JP2009028494A - Overturning preventive structure for furniture - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、収納家具が地震などで転倒するのを防止するための技術に関するものである。 The present invention relates to a technique for preventing stored furniture from falling down due to an earthquake or the like.
従来から、収納家具の転倒を防止するために、収納家具の天板から上方に高さ調整用の支持杆を突出させ、支持杆の突出長さ調整により支持杆の上端に設けた突っ張り体を天井面に当接し、これにより地震時に収納家具が転倒しないようにしたものが特許文献1などにより知られている。 Conventionally, in order to prevent the storage furniture from overturning, a support rod for height adjustment protrudes upward from the top plate of the storage furniture, and a projecting body provided on the upper end of the support rod by adjusting the protrusion length of the support rod has been provided. Japanese Patent Application Laid-Open No. H10-228561 is known that abuts against the ceiling surface so that the storage furniture does not fall down during an earthquake.
このような支持杆の上端の突っ張り体を天井面に当接することで収納家具の転倒を防止するようなものにおいては、天井面に当接する突っ張り体の面積が大きい程天井面を傷つけない効果が大きくなる。 In such a thing that prevents the storage furniture from toppling by abutting the upper end of the supporting rod against the ceiling surface, the larger the area of the protruding body that abuts the ceiling surface, the more effectively the ceiling surface is not damaged. growing.
図11(a)には上記の従来例の通常時における概略図を示している。ところが、地震時に収納家具1が傾くと、天井面6に当接している突っ張り体5’の面積が大きいと収納家具1の傾きに追従して支持杆20が傾き、突っ張り体5’の後端のみが収納家具1に接した状態で突っ張り体5’が傾こうとし、このため、図11(b)のAで示す部分に応力が集中し、支持杆20が曲がったり、接合部が壊れたりするという問題がある。
FIG. 11A shows a schematic diagram of the above-described conventional example at the normal time. However, when the
また、面積の大きな突っ張り体を複数のネジ棒で支えて天井面に当接するものも特許文献2により知られているが、この従来例にあっては、突っ張り体と複数のネジ棒は連結されておらず、したがって、面積の大きな突っ張り体を手で支持しながら、複数のネジ棒を回転して突っ張り体を上方に押し上げて天井面に当接させなければならず、一人での作業は困難で、複数の作業者により作業しなければならないという問題がある。
Also,
また、上記したいずれの従来例にあっても、収納家具が沈み込んだ場合、天井面に当接していた突っ張り体が天井面から下方に下がり、この場合には収納家具の転倒防止が出来ないという問題がある。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、突っ張り体の天井面への当接状態を安定させることができ、また、ネジ棒の突っ張り体への取付け部分が破損したり、ネジ棒が曲がるのが防止でき、確実に突っ張り体を天井面に当接した状態を保持して収納家具の転倒防止ができ、また、突っ張り体を天井面に当接して転倒防止を行うようにする作業が簡単にでき、更に、収納家具が下方に沈み込んでも突っ張り体の天井面への当接を継続できて、確実に収納家具の転倒防止を図ることができる家具の転倒防止構造を提供することを課題とするものである。 The present invention has been invented in view of the above-described conventional problems, and can stabilize the abutting state of the tension member to the ceiling surface, and the mounting portion of the screw rod to the tension member can be damaged. Or the screw rod can be prevented from bending, and the furniture can be prevented from overturning by holding the state where the suspension body is in contact with the ceiling surface, and the suspension body can be prevented from falling over by contacting the suspension body to the ceiling surface. In addition, even if the storage furniture sinks downward, it can continue to contact the ceiling of the tension body, and the furniture can be prevented from falling down. It is a problem to provide.
上記課題を解決するために本発明に係る家具の転倒防止構造は、収納家具1の上面から上方に向けて上端部に突っ張り体5を有する高さ調整用のネジ棒3と1又は複数の支持棒4をそれぞれ上方への突出長さ調整自在に立設し、ネジ棒3の突出長さ調整により上記突っ張り体5を天井面6に当接し、上記支持棒4の突出長さ調整により支持棒4の上端部を天井面6に当接した突っ張り体5の下面に当接して成ることを特徴とするものである。
In order to solve the above-mentioned problems, the furniture overturn prevention structure according to the present invention includes a height-adjusting
このような構成とすることで、突っ張り体5をネジ棒3と支持棒4とで支持して突っ張り体5を天井面6に当接した状態を維持できる。また、突っ張り体5をネジ棒3と支持棒4とで支持するに当たり、まず、突っ張り体5を手で支持することなく、ネジ棒3の突出長さ調整操作のみで突っ張り体5を天井面6に当接することができ、支持棒4はその後、突出長さ調整をして支持棒4の上端部を天井面6に当接した突っ張り体5の下面に当接させるだけで作業が完了するので、一人でも簡単且つ確実に作業を行うことができる。
With such a configuration, it is possible to maintain the state in which the
また、ネジ棒3の上端部に突っ張り体5をネジ棒3に対して回動自在で且つ上下方向には移動しないように取付けることが好ましい。
Moreover, it is preferable to attach the projecting
このような構成とすることで、ネジ棒3を回転して突出長さ調整操作をして突っ張り体5を天井面6に当てた状態で、更にネジ棒3を回転することで天井面6に当たっている突っ張り体5を天井面6に強く押し付けることが可能で、この場合、突っ張り体5が天井面6に当たった状態では回転することなく天井面6に強く押し付けられるので、天井面6を突っ張り体5の押し付け状態における回転で傷付けることがない。また、天井面6に突っ張り体5が当たった際の姿勢、つまり、当接初期の姿勢を保ったままネジ棒3を回転して突っ張り体6を天井面6に強く押し付けることができるので、突っ張り体5の天井面6への当接初期に、突っ張り体5の支持棒4により押し付けられる位置を、あらかじめ支持棒4の真上となるように位置させておけば、ネジ棒3の回転終了後における後工程で支持棒4の上端を突っ張り体5の目的とする位置に確実に当接するということも可能となる。
With this configuration, the
また、ネジ棒3の上端部に突っ張り体5を固着してあることが好ましい。
Further, it is preferable that the projecting
このような構成とすることで、ネジ棒3の上端部に突っ張り体5を簡単且つ確実に取付けることができる。
With such a configuration, it is possible to easily and reliably attach the
また、ネジ棒3を突っ張り体5の中央部に取付けると共に支持棒4を突っ張り体5の下面のネジ棒3の取付け部よりも後方にずれた位置において当接させることが好ましい。
Further, it is preferable that the
このような構成とすることで、突っ張り体5の面積が大きいものであっても、地震時に収納家具1が傾いた際に追従して突っ張り体5ががたつこうとしても、突っ張り体5の後部を支持棒4で補強することができて突っ張り体5が傾いたり、ネジ棒3先端部の突っ張り体5の取付け部分が破損したり、ネジ棒3が曲がったりするのが防止でき、これによりいっそう収納家具1の転倒が防止できる。
By adopting such a configuration, even if the area of the
また、収納家具1の上面に固着される取付け部材7にネジ棒3及び支持棒4がそれぞれ上方への突出長さ調整自在に立設してあることが好ましい。
Moreover, it is preferable that the
このように、取付け部材7にネジ棒3及び支持棒4が立設してあることで、取付け部材7で天板2の補強ができると共に、ネジ棒3及び支持棒4が立設し取付け部材7を天板2に取付けるので、収納家具1の上面に上方への突出長さ自在にネジ棒3及び支持棒4を簡単に取付けることができる。
Thus, the
また、突っ張り体5を上方に付勢するばね8と、突っ張り体5の下方への戻りを防止する戻り防止機構9とを備えていることが好ましい。
Moreover, it is preferable to include a
ばね8により突っ張り体5が上方に付勢してあって、下方へは戻らないようになっているため、収納家具1が下方に沈み込んでも突っ張り体5の天井面6への当接状態が継続され、収納家具1の転倒を確実に防止できる。
Since the projecting
また、対向する側板21の内面の上端部間に天板2を架設して側板21の上端面と天板2の上面とが面一となった収納家具1を構成し、複数の収納家具1を側板21同士が当接するように並設し、取付け部材7を、一方の天板2の上面端部から一方の側板21の上端面、隣接する他方の側板21の上端面を経て他方の天板2の上面端部にわたって載置した状態で両収納家具1に固着することが好ましい。
Further, the
このような構成とすることで、地震時に突っ張り体5から収納家具1にかかる負荷は、取付け部材7から隣接する収納家具1の互いに当接しあっている2つの側板21により直接支持されることになり、天板2に負荷が集中してかかって天板2の側端面と側板21の内側面との接合部分における接合が外れるという現象を防止することができ、地震時に収納家具1の転倒を突っ張り体5で確実に防止することができる。更に、取付け部材7が両収納家具1に固着されることで、突っ張り体5の位置ずれが生じることなく、地震の際の振動などにより収納家具1から外れるというおそれもなく、確実に収納家具1の転倒を防止できる。
With such a configuration, the load applied to the
本発明の請求項1記載の発明は、ネジ棒の上端部に設けた突っ張り体を天井面に当接し、支持棒の上端部を天井面に当接した突っ張り体の下面に当接するので、ネジ棒と支持棒とにより突っ張り体の天井面への当接を安定させることができ、しかも、ネジ棒と支持棒とで突っ張り体を支持するにもかかわらず、ネジ棒の上方への突出状態の調整を行うことで、突っ張り体を手で保持することなく、天井面に当接でき、支持棒はその後に上方への突出調整をすればよいので、一人で簡単且つ確実に作業ができる。 According to the first aspect of the present invention, the projecting body provided at the upper end of the screw rod contacts the ceiling surface, and the upper end of the support rod contacts the lower surface of the projecting body contacting the ceiling surface. The rod and the support rod can stabilize the abutment on the ceiling surface, and the screw rod and the support rod can support the projecting body, but the screw rod and the support rod By performing the adjustment, it is possible to make contact with the ceiling surface without holding the tension body by hand, and the support bar only needs to be adjusted to project upward thereafter, so that one person can work easily and reliably.
また、請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、ネジ棒の上端部に突っ張り体をネジ棒に対して回動自在で且つ上下方向には移動しないように取付けてあるので、天井面を傷付けることなく突っ張り体を天井面に強く押し付けることができる。
In addition to the effect of the invention described in
また、請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、ネジ棒の上端部に突っ張り体を簡単且つ確実に取付けることができる。 Moreover, in addition to the effect of the invention described in the first aspect, the invention described in the third aspect can easily and reliably attach the tension body to the upper end portion of the screw rod.
また、請求項4記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の発明の効果に加え、ネジ棒を突っ張り体の中央部に取付けると共に支持棒を突っ張り体の下面のネジ棒の取付け部よりも後方にずれた位置において当接させあるので、突っ張り体が前下がりとなるように傾き難く、ネジ棒への突っ張り体の取付け部分が破損したり、ネジ棒が曲がるのが防止でき、確実に突っ張り体を天井面に当接した状態を保持して収納家具の転倒防止ができる。
In addition, in the invention described in
また、請求項5記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の発明の効果に加え、収納家具の上面に固着される取付け部材にネジ棒及び支持棒がそれぞれ上方への突出長さ調整自在に立設してあるので、天板の補強と、天板へネジ棒及び支持棒の取付けが簡単にできる。
Further, in the invention described in
また、請求項6記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の発明の効果に加え、突っ張り体を上方に付勢するばねと、突っ張り体の下方への戻りを防止する戻り防止機構とを備えているので、収納家具が下方に沈み込んでも突っ張り体の天井面への当接を継続できて、確実に収納家具の転倒防止を図ることができる。
Further, in the invention described in
また、請求項7記載の発明にあっては、上記請求項5記載の発明の効果に加え、取付け部材を、一方の天板の上面端部から一方の側板の上端面、隣接する他方の側板の上端面を経て他方の天板の上面端部にわたって載置した状態で両収納家具に固着するので、地震時に突っ張り体から収納家具にかかる負荷が、取付け部材から隣接する収納家具の2つの側板により直接支持され、これにより天板に負荷が集中してかかって天板の側端面と側板の内側面との接合部分における接合が外れるという現象を防止することができ、地震時に収納家具の転倒を突っ張り体で確実に防止することができ、更に、取付け部材が両収納家具に固着されるので、突っ張り体の位置ずれが生じることなく、地震の際の振動などにより収納家具から外れるというおそれもなく、確実に収納家具の転倒を防止できる。
In addition, in the invention according to
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。 Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments shown in the accompanying drawings.
図1、図2には本発明の一実施形態が示してある。 1 and 2 show an embodiment of the present invention.
収納家具1は床面に設置されるのもので、この収納家具1の天板2には高さ調整用のネジ棒3と1又は複数の支持棒4をそれぞれ上方への突出長さ調整自在に立設してある。
The
図1、図2に示す実施形態では、天板2には前後方向に複数(実施形態では2個)の鬼目ナットのようなナット部10を設けてある。なお、この前後方向に設けたナット部10の対は天板2の左右方向に複数対設けてもよい。上記前後方向に設けた対となった複数のナット部10のうち一つのナット部10にネジ棒3を螺合してネジ棒3を天板2の上方に突出するように立設しあり、ネジ棒3を回転操作することで、ネジ棒3の上方への突出長さを調整自在としてある。残りのナット部10には外周に雄ネジを有する支持棒4を螺合して支持棒4を天板2の上方に突出するように立設しあり、支持棒4を回転操作することで、支持棒4の上方への突出長さを調整自在としてある。
In the embodiment shown in FIGS. 1 and 2, the
ネジ棒3の上端部には連結部18が設けてあり、該連結部18が板状をした突っ張り体5の下面部に設けた被連結部19に回転自在ではあるが上下方向には移動しないように取付けてある。このようにしてネジ棒3の上端部に突っ張り体5がネジ棒3に対して回動自在で且つネジ棒3に対しては上下方向には移動しないように取付けてあり、ネジ棒3を上方に移動させるとネジ棒3の上端部に取付けた突っ張り体5も上方に移動するようになっている。ここで、突っ張り体5はその中央部がネジ棒3に取付けてある。
A connecting
支持棒4を螺合するナット部10は、上記ネジ棒3を螺合するナット部10よりも天板2の前後方向において後方にずれて設けてある。
The
施工に当たっては、収納家具1は床面に設置し、次に、ネジ棒3を回転操作してネジ棒3を上方に突出させていくことで、ネジ棒3と共に突っ張り体5を上方に移動して突っ張り体5の上面を天井面6に当接する。この場合、突っ張り体5を手で支持することなく、ネジ棒3の回転操作のみで突っ張り体5の上面を天井面6に当接することができる。
In the construction, the
次に、支持棒4を回転して上方に突出させ、支持棒4の上端部を天井面6に当接した突っ張り体5の下面に当接する。
Next, the
上記のようにして天井面6に当接している突っ張り体5の中央部をネジ棒3で下方か突っ張り支持し、該天井面6に当接している突っ張り5の下面の後部を支持棒4で下方から突っ張り支持する。
As described above, the central portion of the projecting
これにより、天井面6に当接した突っ張り体5がネジ棒3と支持棒4とで支持されて天井面6に当接した状態が維持されることになり、突っ張り体5の天井面6への当接が安定し、地震時に突っ張り体5のがたつきが防止され、収納家具1の転倒防止が確実に行えることになる。また、ネジ棒3を突っ張り体5の中央部に取付けると共に支持棒4を突っ張り体5の下面のネジ棒3の取付け部よりも後方にずれた位置において当接させることで、突っ張り体5の面積が大きいものであっても、地震時に収納家具1が傾いた際に追従して突っ張り体5ががたつこうとしても、突っ張り体5の後部を支持棒4で補強することができて突っ張り体5が傾いたり、ネジ棒3先端部の突っ張り体5の取付け部分が破損したり、ネジ棒3が曲がったりするのが防止でき、これによりいっそう収納家具1の転倒が防止できる。
As a result, the state in which the projecting
更に、突っ張り体5をネジ棒3と支持棒4とで支持するようにしたにもかかわらず、突っ張り体5を手で支持しなくても1つのネジ棒3の突出長さ調整操作のみで突っ張り体5を天井面6に当接できるので、支持棒4はその後、突出長さ調整をして支持棒4の上端部を天井面6に当接した突っ張り体5の下面に当接させるだけで作業が完了し、一人でも簡単且つ確実に作業を行うことができる。
Further, even though the
図3、図4には本発明の他の実施形態が示してある。本実施形態においては、金属製のような板状をした取付け部材7に前後方向の複数個所にそれぞれナット部10を設け、前に位置するナット部10にネジ棒3を螺合し、後に位置するナット部10に支持棒4を螺合してある。ネジ棒3の上端には上記と同様に突っ張り体5がネジ棒3に対して回動自在で且つネジ棒3に対しては上下方向には移動しないように取付けてある。
3 and 4 show another embodiment of the present invention. In the present embodiment, the plate-
収納家具1の天板2には前後方向にずらして孔12が設けてあり、上記のようにネジ棒3と支持棒4とを上方に向けて立設して取付けた取付け部材7を天板2の上面に重ね、ネジ棒3と支持棒4の各下端部を上記前後に位置する孔12にそれぞれ挿通し、この状態で任意の固着手段により取付け部材7を天板2に固着してある。
The
この実施形態においては、取付け部材7で天板2の補強ができると共に、ネジ棒3及び支持棒4が立設した取付け部材7を天板2に取付けるので、天板2に上方への突出長さ自在にネジ棒3及び支持棒4を簡単に取付けることができる。
In this embodiment, the
本実施形態における収納家具1の転倒防止の作用は前述の実施形態と同様であるので説明は省略する。
Since the action of preventing the fall of the
図5、図6には本発明の更に他の実施形態が示してある。 5 and 6 show still another embodiment of the present invention.
本実施形態においては、天板2の上面部に重ねて固着される取付け部材7にネジ棒3や支持棒4を上方には移動できるが下方には移動できないように支持するための戻り防止機構9が前後に複数設けてある。戻り防止機構9は、取付け部材7に円錐形状に傾斜した挿通部17を設けると共に円錐形状をした挿通部17の中央部である頂部に貫通孔16を設けて構成してある。貫通孔16はネジ棒3や外周に雄ねじを有する支持棒4の外径とほぼ同じか又はやや小さく、貫通孔16はネジ棒3や外周に雄ネジを有する支持棒4に挿通すると、貫通孔16の縁がネジ棒3や支持棒4の外周の雄ネジに斜め上方から食い込むようになっている。したがって、ネジ棒3や支持棒4に上方に押し上げる力を加えると、ラチェットと同じ原理で上方には移動できるが、ネジ棒3や支持棒4を下方に引き下げる力が作用してもネジ棒3や支持棒4を下方に移動することができないようになっている。
In the present embodiment, a return prevention mechanism for supporting the
ネジ棒3や支持棒4の上端部又は上端部より下方位置にばね受け部15が螺合して設けてあり、回転することでネジ棒3や支持棒4に対する螺合位置を上下方向に変えることがきるようになっている。ばね受け部15と挿通部17の上端部との間にはネジ棒3や支持棒4を上方に押し上げようとする付勢力を付勢するばね8が介在してある。
The
ここで、ネジ棒3の上端には上記と同様に突っ張り体5がネジ棒3に対して回動自在で且つネジ棒3に対しては上下方向には移動しないように取付けてあるので、上記ばね8により突っ張り体5に上方への付勢力が付与され、また、戻り防止機構9により突っ張り体5の下方への戻りが防止してある。
Here, as described above, the projecting
収納家具1の天板2には前後方向にずらして孔12が設けてあり、上記のようにネジ棒3と支持棒4とを上方に向けて立設して取付けた取付け部材7を天板2の上面に重ね、ネジ棒3と支持棒4の各下端部を上記前後に位置する孔12にそれぞれ挿通し、この状態で任意の固着手段により取付け部材7を天板2に固着してある。
The
本実施形態においては、ネジ棒3に上方に押し上げる力を加えることでネジ棒3を上方にスライドにより移動させて素早く天井面6近くに突っ張り体5を位置させたり、当接させたりできる。また、その後、ネジ棒3を回転して確実にネジ棒3の上端部に設けた突っ張り体5を確実に天井面6に当接する。
In the present embodiment, by applying a force that pushes the
次に、支持棒4に上方に押し上げる力を加えることで支持棒4を上方にスライドにより移動させて素早く突っ張り体5の下面近くに支持棒4の先端部を位置させたり、当接させたりする。また、その後、支持棒4を回転して確実に支持棒4の上端部を突っ張り体5の下面に当接する。
Next, by applying an upward force to the
また、本実施形態では、上記のように突っ張り体5を天井面6に当接した状態でばね受け部15を操作してネジ棒3に対して相対的に下方移動させることで、ばね8による突っ張り体5への上方への付勢力を大きくする。また、支持棒4の上端部を突っ張り体5の下面に当接した状態でばね受け部15を操作して支持棒4に対して相対的に下方移動させることで、ばね8による支持棒4への上方への付勢力を大きくし、天井面6に当接している突っ張り体5を上記付勢力により天井面6に弾接させ、また、突っ張り体5の下面に当接している支持棒4の上端部を突っ張り体5に弾接させる。
Further, in the present embodiment, the
本実施形態における収納家具1の転倒防止の作用は前述の実施形態と同様であるので重複する説明は省略するが、突っ張り体5を天井面6に弾接させ、支持棒4の上端部を突っ張り体5に弾接させているので、より転倒防止効果がある。
Since the action of preventing the fall of the
また、本実施形態では、何らかの理由で収納家具1が下方に沈み込んでもばね8による弾性付勢力によりネジ棒3(つまりネジ棒3の上端部に取付けた突っ張り体5)が収納家具1に対して相対的に上方に移動し、突っ張り体5は天井面6に弾接又は当接した状態のまま維持され、また、ばね8による弾性付勢力により支持棒4が収納家具1に対して相対的に上方に移動し、支持棒4の上端部が突っ張り体5の下面部に弾接又は当接した状態のまま維持されることになる。したがって、収納家具1が沈み込んでも収納家具1の転倒を確実に防止できる。
Further, in this embodiment, even if the
上記各実施形態においては、高さ調整用のネジ棒3の上端部に突っ張り体5を設けるに当たって、ネジ棒3の上端部に突っ張り体5をネジ棒3に対して回動自在で且つ上下方向には移動しないように取付けた例で説明したが、図7、図8、図9にはネジ棒3の上端部に突っ張り体5を固着した例である。
In each of the above-described embodiments, when the projecting
すなわち、図7に示す実施形態では突っ張り体5が金属円板により構成してあり、この金属円板の下面部の中心にボルトよりなるネジ棒3の上端の六角の頭部3aを溶接により固着してある。また、本実施形態においては、取付け部材7が、収納家具1の上面に載設して固定するための固定板部22の中央部から上方に断面逆U字状をした前後に長い突条部23を突設して構成してあり、該取付け部材7の突条部23の上面片24の前後方向の中央部と後部とに設けた孔の縁にそれぞれナット25が溶接により固着してあり、該ナット25に上記ネジ棒3及び支持棒4のねじ部が螺合してある。断面逆U字状をした突条部23の内部空間26はネジ棒3、支持棒4を回転して下方に移動した際に、少なくとも下部、あるいは上端部を除いて大部分を収納することができるようになっている。また、本実施形態においては、支持棒4がボルトにより構成してあり、ナット25に螺合した支持棒4を回転して上方に移動することで支持棒4の上端の六角の頭部4aを金属円板よりなる突っ張り体5の後部下面に当接することができるようになっている。ネジ棒3、支持棒4にはそれぞれロックナット27が螺合してあり、ネジ棒3を回転して上方に移動することで突っ張り体5を天井面6に当接した状態でロックナット27をナット25に圧接するように締め付けてロックし、また、支持棒4を回転して上方に移動することで支持棒4の上端を突っ張り体5の後部下面に当接した状態でロックナット27をナット25に圧接するように締め付けてロックするようになっている。
That is, in the embodiment shown in FIG. 7, the
また、図8に示す実施形態は、ネジ棒3が寸切ボルトにより構成してあって、寸切ボルトの上端を金属円板よりなる突っ張り体5の下面部の中心に溶着してある点が上記図7に示す実施形態と異なる。他の構成は図7に示す実施形態と同じであるので説明を省略する。
Further, in the embodiment shown in FIG. 8, the
また、図9に示す実施形態においては、突っ張り体5を上面部の中央部に凹部28を有する円板(例えば合成樹脂製の円板)により構成してあり、凹部28の底に設けた孔にボルトよりなるネジ棒3を挿通し、該ボルトの頭部3aをワッシャを介して凹部28の底に当てると共に、ネジ棒3に螺合したナット29をワッシャを介して締め付けて突っ張り体5の下面に押接させることでネジ棒3に突っ張り体5を固着してある点が上記図7に示す実施形態と異なる。他の構成は図7に示す実施形態と同じであるので説明を省略する。
In the embodiment shown in FIG. 9, the
図10には本発明の更に他の実施形態が示してある。本実施形態においては収納家具1の上面への取付け部材7の取付け位置に特徴がある。
FIG. 10 shows still another embodiment of the present invention. The present embodiment is characterized in the mounting position of the mounting
収納家具1は左右の対向する側板21の内面の上端部間に天板2を架設して側板21の上端面と天板2の上面とが面一となり、また、図示を省略しているが、左右の対向する側板21の内面の下端部間に底板を架設して構成してあり、天板2、底板の側端面が外部に露出しないようにいわゆる「側板勝ち」の枠組み構成となっている。また、収納家具3の背面には必要に応じて背板が設けられ、また、内部には必要に応じて、中仕切り、棚、引き出し等が設けられる。上記の構成の収納家具1を側板21同士が左右方向に隣接するように複数の収納家具1を並べ、取付け部材7を、図10に示すように、一方の天板2の上面端部から一方の側板21の上端面、隣接する他方の側板21の上端面を経て他方の天板2の上面端部にわたって載置した状態でねじ具30により両収納家具1に固着する。
In the
このように、取付け部材7を、一方の天板2の上面端部から一方の側板21の上端面、隣接する他方の側板21の上端面を経て他方の天板2の上面端部にわたって載置した状態で両収納家具1に固着することで、地震時に突っ張り体5から収納家具1にかかる負荷は、取付け部材7から隣接する収納家具1の互いに当接しあっている2つの側板21により直接支持されることになり、天板2に負荷が集中してかかることがない。このため、天板2に負荷が集中してかかるって天板2の側端面と側板21の内側面との接合部分における接合が外れるという現象を防止することができ、地震時に収納家具1の転倒を突っ張り体5で確実に防止することができる。
In this way, the mounting
また、本実施形態では、取付け部材7が両収納家具1に固着されることで、突っ張り体5の位置ずれが生じることなく、地震の際の振動などにより収納家具1から外れるというおそれもなく、確実に収納家具1の転倒を防止できる。
Further, in this embodiment, the
1 収納家具
2 天板
3 ネジ棒
4 支持棒
5 突っ張り体
6 天井面
7 取付け部材
8 ばね
9 戻り防止機構
21 側板
DESCRIPTION OF
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