JP2009027405A - 受信装置および受信方法、送信装置および送信方法、並びにプログラム - Google Patents

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Takashi Nakanishi
崇 中西
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Shunsuke Mochizuki
俊助 望月
Ryosuke Araki
亮輔 荒木
Masaki Handa
正樹 半田
Seiji Wada
成司 和田
Hiroto Kimura
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Tetsujiro Kondo
哲二郎 近藤
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Abstract

【課題】マルチパスの影響が顕著に表れる通信環境における通信を正常に行う。
【解決手段】所定のビットパターンの方形信号を送信したときに得られるエッジ信号の受信波形を記憶しているメモリに記憶されている受信波形と、情報が符号化された方形信号のエッジを表すエッジ信号を受信するアンテナが受信したエッジ信号の受信波形とを比較して、アンテナが受信したエッジ信号に、方形信号のエッジが含まれているか否かを検出し、保持部63およびEXOR部64は、検出結果に基づいて、情報が符号化された方形信号を再現する。本発明は、例えば、筐体内で通信を行うLSIに適用できる。
【選択図】図10

Description

本発明は、受信装置および受信方法、送信装置および送信方法、並びにプログラムに関し、特に、例えば、マルチパスの影響が顕著に表れる通信環境における通信を正常に行うことができるようにした受信装置および受信方法、送信装置および送信方法、並びにプログラムに関する。
従来、電磁波(電波)を利用した通信では、電磁波が、建造物や地形などの障害物によって反射または回折することにより、複数の経路を介して伝送されるマルチパスが発生する。
例えば、電子機器などの装置の筐体内のように、周囲を金属で覆われた環境において、装置に内蔵される複数の基板間で、電磁波を利用した通信を行う場合には、電磁波が筐体の壁面で反射したり、他の基板によって回折したりすることで、マルチパスの影響が顕著に表れる。即ち、マルチパスが発生することにより、経路距離が異なる複数の伝送経路、つまり、伝送にかかる時間の異なる複数の伝送経路を介して電磁波が伝送されるため、信号の波形に位相のずれが生じる。そして、そのようなマルチパスの影響が顕著に表れた信号を正常に復号することは困難であった。
特に、装置の筐体内において、画像などの信号を高速に通信する高速大容量通信を行う場合、一般的な、所定の閾値を用いた硬判定による復号では、マルチパスによって発生する直流オフセットなどによる信号の品質の劣化により、通信を正常に行うことが困難であった。
例えば、図1は、ある装置の筐体内と筐体外での通信における電磁波の受信波形を示している。なお、変調方式はASK(Amplitude Shift Keying)変調方式である。
図1において、右側の4つの波形は、筐体内での通信による受信波形を、左側の4つの波形は、筐体外での通信による受信波形を示し、それぞれ、伝送速度が、上から下に向かって、250kbps,500kbps,1Mbps、および2Mbpsのときの4通りについて示している。
例えば、一番特徴がよく現れている、最下段に示される伝送速度が2Mbpsのときでは、左側の筐体外での受信波形は、“0”と“1”の区間がきれいに表示されているのに対し、右側の筐体内での受信波形は、“0”となるべき区間に反射波が覆い被さってきているために波形が崩れ、“1”と判定される可能性が高くなる。つまり、送信信号の速度によって、受信時の影響が大きく異なるとともに、筐体の壁面などでの反射によって通信品質が大きく劣化することが分かる。
従って、マルチパスの影響により、通信路容量を増加させることが出来ないという問題や、任意の信号品質を保つことが、簡単な信号処理では困難であるという問題などが生じている。
マルチパスの影響による信号の劣化を軽減する手段としては、例えば、筐体内全面に電波吸収体を貼ることで、筐体内において筐体の壁面における電磁波の反射を抑制することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、電波吸収体はコストが高く、また排熱などの観点から、筐体内の全面に電波吸収体を貼ることは難しい。
また、従来、一般的な無線通信の信号処理によるマルチパス対策として、変調方式としてOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重方式)を用いる方法や、スペクトラム拡散 (Spread Spectrum)とレイク受信を用いる方法、マルチアンテナを用いる方法などがある。
しかしながら、OFDMを変調方式に採用した場合には、変調および復調において用いられるFFT(Fast Fourier Transform)などの処理を実行するデバイスに大きな負荷がかかり、それらのデバイスの発熱量や消費電力が増加する懸念がある。また、スペクトラム拡散を用いた場合には、送信信号よりも高速な信号処理が必要となるため、高速な通信を実現することが困難である。マルチアンテナを用いた場合には、その効果を得るためには、アンテナ間の距離を十分に離す必要があり、筐体内のような狭い空間における通信に適用することは、現実的ではない。
特開2004−220264号公報
上述したような筐体内での通信環境のように、マルチパスの影響が顕著に表れる通信環境において、通信を正常に行うことができるようにすることが求められていた。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、マルチパスの影響が顕著に表れる通信環境における通信を正常に行うことができるようにするものである。
本発明の第1の側面の受信装置は、情報を受信する受信装置であって、前記情報が符号化された方形信号のエッジを表すエッジ信号を受信する受信手段と、所定のビットパターンの方形信号を送信したときに得られるエッジ信号の受信波形を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されているエッジ信号の受信波形と、前記受信手段が受信したエッジ信号の受信波形とを比較して、前記受信手段が受信したエッジ信号に、前記方形信号のエッジが含まれているか否かを検出する検出手段と、前記検出手段による検出結果に基づいて、前記情報が符号化された方形信号を再現する方形信号再現手段とを備える。
本発明の第1の側面の受信方法またはプログラムは、情報を受信する受信装置の受信方法、または、情報を受信する受信装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、前記受信装置は、前記情報が符号化された方形信号のエッジを表すエッジ信号を受信する受信手段と、所定のビットパターンの方形信号を送信したときに得られるエッジ信号の受信波形を記憶する記憶手段とを備え、前記記憶手段に記憶されているエッジ信号の受信波形と、前記受信手段が受信したエッジ信号の受信波形とを比較して、前記受信手段が受信したエッジ信号に、前記方形信号のエッジが含まれているか否かを検出し、検出結果に基づいて、前記情報が符号化された方形信号を再現するステップを含む。
本発明の第1の側面においては、受信装置は、情報が符号化された方形信号のエッジを表すエッジ信号を受信する受信手段と、所定のビットパターンの方形信号を送信したときに得られるエッジ信号の受信波形を記憶する記憶手段とを備える。そして、記憶手段に記憶されているエッジ信号の受信波形と、受信手段が受信したエッジ信号の受信波形とを比較して、受信手段が受信したエッジ信号に、方形信号のエッジが含まれているか否かが検出され、検出結果に基づいて、情報が符号化された方形信号が再現される。
本発明の第2の側面の送信装置は、情報を送信する送信装置であって、前記情報が符号化された方形信号を生成する方形信号生成手段と、前記方形信号生成手段により生成された方形信号から、前記方形信号の立ち上がり、または立ち下がりのエッジを抽出して前記方形信号のエッジを表すエッジ信号を出力する抽出手段とを備える。
本発明の第2の側面の送信方法またはプログラムは、情報を送信する送信方法、または、情報を送信する送信装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、前記情報が符号化された方形信号を生成し、前記方形信号から、前記方形信号の立ち上がり、または立ち下がりのエッジを抽出して前記方形信号のエッジを表すエッジ信号を出力するステップを含む。
本発明の第2の側面においては、情報が符号化された方形信号が生成され、方形信号から、方形信号の立ち上がり、または立ち下がりのエッジを抽出して方形信号のエッジを表すエッジ信号が出力される。
本発明の第1および第2の側面によれば、マルチパスの影響が顕著に表れる通信環境における通信を正常に行うことができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の第1の側面の受信装置は、情報を受信する受信装置であって、
前記情報が符号化された方形信号のエッジを表すエッジ信号を受信する受信手段(例えば、図2のアンテナ16)と、
所定のビットパターンの方形信号を送信したときに得られるエッジ信号の受信波形を記憶する記憶手段(例えば、図13のメモリ76)と、
前記記憶手段に記憶されているエッジ信号の受信波形と、前記受信手段が受信したエッジ信号の受信波形とを比較して、前記受信手段が受信したエッジ信号に、前記方形信号のエッジが含まれているか否かを検出する検出手段(例えば、図10の検出部62)と、
前記検出手段による検出結果に基づいて、前記情報が符号化された方形信号を再現する方形信号再現手段(例えば、図10の保持部63およびEXOR部64)と
を備える。
また、本発明の第1の側面の受信装置は、
前記受信装置の動作モードが学習モードであるとき、前記受信手段は、所定のビットパターンの方形信号に対応するエッジ信号を受信し、
前記受信手段が複数回受信した、所定のビットパターンの方形信号に対応するエッジ信号の平均値が表す波形を演算し、前記受信波形を取得する平均値演算手段(例えば、図13の平均値演算部74)と、
前記記憶手段に既に記憶されている所定のビットパターンの方形信号に応じたエッジ信号の受信波形を、前記平均値演算手段により求められたエッジ信号の受信波形に更新する更新手段(例えば、図13の分類表作成部75)と
をさらに備えることができる。
本発明の第1の側面の受信方法またはプログラムは、情報を受信する受信装置の受信方法、または、情報を受信する受信装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記受信装置は、
前記情報が符号化された方形信号のエッジを表すエッジ信号を受信する受信手段と、
所定のビットパターンの方形信号を送信したときに得られるエッジ信号の受信波形を記憶する記憶手段と
を備え、
前記記憶手段に記憶されているエッジ信号の受信波形と、前記受信手段が受信したエッジ信号の受信波形とを比較して、前記受信手段が受信したエッジ信号に、前記方形信号のエッジが含まれているか否かを検出し(例えば、図17のステップS33)、
検出結果に基づいて、前記情報が符号化された方形信号を再現する(例えば、図17のステップS34)
ステップを含む。
本発明の第2の側面の送信装置は、情報を送信する送信装置であって、
前記情報が符号化された方形信号を生成する方形信号生成手段(例えば、図6の符号化部41)と、
前記方形信号生成手段により生成された方形信号から、前記方形信号の立ち上がり、または立ち下がりのエッジを抽出して前記方形信号のエッジを表すエッジ信号を出力する抽出手段(例えば、図6のフィルタ42)と
を備える。
本発明の第2の側面の送信方法またはプログラムは、情報を送信する送信方法、または、情報を送信する送信装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記情報が符号化された方形信号を生成し(例えば、図16のステップS25)、
前記方形信号から、前記方形信号の立ち上がり、または立ち下がりのエッジを抽出して前記方形信号のエッジを表すエッジ信号を出力する(例えば、図16のステップS27)
ステップを含む。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は、本発明を適用した信号処理装置の一実施の形態の構成例を示す斜視図である。
図2において、信号処理装置11は、筐体12、信号処理基板13A乃至13D、プラットホーム基板14、および基板固定治具15から構成される。
筐体12は、直方体形状の箱であり、その内部に、信号処理基板13A乃至13D、プラットホーム基板14、および基板固定治具15が収納される。
信号処理基板13A乃至13Dは、例えば、図示しない外部機器から信号処理装置11に入力された画像や音声などの信号に対する信号処理を施す。
また、信号処理基板13A乃至13Dは、それぞれ、電磁波(電波)を送受信するアンテナと、無線通信の機能を有するLSI(Large Scale Integration)とを少なくとも1つ以上有しており、互いに無線通信を行う。即ち、信号処理基板13Aは、アンテナ16AとLSI17Aとを有しており、信号処理基板13Bは、アンテナ16BとLSI17Bとを有している。また、信号処理基板13Cは、アンテナ16CとLSI17Cとを有しており、信号処理基板13Dは、アンテナ16Dおよび16Eと、LSI17Dおよび17Eとを有している。
プラットホーム基板14は、例えば、図示しない電源モジュールから信号処理基板13A乃至13Dに電力を供給するための配線などが設けられており、プラットホーム基板14には、信号処理基板13Aおよび13Bが基板固定治具15を介して装着されているとともに、信号処理基板13Cおよび13Dが直に装着されている。
基板固定治具15は、信号処理基板13Aおよび13Bをプラットホーム基板14に装着するための治具である。
なお、図2に示される基板の配置、設置方法、および枚数などは、あくまで一例であり、これに限定されるものではない。
アンテナ16A乃至16Eは、それぞれ、信号処理基板13A乃至13Dどうしが無線通信を行うための電磁波を送受信する。
LSI17A乃至17Eには、アンテナ16A乃至16Eがそれぞれ接続されており、LSI17A乃至17Eは、アンテナ16A乃至16Eを介して、無線通信を行う。
また、LSI17A乃至17Eは、それぞれ同様に構成されており、LSI17A乃至17Eのそれぞれを個々に区別する必要がない場合、以下、適宜、LSI17A乃至17EをLSI17と称する。同様に、LSI17A乃至17Eにそれぞれ接続されているアンテナ16A乃至16Eも、アンテナ16と称する。
ここで、筐体12の内部で放射された電波は、筐体12の内部に存在する白色ノイズ(熱雑音)や、有色ノイズ(LSIから放射されるノイズ)などのノイズの影響や、筐体12の壁面で反射した電磁波や、各基板で反射や回折した電磁波などによるマルチパスの影響を受ける。これらの影響により、信号の信号値が表す波形に歪みが生じる。
図3は、送信側のLSI17が送信した電磁波の波形(送信波形)と、その送信波形を受信側のLSI17が受信したときの電磁波の波形(受信波形)とを示している。
図3において、横軸は時間を表し、縦軸は、信号を伝送する電磁波の振幅値を表す。また、灰色の線は、送信または受信した電磁波そのもの(data)を表し、黒色の線は、送信または受信した電磁波の包絡線の波形(env)を表す。なお、信号の変調方式は、ASK変調方式である。
図3を参照して分かるように、送信側のLSI17から送信された信号を、受信側のLSI17が受信したときには、電磁波の波形に歪みが生じている。
次に、図4は、図3に示した、14波ある送信波形および受信波形の包絡線の位相を揃え、重ねて表示したものである。図4の灰色の線は、14波の波形それぞれ(data)を表し、黒色の線は、その14波の波形を平均した波形(ave)を表す。
図4によれば、筐体12の内部で発生するマルチパスによる受信波形の劣化は、時間に対してほぼ一定であり、受信波形へマルチパス波が影響を及ぼす時間は短いことが分かる。従って、筐体12の内部でのマルチパス環境下においては、LSI17が受信する受信波形は、短時間で、時間に対して一定とみなすことができる影響を受けるということができる。このように、マルチパス環境下で受信することによって、短時間で、時間に対して一定とみなすことができる影響を受けた受信信号を、定常性のあるマルチパス信号と称する。また、時間に対して一定とみなすことができる影響を定常性と称する。
LSI17は、定常性を利用し、図4に示すような劣化した波形の特徴に基づき、送信波形を再現することにより、受信信号を精度よく復号する。
次に、図5は、図2のLSI17の構成例を示すブロック図である。
図5において、LSI17は、低速データ入出力I/F(Interface)21、高速データ入出力I/F22、アルゴリズム処理部23から構成され、高速データ入出力I/F22には、アンテナ16(図2)が接続されている。
低速データ入出力I/F21には、LSI17A乃至17Eどうしの通信を制御する外部の制御ブロック(図示せず)から、制御信号および基準クロック信号が供給され、低速データ入出力I/F21は、制御ブロックと、アルゴリズム処理部23との間で、低速でやり取りされるデータを仲介する。低速データ入出力I/F21は、インタフェースとしてTTL(Transistor-Transistor Logic)などを用い、制御ブロックとやり取りする信号は、例えば、LVDS(Low Voltage Differential Signal)などの規格に従う信号である。なお、制御信号および基準クロック信号は、必要に応じてLSI17内の各部に供給される。
高速データ入出力I/F22は、送信部31と受信部32から構成される。
送信部31には、アルゴリズム処理部23が出力する信号が供給され、送信部31は、その信号をパルス変調し、アンテナ16に供給する。ここで、送信部31は、例えば、時分割多重方式(TDM: Time Division Multiplexing)でデータを送信するものとし、他のLSI17が信号を送信しているかどうかを確認し、他のLSI17が信号を送信していない場合、所定のフレームの乱数で割り当てられたスロットで、自分のID(Identification)を付加した信号を送信する。
受信部32には、アンテナ16が受信した信号が供給され、受信部32は、その信号を復号し、アルゴリズム処理部23に供給する。
アルゴリズム処理部23は、低速データ入出力I/F21または高速データ入出力I/F22から供給される信号に対して所定の信号処理を行う。例えば、高速データ入出力I/F22から供給されるディジタル信号が画像信号である場合、アルゴリズム処理部23には、線形補間処理を施したり、高画質化処理を行うDRC(Digital Reality Creation)などを行わせることができる。また、アルゴリズム処理部23から供給されるディジタル信号が音声信号である場合、アルゴリズム処理部23には、供給された音声信号をサラウンド信号に分離する処理などを行わせることができる。
なお、アルゴリズム処理部23は、入力された信号に対応するデータに対する乗算や除算の処理を、基準クロック信号が表す基準クロックよりも高速に動作を行うことが可能である。従って、アルゴリズム処理部23は、高速データ入出力I/F22から供給される信号の信号レートが基準クロックよりも高速であったとしても、演算を行うことができる。また、高速データ入出力I/F22から供給される信号の信号レートが基準クロックよりも遅い場合にも勿論対応可能である。
次に、図6は、図5の高速データ入出力I/F22の送信部31の構成例を示すブロック図である。
図6において、送信部31は、符号化部41とフィルタ42から構成される。
符号化部41には、図5のアルゴリズム処理部23から送信信号が供給され、符号化部41は、送信信号の符号多重化や差動符号化などを行い、符号化された送信信号をフィルタ42に供給する。
フィルタ42は、符号化部41により符号化された信号をパルス変調し、即ち、符号化部41から供給される信号をフィルタリングして、その信号のエッジ成分を抽出し、エッジ成分からなる信号をアンテナ16に供給する。
ここで、図7には、符号化部41が出力する信号と、フィルタ42が出力する信号とが示されている。
符号化部41は、図7の上側に示すような、基本周波数fbで、0または1の値をとる信号(以下、適宜、方形信号と称する)を出力する。
フィルタ42は、符号化部41が出力する方形信号に対し、例えば、基本周波数fb以上の周波数成分を通過させるようなフィルタリングを施し、図7の下側に示すような、方形信号のエッジ成分からなる信号(以下、適宜、エッジ信号と称する)を出力する。
即ち、符号化部41が出力する方形信号には、図8の上側に示すように、基本周波数fbの成分と、基本周波数fbの逓倍の周波数成分が含まれている。このような方形信号が、フィルタ42によりフィルタリングが施されることで、図8の下側に示すように、基本周波数fbの逓倍の周波数成分からなる信号、即ち、エッジ信号となる。
なお、フィルタ42としては、基本周波数fb以上の周波数成分を通過させるハイパスフィルタの他、基本周波数fbの逓倍の周波数成分を通過させるバンドバスフィルタを用いることができる。
さらに、アンテナ16(図2)が、図6におけるフィルタ42におけるフィルタ特性を兼用する構成も可能である。この場合にはアンテナ16がフィルタの機能を持つので、図6におけるフィルタ42を省略することができ、符合化部41からの出力が、直ちにアンテナ16へ送られる。
このように、送信部31は、アルゴリズム処理部23から供給される信号が符号化された方形信号のエッジ成分からなるエッジ信号を出力し、エッジ信号がアンテナ16を介して送信される。そして、アンテナ16から送信されたエッジ信号(電磁波)は、上述したように、経路距離が異なる複数の伝送経路を介して伝送され、受信側のLSI17のアンテナ16により受信される。
即ち、受信側のLSI17のアンテナ16が受信する受信信号は、マルチパスの影響によりエッジ信号の波形が崩れた信号となる。受信側のLSI17では、そのような受信信号が、高速データ入出力I/F22(図5)の受信部32に供給される。
次に、図9は、図5の高速データ入出力I/F22の受信部32の構成例を示すブロック図である。
図9において、受信部32は、方形信号生成部51、学習部52、および復号部53から構成される。
方形信号生成部51には、図1のアンテナ16から、アンテナ16が受信した受信信号、即ち、波形の崩れたエッジ信号が供給されるとともに、学習部52から、通信相手となるLSI17の分類表(後述する図11)が供給される。方形信号生成部51は、学習部52から供給される分類表を用いて、アンテナ16から供給される受信信号から方形信号を生成し、復号部53に供給する。
学習部52には、方形信号生成部51と同様に、アンテナ16が受信した受信信号が供給される。学習部52は、学習モード時において、通信相手となるLSI17ごとに、既知信号の受信波形とエッジ情報とを対応付けた分類表を作成する。また、学習部52は、受信モード時において、低速データ入出力I/F21を介して供給される制御信号に基づいて、通信相手となるLSI17の分類表を、方形信号生成部51に供給する。
復号部53は、方形信号生成部51から供給される方形信号を、図6の符号化部41の符号化方法に対応する復号方法で復号し、その結果得られる信号を図5のアルゴリズム処理部23に供給する。
次に、図10は、図9の方形信号生成部51の構成例を示すブロック図である。
図10において、方形信号生成部51は、ADC(Analog/Digital Converter)61、検出部62、保持部63、およびEXOR(exclusive or:排他的論理和)部64から構成される。
ADC61には、アンテナ16が受信した受信信号が供給され、ADC61は、その受信信号を、ディジタルの受信信号に変換し、検出部62に供給する。
検出部62には、アンテナ16が受信した受信信号がADC61から供給されるとともに、学習部52から通信相手となるLSI17の分類表が供給される。検出部62は、所定の測定周期、例えば、基本周波数fbの1/2の周期(後述する図12参照)ごとに、学習部52からの分類表に登録されている既知信号の受信波形と、アンテナ16が受信した受信信号の受信波形との相関を演算する。そして、検出部62は、演算した結果得られる相関値に基づき、エッジの有無を検出し、エッジの有無を表す信号を、EXOR部64に供給する。
保持部63は、EXOR部64から出力される出力信号を1測定周期だけ保持し、1測定周期前の出力信号を、EXOR部64に供給する。
EXOR部64は、検出部62からのエッジの有無を表す信号と、保持部63に保持させた1測定周期前の出力信号との排他的論理和を演算し、その結果得られる信号を出力し、保持部63に再保持させる。また、EXOR部64が出力する出力信号は、図12を参照して後述するように、通信相手のLSI17が送信する方形信号と同一の形状であり、EXOR部64は、図9の復号部53に出力信号を供給する。
次に、図11を参照して、検出部62の処理について説明する。
検出部62には、アンテナ16が受信した受信信号が供給され、検出部62は、図11の左側に示すように、1測定周期分の受信信号を蓄積する。また、検出部62には、図11の右側に示すような分類表が、学習部52から供給される。
分類表には、送信側のLSI17が、あらかじめ決められている値の方形信号(以下、適宜、既知信号という)を送信したときに、受信側のLSI17が受信する1測定周期分の受信信号の受信波形が登録される。上述したように、受信側のLSI17が受信する受信信号の受信波形は、マルチパスの影響により形状が崩れているが、筐体内のように基板が固定された定常的な環境では、所定の方形信号を送信したときの波形の崩れは定常的であり、既知信号に応じて、受信波形の形状は一意になる。
また、分類表には、既知信号のビット数に応じた個数の受信波形が登録され、例えば、既知信号が4ビットである場合、既知信号としては16通りの値の組み合わせがあり、分類表には、16個の受信波形(j=1〜16)が登録される。
また、分類表には、受信信号の測定周期に対応する期間の方形信号に、エッジがあるか無いかを表すエッジ情報が対応付けられている。ここで、図12に示すように、測定期間Tは、方形信号が遷移するタイミングを含むように設定される。例えば、既知信号の最後の2ビット間を含む測定周期Tにおいて、既知信号のその2ビットが、1と0、または0と1であれば、エッジがあることを表すエッジ情報が、その測定周期Tで受信された受信信号に対応付けられる。一方、既知信号の最後の2ビット間を含む測定周期Tにおいて、既知信号のその2ビットが、1と1、または0と0であれば、エッジが無いことを表すエッジ情報が、その測定周期Tで受信された受信信号に対応付けられる。
検出部62には、このような分類表が供給され、検出部62は、アンテナ16が受信した受信信号の1測定周期分の受信波形と、分類表に登録されている既知信号の受信波形との相互相関を演算する。
アンテナ16が受信した受信信号の1測定周期分の受信波形をrとし、分類表に登録されている既知信号の受信波形をrLとすると、相互相関値Rrjは、次の式(1)で表される。
Figure 2009027405
・・・(1)
但し、式(1)において、iは、受信信号を所定のサンプリング周期でサンプリングしたときのサンプリング点を表し、即ち、1測定周期において、受信信号はn点でサンプリングされている。また、上述したように、分類表には、複数の受信波形、例えば、m個の受信波形が登録されており、相互相関値Rrjは、m個の受信波形のうちのj番目の受信波形rLとの相互相関値である。
検出部62は、受信波形rと、m個の既知信号の受信波形rLとの相互相関値Rrjを算出すると、それぞれの受信波形rLに対応付けられているエッジ情報と、所定の閾値(例えば、0.7)とに基づいて、相互相関値Rrjを、0または1に分類し、分類された相互相関値Rrj’を求める。
例えば、検出部62は、分類表において、相互相関値Rrjの演算に用いられた受信波形rLに対応付けられているエッジ情報を参照し、エッジありのエッジ情報に対応付けられている受信波形rLから算出された相互相関値Rrjが、所定の閾値を超えている場合、分類された相互相関値Rrj’を1とし、所定の閾値未満である場合、分類された相互相関値Rrj’を0とする。
また、検出部62は、エッジ無しのエッジ情報に対応付けられている受信波形rLから算出された相互相関値Rrjが、所定の閾値を超えている場合、分類された相互相関値Rrj’を0とし、所定の閾値未満である場合、分類された相互相関値Rrj’を1とする。
そして、検出部62は、m個の分類された相互相関値Rrj’を求めると、それらの論理和Xoutを、エッジの有無を表す信号として出力する。論理和Xoutは、次の式(2)で表される。
Figure 2009027405
・・・(2)
即ち、エッジありのエッジ情報に対応付けられている受信波形rLとの相互相関が高い場合、または、エッジ無しのエッジ情報に対応付けられている受信波形rLとの相互相関が低い場合に、論理和Xoutは1となる。この場合、エッジの有無を表す信号は、エッジがあること表す。一方、全てのエッジありのエッジ情報に対応付けられている受信波形rLとの相互相関が低い場合、および、全てのエッジ無しのエッジ情報に対応付けられている受信波形rLとの相互相関が高い場合に、論理和Xoutは0となる。この場合、エッジの有無を表す信号は、エッジが無いこと表す。
次に、図12を参照して、EXOR部64が出力する出力信号について説明する。
図12の上から1番目には、送信側のLSI17が送信する方形信号(図7の上側に示されている方形信号と同一の信号)が示されており、図12の上から2番目には、送信側のLSI17のアンテナ16から出力されるエッジ信号(図7の下側に示されているエッジ信号と同一の信号)が示されている。
受信側のLSI17は、送信側のLSI17から出力されたエッジ信号を受信し、検出部62が、図12に示されているように、基本周波数fbの1/2の周期の測定周期Tで、エッジの有無を表す信号を出力する。
図12の上から3番目には、検出部62が出力するエッジの有無を表す信号が示されている。検出部62は、上述したように相関を求めた結果、エッジがある場合には、エッジの有無を表す信号として“1”を出力し、エッジが無い場合には、エッジの有無を表す信号として“0”を出力する。
図12の上から4番目(一番下)には、EXOR部64が、エッジの有無を表す信号と、1測定周期前の出力信号との排他的論理和を演算して出力する出力信号が示されている。
例えば、EXOR部64は、1測定周期前の出力信号が“0”である場合、エッジの有無を表す信号が“0”であるとき、“0”を表す出力信号を出力し、エッジの有無を表す信号が“1”であるとき、“1”を表す出力信号を出力する。また、EXOR部64は、1測定周期前の出力信号が“1”である場合に、エッジの有無を表す信号が“0”であるとき、“1”を表す出力信号を出力し、エッジの有無を表す信号が“1”であるとき、“0”を表す出力信号を出力する。
このようにEXOR部64は出力信号を出力し、図12に示すように、EXOR部64が出力する出力信号は、通信相手のLSI17が送信する方形信号と同一の値となる。
次に、図13は、図9の学習部52の構成例を示すブロック図である。
図13において、学習部52は、ADC71、既知信号記憶部72、受信信号記憶部73、平均値演算部74、および分類表作成部75から構成される。
ADC71には、学習モード時に、アンテナ16が受信したアナログの受信信号が供給され、ADC71は、方形信号生成部51のADC61と同様に、アンテナ16からの受信信号を、ディジタルの受信信号に変換し、受信信号記憶部73に供給する。
既知信号記憶部72は、送信側のLSI17が学習モード時に送信する既知信号を記憶している。即ち、学習モード時に送信側のLSI17から送信される信号のビット列や送信順番は、あらかじめ設定されており、既知信号記憶部72には、その信号が既知信号として記憶されている。既知信号記憶部72は、学習モード時に、分類表作成部75を介して供給される制御信号に従って、送信側のLSI17が送信する既知信号に応じて、記憶している既知信号を、受信信号記憶部73に順次供給する。
受信信号記憶部73には、学習モード時に、ADC71を介してアンテナ16が受信した受信信号が供給され、受信信号記憶部73は、1測定周期分の受信信号を蓄積する。そして、受信信号記憶部73は、1測定周期分の受信信号と、既知信号記憶部72から供給された既知信号とを対応付けて記憶する。さらに、受信信号記憶部73には、あらかじめ設定されている規定の回数の受信信号がADC71から供給され、受信信号記憶部73は、その回数の受信信号を記憶し、その後、それらの受信信号と、受信信号に対応付けた既知信号とを、平均値演算部74に供給する。
平均値演算部74は、受信信号記憶部73から供給される規定の回数分の受信信号の平均値の波形を、既知信号ごとに算出する。即ち、平均値演算部74は、規定の回数分の受信信号の、所定のサンプリング点での値をそれぞれ加算し、規定の回数の値で除算することで平均値の波形(サンプリング点ごとの平均値により表される波形)を算出する。平均値演算部74は、算出した波形を分類表作成部75に供給する。
分類表作成部75は、学習モード時に、平均値演算部74から供給された受信信号の平均値の波形と、その受信信号に対応付けられている既知信号と、その既知信号に対応するエッジ情報とが対応付けられて登録される分類表(図11)を作成する。また、分類表作成部75は、通信相手となるLSI17ごとに分類表を作成し、内蔵するメモリ76に確保されているLSI17ごとの記憶領域に記憶させる。例えば、通信相手となるLSIが、LSI17A乃至17Zである場合、図14に示すように、メモリ76には、LSI17A乃至17Z用の記憶領域が設けられる。
また、分類表作成部75は、受信モード時に、制御信号に従って、通信相手となるLSI17用の分類表をメモリ76から読み出して、方形信号生成部51の検出部62(図10)に供給する。
次に、図15は、図5の高速データ入出力I/F22が行う通信処理を説明するフローチャートである。
例えば、高速データ入出力I/F22は、低速データ入出力I/F21を介して、図示しない外部の制御ブロックから、通信処理の開始を指示する制御信号が供給されると、処理を開始し、ステップS11において、高速データ入出力I/F22は、制御信号に基づいて、LSI17の動作モードが、学習モードであるか否かを判定する。
ステップS11において、高速データ入出力I/F22が、LSI17の動作モードが学習モードであると判定した場合、処理はステップS12に進み、高速データ入出力I/F22は、学習処理(後述する図18のフローチャートの処理)を行う。
一方、ステップS11において、高速データ入出力I/F22が、LSI17の動作モードが学習モードでないと判定した場合、処理はステップS13に進み、高速データ入出力I/F22は、制御信号に基づいて、LSI17の動作モードが、送信モードであるか否かを判定する。
ステップS13において、高速データ入出力I/F22が、LSI17の動作モードが送信モードであると判定した場合、処理はステップS14に進み、高速データ入出力I/F22は、送信処理(後述する図16のフローチャートの処理)を行う。
一方、ステップS13において、高速データ入出力I/F22が、LSI17の動作モードが送信モードでないと判定した場合、処理はステップS15に進み、高速データ入出力I/F22は、制御信号に基づいて、LSI17の動作モードが、受信モードであるか否かを判定する。
ステップS15において、高速データ入出力I/F22が、LSI17の動作モードが受信モードであると判定した場合、処理はステップS16に進み、高速データ入出力I/F22は、受信処理(後述する図17のフローチャートの処理)を行う。
一方、ステップS15において、高速データ入出力I/F22が、LSI17の動作モードが受信モードでないと判定した場合、処理はステップS17に進む。また、ステップS12の学習処理、ステップS14の送信処理、または、ステップS16の受信処理の終了後、処理はステップS17に進む。
ステップS17において、高速データ入出力I/F22は、通信処理を終了する制御信号が供給されたか否かを判定する。
ステップS17において、高速データ入出力I/F22が、通信処理を終了する制御信号が供給されていないと判定した場合、処理はステップS11に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。一方、ステップS17において、高速データ入出力I/F22が、通信処理を終了する制御信号が供給されたと判定した場合、通信処理は終了する。
次に、図16は、図15のステップS14における送信処理を説明するフローチャートである。
ステップS21において、高速データ入出力I/F22は、他のLSI17から出力されている信号(電磁波)を、所定の検出時間、検出する。
ステップS21の処理後、処理はステップS22に進み、高速データ入出力I/F22は、ステップS21で他のLSI17から出力されている信号が検出されたか否かを判定する。
ステップS22において、高速データ入出力I/F22が、他のLSI17から出力されている信号が検出されたと判定した場合、処理はステップS23に進み、高速データ入出力I/F22は、乱数により決定される所定の待機時間(Back Off)だけ待機する。そして、待機時間が経過すると、処理はステップS21に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
一方、ステップS22において、高速データ入出力I/F22が、他のLSI17から出力されている信号が検出されていないと判定した場合、処理はステップS24に進み、高速データ入出力I/F22は、送信可能な時間スロットになるまで、あらかじめ設定された所定の待機時間(Inter Frame Space)だけ待機し、送信可能な時間スロットになると、処理はステップS25に進む。
ステップS25において、アルゴリズム処理部23は、通信相手となるLSI17に送信すべき情報、例えば、画像や音声などを、高速データ入出力I/F22の送信部31の符号化部41(図6)に供給する。符号化部41は、アルゴリズム処理部23からの情報を所定の符号化方式で符号化し、図7の上側に示すような方形信号である送信信号を生成し、処理はステップS26に進む。
ステップS26において、符号化部41は、ステップS25で符号化した送信信号に、所定の付加情報、例えば、送信信号を送信するLSI17自身を特定するIDや、送信の開始や終了を示すビットなどの情報を付加し、フィルタ42に供給する。
ステップS26の処理後、処理はステップS27に進み、フィルタ42は、ステップS26で符号化部41から供給された送信信号をフィルタリングし、送信信号の立ち上がり、または立ち下がりのエッジを抽出したエッジ信号を、アンテナ16に供給する。アンテナ16は、フィルタ42から供給されるエッジ信号に応じた電磁波を出力し、処理はステップS28に進む。
ステップS28において、送信部31は、送信信号の送信が完了したか否か、即ち、アルゴリズム処理部23が送信する情報のすべてが送信されたか否かを判定する。
ステップS28において、送信部31が、送信信号の送信が完了していないと判定した場合、処理はステップS25に戻り、アルゴリズム処理部23から順次供給される情報に対し、以下、同様の処理が繰り返される。
一方、ステップS28において、送信部31が、送信信号の送信が完了したと判定した場合、送信処理は終了する。
以上のように、送信部31は、方形信号を生成し、方形信号のエッジを抽出したエッジ信号を送信することができる。
次に、図17は、図15のステップS16における受信処理を説明するフローチャートである。
例えば、図5の低速データ入出力I/F21を介して、図示しない外部の制御ブロックから、所定のLSI17との通信の開始を指示する制御信号が、高速データ入出力I/F22に供給されると、ステップS31において、高速データ入出力I/F22は、受信部32の学習部52の分類表作成部75に、制御信号を供給し、分類表作成部75は、通信相手となるLSI17の分類表をメモリ76から読み出す。分類表作成部75は、メモリ76から読み出した分類表を方形信号生成部51の検出部62に供給し、処理はステップS32に進む。
ステップS32において、アンテナ16は、通信相手となるLSI17から送信されてくる電磁波を受信し、電磁波の波形に応じた受信信号をADC61に供給する。ADC61は、アンテナ16から供給される受信信号をAD変換し、検出部62に供給し、処理はステップS33に進む。
ステップS33において、検出部62は、ステップS32でADC61から供給された受信信号を、所定の1測定周期分蓄積し、その受信信号の受信波形と、ステップS31で分類表作成部75から供給された分類表に登録されている既知信号の受信波形との相互相関に基づいて、その測定周期にエッジが含まれているか否かを検出する。検出部62は、検出結果であるエッジの有無を表す信号を、EXOR部64に供給する。
ステップS33の処理後、処理はステップS34に進み、EXOR部64は、ステップS33で検出部62から供給されるエッジの有無を表す信号と、保持部63に保持されている1測定周期前の出力信号との排他的論理和を演算する。図12を参照して説明したように、EXOR部64は、エッジの有無を表す信号と、1測定周期前の出力信号との排他的論理和を演算することにより、送信側のLSI17が送信した方形信号を再現する。EXOR部64は、再現した方形信号を、出力信号として保持部63に再保持させるとともに、図9の復号部53に出力する。
ステップS34の処理後、処理はステップS35に進み、復号部53は、ステップS34でEXOR部64から供給された方形信号から、付加情報(上述の図16のステップS26で付加された情報)を抽出し、処理はステップS36に進む。
ステップS36において、復号部53は、ステップS34でEXOR部64から供給された方形信号を復号し、送信側のLSI17が送信した情報を取得し、アルゴリズム処理部23に供給する。
ステップS36の処理後、処理はステップS37に進み、高速データ入出力I/F22は、送信側のLSI17から送信される全ての信号を受信したか否かを判定する。例えば、送信側のLSI17から送信された送信信号に、送信の終了を示すビットが付加情報として付加されていた場合や、低速データ入出力I/F21を介して、図示しない外部の制御ブロックから、通信処理の終了を指示する制御信号が供給された場合などに、高速データ入出力I/F22は、送信側のLSI17から送信される全ての信号を受信したと判定する。
ステップS37において、高速データ入出力I/F22が、送信側のLSI17から送信される全ての信号を受信していないと判定した場合、処理はステップS32に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
一方、ステップS37において、高速データ入出力I/F22が、送信側のLSI17から送信される全ての信号を受信したと判定した場合、受信処理は終了される。
以上のように、受信部32では、方形信号生成部51の検出部62が、アンテナ16が受信した受信信号の受信波形と、分類表に登録されている既知信号の受信波形との相互相関に基づいて、エッジの有無を検出することができる。
上述したように、アンテナ16が受信した受信信号の受信波形は、マルチパスの影響により形状が崩れているが、その影響は定常的なものであり、あらかじめ学習により取得された既知信号の受信波形との相互相関に基づいて、エッジの有無を正確に検出することができる。これにより、送信側のLSI17が送信した方形信号を正確に再現することができ、送信側のLSI17からの情報を正確に取得することができる。
このように、送信側のLSI17が方形信号のエッジを抽出したエッジ信号を送信し、受信側のLSI17がエッジ信号から正確に方形信号を再現することで、マルチパスの影響を顕著に受けても、LSI17どうしで通信を正常に行うことができる。
次に、図18は、図15のステップS12における学習処理を説明するフローチャートである。
ステップS41において、学習部52は、全体の処理を繰り返した回数を表す変数hを、初期値としての0に設定し、処理はステップS42に進む。
ステップS42において、送信側のLSI17から、学習用にビット列や送信順番があらかじめ設定されている信号である既知信号が送信される。また、既知信号記憶部72は、低速データ入出力I/F21を介して、図示しない外部の制御ブロックから供給される制御信号に従って、送信側のLSI17から送信されてくる既知信号に応じて、記憶している既知信号を、受信信号記憶部73に供給し、処理はステップS43に進む。
ステップS43において、アンテナ16は、送信側のLSI17が送信した既知信号に応じた電磁波を受信し、その電磁波の波形に応じた受信信号がADC71に供給される。ADC71は、アンテナ16から供給された受信信号をAD変換し、受信信号記憶部73に供給する。
ステップS43の処理後、処理はステップS44に進み、受信信号記憶部73は、ステップS43でADC71から供給される受信信号を、1測定周期分だけ蓄積し、その受信信号と、ステップS42で既知信号記憶部72から供給される既知信号とを対応付けて記憶する。
ステップS44の処理後、処理はステップS45に進み、学習部52は、規定の回数の受信信号を受信したか否かを判定する。この規定の回数は、例えば、受信信号の平均値の波形を算出するのに十分な回数として、あらかじめ求められたものである。
ステップS45において、学習部52が、規定の回数の受信信号を受信していないと判定した場合、処理はステップS42に戻り、規定の回数の受信信号を受信したと判定されるまで、同様の処理が繰り返される。
一方、ステップS45において、学習部52が、規定の回数の受信信号を受信したと判定した場合、処理はステップS46に進む。
ステップS46において、受信信号記憶部73は、ステップS44で記憶した規定の回数の受信信号と、その受信信号に対応付けられている既知信号とを、平均値演算部74に供給する。平均値演算部74は、受信信号記憶部73から供給される規定の回数の受信信号の平均値の波形を、既知信号ごとに算出し、その波形と既知信号とを、分類表作成部75に供給する。
ステップS46の処理後、処理はステップS47に進み、分類表作成部75は、平均値演算部74から供給される受信信号の波形と、既知信号とを対応付けて分類表を作成する。
ステップS47の処理後、処理はステップS48に進み、学習部52は、学習処理において通信相手となる全てのLSI17の分類表を作成したか否か、即ち、通信相手となる全てのLSI17から既知信号が送信されてきたか否かを判定する。
ステップS48において、学習部52が、全てのLSI17の分類表を作成していないと判定した場合、処理はステップS49に進み、学習部52は、学習処理において次に通信相手として設定されているLSI17を通信相手とし、処理はステップS42に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
一方、ステップS48において、学習部52が、全てのLSI17の分類表を作成したと判定した場合、処理はステップS50に進み、分類表作成部75は、今回作成した分類表と、メモリ76に記憶されている分類表、即ち、前回の処理で作成された分類表とを比較する。その結果、分類表に登録されている受信波形が、大きく変わっていれば、分類表作成部75は、今回作成した分類表を新たな分類表としてメモリ76に記憶させ、分類表を更新する。または、分類表作成部75は、今回作成した分類表と、前回の処理で作成された分類表との間で、受信波形の平均を算出して、その平均の受信波形で、分類表を更新する。
ステップS50の処理後、処理はステップS51に進み、学習部52は、全体の処理を繰り返した回数を表す変数hが、全体の処理を繰り返すべき回数として統計的にあらかじめ求められた回数Hとなったか否かを判定する。
ステップS51において、学習部52は、変数hが、回数Hとなっていないと判定した場合、処理はステップS52に進み、学習部52は、変数hを1だけインクリメントし、処理はステップS42に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。なお、この場合、例えば、通信相手となるLSI17の順番などを変更して、処理が行われる。
一方、ステップS51において、変数hが、回数Hとなったと判定された場合、学習処理は終了する。
以上のように、学習部52は、既知信号に応じた受信信号の平均値の波形を、受信波形として取得することができる。また、例えば、信号処理装置11の筐体12内の環境が変化した場合、例えば、温度変化が発生した場合や、基板の配置が変更された場合に、学習処理により、分類表を更新することができる。これにより、信号処理装置11の筐体12内の環境が変化しても、更新された分類表を用いて、LSI17は通信を正常に行うことができる。
なお、本実施の形態においては、電磁波を利用した通信について説明したが、本発明は、電磁波を利用した通信に限られるものではなく、例えば、定常性のあるマルチパスの影響を受けるような通信であれば、ケーブルを介して行われる通信にも適用することができる。また、光や音などを媒体とした無線通信や、光ファイバを介して行われる通信にも適用することができる。
また、送信部31は、フィルタ42を通過することにより、方形信号のエッジを抽出してエッジ信号を生成する他、例えば、方形信号のエッジに応じたインパルス信号を生成するインパルス信号生成回路を設け、インパルスによるエッジ信号を生成してもよい。
さらに、送信部31は、エッジ信号として、例えば、方形信号のエッジが立ち上がっているのか、または、エッジが立ち下がっているのかを表すエッジ信号を生成して、送信してもよい。この場合、方形信号生成部51は、方形信号のエッジが立ち上がっているのか、または、エッジが立ち下がっているのかを表すエッジ信号に基づいて、方形信号を再現することができる。
また、検出部62がエッジの有無を検出する測定周期は、図12に示した測定周期T以外にも、例えば、測定周期Tの2倍や3倍の周期を用いることができる。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図19は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)101,ROM(Read Only Memory)102,RAM(Random Access Memory)103は、バス104により相互に接続されている。
バス104には、さらに、入出力インタフェース105が接続されている。入出力インタフェース105には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部106、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部107、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部108、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部109、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111を駆動するドライブ110が接続されている。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU101が、例えば、記憶部108に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース105及びバス104を介して、RAM103にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU101)が実行するプログラムは、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア111に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インタネット、ディジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供される。
そして、プログラムは、リムーバブルメディア111をドライブ110に装着することにより、入出力インタフェース105を介して、記憶部108にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部109で受信し、記憶部108にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM102や記憶部108に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。また、プログラムは、1のCPUにより処理されるものであっても良いし、複数のCPUによって分散処理されるものであっても良い。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
筐体内と筐体外での通信における電磁波の受信波形を示す図である。 本発明を適用した信号処理装置の一実施の形態の構成例を示す斜視図である。 送信側のLSI17が送信した電磁波の波形と、その送信波形を受信側のLSI17が受信したときの電磁波の波形とを示す図である。 送信波形および受信波形の包絡線の位相を揃え、重ねて表示した図である。 LSI17の構成例を示すブロック図である。 高速データ入出力I/F22の送信部31の構成例を示すブロック図である。 符号化部41が出力する信号と、フィルタ42が出力する信号とを示す図である。 フィルタ42の特性を説明する図である。 高速データ入出力I/F22の受信部32の構成例を示すブロック図である。 方形信号生成部51の構成例を示すブロック図である。 検出部62の処理を説明する図である。 EXOR部64が出力する出力信号を説明する図である。 学習部52の構成例を示すブロック図である。 メモリ76に確保されているLSI17ごとの記憶領域を説明する図である。 高速データ入出力I/F22が行う通信処理を説明するフローチャートである。 送信処理を説明するフローチャートである。 受信処理を説明するフローチャートである。 学習処理を説明するフローチャートである。 本発明を適用したコンピュータの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
11 信号処理装置, 12 筐体, 13A乃至13D 信号処理基板, 14 プラットホーム基板, 15 基板固定治具, 16A乃至16E アンテナ, LSI17A乃至17E LSI, 21 低速データ入出力I/F, 22 高速データ入出力I/F, 23 アルゴリズム処理部, 31 送信部, 32 受信部, 41 符号化部, 42 フィルタ, 51 方形信号生成部, 52 学習部, 53 復号部, 61 ADC, 62 検出部, 63 保持部, 64 EXOR部, 71 ADC, 72 既知信号記憶部, 73 受信信号記憶部, 74 平均値演算部, 75 分類表作成部

Claims (10)

  1. 情報を受信する受信装置において、
    前記情報が符号化された方形信号のエッジを表すエッジ信号を受信する受信手段と、
    所定のビットパターンの方形信号を送信したときに得られるエッジ信号の受信波形を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されているエッジ信号の受信波形と、前記受信手段が受信したエッジ信号の受信波形とを比較して、前記受信手段が受信したエッジ信号に、前記方形信号のエッジが含まれているか否かを検出する検出手段と、
    前記検出手段による検出結果に基づいて、前記情報が符号化された方形信号を再現する方形信号再現手段と
    を備える受信装置。
  2. 前記検出手段は、前記記憶手段に記憶されているエッジ信号の受信波形と、前記受信手段が受信したエッジ信号の受信波形との相関値を演算し、演算結果に基づいて、前記受信手段が受信したエッジ信号に、前記方形信号のエッジが含まれているか否かを検出する
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記記憶手段は、前記エッジ信号の受信波形と、前記エッジ信号の受信波形を得るときに送信された前記方形信号にエッジが含まれているか否か表す情報とを対応付けて記憶しており、
    前記検出手段は、前記方形信号にエッジが含まれていることを表す情報に対応付けられている前記エッジ信号の受信波形と、前記受信手段が受信したエッジ信号の受信波形との相関値であって、所定の閾値以上の相関値が算出された場合、前記受信手段が受信したエッジ信号に、前記方形信号のエッジが含まれていることを検出する
    請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記検出手段は、所定の測定周期ごとに、前記受信手段が受信したエッジ信号に、前記方形信号のエッジが含まれているか否かを検出し、
    前記方形信号再現手段は、1測定周期前に再現された方形信号の値と、現在の測定周期の前記検出手段による検出結果との排他的論理和に基づいて、前記方形信号を再現する
    請求項1に記載の受信装置。
  5. 前記受信装置の動作モードが学習モードであるとき、前記受信手段は、所定のビットパターンの方形信号に対応するエッジ信号を受信し、
    前記受信手段が複数回受信した、所定のビットパターンの方形信号に対応するエッジ信号の平均値が表す波形を演算し、前記受信波形を取得する平均値演算手段と、
    前記記憶手段に既に記憶されている所定のビットパターンの方形信号に応じたエッジ信号の受信波形を、前記平均値演算手段により求められたエッジ信号の受信波形に更新する更新手段と
    をさらに備える請求項1に記載の受信装置。
  6. 情報を受信する受信装置の受信方法において、
    前記受信装置は、
    前記情報が符号化された方形信号のエッジを表すエッジ信号を受信する受信手段と、
    所定のビットパターンの方形信号を送信したときに得られるエッジ信号の受信波形を記憶する記憶手段と
    を備え、
    前記記憶手段に記憶されているエッジ信号の受信波形と、前記受信手段が受信したエッジ信号の受信波形とを比較して、前記受信手段が受信したエッジ信号に、前記方形信号のエッジが含まれているか否かを検出し、
    検出結果に基づいて、前記情報が符号化された方形信号を再現する
    ステップを含む受信方法。
  7. 情報を受信する受信装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記受信装置は、
    前記情報が符号化された方形信号のエッジを表すエッジ信号を受信する受信手段と、
    所定のビットパターンの方形信号を送信したときに得られるエッジ信号の受信波形を記憶する記憶手段と
    を備え、
    前記記憶手段に記憶されているエッジ信号の受信波形と、前記受信手段が受信したエッジ信号の受信波形とを比較して、前記受信手段が受信したエッジ信号に、前記方形信号のエッジが含まれているか否かを検出し、
    検出結果に基づいて、前記情報が符号化された方形信号を再現する
    ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  8. 情報を送信する送信装置において、
    前記情報が符号化された方形信号を生成する方形信号生成手段と、
    前記方形信号生成手段により生成された方形信号から、前記方形信号の立ち上がり、または立ち下がりのエッジを抽出して前記方形信号のエッジを表すエッジ信号を出力する抽出手段と
    を備える送信装置。
  9. 情報を送信する送信方法において、
    前記情報が符号化された方形信号を生成し、
    前記方形信号から、前記方形信号の立ち上がり、または立ち下がりのエッジを抽出して前記方形信号のエッジを表すエッジ信号を出力する
    ステップを含む送信方法。
  10. 情報を送信する送信装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記情報が符号化された方形信号を生成し、
    前記方形信号から、前記方形信号の立ち上がり、または立ち下がりのエッジを抽出して前記方形信号のエッジを表すエッジ信号を出力する
    ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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