JP2009014548A - ゼータ電位の測定方法、グリースの調製方法および軸受の製造方法 - Google Patents

ゼータ電位の測定方法、グリースの調製方法および軸受の製造方法 Download PDF

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兼明 松本
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Abstract

【課題】グリース中に存在する増ちょう剤の分散状態を、増ちょう剤が帯びている電荷の符号も含めて定量的に測定できるようにする。
【解決手段】有機溶剤にグリースを分散させた溶液を用いることで、グリース中に存在する増ちょう剤のゼータ電位を測定する。
【選択図】 図1

Description

本発明はゼータ電位の測定方法、グリースの調製方法および軸受の製造方法に関し、特に、グリース中に存在する増ちょう剤のゼータ電位の測定方法に適用して好適なものである。
ゼータ電位は、溶液中に分散されている粒子の電気二重層における固定層電荷と拡散層電荷のすべり面での電位を示し、溶液中に分散されている粒子の安定性の指標として一般的に使用されている。
そして、ゼータ電位の絶対値が高くなるほど粒子間に大きな斥力(反発力)が働き、ゼータ電位の絶対値が低くなるほど粒子間に斥力が働きにくくなることから、粒子同士が凝集しやすくなる。このため、ゼータ電位の絶対値が高いほど粒子の分散状態が良いと判断したり、ゼータ電位の絶対値が低いほど粒子の分散状態が悪いと判断したりすることができる。
そして、セラミックス(シリカ・アルミナなど)、有機顔料、カーボンブラックなどが溶液に分散されたサスペンションのゼータ電位を測定したという報告が数多くなされている。
一方、グリース中に存在する増ちょう剤の分散状態は、グリースの性能に大きな影響を与えることが知られており、増ちょう剤の分散状態が不適切なグリースを軸受内に封入して使用すると、軸受から異音が発生するなどの問題がある。このため、グリース中に存在する増ちょう剤の分散状態を把握できるようにすることは、グリースを開発する上で非常に重要である。
グリース中に存在する増ちょう剤の分散状態を定量化する方法として、グリースを分散させた有機溶剤において増ちょう剤の沈降速度を測定する方法がある。
図3は、従来の増ちょう剤のゼータ電位と沈降速度との関係を示す図である。
図3において、増ちょう剤のゼータ電位と沈降速度との間には相関関係があり、増ちょう剤の沈降速度を測定することで、ゼータ電位を見積もり、その結果から増ちょう剤の分散状態を定量化することができる。
また、グリース中に存在する増ちょう剤を観察する方法として、グリース中から基油を脱脂し、増ちょう剤だけを抽出した後に、走査型電子顕微鏡(SEM)および透過型電子顕微鏡(TEM)にて増ちょう剤を観察することが行われている。
さらに、グリース中に存在する増ちょう剤の分散状態を把握する方法として、例えば、特許文献1には、透明な2枚の板の間に所定の強度の力でグリースを挟み、微分干渉もしくは偏光機能を有した光学顕微鏡でグリース中の金属石鹸粒子観察する方法が開示されている。
特開2006−38668号公報
しかしながら、グリース中に存在する増ちょう剤の分散状態を定量化するために、増ちょう剤の沈降速度を測定する方法では、増ちょう剤の沈降を目視で判断するために、人的誤差が生じ易い上に、増ちょう剤が帯びている電荷の符号については判断することができないという問題があった。
電荷の符号の異なるグリースを混合すると、ゼータ電位すなわち増ちょう剤の分散状態が大きく変化することが確認されており、グリースの物性に大きな影響を与える。
図4は、従来の電荷の符号の異なるグリースの混合割合とゼータ電位との関係を示す図である。
図4において、ゼータ電位が−70のグリースbに対し、ゼータ電位が140のグリースaの混合割合を増加させると、ゼータ電位が上昇することが判る。
このため、2種類のグリースが混合されたハイブリッドグリースを調製する場合、増ちょう剤が帯びている電荷の符号が判断できないと、そのハイブリッドグリース中に存在する増ちょう剤の分散状態を定量化するには、これらの2種類のグリースを実際に混合してゼータ電位を測定しなければならなかった。
また、走査型電子顕微鏡および透過型電子顕微鏡を用いて増ちょう剤を観察する方法では、グリース中から基油を脱脂するために、グリースの超音波処理を長時間行う必要があることから、増ちょう剤が分散し、グリース中に存在している状態と異なる可能性があることから、グリース中の増ちょう剤の分散状態を正確に観察することができないという問題があった。
また、光学顕微鏡を用いて増ちょう剤を観察する方法では、増ちょう剤の分散状態を定量化するのが困難である上に、光学顕微鏡の分解能が光の波長で制限されるため、増ちょう剤の大きさが500nm以下と非常に小さくなると、増ちょう剤の分散状態を正確に把握することができなくなるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、グリース中に存在する増ちょう剤の分散状態を、増ちょう剤が帯びている電荷の符号も含めて定量的に測定することが可能なゼータ電位の測定方法、グリースの調製方法および軸受の製造方法を提供することである。
上述した課題を解決するために、請求項1記載のゼータ電位の測定方法によれば、有機溶剤にグリースを分散させた溶液中における増ちょう剤の電気泳動速度を計測することにより、グリース中に存在する増ちょう剤のゼータ電位を測定することを特徴とする。
また、請求項2記載のゼータ電位の測定方法によれば、前記有機溶剤のI/O値が0から1の範囲内であることを特徴とする。
また、請求項3記載のゼータ電位の測定方法によれば、前記有機溶剤のI/O値が、前記グリースに用いられている基油のI/O値の±0.5以内であることを特徴とする。
また、請求項4記載のグリースの調製方法によれば、有機溶剤にグリースを分散させた溶液中における増ちょう剤の電気泳動速度を計測することにより、グリース中に存在する増ちょう剤のゼータ電位を測定するステップと、前記ゼータ電位の測定結果に基づいて、グリースを調製するステップとを備えることを特徴とする。
また、請求項5記載の軸受の製造方法によれば、有機溶剤にグリースを分散させた溶液中における増ちょう剤の電気泳動速度を計測することにより、グリース中に存在する増ちょう剤のゼータ電位を測定するステップと、前記ゼータ電位の測定結果に基づいて、グリースを調製するステップと、前記調製されたグリースを潤滑剤として軸受に封入するステップとを備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、有機溶剤にグリースを分散させるようにしたので、グリースのように粘度が高い場合においても、グリース中に存在する増ちょう剤を電気泳動させることができ、グリース中に存在する増ちょう剤のゼータ電位を測定することができる。このため、人的誤差が生じるのを排除しつつ、グリース中に存在する増ちょう剤の分散状態を、増ちょう剤が帯びている電荷の符号も含めて定量的に測定することが可能となり、グリースの性能の評価精度を向上させることが可能となるとともに、複数のグリースを実際に混合することなく、グリースの組み合わせの良否を容易に判断することが可能となることから、性能の良いグリースを効果的に開発することが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係るゼータ電位の測定方法について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るゼータ電位の測定方法を示す平面図である。なお、図1の実施形態では、ゼータ電位の測定方法として、電気泳動光散乱測定法(レーザドップラー法)を例にとって説明する。電気泳動光散乱測定法では、帯電した粒子が分散されている系に外部から電場を印加することで、その粒子を電極に向かって電気泳動させ、その時の粒子の電気泳動速度を計測することにより、ゼータ電位を測定することができる。
そして、グリース中に存在する増ちょう剤のゼータ電位を測定する場合、帯電した粒子が分散されている系として、有機溶剤にグリースを分散させた溶液を用いることができる。
すなわち、図1において、グリース中に存在する増ちょう剤23のゼータ電位を測定する場合、有機溶剤にグリースを分散させた溶液22をセル21に封入し、この溶液22中における増ちょう剤23の電気泳動速度を計測することができる。なお、セル21の材質としては、石英などを用いることができる。
一方、ゼータ電位の測定装置には、レーザー光を出射するレーザー光源11、レーザー光源11から出射されたレーザー光を入射光L1と参照光L2に分割するハーフミラー12、レーザー光源11から出射された参照光L2を反射するミラー13、ミラー13にて反射された参照光L2の周波数をシフトさせるモジュレータ14、溶液22中の増ちょう剤23に電場を印加する電極17a、17b、増ちょう剤23にて散乱された散乱光L3とモジュレータ14にて周波数がシフトされた参照光L2とを合波するハーフミラー15、ハーフミラー15にて合波された光を検出する検出器16が設けられている。
そして、グリース中に存在する増ちょう剤23のゼータ電位を測定する場合、有機溶剤にグリースを分散させた溶液22が封入されたセル21を電極17a、17b間に配置する。そして、電極17a、17b間に電圧をかけることにより、溶液22中の増ちょう剤23に電場を印加する。そして、溶液22中の増ちょう剤23に電場を印加されると、増ちょう剤23が電極17a、17b間を電気泳動にて移動する。ここで、増ちょう剤23の電気泳動速度は、増ちょう剤23が帯びている電荷量に比例し、増ちょう剤23の移動方向は、増ちょう剤23が帯びている電荷の符号に応じて異なる。
そして、電極17a、17b間で増ちょう剤23を電気泳動させながら、レーザー光源11からレーザー光を出射させる。そして、レーザー光源11からレーザー光が出射されると、レーザー光はハーフミラー12にて入射光L1と参照光L2に分割される。そして、ハーフミラー12にて得られた入射光L1は溶液22中に入射し、溶液22を透過中に増ちょう剤23にて散乱されることで、散乱光L3が散乱角θで放射され、ハーフミラー15に入射する。ここで、増ちょう剤23が電気泳動にて移動していると、増ちょう剤23にて散乱された散乱光L3は、ドップラー効果によって周波数がシフトし、そのシフト量は増ちょう剤23の電気泳動速度に比例する。
一方、ハーフミラー12にて得られた参照光L2はミラー13を介してモジュレータ14に入射し、モジュレータ14にて参照光L2の周波数がシフトされた後、ハーフミラー15に入射する。そして、増ちょう剤23にて散乱された散乱光L3と、モジュレータ14にて周波数がシフトされた参照光L2とがハーフミラー15に入射すると、これらの参照光L2と散乱光L3とがハーフミラー15にて合波されることで、増ちょう剤23にて散乱された散乱光L3の周波数がシフトされた後、検出器16にて検出される。そして、検出器16にて散乱光L3を検出し、散乱光L3の散乱角θを算出することで、参照光L2の周波数のシフト量を求めることができ、増ちょう剤23の電気泳動速度を算出することができる。
ここで、屈折率nの溶液22中に分散された増ちょう剤23に波長λの入射光L1を照射し、散乱光L3が散乱角θで散乱された時の電気泳動速度Vとドップラーシフト量Δνとの関係は、以下の(1)式で与えることができる。
Δν=2V・n・sin(θ/2)/λ ・・・(1)
そして、(1)式から得られた電気泳動速度Vと電場Eから、以下の(2)式にて電気移動度Uを求めることができる。
U=V/E ・・・(2)
そして、溶液22の粘度をη、溶液22の誘電率をεとすると、以下の(3)式にてゼータ電位ζを求めることができる。
ζ=4πηU/ε ・・・(3)
そして、グリースの開発を行う場合、増ちょう剤23のゼータ電位を測定することで、グリース中に存在する増ちょう剤23の分散状態を評価することができる。そして、グリース中に存在する増ちょう剤23の分散状態が適正になるようにグリースを調製し、そのグリースを潤滑剤として軸受に封入することで、軸受から発生する異音を低減することができる。
このように、上述した実施形態によれば、有機溶剤にグリースを分散させるようにしたので、グリースのように粘度が高い場合においても、グリース中に存在する増ちょう剤23を電気泳動させることができ、グリース中に存在する増ちょう剤23のゼータ電位を測定することができる。このため、人的誤差が生じるのを排除しつつ、グリース中に存在する増ちょう剤23の分散状態を、増ちょう剤23が帯びている電荷の符号も含めて定量的に測定することが可能となり、グリースの性能の評価精度を向上させることが可能となるとともに、複数のグリースを実際に混合することなく、グリースの組み合わせの良否を容易に判断することが可能となることから、性能の良いグリースを効果的に開発することが可能となる。
なお、有機溶剤にグリースを分散させると、増ちょう剤23のゼータ電位を測定するための溶液22に有機溶剤が含まれるため、増ちょう剤23がグリース中に存在している時のゼータ電位と異なる可能性がある。しかし、これまでの実験から、有機溶剤中で測定した増ちょう剤23のゼータ電位と、グリース中の増ちょう剤23の分散状態との間には相関関係が認められており、有機溶剤中の増ちょう剤23のゼータ電位と、グリース中の増ちょう剤23のゼータ電位とは同等であることが判っている。
図2は、本発明の一実施形態に係る増ちょう剤のゼータ電位とグリースノイズ試験結果との関係を示す図である。
なお、グリースノイズ試験は以下の条件で行った。
・供試軸受 :単列深溝玉軸受
・シール形式 :非接触シール
・回転数 :1800r/min
・アキシアル荷重:29.4N
・回転時間 :120秒
そして、グリースノイズテスタ(日本精工株式会社製)を用いて、軸受ラジアル方向の振動による規定値以上のパルス数を計測し、120秒後のグリースノイズカウント値が50以下をAクラス、50〜100をBクラス、100〜250をCクラス、250以上をDクラスとした。
この結果、図2に示すように、ゼータ電位の絶対値の高いもの(増ちょう剤の分散状態が良いもの)ほど、グリースノイズ試験でグリースノイズが低く、ゼータ電位の絶対値の低いもの(増ちょう剤の分散状態が悪いもの)ほど、グリースノイズ試験でグリースノイズが高くなる傾向が得られた。
この音響性能の違いは、グリース中に存在する増ちょう剤の分散状態に依存していることから、有機溶剤中で測定した増ちょう剤のゼータ電位と、グリース中の増ちょう剤の分散状態との間には相関関係があることが判る。
なお、グリース中の基油の溶解や増ちょう剤の分散に用いられる有機溶剤は、I/O値が0から1の範囲内にあることが好ましい。具体的には、このような有機溶剤として、ヘキサン、ヘプタン、トルエン、ジエチルエーテル、酢酸エチル、メチルエチルケトンなどを使用することができる。
一般的に用いられているグリースの基油のI/O値はほとんどが1以下である。このため、I/O値が1より大きい有機溶剤を用いると、グリースの基油と有機溶剤との間で物理化学的な性質が大きく異なるようになり、グリースの基油が有機溶剤に完全に溶解することができなくなることから、ゼータ電位を測定することができなくなるからである。
また、ゼータ電位を測定できたとしても、グリースの基油と有機溶剤との間で物理化学的な性質が大きく異なるため、有機溶剤中における増ちょう剤のゼータ電位と、グリースの基油中における増ちょう剤のゼータ電位とが大きく異なるようになると考えられるからである。
なお、I/O値は、有機化合物の無機性(置換基の極性に基づく)および有機性(主として炭素数に基づく)を示す指標であり、I値は無機性値、O値は有機性値である。I/O値が同程度の有機化合物は、化合物の構造によらない共通の性質があり、溶解性などの物理化学的性質が類似する。
また、グリース中の基油の溶解や増ちょう剤の分散に用いられる有機溶剤のI/O値は、グリースに用いられている基油のI/O値の±0.5以内であることが好ましい。
このような有機溶剤のI/O値が基油のI/O値の±0.5の範囲を逸脱すると、グリースの基油と有機溶剤との間で物理化学的な性質が大きく異なるため、有機溶剤中における増ちょう剤のゼータ電位と、グリースの基油中における増ちょう剤のゼータ電位とが大きく異なるようになると考えられるからである。
本発明の一実施形態に係るゼータ電位の測定方法を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る増ちょう剤のゼータ電位とグリースノイズ試験結果との関係を示す図である。 従来の増ちょう剤のゼータ電位と沈降速度との関係を示す図である。 従来の電荷の符号の異なるグリースの混合割合とゼータ電位との関係を示す図である。
符号の説明
11 レーザー光源
12、15 ハーフミラー
13 ミラー
14 モジュレータ
16 検出器
17a、17b 電極
21 セル
22 溶液
23 増ちょう剤

Claims (5)

  1. 有機溶剤にグリースを分散させた溶液中における増ちょう剤の電気泳動速度を計測することにより、グリース中に存在する増ちょう剤のゼータ電位を測定することを特徴とするゼータ電位の測定方法。
  2. 前記有機溶剤のI/O値が0から1の範囲内であることを特徴とする請求項1記載のゼータ電位の測定方法。
  3. 前記有機溶剤のI/O値が、前記グリースに用いられている基油のI/O値の±0.5以内であることを特徴とする請求項1または2記載のゼータ電位の測定方法。
  4. 有機溶剤にグリースを分散させた溶液中における増ちょう剤の電気泳動速度を計測することにより、グリース中に存在する増ちょう剤のゼータ電位を測定するステップと、
    前記ゼータ電位の測定結果に基づいて、グリースを調製するステップとを備えることを特徴とするグリースの調製方法。
  5. 有機溶剤にグリースを分散させた溶液中における増ちょう剤の電気泳動速度を計測することにより、グリース中に存在する増ちょう剤のゼータ電位を測定するステップと、
    前記ゼータ電位の測定結果に基づいて、グリースを調製するステップと、
    前記調製されたグリースを潤滑剤として軸受に封入するステップとを備えることを特徴とする軸受の製造方法。
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