JP2009055269A - 復号器、受信装置、及び電波時計 - Google Patents

復号器、受信装置、及び電波時計 Download PDF

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Abstract

【課題】大規模な記憶容量に起因して、回路規模が大きく、その結果、消費電力も大きかった。
【解決手段】誤り検出訂正回路が、ビットD0(ta)、D0(tb)及びD1(ta)、D1(tb)の比較により、ビットD0(ta)又はビットD1(ta)が誤りを含むか否かを検出し、かつ、検出された誤りを訂正する。
【選択図】図4

Description

本発明は、対向する符号器により符号化された符号化信号を受け取り当該符号化信号を復号化する復号器、当該復号器を含む受信装置、及び、当該復号器を含む電波時計に関する。
従来の電波時計では、下記特許文献1に記載された時計装置の主要な構成「時刻情報に基づく内蔵時計の時刻のずれの補正」と同様に、基地局等から受信する電波信号に含まれる時刻情報を復号化する復号器を含む。当該復号器は、前記復号化の際に、例えば、ビタビ復号器であることが多い。
特開2000−321383号公報
しかしながら、上記したような、ビタビ復号器を含む従来の電波時計では、前記受信する電波信号が例えば拘束長が9であることを想定した上で、当該ビタビ復号器をトレリス線図で表すと、256個の「状態」と、約40個のパス履歴長(拘束長の3〜5倍)と、各「状態」におけるメトリック値(「状態」の確からしさを表す値であり、例えば6ビット)とから、約1万(=(6+40)×256)ビットの記憶容量が必要であると算出される。また2つの状態推移からメトリックが小さい方を選び、メトリック値を更新する回路としてACS回路(Adder Compare Selector)が、256個必要となり、これらの回路を実装すると回路規模は数万ゲートになる。従って、従来の電波時計では、大規模な記憶容量に起因して、回路規模が大きく、その結果、消費電力も大きいという問題があった。
本発明は、上記した課題を解決すべく、以下の適用例により実現される。
[適用例1]
適用例1の復号器は、
同一のシリアルデータAから二分の一の符号化率で符号化された第1のシリアルデータC0及び第2のシリアルデータC1であり、第1の複数のビットC0(t1)、C0(t2)、...、C0(tp)(tは時刻を示す(以下同じ。)。pは2以上の任意の整数。)からなる前記第1のシリアルデータC0、及び、第2の複数のビットC1(t1)、C1(t2)、...、C1(tp)からなる前記第2のシリアルデータC1の入力を受ける復号器であって、
[1][1A]2つの入力端のうちの一方の入力端に、前記第1のシリアルデータC0の入力を受け、排他的論理和が施された第3のシリアルデータD0を出力する第1の排他的論理和素子と、
[1B]前記第1の排他的論理和素子の後段に設けられた第1の遅延素子と、
[1C]前記第1の遅延素子から出力される前記第1のシリアルデータC0を順次シフトする、第1の複数の遅延素子を有する第1のシフトレジスタと、
[1D]前記第1の遅延素子から出力される第1のシリアルデータC0の入力を受け、かつ、前記第1のシフトレジスタにおける前記第1の複数の遅延素子間の複数のタップから出力される複数の第1のシリアルデータC0の入力を受け、排他的論理和が施された第1のシリアルデータC0を前記第1の排他的論理和素子の他方の入力端に出力する第2の排他的論理和素子と、を有する第1の復号回路と、
[2][2A]2つの入力端のうちの一方の入力端に、前記第2のシリアルデータC1の入力を受け、排他的論理和が施された第4のシリアルデータD1を出力する第3の排他的論理和素子と、
[2B]前記第2の排他的論理和素子の後段に設けられた、直列接続された2つの第2の遅延素子と、
[2C]前記2つの第2の遅延素子から出力される前記第2のシリアルデータC1を順次シフトする、第2の複数の遅延素子を有する第2のシフトレジスタと、
[2D]前記第2の遅延素子から出力される第2のシリアルデータC1の入力を受け、かつ、前記第2のシフトレジスタにおける前記第2の複数の遅延素子間の複数のタップから出力される複数の第2のシリアルデータC1の入力を受け、排他的論理和が施された第2のシリアルデータC1を前記第3の排他的論理和素子の他方の入力端に出力する第4の排他的論理和素子と、を有する第2の復号回路と、
[3]前記第1の排他的論理和素子から出力される前記第3のシリアルデータC0中のビットD0(ta)及びビットD0(tb)(bはaより1大きい整数。)と、前記第3の排他的論理和素子から出力される、前記第4のシリアルデータC1中のビットD1(ta)及びビットD1(tb)とを比較することにより、前記ビットD0(ta)又は前記ビットD1(ta)が誤りを含むか否かを検出した旨を示す第1、第2の検出信号を前記第1、第2の復号回路へ出力することにより、前記誤りが訂正されたであろうビットE0(ta)を含む第5のシリアルデータE0、及び、前記誤りが訂正されたであろうビットE1(ta)を含む第6のシリアルデータE1を、前記第1、第2の復号回路から出力させる誤り検出訂正回路と、を含む。
適用例1の復号器によれば、前記誤り検出訂正回路が、前記ビットD0(ta)、D0(tb)及び前記ビットD1(ta)、D1(tb)の比較により、前記ビットD0(ta)又は前記ビットD1(ta)が誤りを含むか否かを検出し、かつ、検出された誤りを訂正することから、従来と同様に、前記ビットD0(ta)又は第1のビットD1(ta)という、1ビットの誤りの検出及び訂正を行うことができる。加えて、従来と異なり、当該復号器の回路規模が、従来の復号器(例えば、ビタビ復号器)の回路規模に比して小型であることから、従来に比して消費電力を低減することが可能となる。
[適用例2]
適用例2の受信装置は、
適用例1の復号器であり、前記ビットE0(ta)、E1(ta)に前記誤りが無いか否かを検出すべく、当該ビットE0(ta)、E1(ta)に排他的論理和を施す第5の排他的論理和回素子を更に含む前記復号器と、
前記復号器に前記第1、第2のシリアルデータC0、C1を出力すべく、当該受信装置と対向する送信装置から受信する、変調された前記第1、第2のシリアルデータC0、C1を復調する復調部と、
前記復号器が、前記ビットE0(ta)、E1(ta)に前記誤りがあることを検出したとき、前記復調部及び前記復号器の動作を停止させる制御部と、を有する。
適用例2の受信装置によれば、前記復号器が、前記ビットE0(ta)、E1(ta)に前記誤りがあることを検出したとき、前記制御部が、前記復調部及び前記復号器の動作を停止させることにより、当該誤りに起因して無駄になることが明らかである復号を行うことを回避することができることから、消費電力が無駄に増大することを避けることが可能となる。
[適用例3]
適用例3の受信装置は、
適用例1の復号器であり、前記ビットE0(ta)、E1(ta)に前記誤りが無いか否かを検出すべく、当該ビットE0(ta)、E1(ta)に排他的論理和を施す第5の排他的論理和素子を更に含む前記復号器と、
前記復号器に、(1)前記送信装置及び前記受信装置間で送受信すべき所定の情報、及び、(2)当該所定の情報に引き続く位置にある、当該所定の情報の誤り検出を行うための誤り検出用情報を有する前記第1、第2のシリアルデータC0、C1を出力すべく、対向する送信装置から受信する、変調された前記第1、第2のシリアルデータC0、C1を復調する復調部と、を有し、
前記復号器は、前記ビットE0(ta)、E1(ta)に前記誤りがあることを検出したとき、前記誤り検出用情報を用いた誤り検出を行わない。
適用例3の受信装置によれば、前記復号器が、前記ビットE0(ta)、E1(ta)に前記誤りがあることを検出したとき、前記誤り訂正用情報を用いた誤り検出を行わないことにより、当該誤りに起因して無駄になることが明らかである誤り検出を行うことを回避することができることから、消費電力が無駄に増大することを避けることが可能となる。
[適用例4]
適用例4の受信装置は、
適用例2、3の受信装置であって、
前記第1、第2のシリアルデータC0、C1は、前記誤り検出用情報に先立つ位置に現時刻を調整するための時刻情報を更に有し、
前記受信装置は、(1)前記現時刻を計時する時計回路、及び、(2)前記時刻情報の復号を、前記誤りを含むことが検出された前記ビットE0(ta)、E1(ta)の時刻taの前に完了したとき、前記時計回路により計時された前記現時刻を、前記復号器により前記復号された前記時刻情報に基づき調整する調整回路を備える時計部を更に有する。
適用例4の受信装置によれば、前記復号器が、前記時刻情報の復号を、前記誤りを含むことが検出された前記ビットE0(ta)、E1(ta)の時刻taの前に完了したとき、前記時計部は、当該時刻情報に基づき前記現時刻を調整することにより、当該現時刻の調整を、適用例2、3の受信装置と同様に、従来に比して低消費電力で実現することが可能となる。
[適用例5]
適用例2、3の受信装置であって、
前記第1の復号回路は、前記第1の遅延素子の後段に設けられ、前記誤り検出訂正回路から出力される前記第1の検出信号、及び、前記第1の遅延素子から出力される第1のシリアルデータC0との間に排他的論理和を施す第5の排他的論理和素子を更に有し、
前記第2の復号回路は、前記2つの第2の遅延素子の後段に設けられ、前記誤り検出訂正回路から出力される前記第2の検出信号、及び、前記2つの第2の遅延素子から出力される第2のシリアルデータC1との間に排他的論理和を施す第6の排他的論理和素子を更に有する。
[適用例6]
適用例6の電波時計は、
適用例1記載の復号器と、
現時刻を計時する時計回路、及び、前記現時刻を調整する調整回路とを有する時計部とを含み、
前記第1、第2のシリアルデータC0、C1は、前記現時刻を調整するための時刻情報を含み、
前記復号器が、前記時刻情報の復号を、前記ビットE0(ta)、E1(ta)に前記誤りが含まれると判断する前に完了したとき、当該復号器が、当該ビットE0(ta)、E1(ta)に引き続くビットの復号を行うことなく、前記時計部が、前記復号された時刻情報に基づき前記現時刻を調整する。
《実施例1》
実施例1の送信装置及び受信装置について図面を参照して説明する。
図1は、実施例1の送信装置の構成を示す。実施例1の送信装置TXは、いわゆる無線基地局であり、図1に示されるように、受信装置RX(図3に図示。)に電波により信号を送信すべく、符号部ENCと、変調部MODと、送信アンテナTAとを含む。
図2は、実施例1の符号部の構成を示す。符号部ENCは、図2に示されるように、当該符号部ENCに入力される1つの信号(原信号)Aを符号化率1/2で変換すべく、即ち、2つの信号C0、C1を生成すべく、縦続接続された複数の遅延素子(Z-1)Z1〜Z8と、第1の乗算器MP1と、第2の乗算器MP2とを有する。
第1の乗算器MP1には、信号A、及び、遅延素子Z1、Z2、Z3、Z5、Z7、Z8から出力された信号が入力され、第2の乗算器MP2は、信号A、及び、遅延素子Z2、Z3、Z4、Z8から出力された信号が入力される。ここで、第1の乗算器MP1に、遅延素子Z1からの出力信号が入力されていること、及び、第2の乗算器MP2に、遅延素子Z2からの出力信号が入力されていることは、復号部DEC(図3、図4に図示。)の一部の構成の根拠になっている。
変調部MODは、前記信号C0、C1に、例えば、符号分割多重接続(CDMA:Code Division Multiple Access)を施すべく、PN生成回路及び拡散回路等(図示せず。)を有する。
送信アンテナTAは、例えば、コーナリフレクタアンテナから構成されている。
図3は、実施例1の受信装置の構成を示す。実施例1の受信装置RXは、いわゆる移動局であり、図1に示されるように、対向の送信装置TXから受信する信号C0、C1の受信、復調、及び復号を行うべく、受信アンテナRAと、復調部DEMと、復号部DECとを含む。
受信アンテナRAは、例えば、ホイップアンテナ及び逆F型アンテナ等から構成されている。
復調部DEMは、例えば、符号分割多重接続により前記信号C0、C1を再生すべく、PN生成回路及び逆拡散回路等(図示せず。)を有する。
図4は、実施例1の復号部の構成を示す。実施例1の復号部DECは、図4に示されるように、信号C0、C1から信号Aを再生すべく、第1の復号回路DEC1と、第2の復号回路DEC2と、誤り検出訂正回路ERDCと、排他的論理和回路Xを有する。
第1の復号回路DEC1は、複数の遅延素子Z(1A)〜Z(1I)と、複数の排他的論理和素子X(1A)〜X(1D)とを備え、第2の復号回路DEC2は、複数の遅延素子Z(2A)〜Z(2H)と、複数の排他的論理和素子X(2A)〜X(2C)とを備え、誤り検出訂正回路ERDCは、排他的論理和素子X(3A)と、複数の遅延素子Z(3A)〜Z(3C)と、複数の否定素子N(3A)〜N(3B)と、複数の論理積素子A(3A)〜A(3C)とを備える。
上記した符号部ENC(図2に図示。)の構成に対応するように、第1の復号回路DEC1及び第2の復号回路DEC2の主な特徴は、以下の通りである。
第1の復号回路DEC1では、信号C0の入力を受ける、『第1の排他的論理和素子』である排他的論理和素子X(1A)の後段に、『第1の遅延素子』である1つの遅延素子Z(1A)が設けられており、当該遅延素子Z(1A)からの出力が、『第2の排他的論理和素子』である排他的論理和素子X(1D)に供給され、当該排他的論理和素子X(1D)から出力される信号が前記排他的論理和素子X(1A)に帰還される。
他方で、第2の復号回路DEC2では、信号C1の入力を受ける、『第3の排他的論理和素子』である排他的論理和素子X(2A)の後段に、『第2の遅延素子素子』である2つの遅延素子Z(2A)、Z(2B)が縦続に設けられており、後段の遅延素子Z(2B)から出力が、『第4の排他的論理和素子』である排他的論理和素子X(2C)に実質的に供給され、当該排他的論理和素子X(2C)から出力される信号が前記排他的論理和素子X(2A)に帰還される。
排他的論理和回路Xは、信号E0及び信号E1間に排他的論理和を施すことにより、誤りが生じたか否かを示す誤り検出信号Bを生成する。
図5〜図7は、実施例1の復号部の動作を示す。送信装置TXの符号部ENCによって信号A(図1に図示。)から生成された信号C0、C1(図1、図5に図示。)には、送信装置TX及び受信装置RX間の伝送路上での雑音等の影響により誤りが発生し得る。より具体的には、図6に示されるように、例えば、時刻t11のときの信号C0であるビットC0(t11)(以下、同様に表記する。)に誤りが発生し、ビットC1(t11)に誤りが発生しておらず、かつ、ビットC0(t12)及びビットC1(t12)に誤りが発生していないとき、信号D0(第1の復号回路DEC1の排他的論理和素子X(1A)の出力)と信号D1(第2の復号回路DEC2の排他的論理和素子X(2A)の出力)との関係については、ビットD0(t11)≠ビットD1(t11)かつビットD0(t12)≠ビットD1(t12)である。この2つの関係から、誤り検出訂正回路ERDCは、上記したように、「ビットC0(t11)に誤りが発生した。」と判断し、その結果、ビットC0(t11)の誤り訂正を行い、これにより、信号E0(第1の復号回路DEC1の出力)と信号E1(第2の復号回路DEC2の出力)との関係については、ビットE0(t11)=ビットE1(t11)かつビットE0(t12)=ビットE1(t12)となる。
対照的に、図7に示されるように、ビットC0(t11)に誤りが発生しておらず、ビットC1(t11)に誤りが発生しており、かつ、ビットC0(t12)及びビットC1(t12)に誤りが発生していないとき、ビットD0(t11)≠ビットD1(t11)かつビットD0(t12)=ビットD1(t12)である。この2つの関係から、誤り検出訂正回路ERDCは、上記したように、「ビットC1(t11)に誤りが発生した。」と判断し、その結果、ビットC1(t11)の誤り訂正を行い、これにより上記した(図6に図示。)と同様に、ビットE0(t11)=ビットE1(t11)かつビットE0(t12)=ビットE1(t12)になる。
実施例1の受信装置RXの復号部DECでは、誤り検出訂正回路ERDCが、前記ビットD0(t11)、D0(t12)及びビットD1(t11)、D1(t12)の比較により、前記ビットD0(t11)又は前記第1のビットD1(t11)が誤りを含むか否かを検出し、かつ、当該誤りが検出されたときには、当該誤りを含むビット、即ち、ビットD0(t11)又はビットD1(t11)の誤り訂正を行う。これにより、従来と同様に、前記ビットD0(t11)又は前記ビットD1(t11)という、1ビットの誤りの検出及び訂正を行うことができ、加えて、従来と異なり、当該復号部DECの回路規模が、従来の復号器(例えば、ビタビ復号器)の回路規模に比して小型になることから、従来に比して消費電力を低減することが可能となる。
《実施例2》
実施例2の受信装置について説明する。
図8は、実施例2の受信装置の構成を示す。実施例2の受信装置RXは、図8に示されるように、実施例1の受信装置RXと同様に、受信アンテナRAと、復調部DEMと、復号部DECとを含み、他方で、実施例1の受信装置RXと異なり、更に、制御部CNTと、時計部WCHとを含む。
実施例2の復号部DECは、実施例1の復号部DECと同様な動作(図6、図7に図示。)を有し、換言すれば、図11(A1)〜(A4)に示されるように、(A1):ビットC0(t11)、C0(t12)に連続して誤りが発生したとき、(A2):ビットC1(t11)、C1(t12)に連続して誤りが発生したとき、(A3):ビットC0(t11)、C1(t12)に連続して誤りが発生したとき、(A4):ビットC0(t12)、C1(t11)に連続して誤りが発生したときには、図11(B)に示されるように、ビットE0(t11)≠ビットE1(t11)かつビットE0(t12)≠ビットE1(t12)となる。実施例2の受信装置RXは、図11に図示されるような、復号部DECの動作原理を利用する。
実施例2の復号部DECから出力される信号E0、E1(図4に図示。)は、図12(A)に示されるように、第1のフレームFR1、第2のフレームFR2、...、からなり、例えば、第1のフレームFR1は、制御情報CIと、時刻情報TIと、ステータス情報SIと、誤り検出符号CRCとを有し、第2のフレームFR2等も、同様な構成を有する。
制御情報CI及びステータス情報SIは、送信装置TX(図1に図示。)及び受信装置RX間での通信に必要な制御及びステータスを表し、時刻情報TIは、現時刻を調整するための情報であり、誤り検出符号CRCは、制御情報CI、時刻情報TI、ステータス情報SIに含まれ得る誤りを検出するための情報である。
図9は、実施例2の制御部の構成を示す。実施例2の制御部CNTは、図9に示されるように、カウンタ回路CTと、比較回路CPと、記憶回路STとを有する。
カウンタ回路CTは、信号E0、E1(図12(A)に図示。)、より正確には、ビットE0(t1)、E0(t2)、E0(t3)、...、又は、ビットE1(t1)、E1(t2)、E1(t3)、...、をカウントする。
比較回路CPは、誤り検出信号B=0である間(誤りが発生していない間)、カウンタ回路CTによりカウントされたビットE0(t1)、...、E0(t1)、...の個数、即ち、受信装置RXが正常に受信することができたビットの個数(正常に受信することができた複数のビットのうち最終のビットの位置)と、記憶回路STに予め記憶されている、時刻情報TIの最終ビットの位置データ、即ち、第1のフレームFR1についての時刻t8(図12(A)に図示。)とを比較することにより、時間情報TIを正常に受信し終えることができたか否かを判断する。比較回路CPは、時刻情報TIを正常に受信し終えることができたと判断するとき、時刻情報TIを出力し、他方で、できなかったと判断するとき、又は、受信し終えるまでに、誤り検出信号B=1(誤りを検出)になったとき、復調部DEM及び復号部DECの動作を停止させるための動作停止信号COを出力する。
図10は、実施例2の時計部の構成を示す。実施例2の時計部WCHは、図10に示されるように、時計回路WTと、調整回路AJと、発振回路OSとを有する。時計回路WTは、基本的に、発振回路OSにより生成される発振信号に基づき、現時刻を表すべき信号を生成し、即ち、現時刻を計時し、他方で、比較回路CPから出力される時刻情報TIに基づき、時計回路WTが生成する現時刻を調整する。
図13は、実施例2の受信装置の動作を示すフローチャートである。以下、実施例2の受信動作を図13のフローチャートに沿って説明する。以下では、説明及び理解を容易にすべく、図12(B)に示されるように、時刻情報TIに引き続くステータス情報SI中に連続する2つの誤りが発生したこと、即ち、時刻t11、t12に誤りが発生したこと、及び、図12(C)に示されるように、時刻情報TI中に連続する2つの誤りが発生したこと、即ち、時刻t6、t7に誤りが発生したことを適宜、想定する。
ステップS1:カウンタ回路CTは、図12(A)に示されるように、第1のフレームFR1の受信中に、ビットを受信する毎に、即ち、ビットE0(t1)、E0(t2)、...、ビットE1(t1)、E1(t2)、...の各々を受信する毎に、カウントアップする。
ステップS2:復号部DECの排他的論理和回路Xは、図11(A1)〜(A4)に示されるような、連続する2つビットで誤りが発生していないかどうかを判断する。上記した前者の前提の下(図12(B)に図示。)、排他的論理和回路Xは、時刻t11までは、連続した2つの誤りが発生していないと判断し、他方で、時刻t12の時点で、連続した2つの誤りが発生したと判断する。
ステップS3:排他的論理和回路Xが、時刻t12で、連続した2つの誤りが発生したことを検出すると、比較回路CPは、カウントの値、即ち、時刻t12の2つ前の時刻までに受信した複数のビットE0(t1)〜E0(t10)のうちの最終ビットの位置(t10)が、時刻情報TIの最終ビットの位置(t8)を超えているか否かを判断し、望ましくは、時刻情報TIの最終ビットの位置(t8)より数ビット後ろの位置を超えているか否かを判断する。
ステップS4:比較回路CPが、図11(B)に示されるように、カウント値(即ち、t10)が時刻情報TIの最終ビットの位置(即ち、t8)を超えていると判断すると、制御部CNTは、誤り検出符号CRCによる誤り検出を行うことなく時刻情報TIを得ることができたと認められることから、その時点で直ちに、復調部DEM及び復号部DECの動作を停止させるための動作停止信号COを出力することにより、復調部DEM及び復号部DECの動作を停止させる。
ステップS5:時計部WCHは、前記正常に受信された時刻情報TIを用いて、現時刻を調整する。これにより、現時刻の修正が完了する。
ステップS6:上記した後者の前提の下(図12(C)に図示。)、比較回路CPが、図12(C)に示されるように、カウント値(即ち、t5)が時刻情報TIの最終ビットの位置(即ち、t8)を超えていないと判断すると、制御部CNTは、ステップS4と同様に、復調部DEM及び復号部DECの動作を停止する。
ステップS7:図12の第2のフレームFR2の先頭まで待って復調動作を再開すべく、ステップS1へ戻る。
上記したように、実施例2の受信装置RXでは、制御部CNTの比較回路CPが、時刻情報TIの受信を完了した後におけるビットE0(t11)、E0(t12)、E1(t11)、E1(t12)に連続して2つの誤りが発生していると、又は、時刻情報TI自身中であるビットE0(t7)、E0(t8)、E1(t7)、E1(t8)に連続して2つの誤りが発生していると判断すると、制御部CNTは、前記誤り検出符号CRCを用いた誤り検出を行わないことにより、前記誤りが発生した以後に予想される通信路の状況の悪化に起因して無駄になるであろう、前記誤り検出符号CRCを用いた誤り検出の実行を回避することから、従来と異なり、無駄な電力の消費を回避することが可能となる。
また、前記制御部CNTが、前記2つの誤りが発生した以後に前記復調部DEM及び前記復号部DECの動作を停止させることにより、前記通信路の状況の悪化に起因して、前記復調部DEM及び前記復号部DECの動作が無駄になる事態を回避することができ、換言すれば、電力の無駄な消費を回避することが可能となる。
さらに、前記復号部DECが、前記時刻情報TIの復号を、E0(t11)、E1(t11)、E0(t12)、E1(t12)での誤り発生の前に完了したとき、前記時計部WCHが、当該時刻情報TIに基づき前記現時刻を調整することにより、当該現時刻の調整を、上記したような低消費電力の効果を享受しつつ実現することが可能となる。
実施例1の送信装置の構成を示す図。 実施例1の符号部の構成を示す図。 実施例1の受信装置の構成を示す図。 実施例1の復号部の構成を示す図。 実施例1の復号部の動作を示す図(その1)。 実施例1の復号部の動作を示す図(その2)。 実施例1の復号部の動作を示す図(その3)。 実施例2の受信装置の構成を示す図。 実施例2の制御部の構成を示す図。 実施例2の時計部の構成を示す図。 実施例2の復号部の動作原理を示す図。 実施例2の受信装置の動作を示すタイムチャート。 実施例2の受信装置の動作を示すフローチャート。
符号の説明
DEC…復号部、DEC1…第1の復号回路、DEC2…第2の復号回路、ERDC…誤り検出訂正回路、X…排他的論理和回路。

Claims (6)

  1. 同一のシリアルデータAから二分の一の符号化率で符号化された第1のシリアルデータC0及び第2のシリアルデータC1であり、第1の複数のビットC0(t1)、C0(t2)、...、C0(tp)(tは時刻を示す(以下同じ。)。pは2以上の任意の整数。)からなる前記第1のシリアルデータC0、及び、第2の複数のビットC1(t1)、C1(t2)、...、C1(tp)からなる前記第2のシリアルデータC1の入力を受ける復号器であって、
    [1][1A]2つの入力端のうちの一方の入力端に、前記第1のシリアルデータC0の入力を受け、排他的論理和が施された第3のシリアルデータD0を出力する第1の排他的論理和素子と、
    [1B]前記第1の排他的論理和素子の後段に設けられた第1の遅延素子と、
    [1C]前記第1の遅延素子から出力される前記第1のシリアルデータC0を順次シフトする、第1の複数の遅延素子を有する第1のシフトレジスタと、
    [1D]前記第1の遅延素子から出力される第1のシリアルデータC0の入力を受け、かつ、前記第1のシフトレジスタにおける前記第1の複数の遅延素子間の複数のタップから出力される複数の第1のシリアルデータC0の入力を受け、排他的論理和が施された第1のシリアルデータC0を前記第1の排他的論理和素子の他方の入力端に出力する第2の排他的論理和素子と、を有する第1の復号回路と、
    [2][2A]2つの入力端のうちの一方の入力端に、前記第2のシリアルデータC1の入力を受け、排他的論理和が施された第4のシリアルデータD1を出力する第3の排他的論理和素子と、
    [2B]前記第2の排他的論理和素子の後段に設けられた、直列接続された2つの第2の遅延素子と、
    [2C]前記2つの第2の遅延素子から出力される前記第2のシリアルデータC1を順次シフトする、第2の複数の遅延素子を有する第2のシフトレジスタと、
    [2D]前記第2の遅延素子から出力される第2のシリアルデータC1の入力を受け、かつ、前記第2のシフトレジスタにおける前記第2の複数の遅延素子間の複数のタップから出力される複数の第2のシリアルデータC1の入力を受け、排他的論理和が施された第2のシリアルデータC1を前記第3の排他的論理和素子の他方の入力端に出力する第4の排他的論理和素子と、を有する第2の復号回路と、
    [3]前記第1の排他的論理和素子から出力される前記第3のシリアルデータD0中のビットD0(ta)及びビットD0(tb)(bはaより1大きい整数。)と、前記第3の排他的論理和素子から出力される、前記第4のシリアルデータD1中のビットD1(ta)及びビットD1(tb)とを比較することにより、前記ビットD0(ta)又は前記ビットD1(ta)が誤りを含むか否かを検出した旨を示す第1、第2の検出信号を前記第1、第2の復号回路へ出力することにより、前記誤りが訂正されたであろうビットE0(ta)を含む第5のシリアルデータE0、及び、前記誤りが訂正されたであろうビットE1(ta)を含む第6のシリアルデータE1を、前記第1、第2の復号回路から出力させる誤り検出訂正回路と、を含むことを特徴とする復号器。
  2. 請求項1記載の復号器であり、前記ビットE0(ta)、E1(ta)に前記誤りが無いか否かを検出すべく、当該ビットE0(ta)、E1(ta)に排他的論理和を施す第5の排他的論理和素子を更に含む前記復号器と、
    前記復号器に前記第1、第2のシリアルデータC0、C1を出力すべく、当該受信装置と対向する送信装置から受信する、変調された前記第1、第2のシリアルデータC0、C1を復調する復調部と、
    前記復号器が、前記ビットE0(ta)、E1(ta)に前記誤りがあることを検出したとき、前記復調部及び前記復号器の動作を停止させる制御部と、を有することを特徴とする受信装置。
  3. 請求項1記載の復号器であり、前記ビットE0(ta)、E1(ta)に前記誤りが無いか否かを検出すべく、当該ビットE0(ta)、E1(ta)に排他的論理和を施す第5の排他的論理和素子を更に含む前記復号器と、
    前記復号器に、(1)前記送信装置及び前記受信装置間で送受信すべき所定の情報、及び、(2)当該所定の情報に引き続く位置にある、当該所定の情報の誤り検出を行うための誤り検出用情報を有する前記第1、第2のシリアルデータC0、C1を出力すべく、対向する送信装置から受信する、変調された前記第1、第2のシリアルデータC0、C1を復調する復調部と、を有し、
    前記復号器は、前記ビットE0(ta)、E1(ta)に前記誤りがあることを検出したとき、前記誤り検出用情報を用いた誤り検出を行わないことを特徴とする受信装置。
  4. 請求項2、3記載の受信装置であって、
    前記第1、第2のシリアルデータC0、C1は、前記誤り検出用情報に先立つ位置に現時刻を調整するための時刻情報を更に有し、
    前記受信装置は、(1)前記現時刻を計時する時計回路、及び、(2)前記時刻情報の復号を、前記誤りを含むことが検出された前記ビットE0(ta)、E1(ta)の時刻taの前に完了したとき、前記時計回路により計時された前記現時刻を、前記復号器により前記復号された前記時刻情報に基づき調整する調整回路を備える時計部を更に有する受信装置。
  5. 請求項2、3記載の受信装置であって、
    前記第1の復号回路は、前記第1の遅延素子の後段に設けられ、前記誤り検出訂正回路から出力される前記第1の検出信号、及び、前記第1の遅延素子から出力される第1のシリアルデータC0との間に排他的論理和を施す第5の排他的論理和素子を更に有し、
    前記第2の復号回路は、前記2つの第2の遅延素子の後段に設けられ、前記誤り検出訂正回路から出力される前記第2の検出信号、及び、前記2つの第2の遅延素子から出力される第2のシリアルデータC1との間に排他的論理和を施す第6の排他的論理和素子を更に有することを特徴とる受信装置。
  6. 請求項1記載の復号器と、
    現時刻を計時する時計回路、及び、前記現時刻を調整する調整回路とを有する時計部とを含み、
    前記第1、第2のシリアルデータC0、C1は、前記現時刻を調整するための時刻情報を含み、
    前記復号器が、前記時刻情報の復号を、前記ビットE0(ta)、E1(ta)に前記誤りが含まれると判断する前に完了したとき、当該復号器が、当該ビットE0(ta)、E1(ta)に引き続くビットの復号を行うことなく、前記時計部が、前記復号された時刻情報に基づき前記現時刻を調整することを特徴とする電波時計。
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