JP2009086700A - 半導体特性調整プログラム、半導体特性調整方法および半導体特性調整装置 - Google Patents

半導体特性調整プログラム、半導体特性調整方法および半導体特性調整装置 Download PDF

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Abstract

【課題】製造ばらつきを防止することができる。
【解決手段】半導体特性調整プログラムを実行するコンピュータ1は以下の機能を有する。選択手段2は、所定の回路間に設けられた複数のセルを通過するパスのマージンを示すマージン情報3と、外部から与えられマージンを所定のマージンに調整する調整基準値とに基づいて、調整対象となるセルとこのセルに含まれるデバイスの調整に必要なマージン調整値とを選択する。調整量決定手段4は、選択されたセルに含まれるデバイスのマージン変動に伴うデバイスのサイズ調整量の関係を示すデバイス情報5に基づいて、マージン調整値を満たす当該デバイスのサイズ調整量を決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体特性調整プログラム、半導体特性調整方法および半導体特性調整装置に関し、特に、半導体設計で得られたデバイスの特性を調整する半導体特性調整プログラム、半導体特性調整方法および半導体特性調整装置に関する。
LSI(Large Scale Integration)の開発工程におけるマスクデータ作成処理では、レイアウト情報(設計データ:GDSII)と仕上がり寸法・形状の誤差を最小にするための補正処理(例えば、OPC(Optical Proximity Correction)処理やシフト処理等)を行い、マスクデータを作成する。
ナノメータ領域の半導体チップでは、レイアウト情報と、そのレイアウト情報により製造されたデバイスとの物理形状の誤差が非常に大きくなってきており、製造ばらつきによる歩留まりに対する影響が無視できなくなってきている。これにより、半導体製品の性能向上や、コストダウンが困難になってきている。
このため、例えば、クリティカルパス(これ以上クロックを上げても、トランジスタの処理が追いつかないため、処理が間に合わなくなる部分)の遅延時間に注目し、遅延制約を規定する目標値を設定し、その目標値を満たすように設計を行うことで、製造ばらつきによる歩留まりの低下を回避する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−31686号公報
しかしながら、特許文献1では、設計難易度が増加し、またその為に設計期間が延びる等の問題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、設計は従来方法のままで、製造ばらつきによるLSI性能の劣化や、歩留まりの低下を防止することができる半導体特性調整プログラム、半導体特性調整方法および半導体特性調整装置を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、図1に示すような処理をコンピュータ1に実行させるための半導体特性調整プログラムが提供される。
本発明に係るプログラムは、半導体設計で得られたデバイスの特性を調整するプログラムである。
この半導体特性調整プログラムを実行するコンピュータ1は以下の機能を有する。
選択手段2は、所定の回路間に設けられた複数のセルを通過するパスのマージンを示すマージン情報3と、外部から与えられマージンを所定のマージンに調整する調整基準値とに基づいて、調整対象となるセルとこのセルに含まれるデバイスの調整に必要なマージン調整値とを選択する。
調整量決定手段4は、選択されたセルに含まれるデバイスのマージン変動に伴うデバイスのサイズ調整量の関係を示すデバイス情報5に基づいて、マージン調整値を満たす当該デバイスのサイズ調整量を決定する。
このような半導体特性調整プログラムによれば、選択手段2により、調整対象となるセルとこのセルの調整に必要なマージン調整値とが選択される。調整量決定手段4により、選択されたセルに含まれるデバイスのマージンを満たすサイズ調整量が決定される。
本発明によれば、決定されたサイズ調整量を用いてデバイスの微調整を行うことにより、LSIの特性を向上させることができる。これにより、製造ばらつきによる歩留まりの低下を抑止することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
まず、本発明の概要について説明し、その後、実施の形態を説明する。
図1は、本発明の概要を示す図である。
コンピュータ1は、以下の機能を有する。
選択手段2は、所定の回路間に設けられた複数のセルを通過するパスのマージン(例えば、タイミングマージン)を示すマージン情報3と、マージンを所定のマージンに調整する調整基準値とに基づいて、調整対象となるセルとこのセルに含まれるデバイスの調整に必要なマージン調整値とを選択する。なお、調整基準値は、外部から与えられる。
図1では、マージン情報3が、タイミングマージンである場合を示している。タイミングマージンは、レイアウト情報を作成する段階で実行する静的タイミング解析により得ることができる。この場合、マージン調整値は、例えば、調整基準値とタイミングマージンの差分を取った値となる。図1では、一例として、調整対象となるセルに含まれるデバイスInv_A、マージン調整値50psが選択されている。
調整量決定手段4は、選択されたセルに含まれるデバイスのマージン変動に伴うデバイスのサイズ調整量の関係を示すデバイス情報5に基づいて、マージン調整値を満たす当該デバイスのサイズ調整量を決定する。
マージン情報3がタイミングマージンである場合、デバイス情報5は、デバイスの遅延時間と選択されたセルに含まれるデバイスのサイズ(図1では、ゲート長Lおよびゲート幅W)調整との関係を示す情報である。デバイス情報5を参照すると、選択されたセルに含まれるデバイスの調整前の遅延時間は、200psである。今、マージン調整値が50psであるから、調整後の遅延時間を150psにすればよいことが分かる。従って、調整後の遅延時間を150psにするために、調整量決定手段4は、ゲート長Lを(調整前のゲート長−1μm)に調整し、ゲート幅Wは調整前のゲート幅に等しくする。
このようにして、デバイスのサイズ調整量を決定することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図2は、半導体特性調整装置のハードウェア構成例を示す図である。
半導体特性調整装置100は、LSIの設計により得られたレイアウト情報に対し、設計情報を考慮したデバイスのサイズ調整を行うことによって、設計したLSIの特性を改善したマスクデータを作成するものである。
この半導体特性調整装置100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス107を介してRAM(Random Access Memory)102、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、および通信インタフェース106が接続されている。
RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。HDD103には、OSやアプリケーションプログラムが格納される。また、HDD103内には、プログラムファイルが格納される。
グラフィック処理装置104には、モニタ11が接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ11の画面に表示させる。入力インタフェース105には、キーボード12とマウス13とが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード12やマウス13から送られてくる信号を、バス107を介してCPU101に送信する。
通信インタフェース106は、ネットワーク10に接続されている。通信インタフェース106は、ネットワーク10を介して、他のコンピュータとの間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。このようなハードウェア構成のシステムにおいてLSIの特性改善を行うために、半導体特性調整装置100内には、以下のような機能が設けられる。
図3は、半導体特性調整装置の機能を示すブロック図である。
半導体特性調整装置100は、レイアウト情報格納部120と、タイミング解析情報格納部130と、デバイス情報格納部140と、マスク情報処理部150と、マスクデザインルール格納部160とを有している。
レイアウト情報格納部120にはレイアウト情報が格納されており、タイミング解析情報格納部130にはタイミング解析情報が格納されており、デバイス情報格納部140にはデバイス情報が格納されている。
次に、レイアウト情報、タイミング解析情報およびデバイス情報の内容について説明する。
図4は、レイアウト情報を示す図であり、図5は、図4に示すレイアウト情報により規定される素子の部品配置を模式的に示す図である。
レイアウト情報120aには、図5に示すセル200を識別するセル固有名、デバイスの種別を識別するセル名、セル200の配置座標等が格納されている。
図4では、図5に示すセル200のセル固有名として「Inv10」、セル名として「Inv_A」が格納されている。
また、セル200のゲート210(図4中(1))、拡散層220、250(図4中(2)、(3))等の形状、レイヤー、座標に関する情報が格納されている。
図6は、タイミング解析情報を示す図である。
タイミング解析情報は、例えばSTA(静的タイミング解析)において求められるパス毎のタイミング情報であり、テーブル化されて格納されている。
タイミング解析情報管理テーブル130aには、No.、パス、Setupマージン、Holdマージン、セル固有名の欄が設けられており、各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
No.の欄には、各欄の横方向に並べられた情報を識別する番号が格納されている。
パスの欄には、回路間を接続するパスの名称が格納されている。
Setupマージンの欄には、パスにおいてデータ信号を確定、保持しておかなければならない最小限の時間を示すSetupマージンが格納されている。
Holdマージンの欄には、パスにおいてタイミング信号を与えた後もデータ信号を保持しておかなければならない時間を示すHoldマージンが格納されている。
セル固有名の欄には、パスによって接続される一連のセルそれぞれに含まれるデバイス名およびセルに含まれるデバイス毎の出力負荷の情報を示す負荷情報が格納されている。
ここで、Setupマージンが最小であるパス(タイミング解析情報管理テーブル130aにおいては、Setupマージンが最小であるNo.1のパス(path022))が、クリティカルパスとなり、このパスに含まれているセル(のデバイス)が、調整の対象となる。
図7は、図6に示すタイミング解析情報管理テーブルのパスを構成する回路の一例を示す図である。
図7には、回路FF1から回路FF2に至るパスおよび回路FF3から回路FF2に至るパスが図示されており、このうち、回路FF1からInv10を構成するセル、Nand2を構成するセルおよび4Nand3を構成するセルを経由して回路FF2に至るパスがpath022を構成している。
図8は、デバイス情報を示す図である。
デバイス情報は、テーブル化されて格納されている。
デバイス情報テーブル140aは、セルに含まれるデバイスのサイズ調整に伴う遅延時間の変動情報を格納したテーブルであり、このテーブルは、デバイス毎に、また、各デバイスの負荷情報毎に、作成されている。図8に示すデバイス情報テーブル140aは、セル200のゲート210に関するテーブルであり、与えられたレイアウト情報120aの通り(ゲート長ΔL=±0μm、ゲート幅ΔW=±0μm)にゲート210のゲート長LおよびゲートΔ幅Wを製造した場合、その遅延時間は200psとなる。ゲート長LはそのままでゲートΔ幅Wを2μmだけ大きく製造した場合、その遅延時間は180psとなり、20psだけ遅延時間が短縮される。
次に、マスク情報処理部150の構成を説明する。
図9は、マスク情報処理部の構成を示すブロック図である。
マスク情報処理部150は、パターン調整処理部151と、OPC処理部152と、位相シフト処理部153と、調整対象セル固有名リスト格納部154と、調整対象セル負荷情報リスト格納部155と、調整対象セル遅延調整値リスト格納部156と、調整対象セル座標リスト格納部157と、ゲートサイズ調整可能量リスト格納部158と、調整対象セルゲートサイズリスト格納部159と、最終ゲートサイズリスト格納部161とを有している。
パターン調整処理部151は、レイアウト情報120a、タイミング解析情報管理テーブル130aおよびデバイス情報テーブル140aを用いて、必要に応じてレイアウト情報120aにおけるデバイスのサイズを調整する。以下、調整を行う対象となるセルを「調整対象セル」と言う。
調整対象セル固有名リスト格納部154〜最終ゲートサイズリスト格納部161は、それぞれ、パターン調整処理部151が、レイアウト情報、タイミング解析情報およびデバイス情報を用いて作成した各リストを格納する。
ここで、調整対象セル固有名リスト格納部154〜調整対象セルゲートサイズリスト格納部159に格納される各リストは、それぞれ、最終ゲートサイズリスト格納部161に格納される最終ゲートサイズリストを作成するために作成するリストである。この最終ゲートサイズリストには、ゲートサイズの調整処理が施されたデバイスの情報が格納されている。
OPC処理部152および位相シフト処理部153は、それぞれパターン調整処理部151によって最終的に得られた最終ゲートサイズリストに格納されているデバイスに対してマスク情報を作成するためのOPC処理および位相シフト処理を行う。その後、これらの処理が施されたデータを用いてマスクデータが作成される。
各リストの作成の方法は後述するとして、ここではリストの内容を説明する。
図10は、調整対象セル固有名リストを示す図である。
調整対象セル固有名リスト154aには、セル固有名、パス、Setupマージン、Holdマージンの欄が設けられており、各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
セル固有名の欄には、パターン調整処理部151が、タイミング解析情報管理テーブル130aから抽出したセル固有名(図10ではInv10)および負荷情報(図10では30fF)が格納される。パス、SetupマージンおよびHoldマージンの欄には、それぞれ、パターン調整処理部151が、タイミング解析情報管理テーブル130aから抽出したInv10に対応する情報が格納される。
図11は、調整対象セル負荷情報リストを示す図である。
調整対象セル負荷情報リスト155aは、遅延時間に影響する各調整対象セルの負荷情報のリストである。
調整対象セル負荷情報リスト155aには、セル固有名、負荷情報の欄が設けられており、各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
図12は、調整対象セル遅延調整値リストを示す図である。
調整対象セル遅延調整値リスト156aには、セル固有名、Setupマージン、Holdマージン、遅延調整基準値(Setup)、調整値(Setup)、遅延調整基準値(Hold)、調整値(Hold)の欄が設けられており、各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
SetupマージンおよびHoldマージンの欄には、それぞれ調整対象セル固有名リスト154aから取得した値が格納される。
遅延調整基準値(Setup)および遅延調整基準値(Hold)は、それぞれ歩留り向上に必要なタイミングマージンであり、これらの欄には、それぞれ設計者が任意に設定した所定の調整基準値が格納される。
調整値(Setup)の欄には、遅延調整基準値(Setup)からSetupマージンを減算した値が格納される。
調整値(Hold)の欄には、遅延調整基準値(Hold)からHoldマージンを減算した値が格納される。但し、図12では、遅延調整基準値(Hold)からHoldマージンを減算した値が負の値になるため“−”(Null)が格納されている。
図13は、調整対象セル座標リストを示す図である。
調整対象セル座標リスト157aには、セル固有名、X座標、Y座標の欄が設けられており、各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
X座標およびY座標の欄には、それぞれレイアウト情報120aから取得したセル固有名に対応するX座標およびY座標が格納される。
図14は、ゲートサイズ調整可能量リストを示す図である。
ゲートサイズ調整可能量リスト158aには、セル固有名、ΔLa、ΔWaの欄が設けられており、各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
ΔLaの欄には、セル固有名の欄のデバイスのゲート長(L)の調整可能な長さの範囲が格納されている。
ΔWaの欄には、セル固有名の欄のデバイスのゲート幅(W)の調整可能な幅の範囲が格納されている。
図15は、調整対象セルゲートサイズリストを示す図である。
調整対象セルゲートサイズリスト159aには、セル固有名、セル名、ゲート長(L)、ゲート幅(W)の欄が設けられており、各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
ゲート長(L)の欄およびゲート幅(W)の欄には、それぞれレイアウト情報120aから取得したセル固有名の欄のデバイスのゲート長およびゲート幅が格納される。
図16は、最終ゲートサイズリストを示す図である。
最終ゲートサイズリスト161aには、セル固有名、セル名、ゲート長(L)、ゲート幅(W)の欄が設けられており、各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
ゲート長(L)の欄およびゲート幅(W)の欄には、それぞれゲートサイズ調整後のゲート長およびゲート幅が格納される。以下、ゲートサイズ調整後のゲート長およびゲート幅を「最終ゲートサイズ」と言う。
マスクデザインルール格納部160は、マスク作成におけるパターンの幅、隣接間隔等が定義されたマスクデザインルールが格納されている。
次に、パターン調整処理部151の処理について詳しく説明する。以下、説明の便宜上、パターン調整処理部の処理を3つに分ける。
(1)調整対象セル固有名リスト154a、調整対象セル負荷情報リスト155a、調整対象セル遅延調整値リスト156aを作成する処理(第1の処理)。
(2)調整対象セル座標リスト157a、ゲートサイズ調整可能量リスト158a、調整対象セルゲートサイズリスト159aを作成する処理(第2の処理)。
(3)セル毎の最終ゲートサイズリスト161aを作成する処理(第3の処理)。
なお、本発明では、処理の順番は、これに限定されないのは言うまでもない。
<第1の処理>
まず、第1の処理を説明する。
図17は、第1の処理の処理フローを示す図である。
まず、タイミング解析情報管理テーブル130aに基づいて、クリティカルパスの抽出を行う(ステップS1)。
次に、抽出したクリティカルパスのSetupマージンよりHoldマージンが大きいか否かを判断する(ステップS2)。
SetupマージンがHoldマージン以上の場合(ステップS2のNo)、処理を終了する。
一方、SetupマージンよりHoldマージンが大きい場合(ステップS2のYes)、他のパスへの悪影響があるセルが存在するか否かを判断する(ステップS3)。
該当するセルが存在しない場合(ステップS3のNo)、すなわち、全てのセルが、他のパスへの悪影響があるセルである場合、処理を終了する。
一方、該当するセルが存在する場合(ステップS3のYes)、すなわち、セルの遅延が調整されても他のパスへ影響を与えないセルが存在する場合、クリティカルパス中で通常のSTA手法による調整が可能なセルであると判断し、調整対象セルとして抽出する(ステップS4)。
次に、ステップS4にて抽出した調整対象セルのセル固有名と、タイミングマージンとを調整対象セル固有名リスト格納部154に格納する(ステップS5)。
次に、タイミング解析情報管理テーブル130aに他のクリティカルパスが存在するか否かを判断する(ステップS6)。
他のクリティカルパスが存在する場合(ステップS6のYes)、ステップS1に移行してステップS1以降の処理を繰り返し行う。
一方、他のクリティカルパスが存在しない場合(ステップS6のNo)、調整対象セル固有名リスト154aから各調整対象セルの負荷情報を抽出し(ステップS7)、調整対象セル負荷情報リスト155aに格納する(ステップS8)。
また、ステップS1にて抽出したSetupマージンおよびHoldマージンと、遅延調整基準値(Setup)および遅延調整基準値(Hold)とから遅延調整値(Setup)および遅延調整値(Hold)を算出し(ステップS9)、調整対象セル遅延調整値リスト156aに格納する(ステップS10)。
<第2の処理>
次に、第2の処理を説明する。
図18は、第2の処理の処理フローを示す図である。
まず、調整対象セル固有名リスト154aに格納されている各調整対象セルの配置座標をレイアウト情報120aから抽出し(ステップS21)、調整対象セル座標リスト157aに格納する(ステップS22)。
次に、各調整対象セルのレイアウト形状から、マスクデザインルールに基づき、調整対象セルのゲートサイズ調整可能量を算出する(ステップS23)。そして、算出したゲートサイズ調整可能量を、ゲートサイズ調整可能量リスト158aに格納する(ステップS24)。
また、レイアウト形状から、調整対象セルに含まれるデバイスのゲートサイズを抽出する(ステップS25)。そして、抽出したゲートサイズを、調整対象セルゲートサイズリスト159aに格納する(ステップS26)。
<第3の処理>
次に、第3の処理を説明する。
図19は、第3の処理の処理フローを示す図である。
まず、調整対象セルの遅延調整値情報を調査対象セル遅延調整値リスト156aから抽出し、対応するデバイスのサイズと遅延時間の関係をデバイス情報テーブル140aから抽出し、調整前の値(ゲート長L=±0μm、ゲート幅W=±0μmの値)から調整値を減算した遅延値を算出する(ステップS31)。
次に、調整対象セルのゲートサイズ調整可能量を、ゲートサイズ調整可能量リスト158aから抽出する(ステップS32)。
次に、遅延値に対するゲートサイズの必要な調整量(ゲートサイズ調整必要量)を算出する(ステップS33)。
次に、算出したゲートサイズ調整必要量と抽出したゲートサイズ調整可能量とを比較し、ゲートサイズの調整必要量がゲートサイズ調整可能量の範囲内か否かを判断する(ゲートサイズ調整量算出処理)(ステップS34)。
ゲートサイズの必要な調整量がゲートサイズ調整可能量の範囲内であれば(ステップS34のYes)、ゲートサイズ調整必要量をその調整対象セルのゲートサイズ調整量とし(ステップS35)、最終ゲートサイズとして最終ゲートサイズリスト161aに格納する(ステップS36)。
逆にゲートサイズの必要な調整量がゲートサイズ調整可能量の範囲外であれば(ステップS34のNo)、ゲートサイズ調整可能量をその調整対象セルのゲートサイズ調整量とし(ステップS37)、最終ゲートサイズとして最終ゲートサイズリスト161aに格納する(ステップS36)。この場合、その調整対象セルが属するクリティカルパスの他の調整対象セルでのゲートサイズの必要な調整量に対して、上記範囲外となった分の調整量の追加を行う。これは第2の処理以降を繰り返し行うことにより実現することができる。
次に、Setupマージンよりも遅延調整基準値が小さくなる調整対象セルが調整対象セル遅延調整値リスト156aに、存在するか否かを判断する(ステップS38)。
存在する場合(ステップS38のYes)、ステップS31に移行し、ステップS31以降の動作を繰り返し行う。
一方、存在しない場合(ステップS38のNo)、第3の処理を終了する。
その後、上記により決定した最終ゲートサイズを元に、ゲートサイズの調整を行う。
このゲートサイズの調整を調整対象セル全てに対して行うことで、タイミングマージンをより増大したLSIを製造することができ、従来技術に比較して、歩留まり向上を行うことができる。
次に、第1の処理〜第3の処理を、具体例を用いて説明する。
以下、図6のタイミング解析情報管理テーブル130aに格納されているタイミング解析情報からゲートサイズ調整量を決定する例を説明する。
まず、タイミング解析情報からクリティカルパスを選定する。前述したように、タイミング解析情報管理テーブル130aでは、Setupマージンが最小であるNo.1のパスがクリティカルパスとなる。
次に、クリティカルパスから調整対象セルを抽出する。前述したように、調整対象セルは、クリティカルパス中で通常のSTA手法による調整が可能なセルである。すなわち、セルの遅延が調整されても他のパスへ影響を与えないセルが調整対象セルとなる。例えば、図7に示す例では、4Nand3やNand2等を調整すると、他のパスに影響を与えてしまうため、これらは調整対象セルにはならない。Inv10は他のパスに影響を与えないため、調整対象セルになり得る。従って、本具体例ではInv10が調整対象セルとなり、Inv10の情報を調整対象セル固有名リスト154aに格納する。
次に、第2の処理の具体例を説明する。
図20は、第2の処理の具体例を示す図である。
調整対象セル固有名リスト154aに格納されているセル固有名Inv10と、レイアウト情報120aの固有名に格納されているセル固有名が一致したところのX座標(100.000)、Y座標(2140.000)を抽出し、調整対象セル座標リスト157aに格納する。
次に、レイアウト情報120a、マスクデザインルールおよび調整対象セル座標リスト157aに基づいて、ゲートサイズ調整可能量を算出する。
図21は、ゲートサイズ調整可能量を説明する図であり、図21(a)は、マスクデザインルールに定義されたゲートに関連するルールを示す図であり、図21(b)は、レイアウト情報より抽出した調整対象セルのサイズを示す図である。
ここで、長さaは、ゲート210のゲート長、幅bは、ゲート210のゲート幅、長さcは、ゲートの右端部211と拡散層220の右端部221との最短距離、長さdは、ゲートの右端部211とコンタクト230の左端部231との最短距離、幅eは、ゲートの下端部212と拡散層220の下端部222との最短距離、幅fは、ゲート210の下端部212と、ゲート210と隣接するゲート240の上端部241との最短距離、幅gは、拡散層220の下端部222と、拡散層220と隣接する拡散層250の上端部251との最短距離を示している。
また、長さA、C、Dは、それぞれ長さa、c、dに対応しており、幅B、E、F、Gは、それぞれ幅b、e、f、gに対応している。
ここで、ゲートサイズ調整可能量ΔLaは、式(1)で表される。
a−A≦ΔLa≦(c−Cまたはd−Dの最小値)・・・(1)
また、ゲートサイズ調整可能量ΔWaは、式(2)で表される。
b−B≦ΔWa≦(e−E、f−F、またはg−Gの最小値)・・・(2)
次に第3の処理の具体例を説明する。
図22は、第3の処理の具体例を説明する図である。
まず、遅延値を求める。遅延値は、200ps(調整前の値)−98ps(調整値)=102psとなる。
次に、ゲートサイズ調整可能量ΔLa、ΔWaを抽出する。前述した式(1)、(2)によって得られたInv10のゲートサイズ調整可能量を式(3)、(4)とすると、
−2(μm)≦ΔLa≦0(μm)・・・(3)
0(μm)≦ΔWa≦1(μm)・・・(4)
図22において、×印のカラムが実現不可能となる。
次に、ゲートサイズ調整必要量ΔLi、ΔWiを算出する。表より次の式(5)が求まる。
遅延値=調整前の値+(ΔL(μm)×ΔL変化時間)+(ΔW(μm)×ΔW変化時間)・・・(5)
ここで、ΔL変化時間およびΔW変化時間は、それぞれ、デバイス情報テーブル140a中、ゲート長Lおよびゲート幅Wの1μm毎の遅延時間の変化量である。
それぞれ値を代入すると、102ps=200ps+(ΔL(μm)×50(ps))+(ΔW(μm)×10(ps))となる。
ここで、ゲート長Lを調整する場合、上記式(5)にΔW=0を代入する。これによりΔL=−1.96μmとなる。この値が、ゲートサイズ調整必要量ΔLiとなる。
この値は、上記式(3)のゲートサイズ調整可能量ΔLaの範囲内であるため、ΔLi=−1.96μmがゲートサイズ調整量ΔLとなり、この調整量で調整対象セルゲートサイズリスト159aのゲート長5μmを調整した結果が最終ゲートサイズとして最終ゲートサイズリスト161aに格納される。
一方、ゲート幅Wを調整する場合、上記式にΔL=0を代入する。これによりΔW=−9.8μmとなる。
この値は、上記式(4)のゲートサイズ調整可能量ΔWaの範囲内ではないため、ゲートサイズ調整必要量ΔWiは存在せず、調整は行わない。従って、調整対象セルゲートサイズリスト159aのゲート幅12μmがそのまま最終ゲートサイズとして最終ゲートサイズリスト161aに格納される。
なお、ゲート長L、ゲート幅Wのいずれも調整可能となった場合、プロセステクノロジやデバイス特性により、優先順位を予め決めておき、いずれか一方を選択する。
次に、最終ゲートサイズに従って、ゲートサイズの調整を行う例を説明する。
図23は、ゲートサイズの調整例を示す図である。なお、図23は、ゲート長を調整する例を示している。
式(5)によって、算出された最終ゲートサイズに従って、ゲート長Lを調整したマスクデータを作成することにより、そのマスクデータにより製造されたLSIの特性を改善することができる。
以上述べたように、本実施の形態の半導体特性調整装置100によれば、クリティカルパスから調整対象セルを抽出し、抽出したセルのゲートサイズの調整を行い、調整後の情報をレイアウト情報に反映させてタイミングマージンの拡大を図ることで、製造ばらつきにより電気的特性が劣化することをより確実に回避することができる。
また、歩留まりが向上するため、半導体装置の製造コストの削減を図ることができる。
また、デバイス情報を参照することで、どのように調整すればタイミングマージンの拡大を図れるかを容易に判断することができる。
また、ゲートサイズの調整を行っても他のパスへ影響を与えないセルを調整対象セルとすることで、調整を簡易なものとすることができる。
また、ゲートサイズ調整可能量を用いてゲートサイズ調整量を求めるようにしたので、実現可能か否かの判断を容易に行うことができる。
なお、本実施の形態では、ゲート長およびゲート幅を調整する場合について説明したが、本発明により調整できる部位は、ゲートに限定されないことは言うまでもない。
また、本実施の形態では、セル単位の半導体特性の調整を行ったが、本発明はこれに限らず、基本素子単位の調整を行ってもよい。
以上、本発明の半導体特性調整プログラム、半導体特性調整方法および半導体特性調整装置を、図示の実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物や工程が付加されていてもよい。
また、本発明は、前述した実施の形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、半導体特性調整装置100が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等が挙げられる。磁気記録装置としては、例えば、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ等が挙げられる。光ディスクとしては、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等が挙げられる。光磁気記録媒体としては、例えば、MO(Magneto-Optical disk)等が挙げられる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータに、そのプログラムを転送することもできる。
半導体特性調整プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
(付記1) 半導体設計で得られたデバイスの特性を調整する半導体特性調整プログラムにおいて、
コンピュータを、
所定の回路間に設けられた複数のセルを通過するパスのマージンを示すマージン情報と、外部から与えられ前記マージンを所定のマージンに調整する調整基準値とに基づいて、調整対象となる前記セルと前記セルに含まれるデバイスの調整に必要なマージン調整値とを選択する選択手段、
選択された前記セルに含まれるデバイスのマージン変動に伴う前記デバイスのサイズ調整量の関係を示すデバイス情報に基づいて、前記マージン調整値を満たす前記デバイスのサイズ調整量を決定する調整量決定手段、
として機能させることを特徴とする半導体特性調整プログラム。
(付記2) 前記マージンは、タイミングマージンであることを特徴とする付記1記載の半導体特性調整プログラム。
(付記3) コンピュータを、さらに、前記半導体設計で得られた前記デバイスのサイズの情報を示すレイアウト情報に含まれる、前記選択手段で選択された前記デバイスのサイズに対し、前記サイズ調整量を適用するパターン調整処理手段、として機能させることを特徴とする付記1記載の半導体特性調整プログラム。
(付記4) 前記マージン情報は、前記レイアウト情報を作成する段階で実行する静的タイミング解析により得られる前記パス毎の情報であることを特徴とする付記3記載の半導体特性調整プログラム。
(付記5) 前記パス毎に、セットアップマージンが設けられており、
前記選択手段は、前記セットアップマージンが最小の前記パスを、調整対象となる前記セルが含まれるパスとして選択することを特徴とする付記4記載の半導体特性調整プログラム。
(付記6) 前記選択手段は、選択された前記パスに含まれる複数の前記セルのうち、遅延時間を変更しても他の前記パスに影響を与えないセルを調整対象となる前記セルとして選択することを特徴とする付記1記載の半導体特性調整プログラム。
(付記7) コンピュータを、さらに、前記選択手段で選択された前記セルに含まれるデバイスのサイズを調整可能な範囲を決定する決定手段として機能させ、
前記調整量決定手段は、前記サイズが調整可能な範囲で前記サイズ調整量を決定することを特徴とする付記1記載の半導体特性調整プログラム。
(付記8) 前記調整量決定手段は、前記マージンを増やす方向にサイズ調整量を決定することを特徴とする付記1記載の半導体特性調整プログラム。
(付記9) コンピュータを、さらに、前記マージン情報を格納するマージン情報格納手段、前記デバイス情報を格納するデバイス情報格納手段、として機能させることを特徴とする付記1記載の半導体特性調整プログラム。
(付記10) 前記デバイス情報は、前記デバイスの負荷毎に設けられていることを特徴とする付記1記載の半導体特性調整プログラム。
(付記11) 半導体設計で得られたデバイスの特性を調整する半導体特性調整方法において、
選択手段が、所定の回路間に設けられた複数のセルを通過するパスのマージンを示すマージン情報と、外部から与えられ前記マージンを所定のマージンに調整する調整基準値とに基づいて、調整対象となる前記セルと前記セルに含まれるデバイスの調整に必要なマージン調整値とを選択し、
調整量決定手段が、選択された前記セルに含まれるデバイスのマージン変動に伴う前記デバイスのサイズ調整量の関係を示すデバイス情報に基づいて、前記マージン調整値を満たす前記デバイスのサイズ調整量を決定する、
ことを特徴とする半導体特性調整方法。
(付記12) 半導体設計で得られたデバイスの特性を調整する半導体特性調整装置において、
所定の回路間に設けられた複数のセルを通過するパスのマージンを示すマージン情報と、外部から与えられ前記マージンを所定のマージンに調整する調整基準値とに基づいて、調整対象となる前記セルと前記セルに含まれるデバイスの調整に必要なマージン調整値とを選択する選択手段と、
選択された前記セルに含まれるデバイスのマージン変動に伴う前記デバイスのサイズ調整量の関係を示すデバイス情報に基づいて、前記マージン調整値を満たす前記デバイスのサイズ調整量を決定する調整量決定手段と、
を有することを特徴とする半導体特性調整装置。
本発明の概要を示す図である。 半導体特性調整装置のハードウェア構成例を示す図である。 半導体特性調整装置の機能を示すブロック図である。 レイアウト情報を示す図である。 図4に示すレイアウト情報により規定される素子の部品配置を模式的に示す図である。 タイミング解析情報を示す図である。 図6に示すタイミング解析情報管理テーブルのパスを構成する回路の一例を示す図である。 デバイス情報を示す図である。 マスク情報処理部の構成を示すブロック図である。 調整対象セル固有名リストを示す図である。 調整対象セル負荷情報リストを示す図である。 調整対象セル遅延調整値リストを示す図である。 調整対象セル座標リストを示す図である。 ゲートサイズ調整可能量リストを示す図である。 調整対象セルゲートサイズリストを示す図である。 最終ゲートサイズリストを示す図である。 第1の処理の処理フローを示す図である。 第2の処理の処理フローを示す図である。 第3の処理の処理フローを示す図である。 第2の処理の具体例を示す図である。 ゲートサイズ調整可能量を説明する図である。 第3の処理の具体例を説明する図である。 ゲートサイズの調整例を示す図である。
符号の説明
1 コンピュータ
2 選択手段
3 マージン情報
4 調整量決定手段
5 デバイス情報
100 半導体特性調整装置
120 レイアウト情報格納部
120a レイアウト情報
130 タイミング解析情報格納部
130a タイミング解析情報管理テーブル
140 デバイス情報格納部
140a デバイス情報テーブル
150 マスク情報処理部
151 パターン調整処理部
152 OPC処理部
153 位相シフト処理部
154 調整対象セル固有名リスト格納部
154a 調整対象セル固有名リスト
155 調整対象セル負荷情報リスト格納部
155a 調整対象セル負荷情報リスト
156 調整対象セル遅延調整値リスト格納部
156a 調整対象セル遅延調整値リスト
157 調整対象セル座標リスト格納部
157a 調整対象セル座標リスト
158 ゲートサイズ調整可能量リスト格納部
158a ゲートサイズ調整可能量リスト
159 調整対象セルゲートサイズリスト格納部
159a 調整対象セルゲートサイズリスト
160 マスクデザインルール格納部
161 最終ゲートサイズリスト格納部
161a 最終ゲートサイズリスト
L ゲート長
W ゲート幅

Claims (5)

  1. 半導体設計で得られたデバイスの特性を調整する半導体特性調整プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    所定の回路間に設けられた複数のセルを通過するパスのマージンを示すマージン情報と、外部から与えられ前記マージンを所定のマージンに調整する調整基準値とに基づいて、調整対象となる前記セルと前記セルに含まれるデバイスの調整に必要なマージン調整値とを選択する選択手段、
    選択された前記セルに含まれるデバイスのマージン変動に伴う前記デバイスのサイズ調整量の関係を示すデバイス情報に基づいて、前記マージン調整値を満たす前記デバイスのサイズ調整量を決定する調整量決定手段、
    として機能させることを特徴とする半導体特性調整プログラム。
  2. コンピュータを、さらに、前記半導体設計で得られた前記デバイスのサイズの情報を示すレイアウト情報に含まれる、前記選択手段で選択された前記デバイスのサイズに対し、前記サイズ調整量を適用するパターン調整処理手段、として機能させることを特徴とする請求項1記載の半導体特性調整プログラム。
  3. 前記選択手段は、選択された前記パスに含まれる複数の前記セルのうち、遅延時間を変更しても他の前記パスに影響を与えないセルを調整対象となる前記セルとして選択することを特徴とする請求項1記載の半導体特性調整プログラム。
  4. 半導体設計で得られたデバイスの特性を調整する半導体特性調整方法において、
    選択手段が、所定の回路間に設けられた複数のセルを通過するパスのマージンを示すマージン情報と、外部から与えられ前記マージンを所定のマージンに調整する調整基準値とに基づいて、調整対象となる前記セルと前記セルに含まれるデバイスの調整に必要なマージン調整値とを選択し、
    調整量決定手段が、選択された前記セルに含まれるデバイスのマージン変動に伴う前記デバイスのサイズ調整量の関係を示すデバイス情報に基づいて、前記マージン調整値を満たす前記デバイスのサイズ調整量を決定する、
    ことを特徴とする半導体特性調整方法。
  5. 半導体設計で得られたデバイスの特性を調整する半導体特性調整装置において、
    所定の回路間に設けられた複数のセルを通過するパスのマージンを示すマージン情報と、外部から与えられ前記マージンを所定のマージンに調整する調整基準値とに基づいて、調整対象となる前記セルと前記セルに含まれるデバイスの調整に必要なマージン調整値とを選択する選択手段と、
    選択された前記セルに含まれるデバイスのマージン変動に伴う前記デバイスのサイズ調整量の関係を示すデバイス情報に基づいて、前記マージン調整値を満たす前記デバイスのサイズ調整量を決定する調整量決定手段と、
    を有することを特徴とする半導体特性調整装置。
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