JP2009073442A - スピーカグリル部付き内装パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】スピーカグリル部形成箇所を目立たなくして、外観見栄えの良い内装パネルを提供する。
【解決手段】スピーカグリル部9が一体に形成されたパネル基材3表面に表皮材5を貼着して表皮材5でスピーカグリル部9を覆う。複数個の細長い透音長孔11をパネル基材3裏面に貫通するように、かつスピーカグリル部9を横切るようにスピーカグリル部9のパネル基材3に並列に形成する。透音長孔11に連続する複数個の細長い連続長溝部13、及び透音長孔と不連続な複数個の細長い不連続長溝部をスピーカグリル部9を除く領域のパネル基材3に並列に形成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、スピーカグリル部付き内装パネルの改良に関し、特に外観見栄え向上対策に関するものである。
特許文献1には、複数個の透音孔を有するパネル基材表面に表皮材が貼着されたスピーカグリルをドアトリム本体に嵌着したタイプのスピーカグリル付き内装パネルが開示されている。
一方、スピーカグリルが特許文献1の如きドアトリム本体と独立した別物ではなく、パネル基材の一部に複数の透音孔を貫通形成してスピーカグリル部をパネル基材に一体に形成したタイプのスピーカグリル部付き内装パネルもある。
特開平9−51594号公報(段落0007欄、図3)
上記後者の内装パネルでは、表皮材をパネル基材表面にスピーカグリル部を覆うように貼着すると、スピーカグリル部の透音孔間のパネル基材や、スピーカグリル部を除く領域のパネル基材では、表皮材が隙間なくピッタリとパネル基材に貼着されるが、スピーカグリルの透音孔では表皮材は貼着される対象がないため、表皮材の貼着箇所と非貼着箇所との境界が内装パネルの表側からはっきりと判ってしまい、透音孔形成箇所、つまりスピーカグリル部形成箇所が目立って内装パネルの外観見栄えが悪くなる。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、スピーカグリル部形成箇所を目立たなくして、外観見栄えの良い内装パネルを提供することである。
上記の目的を達成するため、この発明は、スピーカグリル部を除く領域のパネル基材にダミーの透音孔を形成して、真の透音孔と判別できないようにしたことを特徴とする。
具体的には、この発明は、スピーカグリル部がパネル基材に一体に形成され、該パネル基材表面に表皮材が上記スピーカグリル部を覆うように貼着されたスピーカグリル部付き内装パネルを前提とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記スピーカグリル部のパネル基材には、複数個の細長い透音長孔がパネル基材裏面に貫通するように、かつスピーカグリル部を横切るように並列に形成され、上記スピーカグリル部を除く領域のパネル基材には、上記透音長孔に連続する複数個の細長い連続長溝部、及び上記透音長孔と不連続な複数個の細長い不連続長溝部が並列に形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、表皮材は、スピーカグリル部の透音長孔に対応するように形成された長孔を有する両面接着シートを介してパネル基材表面に貼着され、不連続長溝部の底面には、通気細孔がパネル基材裏面に貫通するように形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記の前提において、上記スピーカグリル部のパネル基材には、複数個の透音小形孔がパネル基材裏面に貫通するように、かつ隣接する透音小形孔との間に間隔をあけて全体に亘って分布するように形成され、上記スピーカグリル部を除く領域のパネル基材には、上記透音小形孔と同じ形状の複数個の小形凹部が透音小形孔と同じ配列パターンで形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、表皮材は、スピーカグリル部の透音小形孔に対応するように形成された小形孔を有する両面接着シートを介してパネル基材表面に貼着され、複数個の小形凹部のうち一部の小形凹部には、通気細孔がパネル基材裏面に貫通するように形成され、他の小形凹部は、上記通気細孔を有する小形凹部、及び透音小形孔の少なくとも一方に連絡溝部で連通するように連結されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、スピーカグリル部を除く領域の連続長溝部がスピーカグリル部の透音長孔に連続し、かつ該連続長溝部及び不連続長溝部が上記スピーカグリル部を除く領域のパネル基材に並列に形成されているため、表皮材を貼着した後は、スピーカグリル部の内外で表皮材の表面性状に変化がなくて両者の境界が判別できず、上記連続長溝部及び不連続長溝部がダミーの透音長孔となって表皮材の表面に透音長孔形成箇所、つまりスピーカグリル部形成箇所が目立たず、外観見栄えの良いスピーカグリル部付き内装パネルとなる。
また、上記連続長溝部及び不連続長溝部はその名の通り貫通孔ではなく有底であるため、スピーカグリル部を除く領域のパネル基材に連続長溝部及び不連続長溝部を複数個形成しても、剛性低下を来さない。
請求項2に係る発明によれば、透音長孔と連続していない不連続長溝部内は、通気細孔を介してパネル基材外部に開放されているため、室内の温度が上昇しても、上記不連続長溝部内で膨張した空気が上記通気細孔からパネル基材外部に排出されて不連続長溝部内に閉じ込められず、当該箇所の表皮材が膨張空気により膨らむ事態が回避されて外観を損なわない。なお、連続長溝部内は、透音長孔を介してパネル基材外部に開放されているため、室内の温度が上昇して上記連続長溝部内で空気が膨張しても、上記不連続長溝部と同様に表皮材が膨張空気により膨らむ事態が回避されて外観を損なわない。
また、表皮材をパネル基材表面に貼着する手段として両面接着シートを採用しているため、接着剤を塗布する場合に比べて揮発性有機化合物(VOC)の飛散がなく、シックハウス症候群や化学物質過敏症等の健康障害が防止される。
さらに、上記両面接着シートの長孔が透音長孔に対応しているため、透音性が阻害されない。
請求項3に係る発明によれば、スピーカグリル部の透音小形孔とスピーカグリル部を除く領域の小形凹部とが、同じ配列パターンでパネル基材全体に亘って分布しているため、表皮材を貼着した後は、スピーカグリル部の内外で表皮材の表面性状に変化がなくて両者の境界が判別できず、上記小形凹部がダミーの透音小形孔となって表皮材の表面に透音小形孔形成箇所、つまりスピーカグリル部形成箇所が目立たず、外観見栄えの良いスピーカグリル部付き内装パネルとなる。
また、上記小形凹部はその名の通り貫通孔ではなく有底であるため、スピーカグリル部を除く領域のパネル基材に小形凹部を複数個形成しても、剛性低下を来さないことに関しては、上記請求項1と同様である。
請求項4に係る発明によれば、通気細孔を有する小形凹部内は、通気細孔を介してパネル基材外部に開放され、かつ通気細孔を有しない小形凹部内は、連結溝部を経て上記通気細孔を有する小形凹部、及び透音小形孔の少なくとも一方を介してパネル基材外部に開放されているため、室内の温度が上昇しても、上記小形凹部内で膨張した空気が上記通気細孔や透音小形孔からパネル基材外部に排出されて小形凹部内に閉じ込められず、当該箇所の表皮材が膨張空気により膨らむ事態が回避されて外観を損なわない。
また、表皮材をパネル基材表面に貼着する手段として両面接着シートを採用しているため、接着剤を塗布する場合に比べて揮発性有機化合物(VOC)の飛散がなく、シックハウス症候群や化学物質過敏症等の健康障害が防止されることに関しては、上記請求項2と同様である。
さらに、上記両面接着シートの小形孔が透音小形孔に対応しているため、透音性が阻害されないことに関しても、上記請求項2と同様である。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図3はこの発明の実施形態1に係るスピーカグリル部付き内装パネル1を示す。本例では、内装パネル1が例えば自動車のインストルメントパネルのアッパパネルである場合を例示するが、これに限らず、特許文献1のようなドアトリムやその他の内装パネルにも適用することができる。
上記内装パネル1は、図1及び図4に示すように、樹脂製パネル基材3表面に布製表皮材5を両面接着シート7を介して貼着して構成されている。上記パネル基材3のほぼ中央には、楕円形のスピーカグリル部9が一体に形成され、該スピーカグリル部9は上記表皮材5で覆われている。
上記スピーカグリル部9のパネル基材3には、複数個の細長い直線形の透音長孔11がパネル基材3裏面に貫通するように、かつスピーカグリル部9を図4で左右方向に横切るように並列に形成されている。なお、透音長孔11は直線形に限らず、例えば波形に蛇行した形状等であってもよい。
上記スピーカグリル部9を除く領域のパネル基材3には、図2にも示すように、上記透音長孔11に連続する複数個の細長い直線形の連続長溝部13が図4で左右方向に延びるように並列に形成され、上記透音長孔11と連続長溝部13とが一直線に並んでいる。図2に連続長溝部13の底面に符号13aを付して示す。この連続長溝部13も直線形に限らず、例えば波形に蛇行した形状等、上記透音長孔11と同じ形状にすればよい。
上記スピーカグリル部9を除く領域のパネル基材3には、上記透音長孔11と不連続な複数個の細長い直線形の不連続長溝部15が上記連続長溝部13と並列に形成され、該不連続長溝部15の底面15aには、通気細孔17がパネル基材3裏面に貫通するように形成されている(図1及び図2参照)。この不連続長溝部15も直線形に限らず、例えば波形に蛇行した形状等、上記透音長孔11に連続長溝部13と同じ形状にすればよい。図4中、19はパネル基材3の外周裏面に突設された複数個の取付部である。
上記表皮材5は、上記パネル基材3と概略同じ形状に形成され、その外周部分には、パネル基材3裏面側に折り返した際に、上記取付部19との干渉を避けるための切欠部5aが複数箇所に切欠き形成されている。また、表皮材5の外周部分のうち湾曲した外周部分(図4で上側)には、パネル基材3裏面側に折り返し易いように切込み部5bが適数箇所に切込み形成されている。
上記両面接着シート7は、上記表皮材5と同様に、パネル基材3と概略同じ形状に形成され、その外周部分には、パネル基材3裏面側に折り返した際に、上記取付部19との干渉を避けるための切欠部7aが上記表皮材5の切欠部5aに対応するように複数箇所に切欠き形成されている。また、両面接着シート7の外周部分のうち湾曲した外周部分(図4で上側)には、パネル基材3裏面側に折り返し易いように切込み部7bが上記表皮材5の切込み部5bに対応するように適数箇所に切込み形成されている。さらに、上記両面接着シート7のほぼ中央には、複数個の細長い直線形の長孔7cが上記パネル基材3のスピーカグリル部9の透音長孔11に対応するように形成されている。
そして、上記パネル基材3、両面接着シート7及び表皮材5の順にこれら三者を重合するとともに、表皮材5及び両面接着シート7の外周部分をパネル基材3裏面側に折り返し、該折返し部分の適数箇所をタッカ止めすることで、パネル基材3表面に表皮材5が両面接着シート7を介して貼着され、スピーカグリル部9が表皮材5で覆われたスピーカグリル部付き内装パネル1が得られる。図3に一点鎖線でスピーカグリル部9の形成領域を示す。
このように、この実施形態1では、スピーカグリル部9のパネル基材3に形成した透音長孔11に、上記スピーカグリル部9を除く領域のパネル基材3に形成した連続長溝部13を連続させるとともに、上記透音長孔11と連続していない不連続長溝部15を上記スピーカグリル部9を除く領域のパネル基材3に形成している。したがって、表皮材5を貼着した完成品である内装パネル1を表側から見ても、スピーカグリル部9の内外で表皮材5の表面性状に変化がなくて両者の境界が判別できず、上記連続長溝部13及び不連続長溝部15がダミーの透音長孔11となって表皮材5の表面に透音長孔11形成箇所、つまりスピーカグリル部9形成箇所が目立たず、スピーカグリル部付き内装パネル1の外観見栄えを向上させることができる。
また、この実施形態1では、スピーカグリル部9を除く領域のパネル基材3に貫通孔ではなく有底の連続長溝部13及び不連続長溝部15を形成しているので、各々の底面13a,15aにより剛性を確保することができる。
さらに、この実施形態1では、透音長孔11と連続していない不連続長溝部15の底面15aに通気細孔17をパネル基材3裏面側に貫通するように形成して、上記不連続長溝部15内を上記通気細孔17を介してパネル基材3外部に開放している。したがって、上記不連続長溝部15内で膨張した空気を該不連続長溝部15内に閉じ込めないように上記通気細孔17からパネル基材3外部に排出することができ、当該箇所の表皮材5が室内の温度上昇による膨張空気により膨らむ事態を回避して外観を損なわないようにすることができる。なお、透音長孔11に連続する連続長溝部13内は、透音長孔11を介してパネル基材3外部に開放しているので、室内の温度が上昇して上記連続長溝部13内で空気が膨張しても、上記不連続長溝部15と同様に表皮材5が膨張空気により膨らむ事態が回避されて外観を損なわない。
さらにまた、この実施形態1では、表皮材5を接着剤の塗布ではなく、両面接着シート7を介してパネル基材3表面に貼着しているので、接着剤を塗布する場合の揮発性有機化合物(VOC)の飛散がなく、シックハウス症候群や化学物質過敏症等の健康障害を防止することができる。
加えて、この実施形態1では、両面接着シート7の長孔7cをスピーカグリル部9の透音長孔11に対応させて、該透音長孔11を両面接着シート7で覆わないようにしているので、透音性を阻害しないようにすることができる。
(実施形態2)
図5及び図6は実施形態2に係るスピーカグリル部付き内装パネル1を示す。
この内装パネル1も、上記実施形態1と同様に、樹脂製パネル基材3表面に布製表皮材5を両面接着シート7を介して貼着して構成されたインストルメントパネルのアッパパネルを例示する。上記パネル基材3のほぼ中央には、楕円形のスピーカグリル部9が一体に形成され、該スピーカグリル部9は上記表皮材5で覆われている。
上記スピーカグリル部9のパネル基材3には、複数個の円形の透音小形孔21がパネル基材3裏面に貫通するように、かつ隣接する透音小形孔21との間に間隔をあけて全体に亘って分布するように形成されている。なお、透音小形孔21は円形に限らず、例えば矩形の形状等であってもよい。
上記スピーカグリル部9を除く領域のパネル基材3には、上記透音小形孔21と同じ形状の複数個の小形凹部23が透音小形孔21と同じ配列パターンで形成されている。小形凹部23の底面に符号23aを付して示す。
上記複数個の小形凹部23のうち一部の小形凹部23の底面23aには、通気細孔17がパネル基材3裏面に貫通するように形成され、他の小形凹部23の底面23aには、通気細孔17が形成されておらず、当該小形凹部23は、上記通気細孔17を有する小形凹部23、及び透音小形孔21の少なくとも一方にV字状の連絡溝部25で連通するように連結されている。具体的には、通気細孔17を有しない小形凹部23は、通気細孔17を有する小形凹部23や透音小形孔21に連絡溝部25で連結されたり、あるいは同じく通気細孔17を有しない隣接する小形凹部23と連絡溝部25で連結されて通気細孔17を有する小形凹部23や透音小形孔21に連結されている。
上記表皮材5は、実施形態1で用いたものと同じく、パネル基材3と概略同じ形状に形成され、その外周部分に切欠部5aや切込み部5bが形成されている。
上記両面接着シート7も、実施形態1と同様に、パネル基材3と概略同じ形状に形成され、その外周部分に切欠部7aや切込み部7bが表皮材5の切欠部5aや切込み部5bに対応するように形成されている。また、上記両面接着シート7のほぼ中央には、複数個の円形の小形孔7dが上記パネル基材3のスピーカグリル部9の透音小形孔21に対応するように形成されている。
そして、上記パネル基材3、両面接着シート7及び表皮材5の順にこれら三者を重合するとともに、表皮材5及び両面接着シート7の外周部分をパネル基材3裏面側に折り返し、該折返し部分の適数箇所をタッカ止めすることで、パネル基材3表面に表皮材5が両面接着シート7を介して貼着され、スピーカグリル部9が表皮材5で覆われたスピーカグリル部付き内装パネル1が得られる。
このように、この実施形態2では、スピーカグリル部9の透音小形孔21とスピーカグリル部9を除く領域の小形凹部23とを、同じ配列パターンでパネル基材3全体に亘って分布させている。したがって、表皮材5を貼着した完成品である内装パネル1を表側から見ても、スピーカグリル部9の内外で表皮材5の表面性状に変化がなくて両者の境界が判別できず、上記小形凹部23がダミーの透音小形孔21となって表皮材5の表面に透音小形孔21形成箇所、つまりスピーカグリル部9形成箇所が目立たず、スピーカグリル部付き内装パネル1の外観見栄えを向上させることができる。
また、この実施形態2では、スピーカグリル部9を除く領域のパネル基材3に貫通孔ではなく有底の小形凹部23を形成しているので、実施形態1と同様に、その底面23aにより剛性を確保することができる。
さらに、この実施形態2では、複数個の小形凹部23のうち一部の小形凹部23に通気細孔17を、パネル基材3裏面に貫通するように形成して、当該小形凹部23内を通気細孔17を介してパネル基材3外部に開放し、かつ通気細孔17を有しない他の小形凹部23を、上記通気細孔17を有する小形凹部23、及び透音小形孔21の少なくとも一方に連絡溝部25で連通させている。したがって、室内の温度が上昇しても、上記小形凹部23内で膨張した空気を該小形凹部23内に閉じ込めないように上記通気細孔17や透音小形孔21からパネル基材3外部に排出することができ、当該箇所の表皮材5が膨張空気により膨らむ事態を回避して外観を損なわないようにすることができる。また、一部の小形凹部23にのみ通気細孔17を形成し、全ての小形凹部23に通気細孔17を形成していないので、その分だけ型構造を簡素にすることができる。
さらにまた、この実施形態2では、表皮材5を接着剤の塗布ではなく、両面接着シート7を介してパネル基材3表面に貼着しているので、実施形態1と同様に、接着剤を塗布する場合の揮発性有機化合物(VOC)の飛散がなく、シックハウス症候群や化学物質過敏症等の健康障害を防止することができる。
加えて、この実施形態1では、両面接着シート7の小形孔7dをスピーカグリル部9の透音小形孔21に対応させて、該透音小形孔21を両面接着シート7で覆わないようにしているので、実施形態1と同様に、透音性を阻害しないようにすることができる。
この発明は、スピーカグリル部がパネル基材に一体に形成され、該パネル基材表面に表皮材が上記スピーカグリル部を覆うように貼着されたスピーカグリル部付き内装パネルについて有用である。
実施形態1に係るスピーカグリル部付き内装パネルにおいてスピーカグリル部とその周辺部分の断面図である。 実施形態1においてパネル基材のスピーカグリル部とその周辺部分を破断して示す斜視図である。 実施形態1に係るスピーカグリル部付き内装パネルの斜視図である。 実施形態1に係るスピーカグリル部付き内装パネルの分解斜視図である。 実施形態2の図1相当図である。 実施形態2の図2相当図である。
符号の説明
1 内装パネル
3 パネル基材
5 表皮材
7 両面接着シート
7c 長孔
7d 小形孔
9 スピーカグリル部
11 透音長孔
13 連続長溝部
15 不連続長溝部
15a 底面
17 通気細孔
21 透音小形孔
23 小形凹部
23a 底面
25 連絡溝部

Claims (4)

  1. スピーカグリル部がパネル基材に一体に形成され、該パネル基材表面に表皮材が上記スピーカグリル部を覆うように貼着されたスピーカグリル部付き内装パネルであって、
    上記スピーカグリル部のパネル基材には、複数個の細長い透音長孔がパネル基材裏面に貫通するように、かつスピーカグリル部を横切るように並列に形成され、
    上記スピーカグリル部を除く領域のパネル基材には、上記透音長孔に連続する複数個の細長い連続長溝部、及び上記透音長孔と不連続な複数個の細長い不連続長溝部が並列に形成されていることを特徴とするスピーカグリル部付き内装パネル。
  2. 請求項1に記載のスピーカグリル部付き内装パネルにおいて、
    表皮材は、スピーカグリル部の透音長孔に対応するように形成された長孔を有する両面接着シートを介してパネル基材表面に貼着され、
    不連続長溝部の底面には、通気細孔がパネル基材裏面に貫通するように形成されていることを特徴とするスピーカグリル部付き内装パネル。
  3. スピーカグリル部がパネル基材に一体に形成され、該パネル基材表面に表皮材が上記スピーカグリル部を覆うように貼着されたスピーカグリル部付き内装パネルであって、
    上記スピーカグリル部のパネル基材には、複数個の透音小形孔がパネル基材裏面に貫通するように、かつ隣接する透音小形孔との間に間隔をあけて全体に亘って分布するように形成され、
    上記スピーカグリル部を除く領域のパネル基材には、上記透音小形孔と同じ形状の複数個の小形凹部が透音小形孔と同じ配列パターンで形成されていることを特徴とするスピーカグリル部付き内装パネル。
  4. 請求項3に記載のスピーカグリル部付き内装パネルにおいて、
    表皮材は、スピーカグリル部の透音小形孔に対応するように形成された小形孔を有する両面接着シートを介してパネル基材表面に貼着され、
    複数個の小形凹部のうち一部の小形凹部には、通気細孔がパネル基材裏面に貫通するように形成され、他の小形凹部は、上記通気細孔を有する小形凹部、及び透音小形孔の少なくとも一方に連絡溝部で連通するように連結されていることを特徴とするスピーカグリル部付き内装パネル。
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