JP2009090998A - 吸収性物品の収納容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】取り出しが容易な場所に設置でき、身体生理に関する情報を把握可能な吸収性物品の収納容器を提供すること。
【解決手段】吸収性物品収納容器1は、複数の吸収性物品10を一方向に重ねて収納可能な筐体4と、筐体4に形成され吸収性物品10を一つずつ取り出し可能な開口2と、身体生理情報把握手段22と、を備える。身体生理情報把握手段22は、筐体4の側面に形成され排卵周期に応じた身体の経時的変化の情報を含む身体生理情報表示部20と、前記吸収性物品の総数の減少に伴って目視可能に移動する残数表示部21と、を有する。前記身体生理情報表示部20と前記残数表示部21との相対的位置関係により、一の前記吸収性物品を取り出す際における身体生理情報が視覚的に把握される。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸収性物品の収納容器に関し、特にパンティライナーの収納容器に関する。
従来より、吸収性物品は、女性の排卵周期の変化に応じて排出される分泌物や経液を吸収し、身体や下着を清潔に保つ目的で使用されている。吸収性物品の中でもパンティライナーは、月経期間以外の期間に女性の身体から排出されるおりものを吸収するために用いられている。パンティライナーは、通常、フィルムで個別包装された後、所定の個数をまとめて袋に入れられた形態で、商品として販売される。購入されたパンティライナーは、家庭内では袋に入れた状態でトイレの棚などに保管し、袋を開封してそこから毎日取出して使用される。
吸収性物品は、人目に触れると恥ずかしいという心理から、トイレや洗面所の棚の奥や引き出しの中に保管されることが多い。これに関し、吸収性物品が人目につく場所でも収納できる、不透明な壁掛け式収納容器が開示されている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に記載の収納容器は、収納した中身が外から見えないという点の他は特に工夫がなされていない。このため、吸収性物品を購入時の袋から当該容器へわざわざ詰め替えようという動機が生じづらく、収納容器は普及していなかった。また、月経期間以外の期間に使用されるパンティライナーを、毎日棚や引き出しから取り出すことは面倒であり、収納容器が普及しないことに伴って、パンティライナー自体を使用する習慣も十分に普及していなかった。そこで、人目を気にせずに中身を取り出しやすい位置に設置できる収納容器が求められていた。
一方、女性は排卵周期によって体や心の変化が生じる。近年、排卵から月経開始までの時期に現れる身体的・精神的不快な症状は、総じて「月経前症候群(PMS)」と称されている。そして、多くの女性が月経前における不快な症状(PMS)を経験することが明らかになっている。しかしながら、女性自身が月経前における自己の周期的な変化を知らないため、身体的・精神的不快な症状に適切に対処できない場合がある。また、生理不順や妊娠を計画する女性にとっても、自己の周期を知ることは有用である。このため、女性が自分自身の排卵周期による心理、体調の変化のリズムを知り、日常生活に役立てるという必要が生じている。
そこで、中身が見えず取り出しやすい位置に設置でき、かつ、吸収性物品を使用することを契機として、排出された体液や分泌物の状態の変化を知り、女性が自己の体調管理をできるような吸収性物品の収納容器が求められていた。
実開昭62−123199号公報
本発明は、取り出しが容易な場所に設置でき、身体生理に関する情報を把握可能な吸収性物品の収納容器を提供することを目的とする。
(1) 複数の吸収性物品を一方向に重ねて収納可能な筐体と、前記筐体に形成され前記吸収性物品を一つずつ取り出し可能な開口と、前記筐体の側面に形成され排卵周期に応じた身体の経時的変化の情報を含む身体生理情報表示部と、前記吸収性物品の総数の減少に伴って目視可能に移動する残数表示部と、を有し、前記身体生理情報表示部と前記残数表示部との相対的位置関係により、一の前記吸収性物品を取り出す際における身体生理情報を視覚的に把握可能な身体生理情報把握手段と、を備える吸収性物品収納容器。
(2) 前記身体生理情報把握手段において、前記身体生理情報表示部は、前記一方向に延びるように形成され前記吸収性物品の総数に対応すると共に前記排卵周期に対応する経時軸を含み、前記残数表示部は、前記吸収性物品の総数の減少に伴い前記経時軸に沿って移動可能であり、前記吸収性物品を取り出す際における前記身体生理情報は、前記経時軸における前記残数表示部の位置により把握される(1)に記載の吸収性物品収納容器。
(3) 前記残数表示部は、前記筐体の中で重ねられた前記吸収性物品のうち前記吸収性物品が移動する方向の反対側に位置する吸収性物品に接するように配置される目印シートである(1)または(2)記載の吸収性物品収納容器。
(4) 前記吸収性物品と前記目印シートとの色は異なり、前記吸収性物品収納容器の色に対して前記吸収性物品は目視困難な色を有し、前記目印シートは目視可能な色を有する(3)記載の吸収性物品収納容器。
(5) 前記身体生理情報表示部は、少なくとも月経終了から次の月経開始までの期間におけるおりものの量、色、においのいずれかの排卵後の経過情報を含む(1)から(4)いずれか記載の収納容器。
(6) 前記身体生理情報表示部は、前記経時軸に略直交する方向に少なくともホルモン分泌および基礎体温のいずれかまたは両方を表す線図と含む(2)に記載の吸収性物品収納容器。
前記吸収性物品はパンティライナーであり、前記パンティライナーのそれぞれは、パンティライナー本体と、前記パンティライナー本体を個別に包装する包装シートと、前記パンティライナー本体に貼付される離型紙と、を有し、前記包装シートおよび前記離型紙のいずれかまたは両方は、前記身体生理情報表示部に関連づけられた情報表示部を備える(1)から(6)いずれか記載の収納容器。
本発明によれば、取り出しが容易な場所に設置でき、身体生理に関する情報を把握可能な吸収性物品の収納容器を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本発明の実施形態は、下記の実施形態に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲は、これに限定されるものではない。
本明細書において「吸収性物品」とは、女性の排卵周期の変化に応じて排出される分泌物や経血を吸収するための吸収性物品全般を指し、月経期間以外の期間に使用され、おりものを吸収するために使用されるパンティライナーを含む。
また、「身体生理」とは、女性の排卵周期に応じて変化する女性の身体の状態を指し、具体的には、卵胞ホルモンや黄体ホルモンの分泌、基礎体温や排卵の有無、おりものの状態などを指す。
図1は、第1実施形態に係る収納容器の斜視図である。図2は図1に示す収納容器の側面図である。図3は、本発明に係るパンティライナーが前記収納容器に収容される前の状態において、包装袋に収容された包装体の斜視図である。図4は、本発明に係るパンティライナーが型枠に並べられた状態を示す斜視図である。図5は本発明の他の形態による収納容器の斜視図である。図6は本発明のさらに他の形態による収納容器の斜視図である。図7は、本発明に係る身体生理情報表示部の内容の一例である。
1.全体構成
図1から図4により本発明の実施形態におけるパンティライナー10の収納容器について説明する。図1に示すように、収納容器1は、複数のパンティライナー10を一方向に重ねて収容可能な長さを有する筐体4を有する。筐体4は略直方体である。筐体4の一方には、複数のパンティライナー10を収容するための収納口3が配置される。この収納口3が配置される一方と反対側の他方において、筐体4の側面4aには、パンティライナー10を一枚ずつ取り出すことができる開口2が配置される。また、収納容器1は、身体生理情報把握手段22を備える。
身体生理情報把握手段22は、筐体4の側面にパンティライナー10を重ねる一方向に延びるように形成され、排卵周期に応じた身体の経時的変化を含む身体生理情報表示部20を備える。身体生理情報把握手段22は、筐体4の中のパンティライナー10が取り出され、総数が減少することに伴って、目視可能に移動する残数表示部21を備える。パンティライナー10の使用個数の変化による該残数表示部21の位置と、身体生理情報表示部20における残数表示部21の任意の位置との相対的位置関係により、パンティライナー10を取り出す際における使用者の身体生理に関する情報が把握される。
2.筐体
筐体4は、パンティライナー10を一方向に重ねて収容可能な長さを有する略直方体である。略直方体の長手方向における一方には、パンティライナー10を収納する収納口3が配置される。収納口3に対向する長手方向の他方側において、該直方体の側面4aに、パンティライナーを一つずつ取り出し可能な開口2が配置される。開口2は、パンティライナーの厚さ方向の長さよりも長い一辺と、パンティライナーの側縁の長さよりも長い一辺とを有する。
筐体4は、パンティライナー10を少なくとも21個収納する。収納容器1に収納するパンティライナー10(パンティライナー本体11が包装シート12に個包装された状態)の寸法は、厚さTが3mm以上5mm以下、長手方向の長さが70mm以上90mm以下、短手方向の長さが50mm以上60mm以下である。このことから筐体4の長手方向における内寸は、少なくとも63mm以上、短手方向の長さは少なくとも50mm以上であることが好ましい。開口2は、上述の寸法のパンティライナー10が無理なく取り出せる寸法に適合される。筐体4は、ポリスチレン樹脂製であるが、素材は特に限定されない。
筐体4は、収納容器1の設置面に対して、収納口3を上部に、開口2を下方に配置される。このような配置により、開口から矢印Fの方向へパンティライナー10を一つ取りだすときに、重力によって筐体4に収納されているパンティライナー10は、下方へ移動する。
収納容器1は、収納口3よりも大きく、収納口3を塞ぐことのできる寸法に形成された蓋5を含む。筐体4の収納口3は、蓋5によって覆われる。蓋5は従来公知の形状であってよく、特に限定されない。筐体4と別体でもよいし、ヒンジで連結された開閉式の蓋でもよい。また、筐体4から連続して、収納容器を設置する設置面側へ延びる脚部6と、脚部6と連続して筐体4を支える面を有する台部7が形成される。脚部6がある場合、筐体4がトイレなどの床から脚部6の長さ分離されるため、衛生的である。
3.身体生理情報把握手段
3.1. 身体生理情報表示部
身体生理情報把握手段22は、身体生理情報表示部20と残数表示部21とで構成される。身体生理情報表示部20は、筐体4の側面4aの長手方向に沿って形成される。図1では、開口2の形成される正面側4aと、正面4aに直交する側面4b側に形成されている。身体生理情報表示部20が形成される側面の位置や数は適宜変更されてよい。
身体生理情報表示部20は、以下に記載する情報を内容とする。該情報は、フィルムに印刷され、粘着材により筐体4の側面(例えば4b)に貼付される。身体生理情報表示部20は、筐体4に直接印刷されてもよく、紙などに記載したものを、筐体4の側面4b、4cに形成した枠に挿入するなど、従来公知の手段によって形成されてよい。
身体生理情報表示部20は、排卵周期に応じた身体の経時的変化を含む。身体生理情報表示部20は、少なくとも月経終了から次の月経開始までの期間におけるおりものの量、色、においのいずれかの、排卵後の身体の経過情報を含む。
図7に、身体生理情報表示部20の内容の一例を示す。身体生理情報表示部20は、筐体4の長手方向(パンティライナー10が重ねられる方向)と平行して経時を表示する経時軸と、この経時軸に略直交する筐体4の短手方向に少なくとも卵胞ホルモンや黄体ホルモンなどの女性ホルモンの分泌量や、基礎体温の変化に関する情報を含む。
経時軸は、パンティライナー10の総数に対応すると共に排卵周期に対応する。具体的には、パンティライナー10のそれぞれの厚さTが、パンティライナーを使用する期間に対応する。例えば、パンティライナーの一枚の厚さTが、パンティライナー10を使用する一日に対応する。そして、筐体4に収納するパンティライナー10の総数の厚さが、パンティライナーの使用開始(月経終了期)から月経開始までの期間に対応する。経時軸は、パンティライナー10の総数の厚さに対応する長さを有する。該長さを有することにより、経時軸は、排卵周期に対応する。なお、パンティライナー10の一枚の厚さTは、一日に対応する場合に限られない。例えば、パンティライナー10が一日に2枚使用される場合は一枚で半日に対応し、同様に、適宜変更できる。
全体として、身体生理情報表示部20は、女性ホルモンや基礎体温の情報が、経時軸に沿って変化する状態を表す。なお、基礎体温とは、一日のうちで最も低い体温を意味し、朝、目が覚めた時に起き上がる前に測定する体温のことをいう。
身体生理情報表示部20は、上記の身体生理の経時的な変化に関する身体的、心理的状態や、これらの状態に関する助言を示す文字情報を含む。
3.2 残数表示部
身体生理情報把握手段22は、身体生理情報表示部20と残数表示部21とで構成される。収納容器1に収納されたパンティライナー10の一つが、開口2により取り出されたときに、残数表示部21は、目視可能に移動する。
パンティライナー10は、空の収納容器1に、使用開始時、少なくとも21個収納される。この数は、一ヶ月のうち女性の月経が約1週間(7日間)続き、残りの3週間(21日間)パンティライナー10を使用することを想定した場合の最少の数である。21という数は、収納容器1を説明するためのモデルの数である。一ヶ月は30日または31日あるため、月経が7日続いたと仮定すると、パンティライナー10は21個に足して2日または3日分の余分の数が必要となる。また、月経期間は、個人差やその月の体調などによって増減がある。使用者は、月経が続いた日数などを考慮して、適宜パンティライナー10を補充したり取り除いて調整できる。
残数表示部は、筐体4内部のパンティライナー10を含まない空間と、重ねられたパンティライナー10の最も上方に位置するパンティライナーとの間に存在する。月経の終了時からパンティライナーを使用し始めるため、筐体4内部のパンティライナーを含まない空間は、経過した日数を示す。また、重ねられたパンティライナー10の総数は、月経までの日数を表す。残数表示部21は、パンティライナー10の移動を視覚的に把握することを可能にできれば、表示手段は特に限定されない。
図2は、図1に示す収納容器1の側面図である。収納容器1の側面4a、4bには、身体生理情報表示部20において経時軸に直交して線AからDが表示されている。線Aは、使用開始時にパンティライナー10が収容されたときの残数表示部の位置を示す。線Bは、パンティライナー10を7個使用後(月経終了後第一週)、線Cは14個使用後(月経終了後第二週)、線Dは21個使用後(月経終了後第三週)の月経開始前の位置を示す。矢印Uは、パンティライナーの総数の減少に伴う残数表示部21の移動する方向を示す。図2の位置AからDは、図7のAからDに対応する。なお、線AからDと共にそれぞれ「第一週」「第二週」「第三週」「第四週」と表示してもよい。
残数表示部21は、パンティライナー10の総数が減少すると、重ねられたパンティライナー10の厚さを合計した長さが短くなるにしたがって、経時軸における所定の点に対応して移動する。所定の点とは、パンティライナー10の一つを開口2から取り出す際の点を示す。
以上のように、身体生理情報把握手段22は、身体生理情報表示部20と残数表示部21から構成される。具体的には、身体生理情報表示部20において経時軸に沿って表される身体生理情報の変化と、残数表示部21の位置との相対的位置関係によって構成される。身体生理情報把握手段22によれば、身体生理情報表示部20における経時軸に沿って、残数表示部21が移動することによって、パンティライナー10の一つを開口2から取り出す際の、ホルモンの分布量や基礎体温の状況を把握することができる。
4.目印シート
上述の残数表示部21の実施形態として、目印シート21aが用いられる。目印シート21aは、筐体4の中で重ねられたパンティライナー10のうち、パンティライナー10が移動する方向と反対側に位置する吸収性物品に接するように配置される。すなわち、目印シート21aは、収納口3に最も近い位置に配置されているパンティライナー10に接するように配置される。目印シート21aは、筐体4の中で重ねられたパンティライナー10のうち最も上方に位置するパンティライナー10の上に載せられる。
目印シート21aは、筐体4の内寸に適合する四角形の板状の物品である。目印シート21aの厚さは1mm以上2mm以下である。目印シート21aは、繰り返しの使用に耐える強度と、パンティライナー10を下方へ移動させるだけの重さを備えることが好ましい。例示として、プラスチックなどの樹脂製であることが挙げられるが、素材は特に限定されない。
筐体4は、半透明で乳白色である。色はこれに限定されないが、筐体4は、内部にパンティライナー10と目印シート21aを収納した状態で、目印シート21aが目視可能な透明度を有する。目印シート21aは、ピンク色である。色はこれに限定されないが、パンティライナー10の色とは異なる色、特に色相が異なる色を有する。これにより、目印シート21aとパンティライナー10は異なる物品であることが、視覚的に把握できる。
パンティライナー10は、白いパンティライナー本体11を白い不織布の包装シート12で包装したものである。このため、乳白色の筐体内部にパンティライナー10が収納されても、内部に収納されているものがパンティライナー10であるとは外部から目視できない。
筐体4の色と、パンティライナー10の色とは、白系に限定されないが、実質的に同じか同系色が好ましい。あるいは、筐体4の色よりもパンティライナー10の色が薄いことが好ましい。筐体4の色の明度がパンティライナー10のそれよりも低い場合、パンティライナー10は筐体4に対して相対的に見えづらくなる。パンティライナー10を筐体4の外部から見えづらくするためには、筐体4の明度を低くすることに限らず、筐体4の色と、パンティライナー10の色の彩度が同程度になるよう調整してもよい。このような構成により、収納容器1の内部にあるものがパンティライナー10であることが判別しづらくなり、使用者は収納容器1を隠す必要がない。このため、使用者は、パンティライナー10を取り出しやすい位置に設置することができる。
上述の通り、筐体4は乳白色であり、目印シート21aはピンク色である。筐体4の色と、目印シート21aの色は異なる。筐体4の色に対して、目印シート21aの色は濃いことが好ましい。目印シート21aの色の明度が筐体4のそれよりも低い場合、筐体4に対して目印シート21aは相対的に目立つ。目印シート21aを筐体4に対して見えやすくするためには、目印シート21aの明度を低くすることに限らず、目印シート21aが目立つように彩度を調整してもよい。このような構成により、収納容器1の外部からは目印シート21aのみが視認できる。使用者は、パンティライナー10を取り出しやすい位置に収納容器1を設置して、自己の身体生理情報を得ることができる。
5.包装体
5.1. 包装体
図3は、本発明に係るパンティライナー10を収納容器1に収納する前の包装体100を示す。包装体100は、パンティライナー10を少なくとも21個ずつポリエチレン製の包装袋110に収納したものである。パンティライナー10は、パンティライナー10の三辺に沿うコの字形の型枠120に並べられる。型枠120に並べられた状態で、パンティライナー10は包装袋110に入れられる。
5.2 型枠
図4に示すように、型枠120の一面121は、長手方向に少なくともパンティライナー10の厚さTを少なくとも21倍した長さを有する。短手方向の長さは、パンティライナーの一辺に対応する。具体的には、型枠120の一面121は、少なくとも63mmの長手方向の長さと、50mm以上の短手方向の長さを有する。この一面121と、この一面に対向する面122は型枠120の側面であり、二つの面に連続する面が底部123である。型枠120は、軽量で成型しやすいことからダンボール紙製である。型枠120は、従来公知の素材であれば特に限定されない。
パンティライナー10は、型枠120に並べられた状態で、型枠120と共に筐体4に収納されてよい。この場合、型枠120のコの字型の側面で囲まれていない空間側が、筐体4の身体生理情報表示部20が付された側面に配置されるように収納される。
型枠120の側面121、122の、パンティライナー10に接しない側の外面には、身体生理情報表示部20に関連付けられた情報表示部23が付される。これにより、包装袋110からパンティライナー10を型枠120と共に取り出す使用者は、21個に並べられたパンティライナーと排卵周期との関わりを想起することができる。
6.パンティライナー
パンティライナー10は、パンティライナー本体11と、パンティライナー本体11に貼付する離型紙13、と、パンティライナー本体11を包装する包装シート12を有する。パンティライナー本体11は、液透水性の表面シートと、液不透水性の裏面シートと、表面シートと裏面シートに挟まれる吸収体を層状に重ねて形成される(図示せず)。パンティライナー本体11の裏面シートには、下着に貼付するための粘着部材が塗布されるため、粘着部材を使用時まで覆うように離型紙13が貼付されている。
パンティライナー本体11は、離型紙13が貼付された状態で三つ折りにされ、包装シート12で個包装される。この離型紙13または包装シート12のいずれかまたは両方には、身体生理情報表示部20に関連づけられた情報表示部23が付される。情報表示部23は、使用者が直接手に取って間近に読むことができるため、おりものの量、色、においなどの具体的な性状に関する文字情報や、周期ごとの使用者への身体的・心理的助言を含む文字情報である。
上述の通り、パンティライナー10は少なくとも21個ずつ包装袋110に収納される。そこで、図7に示す生理後の好調期A、デリケートな時期B、生理前の不調期Cによって、パンティライナー10の7個ごとに異なる情報が付される。これらの情報を付したパンティライナー10は、A、B、Cと排卵周期によって変化する周期ごとに並べて収納容器1に収納される。このような構成により、使用者が開口2から毎日一つずつパンティライナー10を取り出して使用すると、パンティライナー10を取り出す際の使用者の身体に関する情報が得られる。
7.作用・効果
収納容器1は、パンティライナーのような吸収性物品であっても、内部が見えづらいため、手の届きやすい位置に配置できる。また、収納容器1の開口2からパンティライナー10を取り出すときに、取り出す際の使用者の排卵周期における身体生理情報が把握される。収納容器1を使用することにより、使用者は、自己の身体の内部で起きている変化を知り、体調不良や心理的不安などの月経前症候群に対して、対処することが可能である。
収納容器1が取り出しやすい位置に設置されるため、使用者は、パンティライナー10を使用することが面倒でなくなる。毎日一つパンティライナー10を取り出すことにより身体生理情報を把握することができるため、パンティライナー10を毎日使用する習慣のなかった人は、パンティライナー10を毎日使用する習慣がつく。
さらに、生理不順で月経が4週間ごとに来ない女性は、収納容器1を使用することで、正常な排卵周期のペースメーカーとすることができ、治療の一助とすることができる。
また、妊娠を計画している女性にとっても、収納容器1からパンティライナー10毎日取り出して使用することで、面倒な基礎体温を測らずともおおよその自己の排卵周期を知ることができる。
8.他の形態
図5および6に、他の実施形態を示す。図5は、パンティライナー10を少なくとも21個収納可能な筐体が2列並んだ収納容器1Aである。他の点は収納容器1と同じである。このような形態により、一日にパンティライナー10を二枚使用する場合でも、パンティライナーを取り出すごとに身体生理情報を把握することができる。また、一枚ずつ使用する使用者であっても、詰め替えが面倒でなくなる。筐体4が一つの場合と比べ、一度で二倍パンティライナー10を詰め替えることができるからである。
図6は、図1に示す収納容器1の筐体4を設置面に対して長手方向が底面となるように配置した収納容器1Bである。収納容器1Bは、重力によって筐体4内部のパンティライナー10が移動しないため、蓋にパンティライナー10を移動させる移動手段8が設けられている。収納容器1Bにおいて、移動手段8はコイルばねである。しかしながら、移動手段はこれに限定されない。図6に記載の実施形態によれば、設置面積が図1の収納容器1と比べて大きいため、安定した設置が可能である。
残数表示部の他の例として、収納容器1、1A、1Bの筐体4の少なくとも一部は、筐体4内部のパンティライナー10が目視可能な透明度を有してよい。筐体4の透明な部分は、筐体4内部のパンティライナーの減少の様子が目視できるよう、長手方向に延びていることが好ましい。例えば、5mm程度の細い幅をもった透明な部分が、筐体4の長手方向に延びるように形成されてよい。このような構成により、目印シートを用いずに残数が表示できる。
筐体4の全体が透明であると、収納容器1の中身がパンティライナーであることが外部から見えてしまうため、好ましくない。筐体4の少なくとも一部が透明であることにより、筐体4内部のパンティライナーの存在しない空間と、重ねられたパンティライナー10の間に存在する残数表示部21を視認できる。筐体4の素材は特に限定されないが、中身を視認しづらいように透明度を変更する場合、樹脂製であることが好ましい。
収納容器1、1A、1Bの開口2は、取り出しやすいように工夫が施されてよい。例えば、筐体4の側面4aに形成される開口2から連続して、他の側面4b、4c側へ続く切りかけが形成されてもよい。
第1実施形態に係る収納容器の斜視図である。 図1に示す収納容器の側面図である。 第1実施形態に係るパンティライナーが前記収納容器に収容される前の状態において、包装袋に収容された包装体の斜視図である。 第1実施形態に係るパンティライナーが型枠に並べられた状態を示す斜視図である。 他の形態による収納容器の斜視図である。 さらに他の形態による収納容器の斜視図である。 本発明に係る身体生理情報表示部の内容の一例である。
符号の説明
1 収納容器
2 開口
3 収納口
4 筐体
4a、4b、4c 筐体の側面
5 蓋
6 脚部
7 台部
8 移動手段
10 パンティライナー
11 パンティライナー本体
12 包装シート
13 離型紙
20 身体生理情報表示部
21 残数表示部
21a 目印シート
22 身体生理情報把握手段
23 身体生理情報表示部に関連づけられた情報表示部
100 包装体
110 包装袋
120 型枠

Claims (7)

  1. 複数の吸収性物品を一方向に重ねて収納可能な筐体と、
    前記筐体に形成され前記吸収性物品を一つずつ取り出し可能な開口と、
    前記筐体の側面に形成され排卵周期に応じた身体の経時的変化の情報を含む身体生理情報表示部と、前記吸収性物品の総数の減少に伴って目視可能に移動する残数表示部と、を有し、前記身体生理情報表示部と前記残数表示部との相対的位置関係により、一の前記吸収性物品を取り出す際における身体生理情報を視覚的に把握可能な身体生理情報把握手段と、を備える吸収性物品収納容器。
  2. 前記身体生理情報把握手段において、
    前記身体生理情報表示部は、前記一方向に延びるように形成され前記吸収性物品の総数に対応すると共に前記排卵周期に対応する経時軸を含み、
    前記残数表示部は、前記吸収性物品の総数の減少に伴い前記経時軸に沿って移動可能であり、
    前記吸収性物品を取り出す際における前記身体生理情報は、前記経時軸における前記残数表示部の位置により把握される請求項1に記載の吸収性物品収納容器。
  3. 前記残数表示部は、前記筐体の中で重ねられた前記吸収性物品のうち前記吸収性物品が移動する方向の反対側に位置する吸収性物品に接するように配置される目印シートである請求項1または2記載の吸収性物品収納容器。
  4. 前記吸収性物品と前記目印シートとの色は異なり、前記吸収性物品収納容器の色に対して前記吸収性物品は目視困難な色を有し、前記目印シートは目視可能な色を有する請求項3記載の吸収性物品収納容器。
  5. 前記身体生理情報表示部は、少なくとも月経終了から次の月経開始までの期間におけるおりものの量、色、においのいずれかの排卵後の経過情報を含む請求項1から4いずれか記載の収納容器。
  6. 前記身体生理情報表示部は、前記経時軸に略直交する方向に少なくともホルモン分泌および基礎体温のいずれかまたは両方を表す線図を含む請求項2に記載の吸収性物品収納容器。
  7. 前記吸収性物品はパンティライナーであり、前記パンティライナーのそれぞれは、パンティライナー本体と、前記パンティライナー本体を個別に包装する包装シートと、前記パンティライナー本体に貼付される離型紙と、を有し、前記包装シートおよび前記離型紙のいずれかまたは両方は、前記身体生理情報表示部に関連づけられた情報表示部を備える請求項1から6いずれか記載の収納容器。
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