JP2009044939A - Method of construction works for extending lead line, and dead end support for lead line used for the method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、柱間メッセンジャーワイヤ(以下、単にメッセンジャーワイヤということがある。)を備えた2本の既設電柱の一方を建替える場合の架空引込線の延線工事方法、および当該工事に用いられる引込線引留支持具に関する。 The present invention relates to a method for extending an overhead lead-in line when rebuilding one of two existing utility poles provided with inter-post messenger wires (hereinafter sometimes referred to simply as messenger wires), and a lead-in wire used in the construction. The present invention relates to a retaining support.
市街地などでは、架空引込線(以下、引込線という。)と電力需要家との離隔距離が長く、直接電柱から引込線を該電力需要家の引込口に引き込むことができない場合などに、隣り合う2本の電柱間に柱間メッセンジャーワイヤを張設しておき、これに架空引込線を懸架させる途中支持方式が用いられる。図9は、この柱間メッセンジャーワイヤを用いた架空引込線の途中支持方式を説明する図であり、(a)は平面図、(b)は(a)の正面図の左半分の拡大正面図を示している。この図において、符号14、16は既設電柱、25は柱間メッセンジャーワイヤ、24、30、31は引込線、27は絶縁ハンガー、26、26は玉碍子、D1〜D3は電力需要家である。なお、図6(a)では、既設電柱14、16には引込専用腕金などの設備を図示していないが、同図(b)に示すように、引込専用腕金や支線バンドなどを備えているものとする。
In urban areas, when the distance between the overhead service line (hereinafter referred to as service line) and the power consumer is long and the service line cannot be directly drawn from the utility pole to the service customer's service entrance, An intermediate support system is used in which an inter-post messenger wire is stretched between power poles, and an aerial lead-in wire is suspended on the messenger wire. FIGS. 9A and 9B are diagrams for explaining a midway support system for an aerial lead-in wire using the inter-post messenger wire. FIG. 9A is a plan view, and FIG. 9B is an enlarged front view of the left half of the front view of FIG. Show. In this figure,
柱間メッセンジャーワイヤ25には、これをその両端で支持する各既設電柱14、16からそれぞれ所定の距離だけ離れた位置に玉碍子26、26が設けられ、玉碍子26、26と2本の既設電柱14、16との間にはメッセンジャーワイヤ25の絶縁部分がそれぞれ形成されている。メッセンジャーワイヤ25の2つの玉碍子26、26の間には、このメッセンジャーワイヤ25に沿ってこれに通常約50cm間隔で取り付けられた絶縁ハンガー27、27、・・・によって電力需要家D1〜D3の引込口付近まで引込線24、30、31がそれぞれ吊架されており、そこから各引込口に向けて架線されている。この絶縁ハンガー27は、図10に示すように、塩化ビニル樹脂などで被覆された円弧状の絶縁部27aと、この絶縁部27aの端部のそれぞれより延設された半螺旋状部27bおよび鍵状部27cとから構成されたものである。
The
また、既設電柱16寄りでは、図9(b)に示すように、引込線24が当該既設電柱16の腕金17の両端に設けられた笠形金具(引込線引留支持部)171に引込線引留具23を介して引留支持されている。通常、引込線引留具23としては、図11に例示するような公知のバインドレス引留碍子33が使用される。このバインドレス引留碍子は、磁器製または合成樹脂製の直方体状の本体33の互いに平行な面に各2個の巻付部33a,33b;33c、33dが突設され、これらの面に直交する互いに平行な面には、当該直角な面同士を貫通する貫通孔34を備えた構造を有し、巻付部33a、33bに引込線24を適宜巻き付けることにより、これを当該引込線24の途中に取り付けられるようになっている。貫通孔34には、引込線引留支持部171が備える引留金具係止孔にこのバインドレス引留碍子を係止するのに用いられる引留金具の一端が挿通されようになっている。
Further, near the existing
このような2本の既設電柱の一方(例えば、図6における電柱16)が、電力需要家の事情などによって両既設電柱間の径間長を拡大し、メッセンジャーワイヤ25および架空引込線24を延長する方向に建替えられる場合がある。この場合、新たな電線(以下、「引込線足し線」または単に「足し線」という。)を引込線24に継ぎ足すのに、当該引込線24の絶縁ハンガー27、27、・・・によって吊架された部分(図9(b)、符号L参照)に両者の接続部を設けると、当該接続部における絶縁耐力が低下し、メッセンジャーワイヤが充電され短絡事故が発生する可能性があるので、絶縁ハンガー27、27、・・・で吊架された部分Lでは、引込線24と引込線足し線との接続部を設けることができないこととされている。
One of the two existing power poles (for example, the
そこで、従来は、図12に示すように、引込線足し線42を用意し、これを既設の引込線24に沿わせてメッセンジャーワイヤ25に取り付けられた絶縁ハンガー27、27、・・・に吊架させ、引込線24がメッセンジャーワイヤ25の吊架された部分Lから離れて電力需要家D1の引込口に架線される途中でこの引込線24を切断し、当該引込線24の引込口に通じる方の切断端部に引込線足し線47の一端を接続するとともに(接続点43)、他端を建替え位置に建柱した新設電柱36の所定の中継点に接続し、既設電柱16と新設電柱36との間の足し線42を適宜絶縁ハンガー27を用いてメッセンジャーワイヤ39に吊架する方法が採られていた。しかし、この方法では、引込線の張替え長さが長くなるとともに張替え作業に要する時間が長くなり、結果として材料費・工費が高額になり、引込線の切除した部分が無駄になるといった問題があった。
Therefore, conventionally, as shown in FIG. 12, a lead-in
この問題を解決するために、以下のように絶縁ハンガー27,27、・・・に吊架された部分Lと新設電柱36との間において、引込線24と足し線42とを接続する延線工事方法が考えられる(図13参照。この図において、図9〜図12と同一または共通の各部については同一の符号を用いている。)。この工事方法は、概ね以下のような手順で行なわれる。
(1)既設電柱16の引込専用腕金17の引込線引留支持部に支持された引込線引留具23と当該引込専用腕金17の引込端子箱172との間の引込線24の縁線部分でこれを切断し、電力需要家D1の引込口に通じる側の引込線24の端部に引込線足し線42の一端を接続する(接続点43)。
(2)この引込線足し線42の他端は、所定の建替え位置に建柱された新設電柱36の所定の中継点(図9では、引込専用腕金37の引込端子箱372内の端子)に接続するとともに、当該他端寄りの引込線足し線42に引込線引留具45を取り付け、これを介して引込専用腕金37の引込線引留支持部371に支持させる。
In order to solve this problem, the wire extension work for connecting the lead-in
(1) At the edge portion of the lead-in
(2) The other end of the lead-in
しかし、この工事方法による場合、足し線42と引込線24との接続点43が張力を受けないようにする必要があるため、新設電柱36とこれに最も近い絶縁ハンガー27の間で足し線42を張った状態で引込線引留支持部371に支持させることができず、また前記のように接続点43と新設電柱36との間のメッセンジャーワイヤ25、39に絶縁ハンガーを取り付けて足し線42をメッセンジャーワイヤ25,39に吊架させることはできないことから、新設電柱36の引込専用腕金37に設けられた中継点(引込端子箱内の端子部など)372とこれに最も近い絶縁ハンガー27との間で足し線42をたるませた状態にしなければならなくなる。既設電柱16の建柱位置と新設電柱36の建替え位置との離隔距離が大きくなると、この足し線42のたるみが大きくなり、例えばその下に交通路がある場合には、交通に支障をきたす可能性も生じ、非常に問題であった。また、この足し線42のたるませた部分が風などによって揺動することで、引込線引留具45も揺動し、新設電柱36の前記中継点372で足し線42が断線し、または接続点43において引込線24や足し線42が断線する可能性があるだけでなく、接続点43がメッセンジャーワイヤ25、39に接触し、接続部43を被覆する被覆材が摩滅し、メッセンジャーワイヤへの充電が生じる可能性があった。
本発明は、前記事情に鑑み、柱間メッセンジャーワイヤを備えた2本の既設電柱の一方を引込線の延長方向に移設する場合に、引込線の張替え長さを短くでき、それによって材料費・工費の低減が可能となるとともに、引込線足し線のたるみを解消し、既設電柱と新設電柱との離隔距離に制限されない引込線の延線工事方法、および当該方法に用いられる引込線引留支持具を提供することを目的とする。 In view of the above circumstances, the present invention can shorten the redrawing length of the lead-in wire when one of the two existing power poles provided with inter-post messenger wires is moved in the extension direction of the lead-in wire, thereby reducing the material cost and the construction cost. It is possible to reduce the slack of the lead-in wire addition line, to provide a method for extending the lead-in wire that is not limited by the separation distance between the existing power pole and the new power pole, and to provide a lead-in wire retaining support used in the method. Objective.
本発明の引込線延線工事方法は、前記目的を達成するために、メッセンジャーワイヤが張設された2本の既設電柱のうちの一方をこれらの径間を拡大し、かつ該メッセンジャーワイヤに吊架された引込線をその電源側に延長する方向に建替える場合に、建替え位置に建柱された新設電柱と前記既設電柱の他方との間で前記メッセンジャーワイヤを延長して張架するとともに、前記引込線を前記一方の既設電柱に近接する縁線部分で切断した上で、別途用意した引込線足し線の一端を当該引込線の切断後の端部に接続して延長し、前記引込線の切断位置の上方に位置するメッセンジャーワイヤに引込線引留支持具を設け、これと前記新設電柱が備える引込線引留支持部とにそれぞれ掛止された引込線引留具間で前記引込線足し線を張った状態で支持した後に、前記引込線足し線の他端を所定の電源路に接続することを特徴とする。 In order to achieve the above object, the lead-in wire extension work method of the present invention enlarges one of the two existing power poles with a messenger wire stretched between them and suspends the messenger wire from the span. When rebuilding in the direction of extending the drawn lead-in line to the power source side, the messenger wire is extended and stretched between the newly installed utility pole at the rebuilding position and the other of the existing utility poles, and After cutting the lead-in line at the edge line part adjacent to the one existing power pole, one end of the lead-in line added separately is connected to the end part after cutting the lead-in line, and extended above the cutting position of the lead-in line In the state where the lead-in wire retainer is provided on the messenger wire located at the front and the lead-in wire adder is stretched between the lead-in wire retainer hooked on the lead-in wire retainer supported by the newly installed utility pole. After lifting, characterized by connecting the other end of the lead line added line to a predetermined power supply path.
前記引込線引留支具は、前記引込線引留具を掛止可能な引留具掛止部と、これを揺動可能に連結して前記メッセンジャーワイヤに釣支する釣支部とを備えていることが好ましい。 It is preferable that the lead-in wire retainer includes a retainer-holding portion capable of hooking the lead-in wire retainer, and a fishing support portion connected to the messenger wire so as to be swingably connected.
本発明の引込線の延線工事方法によれば、電柱建替え工事において撤去される既設電柱に近接する縁線部分で既設の引込線を切断し、これに足し線を接続することとし、またこの足し線を延長されたメッセンジャーワイヤの所定の位置に設けられた引込線引留支持具と新設電柱における引込線引留支持部とにそれぞれ掛止された引込線引留具間でこれら引込線足し線を張った状態に支持することとしたので、引込線の張替え長さを短くし張替えに要する作業時間を短縮でき、それによって作業時間および材料費、工費を低減できるとともに、足し線をたるませることによる弊害が生じることがなく、電柱の移設距離(建替え位置と撤去される既設電柱の建柱位置との距離)を大きくとることができる。 According to the method for extending a service line according to the present invention, the existing service line is cut at the edge line portion adjacent to the existing service pole to be removed in the power pole rebuilding work, and the additional line is connected to this. The wire is supported between the lead-in wire retainer provided at a predetermined position of the extended messenger wire and the lead-in wire retainer hooked to the lead-in wire retainer in the newly installed utility pole in a state where the lead-in wire is added. Therefore, the redrawing length of the lead-in wire can be shortened to shorten the work time required for redrawing, thereby reducing the work time, material cost and construction cost, and there is no adverse effect caused by sagging the additional line. The transfer distance of the electric pole (distance between the rebuilding position and the position of the existing electric pole to be removed) can be increased.
以下、添付の図1を参照して、図6に示す既設電柱16を所定の建替え位置に建替える場合を例にとり、本発明の引込線の延線工事方法について詳細に説明する。図1において、(a)はメッセンジャーワイヤを延長して新設電柱と他方の既設電柱との間に張設した状態を、また(b)はその後に行われる引込線の延線工事の状況を示している。なお、図1では、メッセンジャーワイヤ25に沿ってこれに取り付けられた絶縁ハンガー27によって吊架された引込線1条のみを図示するが、複数条の引込線が絶縁ハンガーによって吊架されている場合でも、本発明の引込線の延線工事方法は好適に適用できることはいうまでもない。また、図1では、従来技術を図示した図9〜図12と同一または共通の各部については同一の符号を用いることとし、以下では、重複した説明は省略する。
Hereinafter, with reference to FIG. 1 attached, the method for extending the service line of the present invention will be described in detail, taking as an example the case of rebuilding the existing
予め立案された電柱の移設計画に基づき、図1(a)に示すように、低圧の架空配電線(幹線)の架線方向に沿って2本の既設電柱14、16の径間長を拡大し、引込線24を延長する方向の所定の建替え位置に新設電柱36を通常の方法に従って建柱する。電柱建替えによって延長の必要のある引込線については、これに足し線42を接続する際に(後述)停電の必要があることから、極力短い停電時間で引込線の延線工事が完了するように、この新設電柱36には、通常、現地の建替え位置における架空配電線や引込線の架線状況に応じて、メッセンジャーワイヤ25の延長および既設の引込線24の延線工事に必要とされる各機器を取り付けておく。
As shown in FIG. 1 (a), the span length of the two existing
引込線24の延線工事に必要とされる機器として、図1では、引込専用腕金37を新設電柱36に取り付けている。この引込専用腕金37には、その長さ方向両端に引込線引留支持部371、371を、また中間部分には引込端子箱372を備えている。この引込線引留支持部371は、引込線引留具の一端に固定された引留金具(図1(b)、符号45参照)を掛止するための掛止孔が少なくとも1個設けられた半円形の平面形状を有する板状の金具(笠型金具)である(図示の例では、この板状体に4個の掛止孔が設けられている)。なお、図1では、引込線引留支持部371は、引込専用腕金37の長さ方向両端にそれぞれ設けているが、これに限られず、状況によってはいずれか一端にこれを設けたものであってもよい。また、引込線引留支持部371は、前記笠型金具に限定されず、これと同様の機能を備えた公知の金具を用いることもできる。
In FIG. 1, as a device required for the extension work of the lead-in
このように引込線引留支持部371を備えた引込専用腕金37を取り付け、新設電柱36の回りにこの引込専用腕金37の向きを変更できるようにすることで、前記一方の既設電柱16の撤去前であっても前記メッセンジャーワイヤ25、39の張設方向に対して鋭角に前記引込線足し線42を張った状態に支持できるので、当該一方の既設電柱16の存在が支障とならずに引込線の延線作業を行うことができる利点がある。
In this way, by attaching the lead-in
引込端子箱372は、内部に不図示の端子金具を備えており、これを介して架空配電線から分岐された引下線と引込線とが接続されるようになっている。この端子金具には、新設電柱36の外周面にその長さ方向に沿って固定された所定長さの低圧引下線41の下端部を接続しておく。低圧引下線41の上端部は、不図示の架空配電線(図9(b)符号20参照)に接続できるように準備しておく。なお、現地の状況、特に引込線の条数や延線方向によって引込専用腕金37を新設電柱36に取り付ける必要がない場合には、新設電柱36の外周面に引下線41を固定した状態でその下端を垂らしておき、直接、これに引込線足し線42を接続できるようにしておくだけもよい。
The lead-in
また、既設のメッセンジャーワイヤ25の延線に必要とされる機器として、図1では、新設電柱36の所定の高さ位置に取り付けられた支線バンド38を示している。この支線バンド38は、メッセンジャーワイヤ延長線39の一端を固定するものである。
In addition, as a device required for extending the existing
新設電柱40の建柱後、図1(a)に示すように、既設電柱16の支線バンド18からメッセンジャーワイヤ25を取り外し、その端部にメッセンジャーワイヤ延長線39の一端を接続してメッセンジャーワイヤを延長し、他端を新設電柱36に取り付けた支線バンド38に固定することで、当該延長されたメッセンジャーワイヤを新設電柱36と既設電柱14との間に張設する。このメッセンジャーワイヤ延長線39の新設電柱36から所定の距離離れた位置には、玉碍子26を設け、これと支線バンド38との間に絶縁部分を形成しておくことが好ましい。メッセンジャーワイヤ25とメッセンジャーワイヤ延長線39との接続の方法については特に限定されず、従来公知の方法によることができるが、図1では、直線バインド40を用いてこれら2線を接続している。この直線バインド40を用いた接続部40には、必要に応じてテープによる巻付処理などを施しておく。また、延長されたメッセンジャーワイヤ25,39の張り方についても通常の方法によることができる。なお、メッセンジャーワイヤ延長線39は、可能であれば、あらかじめ所定の長さだけ裁断し、その一端を支線バンド38に固定しておき、他端を既設電柱16からメッセンジャーワイヤ25を取り外した後に、その端部に接続し、2本の電柱14、36間で延長されたメッセンジャーワイヤを張設するようにしてもよい。
After the construction of the
その後、図1(b)に示すように、既設の引込線24の縁線部分(既設電柱16の引込専用腕金17に設けられた引込端子箱172と引込線引留具23との間)の上方領域におけるメッセンジャーワイヤ25の任意の位置に引込線引留支持具10を取り付ける。引込線引留支持具10は、引留具掛止部50と、釣支部60とを備えたものである。
Then, as shown in FIG.1 (b), the upper region of the edge line part of the existing lead wire 24 (between the lead-in
引込線引留係止部50は、一端部に引込線引留具(図1、符号44参照)が備える引留金具を係止可能な係止孔が少なくとも1つ穿設され、その反対側の端部において釣支部60と連結可能とされた板状体またはその組合せ体である。ここで、組合せ体とは、前記板状体を同種のもの同士または当該板状体とこれを折り曲げるなどして変形した板状体とを直列にまたは並列に連結した構造を備えたものを指している。なお、以下では、この組合せ体と、当該組合せ体を構成する個々の引留係止部50との混同を避けるために、組合せ体について符号501を付し、この符号を用いて説明する。
The lead-in wire retaining locking
また、釣支部60は、延長されたメッセンジャーワイヤ25、39の途中に取り付けることができ、前記引留具掛止部50を吊り下げ支持可能なものあれば特に制限されないが、好ましくは前記引留具係止部50を介してこれに外力が加わった場合に、当該外力の方向にその向きを変える程度の可とう性を備えていることが好ましい。このような釣支部60としては、前記引留具係止部50の重量や前記外力に耐え得る強度特性を備えた巻付バインドなどの各種バインド線を単体で、または該各種バインド線とこれとは別体のメッセンジャーワイヤを把持可能な把持部との連結体などを使用できる。
The
以下、図2〜図8を参照してこの引込線引留支持具10の具体例について説明するが、引込線引留支持具はこれら各図に示されたものに限定されない。これらの各図に示す具体例では、いずれも釣支部60として巻付バインドを用いている。この巻付バインド60は、通常、ピン碍子に電線を固定するのに使用されるものであり、直線状部分の両端に螺旋部分が設けられ、当該直線状部分を略U字型に湾曲させた芯線の表面を絶縁体で被覆したものである。以下では、絶縁体で被覆された直線状部分を「直線状部61」と、絶縁体で被覆された螺旋状部分を「螺旋状部62」と呼ぶこととする。なお、図2〜図8において同一または共通する各部については同一の符号を用い、重複した説明は省略する。
Hereinafter, although the specific example of this lead-in
図2は、引込線引留支持具10の一例を示しており、(a)は正面図、(b)は側面図である。この図に示す例では、引込線引留掛止部50は、円弧状の端縁と直線状の端縁とを備えた略半円形の平面形状を有し、当該平面には円弧状の端縁に沿ってこれと同心円状に表裏に貫通する4つの長円状の掛止孔52、52、・・が等間隔にこれらの長軸方向を放射方向に向けて穿設された板状体51からなる。この板状体51の裏面には、当該面に略垂直でかつ直線状端縁の略中間に当該端縁に直角に釣支部60を挿通する挿通孔57を備えた連結部56が固定されている。この挿通孔57の開口面積は、これに挿通される釣支部60の軸線方向に直角な方向の断面積よりも大きく設定し、当該釣支部60を挿通穴57に通してこれに引留具係止部50を吊り下げた状態で、挿通孔57の内周面における釣支部60の外周面とのに接触部分を支点として引留具係止部50が自在に揺動するようにしておく。連結部56の板状体51への固定方法は特に制限されず、公知の溶接、接着などによることができ、またこれらは一体に成形されたものであってもよい。
FIG. 2 shows an example of the lead-in
また、図3は、引込線引留支持具10の別の例を示しており、(a)は正面図、(b)は側面図である。この図に示す例では、図2に示す板状体51の直線状の端縁にこれと同一平面となるように連結部56が延設された構造を備えている。この連結部56には図2に示した例と同様に釣支部60の断面積よりも大きい開口面積を有する挿通孔57が設けられている。また、この板状体部51の図に向って横方向の中心線を軸として対称な位置に締結具通し孔54,54が穿設されている。
Moreover, FIG. 3 has shown another example of the lead-in
図4に示す具体例は、図3に示した例の変形例であり、同図に示す略半円形の板状体51とその直線状の端縁に延設された連結部56との境界に折曲部を設け、断面くの字状に形成したものである。(以下、説明の便宜上、この折り曲げられた略半円形の板状体部に符号55を付することとする。)
The specific example shown in FIG. 4 is a modification of the example shown in FIG. 3, and is a boundary between the substantially semicircular plate-
図5に示す具体例は、図3に示した引留具係止部50と図4に示すそれとを組み合わせた組合せ体501から構成されている。すなわち、この図に示す引留具係止部の組合せ体501は、図3に示す引留具係止部50における連結部53の表裏面にそれぞれ図4に示す引留具係止部50における連結部53,53を当接して挟み込むようにし、前者の板状体部51の表裏面に対して後者の折り曲げられた板状体部55,55がこの図の左方向に向けて鋭角に配置し、これら三者の連結部53、53、53を貫通する挿通孔54にボルト70を通し、これにナット71を螺合してこれらを締め付けた構造を備えている。このように組み合わせることで、折り曲げられた板状体部55、55と板状体部51との相互間に隙間を設けることができるので、これらの板状体部55,55,51に穿設された引留金具係止孔52,52、・・・のそれぞれに引込線引留具の引留金具を係止することが可能となる。このような構造の引留具係止部の組合せ体501は、例えば、絶縁ハンガー27内に複数条の引込線が吊架されている場合などに、それぞれの引込線を引込線引留具を介してこれに引留支持させる場合に有効に利用できる。
The specific example shown in FIG. 5 is comprised from the
また、図6は、本発明の引込線引留支持部10のさらに別の例を示しており、図2および図3と同様に、(a)が正面図、(b)が側面図である。この図に示す引込線引留掛止部50は、図2に示した板状体51の直線状の端縁からこの図に向って横方向に突出する突出片53を備えており、当該方向両端部にはそれぞれ、各2つの通し孔51a、51a;53a,53aが穿設されている。また、突出片53の付け根部分の略中央には、表裏面に貫通する通し孔53bが穿設されている。また、この突出片53の裏面の通し孔53a、53aの近傍には、挿通孔57を備えた連結部56が当該面に略垂直に固定されている。なお、図6では、この連結部56を図2に示すそれと同様の形状にて示しているが、このような形状に限定されない。
Moreover, FIG. 6 has shown the further another example of the lead-in line
図7および図8に示す引込線引留支持具10では、引留具係止部50は、図6に示した引留具係止部50を各2枚組み合わせた組合せ体からそれぞれ構成されている。図7に示す引留具係止部50の具体例は、2枚の引留具係止部50、50をそれぞれ連結部56が外側となるように向き合う面の間に所定の間隔だけ離して略平行に対面させた構造を備えている。2枚の引留具係止部50、50を所定の間隔だけ離すのに、これらの対向する面の間に円筒状のスペーサー72,72,75を介在させている。これらのスペーサー72,72,75は、それぞれ通し孔53a、53a、53bに通される長ボルト70、70、73に緩装されており、ナット71、71、74で締め付けることで固定されるようになっている。このように2枚の引留具係止部50を所定の間隔だけ離して並列に配置することで、これらの引留具係止部50がそれぞれ備える引留金具係止孔52、52、・・・が有効に使用でき、複数条の引込線のそれぞれに取り付けられた引込線引留具をこの金具係止孔52,52、・・・のいずれかに係止することができる。また、この具体例では、並列に配置する引留具係止部50の枚数を現地で架線されている引込線の条数に対応してさらに増すことで、これら複数条の引込線を引留めることができる。なお、図7では、この図に向って奥側の通し孔53aに挿通される長ボルト70、ナット71、スペーサー72は図示していない)
In the lead-in
図8に示す具体例は、図6に示す引留係止部50を2枚直列に連結した構造を備える組合せ体501を示している。これら2枚の引留係止部50、50は、釣支部60を連結する一方の引留係止部50の板状体部51の略半円形の端縁側に穿設された通し孔51a、51aと、他方の引留具係止部50の突出片の一端部に穿設された通し孔53a、53aとをそれぞれ合わせてボルト70、70を通し、ナット71、71で締め付け固定することによって連結されている。この引留係止部の組合せ体501においても、現地に架線されている引込線の条数などを考慮してさらに直列に引留具係止部50を連結することができる。
The specific example shown in FIG. 8 has shown the
メッセンジャーワイヤ25への前記例示の引込線引留支持具10の取り付け後、前記の既設の引込線24の縁線部分にてこの引込線24を切断し、絶縁ハンガー27に吊架されている側の引込線24の端部に別途用意した足し線42を電気的に接続し、この接続点43には、公知の方法によって防水処理などを施しておく。使用する足し線42は、接続点43から新設電柱16までの下線に必要な長さに裁断してあってもよく、例えば電線ドラムに巻いた状態で現地に搬入し、本発明の引込線の延線工事の際に必要な長さ分だけドラムから引き出して使用し、最後に未使用の部分を切り落とすようにしてもよい。
After the above-described exemplary lead-in
接続点43寄りの足し線42に引込線引留具44を取り付け、こうして取り付けた引込線引留具44が備える引留金具をメッセンジャーワイヤ25に取り付けた引込線引留支持具10の金具係止孔52に係止する。引込線引留支持具10に複数の金具係止孔52,52、・・・が設けられている場合には、足し線42の架線方向と同様の方向に向いた係止孔52に引留金具を係止するのが好ましい。この引込線引留具44としては、足し線42の途中に取り付けることができ、後述するように、引込線引留支持部に掛止可能なものであればその構造に制限はないが、通常、図11に例示するような公知のバインドレス引留碍子が使用される。この図に示すバインドレス引留碍子の構造については、前記の通りであるので、ここでは省略する。引込線引留具44の足し線42への取り付け位置は、引込金具を引込線引留支持具10に係止して足し線42を引込線引留支持具10に引き留めた際に、既設電柱16に最も近接する絶縁ハンガー27とこの引込線引留支持具10との間で引込線24と接続点43において接続された足し線42とがたるんだ状態となり延線部分が形成されるような位置とするのが好ましい。
The lead-in
このようにメッセンジャーワイヤ25に設けた引込線引留支持具10に接続点43寄りを支持した足し線42を新設電柱36における引込専用腕金37の両端に設けられた笠形金具(引込線引留支持部)371のうちの一方の近傍まで延線していく。その位置で、足し線42に引込線引留具45を取り付け、その引留金具を笠形金具の所定の金具係止孔に係止する。この際、メッセンジャーワイヤ25に設けた引込線引留支持具10に係止した引込線引留具44との間でこの足し線42が張った状態となるように、これに引込線引留具45を取り付けるようにし、引込線引留具45の引留金具を引込専用腕金37の笠形金具371に係止する。この引込線引留具45としては、前記した引込線引留具44と同様の構造を備えたものを用いることができる。
In this way, the add-on
その後、足し線42の接続点43とは反対側の端部を引込専用腕金37に設けられた引込端子箱372内の所定の端子金具に電気的に接続する。このとき、予め所定の長さに裁断した足し線42を用いる場合には、引込線引留具45と引込端子箱372との間の足し線42のたるみを確認し、必要であれば、所定のたるみ具合となるように足し線42の端部を切り落とした上で、足し線42の端部の被覆を剥いて接続すればよい。また、足し線42を電線ドラムから引き出して使用している場合には、引込線引留具45と引込端子箱372との間が所定のたるみ具合となるように所定の長さとなるように足し線42を裁断した上で、当該端部の被覆を剥いて接続すればよい。
Thereafter, the end of the
このひきこみ端子箱372内の端子金具には予め低圧引下線41の一端が接続されているので、当該低圧引下線41の他端を通常の方法に従って所定の電源路に接続することで、本発明の引込線の延線工事は完了する。
Since one end of the low-
以上説明したように、本発明の引込線の延線工事方法によれば、移設前の既設電柱に近接した縁線部分で引込線を切断するので、従来の方法よりも引込線の張替え長さを短くでき、その結果引込線の架線に要する作業時間を短縮し、材料費・工費の低減が図れるとともに、メッセンジャーワイヤに引込線引留支持具を設けることとし、これと新設電柱の所定の引込線引留支持部とにそれぞれ係止した引込線引留具を介してこれらの間(2つの支持点間)で足し線を張った状態で引留支持するので、足し線のたるみによる弊害がそもそも発生することがない。また、これら2つの引込線引留具44、45間の足し線42にのみ張力がかかった状態となるので、これらの引込線引留具44、45の外側の足し線42(引込線24)に縁船部分をそれぞれ形成でき、当該各縁線部分に接続点43および足し線42の引込端子箱372内における接続部をそれぞれ配置することができる。
As described above, according to the method for extending a lead-in wire according to the present invention, the lead-in wire is cut at the edge line portion close to the existing utility pole before the relocation, so that the re-drawing length of the lead-in wire can be made shorter than the conventional method. As a result, the working time required for the lead-in line overhead can be shortened, the material cost and the construction cost can be reduced, and the lead-in wire retaining support is provided on the messenger wire. Since the anchoring support is performed in a state where the additional line is stretched between the two (the two supporting points) via the locked retractor, the adverse effect due to the slack of the additional line does not occur in the first place. In addition, since tension is applied only to the
10 引込線引留支持具
14、16 既設電柱
15、18 支線バンド
17 引込専用腕金
171 引込線引留支持部
20 架空配電線
21 低圧引下線
22 引下線
23、29 引込線引留具(バインドレス引留碍子)
24、30、31 引込線
25 既設柱間メッセンジャーワイヤ
26 玉碍子
27 絶縁ハンガー
28 途中支持金具
36 新設電柱
37 引込専用腕金
371 引込線引留支持部
372 引込端子箱
38 支線バンド
39 メッセンジャーワイヤ延長線
40 メッセンジャーワイヤ接続部(直線バインド)
41 低圧引下線
42 引込線足し線
43 接続点
44、45 引込線引留具
50 引込線引留具掛止部
501 引込線引留具係止部(組合せ体)
51 板状体
51a,51a 通し孔
52 引留具掛止孔
53 連結部
54a、54b 通し孔
56 連結部
57 釣支部挿通孔
60 巻付バインド(釣支部)
61 直線状部
62 螺旋部
10 Lead-in
24, 30, 31 Lead-in
41 Low-
51 Plate-
61
Claims (3)
建替え位置に建柱された新設電柱と前記既設電柱の他方との間で前記メッセンジャーワイヤを延長して張架するとともに、前記引込線を前記一方の既設電柱に近接する縁線部分で切断した上で、別途用意した引込線足し線の一端を当該引込線の切断後の端部に接続して延長し、
前記引込線の切断位置の上方に位置するメッセンジャーワイヤに引込線引留支持具を設け、これと前記新設電柱が備える引込線引留支持部とにそれぞれ掛止された引込線引留具間で前記引込線足し線を張った状態で支持した後に、前記引込線足し線の他端を所定の電源路に接続することを特徴とする引込線の延線工事方法。 When reconstructing one of the two existing power poles on which the messenger wire is stretched in the direction in which the span is expanded and the lead-in wire suspended on the messenger wire is extended to the power source side,
The messenger wire is extended and stretched between the new utility pole installed at the rebuilding position and the other of the existing utility poles, and the lead-in wire is cut at the edge line portion adjacent to the one existing utility pole. Then, connect one end of the separately provided lead wire to the end after cutting the lead wire,
The messenger wire positioned above the cutting position of the service line is provided with a service line retention support, and the service line additional support line is stretched between the service line retention tool and the service line retention support provided on the newly installed utility pole. After extending in the state, the other end of the lead-in line is connected to a predetermined power supply path, and the lead-in wire extension work method is characterized in that
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007210564A JP2009044939A (en) | 2007-08-11 | 2007-08-11 | Method of construction works for extending lead line, and dead end support for lead line used for the method |
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KR200459072Y1 (en) | 2011-03-11 | 2012-03-22 | 한국전력공사 | Versatile apparatus for supporting the service wire on the pole |
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2007
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