JP2009032235A - 単一の識別コードでインターネットおよび磁気記憶装置アクセスサービスを提供するハードディスクレス型コンピュータシステム、およびそのデータ送受信方法 - Google Patents

Abstract

【課題】単一の識別コードでインターネットおよび磁気記憶装置アクセスサービスを提供するハードディスクレス型コンピュータシステム。
【解決手段】ネットワーク接続手段を介してインターネットに接続され、また前記コンピュータ内にはオペレーティングシステムカーネルと、前記ネットワーク接続手段に対応するネットワークドライバプログラムと、磁気記憶装置ドライバプログラムとが格納されており、前記ネットワークドライバプログラムは前記ネットワーク接続手段のデバイス識別データを取得するため、ネットワークデータパケットは前記ネットワーク接続手段を介してインターネットに送信され、そして前記磁気記憶装置ドライバプログラムもまたネットワーク接続手段を介して磁気記憶装置アクセスパケットをインターネットに送出する。
【選択図】図１

Description

本発明はインターネットおよび磁気記憶装置アクセスサービスシステムおよびそのデータ送受信方法に関し、とりわけ単一の識別コードでインターネットおよび磁気記憶装置アクセスサービスを提供するハードディスクレス型コンピュータシステム、およびそのデータ送受信方法に関する。

いわゆるディスクレス型コンピュータ（Ｄｉｓｋｌｅｓｓ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）の構造によれば、その概念は主に、コンピュータ本体のハードドライブをなくし、ネットワーク・ストレージ・サービスを利用する技術である。ネットワークおよびネットワーク・ストレージ・プロトコル（Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｓｔｏｒａｇｅ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）を介して、コンピュータの電源が投入されたときに、直ちにネットワークを介して遠隔端の記憶サーバに接続することで、オペレーティングシステムを起動するに必要なデータを記憶サーバから取得するとともに、コンピュータ内にオペレーティングシステムカーネル（ｋｅｒｎｅｌ）を構築するものであり、そしてハードディスクレス型コンピュータが使用するディスク空間として、ネットワークの記憶サーバ内のハードドライブは空間を割り当てて、さらにこの空間内にオペレーティングシステムに関連するファイルをインストールする。このうち、オペレーティングシステムカーネルの主な機能は、使用者がコンピュータを操作して各種作業を実行するために、コンピュータの周辺機器を管理して、複数のドライバプログラムにより対応するハードウェアを制御するとともに、オペレーティングシステムまたはアプリケーションシステムに対する使用者による操作に応じてコマンドを送出する。例えば、使用者がデータを読み出したいとき、オペレーティングシステムカーネルは磁気記憶装置アクセスコマンド（ｃｏｍｍａｎｄ）を送出して、ハードウェアおよびソフトウェアの処理を通じて、磁気記憶装置アクセスパケットをインターネットに送信して、ネットワークの記憶サーバからデータの取得するものである。これにより、コンピュータ一台ごとに実体のある磁気記憶装置を具備する必要はなくなり、上記した遠隔端で起動するオペレーションを介するだけで、各コンピュータが起動後にオペレーティングシステムおよびアプリケーションシステムが操作できるようになるため、このようなシェアリング方式のコンピュータ構成は産業界および教育分野にて日増しの勢いで普及しているうえ、そしてソフトウェアをインストールする数量およびデータ保存用の大型の磁気記憶装置を効果的に減らし、企業または学校にコンピュータ設備を設置するときにコストを大幅に削減できる。

ネットワークストレージ（Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｓｔｏｒａｇｅ）システムはネットワーク接続により、ハードディスクレス型コンピュータでのファイル処理または磁気記憶装置ブロック（Ｂｌｏｃｋ）のデータの応用を提供するものであり、一般的なネットワーク・ストレージ・システムはＮＦＳ（Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｆｉｌｅ Ｓｙｓｔｅｍ）またはＣＩＦＳ（Ｃｏｍｍｏｎ Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｆｉｌｅ Ｓｙｓｔｅｍ）、およびｉＳＣＳＩ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｓｍａｌｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ Ｓｙｓｔｅｍ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）またはＦＣＰ（Ｆｉｂｅｒ Ｃｈａｎｎｅｌ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）でデータの伝送を行うものである。

図４を参照されたい。これはネットワーク・ストレージ・システムを実現するための従来のシステム構成であり、主に、ハードディスクレス型コンピュータ上には、例えばＰＣＩ（Ｐｅｒｉｐｈｅｒａｌ ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ Ｉｎｔｅｒｃｏｎｎｅｃｔ）といった一般的なコンピュータインターフェイス（５１）を備え、そしてハードディスクレス型コンピュータ（６０）上のインターフェイスカードスロット（６１）内に挿入されるアダプタ（Ａｄａｐｔｅｒ）（５０）で接続されており、ハードディスクレス型コンピュータ（６０）にインストールされているアダプタドライバプログラムを介して、ハードディスクレス型コンピュータ（６０）の中央処理装置（６２）により実行されて、オペレーティングシステムカーネルとアダプタ（５０）との通信接続が行われる。またアダプタ（５０）は、ネットワーク・ストレージ・プロトコルの演算を司り、ハードディスクレス型コンピュータ（６０）の中央処理装置（６２）が送出した磁気記憶装置アクセスコマンドを磁気記憶装置アクセスパケットに変換した後、ネットワークインターフェイスコントローラ（５３）を介して磁気記憶装置アクセスパケットをネットワークポート（５４）およびネットワーク線路（図示せず）を通じてインターネット（７０）上に送信し、磁気記憶装置アクセスパケットをインターネット（７０）上で転送させて、ひいては記憶サーバ（８０）に送信するコアコントローラチップ（５２）を備えている。ハードディスクレス型コンピュータ（６０）が記憶サーバ（８０）のデータを読み出す磁気記憶装置アクセスパケットの送信が終了した後、アダプタ（５０）はしばらくしてインターネット（７０）から、記憶サーバ（８０）から送信されてきたデータパケットを受信する。このデータパケットはコアコントローラチップ（５２）によりデパケット処理が行われ、最後にコンピュータインターフェイス（５１）を介してハードディスクレス型コンピュータ（６０）内に入力される。

上記説明から理解できるように、アダプタ（５０）は単にハードディスクレス型コンピュータ（６０）にネットワークの磁気記憶装置へのアクセス機能を提供するのみで、一般的なコンピュータ上におけるインターネット接続用のネットワークカードとすることができないので、コンピュータはネットワークカード（９０）を必要とする。余分にネットワークカード（９０）を使用するとなると、ハードディスクレス型コンピュータ（６０）内のインターフェイスカードスロット（６１）を一つ占有してしまうため、一台でネットワーク・ストレージ・システムおよび一般的なインターネット接続機能を実現するハードディスクレス型コンピュータ（６０）である場合には、アダプタ（５０）およびネットワークカード（９０）が挿入されて、ハードディスクレス型コンピュータ（６０）内における二つのインターフェイスカードスロット（６１）を占有してしまううえ、それぞれ二本のネットワーク接続線でネットワークスイッチ（Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｓｗｉｔｃｈ）に接続されることになり、ネットワークスイッチにおいてネットワークポートを二つ占有してしまうことになる。これでは、空間の無駄と、メンテナンスが面倒となるという不具合を招く。

ハードディスクレス型コンピュータに、ネットワークストレージおよびインターネット接続機能を兼備させ、しかもコンピュータにおけるインターフェイスカードスロットおよびネットワークスイッチのネットワークポートを多く占有する事態を招かないようにするために、業界ではある方法が提案されている。図５を参照されたい。このうちの一つの方式は、アダプタおよびネットワークカードを直接統合した改良型のアダプタ（５０’）である。このアダプタ（５０’）は二つのコントローラチップ（５２ａ）（５２ｂ）と、コンピュータインターフェイス（５１）と、ネットワークポート（５４）と、調整回路（Ａｒｂｉｔｒａｔｉｏｎ Ｃｉｒｃｕｉｔ）（５５）とを備えている。このうち一つのコアコントローラチップ（５２ａ）は磁気記憶装置コマンドの処理を司り、そして他方のコアコントローラチップ（５２ｂ）はネットワークパケットの処理を司るとともに、ハードディスクレス型コンピュータ（６０）内には二つのコアコントローラチップ（５２ａ）（５２ｂ）にそれぞれ対応する磁気記憶装置ドライバプログラムおよびネットワークドライバプログラムが格納されている。二つのドライバプログラムは、それぞれオペレーティングシステムカーネルから二つのコアコントローラチップ（５２ａ）（５２ｂ）のデバイス識別データを取得することができる。二つのコントローラチップ（５２ａ）（５２ｂ）は更に調整回路（５５）を介して共にネットワークインターフェイスコントローラ（５３）に接続されているため、この改良型のアダプタ（５０’）では、ネットワークポート（５４）およびコンピュータインターフェイス（５１）さえあれば、一本のネットワーク接続線でネットワークスイッチ（図示せず）上の対応するネットワークポート（５４）に接続できるうえ、ハードディスクレス型コンピュータ（６０）上においてインターフェイスカードスロット（６１）を一つ占有するだけでよい。

改良型のアダプタ（５０’）では、一つのネットワークポート（５４）および一つのコンピュータインターフェイス（５１）のみとなるまで簡素化できるものの、二つのコアコントローラチップ（５２ａ）（５２ｂ）を用いて、それぞれ磁気記憶装置ドライバプログラムおよびネットワークドライバプログラムと通信して、それぞれ磁気記憶装置アクセスパケットおよびネットワークデータパケットを処理しなければならない。このため何時、何れのコアコントローラチップ（５２ａ）（５２ｂ）で処理を行うかを判断するように調整回路（５５）を設計しなければならないことから、設計の複雑度および製造コストの上昇を招いてしまう。

上記問題を解決するために、業界では、図６に示すような、他のアダプタ（５０’’）の改良を開示している。このアダプタでは、一つのコンピュータインターフェイス（５１）と、一つのコアコントローラチップ（５２）と、一つのネットワークインターフェイスコントローラ（５３）と、一つのネットワークポート（５４）を備えるのみである。この改良型のアダプタ（５０’’）は一つのコアコントローラチップ（５２）しか備えていないため、磁気記憶装置アクセスパケットおよびネットワークデータパケットを同時に処理することはできない。よって、磁気記憶装置アクセスパケットおよびネットワークデータパケットを判断するサブプログラムを内包するように磁気記憶装置ドライバプログラムを更に改良していた。

中央処理装置（６２）がオペレーティングシステムカーネルを実行してネットワークアクセスコマンドをネットワークドライバプログラムに出力すると、ネットワークドライバプログラムはネットワークアクセスコマンドをパケット化した後、更に磁気記憶装置ドライバプログラムに送る。磁気記憶装置ドライバプログラムはネットワークデータパケットの形態を変えることなく、ネットワークデータパケットを直接送出する。次に中央処理装置（６２）はネットワークデータパケットをアダプタ（５０’’）内に送り、更にインターネット（７０）を介して送信する。しかし磁気記憶装置ドライバプログラムは、ネットワークドライバプログラムが送出したネットワークデータパケットの送信要求を受信したとき、中央処理装置（６２）全体の伝送および処理効率の低下を招いてしまう。

上記を総括すると、ハードディスクレス型コンピュータの環境下にて、一つの装置でインターネットと磁気記憶装置アクセスサービスを提供するとともに、データ伝送および処理の機能を維持できる改善方法が必要となるということは間違いない。

このため、本発明の主な目的は、単一の識別コードでハードディスクレス型コンピュータがインターネットおよび磁気記憶装置アクセスサービスを完了するとともに、データ伝送および処理の機能を維持する、単一の識別コードでインターネットおよび磁気記憶装置アクセスサービスを提供するハードディスクレス型コンピュータシステム、およびそのデータ送受信方法を提供するところにある。

前記目的を達成するために採用される主な技術的手段にて、ハードディスクレス型コンピュータは、
磁気記憶装置アクセスデータを磁気記憶装置アクセスパケット（ｐａｃｋｅｔ）にパケット化するとともに、磁気記憶装置アクセスパケットをデパケットする機能を備え、しかもインターネットに接続することで、ネットワークデータパケットおよび磁気記憶装置アクセスパケットを送受信するネットワーク接続手段と、
中央処理装置と、Ｉ／Ｏインターフェイスと、記憶メディアとを備えたコンピュータであり、このうち前記Ｉ／Ｏインターフェイスは前記ネットワーク接続手段を介してインターネットに接続されるものであり、しかも前記Ｉ／Ｏインターフェイスおよび前記記憶メディアは前記中央処理装置に電気的に接続されており、更に前記記憶メディア内には中央処理装置により実行されるオペレーティングシステムカーネル（ｋｅｒｎｅｌ）と、ネットワークドライバプログラム（ｄｒｉｖｅｒ）と、磁気記憶装置ドライバプログラムとが格納されており、このうち前記オペレーティングシステムカーネルは磁気記憶装置アクセスコマンド（ｃｏｍｍａｎｄ）およびネットワークアクセスコマンドを送出し、そして磁気記憶装置アクセスデータおよびネットワークデータを受信するものであり、前記ネットワークドライバプログラムはネットワークアクセスコマンドをネットワークデータパケットに変換するとともに、前記ネットワーク接続手段のデバイス識別データを取得して、前記ネットワーク接続手段を介してネットワークデータパケットをインターネットに送出して、また前記ネットワークドライバプログラムは更にネットワーク接続手段が送出したネットワークデータパケットをネットワークデータに変換するとともにオペレーティングシステムカーネルに伝送するものであり、そして前記磁気記憶装置ドライバプログラムは磁気記憶装置アクセスコマンドを磁気記憶装置アクセスデータに変換して、更にネットワーク接続手段を介して磁気記憶装置アクセスパケットに変換した後にインターネットに送出し、そして磁気記憶装置ドライバプログラムは更にネットワーク接続手段が送出した磁気記憶装置アクセスデータをオペレーティングシステムカーネルに伝送するものである、コンピュータと、を備えている。

前記目的を達成するために採用される他の主な技術的手段にて、前記システムのデータ送信方法は、
使用者がオペレーティングシステムを操作するコマンドに基づいて、中央処理装置によりオペレーティングシステムカーネルからコマンドを送出するステップと、
オペレーティングシステムカーネルが送出したコマンドが磁気記憶装置アクセスコマンドであるか否かを中央処理装置により判断するステップと、
もし磁気記憶装置アクセスコマンドである場合には、前記中央処理装置により前記磁気記憶装置ドライバプログラムを実行することで、磁気記憶装置アクセスコマンドを磁気記憶装置アクセスデータに変換するとともに前記ネットワーク接続手段に送出し、前記ネットワーク接続手段により磁気記憶装置アクセスデータを磁気記憶装置アクセスパケットにパケット化した後にインターネットに送出するステップと、
もし磁気記憶装置アクセスコマンドでない場合には、前記中央処理装置により前記ネットワークドライバプログラムを実行することで、ネットワークアクセスコマンドをネットワークデータパケットに変換するとともに、前記ネットワーク接続手段のデバイス識別データを取得した後、ネットワークデータパケットを前記ネットワーク接続手段を介してインターネットに送出するステップと、を含む。

また前記目的を達成するために採用される更に他の技術的手段にて、前記システムのデータ受信方法は、
ネットワーク接続手段によりインターネットからネットワークパケットを受信するステップと、
受信したネットワークパケットが磁気記憶装置アクセスパケットであるか否かをネットワーク接続手段により判断するステップと、
もし磁気記憶装置アクセスパケットでない場合には、ネットワーク接続手段によりネットワークパケットを中央処理装置に送信するとともに、中央処理装置によりネットワークドライバプログラムを実行して前記ネットワークパケットを処理した後にオペレーティングシステムカーネルに送出するステップと、
反対に磁気記憶装置アクセスパケットである場合には、ネットワーク接続手段により前記磁気記憶装置アクセスパケットをデパケットするステップと、
引き続き、ネットワーク接続手段により磁気記憶装置アクセスデータを中央処理装置に送信するとともに、中央処理装置により磁気記憶装置ドライバプログラムを実行して前記磁気記憶装置アクセスデータを処理した後にオペレーティングシステムカーネルに送出するステップと、を含む。

上記した技術的手段により、本発明のネットワークドライバプログラムはネットワーク接続手段のデバイス識別データを取得する機能を備えているので、中央処理装置はネットワークドライバプログラムが送出したデータをネットワーク接続手段に送出して、そしてネットワーク接続手段によりネットワークデータパケットをインターネットに送出することができる。したがって、従来技術に比べて、本発明ではコンピュータインターフェイスおよびネットワーク接続線を節約できるうえ、一定のデータ伝送および処理の機能を維持することができる。また、磁気記憶装置ドライバプログラムおよびネットワークドライバプログラムは、磁気記憶装置アクセスデータおよびネットワークアクセスデータを別個に処理するので、中央処理装置により磁気記憶装置ドライバプログラムおよびネットワークドライバプログラムを処理・演算する際の負担を効果的に軽減して、コンピュータの全体的な作業効率を高めることができる。

本発明は単一の識別コードでインターネットおよび磁気記憶装置アクセスサービスを提供するハードディスクレス型コンピュータシステムであって、ハードディスクレス型コンピュータに構築されているデータバンク、ウェブサイトサービス、独立した演算装置、携帯型機器、サーバおよび大型ホストコンピュータに適用される。図１を参照されたい。本発明はハードディスクレス型コンピュータ（１０）と、ネットワーク接続手段（２０）と、磁気記憶装置ドライバプログラム（ｄｒｉｖｅｒ）（１３２）と、ネットワークドライバプログラム（１３３）とを備えている。

ハードディスクレス型コンピュータ（１０）内には中央処理装置（１１）と、Ｉ／Ｏインターフェイス（１２）と、記憶メディア（１３）とが設けられている。Ｉ／Ｏインターフェイス（１２）および記憶メディア（１３）は中央処理装置（１１）に電気的に接続されており、しかも記憶メディア（１３）内にはオペレーティングシステムカーネル（ｋｅｒｎｅｌ（１３１）が格納されている。オペレーティングシステムカーネル（１３１）は中央処理装置（１１）により実行されて、磁気記憶装置アクセスコマンド（ｃｏｍｍａｎｄ）およびネットワークアクセスコマンドを送出し、そして磁気記憶装置アクセスデータおよびネットワークデータを受信する。またＩ／Ｏインターフェイス（１２）は、例えばＵＳＢ（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｅｒｉａｌ Ｂｕｓ）インターフェイス、ＰＣＩ（Ｐｅｒｉｐｈｅｒａｌ ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ Ｉｎｔｅｒｃｏｎｎｅｃｔ）スロットまたはＩＥＥＥ１３９４インターフェイスといったコンピュータにおける何らかのＩ／Ｏインターフェイスとすることができる。本実施形態においては前記Ｉ／Ｏインターフェイス（１２）はＰＣＩインターフェイスカードスロットである。

ネットワーク接続手段（２０）は本実施形態においてはＰＣＩインターフェイスカード形態としてのアダプタ（Ａｄａｐｔｅｒ）であって、
ハードディスクレス型コンピュータ（１０）上のＩ／Ｏインターフェイス（１２）に接続され、Ｉ／Ｏインターフェイス（１２）を介してハードディスクレス型コンピュータ（１０）とで磁気記憶装置アクセスコマンドおよびネットワークデータパケットの送受信を行うものであり、そしてＩ／Ｏインターフェイス（１２）に対応して、例えばＰＣＩインターフェイス、ＵＳＢインターフェイスまたはＩＥＥＥ１３９４インターフェイスといったコンピュータにおける何らかのＩ／Ｏインターフェイスまたはその他コンピュータＩ／Ｏインターフェイスである接続インターフェイス（２１）と、
接続インターフェイス（２１）に電気的に接続されるとともに、通信プロトコルに基づいて磁気記憶装置アクセスコマンドを磁気記憶装置アクセスパケット（ｐａｃｋｅｔ）にパケット化し、および磁気記憶装置アクセスパケットを磁気記憶装置アクセスデータにデパケットし、また通信プロトコルがｉＳＣＳＩ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｓｍａｌｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ Ｓｙｓｔｅｍ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）のプロトコルまたはその他の通信プロトコルである、通信プロトコル変換モジュール（２２）と、
接続インターフェイス（２１）および通信プロトコル変換モジュール（２２）に電気的に接続されるとともに、インターネット（３０）へ接続することで、インターネット（３０）を介してその他ネットワークサービス（４０）に対してネットワークパケットの送受信を行い、更にネットワークインターフェイスコントローラ（２３１）とネットワークポート（２３２）とを有しているネットワークインターフェイスユニット（２３）と、
ネットワークインターフェイスユニット（２３）、接続インターフェイス（２１）および通信プロトコル変換モジュール（２２）に電気的に接続されるとともに、ネットワークインターフェイスユニット（２３）から受信したネットワークパケットが通信プロトコルでパケット化されているか否かを判断し、もしそうであればネットワークパケットを通信プロトコル変換モジュール（２２）に送出し、反対にそうでなければ接続インターフェイス（２１）に送出するパケット判断モジュール（２４）と、を備えている。

磁気記憶装置ドライバプログラム（１３２）は、記憶メディア（１３）内に格納されるとともに、中央処理装置（１１）により実行されるものである。ハードディスクレス型コンピュータ（１０）が起動されると、磁気記憶装置ドライバプログラム（１３２）はハードディスクレス型コンピュータ（１０）内の記憶メディア（１３）に対して書き込みまたは読み出すデータには基準アドレス（ｂａｓｅ ａｄｄｒｅｓｓ）とマッピングアドレス（ｍａｐｐｉｎｇ ａｄｄｒｅｓｓ）などが含まれているネットワーク接続手段（２０）のハードウェアリソースをオペレーティングシステムカーネル（１３１）を介して取得する。また磁気記憶装置ドライバプログラム（１３２）はオペレーティングシステムカーネル（１３１）が送出した磁気記憶装置アクセスコマンドを磁気記憶装置アクセスデータに変換するとともに、ネットワーク接続手段（２０）のハードウェアリソースを利用して磁気記憶装置アクセスデータをネットワーク接続手段（２０）に送出し、ネットワーク接続手段（２０）により磁気記憶装置アクセスパケットに変換した後に、インターネット（３０）に送出する。また磁気記憶装置ドライバプログラム（１３２）は更にネットワーク接続手段（２０）が送出した磁気記憶装置アクセスデータをオペレーティングシステムカーネル（１３１）に送出する。

また、磁気記憶装置ドライバプログラム（１３２）は更に記憶メディア（１３０）内に、オペレーティングシステムカーネル（１３１）が送出した磁気記憶装置アクセスコマンドを一時的に保存するバッファキャッシュ領域を作成する。これにより磁気記憶装置ドライバプログラム（１３２）が複数のコマンド（ｍｕｌｔｉｐｌｅ ｃｏｍｍａｎｄ）および磁気記憶装置アクセスデータを同時に受け取り、そして中央処理装置（１１）により磁気記憶装置ドライバプログラム（１３２）を実行して、これを順次処理する。例えば、磁気記憶装置ドライバプログラム（１３２）内にはハードウェア割り込みサブプログラムを備えることができ、しかも磁気記憶装置ドライバプログラム（１３２）は、ネットワーク接続手段（２０）がデパケット後の磁気記憶装置アクセスデータを送出し、ネットワーク接続手段（２０）内の通信プロトコル変換モジュール（２２）が割り込み要求を送出したとき、オペレーティングシステムカーネル（１３１）は直ちに磁気記憶装置ドライバプログラム（１３２）のハードウェア割り込みサブプログラムを呼び出し、そして磁気記憶装置ドライバプログラム（１３２）がハードウェア割り込み通知を受け取ったとき、直ぐさま磁気記憶装置アクセスデータをオペレーティングシステムカーネル（１３１）に送出するハードウェア割り込みサービスを、オペレーティングシステムカーネル（１３１）に登録することができる。

ネットワークドライバプログラム（１３３）は記憶メディア（１３）内に格納されるとともに、中央処理装置（１１）により実行されるものであり、またネットワークドライバプログラム（１３３）はネットワークアクセスコマンドを例えばイーサネット（登録商標）通信プロトコルのネットワークデータパケットに変換するとともに、ネットワーク接続手段（２０）のデバイス識別データを取得して、ネットワーク接続手段（２０）を介してネットワークデータパケットをインターネット（３０）に送出する。もしハードディスクレス型コンピュータ（１０）のオペレーティングシステム（ｏｐｅｒａｔｉｎｇ ｓｙｓｔｅｍ）がマイクロソフトのウィンドウズ（登録商標）である場合には、磁気記憶装置ドライバプログラム（１３２）からネットワーク接続手段（２０）のハードウェアリソースを取得する必要がある。これによりネットワークドライバプログラム（１３３）は更にネットワーク接続手段（２０）のハードウェアリソースを用いてネットワークデータパケットをネットワーク接続手段（２０）に送出することになる。またハードディスクレス型コンピュータ（１０）のオペレーティングシステムがＬｉｎｕｘである場合には、ネットワークドライバプログラム（１３３）は直接オペレーティングシステムカーネル（１３１）からネットワーク接続手段（２０）のハードウェアリソースを取得することができる。更には、ネットワークドライバプログラム（１３３）は更にネットワーク接続手段（２０）が送出したネットワークデータパケットをネットワークデータに変換するとともにオペレーティングシステムカーネル（１３１）に伝送する。これ以外にも、ネットワークドライバプログラム（１３３）は更に記憶メディア（１３）内にバッファキャッシュ領域を作成して、まずネットワークデータパケットをバッファキャッシュ領域内に保存する。そして中央処理装置（１１）によりネットワークドライバプログラム（１３３）を実行して、これを順次処理する。例えば、ネットワーク接続手段（２０）がネットワークデータパケットを送出したとき、ハードディスクレス型コンピュータ（１０）のオペレーティングシステムに応じて、下記する二種類の処理方式がある。

Ｉ、もしハードディスクレス型コンピュータ（１０）のオペレーティングシステムがマイクロソフトのウィンドウズである場合には、ネットワークドライバプログラム（１３３）がポーリング方式を用いてバッファキャッシュ領域内にネットワークデータパケットがあることを検出したとき、このネットワークデータパケットをオペレーティングシステムカーネル（１３１）に送出する。

ＩＩ、ハードディスクレス型コンピュータのオペレーティングシステムがＬｉｎｕｘである場合には、ネットワークドライバプログラム（１３３）内には更にハードウェア割り込みサブプログラムを有しているうえ、ネットワークドライバプログラム（１３３）は、ネットワーク接続手段（２０）内の通信プロトコル変換モジュール（２２）が割り込み要求を送出したとき、オペレーティングシステムカーネル（１３１）は直ちにネットワークドライバプログラム（１３３）のハードウェア割り込みサブプログラムを呼び出し、そしてネットワークドライバプログラム（１３３）がハードウェア割り込み通知を受け取ったとき、直ぐさまネットワークデータパケットをオペレーティングシステムカーネル（１３１）に送出するハードウェア割り込みサービスをオペレーティングシステムカーネル（１３１）に登録することができる。

更に図２を参照されたい。上記したシステムがネットワークパケットを送信する手順には、
使用者がオペレーティングシステムを操作するコマンドに基づいて、中央処理装置（１１）によりオペレーティングシステムカーネル（１３１）から磁気記憶装置アクセスコマンドまたはネットワークアクセスコマンドを送出するコマンド送出ステップ（１００）と、
オペレーティングシステムカーネル（１３１）が送出したコマンドが磁気記憶装置アクセスコマンドであるか、それともネットワークアクセスコマンドであるかを中央処理装置（１１）により判断する、オペレーティングシステムカーネルが送出したコマンドの形式を判断するステップ（１０１）と、
もし磁気記憶装置アクセスコマンドである場合には、中央処理装置（１１）により磁気記憶装置ドライバプログラム（１３２）を実行することで、磁気記憶装置アクセスコマンドを磁気記憶装置アクセスデータに変換するステップ（１０２）と、
更に磁気記憶装置アクセスデータをネットワーク接続手段（１０３）に送出するステップ（１０３）と、
ネットワーク接続手段（２０）の通信プロトコル変換モジュール（２２）により磁気記憶装置アクセスデータを磁気記憶装置アクセスパケットにパケット化する、磁気記憶装置アクセスコマンドを磁気記憶装置アクセスパケットにパケット化するステップ（１０４）と、
その後、磁気記憶装置アクセスパケットを、ネットワーク接続手段（２０）がインターネット（３０）を介して、例えば広域通信網（Ｗｉｄｅ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＷＡＮ）または構内通信網（Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＬＡＮ）といったその他のネットワークサービス（４０）に送出するステップ（１０５）と、
もしネットワークアクセスコマンドである場合には、中央処理装置（１１）によりネットワークドライバプログラム（１３３）を実行することで、ネットワークアクセスコマンドをネットワークデータパケットに変換するステップ（１０６）と、
続いて、ネットワークドライバプログラム（１３３）が磁気記憶装置ドライバプログラム（１３２）からネットワーク接続手段（２０）のハードウェアリソースを取得するか、または直接オペレーティングシステムカーネル（１３１）からネットワーク接続手段（２０）のハードウェアリソースを取得する、ネットワーク接続手段のデバイス識別データを取得するステップ（１０７）と、
ネットワークデータパケットをネットワーク接続手段に送出するステップ（１０８）と、
ネットワークデータパケットをネットワーク接続手段（２０）がインターネット（３０）を介してその他のネットワークサービス（４０）に送出するステップ（１０９）と、を含む。

また図３を参照されたい。上記したシステムがネットワークパケットを受信する手順には、
ネットワーク接続手段（２０）のネットワークインターフェイスユニット（２３）によりネットワークパケットを受信するとともに、パケット判断モジュール（２４）に送出する、パケット受信ステップ（２００）と、
受信したパケットが磁気記憶装置アクセスパケットであるか否かをネットワーク接続手段（２０）のパケット判断モジュール（２４）により判断するステップ（２０１）と、
もし磁気記憶装置アクセスパケットでない場合には、ネットワーク接続手段（２０）によりダイレクトメモリアクセス（Ｄｉｒｅｃｔ Ｍｅｍｏｒｙ Ａｃｃｅｓｓ、ＤＭＡ）を用いてＩ／Ｏインターフェイス（１２）を介してネットワークデータパケットを中央処理装置（１１）に送信するステップ（２０２）と、
更に中央処理装置（１１）がネットワークドライバプログラム（１３３）を実行してネットワークデータパケットを処理した後にオペレーティングシステムカーネル（１３１）に送出するステップ（２０３）と、
反対に磁気記憶装置アクセスパケットである場合には、ネットワーク接続手段（２０）の通信プロトコル変換モジュール（２２）により磁気記憶装置アクセスパケットを磁気記憶装置アクセスデータにデパケットするステップ（２０４）と、
引き続き、ネットワーク接続手段（２０）の通信プロトコル変換モジュール（２２）によりＤＭＡを用いてＩ／Ｏインターフェイス（１２）を介して磁気記憶装置アクセスデータを中央処理装置（１１）に送信するステップ（２０５）と、
中央処理装置（１１）により磁気記憶装置ドライバプログラム（１３２）を実行して磁気記憶装置アクセスデータを処理した後にオペレーティングシステムカーネル（１３１）に送出するステップ（２０６）と、を含む。

上記から理解できるように、本発明のネットワークドライバプログラムはネットワーク接続手段のデバイス識別データを取得する機能を備えているので、中央処理装置はネットワークドライバプログラムが送出したデータをネットワーク接続手段に送出して、そしてネットワーク接続手段によりネットワークデータパケットをインターネットに送出することができることができる。したがって、従来技術に比べて、本発明ではコンピュータインターフェイスおよびネットワーク接続線を節約できるうえ、一定のデータ伝送および処理の機能を維持することができる。また、磁気記憶装置ドライバプログラムおよびネットワークドライバプログラムは、磁気記憶装置アクセスデータおよびネットワークアクセスデータを別個に処理するので、中央処理装置により磁気記憶装置ドライバプログラムおよびネットワークドライバプログラムを処理・演算する際の負担を効果的に軽減して、コンピュータの全体的な作業効率を高めることができる。

本発明は上記の実施形態にすでに開示しているものの、上記の実施形態にて言及されている内容に限定されることなく、本発明の技術的思想および範囲を逸脱することなく行われる改変および付加は、いずれも本発明の保護範囲に包括されるものである。

上記をまとめるに、本発明は顕著な効果の増進をもたらすとともに、発明の要件を満たすので、ここに法に基づき特許を出願するものである。

本発明をハードディスクレス型コンピュータに接続したときの機能ブロック図である。 前記ハードディスクレス型コンピュータが本発明のネットワーク接続手段を介してネットワークパケットを送信するフローチャートである。 前記ハードディスクレス型コンピュータが本発明のネットワーク接続手段を介してネットワークパケットを受信するフローチャートである。 公知のアダプタをハードディスクレス型コンピュータに応用したときの機能ブロック図である。 他の公知のアダプタをハードディスクレス型コンピュータに応用したときの機能ブロック図である。 更に他の公知のアダプタをハードディスクレス型コンピュータに応用したときの機能ブロック図である。

符号の説明

（１０）コンピュータ
（１１）中央処理装置
（１２）Ｉ／Ｏインターフェイス
（１３）記憶メディア
（１３１）オペレーティングシステムカーネル
（１３２）磁気記憶装置ドライバプログラム
（１３３）ネットワークドライバプログラム
（２０）ネットワーク接続手段
（２１）接続インターフェイス
（２２）通信プロトコル変換モジュール
（２３）ネットワークインターフェイスユニット
（２３１）ネットワークインターフェイスコントローラ
（２３２）ネットワークポート
（２４）パケット判断モジュール
（３０）インターネット
（４０）その他のネットワークサービス
（５０）（５０’）（５０’’）アダプタ
（５１）コンピュータインターフェイス
（５２）（５２ａ）（５２ｂ）コアコントローラチップ
（５３）ネットワークインターフェイスコントローラ
（５４）ネットワークポート
（５５）調整回路
（６０）ハードディスクレス型コンピュータ
（６１）インターフェイスカードスロット
（６２）中央処理装置
（７０）インターネット
（８０）記憶サーバ
（９０）ネットワークカード

Claims (14)

1. 単一の識別コードでインターネットおよび磁気記憶装置アクセスサービスを提供するハードディスクレス型コンピュータシステムであって、
   磁気記憶装置アクセスデータを磁気記憶装置アクセスパケット（ｐａｃｋｅｔ）にパケット化するとともに、磁気記憶装置アクセスパケットをデパケットする機能を備え、しかもインターネットに接続することで、ネットワークデータパケットおよび磁気記憶装置アクセスパケットを送受信するネットワーク接続手段と、
   中央処理装置と、Ｉ／Ｏインターフェイスと、記憶メディアとを備えたコンピュータであり、このうち前記Ｉ／Ｏインターフェイスは前記ネットワーク接続手段を介してインターネットに接続されるものであり、しかも前記Ｉ／Ｏインターフェイスおよび前記記憶メディアは前記中央処理装置に電気的に接続されており、更に前記記憶メディア内には中央処理装置により実行されるオペレーティングシステムカーネル（ｋｅｒｎｅｌ）と、ネットワークドライバプログラム（ｄｒｉｖｅｒ）と、磁気記憶装置ドライバプログラムとが格納されており、このうち前記オペレーティングシステムカーネルは磁気記憶装置アクセスコマンド（ｃｏｍｍａｎｄ）およびネットワークアクセスコマンドを送出し、そして磁気記憶装置アクセスデータおよびネットワークデータを受信するものであり、前記ネットワークドライバプログラムはネットワークアクセスコマンドをネットワークデータパケットに変換するとともに、前記ネットワーク接続手段のデバイス識別データを取得して、前記ネットワーク接続手段を介してネットワークデータパケットをインターネットに送出して、また前記ネットワークドライバプログラムは更にネットワーク接続手段が送出したネットワークデータパケットをネットワークデータに変換するとともにオペレーティングシステムカーネルに伝送するものであり、そして前記磁気記憶装置ドライバプログラムは磁気記憶装置アクセスコマンドを磁気記憶装置アクセスデータに変換して、更にネットワーク接続手段を介して磁気記憶装置アクセスパケットに変換した後にインターネットに送出し、そして前記磁気記憶装置ドライバプログラムは更にネットワーク接続手段が送出した磁気記憶装置アクセスデータをオペレーティングシステムカーネルに伝送するものである、コンピュータと、
   を備えたことを特徴とする単一の識別コードでインターネットおよび磁気記憶装置アクセスサービスを提供するハードディスクレス型コンピュータシステム。
2. 前記ネットワーク接続手段は、
   前記ハードディスクレス型コンピュータのＩ／Ｏインターフェイスに接続され、前記Ｉ／Ｏインターフェイスを介して前記ハードディスクレス型コンピュータとで磁気記憶装置アクセスコマンドおよびネットワークデータパケットの送受信を行う接続インターフェイスと、
   前記接続インターフェイスに電気的に接続されるとともに、通信プロトコルに基づいて磁気記憶装置アクセスコマンドを磁気記憶装置アクセスパケットにパケット化し、および前記磁気記憶装置アクセスパケットを磁気記憶装置アクセスデータにデパケットする通信プロトコル変換モジュールと、
   前記接続インターフェイスおよび通信プロトコル変換モジュールに電気的に接続されるとともに、インターネットへ接続するネットワークインターフェイスユニットと、
   前記ネットワークインターフェイスユニット、前記接続インターフェイスおよび通信プロトコル変換モジュールに電気的に接続されるとともに、前記ネットワークインターフェイスユニットから受信したネットワークパケットが前記通信プロトコルでパケット化されているか否かを判断し、もしそうであれば前記ネットワークパケットを前記通信プロトコル変換モジュールに送出し、反対にそうでなければ前記接続インターフェイスに送出するパケット判断モジュールと、
   を更に備えたことを特徴とする請求項１に記載の単一の識別コードでインターネットおよび磁気記憶装置アクセスサービスを提供するハードディスクレス型コンピュータシステム。
3. 前記接続インターフェイスが前記Ｉ／Ｏインターフェイスに対応するＰＣＩ（Ｐｅｒｉｐｈｅｒａｌ ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ Ｉｎｔｅｒｃｏｎｎｅｃｔ）インターフェイスであることを特徴とする請求項２に記載の単一の識別コードでインターネットおよび磁気記憶装置アクセスサービスを提供するハードディスクレス型コンピュータシステム。
4. 前記接続インターフェイスが前記Ｉ／Ｏインターフェイスに対応するＵＳＢ（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｅｒｉａｌ Ｂｕｓ）インターフェイスであることを特徴とする請求項２に記載の単一の識別コードでインターネットおよび磁気記憶装置アクセスサービスを提供するハードディスクレス型コンピュータシステム。
5. 前記接続インターフェイスが前記Ｉ／Ｏインターフェイスに対応するＩＥＥＥ１３９４インターフェイスであることを特徴とする請求項２に記載の単一の識別コードでインターネットおよび磁気記憶装置アクセスサービスを提供するハードディスクレス型コンピュータシステム。
6. 前記磁気記憶装置ドライバプログラムおよびネットワークドライバプログラムは更に、前記記憶メディア内に、磁気記憶装置アクセスコマンド、磁気記憶装置アクセスデータ、ネットワークアクセスコマンドおよびネットワークデータパケットを一時的に保存するバッファキャッシュ領域をそれぞれ作成することで、磁気記憶装置ドライバプログラムが複数の磁気記憶装置アクセスコマンドおよび磁気記憶装置アクセスデータを同時に受け取り、ネットワークドライバプログラムが複数のネットワークアクセスコマンドおよびネットワークデータパケットを同時に受け取り、中央処理装置により磁気記憶装置ドライバプログラムおよびネットワークドライバプログラムを実行して、これを順次処理することを特徴とする請求項１ないし５のいずれか一項に記載の単一の識別コードでインターネットおよび磁気記憶装置アクセスサービスを提供するハードディスクレス型コンピュータシステム。
7. 前記ネットワークドライバプログラムがポーリング方式を用いて前記バッファキャッシュ領域内に磁気記憶装置アクセスデータがあることを検出したとき、前記磁気記憶装置アクセスデータを前記オペレーティングシステムカーネルに送出することを特徴とする請求項６に記載の単一の識別コードでインターネットおよび磁気記憶装置アクセスサービスを提供するハードディスクレス型コンピュータシステム。
8. 前記磁気記憶装置ドライバプログラムおよびネットワークドライバプログラム内には更にハードウェア割り込みサブプログラムを有しているうえ、磁気記憶装置ドライバプログラムおよびネットワークドライバプログラムはそれぞれオペレーティングシステムカーネルにハードウェア割り込みサービスを登録することができることを特徴とする請求項６に記載の単一の識別コードでインターネットおよび磁気記憶装置アクセスサービスを提供するハードディスクレス型コンピュータシステム。
9. 前記通信プロトコルがｉＳＣＳＩ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｓｍａｌｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ Ｓｙｓｔｅｍ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）のプロトコルであることを特徴とする請求項１ないし５のいずれか一項に記載の単一の識別コードでインターネットおよび磁気記憶装置アクセスサービスを提供するハードディスクレス型コンピュータシステム、およびそのデータ送受信方法。
10. 前記通信プロトコルがｉＳＣＳＩのプロトコルであることを特徴とする請求項６に記載の単一の識別コードでインターネットおよび磁気記憶装置アクセスサービスを提供するハードディスクレス型コンピュータシステム。
11. 前記ネットワークドライバプログラムはネットワークアクセスコマンドをイーサネットの通信プロトコルに適合したネットワークデータパケットに変換することを特徴とする請求項１ないし５のいずれか一項に記載の単一の識別コードでインターネットおよび磁気記憶装置アクセスサービスを提供するハードディスクレス型コンピュータシステム。
12. 前記ネットワークドライバプログラムはネットワークアクセスコマンドをイーサネットの通信プロトコルに適合したネットワークデータパケットに変換することを特徴とする請求項６に記載の単一の識別コードでインターネットおよび磁気記憶装置アクセスサービスを提供するハードディスクレス型コンピュータシステム。
13. 請求項１ないし１２のいずれか一項に記載のハードディスクレス型コンピュータシステムに応用するデータ送信方法であって、
    使用者がオペレーティングシステムを操作するコマンドに基づいて、中央処理装置によりオペレーティングシステムカーネルからコマンドを送出するステップと、
    オペレーティングシステムカーネルが送出したコマンドが磁気記憶装置アクセスコマンドであるか否かを中央処理装置により判断するステップと、
    もし磁気記憶装置アクセスコマンドである場合には、前記中央処理装置により前記磁気記憶装置ドライバプログラムを実行することで、磁気記憶装置アクセスコマンドを磁気記憶装置アクセスデータに変換するとともに前記ネットワーク接続手段に送出し、前記ネットワーク接続手段により磁気記憶装置アクセスデータを磁気記憶装置アクセスパケットにパケット化した後にインターネットに送出するステップと、
    もし磁気記憶装置アクセスコマンドでない場合には、前記中央処理装置により前記ネットワークドライバプログラムを実行することで、ネットワークアクセスコマンドをネットワークデータパケットに変換するとともに、前記ネットワーク接続手段のデバイス識別データを取得した後、ネットワークデータパケットを前記ネットワーク接続手段を介してインターネットに送出するステップと、を含むことを特徴とするデータ送信方法。
14. 請求項１ないし１２のいずれか一項に記載のハードディスクレス型コンピュータシステムに応用するデータ受信方法であって、
    ネットワーク接続手段によりインターネットからネットワークパケットを受信するステップと、
    受信したネットワークパケットが磁気記憶装置アクセスパケットであるか否かをネットワーク接続手段により判断するステップと、
    もし磁気記憶装置アクセスパケットでない場合には、ネットワーク接続手段によりネットワークパケットを中央処理装置に送信するとともに、中央処理装置によりネットワークドライバプログラムを実行して前記ネットワークパケットを処理した後にオペレーティングシステムカーネルに送出するステップと、
    反対に磁気記憶装置アクセスパケットである場合には、ネットワーク接続手段により前記磁気記憶装置アクセスパケットをデパケットするステップと、
    引き続き、ネットワーク接続手段により磁気記憶装置アクセスデータを中央処理装置に送信するとともに、中央処理装置により磁気記憶装置ドライバプログラムを実行して前記磁気記憶装置アクセスデータを処理した後にオペレーティングシステムカーネルに送出するステップと、を含むことを特徴とするデータ受信方法。

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