JP2009008905A - 情報表示装置および情報表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】対象物と関連する情報とを同一視野内で同時に見ることが可能な情報表示装置および情報表示システムを提供する。
【解決手段】対象物10から発する情報を読み取る識別情報読取手段22と、識別情報読取手段22が読み取った情報から対象物を識別し、該識別した結果に応じて対象物に関する情報を取得する識別手段23と、識別手段が取得した対象物に関する情報を表示する表示手段21とを備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、対象物の関連情報を対象物の表面や近傍に表示させる情報表示装置および情報表示システムに関する。
ある物について、例えば目の前にある石像について、由来や、当時の時代背景など、より詳しい情報を知りたい場合がある。近年、観光地にQRコード(登録商標)を印刷した案内板等を設置し、その場所の観光情報を提供するサービスも行われている。観光客は携帯電話でQRコードを読み取ることで、説明文を携帯電話の表示部に表示して読むことができる。
また、携帯型のナビゲーション端末では、使用者の前方の地面等に端末のプロジェクタからの投射光を投射し、この投射像内に進むべき方向を示す矢印の画像を表示することによって、使用者を目的地に誘導する(例えば特許文献1参照)。このナビゲーション端末は車載用ではなく、首に吊り下げて携行することによって、使用者は携帯端末の画面を注視することなく、進むべき方向を知ることができる。また、この携帯端末は、位置情報検出手段、地図データベース、ルート解析手段、基準方位からの角度情報を取得する角度取得手段、進むべき方向を示す情報を投射する投射手段等を備え、被投射体(地面、身体や衣服の部分)に進むべき方向だけでなく進行経路から近い位置にある施設や店舗に関する付加情報も投射するようになっている。
特開2004−93358号公報
しかしながら、上述した従来技術は、対象物に関する情報を表示装置、あるいは地面等の被投射体に表示する点では共通しているが、対象物とそれに関連する情報とを一覧できるように同一視野内に表示することができず、対象物と関連する情報とを同時に見たいという要求には応えられないという問題がある。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、対象物と関連する情報とを同一視野内で同時に見ることが可能な情報表示装置および情報表示システムの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、所望とする対象物の情報を表示する情報表示装置であって、前記対象物から発する情報を読み取る識別情報読取手段と、該識別情報読取手段が読み取った前記情報から前記対象物を識別し、該識別した結果に応じて前記対象物に関する情報を取得する識別手段と、該識別手段が取得した前記対象物に関する前記情報を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の情報表示装置において、前記表示手段は投射型表示装置であって、前記識別手段が取得した前記対象物に関する前記情報を前記表示手段が向いている前記対象物あるいは対象物の近傍に表示することを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の情報表示装置において、前記表示手段は該表示手段の揺れに応じて表示画像の表示位置を補正して、前記揺れにかかわらず、ほぼ同一位置に前記表示画像を表示せしめる表示位置補正手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、請求項1、2または3記載の情報表示装置において、前記識別手段は、前記識別情報読取手段が撮影した前記対象物の撮影画像から前記対象物を識別し、該識別した結果に応じて前記対象物に関する情報を取得することを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、請求項1、2または3記載の情報表示装置において、前記識別手段は、前記識別情報読取手段が撮影した前記対象物の撮影画像から文字部を抽出し、該抽出した文字部を文字認識して前記対象物を識別し、該識別した結果に応じて前記対象物に関する情報を取得することを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、請求項1、2または3記載の情報表示装置において、前記識別手段は、前記識別情報読取手段が撮影した前記対象物の撮影画像からバーコード部を抽出し、該抽出したバーコード部を認識して前記対象物を識別し、該識別した結果に応じて前記対象物に関する情報を取得することを特徴とする。
また、請求項7記載の発明は、請求項1、2または3記載の情報表示装置において、前記識別手段は、前記対象物に関する前記情報を前記識別情報読取手段が読み取った前記情報から取得することを特徴とする。
また、請求項8記載の発明は、請求項1、2または3記載の情報表示装置において、前記識別情報読取手段は、前記対象物から発する前記情報から識別IDを読み取り、前記識別手段は、前記識別IDに応じて前記対象物に関する前記情報を取得することを特徴とする。
また、請求項9記載の発明は、請求項8記載の情報表示装置において、前記識別情報読取手段は、前記識別IDをほぼ接触状態で読み取ることを特徴とする。
また、請求項10記載の発明は、請求項8または9記載の情報表示装置において、前記情報表示装置は通信手段を有し、前記識別手段は、前記対象物に関する前記情報を前記識別IDを基に前記通信手段を用いて外部の情報装置から取得することを特徴とする。
また、請求項11記載の発明は、請求項1、2または3記載の情報表示装置において、前記情報表示装置は、該情報表示装置の現在の座標を検知する座標点検出手段と、前記表示手段が向いている方位と基準方位との差を計測する方位検出手段とを備え、前記識別手段は、前記対象物に向けた前記表示手段の方位と前記情報表示装置の現在位置とから、地図情報を基に前記対象物を識別することを特徴とする。
また、請求項12記載の発明は、請求項11記載の情報表示装置において、前記情報表示装置は、前記表示部の姿勢を検出する姿勢検出手段を備え、前記対象物に向けた前記表示手段の前記方位および姿勢と、前記情報表示装置の前記現在位置とから、地図情報を基に前記対象物を識別することを特徴とする。
また、請求項13記載の発明の情報表示システムは、通信部と、対象物を識別する文字列に対応させて該対象物の情報を格納する記憶手段を備え、前記通信部から前記対象物を識別する前記文字列の照会に対して、前記対象物の情報を返す情報装置と、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の情報表示装置とを備えたことを特徴とする。
また、請求項14記載の発明は、請求項13記載の情報表示システムにおいて、前記通信部は、赤外線を介して通信することを特徴とする。
また、請求項15記載の発明は、請求項13記載の情報表示システムにおいて、前記通信部は、電波を介して通信することを特徴とする。
また、請求項16記載の発明は、請求項13記載の情報表示システムにおいて、前記通信部は、通信回線網を介して通信することを特徴とする。
本発明によれば、知りたい対象物の情報を視覚的に一覧でき、素早く直感的に対象物の情報を得ることができる情報表示装置および情報表示システムを提供可能とする。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の情報表示装置20の基本概念を説明する図である。利用者が情報表示装置20の投光部を知りたい対象物10あるいはその近傍に懐中電灯に似た操作で向けると、対象物10に関連する情報Aが投射されて現れる。この図は、視覚的に対象物10と情報とが一覧できる情報表示装置の概念を示している。
本発明の情報表示装置20は、対象物10の識別情報発信源11からの情報を読み取る手段や、関連する情報を取得するための通信手段などを備えており、対象物10に付けられている識別情報発信源11から得た情報や、情報表示装置20が保有している情報、更に別途バックシステム(データベースサーバ等)を参照して得られる情報などを、対象物10あるいはその近傍に表示する。例えば、情報表示装置20を建物に向けたら、住所やビルの名称などを情報表示装置20が向いている壁やドアなどに表示し、機械や装置のある部位に向けると、その部位の名称や交換手順などの取扱い説明(マニュアル)を表示するようになっている。
図2は、本実施形態の情報表示装置20にかかるシステム構成を示すネットワーク図である。
情報表示装置20は、対象物10の識別情報発信源11からの情報を読み取り、必要に応じて、図示しない通信手段を用いて、関連情報を管理する外部の情報装置である情報サーバ30から、対象物10の関連情報を取得する。その際、情報サーバ30に接続されている通信部35が、情報表示装置20からの通信をアンテナANTで受けるが、情報表示装置20が出せる電波の強さには法的、技術的、経済的に様々な制約があり、遠距離の通信は難しい。本実施形態の情報表示装置20は、携帯電話のキャリア(電話サービス会社)101やPHS(Personal Handy-phone System)の地上局と通信するための通信手段の一部としてアンテナANTを備えている。図2ではアンテナANTを強調して大きく描いているが、すべてのアンテナANTが空中に露出しているという意味ではない。キャリア101が受信した通信は、電話回線やインターネット等の通信回線網100を経由して情報サーバ30に到達する。なお、情報サーバ30との通信は、対象物10の近傍に情報サーバ30を設置可能なら、IrDA(赤外線通信)、Bluetooth(登録商標)やIEEE802.11等の規格を用いて実現してもよい。
情報サーバ30は、情報表示装置20が送ってきた識別情報発信源11からの識別情報(例えば、固有の識別IDの文字列)をもとに、対象物10の関連情報を検索して情報表示装置20へ返すようになっている。そのため、対象物10を表す固有文字列(識別ID)と対応させて、対象物10の関連情報を格納する記憶手段31を備えている。なお、記憶手段31は磁気ディスクなどで構成し、必要に応じて検索用のインデックスを設けてもよい。また、情報サーバ30はWebサーバの機能を有し、指定されたURLに対応して対象物10の関連情報を返すようにしてもよい。
なお、本発明で言う関連情報とは、一般的に狭義では「建物」や「壁」のように、利用者自身が見れば判るもの、食品等のパッケージについているバーコードの数字のように、示されても何のことか解らない情報を除くが、情報表示装置20を使用する状況も多様であり、本発明では対象物10に関する情報をすべて関連情報と呼ぶことにする。
次に、本発明の情報表示装置20の構成を詳細に説明する。
図3は、本実施形態にかかる情報表示装置20の機能構成を示すブロック図である。対象物10には、その対象物10に関する情報、あるいは対象物10を識別するための情報を発する識別情報発信源11、例えばICタグに代表されるRFID(Radio Frequency Identification System)などのICチップや、光学的に識別可能な図形などが取り付けられている。識別情報発信源11は、図3に示すように対象物10の表面にあってもよく、また、ICタグのように電波を利用して情報を発信できるものは、必ずしも対象物10の表面に露出して取り付けなくてもよい。
本実施形態にかかる情報表示装置20は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を有する電子回路で構成され、前記ROMに格納されたプログラムをCPUが実行することで動作する。また、記憶装置としてフラッシュメモリを備え、識別情報発信源11からの情報に対応する対象物10に関する情報が記憶できるようになっている。また、識別情報発信源11からの情報を読み取るための各種入力機器や通信のためのハードウエア、更に投射表示のためのプロジェクション装置等を備えている。それらは、図示しないバスに接続され、動作はそれぞれの機能を使用するプログラムで制御されるようになっている。これらのハードウエアの制御については公知の技術であるので詳細な説明は省略する。なお、フラッシュメモリの替わりに磁気ディスク等の他の記録メディアによる記憶装置を用いてもよい。
本実施形態にかかる情報表示装置20は、機能的には、図3に示すように、表示手段21(例えばプロジェクション型画像表示装置)と、対象物10に取り付けられている識別情報発信源11からの情報を読み取る識別情報読取手段22と、識別情報読取手段22が読み取った対象物10の情報を識別し、関連する情報を取得する識別手段23と、前に述べた情報サーバ30と通信するための通信手段24と、情報表示装置20全体の動作を制御する制御手段25とを備えている。制御手段25は、情報表示装置20全体の動作制御を、主として上で述べたCPUやRAM、ROMおよびROMに格納されているプログラムによって実現する。
表示手段21としては、画素型投射装置、レーザスキャン型投射装置、CRT投射装置などの投射装置が利用可能である。投射する位置は、対象物10の表面あるいは対象物10の近傍で、対象物10と表示情報とが一覧できるのが本発明の特徴であるため、対象物と表示情報とが同一視野の範囲で投射されるようになっている。また、表示手段21には手ぶれによって表示位置が不安定にならないように、手ぶれ補正が施されている。
図4は、表示手段21における手ぶれ補正を説明する図である。この説明では、透過型液晶プロジェクタを例に説明するが、CRT式プロジェクタやレーザスキャン型でも同様に機能する。基本原理は、画像源26に液晶パネルを用い、同図左側から光をあてる。画像源26には投射すべき画像が形成されていて、その透過光を投射光学系27で拡大して投射面28に表示するようになっている。投射光学系27は複数の集光素子(例えば光学レンズ)から成り、その一部が図示しない駆動源で手ぶれに応じて応動する構造になっている。実際に手ぶれ検知手段(図示せず、例えば振動ジャイロセンサ)によりズレ方向とズレ量とが検出されると、そのズレに応じて投射画像の位置がずれないように、補正させる方向に光学系の一部を駆動する。駆動にはアクチュエータ(図示せず)等の既存の駆動方法によって動かせばよい。
このように、手ぶれによって、投射面28をあたかも静止しているかのように表示するためには、光学系の一部を動かすことによって実現可能であるが、他の方法としては、画像源26の表示情報を手ぶれ方向をキャンセルするように表示内容を書き換えてもよい。もちろん、表示素子(この例では液晶パネル)そのものをシフトさせてもよい。これらの手ぶれ補正の技術は、近年例えばデジタルカメラやビデオカメラの撮像光学系において、手ぶれを補正する機構が採用されており、これらの技術を応用してもよい。
再び図3に戻って情報表示装置20の機能構成の説明を続ける。
識別情報読取手段22は、対象物10に取り付けられた識別情報発信源11から発せられる対象物10の情報を読み取る。識別情報発信源11から発する信号としては、例えば、赤外光や可視光による静止画像あるいは光変調信号、電波等による変調波、音声あるいは超音波などによる音情報などがある。これらの信号を受信する手段としては、光センサ、赤外線受信装置、電波受信器、マイクロフォンなどを使用する。
識別情報発信源11から発せられる情報を読み取る方法としては、上述した非接触型でなく、接触型の読取方式であってもよい。たとえば、識別情報読取手段22が磁気読取装置やバーコード読取装置を備え、識別情報発信源11に磁気情報あるいはバーコード情報として書き込まれた情報を読み取るようにしてもよい。接触型であるため、多数の識別情報発信源11が近くに存在する場合でも、所望とする対象物10の特定が確実となる。このようにすると、本などの所望のページにページ固有の情報も埋め込むことも可能となり、非接触型のICタグ等では複数存在すると区別がつかないものでも、確実に対象ページの区別がつくようになるという利点がある。
また、対象物10の表面の状態(形状、色、書かれている文字や図形など)を画像として取り込んで、対象物10を特定してもよい。情報表示装置20には、画像読取装置(例えばデジタルカメラと同様の画像撮影機能)を搭載して、対象物10の画像を取り込み、画像認識処理等の技術により、図形や文字部分を抽出し、抽出した情報により対象物10を認識する。例えば、文字部分をOCR変換(文字認識)して、対象物10の識別をしてもよい。あるいは、対象物10の表面に識別情報発信源11として対象物10の識別IDをバーコード化したものを貼付して、対象物10をバーコードごと撮影して、このバーコードを認識して対象物10の識別をしてもよい。
更に、画像読取装置により撮影した対象物10の画像を情報表示装置20自身あるいは情報サーバ30に保管している画像データを参照することにより、対象物10の識別を行ってもよい。この場合は、対象物10の外観そのものが識別情報発信源11となる。
識別手段23は、識別情報読取手段22が識別情報発信源11から読み取った情報を基に、対象物10を識別して、関連情報を取得する。識別情報発信源11から読み取った情報が通常のバーコードや対象物10の表面に書かれている文字等では、表せる情報量に限りがあり、対象物10を識別するための識別ID等の識別記号を表現するのが精一杯である。そのため、識別手段23は、識別手段23自身が保有している対象物10の情報や、前述した情報サーバ30に識別IDを照会して、情報サーバ30から対象物10の関連情報を取得するようになっている。なお、現在使用されているバーコードのように、製品に識別情報を割り当てる規格では、米マサチューセッツ工科大学(MIT)が中心となって進めている「Auto-ID Center」の取り組みが先行している。また、日本でも、東京大学の坂村健教授などが中心となって「ユビキタスIDセンター」が設立され、大手電機メーカなどが参加している。
図5は、識別手段23自身が保有している対象物10の情報テーブルの例である。
同図において、識別IDは対象物10を特定するために割り当てられた固有の記号である。これは現在多くの商品に付されている数字8桁のバーコードと同様のものである。また、型番およびメーカが判れば、反対に識別IDを特定することができる場合もある。取得日付は、識別IDを識別手段23に登録した日付で、種別と名称は対象物10の区分と呼び名で、共にこの情報を削除、更新等保守管理する際に必要となる。また、種別と名称を対象物10の関連情報として表示してもよい。
識別手段23は、リンク先にデータが入っていたら、リンク先のURL(Universal Resource Locator)やファイル名を参照して、対象物10の関連情報を取得する。この例では、リンク先が、「C:」で始まるリンク先は識別手段23自身の記憶装置を示している。
リンク先にデータが入っていなかったら、識別IDを所定の情報サーバ30に送って、対象物10の関連情報を取得する。表示手段21は、識別手段23が取得した対象物10の関連情報を利用者が向けた対象物10あるいはその近傍に投射表示するようになっている。
なお、この識別IDと対応する情報は、一度取得したら識別手段23内に保存され、外部から取得した関連情報も識別手段23の記憶装置に記憶するようになっている。その意味でも、不要になった識別IDを削除する際に取得日付は大事である。なお、図示していないが、識別IDに対応する関連情報の更新日付や参照した回数の記録もテーブルに入れておけばデータの保守に一層役立つ。
図5の説明では、対象物10に識別IDが割り当てられていると述べたが、対象物10の関連情報が識別情報発信源11に保持されていれば、その情報を直接表示してもよい。この場合には、識別IDは必要ない。つまり、情報サーバ30にアクセスする必要がなく、ネットワークに障害があっても対象物10に関する情報の表示が可能である。例えば識別情報発信源11にQRコードを使用して関連情報を書き込むと最大で漢字1817文字を保持できる。この情報量では不足の場合は、複数のQRコードを使用し、さらに情報が必要な場合は、情報サーバ30から情報を取得するようにしてもよい。
通信手段24は、図2の説明でも述べたが、情報サーバ30が通信範囲内に設置してあれば、電波や赤外線などで情報サーバ30と通信を行う。情報サーバ30が通信範囲外の場合は、携帯電話やPHSの地上局を介して情報サーバ30と通信を行う。通信内容は、情報表示装置20側からは、識別IDを送信し、情報サーバ30側からは、識別IDに対応する関連情報を送信する。勿論、情報サーバ30に対応する情報が存在しない場合もある。
次に、本実施形態における情報表示装置20の基本的な動作を説明する。
図6は、本実施形態における情報表示装置20の基本動作を示すフローチャートである。利用者は、情報表示装置20を対象物10の方向に向ける。対象物10には、例えばICタグの識別情報発信源11が貼付してあって、情報表示装置20に反応して記録している情報を発信する。ICタグの他にも電波や赤外線、可視光、超音波等で情報を発信する識別情報発信源11でもよい。識別情報読取手段22は識別情報発信源11からの情報を読み取って(ステップ101)、識別手段23が処理可能な情報を抽出する(ステップ102)。読み取った情報が、通信規約や所定の規格を満たさないか、あるいは信号そのものが微弱等の理由で情報を抽出できなかった場合は(ステップ103でNO)、ステップ101に戻り識別情報発信源11からの情報読み取りを行う。
識別情報発信源11からの情報抽出が成功したら(ステップ103でYES)、識別手段23は、情報が完結しているかをチェックする(ステップ104)。そして、識別情報発信源11から抽出された情報が、所定の形式(例えばQRコードや近距離に設置された情報サーバ30からのBluetoothによる通信等)である場合、識別手段23は、情報が完結していると判断して、識別情報読取手段22が抽出した情報を表示手段21を用いて関連情報として、情報表示装置20が向いている方向に投射表示する(ステップ110)。
ステップ104で、情報が完結していなかった場合は、情報の抽出には成功しているので、識別手段23は、記憶装置にある図5で説明したテーブルを検索して(ステップ106)、テーブルにあれば(ステップ107でYES)、リンク先をたどって関連情報を取得する(ステップ108)。テーブルになければ(ステップ103でNO)、情報サーバ30に識別ID等を照会して、関連情報を取得する(ステップ109)。そして、取得した情報を表示手段21を用いて関連情報として、情報表示装置20が向いている方向に投射表示する(ステップ110)。ここで、情報サーバ30に照会した結果、関連情報が取得できなかった場合は、その旨投射表示する。また、関連情報が取得できた場合は、取得した情報のリンク先等をテーブルに追加する。
次に本発明を適用した具体的な使用場面を応用例として説明する。
<応用例1>
本応用例では、コピー機60に識別情報発信源11を取り付けた例で説明する。図7は、本発明をコピー機60に適用した例を説明する図である。利用者が情報表示装置20を対象物10であるコピー機60の本体に向けると、そのコピー機60の操作マニュアル、保守マニュアルなど、コピー機60の型番、シリアル番号等の固有の情報、あるいは、そのコピー機60に関連ある情報が表示される。具体的な情報としては、組み立て方、保守マニュアル、ドライバの更新情報、使用上の注意、欠陥情報(回収情報)、また、コピー機60を製造しているメーカや、販売会社、保守メンテナンス会社等の情報、連絡先、担当者の情報等を表示できるようになっている。
情報表示装置20をコピー機60に向けると、コピー機60の識別情報発信源11から、固有の情報(識別ID)が情報表示装置20に伝達、送信される。情報表示装置20は、その送信内容を基に情報サーバ30と通信してコピー機60についての情報を取得し、情報表示装置20を向けたコピー機60の前面パネル上の(情報表示エリアA)に表示する。情報サーバ30の保有するコピー機60についての情報は常に更新されているので、最新の情報を表示することが可能である。TCP/IP技術やインターネット網を使って外部のデータベース等(例えばWebサイト)を利用して関連情報を取得、表示してもよい。また、最新情報のみならず、参考になる古い機種の情報をも引き出し表示することが可能となるので、従来の紙マニュアルではできなかったことが可能になる。
また、コピー機60に紙詰まりなどのトラブルが発生した際、コピー機60から発した紙詰まり位置の情報を取得して、その位置を明示することも可能である。この場合、コピー機60の識別情報発信源11からは、このコピー機60を表す識別IDと、紙詰まりを示すエラーコードと、場所を示す信号を発信するようにする。こうする事により、情報表示装置20は、紙詰まり処理の方法を表示、あるいは、実演(動画)表示等を行うことができ、そのときその場で必要な情報を表示できる。紙詰まりしている場合は、従来なら本体操作パネル面でその紙詰まり個所をアラームランプなどで表示していたが、コピー機本体に投射表示できるので、利用者は紙詰まり位置を容易に認識できる。
更に本発明の情報表示装置20が、製品トラブル時の診断、故障情報を記録しておけば、その場で対応がつかない場合、製品本体を運ばずに情報表示装置20をサービスセンターに持ち込むだけで、その故障状況を診断できる。その場で直らない故障の場合、情報表示装置20はその旨を投影表示する。その故障情報に応じて、サービスマンは適切な対応方法を知ることができる。たとえば、必要な部品の発注、交換方法等の情報も得ることもできる。情報表示装置20に、その対処方法を記録しておいて、あとから投射表示させることもできる。もちろん、情報サーバ30に対処情報を格納し、その格納場所のみを記録させておき、必要に応じて格納場所から対処情報を読み出して表示させてもよい。この応用は、コピー機のみならず、プリンタやファクシミリ装置、イメージスキャナなど、さまざまな装置に応用できることはいうまでもない。
<応用例2>
情報表示装置20にGPS(Global Positioning System)などの座標点検出手段と、情報表示装置20の向いている方位を計測する方位検出装置とを備え、検出した座標点と方位とから情報サーバ30等に保管されている地図情報を参照することにより、対象物10を識別することにも本発明を適用できる。
GPSは、GPS衛星から送信される衛星の位置や時刻などの情報を1台のアンテナで受信することにより、衛星から電波が発信されてから受信機に到達するまでに要した時間を測り、要した時間を距離に変換して、この距離情報と、位置のわかっているGPS衛星を動く基準点として、複数の衛星から観測点までの距離を同時に測定することにより、観測点の位置を決定するものである。上記方法に加えて、情報表示装置20に表示手段21の向いている方位と基準方位(たとえば北の方位)との差を計測する方位検出装置を備え、表示手段21の向いている方位とGPSによる現在位置とから、別途外部情報装置(例えば情報サーバ30)に保管されている地図情報を参照することにより、対象物10を識別すれば、より対象物10を正確に確認できるようになる。この応用例では、山の中腹や山頂に存在するモニュメントや建造物など、対象物10が遠くにある場合に有効である。
なお、この場合は、対象物10が遠方にあり、情報表示装置20による投射表示はできないので、本や書類など投射表示可能な物を表示手段21の向いている方向に置いて表示するとよい。また、対象物10の存在する距離にかかわらず、機械や装置など、対象物によっては投射表示に適した平面が確保できない場合もある。このような場合にも、簡易な投射用スクリーンを用意するとよい。
さらに重力の方向と垂直に交わる平面(いわゆる水平面)に対する姿勢(仰角)を検出する姿勢検出手段を情報表示装置20に備え、三次元の位置情報を取得することで、より正確な対象物10の識別ができるようになる。姿勢検出の手段としては、公知のジャイロ装置などを利用すればよい。
また、今後、DGPS(ディファレンシャルGPS)測位、RTK−GPS(リアルタイムキネマティック−GPS)測位等の技術により、非常に正確な位置情報を得ることができる。この情報を基に、対象物10あるいはその近傍へ対象物10の情報を表示させる。もちろん、位置情報のみならず、対象物10から発せられた固有の情報をも取得し、より正確な対象物10の特定を行うことも可能である。
以上の位置座標検出システムは、マーケットオフィス内や、限られた空間にも応用できる。比較的狭い空間での短い時間差を精度よく計測するためには、超音波帯域を使う方法もある、使用する波長を選定するなどして、これらのGPS技術を応用することができる。
<応用例3>
この応用例では、建物内の配線等の情報表示に本発明を適用した例を示す。
図8は、本発明を建物内の壁内部の埋設情報表示に適用した例を説明する図である。実施想定場所としては、建物内の屋内工事等に適用できる。本装置を壁に向けて投射すると、壁面内の情報、たとえば、電力配線、電話配線、ガス管配管、LANケーブル配線等の情報を壁やドアに映し出すことができる。予め建築段階などで、配線図面情報をデータベースに登録しておけばよい、また、その情報そのものを壁内部に埋め込んでおいてもよい。情報表示装置20は、壁から発信される識別情報を基に、あるいは情報サーバ30から情報を取得して、配線情報等を表示する。
また、ケーブル自体に、自己位置情報発信機能を持たせ、その配線位置そのものを特定し、配線位置におおむね重ねて壁に表示を行ってもよい。ICタグなどのチップをある程度の間隔を設けて、配線そのものに埋め込んでおき、配線情報を発信させて、その情報を受け取った情報表示装置20が表示する。このとき、壁からの距離に応じた倍率を算出して投射し、壁の色に合わせて光量調整等を行えばより見易い情報表示が可能となる。
この応用例に使用する情報表示装置20の形状としては、これまで説明してきた懐中電灯のようなハンディタイプの投射型情報表示装置でもよいが、図9に示すようなヘルメットタイプのものがよい。図9は、本発明の情報表示装置20をヘルメット80に一体化した例を示す図である。ヘルメット80の前方部分には本体81が装着されており、更に本体81の前部には識別情報発信源11からの信号を受ける識別情報読取手段22と表示手段21の投射部を備えている。この状態では、情報表示装置20を手に持つ必要がないので、工具を用いた作業がし易くなる。ヘルメットタイプに限らず、情報表示装置20の全体、あるいは機能の一部は、携帯電話と一体型になっていてもよいし、眼鏡等と一体になっていてもよい。あるいは、腕時計型や、衣類と一体となっていてもよい。もちろん、携帯型のデジタルカメラや、ペンなどと一体となって、より携帯性を備えたものであってもよい。
表示手段21の画像源が、液晶パネルや、デジタルミラーデバイス(DMD)などの画素型パネルと、投射光学系と、投射光源からなる投射装置であれば、この投射光学系により倍率や、画面サイズが任意に設定でき、対象物10の大きさや距離等に応じて表示サイズを調整したり、頭部のぶれによる投射画像のぶれも調整できる(図4参照)。
投射画像のぶれ補正の方法として、手ぶれ検知手段(図示せず)によりズレ方向とズレ量を検出して、そのズレに応じて、投射画像をずれないように補正させる方向に光学系の一部を駆動すればよい。光学系の駆動にはアクチュエータ(図示せず)等の既存の駆動手段によって動かす。このように、手ぶれによって投射画像をあたかも静止しているかのように表示するためには、光学系の一部を動かすことによって実現可能である。また、画素型パネル(画像源)を直接駆動してもよく、更に駆動部は持たず画素型パネルに表示する画像そのもの(画像源)を、ぶれをキャンセルするように表示内容を書き換えるようにしてもよい。
また、表示手段21がビーム走査型の情報表示装置であってもよく、ガルバノミラーを組み合わせ、レーザ光線等で2次元画像を作ることもできる。画素に応じた集光ビームを投射するため、比較的焦点深度のある投射画像を得ることができる。
<応用例4>
この応用例は、物に対する付加情報を表示する例である。
情報表示装置20をCD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)のケースに向けるだけで、その曲のタイトルやショート映像を映し出す。たとえば、映画のDVDの場合、店先で情報表示装置20をDVDケースに向けると、その映画の予告映像や俳優の映像の一部が見える。DVD販売店等、顧客はもちろん、販売店が商品管理等に使用しても良い。もちろん、個人宅で用いることも出来る。CDなどは、曲情報、歌詞、アーチストの写真などの付加情報を表示できる。
情報表示装置20は、外部データベース(例えば情報サーバ30)との通信手段も備えているのでレンタルショップ等でも、その場で直ぐ貸し出しの手続き等を行うことも可能である。また、借りたいものには、書き込み可能なICタグが搭載されている場合は、そのまま貸し出し中の情報を付与できるため、店内の受け付けあるいは、決済を行うことなく持ち出しが可能となる。
また、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等で、商品の産地、生産者、賞味期限等などをPDA(Personal Data Assistants)等を用いて表示する従来例はあるが、1回の表示では一品毎の情報しか表示できない。本発明の情報表示装置20は、複数の商品情報を一括して読み取り、その付加情報として、読み取った商品の識別情報から適切な調理方法などを、外部情報装置から検索して表示することが可能である。また、調味料やその他不足している材料なども表示すればなお便利である。
更に、本発明の情報表示装置20で、陳列棚の商品の情報を一括して読み取る。読み取る手段としては、情報表示装置20に搭載した画像読取装置を用いて商品画像を一括して読み取り、画像認識技術等を用いて、個々の商品を識別する。商品の識別の方法としては、形状、色、模様等で判別できる。判別し、特定出来た商品の情報を、その商品に重ねて表示する。
このように、商品の情報を一覧して、表示する事が出来るので、顧客にとっては、展示商品の新鮮度を判断したり、また、販売店にとっても在庫管理等が非常に簡単に出来るようになる。もちろん、前述したように、書き込み可能なICタグ等が商品に取り付けられている場合は、そのまま買い物かごに入れた状態で店の外に出る際に、自動的に決済を行うことも可能となる。
関連する他の例では、情報表示装置20を用いてキャビネット(書架)の測面や背板に、そのキャビネット内の書籍情報を表示することもできる。図10は、情報表示装置20を用いて書籍情報を表示する例を説明する図である。
キャビネット毎に、そのキャビネットにどのような書籍が入っているかを予め登録したデータを持っている。キャビネットに書籍を入れるときに、予め登録をおこなう。たとえば、本1は、キャビネット1に何月何日に誰が入れたかなどを登録しておく。このようにして、本発明の情報表示装置20をキャビネットに向けて投射すると、情報表示装置20は、そのキャビネットに入っている書籍情報を映し出す。また、書籍に識別情報発信源11を取り付けておき、必要に応じて、その書籍の情報表示も選択できるようにしておけば、書籍の詳細情報を格納した情報サーバ30(図示せず)から、その書籍情報を取り出して映し出すこともできる。この場合、個別書籍の背表紙にタイトル等を表示するなども可能である。
書棚に限らず保管機能のあるのもなら、書籍キャビネット以外にも多くの利用形態がある。例えばトランクルーム、冷蔵庫、各種倉庫などにも利用できる。
<応用例5>
この応用例は、本発明を冷蔵庫に適用した例である。
図11は本発明の情報表示装置20を冷蔵庫に適用した例を説明する図である。
冷蔵庫90のドアに本発明の情報表示装置20で投射すると、情報表示装置20は、冷蔵庫に保管されている情報を視覚的に表示する。もちろん文字情報のみでも十分効果はある。ICタグ付きの野菜、食品などを購入し、冷蔵庫90に入れるときに、冷蔵庫90が内蔵する情報サーバ30(図示せず)が自動的に、何時、何を入れたか記憶する。その情報を本情報表示装置20からの操作に応じて、情報サーバ30が情報表示装置20に情報を送り、情報表示装置20はその情報を表示する。
冷蔵庫90に冷凍室、冷蔵室、野菜室等たくさんの保管場所がある場合に、利用者がそれぞれの扉を開けなくても 情報表示装置20を冷蔵庫に向けることによって、冷蔵庫90内部の情報が表示され、利用者は直感的に冷蔵庫90のどの部分に何が入っているかが判り、省エネルギーにも貢献する。もちろん、冷蔵庫90の中に小型カメラを入れて、庫内の映像を映し出すようにしてもよい。
<応用例6>
次に、オフィスにかかわる場面での応用例を説明する。
利用者が情報表示装置20を名刺に向けると、情報表示装置20は印刷されている文字を認識してURL等を読み取り、その名刺の持ち主に関する情報を表示することができる。たとえば、名刺に記載されている個人情報(顔写真、所属、役職、電話番号、メールアドレスなど)、更にWebサイトなどから会社情報、会社の地図などを表示できる。もちろん、名刺にICタグなどの識別情報発信源11が埋め込まれ、その情報を読み取って情報サーバ30から情報を取得し表示するようにしてもよい。
また、情報表示装置20を使ってカタログの商品イメージを投射することができる。カタログに埋め込まれたRFIDあるいは、バーコード情報などを本情報表示装置20で読み取り、その商品の形状そのものを投射させることで、商品を容易にイメージすることができる。もちろん、品物によっては、実物大投射等も可能なので商品イメージを把握し易い。また、カタログをスクリーン代わりにして投射することで、アピール力の優れたカタログを提供できる。例えば自動車のカタログなど動画映像も表示可能となる。
以上説明したように、本発明の情報表示装置を外部情報装置(例えば情報サーバやWebサーバ等)と組み合わせたシステムとして使用すると、より多くの関連情報の取得が可能となり、情報表示装置単独で使用する場合と較べ更に利便性が向上する。
本発明の情報表示装置20の基本概念を説明する図である。 本実施形態の情報表示装置20にかかるシステム構成を示すネットワーク図である。 本実施形態にかかる情報表示装置20の機能構成を示すブロック図である。 表示手段21における手ぶれ補正を説明する図である。 識別手段23自身が保有している対象物10の情報テーブルの例である。 本実施形態における情報表示装置20の基本動作を示すフローチャートである。 本発明をコピー機60に適用した例を説明する図である。 本発明を建物内の壁内部の埋設情報表示に適用した例を説明する図である。 本発明の情報表示装置20をヘルメット80に一体化した例を示す図である。 情報表示装置20を用いて書籍情報を表示する例を説明する図である。 本発明の情報表示装置20を冷蔵庫に適用した例を説明する図である。
符号の説明
10 対象物
11 識別情報発信源
20 情報表示装置
21 表示手段
22 識別情報読取手段
23 識別手段
24 通信手段
25 制御手段
26 画像源
27 投射光学系
28 投射面
30 情報サーバ
31 記憶手段
35 通信部
60 コピー機
80 ヘルメット
81 本体
90 冷蔵庫
100 通信回線網
101 キャリア

Claims (16)

  1. 所望とする対象物の情報を表示する情報表示装置であって、
    前記対象物から発する情報を読み取る識別情報読取手段と、
    該識別情報読取手段が読み取った前記情報から前記対象物を識別し、該識別した結果に応じて前記対象物に関する情報を取得する識別手段と、
    該識別手段が取得した前記対象物に関する前記情報を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする情報表示装置。
  2. 前記表示手段は、投射型表示装置であって、
    前記識別手段が取得した前記対象物に関する前記情報を前記表示手段が向いている前記対象物あるいは対象物の近傍に表示することを特徴とする請求項1記載の情報表示装置。
  3. 前記表示手段は、該表示手段の揺れに応じて表示画像の表示位置を補正して、前記揺れにかかわらず、ほぼ同一位置に前記表示画像を表示せしめる表示位置補正手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の情報表示装置。
  4. 前記識別手段は、
    前記識別情報読取手段が撮影した前記対象物の撮影画像から前記対象物を識別し、該識別した結果に応じて前記対象物に関する情報を取得することを特徴とする請求項1、2または3記載の情報表示装置。
  5. 前記識別手段は、
    前記識別情報読取手段が撮影した前記対象物の撮影画像から文字部を抽出し、該抽出した文字部を文字認識して前記対象物を識別し、該識別した結果に応じて前記対象物に関する情報を取得することを特徴とする請求項1、2または3記載の情報表示装置。
  6. 前記識別手段は、
    前記識別情報読取手段が撮影した前記対象物の撮影画像からバーコード部を抽出し、該抽出したバーコード部を認識して前記対象物を識別し、該識別した結果に応じて前記対象物に関する情報を取得することを特徴とする請求項1、2または3記載の情報表示装置。
  7. 前記識別手段は、
    前記対象物に関する前記情報を前記識別情報読取手段が読み取った前記情報から取得することを特徴とする請求項1、2または3記載の情報表示装置。
  8. 前記識別情報読取手段は、
    前記対象物から発する前記情報から識別IDを読み取り、
    前記識別手段は、
    前記識別IDに応じて前記対象物に関する前記情報を取得することを特徴とする請求項1、2または3記載の情報表示装置。
  9. 前記識別情報読取手段は、
    前記識別IDをほぼ接触状態で読み取ることを特徴とする請求項8記載の情報表示装置。
  10. 前記情報表示装置は通信手段を有し、
    前記識別手段は、
    前記対象物に関する前記情報を前記識別IDを基に前記通信手段を用いて外部の情報装置から取得することを特徴とする請求項8または9記載の情報表示装置。
  11. 前記情報表示装置は、
    該情報表示装置の現在の座標を検知する座標点検出手段と、
    前記表示手段が向いている方位と基準方位との差を計測する方位検出手段とを備え、
    前記識別手段は、
    前記対象物に向けた前記表示手段の方位と前記情報表示装置の現在位置とから、地図情報を基に前記対象物を識別することを特徴とする請求項1、2または3記載の情報表示装置。
  12. 前記情報表示装置は、
    前記表示部の姿勢を検出する姿勢検出手段を備え、
    前記対象物に向けた前記表示手段の前記方位および姿勢と、前記情報表示装置の前記現在位置とから、地図情報を基に前記対象物を識別することを特徴とする請求項11記載の情報表示装置。
  13. 通信部と、
    対象物を識別する文字列に対応させて該対象物の情報を格納する記憶手段を備え、
    前記通信部から前記対象物を識別する前記文字列の照会に対して、前記対象物の情報を返す情報装置と、
    請求項1乃至12のいずれか一項に記載の情報表示装置とを備えたことを特徴とする情報表示システム。
  14. 前記通信部は、赤外線を介して通信することを特徴とする請求項13記載の情報表示システム。
  15. 前記通信部は、電波を介して通信することを特徴とする請求項13記載の情報表示システム。
  16. 前記通信部は、通信回線網を介して通信することを特徴とする請求項13記載の情報表示システム。
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