JP2009071622A - 撮像装置及びメモリカード - Google Patents
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Abstract
【課題】画像の管理を簡便に出来る撮像装置及びメモリカードを提供すること。
【解決手段】撮像装置10は、レンズ11によって結ばれる像を撮影して画像を得る撮像素子19と、前記撮像素子19に対して、1度のレリーズ操作により複数回にわたって前記像を撮影させ、得られた複数の前記画像を1つの静止画形式のファイルとして半導体メモリ30へ書き込む制御部17とを具備する。
【選択図】図1
【解決手段】撮像装置10は、レンズ11によって結ばれる像を撮影して画像を得る撮像素子19と、前記撮像素子19に対して、1度のレリーズ操作により複数回にわたって前記像を撮影させ、得られた複数の前記画像を1つの静止画形式のファイルとして半導体メモリ30へ書き込む制御部17とを具備する。
【選択図】図1
Description
この発明は、撮像装置及びメモリカードに関する。例えば、メモリカードに画像データを記録するデジタルカメラに関する。
近年のデジタルカメラ等の撮像装置には、自動露光、自動焦点、手ぶれ補正等、様々な機能が付加されている(例えば特許文献1参照)。しかしながら、このような高機能化が進むデジタルカメラにあっても、意図通りの写真が撮影出来ない、というユーザの大きな不満がある。
そこで、デジタルカメラの連写機能を利用して撮影を行った後、その中から気に入った写真を選ぶ、といったことがユーザにおいて行われている。この場合、連写によって撮影される写真の枚数が多いほど、好みの写真が撮影される可能性が高い。しかし、この場合には記録媒体に記録される写真の枚数が非常に多くなり、管理が煩雑になるという問題があった。
つまり、気に入った写真を選んだ後に、その他の写真を速やかに削除する場合には良いが、そうでなければ、記録媒体中には、連写によって撮影された、似たような写真が多く記録される。そのため、デジタルカメラの表示画面やPC等で写真を閲覧する際には、同じような写真が続けて表示されたり、また記録媒体に非常に多数の画像ファイルが存在して管理が煩雑になったりするという問題があった。
特開平11−298786号公報
この発明は、画像の管理を簡便に出来る撮像装置及びメモリカードを提供する。
この発明の一態様に係る撮像装置は、レンズによって結ばれる像を撮影して画像を得る撮像素子と、前記撮像素子に対して、1度のレリーズ操作により複数回にわたって前記像を撮影させ、得られた複数の前記画像を1つの静止画形式のファイルとして半導体メモリへ書き込む制御部とを具備する。
また、この発明の一態様に係るメモリカードは、データを保持可能な不揮発性半導体メモリと、それぞれが静止画形式で圧縮された第1画像と第2画像とを受信し、前記第1、第2画像を前記静止画形式の1つのファイルとして前記不揮発性半導体メモリに書き込むコントローラとを具備し、前記コントローラは、前記第1画像と前記第2画像とを、互いに異なる書き込み電圧を用いて前記不揮発性半導体メモリに書き込む。
本発明によれば、画像の管理を簡便に出来る撮像装置及びメモリカードを提供出来る。
以下、この発明の実施形態につき図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
[第1の実施形態]
この発明の第1の実施形態に係る撮像装置及びメモリカードについて、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るデジタルカメラ及びメモリカードのブロック図である。
この発明の第1の実施形態に係る撮像装置及びメモリカードについて、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るデジタルカメラ及びメモリカードのブロック図である。
図示するようにデジタルカメラ10は、レンズ11、撮像部12、画像処理部13、バッファメモリ14、表示部15、レリーズスイッチ16、制御部17、及びメモリカードスロット18を備えている。
レンズ11は、デジタルカメラ10の撮影光学系を構成するものであり、光を集光して撮像部12上に像を結ぶ。
撮像部12は、レンズ11によって結像された被写体像につき、撮影を行う。より具体的には、撮像部12は撮像素子19を備えている。撮像素子19はCCD(charge coupled device)やCMOSセンサであり、被写体像を電気信号に変換して画像データを得る。そして撮像部12内において、撮像素子19で得られた画像データがアナログ信号からデジタル信号に変換される。
画像処理部13は、撮像部19でデジタル信号にされた画像データにつき所定の画像処理を行う。バッファメモリ14は、画像処理部13で処理された画像データを一時的に保持する。表示部15は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)等であり、撮像部12で撮影された写真を表示し、またデジタルカメラ10の操作に関する表示を行う。レリーズスイッチ16は、デジタルカメラ10のユーザによるレリーズ操作を受け付ける。
制御部17は、上記の撮像部12、画像処理部13、バッファメモリ14、及び表示部15の動作を制御する。制御部17の動作の詳細については後述する。
メモリカードスロット18には、メモリカード30が挿入され、メモリカードスロット18によって、メモリカード30はデジタルカメラ10に電気的に接続される。
次に、メモリカードスロット18に挿入されるメモリカード30の構成について、図1を参照しつつ説明する。図示するようにメモリカード30は、NAND型フラッシュメモリチップ(単にNAND型フラッシュメモリ、またはフラッシュメモリと呼ぶことがある)31、フラッシュメモリチップ31を制御するカードコントローラ32、および複数の信号ピン(第1ピン乃至第9ピン)33を備えている。
複数の信号ピン33は、カードコントローラ32と電気的に接続されている。複数の信号ピン33における第1ピン乃至第9ピンに対する信号の割り当ては、例えば図2に示すようになっている。図2は、第1ピン乃至第9ピンと、それらに割り当てられた信号とを示す表である。
データ0乃至データ3は、第7ピン、第8ピン、第9ピン、および第1ピンにそれぞれ割り当てられている。第1ピンは、また、カード検出信号に対しても割り当てられている。さらに、第2ピンはコマンドに割り当てられ、第3ピンおよび第6ピンは接地電位Vssに、第4ピンは電源電位Vddに、第5ピンはクロック信号に割り当てられている。
デジタルカメラ10は、これら第1ピン乃至第9ピンを介してメモリカード30内のカードコントローラ32と各種信号およびデータを通信する。例えば、メモリカード30にデータが書き込まれる際には、デジタルカメラ10は、書き込みコマンドを、第2ピンを介してカードコントローラ32にシリアルな信号として送出する。このとき、カードコントローラ32は、第5ピンに供給されているクロック信号に応答して、第2ピンに与えられる書き込みコマンドを取り込む。
ここで、前述したように、書き込みコマンドは、第2ピンのみを利用してカードコントローラ32にシリアルに入力される。コマンドの入力に割り当てられている第2ピンは、図2に示すように、データ3用の第1ピンと接地電位Vss用の第3ピンとの間に配置されている。
フラッシュメモリ31とカードコントローラ32との間の通信は、NAND型フラッシュメモリ用のインタフェースによって行われる。したがって、ここでは図示しないが、フラッシュメモリ31とカードコントローラ32とは例えば8ビットの入出力(I/O)線により接続されている。
例えば、カードコントローラ32がフラッシュメモリ31にデータを書き込む際には、カードコントローラ32は、これらI/O線を介してデータ入力コマンド80H、カラムアドレス、ページアドレス、データ、およびプログラムコマンド10Hをフラッシュメモリ31に順次入力する。ここで、コマンド80Hの“H”は16進数を示すものであり、実際には“10000000”という8ビットの信号が、8ビットのI/O線にパラレルに与えられる。つまり、このNAND型フラッシュメモリ用のインタフェースでは、複数ビットのコマンドがパラレルに与えられる。
また、NAND型フラッシュメモリ用のインタフェースでは、フラッシュメモリ31に対するコマンドとデータが同じI/O線を共用して通信されている。このように、ホスト機器2内のホストコントローラとメモリカード1とが通信するインタフェースと、フラッシュメモリ31とカードコントローラ32とが通信するインタフェースとは異なる。
次に、メモリカード30の備えるカードコントローラ32の内部構成について図3を用いて説明する。図3はカードコントローラ32のブロック図である。
カードコントローラ32は、フラッシュメモリ31内部の物理状態(例えば、何処の物理ブロックアドレスに、何番目の論理セクタアドレスデータが含まれているか、あるいは、何処のブロックが消去状態であるか)を管理する。カードコントローラ32は、ホストインタフェースモジュール40、MPU(Micro processing unit)41、フラッシュコントローラ42、ROM(Read-only memory)43、RAM(Random access memory)25、およびバッファ45を有する。
ホストインタフェースモジュール40は、カードコントローラ32とホスト機器2との間のインタフェース処理を行う。
MPU41は、メモリカード30全体の動作を制御する。MPU41は、例えばメモリカード30が電源供給を受けたときに、ROM43に格納されているファームウェア(制御プログラム)をRAM44上に読み出して所定の処理を実行することにより、各種のテーブルをRAM44上に作成する。またMPU41は、デジタルカメラ10の制御部17から書き込みコマンド、読み出しコマンド、消去コマンドを受け取り、フラッシュメモリ31に対して所定の処理を実行したり、バッファ45を通じたデータ転送処理を制御したりする。
ROM43は、MPU41により制御される制御プログラムなどを格納する。RAM44は、MPU41の作業エリアとして使用され、制御プログラムや各種のテーブル(表)を記憶する。フラッシュコントローラ42は、カードコントローラ32とフラッシュメモリ31との間のインタフェース処理を行う。
バッファ45は、デジタルカメラ10から送られてくる画像データをフラッシュメモリ31へ書き込む際に、一定量のデータ(例えば、1ページ分)を一時的に記憶したり、フラッシュメモリ31から読み出されるデータをデジタルカメラ10へ送り出す際に、一定量のデータを一時的に記憶したりする。
次に、NAND型フラッシュメモリ31の内部構成について簡単に説明する。図4はNAND型フラッシュメモリ31のブロック図である。図示するようにNAND型フラッシュメモリ31は、メモリセルアレイ50、ロウデコーダ51、及びページバッファ52を備えている。
メモリセルアレイ50は、複数のNANDセル53を備えている。NANDセル53の各々は、例えば32個のメモリセルトランジスタMT0〜MT31と、選択トランジスタST1、ST2とを備えている。以下、メモリセルトランジスタMT0〜MT31をそれぞれ区別しない場合には、単純にメモリセルトランジスタMTと呼ぶ。メモリセルトランジスタMT0〜MT31は、選択トランジスタST2のドレインと選択トランジスタST1のソースとの間に、その電流経路が直列接続されている。メモリセルトランジスタMTの各々は、半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して形成された電荷蓄積層(例えばフローティングゲート)と、電荷蓄積層上にゲート間絶縁膜を介在して形成された制御ゲートとを有する積層ゲートを備えている。
選択トランジスタST2のソースはソース線SLに共通接続され、選択トランジスタST1のドレインは、ビット線BL0〜BLm(mは自然数)のいずれかに接続されている。以下、ビット線BL0〜BLmを区別しない場合には、単純にビット線BLと呼ぶ。また、同一メモリブロックBLK内のメモリセルトランジスタMT0〜MT31の制御ゲートは、それぞれワード線WL0〜WL31に接続されている。また選択トランジスタST1、ST2のゲートは、それぞれセレクトゲート線SGD、SGSに接続されている。
上記構成において、いずれかのワード線WLに接続された(m+1)個のメモリセルトランジスタMTには、一括してデータが書き込まれる。この一括してデータが書き込まれる単位を「ページ」と呼ぶ。また、メモリセルアレイ10内の全メモリセルトランジスタMTは、一括してデータが消去される。
上記構成において、いずれかのワード線WLに接続された(m+1)個のメモリセルトランジスタMTには、一括してデータが書き込まれる。この一括してデータが書き込まれる単位を「ページ」と呼ぶ。また、メモリセルアレイ10内の全メモリセルトランジスタMTは、一括してデータが消去される。
ロウデコーダ51は、カードコントローラ32から与えられるロウアドレス信号に従って、メモリセルアレイ50中におけるいずれかのワード線WLを選択する。そして、書き込み時及び読み出し時には、選択したワード線WLに対して電圧を印加する。
ページバッファ52は、メモリセルアレイ50へのデータ入出力を行い、データを一時的に保持する。ページバッファ52とメモリセルアレイ50との間のデータの入出力は、複数のデータ単位、すなわち前述の通りページ単位で行われる。
次に、上記構成のデジタルカメラ10における写真の撮影動作と、撮影した写真の記録動作について説明する。図5は、写真撮影時の動作のフローチャートである。
図示するように、まずレリーズスイッチ16に対してレリーズ操作が行われる(ステップS10)。すると、レリーズスイッチ16からレリーズ操作が行われた旨の信号が制御部17に対して与えられる。
すると、制御部17が撮像部12に対して、複数枚の写真を時間的に連続して撮影させる旨の命令を出力する(ステップS11)。この命令に従って、撮像部12は写真を撮影する。すなわち、1回のレリーズ操作により、複数枚の写真が連続して撮影される。
撮影の後、撮像部12で得られた画像データは、制御部17の命令に従って、画像処理部13で画像処理され、その後バッファメモリ14へ転送される(ステップS12)。この時点において、各画像データは、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式等の静止画形式に圧縮される。
図6は、JPEG方式により圧縮された画像データの内部構成の模式図である。図示するように、例えば1回のレリーズ操作によって、5枚の写真が撮影されたと仮定する。そして、それぞれの写真の画像データを画像データPICT1−1〜PICT1−5と呼ぶことにする。各画像データPICT1−1〜PICT1−5における最初のデータは、JPEG形式におけるスタートコードである“FFD8”であり、最後のデータはエンドコードである“FFD9”である。スタートコードとは、ここから画像データが始まる旨のコードであり、エンドコードとは、画像データがここで終わる旨のコードである。従って、スタートコードからエンドコードまでの間のデータにより、画像データが構成されている。
その後、複数枚の写真の画像データは、メモリカード30に記録される。この際、制御部17は、複数枚の写真の画像データを単一のデータとして、バッファメモリ14からメモリカード30へ転送する(ステップS13)。図7は、デジタルカメラ10のバッファメモリ14からメモリカード30のホストインタフェースモジュール40に転送される信号の模式図である。
図示するように、まずデジタルカメラ10の制御部17で生成された書き込みコマンドがメモリカード30へ転送され、その後、NAND型フラッシュメモリ31に書き込むべきデータ、すなわち写真の画像データがメモリカード30へ転送される。この際、ステップS11で撮影された5枚の写真についての画像データPICT1−1〜PICT1−5が連続して、1つの書き込みデータとしてメモリカードへ転送される。つまり、メモリカード30に転送される書き込みデータ内には、JPEG形式のスタートコード“FFD8”とエンドコード“FFD9”との組み合わせが5つ含まれる。
ホストインタフェースモジュール40で画像データを受け取ったカードコントローラ32は、MPU41によって複数枚の写真の画像データを、1つの静止画形式、例えばJPEG形式のファイル(以下、単にJPEGファイルと呼ぶことがある)として、NAND型フラッシュメモリ31に書き込む(ステップS14)。その様子を図8に示す。図示するように、5枚の写真に対応する画像データPICT1−1〜PICT1−5は、1つのJPEGファイル“PICT1.JPG”として、NAND型フラッシュメモリ31に書き込まれる。言い換えれば、メモリカード30において使用されるFAT(file allocation table)ファイルシステムにおいて、画像データPICT1−1〜PICT1−5が含まれるデータを、1つのJPEGファイルとして管理する。
この際、デジタルカメラ10は、同一のJPEGファイルに含まれる5つの画像データのうち、いずれか1つを主画像として取り扱い、その他を副画像として取り扱う。主画像と副画像とでは、表示部15における表示方法が異なるが、それについては後述する。
図9は、NAND型フラッシュメモリ31のメモリ空間の概念図であり、JPEGファイル“PICT1.JPG”が格納されている領域について示している。カードコントローラ32は、“PICT1.JPG”が読み出される際に、画像データPICT1−1〜PICT1−5のうち主画像となる画像データPICT1−1が副画像PICT1−2〜PICT1−5よりも先に読み出されるように、NAND型フラッシュメモリ31に書き込み、管理する。図9の例では、画像データPICT1−1〜PITC1−5の順でデータが格納される場合について示しているが、必ずしもこの順序には限られず、例えば画像データPICT1−2が画像データPICT1−1よりも先のアドレスに格納されても良い。但し、データの読み出し時には画像データPICT1−1が最初に読み出されるように、FATファイルシステムによって管理されれば良い。
なお、複数の画像データPICT1−1〜PICT1−5のうち、いずれを主画像とするかの判断は、デジタルカメラ10で行ってもよいし、メモリカード30で行っても良い。図10は、上記判断がメモリカード10で行われる際のMPU41の動作のフローチャートである。図示するようにMPU41は、例えば図7のようにして転送される画像データのうち、最初の画像データ(ステップS20、YES)を主画像として取り扱う(ステップS21)。そして最初の画像データでなければ(ステップS20、NO)、副画像と判断する(ステップS22)。
またデジタルカメラ10が判断する際には、例えば主画像と副画像とで異なる書き込みコマンドを用意すれば良い。この様子を図11に示す。図11は、デジタルカメラ10からメモリカード30に転送される信号の模式図である。図示するように、例えば画像データPICT1−1が主画像とされる場合には、まず制御部17は第1書き込みコマンドWCMD1を発生した後に画像データPICT1−1をメモリカード30へ転送する。引き続き制御部17は、第2書き込みコマンドWCMD2を発生した後に画像データPICT1−2〜PICT1−5を転送する。この場合メモリカード30では、第1書き込みコマンドWCMD1の直後に転送された画像データを主画像と認識し、第2書き込みコマンドWCMD2の直後に転送された画像データを副画像と認識する。
次に、デジタルカメラ10の表示部15における表示方法について説明する。表示部15は、撮影した写真を表示することが可能である。この際、制御部17が画像データをメモリカード30からバッファメモリ14に読み出すと共に、図示せぬメモリに保持させた画像再生アプリケーションを実行することにより、読み出した画像データを表示部15に表示させる。
図12は、表示部15の例えばLCDの画面の模式図であり、従来の写真再生アプリケーションを用いた際に表示部15に写真を表示させた様子を示している。ここでは、3つのJPEGファイル“PICT1.JPG”、“PICT2.JPG”、及び“PICT3.JPG”が表示されている。従来、JPEG形式のファイルを読み込んで写真を表示する際、ファイル内の最初のスタートコード“FFD8”と、最初のエンドコード“FFD9”との間のデータのみが用いられる。従って、本実施形態のように1つのJPEGファイルに複数の画像データが含まれる場合には、そのうちの主画像のみが表示部15に表示される。例えば、JPEGファイル“PICT1.JPG”、“PICT2.JPG”、及び“PICT3.JPG”の主画像がそれぞれ“PICT1−1”、“PICT2−1”、“PICT3−1”であったとすると、これらに対応する写真が表示部15に表示される。
主画像だけでなく副画像を表示する際の制御部17の動作(写真再生アプリケーション実行時の処理)について、図13を用いて説明する。図13は、制御部の動作のフローチャートである。図示するように、まず制御部17がメモリカード30からバッファメモリ14にJPEGファイルを読み出す(ステップS30)。引き続き制御部17は、読み出したファイル内からスタートコード“FFD8”を検索する(ステップS31)。そして“FFD8”が見つかった場合(ステップS32、YES)、見つかったスタートコード“FFD8”からエンドコード“FFD9”までの間のデータを1枚の写真として認識する(ステップS33)。ここまでの処理は従来のアプリケーションと同様である。そして、最初に見つかる写真が主画像となる。
本実施形態であると、ステップS33の後、制御部17は更にスタートコード“FFD8”の検索を続ける(ステップS34)。そして再びスタートコード“FFD8”が見つかれば(ステップS32、YES)、ステップS33に進み、新たな別の写真として認識する。これが副画像である。この処理をステップS30で読み込んだJPEGファイルの最終アドレスまで行った後(ステップS32、NO)、制御部17はステップS33で認識した写真を表示部15に表示させる(ステップS35)。
図14は、表示部15の例えばLCD画面の模式図であり、図13で説明した表示方法を用いて、表示部15に写真を表示させた様子を示している。ここでは、3つのJPEGファイル“PICT1.JPG”、“PICT2.JPG”、及び“PICT3.JPG”が表示されており、各ファイルが5つの画像データを有する場合について示している。
図示するように、“PICT1.JPG”の写真として、主画像PICT1−1の写真だけでなく、副画像PICT1−2〜PICT1−5の写真が表示部15に表示される。“PICT2.JPG”及び“PICT3.JPG”も同様である。なお、図14の例では、主画像と副画像とが重なって表示部15に表示され、且つ主画像が最前面に表示されている場合について示している。しかし、各ファイルについての主画像と副画像との表示方法は図14の例に限らず、例えば全ての画像が表示部15内に同じようにして表示されていても良い。
以上のようにして、撮像部12で撮影された写真が表示部15に表示される。
以上のようにして、撮像部12で撮影された写真が表示部15に表示される。
また、画像データがメモリカード30からデジタルカメラ10に転送される際、メモリカード30内のカードコントローラ32は、NAND型フラッシュメモリ32から正常に読み出すことが出来なかった画像データも、正常データとしてデジタルカメラ10へ転送する。この場合には、デジタルカメラ10内の写真再生アプリケーションにおいて、当該画像データが表示可能か否かの判断が行われる。判断の結果、当該画像データがJPEG圧縮形式違反である、と判断された場合には、写真再生アプリケーションは当該画像データを表示部15に表示させない。つまり、当該画像データの写真は当初から存在しなかったのと同等の扱いとする。この点について、図15及び図16を用いて説明する。図15はJPEGファイル“PICT1.JPG”の内部構成を示す模式図であり、図16は表示部15における表示画面の模式図である。
図15に示すように、メモリカード30に記録された“PICT1.JPG”に含まれる5つの画像データのうち、画像データPICT1−4が破損していたとする。この場合であっても、カードコントローラ32は5つの画像データPICT1−1〜PICT1−5をデジタルカメラ10へ転送する。
するとデジタルカメラ10の制御部17は、写真再生アプリケーション上において画像データPICT1−4がJPEG圧縮形式違反と判断する。従って制御部17は、図16に示すように、表示部15において画像データPICT1−4の写真を表示させず、画像データPICT1−1〜PICT1−3、PICT1−5の写真のみを表示させる。
上記のように、この発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラ及びメモリカードであると、下記(1)及び(2)の効果が得られる。
(1)デジタルカメラによって撮影した写真の管理を簡便に出来る(その1)。
背景技術で述べたように、従来のデジタルカメラの連写機能を利用して撮影を行うと、似たような写真の画像ファイルが多数、記録媒体に保存され、写真の管理が煩雑となる問題があった。
(1)デジタルカメラによって撮影した写真の管理を簡便に出来る(その1)。
背景技術で述べたように、従来のデジタルカメラの連写機能を利用して撮影を行うと、似たような写真の画像ファイルが多数、記録媒体に保存され、写真の管理が煩雑となる問題があった。
しかし本実施形態に係る構成であると、制御部17が、撮像部12に対して1度のレリーズ操作により複数回にわたって被写体を撮影させ、撮影により得られた複数枚の写真を1つの静止画形式のファイルとしてメモリカード30へ保存する。つまり、1度のレリーズ操作によって撮影された複数枚の写真は、メモリカード30上においては1つのファイルとして管理される。従って、写真の管理が簡便となる。
また、写真は従来の静止画画像の形式、例えばJPEG形式によりメモリカード30に記録される。従って、図12に示すように従来の写真再生アプリケーションにより、主画像の表示が可能である。また、図13に示すような写真再生アプリケーションを用いれば、図14に示すように主画像だけでなく副画像の表示も可能となり、ユーザはこれらの写真の中から気に入った写真を選択することが出来る。
(2)デジタルカメラの操作ストレスを軽減出来る。
本実施形態に係る構成であると、図15及び図16を用いて説明したように、画像データが破損しているか否かの判断を、メモリカード30では無くデジタルカメラ10が行っている。従って、デジタルカメラ10の操作ストレスを軽減出来る。本効果について、以下説明する。
本実施形態に係る構成であると、図15及び図16を用いて説明したように、画像データが破損しているか否かの判断を、メモリカード30では無くデジタルカメラ10が行っている。従って、デジタルカメラ10の操作ストレスを軽減出来る。本効果について、以下説明する。
デジタルカメラ10で撮影した写真をNAND型フラッシュメモリ31に書き込む場合、メモリコントローラ32はその書き込みに失敗することがある。すなわち、メモリセルトランジスタMTに、本来書き込むべきデータとは異なるデータが書き込まれる場合がある。
しかし、NAND型フラッシュメモリ31は、図示せぬECC(error-correcting code)回路を有しており、そのECC機能によってデータを訂正(以下、エラー訂正)出来る。エラー訂正が可能な画像データであれば、写真を正常に表示することが出来るが、エラー訂正が不可能な程度に破損している場合、写真の表示自体が不可能な場合がある。
エラー訂正が出来なかった場合、メモリカード30が不良データとしてデジタルカメラ10に通知すると、デジタルカメラ10とメモリカード30との間のデータ転送自体にエラーであったことになる。従って、それ以降、デジタルカメラ10はメモリカード30との間の通信自体を停止してしまう場合がある。つまり、メモリカード30へのアクセスが不可能となり、ユーザにとってデジタルカメラの操作のストレスとなる。
しかし、本実施形態に係る構成であると、ECC回路でエラー訂正出来なかった画像データも、正常な画像データと同様にデジタルカメラ10へ転送する。従って、デジタルカメラ10からアクセスのなされたJPEGファイル内の画像データが破損していた場合であっても、メモリカード30へのアクセスが不可能となることが無い。従って、デジタルカメラ10の操作ストレスを軽減出来る。
更に、画像データが破損しているか否かの判断は、デジタルカメラ10において行われる。破損の程度が軽微であれば、制御部17は画像データをそのまま表示部15に表示させる。しかし、破損の程度が重度であれば、例えば画像データのフォーマットがJPEGの形式を満たしていないような場合には、もはや写真を表示出来ない。そこで、このような画像データは、初めから無かったものとして取り扱い、制御部17は表示部15に表示させない。この点でも、ユーザにとって与えるストレスを軽減出来る。
なお、ECC回路のエラー訂正能力が高いほど、デジタルカメラ10で発見されるエラーの程度の重度のものが多くなる。なぜなら、軽微なエラーであればECC回路で訂正可能だからである。従ってこの場合には、デジタルカメラにおいて、JPEG圧縮形式違反と判断される確率が高くなる。
[第2の実施形態]
次に、この発明の第2の実施形態に係る撮像装置及びメモリカードについて説明する。本実施形態は、上記第1の実施形態において、主画像と副画像とでデータの書き込み条件を変えたものである。なお、本実施形態に係るデジタルカメラ及びメモリカードの構成や基本的な動作は第1の実施形態と同様であるので説明は省略し、以下では第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。図17は、画像データがNAND型フラッシュメモリ31に書き込まれる際の、カードコントローラ32の動作のフローチャートである。
次に、この発明の第2の実施形態に係る撮像装置及びメモリカードについて説明する。本実施形態は、上記第1の実施形態において、主画像と副画像とでデータの書き込み条件を変えたものである。なお、本実施形態に係るデジタルカメラ及びメモリカードの構成や基本的な動作は第1の実施形態と同様であるので説明は省略し、以下では第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。図17は、画像データがNAND型フラッシュメモリ31に書き込まれる際の、カードコントローラ32の動作のフローチャートである。
図示するように、まずホストインタフェースモジュール40が、デジタルカメラ10から転送される信号を受け取る(ステップS40)。デジタルカメラから与えられる信号は、例えば第1の実施形態で説明した図7や図11の構造を有している。
次にMPU41が、NAND型フラッシュメモリ31に書き込むべきデータが主画像の画像データであるか否かを判断する(ステップS41)。第1の実施形態で説明した通り、この判断は図7の場合のように画像データの転送順で判断しても良いし、または図11の場合のように書き込みコマンド(図11ではWCMD1)に基づいて判断しても良い。
主画像の画像データであった場合には(ステップS42、YES)、MPU41は画像データを、書き込み信頼性の高い方法によりNAND型フラッシュメモリ31へ書き込む(ステップS43)。なお「書き込み信頼性が高い」とは、メモリセルトランジスタMTへのデータの「書き込み成功率が高い」なる意味である。
他方、副画像の画像データであった場合には(ステップS42、NO)、MPU41は画像データを、主画像の場合よりも書き込み信頼性の低い方法により、NAND型フラッシュメモリ31へ書き込む(ステップS44)。
書き込み信頼性を変える具体的な方法は適宜選択出来るが、例えば書き込み電圧Vpgmを変化させる方法がある。図18は、データの書き込み時においてワード線WLに印加される書き込み電圧Vpgmの時間変化を示すグラフである。図示するようにNAND型フラッシュメモリでは、書き込み電圧Vpgmを少しずつ上昇させながら書き込み動作を行い、その度にベリファイを行う。この際の書き込み電圧Vpgmの変化量をステップアップ電圧ΔVpgmと呼ぶことにする。
主画像を書き込む場合には、ステップアップ電圧ΔVpgmを、比較的小さな値ΔVpgm1に設定する。これに対して副画像を書き込む場合には、ΔVpgm1よりも大きいΔVpgm2に設定する。このように、主画像の書き込みの際にはステップアップ電圧を小さくすることで、副画像よりも書き込み成功率を向上出来る。他方、副画像の書き込みの際にはステップアップ電圧を大きくすることで、主画像よりも書き込み成功率は低下するが、主画像よりも高速な書き込みが可能となる。
また別な方法としては、書き込み電圧Vpgmの初期値Vinitを変える方法がある。主画像を書き込む場合には、初期値Vinitを、比較的小さな値ΔVinit1に設定する。これに対して副画像を書き込む場合には、ΔVinit1よりも大きいΔVinit2に設定する。この結果、主画像の書き込み成功率を副画像よりも高く出来る。他方、副画像の書き込み成功率は主画像よりも低下するが、主画像よりも高速な書き込みが可能となる。
更に別な方法としては、ベリファイの精度を、副画像に対しては主画像よりも粗く行うといった方法を用いても良い。
以上のように、この発明の第2の実施形態に係るデジタルカメラ及びメモリカードであると、上記第1の実施形態で説明した(1)及び(2)の効果に加えて、下記(3)の効果が得られる。
(3)写真の高速な記録が可能となり、撮影機会を確保出来る。
従来のデジタルカメラであると、画像データは全て、その書き込み成功率や書き込み速度の点で同じ条件によりNAND型フラッシュメモリ31に書き込まれる。そして通常、書き込み成功率と書き込み速度とはトレードオフの関係にある。従って、撮影した写真の欠損を防止するためには、書き込みを丁寧に行わなければならず、写真の記録に比較的長い時間がかかる。特に、連写機能により複数の写真を一度に撮影する場合には、写真の記録に長時間を要するという問題があった。
(3)写真の高速な記録が可能となり、撮影機会を確保出来る。
従来のデジタルカメラであると、画像データは全て、その書き込み成功率や書き込み速度の点で同じ条件によりNAND型フラッシュメモリ31に書き込まれる。そして通常、書き込み成功率と書き込み速度とはトレードオフの関係にある。従って、撮影した写真の欠損を防止するためには、書き込みを丁寧に行わなければならず、写真の記録に比較的長い時間がかかる。特に、連写機能により複数の写真を一度に撮影する場合には、写真の記録に長時間を要するという問題があった。
これに対して本実施形態であると、カードコントローラ32は、第1の書き込み方法により主画像をNAND型フラッシュメモリ31へ書き込み、第2の書き込み方法により副画像をNAND型フラッシュメモリ31へ書き込む。第1の書き込み方法は、第2書き込み方法よりも書き込み成功率が高い書き込み方法であり、第2の書き込み方法は、第1の書き込み方法よりも書き込み速度の速い書き込み方法である。
従って、副画像の記録時間を短く出来、1度のレリーズ操作により撮影された複数の写真の記録時間を短縮出来る。その結果、次のレリーズ操作が可能となるタイミングを、従来に比べて早くすることが出来、ユーザにとっての撮影機会を増やすことが出来る。
勿論、副画像については書き込み成功率が低下するため、記録に失敗する可能性が高まる。しかし、第1の実施形態で説明したとおり、記録に失敗してJPEG圧縮形式違反と判断された場合には表示部15に表示されないため、ユーザはその存在を知ることがなく、ユーザのストレスが増大することは無い。また、主画像については記録に失敗する可能性が低いため、1度のレリーズ動作によって少なくとも主画像は高確率で記録に成功する。そしてユーザにとっては、1度のレリーズ動作によって撮影された写真が全て正常に記録されることよりも、そのうちの何枚かについての記録に失敗したとしても撮影機会が増えることの方が重要である。よって、本実施形態に係る構成とすることで、よりユーザにとって扱いやすいデジタルカメラが実現出来る。
[第3の実施形態]
次に、この発明の第3の実施形態に係る撮像装置及びメモリカードについて説明する。本実施形態は、上記第1または第2の実施形態において、デジタルカメラ10に手ぶれ補正機能を持たせたものである。図19は、本実施形態に係るデジタルカメラ及びメモリカードのブロック図である。
次に、この発明の第3の実施形態に係る撮像装置及びメモリカードについて説明する。本実施形態は、上記第1または第2の実施形態において、デジタルカメラ10に手ぶれ補正機能を持たせたものである。図19は、本実施形態に係るデジタルカメラ及びメモリカードのブロック図である。
図示するように本実施形態に係るデジタルカメラ10は、上記第1の実施形態で説明した図1の構成において、更に手ぶれ補正部20を備えている。手ぶれ補正部20は、撮影部12において連続して撮影が行われている期間に、撮像素子19をその撮影面内において移動させる。
次に、本実施形態に係るデジタルカメラ10による写真の撮影動作について、図20を用いて説明する。図20は、写真撮影時の動作のフローチャートである。
図示するように、まず第1の実施形態で説明したとおり、レリーズ操作が行われる(ステップS10)。すると、制御部17が手ぶれ補正部20に対して、撮像素子19を撮影面内方向のある軸(例えばこれをX軸と呼ぶ)に沿って移動させる(ステップS50)。
また制御部17は撮像部12に対して、手ぶれ補正部20によって撮像素子19が移動されている期間に複数枚の写真を撮影するよう、命令を出力する(ステップS51)。この命令に従って、撮像部12は写真を撮影する。すなわち、1回のレリーズ操作により、複数枚の写真が連続して撮影される。
撮像部12における撮影時の様子を図21に示す。図21は、レンズ11、撮像素子19、及び手ぶれ補正部20の構成を示す概念図であり、撮像素子19が移動する様子を示している。図21では一例として、1度のレリーズ操作によって時刻t1〜t5の順で5枚の写真が撮影される場合を示している。また、図21では便宜上、撮像素子19が光軸方向に沿って異なる位置に示されているが、光軸方向に沿っては移動されない。
まず、時刻t1において、撮像素子19がある位置において撮影が行われる。次に時刻t2において、撮像素子19がX軸に沿ってプラス方向に移動している状態で撮影が行われる。次に時刻t3において、撮像素子19がX軸に沿って更にプラス方向に移動している状態で撮影が行われる。引き続き時刻t4において、撮像素子19がX軸に沿ってマイナス方向に移動している状態で撮影が行われ、最後に時刻t5において、撮像素子19がX軸に沿って更にマイナス方向に移動している状態で撮影が行われる。
撮影が終了すると、第1の実施形態で説明したステップS12に進む。その他の構成及び動作は、上記第1または第2の実施形態と同様であるので説明は省略する。
以上のように、この発明の第3の実施形態に係るデジタルカメラ及びメモリカードであると、上記第1、第2の実施形態で説明した(1)乃至(3)の効果に加えて、下記(4)の効果が得られる。
(4)より精度の高い手ぶれ補正機能を実現出来る。
本実施形態に係るデジタルカメラ10であると、静止画を連続して撮影している期間に、手ぶれ補正部20が撮像素子19に対して能動的に、周期性の移動速度を与えている。従って、連続撮影中において、被写体が静止して撮影出来るチャンスを作り出すことが出来、精度の高い手ぶれ補正機能を実現出来る。本効果について、図22を用いて説明する。図22は、横軸に時間を取り、縦軸に撮像素子に与えられる移動速度、手ぶれの速度を取ったグラフである。図中において、白抜き丸印が撮影するタイミングを示す。
(4)より精度の高い手ぶれ補正機能を実現出来る。
本実施形態に係るデジタルカメラ10であると、静止画を連続して撮影している期間に、手ぶれ補正部20が撮像素子19に対して能動的に、周期性の移動速度を与えている。従って、連続撮影中において、被写体が静止して撮影出来るチャンスを作り出すことが出来、精度の高い手ぶれ補正機能を実現出来る。本効果について、図22を用いて説明する。図22は、横軸に時間を取り、縦軸に撮像素子に与えられる移動速度、手ぶれの速度を取ったグラフである。図中において、白抜き丸印が撮影するタイミングを示す。
図示するように、撮像素子19に対して時間によって変化する速度が与えられる。他方、ある大きさと変化を伴う手ぶれがデジタルカメラ10に発生する。すると、ある時点において(例えば時刻t10)、撮像素子19に与えられた速度と、手ぶれによって生じる速度とが相殺され、またはほぼ相殺される。従って、手ぶれが補正された写真が得られる。このことは手ぶれだけでなく、被写体ぶれの場合についても同様である。
なお制御部17は、手ぶれ補正部20によって撮像素子19に速度が与えられている期間に、等間隔で撮影が行われるように撮像部12に対して命令しても良いし、予め定められたタイミングで撮影が行われるように命令しても良い。但し撮影タイミングは、図22において少なくとも、撮像素子19に与えられる速度がプラス方向である時点で1回、マイナス方向である時点で1回、設けられることが望ましい。
また、上記実施形態では撮像素子19がある一方向(X軸)に沿ってのみ移動される場合について説明した。しかし、図23に示すようにX軸に直交するY軸に沿って移動させても良い。図23は、レンズ11と撮像素子19の構成を示す模式図である。図示するように、撮像面内におけるX軸とY軸との両方に沿って撮像素子19が移動されても良い。この場合には、デジタルカメラ10に対する横方向、縦方向、及び斜め方向の手ぶれや被写体ぶれを補正出来る。更に、本実施形態における主画像は、最初に撮影された写真であっても良いし、または最も手ぶれまたは被写体ぶれの少ない写真であっても良い。ぶれの多い/少ないは、例えば制御部17において、画像データ内のコントラストを見ることで判断出来る。すなわち、ぶれが少ない画像データであれば、よりコントラストが大きくなるため、写真内におけるコントラストが最も大きい画像データを主画像とすれば良い。
[第4の実施形態]
次に、この発明の第4の実施形態に係る撮像装置及びメモリカードについて説明する。本実施形態は、上記第1または第2の実施形態において、デジタルカメラ10に焦点補正機能を持たせたものである。図24は、本実施形態に係るデジタルカメラ及びメモリカードのブロック図である。
次に、この発明の第4の実施形態に係る撮像装置及びメモリカードについて説明する。本実施形態は、上記第1または第2の実施形態において、デジタルカメラ10に焦点補正機能を持たせたものである。図24は、本実施形態に係るデジタルカメラ及びメモリカードのブロック図である。
図示するように本実施形態に係るデジタルカメラ10は、上記第1の実施形態で説明した図1の構成において、更に焦点補正部21を備えている。焦点補正部21は、撮影部12において連続して撮影が行われている期間に、レンズ11と撮像素子19との距離を、その光軸方向において移動させる。つまり、焦点位置を変える。本実施形態では、レンズ11の位置が固定され、撮像素子19の位置が焦点補正部21によって変化される場合を例に説明するが、焦点位置が変化されさえすれば良い。従って、例えば撮像素子11の位置が固定され、レンズ11の位置が焦点補正部21によって光軸方向に変化されても良いし、両者の位置が光軸方向に沿って変化されても良い。
次に、本実施形態に係るデジタルカメラ10による写真の撮影動作について、図25を用いて説明する。図25は、写真撮影時の動作のフローチャートである。
図示するように、まず第1の実施形態で説明したとおり、レリーズ操作が行われる(ステップS10)。すると、制御部17が焦点補正部21に対して、撮像素子19を光軸方向(例えばこれをZ軸と呼ぶ)に沿って移動させる(ステップS60)。
また制御部17は撮像部12に対して、焦点補正部21によって撮像素子19が移動されている期間に複数枚の写真を撮影するよう、命令を出力する(ステップS61)。この命令に従って、撮像部12は写真を撮影する。すなわち、1回のレリーズ操作により、複数枚の写真が連続して撮影される。
撮像部12における撮影時の様子を図26に示す。図26は、レンズ11、撮像素子19、及び焦点補正部21の構成を示す概念図であり、撮像素子19が移動する様子を示している。図26では一例として、1度のレリーズ操作によって時刻t1〜t5の順で5枚の写真が撮影される場合を示している。
まず、時刻t1において、撮像素子19がある位置において撮影が行われる。次に時刻t2において、撮像素子19がZ軸に沿ってレンズ11から遠ざかる方向に移動された状態で撮影が行われる。次に時刻t3において、撮像素子19がZ軸に沿ってレンズ11から更に遠ざかる方向に移動された状態で撮影が行われる。以下、時刻t4、t5においても同様に撮影が行われる。
撮影が終了すると、第1の実施形態で説明したステップS12に進む。その他の構成及び動作は、上記第1または第2の実施形態と同様であるので説明は省略する。
以上のように、この発明の第4の実施形態に係るデジタルカメラ及びメモリカードであると、上記第1、第2の実施形態で説明した(1)乃至(3)の効果に加えて、下記(5)の効果が得られる。
(5)焦点の合った撮影が可能となる。
本実施形態に係るデジタルカメラ10であると、静止画を連続して撮影している期間に、焦点補正部21がレンズ11と撮像素子19との間の距離を変化させる。従って、連続撮影中において、被写体に焦点が合った撮影チャンスを作り出すことが出来る。本効果について、図27を用いて説明する。図27は、横軸に時間を取り、縦軸に撮像素子の移動距離(レンズ11と撮像素子19との間の距離)を取ったグラフである。図中において、白抜き丸印が撮影するタイミングを示す。
(5)焦点の合った撮影が可能となる。
本実施形態に係るデジタルカメラ10であると、静止画を連続して撮影している期間に、焦点補正部21がレンズ11と撮像素子19との間の距離を変化させる。従って、連続撮影中において、被写体に焦点が合った撮影チャンスを作り出すことが出来る。本効果について、図27を用いて説明する。図27は、横軸に時間を取り、縦軸に撮像素子の移動距離(レンズ11と撮像素子19との間の距離)を取ったグラフである。図中において、白抜き丸印が撮影するタイミングを示す。
図示するように、撮影開始と共に、レンズ11と撮像素子19との間の距離が変化する。すると、ある時点において(例えば時刻t5)、被写体との焦点が合う、またはほぼ合う。従って、被写体と焦点のあった写真が得られる。
なお制御部17は、焦点補正部21によって焦点位置が変化されている期間に、等間隔で撮影が行われるように撮像部12に対して命令しても良いし、予め定められたタイミングで撮影が行われるように命令しても良い。
また、本実施形態における主画像は、最初に撮影された写真であっても良いし、または最も焦点のあっている写真であっても良い。焦点が合っているか否かは、第3の実施形態と同様に、例えば制御部17において画像データ内のコントラストを見ることで判断出来る。すなわち、焦点が合っている画像データであれば、よりコントラストが大きくなるため、写真内におけるコントラストが最も大きい画像データを主画像とすれば良い。
更に、本実施形態は第3の実施形態と組み合わせることも可能である。すなわち、図24の構成において、更に手ぶれ補正部20を設けても良い。この場合には、図28に示すように、撮像素子19がX軸、Y軸、及びZ軸に沿って移動される。そして、第3の実施形態で説明した(4)の効果を併せて得られる。
[第5の実施形態]
次に、この発明の第5の実施形態に係る撮像装置及びメモリカードについて説明する。本実施形態は、上記第1乃至第4の実施形態における写真再生アプリケーションに関するものである。図29は、本実施形態に係るデジタルカメラ及びメモリカードのブロック図である。
次に、この発明の第5の実施形態に係る撮像装置及びメモリカードについて説明する。本実施形態は、上記第1乃至第4の実施形態における写真再生アプリケーションに関するものである。図29は、本実施形態に係るデジタルカメラ及びメモリカードのブロック図である。
図示するように本実施形態に係るデジタルカメラ10は、上記第1の実施形態で説明した図1の構成において、更にコントロールキー22を備えている。勿論、第3の実施形態で説明した手ぶれ補正部20や第4の実施形態で説明した焦点補正部21を有していても良い。コントロールキー22は、写真を表示部15で閲覧する際に、ユーザからの種々の指示を受け付ける。その他の構成及び撮影動作は、上記第1乃至第4の実施形態で説明した通りであるので、説明は省略する。
次に、写真を表示部15で閲覧する際のデジタルカメラ10の動作について、図30を用いて説明する。図30は、デジタルカメラ10において、写真再生アプリケーションを実行する際の動作を示すフローチャートである。
図示するように、ユーザからの指示をコントロールキー22が受け付けたことを受けて、制御部17は写真撮影モードから写真表示モードとなる(ステップS70)。これにより、制御部17は写真再生アプリケーションを実行する。
まず、制御部17はメモリカード30から画像ファイルをバッファメモリ14へ読み出す(ステップS71)。読み出される画像ファイルは、第1乃至第4の実施形態で説明したように、主画像と副画像とを含む例えばJPEGファイルである。一例として、バッファメモリ14へ読み出されるファイルが図31のようであったと仮定する。図31は、JPEGファイルの構成を示す概念図である。
図示するように、メモリカード30から3つのJPEGファイル“PICT1.JPG”、“PICT2.JPG”、及び“PICT3.JPG”が読み出される。JPEGファイル“PICT1.JPG”は、5つの画像データPICT1−1〜PICT1−5を含み、主画像はPICT1−1である。JPEGファイル“PICT2.JPG”は、5つの画像データPICT2−1〜PICT2−5を含み、主画像はPICT2−1である。JPEGファイル“PICT3.JPG”は、5つの画像データPICT3−1〜PICT3−5を含み、主画像はPICT3−1である。
更に制御部17は、表示部15に選択バーとカーソルとを表示させる(ステップS72)。この際の表示部15の様子を図32に示す。図32は、表示部15の表示画面の模式図である。図示するように、選択バー60は、選択バー60内のポジションが、表示すべき画像データに対応したものであり、カーソル61はそのうちのいずれかのポジションを選択するものである。本例の場合、各JPEGファイルにつき表示すべき写真の最大枚数は5枚であるので、選択バー60内のポジション数も5個である。以下、この5つのポジションを区別する場合には、ポジションP1〜P5と呼ぶことにする。
また制御部17は、各JPEGファイル内の画像データと、選択バー60のポジションとを対応づける(ステップS73)。この処理は、選択バー60の各ポジションがカーソル61によって選択された場合に、いずれの画像データを表示させるかを決めるものである。そのために制御部17は、例えば図33に示す対応テーブルを保持する。図33の例であると、選択バー60のポジションP1〜P5は、JPEGファイル“PICT1.JPG”においては画像データPICT1−1〜PICT1−5にそれぞれ対応し、JPEGファイル“PICT2.JPG”においては画像データPICT2−1〜PICT2−5にそれぞれ対応し、JPEGファイル“PICT3.JPG”においては画像データPICT3−1〜PICT3−5にそれぞれ対応する。好ましくは、主画像となる画像データがポジションP1に対応づけられる。
そして制御部17は、カーソル61によって選択された選択バー60のポジションに対応する画像データを最前面にして、表示部15に表示させる(ステップS74)。写真表示モードの最初に選択されるポジションはポジションP1であり、主画像が表示される。この様子を図34に示す。図34は表示部15の表示画面の模式図であり、カーソル61によってポジションP1が選択された際の様子を示している。
図示するように、各JPEGファイル“PICT1−1”、“PICT1−2”、及び“PICT1−3”に含まれる画像データは、JPEGファイル毎に重ねて表示される。このうち、ポジションP1に対応する画像データPICT1−1、PICT2−1、及びPICT3−1が最前面に表示されている。
次に、ユーザによるカーソル61の移動命令をコントロールキー22で受け付けると(ステップS75、YES)、それに伴って制御部17は、各JPEGファイルにつき一斉に、最前面に表示される画像データを変化させる(ステップS74)。図35は表示部15の表示画面の模式図であり、カーソル61によって選択されるポジションがポジションP1からポジションP3に変化した際の様子を示している。図示するように、JPEGファイル“PICT1.JPG”について最前面に表示される写真は、画像データPICT1−1からPICT1−3に変化する。またJPEGファイル“PICT2.JPG”について最前面に表示される写真は、画像データPICT2−1からPICT2−3に変化する。更にJPEGファイル“PICT3.JPG”について最前面に表示される写真は、画像データPICT3−1からPICT3−3に変化する。このように、表示部15に表示される写真が一斉に切り替わる。
図36は、カーソル61によって選択されるポジションがポジションP3からポジションP5に変化した際の様子を示している。図示するように、JPEGファイル“PICT1.JPG”、“PICT2.JPG”、及び“PICT3.JPG”について最前面に表示される写真は、それぞれ画像データPICT1−5、PICT2−5、及びPICT3−5に一斉に切り替わる。
以上のように、この発明の第5の実施形態に係るデジタルカメラ及びメモリカードであると、上記第1乃至第4の実施形態で説明した(1)乃至(5)の効果に加えて、下記(6)の効果が得られる。
(6)デジタルカメラによって撮影した写真の管理を簡便に出来る(その2)。
本実施形態に係るデジタルカメラであると、連続して撮影された複数の静止画を含む複数の画像ファイルを表示部15に表示する際、各画像ファイルにつき、複数の静止画のうちのいずれかのみを主として(最前面に)表示させる。そして、ユーザからの指示を受け付けた際には、複数の画像ファイルにつき、主として表示させる静止画を一斉に切り替える。従って、複数の画像ファイルから目的とする写真を検索することが容易となり、写真の管理を簡便に出来る。
(6)デジタルカメラによって撮影した写真の管理を簡便に出来る(その2)。
本実施形態に係るデジタルカメラであると、連続して撮影された複数の静止画を含む複数の画像ファイルを表示部15に表示する際、各画像ファイルにつき、複数の静止画のうちのいずれかのみを主として(最前面に)表示させる。そして、ユーザからの指示を受け付けた際には、複数の画像ファイルにつき、主として表示させる静止画を一斉に切り替える。従って、複数の画像ファイルから目的とする写真を検索することが容易となり、写真の管理を簡便に出来る。
[第6の実施形態]
次に、この発明の第6の実施形態に係る撮像装置及びメモリカードについて説明する。本実施形態は、上記第5の実施形態における写真再生アプリケーションに改良を加えたものであり、特定の写真については表示の切り替えを行わないものである。図37は、デジタルカメラ10において写真再生アプリケーションを実行する際の動作を示すフローチャートの一部であり、上記第5の実施形態の方法に従って写真を表示中における処理を示している。
次に、この発明の第6の実施形態に係る撮像装置及びメモリカードについて説明する。本実施形態は、上記第5の実施形態における写真再生アプリケーションに改良を加えたものであり、特定の写真については表示の切り替えを行わないものである。図37は、デジタルカメラ10において写真再生アプリケーションを実行する際の動作を示すフローチャートの一部であり、上記第5の実施形態の方法に従って写真を表示中における処理を示している。
まず、本実施形態に係る写真再生アプリケーションは、「選択固定」なる機能を有する。ユーザがこの機能を使用する場合には、その旨の指示をコントロールキー22が受け付ける。いずれかの画像ファイルにつき選択固定がなされると(ステップS80、YES)、制御部17はカーソル61によって指定されるポジションにかかわらず、以後、選択固定が解除されるまでの間、現在の写真の表示を継続する(ステップS81)。
上記の処理の様子を、以下、図38及び図39を用いて具体的に説明する。図38及び図39は、表示部15の表示画面の模式図である。まず図38に示すように、カーソル61によってポジションP3が選択されることにより、表示部15には画像データPICT1−3、PICT2−3、及びPICT3−3が表示されていたとする。この状態でコントロールキー22が、画像ファイル“PICT1.JPG”についての選択固定の命令を受け付けたとする。すると制御部17は、以後選択固定が解除されない限り、画像ファイル“PICT1.JPG”については画像データPICT1−3を表示し続ける。
例えば図39に示すように、選択固定がなされた後に、カーソル61によってポジションP5が選択されたとする。すると、画像ファイル“PICT2.JPG”及び“PICT3.JPG”については、表示される画像データはPICT2−5及びPICT3−5に切り替わる。しかし、画像ファイル“PICT1.JPG”については画像データPICT1−3が表示され続ける。
以上のように、この発明の第6の実施形態に係るデジタルカメラ及びメモリカードであると、上記第1乃至第5の実施形態で説明した(1)乃至(6)の効果に加えて、下記(7)の効果が得られる。
(7)デジタルカメラによって撮影した写真の管理を簡便に出来る(その3)。
本実施形態に係るデジタルカメラであると、制御部17は、ユーザによって選択されたいずれかの画像ファイルに含まれる写真の表示を、カーソル61の位置に関わらず継続する。従って、例えばいずれかの画像ファイルにつき目的の写真が見つかった場合には、その画像ファイルについて表示を固定しつつ、他の画像ファイルの検索を行うことが出来る。そのため、複数の画像ファイルから目的とする写真を検索することが容易となり、写真の管理を簡便に出来る。
(7)デジタルカメラによって撮影した写真の管理を簡便に出来る(その3)。
本実施形態に係るデジタルカメラであると、制御部17は、ユーザによって選択されたいずれかの画像ファイルに含まれる写真の表示を、カーソル61の位置に関わらず継続する。従って、例えばいずれかの画像ファイルにつき目的の写真が見つかった場合には、その画像ファイルについて表示を固定しつつ、他の画像ファイルの検索を行うことが出来る。そのため、複数の画像ファイルから目的とする写真を検索することが容易となり、写真の管理を簡便に出来る。
以上のように、この発明の第1乃至第6の実施形態に係る撮像装置は、レンズ11によって結ばれる像を撮影して画像を得る撮像素子19と、撮像素子19に対して、1度のレリーズ操作により複数回にわたって像を撮影させ、得られた複数の画像を1つの静止画形式のファイル(例えばJPEGファイル)として半導体メモリ30へ書き込む制御部17とを具備している。
また、この発明の第2乃至第6の実施形態に係るメモリカード30は、データを保持可能な不揮発性半導体メモリ31と、撮像装置10において複数回にわたって撮影された画像(画像データPICT1−1〜PICT1−5)の集合である画像グループを撮像装置10から受信すると共に、受信した画像グループを、静止画形式の1つのファイル(例えばJPEGファイル)として不揮発性半導体メモリ31に書き込むコントローラ32とを具備し、画像グループは第1画像(主画像)と第2画像(副画像)とを含み、コントローラ32は、第1画像と第2画像とを、互いに異なる書き込み電圧(ΔVpgm)を用いて不揮発性半導体メモリ31に書き込む。
これにより、デジタルカメラによって撮影した写真の管理を簡便に出来ると共に、デジタルカメラの操作ストレスを軽減出来る。更に、写真の高速な記録が可能となり、撮影機会を確保出来る。
なお、上記実施形態では、写真再生アプリケーションがデジタルカメラ10内で実行されることで、デジタルカメラ10の表示部15に写真が表示される場合について説明した。しかし、写真再生アプリケーションはパーソナルコンピュータ上で実行され、そのディスプレイに表示される場合であっても良い。
また、撮影された写真が記録されるメディアがメモリカード30である場合について説明したが、メモリカード30に限らず、例えばUSBメモリなどであっても良いし、またはデジタルカメラ10内部に搭載された半導体メモリであっても良い。また半導体メモリは、NAND型フラッシュメモリ31に限らず、例えばNOR型フラッシュメモリなどの他のフラッシュメモリや、MRAMや強誘電体メモリ等の不揮発性半導体メモリであっても良い。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
10…デジタルカメラ、11…レンズ、12…撮像部、13…画像処理部、14…バッファメモリ、15…表示部、16…レリーズスイッチ、17…制御部、18…メモリカードスロット、19…撮像素子、20…手ぶれ補正部、21…焦点補正部、22…コントロールキー、30…メモリカード、31…NAND型フラッシュメモリ、32…カードコントローラ、33…信号ピン、40…ホストインタフェースモジュール、41…MPU、42…フラッシュコントローラ、43…ROM、44…RAM、45…バッファ、50…メモリセルアレイ、51…ロウデコーダ、52…ページバッファ、53…NANDセル、60…選択バー、61…カーソル
Claims (5)
- レンズによって結ばれる像を撮影して画像を得る撮像素子と、
前記撮像素子に対して、1度のレリーズ操作により複数回にわたって前記像を撮影させ、得られた複数の前記画像を1つの静止画形式のファイルとして半導体メモリへ書き込む制御部と
を具備することを特徴とする撮像装置。 - 前記像の撮影時に、前記レンズに対して前記撮像素子を、前記像の入射方向に直交する方向に沿って移動させる手ぶれ補正部を更に備え、
前記制御部は前記撮像素子に対して、前記手ぶれ補正部が前記撮像素子を移動させている期間に、前記複数回にわたって前記像を撮影させる
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記像の撮影時に、前記撮像素子と前記レンズとの距離を、前記像の入射方向に沿って変化させる焦点補正部を更に備え、
前記制御部は前記撮像素子に対して、前記焦点補正部が前記距離を変化させている期間に、前記複数回にわたって前記像を撮影させる
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記撮像素子で得られた前記画像を表示可能な表示部を更に備え、
前記制御部は、1度のレリーズ操作により得られた複数の前記画像の集合である画像グループを、前記表示部に対して複数同時に表示させ、且つ
前記画像グループ毎に1枚の前記画像を前記表示部に優先的に表示させると共に、前記優先的に表示させる前記画像を、複数の前記画像グループ間で同時に変化させる
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - データを保持可能な不揮発性半導体メモリと、
それぞれが静止画形式で圧縮された第1画像と第2画像とを受信し、前記第1、第2画像を前記静止画形式の1つのファイルとして前記不揮発性半導体メモリに書き込むコントローラと
を具備し、前記コントローラは、前記第1画像と前記第2画像とを、互いに異なる書き込み電圧を用いて前記不揮発性半導体メモリに書き込む
ことを特徴とするメモリカード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007238363A JP2009071622A (ja) | 2007-09-13 | 2007-09-13 | 撮像装置及びメモリカード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007238363A JP2009071622A (ja) | 2007-09-13 | 2007-09-13 | 撮像装置及びメモリカード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009071622A true JP2009071622A (ja) | 2009-04-02 |
Family
ID=40607418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007238363A Pending JP2009071622A (ja) | 2007-09-13 | 2007-09-13 | 撮像装置及びメモリカード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009071622A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011040973A (ja) * | 2009-08-10 | 2011-02-24 | Canon Inc | 電子機器およびその制御方法、プログラム |
-
2007
- 2007-09-13 JP JP2007238363A patent/JP2009071622A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011040973A (ja) * | 2009-08-10 | 2011-02-24 | Canon Inc | 電子機器およびその制御方法、プログラム |
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