JP2009082304A

JP2009082304A - 什器

Info

Publication number: JP2009082304A
Application number: JP2007253873A
Authority: JP
Inventors: Kazumi Sueda; 和巳末田; Yoriyuki Nakagawa; 順之中川
Original assignee: SHIBAURA JIHANKI KK; Shibaura Mechatronics Corp
Current assignee: SHIBAURA JIHANKI KK; Shibaura Mechatronics Corp
Priority date: 2007-09-28
Filing date: 2007-09-28
Publication date: 2009-04-23

Abstract

【課題】タバコ等の銘柄が多い商品であっても簡単に販売することができる什器を提供する。
【解決手段】複数種類の商品をそれぞれ収納できる複数のコラム３０を有する什器の商品陳列部１４の各商品ダミー２６に選択ボタン２８を設け、商品収納部１６の各コラム３０に、選択ボタン２８が押されたときに点灯するＬＥＤ３２を設け、巻きバネによって商品がコラム３０の前方に押し出されると共に、光センサが検出した測定光によって商品の数を判定することができる。
【選択図】図３

Description

本発明は、店舗に設置されるタバコ等を販売する什器に関するものである。

従来より、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等において、レジカウンターや販売員の背面にタバコ等の商品を販売するため什器が置かれている。このような什器においては、購入者が直接什器から商品を取り出すため、什器の各コラムには商品を押し出すための装置が提案されている。

例えば、特許文献１及び特許文献２には、商品を押し出すために巻きバネが使用されている。
実用新案登録第３１２９１５４号公報特開昭５９−２１８１１３号公報

しかしながら、特許文献１及び特許文献２の構造であると、単に商品を押し出す構造であるため、収納された商品の個数は販売員が数えて把握する必要があり、棚卸しや商品が売り切れた場合の把握に手間が掛かるという問題点がある。

そこで、本発明は上記問題点に鑑み、商品の個数も簡単に把握することができ、かつ、商品もコラムの前方に押し出すことができる什器を提供する。

本発明は、複数種類の商品をそれぞれ収納できる複数のコラムを有する商品収納部と、前記商品収納部とは別体であって、前記収納した複数種類の商品をそれぞれ陳列した商品陳列棚を有する商品陳列部と、を備えた什器において、前記各コラムは、複数個の前記商品が前後方向に載置される台と、前記台の前部に設けられた前支持部と、前記前支持部の後方において前後方向に移動自在に配され、かつ、前記前支持部との間で前記商品を載置する移動壁と、前記移動壁を前記商品と共に前方へ付勢するために、テープ状の板部が巻回された巻きバネと、前記巻きバネの前記板部の長手方向に沿って開口した測定孔と、前記巻きバネの伸縮によって移動する前記板部の前記測定孔に対応する位置に配置された光センサと、を備え、前記光センサが検出した前記測定孔によって、前記コラムに収納された前記商品の在庫数を判定する制御部と、を備えた什器である。

本発明は、複数種類の商品をそれぞれ収納できる複数のコラムを有する什器において、前記各コラムは、複数個の前記商品が前後方向に載置される台と、前記台の前部に設けられた前支持部と、前記前支持部の後方において前後方向に移動自在に配され、かつ、前記前支持部との間で前記商品を載置する移動壁と、前記移動壁を前記商品と共に前方へ付勢するために、テープ状の板部が巻回された巻きバネと、前記巻きバネの前記板部の長手方向に沿って開口した測定孔と、前記巻きバネの伸縮によって移動する前記板部の前記測定孔に対応する位置に配置された光センサと、を備え、前記光センサが検出した前記測定孔によって、前記コラムに収納された前記商品の在庫数を判定する制御部と、を備えた什器である。

本発明によれば、巻きバネによって商品がコラムの前方に押し出されると共に、光センサが検出した測定光によって商品の数を判定することができる。

以下、本発明の一実施形態の什器１０について図１〜図１０に基づいて説明する。

本実施形態の什器１０は、タバコ１を販売するためのものであり、レジスター装置１２と一体となっている。

（１）什器１０の構成
什器１０は、前記したようにレジスター装置１２と一体となっており、タバコ１を陳列するための商品陳列部１４と、タバコ１を収納するための商品収納部１６とを有している。

商品陳列部１４は、図１及び図２に示すように、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗内部に配置されたレジカウンター１８の購入者が通る通路に面して配置されている。一方、商品収納部１６は、レジカウンター１８内部に設置されている。

レジカウンター１８の上面には、タバコ１やその他の商品のバーコードを読み取ったり、その他の情報を入力するための入力部２０が設置されている。このレジカウンター１８の端部には、お金を収納したり、その他の計算等を行なうレジスター部２２が設けられている。

（２）商品陳列部１４の構成
商品陳列部１４は、図３及び図４に示すように、２列の陳列棚２４が設けられ、各陳列棚２４には、それぞれタバコ１の表面のみを印刷した商品ダミー２６が配置されている。

各商品ダミー２６の下方には、購入者がこのタバコ１を購入したいときに意思表示を行なう選択ボタン２８がそれぞれ設けられている。

（３）商品収納部１６
図３に示すように、商品陳列部１４は、複数のコラム３０を有し、横方向に６列のコラムが並び、縦方向に５個のコラムが配置されている。なお、図５は、説明を簡単にするために５列で図示している。

各コラム３０は、タバコ１を複数個収納可能であるが、その構造については後から詳しく説明する。なお、各コラム３０は、前方から商品を取り出すことが可能であり、各コラム３０の前部にはＬＥＤ３２が設けられている。

また、この商品陳列部１４の上部には、シャッター式の扉３４が設けられ、販売員によって開け閉め可能となっている。

商品陳列部１４の下部には、扉３４の鍵とその鍵を解錠または施錠するための鍵部３６が設けられている。また、各ＬＥＤ３２の点灯を消灯させるためのリセットスイッチ３８も設けられている。

（４）コラム３０の構造
次に、図５〜図８に基づいて各コラム３０の構造について説明する。

コラム３０は、タバコ１を前後方向に複数個載置できる台４０を有している。この台４０の前部には、タバコ１を支持するための前支持部４２が設けられている。この台４０には、商品を後方から支持するための移動壁４４が前後方向に移動自在に設けられている。この移動壁４４の底面から突部４６が突出している。

前支持部４２の内部には、テープ状の板部４８を巻回した巻きバネ５０が載置されている。この巻きバネ５０の巻き部分５２から引き出されたテープ状の板部４８の先端部は、上記で説明した移動壁４４の突部４６に取り付けられている。この巻きバネ５０の付勢力により、移動壁４４は、常に前方に付勢される。

商品収納部１６の各コラム３０にタバコ１を収納する場合には、移動壁４４を巻きバネ５０の付勢力に反して後方に引き、タバコ１を図５に示すように収納していく。この場合に、巻きバネ５０の板部４８は移動壁４４と共に前方に引かれる。

巻きバネ５０のテープ状の板部４８には、長手方向に複数個開口したした測定孔５４が設けられている。この測定孔５４は、図６に示すように不規則に開口している。

この測定孔５４が移動する位置に一対の光センサ５６が設けられている。この光センサ５６は、光出力部と受光部からなり、測定孔５４がこの光センサ５６の位置を通過することによって、その測定孔５４を検出することができる。

なお、この板部４８に開口した測定孔５４としては、図６に示すような不規則な開口状態だけでなく、図７に示すように長手方向に一直線に開口しつつ、幅方向に傾斜した状態や、図８に示すように長手方向に等間隔に開口したものであってもよい。

この光センサ５６によって測定した情報の利用方法については後から説明する。

（５）什器１０とレジスター装置１２の電気的構成
次に、図９に基づいて什器１０とレジスター装置１２の電気的構成について説明する。

上記したように商品陳列部１４の選択ボタン２８と、商品収納部１６のＬＥＤ３２、光センサ５６、鍵部３６、リセットスイッチ３８が、レジスター装置１２内部に設けられた制御部５８に接続されている。この制御部５８には、上記した入力部２０とレジスター部２２が接続され、制御部５８の記憶部６０も接続されている。また、後から説明する防犯のためのブザー６２も接続されている。

また、この制御部５８は、商品収納部１６の各コラム３０に収納されたタバコ１の在庫管理も行なうことができる。すなわち、制御部５８は、記憶部６０に、タバコ１の個数に合わせた測定孔５４の検出状態を予め記憶させておく。タバコ１が取り出されるとその分の厚みが薄くなるため移動壁４４が前方に移動し、それと共に板部４８の測定孔５４も移動する。そのため、タバコ１の個数毎に測定孔５４の変化パターンを記憶させておき、このタバコ１の個数、すなわち厚みから現在収納されているタバコ１の個数を判定する。

なお、図７に示すような長手方向に開口した測定孔５４の場合には、幅方向の位置によって、タバコの個数を検出する。図８に示すような測定孔５４の場合には、測定孔５４の絶対位置でなく、相対位置を検出してタバコの個数を測定する。

（６）販売開始時の動作
次に、什器１０とレジスター装置１２の販売開始時の動作状態について説明する。

まず、販売員がレジカウンター１８に入り、入力部２０を用いて担当開始（販売開始）の手続きを行ない、担当者名を記憶させる。

次に、商品収納部１６の扉３４を開けて、タバコ１を取り出し可能にする。この扉３４が開けられたことを鍵部３６が検出し、そのときの各コラム３０のタバコ１の在庫数を上記した光センサ５６からの信号に基づいて記憶部６０に記憶させる。

もし、販売員が担当開始（販売開始）の手続きを行なわないで、扉３４を解錠した場合には、鍵部３６がそれを検出しブザー６２を鳴らし、警告を行なう。

（７）通常販売時
次に、什器１０とレジスター装置１２の通常の販売状態について説明する。

購入者が、欲しいタバコ１に該当する商品ダミー２６を陳列棚２４から選び、選択ボタン２８を選択する。すると、商品収納部１６の該当するＬＥＤ３２が点灯する。

販売者は、その点灯したＬＥＤ３２に対応するコラム３０からタバコ１を取り出する。タバコ１を販売員が取り出した後、リセットスイッチ３８を押し、ＬＥＤ３２を消灯させる。そして、入力部２０とレジスター部２２を用いて販売を行なう。このとき、タバコ１を取り出すと、移動壁４４が移動し前記した測定孔５４が移動することにより、コラム３０の在庫数が変化する。

このようにすることで、販売員は確実に購入者が希望する商品を商品収納部１６から取り出すことができる。

なお、選択ボタン２８が選択されない状態で、商品収納部１６からタバコ１が取り出されると、移動壁４４が移動し、在庫数が変化したことを制御部５８が検出し、ブザー６２を鳴らし、警告を行なう。

（８）販売終了時の動作
次に、什器１０とレジスター装置１２の販売終了時の動作について説明する。

販売員が販売を終了する場合、または、レジの担当者が交代する場合には、扉３４を閉じる。すると、鍵部３６が施錠されたことを認識し、販売が終了したことを認識する。

このとき、各コラムにあるタバコ１の在庫数とレジスター装置１２によって販売したタバコ１の販売数の合計が、販売開始時におけるタバコ１の在庫数と一致する場合には販売を終了し、一致しない場合にはブザー６２を鳴らし、警告を行なう。

また、販売員がこの販売終了の手続きを行なわずに交代を行なった場合でもブザー６２を鳴らす。すなわち、扉３４を閉めないで、レジスター装置１２において販売員の交代を行なう手続きをした場合には、ブザー６２を鳴らす。

（９）効果
以上により、本実施形態であれば、購入者が希望する商品に対応する選択ボタンを選択すると、商品収納部１６の該当するコラム３０のＬＥＤ３２が点灯するため、販売員が確実にその商品を取り出すことができる。

また、各コラム３０における巻きバネ５０の板部４８に対向した測定孔５４の位置によってタバコ１の在庫数を管理することができる。

販売開始前に扉３４を開けてタバコ１を取り出そうとするとブザー６２によって警告を行なうことができる。また、通常販売時において選択ボタン２８が選択されない状態でタバコ１を取り出してもブザー６２によって警告を行なうことができる。さらに、販売終了時に在庫数に矛盾がある場合にはブザー６２によって警告を行なうことができる。

（１０）変更例
本発明は上記各実施形態に限らず、その主旨を逸脱しない限り種々に変更することができる。

上記実施形態では扉３４は、商品収納部１６全体を開閉するものであったが、コラム３０毎に開閉できるものであってもよい。

また、扉３４は販売員が手動によって開閉するものでなく、自動で開閉するものであってもよい。すなわち、販売開始時において扉３４を自動的に開けるものであってもよい。

また、警告の手段としては、ブザー６２に限らず、回転灯や、その他の方法であってもよい。

また、選択ボタン２８が選択されたときに、ＬＥＤ３２を点灯させるだけでなく、ブザー６２によって音を鳴らしたり、回転灯を点灯させたりしてもよい。

また、ＬＥＤ３２を点灯させるのでなく、選択されたコラム３０を前方に飛び出す構造であってもよい。

また、タバコ１を複数個購入する場合、すなわち、まとめ買いの場合には、購入個数ボタンを商品陳列部１４に設け、その個数に対応した数字を商品収納部１６に表示してもよい。

また、在庫数を検出する場合に上記実施形態では巻きバネ５０の板部４８に測定孔５４を設けたが、これに代えて板部４８に凹凸を設け、光センサ５６の代わりにその凹凸を検出するセンサを設けてもよい。

また、上記実施形態では、制御部５８をレジスター装置１２内部に設けたが、什器１０内部に設けてもよい。

また、（３）の項目で説明したコラム３０の構成は、商品収納部しか有さない什器にも適用できる。

本発明の一実施形態を示す什器とレジスター装置の前方から見た配置図である。同じく後方から見た配置図である。商品陳列部と商品収納部の正面図である。商品陳列部と商品収納部の側面図である。コラムの斜視図である。コラムの縦断面図である。巻きバネの板部の第１の斜視図である。巻きバネの板部の第２の斜視図である。巻きバネの板部の第３の斜視図である。什器とレジスターのブロック図である。

符号の説明

１０什器
１２レジスター装置
１４商品陳列部
１６商品収納部
１８レジカウンター
２０入力部
２２レジスター部
２４陳列棚
２６商品ダミー
２８選択ボタン
３０コラム
３２ＬＥＤ
３４扉
３６鍵部
３８リセットスイッチ
４０台
４２前支持部
４４移動壁
４６突部
４８板部
５０巻きバネ
５２巻き部分
５４測定孔
５６光センサ
５８制御部
６０記憶部
６２ブザー

Claims

複数種類の商品をそれぞれ収納できる複数のコラムを有する商品収納部と、
前記商品収納部とは別体であって、前記収納した複数種類の商品をそれぞれ陳列した商品陳列棚を有する商品陳列部と、
を備えた什器において、
前記各コラムは、
複数個の前記商品が前後方向に載置される台と、
前記台の前部に設けられた前支持部と、
前記前支持部の後方において前後方向に移動自在に配され、かつ、前記前支持部との間で前記商品を載置する移動壁と、
前記移動壁を前記商品と共に前方へ付勢するために、テープ状の板部が巻回された巻きバネと、
前記巻きバネの前記板部の長手方向に沿って開口した測定孔と、
前記巻きバネの伸縮によって移動する前記板部の前記測定孔に対応する位置に配置された光センサと、
を備え、
前記光センサが検出した前記測定孔によって、前記コラムに収納された前記商品の在庫数を判定する制御部と、
を備えた什器。
複数種類の商品をそれぞれ収納できる複数のコラムを有する什器において、
前記各コラムは、
複数個の前記商品が前後方向に載置される台と、
前記台の前部に設けられた前支持部と、
前記前支持部の後方において前後方向に移動自在に配され、かつ、前記前支持部との間で前記商品を載置する移動壁と、
前記移動壁を前記商品と共に前方へ付勢するために、テープ状の板部が巻回された巻きバネと、
前記巻きバネの前記板部の長手方向に沿って開口した測定孔と、
前記巻きバネの伸縮によって移動する前記板部の前記測定孔に対応する位置に配置された光センサと、
を備え、
前記光センサが検出した前記測定孔によって、前記コラムに収納された前記商品の在庫数を判定する制御部と、
を備えた什器。
前記制御部は、
前記測定孔の変換に対応したデータを記憶部に予め記憶し、
前記光センサが検出した前記測定孔の変化と、前記記憶したデータとを比較し、前記在庫数を判定する、
請求項１または２記載の什器。
前記測定孔は、
前記板部の長手方向に沿って不規則に開口しているか、等間隔に開口している、
請求項１または２記載の什器。
前記測定孔は、
前記板部の長手方向に沿った長孔であって、幅方向に傾斜している、
請求項１または２記載の什器。