JP2009022440A - ゲームシステム及び運動量測定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 運動量計101は、加速度センサ103が検出した歩行信号に基づいて運動量を測定し、前記運動量を記憶手段107に記憶し、記憶手段107に記憶した運動量を通信手段から出力する。ゲーム機102は、通信手段112を介して運動量計101から運動量を取得して記憶手段111に記憶し、ゲームパラメータを、前記取得した運動量に応じて設定する。
【選択図】 図1
Description
例えば、特許文献1に記載された発明では、歩数計とゲーム機を一体にし、楽しみながら運動できる歩数計が開発されている。歩数計のなかにゲーム機が組み込まれており、累積歩数に応じてキャラクタの表示状態が変わるように構成されている。
また、特許文献2に記載された発明では、据置型ゲーム機において、操作部に動きを検出するセンサを搭載し、使用者が動かす操作部の動きをゲームに反映させるように構成されている。
また、子供だけでなく、大人も余暇にゲームを楽しむ人が増え、運動量が減少し、成人病患者、成人病予備軍といわれる人の割合が増加傾向にある。
これらの問題を解決する方法として、特許文献1、2に記載された発明を利用することにより、運動を促進することが考えられる。
また、特許文献2に記載された据置型ゲーム機の場合、操作部を動かすとしても、動き方や動く量に限界がある他、動く時間も限られているため、健康を維持するために十分な運動量にならないという問題がある。
ゲーム装置は、運動量測定装置によって測定した運動量を取得し、該運動量に応じてゲームパラメータを設定する。
また、前記運動量データ蓄積ルールには、運動量を測定する閾値が定められて成り、前記運動量測定手段は運動量を測定する閾値を前記閾値に設定して運動量測定を行い、前記分類手段は前記運動量測定手段が前記閾値に基づいて測定した運動量を分類して前記記憶手段に記憶するように構成してもよい。
また、前記運動量測定装置は、測定した運動量に応じて、取得できるパラメータを表示する表示手段を備えて成るように構成してもよい。
また、前記運動量測定装置は前記記憶手段にID情報を記憶し、
前記ゲーム装置は前記運動量測定装置から受信したID情報が正規のID情報の場合に正規の処理を続行するように構成してもよい。
運動量測定手段は運動量を測定する。分類手段は、ゲーム固有の運動量データ蓄積ルールに基づいて前記運動量測定手段が測定した運動量を分類して記憶手段に記憶する。出力手段は前記記憶手段に記憶した運動量を出力する。
また、前記運動量データ蓄積ルールには、測定した運動量を配分する比率が定められて成り、前記分類手段は、前記運動量測定手段が測定した運動量を前記比率で配分するように構成してもよい。
また、前記記憶手段にID情報を記憶するように構成してもよい。
また本発明によれば、前記ゲームシステムに適した運動量測定装置を提供することが可能になる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るゲームシステムのブロック図である。
図1において、ゲームシステムは、運動量を測定する運動量測定装置としての運動量計101と、運動量計101とは別体に設けられた携帯型ゲーム機102とを備えている。
運動量計101は、加速度センサ103、検出回路104、CPU105、発振手段106、記憶手段107、通信手段108を備えており、運動量測定時には、使用者の腰や手首等の身体に装着して使用される。
ゲーム機本体109は、中央処理装置(CPU)110、記憶手段111、通信手段112を備えている。
記憶手段111には、ゲーム用プログラム、ゲームパラメータをはじめとする各種ゲーム用データ等がコンテンツとして記憶される。
運動量測定手段は使用者の運動量を測定することができる。また、運動量測定手段は、運動量測定時に、運動量を測定する閾値を、ゲーム固有の運動量データ蓄積ルールに基づく閾値に設定して運動量測定を行うことができる。
分類手段は、前記運動量データ蓄積ルールに基づいて運動量を分類して前記記憶手段に記憶することができる。また、分類手段は、前記運動量データ蓄積ルールに含まれる運動量配分比率に基づいて、測定した運動量を前記比率で配分することができる。
出力手段は前記記憶手段に記憶した運動量を出力することができる。
取得手段は、前記記憶手段に記憶した運動量を前記出力手段を介して取得することができる。設定手段は、ゲームパラメータを、前記取得した運動量に応じて設定することができる。
以下、図1、図2を用いて、本第1の実施の形態の動作を説明する。
運動量計101は、使用者の腰に装着して電源投入又は開始操作が行われると、運動量の測定及び測定した運動量のデータ蓄積を行う(ステップS201)。
CPU105は、検出回路104からの歩行信号に基づいて歩数を計数し、記憶手段107に記憶している歩数に随時加算することにより、運動量としての累積歩数を測定する。このようにして、運動量計101は、運動量としての累積歩数を測定し、運動量データとして随時、記憶手段107に記憶する。
この場合、運動量計101のCPU105は、運動量計101がゲーム機本体109又は操作部114に接続された状態で(ステップS202)、通信手段108を介して、記憶手段107に蓄積している運動量データをゲーム機本体109に送信する(ステップS203)。通信方法は、前述したように、赤外線や電波を用いた無線接続による方法でもよく又、USB等による有線接続による方法でもよい。
ゲーム内容に反映させるパラメータとしては、例えば、運動量に応じて、ゲームに登場する主人公のパワーをアップさせる(ゴルフゲームであればプレーヤーの飛距離をのばす、戦闘ゲームであればプレーヤーの戦闘能力をアップする等)、高級なアイテムを使用できるようにする等、ゲームの内容に応じて種々のパラメータがある。
操作部114によるゲーム終了操作が行われた場合、ゲームの目的が完遂された場合、あるいは、記憶手段111に記憶した前記運動量に対応するエネルギを消費してしまったとき等に、CPU110はゲームを終了する(ステップS206)。
したがって、日常生活で行う運動等、ゲームとは無関係なところで行った運動をゲーム内容に反映させるようにしているため、ゲーム使用者の運動を促進することができる。これにより、肥満人口の減少、体力の向上や体力低下の歯止めが期待できる。
また前記ゲームシステムに適した運動量計101を提供することが可能になる。
検出回路104は、加速度センサ103から出力される信号中の歩行信号のみを通過するフィルタ回路301、フィルタ回路301からの歩行信号を増幅して出力するアンプ回路302、アンプ回路302からの歩行信号を所定の閾値と比較することによってデジタル信号に変換して出力するA/D変換回路303を備えている。
表示手段304は、測定した運動量に応じて、取得できるゲームパラメータを表示することができる。
ゲーム機102は、ゲーム機本体109、表示手段113、操作部114を備えており、ゲーム機本体109は、中央処理装置(CPU)110、記憶手段111、通信手段112を備えている。記憶手段107、111にはID情報を記憶することができる。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るゲームシステムの全体処理を示すフローチャートであり、ゴルフゲームの例を示している。
また、図6は、本発明の第2の実施の形態に係るゲームシステムの動作を説明するためのタイミング図である。
先ず、運動量計101及びゲーム機102にID情報を設定する処理を説明する。
ゲーム機本体109の起動後(ステップS401)、CPU110は、ゲーム機本体109又は操作部114に運動量計101が接続されたことを検出すると(ステップS402)、ゲーム機102側にてID情報を記憶手段111に登録する(ステップS403)。
運動量計101のCPU105は、通信手段108を介してゲーム機102から受信したID情報を記憶手段107に保存して登録する(ステップS405)。
その後、CPU105、110は、各々、運動量計101がゲーム機本体109又は操作部114から取り外されたことを検出すると、ID情報の設定処理を終了する(ステップS406)。
ゲーム機本体109の起動後(ステップS501)、CPU110は、記憶手段111に記憶したゲームアプリケーションプログラムを起動する(ステップS502)。
次に、CPU110は、ゲーム機本体109又は操作部114に運動量計101が接続されたことを検出すると(ステップS503)、運動量計101からID情報を取得し、該ID情報が記憶手段111に登録されているか否かを確認する(ステップS504)。
CPU110は、処理ステップS504において、運動量計101のID情報が、記憶手段111に登録されていると判断した場合、即ち、運動量計101が正規の運動量計と判断した場合には正規の処理を続行して、ゲーム機102が実行するゲームに固有の運動量データ蓄積ルールを、通信手段112を介して運動量計101に送信する(ステップS505)。
図6を参照して運動量データ蓄積ルールの例を説明すると、アンプ回路302から出力される歩行信号(加速度センサ103から出力される歩行信号に対応する。)が同図の信号波形によって表されている。
尚、閾値を一種類とし、運動量データ蓄積ルールに含まれる運動量配分比率に基づいて、測定した運動量を配分し、各配分した運動量を複数の保存領域に記憶するように構成してもよい。また、複数の閾値を設けると共に配分比率を設定することにより、多様なパラメータ設定を可能にするようにしてもよい。
CPU105は、運動量計101がゲーム機本体109又は操作部114に接続されていない場合には処理ステップS507、S508を繰り返す(ステップS509)。
CPU105は、処理ステップS510において、ゲーム機102が正規のID情報を有すると判断した場合には、正規の処理を続行して、記憶手段107に蓄積している運動量データを、通信手段108を介してゲーム機102に送信した後(ステップS511)、記憶手段107に記憶している運動量データをリセットする(ステップS512)。
CPU110は、通信手段112を介して運動量計101から受信した運動量データを、ゲームパラメータの設定に反映する(ステップS513)。
ゲームの進行状態(ステージ1、ステージ2、・・・)によって、蓄積できる運動の強度を変えるようにすることにより、運動量計101を装着して行った運動量を、よりゲームに反映させて楽しむことができる。
その後、使用者が運動量計101をゲーム機本体109又は操作部114から取り外すと、CPU105、110は、運動量計101がゲーム機本体109又は操作部114から取り外されたことを検出して処理ステップS507に戻る(ステップS518)。
このようにして、運動量の配分や閾値を適宜設定することにより、ゲームパラメータを設定することが可能になるため、より趣向に応じたゲームを楽しむことが可能になり、より運動促進に繋がるという効果を奏する。
また、運動量計101は、ゲーム機102から受信した運動量データ蓄積ルールに基づいて運動量の配分等を行うため、運動量を適切にゲーム内容に反映させることが可能になる。
また、1つの運動量計に、運動強度毎、あるいは動作部位(手、足等)毎に、配分して運動量を保存領域に蓄積するように構成してもよい。
また、運動量計101には、当該ゲーム機を使用できる複数の使用者を表す複数のID情報等、複数のID情報を登録できるように構成してもよい。
また、携帯型ゲーム機、据え置き型ゲーム機等の各種ゲーム機が使用可能である。
また、運動量計として歩数計の例で説明したが、運動量の計測が可能な測定装置であれば、心電計、心拍計等の各種の測定装置が使用可能である。
102・・・ゲーム機
103・・・加速度センサ
104・・・検出回路
105、110・・・CPU
106・・・発振手段
107、111・・・記憶手段
108、112・・・通信手段
109・・・ゲーム機本体
113、304・・・表示手段
114・・・操作部
301・・・フィルタ回路
302・・・アンプ回路
303・・・A/D変換回路
Claims (12)
- 運動量を測定する運動量測定装置と、前記運動量測定装置によって測定した運動量を取得し、該運動量に応じてゲームパラメータを設定するゲーム装置とを備えて成ることを特徴とするゲームシステム。
- 前記運動量測定装置は、運動量を測定する運動量測定手段と、前記運動量測定手段によって測定した運動量を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した運動量を出力する出力手段とを有し、
前記ゲーム装置は、前記運動量測定装置から前記運動量を取得する取得手段と、前記取得した運動量に応じてゲームパラメータを設定する設定手段とを有することを特徴とする請求項1記載のゲームシステム。 - 前記ゲーム装置はゲーム固有の運動量データ蓄積ルールを前記運動量測定装置に送信し、
前記運動量測定装置は、前記運動量データ蓄積ルールに基づいて運動量を分類して前記記憶手段に記憶する分類手段を備えて成ることを特徴とする請求項1又は2記載のゲームシステム。 - 前記運動量データ蓄積ルールには、運動量を測定する閾値が定められて成り、
前記運動量測定手段は運動量を測定する閾値を前記閾値に設定して運動量測定を行い、
前記分類手段は前記運動量測定手段が前記閾値に基づいて測定した運動量を分類して前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項3記載のゲームシステム。 - 前記運動量データ蓄積ルールには、測定した運動量を配分する比率が定められて成り、
前記分類手段は、前記運動量測定手段が測定した運動量を前記比率で配分することを特徴とする請求項3又は4記載のゲームシステム。 - 前記運動量測定装置は、測定した運動量に応じて、取得できるパラメータを表示する表示手段を備えて成ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載のゲームシステム。
- 前記運動量測定装置は前記記憶手段にID情報を記憶し、
前記ゲーム装置は前記運動量測定装置から受信したID情報が正規のID情報の場合に正規の処理を続行することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載のゲームシステム。 - 運動量を測定する運動量測定手段と、前記運動量測定手段によって測定した運動量を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した運動量を出力する出力手段と、ゲーム固有の運動量データ蓄積ルールに基づいて運動量を分類して前記記憶手段に記憶する分類手段とを備えて成ることを特徴とする運動量測定装置。
- 前記運動量データ蓄積ルールには、運動量を測定する閾値が定められて成り、
前記運動量測定手段は運動量を測定する閾値を前記閾値に設定して運動量測定を行い、
前記分類手段は前記運動量測定手段が前記閾値に基づいて測定した運動量を分類して前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項8記載の運動量測定装置。 - 前記運動量データ蓄積ルールには、測定した運動量を配分する比率が定められて成り、
前記分類手段は、前記運動量測定手段が測定した運動量を前記比率で配分することを特徴とする請求項8又は9記載の運動量測定装置。 - 測定した運動量に応じて、取得できるパラメータを表示する表示手段を備えて成ることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一に記載の運動量測定装置。
- 前記記憶手段にID情報を記憶することを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一に記載の運動量測定装置。
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