JP2009005223A - 2次元拡散伝送基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来よりも伝送路設定を簡単にすると共に基板全体としての伝送効率を向上させる。
【解決手段】 信号を2次元的に伝える信号層と、信号層上に分散して配置され信号を送受信する機能を有する複数の通信素子とを備え、一の通信素子が当該一の通信素子の通信可能範囲に含まれる他の通信素子と通信を行うことにより順次信号を中継して目的地まで伝送する2次元拡散伝送基板において、複数の通信素子により形成された伝送路を複数並行して備え、伝送路における伝送方向とその他の方向とで信号の伝送特性が異なるように構成することにより、各通信素子が伝送路上において隣接する通信素子とのみ通信を行うことを可能としたことを特徴とする2次元拡散伝送基板を提供する。
【選択図】 図8

Description

この発明は、複数の通信素子が信号を中継することにより信号を伝送する2次元拡散伝送基板に関する。
特許文献1,2には、個別の配線を形成することなく、複数の通信素子が信号を中継することにより信号を伝送する通信装置が開示されている。
この通信装置は、分散して配置された複数の通信素子を備える基板を有する。各通信素子は、周辺に配置されている他の通信素子と通信する機能を有する。各通信素子による通信距離は、周辺に配置された他の通信素子と局所的な通信を行える程度に設定されており、この局所的な通信により通信素子間で信号を順次伝送することによって、目的とする通信素子まで信号を伝送することができる。この通信装置では、経路データに基いて伝送路が設定されることにより、効率よく目的の通信素子まで信号が伝送される。この通信装置における複数の通信素子を備えた基板は、信号を2次元的に伝送することができるため、2次元拡散伝送基板とも称される。
特開2003−188882号公報 特開2004−328409号公報
2次元拡散伝送基板では、単一の伝送路を用いて信号を伝送する構成だけではなく、当該基板内に複数の伝送路を設定して複数の異なる信号を同時に伝送する構成も可能となっている。複数の伝送路を設定する構成とすれば、単一の伝送路により信号を伝送した場合よりも、基板全体としての信号の伝送効率を向上させることができる。
ところが、伝送路として選択されている通信素子が送信する信号は、当該通信素子の周辺であって且つその伝送路として選択されていない通信素子にも届く。この伝送路として選択されていない通信素子は、信号を受信する度に、各種処理を実行しなければならない。よって、伝送路として選択されている通信素子の通信距離内に存在し当該伝送路として選択されていない通信素子は、伝送路として選択されている通信素子から干渉を受けるため、他の伝送路として選択することができなかった。
このような従来の2次元拡散伝送基板においては、伝送路に隣接する或いは伝送路の周囲の通信素子を利用することができないために、通信に寄与しない無駄な通信素子が存在していた。よって、通信素子を全て活用した場合と比べて、基板全体としての伝送効率が低くならざるを得なかった。
一方、従来の2次元拡散伝送基板において、ある伝送路と他の伝送路との距離が、それぞれに含まれる通信素子の通信距離よりも大きくなるように、各通信素子を配置したとする。この場合、無駄な通信素子は無くなるが、今度は基板内の通信素子の密度が減るため、基板全体としての伝送効率を高くすることができない。
また、従来の2次元拡散伝送基板においては、伝送路に含まれる通信素子と、伝送路に含まれない通信素子との間で通信を行っていたため、1つの通信素子からの信号を受信する通信素子が多いため、伝送路設定処理が複雑であった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、従来よりも基板全体としての伝送効率が高く、伝送路設定が単純な2次元拡散伝送基板を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するために、本発明は、信号を2次元的に伝える信号層と、信号層上に分散して配置され信号を送受信する機能を有する複数の通信素子と、を備え、一の通信素子が当該一の通信素子の通信可能範囲に含まれる他の通信素子と通信を行うことにより順次信号を中継して目的地まで伝送する2次元拡散伝送基板において、複数の通信素子により形成された伝送路を複数並行して備え、伝送路における伝送方向とその他の方向とで信号の伝送特性が異なるように構成することにより、各通信素子が伝送路上において隣接する通信素子とのみ通信を行うことを可能としたことを特徴とする2次元拡散伝送基板を提供する。
また、本発明は、信号を2次元的に伝える信号層と、信号層上に分散して配置され信号を送受信する機能を有する複数の通信素子と、を備え、一の通信素子が当該一の通信素子の通信可能範囲に含まれる他の通信素子と通信を行うことにより順次信号を中継して目的地まで伝送する2次元拡散伝送基板において、複数の通信素子を、通信に使用する信号の周波数帯別に複数の組に分け、信号層の2次元平面内における一の方向に沿って各組ごとに少なくとも1つの列を形成し、隣接する列には、異なる組により形成された列を配置し、各通信素子の通信可能範囲内に存在する同一の組に属する通信素子が、各通信素子が配置された列内における両隣の通信素子のみとなるように配置したことを特徴とする2次元拡散伝送基板を提供する。
また、本発明は、信号を2次元的に伝える信号層と、信号層上に分散して配置され信号を送受信する機能を有する複数の通信素子と、を備え、一の通信素子が当該一の通信素子の通信可能範囲に含まれる他の通信素子と通信を行うことにより順次信号を中継して目的まで伝送する2次元拡散伝送基板において、複数の通信素子をマトリックス状に配列し、複数の通信素子は、隣接する通信素子とのみ通信が可能であり、第1の周波数帯で通信を行う複数の第1の通信素子のみからなる第1の列と、第2の周波数帯で通信を行う第2の通信素子のみからなる第2の列とが、交互に配列されたことを特徴とする2次元拡散伝送基板を提供する。
このような構成によれば、2次元拡散伝送基板上において、ある伝送方向に沿った信号の伝送路が複数形成される。各通信素子は、隣接する伝送路に配置された通信素子とは通信を行えず、伝送方向に位置する通信素子とのみ通信を行うため、従来の2次元拡散伝送基板よりも伝送路設定処理が単純化する。また、各伝送路に含まれる通信素子は、隣接する伝送路に含まれる通信素子と使用する周波数帯が異なるので、隣接する伝送路に含まれる通信素子から干渉を受けることがない。隣接する伝送路との距離を離す必要がないので、基板内の通信素子の密度を維持できる。本発明による2次元拡散伝送基板は、伝送路として選択可能な通信素子の割合を従来のものと比べて高くすることができるため、基板全体としての伝送効率を向上させることができる。
また、上記本発明の2次元拡散伝送基板においては、信号層は、一の方向に延びる帯状の領域を複数有し、当該領域は、列ごとに形成されており、各領域は、対応する列に含まれる通信素子において使用される周波数帯の信号に対する伝送特性が適合化されている。
また、本発明は、信号を2次元的に伝える信号層と、信号層上に分散して配置され信号を送受信する機能を有する複数の通信素子と、を備え、一の通信素子が当該一の通信素子の通信可能範囲に含まれる他の通信素子と通信を行うことにより順次信号を中継して目的地まで伝送する2次元拡散伝送基板において、信号層の2次元平面内における一の方向とその他の方向とで信号の伝送特性が異なるように信号層を構成することにより、通信素子による他の方向への通信可能範囲が一の方向への通信可能範囲よりも狭くなるように設定し、通信素子の通信可能範囲内には、一の方向に沿った通信素子の両側に他の通信素子を1つずつ配置したことを特徴とする2次元拡散伝送基板を提供する。
この構成によれば、各通信素子は、ある方向(伝送方向)に位置する通信素子とのみ通信を行うため、従来の2次元拡散伝送基板よりも伝送路設定が単純になる。また、各伝送路に含まれる通信素子は、隣接する伝送路に含まれる通信素子の通信可能範囲に含まれないため、隣接する伝送路に含まれる通信素子から干渉を受けない。また、伝送方向とは異なる方向に対しては通信可能距離が短くなるように設定されているため、隣接する伝送路との距離を大きくとる必要がないので、基板内の通信素子の密度を維持できる。本発明による2次元拡散伝送基板は、伝送路として選択可能な通信素子の割合を従来のものと比べて高くすることができるため、基板全体としての伝送効率を向上させることができる。
また、本発明においては、信号層は、一の方向に伝わる信号に対する抵抗の大きさが他の方向に伝わる信号に対する抵抗の大きさよりも小さくなるように形成されている。或いは、信号層は、一の方向に伝わる信号の距離に対する減衰率が他の方向に伝わる信号の距離に対する減衰率よりも低くなるように形成されている。
また、上記信号層は、第1の導電性部材と、第1の導電性部材よりも抵抗値の高い第2の導電性部材とにより形成されている。具体的には、第1の導電性部材及び第2の導電性部材がそれぞれ複数の糸状部材であり、信号層は、第1の導電性部材が一の方向に沿うように、且つ第2の導電性部材が一の方向と交差して網目状に形成されている。或いは、第1の導電性部材及び第2の導電性部材がそれぞれ糸状部材であり、信号層は、第1の導電性部材が第一の方向に沿うように且つ第1の導電性部材同士が接触しないように、第2の導電性部材と共に編み上げて形状されている。或いは、通信素子が複数の第1の導電性部材上に配置されており、複数の第1の導電性部材間には、一の方向に沿って第2の導電性部材が形成されている。
また、信号層は導電性ゴムであってもよい。この場合、導電性ゴムには、一の方向に延びた形状を有する導電性の添加材が混入されている。
また、信号層は、複数の第1の導電性部材と、高誘電部材とにより形成されてもよい。この場合、通信素子が複数の第1の導電性部材上に配置されており、複数の第1の導電性部材間には、一の方向に沿って高誘電部材が形成される。
したがって、本発明によれば、従来よりも基板全体としての伝送効率が高く、伝送路設定が単純な2次元拡散伝送基板を提供することができる。
まず初めに、図1から図5を参照して、従来の2次元拡散伝送基板の構造及び信号を伝送する原理について説明する。
図1は、2次元拡散伝送基板(以降、単に伝送基板という)100の外観構成を示す図である。伝送基板100は、複数の通信素子200が2枚の導電層110及び120によって挟持され、導電層110と導電層120が一定の距離だけ離されて配置された構造を持つ。導電層110,120は、それぞれ単一又は複数の層からなり、各層は例えば、導電性のゴム材料で形成されている。また、各層は、平面的に均一な導電率を有する。各通信素子200は、導電層110,120の各層に電気的に接続されている。導電層110,120に含まれる各層は、通信素子200に電源を供給するための層、通信素子200により送信される信号を伝播させる層、グランドを供給する層等を含む。なお、図1は、各通信素子200の内部配置を示すために、伝送基板100における、導電層110,120の一部を開いた状態を示している。
通信素子200は、導電層110,120に含まれる信号層を介して他の通信素子との間で信号の送受信を行う。図2は、通信素子200の機能ブロック図である。図2に示すように、通信素子200は、信号の送受信を行う通信部201と、通信素子200の通信機能を制御する処理部202と、各種データやプログラムを記憶するメモリ203とを有している。具体的には、処理部202は、導電層110,120に含まれる信号層中を伝播する信号の監視、受信した信号の解析、送信用信号の生成、信号の送信タイミングの制御等を行う。すなわち、通信素子200は、1つの素子で信号の受信、送信の双方の役割を果たす。以下の説明においては、信号を送信している最中(送信処理中)の通信素子200を送信元素子というものとする。また、送信元素子でない通信素子200を受信待機素子というものとする。受信待機素子は、信号の監視処理を行っている。
図3は、伝送基板100の局所的な断面図である。通信素子200は、導電層110の一部である信号層111と導電層120の一部である信号層121に、図示しない接点を介して接続されている。送信元素子(図3の例では、中央の通信素子200)は、信号層111,121を介して、有効通信距離内にある受信待機素子(図3の例では、両側の通信素子200)とのみ通信できるように設計されている。
図4は、伝送基板100における、送信元素子により送信された信号の強度Vと当該信号の伝播距離Xとの関係を示したグラフである。送信元素子から強度V0の信号が出力される。図4に示すように、強度Vは、当該信号の伝播距離Xが大きくなるほど、すなわち送信元素子から離れるほど減衰する。受信待機素子は信号強度Vs(<V0)以上の信号のみが有効な信号であるものと判定するよう設計されている。信号強度がVsとなる伝播距離はX1である。よって、受信待機素子のうち伝播距離X1以内の範囲に配置されているものは有効な信号を受信し得るが、伝播距離X1よりも離れた位置に配置されているものは有効な信号を受信し得ない。有効な信号を受信した受信待機素子のみが、受信した信号の解析処理を行う。この伝播距離X1はすなわち有効通信距離である。
図5は、伝送基板100における通信素子200の配置の一例、及び信号の伝送の様子を示す図である。図5では、説明の便宜上、通信素子200のみ示し、導電層110,120は省略している。また、図5に示す通信素子200は、伝送基板100におけるものの一部である。図5に示す例では、通信素子200(図5中の「A」〜「L」の符号を付されたブロックであり、本明細書では通信素子200A〜200Lと記す)は、それぞれ距離X1程度の間隔を置いて縦横に整列して(マトリックス状に)配列されている。
図5(a)は、通信素子200Fが送信元素子である場合を示している。通信素子200Fが送信した信号は、有効通信距離X1内に含まれる通信素子200B,200E,200G,200Jにより受信される。
ここで、伝送基板100における通信素子200間の通信方法の一例について説明する。これはあくまで一例であり、伝送基板100においては他の通信方法も利用可能である。各通信素子200は、パケット通信によりデータの送受信が行なわれる。当該パケットのヘッダ部分には、どの通信素子200を経由して目的地(目的とする通信素子200、或いは伝送基板100に接続された通信デバイス等)まで到達するかを規定した情報である経路情報が含まれている。この経路情報には、各通信素子200に割り振られたIDが含まれている。有効な信号としてパケットを受信した受信待機素子は、自己のIDが経路情報に含まれているかを判定する。そして、当該受信待機素子は、自己のIDが含まれていれば、受信したパケットのヘッダから自己のIDを削除して、送信処理を行う。当該受信待機素子は、自己のIDが含まれていなければ、送信処理は行わない。このようにして、伝送基板100では、通信素子200が、順次、信号(パケット)を中継して目的地(例えばいずれかの通信素子200)まで伝送する。
図5(a)に示す例では、信号(パケット)が、通信素子200Fの次に素子200Gを中継することが決まっているものとする。この場合、通信素子200B,200E,200Jは、信号を受信後、送信処理は行わず、通信素子200Gのみが送信処理を行う。通信素子200Gが信号を送信すると、今度は、通信素子200C,200F,200H,200Kが信号を受信する。このようにして、図5(b)に示すように、例えば、通信素子200E,200F,200G,200Hの順に信号が伝送される。なお、このような通信素子200の順路を信号の伝送路というものとする。伝送路はパケット中の経路情報により設定されている。伝送路上では、複数のパケットからなるデータが、バケツリレー方式で次々に伝送されていく(伝送路をデータが連続的に流れる)。伝送基板100は、通信素子200間の局所的な通信により信号を伝送するため、信号が劣化しにくいという特徴を有している。すなわち、伝送基板100では、伝送路の上流から下流に至るまで、信号の劣化が少ない。
また、伝送基板100は、複数の異なる信号を同時に、異なる伝送路を設定してそれぞれの目的地へ伝送することも可能である。すなわち、伝送基板100内で並行して複数の信号を伝送することが可能となっている。伝送基板100では、並行する伝送路を増加させるほど、伝送基板100全体としての信号の伝送効率が高くなる。
ところが、伝送基板100では、ある信号の伝送路として設定されている通信素子200の有効通信距離内にある通信素子200は、他の伝送路として設定することができない。例えば、図5(b)では、伝送路である通信素子200E〜Hに隣接する通信素子(200A〜D、200I〜L)は、他の伝送路として設定することはできない。これは、伝送路である通信素子200(E〜H)から干渉を受けるためである。よって、伝送基板100では、伝送路として設定できない無効な通信素子200が存在してしまうために、通信素子200の数の割には伝送効率を高くすることができないという問題点があった。また、無効な通信素子200においても経路情報の判定処理等が行われるため、伝送路設定処理が複雑にならざるを得なかった。
以下に説明する本発明は、伝送路設定が容易であると共に、伝送基板内に含まれている通信素子を有効に活用することにより、伝送基板全体としての伝送効率を向上させることができる伝送基板を提案するものである。
以下、図面を参照して、本発明の幾つかの実施形態に係る伝送基板について説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る伝送基板1における通信素子10,20を示す図である。また、図6は、伝送基板100における図5同様、説明の便宜上、一部の通信素子である、通信素子10A〜D(図6の「A」〜「D」)、10I〜L(図6の「I」〜「L」)と、通信素子20E〜H(図6の「E」〜「H」)のみを示している。伝送基板1は、図1に示す伝送基板100と同様の構造を有している。伝送基板100と異なる点は、通信素子200の代わりに、通信素子10,20を用いている点である。図6に示すように、本発明の第1の実施形態に係る伝送基板1は、通信素子10と通信素子20とは、それぞれが一次元的に配列されており、且つ通信素子10の列と通信素子20の列とが交互に配列された構造を有する。各通信素子10,20の有効通信距離は通信素子200と同一であり、通信素子10,10間、通信素子10,20間の縦横の配置間隔も通信素子200と同一である。
通信素子10は、伝送基板100に用いられた通信素子200と構造、機能共に同一である。通信素子20は、通信素子200と構造は同一であるが、機能が一部異なる。図7は、通信素子20の機能ブロック図である。処理部202、メモリ203は通信素子200と同一の機能である。通信部201’は、通信に使用する信号の周波数帯が通信素子10と異なるように構成されている。通信素子10は周波数帯f1を、通信素子20は周波数帯f2(≠f1)をそれぞれ使用している。
伝送基板1では、例えば、通信素子20Fが送信元素子である場合、その有効通信距離には、通信素子10B,J、通信素子20E,Gが含まれる。ここで、通信素子10B,Jは、通信素子20Fから送信された周波数帯f2の信号(以下、「信号f2」と記す。周波数帯f1の信号も同様に「信号f1」と記す)を受信しない。よって、通信素子20Fから送信された信号を受信し、経路情報の判定処理を行う素子は、通信素子20E,Gの2つのみである。通信素子20E〜Hからなる伝送路と隣接する通信素子(10A〜D、10I〜L)は、干渉を受けず、他の伝送路として設定され得る。よって、伝送路として設定できない通信素子(無効な通信素子)を減らすことができ、伝送基板1内に多くの伝送路を設定することができるため、伝送基板1全体としての伝送効率を従来よりも高くすることができる。また、送信元素子から送信された信号は、伝送方向に隣接する通信素子によってのみ受信されるため、従来の伝送基板よりも伝送路設定の処理が簡単になる。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る伝送基板2を示す図である。伝送基板2は、伝送基板1と近似しているが、その異なる点は、信号層111,121(図3)の代わりに信号層11,21を使用している点である。信号層11,21は、通信素子10と通信素子20の配列に合わせて、信号伝送特性が変えられている。すなわち、信号層11,21は、通信素子10が配置されている帯状の領域S10と、通信素子20が配置されている帯状の領域S20とを有している。領域S10は、信号f1に対する伝送効率が高く、信号f2に対する伝送効率が低い材料で形成されている。領域S20は逆に、信号f2に対する伝送効率が高く、信号f1に対する伝送効率が低い材料で形成されている。図9(a)は、領域S10、S20のそれぞれにおける周波数−伝送効率の関係を示すグラフである。また、図9(b)、(c)は、それぞれ領域S10、S20に信号f1、f2を流したときの距離−信号強度の関係を示すグラフである。
図9に示されるように、領域S10、S20は、周波数帯f1とf2についてそれぞれ異なる特性を有する。具体的には、領域S10は、強度V0の信号f1が距離X1伝送しても通信素子が受信可能なレベル(信号強度Vsを上回るレベル)を維持し、強度V0の信号f2が距離X1伝送すると通信素子が受信できないレベル(信号強度Vs以下)まで減衰する特性を有する。また、領域S20は、強度V0の信号f2が距離X1伝送しても通信素子が受信可能なレベル(信号強度Vsを上回るレベル)を維持し、強度V0の信号f1が距離X1伝送すると通信素子が受信できないレベル(信号強度Vs以下)まで減衰する特性を有する。このように、領域S10では信号f1のみを伝送し、領域S20では信号f2のみを伝送するように構成できるので、伝送基板2は、第1の実施形態における伝送基板1よりもさらに、伝送路に隣接する通信素子が干渉を受け難いという効果を有する。また、伝送路の間隔をさらに狭くすることも可能である。
なお、上記第1及び第2の実施形態に係る伝送基板1,2では、2種類の周波数帯を用いた2種類の通信素子を用いたが、2種類に限定されるものではなく、3種類以上であってもよい。本発明では、伝送基板は、隣接する伝送路において、同じ周波数帯を使用しない種々の構成を採用し得る。
図10は、本発明の第3の実施形態に係る伝送基板3を示す図である。伝送基板3は、図1の伝送基板100と類似の構成であり、通信素子200を備える。図10は、図5と同様、説明の便宜上、一部の通信素子200のみ示している。伝送基板3が伝送基板100と異なる点は、信号層111,121の代わりに、平面方向の信号伝送特性に異方性を持つ信号層31,41を用いた点にある。信号層31,41は、一の方向と他の方向とで信号伝送特性が異なる。具体的には、図10における横方向と縦方向とで信号伝送特性が異なる(以降、横方向を主伝送方向、縦方向を副伝送方向というものとする。第4、第5実施形態についても同様)。信号層31,41は、主伝送方向には、伝送基板100の信号層111,121と同様の信号伝送特性を有するが、副伝送方向には、主伝送方向の信号伝送特性よりも低い伝送特性(すなわち、信号が伝播しにくい特性)を有するように構成されている。
図11は、伝送基板3における主伝送方向に進む信号と副伝送方向に進む信号の強度Vと伝播距離Xとの関係を示すグラフである。各軸、信号強度Vs、及び伝播距離X1の意味は、図4において説明したものと同様である。伝送基板3では、主伝送方向に比べて副伝送方向のほうが減衰率が高くなっていることがわかる。送信元素子から有効通信距離X1に含まれる受信待機素子は、主伝送方向に隣接したものと、副伝送方向に隣接したものとが存在するが、信号層31,41の伝送特性から、主伝送方向に隣接した受信待機素子のみが有効な信号を受信する。例えば、図10では、送信元素子が通信素子200Fであるとすると、通信素子200E,200Gのみが有効な信号を受信する。伝送路に隣接する通信素子200B,200Jは、有効な信号を受信しないため、経路情報の判定処理等が行われない。
伝送基板3では、主伝送方向の有効通信距離はX1であるが、副伝送方向の有効通信距離はX2(<X1)となる。すなわち、副伝送方向においては、伝播距離X2以内において、信号強度Vs以上の信号(有効な信号)が得られるからである。図10では、送信元素子が通信素子200Fであるとすると、通信素子200B,200Jは、伝播距離X2よりも離れていれば信号を受信しない。
よって、伝送基板3では、伝送路に隣接する通信素子は伝送路に含まれる通信素子から干渉を受けないため、他の伝送路として設定され得る。また、送信元素子から送信された信号は、伝送方向に隣接する通信素子によってのみ受信されるため、従来の伝送基板よりも伝送路設定の処理が簡単になる。
図12は、導電層31,41(以降、単に導電層31と記載する)の構成の第1の例を示す図である。導電層31は、導電性を有する糸状部材により形成されている。導電性を有する糸状部材としては、導電性の繊維材料であってもよいし、絶縁性の繊維材料に導電性の材料を塗布したもの等でもよい。或いは、導電性を有する糸状部材は、針金等の金属であってもよい。導電性を有する糸状部材は、その製造工程において抵抗の大きさを調整できる。当該糸状部材は、複数の低抵抗の糸状部材31L(図12(a))と、複数の高抵抗の糸状部材31H(図12(b))とからなる。導電層31は、図12(c)に示されるように、糸状部材31Lがそれぞれ伝送基板3の主伝送方向に沿うように、糸状部材31Hがそれぞれ伝送基板3の副伝送方向に沿うようにして、網目状(メッシュ状)に形成されている。このような構成により、伝送基板3の導電層31は、主伝送方向への信号の伝送に対しては低抵抗、副伝送方向への信号の伝送に対しては高抵抗という構成が実現される。
図13は、導電層31の構成の第2例を示す図である。この例においても、図12で示した糸状部材31L、31Hを使用する。糸状部材31L、31Hは共に伝送基板3の主伝送方向に沿って配列されており、且つ副伝送方向に交互に配列される。各糸状部材31L、31Hは、隣接する糸状部材31H、31Lに編みこまれる。なお、各糸状部材31L、31Hが編みこまれた状態では、糸状部材31L同士が接触しないよう構成されている。このような構成により、導電層31は、信号が主伝送方向に進む場合には、高抵抗体である糸状部材31Hを通る必要がなく、信号が副伝送方向に進む場合に、高抵抗体である糸状部材31Hを通る必要がある。よって、この例に示す導電層31においても、主伝送方向への信号の伝送に対しては低抵抗、副伝送方向への信号の伝送に対しては高抵抗という構成が実現される。
図14は、導電層31の構成の第3例を示す図である。導電層31は、導電性ゴムにより形成されている。導電性ゴムの内部には、導電性を有するフィラー31fが混入されている。当該導電フィラーは線状の材料として形成されており、個々の導電フィラーは、その軸方向が伝送基板3の主伝送方向に沿うように等方性をもって分散されている。また、この導電フィラーは、導電性ゴムに含まれるカーボン粒子等よりもずっと大きい。したがって、この例に示す導電層31においても、主伝送方向への信号の伝送に対しては低抵抗、副伝送方向への信号の伝送に対しては高抵抗という構成が実現される。
図15は、本発明の第4の実施形態に係る伝送基板4を示す図である。伝送基板4は、図1の伝送基板100と類似の構成であり、通信素子200を備えている。伝送基板4が、伝送基板100と異なる点は、信号層111,121の代わりに、伝送方向に延びる帯状の領域である低抵抗領域と高抵抗領域とを持つ信号層51,61(以降、単に信号層51と記載する)を用いている点にある。なお、低抵抗領域51Lの抵抗の大きさは、伝送基板100におけるものと同じである。
信号層51の高抵抗領域51Hは、伝送基板4の主伝送方向に延びた領域であり、副伝送方向に隣接する通信素子200間に形成されている。各通信素子200は、低抵抗領域51Lに配置されている。
伝送基板4では、高抵抗領域51Hの存在により、副伝送方向への有効通信距離は、主伝送方向への有効通信距離X1よりも短くなる。伝送基板4では、副伝送方向に隣接する通信素子200同士は、通信できない。主伝送方向に配列した通信素子200により信号の伝送路が設定される。
伝送基板4では、伝送路に隣接する通信素子は伝送路に含まれる通信素子から干渉を受けないため、他の伝送路として設定され得る。また、送信元素子から送信された信号は、伝送方向に隣接する通信素子によってのみ受信されるため、従来の伝送基板よりも伝送路設定の処理が簡単になる。
図16は、本発明の第5の実施形態に係る伝送基板5を示す図である。伝送基板5は、図15の伝送基板4と類似の構成である。伝送基板5が伝送基板4と異なる点は、信号層51の代わりに、低抵抗領域と高誘電領域とを持つ信号層71,81(以降、単に信号層71と記載する)を用いている点にある。低抵抗領域71Lは、伝送基板4における低抵抗領域51Lと同様の構成である。高誘電領域71Dは、高誘電材料により形成された領域であり、伝送基板4における高抵抗領域51Hと置き換えたものである。
伝送基板5では、通信素子200による通信に用いられる信号が直流成分に近いほど、高誘電領域71Dにおける抵抗(インピーダンス)が増大する。通信素子200の通信に、高誘電領域71Dで高インピーダンスを維持する周波数帯(以下、「通常帯域」という)を用いることにより、副伝送方向への有効通信距離を、主伝送方向への有効通信距離X1よりも短くすることができる。
よって、伝送基板5においても、伝送路に隣接する通信素子が伝送路に含まれる通信素子から干渉を受けないようにすることが可能であるため、隣接する通信素子を他の伝送路として設定し得る。また、送信元素子から送信された信号は、伝送方向に隣接する通信素子によってのみ受信されるため、従来の伝送基板よりも伝送路設定の処理が簡単になる。
なお、伝送基板5においては、通信素子200は、信号伝送帯域を通常帯域と高周波帯域に切り替えることが可能である。高周波帯域を用いて信号を伝送した場合、副伝送方向における有効通信距離がX1以上となる。この場合、従来の伝送基板100のように使用することができる。そのような使用は、基板全体としての伝送効率は高くすることができないが、2次元的な伝送路を設定したい場合などに有効である。
以上に説明したように、本発明の2次元拡散伝送基板は、従来の2次元拡散伝送基板よりも多くの伝送路を設定することができるため、基板全体としての伝送効率を向上させることができる。また、本発明の2次元拡散伝送基板は、従来のものに比べて、伝送路設定が容易である。
なお、以上説明した本発明の各種実施形態においては、通信素子をマトリックス状に配列した。また、各種実施形態においては、伝送路を、当該マトリックスに配列された通信素子を一方向に進むように設定した。本発明の2次元拡散基板においては、伝送路を1つの方向に進むようにするだけではなく、曲がるように設定してもよい。また、通信素子をマトリックス状に配列したが、通信素子の有効通信距離さえ考慮すれば、基板上にランダムに拡散させて配置させることも可能である。すなわち、各種実施形態に示した通信素子の配列に限定されるものではない。
2次元拡散伝送基板の外観構成を示す図である。 通信素子の機能ブロック図である。 伝送基板の局所的な断面図である。 信号強度と伝播距離との関係を示す図である。 通信素子の配置の一例、及び信号の伝送の様子を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る伝送基板を示す図である。 通信素子の機能ブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る伝送基板を示す図である。 伝送基板上の各領域の特性を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る伝送基板を示す図である。 本発明の第3の実施形態の伝送基板における信号強度と距離との関係を示すグラフである。 本発明の第3の実施形態における信号層の第1例を示す図である。 本発明の第3の実施形態における信号層の第2例を示す図である。 本発明の第3の実施形態における信号層の第3例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る伝送基板を示す図である。 本発明の第5の実施形態に係る伝送基板を示す図である。
符号の説明
1,2,3,4,5,100 伝送基板
10,20,200 通信素子
110,120 導電層
11,12,21,31,41,51,61,71,81,111,121 信号層

Claims (14)

  1. 信号を2次元的に伝える信号層と、前記信号層上に分散して配置され信号を送受信する機能を有する複数の通信素子と、を備え、一の通信素子が当該一の通信素子の通信可能範囲に含まれる他の通信素子と通信を行うことにより順次信号を中継して目的地まで伝送する2次元拡散伝送基板において、
    複数の通信素子により形成された伝送路を複数並行して備え、
    前記伝送路における伝送方向とその他の方向とで信号の伝送特性が異なるように構成することにより、各通信素子が伝送路上において隣接する通信素子とのみ通信を行うことを可能としたことを特徴とする2次元拡散伝送基板。
  2. 信号を2次元的に伝える信号層と、前記信号層上に分散して配置され信号を送受信する機能を有する複数の通信素子と、を備え、一の通信素子が当該一の通信素子の通信可能範囲に含まれる他の通信素子と通信を行うことにより順次信号を中継して目的まで伝送する2次元拡散伝送基板において、
    前記複数の通信素子を、通信に使用する信号の周波数帯別に複数の組に分け、前記信号層の2次元平面内における一の方向に沿って各組ごとに少なくとも1つの列を形成し、
    隣接する列には、異なる組により形成された列を配列し、
    各通信素子の通信可能範囲内に存在する同一の組に属する通信素子が、前記各通信素子が配置された列内における両隣の通信素子のみとなるように配置したことを特徴とする2次元拡散伝送基板。
  3. 前記信号層は、前記一の方向に延びる帯状の領域を複数有し、当該領域は、前記列ごとに形成されており、各領域は、対応する列に含まれる通信素子において使用される周波数帯の信号に対する伝送特性を適合化したものであることを特徴とする請求項2に記載の2次元拡散伝送基板。
  4. 信号を2次元的に伝える信号層と、前記信号層上に分散して配置され信号を送受信する機能を有する複数の通信素子と、を備え、一の通信素子が当該一の通信素子の通信可能範囲に含まれる他の通信素子と通信を行うことにより順次信号を中継して目的まで伝送する2次元拡散伝送基板において、
    前記複数の通信素子をマトリックス状に配列し、
    前記複数の通信素子は、隣接する通信素子とのみ通信が可能であり、
    第1の周波数帯で通信を行う複数の第1の通信素子のみからなる第1の列と、第2の周波数帯で通信を行う第2の通信素子のみからなる第2の列とが、交互に配列されたことを特徴とする2次元拡散伝送基板。
  5. 前記信号層は、前記第1の列が配置された第1の領域と、前記第2の列が配置された第2の領域とにより構成され、
    前記第1の領域は、前記第1の周波数帯の信号に対する伝送特性が適合化されており、
    前記第2の領域は、前記第2の周波数帯の信号に対する伝送特性が適合化されていることを特徴とする請求項4に記載の2次元拡散伝送基板。
  6. 信号を2次元的に伝える信号層と、前記信号層上に分散して配置され信号を送受信する機能を有する複数の通信素子と、を備え、一の通信素子が当該一の通信素子の通信可能範囲に含まれる他の通信素子と通信を行うことにより順次信号を中継して目的地まで伝送する2次元拡散伝送基板において、
    前記信号層の2次元平面内における一の方向とその他の方向とで信号の伝送特性が異なるように前記信号層を構成することにより、前記通信素子による前記他の方向への通信可能範囲が前記一の方向への通信可能範囲よりも狭くなるように設定し、
    前記通信素子の通信可能範囲内に、前記一の方向に沿った前記通信素子の両側に他の通信素子を1つずつ配置したことを特徴とする2次元拡散伝送基板。
  7. 前記信号層は、前記一の方向に伝わる信号に対する抵抗の大きさが前記他の方向に伝わる信号に対する抵抗の大きさよりも小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項6に記載の2次元拡散伝送基板。
  8. 前記信号層は、前記一の方向に伝わる信号の距離に対する減衰率が前記他の方向に伝わる信号の距離に対する減衰率よりも低くなるように形成されていることを特徴とする請求項6に記載の2次元拡散伝送基板。
  9. 前記信号層が、第1の導電性部材と、前記第1の導電性部材よりも抵抗値の高い第2の導電性部材とにより形成されていることを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の2次元拡散伝送基板。
  10. 前記第1の導電性部材及び前記第2の導電性部材は、それぞれ複数の糸状部材であり、
    前記信号層は、前記第1の導電性部材が前記一の方向に沿うように、且つ前記第2の導電性部材が前記一の方向と交差して網目状に形成されていることを特徴とする請求項9に記載の2次元拡散伝送基板。
  11. 前記第1の導電性部材及び前記第2の導電性部材は、それぞれ複数の糸状部材であり、
    前記信号層は、前記第1の導電性部材が前記第一の方向に沿うように且つ前記第1の導電性部材同士が接触しないように、前記第2の導電性部材と共に編み上げて形状されていることを特徴とする請求項9に記載の2次元拡散伝送基板。
  12. 前記信号層が、導電性ゴムであり、
    前記導電性ゴムには、前記一の方向に延びた形状を有する導電性の添加材が混入されていることを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の2次元拡散伝送基板。
  13. 前記通信素子が前記複数の第1の導電性部材上に配置されており、
    前記複数の第1の導電性部材間には、前記一の方向に沿って前記第2の導電性部材が形成されていることを特徴とする請求項9に記載の2次元拡散伝送基板。
  14. 前記信号層が、複数の第1の導電性部材と、高誘電部材とにより形成されており、
    前記通信素子が前記複数の第1の導電性部材上に配置されており、
    前記複数の第1の導電性部材間には、前記一の方向に沿って前記高誘電部材が形成されていることを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の2次元拡散伝送基板。
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