JP2009098676A - Control device and head mount display - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、処理のキャンセル技術に関するものである。 The present invention relates to processing cancellation technology.
利用者の眼前で画像を表示するヘッドマウントディスプレイ装置(以下、HMDと略記する)において、利用者の頭部の動きを検知して、特定の動きに応じて画像や映像に対する制御(再生開始、一時停止等)を行ったり、利用者の頭部の動きに合わせて表示映像をスクロールさせたり、ヘッドホンの音場を動かして臨場感を向上させたりする技術が知られており、HMDにおける利用者の頭部の動きの検出には、ジャイロセンサ(角速度センサ)や加速度センサ等のセンサが用いられる(例えば、特許文献1参照)。 In a head mounted display device (hereinafter abbreviated as HMD) that displays an image in front of the user's eyes, it detects the movement of the user's head and controls the image or video according to the specific movement (reproduction start, For example, such as pausing, scrolling the displayed video according to the movement of the user's head, or moving the sound field of the headphones to improve the sense of reality. A sensor such as a gyro sensor (angular velocity sensor) or an acceleration sensor is used to detect the movement of the head (for example, see Patent Document 1).
しかしながら、このようなHMDでは、不意に頭部を動かしてしまったり、頭部の動きが利用者の意図したものとは違う操作として認識されたりすることによって、利用者の希望とは異なる制御処理が実行されてしまうという問題があった。 However, in such an HMD, a control process that is different from the user's wish is caused by unexpectedly moving the head or recognizing the movement of the head as an operation different from that intended by the user. There was a problem that would be executed.
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、HMDにキャンセル機能を設け、利用者がキャンセル操作を実行することによって、制御処理を取り消し、処理前の状態に戻すことが可能な制御装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made paying attention to such a problem, and it is possible to cancel the control process and return to the state before the process by providing a cancel function to the HMD and performing a cancel operation by the user. It is an object to provide a simple control device.
前記課題を解決するための請求項1に係る発明の制御装置は、利用者の動きを検出する動き検出部と、前記動き検出部で所定の動きが検出された場合に、前記所定の動きに応じて、以前に実行した第二の処理を取り消す第一の処理を実行する制御部と、を備えることを特徴とする。 The control device of the invention according to claim 1 for solving the above problem includes a motion detection unit that detects a motion of a user, and a predetermined motion when the motion detection unit detects the motion. And a control unit that executes a first process that cancels a second process that has been executed previously.
以上のように、本発明によれば、実行がなされた制御処理のキャンセルを実行することができる。 As described above, according to the present invention, the canceled control process can be executed.
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
<第一の実施形態>
図1〜2に、本発明の第一の実施形態に係るHMD101の一例を示す。図1は、本発明の第一の実施形態であるHMD101の斜視図であり、図2は、本発明の第一の実施形態であるHMD101の側面図である。
The best mode for carrying out the present invention will be described below with reference to the drawings.
<First embodiment>
1 and 2 show an example of the HMD 101 according to the first embodiment of the present invention. FIG. 1 is a perspective view of an
図示するように、本実施形態に係るHMD101は、頭部装着帯110と、音声出力部120と、筐体130A、130Bと、支持部140と、アーム部150と、表示部160と、操作部170と、を備えている。
As shown in the figure, the HMD 101 according to the present embodiment includes a
頭部装着帯110は、その両端が相対向するように、湾曲した形状に形成されている。また、頭部装着帯110は、弾性を有する材質で形成されており、利用者の頭部に装着する際に、その両端に形成されているスピーカ121A、121Bを利用者の頭部の内側方向に押圧することで、HMD101を利用者の頭部に着脱自在に装着することができるようにしている。
The
頭部装着帯110の両端側には、筐体130A、130Bが連結されており、筐体130Aにはスピーカ121Aが、筐体130Bにはスピーカ121Bが、それぞれ設けられている。また、頭部装着帯110の内部には、筐体130A、130Bと、スピーカ121A、121Bと、操作部170と、表示部160と、電源部180と、を電気的に連結するための信号線や、電力線等が配線されている。
音声出力部120は、音声信号を音声に変換する。本実施形態では、スピーカ121A、121Bを有し、これらは利用者の両方の耳にあてがわれて使用されるいわゆるヘッドホン用のスピーカである。図1においては、向かって右側のスピーカ121Aが左耳用のスピーカ、向かって左側のスピーカ121Bが右耳用のスピーカとなっている。これらの左右の別については、利用者の操作によって、任意に決定することができるものとしても良い。また、後述する筐体130Aに内蔵される制御装置300から、電源を供給する電力線と、音声信号を供給する音声信号線が配線されている。
The
筐体130A、130Bは、頭部装着帯110の長手方向両端側に設けられており、筐体130A、130Bの利用者の頭部側(相対向する側)の外壁面には、スピーカ121A、121Bがそれぞれ連結されている。本実施形態においては、筐体130Bには、制御装置300と、電源部180と、が内蔵されており、さらに、スピーカ121Bとは逆側の外壁面には、操作部170が設けられている。また、筐体130Aの、スピーカ121Aとは逆側の外壁面には、HMD101の電源のオン、オフを切り替える、電源スイッチ(図示しない)が設けられている。
The
電源部180と、制御装置300と、操作部170と、電源スイッチと、は、筐体130A、130Bのどちらに配置されても良く、また、筐体130A、130Bが、スピーカ121A、121Bと一体となるような構成としても良い。
The
支持部140は、筐体130Bに、アーム部150の一端側を回動自在に連結する。連結方法はどのようなものでも良い。
The
アーム部150は、頭部装着帯110を利用者の頭部に装着した際に、アーム部150の筐体130B側ではない他端側に取り付けられている表示部160が、利用者の眼前に位置するように、その長手方向において湾曲している。また、内部には、制御装置300から、表示部160に電源を供給する電力線と、画像信号を供給する画像信号線と、が配線されている。
When the
表示部160は、アーム部150の先端に、利用者の視線に合わせて回動自在に連結されている。表示部160は、画像を現す画像信号を光信号に変換して画像を形成する電気−光変換器と、形成された画像を拡大する光学系と、表示デバイスとしてのLCD(Liquid Crystal Display)161と、を備え、制御装置300から供給される画像信号に基づいて、画像を表示する。
The
操作部170は、操作スイッチ171A−171Eを備えている。これらの操作スイッチを介して、HMD101に関する機能、例えば、再生、停止、早送り、巻戻し、制御処理のキャンセル、画面のスクロールや切り替え、音量の変更等の指示命令を入力することができるようにされている。なお、これらのスイッチを介して操作指示が入力されると、操作指示に関する検出信号が、入出力インターフェース部330を介して、制御部310の信号制御部312へと出力される。
The
なお、上記のような指示命令に関する操作が可能なリモコン190(図15参照)を別途設けても良い。リモコン190は、操作部170と同様の操作スイッチ171A−Eと、リモコン送信部173を備えている。リモコン190は、赤外線等を利用することにより、利用者は手元の操作スイッチを見ながら無線でHMD101を操作することが可能である。その場合、操作部170に、リモコン受信部172を設けるような構成としても良い。
Note that a remote controller 190 (see FIG. 15) capable of operations related to the instruction commands as described above may be provided separately. The
また、HMD101と有線でリモコン190を接続し、内部に制御装置300や、電源部180等を収納するような構成としても良い。
Alternatively, the
次に、本発明の第一の実施形態の制御装置300について、図3を用いて説明する。図3は、本発明の第一の実施形態であるHMD101の概略構成図である。
Next, the
制御装置300は、図3に示すように、頭部動き検出部200と、制御部310と、記憶部320と、入出力インターフェース部330と、を有する。
As illustrated in FIG. 3, the
まず、頭部動き検出部200について説明する。頭部動き検出部200は、頭部の動きを検出するための装置であり、角速度センサ(Z)201Aと、角速度センサ(X)201Bと(これらを区別しない場合には、単に201と表記する)、を備えている。頭部動き検出部200は、特定の基準軸から検出対象、すなわち利用者の頭部の動きに関する方向情報を、角速度として検出するものである。本発明の第一の実施形態に係る頭部動き検出部200においては、図1に示すように、垂直方向(利用者が直立する方向)をZ軸とし、Z軸と直交し利用者の一側面から他側面に向かう方向(スピーカ121A、121Bを貫通する方向)の軸をX軸として、この2軸を基準軸として角速度の検出を実行する。
First, the head
角速度センサ(Z)201Aは、図1に示すように、ヨーイング(Yaw)方向の角速度、すなわち、Z軸回りの回転角の傾きであるヨー角を検出し、角速度センサ(X)201Bは、ピッチング(Pitch)方向の角速度、すなわち、X軸の回りの回転角の傾きであるピッチ角を検出する。このようなセンサによって、HMD101は、利用者の頭部の横振りの動きと、縦振りの動きとを検出することができる。本実施形態においては、角速度センサ201は所定の周期(例えば、50msec)毎にサンプリングを実行し、検出結果は角速度に比例するアナログ電圧値として出力される。出力された電圧値は、A/D変換器(図示しない)によってデジタル信号へ変換され、制御装置300の制御部310へと出力される。
As shown in FIG. 1, the angular velocity sensor (Z) 201A detects the angular velocity in the yaw direction, that is, the yaw angle that is the inclination of the rotation angle around the Z axis, and the angular velocity sensor (X) 201B The angular velocity in the (Pitch) direction, that is, the pitch angle that is the inclination of the rotation angle around the X axis is detected. With such a sensor, the HMD 101 can detect a horizontal swing motion and a vertical swing motion of the user's head. In the present embodiment, the
また、角速度センサ201の数は、上述のものに限らない。さらに、利用者が頭部をかしげる動きを検出するための、Y軸を基準軸とする角速度センサを設けて、ロール角を検出できるような構成としても良く、また、1つの角速度センサによって、全ての角速度を検出できるようにしても良い。
Further, the number of
角速度センサ201の他にさらに加速度センサを設けても良く、角速度センサの代わりに加速度センサのみを持つような構成としても良い。
An acceleration sensor may be further provided in addition to the
制御部310は、指示判断部311と、信号制御部312と、を備えている。
The
指示判断部311は、利用者の頭部の動きに基づいて、角速度センサ201から出力される電圧値を受け付けて、信号情報700を生成する。
The
図4は、本発明の第一の実施形態であるHMD101の指示判断部311が生成する、信号情報700の概略構成図である。信号情報700は、図4に示すように、角速度の示す指示命令の内容が格納される指示情報格納領域700aと、信号制御部312が実行中の制御状態に関する情報が格納される状態情報格納領域700bと、からなる。
FIG. 4 is a schematic configuration diagram of the
指示情報とは、対応する制御信号が生成可能な程度に検出信号の指示命令の内容を示す情報である。指示命令の内容とは、例えば、再生、停止、早送り、巻戻し、制御処理のキャンセル、画面のスクロールや切り替え、音量の変更等の処理の種類、および、その処理時間や処理量等である。 The instruction information is information indicating the contents of the instruction instruction of the detection signal to the extent that a corresponding control signal can be generated. The contents of the instruction command include, for example, the type of processing such as playback, stop, fast forward, rewind, cancel of control processing, screen scrolling or switching, volume change, processing time, processing amount, and the like.
なお、指示情報、すなわち、指示命令の内容の判断は、例えば、あらかじめ所定の処理に対応する基準となる角速度の経時変化を示す理想波形を記憶部に記憶しておき、検出される角速度についてその経時変化を測定することで実現可能である。例えば、検出された角速度の経時変化と、基準となる理想波形と、の相関を取り、相関値が一定以上である場合に、対応する処理の実行が指示されたと判断できる。 The instruction information, that is, the determination of the content of the instruction command is performed by, for example, storing an ideal waveform indicating a temporal change in angular velocity as a reference corresponding to a predetermined process in the storage unit in advance, and detecting the detected angular velocity. This can be realized by measuring the change over time. For example, a correlation between the detected temporal change of the angular velocity and a reference ideal waveform is obtained, and when the correlation value is equal to or greater than a certain value, it can be determined that execution of the corresponding process is instructed.
また、指示判断部311は、信号制御部312の要求に従って、動作状態、すなわち、音声出力部120、および、表示部160が実行中の処理状態を状態情報として、信号情報700の状態情報格納領域700bに格納する。状態情報は、例えば、表示部160において表示中の画像の再生位置や大きさ、音声出力部120において再生中の音声の再生位置、音量等に関する。
In addition, the
信号制御部312は、利用者の操作部170を介した操作、および、利用者の頭部の動きによる操作に応じて、HMD101の制御信号を生成する。制御信号は、例えば、音声出力部120に出力するための音声信号や、表示部160に出力するための画像信号等であり、これに従って、音声出力部120、表示部160は制御を受ける。また、キャンセル操作の入力があった場合には、信号制御部312は、従って状態情報を読み出し、音声出力部120、表示部160を、元の状態へ復元させる。
The
ここで、制御部310が角速度センサ201から検出信号を受信した際に実行する処理を、図5を参照して説明する。図5は、制御部310が検出信号を受信した際の処理を示すフローチャートである。
Here, processing executed when the
指示判断部311は、角速度センサ201から出力される電圧値に基づく検出信号、および、操作部170から出力される検出信号を受け付ける。(S1001)。
The
次に、指示判断部311は、検出信号が角速度センサ201に基づくものであるか否かを判断する(S1002)。
Next, the
ステップ1001で受け付けた検出信号が、操作部170の操作に基づくものであった場合には(ステップ1002でNO)、信号制御部412が当該検出信号に基づく制御信号を生成して、表示部160と、音声出力部120とに出力する(S1011)。
When the detection signal received in
ステップ1001で受け付けた検出信号が、頭部動き検出部200を介した利用者の頭部の動きに基づくものであった場合には(ステップ1002でYES)、指示判断部311は、図4に示すような信号情報700を生成する。
If the detection signal received in
具体的に、指示判断部311は、ステップ1001で受信した検出信号から利用者の頭部の動きの角速度を算出し、当該角速度から指示命令の内容を判断して、指示情報格納領域700aに格納する(S1003)。具体的に、指示判断部311は、角速度の経時変化を示す波形と、基準となる角速度の経時変化を示す理想波形と、の相関値を算出し、相関値が所定の値以上である場合に、当該理想波形に対応付けられた処理を指示情報として格納する。
Specifically, the
次に、指示判断部311は、指示情報格納領域700aに格納された指示命令の内容が、処理のキャンセルに関するものか否かを判断する(S1004)。なお、検出信号がどの処理にも対応しないものであった場合には、ステップ1001へ戻って、処理を繰り返す。
Next, the
ステップ1004において、指示情報が処理のキャンセルを指示命令するものでは無いと判断された場合には(S1004でNO)、指示判断部311は、HMD101の動作状態を検出し、状態情報として、信号情報700の、状態情報格納領域700bに格納して(S1008)、信号制御部312に制御信号の生成要求を出力する。
If it is determined in
信号制御部312は、制御信号の生成要求を受け付けると、指示情報格納領域700aに格納される指示命令の内容を実行するための制御信号を生成して(S1009)、表示部160と、音声出力部120とに出力し(S1010)、処理を終了する。
Upon receiving the control signal generation request, the
ステップ1004において、指示情報が処理のキャンセルを指示命令するものであると判断された場合には(S1004でYES)、指示判断部311は、信号制御部312に、状態情報に基づく制御信号の生成要求を出力する。信号制御部312は、制御信号の生成要求を受け付けると、信号情報700の状態情報格納領域700bより最新の状態情報を読み出す(S1005)。そして、最新の状態情報の内容の動作状態を実現する制御信号を生成し(S1006)、表示部160と、音声出力部120と、に出力して(S1007)、処理を終了する。
If it is determined in
このような構成により、第一の実施形態であるHMD101は、処理のキャンセル指示命令を受け付けると、信号制御部312によって実行前の動作状態を復元する制御信号を生成することで、直前の操作をキャンセルし、操作前の動作状態を復元することが可能である。
With such a configuration, when the
なお、キャンセル可能な操作は、直前のものに限らない。キャンセル操作が連続して複数回実行された場合には、状態情報の履歴から、多段階にわたる操作前の動作状態を復元する制御信号を生成して、複数回のキャンセル操作に対応可能な構成とすることが可能である。 The cancelable operation is not limited to the previous operation. When the cancel operation is executed a plurality of times in succession, a control signal that restores the operation state before the operation in multiple stages is generated from the history of the state information, and a configuration that can handle a plurality of cancel operations Is possible.
また、ここでは指示判断部311は、角速度センサ201からの角速度のみからキャンセルを判断する構成としているが、操作部170を介した検出信号が処理のキャンセルを示すものであった場合にも、同様にキャンセル処理を実行するような構成としても良い。
Here, the
ここで、制御装置300のハードウェア構成について説明する。図13は、HMD101の電気的な構成を示すブロック図である。
Here, the hardware configuration of the
図13に示すように、HMD101は、主に利用者の操作からの情報の処理を実現させるCPU(Central Processing Unit)1aと、各装置への信号出力に関する制御を担うCPU1bと、各種データを書換え可能に記憶するメモリ2と、各種のプログラム、プログラムの生成するデータ等を格納する外部記憶装置、ここでは、HDD(Hard Disk Drive)3と、を備える。制御部310は、例えば、HDD3に記憶されている所定のプログラムを、メモリ2に読み込み、CPU1a、CPU1bで実行することにより実現可能である。また、指示判断部311はCPU1aで、信号制御部312はCPU1bで実現が可能である。
As shown in FIG. 13, the
もちろん、図14に示すように、CPU1a、CPU1bを1つのCPU1で実現することも可能である。その際は、単体のCPU1が、全ての装置を集中的に制御する。
<第二の実施形態>
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。第二の実施形態であるHMD102は、第一の実施形態と比較して、異なっている点に関連する事項についてのみ説明する。
Of course, as shown in FIG. 14, the CPU 1 a and the CPU 1 b can be realized by one CPU 1. In that case, the single CPU 1 centrally controls all the devices.
<Second Embodiment>
Next, a second embodiment of the present invention will be described. HMD102 which is 2nd embodiment demonstrates only the matter relevant to a different point compared with 1st embodiment.
図6に示すように、第二の実施形態に係るHMD102の備える制御装置400は、制御部410と、記憶部420と、を備えている。
As illustrated in FIG. 6, the
制御部410の指示判断部411は、利用者の頭部の動きに基づいて、角速度センサ201から出力される検出信号を受け付けると、第一の実施形態と同様に、その指示内容を判断し、これを指示情報として記憶部420へと格納する。
When receiving the detection signal output from the
信号制御部412は、利用者からの処理のキャンセル指示に従って、指示情報の示す処理に予め対応づけられた逆の処理を実行する制御信号を生成し、音声出力部120および表示部160を、元の動作状態へと復元させる。例えば、指示の内容が早送りであれば巻き戻しを、左スクロールであれば右スクロールを実行する制御信号を生成して、逆の処理を実行することで、先の処理をキャンセルする。
The
ここで、制御部410が検出信号を受信した際に実行する処理を、図7を参照して説明する。図7は、制御部410が検出信号を受信した際の処理を示すフローチャートである。
Here, processing executed when the
指示判断部411は、角速度センサ201から出力される電圧値に基づく検出信号、および、操作部170から出力される検出信号を受け付ける。(S2001)。
The
次に、指示判断部411は、検出信号が角速度センサ201に基づくものであるか否かを判断する(S2002)。
Next, the
ステップ2001で受け付けた検出信号が、操作部170の操作に基づくものであった場合には(ステップ2002でNO)、信号制御部412が当該検出信号に基づく制御信号を生成して、表示部160と、音声出力部120とに出力する(S2010)。
If the detection signal received in step 2001 is based on the operation of the operation unit 170 (NO in step 2002), the
ステップ2001で受け付けた検出信号が、頭部動き検出部200を介した利用者の頭部の動きに基づくものであった場合には(ステップ1002でYES)、指示判断部411は、受信した検出信号から利用者の頭部の動きの角速度を算出し、当該角速度から指示命令の内容を判断して、指示情報として記憶部420へと格納する(S2003)。
When the detection signal received in step 2001 is based on the movement of the user's head via the head movement detection unit 200 (YES in step 1002), the
次に、指示判断部411は、指示命令の内容が、処理のキャンセルに関するものか否かを、記憶部420に記憶される指示情報から判断する(S2004)。
Next, the
ステップ2004において、指示命令の内容が処理のキャンセルを指示命令するものでは無いと判断された場合には(ステップ2004でNO)、指示判断部411は、信号制御部412に、制御信号の生成要求を出力する。信号制御部412は、生成要求を受け付けると、検出信号の指示命令を実行するための制御信号を生成する(S2008)。
If it is determined in
そして、信号制御部412は、ステップ2008で生成した制御信号を、表示部160と、音声出力部120とに出力して(S2009)、処理を終了する。
Then, the
ステップ2004において、指示命令の内容が処理のキャンセルを指示命令するものでは無いと判断された場合には(ステップ2004でYES)、指示判断部411は、信号制御部412に、指示情報に基づく制御信号の生成要求を出力する。信号制御部412は、生成要求を受け付けると、記憶部420から指示情報を読み出して(S2005)、最新の指示情報の指示内容に対して、予め定められた逆の処理を実行する制御信号を生成し(S2006)、表示部160と、音声出力部120とに出力して(S2007)、処理を終了する。
If it is determined in
このような構成により、第二の実施形態に係るHMD102は、処理のキャンセル指示命令を受け付けると、実行された操作内容と予め対応づけられた逆の処理を実行する制御信号を生成、出力することによって、直前の操作をキャンセルすることが可能である。
With such a configuration, when the
なお、キャンセル可能な操作は、直前のものに限定しない。例えば、指示情報を時系列順に履歴として記憶させ、キャンセル操作が連続して複数回実行された際に、キャンセル操作に対応する全ての指示情報に対して、逆の処理を実行する制御信号を生成し、多段階にわたる処理のキャンセルが可能な構成としても良い。
<第三の実施形態>
次に、本発明の第三の実施形態であるHMD103について、図8を用いて説明する。図8は、本発明の第三の実施形態であるHMD103の概略構成図である。
The cancelable operation is not limited to the immediately preceding operation. For example, the instruction information is stored as a history in chronological order, and when the cancel operation is continuously executed a plurality of times, a control signal for performing the reverse process is generated for all the instruction information corresponding to the cancel operation. However, it is also possible to adopt a configuration that can cancel processing in multiple stages.
<Third embodiment>
Next, HMD103 which is 3rd embodiment of this invention is demonstrated using FIG. FIG. 8 is a schematic configuration diagram of the
本実施形態に係る制御装置500は、利用者から頭部の動きによって処理のキャンセル操作に関する入力を受け付けると、その角速度の経時変化によって(すなわち、利用者の入力するキャンセルの理由によって)、異なる処理を実行する。
When the
図8に示すように、制御装置500は、制御部510と、記憶部520と、を備えている。
As illustrated in FIG. 8, the
制御部510は、指示判断部511と、信号制御部512と、認識補正部513と、を有する。
The
指示判断部511は、所定のタイミングごとに、角速度センサから出力される検出信号(電圧値)を受信し、当該各検出信号と、予め生成された所定の基準値と、から利用者の頭部の動きの角速度を算出して、これに応じた処理を実行する。
The
具体的に、指示判断部511は、検出した角速度と、当該角速度を受信した時間と、を関連付けた角速度履歴を、記憶部520の角速度履歴記憶領域522に蓄積する。そして、指示判断部511は、角速度の経時変化(波形)から、各処理の入力があったか否かを判断して、指示履歴900を生成する。
Specifically, the
図9を参照しながら、指示履歴900について説明する。
The
指示履歴900は、図9に示すように、所定の処理の入力があったことを示す波形の開始位置、および、終了位置、における角速度の受信時刻を格納する範囲情報格納領域900cと、当該波形によって定まる処理の内容を示す情報である指示情報を格納する指示情報格納領域900aと、当該波形によって定まる処理が実行される以前の動作状態を示す情報である状態情報を格納する状態情報格納領域900bと、からなる。
As shown in FIG. 9, the
指示情報とは、上述の実施形態と同様に、入力された指示操作の内容を示す情報であるが、本実施形態に係る指示判断部511は、角速度の履歴からキャンセルの種類をさらに判断して、対応する指示情報を、指示情報格納領域900aへと格納する。
The instruction information is information indicating the content of the input instruction operation, as in the above-described embodiment, but the
なお、指示判断部511は、角速度履歴を参照して、角速度の経時変化を示す波形から、キャンセル処理やその他の処理の入力の有無、および、当該キャンセル処理の種類を判断する。
The
従って、本実施形態においては、あらかじめ所定の処理に対応付けられた基準となる角速度の経時変化を示す理想波形と、当該理想波形に対応付けられる処理が波形記憶領域523に格納されている。
Therefore, in the present embodiment, an ideal waveform indicating a temporal change in angular velocity as a reference that is associated with a predetermined process in advance and a process associated with the ideal waveform are stored in the
具体的に、指示判断部511は、角速度履歴の所定の範囲(例えば、直前に実行された処理を示す波形の終了位置以降に、所定の閾値を超過する角速度が検出されてから、最新の角速度が検出されるまで)の角速度の経時変化の波形と、理想波形と、の相関を取って、相関値が一定の閾値以上である場合に対応する処理の指示操作が入力されたと判断する。そして、このような相関認識処理において判断した指示操作の内容を示す指示情報を生成する。
Specifically, the
そして、指示判断部511は、指示情報を生成する際、基準となる理想波形との相関値が高いと判断された角速度の履歴の範囲、すなわち、所定の処理の指示内容を示す波形の開始位置と、終了位置と、の角速度の受信時刻を履歴情報から読み出して、範囲情報格納領域900cへと格納する。
Then, the
なお、後述する誤認判断部513によって、波形記憶部523には、誤認波形情報がされに記憶されており、指示判断部511は、誤認波形情報に格納される誤認波形と相関が認められる波形を検出した際には、相関認識処理を終了させる。
Note that misidentification waveform information is stored in the
次に、利用者が頭部の動きによって入力する処理のキャンセルの種類について、詳細に説明する。 Next, the type of cancellation of processing input by the user according to the movement of the head will be described in detail.
利用者が処理を取り消す操作を実行する場合には、様々なキャンセル理由が考えられる。例えば、間違った指示を入力した場合(誤指示)、指示が誤って認識された場合(誤認識)、頭部の不意な動きが認識されてしまった場合(誤操作)等がある。 When the user performs an operation for canceling the process, various reasons for cancellation can be considered. For example, there is a case where an incorrect instruction is input (erroneous instruction), an instruction is recognized incorrectly (erroneous recognition), or an unexpected movement of the head is recognized (erroneous operation).
指示判断部511は、上記のような処理のキャンセル理由を、検出信号から判断する。以下、その具体例を示す。
The
利用者が誤指示のキャンセルを実行する場合、その誤指示となる頭部動作を行ったことを利用者自身は理解していることになる。従って、例えば、利用者が直前に実行された処理を入力してから、所定の時間内に逆方向へ頭部を動かす動作に関する角速度を検出した場合に、指示判断部511は、誤指示のキャンセル入力があったと判断して、直前の処理のキャンセルを実行し、以前の動作状態を復元する。
When the user cancels the erroneous instruction, the user himself understands that the head movement that is the erroneous instruction has been performed. Therefore, for example, when the angular velocity related to the operation of moving the head in the reverse direction within a predetermined time is detected after the user inputs the process executed immediately before, the
図10(a)に、利用者が誤指示を実行した場合の角速度の経時変化を、図10(b)に、利用者が誤指示のキャンセルを実行した場合の角速度の経時変化を示す。指示判断部511は、直前の処理(誤指示である処理)に対応する波形f(t)と、逆方向への頭部の動きによる波形g(t)を検出して、両波形から、次に示すような数式を用いて波形g(t)が誤指示のキャンセルを示す波形であるか否かを判断する。
FIG. 10A shows a temporal change in angular velocity when the user executes an erroneous instruction, and FIG. 10B shows a temporal change in angular velocity when the user cancels the erroneous instruction. The
T:f(t)およびg(t)の開始時刻の差
指示判断部511は、上記数式によって算出される両波形の差の2乗和の値が、所定の閾値以下である場合に、波形g(t)は誤指示のキャンセルを示す波形であると判断する。もちろん、両波形に対して粗く相関を取り、その値を決定することも可能である。
T: Difference in start time of f (t) and g (t) The
利用者が誤認識のキャンセルを実行する場合、利用者自身、どのような動きを行ったために誤認識が起こったのかわからない場合が多い。従って、例えば、頭部を斜めに素早く振るといった、普段行わないような動きの理想波形が、誤認識のキャンセル処理に対応付けられて波形記憶領域520に予め記憶されている。従って、指示判断部511は、所定の理想波形と相関が認められる動き(波形)が検出されると、誤認識のキャンセルが入力されたと判断して、直前の処理のキャンセルを実行し、以前の動作状態を復元する。
When a user cancels misrecognition, the user himself / herself often does not know what kind of movement caused misrecognition. Therefore, for example, an ideal waveform of a movement that is not normally performed, such as shaking the head quickly at an angle, is stored in advance in the
さらに、利用者が誤操作のキャンセルを実行する場合についても、利用者自身はその原因を理解していない場合が多いと考えられる。また、誤操作が引き起こされるのは利用者が意図せずに頭部を動かした場合であるため、より咄嗟のキャンセル指示の実行が難しい。従って、誤認識の場合よりも単純な動作、例えば、より速く頭部を振る動作の理想波形が、誤操作のキャンセル処理と対応付けられて波形記憶領域520に予め記憶される。このような構成により、指示判断部511は、所定の理想波形と相関が認められる動き(波形)が検出されると、誤操作のキャンセルが入力されたと判断して、直前の処理をキャンセルし、以前の動作状態を復元する。
Furthermore, even when the user cancels the erroneous operation, it is considered that the user himself / herself often does not understand the cause. In addition, since the erroneous operation is caused when the user moves the head unintentionally, it is more difficult to execute the instruction to cancel the eyelid. Therefore, an ideal waveform of a simple operation, for example, an operation of shaking the head faster than in the case of erroneous recognition, is stored in advance in the
また、指示判断部511は、利用者の入力した処理が、キャンセル処理の指示以外であった場合には、音声出力部120、および、表示部160が実行中の動作状態を、状態情報として状態情報格納領域900bに格納する。状態情報は、例えば、表示部160において表示中の画像の再生位置や大きさ、音声出力部120において再生中の音声の再生位置、音量等に関する。
In addition, when the process input by the user is other than the cancel process instruction, the
もちろん、利用者がキャンセル以外の処理が実行される直前や、何らかの処理の入力があったと判断した際に、状態情報を取得するような構成としても良い。 Of course, a configuration may be adopted in which the state information is acquired immediately before the user performs processing other than cancellation or when it is determined that there has been input of some processing.
信号制御部512は、利用者の操作部170を介した操作、および、指示判断部511の判断する利用者の頭部の動きに基づいた操作、の入力を受け付けると、指示情報の内容に従って、HMD103の制御信号を生成する。また、利用者のキャンセル指示に基づく指示判断部511の要求に従って、状態情報を読み出し、元の動作状態へと復元させるための制御信号を生成する。
When the
認識補正部513は、指示情報がキャンセルの指示である場合に、波形の相関認識に関する学習を行う。これは、入力される角速度の波形の特徴を蓄積することで、利用者の行う動きの癖や習慣を波形の相関認識に利用するための学習である。なお、ここでは指示情報がキャンセル処理を示すものである場合に実行する学習について説明するが、このような学習は、指示情報がキャンセルの指示である場合に限らず、利用者の入力するどのような処理について実行ことも、もちろん可能である。
The
このように利用者の入力する全ての処理について補正を行う場合には、利用者が入力した処理を実行する前の理想波形を状態情報として記憶しておき、当該処理がキャンセルされた場合(特に、誤認識及び誤操作によりキャンセルされた場合)に、理想波形の補正もキャンセルされるようにすることが望ましい。 When correction is performed for all the processes input by the user as described above, the ideal waveform before the process input by the user is stored as state information, and the process is canceled (particularly It is desirable that the correction of the ideal waveform is also canceled when it is canceled due to erroneous recognition and erroneous operation.
まず、指示情報が誤指示のキャンセルを示すものである場合の処理について説明する。具体的に、誤認補正部513は、指示情報が誤指示のキャンセルを示すものである場合、誤指示によって実行された直前の処理に対応する理想波形を更新する。
First, processing in a case where the instruction information indicates cancellation of an erroneous instruction will be described. Specifically, the
ここで、誤指示とは、利用者が本来所望する処理とは別の処理に関する指示を誤って入力するものである。従って、利用者が入力した誤指示は、誤って実行される処理に対応する理想波形と相関が認められる波形をなすものである。そこで、誤認補正部513は、誤って実行される処理に対応する理想波形を更新する。更新とは、例えば、誤指示が入力された際の角速度の経時変化の波形と、誤って実行された処理の理想波形と、の平均を算出して、この波形を理想波形とするものである。また、当該経時変化の波形を、理想波形と置換しても良い。
Here, the erroneous instruction is to erroneously input an instruction regarding a process different from the process originally desired by the user. Therefore, an erroneous instruction input by the user forms a waveform that is correlated with an ideal waveform corresponding to an erroneously executed process. Therefore, the
次に、指示情報が誤認識、および、誤操作のキャンセルを示すものである場合の処理について説明する。誤認補正部513は、指示情報が誤認識のキャンセルを示すものである場合、同様の動きが入力された際に、再び誤った処理の実行を起こさないための学習を行う。
Next, processing in the case where the instruction information indicates erroneous recognition and erroneous operation cancellation will be described. When the instruction information indicates cancellation of erroneous recognition, the
例えば、誤認補正部513は、誤認識および誤操作の処理が入力された際の角速度の経時変化の波形を、誤認波形情報として波形記憶領域523へと記憶させる。指示判断部511は、当該誤認波形情報に格納される波形と相関が認められる波形が検出された際に相関認識処理を終了するため、その後、当該波形と相関が認められる波形により誤った処理が実行されることを防止できる。
For example, the
なお、指示情報が誤認識および誤操作である際の学習は上述のものに限らず、例えば、各理想波形に対して予め定められる、所定の相関値の閾値を変更しても良い。より具体的には、誤認識および誤操作として入力された角速度の経時変化の波形と、誤って実行された処理の理想波形と、の相関認識に用いられる相関値の閾値を上げても良い。これにより、利用者の意図しない動きが処理に反映されることを防止すると共に、今後同様の動きを行っても、誤認識が起こる可能性を下げることが可能である。 Note that learning when the instruction information is erroneous recognition and erroneous operation is not limited to the above, and for example, a threshold value of a predetermined correlation value predetermined for each ideal waveform may be changed. More specifically, the threshold value of the correlation value used for correlation recognition between the waveform of the temporal change in angular velocity input as erroneous recognition and erroneous operation and the ideal waveform of the erroneously executed process may be increased. As a result, it is possible to prevent a movement unintended by the user from being reflected in the process, and to reduce the possibility of erroneous recognition even if a similar movement is performed in the future.
また、誤認識の処理が入力された際の角速度の経時変化の波形と、本来実行を望む処理の理想波形と、の相関認識に用いられる相関値の閾値を下げることで、今後同様の動きを行っても、利用者の望む処理が実行される可能性を高めることが可能である。 In addition, by reducing the threshold value of the correlation value used for correlation recognition between the waveform of the angular velocity change with time when erroneous recognition processing is input and the ideal waveform of the processing that is originally desired to be executed, the same behavior will be achieved in the future. Even if it goes, it is possible to increase the possibility that the process desired by the user will be executed.
ここで、制御部510が検出信号を受信した際に実行する処理を、図11を参照して説明する。図11は、制御部510が検出信号を受信した際の処理を示すフローチャートである。
Here, a process executed when the
指示判断部511は、角速度センサ201から出力される検出信号(電圧値)、および、操作部170から出力される検出信号を受け付ける。(S3001)。
The
次に、指示判断部511は、検出信号が角速度センサ201に基づくものであるか否かを判断する(S3002)。
Next, the
ステップ3001で受け付けた検出信号が、操作部170の操作に基づくものであった場合には(ステップ3002でNO)、指示判断部511は、信号制御部512に制御信号の生成を要求し、信号制御部512は、当該検出信号に基づく制御信号を生成して、表示部160および音声出力部120に出力する(S3012)。
When the detection signal received in
ステップ3001で受け付けた検出信号が、頭部動き検出部200を介した利用者の頭部の動きに基づくものであった場合には(ステップ3002でYES)、指示判断部511は、当該角速度を角速度履歴として角速度履歴記憶領域522へと格納する(S3003)。
When the detection signal received in
次に、指示判断部511は、角速度履歴から、誤認波形と相関が認められる波形が検出されるか否かを判断する。(S3004)。
Next, the
具体的に、指示判断部511は、角速度履歴から、直前に実行した処理の終了位置以降に所定の閾値を超過する角速度が検出されてから、ステップ3001で最新の角速度が検出されるまで、の範囲の角速度の経時変化を示す波形を生成し、当該波形と、誤認波形情報に格納される波形と、の相関認識処理を実行して、相関が認められる場合には(YES)、ステップ3001へ戻って処理を繰り返す。相関が認められなかった場合には(NO)、ステップ3005へと進む。
Specifically, the
次に、指示判断部511は、角速度履歴から最新の処理と逆方向の波形が検出されるか否かを判断する。(S3005)。
Next, the
具体的に、指示判断部511は、角速度履歴および指示履歴から、直前に実行した処理の終了位置以降に検出された角速度の経時変化を示す波形を生成し、当該波形と、指示履歴900に格納される最新の範囲情報で定まる範囲の角速度の経時変化を示す波形と、の差の2乗和が、所定の閾値以下であるか否かを判断する。閾値以下であった場合には、誤指示のキャンセル操作が入力されたと判断して(YES)、指示履歴900に新たな範囲情報および当該範囲情報に対応する指示情報(誤指示のキャンセル)を格納し、誤認訂正部513へ学習要求を出力して、ステップ3007へと進む。閾値以上でなかった場合には、誤指示のキャンセル操作は入力されていないと判断して(NO)、ステップ3006へと進む。
Specifically, the
ステップ3005において、誤指示のキャンセル操作が入力されていないと判断した場合には(NO)、指示判断部511は、さらに指示命令の内容がキャンセル処理であるか否かを判断する(S3006)。
If it is determined in
具体的に、指示判断部511は、直前に実行した処理の終了位置以降に検出された角速度の経時変化を示す波形を生成し、当該波形と、予め記憶される理想波形と、について相関処理を実行して、相関値が所定の閾値以上である理想波形を特定する。そして、当該理想波形に対応付けられた処理をさらに特定して、指示情報として指示履歴900へと格納する。また、指示判断部511は、波形の範囲を範囲情報として、指示履歴900へとさらに格納する。そして、指示判断部511は、指示情報が誤認識および誤操作のキャンセル処理を示すものでない場合には(NO)、ステップ3010へと進み、指示情報が誤認識および誤操作のキャンセル処理を示すものである場合には(YES)、誤認訂正部513へ学習要求を出力して、ステップ3007へと進む。なお、閾値以上の理想波形が検出されなかった場合には、ステップ3001へと戻って、処理を繰り返す。
Specifically, the
ステップ3006において、指示情報が誤認識および誤操作のキャンセル処理を示すものでないと判断された場合には(NO)、指示判断部511は、HMD103の動作状態を検出し、状態情報として指示履歴900の状態情報格納領域900bに格納する(S3010)。そして、信号制御部512に、信号生成要求を出力する。
In
信号制御部512は、信号生成要求を受け付けると、指示情報格納領域900aに格納される指示命令の内容を実行するための制御信号を生成して、表示部160および音声出力部120に出力し(S3011)、処理を終了する。
When the
誤認訂正部513は、ステップ3005および3006において出力された学習要求を受け付けると、指示情報を参照してキャンセル処理の種類を特定し、当該キャンセル処理の種類に対応する学習を実行する(3007)。
When the
具体的に、誤認訂正部513は、指示情報が誤指示によるキャンセル処理を示す場合には、誤指示によって実行された直前の処理に対応する理想波形を更新する。また、指示情報が誤認識および誤操作によるキャンセル処理を示す場合には、誤認識および誤操作の処理が入力された際の角速度の経時変化の波形を、誤認波形情報として波形記憶領域523へと記憶させる。そして、信号制御部512に、状態情報に基づく制御信号の生成要求を出力する。
Specifically, the
信号制御部512は、信号生成要求を受け付けると、指示履歴900の状態情報格納領域900bより最新の状態情報を読み出す(S3008)。そして、最新の状態情報の内容の動作状態を実現する制御信号を生成し、表示部160と、音声出力部120と、に出力して(S3009)、処理を終了する。
When receiving the signal generation request, the
以上、制御部510の実行する処理について説明した。
The processing executed by the
このような構成により、本実施形態に係るHMD103は、キャンセルの理由に基づいて相関認識の条件を補正することにより、利用者の癖や習慣に合わせて、所望の処理を正確に実行することが可能である。
With such a configuration, the
なお、キャンセル可能な操作は、直前のものに限らない。信号情報700に、さらに検出信号の取得時間を格納する領域を設け、状態情報の履歴を時系列順に記憶させても良い。従って、キャンセル操作が連続して複数回実行された場合には、状態情報の履歴から、多段階にわたる操作前の動作状態を復元する制御信号を生成して、複数回のキャンセル操作に対応可能な構成とすることが可能である。
The cancelable operation is not limited to the previous operation. An area for storing the acquisition time of the detection signal may be provided in the
また、ここでは指示判断部511は、角速度センサ201の検出信号のみからキャンセルを判断する構成としているが、操作部170を介した検出信号が処理のキャンセルを示すものであった場合にも、同様にキャンセル処理を実行するような構成としても良い。
Here, the
本発明は、上記のような実施形態には制限されない。上記の実施形態は、本発明の技術的思想の範囲内で様々な変形が可能である。 The present invention is not limited to the embodiment as described above. The above embodiment can be variously modified within the scope of the technical idea of the present invention.
例えば、所望の処理が実行されないと、利用者は、複数回動作を繰り返してしまう場合が多い。そのため、このような処理は一度にキャンセルされることが望ましい。 For example, if a desired process is not executed, the user often repeats the operation a plurality of times. Therefore, it is desirable to cancel such processing at a time.
そこで、信号制御部512は、連続して処理が入力された後のキャンセル操作に関しては、所定の期間内に一定以下の間隔で連続する処理については全てキャンセルし、それ以前の動作状態を復元させることが出来る。また、キャンセル操作の直前に入力された処理に対して、連続して入力され、かつ、指示情報が同じ内容を示す処理について、全てキャンセルするような構成としても良い。
Accordingly, the
さらに、キャンセル操作の入力があった場合に、このようなキャンセル操作に関する指示を受け付けるための、図12に示すような操作履歴画面800を、指示履歴900に格納される範囲情報および指示情報から生成し、表示部160に表示させるような構成としても良い。
Further, when a cancel operation is input, an
操作履歴画面800では、指示情報から特定される利用者が入力した入力操作の一覧と、当該入力操作に対応する、範囲情報から特定される波形の終了位置の角速度を受信した時間である操作日時と、が表示される。利用者は、入力操作の一覧から、アイコン800bで示される直前に入力された操作から遡って、さらにキャンセルの実行を指示するキャンセル範囲800aを指定することが可能である。
In the
例えば、指示判断部511は、図12に示すような操作履歴画面800において、アイコン800bから、変位可能なアイコン800cの位置する範囲を、キャンセル範囲800aとして受け付ける。キャンセル範囲800aの入力を受け付けると、指示判断部511は、当該アイコン800cの位置に対応する入力操作の操作日時の値を有する範囲情報のレコードを指示履歴900から特定して、当該レコードの状態情報に基づく制御信号の生成を、信号制御部512へと出力する。
For example, the
信号制御部512は、指定されたレコードの状態情報に基づいて制御信号を生成および出力し、利用者の指示したキャンセル範囲800aに含まれる複数の処理が実行される前の動作状態を復元することで、当該複数の処理のキャンセルが可能である。
The
なお、本発明のHMDは、片眼で映像を見る構成となっているが、両眼で映像を見るような構成としても良い。 Note that the HMD of the present invention is configured to view an image with one eye, but may be configured to view an image with both eyes.
また、以上に述べた実施形態における制御装置の適用は、HMDに限定されない。頭部検出部を備える他の装置についても、適用が可能である。 The application of the control device in the embodiment described above is not limited to the HMD. The present invention can also be applied to other devices including a head detection unit.
101、102、103:HMD、110:頭部装着帯、120:音声出力部、130A、130B:筐体、140:支持部、150:アーム部、160:表示部、161:LCD、170:操作部、171A、171B、171C、171D、171E:操作スイッチ、172:リモコン受信部、180:電源部、190:リモコン、200:頭部動き検出部、300、400、500:制御装置、310、410、510:制御部、311、411、511:指示判断部、312、412、512:信号制御部、320、420、520:記憶部、330:入出力インターフェース部
101, 102, 103: HMD, 110: head wearing band, 120: audio output unit, 130A, 130B: housing, 140: support unit, 150: arm unit, 160: display unit, 161: LCD, 170:
Claims (12)
前記動き検出部で所定の動きが検出された場合に、前記所定の動きに応じて、以前に実行した第二の処理を取り消す処理である第一の処理を実行する制御部と、を備えること
を特徴とする制御装置。 A motion detection unit for detecting a user's motion;
A control unit that executes a first process, which is a process of canceling a previously executed second process, in response to the predetermined movement when a predetermined movement is detected by the movement detection unit. A control device characterized by.
前記第一の処理に応じた所定の動きが、複数設定されていること
を特徴とする制御装置。 The control device according to claim 1,
A plurality of predetermined movements according to the first process are set.
前記所定の動きとは、予め定められた基準となる動きに対して所定の相関値を有する動きであり、
前記制御部は、前記基準となる動きに対して所定の相関値を有する動きが検出された場合に、前記基準となる動きに応じた前記第一の処理を実行すること
を特徴とする制御装置。 The control device according to claim 1 or 2,
The predetermined movement is a movement having a predetermined correlation value with respect to a predetermined reference movement,
The control unit performs the first process according to the reference motion when a motion having a predetermined correlation value is detected with respect to the reference motion. .
前記第一の処理に応じた所定の動きは、少なくとも以前に実行した第二の処理に応じた動きと、逆方向への動きであること
を特徴とする制御装置。 The control device according to any one of claims 1 to 3,
The control apparatus according to claim 1, wherein the predetermined movement according to the first process is a movement in a direction opposite to at least a movement according to the second process executed previously.
前記制御部は、前記逆方向への動きを検出すると、以前に実行した第二の処理に対応する前記基準となる動きを、前記動き検出部で検出され、前記第一の処理で取り消しを受ける前記第二の処理に応じた動きとすること
を特徴とする制御装置。 The control device according to claim 4,
When detecting the movement in the reverse direction, the control unit detects the reference movement corresponding to the previously executed second process by the movement detection unit, and receives cancellation in the first process. The control device is characterized in that the movement corresponds to the second process.
前記制御部は、前記逆方向への動き以外の前記第一の処理に応じた所定の動きが検出されると、前記第一の処理によって取り消しを受ける前記第二の処理に応じた動きに所定の相関値を有する動きについて、前記第一の処理を、実行しないこと
を特徴とする制御装置。 The control device according to claim 5,
When the predetermined movement according to the first process other than the movement in the reverse direction is detected, the control unit determines the movement according to the second process to be canceled by the first process. The control device is characterized in that the first process is not executed for a motion having a correlation value of
前記制御部は、前記第一の処理に応じた所定の動きによって、前記所定の相関値を変化させること
を特徴とする制御装置。 The control device according to claim 5 or 6,
The control unit is configured to change the predetermined correlation value by a predetermined movement according to the first process.
前記動き検出部で検出された動きに応じて実行された処理を記憶する記憶部と、
前記動き検出部で所定の動きが検出された場合に、前記所定の動きに応じて、以前に実行した複数の第二の処理を取り消す処理である第一の処理を実行する制御部と、を備えること
を特徴とする制御装置。 A motion detection unit for detecting a user's motion;
A storage unit for storing processing executed according to the motion detected by the motion detection unit;
A control unit that executes a first process, which is a process of canceling a plurality of second processes executed previously, in accordance with the predetermined movement when a predetermined movement is detected by the movement detection unit; A control device characterized by comprising.
表示部をさらに備え、
前記制御部は、前記表示部に以前実行された前記第二の処理を表示させて、前記第二の処理の中から所望の処理の選択を受け付けて、選択された第二の処理を取り消すこと
を特徴とする制御装置。 The control device according to claim 8,
A display unit;
The control unit displays the second process previously executed on the display unit, receives a selection of a desired process from the second process, and cancels the selected second process. A control device characterized by.
前記複数の第二の処理は、直前に実行された第二の処理と連続する同じ第二の処理であること
を特徴とする制御装置。 The control device according to claim 8,
The plurality of second processes are the same second process that is continuous with the second process executed immediately before.
前記複数の第二の処理は、直前に実行された第二の処理と所定の間隔以下で連続する第二の処理であること
を特徴とする制御装置。 The control device according to claim 8,
The control device, wherein the plurality of second processes is a second process that is continuous with a second process executed immediately before at a predetermined interval.
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