JP2009081361A - 点火コイル - Google Patents

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Abstract

【課題】熱膨張による中心コアの伸びを緩衝部材で吸収させて中心コア両端面部の絶縁樹脂部材へ作用する力を低減し、当該絶縁樹脂部材に亀裂が発生するのを防止する。
【解決手段】中心コア3と、中心コア3の周囲に配設された1次コイル21及び2次コイル22とを備え、中心コア3はその外周面301及び軸方向両端面部32、33が絶縁樹脂部材4、222、254により固着された点火コイル1であって、
中心コア3には、その軸方向において分割され当該分割された部位には中心コア3の剛性より小さい剛性を有するゴムマグネット等の第1の緩衝部材6を介在し、中心コア3の外周面301と絶縁樹脂部材4との間に、PET樹脂等の滑り性を有する円筒状の第2の緩衝部材7を配設する。
【選択図】 図1

Description

本発明は点火コイル、特にスティック型点火コイルに好適なものである。
エンジンのプラグホールに装着されるスティック型の点火コイルにおいては、金属製中心コアが軸方向に細長い形状を有し、その周囲は絶縁を保つため熱硬化性樹脂部材で固められている。この絶縁熱硬化性樹脂部材は熱膨張による伸びが金属製中心コアのより小さく、硬く変形し難い部材である。
点火コイルは、磁気回路の動作による発熱やエンジンから受ける熱のため、中心コアが熱膨張し軸方向に伸びて周囲の変形し難い絶縁性熱硬化樹脂層に亀裂を生じさせる。特に中心コアの上、下端面の角部付近の上記樹脂層に応力集中が生じて亀裂が発生するという不具合がある。
この不具合を解消する対策として中心コアの上、下端面の角部付近を緩衝部材で覆う構造が考案されているが、この構造では製品コストが高くなるため、下記特許文献1に記載のように中心コアの両端面部のいずれか一方の端面角部のみを緩衝部材で覆う構造も考案されている。
この中心コアの上、下端面のいずれか一方の端面角部のみを緩衝部材で覆う構造の考え方は、中心コアがその軸方向に熱膨張した時、緩衝部材が装着されていない側の中心コアの端面側は熱膨張による変位(移動)をせず、中心コアの緩衝部材が装着されている端面側が全熱膨張量だけ変位して緩衝部材に吸収され、上記樹脂層に作用する応力を低減させるという考え方によるものである。すなわち、中心コア全体は緩衝部材が装着されていない側の端面を基点とし緩衝部材が装着されている端面側へ熱膨張により伸びるという考え方である。
この考え方は、中心コアが上記樹脂層に対し滑り中心コア全体が緩衝部材の装着されている方向のみに伸びる現象を想定したものであるが、中心コアの外周面と樹脂層は強固に密着しているため中心コアがその全長に亘って樹脂層と滑ることは有りえず、中心コアは緩衝部材が装着されていない側にも伸びる。そのため緩衝部材が装着されていない側の樹脂層の角部付近に亀裂が発生する恐れがある。
特開平11−74139号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、中心コアをその軸方向において分割し、分割した部分に中心コアの剛性より小さい剛性を有する緩衝部材を介在させることにより、熱膨張による中心コアの伸びを緩衝部材で吸収させて中心コア両端面部の絶縁樹脂部材へ作用する力を低減し、当該絶縁樹脂部材に亀裂が発生するのを防止することにある。
請求項1に係る発明では、中心コアと、前記中心コアの周囲に配設された1次コイル及び2次コイルとを備え、前記中心コアはその外周面及び軸方向両端面部が絶縁樹脂部材により固着された点火コイルであって、
前記中心コアをその軸方向において分割し、当該分割した部位には前記中心コアの剛性より小さい剛性を有する第1の緩衝部材を介在させることを特徴とする。
上記構成によれば、熱膨張によって前記中心コアが軸方向に伸び、その両端面部は前記絶縁樹脂部材により拘束されても、前記中心コアの剛性より小さい前記第1の緩衝部材が前記中心コアが軸方向の伸びを吸収するから、前記中心コアの両端面部における前記絶縁樹脂部材特に角部に亀裂が発生するのを防止することができる。
請求項2に係る発明では、前記第1の緩衝部材をゴムマグネットとすることを特徴とする。
上記構成によれば、前記中心コアの軸方向の伸びを確実に吸収すると共に、前記中心コアを通る磁束の漏洩を抑止できる。
請求項3に係る発明では、前記中心コアの両端面部の外周に面取りを施こすことを特徴とする。
上記構成によれば、より確実に前記中心コアの両端面部における前記絶縁樹脂部材特に角部に亀裂が発生するのを確実に防止することができる。
請求項4に係る発明では、前記中心コアの外周面と前記絶縁樹脂部材との間に筒状の第2の緩衝部材を設けることを特徴とする。
上記構成によれば、筒状の第2の緩衝部材により前記中心コアの円周部の角部を保護すると共に、前記中心コアの半径方向の熱膨張を吸収し、前記中心コアの円週部における前記絶縁樹脂部材特に角部に亀裂が発生するのを確実に防止することができる。
請求項5に係る発明では、前記第2の緩衝部材を前記中心コアの全長に亘って設けることを特徴とする。
上記構成によれば、前記中心コアの円週部の全長に亘って前記絶縁樹脂部材特に角部に亀裂が発生するのを確実に防止することができる。
請求項6に係る発明では、前記第2の緩衝部材は前記中心コアの両端面部より突出した突起緩衝部を備えている。
上記構成によれば、中心コアが熱膨張によって軸方向に伸びても突起緩衝部の長さ内で納まり、従って中心コアの両端面部による絶縁樹脂部材の角部に亀裂が発生するのを確実に防止できる。
請求項7に係る発明では、前記第2の緩衝部材を前記中心コアの全長及び両端面部に亘って設けることを特徴とする。
上記構成によれば、前記中心コアの円週部の全長及び両端面部に亘って前記絶縁樹脂部材特に角部に亀裂が発生するのを確実に防止することができる。
請求項8に係る発明では、前記第2の緩衝部材を前記中心コアの全長より短く設け、かつ当該第2の緩衝部材より露出している前記中心コアの端面部の外周に面取りを施こすことを特徴とする。
上記構成によれば、第2の緩衝部材より露出している前記中心コアの端面部の角部に面取りを施こしているから、やはり前記中心コアの円週部の全長及び両端面部に亘って前記絶縁樹脂部材特に角部に亀裂が発生するのを確実に防止することができる。
請求項9に係る発明では、前記第1の緩衝部材を気体層とし、かつ前記中心コアの外周面と前記絶縁樹脂層との間に当該気体層を覆って密閉する筒状密閉部材を設けることを特徴とする。
上記構成によれば、前記第1の緩衝部材を気体層としているから、前記中心コアの軸方向の熱膨張の伸びをより確実に吸収することができる。
請求項10に係る発明では、前記第2の緩衝部材を、滑り性を有する樹脂とすることを特徴とする。
上記構成によれば、熱膨張の際、前記絶縁樹脂層に対して前記第2の緩衝部材が滑るから中心コアの熱膨張の両端部方向への伸びを確実に吸収させることができる。
請求項11に係る発明では、前記滑り性を有する樹脂をPET樹脂とすることを特徴とする。
上記構成によれば、滑り性が確実であるから、中心コアの熱膨張の両端部方向への伸びをより一層確実に吸収させることができる。
図に基づき本発明点火コイルの実施形態を説明する。図1に示すごとく、本発明の点火コイル1は、棒状の中心コア3と、この中心コア3の周りに同心円状に巻回した1次コイル21及び2次コイル22を備えた円筒部2とを有し、中心コア3の外周面301に絶縁樹脂層4を形成し、この絶縁樹脂層4と円筒部2との間に絶縁樹脂5を充填している。
図1に示す本例の点火コイル1は、円筒部2をエンジンのプラグホール内に挿通させて使用するスティックタイプのものである。円筒部2は、絶縁樹脂のコイルケース20内に、外周コア24、1次コイル21、2次コイル22及び中心コア3を挿通配設してなる。具体的には、1次コイル21は絶縁被覆したワイヤを円筒状に巻回してなり、2次コイル22は円筒状の2次スプール221の外周面に1次コイル21よりも多い巻回数で絶縁被覆したワイヤを巻回してなる。
また、2次コイル22は1次コイル21の内周側に挿通されて配設されており、2次コイル22の内周側には棒状の金属製の中心コア3が配設されている。また、1次コイル21は円筒状の外周コア24内に挿通されて配設されており、この外周コア24はコイルケース20内に挿通された配設されている。そして1次コイル21に電流を流して発生させる磁束は、中心コア3及び外周コア24を通過させて増大させることができる。
また、1次コイル21は絶縁被覆したワイヤを円筒状に巻回下後、巻回したワイヤ同士を樹脂等の融着剤によって互いに結合した円筒状に作製されている。1次コイル21を円筒状のスプールの外周面に絶縁被覆したワイヤを巻回してもよい。また、中心コア3と2次コイル22との間、2次コイル22と1次コイル21との間、1次コイル21と外周コア24との間の各隙間29には絶縁樹脂5が充填されている。
また、円筒部2はエンジンのプラグホール内に挿通配置される軸方向先端部201に、スパークプラグを取り付けるためのプラグ取付け口26を有している。このプラグ取付け口26には、2次コイル22の一端(高圧側端部)と電気的に接続された高圧端子27及びこの高圧端子27に接触するコイルバネ28が配設されている。また、円筒部2は、軸方向先端部201とは反対側の軸方向基端部202に径方向外方に突出したフランジ部255を有しており、フランジ部255には、エンジンに螺合するボルトを挿通させるためのボルト挿通穴256が形成されている。
また、コイルケース20の軸方向基端部202には、1次コイル21に電力を供給するイグナイタ251を配設するためのイグナイタ配置凹部25が形成されている。そしてイグナイタ配置凹部25内には、イグナイタ251を配設した状態で各隙間29に充填した絶縁樹脂5と同じ絶縁樹脂5によって充填されている。また、イグナイタ251は、ECU(電子制御ユニット)からの信号によって動作するパワートランジスタ等のスイッチング素子を用いた電力制御回路257等を備えている。
そしてECUからスパーク発生信号がイグナイタ251に送信されるとイグナイタ251におけるスイッチング素子等が動作して1次コイル21に電流が流れ、これに伴って2次コイル22に電磁誘導による誘導起電力が発生し、スパークプラグからスパークを発生させることができる。
本例の中心コア3は1次コイル21に電流を流して発生した磁束の形成による渦電流の発生を抑制するために、複数の珪素鋼板を径方向に積層してなる。また、本例の絶縁樹脂層4、絶縁樹脂5は熱硬化性エポキシ樹脂からなる。
また、図1に示すごとく、中心コア3の一方の軸方向基端面部33は、イグナイタ251における絶縁樹脂から成るホルダ252から立設形成したコア保持凹部253内に挿入配置されている。そのため、絶縁樹脂層4は中心コア3の外周面301において軸方向基端面部33に近傍には形成できない。また、中心コア3の他方の軸方向先端面部32は絶縁樹脂から成る1次スプール221の底部222に当接している。
このようにして中心コア3は、その外周面301を絶縁樹脂層4の熱硬化性絶縁樹脂部材により、また、軸方向先端面部32を2次スプール221の底部222の熱硬化性絶縁樹脂部材により、軸方向基端面部33を絶縁樹脂から成るコア保持凹部253の底部254の熱硬化性絶縁樹脂部材により固着され、軸方向及び径方向に熱膨張による伸びが拘束されている。すなわち、中心コア3の全面は熱硬化性絶縁樹脂部材4、222、254で固着拘束されている。従って、中心コア3は珪素鋼板等の金属製であるため、熱膨張による軸方向及び径方向の伸びは、中心コア3の周囲の熱硬化性絶縁樹脂部材4、222、254のそれよりも遥かに大きく、高温環境の下では中心コア3が周囲の熱硬化性絶縁樹脂部材4、222、254を押し広げる現象を呈する。
図2は本例点火コイル1の実施形態の要部を示すもので、中心コア3のほぼ中央部に中心コア3を軸方に2分割し、分割した部位に第1の緩衝部材6が介在させてある、この第一の緩衝部材6は中心コア3の剛性より小さい剛性を有しており、具体的な材料としてはゴムマグネットが好適である。本例では第1の緩衝部材6は中心コア3を2分割して中央部に1ヶ所介在させてあるが、3分割2箇所、4分割3箇所介在させてもよい。
また、中心コア3の外周面301と絶縁樹脂部材としての絶縁樹脂層4との間には、第2の緩衝部材7が配設してある。この第2の緩衝部材7は円筒形を有し緩衝機能と滑り機能を有する樹脂で形成された筒状部材であり、具体的な材料としてはPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂が好適である。本例では第2の緩衝部材7は中心コア3の全長に亘って配設されている。
本例第1実施形態では、上記のように構成しているから、熱膨張によって中心コア3が軸方向に伸び、その両端面部32、33が絶縁樹脂部材222、254により拘束されても、中心コア3の剛性より小さい第1の緩衝部材6が中心コア3が軸方向の伸びを吸収するから、中心コア3の両端面部32、33における絶縁樹脂部材222、254特に角部に亀裂が発生するのを防止することができる。
また、本例では、第1の緩衝部材6をゴムマグネットにしているから、中心コア3の軸方向の伸びを確実に吸収することができると共に、中心コア3を通る磁束の漏洩も抑止することができる。
また、本例では、中心コア3の外周面301と絶縁樹脂部材(絶縁樹脂層4)との間に筒状の滑り性を有する第2の緩衝部材7を中心コア3の全長に亘って設けているから、筒状の第2の緩衝部材7により中心コア3の円周部の角部を保護すると共に、中心コア3の半径方向の熱膨張を吸収し、中心コア3の円周部における絶縁樹脂部材特に角部に亀裂が発生するのをより一層確実に防止することができる。
図3は本例点火コイル1の第2実施形態の要部を示すもので、図2で説明した第2の緩衝部材7を省き、第1の緩衝部材6のみを図2と同様に介在させた例である。さらに本例では中心コア3の両端面部32、33の外全周に亘って図4(a)、(b)、(c)に示すようなテーパ面取り302あるいはR面取り303を施している。
本例第2実施形態では上記のように構成しているから、上記した第1の緩衝部材6による効果に加えて、テーパ面取り302あるいはR面取り303を施すことによって、中心コア3の両端面部32、33の角部が無くなって当接することがなく、従って絶縁樹脂部材222、254特に角部に亀裂が発生するのを確実に防止することができる。
図5は本例点火コイル1の第3実施形態の要部を示すものである。本例では、中心コア3を軸方向に2分割し、この2分割した部位を、空気等の気体層をなす第1の緩衝部材6とし、かつ中心コア3の外周面301と絶縁樹脂部材をなす絶縁樹脂層4との間に、気体層を覆って密閉状態を維持する円筒状密閉部材8を設けた例である。また、本例では図3に示す実施形態と同様に中心コア3の両端面部32、33の外周に図4に示すようなテーパ面取り302あるいはR面取り303を施している。
本例第3実施形態では上記のように第1の緩衝部材6を気体層としているから、中心コア3の軸方向の熱膨張の伸びをより確実に吸収することができる。また、テーパ面取り302、R面取り303によって絶縁樹脂部材222、254特に角部に亀裂が発生するのを確実に防止することができる。
図6は本例点火コイル1の第4実施形態の要部を示すものである。本例は上記第1実施形態に対して、第2の緩衝部材7の長さを中心コア3の全長より両端面部32、33から少し短くした例である。また、本例では図3、図5に示す実施形態と同様に第2の緩衝部材7より露出した中心コア3の両端面部32、33の外周に図4に示すようなテーパ面取り302あるいはR面取り303を施している。
本例第4実施形態では、上記第1実施形態の効果に加えて、テーパ面取り302あるいはR面取り303を施すことによって、中心コア3の両端面部32、33の角部が無くなって当接することがなく、従って絶縁樹脂部材222、254特に角部に亀裂が発生するのを確実に防止することができる。
図7は本例点火コイル1の第5実施形態の要部を示すものである。本例では、上記第1実施形態に対して、第2の緩衝部材7の長さを中心コア3の全長より長くし両端面部32、33から突出させた円筒形突起緩衝部701を形成した例である。この突起緩衝部701の突起長さは中心コア3の熱膨張による伸びより長く設定されている。
本例第5実施形態では、上記第1実施形態の効果に加えて、本例では、中心コア3の両端面部32、33より突出した突起緩衝部701を設けているから、中心コア3が熱膨張によって軸方向に伸びても突起緩衝部701の長さ内で納まり、従って中心コア3の両端面部32、33の角部が絶縁樹脂部材222、254に当接しないので、絶縁樹脂部材222、254の角部に亀裂が発生するのを確実に防止できる。
図8は本例点火コイル1の第6実施形態の要部を示すものである。本例では、上記第1実施形態に対して、第2の緩衝部材7の両先端を中心コア3の両端面部32、33の外周に亘って端面緩衝部702を設けた例である。
本例第6実施形態では、上記第1実施形態の効果に加えて、中心コア3の両端面部32、33の角部外周に当該外周を覆う端面緩衝部702を設けているから、中心コア3の両端面部32、33の角部が絶縁樹脂部材222、254に直接当接することがなく、従って絶縁樹脂部材222、254特に角部に亀裂が発生するのを確実に防止することができる。なお、第1の緩衝部材は、上記材質に限定されることなく、例えば、シリコンオイルなどの液体、シリコンゲルなどのゲル状物質、窒素ガスなどの気体でも良い。
本発明になる点火コイルの全体構成を示す縦断面図である。 本発明点火コイルの第1実施形態を示す要部断面図である。 本発明点火コイルの第2実施形態を示す要部断面図である。 (a)、(b)はそれぞれ図3における中心コア3の基端面部33の一部の面取り状態を示す一拡大断面部、(c)は(a)のX−X線矢視断面図である。 本発明点火コイルの第3実施形態を示す要部断面図である。 本発明点火コイルの第4実施形態を示す要部断面図である。 本発明点火コイルの第5実施形態を示す要部断面図である。 本発明点火コイルの第6実施形態を示す要部断面図である。
符号の説明
1 点火コイル
2 円筒部
3 中心コア
4 絶縁樹脂部材をなす絶縁樹脂層
5 絶縁樹脂
6 第1の緩衝部材
7 第2の緩衝部材
8 密閉部材
20 コイルケース
21 1次コイル
22 2次コイル
24 外周コア
32 中心コア3の先端面部
33 中心コア3の基端面部
221 2次スプール
222 絶縁樹脂部材をなす2次スプール221の底部
253 コア保持部
254 絶縁樹脂部材をなすコア保持凹部253の底部
301 中心コア3の外周面
302 テーパ面取り
303 R面取り
701 突起緩衝部
702 端面緩衝部

Claims (11)

  1. 中心コアと、
    前記中心コアの周囲に配設された1次コイル及び2次コイルとを備え、
    前記中心コアはその外周面及び軸方向両端面部が絶縁樹脂部材により固着された点火コイルであって、
    前記中心コアはその軸方向において分割され、
    当該分割された部位には前記中心コアの剛性より小さい剛性を有する第1の緩衝部材が介在されていることを特徴とする点火コイル。
  2. 前記第1の緩衝部材はゴムマグネットであることを特徴とする請求項1記載の点火コイル。
  3. 前記中心コアの両端面部の外周に面取りが施されていることを特徴とする請求項1又2記載の点火コイル。
  4. 前記中心コアの外周面と前記絶縁樹脂部材との間には筒状の第2の緩衝部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の点火コイル。
  5. 前記第2の緩衝部材は前記中心コアの全長に亘って設けられていることを特徴とする請求項4記載の点火コイル。
  6. 前記第2の緩衝部材は前記中心コアの両端面部より突出した突起緩衝部を備えていることを特徴とする請求項4記載の点火コイル。
  7. 前記第2の緩衝部材は前記中心コアの全長及び両端面部を覆う端面緩衝部を備えていることを特徴とする請求項4記載の点火コイル。
  8. 前記第2の緩衝部材は前記中心コアの全長より短く設けられており、かつ当該第2の緩衝部材より露出している前記中心コアの端面部の角部は面取りが施されていることを特徴とする請求項4記載の点火コイル。
  9. 前記第1の緩衝部材は気体層であり、かつ前記中心コアの外周面と前記絶縁樹脂部材とに間には当該気体層を覆って密閉する筒状密閉部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の点火コイル。
  10. 前記第2の緩衝部材は滑り性を有する樹脂であることを特徴とする請求項4〜8のいずれか一つに記載の点火コイル。
  11. 前記滑り性を有する樹脂はPET樹脂であることを特徴とする請求項10記載の点火コイル。
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