JP2009020654A - 環境負荷値算出装置、環境負荷値算出プログラム、および環境負荷値算出方法 - Google Patents

環境負荷値算出装置、環境負荷値算出プログラム、および環境負荷値算出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の加工対象物が加工を受ける加工フロアのユーティリティ設備で消費された資源の消費量に対応する環境負荷値を加工対象物ごとに算出することのできる環境負荷値算出装置、方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】 加工対象物1の受入時刻を取得する受入時刻取得部11と、加工対象物2の出荷時刻を取得する出荷時刻取得部12と、加工対象物1の加工フロア90における滞留数を算出する滞留数算出部13と、ユーティリティ設備91で消費された資源消費量を取得する資源消費量取得部14と、単位時間ごとの加工フロア90の環境負荷値を算出する加工フロア環境負荷値算出部15と、加工対象物1個当たりの環境負荷値を算出する加工対象物環境負荷値算出部16と、算出された加工対象物環境負荷値を加工後の加工対象物2の記録デバイス3に記録する環境負荷値記録部17とを備えた。
【選択図】 図6

Description

本発明は、加工対象物が加工を受ける加工フロアのユーティリティ設備で消費される空調、照明等のユーティリティ資源の消費量に対応する環境負荷値を算出する環境負荷値算出装置、環境負荷値算出プログラム、および環境負荷値算出方法に関する。
従来、例えば、加工対象物の製造工程で発生する環境負荷値を測定し、測定された環境負荷値のうち複数の製造工程に関連する環境負荷値を各製造工程に関連する環境負荷値に按分し、按分された環境負荷値を加工対象物ごとに配分する環境負荷値算出方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、上記特許文献1に開示された環境負荷値算出方法は、製造工程における環境負荷値のうち、個々の加工対象物に直接消費される原材料、部品、電力、燃料などの消費量を個々の加工対象物に配分することは容易であるが、複数の加工対象物が加工を受ける加工フロアにおける空調、照明等のユーティリティ設備で消費される電力、水、燃料、ガスなどのユーティリティ資源の消費量に対応する環境負荷値を個々の加工対象物について算出することはできない。
そこで、加工対象物が加工フロアに受け入れられた受入時刻と、加工フロアから出荷された出荷時刻とから加工時間を求め、さらに、この加工時間内において空調、照明等のユーティリティに起因する環境負荷値を求め、上記加工時間と上記環境負荷値から個々の加工対象物の環境負荷値を算出するという方法が考えられる。しかし、この環境負荷値算出方法では、加工対象物の環境負荷値の平均値しか算出することができず、また、同一フロア内で、加工時間の異なる複数の加工対象物を同時に加工する場合には、それぞれの加工対象物の環境負荷値を求めることができない。
このように、従来の環境負荷値算出方法では、個々の加工対象物の環境負荷値を正確に算出することができないため、環境負荷値を最小にする製造プロセスの最適化プランを策定することができない。
特開2002−117103号公報

本発明は上記事情に鑑み、複数の加工対象物が加工を受ける加工フロアのユーティリティ設備で消費された資源の消費量に対応する環境負荷値を加工対象物ごとに算出することのできる環境負荷値算出装置、環境負荷値算出プログラム、および環境負荷値算出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の環境負荷値算出装置は、環境負荷値が書き替え可能に記録される記録デバイスが装着された加工対象物が、該加工対象物が加工を受ける加工フロアに受け入れられた受入時刻を取得する受入時刻取得部と、上記加工対象物が上記加工フロアから出荷された出荷時刻を取得する出荷時刻取得部と、上記受入時刻取得部により取得された受入時刻および上記出荷時刻取得部により取得された出荷時刻に基づいて、上記加工フロアにおける、上記加工対象物の単位時間ごとの滞留数を算出する滞留数算出部と、上記加工フロアのユーティリティ設備で消費された単位時間ごとのユーティリティ資源消費量を取得する資源消費量取得部と、上記資源消費量取得部により取得された単位時間ごとのユーティリティ資源消費量に基づいて、単位時間ごとの上記加工フロアの環境負荷値を算出する加工フロア環境負荷値算出部と、上記加工フロア環境負荷値算出部により算出された単位時間ごとの上記加工フロアの環境負荷値および上記滞留数算出部により算出された上記加工フロアにおける上記加工対象物の単位時間ごとの滞留数に基づいて個々の加工対象物に割り当てられる環境負荷値を算出する加工対象物環境負荷値算出部と、上記加工フロアから出荷される上記加工対象物の記録デバイスに、上記加工対象物環境負荷値算出部により算出された加工対象物環境負荷値を記録する環境負荷値記録部とを有することを特徴とする。
本発明の環境負荷値算出装置によれば、個々の加工対象物の受入時刻および出荷時刻を取得し、取得した受入時刻および出荷時刻から加工フロア内の滞留数を把握し、一方では、ユーティリティ資源消費量からその加工フロアの単位時間内ごとの環境負荷値を算出し、その滞留数と環境負荷値とに基づいて、加工対象物1個当たりの環境負荷値を算出するものであるため、個々の加工対象物の環境負荷値を正確に算出することができる。
ここで、上記記録デバイスが、ICタグであることが好ましい。
本発明の環境負荷値算出装置を上記のように構成した場合は、加工フロアへの加工対象物の受入時刻および出荷時刻を非接触で確実に知ることができ、また、算出した環境負荷値を非接触で記録することができる。
また、上記ユーティリティ設備は、上記加工フロアの照明設備又は空調設備を含むものであることが好ましい。
本発明の環境負荷値算出装置を上記のように構成した場合は、加工フロアに設置されたユーティリティ設備のうちでも特に重要な照明設備又は空調設備に対応する環境負荷値が算出されるので、正確な環境負荷値を得ることができる。
また、上記ユーティリティ資源は、上記加工フロアで消費される照明用又は空調用の電力、水、燃料、又はガスを含むものであることが好ましい。
本発明の環境負荷値算出装置を上記のように構成した場合は、加工フロアで消費されるユーティリティ資源のうちでも特に重要な電力、水、燃料、又はガスに対応する環境負荷値が算出されるので、正確な環境負荷値を得ることができる。
また、上記目的を達成する本発明の環境負荷値算出プログラムは、プログラムを実行するコンピュータ内で実行され、該コンピュータを、環境負荷値が書き替え可能に記録される記録デバイスが装着された加工対象物が、該加工対象物が加工を受ける加工フロアに受け入れられた受入時刻を取得する受入時刻取得部と、上記加工対象物が上記加工フロアから出荷された出荷時刻を取得する出荷時刻取得部と、上記受入時刻取得部により取得された受入時刻および上記出荷時刻取得部により取得された出荷時刻に基づいて、上記加工フロアにおける、上記加工対象物の単位時間ごとの滞留数を算出する滞留数算出部と、上記加工フロアのユーティリティ設備で消費された単位時間ごとのユーティリティ資源消費量を取得する資源消費量取得部と、上記資源消費量取得部により取得された単位時間ごとのユーティリティ資源消費量に基づいて、単位時間ごとの上記加工フロアの環境負荷値を算出する加工フロア環境負荷値算出部と、上記加工フロア環境負荷値算出部により算出された単位時間ごとの上記加工フロアの環境負荷値および上記滞留数算出部により算出された上記加工フロアにおける、上記加工対象物の単位時間ごとの滞留数に基づいて個々の加工対象物に割り当てられる環境負荷値を算出する加工対象物環境負荷値算出部と、上記加工フロアから出荷される上記加工対象物の記録デバイスに、上記加工対象物環境負荷値算出部により算出された加工対象物環境負荷値を記録する環境負荷値記録部とを有する環境負荷値算出装置として動作させることを特徴とする。
本発明の環境負荷値算出プログラムによれば、個々の加工対象物の受入時刻および出荷時刻が取得され、取得された受入時刻および出荷時刻から加工フロア内の滞留数が把握されその滞留数に基づき環境負荷値が算出されるので、加工対象物1個当たりの環境負荷値を正確に算出することの可能なプログラムを得ることができる。
また、上記目的を達成する本発明の環境負荷値算出方法は、環境負荷値が書き替え可能に記録される記録デバイスが装着された加工対象物が、該加工対象物が加工を受ける加工フロアに受け入れられた受入時刻を取得する受入時刻取得ステップと、上記加工対象物が上記加工フロアから出荷された出荷時刻を取得する出荷時刻取得ステップと、上記受入時刻取得ステップにより取得された受入時刻および上記出荷時刻取得ステップにより取得された出荷時刻に基づいて、上記加工フロアにおける、上記加工対象物の単位時間ごとの滞留数を算出する滞留数算出ステップと、上記加工フロアのユーティリティ設備で消費された単位時間ごとのユーティリティ資源消費量を取得する資源消費量取得ステップと、上記資源消費量取得ステップにより取得された単位時間ごとのユーティリティ資源消費量に基づいて、単位時間ごとの上記加工フロアの環境負荷値を算出する加工フロア環境負荷値算出ステップと、上記加工フロア環境負荷値算出ステップにより算出された単位時間ごとの上記加工フロアの環境負荷値および上記滞留数算出ステップにより算出された上記加工フロアにおける、上記加工対象物の単位時間ごとの滞留数に基づいて個々の加工対象物に割り当てられる環境負荷値を算出する加工対象物環境負荷値算出ステップと、上記加工フロアから出荷される上記加工対象物の記録デバイスに、上記加工対象物環境負荷値算出ステップにより算出された加工対象物環境負荷値を記録する環境負荷値記録ステップとを有することを特徴とする。
本発明の環境負荷値算出方法によれば、個々の加工対象物の受入時刻および出荷時刻が取得され、取得された受入時刻および出荷時刻から加工フロア内の滞留数が把握されその滞留数に基づき環境負荷値が算出されるので、加工対象物1個当たりの環境負荷値を正確に算出することができる。
本発明によれば、複数の加工対象物が加工を受ける加工フロアのユーティリティ設備で消費された資源の消費量に対応する環境負荷値を加工対象物ごとに算出することのできる環境負荷値算出装置、環境負荷値算出プログラム、および環境負荷値算出方法を実現することができる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
前述のように、従来の環境負荷値算出方法では、複数の加工対象物が加工を受ける加工フロアにおいて、照明、空調などのユーティリティ設備で消費される電力、水道水、燃料油、都市ガスなどのユーティリティ資源の消費量に対応する環境負荷値を個々の加工対象物ごとに算出することはできない。
ここで、複数の加工対象物が加工フロアに順次受け入れられ、所定の加工を受けて順次出荷される場合の、加工フロア内の加工対象物の滞留数について考えてみる。
図1は、加工フロア内の加工対象物の滞留数の時間的変化を示す図である。
図1には、加工対象物が加工フロアに受け入れられた受入時刻と加工フロアから出荷された出荷時刻から算出した加工対象物の滞留数を時間軸上にプロットしたグラフが示されている。この滞留数は、加工前の加工対象物が加工フロアに受け入れられるたびに滞留数Nを1ずつ加算し、また、加工後の加工対象物が加工フロアから出荷されるたびに、滞留数Nを1ずつ減算することにより算出される。図1に示すように、各時間帯における加工対象物の滞留数Nは一定ではなく常に変動していることがわかる。
ここで、加工フロア内で使用される電力、水道水、重油・軽油等の燃料、都市ガス等のユーティリティ資源消費量に対応する環境負荷値Lを求めるには、各ユーティリティ資源消費量を測定し、その測定値に各ユーティリティ資源の環境負荷原単位を乗算すればよい。
例えば、電力消費量に対応する環境負荷値Lは、
L=電力消費量(kWh)×電力の環境負荷原単位(kg−CO2/kWh)
として求められる。
図2は、ユーティリティ資源消費量に対応する環境負荷値Lの時間的変化を示すグラフである。
加工フロアのユーティリティ資源消費量に対応する環境負荷値Lは、加工対象物の滞留数、加工対象物の加工状況、外気温の変化、日照状態の変化、その他の影響を受けて、図示のように絶えず変動する。
こうして求めた加工フロアの環境負荷値Lと、すでに得られている加工対象物の滞留数Nとから、次式により、加工対象物1個当たりの環境負荷を算出することができる。
加工対象物1個当たりの環境負荷値=L/N
図3は、加工対象物1個当たりの環境負荷値の時間的変化を示すグラフである。
図3に示すように、このグラフは、図1のグラフと図2のグラフを合成したものとなる。図3において、受入時刻と出荷時刻の間の環境負荷値を加工対象物の滞留数で除算することにより加工対象物1個当たりの環境負荷値を算出することができる。
ここで、加工フロアに受け入れられる加工対象物が1種類である場合と、複数種類である場合における、加工対象物1個当たりの環境負荷値について考えてみる。
いま、加工フロアで消費される電力量が単位時間(10分間)当たり3kWhであるとして、加工フロアで加工される加工対象物の種類や滞留数が変化した場合の加工対象物1個当たりの環境負荷値をどのようにして算出すればよいかを考える。
[比較例1]
図4は、加工を受ける加工対象物が1種類である場合の工程図である。
図4(a)は、加工対象物Aの加工が終了してから加工対象物Bの加工が開始される場合の工程を示している。すなわち、受入時刻1:00に受け入れられ、出荷時刻1:30に出荷された加工対象物A(滞留時間30分)と、受入時刻2:00に受け入れられ出荷時刻2:20に出荷された加工対象物B(滞留時間20分)とが示されている。
このときの加工対象物A,Bの電力消費量は、それぞれ
A:3kWh×3=9kWh、
B:3kWh×2=6kWh、
となり、これらの各電力消費量に、電力消費量1kWhに相当する環境負荷原単位(kg−CO2/kWh)の値を乗算することにより、加工対象物AおよびB1個当たりの環境負荷値を算出することができる。
[比較例2]
図4(b)は、同じ加工を受ける加工対象物A−1、A−2、A−3が同じ時間帯に重複加工され、Aの加工終了後にBが加工開始される場合の工程を示している。すなわち、受入時刻1:00に受け入れられ、出荷時刻1:30に出荷された加工対象物A−1(滞留時間30分)と、受入時刻1:20に受け入れられ、出荷時刻1:50に出荷された加工対象物A−2(滞留時間30分)と、受入時刻1:40に受け入れられ、出荷時刻2:10に出荷された加工対象物A−3(滞留時間30分)と、受入時刻3:00に受け入れられ出荷時刻3:20に出荷された加工対象物B(滞留時間20分)とが示されている。なお、加工対象物A−1、A−2、およびA−3は同一の加工を受けるものとする。
このときの加工対象物A−1、A−2、およびA−3の電力消費量は、全滞留時間70分の間の電力消費量:3kWh×7=21kWhを3で除算すればよいから
A−1:21kWh/3=7kWh
A−2:21kWh/3=7kWh
A−3:21kWh/3=7kWh
となる。
なお、加工対象物Bは[比較例1]と同様、3kWh×2=6kWhとなる。
上記加工対象物Aのように、同一の加工を受ける加工対象物が同じ時間帯に重複加工される場合は、その加工時間内の電力消費量を加工対象物の滞留数で除算することによって加工対象物1個当たりの電力消費量を算出することができる。
しかし、加工フロア内で複数種類の加工対象物が同時に加工される場合には、上記の[比較例2]の方法では1個当たりの電力消費量を算出することはできない。
[比較例3]
図5は、同じ加工を受ける加工対象物A−1、A−2と、これとは異なる加工を受ける加工対象物B−1が同じ時間帯に重複加工される場合の工程図である。
図5(a)には、加工時間30分の加工対象物A−1、A−2と、加工時間20分の加工対象物B−1が、同じ時間帯に重複加工される場合が示されている。
この場合は、A−1の受入時刻1:00からB−1の出荷時刻2:00までの60分の間の全電力消費量は、3kWh×6=18kWhであるが、A−1、A−2とB−1とでは加工時間が異なるため、全電力消費量を加工対象物数で除算するわけにはいかず、従って、加工対象物1個当たりの環境負荷値を算出することはできない。
[比較例4]
図5(b)には、第1の加工ラインで加工対象物A−1、A−2、A−3を加工し、かつ、第2の加工ラインで加工対象物B−1、B−2、B−3を加工する場合の工程図が示されている。すなわち、加工時間30分の加工対象物A−1、A−2、A−3と、加工時間15分の加工対象物B−1、B−2、B−3が、2つのラインで並行して加工される場合の工程が示されている。
この場合、この加工フロアへの最初の加工対象物A−1の受入時刻(1:00)から最後の加工対象物B−3の出荷時刻(2:30)までの全電力消費量を算出することはできるが、加工対象物Aと加工対象物Bとでは加工時間が異なるため、全電力消費量を加工対象物の数6で除算するわけにはいかなず、従って、加工対象物1個当たりの環境負荷値を算出することはできない。
そこで、本実施形態の環境負荷値算出装置では、以下のような構成とすることによって、加工対象物1個当たりの環境負荷値を算出できるようにしている。
図6は、本発明の環境負荷値算出装置の一実施形態を示す概要図である。
この環境負荷値算出装置10は、環境負荷値が書き替え可能に記録される無線ICタグ3が装着された加工対象物1が加工フロア90に受け入れられた受入時刻を取得する受入時刻取得部11と、加工対象物2が加工フロア90から出荷された出荷時刻を取得する出荷時刻取得部12と、受入時刻取得部11により取得された受入時刻および出荷時刻取得部12により取得された出荷時刻に基づいて、加工対象物1の加工フロア90における単位時間ごとの滞留数を算出する滞留数算出部13と、加工フロア90のユーティリティ設備91で消費された単位時間ごとのユーティリティ資源消費量を取得する資源消費量取得部14と、資源消費量取得部14により取得された単位時間ごとのユーティリティ資源消費量に基づいて、単位時間ごとの加工フロア90の環境負荷値を算出する加工フロア環境負荷値算出部15と、加工フロア環境負荷値算出部15により算出された単位時間ごとの加工フロア90の環境負荷値および滞留数算出部13により算出された加工対象物1の加工フロア90における単位時間ごとの滞留数に基づき該加工対象物1個当たりの環境負荷値を算出する加工対象物環境負荷値算出部16と、加工対象物環境負荷値算出部16により算出された加工対象物環境負荷値を加工後の加工対象物2の記録デバイス3に記録する環境負荷値記録部17と、加工対象物1の受入時刻、出荷時刻および滞留数を記録する滞留数データベース21と、単位時間ごとのユーティリティ消費量に対応する環境負荷値を記録する環境負荷値データベース22と、ユーティリティ資源ごとの環境負荷原単位を記録する環境負荷原単位データベース23とを備えている。
なお、上記の無線ICタグ3は、本発明にいう記録デバイスの一例に相当するものである。
また、加工フロア90における加工の種類は特に限定されるものではないが、例えば樹脂成型品を製造するための射出成型工程、LSI等を製造するための半導体製造工程、あるいはプリント回路基板への部品実装工程などどのような加工工程であってもよい。
なお、上記ユーティリティ設備91とは、加工フロア90において行われる加工工程に使用される加工設備以外の、例えば加工フロア90の照明設備、空調設備、その他加工フロアで共用される設備一切を含むものである。
また、このユーティリティ設備91で消費されるユーティリティ資源とは、例えば、電力、水道水、重油、又は都市ガスを含むものであり、これら各資源消費量は、電力メータ92、水道水メータ93、重油メータ94、および都市ガスメータ95などによりリアルタイムに取得され、資源消費量取得部14に送られる。
なお、本実施形態においては、本発明にいう燃料の一例として、重油について説明しているが、本発明にいう燃料は、重油に限られるものではなく、軽油や灯油などいずれの燃料をも含むものである。
以下に、本実施形態の環境負荷値算出装置10の動作について説明する。
図7は、本実施形態における受入時刻取得部の動作を示すフローチャートである。
本実施形態の環境負荷値算出装置10(図6参照)の加工フロア90に加工対象物1が受け入れられると、図7に示すように、加工対象物1に装着された無線ICタグ3から、その加工対象物1を識別するID(識別情報)を含む受入信号が送信される(ステップS01)。受入時刻取得部11は無線ICタグ3からのIDを受信し(ステップS02)、そのときの時刻(受入時刻)を取得する(ステップS03)とともに、その受入時刻情報を上記IDとともに滞留数算出部13(図6参照)に送信する(ステップS04)。
図8は、本実施形態における出荷時刻取得部の動作を示すフローチャートである。
本実施形態の環境負荷値算出装置10(図6参照)の加工フロア90から加工対象物1が出荷されると、図8に示すように、加工対象物1に装着された無線ICタグ3から、その加工対象物1のIDを含む出荷信号が送信される(ステップS11)。出荷時刻取得部12は無線ICタグ3からのIDを受信し(ステップS12)、そのときの時刻(出荷時刻)を取得する(ステップS13)とともに、その出荷時刻情報を上記IDとともに滞留数算出部13(図6参照)に送信する(ステップS14)。
ここで、滞留数算出部13による滞留数の算出(ステップS15)が行われたのち、加工フロア環境負荷値算出部15および加工対象物環境負荷値算出部16による環境負荷値の計算(ステップS16)が行われたのち、計算で得られた環境負荷値は、出荷時刻取得部12によって加工対象物1に送信され(ステップS17)、無線ICタグ3に記録される。
次に、滞留数算出部13による滞留数の算出、および加工フロア環境負荷値算出部15および加工対象物環境負荷値算出部16による環境負荷値の計算について説明する。
図9は、本実施形態における滞留数算出部の動作を示すフローチャートである。
滞留数算出部13は、図9に示すように、受入時刻取得部11(図6参照)から受入時刻を取得すると(ステップS21)、滞留数データベース21の滞留数欄21dに記録された滞留数を読み出しその滞留数に“1”を加算し(ステップS22)、ID、受入時刻、および滞留数を滞留数データベース21に登録する(ステップS23)。
また、滞留数算出部13は、出荷時刻取得部12(図6参照)から出荷時刻を取得すると(ステップS24)、滞留数データベース21の滞留数欄21dに記録された滞留数を読み出しその滞留数から“1”を減算し(ステップS25)、ID、出荷時刻、および滞留数を滞留数データベース21に登録する(ステップS26)。
このように、滞留数データベース21には、滞留数の変化が時系列的に記録されており、加工フロア90内に滞留している加工対象物の単位時間ごとの滞留数が容易に取り出せるようになっている。
図10は、本実施形態に用いられる滞留数データベースの記録内容の一例を示す図である。
図10に示すように、この滞留数データベース21には、加工対象物のIDを記録するID欄21a、受入時刻を記録する受入時刻欄21b、出荷時刻を記録する出荷時刻欄21c、および滞留数を記録する滞留数欄21dが設けられている。滞留数欄21dは、この環境負荷値算出装置10の始業時には“0”に初期化されている。
いま、加工フロア90(図6参照)に、加工対象物“A−1”が受け入れられると、滞留数算出部13は、ID欄21aに“A−1”を書き込むとともに、受入時刻欄21bに、受入時刻取得部11から取得した受入時刻“1:00”を書き込み、さらに、滞留数欄21dを“1”に書き替える。
次に、加工フロア90に加工対象物“A−2”が受け入れられると、滞留数算出部13は、ID欄21aに“A−2”を書き込むとともに、受入時刻欄21bに、受入時刻取得部11から取得した受入時刻“1:20”を書き込み、さらに、滞留数欄21dを“2”に書き替える。
次に、加工フロア90から加工対象物“A−1”が出荷されると、滞留数算出部13は、ID欄21aに“A−1”を書き込むとともに、出荷時刻欄21cに、出荷時刻取得部11から取得した出荷時刻“1:30”を書き込み、さらに、滞留数欄21dを“1”に書き替える。
次に、加工フロア90に加工対象物“B−1”が受け入れられると、滞留数算出部13は、ID欄21aに“B−1”を書き込むとともに、受入時刻欄21bに、受入時刻取得部11から取得した受入時刻“1:40”を書き込み、さらに、滞留数欄21dを“2”に書き替える。
次に、加工フロア90から加工対象物“A−2”が出荷されると、滞留数算出部13は、ID欄21aに“A−2”を書き込むとともに、出荷時刻欄21cに、出荷時刻取得部11から取得した出荷時刻“1:50”を書き込み、さらに、滞留数欄21dを“1”に書き替える。
次に、加工フロア90から加工対象物“B−1”が出荷されると、滞留数算出部13は、ID欄21aに“B−1”を書き込むとともに、出荷時刻欄21cに、出荷時刻取得部11から取得した出荷時刻“2:00”を書き込み、さらに、滞留数欄21dを“0”に書き替える。
次に、上記の滞留数を用いて加工対象物1個当たりの電力消費量に対応する環境負荷値を算出する例について説明する。
[実施例1]
図11は、本実施形態における、同じ加工を受ける加工対象物と、これとは異なる加工を受ける加工対象物重複加工される場合の工程図、各時間帯における滞留数、および環境負荷値を示す図である。
図11(a)には、加工時間30分の加工対象物A−1、A−2および加工時間20分の加工対象物B−1が同じ時間帯で重複加工される場合の工程図が示されている。なお、この工程図は、図5を参照して説明した比較例3の工程図と同じものである。
図11(b)には、各時間帯における加工対象物の滞留数の変化を示した。図11(b)に示すように、加工対象物の滞留数は加工対象物の受入、出荷に従って変化している。なお、ここに示す加工対象物の滞留数は、図10を参照して説明した滞留数データベース21(図6参照)に記録されているものと同じである。
ここで、加工フロアで消費される電力消費量が単位時間(10分間)当たり3kWhであるとした場合に、上記加工対象物の滞留数に基づき各加工対象物1個当たりの電力消費量を次のようにして算出することができる。すなわち、
A−1:3kWh×2+3kWh/2=7.5kWh … 図11(c)
A−2:3kWh/2+3kWh×1+3kWh/2=6kWh … 図11(d)
となり、上記の電力消費量に、電力消費量1kWhに相当する環境負荷原単位(kg−CO2/kWh)の値を掛けることにより、各加工対象物1個当たりの電力消費量に対応する環境負荷値を算出することができる。
[実施例2]
図12は、本実施形態における、第1の加工ラインと第2の加工ラインで加工が行われるる場合の工程図、各時間帯における滞留数、および環境負荷値を示す図である。
図12(a)に示す工程図は、図5(b)を参照して説明した比較例4の工程図と同じものである。すなわち、加工時間30分の加工対象物A−1、A−2、A−3と、加工時間15分の加工対象物B−1、B−2、B−3が、2つのラインで並行して加工される場合の工程が示されている。
図12(b)に示すように、加工対象物A−1、A−2、A−3、B−1、B−2、B−3の受入時刻および出荷時刻から、図12(b)に示すように、各時間帯における滞留数が得られる。
ここで、加工フロアで消費される電力消費量が単位時間(10分間)当たり3kWhであるとした場合に、上記加工対象物の滞留数に基づき各加工対象物1個当たりの電力消費量を次のようにして算出することができる。すなわち、
A−1:3kWh×2+3kWh/2=7.5kWh … 図12(c)
A−2:3kWh/2+3kWh/2+3kWh/3=4kWh … 図12(d)
A−3:3kWh/2+3kWh/3+3kWh/2+3kWh=7.5kWh … 図12(e)
B−1:3kWh/2+3kWh/3=2.5kWh … 図12(f)
B−2:3kWh/2+3kWh/2=3.0kWh … 図12(f)
B−3:3kWh×2=6kWh … 図12(f)
となり、上記の電力消費量に、電力消費量1kWhに相当する環境負荷原単位(kg−CO2/kWh)の値を掛けることにより、各加工対象物1個当たりの電力消費量に対応する環境負荷値を算出することができる。
以上の各実施例は、電力消費量に対応する環境負荷値のみを算出した例であるが、実際には、加工フロアで消費されるユーティリティ資源としては、照明用又は空調用の電力、水、燃料、又はガスが含まれる。
以下には、照明用又は空調用の電力、水、燃料、又はガスを含むユーティリティ資源の消費量に対応する環境負荷値の算出方法について説明する。
図13は、本実施形態における加工フロア環境負荷値算出部の動作を示すフローチャートである。
加工フロア環境負荷値算出部15(図6参照)は、環境負荷値を算出すべき時間帯における、単位時間ごとの滞留数を滞留数データベース21(図10参照)から取得する(ステップS31)とともに、資源消費量取得部14(図6参照)は、上記単位時間ごとのユーティリティ資源消費量、すなわち電力メータ92、水道水メータ93、重油メータ94、および都市ガスメータ95で収集された電力、水道水、重油、又は都市ガスなどのユーティリティ資源の消費量を取得する(ステップS32)。
次に、加工フロア環境負荷値算出部15は、環境負荷原単位データベース23(図6参照)からユーティリティ資源ごとの環境負荷原単位を取得(ステップS33)したのち、加工対象物の単位時間ごとのユーティリティ消費量に対応する環境負荷値を計算する(ステップS34)。この計算の詳細については後述する。この計算結果は環境負荷値データベース22(図6参照)に記録される(ステップS35)。
図14は、本実施形態における環境負荷原単位データベースの記録内容を示す図である。
図14に示すように、この環境負荷原単位データベース23には、本実施形態で用いられる各ユーティリティ資源ごとの環境負荷原単位が示されている。例えば、電力については、0.39Kg−CO2/kWh、すなわち、電力消費量1kWh当たりのCO2排出量を0.39Kgとして環境負荷値を計算すること、また、水道水については、0.48Kg−CO2/m3、すなわち、水道水1m3当たりのCO2排出量を0.48Kgとして環境負荷値が計算されることが示されている。
次に、ステップS34(図13参照)における環境負荷値の計算プロセスについて説明する。
図15は、本実施形態における環境負荷値の計算過程を示すフローチャートであり、図16は、本実施形態における環境負荷値データベースの記録内容の一例を示す図である。
図16に示すように、この環境負荷値データベース22の第1レコードには、“13:00”(時刻t1)から“13:10”(時刻t2)までの10分間の加工フロア90(図6参照)における加工対象物の滞留数が“10”であり、電力の消費量が“3”であり、水道水の消費量が“1.5”であり、重油の消費量が“0.1”であり、都市ガスの消費量が“2.3”であることが示されている。これらの各ユーティリティ資源の消費量と、図14に示す環境負荷原単位データベース23に記録されている各ユーティリティ資源ごとの環境負荷原単位とに基づいて環境負荷値が計算される。
すなわち、図15に示すように、計算開始時刻をt1とし計算終了時刻をt2に設定し(ステップS41)、単位時間(10分)当たりの各ユーティリティ資源の消費量と、環境負荷原単位データベース23(図14参照)に記録されている各ユーティリティ資源ごとの環境負荷原単位との積を求めそれらを合計し、滞留数で除すことにより加工対象物1個当たりの環境負荷値が得られる(ステップS42)。
こうして、図16に示すように、例えば、第1レコードについては、
電力消費量に対応する環境負荷値は、3×0.39=1.17、
水道水消費量に対応する環境負荷値は、1.5×0.48=0.72、
重油消費量に対応する環境負荷値は、0.1×2.76=0.28、
都市ガス消費量に対応する環境負荷値は、2.3×2.22=5.10
となり、これらの各ユーティリティ資源消費量に対応する環境負荷値の合計値は“7.27”となり、加工対象物1個当たりの加工対象物環境負荷値は“0.73”となる。第2レコード以降についても同様にして加工対象物環境負荷値が算出され、図16に示すように、各時間帯ごとの加工対象物環境負荷値が得られる。
こうして算出された加工対象物環境負荷値は、環境負荷値データベース22(図6参照)に記録される。
さらに、環境負荷値記録部17(図6参照)は、加工後の加工対象物2が加工フロアから出荷されたときに、上記環境負荷値データベース22(図16参照)を参照し、その加工対象物2が加工フロア90(図6参照)内に滞留していた時間帯に対応する環境負荷値の合計値を、加工対象物2に装着されている無線ICタグ3(図6参照)に記録する。例えば、加工フロアに時刻13:00から時刻13:30まで滞留していた加工対象物については、環境負荷値データベース22(図16参照)に記録された当該時間帯の加工対象物1個当たりの環境負荷値を合計した、0.73+0.49+0.30=1.52が加工対象物2の無線ICタグ3に記録される。
加工フロア内の加工対象物の滞留数の時間的変化を示す図である。 ユーティリティ資源消費量に対応する環境負荷値Lの時間的変化を示すグラフである。 加工対象物1個当たりの環境負荷値の時間的変化を示すグラフである。 加工を受ける加工対象物が1種類である場合の工程図である。 同じ加工を受ける加工対象物A−1、A−2と、これとは異なる加工を受ける加工対象物B−1が同じ時間帯に重複加工される場合の工程図である。 本発明の環境負荷値算出装置の一実施形態を示す概要図である。 本実施形態における受入時刻取得部の動作を示すフローチャートである。 本実施形態における出荷時刻取得部の動作を示すフローチャートである。 本実施形態における滞留数算出部の動作を示すフローチャートである。 本実施形態に用いられる滞留数データベースの記録内容の一例を示す図である。 本実施形態における、同じ加工を受ける加工対象物と、これとは異なる加工を受ける加工対象物重複加工される場合の工程図、各時間帯における滞留数、および環境負荷値を示す図である。 本実施形態における、第1の加工ラインと第2の加工ラインで加工が行われるる場合の工程図、各時間帯における滞留数、および環境負荷値を示す図である。 本実施形態における加工フロア環境負荷値算出部の動作を示すフローチャートである。 本実施形態における環境負荷原単位データベースの記録内容を示す図である。 本実施形態における環境負荷値の計算過程を示すフローチャートである。 本実施形態における環境負荷値データベースの記録内容の一例を示す図である。
符号の説明
1,2 加工対象物
3 無線ICタグ
10 環境負荷値算出装置
11 受入時刻取得部
12 出荷時刻取得部
13 滞留数算出部
14 資源消費量取得部
15 加工フロア環境負荷値算出部
16 加工対象物環境負荷値算出部
17 環境負荷値記録部
21 滞留数データベース
22 環境負荷値データベース
23 環境負荷原単位データベース
90 加工フロア
91 ユーティリティ設備
92 電力メータ
93 水道水メータ
94 重油メータ
95 都市ガスメータ

Claims (6)

  1. 環境負荷値が書き替え可能に記録される記録デバイスが装着された加工対象物が、該加工対象物が加工を受ける加工フロアに受け入れられた受入時刻を取得する受入時刻取得部と、
    前記加工対象物が前記加工フロアから出荷された出荷時刻を取得する出荷時刻取得部と、
    前記受入時刻取得部により取得された受入時刻および前記出荷時刻取得部により取得された出荷時刻に基づいて、前記加工フロアにおける、前記加工対象物の単位時間ごとの滞留数を算出する滞留数算出部と、
    前記加工フロアのユーティリティ設備で消費された単位時間ごとのユーティリティ資源消費量を取得する資源消費量取得部と、
    前記資源消費量取得部により取得された単位時間ごとのユーティリティ資源消費量に基づいて、単位時間ごとの前記加工フロアの環境負荷値を算出する加工フロア環境負荷値算出部と、
    前記加工フロア環境負荷値算出部により算出された単位時間ごとの前記加工フロアの環境負荷値および前記滞留数算出部により算出された前記加工フロアにおける前記加工対象物の単位時間ごとの滞留数に基づいて個々の加工対象物に割り当てられる環境負荷値を算出する加工対象物環境負荷値算出部と、
    前記加工フロアから出荷される前記加工対象物の記録デバイスに、前記加工対象物環境負荷値算出部により算出された加工対象物環境負荷値を記録する環境負荷値記録部とを有することを特徴とする環境負荷値算出装置。
  2. 前記記録デバイスが、ICタグであることを特徴とする請求項1記載の環境負荷値算出装置。
  3. 前記ユーティリティ設備は、前記加工フロアの照明設備又は空調設備を含むものであることを特徴とする請求項1記載の環境負荷値算出装置。
  4. 前記ユーティリティ資源は、前記加工フロアで消費される照明用又は空調用の電力、水、燃料、又はガスを含むものであることを特徴とする請求項1記載の環境負荷値算出装置。
  5. プログラムを実行するコンピュータ内で実行され、該コンピュータを、
    環境負荷値が書き替え可能に記録される記録デバイスが装着された加工対象物が、該加工対象物が加工を受ける加工フロアに受け入れられた受入時刻を取得する受入時刻取得部と、
    前記加工対象物が前記加工フロアから出荷された出荷時刻を取得する出荷時刻取得部と、
    前記受入時刻取得部により取得された受入時刻および前記出荷時刻取得部により取得された出荷時刻に基づいて、前記加工フロアにおける、前記加工対象物の単位時間ごとの滞留数を算出する滞留数算出部と、
    前記加工フロアのユーティリティ設備で消費された単位時間ごとのユーティリティ資源消費量を取得する資源消費量取得部と、
    前記資源消費量取得部により取得された単位時間ごとのユーティリティ資源消費量に基づいて、単位時間ごとの前記加工フロアの環境負荷値を算出する加工フロア環境負荷値算出部と、
    前記加工フロア環境負荷値算出部により算出された単位時間ごとの前記加工フロアの環境負荷値および前記滞留数算出部により算出された前記加工フロアにおける前記加工対象物の単位時間ごとの滞留数に基づいて個々の加工対象物に割り当てられる環境負荷値を算出する加工対象物環境負荷値算出部と、
    前記加工フロアから出荷される前記加工対象物の記録デバイスに、前記加工対象物環境負荷値算出部により算出された加工対象物環境負荷値を記録する環境負荷値記録部とを有する環境負荷値算出装置として動作させることを特徴とする環境負荷値算出プログラム。
  6. 環境負荷値が書き替え可能に記録される記録デバイスが装着された加工対象物が、該加工対象物が加工を受ける加工フロアに受け入れられた受入時刻を取得する受入時刻取得ステップと、
    前記加工対象物が前記加工フロアから出荷された出荷時刻を取得する出荷時刻取得ステップと、
    前記受入時刻取得ステップにより取得された受入時刻および前記出荷時刻取得ステップにより取得された出荷時刻に基づいて、前記加工フロアにおける、前記加工対象物の単位時間ごとの滞留数を算出する滞留数算出ステップと、
    前記加工フロアのユーティリティ設備で消費された単位時間ごとのユーティリティ資源消費量を取得する資源消費量取得ステップと、
    前記資源消費量取得ステップにより取得された単位時間ごとのユーティリティ資源消費量に基づいて、単位時間ごとの前記加工フロアの環境負荷値を算出する加工フロア環境負荷値算出ステップと、
    前記加工フロア環境負荷値算出ステップにより算出された単位時間ごとの前記加工フロアの環境負荷値および前記滞留数算出ステップにより算出された前記加工フロアにおける前記加工対象物の単位時間ごとの滞留数に基づいて個々の加工対象物に割り当てられる環境負荷値を算出する加工対象物環境負荷値算出ステップと、
    前記加工フロアから出荷される前記加工対象物の記録デバイスに、前記加工対象物環境負荷値算出ステップにより算出された加工対象物環境負荷値を記録する環境負荷値記録ステップとを有することを特徴とする環境負荷値算出方法。
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JP2011028372A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Amada Co Ltd 板金加工システムにおける二酸化炭素排出量の算出方法

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