JP2009064661A - 光源を備えた水槽 - Google Patents
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Abstract
【課題】小さな電力で水温調整を行うことが可能な光源を備えた水槽を提供すること。
【解決手段】水槽と、発熱を伴って発光し、水槽を照明する光源と、光源で発生した熱を水槽内に伝達する金属板1と、ヒートパイプ2と、ヒートシンク3とで構成される伝熱手段を有する。金属板1には、光源である複数のLED4が、所定の面に取り付けられる。このとき、各LED4は、例えば、ねじを用いて、金属板1に固定され、さらに発光に伴って発生する熱が金属板1に伝わるように取り付けられる。また、LED4は、LED4を点灯させるための点灯回路(不図示)に配線を介して接続される。
【選択図】図1
【解決手段】水槽と、発熱を伴って発光し、水槽を照明する光源と、光源で発生した熱を水槽内に伝達する金属板1と、ヒートパイプ2と、ヒートシンク3とで構成される伝熱手段を有する。金属板1には、光源である複数のLED4が、所定の面に取り付けられる。このとき、各LED4は、例えば、ねじを用いて、金属板1に固定され、さらに発光に伴って発生する熱が金属板1に伝わるように取り付けられる。また、LED4は、LED4を点灯させるための点灯回路(不図示)に配線を介して接続される。
【選択図】図1
Description
本発明は、発熱を伴って発光する光源を備えた水槽に関する。
熱帯魚を水槽で飼育する場合、熱帯魚に適した水温を一定に保つために、水中に沈めたヒーターを発熱させて水温を調整する方法が知られている。例えば、60cm水槽(横幅60cm、奥行き30cm、高さ36cm)で熱帯魚を飼育する場合には、消費電力値が100W〜150Wのヒーターが一般的に用いられる。
また、熱帯魚をより美しく見せるために、水槽の上部や内部に照明装置を取り付けて、その照明装置を点灯させて水槽を照らす方法が知られている。このような用途に対応した照明装置では、一般的に蛍光ランプが光源として用いられる。
蛍光ランプは、点灯するとフィラメントが発熱する。フィラメントで発生した熱は、ガラス管内を伝わってガラス管面より大気中に放出されており、その熱を効率よく取り出すことが困難である。そのため、蛍光ランプを光源とする照明装置では、光源で発生した熱の放熱が効率よく行われていない。
熱の取り出しが比較的簡単な光源には、例えばLED(Light Emitting Diode)がある。LEDを光源とする装置には、LEDで発生した熱を効率よく放熱することを目的とした装置が提案されており、例えば特許文献1(特開2005−317480号公報)に開示されている。
特許文献1に記載の装置では、複数のLEDが、熱伝導率の高い材料(アルミ)で形成された放熱プレートに同一線上に取り付けられる。そして、その放熱プレートおよびヒートシンクが、ヒートパイプの両端にそれぞれ取り付けられる。
特許文献1に記載の装置では、各LEDで発生した熱は、放熱プレートを通じてヒートパイプを伝わって、ヒートシンクから大気中に放出される。伝熱に適した構成(放熱プレートおよびヒートパイプ)が設けられているため、各LEDで発生した熱はヒートシンクへ効率よく伝熱される。これにより、光源で発生した熱を効率よく放熱することが可能となる。
特開2005−317480号公報
ヒーターを発熱させたり照明装置を点灯させたりして水槽内で熱帯魚を飼育する場合、
ヒーターおよび照明装置に対してそれぞれ電力が供給される。このとき、照明装置の光源で発生した熱は、通常、大気中に放出されており水温調整には寄与しない。光源で発生した熱が有効に使われていないため、水温調整を行うときにヒーターに対して過大な電力を供給しなければならないという問題があった。
ヒーターおよび照明装置に対してそれぞれ電力が供給される。このとき、照明装置の光源で発生した熱は、通常、大気中に放出されており水温調整には寄与しない。光源で発生した熱が有効に使われていないため、水温調整を行うときにヒーターに対して過大な電力を供給しなければならないという問題があった。
本発明は、上述したような問題を解決し、小さな電力で水温調整を行うことが光源を備えた水槽を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明による光源を備えた水槽は、
水槽と、
発熱を伴って発光し、前記水槽を照明する光源と、
前記光源で発生した熱を前記水槽内に伝達する伝熱手段と、
を有する。
水槽と、
発熱を伴って発光し、前記水槽を照明する光源と、
前記光源で発生した熱を前記水槽内に伝達する伝熱手段と、
を有する。
本発明は以上説明したように構成されているので、以下に記載する効果を奏する。
光源で発光に伴って発生した熱は、伝熱手段を通じて水槽内の水に放出されて水温調整に利用される。このとき、光源で消費される電力の一部が水温調整に利用されるため、水温調整のために供給される電力を節約できる。これにより、小さな電力で水温調整を行うことが可能となる。
本実施形態の光源を備えた水槽について説明する。
本実施形態の光源を備えた水槽は、水槽と、光源と、伝熱手段とを有する。
図1は、本実施形態の伝熱手段の一構成例を示す外形図である。
なお、図1(a)は、本実施形態の伝熱手段の上面図である。また、図1(b)は、本実施形態の伝熱手段の側面図である。また、図1(c)は、本実施形態の伝熱手段の下面図である。
本実施形態の伝熱手段は、図1に示すように、金属板1と、ヒートパイプ2と、ヒートシンク3と、を有する。
金属板1は、例えばアルミや銅など熱伝導率の高い金属からなる板である。金属板1には、光源である複数のLED4が、所定の面に取り付けられる。このとき、各LEDは、例えば、ねじを用いて金属板1に固定され、さらに発光に伴って発生する熱が金属板1に伝わるように取り付けられる。また、LED4は、LED4を点灯させるための点灯回路(不図示)に配線を介して接続される。
なお、金属板1は、上述した配線が形成されたプリント基板と一体化されていることが望ましい。
金属板1に取り付けられるLED4の数は、求められる明るさとLED4の特性に応じて決まる。例えば、1Aの電流が供給されたときの明るさが100lmである白色光のLuxeon K2(PhilipsLumileds社)をLED4として用いる場合、求められる明るさが蛍光ランプであるFL20SSEX‐D/18‐X(NECライティング社)2本分と同等の明るさ(約3000lm)だとすると、約30個の白色光のLuxeon K2が金属板1に取り付けられることとなる。
ヒートパイプ2は、熱が入力される蒸発部(不図示)と、蒸発部に入力された熱を放熱する凝集部(不図示)とを両端にそれぞれ備える。蒸発部は、金属板1においてLED4が取り付けられた面と対向する面に取り付けられる。凝集部はヒートシンク3に取り付けられる。このとき、金属板1およびヒートシンク3は、例えば溶接によりヒートパイプ2の両端に接合される。
ヒートパイプ2の形状は、LED4およびヒートシンク3の水槽内における配置場所に応じて適宜決まる。
なお、ヒートパイプには、凝集部が蒸発部よりも下に位置するように配置されると伝熱効率が低下するものがある。そのため、ヒートパイプ2には、NANOSPREADER(Celsia Technologies社)に代表される伝熱効率が凝集部と蒸発部との位置関係に影響されにくい特性を有するヒートパイプを用いることが望ましい。
図2は、本実施形態の伝熱手段による水温調整を説明するための説明図である。
まず、ヒートシンク3が、水槽5内に配置される。そして、金属板1に取り付けられた全てのLED4に対して点灯回路から点灯に必要な電流が供給される。すると、LED4は発光するとともに発熱する。
LED4の光は、水槽5を照らす。また、LED4で発生した熱は、金属板1を通じてヒートパイプ2の蒸発部に入力される。
蒸発部に入力された熱は、ヒートパイプ2の内部を移動して凝集部よりヒートシンク3へ伝わる。そして、その熱は、ヒートシンク3から水槽5内の水に放出される。これにより、LED4で発生した熱が水温調整に利用されることになる。
例えば、順電圧値が3.42VであるLED4が30個直列接続された状態で金属板1に取り付けられている場合、1Aの電流が供給されると30個分を合計した消費電力値は約100Wとなる。
LED4で消費された電力の8割が熱としてヒートシンク3から水槽5内の水に放出された場合、30個のLED4の発熱により80Wのヒーターが出力する熱量と同等の熱量を供給することが可能となる。これにより、水槽5内の水温を一定に保つために100Wのヒーターが出力する熱量が必要な場合、ヒーターの消費電力値を20Wに減らすことが可能となる。
本実施形態では、電流が複数のLED4に供給されると、各LEDで発生した熱が金属板1を通じてヒートパイプ2に伝わる。そして、ヒートパイプ2に伝わった熱は、ヒートシンク3から水槽5内の水に放出される。すなわち、各LEDで発生した熱が水温調整に利用される。このとき、各LEDで消費される電力の一部が水温調整に利用されるため、水温調整のために供給される電力を節約できる。これにより、小さな電力で水温調整を行うことが可能となる。
なお、光源はLEDに限定されず、発生した熱を取り出せるものであればよい。例えば、有機EL(Electroluminescence)を用いることとしてもよい。
また、LED4の配置場所は、水槽の上部に限定されず、水槽を照明できる位置であればよい。例えば、LED4および配線に防水加工を施して水槽の底部に配置することにしてもよい。
また、光源で発生した熱をヒートシンクへ伝達する手段は、ヒートパイプに限定されず、例えばヒートスプレッダを用いることとしてもよい。ヒートスプレッダは、光源とヒートシンクの位置関係に影響を受けることなく伝熱できる。そのため、光源およびヒートシンクの配置場所を柔軟に設定することが可能となる。
また、本発明による光源を備えた水槽の用途は、熱帯魚の飼育に限定されず、例えば植物の育成に用いることとしてもよい。
1 金属板
2 ヒートパイプ
3 ヒートシンク
4 LED
5 水槽
2 ヒートパイプ
3 ヒートシンク
4 LED
5 水槽
Claims (3)
- 水槽と、
発熱を伴って発光し、前記水槽を照明する光源と、
前記光源で発生した熱を前記水槽内に伝達する伝熱手段と、
を有することを特徴とする光源を備えた水槽。 - 請求項1に記載の光源を備えた水槽において、
前記伝熱手段は、ヒートパイプまたはヒートスプレッダを有することを特徴とする光源を備えた水槽。 - 請求項1または請求項2に記載の光源を備えた水槽において、
前記光源は、LEDまたは有機ELであることを特徴とする光源を備えた水槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007231347A JP2009064661A (ja) | 2007-09-06 | 2007-09-06 | 光源を備えた水槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007231347A JP2009064661A (ja) | 2007-09-06 | 2007-09-06 | 光源を備えた水槽 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009064661A true JP2009064661A (ja) | 2009-03-26 |
Family
ID=40559067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007231347A Pending JP2009064661A (ja) | 2007-09-06 | 2007-09-06 | 光源を備えた水槽 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2009064661A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009224664A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 放熱構造体 |
CN103292195A (zh) * | 2013-06-21 | 2013-09-11 | 中国科学院工程热物理研究所 | 一种分体式led灯 |
US9366423B2 (en) | 2011-09-21 | 2016-06-14 | Soleco Co., Ltd. | LED illumination device |
JP2018059299A (ja) * | 2016-10-04 | 2018-04-12 | 株式会社ビートソニック | 液体の保温及び凍結防止方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2005317480A (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Sony Corp | 発光ユニットの放熱装置及びバックライト装置 |
-
2007
- 2007-09-06 JP JP2007231347A patent/JP2009064661A/ja active Pending
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