JP2009086110A - 景観図作成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】GPSの端末12と、GPS11から受信した三次元地図情報を記録するメモリ13と、景観図作成プログラムがインストールされており、GPSから受信した三次元地図情報に基づき、上記の景観図作成プログラムに従って、演算処理を行い景観図に景観輪郭線を表示するためのデータを得る中央演算制御装置14と、CPUに結合された入力装置15と、CPUの演算結果の基いて所望の景観輪郭線画像を表示するディスプレイ装置16と、CPUで得られたデータを処理して、ディスプレイ装置に景観輪郭線画像を表示せしめる信号変換回路17と、GPS端末の位置及び姿勢を制御するコントローラ19と、から成る景観図作成装置。
【選択図】図1
Description
又、全地球測位システム、即ちGPSを利用した各種のナビゲーションシステムも提案されている。
又、後者は、情報量は厖大で、極めて便利であり、視点の移動に応じて常に自分中心の視点座標系の水平面図形が得られるが、表示が平面的であり、特定の視点から見た景観図は得られない。
汎地球測位システム(以下、GPSと言う。)の端末(以下、GPS端末と言う。)と、
GPSから受信した三次元地図情報を記録するメモリと、
景観図作成プログラムがインストールされており、GPSから受信した三次元地図情報に基づき、上記の景観図作成プログラムに従って、演算処理を行い景観図に景観輪郭線を表示するためのデータを得る中央演算制御装置〔以下、CPUと言う。〕と、
CPUに結合された入力装置と、
CPUの演算結果に基いて所望の景観輪郭線画像を表示するディスプレイ装置と、
CPUで得られたデータを処理して、ディスプレイ装置に景観輪郭線画像を表示せしめ得るシリアル信号列を編成し、ディスプレイ装置に入力する信号変換回路と、
GPS端末の位置及び姿勢を制御するコントローラと、
から成り、かつ、CPUにインストールされている景観図作成プログラムが、下記のステップ(A)〜(H)、即ち、
記
(A)GPS(11)から、汎地球座標系(x,y,z)における視点O0の三次元位置情報(x0,y0,z0)(ここで、x0は経度情報、y0は緯度情報、z0は標高情報とする。)と、視野中心線方位角θ0、(ここで、視野中心線は視点O0を一端点とする水平面(x,y)上にある半直線とし、θ0はGPS端末(12)の方位角、即ち、経線x0と、GPS端末(12)の中心線のなす角度θ0とする。)を含む、視点O0近辺の三次元地図情報を取得するステップ(S−1)。
(B)視点O0(x0、y0、z0)から見た景観を表示すべき視野範囲,
θ1=θ0−φ≦θ≦θ0+φ=θ2 (φ=constant)
を決定するステップ(S−2)。
(C)GPS(11)から得た三次元地形図情報から、上記視野範囲、
θ1≦θ≦θ2
に存在する二次元格子点Pij(i=1、2、3、・・・I, j=1、2、3、・・・J,)における標高Hijを得るステップ(S−3)。
(D)視点位置(x0、y0、z0)から見た、視野範囲θ1≦θ≦θ2の間の角度を、多数に細分する視野分割線Ek(k=1,2、3、・・・K)を設定するステップ(S−4)。
(E)各視野分割線Ekからの距離が、格子対角距離Lの2分の1以下である二次元格子点Pkm〔m=1、2,3・・・M〕をピックアップし、ステップCで得たデータを参照して、それら格子点Pkmにおける標高Hkmを求め、
この標高Hkmを、格子点Pkmから視野分割線Ekに降ろした垂線Tkと、視野分割線Ekとの交点Ckmにおける標高Hkmとし、
点Ckmから標高Hkmの点Pkmを求め、
視点(x0、y0、z0)から点Pkmを見たときの仰角γkmを求めるステップ(S−5)。
(F)各視野分割線Ekに沿って、それぞれ仰角γkmが極大となる可視限界点Rkn〔n=1、2,3・・・N〕を求め、可視限界点Rkn以外のデータを消去するステップ(S−6)
(G)至近距離にある可視限界点Rknを連ねて可視限界線Ks(s=1、2,3・・・S)を得るステップ(S−7)。
(H)可視限界線Ks上の点Kst(t=1、2、3、・・・T)と視点O0とを結ぶ直線と、視野中心線に直角な一平面Φとの交点の、平面Φ上の二次元座標系(U,V)における位置を求め、点列(Ust、Vst)を得るステップ(S−8)。
(I)二次元座標で示された平面Φ上の点列(Ust、Vst)の至近距離にある点を結んで成る景観輪郭線Rsを描画するための輪郭線データRsを得るステップ(S−9)。
を含むコンピュータプログラムである、上記の景観図作成装置によって達成される。
記
(J)対象とした山体をデジタルカメラ(19)で撮影して、山容データを得るステップ(S−11)と、
(K)景観輪郭線図形を作成した山体に対応する山容データを、対応する景観輪郭線図形に適合するよう加工するステップ(S−12)と、
(L)上記により項加工された山容データと、対応する稜線図形データを合成し、山容図形データを作成するステップ(S−13)と、
を付加したことを特徴とする上記の景観図作成装置により一層確実に達成することができる。
汎地球測位システム(以下、GPSと言う。)の端末(以下、GPS端末と言う。)と、
GPSから得た三次元地形図情報データを記録するメモリと、
景観図作成プログラムがインストールされており、GPSから受信した三次元地図情報に基づき、上記の景観図作成プログラムに従って、演算処理を行い景観図に表示すべきデータを得る中央演算制御装置(以下、CPUと言う。)と、
CPUに結合された入力装置と、
CPUの演算結果の基いて所望の画像を表示するディスプレイ装置と、
CPUで得られたデータを処理して、ディスプレイ装置に景観画像を表示せしめ得るシリアル信号列を編成し、ディスプレイ装置に入力する信号変換回路と、
GPS端末の位置及び姿勢を制御するコントローラとから成り、
CPUにインストールされた景観図作成プログラムは、下記のステップ(a)〜(e)、即ち、
記
(a)GPS(11)から、汎地球座標系(x,y,z)における視点O0の三次元位置情報(x0,y0,z0)(ここで、x0は経度情報、y0は緯度情報、z0は標高情報とする。)と、視野中心線方位角θ0、(ここで、視野中心線は視点O0を一端点とする水平面(x,y)上にある半直線とし、θ0はGPS端末(12)の方位角、即ち、経線x0と、GPS端末(12)の中心線のなす角度θ0とする。)を含む、視点O0近辺の三次元地図情報を取得すべき区域(以下、景観表示区域と言う。)を決定するステップ(S−21)。
(b)GPS(21)から、景観表示区域内に存在する市街地に関する地図情報と、各地点の標高データ(Hi)を得るステップ(S−23)。
(c)取得した二次元市街地地図情報から、予め定めた一定の規模基準に該当する建築物Bi(i=1、2、3・・・z)を、敷地の一辺が視野中心線に直交する立方体として抽出し、それらの建築物を示す直方体輪郭データを記録するステップ(S−24)。
(d)上記直方体輪郭データに基づいて、景観図データを生成するステップ(S−25)。
とを含む、景観図作成プログラムであることを特徴とする、上記の景観図作成装置によって達成される。
図1ないし図12は本発明に係る第一実施例の構成を示す説明図である。
図1は、本発明に係る景観図作成装置の構成の一例を示すブロック図である。
図2は、GPSから得られる地図情報中の標高情報を示す説明図である。
図3は、各格子点の標高を取得する他の方法を示す説明図である。
図4は、図2に示した標高地図上で、本発明装置の光軸を水平としたとき、光軸を中心として左右に±60°の視野範囲を示す説明図で、視野範囲を細分する視野分割線Wiを示す図である。
図5は、図4に示した視野範囲の一部拡大図である。
図6は、一本の視野分割線Wk方向に沿って計測された距離と標高の関係を示す説明図である。
図7は、図6に示した図から、視点から見えない部分を消去した図である。
図8は、更に各グループ中の可視限界点、即ち、景観中の山体、丘陵などの輪郭線のみを示す説明図である。
図9は、視野分割線Wkごとに算出された可視限界点を示す平面図である。
図10は、景観図の計算方法を示す説明図である。
図11は、景観図の一例を示す説明図である。
図12は、景観図作成プログラムに作動を示すフローチャートである。
図13は、本発明に係る第二実施例の構成を示す説明図である。
図14は、GPSから取得した市街地地図の一例を示す図である。
図15は、図12に示した市街地地図から一定の条件に適合する建築物のみを抽出した状態を示す説明図である。
図16は、抽出された建築物を直方体に置換した状態と、視野内の最遠可視点を示す説明図である。
図17は、視野内の最遠可視線を示す平面図である。
図18は、図15から得られる景観図の一例を示す説明図である。
本実施例の場合、特に限定されないが、通常はこのカメラ18の光軸及びGPS端末12の主軸は水平にする。
1)景観を表示する部分を含む地域の地図情報。
2)GPS端末12の二次元設置位置情報、即ち、視点位置(x0,y0)。
3)GPS端末12の標高H0。
4)GPS端末12の主軸の方位情報、即ち主軸が経線となす角度θ0。
従って、視点の三次元位置は(x0,y0,H0)である。
このとき、景観を求める視野範囲、即ち視野角は120°、即ち主軸方向を中心に、左右60°の範囲に入るようにすることが望ましい。勿論この視野角度は、限定されるものでなく、要求に応じて適宜の角度、例えば、360°、180°、100°又は60°等とすることができるものである。
図2において、縦線M1ないしM6は経線、L1ないしL6は緯線である。
これらの経線及び緯線の格子間隔50m、それらの交点Pij(図には、P11、P24、P66が示されている。)は格子点Pijであり、各格子点Pijの近くに表示されている数値は格子点の標高Hijである。
これらの等高線図から、各格子点の標高を例えば内挿法により算出できるが、そのようにすると演算負荷が過大となる上、本発明においてはそれほどの精度を要しないので、各格子点に最も近い等高線の標高をその格子点の近似的標高として採用することができる。
この細分方法としては、例えば全視野角を等分割する方法や、視野の中心を細かく、周辺に行くのに従って粗くする方法や、特定のオブジェクトの存在する視野部分では細かく、他の部分では粗くするなどの方法などを採用することができる。
図4には、視野角θ=120°を、等分割する状態が示されている。分割は例えば、6′〜10′程度とすることが推奨される。
この標高Hkは点Pkの近傍の格子点の標高から内挿法により算出できるが、 図5には、更に簡便な一方法が示されている。
これは、点Pkに最も近い格子点Pmnの標高Hmnを点Pkの近似標高とするものである。
本発明ではこの簡便法を採用することができる。
点PMから上方に高さHkの点RMは、視野範囲に存在する山の輪郭線に当る点である。この点は、通常、その山の尾根若しくは稜線上の点ではない。
点PMは、一本の分割線Wk上に1点だけしか存在しない場合もあるが、2〜3点、又はそれ以上存在する場合もある。
この場合、視点(x0,y0)に近い仰角極大点Pk1における標高Hkの点Ri1は近景の山容の輪郭線上の一点であり、遠い仰角極大点Pi2における標高H2の点Ri2は遠景の山容の輪郭線上の一点である。
この点Rk1,Rk2を総ての分割線Wkに就いてプロットすると、図9の如き曲線R1、R2が得られる。
図中下方の曲線R1は、近景の山に係るものであり、上方の曲線R2は、遠景の山に係るものである。この図は、それぞれの山の仰角極大点を水平面に投影して得た曲線である。
点R5、R6、R7、R8及びR9を結ぶ三次元曲線Rは、視点O0から見た山の景観の輪郭線である。
視野中心線と直角な平面Φを定め、視点O0と三次元曲線R上の点R5、R6、R7、R8及びR9を結ぶ直線の交点W5、W6、W7、W8及びW9を求め、これらの諸点を連ねると求める景観の輪郭線Wが得られる。
このような演算と同時に、これらの山々の写真をデジタルカメラ28により撮影する。この写真には、図10に示された山々が写されている。
この写真から、図10の景観図に示された山の輪郭内の映像に合わせて山容を抽出し、所望の加工を施して、図10の山の輪郭に合わせて貼り付け、更に山の名称、標高等の文字を書き入れ、所望の景観図を完成する。
このようなCPUの作動は、予めインストールされた景観図作成プログラムによるものであり、そのフローチャートは図12に示されている。
デジタルカメラ28はその光軸が、GPS端末22の主軸と同軸又は平行になるように、望ましくは水平になるよう設けられ、それらの方位角はコントローラ29により一体的に制御される。
本実施例の場合、特に限定されないが、通常はこのカメラ28の光軸及びGPS端末22の主軸は水平にする。
1)景観を表示する部分を含む地域の地図情報。
2)GPS端末22の二次元設置位置情報、即ち、視点位置(x0,y0)。
3)GPS端末22の標高H0。
4)GPS端末22の主軸の方位情報、即ち主軸が経線となす角度θ0。
従って、視点の三次元位置は(x0,y0,H0)である。
このとき、景観を求める視野範囲、即ち視野角は120°、即ち主軸方向を中心に、左右60°の範囲に入るようにすることが望ましい。勿論この視野角度は、限定されるものでなく、要求に応じて適宜の角度、例えば、360°、180°、100°又は60°等とすることができるものである。
図14は、GPSから取得した市街地地図の一例を示す地図である。
この地図から、 一定の基準以上の規模・重要度を有する建築物を抽出する。
図15は、図14に示した市街地地図から一定の条件に適合する建築物のみを抽出した状態を示す地図である。
これらの直方体の前面は、総てGPS端末22の視野中心線に直角な平面とし、その、横幅、奥行き及び高さは、対応する建物の横幅、奥行き及び高さ、視点からの距離に応じて定める。
直方体を配置する位置は、対応する建築物をカメラで撮影したとき得られる写真内の位置とすることが推奨される。
建築物の形状は、直方体でないものも多いが、総ての建築物を直方体に置換する。
但し、建築物の形状によっては、幾つかの直方体の組合せに置換しても良い。
最遠可視線F1、F2、F3は、紙面に垂直である。
最遠可視線F1、F2、F3のデータのみを抽出し景観図に表示すべき矩形画像データを得る。
最遠可視線F1、F2は、直方体B1、B2の背面であり、F3は直方体B3の前面である。
この図形中の直方体輪郭内には、対応する建築物の外観を示す画像を貼り込み、その名称などを付記して、景観図を完成する。
12 GPS端末
13 メモリ
14 CPU
15 入力装置
16 ディスプレイ装置
17 信号変換回路
18 デジタルカメラ
19 コントローラ
21 GPS
22 GPS端末
23 メモリ
24 CPU
25 入力装置
26 ディスプレイ装置
27 信号変換回路
28 デジタルカメラ
29 コントローラ
Claims (3)
- 汎地球測位システム(11)(以下、GPS11と言う。)の端末(12)(以下、GPS端末12と言う。)と、
GPS(11)から受信した三次元地図情報を記録するメモリ(13)と、
景観図作成プログラムがインストールされており、GPS(11)から受信した三次元地図情報に基づき、上記の景観図作成プログラムに従って、演算処理を行い景観図に景観輪郭線を表示するためのデータを得る中央演算制御装置(14)〔以下、CPU(14)と言う。〕と、
CPU(14)に結合された入力装置(15)と、
CPU(14)の演算結果の基いて所望の景観輪郭線画像を表示するディスプレイ装置(16)と、
CPU(14)で得られたデータを処理して、ディスプレイ装置(16)に景観輪郭線画像を表示せしめ得るシリアル信号列を編成し、ディスプレイ装置(16)に入力する信号変換回路(17)と、
GPS端末(12)の位置及び姿勢を制御するコントローラ(18)と、
から成り、かつ、CPU(11)にインストールされている景観図作成プログラムが、下記のステップ(A)〜(H)、即ち、
記
(A)GPS(11)から、汎地球座標系(x,y,z)における視点O0の三次元位置情報(x0,y0,z0)(ここで、x0は経度情報、y0は緯度情報、z0は標高情報とする。)と、視野中心線方位角θ0、(ここで、視野中心線は視点O0を一端点とする水平面(x,y)上にある半直線とし、θ0はGPS端末(12)の方位角、即ち、経線x0と、GPS端末(12)の中心線のなす角度θ0とする。)を含む、視点O0近辺の三次元地図情報を取得するステップ(S−1)。
(B)視点O0(x0、y0、z0)から見た景観を表示すべき視野範囲,
θ1=θ0−φ≦θ≦θ0+φ=θ2 (φ=constant)
を決定するステップ(S−2)。
(C)GPS(11)から得た三次元地形図情報から、上記視野範囲、
θ1≦θ≦θ2
に存在する二次元格子点Pij(i=1、2、3、・・・I, j=1、2、3、・・・J,)における標高Hijを得るステップ(S−3)。
(D)視点位置(x0、y0、z0)から見た、視野範囲θ1≦θ≦θ2の間の角度を、多数に細分する視野分割線Ek(k=1,2、3、・・・K)を設定するステップ(S−4)。
(E)各視野分割線Ekからの距離が、格子対角距離Lの2分の1以下である二次元格子点Pkm〔m=1、2,3・・・M〕をピックアップし、ステップCで得たデータを参照して、それら格子点Pkmにおける標高Hkmを求め、
この標高Hkmを、格子点Pkmから視野分割線Ekに降ろした垂線Tkと、視野分割線Ekとの交点Ckmにおける標高Hkmとし、
点Ckmから標高Hkmの点Pkmを求め、
視点(x0、y0、z0)から点Pkmを見たときの仰角γkmを求めるステップ(S−5)。
(F)各視野分割線Ekに沿って、それぞれ仰角γkmが極大となる可視限界点Rkn〔n=1、2,3・・・N〕を求め、可視限界点Rkn以外のデータを消去するステップ(S−6)
(G)至近距離にある可視限界点Rknを連ねて可視限界線Ks(s=1、2,3・・・S)を得るステップ(S−7)。
(H)可視限界線Ks上の点Kst(t=1、2、3、・・・T)と視点O0とを結ぶ直線と、視野中心線に直角な一平面Φとの交点の、平面Φ上の二次元座標系(U,V)における位置を求め、点列(Ust、Vst)を得るステップ(S−8)。
(I)二次元座標で示された平面Φ上の点列(Ust、Vst)の至近距離にある点を結んで成る景観輪郭線Rsを描画するための輪郭線データRsを得るステップ(S−9)。
を含むコンピュータプログラムである、上記の景観図作成装置(10)。 - 請求項1に記載の景観図作成装置において、視点位置(x0、y0、z0)にデジタルカメラ(19)を、その光軸がGPS端末(12)の主軸と同軸又は平行となるように設けると共に、景観図作成プログラムに、更に下記のステップ(J)乃至(L)、即ち、
記
(J)対象とした山体をデジタルカメラ(19)で撮影して、山容データを得るステップ(S−11)と、
(K)景観輪郭線図形を作成した山体に対応する山容データを、対応する景観輪郭線図形に適合するよう加工するステップ(S−12)と、
(L)上記により項加工された山容データと、対応する稜線図形データを合成し、山容図形データを作成するステップ(S−13)と、
を付加したことを特徴とする上記の景観図作成装置(10)。 - 汎地球測位システム(21)〔以下、GPS(21)と言う。〕の端末(22)〔以下、GPS端末(22)と言う。〕と、
GPS(21)から得た三次元地形図情報データを記録するメモリ(23)と、
景観図作成プログラムがインストールされており、GPS(21)から受信した三次元地図情報に基づき、上記の景観図作成プログラムに従って、演算処理を行い景観図に表示すべきデータを得る中央演算制御装置(24)〔以下、CPU(24)と言う。〕と、
CPU(24)に結合された入力装置(25)と、
CPU(24)の演算結果の基いて所望の画像を表示するディスプレイ装置(26)と、
CPU(24)で得られたデータを処理して、ディスプレイ装置(26)に景観画像を表示せしめ得るシリアル信号列を編成し、ディスプレイ装置(26)に入力する信号変換回路(27)と、
GPS端末(22)の位置及び姿勢を制御するコントローラ(27)とから成り、
CPU(24)にインストールされた景観図作成プログラムは、下記のステップ(a)〜(e)、即ち、
記
(a)GPS(11)から、汎地球座標系(x,y,z)における視点O0の三次元位置情報(x0,y0,z0)(ここで、x0は経度情報、y0は緯度情報、z0は標高情報とする。)と、視野中心線方位角θ0、(ここで、視野中心線は視点O0を一端点とする水平面(x,y)上にある半直線とし、θ0はGPS端末(12)の方位角、即ち、経線x0と、GPS端末(12)の中心線のなす角度θ0とする。)を含む、視点O0近辺の三次元地図情報を取得すべき区域(以下、景観表示区域と言う。)を決定するステップ(S−21)。
(b)GPS(21)から、景観表示区域内に存在する市街地に関する地図情報と、各地点の標高データ(Hi)を得るステップ(S−23)。
(c)取得した二次元市街地地図情報から、予め定めた一定の規模基準に該当する建築物Bi(i=1、2、3・・・z)を、敷地の一辺が視野中心線に直交する立方体として抽出し、それらの建築物を示す直方体輪郭データを記録するステップ(S−24)。
(d)上記直方体輪郭データに基づいて、景観図データを生成するステップ(S−25)。
とを含む、景観図作成プログラムであることを特徴とする、上記の景観図作成装置。
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