JP2009005271A - 光通信装置および光通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】4値FSKによる光ファイバ通信においてビット間のクロストークを低減する技術を提供する。
【解決手段】光送信器(10)は、低から高へ推移する4つの搬送波周波数に対し(0,0)、(0,1)、(1,1)、(1,0)の順にマッピングされた4種類の2ビット信号により表わされる変調信号を2チャンネルのデータ信号から生成するプリコーダ(13)と、変調信号を用いた直接変調により光ファイバ(30)へ4値FSK信号を出力する半導体レーザ(14)とを備える。光受信器(20)は、4値FSK信号を2チャンネルの光信号に分離する光フィルタ(211,212)と、各光信号から対応チャンネルのデータ信号を検波する受光器(24,25)とを有する。4つの搬送波周波数の間隔および光フィルタの透過帯域幅は、1チャンネルあたりのビットレートの1/2より大きい値に設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバ通信技術に関し、特に、光源として半導体レーザを用いた光通信装置および光通信方法に関する。
ブロードバンド接続の普及やアクセス手段の多様化等によるトラフィックの増加に対処するため、光ファイバ伝送システムでは種々の伝送技術が開発されている。例えば、光信号を時間領域で多重化して伝送する時間多重伝送技術や、光信号を波長領域で多重化して伝送する波長多重伝送技術が開発され実用化されている。
また、伝送容量の増大を目的として、4値の差分位相シフト変調(DQPSK)による伝送方式が開発されている。かかる伝送方式に関し、例えば、データ伝送速度12.5Gb/sで64波長チャンネルを多重化し、6500kmのファイバ伝送を行った実験結果が報告されている。この方式は、2チャンネル分の2値データ信号を4値に差分多値化した符号を用い、搬送波であるレーザ発振光の位相を、0、π/2、π、3π/2の4値に差分位相シフト変調してファイバ伝送するものである。
上記のDQPSK伝送方式は、ファイバの伝送能力を約2倍増やすことができる優れた方式であるが、光送信器が大掛かりな構成になるという課題があった。即ち、光送信器に搭載する位相変調器としては、通常、ニオブ酸リチウム(LN)基板を材料とする複数の変調器が用いられる。しかしながら、各々の変調器の素子長は5cmを超え、その駆動回路の電力は1W程度必要である。よって、波長多重あるいはファイバの多芯化等により伝送容量を上げようとする場合、光送信器の装置容積の大部分を光変調器が占め、また、電力の大部分を変調器の駆動に費やすことになる。さらには、他の機器や部品等との接続あるいは互換性にも問題があり、実用化が困難である。
一方、光送信器において位相変調器と組み合わせて使用する半導体レーザは、長さは0.3mm程度で消費電力も数10mW以下であり、変調器に比べ桁違いに小さい。従って、変調方式として、半導体レーザの駆動電流に変調信号を印加する直接変調方式を用いれば、低価格かつ小型化を実現できる。しかしながら、半導体レーザを直接変調する方式は、搬送波の光周波数を一定として位相シフト変調をかけることができないため、上記のDQPSKによる伝送を実現することは困難である。また、振幅の4値化は、受信器に複雑な閾値識別回路が必要となることから、ほとんど検討されていない。
半導体レーザに直接変調を適用した場合、搬送波であるレーザ発振光に対し、振幅変調と同時に周波数偏移変調(FSK)がかかる。この作用を利用したFSK伝送方式が検討されている。例えば、後述の特許文献1及び2には、変調信号を2値から4値へ多値化することで伝送容量を2倍にする4値のFSK伝送方式が提案されている。
特公平7−52862号公報 特公平8−13017号公報
4値FSK伝送方式に関し、上記特許文献1に記載の方法は、光ヘテロダイン検波を利用したものである。しかしながら、この方法は、受信側に、局発光源やバランスドレシーバ、識別回路、論理回路等が必要とされるため、装置構成が複雑となり、実用化が困難である。
上記特許文献2に記載の方法は、半導体レーザの電極を2分割し、各々の電極に各チャンネルの信号を印加することで搬送波にFSK変調をかけるものであるが、受信器に関する具体的な構成は開示されていない。
図13に、特許文献2に開示されている、4値のFSK信号を生成するための多電極半導体レーザの構造を模式的に示す。図示の構造において、多電極半導体レーザ3に対し、直流バイアス電流を印加すると共に、チャンネル1の2値データ信号を電極1に印加し、チャンネル2の2値データ信号を電極2に印加する。これにより、電極1の信号振幅が電極2のそれの2倍となり、結果、多電極半導体レーザ3の出力から4値のFSK信号が得られる。
図14は、図13の多電極半導体レーザ3から出力される搬送波の周波数と、2ビット系列で表された2チャンネル(チャンネル1及びチャンネル2)のデータ信号との関係を示したものである。図14に示すように、搬送波の周波数f、f、f、fで表される1次元の信号空間に、2ビット系列で表された2チャンネルの2値データ信号が、(0,0)、(0,1)、(1,0)、(1,1)の順番にマッピングされている。
図13に示す多電極半導体レーザ3からの光を受信するための受信器について、当分野の通常の知識に基づいて考えられる方法の一つに、次の方法がある。
受信器に、狭帯域のバンドパス型光フィルタ、光検出器および論理回路を設ける。受信器は、受信した光を、光フィルタにより(0,0)、(0,1)、(1,0)、(1,1)の4つの信号に対応する搬送波周波数の光信号に分離する。そして、光検出器により、分離された光信号から変調信号を検波・再生し、論理回路により変調信号から2チャンネルの2値データ信号を復調する。
ここで、4値FSK信号から2チャンネルのデータ信号を復調する一般的な手順を図14を用いて説明する。チャンネル1については、(1,0)及び(1,1)の2つの信号に対応する搬送波周波数f及びfの信号の論理和を求めることにより、データ信号“1”(マーク符号)が復調される。同様に、チャンネル2については、(0,1)及び(1,1)の2つの信号に対応する搬送波周波数f及びfの信号の論理和により、データ信号“1”が復調される。
しかしながら、チャンネル2のデータ信号の復調においては、過渡的な周波数偏移に起因するクロストークが生ずるという問題がある。例えば、2ビット信号が(0,0)から(1,0)へ遷移する場合、その確率は、全遷移確率の1/16である。この場合、チャンネル2のデータ信号はいずれも“0”(スペース符号)である。一方、搬送波周波数は、(0,0)に対応するfから(1,0)に対応するfに切り替わるが、半導体レーザの過渡応答特性により、搬送波周波数はfからfを経てfへと連続的に変化する。そのため、(0,0)に対応する搬送波周波数fのデータ信号“0”と、(1,0)に対応する搬送波周波数fのデータ信号“0”の間に、(0,1)に対応する搬送波周波数fのデータ信号“1”がチャンネル2のデータ信号のクロストークとして現れる。
同様に、2ビット信号が(0,1)から(1,1)へ遷移する場合、チャンネル2のデータ信号はいずれも“1”(マーク信号)であるが、搬送波の周波数はfからfを経てfへと連続的に変化する。そのため、(0,1)に対応する搬送波周波数fのデータ信号“1”と、(1,1)に対応する搬送波周波数fのデータ信号“1”の間に、(1,0)に対応する搬送波周波数fのデータ信号“0”が、チャンネル2のデータ信号のクロストークとして現れる。
上記のようなクロストークの発生は、伝送品質の劣化および伝送速度の低下を招く。クロストークを低減するためには、クロストークを生じさせる光パルスの半値幅を、ビット間隔の数分の一程度に小さくする必要がある。
しかしながら、搬送波周波数fのデータ信号“1”を表すマーク光パルスの幅の最小値は、フーリエ変換限界の原理により、fを分離する光フィルタの半値幅のフーリエ変換限界より小さくすることはできない。また、搬送波周波数fのデータ信号“0”を表すスペース光パルス幅の最小値は、フーリエ変換限界の原理により、fを分離する光フィルタの半値幅のフーリエ変換限界より小さくすることはできない。さらにまた、fからfまでの搬送波周波数の全シフト量は、半導体レーザの非線形利得やαパラメータ等の定数より規定され、一定の限界がある。
そうすると、fおよびfの光信号を分離する光フィルタの半値幅を規定以上に広くすることはできず、そのフーリエ変換の関係にあるクロストークを生ずる光パルスの半値幅を規定以上に狭くすることもできない。従って、現状では、ビット間のクロストークを低減することが困難である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、4値FSKを用いた光ファイバ通信においてビット間のクロストークを低減する技術を提供することを目的とする。
本発明に係る光通信装置は、光ファイバを介して相互に接続された光送信器および光受信器を備え、前記光送信器は、低から高へ推移する4つの搬送波周波数に対し(0,0)、(0,1)、(1,1)、(1,0)の順にマッピングされた4種類の2ビット信号により表わされる変調信号を2チャンネルのデータ信号から生成するプリコーダと、前記変調信号を直流バイアス信号に重畳して成る駆動信号の印加により前記光ファイバへ4値周波数偏移変調光を出力する半導体レーザとを有し、前記光受信器は、前記光ファイバからの4値周波数偏移変調光を前記2チャンネルのそれぞれに対応する光信号に分離するバンドパス型光フィルタと、前記各光信号からそれぞれに対応するチャンネルのデータ信号を検波する受光器とを有し、前記4つの搬送波周波数の間隔と前記バンドパス型光フィルタの透過帯域幅とが前記2チャンネルのデータ信号における1チャンネルあたりのビットレートの1/2より大きい値に設定されている。
本発明に係る光通信方法は、低から高へ推移する4つの搬送波周波数に対し(0,0)、(0,1)、(1,1)、(1,0)の順にマッピングされた4種類の2ビット信号により表わされる変調信号を2チャンネルのデータ信号から生成し、前記変調信号を直流バイアス信号に重畳して成る駆動信号を半導体レーザに印加することにより該半導体レーザから光ファイバへ4値周波数偏移変調光を出力し、前記光ファイバからの4値周波数偏移変調光をバンドパス型光フィルタにより前記2チャンネルのそれぞれに対応する光信号に分離し、前記各光信号からそれぞれに対応するチャンネルのデータ信号を検波し、前記4つの搬送波周波数の間隔と前記バンドパス型光フィルタの透過帯域幅とを前記2チャンネルのデータ信号における1チャンネルあたりのビットレートの1/2より大きい値に設定するという方法である。
本発明によれば、光受信器において4値周波数偏移変調光を分離する光フィルタの透過半値幅を2倍にすることができる。これにより、復調された片方のチャンネルのデータ信号の出力にクロストークとして生ずる光パルスのパルス幅を半分にすることができる。その結果、ビット間のクロストークが低減されることから、同じ周波数偏移量に対してビットレートを2倍に上げることが可能になる。
図1は、本発明の実施の形態にかかる光通信装置100の構成を示すブロック図である。光通信装置100は、光ファイバ30を介して接続された光送信器10及び光受信器20から構成される。
光送信器10は、プリコーダ13および半導体レーザ14を備える。プリコーダ13は、伝送対象となるチャンネル1のデータ信号11及びチャンネル2のデータ信号12から変調信号135を生成する。変調信号135は、低い周波数から高い周波数へ推移する4つの搬送波周波数に対し(0,0)、(0,1)、(1,1)、(1,0)の順にマッピングされた4種類の2ビット信号により表わされる。
半導体レーザ14は、直流バイアス回路136からの直流電流に変調信号135を重畳することにより得られる駆動信号134が印加されることにより、4値周波数偏移変調光15(以下、「4値FSK信号15」と称す。)を出力する。すなわち、4値FSK信号15は、いわゆる直接変調により得られる信号である。
光受信器20は、デコーダ21、チャンネル1の電気信号を出力する受光器24、及び、チャンネル2の電気信号を出力する受光器25から構成されている。
上記構成の光通信装置100による実施例1について説明する。本実施例において、チャンネル1のデータ信号11およびチャンネル2のデータ信号12のビットレートは、それぞれ10Gbits/sである。本実施例は、波長1.5ミクロン帯で総伝送容量20Gbits/sの信号をファイバ伝送する例である。
プリコーダ13は、図1に示すように、チャンネル1及びチャンネル2のデータ信号(11,12)の排他的論理和演算を行う論理回路131と、チャンネル1のデータ信号11の振幅を2倍に増幅する増幅回路132と、論理回路131及び増幅回路132からの出力信号を足し算するアナログ回路133とから構成される。アナログ回路133による演算結果は、直接変調のための変調信号135として出力される。なお、プリコーダ13の構成は、増幅回路132を置くことに替えて、論理回路131の出力振幅を1/2にする減衰器を配置する構成であってもよい。
図2は、2ビット系列で表された2チャンネルのデータ信号と、搬送波の周波数で表される1次元の信号空間との関係を示したものである。図示の搬送波周波数は、f、f、f、fの順に周波数が高くなる。2ビット信号(0,0)、(0,1)、(1,1)、(1,0)は、この順序で搬送波周波数fからfに沿ってマッピングされている。
ここで、チャンネル1の“1”およびチャンネル2の“1”は、いずれも、隣接の搬送波周波数に関連付けられている。具体的には、図2に示すように、チャンネル1の“1”は、隣り合う周波数f及びfに関連付けられ、チャンネル2の“1”は隣り合う周波数f及びfに関連付けられている。
上記のマッピングを実現するために、プリコーダ13が、図1に示す構成を持つ。すなわち、排他的論理和演算をする論理回路131の作用により、周波数f及びfに対するチャンネル2の“1”(マーク)および“0”(スペース)の配置が、図14に示す配置に対し反転される。
半導体レーザ14は、直流バイアス回路136により、発振閾値より高いレベルの直流電流が与えられる。この直流電流に前述の変調信号135を重畳した駆動信号134を半導体レーザ14へ印加することにより、小信号変調が行われ、4値FSK信号15が出力される。
半導体レーザ14としては、市販の分布帰還型半導体レーザ(DFB−LD)を使用することができる。半導体レーザ自体の応答特性を決める微分利得定数や非線形利得定数は、通常の多層の量子井戸あるいは歪量子井戸構造を活性層としたものでよく、共振器長は300ミクロンから500ミクロン程度の通常のものでよい。また、10Gbits/sで良好な変調をかけるために、半導体レーザの寄生容量を低減する観点から、レーザ発振に寄与する活性導波路を高抵抗半導体や絶縁物で埋め込んだ構造も有効である。半導体レーザに周波数変調をかけるためには、線幅増大係数(αパラメータ)や非線形利得係数が大きい程有利であるが、通常の値の範囲内でよい。
以下の説明は、半導体レーザ14として分布帰還型半導体レーザを用い、その動作を単一モードのレート方程式で近似し、スプリット・ステップ・フーリエ法により解析することを想定したものである。ここで、レート方程式のパラメータは、共振器長を300ミクロン、端面反射率を0.3、活性層幅を2ミクロン、活性層厚を0.05ミクロン、光閉じ込め係数を0.1、αパラメータを5、微分利得係数を1x10−19、非線形利得係数を6x10−23としている。
なお、半導体レーザ14の上記パラメータ値は設計例の一つである。半導体レーザ14の各パラメータ値は、通常の多層の量子井戸あるいは歪量子井戸構造を活性層とした分布帰還型半導体レーザとして実現することのできる範囲内で、光通信装置100の仕様あるいはデコーダ21の特性に合わせて、適宜設定することができる。
図3は、半導体レーザ14に印加する駆動信号134のアイパターン波形である。実施例1においては、直流バイアス回路136により印加する直流電流の値を60ミリアンペアとし、チャンネル1のデータ信号11およびチャンネル2のデータ信号12の振幅を各々20ミリアンペアとしている。この設定により、図2の搬送波周波数f、f、f、fに対し、駆動信号134の電流値として60、80、100、120ミリアンペアが得られる。
搬送波周波数fに対応する駆動電流60ミリアンペアは、半導体レーザ14の直流電流値である。一方、半導体レーザ14の発振閾値電流値は、10ミリアンペア以下である。すなわち、半導体レーザ14に対しては、常に発振閾値の6倍以上の駆動電流を印加しており、半導体レーザ14の高周波応答特性は直流電流60ミリアンペアで決まる。実施例1においては、半導体レーザ14に直流電流60ミリアンペアを印加した時の緩和振動周波数が、ビットレートの1/2より大きい約10GHzになるよう設計してある。
理論上、理想的なガウス波形の光パルスについて、フーリエ変換限界を与える光パルスの時間幅とスペクトル幅との積は、0.45である。しかしながら、光通信に使われる光信号の波形は必ずしもガウス波形ではないため、現実は、この時間幅・スペクトル幅積は0.5よりも大きな値となる。ビットレートが10Gbits/sの場合、光信号波形の最小の時間幅は100psecであるから、光信号のスペクトル幅は5GHz以上、即ちビットレートの1/2の値より大きな値が必要である。従って、クロストーク無しに10Gbits/s光信号を伝送するためには、半導体レーザの緩和振動周波数あるいは小信号変調帯域をビットレートの1/2の値より大きな値とする必要がある。
図4は、半導体レーザ14から出力される4値FSK信号15の光信号強度(上段)および搬送波周波数(下段)を表す固定パターン波形を示したものである。
図4の下段の波形より、搬送波周波数f、f、f、f(図2)は、半導体レーザ14の発振光周波数を基準にして、16、26、36、46GHzであり、それら搬送波周波数の間隔は、ビットレートの1/2の値より大きい10GHzである。半導体レーザ14には周波数シフト変調と同時に振幅変調がかかり、f、f、f、fの光信号強度は、図4の上段の波形より、13、17.5、22、26.5mWとなっている。上述したように、フーリエ変換限界を考慮すると、光信号のスペクトル幅はビットレートの1/2の値より大きな値が必要である。従って、クロストーク無しに4値FSK信号15を伝送するためには、搬送波周波数の間隔をビットレートの1/2の値より大きな値とする必要がある。そして、このような周波数間隔を得るために、駆動信号134の電流値として60、80、100、120ミリアンペアが設定されている。
光送信器10から出力された4値FSK信号15は、光ファイバ30を伝搬した後、光受信器20へ入力される。本実施例の光ファイバ30は、分散値16psec/nm/kmのシングルモードファイバで、その長さは10kmである。この光ファイバ30に分散の補償は施していない。
光受信器20のデコーダ21は、図1に示すように、4値FSK信号15から前述の4種類の搬送波周波数の光信号を一括して分離するように透過周波数帯域が設計された光フィルタ211および光フィルタ212を備える。
受光器24は、光フィルタ211から出力されたチャンネル1の光信号22を検波・増幅することにより、チャンネル1のデータ信号を出力する。受光器25は、光フィルタ212から出力されたチャンネル2の光信号23に対する検波・増幅により、チャンネル2のデータ信号を出力する。受光器24および受光器25が取り扱う周波数帯域は、各チャンネルのデータ信号のビットレートと等しい10GHzである。
光フィルタ211は、チャンネル1のデータ信号を復調するためのものであり、4値FSK信号15から搬送波周波数f及びfの光信号を切り出すバンドパス型の光フィルタである。この光フィルタ211は、2次のガウス型透過特性を有し、その中心周波数は、半導体レーザ14の発振光周波数を基準にして42GHzであり、パワー3dB低下で定義した3dB透過帯域幅は20GHzである。
光フィルタ212は、チャンネル2のデータ信号を復調するためのものであり、4値FSK信号15から搬送波周波数f及びfの光信号を切り出すバンドパス型の光フィルタである。この光フィルタ212は、2次のガウス型透過特性を有し、その中心周波数は32GHzであり、3dB透過帯域幅は20GHzである。
光フィルタ211および光フィルタ212の透過帯域幅は、いずれもビットレートの値よりも大きい。上述したように、クロストーク無しに4値FSK信号15を伝送するためには、光信号のスペクトル幅はビットレートの1/2の値より大きな値が必要であり、かつ、搬送波周波数の間隔はビットレートの1/2の値より大きな値が必要である。従って、隣接する搬送波周波数の光信号を切り出す光フィルタ(211,212)の透過帯域幅は、いずれもビットレートの1/2の値の2倍、即ち、ビットレートの値よりも大きい値であることが必要となる。
光フィルタ211および光フィルタ212に関し示した上記のパラメータ値は、設計例の一つである。上記パラメータ値は、リング型フィルタ、干渉計型フィルタ、エタロン共振型フィルタ等、通常の光フィルタとして実現することのできる範囲内で、光通信装置の仕様あるいは半導体レーザ14の特性に合わせて、適宜設計することができる。
図5は、光フィルタ211により復調されたチャンネル1の光信号22を受光器24により検波・増幅したデータ信号のアイパターンであり、ファイバ長がゼロの場合と10kmの場合を示している。また、図6は、チャンネル2についてのアイパターンを示したものである。
図5及び図6より、1チャンネルあたり10Gbps/sの2つのチャンネルのデータ信号(総伝送容量20Gbps/s)を、10kmのシングルモードファイバにより分散補償無しで伝送できることがわかる。これは、現在10Gbps/s用の小型光送信・受信モジュールにおいて実用化されている半導体光変調器と同等の伝送能力である。このように、本実施例によれば、高価な半導体光変調器を用いることなく、伝送速度が10Gbps/s以上の光通信装置を実現することができる。
尚、実施例1は、設定値の変更により、上記と異なるビットレートの光通信装置の仕様にも対応できる。例えば、1チャンネルあたり5Gbps/sの2チャンネルのデータ信号(総伝送容量10Gbps/s)を40kmのシングルモードファイバで伝送する光通信装置、あるいは、1チャンネルあたり20Gbps/sの2チャンネルのデータ信号(総伝送容量40Gbps/s)を2kmのシングルモードファイバで伝送する光通信装置等を実現することができる。
また、4値FSK信号15を光ファイバ30に入射する前に、4値FSK信号15から2ビット信号(0,0)に対応する周波数fの成分をカットしてもよい。これは、例えば、図13に示すような光送信器10Aにより実現可能である。すなわち、半導体レーザ14の出力から周波数fの成分をカットした4値FSK信号15を光ファイバ30へ出力する光フィルタ16を配置する。これにより、情報の伝送に必要な搬送波周波数f、f、fの信号成分のみが伝送されることから、必要なスペクトル帯域を3/4に減らすことができ、波長多重伝送への応用に有利となる。
図1に示す構成および図2のマッピング設定を適用した光通信装置100による実施例2について説明する。本実施例は、チャンネル1のデータ信号11およびチャンネル2のデータ信号12のビットレートをそれぞれ50Gbits/sとし、波長1.5ミクロン帯で総伝送容量100Gbits/sの光信号をファイバ伝送する例である。
実施例1と同様、半導体レーザ14は、市販の分布帰還型半導体レーザ(DFB−LD)を使用することができる。但し、微分利得定数は、多層の量子井戸活性層あるいは歪量子井戸構造活性層と、発振波長の最適化との組み合わせを考慮して、実現できる範囲内で大きくする。また、共振器長は150ミクロン程度以下に短くする必要がある。50Gbits/sで良好な変調をかけるためには、半導体レーザの寄生容量を低減する観点から、高抵抗半導体や絶縁物で活性導波路を埋め込んだ構造も有効である。半導体レーザに周波数変調をかけるためには、線幅増大係数(αパラメータ)や非線形利得係数が大きい程有利であるが、実施例2においても通常の値の範囲内でよい。
以下の説明は、半導体レーザ14として分布帰還型半導体レーザを用い、その動作を単一モードのレート方程式で近似し、スプリット・ステップ・フーリエ法により解析することを想定したものである。ここで、レート方程式のパラメータは、共振器長を150ミクロン、端面反射率を0.3、活性層幅を1.5ミクロン、活性層厚を0.05ミクロン、光閉じ込め係数を0.1、αパラメータを3、微分利得係数を1.5x10−19、非線形利得係数を6x10−23としている。
なお、半導体レーザ14の上記パラメータ値は設計例の一つである。半導体レーザ14の各パラメータ値は、通常の多層の量子井戸あるいは歪量子井戸構造を活性層とした分布帰還型半導体レーザとして実現することのできる範囲内で、光通信装置100の仕様あるいはデコーダ21の特性に合わせて、適宜設定することができる。
実施例2においては、直流バイアス回路136により印加する直流電流の値は120ミリアンペア、チャンネル1のデータ信号11およびチャンネル2のデータ信号12の振幅は各々60ミリアンペアとする。これにより、搬送波周波数f、f、f、fを得るための半導体レーザ14の駆動電流値として、120、180、240、300ミリアンペアを得る。
搬送波周波数fに対応する駆動電流120ミリアンペアは半導体レーザ14の直流電流値であり、半導体レーザ14の高周波応答特性はこの値により決まる。実施例2においては、実施例1に比べて半導体レーザの活性層体積が小さく、かつ、駆動電流値が大きいため、緩和振動はダンピング効果により見かけ上消失する。そこで、半導体レーザ14に駆動電流120ミリアンペアを印加した時の小信号変調帯域は、ビットレートの1/2より大きい約50GHzになるよう設計する。
図7に、半導体レーザ14から出力される4値FSK信号15の光信号強度および光周波数の固定パターン波形を示す。搬送波周波数f、f、f、fは、半導体レーザ14の発振光周波数を基準にして、79、127、175、223GHzの4値である。搬送波周波数の間隔は、ビットレートの1/2の値より大きい48GHzである。また、半導体レーザ14の出力には、周波数シフト変調と同時に振幅変調もかかり、光信号強度は、34、51.5、69、86.5mWとなっている。
実施例2では、光ファイバ30の長さは500mであり、実施例1と同様に分散補償は行っていない。また、受光器24及び受光器25の帯域は、1チャンネルあたりのビットレートと等しい50GHzである。
光フィルタ211は、2次のガウス型透過特性を有し、その中心周波数は半導体レーザ14の発振光周波数を基準にした200GHzである。パワー3dB低下で定義した透過帯域幅は100GHzである。他方の光フィルタ212は、2次のガウス型透過特性を有し、その中心周波数は150GHz、透過帯域幅は100GHzである。
光フィルタ211および光フィルタ212に関し示した上記のパラメータ値は、設計例の一つである。上記パラメータ値は、リング型フィルタ、干渉計型フィルタ、エタロン共振型フィルタ等、通常の光フィルタとして実現することのできる範囲内で、光通信装置の仕様あるいは半導体レーザ14の特性に合わせて、適宜設計することができる。
図8に、光フィルタ211により復調されたチャンネル1の光信号22を受光器24により検波・増幅したデータ信号のアイパターンを、ファイバ長がゼロの場合と500mの場合とで示す。同様に、図9は、チャンネル2についてのアイパターンを示したものである。これらの波形より、1チャンネルあたり50Gbps/sの2チャンネルのデータ信号(総伝送容量100Gbps/s)を、500mのシングルモードファイバにより分散補償無しで伝送できることがわかる。
現在、一つの半導体レーザを直接変調する方式の高速伝送技術では、40Gbps/sまでしか報告例がない。本実施例によれば、サイズが大きく高価なLN光変調器を用いることなく、半導体レーザの直接変調により、総伝送容量100Gbps/sの光通信装置を実現することができる。
実施例3は、実施例2と同じく、チャンネル1のデータ信号11およびチャンネル2のデータ信号12のビットレートは50Gbits/sであり、波長1.5ミクロン帯で総伝送容量100Gbits/sの信号をファイバ伝送するものである。本実施例の構成は、光受信器20のデコーダ21を除いて、図1の構成と同様である。
前述の実施例2は、図8および図9からわかるように、復調時にマーク符号の信号のパターン効果が現れやすい。これは、半導体レーザ14を直接変調する際に、周波数変調と同時に振幅変調がかかるためである。実施例3では、マーク符号のパターン効果を低減すべく、図10に示すような構成のデコーダ21Aを採用する。デコーダ21Aは、図1に示すものと同様なガウス型の光フィルタ211及び光フィルタ212の後段に、台形型の透過特性を有する光フィルタ213及び光フィルタ214を備える構成である。
チャンネル1に対応する光フィルタ211の後段の光フィルタ213は、その中心周波数が、半導体レーザ14の発振光周波数を基準にした100GHzのフィルタである。この光フィルタ213は、パワー0dB低下で定義した0dB透過帯域幅は100GHzであり、パワー1.75dB低下で定義した1.75dB透過帯域幅は240GHzである。他方のチャンネル2に対応する光フィルタ212の後段の光フィルタ214は、その中心周波数が50GHzであり、0dB透過帯域幅は100GHz、2dB透過帯域幅は240GHzである。
なお、本実施例のデコーダ21Aの構成は、図10に示すものに限らず適宜変更が可能である。例えば、光フィルタ211および光フィルタ213に替えて、これらと等価なフィルタ特性を持つ単一の光フィルタを配置するというように、光フィルタをチャンネルごとに一つにまとめるという構成が考えられる。また、後段の光フィルタ213および光フィルタ214を一つの光フィルタとしてまとめて、それをデコーダ21Aと光ファイバ30との間に置く、あるいは、それを光送信器10の中に配置しても良い。
図11は、光フィルタ211および光フィルタ213により復調されたチャンネル1の光信号22を受光器24により検波・増幅したデータ信号のアイパターンであり、ファイバ長がゼロの場合と500mの場合を示す。同様に、図12は、チャンネル2についてのアイパターンを示したものである。前段の光フィルタ211および光フィルタ212により復調された光信号のマーク符号のレベルが、後段の光フィルタ213および光フィルタ214の作用により一定になる。したがって、本実施例によれば、半導体レーザ14の振幅変調の効果が補償され、その結果、信号品質を大きく改善することができる。
本発明の実施の形態に係る光通信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る2チャンネルのデータ信号の搬送波周波数へのマッピングに関する説明図である。 本発明の実施例1に係る半導体レーザの駆動電流の波形図である。 本発明の実施例1に係る半導体レーザの固定パターンによる出力波形図である。 本発明の実施例1に係るチャンネル1の復調データ(ファイバ長:0km・10km)のアイパターン図である。 本発明の実施例1に係るチャンネル2の復調データ(ファイバ長:0km・10km)のアイパターン図である。 本発明の実施例2に係る半導体レーザの固定パターンによる出力波形図である。 本発明の実施例2に係るチャンネル1の復調データ(ファイバ長:0m・500m)のアイパターン図である。 本発明の実施例2に係るチャンネル2の復調データ(ファイバ長:0m・500m)のアイパターン図である。 本発明の実施例3に係るデコーダの構成図である。 本発明の実施例3に係るチャンネル1の復調データ(ファイバ長:0m・500m)のアイパターン図である。 本発明の実施例3に係るチャンネル2の復調データ(ファイバ長:0m・500m)のアイパターン図である。 本発明の実施例1に係る光送信器10の変形例の構成図である。 特許文献1に記載の多電極半導体レーザに関する構成図である。 特許文献1に記載のデータ信号のマッピングに関する説明図である。
符号の説明
100 光通信装置
10 光送信器
11,12 データ信号
13 プリコーダ
14 半導体レーザ
15 4値FSK信号
20 光受信器
21 デコーダ
22,23 光信号
24,25 受光器
30 光ファイバ
131 論理回路
132 増幅回路
133 アナログ回路
134 駆動信号
135 変調信号
136 直流バイアス回路
211,212,213,214,16 光フィルタ

Claims (16)

  1. 光ファイバを介して相互に接続された光送信器および光受信器を備え、
    前記光送信器は、低から高へ推移する4つの搬送波周波数に対し(0,0)、(0,1)、(1,1)、(1,0)の順にマッピングされた4種類の2ビット信号により表わされる変調信号を2チャンネルのデータ信号から生成するプリコーダと、前記変調信号を直流バイアス信号に重畳して成る駆動信号の印加により前記光ファイバへ4値周波数偏移変調光を出力する半導体レーザとを有し、
    前記光受信器は、前記光ファイバからの4値周波数偏移変調光を前記2チャンネルのそれぞれに対応する光信号に分離するバンドパス型光フィルタと、前記各光信号からそれぞれに対応するチャンネルのデータ信号を検波する受光器とを有し、
    前記4つの搬送波周波数の間隔と前記バンドパス型光フィルタの透過帯域幅とが前記2チャンネルのデータ信号における1チャンネルあたりのビットレートの1/2より大きい値に設定されていることを特徴とする光通信装置。
  2. 前記プリコーダは、前記2チャンネルのデータ信号の排他的論理和演算を行う論理回路と、前記2チャンネルのうちの一方のデータ信号を増幅する増幅回路と、前記論理回路および増幅回路の出力を合算し該合算の結果を前記変調信号として出力するアナログ回路とを有することを特徴とする請求項1記載の光通信装置。
  3. 前記半導体レーザは、前記直流バイアス信号として、前記半導体レーザの緩和振動周波数を前記2チャンネルのデータ信号における1チャンネルあたりのビットレートの1/2より大きい値にするための電流レベルを設定された信号が与えられることを特徴とする請求項1又は2記載の光通信装置。
  4. 前記半導体レーザは、前記直流バイアス信号として、前記半導体レーザの小信号変調帯域を前記2チャンネルのデータ信号における1チャンネルあたりのビットレートの1/2より大きい値にするための電流レベルを設定された信号が与えられることを特徴とする請求項1又は2記載の光通信装置。
  5. 前記バンドパス型光フィルタは、n次(nは正数)のガウス関数で近似される透過特性を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光通信装置。
  6. 前記バンドパス型光フィルタは、分離すべき各光信号のマーク符号レベルを一定にする透過特性を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光通信装置。
  7. 前記バンドパス型光フィルタは、n次(nは正数)のガウス関数で近似される透過特性を有する第1のフィルタ部と、台形型透過特性を有し且つ前記第1のフィルタ部の出力が入力される第2のフィルタ部とを含むことを特徴とする請求項6記載の光通信装置。
  8. 前記光送信器は、さらに、前記光ファイバへ出力すべき4値周波数偏移変調光から前記(0,0)に対応する搬送波周波数を持つ光成分を除去する光フィルタを有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光通信装置。
  9. 低から高へ推移する4つの搬送波周波数に対し(0,0)、(0,1)、(1,1)、(1,0)の順にマッピングされた4種類の2ビット信号により表わされる変調信号を2チャンネルのデータ信号から生成し、
    前記変調信号を直流バイアス信号に重畳して成る駆動信号を半導体レーザに印加することにより該半導体レーザから光ファイバへ4値周波数偏移変調光を出力し、
    前記光ファイバからの4値周波数偏移変調光をバンドパス型光フィルタにより前記2チャンネルのそれぞれに対応する光信号に分離し、
    前記各光信号からそれぞれに対応するチャンネルのデータ信号を検波し、
    前記4つの搬送波周波数の間隔と前記バンドパス型光フィルタの透過帯域幅とを前記2チャンネルのデータ信号における1チャンネルあたりのビットレートの1/2より大きい値に設定することを特徴とする光通信方法。
  10. 前記変調信号を生成するとき、
    前記2チャンネルのデータ信号の排他的論理和演算を行い、前記2チャンネルのうちの一方のデータ信号を増幅し、前記排他的論理和演算の結果および前記増幅の結果を合算し該合算の結果を前記変調信号として出力することを特徴とする請求項9記載の光通信方法。
  11. 前記直流バイアス信号として、前記半導体レーザの緩和振動周波数を前記2チャンネルのデータ信号における1チャンネルあたりのビットレートの1/2より大きい値にするための電流レベルを設定された信号を前記半導体レーザに与えることを特徴とする請求項9又は10記載の光通信方法。
  12. 前記直流バイアス信号として、前記半導体レーザの小信号変調帯域を前記2チャンネルのデータ信号における1チャンネルあたりのビットレートの1/2より大きい値にするための電流レベルを設定された信号を前記半導体レーザに与えることを特徴とする請求項9又は10記載の光通信方法。
  13. 前記バンドパス型光フィルタとして、n次(nは正数)のガウス関数で近似される透過特性を有するバンドパス型光フィルタを用いることを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の光通信方法。
  14. 前記バンドパス型光フィルタとして、分離すべき各光信号のマーク符号レベルを一定にする透過特性を有するバンドパス型光フィルタを用いることを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の光通信方法。
  15. 前記バンドパス型光フィルタとして、n次(nは正数)のガウス関数で近似される透過特性を有する第1のフィルタと、台形型透過特性を有し且つ前記第1のフィルタの出力が入力される第2のフィルタとを用いることを特徴とする請求項14記載の光通信方法。
  16. 前記光ファイバへ出力すべき4値周波数偏移変調光から前記(0,0)に対応する搬送波周波数を持つ光成分を除去することを特徴とする請求項9乃至15のいずれか1項に記載の光通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111980578A (zh) * 2020-09-02 2020-11-24 中油国家油气钻井装备工程技术研究中心有限公司 一种用于激光-机械破岩试验的光路传输装置

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