JP2009016194A - グロメット - Google Patents
グロメット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009016194A JP2009016194A JP2007177022A JP2007177022A JP2009016194A JP 2009016194 A JP2009016194 A JP 2009016194A JP 2007177022 A JP2007177022 A JP 2007177022A JP 2007177022 A JP2007177022 A JP 2007177022A JP 2009016194 A JP2009016194 A JP 2009016194A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grommet
- bellows
- vehicle body
- door
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Insulating Bodies (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
【課題】製造コストが安く、製造も容易であり、内部の電線群を損傷から保護する。
【解決手段】自動車の車体側からドア側へと配索されるワイヤハーネスに装着し、車体パネルとドアパネルの貫通孔に係止される係止部を設けた両側の大径筒部(1)(2)と、これら大径筒部(1)(2)の間を連結する蛇腹状筒部(3)とを備えたグロメットにおいて、前記蛇腹状筒部(3)の内側を部分的に凹凸を有さない平面部(30)に形成した。また、この平面部(30)は谷部(31)を埋めて形成してある。
【選択図】図2
【解決手段】自動車の車体側からドア側へと配索されるワイヤハーネスに装着し、車体パネルとドアパネルの貫通孔に係止される係止部を設けた両側の大径筒部(1)(2)と、これら大径筒部(1)(2)の間を連結する蛇腹状筒部(3)とを備えたグロメットにおいて、前記蛇腹状筒部(3)の内側を部分的に凹凸を有さない平面部(30)に形成した。また、この平面部(30)は谷部(31)を埋めて形成してある。
【選択図】図2
Description
本発明は、グロメットに関し、詳しくは、自動車の車両本体(車体)と左右ドアやラゲージドアの車体に対して開閉されるドアとの間に配索される電線群を内部挿通させるグロメットにおいて、上記ドアの開閉動作に応じてグロメットと共に繰り返し屈曲負荷を受ける電線群に断線等が発生しないようにするものである。
従来の蛇腹状筒部に座屈が発生しないようにして、電線の破断を防止したものとしては、自動車の車体側からドアやラゲージドアの開閉パネルへと配索されるワイヤハーネスに装着するグロメットにあって、車体パネルの貫通穴に係止される大径筒部と、大径筒部間に連結する蛇腹状筒部とを備え、車体パネルあるいは/およびドアパネル側の大径筒部に連続する領域の蛇腹状筒部には、外周側あるいは/および内周側の谷部を埋める屈曲規制用のリブを設け、リブの少なくとも中央に伸縮用の溝を設けているものが知られている(特許文献1参照)。この従来例によれば、グロメットが複雑に屈曲することによって曲げ応力が集中し易い部位である蛇腹状筒部の端部領域において、谷部を埋める屈曲規制用のリブを設け、かつ、該リブに溝を設けているため、該端部が屈曲しようとすると、該溝を介して対向するリブ同士が当接することにより過度に屈曲することがない。よって、上記端部での応力集中の回避により上記グロメットの局所的なねじれや曲げが緩和されると共に、狭いスペースでの座屈もなくなり、内部に挿通された電線の断線等の損傷を防止できる。
特開2003−87945号公報(第2頁、図3)
従来のグロメットでは、複雑なリブ形状であるため、製造装置の中子型の製作コストがかかるという不具合があった。また、グロメット内部の電線群の屈曲を十分に抑制することはできなかった。
そこで、本発明は、中子型の製作コストを下げ、安価なグロメットの製造を可能にし、電線群の変形を抑制し、破断を防止できるようにしたグロメットを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、自動車の車体側からドア側へと配索されるワイヤハーネスに装着し、車体パネルとドアパネルの貫通孔に係止される係止部を設けた両側の大径筒部と、これら大径筒部の間を連結する蛇腹状筒部とを備えたグロメットにおいて、前記蛇腹状筒部の内側が部分的に凹凸を有さない平面部に形成されたものである。
本発明によれば、自動車の車体側からドア側へと配索されるワイヤハーネスに装着し、車体パネルとドアパネルの貫通孔に係止される係止部を設けた両側の大径筒部と、これら大径筒部の間を連結する蛇腹状筒部とを備えたグロメットにおいて、前記蛇腹状筒部の内側が部分的に凹凸を有さない平面部に形成されているので、この平面部の存在により内部の電線群が傷つくことなく、破断するのを防止できる。また、平面部を形成するための中子型の形状も単純なものとなり、中子型の製作もコストがかからず、安価にグロメットを製造することができる。
以下に、本発明の好適な実施形態について図面を参照にして説明する。
図1に示すグロメットは、自動車の車体側の車体パネル(図示せず)とドア側のドアパネル(図示せず)の貫通孔(図示せず)に係止される係止部1A、2Aをそれぞれ設けた両側の大径筒部1、2と、これら大径筒部1、2の間を連結する蛇腹状筒部3とを備えている。これらは、EPDMから形成され、モールド内で加硫成形される。内部の貫通する中空部を成形するには中子型を使用する。
前記蛇腹状筒部3は、図2に示すように、外表面は凹凸(谷部と山部)の連結する形状に形成されているが、内側には、部分的に凹凸を有さない平面部30が形成されている。この平面部30は、長手方向に数ヶ所形成される。また、内側から見たときの谷部31の隣り合う2ヶ所を埋めて平面部30を形成したが、埋めるべき谷部31の数は、目的に応じて決められる。蛇腹状筒部3の屈曲性と内部に挿入される電線群(図示せず)の保護との関係において、適宜長さと数の平面部30を形成すればよい。
図3は、谷部31を1つ間に挟んでその両隣に平面部30を形成した例を示す。このように、谷部31を1つおきに埋めて平面部30を形成していくことにより、適度の屈曲性を保ちながら、電線群の破断を防止することができる。
図2及び図3において、符号32は、蛇腹状筒部3の内側から見た時の山部であり、この山部32の内径と平面部30の内径とは同一の径に形成した。しかしながら、平面部30の内径が山部32の内径よりも若干小さくてもよい。平面部30の内径が小さいと、電線群はもっぱら平面30に接触し、保護されることとなり、破断のおそれを少なくすることができる。なお、同一径でも、平面部30以下の谷部31と山部32とが連続する部分は、屈曲し、伸縮するので、電線群は平面部30で保護されることとなる。
車両の車体パネルとドアパネルとの間に設ける長さのグロメットであれば、蛇腹としての機能と電線群の保護のバランスを考え、平面部30は、2つの隣り合う谷部31を埋めて形成し、この平面部30の隣りに2つの谷部31を存在させたものの繰り返しか、1つの谷部31を埋めた平面部30と1つの谷部31との繰り返しが好適であった。
1、2 大径筒部
3 蛇腹状筒部
30 平面部
31 谷部
32 山部
3 蛇腹状筒部
30 平面部
31 谷部
32 山部
Claims (4)
- 自動車の車体側からドア側へと配索されるワイヤハーネスに装着し、車体パネルとドアパネルの貫通孔に係止される係止部を設けた両側の大径筒部と、これら大径筒部の間を連結する蛇腹状筒部とを備えたグロメットにおいて、
前記蛇腹状筒部の内側が部分的に凹凸を有さない平面部に形成されたことを特徴とするグロメット。 - 前記平面部は内側の谷部を埋めて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のグロメット。
- 前記蛇腹状筒部の内側の山部の内径と平面部の内径とが同一又は平面部の内径が小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載のグロメット。
- 前記平面部は、2つの連続する谷部の間に形成され、かつ谷部2つを埋めて形成されたものであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のグロメット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007177022A JP2009016194A (ja) | 2007-07-05 | 2007-07-05 | グロメット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007177022A JP2009016194A (ja) | 2007-07-05 | 2007-07-05 | グロメット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009016194A true JP2009016194A (ja) | 2009-01-22 |
Family
ID=40356849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007177022A Pending JP2009016194A (ja) | 2007-07-05 | 2007-07-05 | グロメット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009016194A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010183707A (ja) * | 2009-02-04 | 2010-08-19 | Yazaki Corp | グロメット |
-
2007
- 2007-07-05 JP JP2007177022A patent/JP2009016194A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010183707A (ja) * | 2009-02-04 | 2010-08-19 | Yazaki Corp | グロメット |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8544147B2 (en) | Grommet | |
JP5387541B2 (ja) | グロメット | |
US10218091B2 (en) | Protector and wire harness | |
JP5772444B2 (ja) | クランプ | |
US8569622B2 (en) | Wire harness | |
US9896042B2 (en) | Grommet and wire harness | |
US10530136B2 (en) | Cable cover | |
CN109802303B (zh) | 一种用于将点火线圈连接到火花塞的连接器插头 | |
JP2008228539A (ja) | ワイヤハーネス用プロテクタ | |
US10847957B2 (en) | Exterior structure for wire harness, manufacturing method thereof, and wire harness | |
CN102084564A (zh) | 护环 | |
JP2017221038A (ja) | プロテクタ及びワイヤハーネス | |
US20170154709A1 (en) | Electric wire sheathing member and wire harness | |
JP6178652B2 (ja) | カバー | |
US20130228367A1 (en) | Electric wire fixing device | |
US10153630B2 (en) | Exterior end portion cap and wire harness | |
JP3678168B2 (ja) | ワイヤハーネス外装用の割れコルゲートチューブ | |
JP2009016194A (ja) | グロメット | |
US20190393686A1 (en) | Wire harness | |
AU2002300704B2 (en) | Grommet | |
JP2004140963A (ja) | ケーブルガイド | |
JP6127312B2 (ja) | ワイヤハーネス | |
JP2007159337A (ja) | ワイヤハーネス用外装材 | |
US20190092255A1 (en) | Wire harness | |
JP2007215279A (ja) | ハーネス保護チューブとそれを用いた給電構造 |