JP2009070117A - データ入力システムとデータ入力方法、およびそれを用いた数量計算システムならびにそのためのプログラム - Google Patents

データ入力システムとデータ入力方法、およびそれを用いた数量計算システムならびにそのためのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】設計者が図面イメージを見ながら迅速にデータ入力でき、入力作業の軽減が図られ、数量計算データに関する知識が不十分であってもイメージ図に応じたデータを入力できるようにすること。
【解決手段】サーバ110は、基本となる設計図,数値入力ボックスを含む表示データの属性項目と該表示データの表示位置またはその表示位置算出式,入力されたデータ項目を保持するデータベース120と、コンピュータ端末100で指定された情報に基づきデータベース120を参照して設計図面および数値入力ボックスを含む表示データの属性項目および該表示データの表示位置を取得する検索手段111,112を備え、サーバが検索手段で取得した設計図面および数値入力ボックスを含む表示データの属性項目を、コンピュータ端末100の表示装置に表示し、該表示された数値入力ボックスに数値入力させるようにした。
【選択図】図1−A

Description

本発明は、図面を用いたデータ入力システムに係り、特に設計図上に直接数値入力を行うことによって設計書の内訳明細書などを自動作成することが可能な図面を用いたデータ入力システムとその方法、およびそれを用いた工事設計積算システムなどにおける数量計算システムならびにそのためのプログラムに関する。
工事設計積算システムなどにおける数量計算のための技術として、従来様々提案されており、例えば、下記特許文献1〜3に開示されたものがある。
(a)工事設計積算システムにおける数量計算システムにおいて、単価表の数量の決定過程を履歴として保存し、単価表作成時に有効利用を図るものとして、特開2004−118340号公報「積算処理システム、積算処理装置及びプログラム」(特許文献1)に開示されたものがある。この文献には、数量入力表生成手段を設けた設計処理システムが記載されている。この積算処理システムは次のようなものである。
特許文献1における積算処理システムは、積算基準となる単価表に関する各種データを記憶するデータベースと、単価表作成画面、電卓形式の計算過程入力画面、数量入力表画面を格納する記憶手段等と、この記憶手段の単価表作成画面を表示し、前記単価表に関する各種のデータを書き込む単価表作成手段と、数量計算入力指示の入力に基づき、前記記憶手段の計算過程入力画面を表示し、この計算過程入力画面に数量計算入力データを入力し、前記単価を用いて数量計算を実行し、前記単価表作成画面の数量エリアに数量及び計算過程を書き込んで保存する数量計算入力手段と、この計算入力手段によって取得された計算過程を用いて数量入力画面を生成し、修正・流用等に利用可能にする数量入力表生成手段とを有する。
(b)また、積算計算の入力に掛かる手間を少なくするものとして特開2002−49657号公報「建築積算装置及び建築積算プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」(特許文献2)に開示されたものがある。ここに開示された建築積算装置は次のようなものである。
(イ)基本的な建築条件に関する数量名称及び、数量が入力される数量計算ファイルと、(ロ)オプション的な建築条件に関する条件変数項目の名称及び、上記建築条件を決定する変数値が入力される条件変数マスタと、(ハ)積算項目の名称、数量、数量計算式、単価、金額、金額計算式と、建築関係算出項目の名称、金額及び金額計算式が入力される積算明細マスタと、(ニ)該マスタのデータが入力される積算計算ファイルと、(ホ)各数量計算式により、数量を算出し、各ファイルの数量データを更新する手段と、(ヘ)各金額計算式により、積算計算ファイルの各金額データを更新する手段を有する。
(c)また、3次元の新しい方法を採用することにより、精度や再利用度が高く、経済的であり建設CALS(Commerce At Light Speed)の思想とも合致する数量計算方法及び照査方法を提供する文献として特開2003−208451号公報「3次元CAD(Computer Aided Design)による土木構造物の数量算出方法及び照査方法」(特許文献3)に記載されたものがある。ここに開示されたシステムは次のようなものである。
3次元CADを使って、土木構造物の各部材を3次元化し、各部材相互の位置関係を正確に配置し、3次元の構造一般図を作成する。発注者側の数量算出基準に沿って積算に必要な各数量項目を3次元で作成し、各数量項目の数値を3次元CADを使って算出する。3次元化した構造一般図の各部材の形状寸法、各部材相互の位置関係を3次元CADの機能を使って照査する。
特開2004−118340号公報 特開2002−49657号公報 特開2003−208451号公報
上述した従来の工事設計積算システムにおける数量計算システムにおいては、次のような問題点がある。
(1)上記従来技術では、設計者が数量計算を行うためのデータを入力することで数量計算を行っているが、入力に必要なデータ項目が多数あるため、入力作業に工数を割かれるという問題点がある。
すなわち、従来の数量計算処理では、正確な設計図に基づいたデータ入力を行うことで、すべての材料を算出し積算基準となる単価表に算出した施工数量を割り当てる。積算処理では、この割り当てられた施工数量、材料を基に、工事金額を算出する機能を有する。
(2)上記従来技術では、設計者は入力作業に工数を割かれるため、本来業務であるべき技術力向上にかける時間の低減を余儀なくされるという問題点がある。
(3)上記従来技術では、入力作業に工数を割かれるため、迅速に積算結果を算出する災害査定設計のために用いる数量計算には適しないという問題点がある。
(4)上記従来技術では、数量計算データの入力は可能であるが、図面イメージの入力を行うことができないという問題点がある。
具体的には、特開2004−118340号公報「設計処理システム、積算処理装置及びプログラム」(特許文献1)には、「計算過程入力画面に数量計算入力データを入力」とあるが、段落〔0030〕〜〔0031〕や図4を参照すると、入力データは項目名称に基づいて入力が行われることが伺える。
特開2002−49657号公報「建築積算装置及び建築積算プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」(特許文献2)には、「数量が入力される数量計算ファイル」とあるが、特に数量入力方法については触れていない。
特開2003−208451号公報「3次元CADによる土木構造物の数量算出方法及び照査方法」(特許文献3)には、「発注者側の数量算出基準に沿って積算に必要な各数量項目を3次元で作成し、各数量項目の数値を3次元CADを使って算出する」とあるが、入力する必要がある数量項目については、3次元図面からの入力が可能でないことが伺える。
(5)上記従来技術では、設計者は常に数量計算入力データの項目を把握しておく必要があり、設計経験が乏しい設計者がデータ入力を行う場合は、そのイメージや考え方を有識者に頼る必要があるという問題点がある。
上述したように、設計積算システムなどにおいて土工計算を行う際に必要な数値情報(寸法、単価など)を入力する必要があるが、従来はEXCEL(登録商標)などの表やセルイメージで数値情報を入力しているため、入力した数値情報を図面に反映することはできるが、図面から数値情報を直接入力を行うことはできず、視覚的な確認と入力を同時に行うことは不可能であった。
そこで、本発明の目的は、設計積算システムなどにおいて設計者が図面イメージを見ながら迅速にデータ入力でき、入力作業の軽減が図られ、また、数量計算データに関する知識が不十分であってもイメージ図に応じたデータ生成を行うことができる、図面を用いたデータ入力システムとその方法、およびそれを用いた数量計算システムならびにそのためのプログラムを提供することである。
本発明は、上記目的を達成するために、次のような構成を採用した。
a)本発明は、入力装置と表示装置を備えるコンピュータ端末と、設計図および設計図に係る情報を保持するデータベースを備えるサーバからなるデータ入力システムであって、コンピュータ端末の前記表示装置に、サーバに保存された設計図および該設計図中に設けられたデータ入力可能な入力ボックスを表示し、該入力ボックスにデータを入力させるようにした。
b)本発明は、コンピュータ端末とサーバからなるデータ入力システムであって、コンピュータ端末は、表示装置と入力装置と前記サーバとの間でデータを送受信する通信制御手段を備え、サーバは、基本となる設計図,少なくとも数値入力ボックスを含む表示データの属性項目と該表示データの表示位置またはその表示位置算出式,および入力されたデータ項目を保持するデータベースと、コンピュータ端末の入力装置から指定された情報に基づきデータベースを参照して設計図面および少なくとも数値入力ボックスを含む表示データの属性項目および該表示データの表示位置を取得する検索手段と、コンピュータ端末との間でデータを送受信する通信制御手段を備え、サーバが検索手段により取得した設計図面および少なくとも数値入力ボックスを含む表示データの属性項目を、コンピュータ端末の表示装置に表示し、該表示された数値入力ボックスに数値入力させるようにした。
c)また上記において、データベースは、さらに設計図の縮尺率を保持し、表示装置に表示する設計図を該縮尺率により縮尺して表示する。
d)また上記において、前記属性項目は、数値入力ボックスの他に、前記表示データが線,矢印,横線,縦線,または数値であることを示す項目,またはそれらの表示位置あるいは表示位置の算出式を示す項目を含む。
e)本発明に係る数量計算システムは、上記の如きデータ入力システムを用いたものである。
f)本発明は、入力装置と表示装置を備えるコンピュータ端末と、設計図および設計図に係る情報を保持するデータベースを備えるサーバを有し、前記表示装置に表示された設計図上の一部に直接データを入力するデータ入力方法であって、コンピュータ端末の前記表示装置に、サーバに保存された設計図および該設計図に設けられたデータ入力可能な入力ボックスを表示するステップと、該表示された入力ボックスにデータを入力させるステップからなる。
g)本発明は、コンピュータ端末とサーバからなるデータ入力方法であって、コンピュータ端末は、表示装置と入力装置と、サーバとの間でデータを送受信する第1の通信制御手段を備えたコンピュータ端末と、基本となる設計図,少なくとも数値入力ボックスを含む表示データの属性項目と該表示データの表示位置またはその表示位置算出式,および入力されたデータ項目を保持するデータベースと、前記コンピュータ端末の前記入力装置から指定された情報に基づき前記データベースを参照して設計図面および少なくとも数値入力ボックスを含む表示データの属性項目および表示データの表示位置を取得する検索手段と、前記コンピュータ端末との間でデータを送受信する第2の通信制御手段を備えたサーバとを具備し、サーバが、コンピュータ端末の入力装置から入力された情報を第2通信制御手段を介して受信するステップと、検索手段により、受信した情報に基づいてデータベースを検索し、設計図面および少なくとも数値入力ボックスを含む表示データの属性項目を取得するステップと、該取得した設計図面および少なくとも数値入力ボックスを含む表示データの属性項目を第2の通信制御手段を介して送出するステップと、コンピュータ端末が、第1の通信制御手段を介して受信した設計図面および少なくとも数値入力ボックスを含む表示データの属性項目を表示装置に表示するステップと、表示装置に表示された数値入力ボックスに数値を入力させるステップを有する。
h)また上記において、前記データベースに、設計図の縮尺率を保持させておき、前記表示装置への設計図の表示は、該縮尺率により縮尺して表示するものである。
i)また上記において、前記属性項目は、数値入力ボックスの他に、前記表示データが線,矢印,横線,縦線,または数値であることを示す項目,またはそれらの表示位置あるいは表示位置の算出式を示す項目を含む。
j)本発明に係るプログラムは、コンピュータに、上記f)からi)のいずれかに記載のデータ入力方法における各ステップを実行させるためのプログラムである。
上述した本発明は、あらゆる数量計算システムに適用できる。
例えば、一例を挙げると、土木工事設計システムに適用する場合は、コンピュータ端末には、設計図面のイメージ図(断面図、縦断図等)を表示し、数量計算入力データ項目として延長、土質区分、掘削機種等を入力する画面を表示する。
入力されたデータは発注者側の算出条件に基づき、単価表を作成する条件を格納するファイルから、数量計算により単価表を作成する。設計者は作成された単価表より、発注者の要望に応じて設計書の内訳明細の自動生成を行う。
内訳明細の自動生成後は、入力された経費率区分による経費計算を行い、工事価格を算出する。算出後の内訳明細の内容や金額は入力画面や帳票出力で確認でき、修正が必要な場合は調整入力を行うことができる。
本発明によれば、設計者にとっては設計図面などの画面から設計者が意図したデータ入力を行うことができるため、入力作業の工数軽減となり、設計者は本来あるべき技術者としての業務に時間を供することが可能となる。
また、災害発生時等の復旧額算定の際には、短時間に数量計算用データ入力が可能で、復旧事務処理支援に効果を発揮する。さらに、図イメージを表示することによって、経験の浅い設計者も迅速なデータ入力が可能となる。
また、入力作業の工数の軽減により、数量計算システムが災害査定設計書作成用としての利用も可能となり、更に設計経験の少ない設計者が作成する場合も、イメージ図からの入力のため正確なデータ入力を行うことが可能となる。また、内訳書の施工内容の決定まで可能なため、詳細で緻密な設計書の簡易で正確な作成も可能となる。
同様に、災害査定設計の場合は、被災現場から作成された図面からの入力が可能なため、被災現場の構造物について安全性等のリスク分析に寄与できることが可能となる。
また、内訳書の施工内容の決定まで可能なため詳細で緻密な設計書の簡易で正確な作成も可能となるので、応急工事の見積元データの単価表を生成する機能としての適用も可能となる。
また、昨今はCAD連携による数量計算データ取得を検討するシステム利用者が多いのが実情であるが、現状では、CAD技術とその費用面で実現が困難である。しかし、本発明によれば、簡易的ではあるが、CAD図面に匹敵した図の表示を行うことで図面設計者がより安易に入力を行うことが可能となる。
本発明を説明する前に、まず、本明細書で用いる用語を説明する。
・「数量計算」;工事設計者は工事図面(設計図)作成から数量計算、設計書作成を経て積算処理を行い工事金額見積を行う。積算処理方法は従来より確立されており、正確な設計図に基づき、すべての材料を算出し、それらの数量に地域性を考慮した単価を乗じた工事明細を設計者が入力することで工事種目別に分類計上し工事価格の算出を行っている。本用語「数量計算」とは、ここでは、積算処理を行う前の設計書作成を行う前の設計数量を算出する手段として述べている。
・「CAD(Computer Aided Design)」;コンピュータを用いて建築物や工業製品の設計を行うことをいい、本発明ではCADアプリケーションを指す。
・「項番」;本発明ではデータが[K]から開始するものを指す。
・「変数」;本発明ではデータが[X]もしくは[Y]から開始するものを指す。
・<SUMB>;本発明では図面入力情報ファイル(データ例132参照)の算出式にて使用される。ここでは前データまでの集計関数と仮定している。
次に、本発明の実施形態を、図面を用いて詳細に説明する。
本発明は、上述した特許文献1〜3に開示された設計処理システム、積算処理装置、建築積算装置、土木構造物の数量算出システムなどを含む、入力情報を用いて数量を計算するあらゆる数量計算システムのデータ入力に利用できるものであって、データ入力を設計図などのイメージ図上に直接入力することによって行うことに特徴を有するものである。数量計算部分については従来公知の、例えば特許文献1〜3に開示されているいずれの構成を有するものであってもよい。そのため、以下では、数量計算部分については省略し、主に図面を用いたデータ入力のための構成を説明する。
図1−Aは、本発明を利用した工事土工計算などにおける図面を用いたデータ入力システムを構成するコンピュータ端末装置100とサーバが有するデータ入力表示機能110の一実施例のブロック図であり、図1−B〜図1−Gは本実施例で用いられるファイル構造の概念を示す図である。
本実施例における図面を用いたデータ入力システムは、図1−Aに示すように、データ入力表示兼選択入力部101,生成結果表示・調整兼帳票出力部102,記憶部103,情報通信制御部104から構成され、表示装置や入力装置などが接続されたコンピュータ端末装置100(一般的に複数存在するが、図では1個だけ示してある)と、表示条件検索部111,画面情報検索部112,入力画面表示部113,情報通信制御部115,およびデータ表示のための各種情報を格納するデータベースなどで構成されるサーバが保持するデータ入力表示機能110から成る。コンピュータ端末装置100(一般的に複数)とサーバが保持するデータ入力表示機能110は、ネットワークを介して接続され、情報通信制御部104と情報通信制御部115を介して相互にデータのやりとりが可能となっている。
ハードウェアについては、コンピュータ端末装置100は、一般的なPC/AT(Personal Computer/Advanced Technology)互換機であるパーソナルコンピュータ(各種演算や制御を行うCPU(Central Processing Unit)、処理データなどを記憶するRAM(Random Access Memory)、プログラムなどを記憶するROM(Read Only Memory)、入出力制御部、外部メモリなどからなる)を想定しており、図1−Aの構成は、従来の一般的なコンピュータサーバ装置を利用したクライアントサーバシステム、もしくはWWWサーバシステムに相当するものであるため、詳細については説明を省略する。
サーバのデータ入力表示機能110を実現するための表示条件検索部111,画面情報検索部112,入力画面表示部113の各機能は、これらの機能に対応する処理プログラムをサーバ内のハードウェア(CPU、RAM、ROMなど)とデータ表示情報120のデータを用いて実行することによって実現される(後術する図2〜図5−Cのフローチャートを参照)。これらの処理プログラムやデータ表示情報120は、インターネットなどのネットワークを介して、あるいはCD−ROM,DVD,FDなどの記録媒体を介して市場に広く流通させることができ、それにより多数のユーザが利用可能になる。
データベースについては、共有データとしてのデータベースを管理し、複数のコンピュータ端末装置100からのデータに対するアクセス要求に答えるDBMS(Database Management System)を想定しており、データベース内は、図面ファイル121,図面入力情報ファイル122,データ保存ファイル123,および図面位置ファイル126から成るデータ表示情報120と、ディスプレイ表示等に利用するコードファイル124、更に数量算出を行う上であらかじめ必要な単価や単位などを含む基本ファイル125で構成される。
本実施例における図面ファイル121のテーブル構造例および該ファイルに格納されるデータ例131を図1−Bに、図面入力情報ファイル122のテーブル構造例および該ファイルに格納されるデータ例132を図1−Cに、データ保存ファイル123のテーブル構造例および該ファイルに格納されるデータ例133を図1−Dに、コードファイル124のテーブル構造例および該ファイルに格納されるデータ例134を図1−Eに、基本ファイル125のテーブル構造例および該ファイルに格納されるデータ例135を図1−Fに、図面位置ファイル126のテーブル構造例および該ファイルに格納されるデータ例136を図1−Gにそれぞれ示す。
データ表示情報120に属するファイル群は、例えば適用開始年月、終了年月、図面コード等のキー項目を持ち、このキー情報により図面が管理されている(図面ファイル121(図1−B参照),図面入力情報ファイル122(図1−C参照))。
図面ファイル121は、図1−Bのデータ例131に示すように、開始年月,終了年月,図面コードなどからなるキー1と、データ区分,図面区分,縮尺などからなる図面属性項目を有している。
特に、図面入力情報ファイル122では、図面を描画する上で対象となる表示データ項目および該表示データ項目の表示位置を示すデータ位置の指定をあらかじめ登録しておくことで、その表示位置や表示データを決定し表示を行うことを可能にする(図1−C参照)。
図面入力情報ファイル122は、図1−Cのデータ例132(縦断面,管布設の例)に示すように、開始年月,終了年月,図面コードなどからなるキー1と、図面区分,項番などからなるキー2と、図形区分,データ方向,入力データ,表示データ,データ位置X1,データ位置Y1,データ位置X2,データ位置Y2,表示コード,編集文字,算出式などからなる図面入力情報属性項目を有している。
またデータ保存ファイル123は、実際の入力データが格納されるファイルであり、本発明では入力の都度、更新されるものとする(図1−D参照)。
データ保存ファイル123は、図1−Dのデータ例133(下水道,管布設,断面の例)に示すように、設計番号,変更回数,職種などからなるキー1と、図面区分,仮スパン番号などからなるキー2と、補単区分,工事種別,昼夜区分,人孔番号,下流人孔番号,下流人孔種別,管径,人孔延長,土工減長,上流側人孔減長,下流側人孔減長,床堀深などからなるデータ属性項目を有している。
また、データ表示情報120の各情報はコードに関連付けられ定義されているが、そのコードはコードファイル124によりその意味が定義されている。従って、コードファイル124を参照することにより、各情報の名称とその具体的な内容を確認することができ(図1−Eに示すコードファイル124のデータ例134参照)、また基本ファイル125からは各計算情報(計算に使用される単価、単位などの情報)を読み取ることができる仕組みとなっている(図1−F参照)。
コードファイル124は、図1−Eのデータ例134に示すように、コード名称,コード番号,コード1,コード2,コード3,コード4,・・などからなるキー1と、各コード名称における各コードの意味を定義するコード名1、コード名2、コード名3,コード名4,・・などからなる属性項目を有している。
例えば、図1−Eの一部を説明すると、職種の「C」は「土木」を、「C1」は下水道を示し、図面コードの「A」は「縦断図」を、「B」は「断面図」を示し、データ区分の「1」は「全体」を、「2」は「データ毎」を示し、画面区分の「A0001」は「管布設」を、「B0001」は「断面」を示し、図形区分の「0」は「なし」を、「L」は「線」を、「D」は「二重線」を、「S」は「四角」を、「Y」は「矢印」を示し、データ方向の「0」は「なし」を、「S」は「横」を、「L」は「縦」を、「B」は「ボックス」を示し、入力データの「0」は「表示のみ」を、「C」は「コード」を、「D」は「数値」を、「S」は「算出」を示し、昼夜区分の「0」は昼間を、「1」は「夜間」を、「2」は「時間制約」を示している。その他については図1−Eを参照されたい。
基本ファイル125は、図1−Fのデータ例135に示すように、明細コードなどからなるキー1と、条件コードなどからなるキー2と、明細名称,条件名称,・・,単価,単位などからなる属性項目を有している。
また、図面位置ファイル126は、算出したデータ位置を格納しておくことで、既に位置算出済みのデータ識別を可能にしている(図1−G参照)。
図面位置ファイル126は、図1−Gのデータ例136(下水道,管布設の例)に示すように、設計番号,変更回数,職種などからなるキー1と、図面区分,項番などからなるキー2と、仮スパン番号などからなるキー3と、データ位置X1,データ位置Y1,データ位置X2,データ位置Y2,全位置算出の実施の有無,位置算出X1の実施の有無,位置算出Y1の実施の有無,位置算出X2の実施の有無,位置算出Y2の実施の有無などからなるデータ位置情報を有している。
次に、データ表示機能110を構成する表示条件検索部111,画面情報検索部112,入力画面表示部113が行う処理について、図2〜図4のフローチャートを用いて説明する。
図2は、図1内の表示条件検索部111のソフトウェア詳細処理フローチャートを示したものである。
表示条件検索部111は、まず生成条件アクション210(入力画面からの画面遷移アクション等)により、プログラム内の「画面区分」と合致する図面データを図面ファイル121より検索し(ステップS211)、図面ファイル121と同様なテーブル構造を有するワーク 図面ファイル901に抽出する(ステップS212)。ワーク 図面ファイル901は、図3の図面情報検索処理に利用される。
図3は、図1内の図面情報検索部112のソフトウェア詳細処理フローチャートを示したものである。
図面情報検索部112は、図2のステップS212により抽出されたワーク901の画面区分と合致する図面入力情報ファイル122を検索し、図面入力情報ファイル122と同様なテーブル構造を有するワーク 図面入力情報ファイル902に抽出する(ステップS311,312)。ワーク 図面入力情報ファイル902は図4の入力図面表示処理(その中の図面描画処理(図5−A〜図5−C参照))に利用される。
図4は、図1内の入力図面表示部113のソフトウェア詳細処理フローチャートを示したものである。
入力図面表示部113は、ステップS411で、図2のステップS212により抽出されたワーク 図面ファイル901の画面区分と合致するデータ保存ファイル123を検索し(ステップS411)、データ保存ファイル123と同様なテーブル構造を有するワーク データ保存ファイル903に抽出する(ステップS412)。
次に、この抽出されたデータ1件毎をデータ保存ファイル123と同様なテーブル構造を有するワーク1 データ保存レコード903-1に抽出し、このレコードを対象に図面描画処理(詳細は図5−A〜図5−C)を最終データまで行う(ステップS413,ステップS414,ステップS415,ステップS419)。但し、ステップS416において、1レコード処理後、 ワーク1 データ保存レコード903-1の画面区分と連携する図面ファイル131のデータ区分が[1](コードファイル124(図1−E参照)より「全体」を指す)でない場合は(ステップS416:N)、 ワーク1 データ保存レコード903-1の1レコードに対する処理となるのでステップS413〜ステップS419のループを出る。
次に、図4内のステップS415の「図面描画処理」について詳しく説明する。
図5−A〜図5−Cは、図4内のステップS415の「図面描画処理」のソフトウェア詳細処理フローチャートを示したものである。ここでは、図3のステップS312により抽出されたワーク 図面入力情報ファイル902のデータ1件毎につき、処理が行われる(図5−AのステップS5100〜図5−CのステップS5199)。
図5−Aにおいて、ステップS5101では、ワーク 図面入力情報ファイル902のレコード1件を、図4内のステップS414で抽出したワーク1 データ保存レコード903-1と画面区分・表示データ名で連携して、図面位置ファイル126と同様なテーブル構造を有するワーク1 図面位置レコード902-1に抽出する。この抽出されたレコードに対して、再帰処理は行わない設定(再帰処理←OFF)を行う(ステップS5102)。そして、ステップS5103においてワーク1 図面位置レコード902-1の全位置算出が実施済みか否かの確認を行う。
ワーク1 図面位置レコード902-1の位置算出に未実施のものがある場合は(ステップS5103:Y)、ステップS5200から図5−BのステップS5299内で、ワーク1 図面位置レコード902-1のデータ位置X1,Y1,X2,Y2の内容を元に図面描画座標位置の算出を行う。
この図面描画座標位置の算出処理では、まず、ステップS5201においてX1位置算出が未実施であるか否かを確認し、未実施であれば(ステップS5201:Y)、データ位置X1の内容より、項番もしくは変数となっている文字列を任意のワークエリアに抽出する(ステップS5202)。
次のステップS5300からステップS5399では、ステップS5202により抽出した項番についての算出処理を行う。抽出した項番が処理中であるワーク1 図面位置レコード902-1の項番と同じ場合は(ステップS5301:Y)、ワーク1 データ保存レコード903-1の前処理データのデータ位置より算出する(ステップS5302)。
抽出した項番が処理中であるワーク1 図面位置レコード902-1の項番と異なる場合は(ステップS5301:N)、その項番と合致するレコードを、ワーク 図面入力情報ファイル902とワーク1 データ保存レコード903-1を、画面区分・項番で連携してワーク2 図面位置レコード902-2に抽出する(ステップSS5301,ステップS5311)。
この抽出したワーク2 図面位置レコード902-2の該当する位置算出が実施済みの場合は(ステップS5312:Y)、この抽出したワーク2 図面位置レコード902-2の該当データ位置が項番の値となる(ステップS5313)。
反対に、抽出したワーク2 図面位置レコード902-2の該当位置算出が未実施の場合は(ステップS5312:N)、再帰処理を行うに設定(再帰処理←ON)して(ステップS5323)、ワーク2 図面位置レコード902-2のレコードを対象として、ステップS5200に戻って前述の処理を繰り返す。
次の図5−BのステップS5400からステップS5499では、図5−AのステップS5202により抽出した変数についての算出処理を行う。抽出した変数が処理中である変数と同じ場合は(ステップS5401:Y)、ワーク1 図面位置レコード902-1の表示データの項目の値をワーク1 データ保存レコード903-1より取得し、図2のステップS212で抽出したワーク 図面ファイル901(図1−B参照)の図面属性項目の「縮尺」の値より算出する(「表示データ×縮尺→変数(例えば有効桁2桁をとる)」:ステップS5402)。
抽出した変数が処理中である変数と異なる場合は(ステップS5401:N)、指定された変数の位置算出が実施済みか否かを確認する(ステップS5411)。実施済みの場合は(ステップS5411:Y)、その変数の値を算出中の変数の値として採用する(ステップS5412)。未実施の場合は(ステップS5411:N)、ワーク1 データ保存レコード903-1の前処理データのデータ位置の値を算出中の変数の値として採用する(ステップS5422)。
算出された項番と変数、更にワーク1 図面位置レコード902-1のデータ位置の演算式の指定により、データ位置の算出を行い(ステップS5203)、算出を行ったデータ位置は実施済みと設定する(ステップS5204)。同時に、ワーク 図面位置レコード1902-1のデータ位置には算出したデータ位置を設定し、図面位置ファイル126への反映も行うことで、後処理での利用を可能にする。また、図5−AのステップS5323からの再帰処理によりデータ位置算出処理を行った場合は(ステップS5201:N)、再帰処理をOFFとし、元の制御に戻る(ステップS5205,ステップS5215)。
図5−AのステップS5200から図5−BのステップS5299の繰り返しで、ワーク1 図面位置レコード902-1のデータ位置Y1,X2,Y2の算出終了後、ワーク1 図面位置レコード902-1の全位置算出を実施済みとする(ステップS5105)。
そして、これまで算出したワーク1 図面位置レコード902-1のデータ位置X1,Y1,X2,Y2が「全て0」の場合は(ステップS5107:Y)、描画処理がないものとして以降の描画処理を行わず、「全て0」でない場合は(ステップS5107:N)、更に画面区分と項番で連携するワーク 図面入力情報ファイル902の図形区分が「なし」でない場合は(図形区分≠0,ステップS5108:Y)、算出したデータ位置X1,Y1,X2,Y2の座標に描画を行う(ステップS5109)。
前述の図5−AのステップS5103で、ワーク1 図面位置レコード902-1の全位置算出が実施済みの場合は(ステップS5103:N)、そのレコードについて、上述したデータ位置X1,Y1,X2,Y2の内容を元に図面描画座標位置の算出を行わず、ステップS5107,ステップS5108,ステップS5109の処理を行うのみとなる。
最後は(図5−BのステップS5109の描画後)、ワーク1 図面位置レコード902-1と画面区分と項番で連携するワーク図面入力情報ファイル902の入力データを判定することで、表示項目を決定し、表示を行う。この判定は、コードファイル124の入力データが“0”(表示のみ),“C”(コード)、“D”(数値)、“S”(算出)と判定する(図1−Eのコードファイル124参照)。
入力データが「表示のみ」の場合は(コード“0”)、ワーク1 図面位置レコード902-1の編集文字より文字列を編集し、データ位置X1,Y1,X2,Y2の中間地点に表示を行う(ステップS51A0,ステップS51A1,ステップS51A2)。
入力データが「数値」の場合は(コード“D”)、データ位置X1,Y1,X2,Y2の中間地点に数値入力可能な項目(数値入力ボックス)の表示を行う(ステップS51B0,ステップS51B2)。
入力データが「算出」の場合は(コード“S”)、ワーク1 図面位置レコード902-1の算出式より数量を算出し、データ位置X1,Y1,X2,Y2の中間地点に表示を行う(ステップS51C0,ステップS51C1,ステップS51C2)。
入力データが「コード」の場合は(コード“C”)、ワーク1 図面位置レコード902-1の表示コードよりコードファイル124を参照して、データ位置X1,Y1,X2,Y2の中間地点に選択可能なリスト項目の表示を行う(ステップS51D0,ステップS51D2)。
以下、本発明の一実施例における具体的な処理例を、上述した図面およびフローチャートを用いて説明する。
図6および図7は、コンピュータ端末装置のディスプレイ表示例を示したものである。コンピュータ端末装置100を起動すると、サーバのデータ入力表示機能110の情報通信制御部115から送信された現在表示可能な入力図面をデータ入力表示兼選択入力部101によって表示装置に表示する。
図6は、表示装置に表示される入力画面の一例を示す縦断図600である(図面コード「A」)。同図において、601の部分が、本発明が特徴としている一部入力可能な図面部分であり、602の部分が、従来の表形式での入力の項目を表示している図面部分である。
本発明では、602の従来の入力の項目を、601において図面表示し、その図面中での入力を一部可能にすることで、視覚的なイメージをとらえやすくしている。図6では座標説明のため目盛を設けているが、実際の画面座標については画面解像度の単位によるものとし、ここでの説明は省略する。
図6の縦断図601については他画面からの遷移時や、入力データの変更時に、データ入力表示機能110の情報通信制御部115より表示条件検索部111に表示する図面情報を取得するための画面区分が渡される。本実施例では画面区分[A0001]が渡された場合を例として説明する。
データ表示情報120の図面ファイル121(図1−Bのデータ例131参照)より該当する画面区分[A0001]のレコードをワーク 図面ファイル901に抽出する(図2のステップS211,ステップS212)。
次に、図面情報検索部112に制御が渡され、ステップS212により抽出されたワーク 図面ファイル901の画面区分[A0001]と合致する図面入力情報ファイル122(図1−Cのデータ例132参照)を検索し、ワーク 図面入力情報ファイル902に抽出する(図3のステップS311,312)。
次に、入力図面表示部113に制御が渡され、ステップS411では、ステップS212により抽出されたワーク 図面ファイル901の画面区分[A0001]と合致するデータ保存ファイル123(図1−Dのデータ例133参照)を検索し、ワーク データ保存ファイル903に抽出する(図4のステップS411,ステップS412)。
次に、この抽出されたデータ1件毎をワーク1 データ保存レコード903-1に抽出し、このレコードを対象に「図面描画処理」を最終データまで行う(図4のステップS413,ステップS414,ステップS415,ステップS419)。
図4のステップS415の「図面描画処理」の詳細フローチャートである図5のステップS5100から図5−CのステップS5199では、ワーク 図面入力情報ファイル902のレコード1件を、図4のステップS414で抽出したワーク1 データ保存レコード903-1と画面区分・表示データ名で連携して、ワーク1 図面位置レコード902-1に抽出したレコードに対して処理が行われる。
図面入力情報ファイル122(図1−Cのデータ例132参照)から抽出したワーク1 図面位置レコード902-1の図面描画処理では、まず1件目の表示データである[仮スパン番号](項番[K001])のデータ位置X1,Y1,X2,Y2に何も登録されていないため、ステップS5203の位置算出では値が0となり、ステップS5107で描画処理の対象外となる。2件目[補単区分](項番[K0002])、3件目[工事種別](項番[K003])、4件目[昼夜区分](項番[K004])も同様に描画対象外となる。
次のワーク1 図面位置レコード902-1の表示データである[人孔番号](項番K005)では、ワーク1 図面位置レコード902-1のデータ位置X1の算出を行う。まず、ステップS5202により、データ位置X1[K009]の項番に該当する[K009]の文字列を抽出する。次のステップS5300からステップS5399で、抽出した項番[K009]についての処理を行う。
ステップS5301により、ワーク1 図面位置レコード902-1の[人孔番号]の項番は[K005]であるため、抽出した[K009]と合致せず(ステップS5301:N)、制御はステップS5311に移る。
ステップS5311では、抽出した項番[K009]をキーとして、ワーク 図面入力情報ファイル902と画面区分・表示データ名からワーク1データ保存レコード903-1より、ワーク2 図面位置レコード902-2にレコードを抽出する。
そしてステップS5312より、ワーク2 図面位置レコード902-2のデータ位置X1の位置算出が未実施であるため(ステップS5312:N)、再帰処理がONとなり(ステップS5323)、ワーク2 図面位置レコード902-2のレコードに対してデータ位置X1の算出を行う。
ワーク2 図面位置レコード902-2の表示データである[人孔間延長](項番[0009])では、ワーク2 図面位置レコード902-2データ位置X1の算出を行う。まず、ステップS5202により、ワーク2 図面位置レコード902-2データ位置X1[K009+100]の項番に該当する[K009]の文字列を抽出する。
次に、ステップS5300からステップS5399の抽出した項番[K009]についての処理を行う。ステップS5301により、ワーク2 図面位置レコード902-2の項番は[K009]であるため、項番が合致する(ステップS5301:Y)。
この場合、ステップS5302により、ワーク1 データ保存レコード903-1の前データのデータ位置X1を設定するようになっているが、ワーク1 データ保存レコード903-1のデータ1件目の処理であり、前データがないため、項番の値は0となる。ワーク2 図面位置レコード902-2データ位置X1についての抽出項番は[K009]しかないため、ステップS5300からステップS5399にかけての処理を抜け、制御は図5−CのステップS5400からステップS5499の制御に移るが、ここでも変数の抽出はされていないため、処理はステップS5203が行われる。
ワーク2 図面位置レコード902-2のデータ位置X1は、[K009+100]となっているため、先ほど算出した[K009]は0であり、ここでの算出は、0+100=「100」が値として採用される。更に、ステップS5204で、ワーク2 図面位置レコード902-2のデータ位置X1の位置算出が実施済みの設定が行われる。再帰処理がONのため、ステップS5205,ステップS5215により再帰処理をOFF設定を行い、ワーク2 図面位置レコード902-2の処理から、ワーク1 図面位置レコード902-1処理に戻る。
ワーク1 図面位置レコード902-1のデータ位置X2についての抽出項番は[K009]しかないため、ステップS5300からステップS5399にかけての処理を抜け、制御は図5−BのステップS5400からステップS5499の制御に移るが、ここでも変数の抽出はされていないため、処理はステップS5203に移る。
ステップS5203では、ワーク1 図面位置レコード902-1のデータ位置X1は、[K009]となっているため、先ほど算出した[K009]は「100」であり、そのまま値として採用される。更に、ステップS5204で、ワーク1 図面位置レコード902-1のデータ位置X1の位置算出が実施済みの設定が行われる。
次に、ワーク1 図面位置レコード902-1の表示データである[人孔番号]のデータ位置Y1について算出が行われるが、ここでのデータ位置Y1は[450]となっているため、ステップS5300からステップS5399、更にステップS5400からステップS5499に該当しないため、これらの制御は行われず、「450」の値が採用となり、次はデータ位置X2の算出が行われる。
ステップS5202により、ワーク1 図面位置レコード902-1のデータ位置X2[100+X1]の変数に該当する[X1]を抽出する。次はステップS5300からステップS5399の抽出した項番についての処理であるが、抽出した項番はないため、制御は図5−BのステップS5400からステップS5499に移る。ステップS5401により現在位置を算出する変数はX2であり、ステップS5202で抽出した[X1]と同一変数ではないため(ステップS5401:N)、制御はステップS5411に移る。
ここでは、該当変数の算出が実施済みかを聞いているが、ワーク1 図面位置レコード902-1のデータ位置X1は前述より算出済みであるため、ステップS5412の処理より、データ位置X1の「100」が採用される。 ワーク1 図面位置レコード902-1のデータ位置X2は、[100+X1]となっているため、先ほど算出した[X1]は「100」であり、「100」+「100」=「200」が値として採用される。更に、ステップS5204で、ワーク1 図面位置レコード902-1のデータ位置X2の位置算出が実施済みの設定が行われる。
次に、ワーク1 図面位置レコード902-1の表示データである[人孔番号]のデータ位置Y2について算出が行われるが、ここでのデータ位置Y2は[500]となっているため、ステップS5300からステップS5399、更にステップS5400からステップS5499に該当しないため、これらの制御は行われず、「500」の値が採用となる。
ステップS5200からステップS5299の一連の処理が終わったことで、ステップS5105により、ワーク1 図面位置レコード902-1のレコードについては全位置算出の実施が設定される。更にステップS5107によりデータ位置X1,Y1,X2,Y2の判定が行われるが値は0でなく(ステップS5107:N)、また図面区分も0でないため(ステップS5108:Y)、ステップS5109の描画処理が行われる(図6の人孔番号6011)。
描画については、ワーク1 図面位置レコード902-1の図形区分により決定される。更に、ワーク1 図面位置レコード902-1の入力データが[0]のため、ステップS51A0の判定を経て、ステップS51A1より、編集文字列[NO.人孔番号]から[NO.001]を編集し、ステップS51A2でこの文字列の表示を行う(図6の人孔番号6012「NO.0001」)。
ワーク1 図面位置レコード902-1の次の表示データである[下流人孔番号](項番K006)、[下流人孔種別](項番K007)のデータ位置X1,Y1,X2,Y2に何も登録されていないため、ステップS5203の位置算出では値が0となり、ステップS5107で描画処理の対象外となる。
次のワーク1 図面位置レコード902-1の表示データである[管径](項番K008)では、ワーク1 図面位置レコード902-1のデータ位置X1の算出を行う。
まず、ステップS5202により、ワーク1 図面位置レコード902-1データ位置X1[K009]の項番に該当する[K009]を抽出する。次にステップS5300からステップS5399の抽出した項番[K009]についての処理を行うが、ステップS5312,ステップS5313から、項番[K009]のデータ位置X1は前述より算出済みであるため、項番[K009]のデータ位置X1の値である「100」が採用される。変数の抽出はされていないため、処理はステップS5203が行われる。ワーク1 図面位置レコード902-1のデータ位置X1は、[K009]となっているため、先ほど算出した[K009]は100でありそのまま値として採用される。更に、ステップS5204で、データ位置X1の位置算出が実施済みの設定が行われる。
次にデータ位置Y1について算出が行われるが、ここでのデータ位置Y1は[350]となっているため、ステップS5300からステップS5399、更にステップS5400からステップS5499に該当しないため、これらの制御は行われず、350の値が採用となり、次にデータ位置X2の算出を行う。
ステップS5202により、データ位置X2[K009]の項番に該当する[K009]を抽出する。次にステップS5300からステップS5399の抽出した項番[K009]についての処理を行う。ステップS5301により、 ワーク1 図面位置レコード902-1の項番は[K008]であるため、[K009]と合致せず、制御はステップS5311に移る。
ステップS5311では、抽出した項番[K009]をキーとして、ワーク 図面入力情報ファイル902より ワーク2 図面位置レコード902-2にレコードを抽出する。そしてステップS5312より、 ワーク2 図面位置レコード902-2のデータ位置X2位置算出が未実施であるため、再帰処理がONとなり、 ワーク2 図面位置レコード902-2のレコードに対してデータ位置X2の算出を行う。
ワーク2 図面位置レコード902-2の表示データである[人孔間延長]では、データ位置X2の算出を行う。まずはステップS5202により、データ位置X2 [X1+X2]の変数に該当する[X1][X2]を抽出する。次にステップS5300からステップS5399の抽出した項番についての処理であるが、抽出した項番はないため、制御はステップS5400からステップS5499に移る。
まず、変数[X1]の処理が行われるが、ステップS5401により現在位置算出する変数はX2であり、同一変数ではないため、制御はステップS5411に移る。ここでは、該当変数の算出が実施済みかを聞いているが、データ位置X1は前述より算出済みであるため、ステップS5412の処理より、算出した値100が採用される。
次に、変数[X2]の処理が行われるが、ステップS5401により現在位置算出する変数はX2であり、同一変数であるため、制御はステップS5402に移る。変数[X2]はステップS5402より、100.20×8=801.6≒「800」が採用される。
ステップS5400からステップS5499の制御後、ステップS5203では、 ワーク2 図面位置レコード902-2の データ位置X2は、[X1+X2]となっているため、先ほど算出した[X1]は100であり、100+800=900が値として採用される。更に、ステップS5204で、データ位置X2の位置算出が実施済みの設定が行われる。そして再帰処理がONのため、ステップS5205により再帰処理のOFF設定を行い、元の制御に戻す。
ワーク1 図面位置レコード902-1のデータ位置X2についての抽出項番は[K009]しかないため、ステップS5300からステップS5399にかけての処理を抜け、制御はステップS5400からステップS5499の制御に移るが、ここでも変数の抽出はされていないため、処理はステップS5203が行われる。 ワーク1 図面位置レコード902-1の データ位置X2は、[K009]となっているため、先ほど算出した[K009]は900であり、そのまま値として採用される。更に、ステップS5204で、データ位置X2の位置算出が実施済みの設定が行われる。
次にデータ位置Y2について算出が行われるが、ここでのデータ位置Y2は[350]となっているため、ステップS5300からステップS5399、更にステップS5400からステップS5499に該当しないため、これらの制御は行われず、350の値が採用となる。
ステップS5200からステップS5299の一連の処理が終わったことで、ステップS5105により、 ワーク1 図面位置レコード902-1のレコードについては位置算出の実施が設定される。更にステップS5107によりデータ位置X1,Y1,X2,Y2の判定が行われるが値は0でないため、ステップS5108の描画処理が行われる(図6の管径6013)。描画については、 ワーク1 図面位置レコード902-1の図形区分により決定される。
更に、 ワーク1 図面位置レコード902-1の入力データには何も登録されていないため、ステップS51A0,ステップS51B0,ステップS51C0,ステップS51D0の判定を行い、次の ワーク1 図面位置レコード902-1の処理を行う。
次の ワーク1 図面位置レコード902-1の表示データである[人孔間延長]では、まずデータ位置X1の算出を行うが、データ位置X1については、前述の人孔番号での算出時に算出済みのため、処理が行われず、データ位置Y1の算出を行うこととなる。ステップS5202により、データ位置Y1[K013-50]の項番に該当する[K013]を抽出する。
次に、ステップS5300からステップS5399で抽出した項番[K013]についての処理を行う。ステップS5301により、 ワーク1 図面位置レコード902-1の項番は[K009]であるため、[K013]と合致せず、制御はステップS5311に移る。ステップS5311では、抽出した項番[K013]をキーとして、ワーク図面入力情報ファイル902より ワーク2 図面位置レコード902-2にレコードを抽出する。そしてステップS5312より、 ワーク2 図面位置レコード902-2のデータ位置Y1位置算出が未実施であるため、再帰処理がONとなり、 ワーク2 図面位置レコード902-2のレコードに対してデータ位置Y1の算出を行う。
ワーク2 図面位置レコード902-2の表示データである[床掘深]では、データ位置Y1の算出を行う。まず、ステップS5202により、データ位置Y1 [K005]の項番に該当する[K005]を抽出する。次にステップS5300からステップS5399の抽出した項番[K005]についての処理を行う。ステップS5301により、ワーク2 図面位置レコード902-2の項番は[K013]であるため、項番が合致しない。この場合、ステップS5311で更にワーク 902-2´を抽出するが、ステップS5312により、項番[K005]のデータ位置Y1は算出済みのため、算出時の450が採用される。
ワーク1 図面位置レコード902-1のデータ位置Y1についての抽出項番は[K013]しかないため、ステップS5300からステップS5399にかけての処理を抜け、制御はステップS5400からステップS5499の制御に移るが、ここでも変数の抽出はされていないため、処理はステップS5203が行われる。ワーク1 図面位置レコード902-1のデータ位置Y1は、[K013-50]となっているため、先ほど算出した[K013]は450であり、45050=400が値として採用される。更に、ステップS5204で、データ位置Y1の位置算出が実施済みの設定が行われる。
次のデータ位置X2については、前述の管径での算出時に算出済みのため、処理が行われず、データ位置Y2の算出を行うこととなる。ステップS5202により、データ位置Y2[Y1]の変数に該当する[Y1]を抽出する。次にステップS5300からステップS5399の抽出した項番についての処理であるが、抽出した項番はないため、制御はステップS5400からステップS5499に移る。
まず、変数[Y1]の処理が行われるが、ステップS5401により現在位置算出する変数はY2であり、同一変数ではないため、制御はステップS5411に移る。ここでは、該当変数の算出が実施済みかを聞いているが、データ位置Y1は前述より算出済みであるため、ステップS5412の処理より、算出した値400が採用される。
ステップS5400からステップS5499の制御後、ステップS5203では、データ位置Y2は、[Y1]となっているため、先ほど算出した[Y1]は400であり、そのまま値として採用される。更に、ステップS5204で、データ位置Y2の位置算出が実施済みの設定が行われる。
ステップS5200からステップS5299の一連の処理が終わったことで、ステップS5105により、ワーク1 図面位置レコード902-1のレコードについては位置算出の実施が設定される。更にステップS5107によりデータ位置X1,Y1,X2,Y2の判定が行われるが、「(X1,Y1)−(X2,Y2)の座標が全て0」ではなく(ステップS5107:N)、また、図形区分が[L](すなわち線)であり「図形区分≠0」であるため(ステップS5108:Y)、ステップS5109の描画処理が行われる(図6の人孔間延長の線6014)。
描画については、ワーク1 図面位置レコード902-1の図形区分により決定される。更に、ワーク1 図面位置レコード902-1の入力データには[D](コードファイル124より数値)が登録されているため、ステップS51A0,ステップS51B0の判定を行い、ステップS51B2より、この「数値入力ボックス」の表示を行う(図6の人孔間延長の数値入力ボックス6015)。
ワーク1 図面位置レコード902-1の次の表示データである[土工減長](項番K010)、[上流側人孔減長](項番K011)、[下流側人孔減長](項番K012)のデータ位置X1,Y1,X2,Y2に何も登録されていないため、ステップS5203の位置算出では値が「0」となり、ステップS5107で描画処理の対象外となる。
次のワーク1 図面位置レコード902-1の表示データである[床掘深](項番K013)では、データ位置X1の算出を行う。まず、ステップS5202により、データ位置X1[K005]の項番に該当する[K005]を抽出する。
次に、ステップS5300からステップS5399の抽出した項番[K005]についての処理を行うが、ステップS5312,ステップS5313から、項番[K005]のデータ位置X1は前述より算出済みであるため、項番[K005]のデータ位置X1の値である「100」が採用される。
変数の抽出はされていないため、処理はステップS5203が行われる。ワーク1 図面位置レコード902-1のデータ位置X1は、[K005]となっているため、先ほど算出した[K005]は「100」であり、そのまま値として採用される。更に、ステップS5204で、データ位置X1の位置算出が実施済みの設定が行われる。
次にデータ位置Y1について算出が行われるが、ここでのデータ位置Y1は前述の人孔間延長で既に算出済みのため、算出時の値「450」が採用される。
ステップS5202により、データ位置X2[X1]の変数に該当する[X1]を抽出する。次はステップS5300からステップS5399の抽出した項番についての処理であるが、抽出した項番はないため、制御はステップS5400からステップS5499に移る。
ステップS5401により現在位置算出する変数はX2であり、同一変数ではないため、制御はステップS5411に移る。ここでは、該当変数の算出が実施済みかを聞いているが、データ位置X1は前述より算出済みであるため、ステップS5412の処理より、算出した値「100」が採用される。
ワーク1 図面位置レコード902-1のデータ位置X2は、[X1]となっているため、先ほど算出した[X1]は「100」であり、そのまま値として採用される。更に、ステップS5204で、データ位置X2の位置算出が実施済みの設定が行われる。
次にワーク1 図面位置レコード902-1の表示データである[床掘深](項番K013)のデータ位置Y2について算出が行われるが、ここでのデータ位置Y2は[170]となっているため、ステップS5300からステップS5399、更にステップS5400からステップS5499に該当しないため、これらの制御は行われず、「170」の値が採用となる。
ステップS5200からステップS5299の一連の処理が終わったことで、ステップS5105により、ワーク1 図面位置レコード902-1のレコードについては位置算出の実施が設定される。更にステップS5107によりデータ位置X1,Y1,X2,Y2の判定が行われるが、「(X1,Y1)−(X2,Y2)の座標が全て0」ではなく(ステップS5107:N)、また、図形区分が[L](すなわち線)であって「図形区分≠0」のため(ステップS5108:Y)、ステップS5109の描画処理が行われる(図6の床掘深の線6016)。
描画については、ワーク1 図面位置レコード902-1の図形区分により決定される。更に、ワーク1 図面位置レコード902-1の入力データには[D](コードファイル124より「数値」)が登録されているため、ステップS51A0,ステップS51B0の判定を行い、ステップS51B2より、この「数値入力ボックス」の表示を行う(図6の床掘深の数値入力ボックス6017)。
次のワーク1 図面位置レコード902-1の表示データである[土被](項番K014)では、データ位置X1の算出を行う。まず、ステップS5202により、データ位置X1[K005]の項番に該当する[K005]を抽出する。
次にステップS5300からステップS5399の抽出した項番[K005]についての処理を行うが、ステップS5312,ステップS5313から、項番[K005]のデータ位置X1は前述より算出済みであるため、項番[K005]のデータ位置X1の値である「100」が採用される。変数の抽出はされていないため、処理はステップS5203が行われる。
ワーク1 図面位置レコード902-1のデータ位置X1は、[K005]となっているため、先ほど算出した[K005]は「100」であり、そのまま値として採用される。更に、ステップS5204で、データ位置X1の位置算出が実施済みの設定が行われる。
次に ワーク1 図面位置レコード902-1の表示データである[土被](項番K014)のデータ位置Y1について算出が行われるが、ここでのデータ位置Y1は[150]となっているため、ステップS5300からステップS5399、更にステップS5400からステップS5499に該当しないため、これらの制御は行われず、「150」の値が採用となる。
ワーク1 図面位置レコード902-1のデータ位置X2,Y2には何も登録されていないため、制御はステップS5105に移り、ワーク1 図面位置レコード902-1のレコードについては位置算出の実施が設定される。更にステップS5107によりデータ位置X1,Y1,X2,Y2の判定が行われる。データ位置X1,Y1,X2,Y2の値は0ではないが、ステップS5109により、図形区分が[0](コードファイル124より「なし」)のため、図形描画は行われない。
更に、ワーク1 図面位置レコード902-1の入力データには[S](コードファイル124より「算出」)が登録されているため、ステップS51A0,ステップS51B0,ステップS51C0の判定を行い、ステップS51C1より、算出式[床掘深-管径/1000]から、2.4200/1000=「2.2」を算出し、ステップS51C2でこの文字列「2.20」の表示を行う(図6の土被6018)。
次のワーク1 図面位置レコード902-1の表示データである[追加距離](項番K015)では、データ位置X1の算出を行う。まず、ステップS5202により、データ位置X1[K005]の項番に該当する[K005]を抽出する。
次に、ステップS5300からステップS5399の抽出した項番[K005]についての処理を行うが、ステップS5312,ステップS5313から、項番[K005]のデータ位置X1は前述より算出済みであるため、項番[K005]のデータ位置X1の値である「100」が採用される。変数の抽出はされていないため、処理はステップS5203が行われる。
ワーク1 図面位置レコード902-1のデータ位置X1は、[K005]となっているため、先ほど算出した[K005]は「100」であり、そのまま値として採用される。更に、ステップS5204で、データ位置X1の位置算出が実施済みの設定が行われる。
次に、ワーク1 図面位置レコード902-1の表示データである[追加距離](項番K015)のデータ位置Y1について算出が行われるが、ここでのデータ位置Y1は[50]となっているため、ステップS5300からステップS5399、更にステップS5400からステップS5499に該当しないため、これらの制御は行われず、「50」の値が採用となる。
ワーク1 図面位置レコード902-1のデータ位置X2,Y2には何も登録されていないため、制御はステップS5105に移り、ワーク1 図面位置レコード902-1のレコードについては位置算出の実施が設定される。更にステップS5107によりデータ位置X1,Y1,X2,Y2の判定が行われる。データ位置X1,Y1,X2,Y2の値は0ではないが、ステップS5109により、図形区分が[0](コードファイル124より「なし」)のため、図形描画は行われない。
更に、ワーク1 図面位置レコード902-1の入力データには[S](コードファイル124より「算出」)が登録されているため、ステップS51A0,ステップS51B0,ステップS51C0の判定を行い、ステップS51C1より、算出式[床SUMB(人孔間延長)]からワークデータ保存ファイル903の前データまでの人孔間延長を集計し、ステップS51C2でこの文字列「0.00」の表示を行う(図6の追加距離6019)。
ワーク1 データ保存レコード903-1がステップS415の「図面描画処理」を経て、ステップS416により、ワーク1 データ保存レコード903-1の画面区分と連携する図面ファイル131のデータ区分が[1](コードファイル124より「全体」を指す)であるため、次のワーク1 データ保存レコード903-1の1レコードを読み込み、前述の処理を行う。
以上の手順によって図面ファイル例131(図1−B)、図面入力情報ファイル例132(図1−C)、データ保存ファイル例123(図1−D)より作成されたものが、図面位置ファイル例136(図1−G)となる。
図6において、人孔間延長の数値入力ボックス6015と床掘深の数値入力ボックス6017が入力可能となっており、設計者はイメージ図を見ながらこれらの数値入力ボックスに所望の数値を入力できるので、数値計算データに関する知識が不十分であっても正確かつ容易に数値入力可能である。
図7は、表示装置に表示される入力画面の一例断面図700である。701の部分が、本発明が特徴とする一部入力可能な画面であり、702の部分が、従来の表形式での入力を表示している。
本発明では、従来の入力の項目の一部を、701において図面表示内で入力を可能にすることで、視覚的なイメージをとらえやすくしている。図6と異なる点は、ワーク1 データ保存レコード903-1の画面区分と連携する図面ファイル131のデータ区分が[2](コードファイル124より「データ毎」を指す)であるため、1レコードに対する画面表示としている。
上記実施例は、工事設計積算システムにおいて、データ入力を設計図などのイメージ図上に「数値入力ボックス」を可視的に表示し、この数値入力ボックス内に直接数値を入力するようにした例であるが、この入力システムは、各種設計処理システム、積算処理装置、建築積算装置、土木構造物の数量算出システムなど、入力された数値を用いて数量を計算するあらゆる数量計算システムのデータ入力に利用できる。
その場合には、データベースには、各項目の単価、各項目の必要数量、工事日数、項目毎の必要金額の算出式、見積の総金額の算出式などを保持するとともに、それらを各項目のデータに基づいて算出する処理手段(CPU,メモリなど)を設ける必要があるが、これらは特許文献1〜3に開示されているように周知であるので上記実施例の説明では省略した。
なお、上述した図2のフローチャートに示した表示条件検索処理、図3のフローチャートに示した図面情報検索処理、図4のフローチャートに示した入力図面表示処理、図5−A〜図5−Cのフローチャートに示した図面描画処理は、データ入力表示機能110を構成するサーバにおいて、各処理部に対応するプログラムをCPUやメモリなどのハードウェアを用いて実行することによって実現される。これら各処理部に対応するプログラムは、ネットワークやDVD、CD−ROM、FDなどの各種記録媒体などを介して市場に流通させることができる。
本発明は、工事設計積算システムなどにおける設計書作成用途の数量計算において利用される。
また、図面からのデータ入力を行う場合、CAD等図面作成アプリケーションからの直接データ連携でなく人的入力作業を介する場合に利用される。
更に表形式であった入力項目を図面を表示し、図面上に入力項目を位置することで入力のイメージを捉えやすくする場合、また、図面の位置情報を登録しておき、入力値が変更になればその情報により再描画を行う場合に利用される。
本発明の実施例における工事土工計算における図面入力機能を構成するコンピュータ端末装置とデータ入力表示機能の一実施例を示すブロック図である。 本発明の実施例に用いられる図面ファイルのデータ例を示す図である。 本発明の実施例に用いられる図面入力情報ファイルのデータ例を示す図である。 本発明の実施例に用いられるデータ保存ファイルのデータ例を示す図である。 本発明の実施例に用いられるコードファイルのデータ例を示す図である。 本発明の実施例に用いられる基本ファイルのデータ例を示す図である。 本発明の実施例に用いられる図面位置ファイルのデータ例を示す図である。 本発明の実施例における表示条件検索処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例の実施例における図面情報検索処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例における入力図面表示処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例における図面描画処理を示すフローチャートである(その1)。 本発明の実施例における図面描画処理を示すフローチャートである(その2)。 本発明の実施例における図面描画処理を示すフローチャートである(その3)。 本発明の実施例におけるコンピュータ端末画面に表示するデータ入力表示兼選択入力画面例である(その1)。 本発明の実施例におけるコンピュータ端末画面に表示するデータ入力表示兼選択入力画面例である(その2)。
符号の説明
100:コンピュータ端末装置
101:データ入力表示 兼選択入力部
102:計算結果表示・調整兼 帳票出力部
110:データ入力表示機能
111:表示条件検索部
112:図面情報検索部
113:入力図面表示部
120:データ表示情報
121:図面ファイル
122:図面入力情報ファイル
123:データ保存ファイル
124:コードファイル
125:基本ファイル
126:図面位置ファイル
131:図面ファイルレコード例
132:図面入力情報ファイルレコード例
133:データ保存ファイルレコード例
134:コードファイルレコード例
135:基本ファイルレコード例
136:図面位置ファイルレコード例
415:図面描画処理
600:縦断図入力画面
601:縦断図図面描画例
602:縦断図入力例
700:断面図入力画面
701:断面図図面描画例
702:断面図入力例
901:ワーク 図面ファイル(図面ファイル121と同様のテーブル構造)
902:ワーク 図面入力情報ファイル(図面入力情報ファイル122と同様のテーブル構造)
903:ワーク データ保存ファイル(データ保存ファイル123と同様のテーブル構造)

Claims (10)

  1. 入力装置と表示装置を備えるコンピュータ端末と、設計図および設計図に係る情報を保持するデータベースを備えるサーバからなるデータ入力システムであって、
    前記コンピュータ端末の前記表示装置に、前記サーバに保存された設計図および該設計図中に設けられたデータ入力可能な入力ボックスを表示し、該入力ボックスにデータを入力させるようにしたことを特徴とするデータ入力システム。
  2. コンピュータ端末とサーバからなるデータ入力システムであって、
    前記コンピュータ端末は、表示装置と入力装置と前記サーバとの間でデータを送受信する通信制御手段を備え、
    前記サーバは、基本となる設計図,少なくとも数値入力ボックスを含む表示データの属性項目と該表示データの表示位置またはその表示位置算出式,および入力されたデータ項目を保持するデータベースと、前記コンピュータ端末の前記入力装置から指定された情報に基づき前記データベースを参照して設計図面および少なくとも数値入力ボックスを含む表示データの属性項目および該表示データの表示位置を取得する検索手段と、前記コンピュータ端末との間でデータを送受信する通信制御手段を備え、
    前記サーバが前記検索手段により取得した設計図面および少なくとも数値入力ボックスを含む表示データの属性項目を、前記コンピュータ端末の表示装置に表示し、該表示された数値入力ボックスに数値入力させるようにしたことを特徴とするデータ入力システム。
  3. 請求項2記載のデータ入力システムにおいて、
    前記データベースは、さらに設計図の縮尺率を保持し、前記表示装置に表示する設計図を該縮尺率により縮尺して表示することを特徴とするデータ入力システム。
  4. 請求項2または3記載のデータ入力システムにおいて、
    前記属性項目は、数値入力ボックスの他に、前記表示データが線,矢印,横線,縦線,または数値であることを示す項目,またはそれらの表示位置あるいは表示位置の算出式を示す項目を含むことを特徴とするデータ入力システム。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のデータ入力システムを用いたことを特徴とする数量計算システム。
  6. 入力装置と表示装置を備えるコンピュータ端末と、設計図および設計図に係る情報を保持するデータベースを備えるサーバを有し、前記表示装置に表示された設計図上の一部に直接データを入力するデータ入力方法であって、
    前記コンピュータ端末の前記表示装置に、前記サーバに保存された設計図および該設計図に設けられたデータ入力可能な入力ボックスを表示するステップと、該表示された入力ボックスにデータを入力させるステップからなることを特徴とするデータ入力方法。
  7. コンピュータ端末とサーバからなるデータ入力方法であって、
    前記コンピュータ端末は、表示装置と入力装置と前記サーバとの間でデータを送受信する第1の通信制御手段を備えたコンピュータ端末と、基本となる設計図,少なくとも数値入力ボックスを含む表示データの属性項目と該表示データの表示位置またはその表示位置算出式,および入力されたデータ項目を保持するデータベースと、前記コンピュータ端末の前記入力装置から指定された情報に基づき前記データベースを参照して設計図面および少なくとも数値入力ボックスを含む表示データの属性項目および表示データの表示位置を取得する検索手段と、前記コンピュータ端末との間でデータを送受信する第2の通信制御手段を備えたサーバとを具備し、
    前記サーバが、前記コンピュータ端末の入力装置から入力された情報を前記第2通信制御手段を介して受信するステップと、前記検索手段により、前記受信した情報に基づいて前記データベースを検索し、設計図面および少なくとも数値入力ボックスを含む表示データの属性項目を取得するステップと、該取得した設計図面および少なくとも数値入力ボックスを含む表示データの属性項目を前記第2の通信制御手段を介して送出するステップと、
    前記コンピュータ端末が、前記第1の通信制御手段を介して受信した前記設計図面および少なくとも数値入力ボックスを含む表示データの属性項目を前記表示装置に表示するステップと、前記表示装置に表示された数値入力ボックスに数値を入力させるステップを有することを特徴とするデータ入力方法。
  8. 請求項7記載のデータ入力方法において、
    前記データベースに、設計図の縮尺率を保持させておき、
    前記表示装置への設計図の表示は、前記縮尺率により縮尺して表示するものであることを特徴とするデータ入力方法。
  9. 請求項7または8記載のデータ入力方法において、
    前記属性項目は、数値入力ボックスの他に、前記表示データが線,矢印,横線,縦線,または数値であることを示す項目,またはそれらの表示位置あるいは表示位置の算出式を示す項目を含むことを特徴とするデータ入力方法。
  10. コンピュータに、請求項6から9のいずれかに記載のデータ入力方法における各ステップを実行させるためのプログラム。
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