JP2009044737A - 無線通信システムにおける基地局の動作方法及びその装置 - Google Patents
無線通信システムにおける基地局の動作方法及びその装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】PDF(policy decision function)を含むネットワーク構成要素(entity)又は隣接基地局から端末のQoSポリシー(quality of service policy)の情報を受信して保存するステップと、再接続を試みている端末を検知するステップと、前記再接続を試みている端末が検知された時点で、前記端末のQoSポリシーを判断するステップと、前記QoSポリシーに従って前記端末のために生成されたサービスフローの状態を制御するステップとを有する。
【選択図】図2
Description
言い換えると、PHY(PHYsical)/MACを担うIEEE802.16系は、基地局と端末との間のDSx連動手続きに対してのみ規格化されている。ここで、DSA(Dynamic Service Addition)は、サービス生成を示し、DSD(Dynamic Service Deletion)は、サービス削除を示し、DSC(Dynamic Service Change)は、サービス変更を示す。
前記再接続を試みている端末は、ネットワーク再エントリーを行なう端末、ハードハンドオーバー(hard handover)を行なう端末、及びソフトハンドオーバー(soft handover)を行なう端末のうちの一つであることが好ましい。
前記端末のために生成されたサービスフローの状態を制御するステップは、前記再接続を試みている端末がネットワーク再エントリーを行なう端末の場合、前記端末のサービスフローを以前の状態に戻すか否かを検証するステップと、サービスフローを以前の状態に戻さない場合、前記端末のすべてのサービスフローを準備状態に移行させるステップと、サービスフローを以前の状態に戻す場合、前記端末に対してCAC(connection admission control)を行ない、前記CACで許諾されたサービスフローを活性状態又は許諾状態に移行させるステップとを含むことが好ましい。
前記CACで許諾されなかったサービスフローを前記端末のQoSポリシーに従って処理するステップは、前記QoSポリシーが第1ポリシーの場合、前記CACで許諾されなかったサービスフローを準備状態に移行させるステップと、前記QCSポリシーが第2ポリシーの場合、前記QCSを失敗として処理するステップと、前記QCSポリシーが第3ポリシーの場合、すべてのサービスフローが以前の状態に戻るまでCACを行なうステップと、前記QCSポリシーが第4ポリシーの場合、ロードバランシング(load balancing)を行うステップとを含むことが好ましい。
前記CACで許諾されたサービスフローに割り当てられたTCID(transport connection identifier)を含むメッセージを前記端末に伝送するステップをさらに含むことが好ましい。
前記隣接基地局から受信される前記端末のQoSポリシーの情報は、CACの実行可否を示すパラメータ、及びCACで許諾されなかったサービスフローに対する処理方法を示すパラメータのうちの少なくとも一つを含むことが好ましい。
前記CACで許諾されなかったサービスフローを、前記端末のQoSポリシーに従って処理するステップをさらに含むことが好ましい。
前記CACで許諾されなかったサービスフローを、前記端末のQoSポリシーに従って処理するステップは、前記QoSポリシーが第1ポリシーの場合、前記CACで許諾されなかったサービスフローを準備状態に移行させるステップと、前記QoSポリシーが第2ポリシーの場合、前記CACで許諾されるまでネットワーク再エントリープロセスを行い続けるステップと、前記QoSポリシーが第3ポリシーの場合、前記CACで許諾されなかったサービスフローを削除するステップと、前記QoSポリシーが第4ポリシーの場合、ロードバランシングを行うステップとを含むことが好ましい。
前記CACで許諾されたサービスフローに割り当てられたTCIDを含むメッセージを前記端末に伝送するステップをさらに含むことが好ましい。
前記QoSポリシーに従って前記端末のサービスフローにTCIDを割り当てるステップは、前記端末に対してCACを行うか否かを検証するステップと、前記CACを行なわない場合、前記端末の活性状態及び許諾状態のサービスフローにTCIDを割り当てるステップと、前記CACを行う場合、前記端末に対してCACを行ない、前記CACで許諾されたサービスフローにTCIDを割り当てるステップとを含むことが好ましい。
前記隣接基地局から前記端末の基地局の切換えを知らせる確認メッセージを受信した時点で、前記端末にCQICH(channel quality information channel)リソースを割り当て、前記QCICH割り当てメッセージを送信(broadcast)するステップをさらに含むことが好ましい。
前記ソフトハンドオーバーを実施中の端末に対して新しいサービスフローを生成する場合、前記端末に割り当てられたSFID(service flow identifier)とTCIDを含むダイバーシティセットアップデート要請メッセージ(diversity set update request message)を前記端末に伝送するステップをさらに有することが好ましい。
前記ダイバーシティセットアップデート要請メッセージは、BSHO_REQ(base station handover request)メッセージ又はBSHO_RSP(base station handover response)メッセージであることが好ましい。
前記PDFを含むネットワーク構成要素は、ポリシーサーバ又はAAAサーバであることが好ましい。
前記端末のQoSポリシーの情報は、ネットワーク再エントリーに対するQoSポリシーの情報、ハードハンドオーバーに対するQoSポリシーの情報、及びソフトハンドオーバーに対するQoSポリシーの情報のうちの少なくとも一つを含むことが好ましい。
前記制御部は、再接続を試みている端末がネットワーク再エントリーを行なう端末の場合、前記端末のサービスフローを以前の状態に戻すか否かを検証し、サービスフローを以前の状態に戻さない場合、前記端末のすべてのサービスフローを準備状態に移行させ、サービスフローを以前の状態に戻す場合、前記端末に対してCACを行なった後、該CACで許諾されたサービスフローを活性状態又は許諾状態に移行させることが好ましい。
前記制御部は、前記CACで許諾されなかったサービスフローを前記端末のQoSポリシーに従って処理することが好ましい。
前記制御部は、隣接基地局からソフトハンドオーバーを行なう端末のQoSポリシーの情報が受信された場合、前記端末のQoSポリシーに従って前記端末のサービスフローにTCIDを割り当て、割り当てられたTCIDを含むメッセージを前記隣接基地局に伝送することが好ましい。
前記制御部は、再接続を試みている端末が前記ソフトハンドオーバーを行なう端末の場合、前記TCIDが割り当てられていないサービスフローに対するQoSポリシーを判断し、前記QoSポリシーが第1ポリシーの場合、前記TCIDが割り当てられていないサービスフローを準備状態に移行させ、前記QoSポリシーが第2ポリシーの場合、前記TCIDが割り当てられていないサービスフローを削除することが好ましい。
また、本発明は、既存のコール処理インターフェースをそのまま活用して、各インターフェースの情報伝達を最小化しているため、QoSの呼びかけ処理のための全伝送遅延を減らし、処理容量を増加させることができるという効果がある。
先ず、フロー別のQoSプロファイル情報(またはQoSパラメータセット)は、端末がアウェイク(awake)モードでサービング基地局(serving BS)を変更するか、またはアンカー〔あるいはFA(foreign agent)(担当)〕の制御局(ASN_GW)を変更するとき、該当ネットワーク構成要素に伝達することとする。
また、ユーザ別のQoS情報は、アンカー制御局で引き続き管理され、QoSプロファイル情報は、該当端末がヌル(null)モードに移行する場合にすべて解除される。
ここで、準備状態は、SFIDだけを割り当てられた状態を示し、許諾状態と活性状態は、SFIDのみでなく、トラフィックCID(TCID)もすべて割り当てられた状態を示す。このとき、TCIDにトラフィックが流れると、活性状態と定義することができる。
図1に示すように、ネットワークは、端末(MS:Mobile Station)110、基地局(BS:Base Station)120、制御局(ASN_GW:Access Service Network−Gateway)130、ポリシーサーバ(Policy Server)140、AAA(Authentication、Authorization、Accounting)サーバ150、及びシステム管理器(WSM:WiBro System Manager)160を含んで構成される。
また、システム管理器160は、WSM又はEMS(Element Management System)と呼ばれることもある。ポリシーサーバ140は、図に示すように、別途のサーバで構成することができ、他の例として、特定のネットワーク構成要素(例えば、AAAサーバ)の内部機能として搭載されてもよい。
本発明の実施形態において、AAAサーバ150は、端末に対する認証が成功する場合、端末に対する情報をポリシーサーバ140に提供する。他の実施形態として、ユーザ情報を管理するSPR(Subscription Profile Repository)サーバがAAAサーバ150によってトリガーされてポリシーサーバ140に端末に対する情報を伝達したり、逆に、ポリシーサーバ140がSPRサーバに要請して端末に対する情報を取得することができる。
他の例として、コール処理担当制御局が変更される度に、今まで蓄積された課金統計情報をターゲット制御局に渡し、サービス終了時点の制御局が、収集された課金統計情報をAAAサーバ150に報告してもよい。
ここで、ポリシーサーバ140のPDF(Policy Decision Function)と課金とを一つの機能で具現することができるが、このような機能をPCRF(Policy Charging Rule Function)と定義することができる。PDFは、IMS(Internet Multimedia Subsystem)サーバ内に具現されてもよく、図1とともに別途のサーバとして存在してもよい。
ここで、制御局130は、各端末に対しサービスフロー(SF:Service Flow)、接続及び移動性を管理する。ここで、アップリンク及びダウンリンクの接続別に固有のサービスフローを生成する。例えば、固定QoS(static QoS)の場合、AAAサーバ150から特定の端末に対するDSAトリガーが要請されると、制御局130は、端末に対し固定サービスフローを生成し、SFID(サービスフロー識別子)を基地局120に伝達してDSAトリガーを要請する。
基地局120は、MAC(Media Access Control)階層のQoSに基づいてスケジューリングを行なって端末110にリソースを割り当てる。例えば、固定QoSの場合、制御局130からDSAトリガーが要請されると、基地局120は、制御局130からのサービスプロファイル識別子を利用してQoSマッピングテーブルからQoSパラメータを取得し、QoSパラメータをもって端末とDSAプロセスを行う。
先ず、PDFの入力パラメータは、5−タプル(すなわち、source & destinationのIPアドレス、source & destinationのポート番号、プロトコルID)、又は6−タプル(すなわち、5−タプル+ToS、ユーザクラス(例えば、プレミアム、ゴールド、シルバー、ブロンズなど)、QoS設定タイプ(例えば、固定、ダイナミック、セミダイナミックタイプなど)などを含む。ここで、5−タプル及び6−タプルは、フローを区別するために用いられるので、CS(ClasSification)の規則を担当するネットワーク構成要素(例えば、ASN_GW)に伝達しなければならない。
Cを利用した交換されないQoSパラメータに対する処理方式を指定するパラメータ、求される信頼性を指定するパラメータ、コール強制解除条件を指定するパラメータ、再伝送方法を指定するパラメータ、サービング基地局の活性モードのユーザ数が臨界値を超過する場合、処理方式を指定するパラメータ、対称的なQoSフローの提供が行われたかどうかを示すパラメータ、最大許容可能DSC使用回数を指定するパラメータ、フロータイマーの許可、不許可及びタイマー値を指定するパラメータ、水平ハンドオーバーの可否を示すパラメータ、垂直ハンドオーバーの可否を示すパラメータ、DSD(Dynamic Service Delete)に対する許可、不許可を示すパラメータなどが含まれてもよい。
例えば、IEEE 802.16に定義されたように、準備状態、許諾状態、活性状態のそれぞれについてパラメータセットをASNに知らせ、活性状態パラメータセットの特定のQoSパラメータ変更は、許諾状態又は準備状態パラメータセットの対応するQoSパラメータ値の範囲内で可能とする。同様に、許諾状態パラメータセットの特定のQoSパラメータ変更は、準備状態パラメータセットの対応するQoSパラメータ値の範囲内で可能とする。
初期接続が実行されている時、事業者の予め設定されたポリシーに従ってQoSプロファイルが設定されるが、再接続が実行されている時、コアネットワーク(例えば、AAA、PCRF、又はUSIサーバ)が関与して事業者のポリシーに従って初期接続時のQoSポリシー状態に復帰させたり、事業者の変更されたQoSポリシーに従ってQoSプロファイルがをアップデートすることもできる。
以下では、説明の便宜のために、端末のQoS設定タイプが固定タイプであると想定して説明する。
図2を参照すると、先ず、初期接続を試みる端末は、基地局から受信されるプリアンブル信号を利用して同期を得、同期が得られると、MAPメッセージ、DCD(Downlink Channel Descriptor)メッセージ、及びUCD(Uplink Channel Descriptor)メッセージを受信して、通信に必要なシステムパラメータを取得する。
ここで、サービスフローの以前の状態が準備状態である場合、サービスフローは準備状態を継続しうる。
QoSポリシーに従って戻っていないサービスフローを準備状態にしてQCSを完了、または削除したり、QCS自体を失敗処理したり、すべてのサービスフローが戻るまでQCSを行ない続けたり、ロードバランシング(load balancing)を行なったりしてもよい。
準備状態のサービスフローに対しては、レンジング応答メッセージを用いたCIDのアップデートは実行されず、SFIDに対応するCIDが“ヌル(null)”に設定されたレンジング応答メッセージを伝送するか、SFIDのみを含むレンジング応答メッセージを伝送する。
もし、QCSを失敗処理する場合、基地局は、レンジング状態が“中止”(abort)と設定されたレンジング応答メッセージを端末に伝送する。
もし、すべてのサービスフローが以前の状態に戻るまでQCSを実行する場合、基地局は、レンジング状態が“継続(continue)”と設定されたレンジング応答メッセージを端末に伝送する。
図3を参照すると、先ず、初期接続を試みる端末は、基地局から受信されるプリアンブル信号を利用して同期を得、同期が得られると、MAPメッセージ、DCDメッセージ、及びUCDメッセージを受信して、通信に必要なシステムパラメータを取得する。以後、端末は、基地局と初期ネットワークエントリープロセスを行う。
AAAサーバは、認証に成功した端末の情報を利用してPDFの出力パラメータ(例えば、QoSポリシー情報)を生成する。QoSポリシー情報は、フロー別のQoSプロファイル情報だけでなく、表1に示したように、ユーザ別のQoS情報を含んでもよい。AAAサーバは、ステップS303において、端末に対するQoSポリシー情報をASNに伝達する。すると、サービング基地局は、ステップS305において、AAAサーバからのQoSポリシー情報を保存する。
ハンドオーバーが必要と判断された場合、端末は、ステップS311において、サービング基地局とハンドオーバープロセスを行う。例えば、端末は、候補基地局の受信の強さを含むハンドオーバー要請メッセージを基地局に伝送し、基地局は、候補基地局のサービス能力情報(例えば、帯域幅及びサービスレベルなど)を受信した後、ハンドオーバーのターゲットとなる基地局(ターゲット基地局)を決定する。このとき、サービス能力情報は、帯域幅及びサービスレベルだけでなく、該当端末に対するCAC結果を含んでもよい。
準備状態のサービスフローに対しては、レンジング応答メッセージを用いたCIDのアップデートは実行されず、SFIDに対応するCIDが“ヌル(null)”に設定されたレンジング応答メッセージを伝送するか、SFIDのみを含むレンジング応答メッセージを伝送する。
もし、該当サービスフローのすべてがCACで許諾されるまでレンジングプロセスを行ない続ける場合、ターゲット基地局は、レンジング状態が“継続”であると設定されたレンジング応答メッセージを端末に伝送する。
図4を参照すると、先ず、初期接続を試みる端末は、基地局から受信されるプリアンブル信号を利用して同期をを得、同期が得られると、MAPメッセージ、DCDメッセージ及びUCDメッセージを受信して、通信に必要なシステムパラメータを取得する。以後、端末は、基地局と初期ネットワークエントリープロセスを行う。
AAAサーバは、認証に成功した端末の情報を利用してPDFの出力パラメータ(例えば、QoSポリシー情報)を生成する。QoSポリシー情報は、フロー別のQoSプロファイル情報だけでなく、表1に示したように、ユーザ別のQoS情報を含んでもよい。AAAサーバは、ステップS403において、端末に対するQoSポリシー情報をASNに伝達する。すると、サービング基地局は、ステップS405において、AAAサーバからのQoSポリシー情報を保存する。
以下の説明では、候補基地局がCACを実行するものと想定して説明する。
FBSSが必要であると判断される場合、端末は、ステップS425において、サービング基地局とFBSSプロセスを行う。このとき、端末は、候補基地局中からターゲット基地局を最終決定し、ターゲット基地局に関する情報を含む指示メッセージをサービング基地局に伝送した後、ターゲット基地局への切り換えを実行する。一方、指示メッセージを受信した時点で、サービング基地局は、ステップS427において、端末の基地局の切換えを知らせる確認メッセージをターゲット基地局に伝送する。
また、端末のQoSタイプがダイナミックタイプの場合、TCIDが割り当てられていないサービスフローに対して準備状態で管理するか、または自動的に削除をするか、またはDSDプロセスを実行して該当サービスフローを削除することもできる。
上記のような動作を通じてサービスフローにTCIDが割り当てられた場合、基地局は、「SFID vs TCID」を含むレンジング応答メッセージを端末に伝送することができる。
準備状態のサービスフローに対しては、レンジング応答メッセージを用いたCIDのアップデートは実行されず、SFIDに対応するCIDが“ヌル(null)”に設定されたレンジング応答メッセージを伝送するか、SFIDのみを含むレンジング応答メッセージを伝送する。
一方、ターゲット基地局に切り換えられた端末は、ステップS435において、ターゲット基地局によって割り当てられたTCIDを利用してトラフィック通信を行う。
新しいサービスフローを生成する場合、ASNでSFIDとTCIDを割り当てるようになり、現在の規格に従って、BSHO_REQ/BSHO_RSPメッセージにはTCIDを知らせるフィールドはあるものの、SFIDを知らせるフィールドはないため、フィールドの追加が要求される。このとき、要請メッセージは、候補基地局が変更されたサービスフローに対してのみCACを実行するか、またはすべてのサービスフローに対してCACを再実行するかを示すQoSパラメータを含むことができる。
図5を参照すると、基地局は、ステップS501において、初期接続を試みている端末のQoSポリシー情報をAAAサーバから受信し、ステップS503において、端末のQoSポリシー情報を保存する。QoSポリシー情報は、サービスフロー別のQoSプロファイル情報だけでなく、表1に示したように、ユーザ別のQoS情報を含むことができる。
もし、以前の状態に戻さない場合、基地局は、ステップS519に進んで、すべてのサービスフローを準備状態で管理する。もし、以前の状態に戻す場合、基地局は、ステップS517に進んでCACを行なってサービスフローを以前の状態で戻す。このとき、CACで許諾されたサービスフローのみが以前の状態に戻される。
特に、図6は、端末のHHOの実行時、ターゲット基地局の処理動作を示すものである。
図6を参照すると、先ず、基地局は、ステップS601において、ハンドオーバーを行なう端末のQoSポリシー情報を以前のサービング基地局から受信する。すなわち、以前のサービング基地局は、端末のハンドオーバーが最終決定されるとき、ターゲット基地局に端末のQoSポリシー情報を伝送する。このとき、各サービスフローに対するQoSプロファイル情報だけでなくユーザ別のQoS情報をターゲット基地局に伝送する。さらに、基地局(例えば、ターゲット基地局)は、ステップS603において端末のQoSポリシー情報を保存する。
また、端末のタイプがダイナミックタイプの場合、TCIDが割り当てられていないサービスフローを自動削除するか、またはDSDプロセスを実行して該当サービスフローを削除してもよい。
特に、図7は、端末のFBSSの実行時、候補基地局の処理動作を示すものである。
もし、CACを行なわない場合、基地局は、ステップS709に進んですべての活性状態及び許諾状態のサービスフローに対してTCIDを割り当てる。もし、CACを行う場合、基地局は、ステップS707に進んでCACを行ない、CAC結果に従って該当サービスフローにTCIDを割り当てる。このとき、CACで許諾されたサービスフローにのみTCIDを割り当てる。以下の説明では、CACを実行するものと想定して説明する。
すると、端末は、自身が管理するダイバーシティセットを更新した後、応答メッセージをサービング基地局に伝送する。以後、FSBBが最終決定されると、端末は、ターゲット基地局の情報を含む指示メッセージを伝送した後、ターゲット基地局に切り換える。一方、指示メッセージを受信したサービング基地局は、端末のターゲット基地局への切換えを知らせる確認メッセージをターゲット基地局に伝送する。
図8に示すように、本発明による基地局は、制御部800、送信モデム802、RF送信部804、デュプレクサ806、RF受信部808、受信モデム810、状態管理部812、タイマー管理部814、及びQoS情報保存部816を含んで構成される。
ここで、チャンネル符号化ブロックは、チャンネルエンコーダ、インタリバー(interleaver)、及び変調器などで構成され、変調ブロックは、送信データを複数の直交する副搬送波に乗せるためのIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)演算器などで構成されてもよい。これは、OFDMシステムを考慮してのものであり、CDMAシステムの場合、IFFT演算器は、コード拡散変調器などに置き換えられる。
デュプレクサ806は、デュプレクス方式に従ってRF送信部804からの送信信号をアンテナを介して送信し、アンテナからの受信信号をRF受信部808に提供する。RF受信部808は、増幅器及び周波数変換器などで構成され、アンテナを介して受信されたRF帯域の信号を基底帯域信号に変換して出力する。
タイマー管理部814は、端末のモードの移行のためのタイマー及びサービスフロー状態の移行のためのタイマーを運用(operate)する。すなわち、タイマー管理部814は、状態管理部812の制御下で対応するタイマーを駆動し、対応するタイマーが満了する場合、これを状態管理部812に知らせる。すると、状態管理部812は、対応するタイマー満了によるモードの移行あるいは状態の移行を行う。
QCSが検知される場合、制御部800は、該当端末のQoSポリシーを確認(判断)し、QoSポリシーに従って端末のサービスフローを以前の状態に戻すか否かを決定する。もし、以前の状態に戻さない場合、制御部800は、端末のサービスフローを準備状態に移行させる。もし、以前の状態に戻す場合、制御部800はCACを行ない、その結果に従ってサービスフローを以前の状態に戻す。
802 送信モデム
804 RF送信部
806 デュプレクサ
808 RF受信部
810 受信モデム
812 状態管理部
814 タイマー管理部
816 QoS情報保存部
Claims (27)
- PDF(policy decision function)を含むネットワーク構成要素(entity)又は隣接基地局から端末のQoSポリシー(quality of service policy)の情報を受信して保存するステップと、
再接続を試みている端末を検知するステップと、
前記再接続を試みている端末が検知された時点で、前記端末のQoSポリシーを判断するステップと、
前記QoSポリシーに従って前記端末のために生成されたサービスフローの状態を制御するステップとを有することを特徴とする無線通信システムにおける基地局の動作方法。 - 前記PDFを含むネットワーク構成要素は、ポリシーサーバ(policy server)又はAAAサーバ(authentication authorization accounting server)であることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システムにおける基地局の動作方法。
- 前記再接続を試みている端末は、ネットワーク再エントリーを行なう端末、ハードハンドオーバー(hard handover)を行なう端末、及びソフトハンドオーバー(soft handover)を行なう端末のうちの一つであることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システムにおける基地局の動作方法。
- 前記端末のために生成されたサービスフローの状態を制御するステップは、前記再接続を試みている端末がネットワーク再エントリーを行なう端末の場合、前記端末のサービスフローを以前の状態に戻すか否かを検証するステップと、
サービスフローを以前の状態に戻さない場合、前記端末のすべてのサービスフローを準備状態に移行させるステップと、
サービスフローを以前の状態に戻す場合、前記端末に対してCAC(connection admission control)を行ない、前記CACで許諾されたサービスフローを活性状態又は許諾状態に移行させるステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システムにおける基地局の動作方法。 - 前記CACで許諾されなかったサービスフローを前記端末のQoSポリシーに従って処理するステップをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の無線通信システムにおける基地局の動作方法。
- 前記CACで許諾されなかったサービスフローを前記端末のQoSポリシーに従って処理するステップは、前記QoSポリシーが第1ポリシーの場合、前記CACで許諾されなかったサービスフローを準備状態に移行させるステップと、
前記QCSポリシーが第2ポリシーの場合、前記QCSを失敗として処理するステップと、
前記QCSポリシーが第3ポリシーの場合、すべてのサービスフローが以前の状態に戻るまでCACを行なうステップと、
前記QCSポリシーが第4ポリシーの場合、ロードバランシング(load balancing)を行うステップとを含むことを特徴とする請求項5に記載の無線通信システムにおける基地局の動作方法。 - 前記CACで許諾されたサービスフローに割り当てられたTCID(transport connection identifier)を含むメッセージを前記端末に伝送するステップをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の無線通信システムにおける基地局の動作方法。
- 前記隣接基地局から受信される前記端末のQoSポリシーの情報は、CACの実行可否を示すパラメータ、及びCACで許諾されなかったサービスフローに対する処理方法を示すパラメータのうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システムにおける基地局の動作方法。
- 前記端末のために生成されたサービスフローの状態を制御するステップは、前記再接続を試みている端末がハードハンドオーバーを行なう端末の場合、前記端末に対してCACを行うか否かを判断するステップと、
前記CACを行なわない場合、前記端末の活性状態及び許諾状態のサービスフローにTCIDを割り当てるステップと、
前記CACを行う場合、前記端末に対してCACを行なって、前記CACで許諾されたサービスフローにTCIDを割り当てるステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システムにおける基地局の動作方法。 - 前記CACで許諾されなかったサービスフローを、前記端末のQoSポリシーに従って処理するステップをさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の無線通信システムにおける基地局の動作方法。
- 前記CACで許諾されなかったサービスフローを、前記端末のQoSポリシーに従って処理するステップは、前記QoSポリシーが第1ポリシーの場合、前記CACで許諾されなかったサービスフローを準備状態に移行させるステップと、
前記QoSポリシーが第2ポリシーの場合、前記CACで許諾されるまでネットワーク再エントリープロセスを行い続けるステップと、
前記QoSポリシーが第3ポリシーの場合、前記CACで許諾されなかったサービスフローを削除するステップと、
前記QoSポリシーが第4ポリシーの場合、ロードバランシングを行うステップとを含むことを特徴とする請求項10に記載の無線通信システムにおける基地局の動作方法。 - 前記CACで許諾されたサービスフローに割り当てられたTCIDを含むメッセージを前記端末に伝送するステップをさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の無線通信システムにおける基地局の動作方法。
- 前記隣接基地局から前記ソフトハンドオーバーを行なう端末のQoSポリシーの情報が受信された場合、前記QoSポリシーに従って前記端末のサービスフローにTCIDを割り当てるステップと、
前記割り当てられたTCIDを含むメッセージを前記隣接基地局に伝送するステップとをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システムにおける基地局の動作方法。 - 前記QoSポリシーに従って前記端末のサービスフローにTCIDを割り当てるステップは、前記端末に対してCACを行うか否かを検証するステップと、
前記CACを行なわない場合、前記端末の活性状態及び許諾状態のサービスフローにTCIDを割り当てるステップと、
前記CACを行う場合、前記端末に対してCACを行ない、前記CACで許諾されたサービスフローにTCIDを割り当てるステップとを含むことを特徴とする請求項13に記載の無線通信システムにおける基地局の動作方法。 - 前記隣接基地局から前記端末の基地局の切換えを知らせる確認メッセージを受信した時点で、前記端末にCQICH(channel quality information channel)リソースを割り当て、前記QCICH割り当てメッセージを送信(broadcast)するステップをさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の無線通信システムにおける基地局の動作方法。
- 前記端末のために生成されたサービスフローの状態を制御するステップは、前記再接続を試みている端末がソフトハンドオーバーを行なう端末の場合、TCIDが割り当てられていないサービスフローに対するQoSポリシーを判断するステップと、
前記QoSポリシーが第1ポリシーの場合、前記TCIDが割り当てられていないサービスフローを準備状態に移行させるステップと、
前記QoSポリシーが第2ポリシーの場合、前記TCIDが割り当てられていないサービスフローを削除するステップとを含むことを特徴とする請求項13に記載の無線通信システムにおける基地局の動作方法。 - 前記ソフトハンドオーバーを実施中の端末に対して新しいサービスフローを生成する場合、前記端末に割り当てられたSFID(service flow identifier)とTCIDを含むダイバーシティセットアップデート要請メッセージ(diversity set update request message)を前記端末に伝送するステップをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システムにおける基地局の動作方法。
- 前記ダイバーシティセットアップデート要請メッセージは、BSHO_REQ(base station handover request)メッセージ又はBSHO_RSP(base station handover response)メッセージであることを特徴とする請求項17に記載の無線通信システムにおける基地局の動作方法。
- 端末のQoSポリシーの情報を保存する保存部と、
各々の端末に対して動作モード及びサービスフロー状態を管理する状態管理部と、
端末の動作モードの移行及び前記サービスフローの状態の移行に要するタイマーを管理するタイマー管理部と、
前記タイマーが満了した時、対応する端末の動作モード又はサービスフロー状態を移行させ、端末の再接続が検知された時点で、前記端末のQoSポリシーに従って前記端末に割り当てられたサービスフローの状態を制御する制御部とを有することを特徴とする無線通信システムにおける基地局装置。 - 前記端末のQoSポリシーの情報は、PDFを含むネットワーク構成要素又は隣接基地局から受信されることを特徴とする請求項19に記載の無線通信システムにおける基地局装置。
- 前記PDFを含むネットワーク構成要素は、ポリシーサーバ又はAAAサーバであることを特徴とする請求項20に記載の無線通信システムにおける基地局装置。
- 前記端末のQoSポリシーの情報は、ネットワーク再エントリーに対するQoSポリシーの情報、ハードハンドオーバーに対するQoSポリシーの情報、及びソフトハンドオーバーに対するQoSポリシーの情報のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項19に記載の無線通信システムにおける基地局装置。
- 前記制御部は、再接続を試みている端末がネットワーク再エントリーを行なう端末の場合、前記端末のサービスフローを以前の状態に戻すか否かを検証し、
サービスフローを以前の状態に戻さない場合、前記端末のすべてのサービスフローを準備状態に移行させ、
サービスフローを以前の状態に戻す場合、前記端末に対してCACを行なった後、該CACで許諾されたサービスフローを活性状態又は許諾状態に移行させることを特徴とする請求項19に記載の無線通信システムにおける基地局装置。 - 前記制御部は、前記CACで許諾されなかったサービスフローを前記端末のQoSポリシーに従って処理することを特徴とする請求項23に記載の無線通信システムにおける基地局装置。
- 前記制御部は、再接続を試みている端末がハードハンドオーバーを行なう端末の場合、前記端末に対してCACを行うか否かを判断し、
前記CACを行なわない場合、前記端末の活性状態及び許諾状態のサービスフローにTCIDを割り当て、
前記CACを行う場合、前記端末に対してCACを行なった後、前記CACで許諾されたサービスフローにTCIDを割り当てることを特徴とする請求項19に記載の無線通信システムにおける基地局装置。 - 前記制御部は、隣接基地局からソフトハンドオーバーを行なう端末のQoSポリシーの情報が受信された場合、前記端末のQoSポリシーに従って前記端末のサービスフローにTCIDを割り当て、割り当てられたTCIDを含むメッセージを前記隣接基地局に伝送することを特徴とする請求項19に記載の無線通信システムにおける基地局装置。
- 前記制御部は、再接続を試みている端末が前記ソフトハンドオーバーを行なう端末の場合、前記TCIDが割り当てられていないサービスフローに対するQoSポリシーを判断し、
前記QoSポリシーが第1ポリシーの場合、前記TCIDが割り当てられていないサービスフローを準備状態に移行させ、
前記QoSポリシーが第2ポリシーの場合、前記TCIDが割り当てられていないサービスフローを削除することを特徴とする請求項26に記載の無線通信システムにおける基地局装置。
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