JP2009033421A - スピーカ装置及びこれを用いたプロジェクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】手間とコストをかけることなく、振動板を守るスピーカグリルを備え、ケースにねじ止めにて固定されるスピーカのびびり音を抑制することができるスピーカ装置を提供する。
【解決手段】錐体形状のスピーカ本体部1と、板状のスピーカグリル4とを備えたスピーカ装置Aであって、スピーカ本体部1の開口側端部の外側に接触配置された環状の第1留め部51と、スピーカグリル4の外周部に接触配置された環状の第2留め部52と、開口側端部とスピーカグリル4とにはさまれて配置された環状の第3留め部53と、第1留め部51、第2留め部52及び前記第3留め部53の外周部と一体的に連結された筒状部50とを有しているスピーカ装置A。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクタ装置等に内蔵されたスピーカ装置に関するものである。
プロジェクタ装置等の映像表示機器には、映像(動画)に含まれる音声を再生するためのスピーカが内蔵されている場合が多い。前記スピーカは映像機器のケースに配置され、複数箇所をねじ止めにて前記ケースに固定されているものが多い。前記スピーカの正面には、前記スピーカを構成する部材を保護するためのスピーカグリルが取り付けられている場合が多い。前記スピーカグリルは外部の物品が前記スピーカに備えられた振動板に接触するのを抑制するための取り付けられている。
前記スピーカは磁力により前記振動板を振動させて、空気を振動させ音を発生する装置である。図5は従来のスピーカの固定構造を示す断面図である。図5に示すスピーカ91は、円錐形状の本体部911と、本体部911の先鋭部に取り付けられた磁石912と、本体部911の磁石912と反対側に本体部911と同一中心軸を持つように支持された円錐形状の振動板913とを有している。本体部911には、円錐形状の底面部にフランジ部910が形成されており、フランジ部910と接触し、底面部を覆うようにスピーカグリル92が取り付けられている。スピーカグリル92は音の発生源である振動板913に異物が接触するのを抑制するものであり、金属板に複数の貫通孔が形成されているものである。
スピーカグリル92が取り付けられたスピーカ91は、ケース90に取り付けられる。スピーカ91はスピーカグリル92がケース90に接触するように配置され、フランジ部910を座付きねじ93で押さえつつ、座付きねじ93をケース90にねじ込むことで固定されている。
振動板91の振動は、音として外部に放出されるが、一部は振動としてスピーカグリル92を振動させる。スピーカグリル92がスピーカ91或いはケース90と断続的に接触離反を繰り返すと、その接触時に音(いわゆるびびり音)が発生する。
また、座付きねじ93はしっかり固定されているので、それ自体は振動しないが、座付きねじ93を介して振動がケース90に伝播され、ケース90内部に配置されている部材(たとえば、ケーブル、押圧ボタン、ブロアホルダ等)が振動し、それらの部材がびびり音を発生することがある。
このびびり音の発生を抑制するために、特開平7−107583号公報に記載の発明は、バッフル板とスピーカの間に弾性体であるパッキン(緩衝部材)を配置するものが示されている。前記パッキンを前記バッフル板と前記スピーカの間に配置することで、前記バッフル板と前記スピーカとの間にびびり音が発生しない状態となるように前記スピーカを取り付けることができる。
また、ねじ止め部、特にねじの頭の部分とスピーカとが接触する部分に不織布、ゴム等の防振用の部材を接着して取り付けることで、前記スピーカからの振動が前記ねじを介してケースに伝播するのを抑制するものが用いられている。
特開平7−107583号公報
しかしながら、特開平7−107583号公報に記載の発明では、スピーカとバッフルボード(ケース)との間のびびり音の発生は抑制することができるが、スピーカとスピーカグリルの間のびびり音は抑制することができない。
また、上述のように、前記ねじと前記スピーカの間に防振部材をと挟んで取り付けるものの場合、ねじ止め前に、すべてのねじ止め部に防振部材を取り付けなくてはならない。前記ねじと前記スピーカグリルとの間にも防振部材を配置しなくてはならず、手間と時間が多く必要であり、それだけ製造コストが高くなる。
そこで本発明は、振動板を守るスピーカグリルを備え、ケースにねじ止めにて固定されるスピーカの振動により引き起こされるびびり音を抑制することができるスピーカ装置及びこのスピーカ装置が固定されたプロジェクタ装置を提供することを目的とする。
また本発明は、手間とコストをかけることなく、振動板を守るスピーカグリルを備え、ケースにねじ止めにて固定されるスピーカのびびり音を抑制することができるスピーカ装置及びこのスピーカ装置が固定されたプロジェクタ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、底面が開口された錐体形状のスピーカ本体部と、
前記開口を塞ぐように配置された板状のスピーカグリルとを備え、電子機器の筐体に固定されたスピーカ装置であって、前記スピーカ本体部の開口側端部及び前記スピーカグリルと接触しつつ保持する枠形状の緩衝部材とを有し、前記緩衝部材が前記開口側端部の外側に接触配置された環状の第1留め部と、前記スピーカグリルの前記スピーカ本体部と反対側の面の外周部に接触配置された環状の第2留め部と、前記開口側端部と前記スピーカグリルとにはさまれて配置された環状の第3留め部と、前記第1留め部、前記第2留め部及び前記第3留め部の外周部と一体的に連結された筒状部とを有している。
この構成によると、前記スピーカ本体部と前記スピーカグリルとの間に前記第3留め部が配置されるので、前記スピーカ本体と前記スピーカグリルの接触によるびびり音の発生を抑制することができる。
上記構成において、前記スピーカ本体部の開口側端部にはフランジ部が形成されており前記第1留め部及び前記第3留め部は前記フランジ部と接触して配置されており、前記スピーカ装置が前記緩衝部材と接触するように配置されたねじにて、前記筐体に固定されたものであり、前記ねじの頭には座金が取り付けられており、前記座金が前記第1留め部と接触するように配置されており、前記第1留め部の環状部が前記座金の先端と前記スピーカ本体部との直接的な接触を防ぐことができる幅で形成されているものであってもよい。
この構成によると、前記ねじを止めるとき前記座金と前記フランジ部との間に前記第1留め部が配置されるので、前記スピーカ本体部から前記フランジ部を介して前記ねじに振動が伝達されない。また、前記ねじの本体が前記筒状部に接触するので、前記フランジ部及び前記スピーカグリルと直接接触しない。これにより、前記スピーカ本体部及び前記スピーカグリルから前記ねじの本体に振動が伝播されることがなく、前記ねじを介して伝播された振動が近隣物品を振動させて発生するびびり音を抑制することができる。
上記構成において、前記緩衝部材は前記第3留め部が前記第1留め部及び前記第2留め部のいずれよりも幅広の環状で形成されているものであってもよい。この構成によると、前記緩衝部材の中間部に位置する前記第3留め部がねじれ等の変形が起こりにくい十分な強度を確保することができるので、前記スピーカ本体部及び前記スピーカグリルいずれに緩衝部材を着脱するときも容易に着脱することが可能である。
上記構成において、前記スピーカ本体部が円錐形状で、前記スピーカグリルが円板形状で、前記緩衝部材が円筒状の枠体で形成されているものを挙げることができる。
上記構成のスピーカ装置が取り付けられた電子機器として、プロジェクタ装置を挙げることができる。これ以外にも、内部にボルトで固定されるスピーカ装置を備えた電子機器に広く採用することが可能である。
本発明によると、振動板を守るスピーカグリルを備え、ケースにねじ止めにて固定されるスピーカの振動により引き起こされるびびり音を抑制することができるスピーカ装置を提供することができる。
また本発明によると、手間とコストをかけることなく、振動板を守るスピーカグリルを備え、ケースにねじ止めにて固定されるスピーカのびびり音を抑制することができるスピーカ装置を提供することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明にかかるスピーカ装置の分解斜視図であり、図2は図1に示すスピーカ装置を固定した状態の断面図である。図1に示すように、スピーカ装置Aは、スピーカ本体部1と、振動板2と、駆動コイル部3と、スピーカグリル4と、緩衝部材5とを有している。スピーカ本体部1には円錐形状の金属製の部材であり、底面に開口10が形成されており、開口10より外側に突出したフランジ部11が一体的に形成されている。
振動板2は、円錐形状のスピーカ本体部1の内部に配置される部材であり、振動板2が振動し、空気を振動させることで、音声が出力されるものである。図1のスピーカ装置Aでは、振動板2は円錐形状のものを示しているが、それに限定されるものではなく、出力される音声の大きさ、高さ等に合わせた形状を有するものである。
駆動コイル部3は円錐形状のスピーカ本体部1の収束した先端部1tの開口10と反対側に取り付けられている。駆動コイル部3は、永久磁石とコイル(ともに図示省略)とを有している。コイルに所定のタイミングで電力を供給することで、永久磁石或いはコイルのいずれかが振動され、その振動で振動板2を駆動(振動)させるものである。
スピーカグリル4はスピーカ本体部1の開口10を塞ぐように配置された金属製の円板である。スピーカグリル4は、振動板2に物品が接触し、振動板2の振動が制限されるのを防止するためにつけられるものである。スピーカグリル4には、音声が通過できる貫通孔が形成されている。スピーカグリル4の貫通孔は小さな物品が侵入するのを防ぐために、小型のものが好ましい。
緩衝部材5は、それには限定されないがここでは弾性変形可能なゴムで形成されている。緩衝部材5は円形の枠体であり、振動の伝播を抑制するための部材である。図2に示すように、緩衝部材5は、円筒形状の筒状部50と、筒状部50に一体的に形成された第1留め部51、第2留め部52及び第3留め部53とを有している。図2に示すように、第1留め部51と第2留め部52とは、筒状部50の両端部に形成されているものである。
第1留め部51、第2留め部52、第3留め部53はいずれも中央に貫通孔を有する円環状の部材である。第1留め部51と第3留め部53の間には、第1溝部54が、第2留め部52と第3留め部53の間には第2溝部55とが形成されている。
図2に示すように、第1溝部54には、スピーカ本体部1のフランジ部11が挿入されており、第2溝部55には、スピーカグリル4が挿入されている。第1溝部54の軸方向厚さはフランジ部11の厚さと同じであり、第2溝部55の厚さはスピーカグリル4の厚さと同じである。フランジ部11及びスピーカグリル4は、第1溝部54及び第2溝部55のぞれぞれにしっかりと保持されている。
第1留め部51の中央の貫通孔511はフランジ部11の外径よも小さな内径を有するものである。同様に、第2留め部52の中央の貫通孔521はスピーカグリル4の外径よりも小さな内径を有している。また、第3留め部53の中央の貫通孔531は振動板2の外径よりも、大きくなるように形成されている。
緩衝部材5は弾性変形可能なゴムで形成されているものであり、第1留め部51は貫通孔511がフランジ部11の外径よりも大きくなるように変形され、フランジ部11が第1溝部54に挿入される。同様に、第2留め部52は貫通孔521がスピーカグリル4の外径よりも大きくなるように変形され、スピーカグリル4が第2溝部55に挿入される。
図2に示すように、緩衝部材5の筒状部50はスピーカ本体部1及びスピーカグリル4の外周部と接触するように配置されているとともに、第1留め部51がスピーカ本体部1の背面側と接触配置される。また、第2留め部52がスピーカグリル4の正面側接触して配置されており、第3留め部53がスピーカ本体部1のフランジ部11の正面側と、スピーカグリル4の背面側と接触配置され、スピーカ本体部1とスピーカグリル4とが直接接触していない。
スピーカ本体部1及びスピーカグリル4を緩衝部材5に取り付けた状態で、電子機器の筐体Caに取り付けられる。スピーカ装置Aが筐体Caに形成されたスピーカ取り付け場所にスピーカグリル4が筐体Caと対向するように配置される。この状態で、ねじ6の本体部60が緩衝部材5の筒状部50の外側と接触されるとともに、筐体Caにねじ込まれてスピーカ装置Aを固定する。なお、スピーカ装置Aはここでは、3個のねじ6で固定されている。ねじ6は、スピーカ装置Aの中心周りに等中心角度間隔(120度)で取り付けられている。
図2に示すように、ねじ6は本体部60の端部に形成されたねじ頭61と接触し、ねじ頭61の外径よりも大きな外径を有する座金部62が一体的に形成された、いわゆる座付きねじである。ねじ6の座金部62は第1留め部51にフランジ部11の反対側から接触しており、ねじ6の本体部60が筐体Caにねじ込まれ、座金部62が第1留め部51を筐体Caに向けて押し付けることで、スピーカ装置Aは筐体Caに固定されている。
図2に示すように、緩衝部材5の第1留め部51の鍔部510は、ねじ6を緩衝部材5の筒状部50とねじ6の本体部60とを接触させてスピーカ装置Aを取り付けたときに、座金部62の先端がスピーカ本体部1に接触されない長さを有している。また、スピーカグリル4は第2留め部52をはさんでおり、筐体Caとは直接接触していない。
上述したように、スピーカ本体部1とスピーカグリル4との間に第3留め部53が配置されており、この第3留め部53の緩衝作用によってスピーカ本体部1からスピーカグリル4とが断続的に接触離反されることによるびびり音の発生を抑制することができる。また、スピーカ本体部1の振動が第3留め部53で吸収されてしまうので、スピーカグリル4への振動の伝播も抑制される。同様にスピーカグリル4が振動した場合でも、スピーカグリル4と筐体Caの間に第2留め部52とが配置されており、第2留め部52の緩衝作用によって、スピーカグリル4が筐体Caとの間に発生するびびり音を抑制することが可能である。
振動板2にて発生された音波がスピーカグリル4を振動させることができるエネルギを有している場合であっても、スピーカグリル4が第2留め部52、第3留め部53及び筒状部50にて囲まれているので、スピーカグリル4の振動を減衰させることができる。スピーカグリル4と筐体Caとのびびり音の発生を抑制することができる。
ねじ6の座金62とスピーカ本体部1及びフランジ部11との間には第1留め部51が配置されており、フランジ部11の外縁とねじ6の本体部60との間には筒状部50が配置されている。これにより、スピーカ本体部1の振動が第1留め部51及び筒状部50の緩衝作用にてねじ6に伝播されずに減衰してしまうので、ねじ6を介して筐体Caへの振動の伝播が抑制され、筐体Ca内の部材の振動が抑制され、びびり音の発生が抑制される。
同様に、スピーカグリル4の外縁とねじ6の本体部60との間には筒状部50が配置されているので、スピーカグリル4に振動が発生した場合でも、ねじ6への振動の伝播が抑制される。これにより、ねじ6を介して筐体Caへの振動の伝播が抑制され、筐体Ca内の部材の振動が抑制され、びびり音の発生が抑制される。
スピーカ装置の利用例の一つであるプロジェクタ装置について説明する。図3は本発明にかかるスピーカ装置が固定されたプロジェクタ装置の断面図である。
プロジェクタ装置7はケース71と、支持脚72と、映像生成部73と、投影レンズ74と、スピーカ装置Aとを有している。ケース71は中空の箱型の部材であり、内部に映像生成装置73及びスピーカ装置Aが格納されている。また、正面側には、投影用レンズ74が取り付けられている。
支持脚72は、底面の正面側に、左右に離れて配置されるものと背面側の中央に配置されているものの合計3個備えられており、この3個の支持脚73でプロジェクタ装置7を支持している。3個の支持脚72のうち正面側のどちらか1個と、背面側の1個が底面からの伸縮が可能となるように取り付けられており、支持脚72の突出量を調整することで、プロジェクタ装置7の傾きを調整することができる。
映像生成装置73は、図示を省略した光源と、光源より出射された光を分光し、映像を形成する映像エンジンとを有している。映像エンジンにて形成された映像を含む光は、投影用レンズ74に入射する。投影用レンズ74は入射された映像を、プロジェクタ装置7の正面側に配置されたスクリーンの大きさにあうように拡大するとともに、ピントを合わせて、スクリーンに画像を投影させるものである。投影用レンズ74はそれには限定されないがここではガラス製のレンズを複数枚組み合わせたものである。
スピーカ装置Aは、ケース71の底面に形成されたスピーカ配置部711に取り付けられる。スピーカ配置部711は、スピーカ装置Aから発声された音声が外部に抜けやすくするために、複数個の貫通孔が形成されており、スピーカ装置Aが嵌入される立ち上り部712が形成されている。立ち上り部712の周囲には、隣接してねじ6を螺合するためのねじ止め部713が形成されている。
スピーカ装置Aは立ち上り部712にスピーカグリル4が底面側を向くように嵌入されている。この、立ち上り部712は緩衝部材5の軸方向長さよりも短く形成されているものであり、スピーカ装置Aのスピーカ配置部711に対する位置決めを行うものである。スピーカ装置Aは座付きねじ6を用いて固定されている。座付きねじ6は、座金部62で緩衝部材5の第1留め部51に覆われたフランジ部11を押えつつ、ねじ止め部713に螺合されてスピーカ装置Aを固定している。
このとき、スピーカ本体部1とスピーカグリル4、スピーカ本体部1及びスピーカグリル4とねじ6、スピーカグリル4とケース71の底面の間にはそれぞれ緩衝部材5の一部が配置されているので、振動板2の振動がスピーカ本体部1からそれ以外の部材に伝播することがなく、また、スピーカ本体部1が振動しても、緩衝部材5にて緩衝されるので、びびり音の発生が抑制される。
緩衝部材の他の例について、図面を参照して説明する。図4は本発明にかかるスピーカ装置に用いられる緩衝部材の他の例の断面図である。図4に示すように緩衝部材5bは第1留め部51bと第2留め部52bの間に配置された、第3留め部53bの鍔部長さが、第1留め部51b及び第2留め部52bの鍔部の長さに比べて長く形成されている。
このように、中間部の第3留め部53bが長くなるように形成されているものの場合、緩衝部材5bのねじれ、つぶれ等の変形を抑制することができる。また、第3留め部53bが大きく、力が逃げにくいので、スピーカ本体部1のフランジ部11を第1溝部54bに、スピーカグリル4を第2溝部55bに挿入するときに、緩衝部材5bが安定しているので、取り付けが容易である。
上記各実施例において、スピーカ装置が円形状のものを例に説明しているが、それに限定されるものではなく、角部が丸く形成された多角形状のものであってもよい。また、振動板の形状についても、円錐形状のものに限定されるものではなく、音声の大きさ、周波数、音色に対応する形状で、振動板がスピーカ本体部1より突出しないものを広く採用することができる。
以上、発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本発明は、スピーカ装置を固定するための固定構造において適用することができる。
本発明にかかるスピーカ装置の分解斜視図である。 図1に示すスピーカ装置を固定した状態の断面図である。 本発明にかかるスピーカ装置が固定されたプロジェクタ装置の断面図である。 本発明にかかるスピーカ装置に用いられる緩衝部材の他の例の断面図である。 従来のスピーカの固定構造を示す断面図である。
符号の説明
A スピーカ装置
1 スピーカ本体部
2 振動板
3 駆動コイル部
4 スピーカグリル
5 緩衝部材
51 第1留め部
52 第2留め部
53 第3留め部
52 第1溝部
55 第2溝部

Claims (5)

  1. 底面が開口された錐体形状のスピーカ本体部と、
    前記開口を塞ぐように配置された板状のスピーカグリルとを備え、電子機器の筐体に固定されたスピーカ装置であって、
    前記スピーカ本体部の開口側端部及び前記スピーカグリルと接触しつつ保持する枠形状の緩衝部材を有し、
    前記緩衝部材が前記スピーカ本体部の開口側端部の外側に接触配置された環状の第1留め部と、前記スピーカグリルの前記スピーカ本体部と反対側の面の外周部に接触配置された環状の第2留め部と、前記開口側端部と前記スピーカグリルとにはさまれて配置された環状の第3留め部と、前記第1留め部、前記第2留め部及び前記第3留め部の外周部と一体的に連結された筒状部とを有していることを特徴とするスピーカ装置。
  2. 前記スピーカ本体部の開口側端部にはフランジ部が形成されており前記第1留め部及び前記第3留め部は前記フランジ部と接触して配置されており、
    前記スピーカ装置が前記緩衝部材と接触するように配置されたねじにて、前記筐体に固定されたものであり、
    前記ねじの頭には座金が取り付けられており、前記座金が前記第1留め部と接触するように配置されており、
    前記第1留め部の環状部が前記座金の先端と前記スピーカ本体部との直接的な接触を防ぐことができる幅で形成されている請求項1に記載のスピーカ装置。
  3. 前記緩衝部材は前記第3留め部が前記第1留め部及び前記第2留め部のいずれよりも幅広の環状で形成されている請求項1又は請求項2に記載のスピーカ装置。
  4. 前記スピーカ本体部が円錐形状で、前記スピーカグリルが円板形状で、前記緩衝部材が円筒状の枠体で形成されている請求項1から請求項3のいずれかに記載のスピーカ装置。
  5. 請求項1から請求項4に記載のスピーカ装置が筐体内部に固定されてなるプロジェクタ装置。
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