JP2009086110A - 景観図作成装置 - Google Patents

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JP2009086110A JP2007253527A JP2007253527A JP2009086110A JP 2009086110 A JP2009086110 A JP 2009086110A JP 2007253527 A JP2007253527 A JP 2007253527A JP 2007253527 A JP2007253527 A JP 2007253527A JP 2009086110 A JP2009086110 A JP 2009086110A
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Abstract

【課題】GPSを利用して、任意の地点から任意の方向に見える景観を、その中に見える各オブジェクトの情報と共に、線画等によりディスプレイ装置に表示し得る景観図作成装置を提供する。
【解決手段】GPSの端末12と、GPS11から受信した三次元地図情報を記録するメモリ13と、景観図作成プログラムがインストールされており、GPSから受信した三次元地図情報に基づき、上記の景観図作成プログラムに従って、演算処理を行い景観図に景観輪郭線を表示するためのデータを得る中央演算制御装置14と、CPUに結合された入力装置15と、CPUの演算結果の基いて所望の景観輪郭線画像を表示するディスプレイ装置16と、CPUで得られたデータを処理して、ディスプレイ装置に景観輪郭線画像を表示せしめる信号変換回路17と、GPS端末の位置及び姿勢を制御するコントローラ19と、から成る景観図作成装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、山岳や市街地などの景観をパノラマ式に表示する景観図を作成する装置に関する。
山岳や市街地、街道などの風景をパノラマ式に表示する手段としては、手書きの巻物や、市街地を俯瞰するように作成された観光案内図などが用いられている。
又、全地球測位システム、即ちGPSを利用した各種のナビゲーションシステムも提案されている。
然しながら、前者は手書きであるため、情報量が少なく、不正確であり、所望の視点から見た景観図を得ることもできないものである。
又、後者は、情報量は厖大で、極めて便利であり、視点の移動に応じて常に自分中心の視点座標系の水平面図形が得られるが、表示が平面的であり、特定の視点から見た景観図は得られない。
従来ある地点からある方向を眺めた時に見える景観の中で、あの山はなんと言う山だろうとか、あそこに見える大きな目立つ建物はなんだろうと思った時に、それを知る手段としては、地図と方位磁石を用い、人間がそれを見て判断するしかなかった。場合によってはレーザー測距装置等を補助的に利用することもあり得るが、最終的には人間が地図を見て、そのオブジェクトが何であるかを判断するしかなかった。
任意の地点から任意の方向に見える景観を、その中に見える各オブジェクトの情報と共に、線画等によりディスプレイ装置に表示し得る装置が安価に提供されれば極めて好都合であるが、そのような装置は未だ提案されていない。
該当なし 該当なし
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、GPSを利用して、任意の地点から任意の方向に見える景観を、その中に見える各オブジェクトの情報と共に、線画等によりディスプレイ装置に表示し得る景観図作成装置を安価に提供することにある。
本発明の上記とは別異の目的は、所望の視野範囲にある建築物のパノラマ式鳥瞰図を,GPSを利用して作成し、ディスプレイ装置に表示し得る景観図作成装置を安価に提供することにある。
上記の本発明の目的は、
汎地球測位システム(以下、GPSと言う。)の端末(以下、GPS端末と言う。)と、
GPSから受信した三次元地図情報を記録するメモリと、
景観図作成プログラムがインストールされており、GPSから受信した三次元地図情報に基づき、上記の景観図作成プログラムに従って、演算処理を行い景観図に景観輪郭線を表示するためのデータを得る中央演算制御装置〔以下、CPUと言う。〕と、
CPUに結合された入力装置と、
CPUの演算結果に基いて所望の景観輪郭線画像を表示するディスプレイ装置と、
CPUで得られたデータを処理して、ディスプレイ装置に景観輪郭線画像を表示せしめ得るシリアル信号列を編成し、ディスプレイ装置に入力する信号変換回路と、
GPS端末の位置及び姿勢を制御するコントローラと、
から成り、かつ、CPUにインストールされている景観図作成プログラムが、下記のステップ(A)〜(H)、即ち、

(A)GPS(11)から、汎地球座標系(x,y,z)における視点Oの三次元位置情報(x,y,z)(ここで、xは経度情報、yは緯度情報、zは標高情報とする。)と、視野中心線方位角θ、(ここで、視野中心線は視点Oを一端点とする水平面(x,y)上にある半直線とし、θはGPS端末(12)の方位角、即ち、経線xと、GPS端末(12)の中心線のなす角度θとする。)を含む、視点O近辺の三次元地図情報を取得するステップ(S−1)。
(B)視点O(x、y、z)から見た景観を表示すべき視野範囲,
θ1=θ−φ≦θ≦θ+φ=θ (φ=constant)
を決定するステップ(S−2)。
(C)GPS(11)から得た三次元地形図情報から、上記視野範囲、
θ1≦θ≦θ
に存在する二次元格子点Pij(i=1、2、3、・・・I, j=1、2、3、・・・J,)における標高Hijを得るステップ(S−3)。
(D)視点位置(x、y、z)から見た、視野範囲θ1≦θ≦θの間の角度を、多数に細分する視野分割線E(k=1,2、3、・・・K)を設定するステップ(S−4)。
(E)各視野分割線Eからの距離が、格子対角距離Lの2分の1以下である二次元格子点Pkm〔m=1、2,3・・・M〕をピックアップし、ステップCで得たデータを参照して、それら格子点Pkmにおける標高Hkmを求め、
この標高Hkmを、格子点Pkmから視野分割線Eに降ろした垂線Tと、視野分割線Eとの交点Ckmにおける標高Hkmとし、
点Ckmから標高Hkmの点Pkmを求め、
視点(x、y、z)から点Pkmを見たときの仰角γkmを求めるステップ(S−5)。
(F)各視野分割線Eに沿って、それぞれ仰角γkmが極大となる可視限界点Rkn〔n=1、2,3・・・N〕を求め、可視限界点Rkn以外のデータを消去するステップ(S−6)
(G)至近距離にある可視限界点Rknを連ねて可視限界線Ks(s=1、2,3・・・S)を得るステップ(S−7)。
(H)可視限界線K上の点Kst(t=1、2、3、・・・T)と視点Oとを結ぶ直線と、視野中心線に直角な一平面Φとの交点の、平面Φ上の二次元座標系(U,V)における位置を求め、点列(Ust、Vst)を得るステップ(S−8)。
(I)二次元座標で示された平面Φ上の点列(Ust、Vst)の至近距離にある点を結んで成る景観輪郭線Rを描画するための輪郭線データRを得るステップ(S−9)。
を含むコンピュータプログラムである、上記の景観図作成装置によって達成される。
上記の目的は、上記の景観図作成装置において、視点位置(x、y、z)にデジタルカメラを、その光軸がGPS端末の主軸と同軸又は平行となるように設けると共に、景観図作成プログラムに、更に下記のステップ(J)乃至(L)、即ち、

(J)対象とした山体をデジタルカメラ(19)で撮影して、山容データを得るステップ(S−11)と、
(K)景観輪郭線図形を作成した山体に対応する山容データを、対応する景観輪郭線図形に適合するよう加工するステップ(S−12)と、
(L)上記により項加工された山容データと、対応する稜線図形データを合成し、山容図形データを作成するステップ(S−13)と、
を付加したことを特徴とする上記の景観図作成装置により一層確実に達成することができる。
上記とは別異の本発明の目的は、
汎地球測位システム(以下、GPSと言う。)の端末(以下、GPS端末と言う。)と、
GPSから得た三次元地形図情報データを記録するメモリと、
景観図作成プログラムがインストールされており、GPSから受信した三次元地図情報に基づき、上記の景観図作成プログラムに従って、演算処理を行い景観図に表示すべきデータを得る中央演算制御装置(以下、CPUと言う。)と、
CPUに結合された入力装置と、
CPUの演算結果の基いて所望の画像を表示するディスプレイ装置と、
CPUで得られたデータを処理して、ディスプレイ装置に景観画像を表示せしめ得るシリアル信号列を編成し、ディスプレイ装置に入力する信号変換回路と、
GPS端末の位置及び姿勢を制御するコントローラとから成り、
CPUにインストールされた景観図作成プログラムは、下記のステップ(a)〜(e)、即ち、

(a)GPS(11)から、汎地球座標系(x,y,z)における視点Oの三次元位置情報(x,y,z)(ここで、xは経度情報、yは緯度情報、zは標高情報とする。)と、視野中心線方位角θ、(ここで、視野中心線は視点Oを一端点とする水平面(x,y)上にある半直線とし、θはGPS端末(12)の方位角、即ち、経線xと、GPS端末(12)の中心線のなす角度θとする。)を含む、視点O近辺の三次元地図情報を取得すべき区域(以下、景観表示区域と言う。)を決定するステップ(S−21)。
(b)GPS(21)から、景観表示区域内に存在する市街地に関する地図情報と、各地点の標高データ(H)を得るステップ(S−23)。
(c)取得した二次元市街地地図情報から、予め定めた一定の規模基準に該当する建築物B(i=1、2、3・・・z)を、敷地の一辺が視野中心線に直交する立方体として抽出し、それらの建築物を示す直方体輪郭データを記録するステップ(S−24)。
(d)上記直方体輪郭データに基づいて、景観図データを生成するステップ(S−25)。
とを含む、景観図作成プログラムであることを特徴とする、上記の景観図作成装置によって達成される。
本発明は上記の通り構成されるから、本発明によるときは、任意の地点から所望の方向を観望したときの景観図を随時ディスプレイし得る景観図作成装置を安価に提供し得るものである。
以下図面により本発明の実施例を説明する。
図1ないし図12は本発明に係る第一実施例の構成を示す説明図である。
図1は、本発明に係る景観図作成装置の構成の一例を示すブロック図である。
図2は、GPSから得られる地図情報中の標高情報を示す説明図である。
図3は、各格子点の標高を取得する他の方法を示す説明図である。
図4は、図2に示した標高地図上で、本発明装置の光軸を水平としたとき、光軸を中心として左右に±60°の視野範囲を示す説明図で、視野範囲を細分する視野分割線Wを示す図である。
図5は、図4に示した視野範囲の一部拡大図である。
図6は、一本の視野分割線W方向に沿って計測された距離と標高の関係を示す説明図である。
図7は、図6に示した図から、視点から見えない部分を消去した図である。
図8は、更に各グループ中の可視限界点、即ち、景観中の山体、丘陵などの輪郭線のみを示す説明図である。
図9は、視野分割線Wごとに算出された可視限界点を示す平面図である。
図10は、景観図の計算方法を示す説明図である。
図11は、景観図の一例を示す説明図である。
図12は、景観図作成プログラムに作動を示すフローチャートである。
図13ないし図18は、本発明に係る第二実施例を説明するための説明図である。
図13は、本発明に係る第二実施例の構成を示す説明図である。
図14は、GPSから取得した市街地地図の一例を示す図である。
図15は、図12に示した市街地地図から一定の条件に適合する建築物のみを抽出した状態を示す説明図である。
図16は、抽出された建築物を直方体に置換した状態と、視野内の最遠可視点を示す説明図である。
図17は、視野内の最遠可視線を示す平面図である。
図18は、図15から得られる景観図の一例を示す説明図である。
図1において、11はGPS、12はGPS端末、13は、GPS端末12により得られた近隣の地図情報、GPS端末の位置情報、標高情報及び方位情報を記録するメモリ、14はCPU、15は装置に所定の操作入力を与えるため担当者により操作されるキーボード等の入力装置、16は景観図やオペレータへの指示などを表示するためのディスプレイ装置、17は、CPU14の演算出力をディスプレイ16の入力信号に変換する信号変換回路、18はGPS端末12と一体に設けられるデジタルカメラ、19はGPS端末12及びデジタルカメラ18の位置及び姿勢を制御するコントローラである。
デジタルカメラ18はその光軸が、GPS端末12の主軸と同軸又は平行になるように、望ましくは水平になるよう設けられ、それらの方位角はコントローラ19により一体的に制御される。
本実施例の場合、特に限定されないが、通常はこのカメラ18の光軸及びGPS端末12の主軸は水平にする。
GPS端末12とデジタルカメラ18を、所望の景観が得られる位置に設け、それらの主軸・光軸を景観の中心に向け、GPS11から以下の情報を取得し、メモリ13に記録する。
1)景観を表示する部分を含む地域の地図情報。
2)GPS端末12の二次元設置位置情報、即ち、視点位置(x,y)。
3)GPS端末12の標高H
4)GPS端末12の主軸の方位情報、即ち主軸が経線となす角度θ
従って、視点の三次元位置は(x,y,H)である。
このとき、景観を求める視野範囲、即ち視野角は120°、即ち主軸方向を中心に、左右60°の範囲に入るようにすることが望ましい。勿論この視野角度は、限定されるものでなく、要求に応じて適宜の角度、例えば、360°、180°、100°又は60°等とすることができるものである。
地図情報は図2又は図3の形で得られる。
図2において、縦線MないしMは経線、LないしLは緯線である。
これらの経線及び緯線の格子間隔50m、それらの交点Pij(図には、P11、P24、P66が示されている。)は格子点Pijであり、各格子点Pijの近くに表示されている数値は格子点の標高Hijである。
図3には、図2と同様の経線及び緯線からなる格子の上に、等高線C660、C680、C700が示されている。
これらの等高線図から、各格子点の標高を例えば内挿法により算出できるが、そのようにすると演算負荷が過大となる上、本発明においてはそれほどの精度を要しないので、各格子点に最も近い等高線の標高をその格子点の近似的標高として採用することができる。
次に、図4に示されているように、視野角θ=120°を所望の方法で細分する。
この細分方法としては、例えば全視野角を等分割する方法や、視野の中心を細かく、周辺に行くのに従って粗くする方法や、特定のオブジェクトの存在する視野部分では細かく、他の部分では粗くするなどの方法などを採用することができる。
図4には、視野角θ=120°を、等分割する状態が示されている。分割は例えば、6′〜10′程度とすることが推奨される。
次に、視野角θの各分割線W上の点P(k=1,2・・・K)に就いて、視点位置(x,y)からの水平距離Dと、標高Hの関係を求め、各分割線Wごとに標高Hが極大となる点Pkm(m=1,2・・・M)を求める。
この標高Hは点Pの近傍の格子点の標高から内挿法により算出できるが、 図5には、更に簡便な一方法が示されている。
これは、点Pに最も近い格子点Pmnの標高Hmnを点Pの近似標高とするものである。
本発明ではこの簡便法を採用することができる。
図6には、このような簡便法により得られた視点(x,y)からの水平距離Dと標高Hとの関係を示す棒グラフが示されている。これらのデータから、標高Hの点Pの仰角γが極大となる点P(M=1、2、・・)の視点からの距離Dが求められる。
点Pから上方に高さHの点Rは、視野範囲に存在する山の輪郭線に当る点である。この点は、通常、その山の尾根若しくは稜線上の点ではない。
この点Rは又、その視野分割線W上で、それよりも遠い点が隠れて見えなくなる点、即ち、可視限界点でもある。
点Pは、一本の分割線W上に1点だけしか存在しない場合もあるが、2〜3点、又はそれ以上存在する場合もある。
この場合、視点(x,y)に近い仰角極大点Pk1における標高Hの点Ri1は近景の山容の輪郭線上の一点であり、遠い仰角極大点Pi2における標高Hの点Ri2は遠景の山容の輪郭線上の一点である。
次いで、この点Rk1、Rk2の後背部にあり陰に隠れて見えない地点のデータを消去し(図7)、更に、点Rk1,Rk2以外のデータを消去する(図8)。
この点Rk1,Rk2を総ての分割線Wに就いてプロットすると、図9の如き曲線R、Rが得られる。
図中下方の曲線Rは、近景の山に係るものであり、上方の曲線Rは、遠景の山に係るものである。この図は、それぞれの山の仰角極大点を水平面に投影して得た曲線である。
而して、近景の山の三次元輪郭線は、曲線R上の点P1uの上方、標高H1uの点R1u(x1u、y1u、H1u)を連ねた三次元曲線として得られ、遠景の山の輪郭線は、曲線R2上の点P2vの上方、標高H2vの点R2u(x2v、y2v、H2v)を連ねた三次元曲線として得られる。
図10には、一本の曲線P上の点P、P、P、P及びPとその上方にある標高H、H、H、H及びHの点R、R、R、R及びRが示されている。
点R、R、R、R及びRを結ぶ三次元曲線Rは、視点Oから見た山の景観の輪郭線である。
視野中心線と直角な平面Φを定め、視点Oと三次元曲線R上の点R、R、R、R及びRを結ぶ直線の交点W、W、W、W及びWを求め、これらの諸点を連ねると求める景観の輪郭線Wが得られる。
このようにして、近景〜遠景の山々の輪郭を求めると。図11に示されているような景観図が得られる。
このような演算と同時に、これらの山々の写真をデジタルカメラ28により撮影する。この写真には、図10に示された山々が写されている。
この写真から、図10の景観図に示された山の輪郭内の映像に合わせて山容を抽出し、所望の加工を施して、図10の山の輪郭に合わせて貼り付け、更に山の名称、標高等の文字を書き入れ、所望の景観図を完成する。
このようなCPUの作動は、予めインストールされた景観図作成プログラムによるものであり、そのフローチャートは図12に示されている。
図13は、本発明の第二実施例の構成を示すブロック図であり、21はGPS、22はGPS端末、23は、GPS端末22により得られた近隣の地図情報、GPS端末の位置情報、標高情報及び方位情報を記録するメモリ、24はCPU、25は装置に所定の操作入力を与えるため担当者により操作されるキーボード等の入力装置、26は景観図やオペレータへの指示などを表示するためのディスプレイ装置、27は、CPU24の演算出力をディスプレイ26の入力信号に変換する信号変換回路、28はGPS端末22と一体に設けられるデジタルカメラ、29はGPS端末22及びデジタルカメラ28の位置及び姿勢を制御するコントローラである。
GPS端末22は、地域内の比較的高い位置に置かれる。
デジタルカメラ28はその光軸が、GPS端末22の主軸と同軸又は平行になるように、望ましくは水平になるよう設けられ、それらの方位角はコントローラ29により一体的に制御される。
本実施例の場合、特に限定されないが、通常はこのカメラ28の光軸及びGPS端末22の主軸は水平にする。
GPS端末22とデジタルカメラ28を、所望の景観が得られる位置に設け、それらの主軸・光軸を景観の中心に向け、GPS21から以下の情報を取得し、メモリ23に記録する。
1)景観を表示する部分を含む地域の地図情報。
2)GPS端末22の二次元設置位置情報、即ち、視点位置(x,y)。
3)GPS端末22の標高H
4)GPS端末22の主軸の方位情報、即ち主軸が経線となす角度θ
従って、視点の三次元位置は(x,y,H)である。
このとき、景観を求める視野範囲、即ち視野角は120°、即ち主軸方向を中心に、左右60°の範囲に入るようにすることが望ましい。勿論この視野角度は、限定されるものでなく、要求に応じて適宜の角度、例えば、360°、180°、100°又は60°等とすることができるものである。
地図情報は図14の形で得られる。
図14は、GPSから取得した市街地地図の一例を示す地図である。
この地図から、 一定の基準以上の規模・重要度を有する建築物を抽出する。
図15は、図14に示した市街地地図から一定の条件に適合する建築物のみを抽出した状態を示す地図である。
この図15に示された建築物を、各建物の大きさに応じた直方体に置き換える。
これらの直方体の前面は、総てGPS端末22の視野中心線に直角な平面とし、その、横幅、奥行き及び高さは、対応する建物の横幅、奥行き及び高さ、視点からの距離に応じて定める。
直方体を配置する位置は、対応する建築物をカメラで撮影したとき得られる写真内の位置とすることが推奨される。
建築物の形状は、直方体でないものも多いが、総ての建築物を直方体に置換する。
但し、建築物の形状によっては、幾つかの直方体の組合せに置換しても良い。
図16には、抽出された建築物を直方体B、B及びBに置換した状態と、それらの直方体の最遠可視線F、F、Fが示されている。
最遠可視線F、F、Fは、紙面に垂直である。
最遠可視線F、F、Fのデータのみを抽出し景観図に表示すべき矩形画像データを得る。
最遠可視線F、Fは、直方体B、Bの背面であり、Fは直方体Bの前面である。
図18は、図16に示した最遠可視線F、F、F3のデータから得られる直方体輪郭線図形を示す説明図である。
この図形中の直方体輪郭内には、対応する建築物の外観を示す画像を貼り込み、その名称などを付記して、景観図を完成する。
図18の輪郭線図形を作成するときは、直方体B、B及びBをカメラで撮影したような図形として輪郭線図形を求めることができる。これは各直方体の距離を考慮し完全な遠近法を採用する手法であるが、遠近法を全く無視し総ての直方体を一定の距離から見た図形として表示しても良く、更には適度に両者をアレンジした図形としても良い。
又、上記の説明では、直方体輪郭線図形を得るため、最遠可視線F、F、Fのデータを用いたが、本発明の構成はこれに限定されるものでなく、各直方体の前面上端の稜のデータを用いることができ、更に本発明は上記の説明から容易に着想し得る変更例の総てを包摂するものである。
本発明に係る景観図作成装置の構成の一例を示すブロック図である。 GPSから得られる地図情報中の標高情報を示す説明図である。 各格子点の標高を取得する他の方法を示す説明図である。 図2に示した標高地図上で、本発明装置の光軸を水平としたとき、光軸を中心として左右に±60°の視野範囲を示す説明図で、視野範囲を細分する視野分割線Wを示す図である。 図4に示した視野範囲の一部拡大図である。 一本の視野分割線W方向に沿って計測された距離と標高の関係を示す説明図である。 図6に示した図から、視点から見えない部分を消去した図である。 更に各グループ中の可視限界点、即ち、景観中の山体、丘陵などの輪郭線のみを示す説明図である。 視野分割線Wごとに算出された可視限界点を示す平面図である。 景観図の計算方法を示す説明図である。 景観図の一例を示す説明図である。 景観図作成プログラムのフローチャートである。 本発明に係る第二実施例の構成を示す説明図である。 GPSから取得した市街地地図の一例を示す図である。 図12に示した市街地地図から一定の条件に適合する建築物のみを抽出した状態を示す説明図である。 抽出された建築物を直方体に置換した状態と、視野内の最遠可視点を示す説明図である。 視野内の最遠可視線を示す平面図である。 図15から得られる景観図の一例を示す説明図である。
符号の説明
11 GPS
12 GPS端末
13 メモリ
14 CPU
15 入力装置
16 ディスプレイ装置
17 信号変換回路
18 デジタルカメラ
19 コントローラ
21 GPS
22 GPS端末
23 メモリ
24 CPU
25 入力装置
26 ディスプレイ装置
27 信号変換回路
28 デジタルカメラ
29 コントローラ

Claims (3)

  1. 汎地球測位システム(11)(以下、GPS11と言う。)の端末(12)(以下、GPS端末12と言う。)と、
    GPS(11)から受信した三次元地図情報を記録するメモリ(13)と、
    景観図作成プログラムがインストールされており、GPS(11)から受信した三次元地図情報に基づき、上記の景観図作成プログラムに従って、演算処理を行い景観図に景観輪郭線を表示するためのデータを得る中央演算制御装置(14)〔以下、CPU(14)と言う。〕と、
    CPU(14)に結合された入力装置(15)と、
    CPU(14)の演算結果の基いて所望の景観輪郭線画像を表示するディスプレイ装置(16)と、
    CPU(14)で得られたデータを処理して、ディスプレイ装置(16)に景観輪郭線画像を表示せしめ得るシリアル信号列を編成し、ディスプレイ装置(16)に入力する信号変換回路(17)と、
    GPS端末(12)の位置及び姿勢を制御するコントローラ(18)と、
    から成り、かつ、CPU(11)にインストールされている景観図作成プログラムが、下記のステップ(A)〜(H)、即ち、

    (A)GPS(11)から、汎地球座標系(x,y,z)における視点Oの三次元位置情報(x,y,z)(ここで、xは経度情報、yは緯度情報、zは標高情報とする。)と、視野中心線方位角θ、(ここで、視野中心線は視点Oを一端点とする水平面(x,y)上にある半直線とし、θはGPS端末(12)の方位角、即ち、経線xと、GPS端末(12)の中心線のなす角度θとする。)を含む、視点O近辺の三次元地図情報を取得するステップ(S−1)。
    (B)視点O(x、y、z)から見た景観を表示すべき視野範囲,
    θ1=θ−φ≦θ≦θ+φ=θ (φ=constant)
    を決定するステップ(S−2)。
    (C)GPS(11)から得た三次元地形図情報から、上記視野範囲、
    θ1≦θ≦θ
    に存在する二次元格子点Pij(i=1、2、3、・・・I, j=1、2、3、・・・J,)における標高Hijを得るステップ(S−3)。
    (D)視点位置(x、y、z)から見た、視野範囲θ1≦θ≦θの間の角度を、多数に細分する視野分割線E(k=1,2、3、・・・K)を設定するステップ(S−4)。
    (E)各視野分割線Eからの距離が、格子対角距離Lの2分の1以下である二次元格子点Pkm〔m=1、2,3・・・M〕をピックアップし、ステップCで得たデータを参照して、それら格子点Pkmにおける標高Hkmを求め、
    この標高Hkmを、格子点Pkmから視野分割線Eに降ろした垂線Tと、視野分割線Eとの交点Ckmにおける標高Hkmとし、
    点Ckmから標高Hkmの点Pkmを求め、
    視点(x、y、z)から点Pkmを見たときの仰角γkmを求めるステップ(S−5)。
    (F)各視野分割線Eに沿って、それぞれ仰角γkmが極大となる可視限界点Rkn〔n=1、2,3・・・N〕を求め、可視限界点Rkn以外のデータを消去するステップ(S−6)
    (G)至近距離にある可視限界点Rknを連ねて可視限界線Ks(s=1、2,3・・・S)を得るステップ(S−7)。
    (H)可視限界線K上の点Kst(t=1、2、3、・・・T)と視点Oとを結ぶ直線と、視野中心線に直角な一平面Φとの交点の、平面Φ上の二次元座標系(U,V)における位置を求め、点列(Ust、Vst)を得るステップ(S−8)。
    (I)二次元座標で示された平面Φ上の点列(Ust、Vst)の至近距離にある点を結んで成る景観輪郭線Rを描画するための輪郭線データRを得るステップ(S−9)。
    を含むコンピュータプログラムである、上記の景観図作成装置(10)。
  2. 請求項1に記載の景観図作成装置において、視点位置(x、y、z)にデジタルカメラ(19)を、その光軸がGPS端末(12)の主軸と同軸又は平行となるように設けると共に、景観図作成プログラムに、更に下記のステップ(J)乃至(L)、即ち、

    (J)対象とした山体をデジタルカメラ(19)で撮影して、山容データを得るステップ(S−11)と、
    (K)景観輪郭線図形を作成した山体に対応する山容データを、対応する景観輪郭線図形に適合するよう加工するステップ(S−12)と、
    (L)上記により項加工された山容データと、対応する稜線図形データを合成し、山容図形データを作成するステップ(S−13)と、
    を付加したことを特徴とする上記の景観図作成装置(10)。
  3. 汎地球測位システム(21)〔以下、GPS(21)と言う。〕の端末(22)〔以下、GPS端末(22)と言う。〕と、
    GPS(21)から得た三次元地形図情報データを記録するメモリ(23)と、
    景観図作成プログラムがインストールされており、GPS(21)から受信した三次元地図情報に基づき、上記の景観図作成プログラムに従って、演算処理を行い景観図に表示すべきデータを得る中央演算制御装置(24)〔以下、CPU(24)と言う。〕と、
    CPU(24)に結合された入力装置(25)と、
    CPU(24)の演算結果の基いて所望の画像を表示するディスプレイ装置(26)と、
    CPU(24)で得られたデータを処理して、ディスプレイ装置(26)に景観画像を表示せしめ得るシリアル信号列を編成し、ディスプレイ装置(26)に入力する信号変換回路(27)と、
    GPS端末(22)の位置及び姿勢を制御するコントローラ(27)とから成り、
    CPU(24)にインストールされた景観図作成プログラムは、下記のステップ(a)〜(e)、即ち、

    (a)GPS(11)から、汎地球座標系(x,y,z)における視点Oの三次元位置情報(x,y,z)(ここで、xは経度情報、yは緯度情報、zは標高情報とする。)と、視野中心線方位角θ、(ここで、視野中心線は視点Oを一端点とする水平面(x,y)上にある半直線とし、θはGPS端末(12)の方位角、即ち、経線xと、GPS端末(12)の中心線のなす角度θとする。)を含む、視点O近辺の三次元地図情報を取得すべき区域(以下、景観表示区域と言う。)を決定するステップ(S−21)。
    (b)GPS(21)から、景観表示区域内に存在する市街地に関する地図情報と、各地点の標高データ(H)を得るステップ(S−23)。
    (c)取得した二次元市街地地図情報から、予め定めた一定の規模基準に該当する建築物B(i=1、2、3・・・z)を、敷地の一辺が視野中心線に直交する立方体として抽出し、それらの建築物を示す直方体輪郭データを記録するステップ(S−24)。
    (d)上記直方体輪郭データに基づいて、景観図データを生成するステップ(S−25)。
    とを含む、景観図作成プログラムであることを特徴とする、上記の景観図作成装置。
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