JP2009090234A - 接着剤塗布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】接着剤の捨て打ちのためのテープを不要として、作業性のよい捨て打ちを可能とする。
【解決手段】装着する電子部品を固定するために回路基板に所定の塗布量の接着剤を塗布すると共に、捨て打ちのために所定の場所に接着剤を塗布する接着剤塗布装置において、前記接着剤が捨て打ちされる非接着性処理がなされた受板124と、該受板124に捨て打ちされた接着剤120の塗布径を計測する計測手段112と、該計測手段112から得られた接着剤120の塗布径から塗布量を決定する判定手段と、前記受板124に捨て打ちされた接着剤120を受板124から除去する除去手段130、132と、を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、接着剤塗布装置に係り、特に装着する電子部品を固定するために、回路基板に所定の塗布量の接着剤を塗布すると共に、捨て打ちのために所定の場所に接着剤を塗布する接着剤塗布装置に用いるのに好適な、捨て打ちによる作業性の低下を防止することが可能な接着剤塗布装置に関する。
電子部品を回路基板上に表面実装(装着)する場合、電子部品を仮止め固定するために回路基板上の所望の位置に接着剤を塗布することが行われる。この場合、回路基板への接着剤の塗布処理と平行して、接着剤の塗布量が適正(所定量)となるように調整する等の目的で、接着剤の捨て打ちを行う技術も開発されている(例えば、特許文献1、2)。
例えば、図10に示す如く、接着剤塗布装置1において、接着剤の捨て打ちがなされる捨て打ち機構18が、回路基板2の基板搬送部14の脇に移動可能に設けられている。そして、接着剤を塗布するシリンジ10を、X、Yテーブル4、6上に設けられたディスペンサヘッド8で、捨て打ち機構18まで移動させることで接着剤の捨て打ちを行う。捨て打ち機構18は、接着剤が塗布されるテープが巻き付けられている1対のリールを備えており、これら1対のリール間を渡るテープ上に接着剤の捨て打ちが行われる。そして、テープ上に塗布された接着剤をカメラ12により確認した後に、テープを一方のリールから他方のリールに送って新しいテープ面を出す。捨て打ちをする度に、この一連の動作が行われる。
特開平6−154684号公報 特開2000−070809号公報
しかしながら、接着剤の捨て打ちは、回路基板に接着剤を塗布する処理中の塗布量が変る時や、回路基板が変る時に行われるので、頻繁に捨て打ちがなされる。そのため、新しいテープ面を、その度にリールから引き出す必要があった。テープは使い捨てなので、接着剤の捨て打ちのためだけにテープが消費されていた。
又、捨て打ち機構のテープはロール状であり、このテープをリールに固定するのにも手間が掛かり、作業性を損なうという問題を有していた。
本発明では、上記問題点を解決すべくなされたもので、接着剤の捨て打ちのためのテープを不要とし、作業性のよい捨て打ちを可能とする接着剤塗布装置の提供をすることを課題とする。
本願の請求項1に係る発明は、装着する電子部品を固定するために回路基板に所定の塗布量の接着剤を塗布すると共に、捨て打ちのために所定の場所に接着剤を塗布する接着剤塗布装置において、前記接着剤が捨て打ちされる非接着性処理がなされた受板と、該受板に捨て打ちされた接着剤の塗布径を計測する計測手段と、該計測手段から得られた接着剤の塗布径から塗布量を決定する判定手段と、前記受板に捨て打ちされた接着剤を受板から除去する除去手段と、を設けたことにより前記課題を解決したものである。
本願の請求項2に係る発明は、前記判定手段が、前記受板に接着剤を捨て打ちした際の塗布径と塗布量との相関を予め計測した相関テーブルと、該相関テーブルから得られる塗布量と前記受板へ捨て打ちして計測される塗布径から得られる塗布量とを比較して、接着剤の塗布量の適否を出力する比較部と、前記比較部の出力値に基づいて接着剤の塗布量を制御する制御部と、を有するものである。
又、本願の請求項3に係る発明は、捨て打ちされた前記接着剤を硬化させる接着剤硬化手段を備えたものである。
本発明によれば、テープの代わりに非接着性処理がなされた受板に接着剤の捨て打ちを行い、除去手段により前記受板上の接着剤を除去することによって、捨て打ちのためのテープの使い捨て、及びテープの交換作業を省き、作業性の向上を図ることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
本発明の第1実施形態について、図1から図7を用いて詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態である接着剤塗布装置による接着剤を受板に塗布した際の模式図、図2は接着剤の塗布量調整のためのブロック図、図3は接着剤の接触角を説明する図、図4は接着剤の捨て打ち動作のフロー図、図5は塗布した接着剤の塗布径をカメラで確認した際の模式図、図6は接着剤が塗布された受板をスクレーパ(scraper)の高さまで降下させた際の模式図、図7は接着剤がスクレーパにより回収容器に押出された際の模式図、である。
最初に、本実施形態の接着剤塗布装置の全体構成について説明する。本実施形態は、図10に示したものとほぼ同様の構成を有している。即ち、接着剤塗布装置の本体上に基板搬送部を備え、ディスペンサヘッドがXY方向に動く構成を有している。捨て打ち機構は基板搬送部近傍に配置されるが、図10に示すものではない。
ディスペンサヘッド108は、図1に示す如く、シリンジ110を備える接着剤塗布手段である。シリンジ110には、接着剤が充填されており、後述する制御部C2(図2参照)によりその塗布量が調整される。すなわち、シリンジ110は、電子部品が実装される回路基板に所定の塗布量の接着剤を塗布することができる。カメラ112は、回路基板に塗布される接着剤の塗布径を計測し、且つ、後述する受板124に捨て打ちされる接着剤120の塗布径を計測するための計測手段である。シリンジ110とカメラ112とは、ディスペンサヘッド108上に固定されて、ディスペンサヘッド108が移動することにより、シリンジ110で塗布された接着剤をカメラ112で計測可能としている。
捨て打ち機構は、図1に示す如く、ガイド板122と、受板124と、該受板124を動作させるエアシリンダ128と、除去手段を構成するスクレーパ130及び該スクレーパ130を作動させるエアシリンダ132と、回収容器134とを有する。
前記ガイド板122は、受板124の高さを制限するものであり、シリンジ110から受板124に捨て打ちされた際に、捨て打ちされた接着剤120の塗布径をカメラ112が計測できるような開口Dを有する。該開口Dは、受板124の大きさdよりも小さい。このため、ガイド板122に受板124が突き当たることで、受板124の位置を常に一定に保つことができる。
前記受板124は、エアシリンダ128のピストンロッド先端に取付けられ、エアシリンダ128の作動により図1の紙面内で上下動(昇降)するものである。又、受板124の表面は、接着剤120が捨て打ちされた際、又は、接着剤120が硬化した際に接着性を有さない処理(非接着性処理という)がなされている。例えば、受板124は、その表面にフッ素樹脂加工が施された板材、又は、フッ素樹脂材である。シリンジ110から塗布される接着剤は、例えば、エポキシ系熱硬化型接着剤である。なお、受板124の内部には、ヒータ126が内蔵されている。ヒータ126は、受板124上に捨て打ちされた接着剤120を急速に硬化させるための接着剤硬化手段である。
前記除去手段を構成するスクレーパ130は、エアシリンダ132のピストンロッド先端に取付けられており、エアシリンダ132の作動により、受板124に捨て打ちされた接着剤120を受板124から除去する。なお、スクレーパ130の表面も、受板124と同様に、非接着性処理がなされている。スクレーパ130により除去された接着剤120は、回収容器134に回収される。
図2に示す如く、判定手段は、相関テーブルT1と、比較部C1と、制御部C2とを有し、カメラ112から得られた接着剤120の塗布径から回路基板に塗布する接着剤の塗布量を決定するためのものである。
前記相関テーブルT1は、予め、回路基板に接着剤を塗布した際の塗布径と塗布量と、受板124に接着剤を捨て打ちした際の塗布径と塗布量との相関を計測して作成されたものである。回路基板には、その表面にレジスト膜として、例えばエポキシ樹脂被膜が塗布されている。それに対し、受板124はその表面に、例えばフッ素樹脂加工がなされている。すなわち、図3に示す如く、受板124上に捨て打ちされる接着剤120の接触角θ1と回路基板上の接着剤の接触角θ2とは異なるため、塗布量が同じでもカメラ112により計測される塗布径は異なる。
具体的には、図3(a)に示す如く、受板124の表面は非接着性処理がなされているため、受板124の表面は濡れ性が悪い。そのため、その接触角θ1は大きく、塗布径は広がらない。それに対して、図3(b)に示す如く、回路基板の表面は接着剤と同じ材質で覆われているため、回路基板の表面は濡れ性が良い。そのため、その接触角θ1は小さく、塗布径は広がる。すなわち、接着剤の塗布量が同じであっても、受板124上の塗布径d1は回路基板上の塗布径d2よりも小さくなる。
前記比較部C1は、相関テーブルT1から得られる塗布量と受板124へ捨て打ちして計測される塗布径から得られる塗布量とを比較して、接着剤の塗布量の適否を出力するためのものである。
前記制御部C2は、比較部C1の出力値に基づいてシリンジ110による接着剤の塗布量を制御するものである。なお、制御部C2は、相関テーブルT1に対して接着剤の塗布量の指定を行い、求められる回路基板上の塗布径と受板124上の塗布径を比較部C1に出力させることもできる。
接着剤塗布装置の他の構成要素は、図10と同様であるので省略をする。
次に、本実施形態に係わる捨て打ち動作について、図1、図4から図7を用いて説明する。
最初に、図1に示す如く、接着剤の塗布量を適正に調整するために、エアシリンダ128を作動させてヒータ126の内蔵された受板124を上昇させ、ガイド板122で受板124の高さを回路基板と同一の高さとする(図4のステップS2)。そして、シリンジ110より接着剤120を受板124に捨て打ちする(図4のステップS4)。
次に、図5に示す如く、ディスペンサヘッド108を移動させ、捨て打ちされた接着剤120の塗布径をカメラ112により計測する(図4のステップS6)。そして、相関テーブルT1に対して制御部C2から指定された塗布量から求められる受板124上の接着剤の塗布径と、実際に捨て打ちされて計測された接着剤の塗布径とを比較部C1で比較する。
実際に計測された塗布径が、相関テーブルT1から求められる塗布径よりも小さければ、比較部C1は塗布量不適として塗布量が少ないと出力する。すると、制御部C2は、前記出力値に基づいてシリンジ110からの塗布量を増やすことを行う。逆に、実際に計測された塗布径が、相関テーブルT1から求められる塗布径よりも大きければ、比較部C1は塗布量不適として塗布量が多いと出力する。すると、制御部C2は、前記出力値に基づいてシリンジ110からの塗布量を減少させることを行う。
上記の如く、再度捨て打ちが必要であれば、図1の状態に戻り、受板124上の既に捨て打ちされた位置とは別の位置に接着剤120が捨て打ちされる(図4のステップS8のNOの場合)。
相関テーブルT1から求められる塗布径が、実際に計測された塗布径と同等になるまで、すなわち、図1と図5の状態が交互に繰り返されてシリンジ110からの塗布量が所定量になるまで、シリンジ110から捨て打ちされる接着剤120の塗布量は調整される。
次に、上記塗布量が適正調整されたところで(図4のステップS8のYESの場合)、図6に示す如く、エアシリンダ128を作動させて、受板124を降下させる(図4のステップS10)。受板124の下降位置は、例えば、スクレーパ130が紙面左右方向に移動したとき、スクレーパ130の端部が丁度受板124の表面に均一に接触する位置である。接着剤120は、ヒータ126によって加熱されて急速に硬化する。
次に、図7に示す如く、エアシリンダ132を作動させて、エアシリンダ132のピストンロッドの先端に取付けられたスクレーパ130を紙面左側に移動させて受板124の上の硬化した接着剤120を拭き取り、除去する(図4のステップS12)。除去された接着剤120は、回収容器134に回収される。そして、エアシリンダ132を作動させて、図7の紙面上右側にスクレーパ130を移動させる。
捨て打ち動作としては以上であるが、実際に電子部品を回路基板に実装する際には、回路基板に接着剤を塗布して、その塗布径をカメラ112で計測し、計測された塗布径が相関テーブルT1に指示した塗布量に対応することを確認する。
このようにして、テープを使わずに非接着性処理がなされた受板124の上に接着剤120が捨て打ちされるので、テープが捨て打ちのために使われることはなく、テープが消費されない。また、テープの交換に係る作業工程が不要となり、作業性が向上する。又、除去手段を構成するスクレーパ130により非接着性処理がなされた受板124上の接着剤を除去するので、受板124の上面を適切に清浄な状態に保つことができる。そのため接着剤塗布の作業性は損なわれず、回路基板への接着剤塗布の作業性の向上を図ることができる。
又、スクレーパ130は、非接着性処理がなされているので、スクレーパ130に接着剤120が張り付かず、スクレーパ130のメンテナンスサイクルを長くすることができ、メンテナンスも容易である。又、接着剤120がスクレーパ130によって除去される前に、接着剤を硬化させるヒータ126が動作することにより、短時間で接着剤を硬化させることができ、捨て打ち作業を効率的に進めることができる。又、ヒータ126の加熱により、受板124から、接着剤120の拭き取りが容易となるため、受板124の長寿命化、メンテナンスサイクルの長期化、及び、エアシリンダ132の駆動力の省力化をすることができる。
更に、捨て打ちされた接着剤120の塗布径の判定手段として、相関テーブルT1と比較部C1と制御部C2とを用いるため、その塗布量の判断を迅速に行うことができる。そして、接着剤や、受板124、回路基板などが変更されても、相関テーブルT1を新たに作成することで、捨て打ち機構のハードウェアをなんら変更せずに、迅速な対応が可能である。
又、捨て打ちにより調整された接着剤の塗布量は、電子部品の実装の際に、回路基板上の塗布径をカメラ112で計測し、相関テーブルT1で確認するので、正確な接着剤の量を回路基板に塗布することができ、接着剤の浪費や、電子部品の実装歩留まり低下を防止することができる。
本実施形態においては、除去手段の構成要素としてスクレーパ130を用いたが、本発明ではこれが1つに限定されるものではない。複数のスクレーパ130、若しくは、複数の除去手段を組合せてもよい。
又、本実施形態においては、受板124を用いたが、本発明ではこれが1つに限定されるものではない。例えば、第2実施形態として、図8に示す如く、2つの受板124a、124bを用いてもよい。エアシリンダ128a、128bにより、受板124a、124bを交互に上下動させて、捨て打ちを行うことができる。このとき、2つのヒータ126a、126bを用いて接着剤を急速に略硬化させることができるので、捨て打ちに係わる時間を短くすることができる。このため、捨て打ち頻度が多くなった場合等において、捨て打ちに係る時間を短縮すること等が可能である。なお、受板124aに対してはスクレーパ130a、エアシリンダ132aを用いて、受板124bに対してはスクレーパ130b、エアシリンダ132bを用いることができる。
又、本実施形態においては、受板124が平板であったが、本発明ではこれに限定されるものではない。例えば、第3実施形態として、図9に示す如く、受板124cを正多角形(正六角形)とすることができる。回転軸A1を中心に受板124cを回転させることによって、ディスペンサヘッド108に対向する面で接着剤を捨て打ちし、その面を回転させて接着剤をヒータ126cを用いて急速に硬化させて、硬化した接着剤をスクレーパ130cで除去することができる。同時に、ディスペンサヘッド108に対向する新たな面で接着剤の捨て打ちを行うことができる。この場合においても、捨て打ちの作業性をより向上させることが可能である。
又、本実施形態においては、接着剤の塗布量が所定量に調整されてから、接着剤を硬化させ、図6に示す如く受板124を降下させていたが、本発明はこのような動作順序に限定されるものではない。例えば、接着剤の調整が、受板124の開口Dの全てを埋め尽くしても十分でなければ、接着剤が所定量に調整される前であっても、図6以降の動作がなされる。もちろん、開口Dの全てを埋め尽くすことを条件せずに、捨て打ちの一回毎に図6以降の動作がなされても本発明に含まれることはいうまでもない。
又、本実施形態においては、非接着性処理として、受板124の表面をフッ素樹脂加工、又は受板124をフッ素樹脂材料とした。すなわち、フッ素樹脂が、炭素、フッ素、水素、塩素から構成されたプラスチックの一種であり、元素の組み合わせによりPTFE(PolyTetraFluorEthylen ポリテトラフルオロエチレン)をはじめ、PFA(PerFluoroAlkoxy パーフルオロアルコキシル基)、FEP(FluoroEthylene-Propylene フルオロエチレンプロピレン)があるので、これらを用いることができる。なお、本発明は非接着性処理として、これらに限られるものでもない。例えば、接着剤が接着し難いポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアセタール等を非接着性処理として、受板124の表面又は受板124に用いることができる。又、上述してきた樹脂系に限定されるものではなくセラミック系の材料を用いることもできる。又、材質ではなく、表面のみを接着剤が接着し難い加工として使用することもできる。
又、本実施形態においては、接着剤はエポキシ系の加熱硬化型のものとしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、エポキシ系であっても紫外線硬化型の接着剤を用いることが可能である。この場合においては、接着剤硬化手段としては、ヒータではなく、紫外線ランプを用いることができる。
又、本実施形態においては、相関テーブルT1で、回路基板上の塗布径と塗布量についても予め相関を取っていたが、本発明はこれに限定されるものではない。実際の電子部品の実装時において、回路基板上の塗布径から塗布量を確認する必要がなければ、予め回路基板上の塗布径と塗布量について相関を取らなくてもよい。
又、本実施形態においては、接着剤硬化手段を用いていたが、本発明はこれに限定されるものではない。接着剤硬化手段(ヒータ126)を用いなくても、受板124を複数持つことで作業性は損なわれず、接着剤は常温でも硬化はなされるので、それを待って除去することも可能である。又、塗布後に、硬化していない状態で拭き取ることも可能である。
又、本実施形態においては、受板124を回路基板と同じ高さに設定したが本発明はこれに限られるものではない。高さが異なることで、計測される塗布径が異なっても相関テーブルでその高さ情報に応じた補正を行うことができる。
又、本実施形態においては、除去手段としてスクレーパ130を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、圧縮空気を吹きかけること、真空吸着力で接着剤を除去すること、有機溶剤で拭き取ること、又は、スクレーパ130と前記手法とを組合せて接着剤を除去することも本発明の除去手段に含まれる。
又、本実施形態においては、受板124の異なる位置に接着剤を捨て打ちし、その際にその塗布量を変化させることによって最適な接着剤の塗布量を計測していたが、これに限られるものではない。例えば、受板124の1箇所に僅かずつシリンジ110から接着剤を塗布しその塗布径が目標の塗布径となることをもって塗布量を調整するということも可能である。
又、本実施形態においては、1つの捨て打ちをする度に、塗布量の適否を判断していたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、制御部C2からの塗布量の指示に対して、複数の捨て打ちを一度に行い、その後に個々の捨て打ちによる塗布量の適否を判断してもよい。
なお、計測手段はカメラに限られるものではない。例えばレーザによりその反射光を測定することによって塗布径を計測することも可能である。
本発明の第1実施形態である接着剤塗布装置の接着剤を受板に塗布した際の模式図 同じく接着剤の塗布量調整のためのブロック図 同じく接着剤の接触角を説明する図 同じく接着剤の捨て打ち動作のフロー図 同じく塗布した接着剤の塗布径をカメラで確認した際の模式図 同じく接着剤が塗布された受板をスクレーパの高さまで降下させた際の模式図 同じく接着剤がスクレーパにより回収容器に押出された際の模式図 本発明の第2実施形態として、受板を2組設けて交互に動作させた際の模式図 本発明の第3実施形態として、受板が正多角形であった場合の模式図 従来の捨て打ち機構を有する接着剤塗布装置
符号の説明
1…接着剤塗布装置
2…回路基板
8、108…ディスペンサヘッド
10、110…シリンジ
12、112…カメラ
18…捨て打ち機構
120…接着剤
122…ガイド板
124、124a、124b、124c…受板
126、126a、126b、126c…ヒータ
128、128a、128b、132、132a、132b、132c…エアシリンダ
130、130a、130b、130c…スクレーパ
134、134a、134c…回収容器

Claims (3)

  1. 装着する電子部品を固定するために回路基板に所定の塗布量の接着剤を塗布すると共に、捨て打ちのために所定の場所に接着剤を塗布する接着剤塗布装置において、
    前記接着剤が捨て打ちされる非接着性処理がなされた受板と、
    該受板に捨て打ちされた接着剤の塗布径を計測する計測手段と、
    該計測手段から得られた接着剤の塗布径から塗布量を決定する判定手段と、
    前記受板に捨て打ちされた接着剤を受板から除去する除去手段と、
    を設けたことを特徴とする接着剤塗布装置。
  2. 前記判定手段は、
    前記受板に接着剤を捨て打ちした際の塗布径と塗布量との相関を予め計測した相関テーブルと、
    該相関テーブルから得られる塗布量と前記受板へ捨て打ちして計測される塗布径から得られる塗布量とを比較して接着剤の塗布量の適否を出力する比較部と、
    前記比較部の出力値に基づいて接着剤の塗布量を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の接着剤塗布装置。
  3. 捨て打ちされた前記接着剤を硬化させる接着剤硬化手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の接着剤塗布装置。
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KR101353714B1 (ko) * 2012-08-13 2014-01-21 하이디스 테크놀로지 주식회사 실런트 도포장치

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