JP2009098925A - 画像処理装置、画像処理方法、および、プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、および、プログラム Download PDF

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    • G06T7/40Analysis of texture

Abstract

【課題】入力画像の輝度情報を考慮し、入力画像における物体表面の凹凸感を強調した出力画像を生成する。
【解決手段】入力された画像の入力画像情報をグローバルな輝度情報fとローカルな輝度情報fに分離する輝度情報分離部100と、ローカルな輝度情報fに基づいて画像の陰影成分を生成する陰影成分生成部300と、上記陰影成分と上記入力画像情報に基づく値とから生成された陰影画像情報を上記入力画像情報に加えて出力画像情報を合成する画像合成部500とを備える画像処理装置であって、上記陰影成分が入力された画像の物体表面の法線ベクトルと光源方向を示す光線ベクトルの正規化内積により算出されることを特徴とする。これにより、従来のエンハンス処理では表現できなかった物質表面の凹凸感や質感を表現できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、および、プログラムに関し、特に、画像のエンハンス処理を行う画像処理装置、画像処理方法、および、当該方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
従来から、画像処理の分野においては、様々な画像処理方法が知られている。この画像処理のうち画像を強調するエンハンス処理の一つとして、印刷製版用のスキャナ等に適用されるアンシャープマスキングが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−66299号公報(図2)
上述の従来技術では、画像を単なる2次元情報として扱うため、3次元的な画像生成のプロセスが考慮されていない。このため、特に、入力画像における物体表面の凹凸情報が考慮されずに入力画像の局所コントラストが上げられているため、処理結果が不自然なものになるという問題がある。また、入力画像の輝度情報を考慮していないため、全体的に遠近感の失われた画像となってしまうという問題もある。
そこで、本発明は、入力画像の輝度情報を考慮し、入力画像における物体表面の凹凸感を強調した出力画像を生成し、従来のエンハンス処理と異なる質感を再現させる画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その第1の側面は、入力された画像の入力画像情報をグローバルな輝度情報とローカルな輝度情報に分離する輝度情報分離手段と、上記ローカルな輝度情報に基づいて画像の陰影成分を生成する陰影成分生成手段と、上記陰影成分と上記入力画像情報に基づく値とから生成された陰影画像情報を上記入力画像情報に加えて出力画像情報を合成する画像合成手段とを具備することを特徴とする画像処理装置、画像処理方法、および、当該方法をコンピュータに実行させるプログラムである。これにより、入力画像の輝度情報を考慮し、入力画像における物体表面の凹凸感を強調した出力画像を生成させるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記陰影成分生成手段は、上記ローカルな輝度情報の輝度勾配を上記入力された画像における物体表面の法線ベクトルとして算出する法線ベクトル算出手段と、上記ローカルな輝度情報に基づいて光源方向を示す光線ベクトルを算出する光線ベクトル算出手段と、上記法線ベクトルと上記光線ベクトルとの正規化内積に基づき上記陰影成分を算出する正規化内積処理手段とを備えるものとしてもよい、これにより、法線ベクトルと光線ベクトルの正規化内積処理により物体表面の凹凸感を強調する陰影成分が算出されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記ローカルな輝度情報について帯域分割を行うことにより複数のローカルな帯域別輝度情報を生成する帯域分割手段をさらに具備し、上記陰影成分生成手段は、上記帯域別輝度情報に基づいて上記陰影成分を生成するようにしてもよい。これにより、帯域別分割情報に基づいて物体表面の凹凸感を強調する陰影成分が算出されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記陰影成分の濃淡を制御するための陰影付加制御信号を上記入力画像情報に基づいて生成する制御信号生成手段をさらに具備し、上記画像合成手段は、上記陰影画像情報を生成する際にさらに上記陰影付加制御信号を用いるようにしてもよい。これにより、上記陰影付加制御信号を使用して物体表面の凹凸感を強調する陰影成分が算出されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御信号生成手段は、上記入力画像情報に基づいて上記陰影成分における輪郭エッジ部分の濃淡を抑制する制御を行うための輪郭エッジ度を生成する輪郭エッジ度算出手段と、上記入力画像情報に基づいて上記陰影成分における低コントラスト部分の濃淡を抑制する制御を行うための勾配信頼度を生成する勾配信頼度算出手段とを備えるものとしてもよい。これにより、上記陰影付加制御信号が輪郭エッジ度と勾配信頼度とに基づいて算出されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記光線ベクトル算出手段は、上記ローカルな輝度情報に基づいて注目画素の近傍領域の最大輝度勾配方向を算出して当該最大輝度勾配方向を角度変換することにより上記注目画素における光線ベクトルを算出するようにしてもよい。これにより、物体表面の凹凸感を的確に強調する陰影成分が算出されるように光線ベクトルが算出されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記光線ベクトル算出手段は、上記ローカルな輝度情報に基づいて注目画素の近傍領域の最大輝度勾配方向を算出して当該最大輝度勾配方向をベクトル変換することにより上記注目画素の光線ベクトルを算出するようにしてもよい。これにより、物体表面の凹凸感を的確に強調する陰影成分が算出されるように光線ベクトルが算出されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記光線ベクトル算出手段は、上記法線ベクトルの方位角を角度変換することにより注目画素における光線ベクトルを算出するようにしてもよい。これにより、物体表面の凹凸感を的確に強調する陰影成分が算出されるように光線ベクトルが算出されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記光線ベクトル算出手段は、上記法線ベクトルの方位角成分をベクトル変換することにより注目画素の光線ベクトルを算出するようにしてもよい。これにより、物体表面の凹凸感を的確に強調する陰影成分が算出されるように光線ベクトルが算出されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記光線ベクトル算出手段は、複数の光線ベクトル候補と上記法線ベクトルとに基づいて上記入力された画像の各画素について陰影成分のコントラスト候補値を算出して、上記複数の光線ベクトル候補のうち上記コントラスト候補値が最大となる画素の数が最も多いものを上記各画素に共通する光線ベクトルとするようにしてもよい。これにより、物体表面の凹凸感を的確に強調する陰影成分が算出されるように光線ベクトルが算出されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記光線ベクトル算出手段は、複数の光線ベクトル候補を設定して注目画素近傍の特定領域内においてそれぞれの光線ベクトル候補について陰影成分のコントラスト候補の平均値を算出してその平均値の割合に基づいて上記複数の光線ベクトル候補を合成して上記注目画素の上記光線ベクトルとして算出するようにしてもよい。これにより、物体表面の凹凸感を的確に強調する陰影成分が算出されるように光線ベクトルが算出されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記画像合成手段は、上記陰影画像情報を上記陰影成分と上記グローバルな輝度情報に基づく値と上記陰影付加制御信号とから生成するようにしてもよい。これにより、物体表面の凹凸感を的確に強調するように陰影成分が付加されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記画像合成手段は、上記入力画像情報に基づく値が所定の値より大きい場合には上記所定の値を用いて上記合成を行うようにしてもよい。これにより、物体表面の凹凸感を的確に強調するように陰影成分が付加されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記画像合成手段は、上記陰影画像情報が所定の値より小さい場合には上記所定の値を用いて上記合成を行うようにしてもよい。これにより、物体表面の凹凸感を的確に強調するように陰影成分が付加されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記輝度情報分離手段は、低域通過フィルタを通過した上記入力画像情報の信号と上記入力画像情報との差分の高振幅成分を抑制したものを上記ローカルな輝度情報とし、上記入力画像情報と上記ローカルな輝度情報との差分を上記グローバルな輝度情報とするようにしてもよい。これにより、入力画像情報が効果的に帯域分割されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記輝度情報分離手段は、通過周波数帯域の異なる複数の低域通過フィルタを備え、当該複数の低域通過フィルタを通過した上記入力画像情報の複数の信号と上記入力画像情報との差分のそれぞれ高振幅成分を抑制したものを複数の低域成分とし、この複数の低域成分を混合して上記ローカルな輝度情報とし、上記入力画像情報と上記ローカルな輝度情報との差分を上記グローバルな輝度情報とするようにしてもよい。これにより、入力画像情報が効果的に帯域分割されるという作用をもたらす。
また、本発明の第2の側面は、入力された画像の入力画像情報をグローバルな輝度情報とローカルな輝度情報に分離する輝度情報分離手段と、上記ローカルな輝度情報について帯域分割を行うことにより複数のローカルな帯域別輝度情報を生成する帯域分割手段と、上記複数のローカルな帯域別輝度情報に基づいて画像の陰影成分を生成する陰影成分生成手段と、上記陰影成分を抑制する部分を制御するための陰影付加制御信号を上記入力画像情報に基づいて生成する制御信号生成手段と、上記陰影成分と上記入力画像情報に基づく値と上記陰影付加制御信号とから生成された陰影画像情報を上記入力画像情報に加えて出力画像情報を合成する画像合成手段とを具備することを特徴とする画像処理装置、画像処理方法、および、当該方法をコンピュータに実行させるプログラムである。これにより、入力画像の輝度情報を考慮し、入力画像における物体表面の凹凸感を強調した出力画像を生成させるという作用をもたらす。
本発明によれば、入力画像の凹凸情報、光源情報を考慮して画像処理するため、従来のエンハンス処理では表現できなかった物質表面の凹凸感や質感を表現できるという優れた効果を奏し得る。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
まず、本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態を具現する画像処理装置の機能構成例を示す図である。
ここでは、輝度情報分離部100と、帯域分割部200と、陰影成分生成部300と、制御信号生成部400と、画像合成部500とを備えることを想定している。
輝度情報分離部100は、入力された画像の入力画像情報finをエンハンス処理の対象となる成分(主に小振幅成分)とその残差成分とに分離するものである。このことを3次元的に言い換えると以下のようになる。濃淡画像において明るい部分は手前で、暗い部分は奥にあると仮定すると、画像の輝度情報を高さ情報に置き換えて画像から凹凸情報を抽出することができる。本発明においては、入力された画像における物体表面の細かな凹凸を抽出するために、入力された画像をグローバルな輝度情報f(画像の照明成分)とローカルな輝度情報f(物体表面の細かな凹凸情報)とに分離する。この輝度情報分離部100は、分離されたグローバルな輝度情報fを画像合成部500に供給し、また分離されたローカルな輝度情報fを帯域分割部200に供給する。
帯域分割部200は、輝度情報分離部100から供給されたローカルな輝度情報fについて、エンハンスする周波数帯域を別々に制御するために、j個(jは2以上の整数)の帯域に分割して複数のローカルな帯域別輝度情報fLjを生成するものである。これにより、物体表面の細かな凹凸から大きな凹凸までを自由に表現することが可能になる。この帯域分割部200は、帯域分割された複数のローカルな帯域別輝度情報fLjを陰影成分生成部300に供給する。
陰影成分生成部300は、帯域分割部200から供給された帯域別輝度情報fLjに基づいて入力画像情報finをエンハンスするための陰影成分Δshadeを生成するものである。この陰影成分生成部300は、生成された陰影成分Δshadeを画像合成部500に供給する。
制御信号生成部400は、陰影成分の濃淡を制御するための陰影付加制御信号αを上記入力画像情報finに基づいて生成するものである。この陰影付加制御信号αは、輝度情報分離部100の分離性能を補完するための信号であり、本来陰影成分に含まれない輪郭エッジ部分や低コントラスト部分などの各種ノイズの濃淡を抑制するために使用される。この制御信号生成部400は、生成された陰影付加制御信号αを画像合成部500に供給する。
画像合成部500は、陰影成分生成部300から供給された陰影成分Δshadeと、輝度情報分離部100から供給されたグローバルな輝度情報fと、制御信号生成部400から供給された陰影付加制御信号αとから陰影画像情報を生成し、この陰影画像情報を入力画像情報finに加えて出力画像情報foutを合成し、出力するものである。
図2は、本発明の第1の実施形態の一例として画像処理装置800の構成例を示す図である。
画像処理装置800は、図1に示したように、輝度情報分離部100と、帯域分割部200と、陰影成分生成部300と、制御信号生成部400と、画像合成部500とを備える。
輝度情報分離部100は、輝度情報分離処理部110を備える。この輝度情報分離処理部110は、入力された画像の輝度情報finをグローバルな輝度情報fとローカルな輝度情報fとに分離するものである。分離方法としては、入力画像情報finに対して低域通過フィルタ(以下、「LPF」と略す。)をかけてf'を作成し(式1参照。)、finとf'との差分の小振幅成分のみをローカルな輝度情報fとする方法がある。この場合、エッジ強度が高い部分で単純なLPFをかけると強いエッジがローカルな輝度情報fLに入ってくるため、高振幅の成分は抑制して小振幅信号のみを抽出するように、後述する図3に示す関数Cを使用してローカルな輝度情報fを算出する(式2参照。)。次に、入力画像情報finとローカルな輝度情報fの差分信号をグローバルな輝度情報fとして算出する(式3参照)。
Figure 2009098925
上述した分離方法とは別の例として、通過周波数帯域の異なる3種類のLPF、LPF、および、LPFを用意し、入力画像情報finに対してこの3種類のLPFをかけてf'、f'、および、f'を作成し(式4参照)、finと3種類のf'(j=S,M,L)との差分に上述の関数Cを乗じて、fLS、fLM、および、fLLとして算出する(式5参照)。そしてこの3種類のfLj(j=S,M,L)を混合しローカルな輝度情報fとする方法もある(式6参照。)。ここで、S、M、LはLPFのタップ数を示しており、この順番に狭帯域なものとなる。また、ブレンド比αとブレンド比αは後述する図4に示す特性を有する。次に、上述と同様に入力画像情報finとローカルな輝度情報fの差分信号をグローバルな輝度情報fとして算出する(式7参照)。
Figure 2009098925
ここで、上述の混合について説明すると、後述する輪郭エッジ度算出部410で算出されるコントラスト度αを参照し、コントラスト度αが強いときは、広帯域のLPFを用いた結果(j=S)が使用されるようにし、コントラスト度αが弱いときは、狭帯域のLPFを用いた結果(j=L)が使用されるようにし、コントラスト度αが中間のときは両者の中間くらいの帯域まで通すLPFを用いた結果(j=M)が使用されるようにする。これにより、エッジ強度が強いときにはあまりぼかさない、つまり、エッジがあまり入り込まないようにローカルな輝度情報fを設定することができ、また、エッジ強度が弱いときには積極的にぼかす、つまり、ある程度大きな凹凸が得られるようにローカルな輝度情報fを設定することができる。
帯域分割部200は、帯域分割処理部210を備える。この帯域分割処理部210は、輝度情報分離処理部110から供給されたローカルな輝度情報fについて、エンハンスする周波数帯域を別々に制御するために3帯域に帯域分割を行うものである。ここでは、3帯域に分割する帯域分割フィルタとして式14乃至式17に示すものを使用し、x成分またはy成分毎に3帯域に分割する(式8乃至式13、および、図5参照。)
Figure 2009098925
このように、帯域分割処理部210は、上述した式8乃至式17により、ローカルな輝度情報fを帯域分割し、式18に示す帯域分割された帯域別輝度情報fLj(j=0,1,2:以下省略する。)を生成する。また、この帯域分割処理部210は生成した帯域別輝度情報fLjを後述するBPF部311、BPF部312、および、光線ベクトル演算部321に供給する。
Figure 2009098925
陰影成分生成部300は、法線ベクトル算出部310と、光線ベクトル算出部320と、正規化内積処理部330とを備える。
法線ベクトル算出部310は、画像における物体表面の法線ベクトルを算出するものである。法線ベクトルは、輝度情報を高さ情報としてみた場合の輝度勾配、すなわち物体表面の法線を示すベクトルである(図6参照。)。従って、法線ベクトルは、帯域別輝度情報fLjの水平方向、および、垂直方向の微分フィルタ出力として算出される。
法線ベクトル算出部310は、垂直方向微分フィルタ(以下「BPF:vertical band pass filter」と略す。)部311と、水平方向微分フィルタ(以下「BPF:horizontal band pass filter」と略す。)部312とを備える。
BPF部312は、帯域別輝度情報fLjから帯域別の法線ベクトルのx成分であるnxjを算出するフィルタ演算部である(式19および式20参照。)。BPF部312は、算出された帯域別の法線ベクトルのx成分であるnxjを信号線602を介して正規化内積演算部331に供給する。
BPF部311は、帯域別輝度情報fLjから帯域別の法線ベクトルのy成分であるnyjを算出するフィルタ演算部である(式19および式21参照。)。BPF部311は、算出された帯域別の法線ベクトルのy成分であるnyjを信号線603を介して正規化内積演算部331に供給する。
Figure 2009098925
なお、上述の法線ベクトルを算出するフィルタは、上述の帯域分割方法を変更してさらに細かい凹凸を抽出する必要がある場合には、より小さなオペレータを使用するものとしてもよい。また、法線ベクトルを算出する前に、ノイズに対する耐性を強化するためにテクスチャ画像に対してノイズコアリングを行うものとしてもよい。なお、帯域別の法線ベクトルのz成分nについては、画面全体に亘り固定値である任意の定数Aを使用するものとし、このnは、信号線604を介して正規化内積演算部331に供給される。
光線ベクトル算出部320は、上述した帯域別輝度情報fLjに基づいて光源方向を示す光線ベクトルを算出するものである。光線ベクトルは、入力画像情報finに対してエンハンスする陰影成分Δshadeを算出するための方向性を有するパラメータとして使用される。光線ベクトルは、方位角(azimuth)、仰角(elevation)の2つのパラメータで表現できる(図7参照。)。方位角、仰角を設定する方法としては、外部変数として与える方法と、入力された画像情報から光源方向を決定する方法の2つの方法が考えられる。前者は単純に固定値を外部から与える方法であり。後者は陰影をどのように付加するかにより様々な方法が考えられる。
ここで、法線ベクトルをベクトルn、光線ベクトルをベクトルlとすると、その陰影は、式22に示すように、ベクトルnとベクトルlとの正規化内積で示される。
Figure 2009098925
一方、光源を方位角θ、仰角φの位置におくと仮定すると、光線ベクトルは以下に示す式23のように表される(図7参照。)。
Figure 2009098925
なお、帯域別光線ベクトルは以下に示す式24のように各帯域で定義することができる。
Figure 2009098925
光線ベクトル算出部320は、光線ベクトル演算部321を備える。この光線ベクトル演算部321は、信号線611から入力される帯域別輝度情報fLjを使用して帯域別の光線ベクトルlを算出し、信号線606乃至608を介して後述する正規化内積演算部331に上述の帯域別の光線ベクトルlを供給する。この光線ベクトル演算部321の構成については、後述する図8を使用して詳細に説明する。
上述の式22に示されるように、輝度勾配方向に光源をとれば、陰影shadeは注目点において最大となることが理解される。このとき、ある凹凸に対して一つの光源方向をとると仮定すると、式25で定義する陰影成分のコントラストC(θ)は常に高くなる。
Figure 2009098925
正規化内積処理部330は、上述の法線ベクトルと上述の光線ベクトルとの正規化内積に基づき陰影成分を算出するものである。これを3次元的に言い換えると、凹凸情報に光源情報を与えることで陰影成分を算出することになる。この正規化内積処理部330は、正規化内積演算部331と、乗算演算部332と、総和演算部333とを備える。
正規化内積演算部331は、法線ベクトル算出部310から信号線602乃至604を介して供給された帯域別の法線ベクトルnと、光線ベクトル演算部321から信号線606乃至608を介して入力された帯域別の光線ベクトルlとを使用して、帯域別の陰影成分Δshadeを生成し、乗算演算部332に信号線614を介して陰影成分Δshadeを供給するものである(式27参照。)。なお、正規化内積演算部331の構成については、後述する図11により詳細に説明される。
乗算演算部332は、正規化内積演算部331から供給されたΔshadeと、信号線609を介して入力される各帯域の重みwとを乗算するものである。
総和演算部333は、乗算演算部332から供給された重みwとΔshadeとのそれぞれの積を合計し、陰影成分Δshadeを算出するものである(式27参照。)。総和演算部333は、算出された陰影成分Δshadeを画像乗算演算部510に供給する。
Figure 2009098925
ここで、式27について、2次元画像に対するバンプマッピングを説明する。2次元画像は平面なので正規化された法線ベクトルNは式28に示す値になる。反射モデルとして、鏡面反射を考慮せずに、lambert面(完全拡散反射面)について考えると、処理前の輝度Iは、光源の明るさL、拡散反射係数gd、法線ベクトルN、光線ベクトルlにより示される(式29参照。)。なお、lambert面とは、任意の小さい表面部分からある与えられた方向に放出する光の強度が、その表面に立てた法線とのなす角の余弦に比例した性質を持っている完全拡散面であり、この面の明るさは、観察する角度に関わらず一定である。
また、処理後の輝度I'は、同様に、光源の明るさL、拡散反射係数gd、法線ベクトルN、光線ベクトルlにより示される(式33参照。)。ここで、ベクトルは全て正規化されているものとし、変化するのは法線ベクトルのみであるとすると、その変化ベクトルをDとすると、式30乃至32となる。
この関係を使用して式33について式変形すると、法線ベクトルNと光線ベクトルlとの内積がLになるため(式34参照。)、式35に示す関係が得られる。ここでは法線ベクトルNと光線ベクトルlとの内積についてのlzによる除算をshadeと設定している。
このため、式27においてlzで除算しており、また、(shade-1)がΔshadeであるため式38で「−1」を加算している。
Figure 2009098925
なお、重みwについては、一般的に低域の陰影成分を多く付加しすぎた場合には、テクスチャが大きく繋がった感じになり、高域の陰影成分を多く付加しすぎた場合には、ノイズが感じられるという問題があるため、上述の帯域分割処理部210において3帯域に帯域分割した場合、例えばw0:w1:w2=1:4:2といった比率で足し合わせるとより効果的に陰影成分を付加することができる。
制御信号生成部400は、輪郭エッジ度算出部410と、勾配信頼度算出部420と、制御信号合成部430とを備える。
輪郭エッジ度算出部410は、入力画像情報finから画像の輪郭部を抽出し、輪郭エッジ度αを算出し、後述する制御信号合成部430に供給するものである。この輪郭エッジ度算出部410は、エッジ検出部411と、輪郭エッジ度生成部412とを備える。
エッジ検出部411は、入力画像情報finからコントラスト度αおよびエッジ度αを検出し、輪郭エッジ度生成部412に供給する。具体的には、後述する図12に示すようにコントラスト度αの算出には、固有値λ1を使用し、エッジ度αの算出には、固有値の比率λ2/λ1を使用する。なお、固有値λ1、λ2については、後述の図9を参照する。
輪郭エッジ度生成部412は、エッジ検出部411から供給されたコントラスト度αおよびエッジ度αについて式36に従い輪郭エッジ度αを算出する。この輪郭エッジ度生成部412は、算出された輪郭エッジ度αを後述する制御信号合成演算部431に供給する。
Figure 2009098925
勾配信頼度算出部420は、勾配信頼度αを算出し、後述する制御信号合成部430に供給するものである。この勾配信頼度算出部420は、勾配信頼度検出部421と、勾配信頼度生成部422とを備える。
勾配信頼度検出部421は、法線ベクトル算出部310から帯域分割された低域の法線ベクトルnx0、ny0を検出し、式37に示す演算を行いXY平面での勾配Gradientを算出する。なお、帯域分割を行わない場合にはn、nをそのまま使用してもよい。
Figure 2009098925
勾配信頼度生成部422は、後述する図13(a)を使用して、勾配信頼度検出部421で算出されたXY平面での勾配Gradientから勾配信頼度αを算出する。この勾配信頼度生成部422は、算出された勾配信頼度αを制御信号合成演算部431に供給する。
なお、ここでは、勾配信頼度算出部420が低域の法線ベクトルnx0、ny0を使用して勾配信頼度αを算出するものとしたが、これに限らず、勾配信頼度検出部421において、後述する図9に示す固有値λ1を光線ベクトル演算部321から入力し、勾配信頼度生成部422において、後述する図13(b)を使用して、固有値λ1から勾配信頼度αを算出するものとしてもよい。
制御信号合成部430は制御信号合成演算部431を備える。この制御信号合成演算部431は、輪郭エッジ度生成部412から供給された輪郭エッジ度αと、勾配信頼度生成部422から供給された勾配信頼度αとから、以下に示す式38を使用して、陰影付加制御信号αを算出する。この制御信号合成演算部431は、算出された陰影付加制御信号αを画像乗算演算部510に供給する
Figure 2009098925
画像合成部500は、画像乗算演算部510と、画像加算演算部520とを備える。
画像乗算演算部510は、総和演算部333から供給された陰影成分Δshadeと、輝度情報分離処理部110から供給されたグローバルな輝度情報fと、制御信号合成演算部431から供給された陰影付加制御信号αとから、以下に示す式39を使用して最終的な入出力画像の差分である陰影画像情報Diffを生成する。この画像乗算演算部510は、生成した陰影画像情報Diffを画像加算演算部520に供給する。
Figure 2009098925
ここで、陰影付加制御信号αを導入することにより陰影の付く箇所を制御している。また、G(f)は、任意の関数であり、ここでは、式40に示す関数を使用する。この場合には、画像の明るさに応じて陰影の与え方を変化させることができる。
Figure 2009098925
なお、関数G(f)として式41に示す関数を使用することも可能である。この場合には、元からある凹凸(f)に対しても凹凸を与えることができる。
Figure 2009098925
また、明るい領域に効果が付きすぎるのを抑制するために、後述する図14に示すように、G(f)の上限をクリッピングしてもよい。
また、黒側の陰影が付きすぎて気持ち悪く見える場合、最終的な入出力差分である上述の陰影画像情報Diffについて、後述する図15に示すように、黒側をクリッピング処理することもできる。
画像加算演算部520は、画像乗算演算部510から供給された陰影画像情報Diffと入力画像情報finとから、式42を使用して、出力画像情報foutを算出し、出力する。
Figure 2009098925
図3は、本発明の第1の実施形態における輝度情報分離処理部110で使用される関数Cの例を示す図である。図3(a)乃至図3(d)において、横軸は入力信号を示し、縦軸は関数Cの出力信号を示している。何れの関数Cについても、入力信号の絶対値の大きい部分において、関数Cの出力信号が抑制されており、高振幅成分を抑制する効果を有していることが分かる。このため、図3(a)乃至図3(d)の何れの関数Cであっても、式2および式5の関数Cとして選択可能である。
図4は、本発明の第1の実施形態における輝度情報分離処理部110で使用されるブレンド比α、αの一例を示す図である。この図において、横軸はエッジ強度を示し、縦軸はブレンド比を示し、実線はブレンド比αの特性を示し、点線はブレンド比αの特性を示している。ここでは、エッジ強度が強い場合には、ブレンド比αとブレンド比αの両方の比率が高く、エッジ強度が中間の場合には、ブレンド比αの比率が高く、エッジ強度が弱い場合には、ブレンド比αとブレンド比αの両方の比率が低くなっていることが分かる。
図5は、本発明の第1の実施形態における帯域分割処理部210で使用される水平方向帯域分割フィルタの一例を示す図である。この図において、横軸は水平方向周波数を示し、縦軸は振幅を示している。ここで、hlpfは低域帯域のフィルタとして使用され、hhpfは高域帯域のフィルタとして使用され、1−(hlpf+hhpf)は中間域帯域のフィルタとして使用されることが分かる。なお、ここでは、水平方向のフィルタのみを示しているが、垂直方向のフィルタvlpfとvhpfについては、図5において横軸を垂直方向周波数とした場合の特性となる。
図6は、本発明の第1の実施形態における法線ベクトル算出部310で算出される法線ベクトルを説明する図である。この図において、横軸はx方向の位置を示し、縦軸は輝度を示している。このため図6に示される特性は、輝度情報のx方向への変位を示す。自然界において、明るいものは手前、暗いものは奥にあるという仮定のもと、法線ベクトルは、輝度情報の微分と定義される。従って、図6に示す矢印は法線ベクトルのx成分と定義される。同様にy方向について輝度情報の微分から法線ベクトルのy成分を定義することにより法線ベクトルが算出される。
図7は、本発明の第1の実施形態における光線ベクトル算出部320で算出される光線ベクトルを説明する図である。この図において、光線ベクトルlは、xyz軸で表現される3次元空間にある光源方向を示す単位ベクトルである。光線ベクトルlは、光源方向のxy平面上の角度である方位角θと、光源方向のyz平面上の角度である仰角φにより表現される(式23参照)。
図8は、本発明の第1の実施形態における画像処理装置800の光線ベクトル演算部321の構成例を示す図である。
光線ベクトル演算部321は、輝度勾配解析部340と、角度算出部341と、角度変換部342と、LPF部343と、cos演算部344および348と、sin演算部345および349と、乗算演算部346および347とを備える。
輝度勾配解析部340は、まず、光源方向を決めるために、信号線611から入力される帯域別輝度情報fLjから輝度勾配方向を求める。輝度勾配方向の求め方としては、注目画素の近傍領域での最大輝度勾配方向(angle)を算出する方法を使用する。最大輝度勾配方向の算出方法については、後述する図9により説明する。この輝度勾配解析部340は、帯域別の最大輝度勾配方向として帯域別のエッジ勾配方向v1を算出し、そのx成分v1xjと、y成分v1yjを角度算出部341に供給する。
角度算出部341は、帯域別のエッジ勾配方向v1のx成分v1xjと、y成分v1yjから、以下に示す式43および式44を使用して、帯域別の最大輝度勾配方向angleを算出する。ここでatan()は入力した数値の逆正接を演算する関数であり、sgn()は入力した数値の符号を示す関数である。また、atan2()は入力した数値の逆正接を演算する関数であるが、atan()との違いは、atan()が「−π/2」乃至「π/2」の定義域であるのに対して、atan2()は、定義域が「−π」乃至「π」である点である。この角度算出部341は、算出された帯域別の最大輝度勾配方向angleを角度変換部342に供給する。
Figure 2009098925
角度変換部342は、角度算出部341から供給された帯域別の最大輝度勾配方向angleから、後述する図10に示す角度変換を行い、帯域別の方位角θを算出する。この角度変換部342は、自然界において光源は上方からあたるため、下方から光源があたると不自然な感覚を覚えるという上方光源の制約に基づいて、さらに連続性を考慮して、帯域別の最大輝度勾配方向angleから、帯域別の方位角θを算出する。この角度変換部342は、算出された帯域別の方位角θをLPF部343に供給する。
LPF部343は、角度変換部342から入力された帯域別の方位角θについて、光源方向は緩やかに変化するものであるという前提、また、輝度勾配変化に対するロバスト性を高めるという2点から、算出された方位角θに対して2次元LPFをかけ、最終的な方位角θを算出する。LPF部343は、算出された最終的な方位角θをcos演算部344およびsin演算部345に供給する。
cos演算部344および348と、sin演算部345および349と、乗算演算部346および347は、LPF部343から供給された最終的な方位角θと、信号線605を介して入力される仰角φから、上述の式24を使用して、帯域別光線ベクトルlを算出する。算出された帯域別光線ベクトルlのx成分lxj、y成分lyj、および、z成分lzjは、それぞれ信号線606、607、および、608を介して正規化内積演算部331に供給される。
図9は、本発明の第1の実施形態における輝度勾配解析部340で算出されるエッジ勾配方向v1及びエッジ方向v2を説明する図である。
輝度勾配解析部340は、入力された画像の各画素毎に、画素値の勾配が最も大きなエッジ勾配方向v1と、このエッジ勾配方向v1に直交するエッジ方向v2を検出する。例えばラスタ走査順に順次注目画素を切り換え、図9に示すように、この注目画素を中心とした範囲Wにおける画素値を使用した演算処理により、式45に示される輝度勾配の行列Gを各画素毎に生成する。なお、ここで図9は注目画素を中心にしたx方向及びy方向の±3画素をこの範囲Wに設定した例である。
またw(i,j)は、式46に示されるガウス型の重みであり、gは、画像輝度Iのx方向の偏微分gと、画像輝度Iのy方向の偏微分gとにより式47に示される輝度勾配である。
Figure 2009098925
これにより輝度勾配解析部340は、注目画素を中心とした所定範囲Wについて、注目画素を基準にして重み付け処理してなる輝度勾配を検出する。
輝度勾配解析部340は、上述した輝度勾配の行列Gを処理することにより、図9に示すように、注目画素において、画素値の勾配が最も大きい方向であるエッジ勾配方向v1、および、このエッジ勾配方向v1に直交する方向であるエッジ方向v2を検出する。またこれらエッジ勾配方向v1、エッジ方向v2について、それぞれ画素値の勾配の分散を示す固有値λ1、λ2を検出する。
具体的に、輝度勾配解析部340は、式48乃至式52の演算処理により、エッジ勾配方向v1、エッジの方向v2、固有値λ1、λ2(λ1≧λ2)を検出する。
Figure 2009098925
ここで輝度勾配解析部340は、帯域別のエッジ勾配方向v1を算出し、帯域別の最大輝度勾配方向(angle)として角度算出部341に供給する。
図10は、本発明の第1の実施形態における角度変換部342で行われる角度変換を説明する図である。
図10において、横軸は入力信号である最大輝度勾配方向の角度を示し、縦軸は出力信号である方位角θを示す。ここで図10に示す方位角θの特性は、最大輝度勾配方向の変化に対して連続的に変化し、方位角θが常に上方(0乃至π)に位置することがわかる。
図11は、本発明の第1の実施形態における正規化内積演算部331で行われる演算を説明する図である。正規化内積演算部331は、正規化内積部334と、除算演算部335と、加算演算部336とを備える。
正規化内積部334は、法線ベクトル算出部310から信号線602乃至604を介して供給された帯域別の法線ベクトルnと光線ベクトル演算部321から信号線606乃至608を介して入力された帯域別の光線ベクトルlとを使用して、正規化内積を行い、その結果を除算演算部335に供給する。
除算演算部335は、正規化内積部334から供給された正規化内積結果についてlzjにより除算し、その結果を加算演算部336に供給する。
加算演算部336は、除算演算部335から供給された除算結果について「−1」を加算し、信号線614を介して乗算演算部332に供給する。以上の計算は上記式27を参照する。
図12は、本発明の第1の実施形態における輪郭エッジ度算出部410で使用されるコントラスト度αと、エッジ度αとを説明する図である。この図において、図12(a)はコントラスト度αを示し、図12(b)はエッジ度αを示す。
図12(a)において、横軸は固有値λ1を示し、縦軸はコントラスト度αを示している。コントラスト度αは、固有値λ1がλ1minになるまでは、「0.0」であり、固有値λ1がλ1minからλ1maxまでの間は、「0.0」から「1.0」まで直線的に上昇し、固有値λ1がλ1maxを超えると「1.0」である特性を有している。すなわち、コントラスト度αは、コントラストの度合いが大きく(固有値λ1が大きく)なるに従い大きくなる特性を有する。
図12(b)において、横軸は固有値の比率λ2/λ1を示し、縦軸はエッジ度αを示し、エッジ度αは、固有値の比率λ2/λ1がλ2/λ1minになるまでは、「1.0」であり、固有値の比率λ2/λ1minからλ2/λ1maxまでの間は、「1.0」から「0.0」まで直線的に減少し、固有値の比率λ2/λ1maxを超えると、「0.0」である特性を有している。すなわち、エッジ度αは、エッジの度合いが大きく(固有値の比率λ2/λ1が小さく)なるに従い大きくなる特性を有する。
図13は、本発明の第1の実施形態における勾配信頼度算出部420で使用される勾配信頼度αを説明する図である。この図において、図13(a)はXY平面での勾配Gradientから勾配信頼度αを算出する場合を示す図であり、図13(b)は固有値λ1から勾配信頼度αを算出する場合を示す図である。
図13(a)において、横軸は勾配Gradientを示し、縦軸は勾配信頼度αを示す。この勾配信頼度αは、勾配Gradientがg_minまでは「0.0」であり、勾配Gradientがg_minからg_maxまでは、「0.0」から「1.0」まで直線的に上昇し、勾配Gradientがg_maxを超えると「1.0」である特性を有している。すなわち、勾配信頼度αは、コントラストの度合いが大きく(勾配Gradientが大きく)なるに従い大きくなる特性を有する。
図13(b)において、横軸は固有値λ1を示し、縦軸は勾配信頼度αを示す。この勾配信頼度αは、固有値λ1がλ1minになるまでは、「0.0」であり、固有値λ1がλ1minからλ1maxまでの間は、「0.0」から「1.0」まで直線的に上昇し、固有値λ1がλ1maxを超えると「1.0」である特性を有している。すなわち、勾配信頼度αは、コントラストの度合いが大きく(固有値λ1が大きく)なるに従い大きくなる特性を有する。
図14は、本発明の第1の実施形態における画像合成部500で行われるG(f)の上限のクリッピング処理を説明する図である。この図において、横軸は任意の関数であるG(f)を示し、縦軸はクリッピング処理を行った後の最終的な関数G(f)を示す。ここでのクリッピング処理は、関数g(f)の値がG_maxを超えた場合には、最終的な関数G(f)の出力として一定値G_maxを出力する特性を有する。
図15は、本発明の第1の実施形態における画像合成部500で行われる陰影画像情報Diffの下限のクリッピング処理を説明する図である。この図において、横軸は陰影画像情報Diffを示し、縦軸はクリッピング処理を行った後の最終的な陰影画像情報Diffを示す。ここでのクリッピング処理は、陰影画像情報DiffがDiff_minより小さい場合には、最終的な陰影画像情報Diffの出力として一定値Diff_minを出力する特性を有する。
このように、本発明の第1の実施形態によれば、入力画像の輝度情報を考慮し、入力画像における物体表面の凹凸感を強調した出力画像を生成し、従来のエンハンス処理と異なる質感を再現させることができる。
また、画像のグローバルな輝度情報を考慮することにより、画像の遠近感を損なうことのない自然な画像を獲得することができる。
また、帯域分割部200を備え、ローカルな輝度情報fを帯域分割し、帯域別輝度情報fLjを使用して処理を行うことにより、出力画像に与える凹凸を自由に制御することができる。
また、制御信号生成部400を備え、陰影付加制御信号を使用して処理を行うことにより、さらにきめ細かな制御を行うことができる。
次に、本発明の第2の実施形態について詳細に説明する。
本発明の第2の実施形態における画像処理装置は、図2に示した本発明の第2の実施形態の画像処理装置における光線ベクトル演算部321に代えて、光線ベクトル演算部322を備える。その他の構成については、本発明の第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
図16は、本発明の第2の実施形態における画像処理装置の光線ベクトル演算部322の構成例を示す図である。
光線ベクトル演算部322は、輝度勾配解析部350と、勾配変換部351および352と、LPF部353と、正規化部354と、乗算演算部355および356と、cos演算部357と、sin演算部358とを備える。
輝度勾配解析部350は、本発明の第1の実施形態の輝度勾配解析部340と同様であるため説明を省略する。
勾配変換部351および352は、後述する図17および式53に示すベクトル変換を行う。これにより本発明の第1の実施形態における角度変換部342で行われる角度変換と同様の効果が得られる。
勾配変換部351は、輝度勾配解析部350から供給された帯域別のエッジ勾配方向v1のx成分v1xjから式53に示すベクトル変換式を使用して、帯域別のv'1xjを算出する。勾配変換部351は、算出された帯域別のv'1xjをLPF部353に供給する。
勾配変換部352は、輝度勾配解析部350から供給された帯域別のエッジ勾配方向v1のy成分v1yjから式53に示すベクトル変換式を使用して、帯域別のv'1yjを算出する。勾配変換部351は、算出された帯域別のv'1yjをLPF部353に供給する。
LPF部353は、勾配変換部351から供給された帯域別のv'1xjと、勾配変換部352から供給された帯域別のv'1yjについて、光源方向は緩やかに変化するものであるという前提、また、輝度勾配変化に対するロバスト性を高めるという2点から、2次元LPFをかけ、その結果を正規化部354に供給する。
正規化部354は、LPF部353で演算された帯域別のv'1xjと、帯域別のv'1yjについて正規化を行う。正規化部354は、正規化された帯域別のv'1xjを乗算演算部355に供給し、正規化された帯域別のv'1yjを乗算演算部に供給する。
乗算演算部355は、正規化された帯域別のv'1xjと、信号線605を介して入力された仰角φについてcos演算部357でcos演算されたものとを乗算し、帯域別の光線ベクトルのx成分lxjとして算出する。この乗算演算部355は、算出された帯域別の光線ベクトルのx成分lxjを信号線606を介して正規化内積演算部331に供給する。
乗算演算部356は、正規化された帯域別のv'1yjと、信号線605を介して入力された仰角φについてcos演算部357でcos演算されたものとを乗算し、帯域別の光線ベクトルのy成分lyjとして算出する。この乗算演算部356は、算出された帯域別の光線ベクトルのy成分lyjを信号線607を介して正規化内積演算部331に供給する。
sin演算部358は、信号線605を介して入力された仰角φについてsin演算し、この演算結果を信号線608を介して正規化内積演算部331に供給する。
図17は、本発明の第2の実施形態における勾配変換部351、352で行われるベクトル変換を説明する図である。この図において、図17(a)は、本発明の第1の実施形態における図10に示す角度変換にcosθを適用した場合を示す図であり、図17(b)は、本発明の第1の実施形態における図10に示す角度変換にsinθを適用した場合を示す図である。
図17(a)および図17(b)において、横軸は最大輝度勾配方向θを示し、縦軸はそれぞれのcosθとsinθの演算結果を示す。
この図17についてのベクトル演算を示すと式53に示す変換式となる。ここでmx、myは2次元単位ベクトルであり、m'x、m'yは、変換後の2次元単位ベクトルを示す。
Figure 2009098925
このように、本発明の第2の実施形態によれば、本発明の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、角度変換処理の代わりにベクトル変換処理により画像処理を行うことができる。
次に、本発明の第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図18は、本発明の第3の実施形態における画像処理装置820の構成例を示す図である。
画像処理装置820は、光線ベクトル演算部323を備える。光線ベクトル演算部323は、法線ベクトル算出部310から帯域別の法線ベクトル(nxj、nyj)を入力して帯域別の光線ベクトル(lxj、lyj、lzj)を算出する。その他の構成については本発明の第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
図19は、本発明の第3の実施形態における画像処理装置820の光線ベクトル演算部323の構成例を示す図である。
光線ベクトル演算部323は、角度算出部360を備える。その他の構成については、本発明の第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
角度算出部360は、法線ベクトル算出部310から供給された帯域別の法線ベクトル(nxj、nyj)から、上述した式43および式44を使用して、帯域別の最大輝度勾配方向angleを算出する。この角度算出部341は、算出された帯域別の最大輝度勾配方向angleを角度変換部342に供給する。
このように、本発明の第3の実施形態によれば、本発明の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、帯域別のエッジ勾配方向v1を使用する代わりに、帯域別の法線ベクトルnを使用して光線ベクトルを算出するため、演算量を少なくすることができる。
次に、本発明の第4の実施形態について詳細に説明する。
本発明の第4の実施形態における画像処理装置は、図18に示した本発明の第3の実施形態の画像処理装置における光線ベクトル演算部323に代えて、光線ベクトル演算部324を備える。その他の構成については、本発明の第3の実施形態と同様であるため説明を省略する。
図20は、本発明の第4の実施形態における画像処理装置の光線ベクトル演算部324の構成例を示す図である。
光線ベクトル演算部324は、正規化部370を備える。その他の構成については、本発明の第2の実施形態と同様であるため説明を省略する。
正規化部370は、法線ベクトル算出部310から供給された帯域別の法線ベクトル(nxj、nyj)について2次元正規化を行う。この正規化部370は、正規化された法線ベクトルnxjを勾配変換部351に供給し、正規化された法線ベクトルnyjを勾配変換部352に供給する。
このように、本発明の第4の実施形態によれば、本発明の第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の第5の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図21は、本発明の第5の実施形態における画像処理装置840の構成例を示す図である。
画像処理装置840は、光線ベクトル算出部380を備える。その他の構成については、本発明の第3の実施形態と同様であるため説明を省略する。
光線ベクトル算出部380は、LPF部381と、乗算演算部382と、光源方向推定部383とを備える。
LPF部381は、法線ベクトル算出部310から供給された低域の法線ベクトルnx0、ny0について、9×9タップのLPFをかける。ここで、低域の法線ベクトルを使用することと、LPFをかけることは、どちらもノイズの影響を避けることを目的としている。LPF部381はLPFをかけた低域の法線ベクトルを乗算演算部382に供給する。
乗算演算部382は、LPF部381から供給されたLPFをかけた低域の法線ベクトルについて、制御信号合成演算部431から供給される陰影付加制御信号αを乗じて後述する光源方向推定用の法線ベクトルnを算出する(式54参照)。ここで、陰影付加制御信号αを乗ずることは、コントラストの低いフラット領域と、輪郭エッジ部分を光源方向推定用の法線ベクトルnから除外することを目的とする。乗算演算部382は、算出された光源方向推定用の法線ベクトルnを光源方向推定部383に供給する。
Figure 2009098925
光源方向推定部383は、画面全体で1つの光源方向を設定する。まず、光源方向推定用の光線ベクトルlを予め作成しておく。ここでは、後述の図22に示すように、方位角θとして、「π/4」および「3π/4」とを設定し、2種類の光線ベクトルを作成する。
次に、光源方向推定用の法線ベクトルnと、光源方向推定用の光線ベクトルlとを陰影のコントラストを算出する式25に適用する(式55参照。)。
Figure 2009098925
次いで、画素毎に「π/4」と「3π/4」とのどちらの角度の場合が大きくなるかを検出し、その画素数をcntLとcntRを使用してカウントする。このとき、あまり差がない部分は、どちらから光源を当ててもよい領域とみなして除外するため、中間領域を設定するオフセットoffsetを用意し、両者の差がオフセットoffset以上のときのみカウントする(式56および57参照)。
Figure 2009098925
Figure 2009098925
次に、cntLとcntRの比率について式58を使用して算出する。ここで、評価値ratioRは、画面全体において、「π/4」の角度から光線ベクトルを当てた方が陰影のコントラストが高くなる度合いを示す。
Figure 2009098925
この評価値ratioRから、後述する図23に示す決定方法により最終的な画面全体の光線ベクトルlを算出する。この光源方向推定部383は、算出された光線ベクトルlを正規化内積演算部331に供給する。
図22は、本発明の第5の実施形態における光源方向推定部383で使用される光線ベクトル候補例を算出する方法を示す図である。この図において、図22(a)は、方位角θを「π/4」として光源方向推定用の光線ベクトルlを算出する場合を示す図であり、図22(b)は、方位角θを「3π/4」として光源方向推定用の光線ベクトルlを算出する場合を示す図である。光源方向推定部383は、cos演算部384および388と、sin演算部385および389と、乗算演算部386および387とを備える。
図22(a)の場合には、方位角「π/4」がcos演算部384と、sin演算部385に供給される。乗算演算部386は、cos演算部384でcos演算された方位角「π/4」と、cos演算部388でcos演算された仰角φとを乗算し、方位角θを「π/4」とした時の光源方向推定用の光線ベクトルlのx成分LexRを算出する。乗算演算部387は、sin演算部385でsin演算された方位角「π/4」と、cos演算部388でcos演算された仰角φとを乗算し、方位角θを「π/4」とした時の光源方向推定用の光線ベクトルlのy成分LeyRを算出する。sin演算部389は、仰角φのsin演算を行い、方位角θを「π/4」とした時の光源方向推定用の光線ベクトルlのz成分LezRを算出する。
図22(b)の場合には、方位角「3π/4」がcos演算部384と、sin演算部385に供給される。乗算演算部386は、cos演算部384でcos演算された方位角「3π/4」と、cos演算部388でcos演算された仰角φとを乗算し、方位角θを「3π/4」とした時の光源方向推定用の光線ベクトルlのx成分LexLを算出する。乗算演算部387は、sin演算部385でsin演算された方位角「3π/4」と、cos演算部388でcos演算された仰角φとを乗算し、方位角θを「3π/4」とした時の光源方向推定用の光線ベクトルlのy成分LeyLを算出する。sin演算部389は、仰角φのsin演算を行い、方位角θを「3π/4」とした時の光源方向推定用の光線ベクトルlのz成分LezLを算出する。
なお、仰角φが固定値である場合には、光源方向推定用の光線ベクトルlは、固定値となるため、この場合には最終結果のみを値として記録しておけばよい。
図23は、本発明の第5の実施形態における光源方向推定部383で行われる光線ベクトルの決定方法を説明する図である。この図において横軸は評価値ratioRを示し、縦軸は最終的な光線ベクトルを示す。
ここでは、上述の評価値ratioRの値により最終的な光線ベクトルを決定する。つまり、評価値ratioRが閾値ratio_maxより高い場合には、方位角θが「π/4」のときの光線ベクトルを使用し、評価値ratioRが閾値ratio_minより低い場合には、方位角θが「3π/4」のときの光線ベクトルを使用し、それ以外の場合には、前フレームの結果を使用する。
このように、本発明の第5の実施形態によれば、本発明の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、画像全体で1つの光源方向を使用するため、演算量を少なくすることができる。
次に、本発明の第6の実施形態について詳細に説明する。
本発明の第6の実施形態における画像処理装置は、図21に示した本発明の第5の実施形態の画像処理装置における光源方向推定部383に代えて、他の光源方向推定部を備える。これ以外の構成については、本発明の第5の実施形態と同様であるため説明を省略する。
本発明の第6の実施形態における光源方向推定部は、大きめの領域ごとに同じ光源方向となるように光源方向を推定する。まず、本発明の第5の実施形態と同様に、上述の図22に示すように、光源方向推定用の光線ベクトルlとして、方位角θを「π/4」および「3π/4」に設定し、2種類の光線ベクトルを作成する。
次いで、全ての画素について、近傍の注目ブロックM×N(例えば55画素×55画素)を設定し、式59を使用して2種類の方位角θにより陰影成分のコントラストの注目ブロック内の平均値を算出する。なお、ここでΩは近傍を示す。
Figure 2009098925
次に、各画素について2種類の方位角による陰影成分のコントラストの注目ブロック内の平均値の差分を評価値evalとして算出する(式60参照。)。この評価値evalから、後述する図24に示すように、ブレンド比αを設定する。式61に示すように、算出されたブレンド比αを使用して、光源方向推定用の光線ベクトルl(π/4)およびl(3π/4)をブレンドして、各画素毎に光線ベクトルlを算出する。この光源方向推定部390は、算出された光線ベクトルlを正規化内積演算部331に供給する。
図24は、本発明の第6の実施形態における画像処理装置の光源方向推定部で使用されるブレンド比αを説明する図である。この図において、横軸は評価値evalを示し、縦軸はブレンド比αを示す。このブレンド比αは、評価値evalが大きくなるほど、光源方向推定用の光線ベクトルl(π/4)の割合が大きくなり、評価値evalが小さくなるほど、光源方向推定用の光線ベクトルl(3π/4)の割合が大きくなる特性を有する
このように、本発明の第6の実施形態によれば、本発明の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、比較的大きな領域毎に同じ光源方向を使用するように制御することができる。
なお、本発明の実施の形態では、帯域分割部200を備え、帯域別輝度情報fLjを使用して陰影成分を演算するものとしたが、帯域分割部200を設けずに、ローカルな輝度情報fを使用して陰影成分を演算するものとしてもよい。
また、本発明の実施の形態では、制御信号生成部400を備え、陰影付加制御信号を使用して処理を行うものとしたが、制御信号生成部400を設けない構成としてもよい。
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、以下に示すように特許請求の範囲における発明特定事項とそれぞれ対応関係を有するが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施すことができる。
すなわち、請求項1において、輝度情報分離手段は例えば輝度情報分離部100に対応する。また、陰影成分生成手段は例えば陰影成分生成部300に対応する。また、画像合成手段は例えば画像合成部500に対応する。
また、請求項2において、法線ベクトル算出手段は例えば法線ベクトル算出部310に対応する。また、光線ベクトル算出手段は例えば光線ベクトル算出部320に対応する。また、正規化内積処理手段は例えば正規化内積処理部330に対応する。
また、請求項3において、帯域分割手段は例えば帯域分割部200に対応する。
また、請求項4において、制御信号生成手段は例えば制御信号生成部400に対応する。
また、請求項5において、輪郭エッジ度算出手段は例えば輪郭エッジ度算出部410に対応する。また、勾配信頼度算出手段は例えば勾配信頼度算出部420に対応する。
また、請求項18または19において、入力された画像の入力画像情報をグローバルな輝度情報とローカルな輝度情報に分離する手順は例えば輝度情報分離部100で実施される処理に対応する。また、ローカルな輝度情報に基づいて画像の陰影成分を生成する手順は例えば陰影成分生成部300で実施される処理に対応する。また、陰影成分と入力画像情報に基づく値とから生成された陰影画像情報を入力画像情報に加えて出力画像情報を合成する手順は例えば画像合成部500で実施される処理に対応する。
なお、本発明の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。
本発明の実施形態を具現する画像処理装置の機能構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における画像処理装置800の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における輝度情報分離処理部110で使用される関数Cの例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における輝度情報分離処理部110で使用されるブレンド比α、αの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における帯域分割処理部210で使用される水平方向帯域分割フィルタの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における法線ベクトル算出部310で算出される法線ベクトルを説明する図である。 本発明の第1の実施形態における光線ベクトル算出部320で算出される光線ベクトルを説明する図である。 本発明の第1の実施形態における画像処理装置800の光線ベクトル演算部321の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における輝度勾配解析部340で算出されるエッジ勾配方向v1及びエッジ方向v2を説明する図である。 本発明の第1の実施形態における角度変換部342で行われる角度変換を説明する図である。 本発明の第1の実施形態における正規化内積演算部331で行われる演算を説明する図である。 本発明の第1の実施形態における輪郭エッジ度算出部410で使用されるコントラスト度αと、エッジ度αとを説明する図である。 本発明の第1の実施形態における勾配信頼度算出部420で使用される勾配信頼度αを説明する図である。 本発明の第1の実施形態における画像合成部500で行われるG(f)の上限のクリッピング処理を説明する図である。 本発明の第1の実施形態における画像合成部500で行われる陰影画像情報の下限のクリッピング処理を説明する図である。 本発明の第2の実施形態における画像処理装置の光線ベクトル演算部322の構成例を示す図である。 本発明の第3の実施形態における勾配変換部351、352で行われるベクトル変換を説明する図である。 本発明の第3の実施形態における画像処理装置820の構成例を示す図である。 本発明の第3の実施形態における画像処理装置820の光線ベクトル演算部323の構成例を示す図である。 本発明の第4の実施形態における画像処理装置の光線ベクトル演算部324の構成例を示す図である。 本発明の第5の実施形態における画像処理装置840の構成例を示す図である。 本発明の第5の実施形態における光源方向推定部383で使用される光線ベクトル候補例を算出する方法を示す図である。 本発明の第5の実施形態における光源方向推定部383で行われる光線ベクトルの決定方法を説明する図である。 本発明の第6の実施形態における画像処理装置の光源方向推定部で使用されるブレンド比αを説明する図である。
符号の説明
100 輝度情報分離部
110 輝度情報分離処理部
200 帯域分割部
210 帯域分割処理部
300 陰影成分生成部
310 法線ベクトル算出部
311 BPF
312 BPF
320、380 光線ベクトル算出部
321、322、323、324 光線ベクトル演算部
330 正規化内積処理部
331 正規化内積演算部
332、346、347、355、356、382、386,387 乗算演算部
333 総和演算部
334 正規化内積部
335 除算演算部
336 加算演算部
340 輝度勾配解析部
341、360 角度算出部
342 角度変換部
343、353、381 LPF部
344、348、357、384、388 cos演算部
345、349、358、385、389 sin演算部
350 輝度勾配解析部
351、352 勾配変換部
354、370 正規化部
383、390 光源方向推定部
400 制御信号生成部
410 輪郭エッジ度算出部
411 エッジ検出部
412 輪郭エッジ度生成部
420 勾配信頼度算出部
421 勾配信頼度検出部
422 勾配信頼度生成部
430 制御信号合成部
431 制御信号合成演算部
500 画像合成部
510 画像乗算演算部
520 画像加算演算部

Claims (19)

  1. 入力された画像の入力画像情報をグローバルな輝度情報とローカルな輝度情報に分離する輝度情報分離手段と、
    前記ローカルな輝度情報に基づいて画像の陰影成分を生成する陰影成分生成手段と、
    前記陰影成分と前記入力画像情報に基づく値とから生成された陰影画像情報を前記入力画像情報に加えて出力画像情報を合成する画像合成手段と
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記陰影成分生成手段は、
    前記ローカルな輝度情報の輝度勾配を前記入力された画像における物体表面の法線ベクトルとして算出する法線ベクトル算出手段と、
    前記ローカルな輝度情報に基づいて光源方向を示す光線ベクトルを算出する光線ベクトル算出手段と、
    前記法線ベクトルと前記光線ベクトルとの正規化内積に基づき前記陰影成分を算出する正規化内積処理手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記ローカルな輝度情報について帯域分割を行うことにより複数のローカルな帯域別輝度情報を生成する帯域分割手段をさらに具備し、
    前記陰影成分生成手段は、前記帯域別輝度情報に基づいて前記陰影成分を生成することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記陰影成分の濃淡を制御するための陰影付加制御信号を前記入力画像情報に基づいて生成する制御信号生成手段をさらに具備し、
    前記画像合成手段は、前記陰影画像情報を生成する際にさらに前記陰影付加制御信号を用いることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記制御信号生成手段は、
    前記入力画像情報に基づいて前記陰影成分における輪郭エッジ部分の濃淡を抑制する制御を行うための輪郭エッジ度を生成する輪郭エッジ度算出手段と、
    前記入力画像情報に基づいて前記陰影成分における低コントラスト部分の濃淡を抑制する制御を行うための勾配信頼度を生成する勾配信頼度算出手段と
    を備えることを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 前記光線ベクトル算出手段は、前記ローカルな輝度情報に基づいて注目画素の近傍領域の最大輝度勾配方向を算出して当該最大輝度勾配方向を角度変換することにより前記注目画素における光線ベクトルを算出することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  7. 前記光線ベクトル算出手段は、前記ローカルな輝度情報に基づいて注目画素の近傍領域の最大輝度勾配方向を算出して当該最大輝度勾配方向をベクトル変換することにより前記注目画素の光線ベクトルを算出することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  8. 前記光線ベクトル算出手段は、前記法線ベクトルの方位角を角度変換することにより注目画素における光線ベクトルを算出することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  9. 前記光線ベクトル算出手段は、前記法線ベクトルの方位角成分をベクトル変換することにより注目画素の光線ベクトルを算出することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  10. 前記光線ベクトル算出手段は、複数の光線ベクトル候補と前記法線ベクトルとに基づいて前記入力された画像の各画素について陰影成分のコントラスト候補値を算出して、前記複数の光線ベクトル候補のうち前記コントラスト候補値が最大となる画素の数が最も多いものを前記各画素に共通する光線ベクトルとすることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  11. 前記光線ベクトル算出手段は、複数の光線ベクトル候補を設定して注目画素近傍の特定領域内においてそれぞれの光線ベクトル候補について陰影成分のコントラスト候補の平均値を算出してその平均値の割合に基づいて前記複数の光線ベクトル候補を合成して前記注目画素の前記光線ベクトルとして算出することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  12. 前記画像合成手段は、前記陰影画像情報を前記陰影成分と前記グローバルな輝度情報に基づく値と前記陰影付加制御信号とから生成することを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  13. 前記画像合成手段は、前記入力画像情報に基づく値が所定の値より大きい場合には前記所定の値を用いて前記合成を行うことを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  14. 前記画像合成手段は、前記陰影画像情報が所定の値より小さい場合には前記所定の値を用いて前記合成を行うことを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  15. 前記輝度情報分離手段は、低域通過フィルタを通過した前記入力画像情報の信号と前記入力画像情報との差分の高振幅成分を抑制したものを前記ローカルな輝度情報とし、前記入力画像情報と前記ローカルな輝度情報との差分を前記グローバルな輝度情報とすることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  16. 前記輝度情報分離手段は、通過周波数帯域の異なる複数の低域通過フィルタを備え、当該複数の低域通過フィルタを通過した前記入力画像情報の複数の信号と前記入力画像情報との差分のそれぞれ高振幅成分を抑制したものを複数の低域成分とし、この複数の低域成分を混合して前記ローカルな輝度情報とし、前記入力画像情報と前記ローカルな輝度情報との差分を前記グローバルな輝度情報とすることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  17. 入力された画像の入力画像情報をグローバルな輝度情報とローカルな輝度情報に分離する輝度情報分離手段と、
    前記ローカルな輝度情報について帯域分割を行うことにより複数のローカルな帯域別輝度情報を生成する帯域分割手段と、
    前記複数のローカルな帯域別輝度情報に基づいて画像の陰影成分を生成する陰影成分生成手段と、
    前記陰影成分を抑制する部分を制御するための陰影付加制御信号を前記入力画像情報に基づいて生成する制御信号生成手段と、
    前記陰影成分と前記入力画像情報に基づく値と前記陰影付加制御信号とから生成された陰影画像情報を前記入力画像情報に加えて出力画像情報を合成する画像合成手段とを具備することを特徴とする画像処理装置。
  18. 入力された画像の入力画像情報をグローバルな輝度情報とローカルな輝度情報に分離する手順と、
    前記ローカルな輝度情報に基づいて画像の陰影成分を生成する手順と、
    前記陰影成分と前記入力画像情報に基づく値とから生成された陰影画像情報を前記入力画像情報に加えて出力画像情報を合成する手順と
    を具備することを特徴とする画像処理方法。
  19. 入力された画像の入力画像情報をグローバルな輝度情報とローカルな輝度情報に分離する手順と、
    前記ローカルな輝度情報に基づいて画像の陰影成分を生成する手順と、
    前記陰影成分と前記入力画像情報に基づく値とから生成された陰影画像情報を前記入力画像情報に加えて出力画像情報を合成する手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム
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