JP2009039077A - 押し寿司製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加圧前の材料の表面高さや状態にばらつきがある場合でも、手作業により材料を押し固める場合と同じように、材料に対して、強すぎず緩すぎない適度な圧を加えることができる押し寿司製造装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る押し寿司製造装置は、押し寿司成形用型100に入れられた押し寿司の材料に圧を加える押圧手段10と、押圧手段10を吊り下げ支持する支持手段20と、支持手段20を上下動させる駆動手段30と、押圧手段10と支持手段20との間に設けられ、押圧手段10が押し寿司の材料に圧を加えるときに圧縮されるばね40と、押圧手段10の下降始点から下降終点までの距離をばね40の圧縮始点に応じて可変とする制御手段とを具備することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、押し寿司製造装置に関するものである。
一般に押し寿司は、図8に示したように、枠体110と、枠体110に上から嵌り込む上蓋120と、枠体110に下から嵌り込む下蓋130とを有する押し寿司成形用型100を用いて製造される。すなわち、押し寿司は、下蓋130が嵌め込まれた枠体110内に舎利と具(以下「材料」という。)を入れた後、枠体110に上蓋120を嵌め込んで、上蓋120を押圧することにより、材料200に圧を加えて、上蓋120及び枠体110を取り外した後も材料200が一定の形状を保持し得るように材料200を固めることにより作られる。
従来、手作業により材料を押し固めることが重労働であることに鑑みて、材料に圧を加える押圧手段と、押圧手段を支持する支持手段と、支持手段を上下動させる駆動手段とを備えた押し寿司製造装置が開発されている。例えば、下記特許文献1には、押し寿司成形用型に入れられた押し寿司の材料に圧を加える押圧手段と、押圧手段を支持する支持手段と、支持手段を上下動させる駆動手段とを備えた押し寿司製造装置が開示されている。
しかしながら、従来の押し寿司製造装置では、下降動作するときの移動距離が常に一定である支持手段に押圧手段が固定されているため、図9に示したように、押圧手段300の下降始点pから下降終点qまでの距離dが常に一定である。その結果、押圧手段300は、いつも同じ位置まで下降して、材料200に圧を加えることになるので、例えば、加圧前の材料200の表面高さが高い場合と低い場合とでは、材料200に加えられる圧に差異が生じることになる。
押し寿司を量産する場合、押し寿司成形用型に入れられた加圧前の材料の表面高さを均一にすることは容易ではなく、加圧前の材料の表面高さには、ばらつきがある。また、加圧前の材料の表面も、傾斜していたり、盛り上がっていたりして、一様ではない。さらに、加圧前の材料の表面高さが同じであっても、材料の内部に存する空隙の量乃至は大きさには、ばらつきがある。
従来の押し寿司製造装置では、材料200の表面高さや状態にばらつきがある場合には、押圧手段300によって材料200に圧を加える開始点が異なるにもかかわらず、押圧手段300の下降始点pから下降終点qまでの距離dが同一であるため、材料200が強く押し固められ過ぎて食感の悪い押し寿司が製造されたり、緩く押し固められて形が崩れやすい押し寿司が製造されたりするという不具合があった。
特開平7−129号公報
本発明の課題は、加圧前の材料の表面高さや状態にばらつきがある場合でも、手作業により材料を押し固める場合と同じように、材料に対して、強すぎず緩すぎない適度な圧を加えることができる押し寿司製造装置を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の押し寿司製造装置を提供する。
1.押し寿司成形用型に入れられた押し寿司の材料に圧を加える押圧手段と、押圧手段を吊り下げ支持する支持手段と、支持手段を上下動させる駆動手段と、押圧手段と支持手段との間に設けられ、押圧手段が押し寿司の材料に圧を加えるときに圧縮されるばねと、押圧手段の下降始点から下降終点までの距離をばねの圧縮始点に応じて可変とする制御手段とを具備することを特徴とする押し寿司製造装置。
2.制御手段は、ばねが所定長さに圧縮されたときに、支持手段の下降動作を終了させるように駆動手段を制御することを特徴とする前記1に記載の押し寿司製造装置。
3.制御手段は、ばねが所定長さに圧縮された後の駆動手段を構成するモータの回転量が所定回転量に達したときに、支持手段の下降動作を終了させるように駆動手段を制御することを特徴とする前記1に記載の押し寿司製造装置。
4.押圧手段が、一の押し寿司成形用型に対して複数かつ互いに独立して可動に設けられ、ばねは、各押圧手段に対して設けられ、制御手段は、ばねのうちのいずれかが最初に所定長さに圧縮されたときに、支持手段の下降動作を終了させるように駆動手段を制御することを特徴とする前記1に記載の押し寿司製造装置。
5.押圧手段が、複数の押し寿司成形用型に対して個別にかつ互いに独立して可動に設けられ、ばねは、各押圧手段に対して設けられ、制御手段は、ばねのうちのいずれかが最初に所定長さに圧縮されたときに、支持手段の下降動作を終了させるように駆動手段を制御することを特徴とする前記1に記載の押し寿司製造装置。
6.押圧手段が、一の押し寿司成形用型に対して複数かつ互いに独立して可動に設けられ、ばねは、各押圧手段に対して設けられ、制御手段は、ばねのうちのいずれかが最初に所定長さに圧縮された後の駆動手段を構成するモータの回転量が所定回転量に達したときに、支持手段の下降動作を終了させるように駆動手段を制御することを特徴とする前記1に記載の押し寿司製造装置。
7.押圧手段が、複数の押し寿司成形用型に対して個別にかつ互いに独立して可動に設けられ、ばねは、各押圧手段に対して設けられ、制御手段は、ばねのうちのいずれかが最初に所定長さに圧縮された後の駆動手段を構成するモータの回転量が所定回転量に達したときに、支持手段の下降動作を終了させるように駆動手段を制御することを特徴とする前記1に記載の押し寿司製造装置。
前記1に記載の本発明によれば、押圧手段は、支持手段に吊り下げ支持され、ばねは、押圧手段が押し寿司の材料に圧を加えるときに圧縮され、制御手段は、押圧手段の下降始点から下降終点までの距離をばねの圧縮始点に応じて可変とするものであるため、加圧前の材料の表面高さや状態に応じて押圧手段の下降終点の位置を変えることができる。したがって、加圧前の材料の表面高さや状態にばらつきがある場合でも、手作業により材料を押し固める場合と同じように、材料に対して、強すぎず緩すぎない適度な圧を加えることが可能になる。また、ばねは、一定以上の荷重を受けなければ圧縮しない性質を有するため、この性質を利用して、加圧前の材料に存する空隙の量を減少させ、或いは、空隙の大きさを小さくさせた後、材料に対して実質的に適度な圧を加えることが可能になる。
前記2に記載の本発明によれば、制御手段は、ばねが所定長さに圧縮されたときに、支持手段の下降動作を終了させるように駆動手段を制御することによって、押圧手段の下降始点から下降終点までの距離をばねの圧縮始点に応じて可変とする。ここで、ばねの縮み量とばねの圧縮が開始された後の押圧手段の下降距離は比例する関係にあるため、本発明によれば、加圧前の材料の表面高さや状態にばらつきがある場合でも、材料に対して一定の圧を加えることが可能になる。
前記3に記載の本発明によれば、制御手段は、ばねが所定長さに圧縮された後の駆動手段を構成するモータの回転量が所定回転量に達したときに、支持手段の下降動作を終了させるように駆動手段を制御することによって、押圧手段の下降始点から下降終点までの距離をばねの圧縮始点に応じて可変とする。ここで、ばねの圧縮が開始された後の押圧手段の下降距離は、駆動手段を構成するモータの回転量とも比例する関係にあるため、本発明によれば、加圧前の材料の表面高さや状態にばらつきがある場合でも、材料に対して一定の圧を加えることが可能になる。また、本発明によれば、ばねが所定長さに圧縮された後のモータの回転量の設定値を変更するだけで、材料に加える圧の大きさを変更できるため、材料に加える圧の大きさを容易に調整することが可能になる。
前記4に記載の本発明によれば、押圧手段が、一の押し寿司成形用型に対して複数かつ互いに独立して可動に設けられ、ばねは、各押圧手段に対して設けられ、制御手段は、ばねのうちのいずれかが最初に所定長さに圧縮されたときに、支持手段の下降動作を終了させるように駆動手段を制御するため、加圧前の材料の表面が傾斜していたり盛り上がっている場合でも、加圧前の材料の高さが高い部分に過度の圧を加えることがない。したがって、強く押し固められ過ぎた部分がない食感の良い押し寿司を製造することが可能になる。
前記5に記載の本発明によれば、押圧手段が、複数の押し寿司成形用型に対して個別にかつ互いに独立して可動に設けられ、ばねは、各押圧手段に対して設けられ、制御手段は、ばねのうちのいずれかが最初に所定長さに圧縮されたときに、支持手段の下降動作を終了させるように駆動手段を制御するため、強く押し固められ過ぎた部分がない食感の良い押し寿司を同時に複数製造することが可能になる。
前記6に記載の本発明によれば、押圧手段が、一の押し寿司成形用型に対して複数かつ互いに独立して可動に設けられ、ばねは、各押圧手段に対して設けられ、制御手段は、ばねのうちのいずれかが最初に所定長さに圧縮された後の駆動手段を構成するモータの回転量が所定回転量に達したときに、支持手段の下降動作を終了させるように駆動手段を制御するため、加圧前の材料の表面が傾斜していたり盛り上がっている場合でも、加圧前の材料の高さが高い部分に過度の圧を加えることがない。したがって、強く押し固められ過ぎた部分がない食感の良い押し寿司を製造することが可能になる。また、本発明によれば、ばねが所定長さに圧縮された後のモータの回転量の設定値を変更するだけで、材料に加える圧の大きさを変更できるため、材料に加える圧の大きさを容易に調整することが可能になる。
前記7に記載の本発明によれば、押圧手段が、複数の押し寿司成形用型に対して個別にかつ互いに独立して可動に設けられ、ばねは、各押圧手段に対して設けられ、制御手段は、ばねのうちのいずれかが最初に所定長さに圧縮された後の駆動手段を構成するモータの回転量が所定回転量に達したときに、支持手段の下降動作を終了させるように駆動手段を制御するため、強く押し固められ過ぎた部分がない食感の良い押し寿司を同時に複数製造することが可能になる。また、本発明によれば、ばねが所定長さに圧縮された後のモータの回転量の設定値を変更するだけで、材料に加える圧の大きさを変更できるため、材料に加える圧の大きさを容易に調整することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に示した実施例に従って説明する。
図1は、本発明に係る押し寿司製造装置の一実施例を示す正面図であり、図2は、同実施例の右側面図である。これらの図に示したように、本実施例に係る押し寿司製造装置は、押圧手段10、支持手段20、駆動手段30、ばね40及び制御手段を有して構成される。
押圧手段10は、押し寿司成形用型100に入れられた押し寿司の材料200に圧を加えるものである。ここで「押し寿司の材料」とは、舎利と具を意味する。押圧手段10は、材料200に直接接触して圧を加えるものであっても良いし、押し寿司成形用型100の上蓋120を押圧することにより、材料200に対して間接的に圧を加えるものであっても良い。本実施例で採用した押圧手段10は、後者のものである。
本実施例で採用した押圧手段10は、上端にヘッド部11を有するロッド12と、ロッド12の下端に設けられる押圧部13とを有して構成される。ヘッド部11は、ロッド12の外径より大きい外径を有する。ロッド12は、ヘッド部11との間に所定の距離をおいて形成されるフランジ部14を備えている。
支持手段20は、押圧手段10を吊り下げ支持するものである。本実施例で採用した支持手段20は、可動板21と、可動板21に固定されるナット22と、フランジ部23aを有するブシュ23とを有して構成される。可動板21には、図3に示したように、ガイドシャフト60がそれぞれ挿通される2つの第1孔部21aとブシュ23がそれぞれ嵌め込まれる6つの第2孔部21bが形成されている。ブシュ23に形成される貫通孔23bには、押圧手段10のロッド12が挿通される。押圧手段10は、ヘッド部11がブシュ23の上端に当接することによって抜け落ちないようになっている。本実施例に係る押し寿司製造装置は、6本の押圧手段10を備えているが、各押圧手段10は、支持手段20に固定されることなく、上記のように支持手段20に吊り下げ支持されている。したがって、各押圧手段10は、互いに独立して可動である。なお、各押圧手段10のロッド12の下端側は、下板72に形成される6つの孔部72aにそれぞれ挿通されている(図4参照)。それにより、各押圧手段10は、常に垂直な姿勢で維持される。
駆動手段30は、支持手段20を上下動させるものである。本実施例で採用した駆動手段30は、モータ31と、モータ31に連結される駆動軸32とを有して構成される。駆動軸32には、ナット22が螺合する送りねじ32aが形成されている。可動板21に形成された第1孔部21aに挿通されるガイドシャフト60は、上端が上板71に固定され、下端が下板72に固定されている。可動板21は、ガイドシャフト60によって回転が抑制されるため、モータ31の回転に伴って駆動軸32が回転したときには、可動板21に固定されたナット22が上方向又は下方向に移動する。その結果、支持手段20は、上板71と下板72との間で、ガイドシャフト60に沿って上下動するようになっている。
ばね40は、圧縮ばねからなり、押圧手段10と支持手段20との間に設けられる。具体的には、ばね40は、コイル形に巻かれた部分に押圧手段10のロッド12が挿通されるとともに、ばね40の下端がロッド12に形成されたフランジ部14に接することにより支持され、ばね40の上端は、支持手段20を構成するブシュ23のフランジ部23aに当接している。
押圧手段10が初期の位置(下降始点p)から押し寿司成形用型100の上蓋120に当接するまでの間は、押圧手段10は、支持手段20に固定されることなく、支持手段20に吊り下げ支持されているため、支持手段20の下降動作に伴って自重により下降する。一方、押圧手段10が押し寿司成形用型100の上蓋120に当接した後に支持手段20が下降動作したときには、押圧手段10は、支持手段20を下降動作させる駆動手段30の力がばね40を介して押圧手段10に伝達されることにより下降する。そして、ばね40は、押圧手段10が押し寿司成形用型100の上蓋120に接しながら下降するときに、すなわち、押圧手段10によって材料200に圧を加えるときに圧縮される。
制御手段は、押圧手段10の下降始点pから下降終点qまでの距離をばね40の圧縮始点に応じて可変とする働きをするものである。ここで「ばねの圧縮始点」とは、ばね40の圧縮が開始されたときの押圧部13の位置を意味する。本実施例で採用した制御手段は、可動板21に設置された支持台51に固定されるセンサ52と、モータ31の回転量を検出するエンコーダ53と、モータ31の回転を停止させてからモータ31を逆方向に回転させるまでの時間を計測するタイマーと、支持手段20がもとの位置に復帰したことを検出するリミットスイッチと、センサ52、エンコーダ53、タイマー及びリミットスイッチに電気的に接続される制御回路とを有して構成される。
センサ52は、押圧手段10のヘッド部11の位置を検出する。すなわち、押圧手段10が下降してばね40が圧縮されると、押圧手段10のヘッド部11は、ブシュ23の上端から離れて、可動板21に対して相対的に上昇する。このときセンサ52は、ヘッド部11が所定位置まで上昇したことを検出する。ここで、ばね40の縮み量(ばね40が圧縮された分の長さ)とヘッド部11がブシュ23から離間した距離は等しいため、センサ52によりヘッド部11の位置を検出することで、ばね40が所定長さに圧縮されたことを検出できる。本実施例で採用した制御手段は、ばね40のうちのいずれかが最初に所定長さに圧縮されたことを検出するために、センサ52は、各押圧手段10に対して設置されている。
制御回路は、モータ31の起動スイッチがオンされるとモータ31を回転させ、その後、センサ52のうちのいずれかが最初に押圧手段10のヘッド部11を検出した後のモータ31の回転量が所定回転量に達したことの信号をエンコーダ53から受けたときにモータ31の回転を停止させるように構成される。制御回路は、また、モータ31の回転を停止させた後、タイマーを起動させ、タイマーにセットされた時間が経過したときにモータ31を逆方向に回転させるように構成される。制御回路は、さらに、可動板21がもとの位置に復帰したことをリミットスイッチが検出したときにモータ31の回転を停止させるように構成される。
上記した制御手段によって制御される押し寿司製造装置は以下のように動作する。すなわち、モータ31の起動スイッチがオンされると、モータ31が起動し、モータ31の回転に伴って駆動軸32が回転する。それにより支持手段20が下降動作して、押圧手段10の押圧部13が初期の位置(下降始点p、図4及び図5参照)から押し寿司成形用型100の上蓋120に向かって下降する。押圧手段10の押圧部13が押し寿司成形用型100の上蓋120に当接した後、さらに押圧部13が下降すると、ばね40が圧縮され、それに伴い押圧手段10のヘッド部11がブシュ23の上端から離れて、支持手段20を構成する可動板21に対して相対的に上昇する。
押し寿司の材料200への加圧は、ばね40の圧縮が開始されたときから開始される。ここで、押圧手段10は、一の押し寿司成形用型100に対して複数かつ互いに独立して可動に設けられることが好ましく、本実施例では、図5に示したように、1個の押し寿司成形用型100に対して2本の押圧手段10が互いに独立して可動に設けられている。したがって、図5に示したように、加圧前の材料200の表面が傾斜している場合には、2本の押圧手段10のうち、押圧部13が最初に上蓋120に当接したものに取り付けられたばね40の圧縮が開始されたときの当該押圧部13の位置がばね40の圧縮始点となる。また、押圧手段10は、複数の押し寿司成形用型100に対して複数かつ互いに独立して可動に設けられることが好ましく、本実施例では、図4に示したように、3個の押し寿司成形用型100に対して、押圧手段10が個別に2本ずつ設けられ、かつ各押圧手段10は互いに独立して可動に設けられている。したがって、図4に示したように、加圧前の材料200の表面高さにばらつきがある場合には、6本の押圧手段10のうち、押圧部13が最初に上蓋120に当接したものに取り付けられたばね40の圧縮が開始されたときの当該押圧部13の位置がばね40の圧縮始点となる。
各押圧手段10がその後も下降し続けることにより、各押圧手段10に対して設けられたばね40のうちのいずれかかが最初に所定長さに圧縮されると、当該ばね40が設けられた押圧手段10のヘッド部11が所定位置まで上昇するため、センサ52がそれを検出する。そして、センサ52のうちのいずれかが最初にヘッド部11を検出した後のモータ31の回転量が予め設定した回転量に達する直前まで各押圧手段10は下降し続ける。そして、モータ31の回転量が所定回転量に達すると、モータ31の回転が停止して支持手段20の下降動作が終了するため、すべての押圧手段10の下降が終了する。
図6及び図7は、すべての押圧手段10の下降が終了した状態を示している。図6に示したように、本実施例によれば、加圧前の材料200の表面高さにばらつきがある場合には、個々の材料200に応じて各押圧手段10の下降終点qの位置が異なる。それにより、加圧前の表面高さが高い材料200に対して、過度の圧が加わることが防止され、個々の材料200に対して、強すぎず緩すぎない適度な圧を加えることができる。
押圧手段10の下降が終了した後、所定時間が経過すると、モータ31が逆方向に回転し、それに伴い駆動軸32が逆方向に回転して、支持手段20が上昇動作する。押圧手段10は、支持手段20が上昇動作すると、支持手段20を構成するブシュ23にヘッド部11が当接する。この状態で、支持手段20がさらに上昇動作することにより、押圧手段10は上昇し、支持手段20がもとの位置に復帰したときに、モータ31の回転が停止して、押圧手段10も初期の位置に復帰して停止する。
以上説明したように、本実施例に係る押し寿司製造装置によれば、加圧前の材料200の表面高さや状態にばらつきがある場合でも、手作業により材料200を押し固める場合と同じように、材料200に対して、強すぎず緩すぎない適度な圧を加えることができる。また、ばね40は、一定以上の荷重を受けなければ圧縮しない性質を有するため、本実施例によれば、かかるばね40の性質を利用して、加圧前の材料200に存する空隙の量を減少させ、或いは、空隙の大きさを小さくさせた後、材料200に対して実質的に適度な圧を加えることができる。また、ばね40の圧縮が開始された後の押圧手段10の下降距離は、ばね40の縮み量と比例し、また、駆動手段30を構成するモータ31の回転量とも比例する関係にあるため、本実施例によれば、加圧前の材料200の表面高さや状態にばらつきがある場合でも、材料200に対して一定の圧を加えることができる。また、本実施例によれば、ばね40が所定長さに圧縮された後のモータ31の回転量の設定値を変更するだけで、材料200に加える圧の大きさを変更できるため、材料200に加える圧の大きさを容易に調整することが可能になる。また、本実施例によれば、加圧前の材料200の表面が傾斜していたり盛り上がっている場合でも、加圧前の材料200の高さが高い部分に過度の圧を加えることがないため、強く押し固められ過ぎた部分がない食感の良い押し寿司を製造することができる。さらに、本実施例によれば、強く押し固められ過ぎた部分がない食感の良い押し寿司を同時に複数製造することができる。
なお、本実施例で採用した制御手段は、ばね40が所定長さに圧縮された後の駆動手段30を構成するモータ31の回転量が所定回転量に達したときに、支持手段20の下降動作を終了させるように駆動手段30を制御することによって、押圧手段10の下降始点pから下降終点qまでの距離をばね40の圧縮始点に応じて可変とするものであるが、本実施例の制御手段と異なる制御手段を採用することもできる。
すなわち、制御手段は、ばね40が所定長さに圧縮されたときに、支持手段20の下降動作を終了させるように駆動手段30を制御することによって、押圧手段10の下降始点pから下降終点qまでの距離をばね40の圧縮始点に応じて可変とするものであっても良い。押圧手段10が、一の押し寿司成形用型100に対して複数かつ互いに独立して可動に設けられ、ばね40が、各押圧手段10に対して設けられる構成では、制御手段は、ばね40のうちのいずれかが最初に所定長さに圧縮されたときに、支持手段20の下降動作を終了させるように駆動手段30を制御する。また、押圧手段10が、複数の押し寿司成形用型100に対して個別にかつ互いに独立して可動に設けられ、ばね40が、各押圧手段10に対して設けられる構成では、制御手段は、ばね40のうちのいずれかが最初に所定長さに圧縮されたときに、支持手段20の下降動作を終了させるように駆動手段30を制御する。ここで、ばね40が所定長さに圧縮されたことは、上記した実施例と同様に、センサ52によって検出することができる。
かかる制御手段を採用した場合でも、ばね40が所定長さに圧縮された後のモータ31の回転量の設定値を変更するだけで、材料200に加える圧の大きさを変更できるという利点を除いて、上記した実施例と同様の効果を奏することができる。もっとも、かかる制御手段を採用した場合でも、センサ52の位置を変更するなど、構造に変更を加えることで、材料200に加える圧の大きさを調整することができる。
本発明に係る押し寿司製造装置の一実施例を示す正面図である。 同実施例の右側面図である。 同実施例で採用した支持手段を示す平面図である。 同実施例の作用を説明するための図であって、押圧手段が初期の位置にあるときの状態を正面からみた断面図である。 同実施例の作用を説明するための図であって、押圧手段が初期の位置にあるときの状態を側面からみた断面図である。 同実施例の作用を説明するための図であって、押圧手段の下降が終了したときの状態を正面からみた断面図である。 同実施例の作用を説明するための図であって、押圧手段の下降が終了したときの状態を側面からみた断面図である。 押し寿司成形用型を示す図であり、(a)は正面からみた断面図、(b)は側面からみた断面図である。 従来の押し寿司製造装置を説明するための図である。
符号の説明
10 押圧手段
11 ヘッド部
12 ロッド
13 押圧部
14 フランジ部
20 支持手段
21 可動板
21a 第1孔部
21b 第2孔部
22 ナット
23 ブシュ
23a フランジ部
23b 貫通孔
30 駆動手段
31 モータ
32 駆動軸
32a 送りねじ
40 ばね
51 支持台
52 センサ
53 エンコーダ
60 ガイドシャフト
71 上板
72 下板
72a 孔部
100 押し寿司成形用型
120 上蓋
200 押し寿司の材料

Claims (7)

  1. 押し寿司成形用型に入れられた押し寿司の材料に圧を加える押圧手段と、押圧手段を吊り下げ支持する支持手段と、支持手段を上下動させる駆動手段と、押圧手段と支持手段との間に設けられ、押圧手段が押し寿司の材料に圧を加えるときに圧縮されるばねと、押圧手段の下降始点から下降終点までの距離をばねの圧縮始点に応じて可変とする制御手段とを具備することを特徴とする押し寿司製造装置。
  2. 制御手段は、ばねが所定長さに圧縮されたときに、支持手段の下降動作を終了させるように駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の押し寿司製造装置。
  3. 制御手段は、ばねが所定長さに圧縮された後の駆動手段を構成するモータの回転量が所定回転量に達したときに、支持手段の下降動作を終了させるように駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の押し寿司製造装置。
  4. 押圧手段が、一の押し寿司成形用型に対して複数かつ互いに独立して可動に設けられ、ばねは、各押圧手段に対して設けられ、制御手段は、ばねのうちのいずれかが最初に所定長さに圧縮されたときに、支持手段の下降動作を終了させるように駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の押し寿司製造装置。
  5. 押圧手段が、複数の押し寿司成形用型に対して個別にかつ互いに独立して可動に設けられ、ばねは、各押圧手段に対して設けられ、制御手段は、ばねのうちのいずれかが最初に所定長さに圧縮されたときに、支持手段の下降動作を終了させるように駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の押し寿司製造装置。
  6. 押圧手段が、一の押し寿司成形用型に対して複数かつ互いに独立して可動に設けられ、ばねは、各押圧手段に対して設けられ、制御手段は、ばねのうちのいずれかが最初に所定長さに圧縮された後の駆動手段を構成するモータの回転量が所定回転量に達したときに、支持手段の下降動作を終了させるように駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の押し寿司製造装置。
  7. 押圧手段が、複数の押し寿司成形用型に対して個別にかつ互いに独立して可動に設けられ、ばねは、各押圧手段に対して設けられ、制御手段は、ばねのうちのいずれかが最初に所定長さに圧縮された後の駆動手段を構成するモータの回転量が所定回転量に達したときに、支持手段の下降動作を終了させるように駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の押し寿司製造装置。
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