JP2009017493A - ネットワークシステム、情報処理装置及び接続先紹介装置、情報処理方法並びに情報処理装置用プログラム及び接続先紹介装置用プログラム - Google Patents

ネットワークシステム、情報処理装置及び接続先紹介装置、情報処理方法並びに情報処理装置用プログラム及び接続先紹介装置用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コンテンツの配信が全く停止したときに初めて接続換えを行う場合に比して、配信システム全体としての配信の安定化を図ることが可能な配信システム等を提供する。
【解決手段】複数のノード2が階層ツリー状に接続されてなり且ついずれかのノード2に対してコンテンツが配信される配信システムSにおいて、コンテンツの配信の状態を検出すると共に、当該状態が悪化したと判断される基準となる判断基準を示す品質パラメータをノード2k内に記憶する。そして、配信が継続されており且つその状態が判断基準よりも悪化したとき、接続先紹介サーバ3に対して上流ノード紹介要求メッセージMG9を送信し、その返答に応じてノード2kにおいて接続換えを行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、ネットワークシステム、情報処理装置及び接続先紹介装置、情報処理方法並びに情報処理装置用プログラム及び接続先紹介装置用プログラムの技術分野に属する。より詳細には、配信元から配信される動画や音楽等の配信情報を、その下流側に複数の階層を構成しつつ接続されている情報処理装置において段階的に中継しつつ配信するネットワークシステム等の技術分野に属する。
近年、家庭用のインターネット回線の高速化が著しい。そして、この高速化に伴い、配信元となる一の配信サーバを頂点として各家庭等内にあるパーソナルコンピュータ等を複数個階層ツリー状に接続してネットワークを構成し、そのネットワークを介して上記配信サーバから上記配信情報を配信するコンテンツ配信システムが一般化しつつある。ここで、映画又は音楽等の当該配信情報を、以下、適宜「コンテンツ」と称する。また、当該コンテンツ配信システムを、以下、単に「配信システム」と称する。
更に、当該ネットワークを、その接続態様の観点から見たものを「トポロジ」と称する。また、このようなネットワークのトポロジにおいて、当該ネットワークを構成する各パーソナルコンピュータ等の夫々は、一般に「ノード」と称される。更に、上記配信システムについての従来技術を開示する特許文献としては、例えば下記特許文献1がある。
ここで、当該特許文献1記載の発明による場合、階層ツリー構造における上位階層に属してコンテンツを中継しているノードにおいて、例えばその電源がオフとされたこと等に起因してそのノードにおける中継機能が停止したときには、当該中継機能が停止したノードを除く他のノードを含む新たなトポロジが、上記配信サーバを頂点として自動的に再構築されることとなる。
また、当該再構築は、配信システムにおいて障害が発生したノードに関連するノードの間でのみ実行されるのであり、当該配信システム内に他のノードにおける接続状態を考慮したものではなかった。
特開2006−033514号公報(第9図及び第10図等)
しかしながら、上記特許文献1記載の発明の構成による場合、トポロジの再構築のための処理が開始されるのは、あくまで、いずれかのノードにおける中継機能が完全に停止した後の場合であった。すなわち、当該中継機能が停止したノードに対して階層ツリーにおける下流側のノードに対する配信が完全に停止して初めて、上記再構築のための処理が開始されていた。
このとき、上記コンテンツの配信においては、その配信が完全に途切れてしまう前に、何らかの理由で徐々に配信量が低下していく場合があり得る。このような場合、上記特許文献1記載の発明では、配信が完全に停止するまでトポロジの再構築のための処理が開始されないため、配信量がある程度以下になったとき配信先のノードにおける再生処理が停止してしまう場合があった。そしてこのことは、結果として、配信量が低下した以降、当該配信が完全に停止し、更にトポロジの再構築が完了するまでの間、その下流側に接続されているノードに対する配信が滞ってしまうと言う問題点に繋がるものである。
そこで、本発明は、上記の各問題点に鑑みて為されたもので、その目的は、コンテンツの配信が全く停止したときに初めて接続換えを行う場合に比して、配信システム全体としての配信の安定化を図ることが可能な配信システム等を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、請求項1に記載の発明は、複数の情報処理装置がネットワークを介して階層ツリー状に接続されてなり且ついずれかの前記情報処理装置に対して前記階層ツリーに沿って配信情報が配信されるネットワークシステムに含まれる前記情報処理装置において、前記配信情報の配信の状態を検出する制御部等の配信状態検出手段と、前記状態が悪化したと判断される基準となる判断基準を示す基準情報を記憶する記憶部等の記憶手段と、前記配信が継続されており且つ前記状態が前記判断基準よりも悪化したとき、前記ネットワークシステムにおける当該情報処理装置の新たな接続先を示す接続先情報の送信を要求する要求情報を、前記ネットワークシステムに含まれ且つ前記接続先情報を送信する接続先紹介装置に送信する通信部等の要求情報送信手段と、前記送信した要求情報に対応して前記接続先紹介装置から送信されて来た前記接続先情報により示される他の前記前記情報処理装置との間で前記配信のための新たな接続を形成する制御部等の接続換え手段と、を備える。
よって、各情報処理装置において配信情報の配信状態を検出し、当該配信が継続されつつもその状態が判断基準よりも悪化したとき、接続先情報により示される新たな情報処理装置に対して接続換えを行うので、配信情報の配信が全く停止したときに初めて接続換えを行う場合に比して、情報処理装置における配信情報の処理が停滞又は停止することを防止しつつ、当該接続換えによりその配信状態の悪化を改善することができる。
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記基準情報は前記接続先紹介装置から送信されて来たものであり、前記要求情報送信手段は、前記検出された配信状態と、前記送信されてきた基準情報と、に基づいて、前記状態が悪化したとき前記要求情報を前記接続先紹介装置に送信するように構成される。
よって、情報処理装置における接続換えを行うか否かの判断の基準となる基準情報を接続先紹介装置がネットワークシステムにおけるトポロジ全体の状態を考慮して調整することが可能となる。
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報処理装置において、前記配信状態検出手段は、受信した前記配信情報の受信速度を検出し、前記要求情報送信手段は、前記検出された受信速度が前記基準情報としての受信速度下限値情報により示される下限値以下となったとき、前記要求情報を前記接続先紹介装置に送信するように構成される。
よって、基準情報が速度下限値情報であり、各情報処理装置における配信速度が当該速度下限値情報により示される下限値以下となったとき要求情報を接続先紹介装置に送信するので、各情報処理装置における配信状態の悪化を簡易に検出して接続換えを行うことができる。
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報処理装置において、前記配信状態検出手段は、受信した前記配信情報の損失率を検出し、前記要求情報送信手段は、前記検出された損失率が前記基準情報としての損失率上限値情報により示される上限値以上となったとき、前記要求情報を前記接続先紹介装置に送信するように構成される。
よって、基準情報が損失率上限値情報であり、各情報処理装置における配信情報の損失率が当該損失率上限値情報により示される上限値以上となったとき要求情報を接続先紹介装置に送信するので、各情報処理装置における配信状態の悪化を簡易に検出して接続換えを行うことができる。
上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の前記情報処理装置が前記階層ツリー状に複数接続されてなる前記ネットワークシステムに含まれる前記接続先紹介装置であって、前記接続換えを行う前記情報処理装置に対して前記接続先情報を送信する接続先紹介装置において、前記情報処理装置から送信されてきた前記配信状態情報を記憶する記憶部等の記憶手段と、前記情報処理装置から送信されてきた前記要求情報を受信したとき、前記記憶されている配信状態情報に基づいて前記接続先情報を生成し、前記要求情報を送信した前記情報処理装置に送信する制御部等の接続先情報送信手段と、を備える。
よって、各情報処理装置における配信状態を記憶し、当該記憶された配信状態に基づいて各情報処理装置からの要求情報に対応する接続先情報を生成して当該情報処理装置に送信するので、各情報処理装置における接続換えの発生を、情報処理装置毎の配信状態情報を用いて接続先紹介装置において制御することになり、結果としてネットワークシステム全体としての配信の安定化を図ることができる。
上記の課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の接続先紹介装置において、各前記情報処理装置は、当該情報処理装置に備えられた前記記憶手段に記憶されている前記基準情報を更新した更新基準情報が前記接続先紹介装置から送信されてきたとき、当該送信されてきた更新基準情報を新たな前記基準情報として前記記憶手段に記憶させる制御部等の更新手段を更に備えており、当該接続先紹介装置が、前記記憶されている配信状態情報に基づいて、前記更新基準情報を新たに生成する制御部との生成手段と、前記生成された更新基準情報を各前記情報処理装置に送信する通信部等の更新情報送信手段と、を更に備える。
よって、各情報処理装置に対応する基準情報を更新した更新基準情報を当該各情報処理装置に対応する配信状態情報に基づいて生成し、各情報処理装置においては当該生成された更新基準情報と配信の状態とに基づき当該配信状態の悪化に対応して接続換えの要求を行うので、各情報処理装置における接続換えの発生を、各情報処理装置宛の更新基準情報を介して接続先紹介装置において制御することになり、結果としてネットワークシステム全体としての配信の安定化を図ることができる。
上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の接続先紹介装置において、前記生成手段は、前記記憶されている配信状態情報に基づき、前記配信状態が悪化した前記情報処理装置を頂点とする前記階層ツリーの部分に含まれる前記情報処理装置における前記接続換えが、前記部分以外の前記階層ツリーの部分に含まれる前記情報処理装置における前記接続換えよりも発生し難くなるように前記更新基準情報を生成するように構成される。
よって、配信状態が悪化した情報処理装置を頂点とする階層ツリーの部分に含まれる情報処理装置における接続換えが、他の情報処理装置における接続換えよりも発生し難くなるように更新基準情報が生成されるので、当該頂点の情報処理装置における配信状態悪化に呼応して、それ以下の階層ツリーの部分に含まれる情報処理装置が連鎖的に接続換えを起こすことを抑制できる。これにより、ネットワークシステム全体としての不安定化を防止できる。
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の接続先紹介装置において、前記生成手段は、前記配信状態が悪化した前記情報処理装置の数が予め設定された閾値数よりも多いとき、当該配信状態が悪化した前記情報処理装置を頂点とする前記階層ツリーの部分以外の前記階層ツリーの部分に含まれる前記情報処理装置における前記接続換えが、前記配信状態が悪化する前よりも発生し難くなるように前記更新基準情報を生成するように構成される。
よって、配信状態が悪化した情報処理装置の数が予め設定された閾値数よりも多いとき、当該配信状態が悪化した情報処理装置を頂点とする階層ツリーの部分以外の情報処理装置における接続換えが、配信状態が悪化する前よりも発生し難くなるように更新基準情報を生成するので、接続換えが発生し難くなった情報処理装置において、配信状態が悪化した情報処理装置に対する被接続情報処理装置としての機能を確保し易くなり、結果としてネットワークシステム全体として配信状態の悪化箇所が多いときの安定化をより促進できる。
上記の課題するために、請求項9に記載の発明は、請求項6から8のいずれか一項に記載の接続先紹介装置において、前記生成手段は、前記記憶されている配信状態情報と、予め設定されている時間区分と、に基づいて前記更新基準情報を生成するように構成される。
よって、配信状態情報と予め設定されている時間区分とに基づいて更新基準情報を生成するので、配信状態を時間区分毎にきめ細かく制御することができる。
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、請求項6から8のいずれか一項に記載の接続先紹介装置において、前記生成手段は、前記更新基準情報の生成を、直近に当該更新基準情報を生成したタイミングから予め設定された時間経過後にのみ行うように構成される。
よって、更新基準情報の生成を予め設定された時間経過後にのみ行うことで、当該更新基準情報が頻繁に短時間で変更されることに起因するネットワークシステム全体としての不安定化を防止できる。
上記の課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、請求項5から10のいずれか一項に記載の接続先紹介装置において、前記基準情報及び前記更新基準情報は、前記情報処理装置が受信した前記配信情報の受信速度の下限値を示す受信速度下限値情報であり、前記検出された受信速度が前記受信速度下限値情報により示される下限値以下となったとき、各前記情報処理装置に備えられた前記要求情報送信手段が前記要求情報を送信してくるように構成される。
よって、基準情報及び更新基準情報が情報処理装置毎の速度下限値情報であり、各情報処理装置における配信速度が当該速度下限値情報により示される下限値以下となったとき要求情報を接続先紹介装置に送信するので、各情報処理装置における配信状態の悪化を簡易に検出して接続換えを行うことができる。
上記の課題を解決するために、請求項12に記載の発明は、請求項5から10のいずれか一項に記載の接続先紹介装置において、前記基準情報及び前記更新基準情報は、前記情報処理装置が受信した前記配信情報の損失率の上限値を示す損失率上限値情報であり、前記検出された損失率が前記損失率上限値情報により示される上限値以上となったとき、各前記情報処理装置に備えられた前記要求情報送信手段が前記要求情報を送信してくるように構成される。
よって、基準情報及び更新基準情報が情報処理装置毎の損失率上限値情報であり、各情報処理装置における配信情報の損失率が当該損失率上限値情報により示される上限値以上となったとき要求情報を接続先紹介装置に送信するので、各情報処理装置における配信状態の悪化を簡易に検出して接続換えを行うことができる。
上記の課題を解決するために、請求項13に記載の発明は、請求項5に記載の接続先紹介装置において、前記接続先情報送信手段は、前記記憶されている配信状態情報に基づき、前記情報処理装置から送信されてきた前記要求情報に対応する前記接続先情報の送信タイミングを制御するように構成される。
よって、各情報処理装置における配信状態を記憶し、当該記憶された配信状態に基づいて接続先情報の送信タイミングを制御するので、各情報処理装置における接続換えの発生のタイミングを、情報処理装置毎の配信状態情報を用いて接続先紹介装置において制御することになり、ネットワークシステム全体としての配信の安定化を図ることができる。
上記の課題を解決するために、請求項14に記載の発明は、複数の情報処理装置がネットワークを介して階層ツリー状に接続されてなり且ついずれかの前記情報処理装置に対して前記階層ツリーに沿って配信情報が配信されるネットワークシステムであって、各前記情報処理装置における接続換えに当たって、当該接続換えを行う前記情報処理装置に対して新たな接続先を示す接続先情報を送信する接続先紹介装置を含むネットワークシステムにおいて、各前記情報処理装置は、当該各情報処理装置に係る前記配信情報の配信の状態を検出する制御部等の配信状態検出手段と、前記状態が悪化したと判断される基準となる判断基準を示す基準情報を記憶する記憶部等の記憶手段と、前記配信が継続されており且つ前記状態が前記判断基準よりも悪化したとき、前記ネットワークシステムにおける当該情報処理装置の新たな接続先を示す接続先情報の送信を要求する要求情報を、前記ネットワークシステムに含まれ且つ前記接続先情報を送信する接続先紹介装置に送信する通信部等の要求情報送信手段と、前記送信した要求情報に対応して前記接続先紹介装置から送信されて来た前記接続先情報により示される他の前記前記情報処理装置との間で前記配信のための新たな接続を形成する制御部等の接続換え手段と、を備え、前記接続先紹介装置は、前記情報処理装置から送信されてきた前記配信状態情報を記憶する記憶部等の記憶手段と、前記情報処理装置から送信されてきた前記要求情報を受信したとき、前記記憶されている配信状態情報に基づいて前記接続先情報を生成し、前記要求情報を送信した前記情報処理装置に送信する制御部等の接続先情報送信手段と、を備える。
よって、各情報処理装置において配信情報の配信状態を検出し、当該配信が継続されつつもその状態が判断基準よりも悪化したとき、接続先紹介装置から取得した接続先情報により示される新たな情報処理装置に対して接続換えを行うので、配信情報の配信が全く停止したときに初めて接続換えを行う場合に比して、情報処理装置における配信情報の処理が停滞又は停止することを防止しつつ、当該接続換えによりその配信状態の悪化を改善することができる。
上記の課題を解決するために、請求項15に記載の発明は、複数の情報処理装置がネットワークを介して階層ツリー状に接続されてなり且ついずれかの前記情報処理装置に対して前記階層ツリーに沿って配信情報が配信されるネットワークシステムに含まれる前記情報処理装置において実行される情報処理方法において、前記配信情報の配信の状態を検出する配信状態検出工程と、前記配信が継続されており、且つ、前記状態が悪化したと判断される基準となる判断基準よりも当該状態が悪化したとき、前記ネットワークシステムにおける当該情報処理装置の新たな接続先を示す接続先情報の送信を要求する要求情報を、前記ネットワークシステムに含まれ且つ前記接続先情報を送信する接続先紹介装置に送信する要求情報送信工程と、前記送信した要求情報に対応して前記接続先紹介装置から送信されて来た前記接続先情報により示される他の前記前記情報処理装置との間で前記配信のための新たな接続を形成する接続換え工程と、を含む。
よって、各情報処理装置において配信情報の配信状態を検出し、当該配信が継続されつつもその状態が判断基準よりも悪化したとき、接続先情報により示される新たな情報処理装置に対して接続換えを行うので、配信情報の配信が全く停止したときに初めて接続換えを行う場合に比して、情報処理装置における配信情報の処理が停滞又は停止することを防止しつつ、当該接続換えによりその配信状態の悪化を改善することができる。
上記の課題を解決するために、請求項16に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置が階層ツリー状に複数接続されてなる前記ネットワークシステムに含まれる前記接続先紹介装置であって、前記接続換えを行う前記情報処理装置に対して前記接続先情報を送信する接続先紹介装置において実行される情報処理方法において、前記情報処理装置から前記配信状態情報が送信されてきたとき、当該送信されてきた配信状態情報を記憶部等の記憶手段に記憶する記憶工程と、前記情報処理装置から送信されてきた前記要求情報を受信したとき、前記記憶されている配信状態情報に基づいて前記接続先情報を生成し、前記要求情報を送信した前記情報処理装置に送信する接続先情報送信工程と、を含む。
よって、各情報処理装置における配信状態を記憶し、当該記憶された配信状態に基づいて各情報処理装置からの要求情報に対応する接続先情報を生成して当該情報処理装置に送信するので、各情報処理装置における接続換えの発生を、情報処理装置毎の配信状態情報を用いて接続先紹介装置において制御することになり、結果としてネットワークシステム全体としての配信の安定化を図ることができる。
上記の課題を解決するために、請求項17に記載の発明は、コンピュータを、請求項1から4のいずれか一項に記載の前記情報処理装置として機能させる。
よって、各情報処理装置において配信情報の配信状態を検出し、当該配信が継続されつつもその状態が判断基準よりも悪化したとき、接続先情報により示される新たな情報処理装置に対して接続換えを行うように当該コンピュータが機能するので、配信情報の配信が全く停止したときに初めて接続換えを行う場合に比して、情報処理装置における配信情報の処理が停滞又は停止することを防止しつつ、当該接続換えによりその配信状態の悪化を改善することができる。
上記の課題を解決するために、請求項18に記載の発明は、コンピュータを、請求項5から13のいずれか一項に記載の前記接続先紹介装置として機能させる。
よって、各情報処理装置における配信状態を記憶し、当該記憶された配信状態に基づいて各情報処理装置からの要求情報に対応する接続先情報を生成して当該情報処理装置に送信するように当該コンピュータが機能するので、各情報処理装置における接続換えの発生を、情報処理装置毎の配信状態情報を用いて接続先紹介装置において制御することになり、結果としてネットワークシステム全体としての配信の安定化を図ることができる。
本発明によれば、各情報処理装置において配信情報の配信状態を検出し、当該配信が継続されつつもその状態が判断基準よりも悪化したとき、接続先情報により示される新たな情報処理装置に対して接続換えを行うので、配信情報の配信が全く停止したときに初めて接続換えを行う場合に比して、情報処理装置における配信情報の処理が停滞又は停止することを防止しつつ、当該接続換えによりその配信状態の悪化を改善することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について、図1乃至図8を用いて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、いわゆる階層ツリー型の配信システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
また、図1は実施形態に係る配信システムを構成する各装置の接続態様の一例を示す図であり、図2は当該配信システムに対してノードが新たに参加する場合の処理を例示する図である。更に、図3は当該配信システムからノードが脱退する場合の処理を例示する図であり、図4は当該配信システムにおけるノードの接続換えの処理を例示する図である。また、図5乃至図8は実施形態に係る接続換え発生の制御処理を夫々例示する図である。
(I)配信システムとしての全体構成等
先ず、実施形態に係る配信システムの概要構成及び機能について図1を用いて説明する。
図1に示すように、実施形態に係る配信システムSは、例えばインターネット等のネットワーク(現実世界のネットワーク)を用いて構成されるものである。このとき、当該現実世界のネットワーク10として具体的には、例えば図1の下部枠101内に示すように、IX(Internet eXchange)5、ISP(Internet Service Provider)6、DSL(Digital Subscriber Line)回線事業者(の装置)7、FTTH(Fiber To The Home)回線事業者(の装置)8、ルータ(図示せず)及び通信回線(例えば、電話回線や光ケーブル等)9等を含むネットワーク10を用いることができる。なおここで、図1の下部枠101内において、各通信回線9に対応する実線の太さは、各通信回線9の帯域の広さ(例えば、データ転送速度)を表している。
一方、第1実施形態に係る配信システムSは、配信されるコンテンツにおける配信単位に相当する(連続する)パケットの配信元である放送局1と、複数のノード2a、2b、2c、2d、…、と、を含んでいる。そして、配信システムSは、図1の下部枠101内に示すようなネットワーク10を基礎として図1の上部枠100内に示すように構成されている。より具体的に配信システムSは、放送局1を頂点(最上位)として、複数のノード2が複数の階層(図1の例では四階層)を形成しつつ通信経路を介してツリー状に接続されている。この構成において、コンテンツの配信時には、上記連続する複数のパケットが、上流(上位階層)から下流(下位階層)の方向へ各ノード2により中継されつつ配信される。なお、以下の説明において、ノード2a、2b、2c、2d、…、のうち何れかのノードを示す場合には、便宜上、単にノード2という。
ここで、上記放送局1は、実際には、放送対象たる上記コンテンツに相当するコンテンツデータを蓄積するハードディスクドライブ等からなる記録装置や、その配信を制御する制御装置、或いは、ネットワーク10に対するコンテンツデータ等の入出力を制御するインターフェース装置等を含んだ放送局装置として実現されるものである。また、上記ノード2は、実際には、例えば各家庭に設置されているインターネット接続可能なパーソナルコンピュータや、いわゆるセットトップボックス等のノード装置として実現されるものである。
図1において、上部枠100内に示されるノード2は、配信システムSに参加しているノード2である。そして、当該配信システムSに参加するためには、未参加のノードが、後述する如く接続先紹介サーバ3(図1下部枠101内参照)に対して参加要求メッセージを送信し、当該接続先紹介サーバ3により参加権限があることを認証される必要がある。
この接続先紹介サーバ3は、配信システムSに参加している放送局1及び各ノード2の所在情報(例えば、IP(Internet Protocol)アドレス及びポート番号(待ち受けポート番号)等)と、配信システムSにおける放送局1とノード2及び各ノード2間のトポロジ(接続態様)を示すトポロジ情報と、を、図示しないデータベースを用いて管理している。そして、当該接続先紹介サーバ3は、未参加のノードからの参加要求に対して上記認証(参加認証)を行った後、当該ノードに対して接続先となる既参加のノード2(換言すれば、階層ツリー状のトポロジを考慮して選定される参加済のノード2)の所在情報を通知するようになっている。これにより、当該所在情報の通知を受けた(これから配信システムSに参加する)ノードは、当該所在情報に基づき、参加済のノード2との接続を確立し、これによって当該配信システムSに参加することになる。
なお、配信システムSにおける階層ツリー状のトポロジは、各ノード2に直接接続される下流側のノード2の最大接続数、バランス(対称性)等を考慮して決定される。また、これらに加えて、例えばノード2間のローカリティ(ネットワーク10上における近接度(ホップ数(介在するルータ数)が少ないほど高い)等を考慮して決定されるものでもよい。
更に、参加済のノード2の電源がオフとなった場合又は当該ノード2に対する通信状態が不良等になった場合等においては、当該ノード2は配信システムSから脱退する。これにより、当該脱退したノード2に直接接続されていた下流側のノード2等は、接続先紹介サーバ3から新たな接続先となる他の参加済のノード2の所在情報を取得して接続を確立する必要がある。なお、以下の説明では、当該新たな接続先への接続変更を、適宜「接続換え」と称する。
更にまた、上記階層ツリー状のトポロジは、放送局1毎、換言すれば、放送チャンネル毎に形成される。すなわち、図1の上部枠100内では、一つの放送チャンネルのみ示している(但し、一つの放送局1で複数の放送チャンネルによる放送を賄う場合もある)。そして、例えば参加済のノード2においてそのユーザにより放送チャンネルが切り替えられた場合には、当該ノード2は、切り替え後の放送チャンネルにおける参加済の他のノード2の所在情報を接続先紹介サーバ3から取得して接続を確立する。
(II)実施形態に係る配信ステムの構成及び当該配信システムへの参加処理等
次に、実施形態に係る配信システムSにおけるトポロジの構成並びに当該配信システムSに対する新規参加の場合の処理について、より具体的に図2を用いて説明する。
例えば図2に示す新たなノードNが新規に配信システムSに参加する場合、当該ノードNは、先ず接続先紹介サーバ3に対して上記参加要求に係る上流ノード紹介要求メッセージMG1を送信する。そして、接続先紹介サーバ3により上記参加認証等が為され、対応する参加許可の情報と共に直近上流側のノード2となる参加済のノード2(図2に例示する場合はノード2b)の所在情報を含む上流ノード候補メッセージMG2が送信されてくると、新規参加のノードNは、当該所在情報により示される既参加のノード2(図2に例示する場合はノード2b)に対して接続要求メッセージMG3を送信する。これにより、当該ノード2(2b)から接続許可応答メッセージMG4を取得することで、ノードNは、当該ノード2(2b)の直近下流側に接続され、配信システムSへの当該ノードNの参加処理が完了する。
そして、配信システムSにおいて新たにノード2が参加した以降は、上記放送局1から配信されるコンテンツに相当するコンテンツデータが、当該配信システムS内を階層に沿って順次上流側から下流側に中継されることにより、各ノード2に対するコンテンツの配信が実行される。
(III)実施形態に係る配信システムからの脱退処理
次に、実施形態に係る配信システムSからの脱退処理について、図3を用いて説明する。なお、図3は、例えばその電源スイッチがオフとされたこと等の理由により、上記配信システムSからノード2eが脱退する場合を例示している。更に、以下の説明では、脱退するノード2eの直近下流に接続されているノード2j及び2kに対する処理が異なる二種類の脱退処理について、夫々図3(a)及び図3(b)を用いて説明する。
当該脱退処理においては、図3に例示するように、脱退するノード2eは、当該ノード2eに対するコンテンツの供給元である上流のノード(図3に示す場合はノード2b)に対して、データ送信停止要求メッセージMG5及び接続解除要求メッセージMG6を夫々送信する。
そして、当該二つの要求メッセージを夫々受信したノード2bは、今まで実行させていたコンテンツ中継処理を停止することにより、脱退するノード2eに対するコンテンツの配信を停止させる。その後、ノード2bは、上記コンテンツの配信停止処理と並行してノード2b内のノード管理情報からノード2eに係る情報を削除することで、当該ノード2eとの接続を断とする。これにより、当該ノード2bから脱退するノード2eへのコンテンツの配信は停止される。ここで、脱退するノード2eの直近下流側に他のノード(図3に例示する場合は、ノード2j及び2k)が存在していた場合には、以下に説明する二つの方法のうちいずれかを用いて、当該下流側のノード2に対するコンテンツの配信経路の復元処理を行う。
すなわち、当該復元処理の第一例として、配信システムSを構成している各ノード2(ノード2j及び2kを含む)は、それに対応する直近上流側に接続されているノード2からのコンテンツの配信状態を常時監視している。そして、コンテンツの配信状態が悪化したこと(図3(a)において「×」マークにて示す)を契機として直近上流側のノード2(2e)が脱退したものと見なし、当該ノード2(2e)との接続を断とし、新たな他の上流ノード2との接続換え処理(図2参照)を開始する。
次に、当該復元処理の第二例としては、いわゆるイベント通知方式がある。このイベント通知方式においては、配信システムSに参加している各ノード2は図3(a)に例示するタイムアウト方式の如き監視処理は実行していない。そして、ノード2eが配信システムSとしてのトポロジから脱退する際、上記データ送信停止要求メッセージMG5及び接続解除要求メッセージMG6を夫々送信すると共に、直近下流に接続されているノード2j及び2kに対して、自身が脱退する旨の脱退報告メッセージMG7を夫々送信する。そして、当該ノード2j及び2kは、直近上流側にあったノード2eからの上記脱退報告メッセージMG7を夫々受信すると、当該ノード2eとの接続状態を断とし、新たな他の上流ノード2との接続換え処理(図2参照)を開始する。
以上夫々説明した処理により、配信システムSにおいてノード2eが脱退した後も、その直近下流にあったノード2j及び2kに対するコンテンツの配信が継続されることとなる。
(IV)実施形態に係る接続換え処理
次に、実施形態に係る接続換え処理について、更に具体的に図4を用いて説明する。なお、当該実施形態に係る接続換え処理は、上流側にあるノード2の脱退に伴う上述(図3参照)した接続換え(当該ノード2からの配信量が短時間でゼロになる場合の接続換え)処理とは異なる。すなわち、当該接続換え処理は、例えば、上流側にあるノード2との間のネットワーク上に何らかの障害が発生した(図4において△印で示す)等の理由により、当該ノード2からの配信量が段階的に減少していった後にゼロになる場合に対処するための接続換え処理である。
より具体的に、図4に例示する実施形態に係る配信システムSにおいて、各ノード2はそれに対応する直近上流側に接続されているノード2からのコンテンツの配信状態を常時監視しているが、このとき、例えば図4に示すノード2eとノード2kとの間で上記障害等(図4△印参照)が発生したとする。この場合、ノード2kは、当該障害等に起因してノード2k自体への配信量が徐々に低下していくことが認識できる。そして、ノード2kは、当該配信量が、予めノード2k内に記憶されている実施形態に係る品質パラメータにより示される配信量を下回る配信量となると、ノード2eに対して、当該ノード2eからの離脱要求メッセージMG8を送信する。これと共に、ノード2kは、当該接続換えに係る新たな接続先たる他のノード2の紹介を要求する旨の上流ノード紹介要求メッセージMG9を、接続先紹介サーバ3に対して送信する。
ここで、ノード2kが上記離脱要求メッセージMG8及び上流ノード紹介要求メッセージMG9を送信するタイミングに対応する上記配信量と品質パラメータとの関係については、以下の二つの態様が考えられる。
すなわち、第一の態様は、上記品質パラメータを、各ノード2について予め設定されたパケットレートの下限値を示すものとする態様である。ノード2kへの配信量としての(ノード2eからの)パケットレートが当該下限値を下回ったとき、上記離脱要求メッセージMG8等を送信するものである。
第二の態様は、上記品質パラメータを、各ノード2について予め設定されたパケット損失率の上限値を示すものとする態様である。ノード2kへ(ノード2eから)配信されるコンテンツにおけるパケットの損失率が当該上限値を上回ったとき、上記離脱要求メッセージMG8等を送信するものである。
以上の二通りの態様で上記上流ノード紹介要求メッセージMG9を受信した接続先紹介サーバ3は、ノード2kに対して、新たに直近上流側のノード2となる参加済のノード2(図4に例示する場合はノード2f)の所在情報を含む上流ノード候補メッセージMG10を送信する。これにより、ノード2kは、既参加のノード2(図4に例示する場合はノード2f)に関する情報を得ることができる。次にノード2kはノード2fに対して接続要求メッセージMG11を送信し、応答メッセージとして当該ノード2(2f)から接続許可応答メッセージMG12を取得することで、ノード2kは、当該ノード2(2f)の直近下流側に接続換えされ、コンテンツの配信が新たに開始又は再開される。
ここで、各ノード2は、夫々の上流側に接続されているノード2から送信されてくるコンテンツのパケットレート又はパケット損失率の平均値(後述する受信品質統計情報)を、定期的に接続先紹介サーバ3へ報告している。
他方、当該受信品質統計情報を受信した接続先紹介サーバ3では、当該受信品質統計情報に基づき、当該ノード2の下流側に接続されている他のノード2のうち接続換えが発生しそうなノード2に対する新たな品質パラメータ、或いは接続換えを起こしたノード2が近い将来接続し直すであろうと予想されるノード2に対する品質パラメータを再決定し、当該品質パラメータを、関連するノード2宛に放送局1を介して配信している。すなわち、接続先紹介サーバ3ではトポロジにおける配信状態を定常的に監視しており、ストリーム品質劣化等の障害要因によってノード2が接続換えを行う前に各ノード2の品質パラメータを更新する処理を行う。
(V)実施形態に係る品質パラメータの更新処理
次に、上述した実施形態に係る品質パラメータの更新処理について、図5乃至図8を用いて説明する。
(A)定常状態における品質パラメータの設定処理
先ず、配信システムSを構成するネットワーク10において何ら障害等が発生していない場合(すなわち、いわゆる定常状態の配信が行われている場合)には、図5に示すように、接続先紹介サーバ3は、予め設定されているデフォルト値を有する品質パラメータMPを、放送局1を介して各ノード2に配信する。
このとき、当該品質パラメータMPには、当該品質パラメータMPの値自体を示す情報と、その品質パラメータMPの送付先となるノード2のノードIDが記述されている。更に、各品質パラメータMPは、図5において破線で囲まれた配信システムSに属する全てのノード2において同一とされる。また、当該デフォルト値として具体的には、例えば、配信対象たるコンテンツ自体におけるビットレートに対応するデフォルト値とすることが好適である。すなわち、例えばビットレート2メガbps(bit per second)のコンテンツを配信する場合、事前に各ノード2に配信されておくべき品質パラメータMPのデフォルト値としては、当該品質パラメータMPをパケットレートの下限値Rとして用いる場合には、図5に示すように下限値R=100パケット/秒程度とするのが好適である。また、当該品質パラメータをパケット損失率の上限値として用いる場合には、当該上限値を8パケット/秒程度とするのが好適である。
(B)障害等の発生数が少ない場合における品質パラメータの設定処理
これに対し、配信システムS内の一カ所程度で上記障害等が発生した場合には、その障害等発生の直後において、当該障害等が発生した箇所より下層に接続されている各ノード2における品質パラメータMPのみの感度を下げるように、新たな値を有する品質パラメータMP1を当該各ノード2に配信する。このとき、当該品質パラメータMP1にも、当該品質パラメータMP1の値自体を示す情報と、その品質パラメータMP1の送付先となるノード2のノードIDが記述されている。
より具体的には、図6に示す△印の位置(ノード2aとノード2cとの間)において障害等が発生した場合、障害を検知したノード2cが接続換えを行う前に、接続先紹介サーバ3は、ノード2から定期的に報告されてくる受信品質統計を参考にして、接続換えを行うと予想されるノード2c配下のノード2(2g、2h、2p、2q、2r及び2s)に対応し且つ感度を下げた品質パラメータMP1を作成し、放送局1を介して当該パラメータMP1を配信する。
ここで、当該新たな品質パラメータMP1の具体的な値としては、定常状態(図5参照)に対して、その感度を下げるべく、当該品質パラメータMP1をパケットレートの下限値Rとして用いる場合には、図6に示すように下限値R=60パケット/秒程度とするのが好適である。また、当該品質パラメータをパケット損失率の上限値として用いる場合には、当該上限値を16パケット/秒程度とするのが好適である。
このように、障害等が発生した位置より下流側に接続されているノード2における品質パラメータMPを、その感度を下げた新たな品質パラメータMP1とすることで、当該各ノード2の夫々において接続換え処理が短時間で発生することを回避する。
なお、図6に例示する接続換え処理が実行されている期間(図7符号BR参照)は、当該接続換え処理を行っているノード2自体を含め、図6に例示する一点鎖線で囲まれた部分に対してはコンテンツの配信が為されないことになる。この場合は、当該一点鎖線で囲まれた部分において、過去一定期間の平均パケットレートRAVは、図7に例示するように時間の経過と共に定常状態の期間NMにおける値から徐々に低下していくことになる。このことは、あるノード2において接続換え処理が実行されていても、当該ノード2の下流側に接続された他のノード2においては、平均パケットレートRAVがそのときの品質パラメータMPの値を下回るタイミング(図7符号t参照)までは、接続換え処理が実行されないことを意味している。
以上図6及び図7を用いて説明した品質パラメータMPの設定処理を実行することにより、障害等が発生した位置より下流側にあるノード2において連続した接続換えが短時間に生起することを防止し、当該配信システムS全体としての安定性の向上させる。
(C)障害等の発生数が多い場合における品質パラメータの設定処理
一方、配信システムS内の二カ所以上の位置で上記障害等が発生した場合にも、その障害等発生の直後において、当該障害等が発生した夫々の箇所より下層に接続されている各ノード2における品質パラメータMPの感度を、図6に例示する場合のように下げる。これに加えて、当該二カ所以上の位置で障害等が発生した場合には、当該障害等が発生していない箇所に接続されているノード2についても、夫々に対応する品質パラメータMPの感度を下げる処理を実行する。
より具体的には、図8に示す二つの△印の位置(ノード2aとノード2cとの間及びノード2bとノード2fとの間の二カ所)において夫々障害等が発生した場合、先ず、当該障害等が発生した位置の下流側にある各ノード2(図8の場合、ノード2g、2h、2p、2q、2r、2s、2n、2o、2ab、2ac、2ad及び2ae。図8において一点鎖線で囲まれた部分及び二点鎖線で囲まれた部分参照。)に対して、感度を図6の場合と同様に下げた品質パラメータMP1が、放送局1を介して接続先紹介サーバ3から配信される。これに加えて、階層ツリー構造において当該障害等に無関係の位置に接続されている他のノード2(図8の場合、ノード2a、2b、2d、2e、2i、2j、2k、2m、2t、2u、2v、2w、2x、2y、2z及び2aa。図8において破線で囲まれた部分参照。)に対して、感度が、他のノード2(上記ノード2c等)よりは高いが定常状態よりは下げられた品質パラメータMP2が、放送局1を介して接続先紹介サーバ3から配信される。この品質パラメータMP2の場合も、当該品質パラメータMP2の値自体を示す情報と、その品質パラメータMP2の送付先となるノード2のノードIDが記述されている。
ここで、新たな各品質パラメータMP1及びMP2の具体的な値としては、品質パラメータMP1については、図6に例示する場合と同様の値とされるのが好ましい。一方、品質パラメータMP2については、定常状態(図5参照)に対して、その感度をやや下げるべく、当該品質パラメータMP2をパケットレートの下限値Rとして用いる場合には、図8に示すように下限値R=80パケット/秒程度とするのが好適である。また、当該品質パラメータをパケット損失率の上限値として用いる場合には、当該上限値を12パケット/秒程度とするのが好適である。
このように、障害等が発生した位置より下流側に接続されているノード2における品質パラメータMPについては、図6の場合と同様にその感度を下げた新たな品質パラメータMP1とすることで、当該各ノード2の夫々において接続換え処理が短時間で発生することを回避する。
これに加えて、当該障害等に無関係のノード2については、それらの品質パラメータMPを、図6の場合よりも感度を高く且つ定常状態よりは低く設定する。これにより、当該障害等に無関係の各ノード2における接続換え処理を一時的に抑制することで、既に接続換え処理を実行しているノード2(障害等が発生した位置より下流側に接続されているノード2)が、当該障害等に無関係のノード2に対して容易に接続換えできるようにする。
以上図8を用いて説明した、品質パラメータMPとして二通りの設定処理を実行することにより、図6及び図7を用いて説明した場合に加えて、配信ステムS全体として倒壊的に接続換えが連鎖することを防止し、当該配信システムS全体としての安定性の向上させる。
次に、上記実施形態に係る配信システムSに属する放送局1、各ノード2及び接続先紹介サーバ3夫々の具体的な構成及び処理について、実施例として図9至図17を用いて説明する。
なお、図9は実施例に係る放送局1の細部構成を示すブロック図であり、図10は実施例に係る各ノード2の細部構成を共通的に示すブロック図であり、図11は実施例に係る接続先紹介サーバ3の細部構成を示すブロック図である。また図12乃至図14は当該各ノード2において実行される実施例に係る処理を共通的に夫々示すフローチャートであり、図15は当該放送局1において実行される実施例に係る処理を示すフローチャートであり、図16及び図17は当該接続先紹介サーバ3において実行される実施例に係る処理を夫々示すフローチャートである。
始めに、実施例に係る放送局1の概要構成及び概要動作について、図9を用いて説明する。
図9に示すように、実施例に係る放送局1は、制御部11と、記憶部12と、暗号化用アクセラレータ13と、エンコーダ部14と、通信部15と、入力部16と、を備えて構成され、これらの構成要素は、バス17を介して相互に接続されている。
このとき、制御部11は、演算機能を有するCPU、作業用RAM並びに各種データ及びプログラム(OS及び各種アプリケーションを含む)を記憶するROM等から構成されている。また、記憶部12は、上記コンテンツデータ(パケット)を記憶保存するためのHDD等から構成されている。更に、暗号化用アクセラレータ13は、暗号鍵を用いてコンテンツデータを暗号化するために用いられる。
一方、エンコーダ部14は、コンテンツデータを規定のデータ形式へ変換する。また、通信部15は、通信回線等を介してノード2等との間の情報の通信制御を行う。更に、入力部16は、例えば、キーボード又はマウス等からなり、使用者(オペレータ)からの指示を受け付け当該指示に応じた指示信号を制御部11に対して与える。
以上の構成において、制御部11は、CPUが記憶部12等に記憶されたプログラムを実行することにより放送局1全体を統括制御し、後述する実施形態に係る各処理を実行する。これに加えて、制御部11は、通常の処理として、記憶部12に記憶保存されたコンテンツデータをエンコード部14を用いてデータ形式を変換した後、暗号鍵を用いて暗号化用アクセラレータ13により暗号化させ、当該コンテンツデータを所定のデータ量に分割して連続する複数の上記パケットを生成し、これを通信部15を介してノード2(図1乃至図6及び図8に示す例では、ノード2a及び2b)に対してストリーム配信する。
また、制御部11は、当該コンテンツデータの配信先を、記憶部12に記憶された接続態様(トポロジ)テーブルを参照して決定する。この接続態様テーブルには、少なくとも、放送局1と接続されるノード2(換言すれば、コンテンツデータの配信先であるノード2)のIPアドレス及びポート番号が記述されている。
次に、実施例に係る各ノード2の概要構成及び概要動作について、図10を用いて説明する。なお、実施例に係る各ノード2は基本的に同一の構成を備える。
図10に示すように、実施例に係るノード2は、配信状態検出手段、接続換え手段及び更新手段としての制御部21と、記憶手段としての記憶部22と、バッファメモリ23と、復号化アクセラレータ24と、デコーダ部25と、映像処理部26と、表示部27と、音声処理部28と、スピーカ29と、要求情報送信手段としての通信部29aと、入力部29bと、ICカードスロット29cと、を備えて構成され、制御部21、記憶部22、バッファメモリ23、復号化アクセラレータ24、デコーダ部25、通信部29a、入力部29b及びICカードスロット29cは、バス29dを介して相互に接続されている。
このとき、制御部11は、演算機能を有するCPU、作業用RAM、各種データ及びプログラム(OS及び各種アプリケーションを含む)を記憶するROM等から構成されている。また、記憶部22は、各種データ及びプログラム等を記憶するHDD等から構成されており、接続先紹介サーバ3から放送局1を介して配信されてくる上記品質パラメータMP(又はMP1或いはMP2)を不揮発性記憶領域に記憶する。更にバッファメモリ23は、受信したコンテンツデータを一時的に蓄積(記憶)する。
一方、復号化アクセラレータ24は、バッファメモリ23に蓄積された暗号化されたコンテンツデータを復号鍵を用いて復号化する。また、デコーダ部25は、復号化されたコンテンツデータに含まれるビデオデータ及びオーディオデータ等をデコード(データ伸張等)して再生する。更に、映像処理部26は、当該再生されたビデオデータ等に対して所定の描画処理を施し映像信号として出力する。
他方、表示部27は、CRT及び液晶ディスプレイ等からなり、映像処理部26から出力された映像信号に基づき対応する映像を表示する。また、音声処理部28は、上記再生されたオーディオデータをアナログ音声信号にD(Digital)/A(Analog)変換した後これをアンプにより増幅して出力する。更に、スピーカ部29は、当該音声処理部28から出力された音声信号を音波として出力する。
また、通信部29aは、通信回線等を介して放送局1や他のノード2等との間の通信制御を行う。更に、入力部29bは、例えば、マウス、キーボード及び操作パネル或いはリモコン等からなり、使用者(視聴者)からの各種指示に対応する指示信号を制御部21に対して出力する。そして、ICカードスロット29cは、ICカード29eに対する情報の読み書きを行う。
ここで、ICカード29eは、耐タンパ性があり、例えば、配信システムSの運営者等から各ノード2の使用者に配布されるものである。このとき、当該耐タンパ性とは、非正規な手段による機密データの読み取りを防ぎ、簡単に解析できないようにタンパリング対策が施されていることを言う。このICカード29eは、CPUからなるICカードコントローラ、耐タンパ性のある不揮発性メモリ、例えば、EEPROM等を備えて構成されている。当該不揮発性メモリには、ユーザID、暗号化されたコンテンツデータを復号化するための復号鍵及びデジタル証明書等が記憶されている。ここで、当該デジタル証明書は、ノード2が配信システムSに参加する際に、上述した上流ノード紹介要求メッセージMG1(当該ノード2の所在情報が含まれる)と共に接続先紹介サーバ3に送信される。
一方、バッファメモリ23は、例えばFIFO(First In First Out)形式のリングバッファメモリから構成されており、制御部21の制御下、受信ポインタにより示される記憶領域に通信部29aを通じて受信されたコンテンツデータを一時的に蓄積する。
このとき、制御部21は、それに含まれるCPUが記憶部22等に記憶されたプログラムを読み出して実行することによりノード2全体を統括制御し、後述する実施形態に係る各処理を実行する。これに加えて、制御部21は、通常の処理として、上流から配信されてきた複数のパケットを通信部29aを通じて受信してバッファメモリ23に書き込み、且つ、当該バッファメモリ23に蓄積されているパケット(一定時間過去に受信されたパケット)を読み出して通信部29aを通じて下流のノード2に送信(中継)する。一方、バッファメモリ23は、再生ポインタにより示される当該バッファメモリ23の記憶領域に蓄積されているパケットを読み出し、バス29dを介して復号化アクセラレータ24やデコーダ部25に出力する。
なお、上記プログラムは、例えば、ネットワーク10上の所定のサーバからダウンロードされるようにしてもよいし、例えば、CD−ROM等の記録媒体に記録されて当該記録媒体のドライブを介して読み込まれるようにしてもよい。
最後に、実施例に係る接続先紹介サーバ3の概要構成及び概要動作について、図11を用いて説明する。
図11に示すように、実施例に係る接続先紹介サーバ3は、接続先紹介情報送信手段及び生成手段としての制御部35と、記憶手段としての記憶部36と、更新情報送信手段としての通信部37と、を備えて構成され、これらの構成要素は、バス38を介して相互に接続されている。
このとき、制御部35は、演算機能を有するCPU,作業用RAM,各種データ及びプログラム(OS及び各種アプリケーションを含む)を記憶するROM等から構成されている。また、記憶部36は、各種データ等を記憶保存するためのHDD等から構成されている。更に、通信部37は、ネットワーク10を通じてノード2等との間の情報の通信制御を行う。
この構成において、記憶部36内には、配信システムSに参加している放送局1及び各ノード2の所在情報と、配信システムSにおける放送局1とノード2及び各ノード2間のトポロジ情報と、が記憶されたデータベースが蓄積・記憶されている。これに加えて、記憶部36には、配信システムSにその時点で属しているノード2毎に、当該ノード2から送信されてきた受信品質統計情報が蓄積・記憶される。
ここで、受信品質統計情報とは、具体的には、各ノード2が受信したパケットの量等に基づいて算出された、例えば過去一分間の平均パケットレート(品質パラメータMPをパケットレートの下限値として用いる場合)又は平均パケット損失率(品質パラメータMPをパケット損失率の上限値として用いる場合)である。そして、この受信品質統計情報としての平均パケットレート又は平均パケット損失率が悪化してくると、それは即ち当該ノード2に対するコンテンツの配信状態が悪化したものと見なすことができる(図6又は図8△印参照)。
そして、制御部35は、それに含まれるCPUが記憶部36等に記憶されたプログラムを実行することにより接続先紹介サーバ3全体を統括制御し、上記記憶されている受信品質統計情報を用いつつ後述する実施形態に係る各処理を実行する。これに加えて、制御部35は、通常の処理として、未参加のノード2、例えば、図2に例示するノードNから上記上流ノード紹介要求メッセージMG1が送信されてきたとき、上述した認証処理(例えば参加要求に付加されたデジタル証明書の有効性の判定処理等)を行い、有効であれば、当該ノードNの所在情報とデジタル証明書のダイジェストとを、例えば、デジタル証明書を所定のハッシュ関数でハッシュ化したハッシュ値を上記データベースに記憶する。
また、制御部35は、上記認証が有効であった場合に、上記上流ノード紹介要求メッセージMG1を送信してきたノードNに対して、接続先候補となる複数の上流ノード2の所在情報及び階層レベル情報(当該上流ノード2が、第何階層に存在するかを示す情報)を含む上記上流ノード候補メッセージMG2/MG10を通信部37を通じて送信する。そして、当該上流ノード候補メッセージMG2/MG10を受信したノードNにおいては、接続先候補となる複数の上流ノード2の配信システムS内でのネットワーク近接度が比較される。これにより、最も近い位置に存在する上流ノード2が選定されて、当該上流ノード2との間で上記接続要求メッセージMG3及び接続許可応答メッセージMG4の授受が為されて接続が確立される。その後、当該接続が確立された上流ノード2の所在情報が接続先紹介サーバ3に対して送信(返信)される。これに対して、制御部35は、当該ノードNに関するトポロジ情報を上記データベースに記憶する。
次に、上述した構成を備えるノード2、放送局1及び接続先紹介サーバ3における実施例に係る処理について、具体的に図12乃至図17を用いて説明する。
(I)ノードとしての処理
先ず、配信システムSに係るノード2における処理について、図12乃至図14を用いて説明する。ここで、実施例に係る各ノード2においては、全て、図12乃至図14に示す処理と同一の処理が夫々に実行されている。
また、図12においては、実施例に係る各ノード2において実行される上記参加処理(ステップS1乃至S10(図2参照))から、受信したパケットの中継処理及び再生処理(ステップS11乃至S15)までを説明する。
図12に示すように、第1実施例に係るいずれかのノード2(以下、図12乃至図14を用いてその処理を説明するノード2を、対象ノード2と称する)において、その電源スイッチがオンとされて対象ノード2における主電源及び補助電源がオンとされると、最初に対象ノード2内に記憶されているプログラムや各構成部材夫々が制御部21によって初期化される(ステップS1)。なお、上記補助電源は、上記主電源がオフとされた後において最終的に対象ノード2に対する電源供給が全て断とされるまでオンとされている電源である。
そして、当該初期化が完了すると、次に、対象ノード2の制御部21は、配信システムSにその対象ノード2が参加する旨(すなわち、当該選択されたチャンネルに相当するコンテンツデータの受信を希望する旨)の操作が為されたか否かを確認する(ステップS2)。この確認処理は、例えば、対象ノード2の制御部21が、例えば視聴を希望する放送局1に相当するチャンネルを選択する操作がそのユーザにより実行されたか否かを確認することにより実行される。
そして、当該操作が実行されたときは(ステップS2;YES)、制御部21は、実際に配信システムSに参加するための上流ノード紹介要求メッセージMG1を接続先紹介サーバ3に送信する(ステップS3)。
その後は、制御部21は、対象ノード2における上記電源スイッチがオフとされたか否かを確認し(ステップS4)、オフとされていないときは(ステップS4;NO)、制御部21は、上記ステップS2に戻って上述してきた一連の処理を繰り返す。一方、ステップS4の判定において、電源スイッチがオフとされたときは(ステップS4;YES)、上記主電源をオフとし、それまで参加していた配信システムSから脱退する処理を実行した後に上記補助電源もオフとして(ステップS5)、対象ノード2としての処理を終了する。
一方、上記ステップS2の判定において、第一回目の当該ステップS2の判定として上記参加の旨の操作がされていないか、又は第二回目以降の当該ステップS2の判定として上流ノード紹介要求メッセージMG1を接続先紹介サーバ3へ送信後であるときは(ステップS2;NO)、制御部21は、当該上流ノード紹介要求メッセージMG1に対する応答としての上記上流ノード候補メッセージMG2/MG10を接続先紹介サーバ3から受信したか否かを確認する(ステップS6)。
そして、当該上流ノード候補メッセージMG2/MG10を受信しているときは(ステップS6;YES)、制御部21は、上流ノード候補メッセージMG2/MG10の中から接続対象となる他のノード2を選択し、その選択したノード2に対していわゆるNAT(Network Address Translation)越え処理を実行する(ステップS7)。
ここで、当該NAT越え処理とは、異なるネットワークセグメント間でパケットの授受を実行するため、ネットワークセグメント毎に設定されているゲートウエイを越える処理を実行するものである。
当該NAT越え処理が完了したら、制御部21は、実際のパケットの配信を受けるべく、当該NAT越え処理の対象となったノード2に対して、上記接続要求メッセージMG3を送信する(ステップS8)。
そして、上記上流ノード紹介要求メッセージMG3を送信した後は、制御部21は、更に実際にコンテンツデータの配信を受けるべく、その旨の図示しないデータ送信開始要求メッセージを上流側の接続先に向けて送信する(ステップS9)。このとき、当該データ送信開始要求メッセージには、例えばLAN(Local Area Network)におけるゲートウエイのMAC(Media Access Control)アドレスと、当該対象ノード2がパケットを受信する際に用いられる暗号通信方式に関する情報等がセキュリティ情報として添付されている。その後、制御部21は、接続先紹介サーバ3に対して配信システムSのトポロジに対する参加報告メッセージを送信し(ステップS10)、その後、上記ステップS4の処理に移行して上述した一連の処理を繰り返す。
一方、上記ステップS6の判定において、既に参加処理及び上流ノードとの接続処理が完了しているときは(ステップS6;NO)、制御部21は、当該参加後に新たなパケットを上流側の他のノード2から受信したか否かを制御部21において確認する(ステップS11)。
そして、当該上流側のノード2からパケットを受信していない場合(ステップS11;NO)は、制御部21は、後述の図13に示す処理に移行する。一方、パケットを受信した場合には(ステップS11;YES)、そのパケットの受信態様に基づいて、記憶部22及び制御部21において管理している受信品質統計情報を更新する(ステップS12)。
次に、当該対象ノード2に対して下流側に接続されている他のノード2が存在しているか否かを確認する(ステップS13)。これにより、当該下流側のノード2が存在している場合は(ステップS13;YES)、制御部21は、当該下流側のノード2に対して必要なパケットを中継しつつ(ステップS14)、受信したパケットを自らのデコーダ部25へ出力し、復号したコンテンツを映像処理部26及び音声処理部28を用いて再生し(ステップS15)、その後上記ステップS4の処理に移行して上述した一連の処理を繰り返す。なお、上記ステップS13の判定において、下流側のノード2が存在していない場合は(ステップS13;NO)、制御部21は、そのまま上記ステップS15に移行して自らにおける再生処理を実行する。
次に、上記ステップS11の処理において、上流側のノード2からパケットを受信していない場合(ステップS11;NO)以降の処理について、図13を用いて説明する。なお、図13においては、実施例に係る対象ノード2において実行される上記脱退処理(ステップS20乃至S23)、当該対象ノード2の下流側において新たに参加する他のノード2の当該参加処理及び脱退処理(ステップS24乃至S27)並びに実施例に係るコンテンツデータの配信開始から終了までの処理(ステップS28乃至S31)について夫々説明する。
図12に示すステップS11の判定において、パケットを受信していないときは(ステップS11;NO)、制御部21は、図13に示すように、パケット受信待ちの状態で対象ノード2において配信システムSから脱退する旨の操作が為されたか否かを確認する(ステップS20)。
ステップS20の監視処理中において当該脱退する旨の操作が為されたときは(ステップS20;YES)、制御部21は、その時点で接続されている直近上流のノード2に対してデータ送信停止要求メッセージMG5及び接続解除要求メッセージMG6を夫々送信する(ステップS21、S22。図3参照)。そして、制御部21は、接続先紹介サーバ3に対して配信システムSのトポロジから脱退した旨の図示しない脱退報告メッセージを送信し(ステップS23)、図12に示すステップS4の処理に移行して上述した一連の処理を繰り返す。
一方、ステップS20の判定において、上記脱退する旨の操作が為されないときは(ステップS20;NO)、制御部21は、当該操作の監視中において下流側に接続されている他のノード2から新たな接続要求メッセージMG3又は接続解除要求メッセージMG6が送信されてきているか否かを確認する(ステップS24、S26)。
これにより、当該接続要求メッセージMG3が送信されてきているときは(ステップS24;YES)、制御部21は、当該接続要求メッセージMG3に対応して当該下流側の他のノード2の所在情報を記憶部22に記憶されているノード管理情報内に追加(登録)することで当該下流側の他のノード2に対する接続処理を実行し(ステップS25)、図12に示すステップS4の処理に移行して上述した一連の処理を繰り返す。
他方、ステップS24及びS26の判定において、新たな接続要求メッセージMG3は受信していないが(ステップS24;NO)、新たな接続解除要求メッセージMG6を受信しているときは(ステップS26;YES)、制御部21は、当該接続解除要求メッセージMG6に対応して下流側の他のノード2の所在情報を上記ノード管理情報から削除することで当該下流側の他のノード2の削除処理を実行し(ステップS27)、図12に示すステップS4の処理に移行して上述した一連の処理を繰り返す。
更に、ステップS26の判定において、新たな接続解除要求メッセージMG6も受信していないときは(ステップS26;NO)、制御部21は、下流側に接続されている他のノード2から上記データ送信開始要求メッセージを受信しているか否かを確認する(ステップS28)。
そして、当該データ送信開始要求メッセージを受信しているときは(ステップS28;YES)、制御部21は、当該データ送信開始要求メッセージに応答して通常のコンテンツデータとしてのパケットを下流側の他のノード2に送信し(ステップS29)、図12に示すステップS4の処理に移行して上述した一連の処理を繰り返す。
他方、ステップS28の判定において、データ送信開始要求メッセージを受信していないときは(ステップS28;NO)、制御部21は、下流側の他のノード2から上記データ送信停止要求メッセージMG5を受信しているか否かを確認する(ステップS30)。そして、当該データ送信停止要求メッセージMG5も受信していないときは(ステップS30;NO)、制御部21は、後述の図14に示す処理に移行する。一方、当該データ送信停止要求メッセージMG5を受信した場合には(ステップS30;YES)、制御部21は、下流側の他のノード2に対するコンテンツデータとしてのパケットの送信を停止し(ステップS31)、図12に示すステップS4の処理に移行して上述した一連の処理を繰り返す。
次に、上記ステップS30の判定においてデータ送信停止要求メッセージMG5も受信していない場合(ステップS30;NO)以降の処理について、図14を用いて説明する。
図13に示すステップS30の判定において、データ送信停止要求メッセージMG5も受信していないときは(ステップS30;NO)、制御部21は、図14に示すように、対象ノード2において、上流側のノード2からのコンテンツの配信状態が悪化したか否かを確認する(ステップS35)。このステップS35における判定方法は、具体的には、その時点で対象ノード2の記憶部22に記憶されている品質パラメータMPにより示される配信量よりも対象ノード2への実際の配信量が低下したか否かを確認する。すなわち、制御部21は、品質パラメータMPがパケットレートの下限値である場合には、上記実際の配信量が当該下限値を下回ったか否か(下回った場合に悪化)を確認する。一方、品質パラメータMPがパケットの損失率の上限値である場合には、上記実際の配信量が当該上限値を上回ったか否か(上回った場合に悪化)を確認する。
ステップS35の確認処理において、当該配信状態が悪化した(すなわち、品質パラメータMPにより示される配信量よりも実際の配信量が低下した)と確認された場合(ステップS35;YES)、制御部21は、その時点から接続換え処理を開始する。より具体的には、制御部21は、その時点で接続されている直近上流のノード2に対してデータ送信停止要求メッセージMG5及び接続解除要求メッセージMG6を夫々送信する(ステップS36、S37。図3参照)。そして、制御部21は、接続先紹介サーバ3に対して配信システムSのトポロジから脱退した旨の図示しない脱退報告メッセージを送信し(ステップS38)、その後、図4に示した接続換え処理を実行する(ステップS39)。その後は、制御部21は、図12に示すステップS4の処理に移行して上述した一連の処理を繰り返す。
一方、上記ステップS35の判定において、配信状態が悪化していないときは(ステップS35;NO)、制御部21は、上流側のノード2から品質パラメータMP(MP1又はMP2)を受信したか否かを確認する(ステップS40。図5乃至図8参照)。そして、いずれかの品質パラメータMPを受信したときは(ステップS40;YES)、制御部21は、その品質パラメータMPが自己が含まれている対象ノード2宛であるか否かを、当該品質パラメータMPに含まれているノードIDにより確認する(ステップS41)。
このステップS41の確認において、自身が含まれるノード2宛の品質パラメータMPであった場合は(ステップS41;YES)、制御部21は、記憶部22に記憶されているそれまでの品質パラメータMPを新たに受信した(ステップS40)品質パラメータMPに更新する(ステップS42)。一方、ステップS41の確認において、自身が含まれるノード2宛の品質パラメータMPでなかった場合は(ステップS41;NO)、制御部21は、そのまま以下に説明するステップS43の処理に移行する。
次に、制御部21は、対象ノード2に対して下流側に接続されている他のノード2が存在しているか否かを確認する(ステップS43)。これにより、下流側のノード2が存在している場合は(ステップS43;YES)、制御部21は、ステップS40の処理において受信していた新しい品質パラメータMPを当該下流側のノード2に転送する(ステップS44)。その後、制御部21は、図12に示すステップS4の処理に移行して上述した一連の処理を繰り返す。また、ステップS43の判定において、下流側のノード2が存在していない場合は(ステップS43;NO)、制御部21は、そのまま図12に示すステップS4の処理に移行して上述した一連の処理を繰り返す。
他方、上記ステップS40の判定において、品質パラメータMPをも受信していないときは(ステップS40;NO)、次に、制御部21は、自身が記憶部22を用いて管理している(図12ステップS12参照)受信品質統計情報を接続先紹介サーバ3に送信すべく、予め設定された送信タイミングが到来したか否かを確認する(ステップS45)。このとき、当該送信タイミングが到来したか否かは、制御部21が自ら時間を計時し、例えば一分毎等の如く予め設定された当該送信タイミングが到来したか否かを監視する。
ステップS45の確認において、当該送信タイミングが到来していることが確認されたとき(ステップS45;YES)、制御部21は、次に、自身が含まれているノード2が配信システムS内の階層レベルとして例えば3の倍数で示される階層レベルに属しているか否かを確認する(ステップS46)。このステップS46の確認方法としては、例えば、接続先紹介サーバ3に対して照会するための照会メッセージを送信して確認する等の方法が考えられる。
そして、自身が含まれているノード2が属する階層レベルが配信システムSにおいて3の倍数で示される階層レベルであるときは(ステップS46;YES)、制御部21は、自身に関連する受信品質情報を纏めて接続先紹介サーバ3に送信する(ステップS47)。このステップS47の処理として具体的には、制御部21は、自身が含まれているノード2において管理している受信品質統計情報と、当該ノード2に対して下流側に接続されており且つそれが属する階層レベルが配信システムSにおいて3の倍数で示される階層レベルに属さないノード2から送信されてくる受信品質統計情報と、予め規定されている方法により纏めて送信する。その後、制御部21は、図12に示すステップS4の処理に移行して上述した一連の処理を繰り返す。
なお、上記ステップS46乃至S48及びS50の処理において、3の倍数で示される階層レベルに属するノード2により他のノード2の受信品質統計情報を纏めて送信するのは、全てのノード2から各々受信品質統計情報が送信されることによる接続先紹介サーバ3又は放送局1における処理過多の発生を防止するためである。
また、上記ステップS46の確認において、自身が含まれているノード2が属する階層レベルが配信システムSにおいて3の倍数で示される階層レベルでないときは(ステップS46;NO)、制御部21は、当該ノード2内で管理している受信品質統計情報を上流側のノード2に送信する(ステップS48)。その後、制御部21は、図12に示すステップS4の処理に移行して上述した一連の処理を繰り返す。
また、ステップS45の確認において、受信統計情報の送信タイミングが未だ到来していないときは(ステップS45;NO)、次に、制御部21は、下流側に接続されているノード2から受信品質統計情報が送信されてきたか否かを確認する(ステップS49)。次に、当該受信品質統計情報が送信されてきたときは(ステップS49;YES)、制御部21は、自身が含まれているノード2が配信システムS内の階層レベルとして例えば3の倍数で示される階層レベルに属していないか否かを確認する(ステップS50)。
そして、自身が含まれているノード2が3の倍数で示される階層レベルに属していないときは(ステップS50;YES)、制御部21は、ステップS49において受信した他のノード2からの受信品質統計情報を上流側のノード2に送信する(ステップS48)。その後、制御部21は、図12に示すステップS4の処理に移行して上述した一連の処理を繰り返す。
一方、ステップS49の確認において受信品質統計情報も送信されてきていないか(ステップS49;NO)、又はステップS50の確認において自身が含まれているノード2が3の倍数で示される階層レベルに属しているときは(ステップS50;NO)、制御部21は、いずれもそのまま図12に示すステップS4の処理に移行して上述した一連の処理を繰り返す。
(II)放送局としての処理
次に、実施例に係る放送局1における処理について、具体的に図15を用いて説明する。
当該実施例に係る放送局1においては、図15に示すように、放送局1としての電源スイッチがオンとされると、制御部11は、最初に放送局1内に記憶されているプログラムや各構成部材夫々を初期化し、各ノード2に対するコンテンツの送信や接続先紹介サーバ3からのメッセージ等の受信を可能とする(ステップS51)。
次に、当該初期化が完了すると、制御部11は、配信システムSの(即ち放送局1の)管理者により、配信システムSとしてのコンテンツの配信を開始又は停止する旨の操作が当該放送局1の入力部16において実行されたか否かを確認する(ステップS52)。そして、制御部11は、当該操作が為されていると判断したときは(ステップS52;YES)、当該操作に基づいて対応するコンテンツのパケットの配信システムS内への配信を開始又は停止する(ステップS53)。
その後、制御部11は、放送局1における上記電源スイッチがオフとされたか否かを確認する(ステップS54)。そして、オフとされていないときは(ステップS54;NO)、制御部11は、上記ステップS52に戻って上述してきた一連の処理を繰り返す。一方、ステップS54の判定において、電源スイッチがオフとされたときは(ステップS54;YES)、制御部11は、放送局1としての主電源をオフとし、放送局1としての処理を終了する。
一方、ステップS52の判定において、コンテンツの配信を開始又は停止する旨の操作が為されていると判断されないときは(ステップS52;NO)、制御部11は、次に、各ノード2からの上記接続要求メッセージMG3又は接続解除要求メッセージMG6が送信されてきているか否かを確認する(ステップS54)。
これにより、当該接続要求メッセージMG3又は接続解除要求メッセージMG6のいずれかが送信されてきていると判断したとき(ステップS54;YES)、制御部11は、先ず接続要求メッセージMG3が送信されてきているときは、当該接続要求メッセージMG3に対応して当該下流側の他のノード2の所在情報を記憶部12に記憶されているノード管理情報内に追加(登録)することで当該下流側の他のノード2に対する接続処理を実行する(ステップS55)。一方、接続解除要求メッセージMG6を受信しているとき、制御部11は、当該接続解除要求メッセージMG6に対応して下流側の他のノード2の所在情報を記憶部11内の上記ノード管理情報から削除することで当該下流側の他のノード2の削除処理を実行する(ステップS55)。その後、制御部11は、上記ステップS54の処理に移行して当該処理を繰り返す。
他方、ステップS54の判定において、接続要求メッセージMG3又は接続解除要求メッセージMG6のいずれも受信していないときは(ステップS54;NO)、制御部11は、下流側に接続されている他のノード2から上記データ送信開始要求メッセージ又は上記データ送信停止要求メッセージMG5を受信しているか否かを確認する(ステップS56)。
そして、当該データ送信開始要求メッセージ又はデータ送信停止要求メッセージMG5を受信しているとき(ステップS56;YES)、制御部11は、先ずデータ送信開始要求メッセージを受信しているときは、当該データ送信開始要求メッセージに応答して通常のコンテンツデータとしてのパケットを下流側の他のノード2に送信する(ステップS57)。一方、データ送信停止要求メッセージMG5を受信しているとき、制御部11は、下流側の他のノード2に対するコンテンツデータとしてのパケットの送信を停止する(ステップS57)。その後、制御部11は、上記ステップS54の処理に移行して当該処理を繰り返す。
最後に、ステップS56の判定において、データ送信開始要求メッセージ又はデータ送信停止要求メッセージMG5のいずれも受信していないときは(ステップS56;NO)、制御部11は、接続先紹介サーバ3から新たな品質パラメータMP(MP1又はMP2)を受信しているか否かを確認する(ステップS58)。
そして、当該品質パラメータMPを受信しているときは(ステップS58;YES)、制御部1は、放送局1の下流側にノード2が接続されているか否かを確認する(ステップS59)。これにより、当該ノード2が接続されている場合は(ステップS59;YES)、制御部11は、当該ノード2に対して接続先紹介サーバ3から新たに送信されてきた品質パラメータMPを送信する(ステップS60)。その後、制御部11は、上記ステップS54の処理に移行して当該処理を繰り返す。
他方、上記ステップS58の確認において新たな品質パラメータMPを受信していないとき(ステップS58;NO)、又は上記ステップS59の確認においてノード2が接続されていないときは(ステップS60;NO)、制御部11は、いずれも、そのまま上記ステップS54の処理に移行して当該処理を繰り返す。
(III)接続先紹介サーバとしての処理
最後に、実施例に係る接続先紹介サーバ3における処理について、具体的に図16及び図17を用いて説明する。
なお、図16においては、接続先紹介サーバ3において実行される通常の接続先紹介処理等(ステップS61乃至S65(図2参照))を説明する。また、図17においては、接続先紹介サーバ3において実行される実施例にかかる品質パラメータの制御処理について説明する。
実施例に係る接続先紹介サーバ3においては、先ず、図16に示すように、接続先紹介サーバ3としての電源スイッチがオンとされると、制御部35は、接続先紹介サーバ3内に記憶されているプログラムや各構成部材夫々を初期化し、各ノード2や放送局1からのメッセージの受信を可能とする(ステップS61)。
そして、当該初期化が完了すると、制御部35は、新たな放送局1からの登録要求メッセージ又は配信システムS内に既存の放送局1からの削除要求メッセージを受信したか否かを確認する(ステップS62)。いずれかを受信すると(ステップS62;YES)、制御部35は、新たな放送局1の登録の場合はその所在情報を上記データベース内に登録し、更に新しいチャンネルの情報等をトポロジのデータベース内に登録する。また、既存の放送局1の削除の場合は、制御部35は、当該放送局1の所在情報等を上記データベース内から削除し、更に該当するチャンネル情報をトポロジのデータベース内から削除する(ステップS63、S64)。
その後、制御部35は、接続先紹介サーバ3としてのサービスを停止するか否かを確認する(ステップS65)。ステップS65の確認において、停止する場合は(ステップS65;YES)、制御部35は、そのまま接続先紹介サーバ3の電源をオフとして処理を終了する。
一方、ステップS65の確認において、引き続き当該サービスを継続する場合は(ステップS65;NO)、制御部35は、上記ステップS62に戻って上述した一連の処理を繰り返す。
他方、上記ステップS62の判定において、放送局1からの登録要求メッセージ及び削除要求メッセージのいずれも受信していないときは(ステップS62;NO)、制御部35は、新たに配信システムSに参加するノード2から上記上流ノード紹介要求メッセージMG1を受信したか否かを制御部35において確認する(ステップS66)。
これにより、当該上流ノード紹介要求メッセージMG1を受信しているときは(ステップS66;YES)、制御部35は、蓄積されているトポロジのデータベースから当該上流ノード紹介要求メッセージMG1を送信してきたノード2をその下流側に接続することが可能なノード2(例えば、図2の例ではノード2b)の候補を検索する(ステップS67)。その後、制御部35は、検索された候補に該当するノード2の所在情報等を、上記上流ノード候補メッセージMG2/MG10として要求元のノード2へ返信し(ステップS68)、上記ステップS65の処理に移行する。
これに対し、ステップS66の判定において、上流ノード紹介要求メッセージMG1も受信していないときは(ステップS66;NO)、制御部35は、いずれかのノード2から上記参加報告メッセージ(図12ステップS10参照)又は脱退報告メッセージ(図13ステップS23参照)を受信したか否かを確認する(ステップS69)。
そして、当該参加報告メッセージ又は脱退報告メッセージを受信したときは(ステップS69;YES)、制御部35は、当該受信した報告メッセージの内容に基づいてトポロジの変更があったと判断し、夫々の当該内容に基づいてトポロジのデータベースを更新し(ステップS70)、上記ステップS65の処理に移行する。
最後に、上記ステップS69の判定において、参加報告メッセージ又は脱退報告メッセージのいずれも受信していないときは(ステップS69;NO)、制御部35は、図17に示すように、配信システムSに現在属しているノード2から上記受信品質統計情報を受信したか否かを確認する(ステップS71)。この受信品質統計情報は、3の倍数で示される階層レベルに属するノード2から、他の階層レベルに属するノード2に対応する受信品質統計情報と共に定期的に送信されて来ることとなる(図14ステップS46及びS50参照)。そして、当該受信品質統計情報が送信されてきている場合(ステップS71;YES)、制御部35は、その内容を用いて記憶部36内に蓄積されている当該ノード2についての受信品質統計情報を更新する(ステップS72)。その後、制御部35は、上記ステップS65の処理に移行する。
一方、ステップS71の判定において、いずれかノード2からも受信品質統計情報が送信されてきていないときは(ステップS71;NO)、次に制御部35は、自らに備えた図示しないタイマ等の計時に基づき、例えば予め設定されている定期的な品質状態監視タイミングが到来したか否かを確認する(ステップS73)。
ここで、当該品質状態監視タイミングは、配信システムSにその時点で属している各ノード2につき、夫々におけるコンテンツの配信状態(受信品質)が悪化しているか否か(図6又は図8△印参照)を、当該各ノード2について記憶部36内に蓄積されている受信品質統計情報に基づいて確認すべきタイミングとして、予め設定されているものである。
ステップS73の判定において、当該品質状態監視タイミングが到来しているときは(ステップS73;YES)、制御部35は、配信状態の悪化に伴って、対応する品質パラメータMPを変更すべきノード2が配信システムS内にあるか否かを確認する(ステップS74)。このステップS74において、制御部35は、当該配信状態が悪化しているノード2の数及び当該悪化の程度に基づき、図6を用いて説明した態様で品質パラメータMPを制御するか、或いは図8を用いて説明した態様で品質パラメータMPを制御するか、を判断する。
そして、品質パラメータMPを制御する必要のあるノード2が配信システムS内に存在しないと判断されるとき(ステップS74;NO)、制御部35は、そのまま上記ステップS65の処理に移行する。一方、品質パラメータMPを制御する必要のあるノード2が存在すると判断されるとき(ステップS74;YES)、制御部35は、当該判断時の内容に基づいて変更後の品質パラメータMPの値を算出し、当該品質パラメータMPの宛先となるノード2を示すノードIDと共に放送局1へ送信する(ステップS75)。
このとき、図6に示す態様にて品質パラメータMPを制御する場合、制御部35は、ノード2g、2h、2p、2q、2r及び2s宛の品質パラメータMP1を例えばR=60packet/秒として当該各ノード2宛に送信することとなる。
一方、図8に示す態様にて品質パラメータMPを制御する場合、制御部35は、ノード2g、2h、2p、2q、2r及び2s並びにノード2n、2o、2ab、2ac、2ad及び2ae宛の品質パラメータMP1を例えばR=60packet/秒として当該各ノード2宛に送信すると共に、ノード2a、2b、2d、2e、2i、2j、2k、2m、2t、2u、2v、2w、2x、2y、2z及び2aa宛の品質パラメータMP2を例えばR=80packet/秒として当該各ノード2宛に送信することとなる。
次に、制御部35は、配信状態の悪化に伴って品質パラメータMPを制御する必要が発生したこと自体(ステップS74;YES)を事象として一定時間記憶部36内に記憶させておくべく、制御部35内の図示しない他のタイマを起動させる(ステップS76)。これと共に、制御部35は、上記ステップS75において送信した品質パラメータMPの値及びその送信時刻を、識別情報と共に送信記録として記憶部36内に不揮発性領域に記憶させる。その後、制御部35は、上記ステップS65の処理に移行する。
次に、ステップS73の判定において、品質状態監視タイミングが到来していないときは、制御部35は、ステップS76において起動した他のタイマにおける計時が、品質パラメータMPを変更しておく期間として予め設定されている時間になったか否かを確認する(ステップS77)。そして、当該時間になっていないときは(ステップS77;NO)、制御部35は、そのまま他のタイマにおける計時を継続しつつ上記ステップS65の処理に移行する。
一方、ステップS77の確認において、当該時間が経過したときは(ステップS77;YES)、制御部35は、ステップS75の処理により変更した品質パラメータMPを元の標準値に戻すべく、改めて当該標準値に相当する品質パラメータMPを、ステップS75において品質パラメータMPの送信先とされたノード2について放送局1を介して送信する(ステップS78)。このとき、当該標準値とは、定常状態(図5参照)に相当する品質パラメータMPである。また、制御部35は、ステップS78に係る処理を、上記ステップS75の処理に伴って記憶部36内に記憶された送信記録を参照して実行する。その後、制御部35は、上記ステップS65の処理に移行する。
以上説明したように、実施形態に係る配信システムSの動作によれば、各ノード2においてコンテンツの配信状態を検出し、当該配信が継続されつつもその状態が品質パラメータMPにより示される値よりも悪化したとき、接続先紹介サーバ3により示される新たなノード2に対して接続換えを制御部35が行うので、コンテンツの配信が全く停止したときに初めて接続換えを行う場合に比して、ノード2におけるコンテンツの処理が停滞又は停止することを防止しつつ、当該接続換えによりその配信状態の悪化を改善することができる。
従って、各ノード2における配信状態が悪化した段階でその影響を最小限に抑えて配信システムSとしての信頼性を向上させることができる。
また、接続換えを行うか否かの判断の基準となる品質パラメータMPが接続先紹介サーバ3から送信されるものであるので、当該接続先紹介サーバ3により接続先が紹介される各ノード2において統一的に配信状態の悪化の判断基準を用いることができる。
更に、制御部35が、品質パラメータMPをパケットレートの下限値又はパケット損失率の上限値とするので、各ノード2における配信状態の悪化を簡易に検出して接続換えを行うことができる。
更にまた、各ノード2からの受信品質統計情報を制御部35が接続先紹介サーバ3内に記憶し、当該記憶された受信品質統計情報に基づいて各ノード2からの上流ノード紹介要求メッセージMG9に対応する上流ノード候補メッセージMG10を生成して当該ノード2に送信するので、各ノード2における接続換えの発生を、ノード2毎の配信状態情報を用いて接続先紹介サーバ3において制御することにより、配信システムS全体としての配信の安定化を図ることができる。
また、各ノード2に対応する品質パラメータMPを更新するための新たな品質パラメータMPを当該各ノード2に対応する受信品質統計情報に基づいて制御部35が生成し、各ノード2においては当該新たな品質パラメータMPとその時点での配信状態とに基づき当該配信状態の悪化に対応して接続換えの要求を行うので、各ノード2における接続換えの発生を、各ノード2宛の品質パラメータMPを介して接続先紹介サーバ3において制御することにより、配信システムS全体としての配信の安定化を図ることができる。
更に、配信状態が悪化したノード2を頂点とする階層ツリーの部分に含まれるノード2における接続換えが、他のノード2における接続換えよりも発生し難くなるように新たな品質パラメータMPが制御部35により生成されるので、当該頂点のノード2における配信状態の悪化に呼応して、それ以下の階層ツリーの部分に含まれるノード2が連鎖的に接続換えを起こすことを抑制できる。これにより、配信システムS全体としての不安定化を防止できる。
更にまた、配信状態が悪化したノード2の数が予め設定された閾値数(例えば2)以上のとき(図8参照)、当該配信状態が悪化したノード2を頂点とする階層ツリーの部分以外のノード2における接続換えが、配信状態が悪化する前よりも発生し難くなるように新たな品質パラメータMP2を制御部35が生成するので、接続換えが発生し難くなったノード2において、配信状態が悪化したノード2に対する被接続ノード2としての機能を確保し易くなり、結果として配信システムS全体として配信状態の悪化箇所が多いときの安定化をより促進できる。
なお、上述した実施形態及び実施例では、一日における時間帯の区分については、これを考慮せず、一律に図12乃至図17に示す処理が実行されることとしたが、これ以外に、一日二十四時間を予め設定された時間区分に区分し、この区分毎に制御部35が品質パラメータMPを制御する構成とすることもできる。
すなわち、一般に、インターネット等のネットワークの利用分布には、回線の種類に拘わらず類似した傾向がある。例えば、午後9時から午後12時の間にインターネットにかかる通信トラフィックが最大になることが一般に知られているので、この時間帯は配信システムSにおける配信品質に与える影響も最大となる。
そこで、このことを踏まえ、接続先紹介サーバ3ではトポロジの変動状況(配信状態の悪化の度合い)に加えて一日を区分した時間帯を品質パラメータMPの決定要素とする。
具体的には、例えば、上記通信トラフィックが最大となる時間帯では、制御部35が、品質パラメータMPに対して、当該時間帯を考慮した許容計数αを乗じて新たな品質パラメータMPを生成する。図5乃至図8に例示した場合に即して言えば、制御部35は、当該時間帯については、パケットレート下限値を標準値から二割小さくするか、或いはパケット損失率を標準値から二割大きくして新たな品質パラメータMPとする。
この構成によれば、受信品質統計情報と予め設定されている一日の中の時間区分とに基づいて新たな品質パラメータMPを制御部35が生成するので、配信状態を時間区分毎にきめ細かく制御することができる。
また、上述した実施形態及び実施例では、瞬間瞬間のトポロジ変動状況に基づいて品質パラメータMPを決定したが、これ以外に、新たな品質パラメータMPの決定に当たって過去の配信状態の変化を反映させるように構成することも可能である。
すなわち、上述した実施形態及び実施例の場合、例えば図6に例示する不安定なトポロジ状態に陥ったとき、品質パラメータMPの感度は全体として鈍くなるが、その直後において短時間で図5に例示する定常状態にトポロジが変化しても、直ぐには品質パラメータMPの感度を元の標準値に回復させない制御部35が制御する。
これは、接続換え直後のコンテンツ配信は定常状態に比して加速されている状態にあり、一般的にパケット損失が発生し易い状態なので、コンテンツ配信の状態が安定するまで一定時間待機した後に品質パラメータMPを標準値に戻すことで、トポロジが再び不安定にならないように制御部35が抑制するものである。
具体的には、品質パラメータMPを現在値(例えば品質パラメータMP1)から標準値に変化させる(戻す)とき、一定時間以上の時間をかけて変動するように制御部35が制御する。
この構成によれば、新たな品質パラメータMPの生成を制御部35が予め設定された時間経過後に行うことで、当該新たな品質パラメータMPが頻繁に短時間で変更されることに起因する配信システムS全体としての不安定化を防止できる。
更に、上述した実施形態及び実施例においては、各ノード2における接続換えの発生を抑制するに当たり、品質パラメータMPを変更する方法を採用したが、これ以外に、配信状態が悪化したノード2から上流ノード紹介要求メッセージMG9が接続先紹介サーバ3に送信されたとき、その返答としての上流ノード候補メッセージMG10の返信タイミングを接続先紹介サーバ3において遅らせることによっても、結果として当該ノード2における接続換えの発生を(時間的に)抑制することができる。この場合は、配信状態が悪化したノード2の数に応じて、当該遅延させる時間を短縮又は延長する制御を実行することになる。
この構成によれば、各ノード2における配信状態を示す受信品質統計情報を接続先紹介サーバ3が記憶し、当該記憶された受信品質統計情報に基づいて上流ノード候補メッセージMG10の送信タイミングを制御部35が制御するので、各ノード2における接続換えの発生のタイミングを、ノード2毎の受信品質統計情報を用いて接続先紹介サーバ3において制御することにより、配信システムS全体としての配信の安定化を図ることができる。
更に、図12乃至図14に夫々示すフローチャートに対応するプログラムを、フレキシブルディスク又はハードディスク等の情報記録媒体に記録しておき、又はインターネット等を介して取得して記録しておき、これらを汎用のコンピュータで読み出して実行することにより、当該コンピュータを実施例に係るノード2内の制御部21として活用することも可能である。
また、図15に夫々示すフローチャートに対応するプログラムを、フレキシブルディスク又はハードディスク等の情報記録媒体に記録しておき、又はインターネット等を介して取得して記録しておき、これらを汎用のコンピュータで読み出して実行することにより、当該コンピュータを実施例に係る放送局1内の制御部11として活用することも可能である。
更に、図16及び図17に夫々示すフローチャートに対応するプログラムを、フレキシブルディスク又はハードディスク等の情報記録媒体に記録しておき、又はインターネット等を介して取得して記録しておき、これらを汎用のコンピュータで読み出して実行することにより、当該コンピュータを実施例に係る接続先紹介サーバ3内の制御部35として活用することも可能である。
以上夫々説明したように、本発明はツリー構造を有する配信システムを用いたコンテンツの配信の分野に利用することが可能であり、特に映画や音楽等のリアルタイムの放送の如き、途中で配信が中断してしまうことが不都合なコンテンツの配信の分野に適用すれば特に顕著な効果が得られる。
実施形態に係る配信システムの概要構成を示すブロック図である。 実施形態に係る配信システムの細部構成を示すブロック図である。 実施形態に係る配信システムにおける脱退処理を示す図であり、(a)はタイムアウト式による脱退処理を示す図であり、(b)はイベント通知方式による脱退処理を示す図である。 実施形態に係る接続換え処理を示す図である。 実施形態に係る品質パラメータの設定処理を示す図(I)である。 実施形態に係る品質パラメータの設定処理を示す図(II)である。 実施形態に係る品質パラメータの設定処理を示す図(III)である。 実施形態に係る品質パラメータの設定処理を示す図(IV)である。 実施例に係る放送局の概要構成を示すブロック図である。 実施例に係るノードの概要構成を示すブロック図である。 実施例に係る接続先紹介サーバの概要構成を示すブロック図である。 実施例に係るノードにおける処理を示すフローチャート(I)である。 実施例に係るノードにおける処理を示すフローチャート(II)である。 実施例に係るノードにおける処理を示すフローチャート(III)である。 実施例に係る放送局における処理を示すフローチャートである。 実施例に係る接続先紹介サーバにおける処理を示すフローチャート(I)である。 実施例に係る接続先紹介サーバにおける処理を示すフローチャート(II)である。
符号の説明
1 放送局
2、2a、2b、2c、2d、2e、2f、2g、2h、2i、2j、2k、2l、2m、2n、2o、2p、2q、2r、2s、2t、2u、2v、2w、2x、2y、2z、2aa、2ab、2ac、2ad、N ノード
3 接続先紹介サーバ
5 IX
6 ISP
7 DSL回線事業者
8 FTTH回線事業者
9 通信回線
10 ネットワーク
11、21、35 制御部
12、22、36 記憶部
13 暗号化用アクセラレータ
14 エンコーダ部
15、29a、37 通信部
16、29b 入力部
17、29d、38 バス
23 バッファメモリ
24 復号化アクセラレータ
25 デコーダ部
26 映像処理部
27 表示部
28 音声処理部
29 スピーカ
29e ICカード
29c ICカードスロット
S 配信システム
NM 定常状態期間
BR 接続換え期間
AV 平均パケットレート
MP、MP1、MP2 品質パラメータ
MG1、MG9 上流ノード紹介要求メッセージ
MG2、MG10 上流ノード候補メッセージ
MG3、MG11 接続要求メッセージ
MG4、MG12 接続許可応答メッセージ
MG5 データ送信停止要求メッセージ
MG6 接続解除要求メッセージ
MG7 脱退報告メッセージ
MG8 離脱要求メッセージ

Claims (18)

  1. 複数の情報処理装置がネットワークを介して階層ツリー状に接続されてなり且ついずれかの前記情報処理装置に対して前記階層ツリーに沿って配信情報が配信されるネットワークシステムに含まれる前記情報処理装置において、
    前記配信情報の配信の状態を検出する配信状態検出手段と、
    前記状態が悪化したと判断される基準となる判断基準を示す基準情報を記憶する記憶手段と、
    前記配信が継続されており且つ前記状態が前記判断基準よりも悪化したとき、前記ネットワークシステムにおける当該情報処理装置の新たな接続先を示す接続先情報の送信を要求する要求情報を、前記ネットワークシステムに含まれ且つ前記接続先情報を送信する接続先紹介装置に送信する要求情報送信手段と、
    前記送信した要求情報に対応して前記接続先紹介装置から送信されて来た前記接続先情報により示される他の前記前記情報処理装置との間で前記配信のための新たな接続を形成する接続換え手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記基準情報は前記接続先紹介装置から送信されて来たものであり、
    前記要求情報送信手段は、前記検出された配信状態と、前記送信されてきた基準情報と、に基づいて、前記状態が悪化したとき前記要求情報を前記接続先紹介装置に送信することを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の情報処理装置において、
    前記配信状態検出手段は、受信した前記配信情報の受信速度を検出し、
    前記要求情報送信手段は、前記検出された受信速度が前記基準情報としての受信速度下限値情報により示される下限値以下となったとき、前記要求情報を前記接続先紹介装置に送信することを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1又は2に記載の情報処理装置において、
    前記配信状態検出手段は、受信した前記配信情報の損失率を検出し、
    前記要求情報送信手段は、前記検出された損失率が前記基準情報としての損失率上限値情報により示される上限値以上となったとき、前記要求情報を前記接続先紹介装置に送信することを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の前記情報処理装置が前記階層ツリー状に複数接続されてなる前記ネットワークシステムに含まれる前記接続先紹介装置であって、前記接続換えを行う前記情報処理装置に対して前記接続先情報を送信する接続先紹介装置において、
    前記情報処理装置から送信されてきた前記配信状態情報を記憶する記憶手段と、
    前記情報処理装置から送信されてきた前記要求情報を受信したとき、前記記憶されている配信状態情報に基づいて前記接続先情報を生成し、前記要求情報を送信した前記情報処理装置に送信する接続先情報送信手段と、
    を備えることを特徴とする接続先紹介装置。
  6. 請求項5に記載の接続先紹介装置において、
    各前記情報処理装置は、当該情報処理装置に備えられた前記記憶手段に記憶されている前記基準情報を更新した更新基準情報が前記接続先紹介装置から送信されてきたとき、当該送信されてきた更新基準情報を新たな前記基準情報として前記記憶手段に記憶させる更新手段を更に備えており、
    当該接続先紹介装置が、
    前記記憶されている配信状態情報に基づいて、前記更新基準情報を新たに生成する生成手段と、
    前記生成された更新基準情報を各前記情報処理装置に送信する更新情報送信手段と、
    を更に備えることを特徴とする接続先紹介装置。
  7. 請求項6に記載の接続先紹介装置において、
    前記生成手段は、前記記憶されている配信状態情報に基づき、前記配信状態が悪化した前記情報処理装置を頂点とする前記階層ツリーの部分に含まれる前記情報処理装置における前記接続換えが、前記部分以外の前記階層ツリーの部分に含まれる前記情報処理装置における前記接続換えよりも発生し難くなるように前記更新基準情報を生成することを特徴とする接続先紹介装置。
  8. 請求項6に記載の接続先紹介装置において、
    前記生成手段は、前記配信状態が悪化した前記情報処理装置の数が予め設定された閾値数よりも多いとき、当該配信状態が悪化した前記情報処理装置を頂点とする前記階層ツリーの部分以外の前記階層ツリーの部分に含まれる前記情報処理装置における前記接続換えが、前記配信状態が悪化する前よりも発生し難くなるように前記更新基準情報を生成することを特徴とする接続先紹介装置。
  9. 請求項6から8のいずれか一項に記載の接続先紹介装置において、
    前記生成手段は、前記記憶されている配信状態情報と、予め設定されている時間区分と、に基づいて前記更新基準情報を生成することを特徴とする接続先紹介装置。
  10. 請求項6から8のいずれか一項に記載の接続先紹介装置において、
    前記生成手段は、前記更新基準情報の生成を、直近に当該更新基準情報を生成したタイミングから予め設定された時間経過後にのみ行うことを特徴とする接続先紹介装置。
  11. 請求項5から10のいずれか一項に記載の接続先紹介装置において、
    前記基準情報及び前記更新基準情報は、前記情報処理装置が受信した前記配信情報の受信速度の下限値を示す受信速度下限値情報であり、
    前記検出された受信速度が前記受信速度下限値情報により示される下限値以下となったとき、各前記情報処理装置に備えられた前記要求情報送信手段が前記要求情報を送信してくることを特徴とする接続先紹介装置。
  12. 請求項5から10のいずれか一項に記載の接続先紹介装置において、
    前記基準情報及び前記更新基準情報は、前記情報処理装置が受信した前記配信情報の損失率の上限値を示す損失率上限値情報であり、
    前記検出された損失率が前記損失率上限値情報により示される上限値以上となったとき、各前記情報処理装置に備えられた前記要求情報送信手段が前記要求情報を送信してくることを特徴とする接続先紹介装置。
  13. 請求項5に記載の接続先紹介装置において、
    前記接続先情報送信手段は、前記記憶されている配信状態情報に基づき、前記情報処理装置から送信されてきた前記要求情報に対応する前記接続先情報の送信タイミングを制御することを特徴とする接続先紹介装置。
  14. 複数の情報処理装置がネットワークを介して階層ツリー状に接続されてなり且ついずれかの前記情報処理装置に対して前記階層ツリーに沿って配信情報が配信されるネットワークシステムであって、各前記情報処理装置における接続換えに当たって、当該接続換えを行う前記情報処理装置に対して新たな接続先を示す接続先情報を送信する接続先紹介装置を含むネットワークシステムにおいて、
    各前記情報処理装置は、
    当該各情報処理装置に係る前記配信情報の配信の状態を検出する配信状態検出手段と、
    前記状態が悪化したと判断される基準となる判断基準を示す基準情報を記憶する記憶手段と、
    前記配信が継続されており且つ前記状態が前記判断基準よりも悪化したとき、前記ネットワークシステムにおける当該情報処理装置の新たな接続先を示す接続先情報の送信を要求する要求情報を、前記ネットワークシステムに含まれ且つ前記接続先情報を送信する接続先紹介装置に送信する要求情報送信手段と、
    前記送信した要求情報に対応して前記接続先紹介装置から送信されて来た前記接続先情報により示される他の前記前記情報処理装置との間で前記配信のための新たな接続を形成する接続換え手段と、
    を備え、
    前記接続先紹介装置は、
    前記情報処理装置から送信されてきた前記配信状態情報を記憶する記憶手段と、
    前記情報処理装置から送信されてきた前記要求情報を受信したとき、前記記憶されている配信状態情報に基づいて前記接続先情報を生成し、前記要求情報を送信した前記情報処理装置に送信する接続先情報送信手段と、
    を備えることを特徴とするネットワークシステム。
  15. 複数の情報処理装置がネットワークを介して階層ツリー状に接続されてなり且ついずれかの前記情報処理装置に対して前記階層ツリーに沿って配信情報が配信されるネットワークシステムに含まれる前記情報処理装置において実行される情報処理方法において、
    前記配信情報の配信の状態を検出する配信状態検出工程と、
    前記配信が継続されており、且つ、前記状態が悪化したと判断される基準となる判断基準よりも当該状態が悪化したとき、前記ネットワークシステムにおける当該情報処理装置の新たな接続先を示す接続先情報の送信を要求する要求情報を、前記ネットワークシステムに含まれ且つ前記接続先情報を送信する接続先紹介装置に送信する要求情報送信工程と、
    前記送信した要求情報に対応して前記接続先紹介装置から送信されて来た前記接続先情報により示される他の前記前記情報処理装置との間で前記配信のための新たな接続を形成する接続換え工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  16. 請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置が階層ツリー状に複数接続されてなる前記ネットワークシステムに含まれる前記接続先紹介装置であって、前記接続換えを行う前記情報処理装置に対して前記接続先情報を送信する接続先紹介装置において実行される情報処理方法において、
    前記情報処理装置から前記配信状態情報が送信されてきたとき、当該送信されてきた配信状態情報を記憶手段に記憶する記憶工程と、
    前記情報処理装置から送信されてきた前記要求情報を受信したとき、前記記憶されている配信状態情報に基づいて前記接続先情報を生成し、前記要求情報を送信した前記情報処理装置に送信する接続先情報送信工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  17. コンピュータを、請求項1から4のいずれか一項に記載の前記情報処理装置として機能させることを特徴とする情報処理装置用プログラム。
  18. コンピュータを、請求項5から13のいずれか一項に記載の前記接続先紹介装置として機能させることを特徴とする接続先紹介装置用プログラム。
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