JP2009027705A - パケットを伝送するための方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、ノードのワイヤレスネットワークにおいてパケットを伝送するための方法を得る。
【解決手段】スケジュールされたタイムスロットの始まりで、ノードにおけるメトリックが設定され、そのメトリックは、そのワイヤレスネットワークにおいてパケットを受信器に伝送する必要性を示す。メトリックが受信電力レベルへマッピングされ、またその受信電力レベルが受信器で実現されるように、パケットが伝送電力レベルで伝送される。
【選択図】図4

Description

この発明は、一般に、ノードのワイヤレスネットワークにおいて受信電力を変化させることによるマルチプル(多重)アクセスに関し、特に、トランスミッター(送信機)における電力を制御することに関する。
マルチプルアクセス
マルチプルアクセスは、セルラー方式やアドホック(臨時の)ネットワークや、センサネットワークや、協同的且つ協調的な通信ネットワークや、リレー(継電)ネットワーク等のワイヤレスネットワークにおいて基本問題である。マルチプルアクセスは、複数の競合するトランシーバ(送受信機)がネットワークへアクセスすること、すなわちパケットを送受信することを可能にする。トランシーバは、また、ノード、ユーザ或いは移動局(MS)と称される。マルチプルアクセス問題を解決するために、多数のプロトコルが知られている。プロトコルはコンテンション(回線競合/争奪)フリー(無し)の、または、コンテンションベースのアクセスを使用する。
コンテンション(回線競合/争奪)フリーアクセスプロトコル
コンテンションフリーアクセスの場合には、ノードは予約されたタイムスロット、周波数、および/又は、拡散符号を割り当てられ、それらは殆ど干渉(混信)無くパケットを伝送するために使用できる。割り当ては、典型的には、通信基地局(ベースステーション)(BS)、アクセスポイント、または「受信」ノード等の集中型ラジオリソース・マネジメント・エンティティ(管理構成要素)によって行なわれる。しかし、特に、トラフィックが「バースト」であるときに、そのような方式の効率は低い場合がある。その上、通常、コンテンションフリーなアクセス方式は集中制御を必要とし、このため、より大きな数のノード、たとえば、数百または数千のノードを有するネットワークを扱うためには、該方式をあまり望ましくなくするオーバヘッドを必要とする。
コンテンションベースのアクセスプロトコル
コンテンションベースの(コンテンションに基づく)アクセスプロトコルは分散して実行できる。各ノードは、送信すべきパケットを持つ毎に、伝送する。これは、異なるノードによって同時に伝送されたパケットが受信ノード(受信器)でお互いに重なり合い、干渉する衝突(コリジョン)につながりうる。
マルチプル(多重)アクセス方式の設計は、平均的に、各ノードがチャンネルへアクセスする可成りの好機を確保することを伝統的に試みている。しかし、セルラー方式のアップリンクにおけるマルチユーザダイバーシティ等の問題では、マルチプルアクセス方式の目的は、いかなる時点でも、通信基地局(BS)への最も高いチャンネル利得を有するノードを速やかに選択することへ変わる。
1つの方式では、各MSがそのチャンネル利得を決定し、そのチャンネル利得をBSにフィードバックするのを可能にするために、パイロット信号がBSにより周期的にすべての移動局(MS)へブロードキャスト(同報通信)される。そして、BSは、最良のノードに対して、ダウンリンクまたはアップリンク伝送をスケジューリングする。
非常に異なる設定で生じる他の例は、コーポラティブ(協調型)通信システムでのリレー選択である。その設定では、ソースノードは、送り先ノードにメッセージを転送するために最良のリレーノードを選択することが必要である。上記すべての例では、ローカルチャンネル(市内回線)の知識がノードにその相対的な重要性と有用性の推定値を与えることに注意すべきである。
マルチプルアクセス方式の設計における一般的な想定は、パケットがお互いに干渉(混信)するとき、コリジョン(衝突)パケットを適正に復号できないということである。しかし、そのコリジョン(衝突)モデルは、混信を扱うワイヤレス(無線)物理層をモデル化する粗雑で悲観的な方法である。1つの受信信号の電力が干渉(混信)電力より十分強い限り、受信器は恐らくそのより強い信号を復号できるであろう。マルチユーザ検出またはスマートアンテナ等の干渉(混信)緩和のための特別な方策を用いなくとも、この記述は有効である。
MPR
信号捕捉と復号化の一般化はマルチパケット・レセプション(MPR)と呼ばれる。MPRを実現するための方法は、スペース(空)−タイム(時)コーディング、マルチプル入力マルチプル出力信号化、スプレッド(拡散)スペクトル変調、周波数ホッピング、およびマルチプル・アクセス・コーディングを含む。信号取得は、アロハ(Aloha)ネットワーク、IEEE802.11適合システム、ブルートゥースラジオ(無線)、およびセルラー方式等の多くのシステムで利用されている。コリジョン(衝突)モデルは、受信信号の電力が異なる伝送損失またはノードの異なる伝送された電力によりしばしば非対称である、という事実を無視する。実際には、それらの両方が信号取得を支援する。
幾つかの方法は、コンテンションに基づくマルチプルアクセスの効率を高めるのに、ローカルチャンネルについての知識を利用する。或るチャンネル感知アロハ方式は、チャンネルアクセスを制御するためにチャンネル知識を取り入れる。各ノードは、そのチャンネル利得がシステムで決定される閾値を超える場合のみ、伝送する。便宜的なアロハ(O−アロハ)プロトコルは、伝送の確率を、ローカルチャンネル知識の関数として設定する。ローカルチャンネル知識は各コンテンディング(競合)送信機でローカルに知られることが要求されるだけである。このようにして、高いチャンネル利得を有する送信機がより多く伝送を試みようとする。
上記マルチプルアクセス方式はいずれも、送信信号の電力を調整しようとしないことに注意すべきである。
コンテンションに基づくマルチプルアクセス(MA)を使用するノードのワイヤレスシステム(無線系)において、この発明は、最良のノードによって伝送されたパケットが、受信器によって正常に復号される確率を増大させる。「最良の」ノードは、本明細書では、最も高いメトリックを有するノードとして定義される。メトリックは一般に、ネットワークへのアクセスの「必要性」を定義し、そこでは、メトリックは考慮される特定用途またはシステムに依存でき、たとえば、メトリックは優先順位、可能な電力/エネルギー減少、チャンネル利得等に基づくことができる。この発明は、ノードがローカルチャンネル状態情報を有し、それらの電力を調整することができると仮定する。
この発明は、パケットを受信器に通信するように伝送された信号の電力を変動させる。その電力は、衝突(コリジョン)が発生したときでも、受信信号の信号対干渉(混信)および雑音比(SINR)が最良のユーザからのパケットの受信器での復号を成功させることができるようなものである。最良のノードは、パケットを伝送する必要性に関連する最も高いメトリックを有するノードである。
この発明によると、最適なストラテジー(戦術)は、受信信号の電力がメトリックの関数、たとえば、一組の離散的な電力レベルの1つであるように、パケットを伝送することである。この発明は、2つのノードだけがネットワークに存在する場合に対する最適な伝送ストラテジーの完全な特徴付けとともに、送信ノードの数が2より大きくて、恐らく未知である場合におけるその伝送ストラテジーに対する反復プロセスを提供する。
実施の形態1.
図4に示されているように、この発明の実施の形態1は、N≧2(2以上)のノード、たとえば、携帯電話、センサー、リレー、MS或いは「ユーザ」、を持っているワイヤレスネットワークにおいて、パケット431を受信器450へ伝送する方法を提供する。受信器は、たとえば、基地局(ベースステーション)(BS)またはアクセスポイント(AP)等のリソースマネジメント(資源管理)ノードである。すべてのノードはトランシーバ(送受信器)として作動することができる。なお、この発明の実施の形態1のように、ノードは半二重(すなわち、いかなる所定の時間でも伝送するか、または受信することができるが、その両方は行わない)でもよいし、或いは全二重(すなわち、ノードがいつでも伝送するか、または受信することができる)でもよい。
定期的にスケジューリングされた各伝送タイムスロットの始めに、各ノードiは、パケットを伝送する相対的必要性を表すメトリックμi411を設定する(410)。メトリックは、ノードがそれ自体に帰する相対的な重要性として解釈されうる。たとえば、次の基準のグループからメトリックを選択できる。すなわち、チャンネル利得等のローカルチャンネル測定値、優先順位、SINR、伝送するデータ量、リアルタイムのフィードバック電力減少、増大されたバンド幅、ネットワーク領域の拡大、これらの組合せ。また、この発明の実施の形態1の範囲内で、他のメトリックを使用できることが理解される。
最良のノードは最高のメトリックを有する
以下、最高のメトリックを有するノードは最良のノードと呼ばれる。
典型的には、最良のノードの最高のメトリックは大部分の他のノードのメトリックより実質的に大きいが、これはこの発明を働かせる(実施する)のに必ずしも必要でない。一般に、異なるノードのメトリックは確率変数である。ネットワークにおけるすべてのNノードの組はN={1,…,N}である。
伝送モバイルノードiと受信器ノード(BS)450との間のチャンネル利得h451は、モバイルノードとして知られる。受信信号の電力Pの、他の干渉信号Pj≠iの電力およびノイズの電力σの合計(SINR−信号干渉+雑音比)の干渉に対する比が閾値
Figure 2009027705
を超えると、受信器は、ノードiにより伝送されたパケットを成功裏に(正常に)復号することができる。
Figure 2009027705
ここで、Pはノードiから受信した信号の電力であり、σはノイズ電力であり、
Figure 2009027705
はパケット伝送430に対して使用された変調とコーディングに依存する閾値である。このようにして、2つ以上のノードが同時に伝送するときでも、パケット431を正常に復号することができる。
マッピング関数
図1A−1Dはメトリック(水平軸)を受信電力(垂直)軸にマッピングする様々なマッピング関数π422を示す。図1Aは、メトリックの値が低い場合には電力レベルがゼロであり、またメトリックの値が高くなると、電力レベルがリニア(線形)に増大するマッピングを示す。図1B−1Cのマッピングは、メトリックの値が低い場合には図1Aと同様であるが、メトリックの値が高くなると、電力レベルがノンリニア(非線形)に増大する。図1Dは、離散的な、単調に減少しない電力レベルに対するマッピングを示す。図1Eはさらに詳細に図1Dのマッピングを示す。
受信電力
図1A−1Eに対数関数的に示されるように、何れのノードからの受信信号の電力もPminとPmaxとの間にあり、ここで、Pmaxは最大の伝送電力および最悪な場合のチャンネル利得を考慮して得られ、Pminは0でありうる、すなわちノードは全く伝送を行わない。
我々は、望ましい受信信号がメトリックに対応する所定の電力レベルを有するように、送信信号の電力を調整する。受信信号の電力は伝送電力のダイナミックレンジに依存する。また、メトリックにおける不確定性の量に応じて、望ましい受信電力を変更できる。たとえば、推定されたチャンネル利得のように、メトリックにおける不確実性の度合が高ければ、上述した離散的な電力レベル間の間隔は、より大きな状態とされる。
この発明はタイムスロット化されたネットワークで作動する。それぞれ定期的にスケジュール(予定)されたタイムスロットの始めに、以下で特定された基準に依存して、各ノードが、メトリック411を適切に設定410することにより、パケットを伝送すべきか否かを独立して決める。ノードがパケットを伝送するならば、ノードは、受信電力423がP=π(μ)であることを保障する。ここで、π(μ)はそのノードで410で設定されたメトリック411に依存する。すなわち、ノードはπ(μ)/hの電力で伝送し、ここで、π422は以下でさらに詳細に説明されるマッピング関数である。
各タイムスロットの終わりで、3つの結果439の1つが可能である。いかなるノードもスロットで伝送を行わないならば、結果はアイドル442である。受信電力が送信ノードの丁度1つの信号を式(1)のように復号できるようなものならば、そのときの結果は成功441である。他方、伝送された信号の何れも復号できないならば、結果は衝突443である。受信器450はすべてのタイムスロットの終わりにおける結果439をブロードキャストする。
我々の目標は、正常に復号される受信パケットが、最高のメトリックを有するノードによって伝送され、且つこのパケットが最優先権を有するように、マルチプルアクセス機構を設計することである。メトリックμ411を有するノードは、受信信号の電力P423がπ(μ)となるように、電力P421で送信を行うことを想起すべきである。
2つのノードからの同時伝送
我々は最初に、2つのノード(aおよびb)がそれぞれ対応するメトリックμ、μ(μ<μ)を有するパケットを同時に伝送するという比較的簡単な場合について、この発明を説明する。この発明は、受信器がノードbからのパケットを正常に復号する確率を最大にする最適マッピング関数πを提供する。我々は、初めに、メトリックが予め定義された半分閉じた(片側が閉じた)間隔[μmin、μmax)401で均一に分散されていると仮定する。その後、我々は、メトリックが任意の確率分布を有するケースに一般化する。具体的には、我々は最初に、ノードbからのパケットが少なくとも2つのノードによる同時伝送の間に正常に復号される確率Prを最大化する。
この最適化問題は次式(2)で表される。
Figure 2009027705
ここで、π(μmin)≧Pminおよびπ(μmax)≧Pmax ・・・(3)
マッピング関数が最高のメトリックを有するノードを選択することが重要である。マッピング関数がこの条件に従うならば、その関数は有効である。すなわち、マッピングπ(・)は、すべてのメトリックμ<μに対して、
Figure 2009027705
の場合のみ、有効である。SIRN閾値
Figure 2009027705
であるから、これは、すべての単調な非減少(MND)関数が有効な電力マッピングであることを含意する。
しかし、また、単調な非減少ではない、有効なマッピングもある、すなわち、或るμ<μに対して、π(μ)>π(μ)。一例は、
Figure 2009027705
のときに、生じる。この場合、すべての関数は、唯一の可能な値である、零の成功確率となるので、有効であり、且つ最適である。
我々のマルチプル(多重)アクセス法の目標は、最高のメトリックを有する最良のノードによって伝送されたパケットを復号する確率を最大にすることであるため、我々はMND関数を考慮するのみである。我々が、最適マッピングが本当にMND関数π(・)であることを示すように、この考えは以下で公式化される。
必ずしもMNDではない最適マッピングはπopt(μ)である。我々は、メトリックμが予め定義された半分閉じた間隔[μmin,μmax)401で均一に分散配置されるとき、累積分布関数を考慮することによって、このマッピングの「並べ替えを行う」ことができる。すなわち、我々が、
Figure 2009027705
に対して、次式(4)のマッピングを考えるならば、
Figure 2009027705
であり、πopt(μ)と同様の電力分布を有する。明らかに、そのような並べ替えは成功の確率に影響しない。
しかし、事実上、最適のMNDはメトリックを一組のQの離散的な電力レベルへマッピング420する。レベルの数はダイナミックな電力領域PminおよびPmaxに依存する。そして、式(2)における成功の確率を最適化する関数π(・)は、次式(5)および(6)に示すように、メトリックを組Q={q、q、…、q}における(L+1)の離散的な電力レベルにマッピングする。
Figure 2009027705
その証拠は付属資料Aで与えられる。式(6)の電力レベルはq=Pminと設定し、且つ隣接する電力レベル間のギャップ(間隔)を最小化することから生じる。上記の解は最適であるが、該解はユニークである必要はない。たとえば、q<Pmaxであるとき、成功の確率に影響を与えることなく、最大電力レベルを増大することができる。さらに、Pmaxの下に(L+1)のレベルが存在することを確保しつつ、メトリックを適切にスケーリング(拡大縮小)することにより、同じ成功の確率を確保して異なる最適解を得ることもできる。
半分閉じた間隔[m、mi+1)におけるメトリック441を有するノードが、0≦i≦Lに対して、m=μminおよびmL+1=μmaxで、受信電力q423にマッピングされる。
以下は、図1Dに示されるように、最適電力マッピング関数422の完全な特性化を提供する。しかし、また、他のリニア(線形)或いはノンリニア(非線形)マッピングを使用できることに注意するべきである。
仮に、
Figure 2009027705
とすると、式(2)の成功の確率を最適化する最適電力マッピングは次式(8)のように設定する。
≦μ<mi+1であれば、π(μ)=q ・・・(8)
対応する最適な成功の確率は次式(9)で表される。
Figure 2009027705
その証拠は付属資料Bで与えられる。最適のサポートは等しいサイズ間隔を含む。すなわち、1≦i≦Lに対して、mi+1−m=m−mi−1である。受信信電力における、より大きなダイナミックレンジは電力レベル数Lに対してより大きい値を許容し、これにより、最良のノード信号から受信された信号を復号できる確率を改善することによって、成功確率を増大させる。以下は任意の(不均等な)確率分布でメトリックを一般化する。
半分閉じた間隔[μmin,μmax)401において単調に増大する累積分布関数(CDF)F(μ)でメトリックμ411に対する最適電力マッピング420は、レベル0≦i≦L+1に対して、次式(10)のようになる。
Figure 2009027705
その証拠は上記の式(7)−(9)および以下の2つの観測に依る。(i)CDF F(μ)はメトリックμの確率分布にかかわらず均一に分散され、また、(ii)CDF F(μ)はμで単調に増大し、それは、μとF(μ)との間の多対1マッピングを含意する。受信器450が或るタイムスロットにおける単一ノードによるパケット431を正常に復号できることを保証するために、我々は常に
Figure 2009027705
と設定する。
図1Dは、メトリックが均一に分散されるときの、最適電力マッピング関数およびダイナミックレンジPminおよびPmaxへの依存を示す。受信電力は、2つの競合するノードに対してPmaxの異なる値に対する正規化メトリック(μ−μmin)/(μmax−μmin)の関数であり、たとえば、σ=−110dBm、および
Figure 2009027705
である。
図2は、ノードが図1Dに示される最適の受信電力マッピングに追随するときの該ノードの伝送電力PT421のバラツキを示している。なお、伝送電力は受信電力とは異なる。これは受信信号の高速フェージングのためである。また、高速フェージングも、マルチパスフェージングすなわち小規模フェージングとして既知である。携帯電話などのモバイルノードの比較的小さな移動があるとき、小規模フェージングが起こる。信号強度における損失は、信号の多数の反射した複製(反射信号)の相殺的干渉で引き起こされる。図2では、伝送電力Pは、μminおよびμmaxの異なる値に対して、小規模フェージング利得αの関数としてPminに対して正規化される。マルチユーザダイバーシティでは、基地局での理想的なプロポーショナル(比例)フェア・スケジューラは、最も高いショートターム(短期)フェージング利得を有するノードを選択する。
ノードiのチャンネル(電力)利得は
Figure 2009027705
であり、ここで、iは伝搬損失、シャドウイング、およびアンテナ利得を含み、また、αはパラメータλ=1でショートターム(短期)レイリー(Rayleigh)フェージングに起因する。フェージング利得αは、ユニット平均を有する指数分布を持つ。この場合、メトリックは、
Figure 2009027705
である。CDFは次式(11)で表される。
Figure 2009027705
ノードiはπ(α)/hと等しい伝送された電力と競合する。図2は、Pminに対して正規化された、伝送された電力、すなわちノードが最適電力マッピングに後続するとき、且つμminおよびμminに対して3つの異なる組の値に対して、π(α)/Pminα、を示す。伝送された電力も不連続であることを理解できる。その上、伝送された電力は、メトリックの単調非増加(単調に増加しない)関数ではない。
(n+1)個のノードからの同時伝送
一般に、n+1個のノードが同時に伝送するとき、最適電力マッピングは離散的な電力レベルを持つ。これらのレベルは、レベルq=μminから始めて繰り返しにより決定される。一組のレベルを与えると、これらのレベルにおけるノードnの各可能な組合せは、n個の干渉するノードからの混信に打ち勝つことができる、恐らく新しく、より大きな電力レベルにつながる。受信電力レベルを決めるために、我々は組Q={Pmin}を定義し、そして、組Qにおけるエレメント(要素)に基づいて1つの組Qk+1を構成する。n個のノードが占有できる組Qから選択された、nレベルのすべての可能な組はΩである。そして、次式(12)が成立し、
Figure 2009027705
ここで、xは電力レベルであり、また、Ωは一組の可能な電力レベルである。
この処理手順は、いかなる新しい電力レベルもその組に加えられなくなるまで、繰り返される。この繰り返しは、終了することを保証される。上記の繰り返しは、大量の電力レベルに通じ、小さなnに対してさえ解決困難になる。したがって、我々は、より少ない電力レベルを有するケースに対して、準最適電力マッピングを導き出す。
他のn個のノードからの最悪ケースの干渉(混信)
電力レベルは、最悪条件の干渉(混信)シナリオでさえも、最良のノードによって伝送430されたパケット431を正常に復号できることを保障するように、設定される。最悪条件の干渉シナリオとは、他のn個の競合ノードの各々から受信された電力が最良のノードの受信電力よりただ1レベルだけ低いことである。この場合、電力レベルは次式(13)により表される。
Figure 2009027705
ここで、qn、0=Pminであり、また、Lは最も大きい電力レベルのインデックスである。上式(13)をqn、iについて明示的に解くことにより、我々は次式(14)を得る。
Figure 2009027705
最大の電力制約条件を使用して、次式(15)が得られる。
Figure 2009027705
n=1と設定することにより、式(5)に導かれる。このようにして、我々は、最良のノードに対する成功の確率を最大にすることができる。ここで、半分閉じた間隔[m、mi+1)401におけるメトリック411が、0≦i≦Lおよびm=μminおよびmLn+1=μmaxに対して、受信電力423qへマッピングされることを想起すべきである。そして、閉鎖形における、成功の確率は次式(16)で表される。
Figure 2009027705
上述のように、成功の確率を最大にするために、サポートを最適化することができる。P succを最大にする最適サポートは、以下のように特徴付けられ得る。メトリックが半分閉じた間隔[μmin,μmax)で均一に分散されるとき、式(16)でP succを最大にするサポートは、
Figure 2009027705
に対して次式で表される。
Figure 2009027705
ここで、無次元の数量tは、再帰的に次式(17)のように定義される。
Figure 2009027705
その証拠は付属資料Cで与えられる。
図3はノードnとレベルLの異なる組合せに対する最適のサポートを示す。Lの最も大きい値はPminおよびPmaxに依存する。n=1に対して、解は、等サポートのケースに減少(帰結)するのに注意すべきである。
未知数のノードからの混信
以上では、電力レベルは、正常にn個の競合ノードからの干渉(混信)に打ち勝つように設定される。実用的なマルチプルアクセスの間、スロットで伝送するノードの実数は、一般に、0とNとの間の値を取る確率変数である。したがって、私たちは、次式(18)を使用して電力レベル設定する。
Figure 2009027705
ここで、
Figure 2009027705
は競合配列と呼ばれる。電力レベルLの数はPmaxに依存し、また、電力レベルは競合配列aによって設定される。メトリックμを有するノードは、受信電力が次式(19)の電力マッピングに依ることを保証する。
≦μ<mi+1ならば、π(μ)=qa、i ・・・(19)
ここで{m、…、mLa+1}はサポートである。
これは、多く見ても、
Figure 2009027705
のノードが伝送し、且つ1つのノードのみが可能な限り高い電力レベルで伝送するとき、最良のノードからのパケットが常に正常に復号されることを保障する。これは成功の確率に対する次式の下限に導く。
Figure 2009027705
この下限は、送信ノードの数が
Figure 2009027705
を超える場合には、正常な復号化(復号の成功)が決して起こらないと想定する。この下限はかなり厳しい。以下、競合配列とサポートを特定することにより、電力マッピング関数が完全に定義される。
適切な競合配列aを選択する際に起こるいくつかの興味深いトレードオフがある。aを増大させると電力レベルの間のギャップが増大し、而して、復号化の成功の確率を改善できるが、受信電力レベルがPminとPmaxとの間でなければならず、その代わりに、復号化の失敗の確率を増大させるので、aを増大させるとレベルの数Lを減少させることになりかねない。別のトレードオフはサポートを決める際に起こる。
Figure 2009027705
の競合ノードに対してサポートを最適化することは、正確に
Figure 2009027705
のノードが伝送するときに最良の成功の確率となるが、より少ないノードが伝送するときには、それは成功の確率を小さくする。したがって、サポートの最適化をaの最適化から切り離すことは有意である。
これらのトレードオフは、以下に記述され、この発明の実施の形態1による総合的なマルチプルアクセス選択方法の設計において重要な役割を形成する。
可変電力マルチプルアクセス選択方法
図4に示すように、我々の選択方法は、最良のノードにより伝送されたパケット431を正常に復号する確率441を改良するために、いかなる1つのタイムスロットの間に伝送430するノードの数を制御する。各タイムスロットにおいて余りにも少数のノードしか伝送しないならば、最良のノードを見出すために、より多くのステップが必要とされるので、伝送するノード数を制御することは重要である。また、余りにも多くのノードが同時に伝送するならば、干渉(混信)が増大し、復号化の成功の確率を減少させる。
電力レベルを設定する際に、想定されたよりもより多くのノードが伝送すると成功確率はかなり悪化するので、電力マッピング420が問題となる。他方では、電力レベルを決める際に悲観的なまでに大きなノードi数を想定することも、それが利用可能な電力レベルの数を減少させ、最良のノードからのパケットを復号する能力を減少させることになるので、望ましくない。我々の方法は一連のステップ(工程)を通して進行し、その結果、結局、最良のノードによって伝送されたパケットの復号化に成功することになる。各ステップでは、メトリックが予め定義された半分閉じた間隔401にあるノードだけが伝送430する。
各タイムスロットの終わりでは、受信器は3つの結果438、すなわち成功441、アイドル442、または衝突443、の1つをすべてのノードにブロードキャスト(同報通信)する。その結果によって、半分閉じた間隔401は、以下に述べるように、アップデート(更新)される。各ノードは、受信器450からの、アイドル、成功、或いは衝突以外のフィードバック無しに、このアップデートを独立して行うことができる。
以下に述べる方法は、記述を簡素化するため、正規化された半分閉じた間隔[0、1)で均一に分散されたメトリックを使用する。付属資料Dは、メトリックが任意の不均一なCDFを有するケース(場合)に一般化されたコンプリート(complete)について説明する。この発明は、また、メトリックのより一般的な分布のケースに適用されることに注意するべきである。
プロトコルを正確に特定してその性能を最適化するために、我々は以下の3つの変数を定義する。すなわち、μbase(k)、μmax(k)、およびμmin(k)。ステップ(タイムスロット)kの始めでは、μbase(k)は最良のメトリックの最低の可能な値であり、またμmax(k)は最良のメトリックの最大値である。ステップkでは、μmin(k)より上(大)のおよびμmax(k)より必ず下(小)の、メトリックを有するすべてのノードがパケット431を伝送430する。サポートは、メトリックがμmin(k)とμmax(k)との間にあるということを条件とする。たとえば、等しいサポートのケースに対して、ステップkで、
Figure 2009027705
また、我々は、z(k)を、任意のノードがステップkで伝送する確率として定義する。μbase(k)とμmax(k)との間のメトリックでノード数の最も起こりうる推定値は、m(k)である。
初期化
この方法の開始時には、最良のメトリックはμminとμmaxの間のどこにでもあり得る。したがって、μbase(1)=0およびμmax(1)=1。初めに、すべてのNノードに対するメトリックは、μbase(1)とμmax(1)との間にある。したがって、m(1)=N。
これらの初期値で、z(1)は、以下に与えられた関係で自動的に決定される。
関係
m(k)およびz(k)が与えられると、タイムスロットkの間における成功の確率(Psucc)は、次式(21)によりその下限を定められる。
Figure 2009027705
パラメータは、各タイムスロットにおいて成功の確率を最大にするようにアップデート(更新)される。これを実現するために、上式(21)から、伝送確率z(k)は次式(22)のように設定される必要がある。
Figure 2009027705
μ(k)とμ(k)との間にあるメトリックを有するすべてのノードが伝送するならば、伝送確率z(k)は、z(k)=(μmax(k)−μmin(k))/(μmax(k)−μbase(k))として、状態変数により完全に決定される。
したがって、μmin(k)=μmax(k)−(μmax(k)−μbase(k))z(k)・・・(23)
方法ステップ
各タイムスロットkの始めでは、この方法は以下の通り進む。
ノードiは、半分閉じた間隔[μmin(k)、μmax(k))401によって、パケットを受信器に伝送する必要性を示すメトリックμを設定410する。ノードは、式(19)を使用して、メトリックを受信電力レベル423へ、P=π(μ)として、マッピング420する。次に、ノードは、望ましい受信電力レベルP423が実現されるように、パケット431を伝送電力PT421で伝送430する。メトリックが零の電力レベルにマッピングされるならば、ノードは本当に伝送する。
ノードがこのように伝送するとき、これは、最良のノードが平均して1.4〜2.0のタイムスロット内で選択されるという具体的、有用且つ現実の(目に見える)結果を生じさせる。これは、従来の方法で実現される2.5スロット平均よりもかなり速い。
伝送430に応答して、受信器450は結果439を生成する。伝送の結果が成功441であれば、次に、最良のノードからのパケットが復号され、半分閉じた間隔401が次のタイムスロットk+1に対して一定に保たれる。
図5に示すように、結果がアイドル442であれば、何れのノードも現在のタイムスロットの間にパケットを伝送しなかった。これは、ノードのすべてが半分閉じた間隔[μbase(k)、μmin(k))においてメトリックを有し、また半分閉じた間隔{μbase(k+1)、μmax(k+1))においてメトリックを有するノードの数が変わりないことを含意する。次のタイムスロットk+1における半分閉じた間隔が、下側にシフト(移行)452されることができ、恐らく図5に示されるように、スケーリングされ得ることを意味する。したがって、最適には、式(22)から、μmax(k+1)=μmin(k)、μbase(k+1)=μbase(k)、m(k+1)=m(k)であり、また、z(k+1)=z(k)、およびμmin(k+1)は式(23)にしたがってシフトされる。
図6に示されるように、その結果が衝突443であれば、最良のメトリックがμmin(k)とμmax(k)との間にあるので、次に、半分閉じた間隔が上側にシフト452される。したがって、最適には、我々はμmax(k+1)=μmax(k)、μbase(k+1)=μmin(k)と設定し、また、μmin(k)は増大され得る。その上、m(k+1)、μmax(k+1)とμbase(k+1)の間の最もありそうなノード数は、
Figure 2009027705
である。値z(k+1)、およびその結果のμmin(k+1)、は式(22−23)により決定される。
電力に基づく分割
受信器450がタイムスロットの間にノードから受信されたすべての信号の総電力を推定するとき、上記の方法を改良できる。これは、受信信号強度インジケータ(RSSI)、すなわち質ではなくエネルギーの積分を測定することによって、為されうる。これは、総受信電力が最大メトリック値のある間隔を示すので、衝突の場合に特に有用である。その理由は、マッピング関数π(・)422によって与えられる隣接する電力レベルの間のギャップが、式(19)のように、
Figure 2009027705
とともに指数関数的に増大するからである。
このため、ノードによって選択されたレベルの中で最も大きい電力レベルからの信号は受信信号電力P423の大半をなす。たとえば、軽度にコーディングされたシステムでは、SINR閾値
Figure 2009027705
が6−15dB程度であり、これは
Figure 2009027705
を含意する。したがって、受信器が、受信電力が単一ノードによって最も大きい受信電力レベルで生起されると間違うためには、4つ以上の干渉物(競合ノード)が同一の受信電力で伝送する必要がある。これは極めてありそうもないことである。
したがって、ステップkでの総受信電力Ptot(k)が該Ptot(k)より下の最も大きいレベルである受信電力を有する少なくとも1つのノードからの電力を含むことを、受信器は高い確率で仮定できる。したがって、受信器は、メトリックがある半分閉じた間隔を決めるために、電力マッピングをπ−1422として反転させることができる。次のタイムスロットのステップk+1で、幾つのノードが伝送するかをよりよく制御するために、この情報を使用できる。
正式には、受信器450は、最良のノードのメトリックが半分閉じた間隔[mJ(k)、mJ(k)+1)にあると仮定する。そこでは、J(k)は最良のノードの受信電力の推定値である。受信電力P423はPtot(k)に最も近い電力として選択される。
Figure 2009027705
上記の推定値は良いけれども、推定値は常に正しいことが必要である。たとえば、多くのノードが同時に伝送するとき、電力推定値Jは高過ぎる場合がある。いかなるノードも伝送しない場合には、推定電力Jは小さくなる。したがって、分割することにより、アイドルの結果への応答は、衝突が以前に起こったかどうかによって異なる。
衝突が以前になかったならば、アイドルの結果は上述したと同様に扱われる。しかし、衝突が以前に起こったならば、電力推定値J(k)は高過ぎる。したがって、受信器は、次の時間ステップでJ(k)をディクリメント(減少)させて、推定値J(k)451をブロードキャストする。
したがって、この方法は2個の状態変数μmin(k)およびμmax(k)を維持する。さらに、この方法はm(k)、z(k)およびJ(k)を決める。受信器が最良のメトリックが[mJ(k)、mJ(k)+1)にあると仮定することを考慮すると、μbase(k)はもう有用ではなくなり、零に設定される。各タイムスロットkでは、均一なメトリックに対して、この改良された方法が以下のように進む。また、不均一なメトリックのケース(場合)は、付属資料Dにさらに記載されている。
メトリックμが半分閉じた間隔[μmin(k)、μmax(k))にあるならば、メトリックμを有するノードiは伝送を行って、受信信号の電力π(μ)が式(19)のようになる。サポートは、μmin(k)およびμmax(k)の関数としてアップデート(更新)される。もし結果が成功であるならば、このプロセスはこのタイムスロットに対して終了する。また、結果が衝突であるなら、受信器430は、上記式(25)を使用して、総受信電力Ptot(k)から推定値J(k)を決定して、J(k)451を最良のノードの電力レベルの推定値としてブロードキャストする。その結果、次式(26)および(27)が得られる。
Figure 2009027705
結果がアイドルであり、衝突が今までのところ全く起こっていないならば、μmax(k+1)=μmin(k)、m(k+1)=N、およびz(k+1)=z(k)である。上述したと同様に、μmin(k+1)は式(23)を使用して決定される。
結果がアイドルであり、衝突が以前に起こったならば、受信器はまた、J(k)=J(kー1)−1をブロードキャストする。そして、最大のメトリックが最もありそうな半分閉じた間隔は、前回の推定値よりも1つ少ないインデックスに対応するメトリックである。したがって、μmax(k+1)=μmin(k)、およびμmin(k+1)=μmin(k)−(μmax(k)−μmin(k))=2μmin(k)−μmax(k)。
発明の効果
この発明は、コンテンションに基づくマルチプルアクセス選択の問題を解決するものであり、その目標は、信号を正常に復号することによって、最良のメトリックを有するノード、たとえば最良のチャンネル、を見出すことである。ローカルチャンネル状態情報、復号化の成功および電力制御を考慮に入れると、マルチプルアクセス性能は劇的に変わる。
最良のストラテジー(方策)は、メトリックに受信電力が一組の離散的なレベルの内の1つになり、それらレベルおよびそれらのメトリックへのマッピングを最適化するような方法で伝送することである。しかし、メトリックから電力への他のマッピングも可能である。本方法は、前の伝送の試みの結果が成功、アイドル、或いは衝突かどうかにしたがって電力レベルを動的に調整することによって、有効なマルチプルアクセス選択を可能にする。この発明の実施の形態1では、本方法は、伝送ノードの操作を改良するために、受信器での受信信号強度情報を使用する。
この発明は、高速データ通信や、いかなるワイヤレスネットワークのためのアソシエイション(結合)とセットアップフェイズに対して重要であるマルチユーザダイバーシティを有するシステムにおいて、より有効でより速いランダムアクセスのために使用できる。
他の応用では、本方法は、効率の悪い集中型ポーリングメカニズムに頼る必要なく、協調型通信システムにおける高速リレー選択を実現する。
この発明、とりわけメトリックおよび電力レベル、は好適な実施の形態を例に挙げて説明したが、この発明の精神および範囲内で種々の他の改変および変更を行うことができることを理解すべきである。したがって、添付クレームの目的はこの発明の真実の精神および範囲に含まれるようなすべての変形例および変更例をカバーすることである。
付属資料A
一般性を喪失させずに、我々は、μ≦μと仮定し、δ=μ−μと設定する。一様確率変数の順序統計から、μを条件とするμおよびδの確率分布関数(pdfs)は、次式(28)および(29)で表される。
Figure 2009027705
いかなる電力マッピングπ(.)に対しても、電力比が次式(30)を満足する場合にのみ、復号化は成功する。
Figure 2009027705
π(μ)≧xである、μの最も小さい値はπinv(x)である。π(.)が単調な非減少であるならば、これはすべてのμ≧πinv(x)に対してπ(μ)≧xを含意する。したがって、所与のμに対して、復号化は、すべての
Figure 2009027705
に対して成功する。上記の定義は、不連続な(しかし、単調な非減少の)πに対してさえ成り立つ。いかなる(単調な非減少)電力マッピングπに対しても、成功の確率に対する一般的な表現は次式(31)および(32)で表される。
Figure 2009027705
我々は、最適解がπ(μmin)=Pminであると仮定する。いかなる最適解も考慮して、我々は、すべてのμ∈(μmin,μmax]に対してπ*(μmin)=Pmin、およびπ*(μ)=π(μ)となるように、常に新しいマッピングπ*を構成することができる。そうすることにより、
Figure 2009027705
を保証し、このようにして、Pπ *succ>Pπ succを保証する。
Figure 2009027705
であれば、Pπ asuccは、いかなるマッピングに対しても零である。そうでなければ、mがπ(m)≧qで最小値とする。ここで、式(6)で定義されるように、
Figure 2009027705
である。π(.)がそのような値を有しないならば、成功の確率は零である。これは、(μmax−μmin)/2≦μ≦μmaxに対してπ(μ)=Pmaxと設定する等の些細な変更が非零の成功確率をもたらすので、マッピングπが必ず準最適であることを含意する。
次式(33)に示す、代わりのマッピングπ*を考える。
Figure 2009027705
式(32)におけるπの成功の確率は、次式(34)、(35)および(36)のように上限を定められる。
Figure 2009027705
ここで、[x]=max(x、0)である。マッピングπがMNDであるため、式(35)における不等式が後続し、それはすべてのμmin<μ<mに対して
Figure 2009027705
を含意する。さらにまた、すべてのm<μ<μmaxに対して、
Figure 2009027705
である。このようにして、その不等式は、μ*[μmin,m)に対するフラット(扁平)マッピングπが最も高い成功確率を有することを示す。
我々は、最適の関数πがメトリックの数値を離散した1組の受信電力レベルにマッピングするのを示すために、今、上記議論を引続いて使用する。m=μminとする。最適のπが、幾つかのk≦Lに対して、また0≦i≦kに対して、半分閉じた間隔[m、mi+1)内のメトリックを電力レベルqへマッピングすると仮定する。前のパラグラフは、k=0に対して、上記仮定が真実であることを立証した。
Figure 2009027705
および、mk+1=πinv(qk+1)と定義する。qk+1<Pmaxであるならば、成功の確率は次式(37)となる。
Figure 2009027705
上述のように、この式における中項は上限を次式(38)で定められ、
Figure 2009027705
関数πが[m、mk+1)をqにマッピングするならば、等式となる。上述のように、このマッピングは、この式における第1項および第3項に影響しない。
k=Lのとき、式(5)から、qk+1>Pmaxとなる。このような場合、この式の確率は、第3項を欠いていることを除いて、式(37)と同じ形式を有する。再び、μ≧mに対してすべての電力レベルをqに減少させることはPπ succに影響しない。したがって、望ましい結果が実現される。
付属資料B
我々は、最適電力マッピングが離散的であり、L+1のレベルを含むことを知っている。i={0,1,…,L}に対して、
Figure 2009027705
の場合にはいつも、π(μ)=qであるように、m=μmin,m,…,,m,mL+1=μmaxがMND電力マッピングのサポートを表すものとする。電力レベルは、幾つかのjに対してμ=[m、mj+1)のとき、すべてのμ≧mj+1に対してノードbからのパケットを正常に復号できるようなものである。したがって、式(31)における成功確率の式は次式(39)のように簡素化できる。
Figure 2009027705
目標は、Pπ succを最大にするサポート{m i=1を見出すことである。一次条件を使用することによって、我々は、最適のサポートが次式(40)で表されることを示すことができる。
Figure 2009027705
付属資料C
(16)の一次条件を整理すると、我々は以下の漸化式を得る。
Figure 2009027705
我々は、t=(m−m)/(mi+1−m)と定義する。この漸化式は、nに関して、tLnに対する解析解を与える。それは、m=μminおよびmLn+1=μmaxであるので、mLnに対する解を得るのに使用できる。また、それは、mLnが分かった後に、mLn−1等を求めるのに使用できる。
付属資料D
一般に、半分閉じた間隔[μmin,μmax)にはメトリックのμがあり、またCDF F(μ)を持っている。我々はF(μmin)=0およびF(μmax)=1であることを知る。メトリックが半分閉じた間隔[0,1)で均一に分散していないとき、本方法は次のように一般化されうる。本方法は、状態変数μbase(k)、μmin(k)およびμmax(k)を使用し続ける。しかし、今、我々はメトリックを百分位数値として解釈する。したがって、電力マッピングは次式(43)のように変形され、qa、iが式(18)によって与えられる。
Figure 2009027705
正式には、各ノードはパケットを送る「優先順位」を記述するメトリックを決める。そして、最良のノードは最高のメトリックを有するものである。セルラー方式のマルチユーザダイバーシティの場合には、各ノードのメトリックは全体的なパス(通信経路)利得または短期的なフェージング利得に正比例する。リレーイング(通信中継)の場合には、メトリックはリレーチャンネルに対するソースに依存するだけではなく、送り先チャンネルへのリレーにも依存する。
この発明の実施の形態1による正規化されたメトリックの関数としての受信電力のグラフである。 この発明の実施の形態1による正規化されたメトリックの関数としての受信電力のグラフである。 この発明の実施の形態1による正規化されたメトリックの関数としての受信電力のグラフである。 この発明の実施の形態1による正規化されたメトリックの関数としての受信電力のグラフである。 この発明の好適な実施の形態1による離散レベルを有する受信電力のグラフである。 この発明の実施の形態1による小規模フェージング利得の関数としての伝送された電力のグラフである。 この発明の実施の形態1によるメトリックの関数としての電力レベルの図表である。 この発明の実施の形態1による、パケットを伝送する方法のフローチャートである。 この発明の実施の形態1による、ネットワークがアイドルであるときの、パラメータのアップデートのブロック図である。 この発明の実施の形態1による、ネットワークが衝突になるときの、パラメータのアップデートのブロック図である。

Claims (21)

  1. ノードのワイヤレスネットワークにおいてパケットを伝送するための方法であって、スケジュールされたタイムスロットの始めでノードにおいて、
    前記ワイヤレスネットワークにおいて、パケットを受信器に伝送する必要性を示す、前記ノードにおけるメトリックを設定し、
    前記メトリックを受信電力レベルにマッピングし、
    前記受信電力レベルが前記受信器で実現されるように、伝送電力レベルで前記パケットを伝送する、
    ことからなる、パケットを伝送するための方法。
  2. 前記マッピングがメトリックの半分閉じた間隔にわたって定義される、請求項1の方法。
  3. 前記マッピングが単調に非減少である、請求項1の方法。
  4. 前記マッピングは離散的な電力レベルを有する、請求項1の方法。
  5. 前記ネットワークは、セルラー式、リレー式、モバイルの、臨時の、センサネットワーク、協同的、協調的ネットワークからなるグループから選択される、請求項1の方法。
  6. 前記受信器は基地局である、請求項1の方法。
  7. 最良のノードは、最も高い伝送必要性、最も高いメトリック、および最大の受信電力レベルを有する、請求項1の方法。
  8. 最も高いメトリックは、ローカルチャンネル測定値、優先順位、SNIR、伝送するデータ量、リアルタイムのフィードバック、電力減少、バンド幅の増大、延長ネットワーク領域、およびこれらの組合せから成る基準のグループに基づく、請求項7の方法。
  9. 前記タイムスロットの終わりで、
    前記受信器から結果を受信し、
    前記結果の関数として前記間隔を調整する、
    ことを更に含む、請求項2の方法。
  10. 前記結果が衝突であるならば、前記間隔を上方へシフトさせることを更に含む、請求項9の方法。
  11. 前記結果がアイドルであるならば、前記間隔を下方へシフトさせることを更に含む、請求項9の方法。
  12. 前記結果が成功であるならば、前記間隔を一定に保つことを更に含む、請求項6の方法。
  13. 前記メトリックが前記半分閉じた間隔で均一に分散されている、請求項2の方法。
  14. 前記半分閉じた間隔をスケーリングすることを更に含む、請求項9の方法。
  15. 前記マッピングは、次式
    Figure 2009027705
    ここで、
    Figure 2009027705
    は信号干渉プラスノイズ比であり、σはノイズの電力であり、PminおよびPmaxは最小および最大の電力レベルである、のように、組Q={q、q、…、q}における(L+1)個の離散的電力レベルへのマッピングである、請求項2の方法。
  16. 前記間隔は次式
    Figure 2009027705
    ここで、μminは最小のメトリックであり、μmaxは最大のメトリックであり、Lは電力レベルの数である、にしたがって決められる、請求項2の方法。
  17. Lは次式
    Figure 2009027705
    ここで、Pmaxは最大の電力レベルであり、Pminは最小の電力レベルであり、
    Figure 2009027705
    は信号干渉プラスノイズ比の閾値である、で表される、請求項16の方法。
  18. 前記受信器での総受信電力を推定し、
    推定された総受信電力をブロードキャストする、
    ことを更に含む、請求項2の方法。
  19. 前記総受信電力により前記間隔を調整することを更に含む、請求項18の方法。
  20. 前記伝送電力レベルは零である、請求項1の方法。
  21. 前記離散的な電力レベルの間の間隔は前記メトリックの不確定性に依存する、請求項1の方法。
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