JP2009093490A - 年齢推定装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】年齢を高精度に推定することができる年齢推定装置を提供する。
【解決手段】顔画像データの特徴量を抽出する特徴抽出部12と、顔画像データの特徴量から年齢値を識別する識別子が年齢値順に配置され、識別子の配置順に沿って年齢値が特定される年齢軸を有する一次元SOM16を、顔画像データの特徴量の座標軸を有する特徴空間に形成し、学習対象の顔画像データの特徴量の特徴空間における位置関係に合わせて識別子の位置を調整することにより、学習対象の顔画像データの特徴量と年齢値との対応関係を学習する識別部13と、年齢推定対象の顔画像データの特徴量と識別部13による学習結果の一次元SOM16の識別子との位置関係に基づいて、年齢推定対象の顔画像データに対応する年齢を推定する年齢推定部14とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、画像処理認識技術を利用した年齢推定装置に係り、特に顔画像を基にして個人を認識し、その個人の性別や年齢などの属性情報を判別する年齢推定装置及びこの装置としてコンピュータを機能させるプログラムに関するものである。
従来の年齢推定装置では、顔画像データとともに年齢データを教師データとして登録しておき、顔画像から抽出した特徴量と年齢データとの対応関係を学習させる。この学習データを用いることにより、個人の顔画像に基づいてその個人の年齢を推定する。例えば、特許文献1に開示される従来の年齢推定装置では、既知の学習顔データと共にその実年齢及び見かけ年齢(人が判断した見かけの年齢)を登録しておき、学習顔から抽出した特徴量と学習顔の実年齢及び見かけ年齢との相関関係を重回帰分析により求める。このようにして求められた実年齢と見かけ年齢との双方の相関関係に基づいて、個人の顔画像の特徴量からその個人の実年齢とともに見かけ年齢を正確に推定することができる。
特開2005−148880号公報
従来の年齢推定装置では、上述したように教師データを基にしてニューラルネットなどを用いて学習を行うことにより装置内に顔画像(既知の学習顔)と年齢との関係を対応付けている。このような学習方法では、顔画像とともに、この顔画像での対象年齢や年代に関する年齢データが教師データとして必要となる。この方法の場合、学習により高精度の推定結果を得るには、多くの顔画像とその年齢データを登録しておかなければならない。
一方、学習に十分な量の年齢データが得られない場合、人の推定によって年齢を付与することがある。しかしながら、人間の見かけの判断にはばらつきがあるので、一定の品質で年齢を推定することができない。このため、顔画像から個人を認識する認識率が低下する場合がある。
また、人の判断では詳細な年齢推定が困難であるため、推定年齢を20代、30代のように年代として与えることがある。このような年代は、次の年代との間で連続的に年齢が移り変わっていく。このため、個々の年齢を離散カテゴリとして機械学習する従来の年齢推定では、学習結果が不連続になり、カテゴリの境界(年代と年代の境界)での推定精度が低下する場合がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、年齢を高精度に推定することができる年齢推定装置及びこの装置としてコンピュータを機能させるプログラムを得ることを目的とする。
この発明に係る年齢推定装置は、顔画像データの特徴量を抽出する特徴抽出部と、顔画像データの特徴量から年齢値を識別する識別子が年齢値順に配置され、識別子の配置順に沿って年齢値が特定される年齢軸を有する自己組織化マップを、顔画像データの特徴量の座標軸を有する特徴空間に形成し、学習対象の顔画像データの特徴量の特徴空間における位置関係に合わせて識別子の位置を調整することにより、学習対象の顔画像データの特徴量と年齢値との対応関係を学習する識別部と、年齢推定対象の顔画像データの特徴量と識別部による学習結果の自己組織化マップの識別子との位置関係に基づいて、年齢推定対象の顔画像データに対応する年齢を推定する年齢推定部とを備えるものである。
この発明によれば、顔画像データの特徴量を抽出する特徴抽出部と、顔画像データの特徴量から年齢値を識別する識別子が年齢値順に配置され、識別子の配置順に沿って年齢値が特定される年齢軸を有する自己組織化マップを、顔画像データの特徴量の座標軸を有する特徴空間に形成し、学習対象の顔画像データの特徴量の特徴空間における位置関係に合わせて識別子の位置を調整することにより、学習対象の顔画像データの特徴量と年齢値との対応関係を学習する識別部と、年齢推定対象の顔画像データの特徴量と識別部による学習結果の自己組織化マップの識別子との位置関係に基づいて、年齢推定対象の顔画像データに対応する年齢を推定する年齢推定部とを備えるので、年齢データを教師データとして有する顔画像のみならず、実年齢のわからない顔画像データも学習に用いることが可能であるため、顔画像に基づく年齢推定を高精度に行うことができるという効果がある。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による年齢推定装置の構成を示すブロック図である。図1において、実施の形態1による年齢推定装置は、入力部11、特徴抽出部12、識別部13及び年齢推定部14を備える。これら入力部11、特徴抽出部12、識別部13及び年齢推定部14は、例えば本発明の趣旨に従う年齢推定プログラムをコンピュータに読み込ませてその動作を制御することにより、このコンピュータ上でソフトウエアとハードウエアが協働した具体的な手段として実現できる。
入力部11は、装置外部からデータを入力するための構成要素であり、顔画像と年齢との対応関係の学習に用いる顔画像データや年齢データが入力される。特徴抽出部12は、顔画像データにフィルタ処理を施してその特徴量を抽出する。識別部13は、特徴抽出部12で抽出された特徴量から特定の年齢値を識別する識別子を用いて学習対象の顔画像の特徴量と年齢値との対応関係を学習し学習結果として保持する。年齢推定部14は、識別部13により得られた学習結果に基づいて上記識別子と年齢推定対象の顔画像の特徴量との位置関係を照合して年齢を推定する。
次に動作について説明する。
顔画像データで特定される顔の年齢を示す年齢データが付随する顔画像データ(以下、教師あり顔画像と呼ぶ)、及び教師データとしての年齢データを有さない顔画像データ(以下、教師なし顔画像と呼ぶ)を、入力部11を介して装置内に入力する。ここで、年齢データには、実年齢の他、人間により判定された主観年齢(見かけの年齢)を示すものも含まれる。また、年齢データは、例えば23歳というような特定の年齢値をスカラー値で与える場合の他、所定の年齢帯(年代)を示す場合もある。この場合、年齢帯(年代)の中間値を年齢データに設定する。例えば、20代を示す年齢データであれば、数値25が設定される。
特徴量抽出部12は、入力部11を介して顔画像データ(教師あり顔画像及び教師なし顔画像の双方を含む)を入力すると、上記顔画像データにフィルタ処理を施して顔画像の特徴量を抽出する。このフィルタ処理には、例えばGabor Wavelet及びRetina Samplingを用いることができる。
図2は、図1中の年齢推定装置による特徴量抽出及び年齢識別処理を説明するための図である。図2に示す照合フィルタでは、顔の(a)頬、(b)口、(c)鼻、(d)目を、特徴量を抽出するフィルタ領域としている。また、これら照合フィルタは、20代、30代、40代と年代ごとに設けられており、年代ごとにフィルタ領域の濃度分布が設定されている(年代ごとにフィルタ領域の濃度分布が異なっている)。このフィルタ領域の濃度分布は、別途学習等の方法により最適化される。なお、これまでに説明した照合フィルタのフィルタ領域やその大きさ、フィルタの個数等は一例であり、これに限定されるものではない。
特徴量抽出部12は、図2に示すように照合フィルタと顔画像の対応する部分領域とをそれぞれ比較し、フィルタ領域と顔画像の対応する部分領域との類似度を特徴量として算出する。なお、入力部11を介して入力される顔画像データは、前処理として顔の切り出し、位置補正、輝度値の正規化などが実行されているものとする。この前処理は、特徴量抽出部12が実行するように構成してもよい。照合フィルタを用いて顔画像の各部からそれぞれ抽出された顔画像データごとの各特徴量は、特徴量抽出部12から識別部13へ送られる。これらの特徴量は、学習対象の顔画像特徴として識別部13のメモリ13aに格納される。
顔画像の各部に対応する照合フィルタからそれぞれ抽出された各特徴量は、特徴量数の次元の空間において顔画像の特徴を表すベクトルデータとして捉えることができる。以下、この空間を特徴空間と呼ぶ。図2では、特徴量抽出部12が、顔画像データから特徴1、特徴2、・・・、特徴nの特徴量を抽出し、識別部13が、特徴1、特徴2、特徴nについての3次元の特徴空間を構築して年齢識別を行う場合を示している。識別部13は、この特徴空間上において顔画像の特徴量から特定の年齢値を識別する識別子(図2中、丸記号で表記)を年齢の順序で鎖状構造上(図2中、太線で表記)に配置し、メモリ13aに格納した学習対象の顔画像特徴との関係を識別子に学習させる。
図3は、特徴空間における学習処理を説明するための図であり、特徴1,2を次元軸とした2次元の特徴空間を示している。図3において、識別子17,18は、所定の年代(年齢帯の中間値)に対する顔画像特徴のプロトタイプ特徴(特徴量の初期値)が設定された識別子である。また、識別子17は、年齢データがない顔画像特徴との関係を学習する際に用いる識別子であり、以降、教師なし学習用識別子と呼ぶ。識別子18は、年齢データが付随する顔画像特徴との関係を学習する際に用いる識別子であり、以降、教師あり学習用識別子と呼ぶ。
教師あり学習用識別子では、学習すべき年齢は予め定まっているので、プロトタイプ特徴としては、対応する年齢の顔画像から得られた顔画像特徴(特徴空間での位置)を用いる。このとき、基とする顔画像は単一の顔画像をそのまま用いてもよいし、平均顔のような事前処理された顔画像を用いてもよい。
また、教師なし学習用識別子は、学習すべき具体的な年齢は決まっていないが、一次元SOM上の位置により近隣の教師あり学習用識別子との年齢の前後関係が決まる。このため、教師なし学習用識別子に与えるプロトタイプ特徴としては、前後の教師あり学習用識別子の年齢の間に位置するような適当な顔画像特徴をプロトタイプ特徴として使うことができる。なお、一次元SOM上の位置で、最近傍の教師あり学習用識別子と同じプロトタイプ特徴に若干のノイズを付加したものを用いてもよい。
特徴空間において、全ての識別子17,18は、その各々が表現する年代の順序で鎖状に繋がった位置関係で配置され、識別子をノードとし識別子間をリンクで結んだ一次元の鎖状構造16が形成される。なお、この一次元の鎖状構造16は、識別子の配置順に沿って年齢値が特定される年齢軸を構成しており、各識別子からの距離に応じて年齢値を求めることができる。
識別子17,18は、学習に際し、この一次元の鎖状構造16における接続関係を維持しながら特徴空間を移動する。以降、この一次元の鎖状構造16を一次元SOM(Self-Organized Map;自己組織化マップ)と呼ぶ。識別部13は、学習対象の顔画像特徴をメモリ13aから読み出して特徴空間に配置し、顔画像特徴とこれに対応する年齢との対応関係の学習を行う。
ここで、識別部13が実行する学習処理には2種類有る。一つは、教師あり顔画像について顔画像データとその年齢を示す識別子との対応関係を学習する教師あり学習である。もう一つは、教師なし顔画像について顔画像データとその年齢データとその年齢を示す識別子との対応関係を学習する教師なし学習である。
識別部13では、適当量の教師あり顔画像の特徴量を用いた教師あり学習に対して教師なし学習を組み合わせて行う。これにより、教師あり顔画像が多数得られない場合であっても、教師なし顔画像を含めた多量の顔画像データを用いた学習を行うことが可能となり、年齢の識別性能を向上させることができる。
(1)教師なし学習
教師なし学習において、識別部13は、学習される顔画像特徴との距離(ユークリッド距離)が最も近い教師なし学習用識別子を学習すべき識別子として選択する。この後、選択された識別子が上記顔画像特徴に近づくように(最も近くなるように)特徴空間内の位置を移動させることにより学習を行う。このように学習対象の顔画像データの特徴量の特徴空間における位置関係に合わせて識別子の位置を調整することにより、選択された識別子のプロトタイプ特徴が、学習されるべき顔画像特徴に近づいてゆく。
また、識別部13は、選択した識別子と一次元SOM上で隣接する識別子についても、一次元SOM16の鎖に引きずられるように上記選択した識別子の移動に伴って位置を移動させる。これにより、一次元SOM上で隣接する識別子も上記顔画像特徴の位置に近づいて学習が行われる。
図3を用いて説明すると、学習される顔画像特徴(学習対象の顔画像データの特徴量)15aに最も近い教師なし学習用識別子17が選択され、教師なし学習用識別子17が顔画像特徴15aに最も近くなるように特徴空間内の位置を移動させる(図3中、実線の矢印で示す)。このとき、この選択された教師なし学習用識別子17と一次元SOM16上で隣接する識別子17,18も、一次元SOM16での配列を維持しながら、顔画像特徴15aに近くなるように特徴空間内の位置を移動する(図3中、破線の矢印で示す)。このようにして教師なし学習が実行される。
なお、図3の例では、選択された教師なし学習用識別子17の左右に隣接する識別子17,18の位置を、上記選択された教師なし学習用識別子17の移動に伴って調整する場合を示したが、左右1個ずつの識別子に限定されるものではない。つまり、学習すべき識別子として選択された教師なし学習用識別子17の近傍にある複数の識別子の位置を、上記選択された教師なし学習用識別子17の移動に伴って調整してもよい。
例えば、選択された教師なし学習用識別子17の位置から所定の距離範囲にある識別子を学習すべき識別子としてもよく、また上記選択された教師なし学習用識別子17から所定数の識別子を位置調整してもよい。この場合、上記選択された教師なし学習用識別子17からの距離に応じて学習の度合い(識別子の移動量)を設定することも可能である。
(2)教師あり学習
教師あり学習において、識別部13は、学習される顔画像特徴に付随する年齢データで特定される年代に最も近い年代の教師あり学習用識別子を学習すべき識別子として選択する。この後、選択した識別子が上記顔画像特徴に近づくように(最も近くなるように)特徴空間内の位置を移動させることにより学習を行う。このように学習対象の顔画像データの特徴量の特徴空間における位置関係に合わせて識別子の位置を調整することにより、選択された識別子のプロトタイプ特徴が、学習されるべき顔画像特徴に近づいてゆく。
また、教師なし学習と同様に、識別部13が、選択した識別子と一次元SOM上で隣接する識別子についても、一次元SOM16の鎖に引きずられるように上記選択した識別子の移動に伴って位置を移動させる。これにより、一次元SOM上で隣接する識別子も上記顔画像特徴の位置に近づいて学習が行われる。
図3を用いて説明すると、学習される顔画像特徴15bに最も近い教師あり学習用識別子18が選択され、教師あり学習用識別子18が顔画像特徴15bに最も近くなるように特徴空間内の位置を移動させる(図3中、実線の矢印で示す)。このとき、この選択された教師あり学習用識別子18と一次元SOM16上で隣接する識別子17,17も、一次元SOM16での接続関係を維持しながら、顔画像特徴15bに近くなるように特徴空間内の位置を移動する(図3中、破線の矢印で示す)。このようにして教師あり学習が実行される。
なお、図3の例では、選択された教師あり学習用識別子18の左右に隣接する識別子17,17の位置を、上記選択された教師あり学習用識別子18の移動に伴って調整する場合を示したが、左右1個ずつの識別子に限定されるものではない。つまり、教師あり学習においても、学習すべき識別子として選択された教師あり学習用識別子18の近傍にある複数の識別子の位置を、上記選択された教師あり学習用識別子18の移動に伴って調整してもよい。
例えば、選択された教師あり学習用識別子18の位置から所定の距離範囲にある識別子を学習すべき識別子としてもよく、また上記選択された教師あり学習用識別子18から所定数の識別子を位置調整してもよい。この場合、上記選択された教師あり学習用識別子18からの距離に応じて学習の度合い(識別子の移動量)を設定することも可能である。
識別部13は、(1)教師なし学習、(2)教師あり学習を、学習対象の顔画像特徴15に対して繰り返して実行することにより、学習対象の顔画像特徴15と年齢値との対応関係を表す一次元SOM16が構築される。
上述の説明では、特徴空間に一次元SOMを一本構築する場合を示したが、複数本の一次元SOMを構築してもよい。例えば、特徴空間を3次元以上とし、それぞれの特徴に対応する識別子を規定する一次元SOMを構築することも可能である。
また、N(2以上の正の整数)次元のSOMに拡張することも可能である。この場合、識別子は、年齢の順序を示す年齢軸に加えて、他の特徴を表す軸が付加される。例えば、表情の種類、人種などを表現する軸を年齢識別に利用してもよい。
年齢推定部14は、識別部13により得られた学習結果の一次元SOM16を用いて、年齢を推定すべき顔画像の年齢(実年齢の他、見かけ年齢、年代も含む)を推定する。
図4は、特徴空間における年代推定処理を説明するための図であり、特徴1,2を次元軸とした2次元の特徴空間を示している。図4において、識別子17,17a,18が配置された一次元SOM16は、識別部13による学習結果であるものとする。また、顔画像特徴19は、年代を推定すべき顔画像特徴である。
先ず、年齢推定部14は、一次元SOM16で隣接する識別子間を接続する各線分(リンク)に垂直二等分線20を引くことで、特徴空間を識別子ごとの空間領域に分割する。次に、年齢推定部14は、年代を推定すべき顔画像特徴19が属する空間領域を探索し、探索された空間領域の識別子が示す年齢の年代を推定結果として出力する。図4の例では、年代を推定すべき顔画像特徴19が、識別子17aが含まれる空間領域に属しており、この識別子17aが示す年齢の年代が推定結果となる。
なお、上述したように一次元SOM16は年齢軸を構成しており、各識別子からの距離に応じて年齢値を特定することができる。そこで、例えば識別子間で特定される年齢帯値(中間値間の値)をSOM16の上記識別子間の距離で除算し、距離単位ごとの年齢値を定めておく。これにより、年齢推定部14は、推定すべき顔画像特徴19のポイントから一次元SOM16に対して射影を行い、その射影位置に隣接する識別子との距離を求め、この距離からさらに詳細な年齢を算出することができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、顔画像データの特徴量を抽出する特徴抽出部12と、顔画像データの特徴量から年齢値を識別する識別子が年齢値順に配置され、識別子の配置順に沿って年齢値が特定される年齢軸を有する一次元SOM16を、顔画像データの特徴量の座標軸を有する特徴空間に形成し、学習対象の顔画像データの特徴量の特徴空間における位置関係に合わせて識別子の位置を調整することにより、学習対象の顔画像データの特徴量と年齢値との対応関係を学習する識別部13と、年齢推定対象の顔画像データの特徴量と識別部13による学習結果の一次元SOM16の識別子との位置関係に基づいて、年齢推定対象の顔画像データに対応する年齢を推定する年齢推定部14とを備えるので、教師あり顔画像が多数得られない場合であっても、教師なし顔画像を含めた多量の顔画像データを用いた学習を行うことができ、顔画像に基づく年齢推定を高精度に行うことができる。例えば、インターネット等のサイト上には莫大な数の教師なし顔画像データが公開されているが、これら教師なし顔画像データも学習対象とすることができる。
また、この実施の形態1によれば、一次元SOM16の識別子が、教師あり顔画像の特徴量と年齢値との対応関係の学習にあたり、年齢データで特定される年齢値に対応する識別子が位置調整の対象として選択される教師あり学習用識別子18と、教師なし顔画像の特徴量と年齢値との対応関係の学習にあたり、特徴空間における教師なし顔画像の特徴量との距離が最も近い識別子が位置調整の対象として選択される教師なし学習用識別子17とからなり、識別部13が、学習対象の顔画像データの特徴量と年齢値の対応関係を学習するにあたり、一次元SOM16の年齢軸において位置調整の対象として選択された識別子の近傍に配置された識別子の位置を、位置調整の対象として選択された識別子の位置調整に伴って調整するので、教師あり学習用識別子18による正確な年齢値での学習に合わせて教師なし学習用識別子17の学習も行うことができ、また教師なし学習用識別子17による学習に合わせて教師あり学習用識別子18の学習も行うことができることから、年齢識別の精度を向上させることができる。
さらに、この実施の形態1によれば、年齢推定部14が、年齢推定対象の顔画像データの特徴量の位置を一次元SOM16の年齢軸に射影し、この特徴量の射影位置と隣接する識別子との年齢軸上の距離に基づいて年齢を推定するので、識別部13による学習結果の一次元SOM16を用いて正確な年齢推定を行うことができる。
この発明の実施の形態1による年齢推定装置の構成を示すブロック図である。 図1中の年齢推定装置による特徴量抽出及び年齢識別処理を説明するための図である。 特徴空間における学習処理を説明するための図である。 特徴空間における年代推定処理を説明するための図である。
符号の説明
11 入力部、12 特徴量抽出部、13 識別部、13a メモリ、14 年齢推定部、15,15a,15b,19 顔画像特徴、16 一次元SOM(自己組織化マップ)、17,17a,18 識別子、20 垂直二等分線。

Claims (5)

  1. 顔画像データの特徴量を抽出する特徴抽出部と、
    顔画像データの特徴量から年齢値を識別する識別子が年齢値順に配置され、前記識別子の配置順に沿って年齢値が特定される年齢軸を有する自己組織化マップを、顔画像データの特徴量の座標軸を有する特徴空間に形成し、学習対象の顔画像データの特徴量の前記特徴空間における位置関係に合わせて前記識別子の位置を調整することにより、前記学習対象の顔画像データの特徴量と年齢値との対応関係を学習する識別部と、
    年齢推定対象の顔画像データの特徴量と前記識別部による学習結果の自己組織化マップの識別子との位置関係に基づいて、前記年齢推定対象の顔画像データに対応する年齢を推定する年齢推定部とを備えた年齢推定装置。
  2. 自己組織化マップの識別子は、年齢を特定する年齢データが教師データとして付随した顔画像データの特徴量と年齢値との対応関係の学習にあたり、前記年齢データで特定される年齢値に対応する識別子が位置調整の対象として選択される教師あり学習用識別子と、前記年齢データを有さない顔画像データの特徴量と年齢値との対応関係の学習にあたり、特徴空間における前記年齢データを有さない顔画像データの特徴量との距離が最も近い識別子が位置調整の対象として選択される教師なし学習用識別子とからなり、
    識別部は、学習対象の顔画像データの特徴量と年齢値の対応関係を学習するにあたり、前記自己組織化マップの年齢軸において位置調整の対象として選択された識別子の近傍に配置された識別子の位置を、前記位置調整の対象として選択された識別子の位置調整に伴って調整することを特徴とする請求項1記載の年齢推定装置。
  3. 年齢推定部は、年齢推定対象の顔画像データの特徴量の位置を自己組織化マップの年齢軸に射影し、前記特徴量の射影位置と隣接する識別子との前記年齢軸上の距離に基づいて年齢を推定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の年齢推定装置。
  4. 自己組織化マップは、識別子の配置順に沿って年齢値が特定される年齢軸からなる一次元の自己組織化マップであることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の年齢推定装置。
  5. 請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の年齢推定装置としてコンピュータを機能させるプログラム。
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