JP2009101757A - 膝保護用エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】膝保護用エアバッグ装置のエアバッグが膨張展開時に損傷するのを抑制しつつ、エアバッグを左右均等に展開させて乗員の保護機能を向上させる。
【解決手段】テザー24、25によりエアバッグ10内を複数の気室21、22、23に区画し、第1気室21内にディフューザ30に収納されたインフレータ2を配置する。ディフューザ30に、インフレータ2からのガスをエアバッグ10内に流入させる開口部31を設けて、第1テザー24の中央部に対向するように配置する。この開口部31をインフレータ2からのガスで開口可能に閉鎖し、エアバッグ10の展開時に作用するガス圧で全体を同時に開口させて、収納部32内のガスを、開口部31を介してエアバッグ10内に左右均等に供給する。また、このディフューザ30により、インフレータ2が発生するガスからエアバッグ10を保護する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車等の車両に搭載され、インフレータからのガスにより膨張展開するエアバッグで車両内の乗員の主に膝を保護するための膝保護用エアバッグ装置に関する。
車両の衝突時や緊急時等に運転席や助手席等の乗員を保護するため、例えばステアリングホイールやインストルメントパネルに、膨張展開可能なエアバッグを備えたエアバッグ装置を搭載した自動車が広く普及している。また、近年では、乗員の膝を主に保護するため、その前方の車体にエアバッグ装置を配置し、車両の衝突時や緊急時等にインフレータを作動させて、車体と乗員の膝の間を中心にエアバッグ(いわゆるニーバッグ又はニーエアバッグ)を膨張展開させることで、乗員の少なくとも膝を保護可能な膝保護用エアバッグ装置も採用されている。
この膝保護用エアバッグ装置は、例えば乗員前方のインストルメントパネル内の下方側に配置され、そこから、エアバッグを、車体と乗員の足との間の狭い空間に向かって、かつ乗員の膝等が車体に接触する前に、乗員の膝付近まで膨張展開させて乗員を保護する。そのため、膝保護用エアバッグ装置では、エアバッグの膨張展開の開始後、約10ms(ミリ秒)程度の短時間でエアバッグを乗員の膝上高さまで展開させる必要がある等、より速い展開特性が求められている。併せて、膨張展開時に、エアバッグから乗員に対して膝を開く方向の力が作用すると、乗員の傷害値が大きくなり危険であるため、横方向に展開するエアバッグと乗員との接触を抑制しつつ、エアバッグを左右均等に展開させることも要求される。
このような要求に応えるため、従来、インフレータからエアバッグ内に供給されるガスを、ガス流分散布により車両横方向(左右方向)の両側に分散させてエアバッグ中央部での膨張展開を抑制し、エアバッグの左右方向端部での膨張展開性能を向上させて、エアバッグを乗員の膝部前方に迅速に入り込ませるようにした膝保護用エアバッグ装置が知られている(特許文献1参照)。
ところが、この従来の膝保護用エアバッグ装置では、使用するインフレータの種類やエアバッグ内への配置態様等によっては、エアバッグの展開特性が低下することがある。即ち、例えば、このエアバッグ装置で使用する筒状のインフレータでは、その長手方向の一方の端部にガス噴出し口が設けられるのが一般的である。そのため、このようなインフレータの中心をエアバッグの横方向の中心に合わせて配置すると、一端側のガス噴出し口がガス流分散布の中心から外れた端部側に対向して位置することになり、そこから発生するガスがエアバッグ内の一方に偏って供給される等して、エアバッグの展開が左右不均等になる恐れがある。一方、これに対処すべく、ガス噴出し口がエアバッグの中心に合うように、インフレータをエアバッグ内で横方向にずらせて配置すると、そのエアバッグ内への配置が困難になってエアバッグに組み付け難くなり、組み付けの作業性が低くなる。また、この場合には、エアバッグ装置の左右方向のバランスが低下する、という問題も発生する。
加えて、この従来の膝保護用エアバッグ装置では、インフレータが発生するガスが、ガス流分散布やエアバッグに向かって直接噴射されて当たるため、その熱によりガス流分散布やエアバッグに穴が開く等して損傷する恐れがある。同様に、このエアバッグ装置では、インフレータのガス噴出し口がエアバッグに直接接触するため、その付近のガス発生時の熱によりエアバッグに穴が開く等、膨張展開時に、内部の部材を含めてエアバッグに損傷が生じ易くなる恐れがある。
特許第3687602号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたものであって、その目的は、膝保護用エアバッグ装置の組み付けの作業性やバランスの低下を防止しつつ、膨張展開時にエアバッグが損傷するのを抑制し、かつエアバッグを左右均等に展開させて乗員の保護機能を向上させることである。
請求項1の発明は、乗員前方の車体側に基端部が取り付けられて収納されるエアバッグと、該エアバッグ内にガス噴出し口からガスを供給するインフレータとを備え、該インフレータからのガスにより前記エアバッグを前記基端部側から前記車体と前記乗員の膝との間に膨張展開させる膝保護用エアバッグ装置であって、前記インフレータを収納した状態で前記エアバッグ内に配置され、該インフレータからのガスを前記エアバッグ内に流入させる開口部を有するディフューザと、該ディフューザの開口部に対向して前記エアバッグ内に配置され、該エアバッグ内を前記展開方向に区画する少なくとも1つのテザーとを備え、前記ディフューザの開口部は、前記インフレータの作動前には閉鎖しており、前記エアバッグの展開時に前記インフレータからのガスにより開口することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載された膝保護用エアバッグ装置において、前記ディフューザは、前記開口部を除く部分が前記インフレータのガス噴出し口と対向する前記テザーとの間に介在するよう前記エアバッグ内に配置されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載された膝保護用エアバッグ装置において、前記ディフューザは、折り重ねた基布同士が該基布間に前記インフレータを収納可能に、かつ前記開口部を残して接合されて形成されることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載された膝保護用エアバッグ装置において、前記テザーに、前記インフレータからのガスを流通させる貫通孔を有することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載された膝保護用エアバッグ装置において、前記ディフューザは、前記インフレータの収納部が少なくとも前記開口部側において該開口部に向かって次第に縮小するように形成されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載された膝保護用エアバッグ装置において、前記ディフューザは、前記インフレータを収納して前記開口部が閉鎖された状態で前記エアバッグ内に配置されることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載された膝保護用エアバッグ装置において、前記ディフューザは、前記インフレータを収納して前記開口部が非閉鎖の状態で前記エアバッグ内に配置され、該エアバッグの折り畳み時に前記開口部が閉鎖されることを特徴とする。
本発明によれば、膝保護用エアバッグ装置の組み付けの作業性やバランスの低下を防止しつつ、膨張展開時にエアバッグが損傷するのを抑制でき、かつエアバッグを左右均等に展開させて乗員の保護機能を向上させることができる。
以下、本発明のエアバッグ装置の一実施形態について図面を参照して説明する。
このエアバッグ装置は、例えば自動車の運転席や助手席に着座した乗員等、車両内の乗員の前方側に配置され、乗員の膝を保護可能な膝保護用エアバッグ装置(以下、単にエアバッグ装置という)である。また、このエアバッグ装置は、膝の保護と同時に、乗員の腰部が前方に移動するのを規制することで、シートベルトの効果を高めるようにも機能する。以下、本実施形態では、車両の運転席の前方に位置するインストルメントパネル内に配置されたエアバッグ装置を例に採り説明する。
図1は、本実施形態のエアバッグ装置を車両に搭載した状態を示す要部模式図であり、その側面(車両横方向)から見た概略構成を主に断面で示している。また、図では、エアバッグ装置1が備えるエアバッグ10が車両90内で膨張展開した状態も二点鎖線で模式的に示すとともに、エアバッグ装置1が搭載された車両90の運転席付近も、ステアリングホイール91側を中心に車両横方向から見て模式的に、かつ一部断面で示している。
なお、この車両90は一般的な乗用車であり、図示のように、乗員S(図では脚のみ示す)の前方に配置されたステアリングホイール91と、ステアリングホイール91に連結されたシャフト92等を覆うように、乗員Sの前方側に配置されたインストルメントパネル93等を備えている。また、車両90は、ステアリングホイール91の下側に位置するインストルメントパネル93内にエアバッグ装置1を備え、乗員Sの正面側となる所定位置に配置している。
エアバッグ装置1は、膨張展開可能なエアバッグ10と、所定の衝撃を検知した時等にガスを発生してエアバッグ10に供給するためのインフレータ2と、インフレータ2を収納するディフューザ30と、膨張前のエアバッグ10やインフレータ2及びディフューザ30等を収納するケース3等を備えている。また、このエアバッグ装置1は、ケース3が、着座した乗員Sの膝Kよりも下側(ここでは脛Lに対向する位置)に、かつ、その車両前方側(図では右側)のインストルメントパネル93内に配置されて取り付けられ、非動作時には、ケース3の乗員S側の開口が、膨張展開するエアバッグ10により割裂するエアバッグカバー(図示せず)で覆われる等、周知の構成を備えている。
インフレータ2は、略筒状(図では長手方向から見た断面を示す)をなすシリンダタイプのガス発生装置であり、その長手方向の一端側に設けられたガス噴出し口(図示せず)からエアバッグ10内に向かってガスを発生して供給する。また、ここでは、インフレータ2は、開口部31を有する略袋状のディフューザ30により全体が覆われ、その状態でエアバッグ10内に配置されて、エアバッグ10の一端部(基端部10T)及びディフューザ30を挟んで、それらと共に、ケース3内に、ボルトやナット、及び取付部材等からなる固定手段(図示せず)により固定されている。これにより、インフレータ2は、エアバッグ10の基端部10Tをケース3に気密状に取り付けて固定し、車両緊急時等には、ディフューザ30のエアバッグ10内を向く開口部31から、エアバッグ10内にガスを供給する。
ケース3は、エアバッグ装置1及びインフレータ2の作動前の通常時に、エアバッグ10とインフレータ2等を一体に収納する容器であり、例えば金属板により略箱状に形成され、エアバッグ10を膨張展開可能に折り畳まれた所定状態で収納する。また、ケース3は、上記したようにインストルメントパネル93内に固定され、インフレータ2により内側に固定されたエアバッグ10の基端部10Tを、エアバッグ装置1の作動時(エアバッグ10の膨張展開時)においても同位置に固定して保持する。このケース3により、エアバッグ10は、膨張展開前には、着座した乗員Sの膝Kよりも車両前方側の車体側(ここではインストルメントパネル93)に、基端部10Tが取り付けられて収納される。
エアバッグ10は、乗員Sの膝K等の保護すべき範囲に応じた大きさの略袋状をなし、その内部の乗員S側及び車体側(インストルメントパネル93側)となる両面間に、1又は複数(ここでは2条)のテザー24、25が設けられている。これら複数のテザー24、25は、エアバッグ10の厚さ方向の膨張を規制して前記両面間を所定間隔に維持する規制部材であるとともに、エアバッグ10内を分割(区画)する隔壁でもあり、エアバッグ10の内部を、それらを挟んで2以上の複数(ここでは3つ)の気室21、22、23に区画している。
本実施形態では、エアバッグ10は、この基端部10T側の第1テザー24と乗員S側の第2テザー25とにより、内部が、基端部10T側から他端側(先端側)に向かって順に、主に乗員Sの脛L側を受け止める第1気室21と第2気室22及び、主に乗員Sの膝Kを受け止める第3気室23に分割される。また、このエアバッグ10は、膨張展開時には、これら各気室21、22、23が順次膨張等しつつ、基端部10T側からインストルメントパネル93と乗員Sの膝Kとの間に向かって展開(本発明では、このエアバッグ10の展開する方向を展開方向という)するようになっている。
このようなエアバッグ10は、例えば織布を裁断等して形成した2枚の同形状の基布を重ね合わせ、又は対称形状の1枚の基布を折り重ねて、縁部に沿って互いに縫製する等、対向する基布同士を所定位置で気密状態に接合し、その間に膨張可能な気室を形成することで略袋状に形成される。本実施形態では、このエアバッグ10を、互いに同形状な乗員S側となる乗員側基布11及び、インストルメントパネル93側となる車体側基布12とから構成し、それらを重ね合わせて、対向する基布11、12同士を外周縁部に沿うように縫製して、エアバッグ10を形成している。
図2は、このように形成したエアバッグ10を模式的に示す平面図であり、車体(インストルメントパネル93)側から見た展開状態のエアバッグ10の概略形状及び構成を示す平面展開図である。また、図では、エアバッグ10の内部を透視して内部構成も示している。
エアバッグ10は、図示のように、互いに対向する車体側基布12と乗員側基布11(紙面奥側に位置する)が、展開方向(図の矢印F)の先端側が広く、基端部10T側に向かって徐々に幅が狭くなり、かつ展開方向Fに略直交する左右方向(図の矢印G)の両側が、エアバッグ10の中心線を挟んで略対称になるように形成されている。
このエアバッグ10の内部には、上記した2条のテザー24、25が展開方向Fと交差する方向に配置され、基布11、12の対向する両面に長手方向の略全体に亘って縫製により接合されている。これにより、テザー24、25は、エアバッグ10内で車両前後方向に所定長さを有する隔壁として機能し、エアバッグ10の内部を展開方向Fに分割して3つの気室21、22、23を形成する。また、ここでは、両テザー24、25は、展開方向Fと直交して左右方向Gに延びる互いに略平行な所定幅の帯状をなし、エアバッグ10の左右方向Gの両端側で、長手方向の両端部が各基布11、12に接合されずに、それらとの間にガス通路(間隙)24A、25Aが形成されている。
加えて、テザー24、25には、その左右方向Gの中央部近傍を中心にその両外側まで、例えば1又は複数の貫通孔を形成したり、或いは、各テザー24、25を複数の配列された分割片から構成して隙間や切れ込みを形成する等して、隣接する気室21、22、23同士を連通させるガス流通(流入)構造が設けられている。このガス流通構造は、各テザー24、25により区画され、それぞれを挟んだ両側の気室21、22、23間で、インフレータ2からのガスを流通(流入)させるガス通過可能部であり、ここでは、複数の貫通孔24B、25Bにより構成されている。即ち、各テザー24、25には、複数(ここでは4つ)の貫通孔24B、25B(図では、それぞれ模式的に円形孔で示している)が、エアバッグ10の中心線を挟んで左右略対称に、かつ左右方向Gに等間隔で略均等に形成されており、それらを通してガスを流通させるようになっている。
一方、エアバッグ10内の気室21、22、23は、両テザー24、25等により区画されて、エアバッグ10の展開方向Fと直交する左右方向Gに延びるとともに、膨張形状が、各テザー24、25の幅や配置間隔等に応じた厚さ及び幅の略筒状に形成される。また、気室21、22、23は、テザー24、25を挟んで隣接するもの同士が、その両端側のガス通路24A、25A、及び複数の貫通孔24B、25Bにより互いに連通し、それらを介して供給されて流通するガスにより膨張展開する。
更に、展開方向Fの先端側の第3気室23内には、複数(ここでは3つ)の第3テザー26が、それぞれ基布11、12の対向する所定位置に縫製等により接合されている。これら第3テザー26は、第3気室23の厚さ方向の膨張を規制等するための、例えば略矩形状や短冊状の基布であり、第3気室23内の展開方向Fの所定位置(ここでは略中央部の第2テザー25寄りの位置)で、左右方向Gに沿って略等間隔に配列されている。これに対し、基端部10T側の第1気室21内には、上記したディフューザ30により覆われたインフレータ2が、その長手方向をエアバッグ10の展開方向Fと略直交する方向に向けて配置されている。
ここで、ディフューザ30は、インフレータ2からのガスを整流してエアバッグ10内に供給等する整流部材であり、かつインフレータ2及び、その一端側のガス噴出し口2Aから発生するガスからエアバッグ10を保護するための保護部材(保護布)でもある。即ち、ディフューザ30は、インフレータ2を内部の収納部32に収納した状態で、エアバッグ10内の基端部10T側に、基布11、12とインフレータ2との間を中心に配置される。これにより、ディフューザ30は、インフレータ2が発生するガスが基布11、12及び第1テザー24等に直接噴射されて当たるのや、ガス噴出し口2Aがエアバッグ10に直接接触するのを防止してエアバッグ10を保護し、そのダメージを軽減等する。また、ディフューザ30は、収納部32に連通してインフレータ2からのガスをエアバッグ10内に流入させるための上記した開口部31を有し、この開口部31を第1テザー24の中央部に対向して配置して、インフレータ2からのガスを、開口部31を介して対向する第1テザー24に向かって整流して供給する。
本実施形態では、このディフューザ30を、例えば1枚又は複数枚の重ねた基布を折り曲げて重ね合わせ、このように折り重ねた基布同士の折り目を挟んだ両側を互いに接合する等して、折り重ねた基布同士を、その基布間にインフレータ2を収納可能に、かつ開口部31を残して接合して形成する。より具体的には、ここでは、ディフューザ30は、略矩形状の1枚の基布を中心で半分に折り返して略矩形状にし、その重ね合わせた左右両端部の開口を縫製により接合して、それら基布間にインフレータ2を収納可能な収納部32を設けて略袋状に形成される。その際、基布同士を、一部が開口した状態になるように、開口部31を除いて縁部に沿って接合し、左右対称な接合部33、34を形成して、開口部31を介して収納部32とエアバッグ10内とを連通させるとともに、開口部31がエアバッグ10内で展開方向F側(図では上側)を向くように配置される。
また、ディフューザ30は、左右両側の接合部33、34が、それぞれ展開方向Fの略中央部を挟んで異なる方向に形成され、インフレータ2を収納する基端部側の接合部33が展開方向Fに沿って形成されている。一方、開口部31側の接合部34は、略袋状の収納部32が開口部31側ほど小さくなるように、開口部31に向かって徐々に接近する方向に、展開方向Fに対して所定角度(ここでは略45°程度)の傾き(図の角度Y)で斜めに傾斜して形成(以下、傾斜接合部34という)されている。これにより、ディフューザ30は、インフレータ2を収納する内部の収納部32が、少なくとも開口部31側において、開口部31に向かって次第に縮小するように形成され、その先端に位置する開口部31が、対向する第1テザー24の中央部に向けて配置される。
このように形成されるディフューザ30に対し、インフレータ2は、開口部31から挿入されて、全体が収納部32の前記基端部側に収納されるとともに、その一端側のガス噴出し口2Aが、ディフューザ30内の左右方向の一端側(図では左側)に、かつ開口部31よりも外側の傾斜接合部34内の領域に位置するように配置されている。その結果、ディフューザ30は、その開口部31を除く部分(ここでは、開口部31近傍の傾斜接合部34)が、インフレータ2のガス噴出し口2Aと、それに対向してガス噴出し方向に位置する第1テザー24との間に介在するようにしてエアバッグ10内に配置される。従って、このエアバッグ装置1では、インフレータ2のガス噴出し口2Aから噴き出すガスは、第1テザー24に直接当たらずに、収納部32内から開口部31を通過して第1テザー24に向かって整流され、それらを介してエアバッグ10内に供給される。
以上に加えて、本実施形態では、ディフューザ30の開口部31は、インフレータ2の作動(ガス発生)前には閉鎖しており、エアバッグ装置1及びインフレータ2の作動によるエアバッグ10の展開時に、インフレータ2からのガスによりガス圧が作用して開口するようになっている。この開口部31の閉鎖は、例えばエアバッグ10への組み付け時に、ディフューザ30の開口部31付近の全体を、インフレータ2側に向かって1回以上折り曲げて塞いだり、又は接着剤や弱い縫製力で縫製して接合する等して、開口部31を、インフレータ2からのガスにより開口可能に閉じることで行う。
これにより、ディフューザ30は、インフレータ2が作動するまで開口部31が閉鎖状態に維持され、インフレータ2が作動すると、供給されるガスが開口部31が閉鎖された収納部32内に一旦充満し、その内部のガス圧が上昇する。このガス圧の上昇に伴い、開口部31の全体にほぼ均一な圧力(内圧)が作用する結果、閉鎖された開口部31の全体が所定圧力で略同時に開口し、収納部32がエアバッグ10の内部に解放されて連通する。エアバッグ装置1は、このようにして開口部31の全体を一斉に開口させ、収納部32内のガスを、開口部31の全体から対向する第1テザー24の中央部に向かって、車両幅方向(左右方向G)に均一になるように噴き出させ、インフレータ2からのガスを、開口部31を通してエアバッグ10内に左右均等に整流等して供給する。
本実施形態のエアバッグ装置1は、以上のように第1気室21内にインフレータ2及びディフューザ30を配置し、車両緊急時等には、インフレータ2のガス噴出し口2Aから発生するガスを、ディフューザ30の開口部31等を介して、上記したように第1気室21内に供給する。このガスを、ガス通路24A、25Aや貫通孔24B、25Bを通して、第2気室22や第3気室23に向かって流通させる等して、それらを膨張させつつエアバッグ10を展開方向Fに向かって展開させる。これにより、エアバッグ装置1(図1参照)は、エアバッグ10を、乗員Sの前方に取り付けられた基端部10Tから、インストルメントパネル93に沿うように車両高さ方向の上方側に向かって展開させ、車体と少なくとも乗員Sの膝Kとの間(ここでは脛Lから膝Kの上まで)に膨張展開させる。このようにしてエアバッグ10を、車体と乗員Sの膝Kとの間を中心に膨張展開させ、このエアバッグ10で乗員Sの少なくとも膝Kを保護する等して、車両内に着座等した乗員Sの主に膝を中心に保護する。
なお、エアバッグ10を構成する基布11、12やディフューザ30等には、コーティング処理を施していないノンコート基布を使用してもよいが、気密性の観点等から、例えばシリコーンゴムやシリコーン樹脂等の気密性樹脂層が設けられた基布を使用してもよい。また、このエアバッグ装置1では、エアバッグ10の展開方向Fの最先端側に設けられた第3気室23が、乗員Sの両膝K付近に接触するとともに、エアバッグ10の先端部が、乗員Sの膝上高さよりも50mm上までの領域(図1のH範囲)をカバーできるように、エアバッグ10の展開長さが設定されている。更に、ここでは、エアバッグ10の膨張展開速度を速くして、乗員Sの膝上の所定高さまで早期に展開等させるため、エアバッグ10の先端部をエアバッグ10内に折り込む等、エアバッグ10を所定の手順で折り畳んだ状態でケース3内に収納している。
図3は、このエアバッグ10の折り畳み手順を順に示す模式図であり、上記した図2に対応して、車体(インストルメントパネル93)側から見たエアバッグ10の各状態を概略的に平面図で示している。ただし、図3Dは、図3CのX−X矢視断面を模式的に示している。
本実施形態では、図示のように、エアバッグ10内に、上記したディフューザ30(図3では図示せず)に収納されたインフレータ2を、第1気室21の所定位置に予め配置した状態でエアバッグ10の折り畳みを行い、それらを一体にケース3内に収納する。その際、エアバッグ10を、主に、展開方向F側の先端部10Sを折り込む第1工程と、第1工程後のエアバッグ10の展開方向Fと直交する左右方向Gの両端(左右両端)10M側を横方向にロール折りする第2工程と、第2工程後のエアバッグ10を基端部10T側に向かって縦方向にロール折りする第3工程と、を有する折り畳み工程(手順)を経て折り畳む。
具体的には、第1工程では、エアバッグ10の両基布11、12を重ねて平らに展開した状態(図3A参照)から、その膨張展開時の展開方向F側の先端部10Sを、エアバッグ10内に押し込むようにして折り込む(図3Bの矢印J)。その際、エアバッグ10の先端部10S側(図3C参照)の表面を内側に裏返すようにして、上縁側からエアバッグ10の基端部10T側に向かってエアバッグ10内に押し込み、両基布11、12を各々折り重ねて(図3D参照)、折り込み部10Bを形成する。また、この第1工程では、エアバッグ10の先端部10Sを、第3気室23内に向かって折り込み、第3気室23内の複数の第3テザー26に押し当てるように、それらに合わせて同位置まで折り込む。
なお、図3Dでは、この先端部10Sの折り込み状態を、基布11、12等の各部材間に隙間を開けて模式的に示しているが、実際には、これら各部材は互いに重なり合うように配置されている。また、各第3テザー26は、先端部10Sにより第2テザー25側に向かって押し込まれて、略中間位置で屈曲して折り重ねられた状態になっている。
次に、第2工程では、第1工程後のエアバッグ10(図3E参照)の左右両端10M側を、互いに接近する方向に向けて、かつ車体側となる面側に巻き付けるように折り返して、それぞれ所定範囲を横方向にロール折りする。その際、この第2工程では、エアバッグ10の左右両端10M側を、外側からエアバッグ10の左右方向Gの中心に向かって、それぞれインストルメントパネル93側となる車体側基布12側に所定回数折り曲げながら順に巻き付け(図3Eの矢印R1、R2)、車体側基布12が内側になるようにロール折りする。
これにより、エアバッグ10の左右両端部10M側を、インフレータ2の長さ、及び上記したケース3の収納部の幅に合わせてロール折りし、エアバッグ10の横方向両側に所定幅の横ロール折り部10C(図3F参照)を形成して、その左右方向Gの折り畳み幅Wをインフレータ2の長さと略同じ幅にする。また、ここでは、エアバッグ10は、この第2工程でロール折りされた左右両端10M側が、エアバッグ10の中心側の対向部同士で互いに接触しないように、所定距離だけ離間した状態にロール折りされ、横ロール折り部10C間にロール折りがされていない部分が設けられる。
続いて、第3工程では、第2工程後のエアバッグ10の展開方向Fの先端側を、基端部10Tに向けて、かつ車体側となる面に巻き付けるように折り返して所定範囲を縦方向にロール折りする。その際、この第3工程では、横ロール折り部10Cが形成されたエアバッグ10を、展開方向Fの先端側から基端部10T及びインフレータ2側に向かって、車体側基布12側に所定回数折り曲げるようにして順に巻き付ける(図3Fの矢印R3〜R7)。これにより、エアバッグ10を、横ロール折り部10C及び車体側基布12が内側になるように所定幅でロール折りし、インフレータ2が配置された部分に隣接して縦ロール折り部10D(図3G参照)を形成する。
ここで、ディフューザ30は、インフレータ2を開口部31から挿入して収納部32内に収納した後、エアバッグ10を折り畳む前に、その開口部31(図2参照)を予め閉鎖してからエアバッグ10内に配置してもよく、開口部31を予め閉鎖せずに、エアバッグ10の折り畳み時に、その折り畳みに併せて開口部31を閉鎖するようにしてもよい。即ち、開口部31を予め閉鎖する場合には、ディフューザ30は、インフレータ2を収納して開口部31が接着剤や縫製、又は折り曲げ等により閉鎖された状態で、エアバッグ10内に配置されて組み付けられ、その後、エアバッグ10の折り畳みが行われる。
これに対し、開口部31を予め閉鎖しない場合には、ディフューザ30は、インフレータ2を収納して開口部31の一部又は全部が解放する等、開口部31が非閉鎖の状態でエアバッグ10内に配置される。その後、エアバッグ10の折り畳み時に、折り畳まれるエアバッグ10と共に、開口部31側の全体が折り曲げられて塞がれる等して開口部31が閉鎖され、同状態を維持するようにしてエアバッグ10に組み付けられる。ここでは、ディフューザ30の開口部31の閉鎖を、エアバッグ10の折り畳みと同時に行っており、ディフューザ30の開口部31側を、上記した折り畳みの第3工程(図3F参照)において閉鎖するようにしている。その際、展開した状態のディフューザ30の開口部31を含む部分を、縦方向にロール折りされるエアバッグ10の折り曲げ部の一部(例えば図3Fの矢印R7、又はR6により折り曲げられる部分)を越えて配置し(図2参照)、同位置で折り曲げられるエアバッグ10と共に、開口部31側の全体を1回以上折り曲げて開口部31を閉鎖する。
以上の各工程等を経て折り畳まれたエアバッグ10は、次に、インフレータ2及びディフューザ30等と共にケース3(図1参照)に収容され、上記したように基端部10Tがディフューザ30を挟んでインフレータ2等によりケース3に固定される等してエアバッグ装置1が製造される。その後、このエアバッグ装置1は、車両のインストルメントパネル93に搭載され、車両緊急時等にインフレータ2を作動させて、ディフューザ30の開口部31や、テザー24、25の貫通孔24B、25B、及び両側のガス通路24A、25Aを順次通して、エアバッグ10内にガスを供給する。これにより、エアバッグ10を、その折り畳み形状を解消させつつ、車体側に取り付けられた基端部10T側から先端部10S及び左右方向等に向かって膨張展開させる。
図4は、このエアバッグ装置1のエアバッグ10が膨張展開する各状態を順に示す模式図であり、上記した図1からエアバッグ装置1と乗員Sの膝K付近を抜き出して示している。
膨張展開前のエアバッグ10は、図4Aに示すように、上記した第3工程による縦ロール折り部10Dを上側に向けて、ケース3内にインフレータ2等と共に配置され、乗員S側に対して車体(インストルメントパネル93)側にロール折りされた状態で車体側に収納されている。その状態から、エアバッグ10は、膨張展開時には、車体側の基端部10Tから展開を開始して、ケース3及びインストルメントパネル93内から車両後方側の乗員S側に向かって突出する。
この膨張展開時には、まず、インフレータ2からのガスにより、上記したように、ディフューザ30の閉鎖された開口部31が開口し、その内部のガスが、開口部31の全体(図2参照)から第1テザー24に向かって左右略均等に噴き出すようにして、第1気室21内に供給される。具体的には、ここでは、ディフューザ30内(収納部32)のガス圧上昇に伴い、ディフューザ30が膨張して当接するエアバッグ10の折り畳みを解消等させつつ、開口部31付近の折り曲げが解かれて開口部31が開口(解放)する。
このようにしてインフレータ2から供給されるガスにより、エアバッグ10は、図4Bに示すように、まず、第3工程で施された縦ロール折り部10D(図3F、G参照)が、その巻き付け方向と逆方向に解かれて、ロール折りが解消するまで、主に車両高さ方向に向かって順次展開する。その際、このエアバッグ装置1のエアバッグ10は、インストルメントパネル93側にロール折りされているため、インストルメントパネル93を舐めるようにして、その乗員S側の外面に沿って乗員Sの膝Kの高さ付近(図4C参照)まで展開する。
続いて、エアバッグ10は、第2工程で施された横ロール折り部10C(図3E、F参照)が、その巻き付け方向と逆方向に解かれて、それぞれ主にエアバッグ10の左右方向Gの両外側に向かって展開する。その際、この展開する横ロール折り部10Cは、インストルメントパネル93側にロール折りされているため、上記した縦ロール折り部10Dと同様に、インストルメントパネル93の外面に沿って舐めるように、エアバッグ10の乗員Sの逆側で左右両端側に伸び出して展開する。ただし、この横ロール折り部10Cは、エアバッグ10の折り畳み状態等に応じて、例えば縦ロール折り部10Dの展開が完了した時点で展開を開始したり、或いは、縦ロール折り部10Dの展開した部分から、その展開に合わせて順次展開等する。
また、この横ロール折り部10Cの展開に従って、第1工程で施された折り込み部10B(図3B、C参照)が、横ロール折り部10Cによる拘束を解かれつつ、そのガスによる膨張領域内に位置する範囲が徐々に大きくなる。これに伴い、エアバッグ10内の折り込み部10B(図4C参照)は、ガス圧を受けて展開を開始し、横ロール折り部10Cの展開に連動してエアバッグ10外に次第に伸び出し(図4D参照)、横ロール折り部10Cの展開完了とほぼ同時に展開を完了する。その際、この先端部10S側の折り込み部10Bは、エアバッグ10内に位置するため、膝Kやインストルメントパネル93との摩擦の影響を受けることなく、かつ、乗員Sとインストルメントパネル93との間に挟まれても、それらの間を抜けるように確実に展開する。
以上のようにして、エアバッグ10は、基端部10T側からインストルメントパネル93と乗員Sの膝Kとの間に向かって膝上の所定高さまで膨張展開し、車両前方に移動する乗員Sの膝Kを中心とした部分が乗員側基布11に接触する。これにより、エアバッグ10は、逆側の車体側基布12がインストルメントパネル93の外面に押し付けられ、上記したように、エアバッグ10内の各気室21、22、23(図1参照)により乗員Sの膝K等を受け止めて、主に膝Kを中心として乗員Sを保護する。
この膨張展開時に、本実施形態のエアバッグ装置1では、上記したようにディフューザ30の閉鎖した開口部31の全体を、インフレータ2からのガスにより略同時に開口させ、収納部32内に充満したガスを、開口部31の全域から第1テザー24に向かって供給する。そのため、インフレータ2からのガスを、第1テザー24の開口部31に対向する部分の全体に略均等に噴き出させて、第1気室21内の左右方向Gに略均等に流入させることができる。これに伴い、エアバッグ10内への偏ったガスの供給を抑制して、第1テザー24によるガスの左右方向Gへの分散と併せて、ガスを整流してエアバッグ10内に左右均等に供給することができる。
その結果、エアバッグ10を、左右両端10M側に向かって左右均等に展開できる等、左右方向Gへの展開特性を含むエアバッグ10の膨張展開特性を向上させることができ、エアバッグ10を乗員Sの膝K前方に迅速かつ確実に入り込ませる等して、膝Kを中心に乗員Sを確実に保護することができる。同時に、エアバッグ10を左右均等に素早く、かつ確実に展開させることができるため、膨張展開時に、乗員Sの膝Kがエアバッグ10に接触して開くのを防止できる等、膝Kに開く方向の力が作用するのを抑制することができ、乗員Sの傷害値を小さく抑えることができる。
また、このエアバッグ装置1では、例えばガス噴出し口2Aがインフレータ2の一端側に片寄って配置されているときでも、開口部31を有するディフューザ30の上記した各効果により、発生するガスをエアバッグ10の左右方向Gの中央部へ整流して左右均等に供給することができる。このように、ガス噴出し口2Aをインフレータ2の何れの位置に形成しても、ディフューザ30の開口部31を介して、ガスをエアバッグ10内に左右均等に供給できるため、ガスの偏りによるエアバッグ10の展開時の左右のばらつきを軽減して、エアバッグ10を左右均等に膨張展開させることができる。これに伴い、ガス噴出し口2Aの位置に関わらず、インフレータ2の中心をエアバッグ10の中心に合わせて配置することができ、インフレータ2のエアバッグ10内への配置や組み付けを容易に行うこともできる。その結果、組み付けの作業性の低下を防止できるとともに、エアバッグ10及びエアバッグ装置1の左右方向Gのバランスを高めることができる。
従って、本実施形態によれば、エアバッグ装置1の組み付けの作業性やバランスの低下を防止しつつ、エアバッグ10を左右均等に展開させて乗員Sの膝K等に対する保護機能を向上させることができ、乗員Sをより安全に保護することができる。また、ここでは、上記したように、ディフューザ30及び、その傾斜接合部34(図2参照)により、インフレータ2が発生するガスが、基布11、12や第1テザー24等のエアバッグ10に直接噴射されて当たるのや、インフレータ2のガス噴出し口2Aがエアバッグ10に直接接触するのを防止することができる。このディフューザ30の保護部材としての機能により、インフレータ2が発生するガスの熱や、ガス噴出し口2A付近の熱で、エアバッグ10や第1テザー24に穴が開くのを防止できる等、膨張展開時にエアバッグ10を保護してダメージを軽減でき、その損傷を抑制することができる。
ここで、本実施形態では、ディフューザ30の左右方向Gの両端部を、それぞれ展開方向Fに延びる接合部33と傾斜接合部34との2方向の接合部33、34により接合したが、これらは、いずれか1方向の接合部33、34のみにより、又は3方向以上の接合部を組み合わせて接合してもよい。同様に、この接合部は、展開方向Fに対して、エアバッグ10の中心側に湾曲して延びるように形成する等、インフレータ2の形状やガス噴出し口2Aの位置等に応じて、適宜形成すればよい。
その際、ディフューザ30の両端部を、傾斜接合部34を設けずに、展開方向Fに沿って直線状に延びる接合部33のみにより接合した場合には、インフレータ2の種類によっては、ガス噴出し口2Aと第1テザー24がディフューザ30を挟まずに直接対向することになる。しかしながら、このような場合であっても、ディフューザ30により、ガスが基布11、12に直接噴射されるのや、ガス噴出し口2Aがエアバッグ10に接触するのを防止できるため、エアバッグ10を充分に保護することができる。同時に、インフレータ2からのガスを、そのガス圧により開口するディフューザ30の開口部31を介して、エアバッグ10内に左右略均等に供給することもできる。
ただし、このエアバッグ装置1のように、ディフューザ30の開口部31側に傾斜接合部34を設ける等して、上記したように、ディフューザ30の開口部31を除く部分を、インフレータ2のガス噴出し口2Aと、それに対向する第1テザー24との間に介在させて配置する場合には、ガス噴出し口2Aから噴出するガス流を遮って、第1テザー24にガスが直接噴射されて当たるのを防止することができる。このように、このディフューザ30によれば、インフレータ2から供給されるガスの第1テザー24に対する直噴を回避できる結果、第1テザー24をガスから確実に保護して、その損傷をより効果的に抑制することができる。併せて、インフレータ2からのガスが、収納部32内から開口部31を通過して第1テザー24に向かって整流され、それらを介してエアバッグ10内に供給されるため、エアバッグ10内へのガスの供給をより左右均等に行うこともできる。
従って、ディフューザ30及び開口部31は、左右方向Gの両端部に、それぞれ傾斜接合部34を形成する等して、第1テザー24に向かってガス噴出し口2Aからのガスが直噴しないよう形成するのが望ましい。その際、傾斜接合部34を形成する場合には、展開方向Fに対する傾斜角度(図2の角度Y)は、インフレータ2の形状や寸法、及びディフューザ30の大きさ等に応じて適宜設定される。具体的には、例えば、一端側にガス噴出し口2Aを有するインフレータ2を、一般的な大きさのディフューザ30内に収納するときには、角度Yが30°よりも小さいものでは、ガスが第1テザー24に直接噴射されて当たる恐れがある。そのため、この場合には、角度Yを30°以上に設定するが、ガスの直噴が直接第1テザー24に当たるのをより確実に防止するためには、傾斜接合部34は角度Yが45°程度になるよう形成される。
また、本実施形態のエアバッグ装置1のように、ディフューザ30の収納部32を、開口部31に向かって次第に縮小するように形成する場合には、ディフューザ30内からのガスの噴出し方向を、開口部31が対向する第1テザー24に向かって正確に方向付けることができる。これに伴い、例えば、ガスを第1テザー24の中央部に向けて確実に供給できる等、ディフューザ30のガスの整流効果を高めて、エアバッグ10内に供給するガスの左右方向Gのばらつきを抑えることができ、エアバッグ10の展開特性を一層高めることもできる。
加えて、このエアバッグ装置1では、ディフューザ30を、上記したように、折り重ねた基布同士を、開口部31を残して接合して形成するため、その製造が容易であるとともに、折り重ねる基布の形状や接合パターンにより、供給されるガスの流れを容易かつ多彩に設定することもできる。また、エアバッグ10内のテザー24、25には、貫通孔24B、25Bを形成したため、それらを通してインフレータ2からのガスを展開方向Fに向けて流通させることができる。その結果、展開の初期段階においても、エアバッグ10を展開方向Fに展開させることができ、同方向へのエアバッグ10の展開速度を速めて、エアバッグ10の膨張展開をより早期かつ確実に完了させることができる。
更に、本実施形態では、ディフューザ30の開口部31を、エアバッグ10内に配置した後、その折り畳みと同時に閉鎖するため、開口部31の閉鎖のための工程及び作業を別途設ける必要がなく、ディフューザ30の組み付けを容易に行えて、その作業を簡略にすることができる。これに対し、上記したように、ディフューザ30の開口部31を閉鎖してから、エアバッグ10内に配置する場合には、開口部31が閉鎖しているか否かを確認することができ、その閉鎖を確実に行うことができる。
なお、このエアバッグ装置1では、エアバッグ10内に2つのテザー24、25を設けて気室21、22、23を区画したが、エアバッグ10内には、ディフューザ30の開口部31に対向して配置された、エアバッグ10内を展開方向Fに区画する少なくとも1つのテザー(ここでは第1テザー24)を配置すればよい。従って、このような第1テザー24を設ければ、エアバッグ10内に他の複数のテザー等を設けてもよく、例えば短冊状の複数のテザーを左右方向Gに配列させて、又は所定間隔で配置してもよく、或いは、第2テザー25の接合位置の基布11、12同士を縫製等により互いに接合して、同様の気室を形成する等してもよい。
また、本実施形態では、3つの折り畳み工程を経て折り畳むエアバッグ10(図3参照)を例に説明したが、エアバッグ10は、縦方向のみにロール折りして折り畳むものや、又は、先端部10Sから基端部10T(インフレータ2)に向かって圧縮して蛇腹状に折り畳むもの等、膨張展開可能な他の状態に折り畳むエアバッグであってもよい。
本実施形態のエアバッグ装置を車両に搭載した状態を示す要部模式図である。 本実施形態のエアバッグを模式的に示す平面図である。 本実施形態のエアバッグの折り畳み手順を順に示す模式図である。 本実施形態のエアバッグ装置のエアバッグが膨張展開する各状態を順に示す模式図である。
符号の説明
1・・・エアバッグ装置、2・・・インフレータ、2A・・・ガス噴出し口、3・・・ケース、10・・・エアバッグ、10B・・・折り込み部、10C・・・横ロール折り部、10D・・・縦ロール折り部、10S・・・先端部、10T・・・基端部、11・・・乗員側基布、12・・・車体側基布、21・・・第1気室、22・・・第2気室、23・・・第3気室、24・・・第1テザー、24A・・・ガス通路、24B・・・貫通孔、25・・・第2テザー、25A・・・ガス通路、25B・・・貫通孔、26・・・第3テザー、30・・・ディフューザ、31・・・開口部、32・・・収納部、33・・・接合部、34・・・傾斜接合部、90・・・車両、91・・・ステアリングホイール、92・・・シャフト、93・・・インストルメントパネル、F・・・エアバッグの展開方向、S・・・乗員、K・・・膝、L・・・脛。

Claims (7)

  1. 乗員前方の車体側に基端部が取り付けられて収納されるエアバッグと、該エアバッグ内にガス噴出し口からガスを供給するインフレータとを備え、該インフレータからのガスにより前記エアバッグを前記基端部側から前記車体と前記乗員の膝との間に膨張展開させる膝保護用エアバッグ装置であって、
    前記インフレータを収納した状態で前記エアバッグ内に配置され、該インフレータからのガスを前記エアバッグ内に流入させる開口部を有するディフューザと、該ディフューザの開口部に対向して前記エアバッグ内に配置され、該エアバッグ内を前記展開方向に区画する少なくとも1つのテザーとを備え、
    前記ディフューザの開口部は、前記インフレータの作動前には閉鎖しており、前記エアバッグの展開時に前記インフレータからのガスにより開口することを特徴とする膝保護用エアバッグ装置。
  2. 請求項1に記載された膝保護用エアバッグ装置において、
    前記ディフューザは、前記開口部を除く部分が前記インフレータのガス噴出し口と対向する前記テザーとの間に介在するよう前記エアバッグ内に配置されることを特徴とする膝保護用エアバッグ装置。
  3. 請求項1又は2に記載された膝保護用エアバッグ装置において、
    前記ディフューザは、折り重ねた基布同士が該基布間に前記インフレータを収納可能に、かつ前記開口部を残して接合されて形成されることを特徴とする膝保護用エアバッグ装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載された膝保護用エアバッグ装置において、
    前記テザーに、前記インフレータからのガスを流通させる貫通孔を有することを特徴とする膝保護用エアバッグ装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載された膝保護用エアバッグ装置において、
    前記ディフューザは、前記インフレータの収納部が少なくとも前記開口部側において該開口部に向かって次第に縮小するように形成されていることを特徴とする膝保護用エアバッグ装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載された膝保護用エアバッグ装置において、
    前記ディフューザは、前記インフレータを収納して前記開口部が閉鎖された状態で前記エアバッグ内に配置されることを特徴とする膝保護用エアバッグ装置。
  7. 請求項1ないし5のいずれかに記載された膝保護用エアバッグ装置において、
    前記ディフューザは、前記インフレータを収納して前記開口部が非閉鎖の状態で前記エアバッグ内に配置され、該エアバッグの折り畳み時に前記開口部が閉鎖されることを特徴とする膝保護用エアバッグ装置。
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