHF band antenna characterized by being formed.
該保護部材の中心軸が垂直方向となるよう、前記保護部材を載置する基部を備えたことを特徴とするUHF帯水平面無指向性アンテナ。 A protective member that houses the antenna formed in a cylindrical shape that is arranged to coincide with the central axis of the UHF band antenna according to claim 1;
A UHF horizontal plane omnidirectional antenna comprising a base on which the protection member is placed so that a central axis of the protection member is in a vertical direction.
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