JP2009012750A - 水平方向に曲げられた桁を備えるブレード及びそのような桁の製作方法 - Google Patents

水平方向に曲げられた桁を備えるブレード及びそのような桁の製作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】既存するほとんどのロータ上に配設することができ、従来のブレードの諸欠点を回避することができ、分配桁が90°にわたり捩られる区域をもたない分配桁を備えたブレードを提供する。
【解決手段】本発明は、ブレードの前縁(4)、吸込側(2)及び圧縮側(3)に設けた分配桁(10)を備えた回転翼航空機のブレード(1)に関し、本発明はまた、そのような桁の製作方法に関する。ブレードは、同ブレードをロータに締結するために、ブレードの根元部に一体化された締結具インサート(20)を備え、その締結具インサート(20)は、ブレードの翼幅に対して垂直な水平シャフト(21)を備え、ブレードの分配桁(10)が、水平シャフトの周りにおいて一部分で曲げられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転翼航空機の翼羽根(以下、「ブレード」という)であって、水平に曲げた(horizontally-wound)桁を具備した回転翼航空機のブレードに関し、また、同桁の製造方法に関する。
回転翼航空機は、少なくとも1つのエンジンを備え、このエンジンが機体乗物に揚力を提供し、また推進力を提供するようにメインロータを駆動する。ロータは、エンジンにより駆動されるロータシャフトにより作動されるハブを備え、同ハブ上に複数のブレードが配列される。
それらブレードが回転すると、ブレードは、力の「より合わせ」(torser)に曝され、その結果、遠心力を受け、また、フラッピング(flapping)、抵抗(drag)、捩り(twisting)等による多数の力も受ける。特に捩りは、ハブの平面に対するブレードの傾斜角を変化させる目的で遂行されるピッチ変化によって生じる。
さらに、ハブは一般に、複数のアームを有し、これらはフラッピングに際して、多くは可撓性を有し、これらアームの端部にブレードが配設されている。そのとき、特に遠心力による力は、ブレードの桁により、ハブの非可撓性の中心領域へ伝達される。
第1のタイプのブレードは、ブレードの根元部からブレードの翼幅(span)に沿って延びブレードの前縁に配設された桁を装備することが知られている。そのタイプの桁を、以下の記載では便宜的に、「前縁桁(leading-edge spar)」と呼称する。
この種の桁は、効果的ではあるが、例えば音響上の理由等から複雑な形状を有する最新のブレードには、不十分であると思われる。
第2のタイプのブレードは、分配桁(distributed spar)と呼称される桁を有することが知られている。この種の桁は、それぞれブレードの吸込側(suction side)と圧縮側(pressure side)にそれぞれ平坦に配置された2つの部分によって延設される、前縁桁である。
しかしながら、分配桁を装備したブレードをロータハブに取り付けることは困難である。
米国特許第3923422号は、そのような機能を遂行するための装置を開示している。ブレードの根元部で、分配桁は、ロータの回転軸と平行な垂直軸の周りに曲げられる。
しかしながら、このような垂直軸回りの曲げを遂行するためには、ブレードの吸込側と圧縮側に平坦に配置される桁の部分を捩ることが必要である。桁が主として、複合材料で作製されるブレード用の一方向繊維によって構成される場合、約90°にわたる捩りを設けることは、潜在的には破損し易い点があるという欠点を有する。
また、分配桁の捩られた区間からくる一方向繊維を、ブレードの吸込側と圧縮側で平坦に配置することも困難である。
すなわち、捩りは、形状についてもまた機械特性、振動特性についても、各ブレード間での再現性が乏しくなる可能性がある。
さらに、桁の捩りは、同一に再現されないから、ブレード内にフィラ(filler)要素を配設する必要がある場合にはそれらフィラ要素は複雑な形状のものとなり、各ブレード間で変わってしまうことになる。すなわち、ブレードの製造を自動化することが困難になる。
そこで、仏国特許第2186380号に記載された提案に従って、桁を「水平に」曲げる解決法を構想することができる。
しかしながら、この解決法は、ブレードの前縁にではなく、ブレードの吸込側と圧縮側に平坦に配置される桁のためだけに提案されている。結果として、これは分配桁ではなく、完全に異なる形式の桁を構成する。さらに、仏国特許第2186380号は、水平方向の曲げを遂行可能にする方法に関して何らの教示も提示していない。
しかも、このブレードは、締結手段を包含していない。従って、ブレードは非常に特別な形状をした回転翼航空機ハブのアーム内に配設され、そして、桁が曲げられるところでブレードの桁をロックするように、アームを貫通するピンによってアームに固定している。
おそらくブレードの過剰なフラッピングを防止するために、アームは、ブレードの桁上に配置される頂部及び底部プレートを備えている。
すなわち、仏国特許第2186380号のブレードは、分配桁を有さず、特別な形式のロータハブへの取付けにのみ適した特定のブレードである。
本発明の一つの目的は、既存するほとんどのロータ上に配設することができ、しかも上述した諸欠点を回避することができ、かつ分配桁が90°にわたり捩られる区域をもたない、分配桁を備えたブレードを提供することである。
本発明によれば、回転翼航空機のブレードは、ブレードの前縁、吸込側及び圧縮側に、分配桁を備える。ブレードは、同ブレードをロータに締結するために、ブレードの根元部に一体化された締結具インサートを備えている点に顕著性を有し、同締結具インサートは、水平シャフト、すなわちブレードの翼幅及びにロータの回転軸に対して実質的に垂直な、シャフトを含んでなり、ブレードの分配桁は、シャフトの周りに部分的に曲げられる。
すなわちブレードは、一体化された締結具インサートを有して様々なハブにそれ自体を締結することを可能にして、本発明のブレードの普遍的な性質をもたらしているのである。
さらに、ブレードは、ブレードの根元部で締結具インサートの水平シャフトの周りで水平に曲げられた水平分配桁を有する。桁を90°にわたって捩ることに伴う危惧は、このブレードでは必然的に存在しない。
有利な点として、上記水平シャフトは、ブレードの桁がその周りで曲げられる少なくとも1つの曲げ領域と、締結具インサートをロータに締結するための少なくとも1つの締結具領域と、を有している。すなわち水平シャフトは、その(1つ又は複数の)曲げ領域によってブレードに固定され、このことは、上記締結具インサートが、ブレードの一体化された一部であることを示唆するものである。
さらに、水平シャフトは、少なくとも1つの締結具領域も有しているから、それによってブレードを、回転翼航空機のロータのハブに締結することができる。
好ましい一実施形態では、各締結具領域は、2つの曲げ領域の間に配設される。そこで、水平シャフトは締結具領域の数よりも1つ多い数の曲げ領域を有していることになる。
特に、水平シャフトに3つの曲げ領域が設けられている場合には、同水平シャフトは、2つの締結具領域を有することとなる。従って、水平シャフトは、第1の曲げ領域と、第1の締結具領域と、第2の曲げ領域と、第2の締結具領域と、次いで第3の曲げ領域と、を連続して有する。
このような構成は、分配桁が存在することから、特に適切となる。すると、分配桁はブレードの主部分内に互いに隣接して配置される3つの別個のテープ、すなわち、ブレード前縁に配設される桁の部分用の1つのテープと、ブレードの吸込側と圧縮側とを覆って平坦に延設される桁の部分用の2つのテープと、を有する。
さらに、回転翼航空機のロータハブは通常、ブレードをハブに締結するための垂直手段を供するので、締結具インサートは、少なくとも1つの中空の締結具孔(ボア)、すなわちロータの回転軸心に対して軸心が平行な締結具孔を備え、水平シャフトの各締結具領域をそれぞれ1つが通過する。
すなわち、ハブの垂直締結具手段は、ブレードをハブに締結するために、締結具インサートの垂直締結具ボアを通過することができる。従って、ブレードをハブ上に設置するための、特別なハブを使用する必要はない。
すなわち、本発明のブレードは、費用の追加を伴うことなく、既存のハブに装着することができる。
さらに、水平シャフトの各曲げ領域が、長円形、つまり、幅よりも長さが大きく丸められた端部を備えた形状を有することが有利である。そうすると、水平シャフトと桁との間の接触領域が最適化され、もって、締結具インサートと分配桁との間の良好な接着が保証される。さらに、そのような接触によれば、分配桁から水平シャフトを介してハブへ伝達される所のブレードが受ける力を最大化させることとなる。
最後に、少なくとも1つの締結具領域は、好ましくは、分配桁と接触する少なくとも1つの曲げ領域の全周の周りにおける、少なくとも分配桁の厚さに相当する厚さだけ、少なくとも1つの曲げ領域に対して突出する。
一つの変形形態では、分配桁が、カバー内部に被覆されている場合、少なくとも1つの締結具領域は、分配桁の厚さとカバーの厚さとの合計値に少なくとも相当する厚さだけ、少なくとも1つの曲げ領域に対して突出することができる。
結果的に、(1つ又は複数の)締結具領域は、曲げ領域に対してインサートから突出する。しかしながら、曲げが完了した後に、桁は、その間に残された空間を充填し、アセンブリ全体に、小型であるという性質及び所要の強度を与える。
本発明はまた、本発明のブレードの締結具インサートの周りに桁を巻くことを可能にする方法を提供する。
すなわち、本発明は、回転翼航空機のブレードの桁を、ブレードの締結具インサートの水平シャフトの周りに曲げる方法を提供し、桁は、ブレードの前縁並びに吸込側及び圧縮側に相当する2つの外面の分配桁であり、桁は、例えばカーボン又はガラス製の一方向無機繊維等、複数の重ねられた無機繊維で製作される少なくとも1つの長手テープを有し、この方法は下記の諸ステップを順次に遂行する点を特徴とするものであり、それらのステップは、
a)ブレードの外面に第1の繊維を配置するステップと、
b)第1の繊維を、水平シャフトの周りに曲げ、次いでブレードのもう一方の外面に配置して、それにより、第1の繊維が細長いC字形を形成して、ブレードの吸込側と圧縮側とを、ブレードの根元部から始まる第1の長さにわたり少なくとも部分的に覆うステップと、
c)前記第1の繊維上に配置される第2の繊維を用いて、ステップa)及びb)を繰り返し、第2の繊維が、第1の長さより長い、ブレードの根元部から始まる第2の長さにわたり、ブレードの吸込側と圧縮側とを少なくとも部分的に覆うステップと、を順次に遂行するものである。
有利なこととしては、上記ステップc)が、少なくとも1回繰り返され、ブレード上に配置される繊維によって覆われる吸込側と圧縮側との長さが、各回ごとに増大される。
結果的に桁は、複数の重ねられる繊維を備え、第2の繊維は第1の繊維よりも長く、第3の繊維は第2の繊維よりも長くなる等の態様である。すなわち、桁はブレードの根元部からその自由外端部へと、漸次に減少する厚さを有する。ブレードの自由外端部上の機械的応力は、ブレードの根元部での機械的応力よりも小さいので、この特性は、桁の性能に不利益を与えずに、桁の重量の最適化を可能にする。
さらに、桁の各繊維が、締結具インサートの水平シャフトの周りで容易に曲げられるからブレードの良好な再生産性を保証することが見出される。
本方法における一つの変形形態では、ステップb)の間に、第1の繊維を水平シャフトの周りで曲げるようにし、かつ、ブレードの根元部とブレードの自由外端部との間に取付けシャフトを配置して中空の細長い円筒を得るようにし、次いで、細長いC字形が得られるように、第1の繊維が取付けシャフトにて切断される。
同様に、ステップc)の間に、取付けシャフトがブレードの先端に向かって移動させられ、ステップb)が第2の繊維を用いて繰り返される。
次いで、分配桁が、所要の寸法、すなわち所要の厚さ及び長さに到達するまで、このプロセスが繰り返される。
繊維を適当に曲げるために、作業者は、2つのシャフト、すなわち、締結具インサートの水平シャフト及び取付けシャフトを利用する。しかしながら、取り付けシャフトはその他の機能をもたず、作業者は、吸込側上及び圧縮側上で繊維を所望の長さに切断し、次いで取付けシャフトを取り外す。作業者は次いで、桁の別の繊維を用いて動作を繰り返すように、取付けシャフトを移動させる。
最後に、本発明の方法は、良好な再生産性をもつ分配桁を有するブレードの製作を追及し、その機械的及び空力学的性能を保証する、一般的な発明の概念により、本発明のブレードと結合される。この方法のステップa)からステップc)は、それらが本発明のブレード上で実行される場合、最適となる。
本発明及びその利点は、添付の図を参照しながら例として与えられる以下の一実施形態の説明の文脈において、さらに詳細に見られる。
2つ以上の別図に示される要素については、各図において同一の参照番号が付される。
図1は、本発明のブレード1を示す概略図である。
ブレード1は、第2の水平軸Yに沿ったブレード1の翼幅に沿って延設された分配桁10を備えている。
さらに、ブレード1は、回転翼航空機のハブに締結することができるように、ブレードの根元部にて締結具インサート20を備えている。
ブレード1が外側カバー50に被覆されていることが認められるが、このカバーは、分配桁10と異なり、ブレード1が受ける力を回転翼航空機のロータハブへ伝達するためには、ほとんど乃至全く寄与しない。
分配桁10は、互いに隣接する3つのテープ11、12、13を有し、各テープ11、12、13は無機繊維を含む。
第1のテープ11は、ブレードの吸込側2でブレードの前縁4を覆い、締結具インサート20の周りで部分的に曲げられて半周分巻き回され、その後、ブレード圧縮側3にわたってブレードの前縁4を覆う。
第2のテープ12及び第3のテープ13は、ブレード1の吸込側2を覆う。第2のテープ12及び第3のテープ13は、締結具インサート20の周りで、その半周分にわたり部分的に曲げられ、次いで、ブレード1の圧縮側3を覆う。
すなわち、分配桁10は、細長いC字形を有する。
さらに、分配桁10の、第1のテープ11、第2のテープ12及び第3のテープ13は、ブレードの主部分上で対になって隣接し、連続的な表面を形成する。但し、ブレードの根元部にて、これらの第1のテープ11、第2のテープ12及び第3のテープ13は、ロータハブへの締結のためにインサートの締結具領域を覆わないように、もはや互いに接触しない。
図2は、回転翼航空機のロータハブから見た、締結具インサート20を通る断面図である。
締結具インサート20は、第1の水平軸Xに沿って延びる水平シャフト21を有する。この水平シャフト21は、第2の水平軸Yに沿って延びるブレード1の翼幅に対して垂直である。さらに水平シャフト21は、上下軸Zに沿って延びる回転翼航空機のロータの回転軸に対して垂直である。
さらに、水平シャフト21は、曲げ領域30、31、32と、それぞれ2つの曲げ領域の間にある締結具領域41、42と、を有する。
すなわち、第1のテープ11、第2のテープ12及び第3のテープ13を構築する繊維は、水平シャフト21の曲げ領域の周りで曲げられる。反対に、締結具領域41、42は、分配桁10によって覆われない。
締結具領域はこうして、曲げ領域から分離されており、これは特に有利である。第1のテープ11及び第3のテープ13の幅を増大させることにより、ブレードとハブの界面を変えずに、分配桁のプロファイルの断面積を増大させることができる。すなわち、高レベルの力を生み出すブレードを、より小さい力のレベル用に設計されたハブ上に配列することができる。
さらに、締結具領域41、42は、分配桁10と接触する曲げ領域の全周にわたり、桁のテープの厚さに相当する厚さだけ、曲げ領域から突出する。
すなわち図1から、ブレードの吸込側2及び圧縮側3の両方の上で、締結具領域が曲げ領域から突出することが分かる。
但し、平面図である図3を参照すると、締結具領域は、ブレード1がハブ上に配列された後に、ハブに最も近い締結具インサート20の側部上で曲げ領域から突出する。細長いC字形を得るために、桁は、締結具インサートの一部のみに巻き回され、それによりこの構成となる。
結果的に、締結具インサートは、連続した曲げ領域及び締結領域を備える一部品ユニットとなる。さらに分配桁10は、その一部分で曲げ領域の周りで曲げられ、それにより、小型でくぼみ又は突起のいずれも持たないアセンブリ、すなわち組体を形成する。
さらに、締結具領域41、42はそれぞれ、ロータの回転軸と平行な上下軸Zに沿って締結具インサート20を垂直に通過する中空の垂直締結具ボア41’、42’を有する。
次いで、従来の締結具手段が、ブレードをロータのハブに締結するために、垂直ボア41’42’内に挿入される。
図4は、第1の水平軸X上の締結具インサートを通る断面図である。
図4は、長円形の形状を有する水平シャフト21上の曲げ領域30をより詳細に示し、平坦な底部及び頂部と、丸まった端部とを示す。すなわち、水平シャフト21は、長円形円筒の形であり、例えば円筒形等の別の形状に比べて、分配桁10との接触を最大化する。
図5〜図7は、部分的に水平シャフト21の周りで曲げられる、本発明の分配桁の製作を実行する方法を説明する概略図である。
図5を参照すると、ステップa)の間に作業者は、分配桁10の第1の繊維F1を、例えばブレードの圧縮側2等ブレードの外面上に配置する。
ステップb)の間に、作業者は、この第1の繊維F1を、ブレードの締結具インサート20の水平シャフト21の周りで曲げる。作業者は次いで、ブレードの吸込側又は圧縮側の少なくとも一部を覆う細長いC字形が第1の繊維に与えられるように、第1の繊維F1を、ブレードのもう一方の外面に、つまり圧縮側3に配置する。
本発明の一変形形態では、ステップb)の間に、作業者は、第1の繊維F1の曲げを容易にするために、取付けシャフト60を使用する。次いで、作業者は第1の繊維F1を、水平シャフト21及び取付けシャフト60の周りで容易に曲げを遂行する。
曲げが達成された後に、作業者は、方向61で第1の繊維を切断し、取付けシャフト60と、取付けシャフトを覆う過剰な繊維と、を除去する。
その結果、第1の繊維は、所望の細長いC字形の形状を有し、ブレードの根元部から第1の長さD1にわたり、吸込側2及び圧縮側3を覆う。
図6を参照すると、上記ステップa)及びb)が、第1の繊維F1上に配置される第2の繊維F2を用いて繰り返され、第2の繊維が、ブレードの根元部から始まる第2の長さD2にわたり、ブレードの吸込側及び圧縮側を少なくとも部分的に覆う。
本発明の一変形形態では、作業者は、取付けシャフトをブレードの自由な外端部へとより近づけるように移動させて、曲げを容易にするために取付けシャフト60を利用する。
すなわち、吸込側及び圧縮側が第2の繊維F2によって覆われる第2の長さD2は、第1の繊維F1によって覆われる第1の長さD1よりも長い。図7を参照すると、第3の繊維を用いてステップが繰り返され、新しい繊維によって覆われる吸込側及び圧縮側の長さを続けて増大させる。
その後、第1のテープ11、第2のテープ12及び第3のテープ13が得られるように、必要に応じた回数だけ方法が繰り返される。
こうして、これら第1のテープ11、第2のテープ12及び第3のテープ13を構築する複数の重ねられた無機の繊維を有する桁が得られ、桁の厚さは、ブレードの根元部から、その自由外端部へと先細りになる。
分配桁が、複数の隣接するテープを有する場合、各テープは、上記で説明された方法を実行することによって得られる。
当然、本発明には、その実装形態として多くの変形実施形態を加えることができる。一実施形態を上記で説明したが、これが全ての可能な実施形態を完全に特定するとは考えられないことが、容易に理解されるであろう。本発明の範囲を逸脱することなく、説明された何らかの手段と同等の手段による置換を想起することは、当業者なら当然に可能である。
本発明のブレードの根元部を示す概略図である。 前記ブレードの締結具インサートを通る断面図である。 前記ブレードの締結具インサートを通る断面図である。 前記ブレードの締結具インサートを通る断面図である。 本発明の方法を説明する図である。 本発明の方法を説明する図である。 本発明の方法を説明する図である。

Claims (11)

  1. 回転翼航空機のブレード(1)であって、
    前記ブレードをロータに締結するためにブレード根元部に一体化される締結具インサート(20)を備え、かつ、前記ブレードは、その前縁(4)と、その吸込側(2)及び圧縮側(3)と、に分配桁(10)を有し、前記締結具インサート(20)は、前記ブレードの翼幅及び前記ロータの回転軸心に対して垂直な水平シャフト(21)を有するとともにその周りに前記ブレードの前記分配桁(10)がその一部分を曲げられ、前記水平シャフト(21)は、少なくとも1つの曲げ領域(30、31、32)を有し、かつ、その曲げ領域周りに前記ブレードの前記分配桁(10)が曲げられるとともに前記ブレードの前記締結具インサート(20)を前記ロータに締結するための少なくとも1つの締結具領域(41、42)を有し、各締結具領域(41、42)は、2つの曲げ領域(30〜31、31〜32)の間に配設されている構成を具備したことを特徴とする、
    回転翼航空機のブレード(1)。
  2. 前記水平シャフト(21)は、締結具領域(41、42)の数より1つ多い数の曲げ領域(30、31、32)を有する、
    請求項1に記載の回転翼航空機のブレード。
  3. 前記締結具インサート(20)は、前記ロータの前記回転軸心と平行に延設され、前記水平シャフト(21)のそれぞれの締結具領域を通過する構成の少なくとも1つの中空の垂直締結具ボア(41’、42’)を有する、
    請求項1に記載の回転翼航空機のブレード。
  4. 前記水平シャフト(21)の各曲げ領域(30、31、32)は、長円形の形状を呈するものである、
    請求項1に記載の回転翼航空機のブレード。
  5. 前記水平シャフト(21)の各締結具領域(41、42)は、長円形の形状を呈するものである、
    請求項1に記載の回転翼航空機のブレード。
  6. 前記少なくとも1つの締結具領域(41、42)は、前記分配桁(10)と接触する前記少なくとも1つの曲げ領域(30、31、32)の全周囲で、前記少なくとも1つの曲げ領域(30、31、32)から突き出ている構成を有する、
    請求項1に記載の回転翼航空機のブレード。
  7. 前記少なくとも1つの締結具領域(41、42)は、前記分配桁(10)の厚さに少なくとも対応する厚さだけ、前記少なくとも1つの曲げ領域(30、31、32)から突出した構成を有する、
    請求項6に記載の回転翼航空機のブレード。
  8. 回転翼航空機のブレードの桁を、前記ブレードの締結具インサート(20)の水平シャフト(21)の周りで曲げる方法であって、
    前記桁は、前記ブレードの前縁(4)と、前記ブレードの吸込側(2)及び圧縮側(3)を表す2つの外面と、に設けられる分配桁(10)であり、前記桁は、複数の重ねられた無機繊維(F1、F2)で形成される少なくとも1つの長尺なテープ(11、12、13)を有し、前記方法は下記のステップ、つまり、
    a)第1の繊維(F1)を前記ブレードの一つの外面(2)に配置するステップと、
    b)前記第1の繊維(F1)を前記水平シャフト(21)の周りで曲げ、次いでその第1の繊維を前記ブレードの他方の外面(3)に配置し、前記第1の繊維(F1)が、前記ブレードの前記根元部から始まる第1の長さ(D1)にわたり、前記ブレードの前記吸込側(2)と前記圧縮側(3)とを少なくとも一部分で覆い、かつ、細長いC字形を形成するようになすステップと、
    c)前記第1の繊維(F1)上に配置される第2の繊維(F2)によって、ステップa)とb)とを繰り返すステップであって、前記第2の繊維(F2)は、前記ブレードの前記根元部から始まり、前記第1の長さ(D1)より長い第2の長さ(D2)にわたり、前記ブレードの前記吸込側(2)と前記圧縮側(3)とを少なくとも一部分で覆うようにするステップと、を含んでなり、
    かつステップb)の間において、前記第1の繊維(F1)は、前記水平シャフト(21)と、前記ブレードの前記根元部及び先端部の間に配置された取付けシャフト(60)と、の周りで曲げられて中空の細長円筒を得るようにし、次いで、前記第1の繊維(F1)を前記取付けシャフト(60)の所で切断して前記細長いC字形が形成・獲得されるようにすることを特徴とする、
    方法。
  9. ステップc)は、少なくとも1回繰り返され、前記ブレードに配置される前記繊維によって覆われる前記吸込側及び前記圧縮側のそれぞれの長さが、各回ごとに増大されるようにした、
    請求項8に記載の方法。
  10. ステップc)の間に前記取付けシャフトが前記ブレードの前記先端に向かって移動させられ、かつ、ステップb)は第2の繊維を用いて繰り返されるようにした、
    請求項8に記載の方法。
  11. ステップa)からステップc)は、請求項1に記載したブレードについて実行されるようにした、
    請求項8に記載の方法。
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