JP2009101166A - 人工蝸牛の周波数分析器 - Google Patents

人工蝸牛の周波数分析器 Download PDF

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Abstract

【課題】電源供給のバッテリーを必要としない簡易な構成で、かつ利便性に優れ、入力された音波を特定周波数別に精度良く分解することが可能な人工蝸牛の周波数分析器を提供する。
【解決手段】上部構造物100と下部構造物200とを有し、上部構造物100は、ナノワイヤー接触部120が形成されている第1基板110を備え、下部構造物200は、内部に流体が充填される空間部220が形成されている第2基板210と、基底膜230と、基底膜230に形成されている複数の電極240と、電極240の上面に形成された変形可能でかつ圧電特性を有する複数のナノワイヤー290と、を備え、下部構造物200に音波が入力されることで流体が流動し、それに伴い基底膜230が運動してナノワイヤー290がナノワイヤー接触部120に接触することで、ナノワイヤー290の圧電特性に基づいて、入力された音波の周波数に基づいた電気信号が発生する。
【選択図】図5a

Description

本発明は、電源供給のバッテリーを用いることなく体内移植が可能な人工蝸牛の周波数分析器に関する。
図1に示すように、哺乳動物の蝸牛(Cochlea)には、音を特定周波数別に分解する基底膜(Basilar membrance)と、基底膜の上端に配置され、音情報を電気信号に変換して神経を介して脳に伝達する役割をする不動毛(Stereocilia)が存在する。
一般的に人間の蝸牛は、20Hzから20kHzまでの可聴域で作動し、120dB程度までの音を識別可能であり、周波数差がある音であってもその音質(tone)を解析可能に構成されている。
一般的に蝸牛の体積は1cm3程であり、非常に小さな構造を有している。このような微小な構造にもかかわらず、可聴周波数信号を3、500チャンネルの周波数情報として分解する機能を有しており、すなわち蝸牛は敏感な周波数分析能を有しているといえる。
図3を参照して、蝸牛内部に設けられている基底膜の構成について説明する。上記で説明したように、基底膜は入力された音波を特定周波数別に分解する機能を有している。入力された音波が到達するベース領域(基底側)は、高周波の音波が共振するように厚くて幅の狭い膜の構造を有しおり、ベース領域から頂点側に向かうに従い、厚さが薄く、幅が広い柔軟な膜に変化していく。
図4は蝸牛の構成を説明する概略図である。
図4に示すように、蝸牛殻には電極が挿入されている。この電極は、基底膜のベース(高周波数領域)から頂点(低周波数領域)まで分布している聴神経で生じた生体電気信号を、脳幹にある聴神経核に情報を伝達するものである。
このように蝸牛は音波を電気信号に変えて、聴神経核にその電気信号を伝達する役割を担うものであるが、その一方で、何らかの障害によって蝸牛の機能が低下した、または失われた人々が存在する。このような人々に対して、従来より、人工蝸牛(Cochlear Implant)を移植することが提案されている。図2に、従来の人工蝸牛の概略構成図を示す。
図2に示すように、従来の人工蝸牛は、マイクロホン(Microphone)、スピーチプロセッサー、トランスメーター/レシーバー、電極(Electrode)から構成され、最大22チャンネルの電極を有している。
ここで、マイクロホンは音波(Sound Wave)の信号をアナログ電気信号に変換し、スピーチプロセッサーは、DSP(Digital Signal Processor)技術に基づいて、時間に対するアナログ電気信号を周波数に対するデジタル電気信号に変換する信号処理を遂行する。また、トランスメーター/レシーバーは、体外のスピーチプロセッサー信号を体内に無線で伝達する。
しかし上記従来の人工蝸牛を用いる場合、以下に示す問題を生じる。
従来の人工蝸牛は、体外に装着されるマイクロホン、スピーチプロセッサー、トランスメーターと、体内に移植されるレシーバー、刺激器、電極といった部品が必要であり、人工蝸牛システムが大型化、かつ複雑化していた。
また、高価な電子回路チップセットが必要であったので、電力の消耗が大きく、システム全体の製造コスト、動作コストが増大する。
また、入力された音波を特定周波数に対する電気的信号に変換するために、電源供給のバッテリーを必要とし、それらのバッテリーの寿命は、ほとんどの場合、数時間から一週間までしかもたない。よって、頻繁にバッテリーを充電する必要があり、利便性の低下を招いている。
また、上記で説明したように、従来の人工蝸牛では、DSP技術に基づいて周波数に対するデジタル電気信号を発生させている。しかしこの場合、可聴周波数信号に遅延が生じる可能性があり、音を聞き分ける際の精度が低下する虞がある。
すなわち、従来の人工蝸牛システムは、単語を区別するには問題がないが、例えば音楽を聴く場合に音律の高さを解析したり、音色を有する言葉を解析して理解することに関しては多くの課題を残している。
そこで本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、電源供給のバッテリーを必要としない簡易な構成で、かつ利便性に優れ、入力された音波を特定周波数別に精度良く分解することが可能な人工蝸牛の周波数分析器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、上部構造物と下部構造物とを有し、前記上部構造物と前記下部構造物とを電気的に接触させることで前記下部構造物に入力された音波の周波数に対応した電気信号を発生させ、発生した前記電気信号を神経へ伝達可能に構成されている人工蝸牛の周波数分析器であって、前記上部構造物は、下面に電気伝導性の高い金属でコーティングされたナノワイヤー接触部が形成されている第1基板を備え、前記下部構造物は、内部に流体が充填される空間部が形成され、前記上部構造物と対向する面が開放されている第2基板と、前記空間部に充填されている流体の上面を覆うように設けられている基底膜と、前記基底膜の上面に形成されている複数の電極と、前記電極の上面に形成されており、前記ナノワイヤー接触部に接触する方向に変形可能に構成されている圧電特性を有する複数のナノワイヤーと、を備え、前記下部構造物に音波が入力されることで前記流体が流動し、それに伴い前記基底膜が運動して前記ナノワイヤーが変形し、変形した前記ナノワイヤーが前記ナノワイヤー接触部に接触することで、前記ナノワイヤーの圧電特性に基づいて、入力された音波の周波数に基づいた電気信号が発生し、当該電気信号を前記電極と電気的に接続されている神経に伝達可能に構成されていることを特徴とする。
上記構成によると、入力された音波の周波数に基づいて基底膜を運動させ、さらにナノワイヤーの圧電特性を利用して電極から神経へ電気信号を伝達するので、電気信号を発生させ、それを伝達するにあたって電源供給のバッテリーを必要としない。また、高価な電気回路チップセットを必要としないので、簡易な構成で、かつ利便性に優れた人工蝸牛の周波数分析器を提供することができる。
なお、本発明では、上部構造物に電気伝導性の高い金属でコーティングされたナノワイヤー接触部を設けたが、ここでいう電気伝導性の高い金属とは、例えば白金(Pt)などの金属材料を指す。
以上説明したように、本発明によれば、電源供給のバッテリーを必要としない簡易な構成で、かつ利便性に優れ、入力された音波を特定周波数別に精度良く分解することが可能な人工蝸牛の周波数分析器を提供することが可能になる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を、実施の形態に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[本実施の形態]
図5〜図11を参照して、本発明の実施の形態に係る人工蝸牛の周波数分析器について説明を行う。
図5aは、本実施の形態に係る人工蝸牛の周波数分析器を示した斜視図で、図5bは、図5aのA−A´における断面図である。
図5a、図5bを参照すると、本実施の形態に係る人工蝸牛の周波数分析器は、MEMS構造を有するものであり、上部構造物100と下部構造物200とから構成されている。
上部構造物100には、第1基板110と、第1基板110の下面に形成される鋸歯状のナノワイヤー接触部120とが設けられている。ナノワイヤー接触部120には、下記で説明するナノワイヤー290と直接的に接触する鋸歯部が形成され、少なくとも鋸歯部の表面は電気伝導性の高い金属、例えば白金などでコーティングされている。
下部構造物200には、下方から上方に向かって順に第2基板210、基底膜230、電極240及びナノワイヤー290とが設けられている。また、ナノワイヤー290は、ナノワイヤー接触部120に接触する方向に変形するように圧電及び半導体特性を有している。
本実施の形態では、下部構造物200上に上部構造物100を積層させる時、下部構造物200のナノワイヤー290が上部構造物のナノワイヤー接触部120に接触可能となるように積層する。
次に、図6及び図7を参照して、上部構造物100及び下部構造物200のそれぞれについて説明を行う。図6aは、本実施の形態における人工蝸牛の周波数分析器の上部構造物100を示した概略斜視図で、図6bは、図6aのB−B´における概略断面図である。
また、図7aは、本実施の形態における人工蝸牛の周波数分析器の下部構造物200を示した概略構成図であり、図7bは、図7aのC−C´における概略断面図である。また、図7cは、本実施の形態における人工蝸牛の周波数分析器の下部構造物200を上から見た時の概略構成図である。図7dは、本実施の形態における下部構造物200の概略構成図である。
本実施の形態における上部構造物100は、シリコンウェーハーによって形成されることが好ましい。
また、上部構造物100に設けられるナノワイヤー接触部120は、第1基板110の下面に形成されるシリコン材質でありながら、鋸歯状の鋸歯部121と、鋸歯部121の表面においてナノワイヤー290と接触する領域を高伝導性金属でコーティングしたコーティング部122とを有している。
なお、第1基板110と鋸歯部121は、同じ材質であるので、一体に成形しても構わない。
このようにナノワイヤー接触部120を鋸歯状に成形することで、ナノワイヤー290とナノワイヤー接触部120との接触を容易にすることができる。
つまり、ナノワイヤー接触部120を鋸歯状に成形することで、ナノワイヤー290が変形した時、ナノワイヤー290の端部が鋸歯状のナノワイヤー接触部120と電気的に接触し、そこから電流が流れるように回路を構成することができる。
しかしナノワイヤー接触部120を平面に形成した場合、ナノワイヤー290が変形した時、ナノワイヤー290の端部が平面状のナノワイヤー接触部120に接触せず、両者の間で電流が流れることはない。この点については図9を参照して後にさらに詳しく説明する。
なお、本実施の形態ではナノワイヤー接触部120を鋸歯状に形成したが、ナノワイヤー接触部120の形状はこれに限られるものではなく、接触部に凹凸部が形成されていればよい。つまり、断面形状が四角などの多角形の突起を連続させた形態であってもよい。この場合であっても、ナノワイヤー290とナノワイヤー接触部120を電気的に接触させることが可能である。
一方、下部構造物200は、図7に示したように、下方から上方に向かって順に第2基板210、基底膜230、電極240、及びナノワイヤー290が設けられている。
また、図7bに示すように、第2基板210はシリコン(Si)材質からなり、その内側には空間部220が形成されている。また、第2基板210の上部構造物100と対向する面は開放されている。
空間部220には流体が充填されており、本実施の形態では、空間部220に充填される流体としてシリコンオイル(silicon oil)が使用されている。しかし空間部220に充填される流体はこれに限られるものではない。
基底膜230は、空間部220に充填されている流体の上面を覆うように設けられており、基底膜230の材質としてはポリマー素材の一例としてポリイミド(polyimide)、SU−8など、またはポリマー層とナノワイヤー分散層とを積層させたポリマー複合素材などが用いられる。
かかる構成によると、基底膜230は空間部220に充填されている流体の流動に伴って運動することになる。
また、電極240が基底膜230の上面に形成されている。この構成によると、電極2
40も空間部220に充填されている流体、及び基底膜230の運動によって上下に運動することができる。
本実施の形態では、電極240として複数の電極241〜246を連続的に形成した。この際の各々の電極間間隔、幅w、長さLは、より音波が効率よく伝播するように変更可能である。
本実施の形態では、図7aに示すように電極240の長さが短い方が高周波成分に該当し、電極240の長さが長い方が低周波成分に該当する。すなわち、電極の長さを変えることで、特定周波数別に音波を分解することができる。
ナノワイヤー290は、電極240の上面に形成されており、基底膜230表面の電気伝導性を有する部分に連結させることが可能であり、ナノワイヤー接触部120と接触するように、電極240の上方に成長するようにして変形可能な圧電特性または半導体特性を有している。
ナノワイヤー290の材質には、圧電素材としてZnO、ZnMgO、PMN−PT、PZN−PT、PVDF、PVC、PAN、PZTなどが用いられることが好ましい。
上記で説明したように、本実施の形態では、下部構造物200の上に上部構造物100を積層させる時、下部構造物のナノワイヤー290が上部構造物のナノワイヤー接触部120と接触できるように積層している。
つまり、ナノワイヤー290の一端はナノワイヤー接触部120に接触可能であり、ナノワイヤー290の他端は電極240に連結されている。もちろん、ナノワイヤー290とナノワイヤー接触部120間の接続または未接続は、入力される音波の周波数などによって左右される。
また、本実施の形態では、音波が入力された場合に、入力された音波が下部構造物200の空間部220に充填されている流体に取り込まれるための通路として、音波入口250が形成されている。
具体的には、第2基板210の上部に壁部材280を形成し、この壁部材280と電極241によって、音波入口250が形成される。なお、第2基板(Si基板:210)と当接する部分に形成され、壁の役割を遂行する壁部材280は、第2基板210と同じ材質であるシリコン(Si)によって形成することが好ましい。
また、本実施の形態では、一つの電極240に一つ以上のナノワイヤー290を接触されることもでき、また一つの電極240にナノワイヤー290を接触させないことも可能である。
また、本実施の形態では、ナノワイヤー290と直接的に連結される電極240にのみ蝸牛殻の挿入型電極チャンネル300に連結する信号ライン260を形成することが好ましい。
また、図7dを参照すると、本実施の形態では下部構造物200の空間部220と電極240との間に音波が効率的に伝達されるように、Si34材質の第3基板230aと、第3基板を包むポリマー材質、例えばポリイミド、SU−8などの第4基板230bとが構成されている。つまり、本実施の形態における基底膜230は、第3基板230aと第4基板230bとを有していてもよい。
また、第4基板230bの上側には、クローム(Cr)または金(Au)材質の電極241〜246が配置されている。
図7dに示すように、下部構造物200には、Si基板210に流体が充填される空間部220が形成され、その空間部220に流体が満たされ、流体の上側には、基底膜230の役割を遂行するSi34材質の第3基板230aと、第3基板230aを包むポリマー材質(例:ポリイミド、SU−8)の第4基板230bが構成され、第4基板230bの上側には、電極241〜246が配置され、電極241〜246においてナノワイヤーが成長するように構成されている。
かかる構成により、音波が入力されると、この音波は鼓膜と連結されている耳小骨(ossicle)の3つの骨のうちの1つと連結される下部構造物200の音波入口250及び音波入口250に形成されている基底膜231を通過して、下部構造物200に充填されている流体220を流動させる。
すると、第3基板230aと第4基板230bとを有する基底膜230が運動し、この基底膜230の上部に設けられている電極240に音波が伝達され、この電極240に接触するナノワイヤー290が変形し、ナノワイヤー接触部120にナノワイヤー290の端部が接触する。
図8aは、本実施の形態におけるナノワイヤーの変形特性、図8bは、本実施の形態におけるナノワイヤーの圧電特性、図8cは本実施の形態におけるナノワイヤーの圧電及び半導体特性を示す図である。
ワン(Z.L.Wang)などが、2006年にZnOナノワイヤーの圧伝現象を利用して機械及び振動エネルギーを電気エネルギーに変換するナノ発電機(nanogenerator)の製作可能性について立証した(Zhong Lin Wang and Jinhui Song, Piezoelectric Nanogenerators Based on Zinc Oxide Nanowire Arrays, 2006, Science, vol.312)。
つまり、図8aに示すように、AFMチップを利用してナノワイヤーを変形させると、引張り及び圧縮領域が発生し、図8bのように、圧電現象によって引張り領域には陽のポテンシャルが作用し、圧縮領域には陰のポテンシャルが作用する。
また、図8cのように、ベースに接地を設置し、ナノワイヤー頂点の引張り領域である陽のポテンシャルにタングステンチップを接触させた時は、逆方向バイアスショットキーダイオードに作用して電流が流れず、圧縮領域である陰のポテンシャルにタングステンチップを接触させた時は、順方向バイアスショットキーダイオードに作用して電流が流れることになる。
従って、ZnOナノワイヤーが変形することで、圧電現象と半導体特性を有することが証明された。
図9a及び図9bは、本実施の形態に係る人工蝸牛の周波数分析器でZnOナノワイヤーアレイ構造物の電気信号発生を示す図で、図9aは、入力された音波が空間部220内にある流体に入力される前で、図9bは、音波が空間部220に入力された後を示す。
図10は、本実施の形態において人工蝸牛の周波数分析器のナノワイヤーが変形して発
生した電気信号が、信号ラインに沿って蝸牛殻の挿入型電極チャンネルに伝達される状態を示す図である。
図9aを参照すると、まだ音波が入力される前の状態なので、ナノワイヤー290の一端はナノワイヤー接触部120と未接触の状態である。
その後、図9aの状態から音波が入力されると、図9bの状態になる。つまり、音波が入力されるとナノワイヤー290が変形し、ナノワイヤー290の一端がナノワイヤー接触部120と接触する。これによって、所定の電流(l)が流れる。
図5〜図7に示した本実施の形態に係る人工蝸牛の周波数分析器の動作を、図9及び図10を参照して説明する。
まず音波が発生すると、発生した音波が下部構造物200の音波入口250及び音波入口250に形成された基底膜231を通過して下部構造物200に充填されている流体220を流動させる。
すると基底膜230が運動し、この基底膜230の上部に設けられている電極240に音波が伝達し、電極240と接触したナノワイヤー290が変形し、変形したナノワイヤー290が上部構造物100のナノワイヤー接触部120と接触して電気信号(電流)(l)が発生する。
この電気信号は、信号ライン261,262に沿って蝸牛殻の挿入型電極チャンネル300に伝達され、蝸牛殻の挿入型電極のチャンネル300の聴神経刺激電極310を介して有毛細胞の聴神経を刺激する。
図10において符号261は高周波信号ラインで、262は低周波信号ラインを示している。
[他の実施の形態]
図11aは、本発明の他の実施の形態における上部構造物100の概略斜視図である。また、図11bは、本発明の他の実施の形態における上部構造物100のD−D´における概略断面図である。
本実施の形態では、上記で説明した実施の形態に対して、上部構造物のコーティング部の構造が異なる点が特徴である。
すなわち、本実施の形態における上部構造物100は、第1基板110、及び第1基板110の下側に形成される鋸歯状のナノワイヤー接触部120を有している。鋸歯部の製作は、ナノインプラント工程で製作することが可能である。
つまりナノワイヤー接触部120は、第1基板110の下側に形成され、シリコン材質でありながら、鋸歯状の鋸歯部121と、鋸歯部121の外側に高伝導性金属(白金など)でコーティングされたコーティング部122とを有している。
図6と図11は、コーティング部の形状のみが相違している。つまり、図6では鋸歯状の部分が連続的に形成されていたが、コーティング部は、ナノワイヤーと接触する領域だけコーティングされていた。
一方、図11に示す本実施の形態では、コーティング部の鋸歯状の部分が非連続的にな
っている。このようにナノワイヤーと接触する領域だけコーティングしたり、コーティング部のぎざぎざを非連続的に形成する理由は、コーティング部に接触するナノワイヤー間の電気的接触を遮断するために採用されるものである。
言い換えると、1つのナノワイヤーと、このナノワイヤーと隣り合う他のナノワイヤーとが電気的に接触すると、システム上の問題を生じる虞がある。よって、これを防止するために鋸歯状の部分を非連続的に形成するのである。
なお、これ以外にもナノワイヤーの電気的接触を遮断するための方法として、例えば図6bにおいてナノワイヤーと直接的に接触する部分にのみ白金のコーティングを施すといった方法も考えられる。
また、本発明では、主に空間部に充填する流体として、実際の蝸牛殻内に存在する流体と似た特性を有する流体であったり、人工基底膜の機能を有する流体を用いるのが好ましい。
また、本発明ではシリコンオイルなどの流体を空間部に充填させた後、空間部にある空気を外部に排出させるための空気出口271,272を更に有することも好適である。なお、この空気出口271を流体を注入するための通路として使用してもよい。
また、本発明では、空気出口271、272内に流体を注入した後にシーリング(Sealing)を行い、その内部が密封状態になるようにしてもよい。
また、本発明では、信号ラインのライン上には、電極240から伝達された電気信号を増幅させる信号増幅器、または電気信号を音声に変換する音声処理機、のうちの少なくとも一方が設けられていてもよい。
蝸牛の構成を説明する概略図。 従来の人工蝸牛の概略構成図。 蝸牛の基底膜の概略構成図。 蝸牛の構成を説明する概略図。 本実施の形態に係る人工蝸牛の周波数分析器の概略斜視図。 本実施の形態に係る人工蝸牛の周波数分析器の概略断面図。 本実施の形態における上部構造物の概略斜視図。 本実施の形態における上部構造物の概略斜視図。 本実施の形態における下部構造物の概略斜視図。 本実施の形態における下部構造物の概略断面図。 本実施の形態における下部構造物を上面から見た場合の概略構成図。 本実施の形態における下部構造物の概略構成図。 本実施の形態におけるナノワイヤーの変形特性。 本実施の形態におけるナノワイヤー圧電特性。 本実施の形態におけるナノワイヤーの圧電及び半導体特性。 本実施の形態におけるナノワイヤーの電気信号発生を示す図。 本実施の形態におけるナノワイヤーの電気信号発生を示す図。 本実施の形態において電気信号が挿入型電極チャンネルに伝達される状態を示す図。 他の実施の形態における上部構造物の概略斜視図。 他の実施の形態における上部構造物の概略断面図。
符号の説明
100 上部構造物
110 第1基板
120 ナノワイヤー接触部
121 鋸歯部
122 (鋸歯部の)コーティング部
200 下部構造物
210 第2基板
220 空間部
230 基底膜
230a第3基板
230b第4基板
240 電極
250 音波入口
260 信号ライン
271 空気出口
272 空気出口
280 壁部材
290 ナノワイヤー

Claims (16)

  1. 上部構造物と下部構造物とを有し、前記上部構造物と前記下部構造物とを電気的に接触させることで前記下部構造物に入力された音波の周波数に対応した電気信号を発生させ、発生した前記電気信号を神経へ伝達可能に構成されている人工蝸牛の周波数分析器であって、
    前記上部構造物は、
    下面に電気伝導性の高い金属でコーティングされたナノワイヤー接触部が形成されている第1基板を備え、
    前記下部構造物は、
    内部に流体が充填される空間部が形成され、前記上部構造物と対向する面が開放されている第2基板と、
    前記空間部に充填されている流体の上面を覆うように設けられている基底膜と、
    前記基底膜の上面に形成されている複数の電極と、
    前記電極の上面に形成されており、前記ナノワイヤー接触部に接触する方向に変形可能に構成されている圧電特性を有する複数のナノワイヤーと、
    を備え、
    前記下部構造物に音波が入力されることで前記流体が流動し、それに伴い前記基底膜が運動して前記ナノワイヤーが変形し、変形した前記ナノワイヤーが前記ナノワイヤー接触部に接触することで、前記ナノワイヤーの圧電特性に基づいて、入力された音波の周波数に基づいた電気信号が発生し、当該電気信号を前記電極と電気的に接続されている神経に伝達可能に構成されていることを特徴とする人工蝸牛の周波数分析器。
  2. 前記下部構造物には、
    前記上部構造物に対向している部分に、前記空間部に充填されている流体を流動させるための音波を取り込む音波入口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の人工蝸牛の周波数分析器。
  3. 前記第1基板は、
    シリコンウェーハーによって形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の人工蝸牛の周波数分析器。
  4. 前記ナノワイヤー接触部には、
    シリコン材質、またはポリマー材質のいずれかに対して凹凸部を形成したものが用いられており、少なくとも前記凹凸部の表面は、電気伝導性の高い金属によってコーティングされていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の人工蝸牛の周波数分析器。
  5. 前記凹凸部は、
    その断面形状が鋸歯状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の人工蝸牛の周波数分析器。
  6. 前記凹凸部は、
    断面形状が多角形の突起が連続している部分であることを特徴とする請求項4に記載の人工蝸牛の周波数分析器。
  7. 前記基底膜の上面に形成されている前記複数の電極は、
    各々の電極間の間隔、各々の電極の幅、各々の電極の長さが変更可能に設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の人工蝸牛の周波数分析器。
  8. 前記複数の電極と神経とを電気的に接続する信号ラインが形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の人工蝸牛の周波数分析器。
  9. 前記信号ラインのライン上には、
    前記電極から伝達された電気信号を増幅させる信号増幅器、
    または前記電気信号を音声に変換する音声処理機、
    のうちの少なくとも一方が設けられていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の人工蝸牛の周波数分析器。
  10. 前記ナノワイヤーは、
    前記電極の上方に向けて成長するように変形可能であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の人工蝸牛の周波数分析器。
  11. 前記ナノワイヤーの材質には、
    ZnO、ZnMgO、PMN−PT、PZN−PT、PVDF、PVC、PAN、PZTのいずれかが用いられていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の人工蝸牛の周波数分析器。
  12. 前記基底膜の材質には、
    ポリマー素材またはポリマー複合素材が用いられていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の人工蝸牛の周波数分析器。
  13. 前記ナノワイヤー接触部に形成されている前記凹凸部は、
    半導体工程、またはナノインプラント工程によって形成されることを特徴とする請求項4乃至12のいずれか1項に記載の人工蝸牛の周波数分析器。
  14. 前記空間部に充填される流体とは、
    シリコンオイルであることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の人工蝸牛の周波数分析器。
  15. 前記空間部と前記電極との間には、
    Si34材質によって形成される第3基板と、
    前記第3基板を包むポリマー材質の第4基板と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の人工蝸牛の周波数分析器。
  16. 前記音波入口は、
    鼓膜と連結されている耳小骨の一部と連結されており、前記耳小骨の一部から音波が入力されるように構成されていることを特徴とする請求項2乃至15のいずれか1項に記載の人工蝸牛の周波数分析器。
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