JP2009077086A - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】修正部分を正確に抽出する画像処理装置、及びプログラムを提供すること。
【解決手段】本発明に係る画像処理装置は、修正前の紙原稿から読取られた修正前画像と、前記修正前の紙原稿に修正が加えられた、修正後の紙原稿から読取られた修正後画像と、を画像読取装置4から取得する。そして、修正前画像を第1色補正パラメータに基づいて補正するとともに、修正後画像を第2色補正パラメータに基づいて補正する。そして、修正前画像の比較領域における明度と、修正後画像の比較領域における明度とを比較する。そして、比較の結果が所定条件を満足する場合に、第1色補正パラメータに基づいて補正された修正前画像と、第2色補正パラメータに基づいて補正された修正後画像と、に基づいて修正部分を抽出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、及びプログラムに関する。
修正前の紙原稿のスキャン画像と、修正(例えば、加筆やホワイトペンによる文字削除等)が加えられた後の当該紙原稿のスキャン画像とを比較して、修正部分を抽出する画像処理装置がある。下記特許文献1には、両スキャン画像の二値画像の差分を生成することにより修正部分を抽出する画像処理装置が開示されている。
特開2004−341914号公報
しかしながら、修正前の紙原稿のスキャンと、修正後の紙原稿のスキャンとを、完全に同じ条件で行うことは困難であるため、両スキャン画像の間には、修正部分以外の部分であっても、色合いに差ができる。例えば、時間の経過や、スキャナーの違いにより、両スキャン画像は色合いが異なる場合がある。そのため、場合によっては、両スキャン画像が二値化された時に、本来ON画素とならない部分(例えば空白部分)が一方の画像でだけON画素となり、その結果、修正部分以外の部分が誤って抽出されるという問題があった。
本発明の目的は、修正部分を正確に抽出する画像処理装置及びプログラムを提供することにある。
請求項1の発明は、修正前の紙原稿から読取られた第1スキャン画像と、前記修正前の紙原稿に修正が加えられた、修正後の紙原稿から読取られた第2スキャン画像と、を取得する画像取得手段と、前記第1スキャン画像を第1色補正パラメータに基づいて補正し、第2スキャン画像を第2色補正パラメータに基づいて補正する補正手段と、前記補正手段により補正された第1スキャン画像の所与の比較領域における色合いと、前記補正手段により補正された第2スキャン画像の前記比較領域における色合いと、を比較する比較手段と、前記比較手段による比較の結果が所定条件を満足する場合に、前記第1色補正パラメータに基づいて補正された第1スキャン画像と、前記第2色補正パラメータに基づいて補正された第2スキャン画像と、に基づき修正部分を抽出する抽出手段とを含むことを特徴とする画像処理装置である。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記比較手段は、前記補正手段により補正された前記第1スキャン画像の前記比較領域における各画素値の出現頻度分布と、補正手段により補正された第2スキャン画像の前記比較領域における各画素値の出現頻度分布と、の相関係数を算出し、前記抽出手段は、前記相関係数の値が所定値以上である場合に、前記修正部分を抽出することを特徴とする。ここで、画素値とは、例えば、明度値や、R値、G値、B値等の色値などである。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記補正手段により補正された第1スキャン画像の前記比較領域における画像と、前記補正手段により補正された第2スキャン画像の前記比較領域における画像と、に基づく差分情報に基づいて指標値を算出し、前記抽出手段は、前記指標値の値に応じて前記修正部分を抽出することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記指標値は、差分抽出画素の数、又は差分抽出画素の分散度を示す数値であり、前記抽出手段は前記指標値が所定値以下である場合に、前記修正部分を抽出することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかの発明において、前記補正手段は、前記第1色補正パラメータと前記第2色補正パラメータの少なくとも一方を変更しながら、前記第1スキャン画像と前記第2スキャン画像と、を補正し、前記比較手段は、前記1色補正パラメータと前記第2色補正パラメータの少なくとも一方が変更されるごとに、前記補正手段により補正された第1スキャン画像の色合いと、第2スキャン画像の色合いとを比較することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記第1色補正パラメータと前記第2色補正パラメータとを含むパラメータセットを少なくとも1つ記憶するパラメータセット記憶手段をさらに含み、前記補正手段は、前記パラメータセット記憶手段から選択するパラメータセットを変更しながら、当該選択したパラメータセットに含まれる前記第1色補正パラメータと前記第2色補正パラメータとに基づいて、前記第1スキャン画像と前記第2スキャン画像とを補正することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5又は6の発明において、前記補正手段は、前記比較手段による比較の結果が前記所定条件を満足しない場合に、前記第1色補正パラメータ及び前記第2色補正パラメータの少なくとも一方を変更することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項6の発明において、前記比較手段による比較の結果が前記所定条件を満足するときのパラメータセットから、前記比較の結果に基づいて1つのパラメータセットを選択し、当該パラメータセットに含まれる前記第1色補正パラメータに基づいて補正された第1スキャン画像と、当該パラメータセットに含まれる前記第2色補正パラメータに基づいて補正された第2スキャン画像と、に基づき前記修正部分を抽出することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1乃至8のいずれかの発明において、前記第1スキャン画像と、前記第2スキャン画像と、を縮小する縮小手段をさらに含み、前記補正手段は、前記縮小手段により縮小された第1スキャン画像を前記第1色補正パラメータに基づいて補正し、前記縮小手段により縮小された第2スキャン画像を前記第2色補正パラメータに基づいて補正することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1乃至9のいずれかの発明において、前記補正手段は、前記第1スキャン画像のうち前記比較領域の画像を補正し、前記第2スキャン画像のうち前記比較領域の画像を補正することを特徴とする。
請求項11の発明は、修正前の紙原稿から読取られた第1スキャン画像と、前記修正前の紙原稿に修正が加えられた、修正後の紙原稿から読取られた第2スキャン画像と、を取得する画像取得手段と、前記第1スキャン画像を第1二値化パラメータに基づいて二値化し、前記第2スキャン画像を第2二値化パラメータに基づいて二値化する二値化手段と、前記二値化手段により二値化された第1スキャン画像の所与の比較領域における画像と、前記二値化手段により二値化された第2スキャン画像の前記比較領域における画像と、を比較する比較手段と、前記比較手段による比較の結果が所定条件を満足する場合に、前記第1二値化パラメータに基づいて二値化された第1スキャン画像と、前記第2二値化パラメータに基づいて二値化された第2スキャン画像と、に基づいて修正部分を抽出する抽出手段と、を含むことを特徴とする画像処理装置である。
請求項12の発明は、請求項11の発明において、前記比較手段は、前記二値化手段により二値化された第1スキャン画像の前記比較領域における有意な画素の数と、前記二値化手段により二値化された第2スキャン画像の前記比較領域における有意な画素の数と、の差を算出し、前記抽出手段は、前記差の値が所定値以下である場合に前記修正部分を抽出することを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項11の発明において、前記比較手段は、前記二値化手段により二値化された第1スキャン画像の前記比較領域における画像と、前記二値化手段により二値化された第2スキャン画像の前記比較領域における画像と、の差分情報に基づいて指標値を算出し、前記抽出手段は、前記指標値の値に応じて前記修正部分を抽出することを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項13の発明において、前記指標値は、差分抽出画素の数、又は差分抽出画素の分散度を示す数値であり、前記抽出手段は、前記指標値が所定値以下である場合に前記修正部分を抽出することを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項11乃至14のいずれかの発明において、前記二値化手段は、前記第1二値化パラメータと前記第2二値化パラメータの少なくとも一方を変更しながら、前記第1スキャン画像と前記第2スキャン画像と、を二値化し、前記比較手段は、前記第1二値化パラメータと前記第2二値化パラメータの少なくとも一方が変更されるごとに、前記二値化手段により二値化された第1スキャン画像と、前記二値化手段により二値化された第2スキャン画像とを比較することを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項15の発明において、前記二値化手段は、前記比較手段による比較の結果が前記所定条件を満足しない場合に、前記第1二値化パラメータと前記第2二値化パラメータの少なくとも一方を変更することを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項11乃至16のいずれかの発明において、前記第1スキャン画像と、前記第2スキャン画像と、を縮小する縮小手段をさらに含み、前記二値化手段は、前記縮小手段により縮小された第1スキャン画像を前記第1二値化パラメータに基づいて二値化し、前記縮小手段により縮小された第2スキャン画像を前記第2二値化パラメータに基づいて二値化することを特徴とする。
請求項18の発明は、請求項11乃至17のいずれかの発明において、前記二値化手段は、前記第1スキャン画像のうち前記比較領域の画像を二値化し、前記第2スキャン画像のうち前記比較領域の画像を二値化することを特徴とする。
請求項19の発明は、請求項1乃至18のいずれかの発明において、前記所与の比較領域は、前記第1スキャン画像と前記第2スキャン画像の各々の一部を占める領域であることを特徴とする。
請求項20の発明は、請求項19の発明において、前記所与の比較領域は、予め定められた領域であることを特徴とする。
請求項21の発明は、請求項19の発明において、前記所与の比較領域は、利用者により指定される領域であることを特徴とする。
請求項22の発明は、請求項19の発明において、前記第1スキャン画像と前記第2スキャン画像のレイアウトを解析する解析手段と、前記解析手段による解析の結果に基づいて前記所与の比較領域を決定する決定手段と、をさらに含むことを特徴とする。
請求項23の発明は、請求項19の発明において、前記第1スキャン画像の二値画像と前記第2スキャン画像の二値画像との差分を生成し、当該差分に基づいて前記所与の比較領域を決定する決定手段とをさらに含むことを特徴とする。
請求項24の発明は、修正前の紙原稿から読取られた第1スキャン画像と、前記修正前の紙原稿に修正が加えられた、修正後の紙原稿から読取られた第2スキャン画像と、を取得する画像取得手段、前記第1スキャン画像を第1色補正パラメータに基づいて補正し、前記第2スキャン画像を第2色補正パラメータに基づいて補正する補正手段、前記補正手段により補正された第1スキャン画像の所与の比較領域における色合いと、前記補正手段により補正された第2スキャン画像の前記比較領域における色合いと、を比較する比較手段、前記比較手段による比較の結果が所定条件を満足する場合に、前記第1色補正パラメータに基づいて補正された第1スキャン画像と、前記第2色補正パラメータに基づいて補正された第2スキャン画像と、に基づき修正部分を抽出する抽出手段、としてコンピュータを機能させるプログラムである。
請求項25の発明は、修正前の紙原稿から読取られた第1スキャン画像と、前記修正前の紙原稿に修正が加えられた、修正後の紙原稿から読取られた第2スキャン画像と、を取得する画像取得手段、前記第1スキャン画像を第1二値化パラメータに基づいて二値化し、前記第2スキャン画像を第2二値化パラメータに基づいて二値化する二値化手段、前記二値化手段により二値化された第1スキャン画像の所与の比較領域における画像と、前記二値化手段により二値化された第2スキャン画像の所与の比較領域における画像と、を比較する比較手段、前記比較手段による比較の結果が所定条件を満足する場合に、前記第1二値化パラメータに基づいて二値された第1スキャン画像と、前記第2二値化パラメータに基づいて二値化された第2スキャン画像と、に基づいて修正部分を抽出する抽出手段、としてコンピュータを機能させるプログラムである。
請求項1,11,24,25の発明によれば、修正部分を正確に抽出することができる。
請求項2,4の発明によれば、第1スキャン画像の色合いと、第2スキャン画像の色合いと、を一定程度類似させてから修正部分を抽出することができる。
請求項3の発明によれば、第1スキャン画像の色合いと、第2スキャン画像の色合いと、の類似度を指標化して評価することができる。
請求項5の発明によれば、第1スキャン画像の色合いと、第2スキャン画像の色合いと、を類似させられる第1色補正パラメータ及び第2色補正パラメータを検索することができる。
請求項6の発明によれば、第1スキャン画像の色合いと、第2スキャン画像の色合いと、を類似させられる第1色補正パラメータ及び第2色補正パラメータを、簡単に検索することができる。
請求項7の発明によれば、第1スキャン画像の色合いと、第2スキャン画像の色合いと、が類似するか否かを判断しながら、第1色補正パラメータ及び第2色補正パラメータを検索することができる。
請求項8の発明によれば、第1スキャン画像の色合いと、第2スキャン画像の色合いと、を類似させられる最適な第1色補正パラメータ及び第2色補正パラメータを決定することができる。
請求項9,10の発明によれば、第1色補正パラメータと第2色補正パラメータの決定に必要な処理を軽減することができる。
請求項12,14の発明によれば、第1スキャン画像の二値画像と、第2スキャン画像の二値画像と、を類似させてから修正部分を抽出することができる。
請求項13の発明によれば、第1スキャン画像の二値画像と、第2スキャン画像の二値画像と、の類似度を指標化して評価することができる。
請求項15の発明によれば、第1スキャン画像の二値画像と、第2スキャン画像の二値画像と、を類似させられる第1二値化パラメータ及び第2二値化パラメータを検索することができる。
請求項16の発明によれば、第1スキャン画像の二値画像と、第2スキャン画像の二値画像と、が類似するか否かを判断しながら、第1二値化パラメータ及び第2二値化パラメータを検索することができる。
請求項17,18の発明によれば、第1スキャン画像の二値画像と、第2スキャン画像の二値画像とを類似させられる第1二値化パラメータと第2二値化パラメータの決定に必要な処理を軽減することができる。
請求項19の発明によれば、比較的少ない処理で、修正部分の抽出を正確に行うことができる。
請求項20,21,22,23の発明によれば、修正部分を含まない領域が比較領域になりやすくなる。
本発明の実施形態(以下、実施形態1)について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態1に係る画像処理装置2を含んで構成される修正抽出システム100を表す図である。修正抽出システム100は、画像処理装置2と画像読取装置4とを含んで構成され、画像処理装置2と画像読取装置4とは通信可能に接続されている。修正抽出システム100において、利用者は、修正前の紙原稿を画像読取装置4に読み取らせ、読取画像(以下、修正前画像)を画像処理装置2に登録する。また、修正前の紙原稿に加筆やホワイトペンによる削除等の修正を加えた、修正後の紙原稿を画像読取装置4に読み取らせ、読取画像(以下、修正後画像)を画像処理装置2に登録する。そして、利用者は、所定の修正部分抽出指示操作を行い、画像処理装置2に、修正前画像と修正後画像とを比較させ修正部分を抽出させる。なお、ここでは、紙原稿は複数の紙媒体を含む。
次に、各装置について具体的に説明する。画像読取装置4は、例えばADF(AUTO DOCUMENT FEEDER)などの自動給紙機構を備えた各種スキャナとして実現される。画像読取装置4は、紙原稿を光学的に読取り、読取画像を画像処理装置2に送信し、画像処理装置2に記憶させる。ここでは、画像読取装置4は、修正前画像と、修正後画像とを送信し、画像処理装置2に記憶させる。
画像処理装置2は、例えば、パーソナルコンピュータやサーバとして実現される。画像処理装置2は、画像読取装置4から受信した修正前画像と修正後画像とを記憶する。また、画像処理装置2は、利用者の指示を受け入れて、修正前画像と修正後画像とを比較し、修正部分を抽出する。画像処理装置2は、構成的には、図2に示すように、制御部22と、記憶部24と、画像入力部26と、操作部28と、を含んで構成される。なお、画像処理装置2は、上記各部以外にも、図示しない表示部や、ネットワークインターフェイス等も含む。以下、各部について説明する。
制御部22は、CPU等であり、記憶部24に格納されているプログラムに従って動作する。
記憶部24は、RAM、ROM、ハードディスク等であり、各種情報を記憶するものである。記憶部24は、制御部22によって実行されるプログラムを格納している。また、記憶部24は、画像入力部26から入力された修正前画像と修正後画像とを記憶する。また、記憶部24は、制御部22の処理の実行に必要となる種々の情報を保持するワークメモリにもなる。
画像入力部26は、画像読取装置4に接続されたインターフェイスであり、画像読取装置4から送信される画像を受信し、記憶部24に出力する。操作部28は、例えば、キーボードやマウスであり、利用者の操作内容の情報を制御部22に出力する。以上が、画像処理装置2を構成する各部の内容である。
図3は、制御部22が上記プログラムに従って動作することにより、画像処理装置2で実現される機能のブロック図である。同図に示すように、画像処理装置2は、比較領域決定部32と、補正部34と、比較部36と、パラメータセット記憶部38と、全体位置・歪補正部40と、局所位置・歪補正部42
と、修正部分抽出部44と、を含む。さらに、局所位置・歪補正部42は、図4に示すように、差分抽出部42aと、統合化処理部42bと、第2分割領域算出部42cと、第1分割領域算出部42dと、第2画像分割部42eと、第1画像分割部42fと、分割画像位置・歪補正部42gと、を含む。以下、各部について説明する。
(パラメータセット記憶部38)
パラメータセット記憶部38は、記憶部24を中心として実現される。パラメータセット記憶部38は、第1色補正パラメータP1と第2色補正パラメータP2のパラメータセットを少なくとも1つ記憶する。図5は、パラメータセット記憶部38の記憶内容の一例を示す図である。同図に示すように、パラメータセット記憶部38は、パラメータセットを複数記憶し、各パラメータセットには組み合わせ番号が付されている。ここで、第1色補正パラメータP1及び第2色補正パラメータP2は、トーンカーブである。なお、パラメータセット記憶部38に記憶されるパラメータセットは予め定められたものであってもよいし、利用者によって登録されたものであってもよい。また、第1色補正パラメータP1及び第2色補正パラメータP2は、ルックアップテーブルであってもよい。
(比較領域決定部32)
比較領域決定部32は、制御部22を中心として実現され、補正部34に補正された修正前画像と修正後画像とを比較するための領域(比較領域)を決定する。本実施形態では、比較領域決定部32は、修正前画像と修正後画像の各々の一部を占める領域を比較領域とする。具体的には、比較領域決定部32は、修正前画像と修正後画像のレイアウトを解析する。そして、解析の結果、文字/線/表などの画像領域や、文字/線/表などを多く含むページを比較領域として決定する。
(補正部34)
補正部34は、制御部22を中心として実現され、色補正パラメータを用いて、例えば画像の明度を補正する。本実施形態では、補正部34は、第1色補正パラメータP1と第2色補正パラメータP2の少なくとも一方を変更しながら、第1色補正パラメータP1で修正前画像の比較領域における明度を補正するとともに、第2色補正パラメータP2で修正後画像の比較領域における明度を補正することにより、1つのパラメータセットを特定する。ここでは、補正部34は、比較部36によって算出される比較領域の明度画素数分布(明度ヒストグラム)同士の相関係数Rが所定閾値TH(例えば、0.95)以上になるまで、組み合わせ番号の小さいパラメータセットから順に、当該パラメータセットの第1色補正パラメータP1と第2色補正パラメータP2の各々で修正前画像の明度と修正後画像の明度を補正することにより、相関係数Rが所定閾値TH以上となるパラメータセットを特定する。
なお、補正部34は、すべてのパラメータセットを用いて修正前画像と修正後画像とを補正した後、相関係数Rが所定閾値TH以上となるパラメータセットのうち相関係数Rが最大のパラメータセットを特定するようにしてもよい。
(比較部36)
比較部36は、制御部22を中心として実現され、第1色補正パラメータP1と第2色補正パラメータP2の少なくとも一方が変更されるごとに、補正部34により補正された修正前画像の明度と、修正後画像の明度とを比較する。具体的には、比較部36は、補正部34がパラメータセットの一つ一つを用いて修正前画像と修正後画像とを補正するごとに、修正前画像の比較領域における明度画素数分布(第1明度ヒストグラム)と、修正後画像の比較領域における明度画素数分布(第2明度ヒストグラム)と、の相関係数Rを算出する。
ここで、第1明度ヒストグラムにおける明度iの画素数を「Xi」と表し、第2明度ヒストグラムにおける明度iの画素数を「Yi」と表した場合、相関係数R(−1≦R≦1)は以下の数式で表される。なお、比較部36は、Red,Green,Blueの各色プレーンの画素数分布を作成し、各色プレーンの相関係数を算出してもよい。
Figure 2009077086
(全体位置・歪補正部40)
全体位置・歪補正部40は、制御部22を中心として実現され、周知の方法(例えば、特開2006−235785号公報に記載の方法)を用いて、対象となる2つの画像の全体的な位置合わせを行い、両画像間の位置ズレや歪みを補正するものである。本実施形態では、補正部34により特定されたパラメータセットの第1色補正パラメータP1で補正された修正前画像と、同パラメータセットの第2色補正パラメータP2で補正された修正後画像とを対象として、頁ごとに位置合わせを行う。なお、ここでは、修正後画像を基準として、当該修正後画像に合わせて修正前画像の位置ズレや歪みを補正する。もちろん、修正前画像を基準として、当該修正前画像に合わせて修正後画像の位置ズレや歪みを補正するようにしてもよい。
具体的には、全体位置・歪補正部40は、修正後画像(正確には、補正部34により特定されたパラメータセットの第2色補正パラメータP2で補正された修正後画像)を所定閾値で二値化した二値画像に合わせて、修正前画像(正確には、補正部34により特定されたパラメータセットの第1色補正パラメータP1で補正された修正前画像)を所定閾値で二値化した二値画像の全体的な位置ズレや歪みを補正する。こうして、全体位置・歪補正部40は、全体的に、修正前画像と修正後画像との位置を合わせる。
(局所位置・歪補正部42)
局所位置・歪補正部42は、制御部22を中心として実現され、対象となる2つの画像の間にある局所的な位置ズレを補正する。本実施形態では、局所位置・歪補正部42は、全体位置・歪補正部40により全体的な位置合わせが行われた修正前画像(正確には、補正部34により特定されたパラメータセットの第1色補正パラメータP1で補正された修正前画像)と修正後画像(正確には、補正部34により特定されたパラメータセットの第2色補正パラメータP2で補正された修正後画像)とを対象として、頁ごとに、両画像の局所的な位置ズレを補正する。これは、通常、スキャナ等で画像を読み取った場合、スキャン画像には、レンズ歪、モータ回転のムラ、振動などにより、局所的な歪みが生じるため、全体位置・歪補正部40により位置合わせを行ったとしてもなお、修正前画像と修正後画像との間に局所的な位置ズレがあることが考えられるからである。以下、局所位置・歪補正部42の各部について説明する。
(差分抽出部42a)
差分抽出部42aは、修正後画像を所定閾値で二値化した二値画像と、修正前画像を所定閾値で二値化した二値画像とを比較することによって差分情報を抽出する。具体的には、例えば、修正後画像の二値画像から、修正前画像の二値画像のON画素を膨張した画像を引き算することによって差分情報を抽出する。ここにおいて、ON画素とは、二値画像において白を背景としたときの黒画素である。なお、上記では、修正後画像の二値画像から修正前画像の二値画像のON画素を膨張した画像を引き算することによって差分情報を抽出しているが、修正前画像の二値画像から、修正後画像の二値画像のON画素を膨張した画像を引き算することによって差分情報を抽出してもよいし、両方法で差分情報を抽出するようにしてもよい。
(統合化処理部42b)
統合化処理部42bは、差分抽出部42aによって抽出された差分情報たる差分抽出画素に基づいて、同一領域と見なしうる差分抽出画素同士を統合化して統合化領域とする。ここで、統合化とは、同一領域と見なせる差分抽出画素同士を1つの画素群とすることを言う。
具体的には、統合化処理部42bは、抽出した画素同士の距離、例えばユークリッド距離やシティーブロック距離を求め、当該距離が所定閾値以下の場合に、その画素同士を同一領域と見なして統合化領域とする。
なお、統合化処理部42bは、例えば、以下のようにして統合化領域を定めるようにしてもよい。
(1)抽出した画素を、例えばラベリング処理を使用することによって連結画素群ごとに分け、連結画素群ごとに外接矩形を求め、その外接矩形を所定サイズだけ拡張(膨張)する。そして、拡張した外接矩形同士が重なる場合に、その連結画素群同士を同一領域と見なして統合化領域とする。
(2)修正前画像の二値画像に対してラベリング処理を行う。そして、抽出した画素が含まれている(属している)ラベル(連結画素群)を判断し、同一ラベルに属している抽出画素は同一領域と見なして統合化領域とする。なお、抽出画素を含むラベル(連結画素群)を統合化領域としてもよい。
統合化処理部42bによって統合化領域が定められると、第2分割領域算出部42c、第1分割領域算出部42d、第2画像分割部42e、第1画像分割部42fによって、修正前画像の二値画像と修正後画像の二値画像とが領域分割される。以下、これら各部について説明する。
(第2分割領域算出部42c)
第2分割領域算出部42cは、統合化処理部42bで統合化された統合化領域を含む所定領域を修正後画像についての第2分割領域とする。具体的には、第2分割領域算出部42cは、統合化領域(画素群)の外接矩形を所定サイズだけ拡張(膨張)して第2分割領域とする。ただし、拡張サイズは0でもよい。
なお、第2分割領域算出部42cは、統合化領域の画素群に対し凸包を作成し、その凸包を所定サイズだけ拡張(膨張)して第2分割領域とするようにしてもよい。この場合においても、拡張サイズは0でもよい。ここで、凸包とは、点集合を含む最小の凸多角形を言い、複数の点を囲む最短の閉路とも言える。
第1分割領域算出部42dは、第2分割領域算出部42cで算出された第2分割領域よりも所定サイズだけ膨張させた領域を修正前画像についての第1分割領域とする。
第2画像分割部42eは、第2分割領域算出部42cで算出された第2分割領域に基づいて、修正後画像の二値画像から第2分割領域に相当する画像を切り出して(分割して)第2画像とする。
第1画像分割部42fは、第1分割領域算出部42dで算出された第1分割領域に基づいて、修正前画像の二値画像から第1分割領域に相当する画像を切り出して第1画像とする。ここで、第1分割領域は第2分割領域を膨張させたものであるため、第1画像のサイズは第2画像のサイズよりも大きいものとなる。
(分割画像位置・歪補正部42g)
分割画像位置・歪補正部42gは、修正前画像の二値画像と修正後画像の二値画像との位置合わせを局所的に行うものである。具体的には、分割画像位置・歪補正部42gは、第1画像内で第2画像の位置を変えつつ第2画像を第1画像に重畳する形でパターンマッチングを行い、マッチング度の大きい位置を補正位置として位置・歪補正を行う。
例えば、分割画像位置・歪補正部42gは、第1画像内全体で第2画像を1画素単位で上下左右方向に移動させつつ全位置でパターンマッチングを行い、最もマッチング度(マッチング度合い)の大きい位置を位置・歪補正の位置とする。ここでは、第1画像と第2画像のON画素位置が一致した画素の個数でマッチング度を表すものとする。
具体的には、図6に示すように、第1画像(A)が矩形のリング状画像を持ち、第2画像(B)が当該リング状画像に斜線を引いた画像を持つ場合、第1画像(A)に対して第2画像(B)を図の左上から右方向へ1画素単位で移動させ、次に1画素下に移動させて左側から右側へ移動させ、この処理を図の右下まで繰り返して実行する。
ここでは、4つの位置(C)〜(F)のマッチング度を示している。位置(C)のマッチング度=12、位置(D)のマッチング度=12、位置(E)のマッチング度=52、位置(F)のマッチング度=31である。したがって、位置(E)が位置・歪補正の位置となる。
こうして、分割画像位置・歪補正部42gは、最もマッチング度が高い第1画像と第2画像との位置関係を求める。そして、当該位置関係を保持するように、修正前画像における第1画像に相当する領域の画像の位置を補正する。こうして、局所位置・歪補正部42は、修正前画像と修正後画像との位置を局所的に合わせる。
(修正部分抽出部44)
修正部分抽出部44は、制御部22を中心として実現され、全体的かつ、統合領域単位に局所的に位置合わせが行われた修正前画像(正確には、補正部34により特定されたパラメータセットの第1色補正パラメータP1で補正された修正前画像)と修正後画像(正確には、補正部34により特定されたパラメータセットの第2色補正パラメータP2で補正された修正後画像)とに基づいて、修正部分の領域を抽出する。具体的には、修正部分抽出部44は、修正後画像の二値画像から修正前画像の二値画像を引き算することにより差分情報を生成する。そして、差分情報に基づいて、修正部分を抽出する。なお、上記では、修正部分抽出部44は、修正後画像の二値画像から修正前画像の二値画像を引き算することによって差分情報を生成しているが、修正前画像の二値画像から修正後画像の二値画像を引き算することによって差分情報を生成してもよいし、両方法で差分情報を生成するようにしてもよい。また、修正部分抽出部44は、修正後画像そのものから修正前画像そのものを引き算することで差分情報を生成し、当該差分情報に基づいて、修正部分を抽出するようにしてもよい。
以下、利用者が記憶部24に記憶される修正前画像と修正後画像とを指定して修正部分抽出指示を行った場合に、画像処理装置2が実行する処理の一例についてフローチャート図7を参照しながら説明する。
画像処理装置2は、修正抽出指示操作を受け付けると、修正前画像と修正後画像とを記憶部24から読み出し、比較領域を決定する処理(比較領域決定処理)を実行する(S101)。具体的には、画像処理装置2は、修正前画像及び修正後画像のレイアウトを解析し、解析の結果、文字/線/表などの画像領域や、文字/線/表などを多く含むページを比較領域とする。なお、画像処理装置2は、修正前画像を所定閾値で二値化した二値画像と修正後画像を所定閾値で二値化した二値画像との差分情報を生成し、差分抽出画素の数が最も少ない頁の画像を比較領域
とするようにしてもよい。
そして、画像処理装置2は、修正前画像の明度と修正後画像の明度とが概ね同一となるような第1色補正パラメータP1及び第2色補正パラメータP2のパラメータセットを決定すべく、パラメータセット特定処理を実行する(S102)。ここで、パラメータセット特定処理について図8を参照しながら説明する。
パラメータセット特定処理では、画像処理装置2は、相関係数Rの値が所定閾値TH以上になるまで、組み合わせ番号の小さいパラメータセットから順に、S201乃至S203のステップを実行することにより、相関係数Rの値が所定閾値TH以上となる1つのパラメータセットを特定する。
すなわち、画像処理装置2は、着目しているパラメータセットの第1色補正パラメータP1と第2色補正パラメータP2の各々で修正前画像の比較領域における明度と修正後画像の比較領域における明度とを補正する処理(補正処理)を行う(S201)。
ここで、画像処理装置2は、S201のステップにおいて、修正前画像と修正後画像の明度を補正するのではなく、R値、G値、B値をそれぞれ補正するようにしてもよい。この場合、第1色補正パラメータP1及び第2色補正パラメータP2には、それぞれ、R値のトーンカーブと、B値のトーンカーブと、G値のトーンカーブと、を含める。
そして、画像処理装置2は、修正後画像の比較領域における明度と、修正前画像の比較領域における明度と、を比較する処理(比較処理)を行う(S202)。ここでは、画像処理装置2は、修正後画像の比較領域における明度別画素数分布(第1明度ヒストグラム)と、修正前画像の比較領域における明度別画素数分布(第2明度ヒストグラム)と、の相関係数Rを算出する。
そして、画像処理装置2は、相関係数Rが所定閾値TH以上であるか否かを判断する(S203)。そして、相関関数Rが所定閾値TH以上である場合(S203のY)、パラメータ決定処理を終了し、一方、相関関数Rが所定閾値よりも小さい場合(S203のN)、画像処理装置2は、次の組み合わせ番号のパラメータセットについて、S201乃至S203の処理を実行する。こうして、画像処理装置2は、相関係数Rが所定閾値TH以上となる1つのパラメータセットを特定する。なお、画像処理装置2は、S201乃至S203のステップをすべてのパラメータセットについて実行した上で、相関係数Rが所定閾値TH以上となるパラメータセットのうち相関係数Rの値が最大となる
パラメータセットを特定するようにしてもよい。
ここで、画像処理装置2は、比較処理(S202)において、修正前画像と修正後画像の比較領域における明度別画素数分布について相関係数を算出するのではなく、両画像の比較領域におけるRed,Green,Blueの各色プレーンの画素数分布について相関係数を算出するようにしてもよい。この場合、画像処理装置2は、S203のステップにおいて、算出した3つの相関係数、の少なくとも1つが所定閾値TH以上である場合に(S203のY)、パラメータセット特定処理を終了し、これら3つの相関係数のいずれもが所定閾値THよりも小さい場合に(S203のN)、次の組み合わせ番号のパラメータセットについて、S201乃至S203の処理を実行するようにしてもよい。
また、画像処理装置2は、比較処理(S202)において、後述するラベル数Lを算出するようにしてもよい。すなわち、画像処理装置2は、S201のステップの後、修正後画像を所定閾値で二値化した二値画像から修正前画像を所定閾値で二値化した二値画像を引き算することにより差分情報を生成し、比較領域内の差分抽出画素の統合化領域を定める。ここで、画像処理装置2は、修正後画像の比較領域における二値画像から修正前画像の比較領域における二値画像を引き算することにより差分情報を生成してもよい。そして、画像処理装置2は、統合化領域の数、すなわちラベル数Lを求める。ところで、仮に比較領域に修正部分が含まれる場合、修正前画像の比較領域における明度と修正後画像の比較領域における明度との差が小さければ、修正部分の差分抽出画素だけが抽出されやすくなるので、統合化領域の数は小さくなる。また、比較領域に修正部分が含まれない場合も、修正前画像の比較領域における明度と修正後画像の比較領域における明度との差が小さければ、抽出される差分抽出画素の数が小さくなるので、統合化領域の数が小さくなる。これに鑑み、画像処理装置2は、S203のステップにおいて、ラベル数Lの値が所定閾値より大きい場合(S203のN)、次の組み合わせ番号に係るパラメータセットについてS201乃至S203の処理を実行し、一方、ラベル数Lの値が所定閾値以下である場合に(S203のY)、パラメータセット特定処理を終了するようにしてもよい。なお、上記Lは、修正後画像を所定閾値で二値化した二値画像から修正前画像を所定閾値で二値化した二値画像を引き算することにより得られた差分画像の差分抽出画素数であってもよい。
また、画像処理装置2は、比較処理(S202)において、後述する2つの分散値σX、σY、を算出するようにしてもよい。すなわち、画像処理装置2は、S201のステップの後、修正後画像を所定閾値で二値化した二値画像から修正前画像を所定閾値で二値化した二値画像を引き算することにより差分情報を生成する。ここで、画像処理装置2は、修正後画像の比較領域における二値画像から修正前画像の比較領域における二値画像を引き算することにより差分情報を生成してもよい。そして、画像処理装置2は、比較領域内の各差分抽出画素について射影演算を行い、比較領域の水平方向(X方向)と垂直方向(Y方向)の各々について、差分抽出画素の射影ヒストグラムを生成する。そして、画像処理装置2は、各射影ヒストグラムから、差分抽出画素のX方向の分散値σXと、Y方向の分散値σYと、を算出する。ところで、仮に比較領域に修正部分が含まれる場合、修正前画像の比較領域における明度と修正後画像の比較領域における明度との差が小さければ、修正部分の差分抽出画素だけが抽出されやすくなるので、差分抽出画素はまとまって存在しやすくなり、結果的に、σXとσYの値は小さくなる。また、比較領域に修正部分が含まれない場合も、修正前画像の比較領域における明度と修正後画像の比較領域における明度との差が小さければ、抽出される差分抽出画素の数が小さくなるので、σXとσYの値は小さくなる。これに鑑み、画像処理装置2は、S203のステップにおいて、σXとσYの値の少なくとも一方が所定閾値より大きい場合(S203のN)、次の組み合わせ番号に係るパラメータセットについてS201乃至S203の処理を実行し、一方、σX及びσYの値がともに所定閾値以下である場合(S203のY)、パラメータセット特定処理を終了するようにしてもよい。
そして、画像処理装置2は、S102のステップで特定したパラメータセットを用いて修正前画像全体と修正後画像全体を補正する(S103)。そして、画像処理装置2は、全体位置・歪補正部40の機能により、修正前画像と修正後画像とを対象に、頁ごとの全体的な位置ズレや歪みを補正する処理(全体位置歪補正処理)を実行する(S104)。
そして、画像処理装置2は、局所位置・歪補正部42の機能により、S104のステップで全体的な位置合わせがなされた修正前画像と、修正後画像と、の間にある局所的な位置ズレや歪みを補正する処理(局所位置歪補正処理)を実行する(S105)。例えば、図9に示すフローチャート図に示す処理を実行する。
すなわち、画像処理装置2は、修正前画像を所定閾値で二値化した二値画像と修正後画像を所定閾値で二値化した二値画像とを比較することによって差分情報を抽出する(S301)。例えば、画像処理装置2は、修正後画像の二値画像から修正前画像の二値画像のON画素を膨張した画像を引き算することによって差分情報を抽出する。
そして、画像処理装置2は、S301のステップで抽出された差分情報たる差分抽出画素に基づいて、同一領域と見なせる差分抽出画素同士を統合化して統合化領域(画素群)とする(S302)。
そして、画像処理装置2は、S302のステップで定められた統合化領域のうちの1つ(以下、注目領域)を選択する(S303)。そして、制御部22は、当該注目領域を含む所定領域を修正後画像についての第2分割領域とする(S304)。そして、画像処理装置2は、第2分割領域よりも所定サイズだけ膨張させた領域を修正前画像についての第1分割領域とする(S305)。
そして、画像処理装置2は、修正後画像の二値画像から第2分割領域に相当する画像を切り出して第2画像とする(S306)。また、画像処理装置2は、修正前画像の二値画像から第1分割領域に相当する画像を切り出して第1画像とする(S307)。
そして、画像処理装置2は、第1画像内で第2画像の位置を動かし、マッチング度が最も大きいときの第1画像と第2画像との位置関係を求める。そして、画像処理装置2は、当該位置関係となるように、修正前画像における第1画像に相当する領域の画像の位置を補正する(S308)。
そして、画像処理装置2は、S304乃至S308のステップがまだ実行されていない統合化領域があれば(S309のNO)、S303のステップに戻り以降のステップを実行する。一方、画像処理装置2は、S304乃至S308のステップがすべての統合化領域について実行されていれば(S309のYES)、局所位置・歪補正処理を終了する。
そして、画像処理装置2は、S104及びS105のステップをへて全体的にも局所的にも位置合わせが行われた修正後画像(正確には、S103で補正された修正後画像)の二値画像から、修正前画像(S103のステップで補正された修正前画像)の二値画像を引き算することにより差分情報を生成する差分生成処理を実行する(S106)。そして、画像処理装置は、差分情報に基づいて修正部分を抽出する(S107)。なお、上記では、修正後画像の二値画像から修正前画像の二値画像を引き算することによって差分情報を生成しているが、修正前画像の二値画像から修正後画像の二値画像を引き算することによって差分情報を生成してもよいし、両方法で差分情報を生成してもよい。また、画像処理装置2は、S106のステップにおいて、修正後画像そのものから修正前画像そのものを引き算することで差分情報を生成し、S107のステップにおいて、当該差分情報に基づいて修正部分を抽出するようにしてもよい。
以上が本発明の実施形態1に係る画像処理装置2が実行する処理の内容である。なお、S104のステップを、S101のステップの前におこなってもよい。この場合、比較領域を決定する前にあらかじめ画像全体の位置歪補正処理がおこなわれているため、修正前もしくは修正後の画像のいずれかで比較領域を決定するだけで、修正前後の両方の画像でほぼ同等の領域が比較領域として決定される。
例えば、図10(a)を見てもわかるように、修正前画像が「晴れ時々曇りでしょう。」の文言を含み、修正後画像が当該文言に加えて加筆部分(すなわち、横二重線と文字「後」)を含む場合、画像処理装置2により、加筆部分たる横二重線と文字「後」とが抽出される。また、例えば、図10(b)を見てもわかるように、修正後画像が修正前画像の一部を削除したものである場合、修正前画像から修正後画像を引き算すれば、画像処理装置2により削除部分が抽出される。
以上のように、本発明に係る画像処理装置2は、修正前画像の明度と修正後画像の明度とが概ね同一となるよう補正した上で、両画像から差分情報を生成し、修正部分を抽出する。そのため、例えば、両画像を補正せずに差分情報を生成する場合に比べ、空白部分等の本来抽出されるべきでない部分が抽出されることを抑止することができる。すなわち、修正部分が正確に抽出されることとなる。
また、本発明に係る画像処理装置2は、修正前画像の明度と修正後画像の明度とが概ね同一となるよう補正した上で、両画像の位置合わせを行うので、両画像を補正せずに位置合わせを行う場合に比べ、位置合わせの精度が向上する。この点からも、修正部分が正確に抽出されることとなる。
また、本発明に係る画像処理装置2では、修正部分を含まない領域が比較領域となりやすくなる。従って、修正部分による影響を受けずに第1色補正パラメータ及び第2色補正パラメータが決定されやすくなり、結果的に、修正部分を含む領域が比較領域となる場合(例えば、画像全体を比較領域とする場合)よりも、明度の統一精度が向上する。従って、この点からも、修正部分が正確に抽出されることとなる。
また、本発明に係る画像処理装置2では、補正処理を修正前画像と修正後画像の各々の一部(すなわち、比較領域)にのみ行うので、パラメータセットの決定に必要な処理が軽減される。
なお、画像処理装置2は、S101のステップで比較領域とする頁を決定した後、修正前画像の縮小画像と修正後画像の縮小画像とを対象としてパラメータセット特定処理(S102)を実行することにより、パラメータセットを特定するようにしてもよい。こうすれば、パラメータセットを特定するために必要な処理負荷を軽減することができる。
また、比較領域となる画像領域や頁は所定の画像領域や頁であってもよいし、利用者によって指定される画像領域や頁であってもよい。この場合、修正がなされにくい画像領域や頁を比較領域となるよう予め定めておいたり、修正がなされていない画像領域や頁を比較領域として利用者が指定したりすれば、適切なパラメータセットが特定されやすくなる。また、比較領域は、修正前画像と修正後画像の各々の全体領域であってもよい。
また、画像処理装置2は、S201の補正処理において、修正前画像全体を補正するとともに修正後画像全体を補正するようにしてもよい。この場合、画像処理装置2は、S103のステップを省略するようにしてもよい。
また、画像処理装置2は、S201の補正処理において修正前画像全体を補正するとともに修正後画像全体を補正する場合、S202のステップの前に、頁ごとに修正前画像と修正後画像との位置を全体的に合わせておくようにしてもよい。この場合、画像処理装置2は、S103のステップだけでなく、S104のステップを省略してもよい。
また、画像処理装置2は、S201の補正処理において修正前画像全体を補正するとともに修正後画像全体を補正する場合、S101のステップを省略し、補正処理がなされた修正前画像と修正後画像を対象に比較領域決定処理を実行して比較領域を決定するようにしてもよい。例えば、修正前画像と修正後画像とが一頁分の画像しか含まない場合を例に取り上げる。この場合、画像処理装置2は、S201のステップの後、修正前画像と修正後画像との位置を全体的に合わせる。そして、以下のようにして比較領域を決定する
例えば、画像処理装置2は、修正前画像を所定閾値で二値化した二値画像と修正後画像を所定閾値で二値化した二値画像とを引き算することにより、差分情報を生成し、差分抽出画素の統合化領域を定める。そして、画像処理装置2は、いずれの統合化領域とも抵触しない所定面積の矩形領域を比較領域と定める。そして、画像処理装置2は、S202のステップに進む
また、例えば、画像処理装置2は、修正前画像と修正後画像の各々のレイアウトを解析し、修正前画像と修正後画像の各々について、文書領域、表領域、図領域等に分割する。そして、画像処理装置2は、これらの領域のうち、その位置・範囲が修正前画像と修正後画像とで最も類似する領域を比較領域と定める。そして、画像処理装置2は、S202のステップに進む。
次に本発明の実施形態2について図面を参照しながら説明する。
実施形態2においても、本発明に係る画像処理装置2は、実施形態1と同様に、図1に示す修正抽出システム100を構成し、画像読取装置4と通信可能に接続される。そして、実施形態1と同様に、利用者は、修正前の紙原稿を画像読取装置4に読み取らせ、読取画像(以下、修正前画像)を画像処理装置2に登録する。また、修正前の紙原稿に加筆やホワイトペンによる削除等の修正を加えた、修正後の紙原稿を画像読取装置4に読み取らせ、読取画像(以下、修正後画像)を画像処理装置2に登録する。そして、利用者は、所定の修正部分抽出操作を行い、画像処理装置2に、修正前画像と修正後画像とを比較させ修正部分を抽出させる。画像読取装置4は、実施形態1と同様に、ADF等の自動給紙機構を備えた各種スキャナとして実現される。なお、紙原稿は複数の紙媒体を含む。
画像処理装置2は、例えば、パーソナルコンピュータやサーバとして実現される。画像処理装置2は、実施形態1と同様に、制御部22と、記憶部24と、画像入力部26と、操作部28と、その他図示しない各部を含んで構成される(図2参照)。記憶部24、画像入力部26、操作部28は、実施形態1で説明したものと同様のものである。
制御部22は、CPU等であり、記憶部24に格納されているプログラムに従って動作する。具体的には、制御部22は、修正前画像と修正後画像とを比較して修正部分を抽出するための処理を実行する。制御部22が実行する処理については、後に具体的に説明する。
図11は、制御部22が記憶部24に格納されるプログラムに従って動作することにより、画像処理装置2で実現される機能のブロック図である。同図に示すように、画像処理装置2は、比較領域決定部52と、二値化部54と、比較部56と、全体位置・歪補正部58と、局所位置・歪補正部60と、修正部分抽出部62と、を含む。以下、各部について説明する。なお、比較領域決定部52と、局所位置・歪補正部60と、修正部分抽出部62とは、それぞれ、実施形態1で説明した比較領域決定部32と、局所位置・歪補正部42と、修正部分抽出部44と同様の機能を有するので、ここでは説明を省略する。
(二値化部54)
二値化部54は、制御部22を中心として実現される、二値化部54は、二値化パラメータで画像を二値化する。本実施形態では、二値化部54は、第1二値化パラメータB1と第2二値化パラメータB2の少なくとも一方を変更しながら、第1二値化パラメータB1で修正前画像の比較領域のおける画像を二値化するとともに、第2二値パラメータB2で修正後画像の比較領域における画像を二値化することにより、第1二値化パラメータB1と第2二値化パラメータB2のパラメータセットを1つ特定する。ここでは、二値化部54は、比較部56によって算出される画素数差Dが所定閾値THon以下になるまで、第1二値化パラメータB1と第2二値化パラメータB2の少なくとも一方を変更しながら修正前画像の比較領域における画像と修正後画像の比較領域における画像を二値化し、画素数差Dが所定閾値THon以下となるパラメータセットを特定する。ここで、画素数差Dは、修正前画像の比較領域のおける二値画像のON画素数と、修正後画像の比較領域における二値画像のON画素数の差である。また、第1二値化パラメータB1は、修正前画像の比較領域における画像を二値化する際の明度閾値であり、第2二値化パラメータB2は、修正後画像の比較領域における画像を二値化する際の明度閾値である。
(比較部56)
比較部56は、制御部22を中心として実現される。比較部56は、2つの二値画像のON画素の数の差を算出する。本実施形態では、比較部56は、二値化部54が第1二値化パラメータB1と第2二値化パラメータB2の少なくとも一方を変更しながら修正前画像の比較領域における画像と修正前画像の比較領域における画像とを二値化するごとに、修正前画像の比較領域における二値画像と修正後画像の比較領域における二値画像と、ON画素の数の差(画素数差D)を算出する。
(全体位置・歪補正部58)
全体位置・歪補正部58は、制御部22を中心として実現される。全体位置・歪補正部58は、対象となる2つの画像の全体的な位置合わせを行い、両画像間の位置ズレや歪みを補正する。本実施形態では、全体位置・歪補正部58は、実施形態1の全体位置・歪補正部40と同様に、周知の方法(特開2006−235785号公報に記載の方法)を用いることにより、頁ごとに、二値化部54により特定されたパラメータセットの第2二値化パラメータB2で二値化された修正後画像に合わせて、同パラメータセットの第1二値化パラメータB1で二値化された修正前画像の全体的な位置ズレや歪みを補正する。
以下、利用者が記憶部24に記憶される修正前画像と修正後画像とを指定して修正部分抽出指示を行った場合に、画像処理装置2が実行する処理の一例についてフローチャート図12を参照しながら説明する。
画像処理装置2は、修正抽出指示操作を受け付けると、実施形態1と同様に、比較領域決定処理を実行し、比較領域を決定する(S401)。なお、比較領域は、所定領域であってもよいし、利用者によって指定される領域であってもよい。この場合、比較領域決定処理は省略されてもよい。
そして、画像処理装置2は、画素数差DがTHon以下となるパラメータセットを特定する処理(パラメータセット特定処理)を実行する(S402)。ここで、パラメータセット特定処理について図13を参照しながら説明する。
パラメータセット特定処理では、画像処理装置2は、修正前画像の比較領域における明度画素数分布(第1明度ヒストグラム)と、修正後画像の比較領域における明度画素数分布(第2明度ヒストグラム)と、を生成する。そして、第1二値化パラメータB1と第2二値化パラメータB2の初期値を決定する(S501)。例えば、画像処理装置2は、第1明度ヒストグラムと第2明度ヒストグラムのそれぞれに基づいて、公知の方法(例えば、P−タイル法、モード方法、大津の方法など)により、第1二値化パラメータB1と第2二値化パラメータB2の各々の初期値を決定する。
そして、画像処理装置2は、第1二値化パラメータB1と第2二値化パラメータB2の各々で修正前画像の比較領域における画像と修正後画像の比較領域における画像とを二値化する処理(二値化処理)を実行する(S502)。
そして、画像処理装置2は、修正前画像の比較領域における二値画像と、修正後画像の比較領域における二値画像と、を比較する処理(比較処理)を実行する(S503)。ここでは、画像処理装置2は、修正前画像の比較領域における二値画像のON画素の数と、修正前画像の比較領域における二値画像のON画素の数と、を計数し、その画素数差Dを算出する。なお、画像処理装置2は、修正前画像の比較領域における二値画像のON画素数及び修正後画像の比較領域における二値画像のON画素数を、第1明度ヒストグラム
及び第2明度ヒストグラムに基づいて求めるようにしてよい。この場合、画像処理装置2は、S502のステップで二値化処理を実行しなくてもよい。
そして、画像処理装置2は、画素数差Dが所定閾値THonより大きい場合(S504のN)、画像処理装置2は、画素数差DがTHon以下になるように第1二値化パラメータB1と第2二値化パラメータB2を変更し、S502のステップに戻る。例えば、画像処理装置2は、修正前画像の比較領域における二値画像のON画素数が、修正後画像の比較領域におけるON画素数よりも小さい場合、第1二値化パラメータB1の値を所定値だけ下げたり、第2二値化パラメータB2の値を所定値だけ上げたりする。また、例えば、画像処理装置2は、修正前画像の比較領域における二値画像のON画素数が、修正後画像の比較領域におけるON画素数よりも大きい場合、第1二値化パラメータB1の値を所定値だけ上げたり、第2二値化パラメータB2の値を所定値だけ下げたりする。
一方、画像処理装置2は、画素数差DがTHon以下である場合(S504のY)、パラメータセット特定処理を終了する。こうして、画像処理装置2は、画素数差DがTHon以下となる第1二値化パラメータB1と第2二値化パラメータB2のパラメータセットを特定する。
ここで、画像処理装置2は、比較処理(S503)において、後述するラベル数Lを算出するようにしてもよい。すなわち、画像処理装置2は、修正後画像を第2二値化パラメータB2で二値化した二値画像から修正前画像を第1二値化パラメータB2で二値化した二値画像を引き算することにより差分情報を生成し、比較領域内の差分抽出画素の統合化領域を定める。ここで、画像処理装置2は、修正後画像の比較領域における二値画像から修正前画像の比較領域における二値画像を引き算することにより差分情報を生成してもよい。そして、画像処理装置2は、統合化領域の数、すなわちラベル数Lを求める。そして、画像処理装置2は、S504のステップにおいて、ラベル数Lの値が所定閾値より大きい場合(S504のN)、第1二値化パラメータB1と第2二値化パラメータB2の少なくとも一方を変更してS502乃至S504の処理を実行し、一方、ラベル数Lの値が所定閾値以下である場合に(S504のY)、パラメータセット特定処理を終了するようにしてもよい。
また、画像処理装置2は、比較処理(S503)において、後述する2つの分散値σX、σY、を算出するようにしてもよい。すなわち、画像処理装置2は、修正後画像を第2二値化パラメータB2で二値化した二値画像から修正前画像を第1二値化パラメータB1で二値化した二値画像を引き算することにより差分情報を生成する。ここで、画像処理装置2は、修正後画像の比較領域における二値画像から修正前画像の比較領域における二値画像を引き算することにより差分情報を生成してもよい。そして、画像処理装置2は、比較領域内の各差分抽出画素について射影演算を行い、比較領域の水平方向(X方向)と垂直方向(Y方向)の各々について、差分抽出画素の射影ヒストグラムを生成する。そして、画像処理装置2は、各射影ヒストグラムから、差分抽出画素のX方向の分散値σXと、Y方向の分散値σYと、を算出する。そして、画像処理装置2は、S504のステップにおいて、σXとσYの値の少なくとも一方が所定閾値より大きい場合(S504のN)、第1二値化パラメータB1と第2二値化パラメータB2の少なくとも一方を変更してS502乃至S504の処理を実行し、一方、σX及びσYの値がともに所定閾値以下である場合(S504のY)、パラメータセット特定処理を終了するようにしてもよい。
そして、画像処理装置2は、S402のステップで特定したパラメータセットを用いて修正前画像全体と修正後画像全体とを二値化する(S403)。そして、画像処理装置2は、修正後画像の二値画像に合わせて修正前画像の二値画像の全体的な位置ズレや歪みを補正する処理(全体位置歪補正処理)を実行する(S404)。
そして、画像処理装置2は、S404のステップにより全体的な位置合わせがなされた修正前画像の二値画像と、修正後画像の二値画像と、の間にある局所的な位置ズレや歪みを補正する処理(局所位置歪補正処理)を実行する(S405)。具体的には、画像処理装置2は、実施形態1と同様に、図9に示すフローチャート図に示す処理を実行する。
そして、画像処理装置2は、S404及びS405のステップをへて全体的にも局所的にも位置合わせが行われた修正後画像の二値画像からと修正前画像の二値画像を引き算することにより差分情報を生成する差分生成処理を実行する(S406)。そして、画像処理装置2は、差分情報に基づいて修正部分を抽出する(S407)。
以上のように、本発明に係る画像処理装置2は、修正前画像の二値画像と修正後画像の二値画像とが概ね同一となるよう二値化した上で、両二値画像から差分情報を生成し、修正部分を抽出する。そのため、例えば、修正前画像と修正後画像とを同一閾値で二値化する場合に比べ、空白部分等の本来抽出されるべきでない部分が抽出されることを抑止することができる。すなわち、修正部分が正確に抽出される。
また、本発明に係る画像処理装置2は、修正前画像の二値画像と修正後画像の二値画像とが概ね同一となるよう二値化した上で、両二値画像の位置合わせを行うので、位置合わせの精度が向上する。この点からも、修正部分が正確に抽出されることとなる。
また、本発明に係る画像処理装置2では、修正部分を含まない領域が比較領域となりやすくなる。
また、本発明に係る画像処理装置2では、二値化処理を修正前画像と修正後画像の各々の一部にのみ行うので、パラメータセットの決定に必要な処理が軽減される。
なお、画像処理装置2は、S401のステップで比較領域とする画像領域や頁を決定した後、修正前画像の縮小画像と修正後画像の縮小画像とを対象としてパラメータセット特定処理(S402)を実行することにより、パラメータセットを特定するようにしてもよい。こうすれば、パラメータセットを特定するために必要な処理負荷を軽減することができる。
また、画像処理装置2は、S403のステップで二値化した修正前画像と修正後画像との位置合わせを行わずに、差分情報生成処理(S406)に進むようにしてもよい。すなわち、画像処理装置2は、S404及びS405のステップを省略してもよい。
また、比較領域となる領域や頁は所定の画像領域や頁であってもよいし、利用者によって指定される画像領域や頁であってもよい。また、比較領域は、修正前画像と修正後画像の各々の全体領域であってもよい。
また、画像処理装置2は、S502の二値化処理において、修正前画像全体を二値化するとともに修正後画像全体を二値化するようにしてもよい。この場合、画像処理装置2は、S403のステップを省略するようにしてもよい。
また、画像処理装置2は、S502の二値化処理において修正前画像全体を二値化するとともに修正後画像全体を二値化する場合、S503のステップの前に、頁ごとに修正前画像と修正後画像との位置を全体的に合わせておくようにしてもよい
。この場合、画像処理装置2は、S403のステップだけでなく、S404のステップを省略してもよい。
また、画像処理装置2は、S502の二値化処理において修正前画像全体を二値化するとともに修正後画像全体も二値化する場合、S401のステップを省略し、二値化処理がなされた修正前画像と修正後画像とを対象に比較領域決定処理を実行して比較領域を決定するようにしてもよい。例えば、修正前画像と修正後画像とが1頁分の画像しか含まない場合を例に取り上げる。この場合、画像処理装置2は、S502のステップの後、修正前画像の二値画像と修正後画像の二値画像とに基づいて、修正前画像と修正後画像との位置を全体的に合わせる。そして、以下のようにして比較領域を決定する。
例えば、画像処理装置2は、修正前画像の二値画像と修正後画像の二値画像とを引き算することにより、差分情報を生成し、差分抽出画素の統合化領域を定める。そして、画像処理装置2は、いずれの統合化領域とも抵触しない所定面積の矩形領域を比較領域と定める。そして、画像処理装置2は、S503のステップに進む。
また、例えば、画像処理装置2は、修正前画像と修正後画像の各々のレイアウトを解析し、修正前画像と修正後画像の各々について、文書領域、表領域、図領域等に分割する。そして、画像処理装置2は、これらの領域のうち、その位置・範囲が修正前画像と修正後画像とで最も類似する領域を比較領域と定める。そして、画像処理装置2は、S503のステップに進む。
なお、本発明は、上記実施形態1及び実施形態2だけに適用されるものではない。
例えば、画像処理装置2と画像読取装置4とは、別体であってもよいし一体であってもよい。
また、修正前画像と修正後画像は、それぞれ異なる画像読取装置4によって読み取られた画像であってもよい。
また、制御部22をここまで述べたように動作させるためのプログラムは、このプログラムを格納している情報記憶媒体(CD−ROM、DVD−ROMなど)から供給されるものであってもよいし、通信媒体(例えば、通信回線、通信システムのように、一時的または流動的にプログラムを保持する媒体)から供給されるものであってもよい。
本発明の実施形態に係る修正抽出システムの構成の一例を表す図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成の一例を表す図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の機能ブロックの一例を表す図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の機能ブロックの一例を表す図である。 パラメータセット記憶部の記憶内容の一例を表す図である。 局所的位置・歪補正の一例を表す図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置で実行される処理の一例を表すフローチャート図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置で実行される処理の一例を表すフローチャート図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置で実行される処理の一例を表すフローチャート図である。 修正前画像と修正後画像とから修正部分が抽出される時の様子の一例を表す図である。 本発明の別の実施形態に係る画像処理装置の機能ブロックの一例を表す図である。 本発明の別の実施形態に係る画像処理装置で実行される処理の一例を表すフローチャート図である。 本発明の別の実施形態に係る画像処理装置で実行される処理の一例を表すフローチャート図である。
符号の説明
2 画像処理装置、4 画像読取装置、22 制御部、24 記憶部、26 画像入力部、28 操作部、32 比較領域決定部、34 補正部、36 比較部、38 パラメータセット記憶部、40 全体位置・歪補正部、42 局所位置・歪補正部、42a 差分抽出部、42b 統合化処理部、42c 第2分割領域算出部、42d 第1分割領域算出部、42e 第2画像分割部、42f 第1画像分割部、42g 分割画像位置・歪補正部、44 修正部分抽出部、52 比較領域決定部、54 二値化部、56 比較部、58 全体位置・歪補正部、60 局所位置・歪補正部、62 修正部分抽出部、100 修正抽出システム。

Claims (25)

  1. 修正前の紙原稿から読取られた第1スキャン画像と、前記修正前の紙原稿に修正が加えられた、修正後の紙原稿から読取られた第2スキャン画像と、を取得する画像取得手段と、
    前記第1スキャン画像を第1色補正パラメータに基づいて補正し、第2スキャン画像を第2色補正パラメータに基づいて補正する補正手段と、
    前記補正手段により補正された第1スキャン画像の所与の比較領域における色合いと、前記補正手段により補正された第2スキャン画像の前記比較領域における色合いと、を比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果が所定条件を満足する場合に、前記第1色補正パラメータに基づいて補正された第1スキャン画像と、前記第2色補正パラメータに基づいて補正された第2スキャン画像と、に基づき修正部分を抽出する抽出手段と、
    を含むことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記比較手段は、前記補正手段により補正された第1スキャン画像の前記比較領域における各画素値の出現頻度分布と、補正手段により補正された第2スキャン画像の前記比較領域における各画素値の出現頻度分布と、の相関係数を算出し、
    前記抽出手段は、前記相関係数の値が所定値以上である場合に、前記修正部分を抽出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記比較手段は、前記補正手段により補正された第1スキャン画像の前記比較領域における画像と、前記補正手段により補正された第2スキャン画像の前記比較領域における画像と、に基づく差分情報に基づいて指標値を算出し、
    前記抽出手段は、前記指標値の値に応じて前記修正部分を抽出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記指標値は、差分抽出画素の数、又は差分抽出画素の分散度を示す数値であり、
    前記抽出手段は、前記指標値が所定値以下である場合に前記修正部分を抽出する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記補正手段は、前記第1色補正パラメータと前記第2色補正パラメータの少なくとも一方を変更しながら、前記第1スキャン画像と前記第2スキャン画像と、を補正し、
    前記比較手段は、前記第1色補正パラメータと前記第2色補正パラメータの少なくとも一方が変更されるごとに、前記補正手段により補正された第1スキャン画像の色合いと、第2スキャン画像の色合いとを比較する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記第1色補正パラメータと前記第2色補正パラメータとを含むパラメータセットを少なくとも1つ記憶するパラメータセット記憶手段をさらに含み、
    前記補正手段は、前記パラメータセット記憶手段から選択するパラメータセットを変更しながら、当該選択したパラメータセットに含まれる前記第1色補正パラメータと前記第2色補正パラメータとに基づいて、前記第1スキャン画像と前記第2スキャン画像とを補正する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記補正手段は、前記比較手段による比較の結果が前記所定条件を満足しない場合に、前記第1色補正パラメータ及び前記第2色補正パラメータの少なくとも一方を変更する、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像処理装置。
  8. 前記抽出手段は、前記比較手段による比較の結果が前記所定条件を満足するときのパラメータセットから、前記比較の結果に基づいて1つのパラメータセットを選択し、当該パラメータセットに含まれる前記第1色補正パラメータに基づいて補正された第1スキャン画像と、当該パラメータセットに含まれる前記第2色補正パラメータに基づいて補正された第2スキャン画像と、に基づき前記修正部分を抽出する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  9. 前記第1スキャン画像と、前記第2スキャン画像と、を縮小する縮小手段をさらに含み、
    前記補正手段は、前記縮小手段により縮小された第1スキャン画像を前記第1色補正パラメータに基づいて補正し、前記縮小手段により縮小された第2スキャン画像を前記第2色補正パラメータに基づいて補正する、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 前記補正手段は、前記第1スキャン画像のうち前記比較領域の画像を補正し、前記第2スキャン画像のうち前記比較領域の画像を補正する、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の画像処理装置。
  11. 修正前の紙原稿から読取られた第1スキャン画像と、前記修正前の紙原稿に修正が加えられた、修正後の紙原稿から読取られた第2スキャン画像と、を取得する画像取得手段と、
    前記第1スキャン画像を第1二値化パラメータに基づいて二値化し、前記第2スキャン画像を第2二値化パラメータに基づいて二値化する二値化手段と、
    前記二値化手段により二値化された第1スキャン画像の所与の比較領域における画像と、前記二値化手段により二値化された第2スキャン画像の前記比較領域における画像と、を比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果が所定条件を満足する場合に、前記第1二値化パラメータに基づいて二値化された第1スキャン画像と、前記第2二値化パラメータに基づいて二値化された第2スキャン画像と、に基づいて修正部分を抽出する抽出手段と、
    を含むことを特徴とする画像処理装置。
  12. 前記比較手段は、前記二値化手段により二値化された第1スキャン画像の前記比較領域における有意な画素の数と、前記二値化手段により二値化された第2スキャン画像の前記比較領域における有意な画素の数と、の差を算出し、
    前記抽出手段は、前記差の値が所定値以下である場合に前記修正部分を抽出する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 前記比較手段は、前記二値化手段により二値化された第1スキャン画像の前記比較領域における画像と、前記二値化手段により二値化された第2スキャン画像の前記比較領域における画像と、の差分情報に基づいて指標値を算出し、
    前記抽出手段は、前記指標値の値に応じて前記修正部分を抽出する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  14. 前記指標値は、差分抽出画素の数、又は差分抽出画素の分散度を示す数値であり、
    前記抽出手段は、前記指標値が所定値以下である場合に前記修正部分を抽出する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記二値化手段は、前記第1二値化パラメータと前記第2二値化パラメータの少なくとも一方を変更しながら、前記第1スキャン画像と前記第2スキャン画像と、を二値化し、
    前記比較手段は、前記第1二値化パラメータと前記第2二値化パラメータの少なくとも一方が変更されるごとに、前記二値化手段により二値化された第1スキャン画像と、前記二値化手段により二値化された第2スキャン画像とを比較する、
    ことを特徴とする請求項11乃至14のいずれかに記載の画像処理装置。
  16. 前記二値化手段は、前記比較手段による比較の結果が前記所定条件を満足しない場合に、前記第1二値化パラメータと第2二値化パラメータの少なくとも一方を変更する、
    ことを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置。
  17. 前記第1スキャン画像と、前記第2スキャン画像と、を縮小する縮小手段をさらに含み、
    前記二値化手段は、前記縮小手段により縮小された第1スキャン画像を前記第1二値化パラメータに基づいて二値化し、前記縮小手段により縮小された第2スキャン画像を前記第2二値化パラメータに基づいて二値化する、
    ことを特徴とする請求項11乃至16のいずれかに記載の画像処理装置。
  18. 前記二値化手段は、前記第1スキャン画像のうち前記比較領域の画像を二値化し、前記第2スキャン画像のうち前記比較領域の画像を二値化する、
    ことを特徴とする請求項11乃至17のいずれかに記載の画像処理装置。
  19. 前記所与の比較領域は、前記第1スキャン画像と前記第2スキャン画像の各々の一部を占める領域である、
    ことを特徴とする請求項1乃至18のいずれかに記載の画像処理装置。
  20. 前記所与の比較領域は、予め定められた領域である、
    ことを特徴とする請求項19に記載の画像処理装置。
  21. 前記所与の比較領域は、利用者により指定される領域である、
    ことを特徴とする請求項19に記載の画像処理装置。
  22. 前記第1スキャン画像と前記第2スキャン画像のレイアウトを解析する解析手段と、
    前記解析手段による解析の結果に基づいて前記所与の比較領域を決定する決定手段と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項19に記載の画像処理装置。
  23. 前記第1スキャン画像の二値画像と前記第2スキャン画像の二値画像との差分を生成し、当該差分に基づいて前記所与の比較領域を決定する決定手段とをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項19に記載の画像処理装置。
  24. 修正前の紙原稿から読取られた第1スキャン画像と、前記修正前の紙原稿に修正が加えられた、修正後の紙原稿から読取られた第2スキャン画像と、を取得する画像取得手段、
    前記第1スキャン画像を第1色補正パラメータに基づいて補正し、前記第2スキャン画像を第2色補正パラメータに基づいて補正する補正手段、
    前記補正手段により補正された第1スキャン画像の所与の比較領域における色合いと、前記補正手段により補正された第2スキャン画像の前記比較領域における色合いと、を比較する比較手段、
    前記比較手段による比較の結果が所定条件を満足する場合に、前記第1色補正パラメータに基づいて補正された第1スキャン画像と、前記第2色補正パラメータに基づいて補正された第2スキャン画像と、に基づき修正部分を抽出する抽出手段、
    としてコンピュータを機能させるプログラム。
  25. 修正前の紙原稿から読取られた第1スキャン画像と、前記修正前の紙原稿に修正が加えられた、修正後の紙原稿から読取られた第2スキャン画像と、を取得する画像取得手段、
    前記第1スキャン画像を第1二値化パラメータに基づいて二値化し、前記第2スキャン画像を第2二値化パラメータに基づいて二値化する二値化手段、
    前記二値化手段により二値化された第1スキャン画像の所与の比較領域における画像と、前記二値化手段により二値化された第2スキャン画像の所与の比較領域における画像と、を比較する比較手段、
    前記比較手段による比較の結果が所定条件を満足する場合に、前記第1二値化パラメータに基づいて二値された第1スキャン画像と、前記第2二値化パラメータに基づいて二値化された第2スキャン画像と、に基づいて修正部分を抽出する抽出手段、
    としてコンピュータを機能させるプログラム。
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