JP2009004841A - 変調方法および変調回路ならびに復調方法および復調回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】立ち上がり時間と立ち下がり時間の異なる発光素子を用いる場合の伝送速度を高速化すること。
【解決手段】立ち上がりビットのビットタイムbrと立ち下がりビットのビットタイムbfとを発光素子102の立ち上がり時間tr、立ち下がり時間tfに合わせて設定する変調方法とすることにより、立ち下がり時間tfに合わせて全てのビットタイムを設定する一般的な変調方法と比べて平均的なビットタイムを短くすることとなり高速に信号を伝送することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は入力電気信号に対する光出力応答特性の立ち上がり時間と立ち下がり時間の異なる発光素子を変調して光信号伝送を行う変調方法および変調回路ならびに復調方法および復調回路に関するものである。
近年、照明光を変調して信号を伝送する照明光通信が注目されている。このような照明光通信では、白色LEDや蛍光灯などの光源が用いられる。図13は、照明用に多く用いられる蛍光体タイプの白色LED10を示している。白色LED10は、青色LED11からの出射光12を蛍光体13で黄色光14に変換し、蛍光体13で変換されない青色光15と同時に出射することにより白色光を放射するものが多く用いられている。
しかしながら、図13に示した蛍光体タイプの白色LED10や蛍光灯は、蛍光材を介して光を放出するため、蛍光材の蓄光作用により応答速度が遅いという特性がある。この入力電気信号に対する光出力応答特性が遅いという特性は、照明光通信においては伝送速度が遅くなると言う欠点となる。
このため従来の照明光通信装置としては、図13の蛍光体13で変換されない青色光15のみを受信側で選択して受信するものが提案されていた(例えば、特許文献1参照)。図14は、前記特許文献1に記載された従来の照明光通信装置を示すものである。
図14において、蛍光体タイプの白色LED20に内蔵された青色LED11からの放射光12は蛍光体23により黄色光14に変換される。図14では、蛍光体23の一部に蛍光作用の無い拡散材16が配置されており、積極的に、蛍光体23で変換されない青色光15を放出する構成としていた。また、受光素子22は、その表面に図15の破線で示した反射特性の光学膜22が形成されている。これにより白色LED20からの放射光の発光強度スペクトル分布(図15の実線)の内、蛍光体23で変換されない青色光15(図15の斜線部)のみを受光する構成としていた。これにより、蛍光体23を介することによる応答速度の劣化を回避していた。
特開2004−363756号公報(第5頁、図1)
しかしながら、前記従来の構成では、蛍光体23で変換されない青色光15のみを信号伝送に使用するので、図15に示されているように、照明光の一部のみを使用することになる。このため、光電力の信号伝送への利用効率が低く、長距離伝送が困難になるという課題を有していた。図14の従来の構成では、拡散材16を用いることで蛍光体23で変換されない青色光15を積極的に放出するようにしているが、白色LED20からの放出光の色調を自然なものとするためには、極端に青色光を多くすることも出来ない。また逆に、照明用LEDでは、演色性を高めるため、複数の種類の蛍光材で青色光を変換し、図16に示したような発光強度スペクトル分布にしているものもある。このようなスペクトル分布では、蛍光体に変換されない青色光の電力は、更に割合の低い分布となり、信号伝送への光電力の利用効率が低下することになる。また、蛍光灯を照明光源に使用する場合には、従来の構成を適用することが出来ない。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、照明用光源の電力を有効に活用しながら、蛍光体を介して光を放出することによる伝送速度の低下を抑えることが可能な変調方法および変調回路を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の第1の発明の変調回路は、入力電気信号に対する光出力応答特性の立ち上がり時間と立ち下がり時間の異なる発光素子を変調する変調回路であって、低位の発光レベルから高位の発光レベルに遷移する立ち上げビットタイム(ここでは、「ビットタイム」を1ビットの伝送に割り当てる時間を意味することとする)と、高位の発光レベルから低位の発光レベルに遷移する立ち下げビットタイムとを、それぞれ前記発光素子の立ち上がり時間と立ち下がり時間に合わせて異なるビットタイムとする変調を行う。
上記第1の発明の変調回路によれば、光出力応答特性の立ち上がり時間と立ち下がり時間の短い側に対応するビットタイムは、長い側に影響されることなく短くすることが出来るので、全体として伝送速度の低下を抑えることが可能となる。
また本発明の第2の発明の変調回路は、第1の発明に従属する発明であって、高位レベルのビット後、同じ高位レベルが連続するビットのビットタイムと、低位レベルのビット後、同じ低位レベルが連続するビットのビットタイムとを、それぞれ前記発光素子の立ち下がり時間と立ち上がり時間に合わせて異なるビットタイムとする変調を行う。
上記第2の発明の変調回路によれば、高位レベルのビット後のビットにおけるレベル判定が容易となる。
また本発明の第3の発明の変調回路は、第1の発明に従属する発明であって、入力電気信号に対する光出力応答特性の立ち上がり時間が立ち下がり時間より短い発光素子を変調する変調回路であって、N(2以上の整数)種類の発光レベルで前記発光素子を駆動し、N種類の発光レベルのうち、最高位レベル以外のレベルにあるビットの次のビットでは、伝送信号ビットに従って、同一レベルと1レベルだけ上位のレベルとのいずれかのレベルを取り、最高位レベルにあるビットの次のビットでは、伝送信号ビットに従って、最高位レベルと最下位のレベルとのいずれかのレベルを取る変調を行う。
上記第3の発明の変調回路によれば、ビットタイムの短い立ち上がりビットを多用し、ビットタイムの長い立ち下がりビットを少なくすることになるので、全体として伝送速度を上げることが出来る。
また本発明の第4の発明の変調回路は、第3の発明に従属する発明であって、最高位レベルのビット後に同じ最高位レベルが連続するビットのビットタイムと、最高位以外のレベルのビット後に同じレベルが連続するビットのビットタイムとを、それぞれ前記発光素子立ち下がり時間と立ち上がり時間に合わせて異なるビットタイムとする変調を行う。
上記第4の発明の変調回路によれば、最高位以外のレベルのビットにおけるビット時間を短くできると共に、最高位レベルのビット後のビットにおけるレベル判定が容易となる。
また本発明の第5の発明の変調回路は、第1の発明に従属する発明であって、入力電気信号に対する光出力応答特性の立ち上がり時間が立ち下がり時間より短い発光素子を変調する変調回路であって、N(2以上の整数)種類の発光レベルで前記発光素子を駆動し、N−1ビットの送信データに対して、伝送信号ビットに従って、同一レベルと1レベルだけ上位のレベルとのいずれかのレベルを取り、その直後に最下位レベルに下げるとともに、上記N−1ビットの送信データに対して、伝送信号ビットに従って、同一レベルと1レベルだけ上位のレベルとのいずれかのレベルを取る際のビットタイムと、上記最下位レベルに下げる時間とを、それぞれ前記発光素子の立ち上がり時間と立ち下がり時間に合わせて異なる時間とする変調を行う。
上記第5の発明の変調回路によれば、Nビットごとのビットタイムの合計時間が一定となり、大きな容量のバッファを使用せずに、等速度のデータ入出力が可能となる。
また本発明の第6の発明の変調回路は、第1の発明に従属する発明であって、N(2以上の整数)種類の発光レベルで前記発光素子を駆動し、低位の発光レベルから高位の発光レベルに遷移する立ち上げビットタイムと、高位の発光レベルから低位の発光レベルに遷移する立ち下げビットタイムとを、それぞれ前記発光素子の立ち上がり時間と立ち下がり時間に合わせて異なるビットタイムとする変調を行う。
上記第6の発明の変調回路によれば、光出力応答特性の立ち上がり時間と立ち下がり時間の短い側に対応するビットタイムは、長い側に影響されることなく短くすることが出来るので、全体として伝送速度の低下を抑えることが可能となる。
また本発明の第7の発明の変調回路は、第6の発明に従属する発明であって、前記発光素子の立ち上がり時間が立ち下がり時間より短い場合には、最低位以外のレベルのビット後、同じレベルが連続するビットのビットタイムと、最低位レベルのビット後、同じ最低位レベルが連続するビットのビットタイムとを、それぞれ前記発光素子の立ち下がり時間と立ち上がり時間に合わせて異なるビットタイムとし、前記発光素子の立ち下がり時間が立ち上がり時間より短い場合には、最高位以外のレベルのビット後、同じレベルが連続するビットのビットタイムと、最高位レベルのビット後、同じ最高位レベルが連続するビットのビットタイムとを、それぞれ前記発光素子の立ち上がり時間と立ち下がり時間に合わせて異なるビットタイムとする変調を行う。
上記第7の発明の変調回路によれば、最低位のレベルのビットの次のビットタイムまたは最高位のレベルのビットの次のビットタイムを短くできると共に、同一レベルのビットが連続するビットにおけるレベル判定が容易となる。
また本発明の第8の発明の復調回路は、N種類のレベルで発光素子を駆動する第7の発明の変調回路に対応する復調回路であって、最低位と最高位を除く中間レベルのビット後のビットにおいて、前記発光素子の立ち上がり時間が立ち下がり時間より短い場合には、先ず立ち上がり時間に合わせた識別により高位レベルに遷移しているか否かを識別し、高位レベルに遷移していると判別されない場合には、続いて立ち下がり時間に合わせた識別により低位レベルに遷移しているか否かを識別し、前記発光素子の立ち下がり時間が立ち上がり時間より短い場合には、先ず立ち下がり時間に合わせた識別により低位レベルに遷移しているか否かを識別し、低位レベルに遷移していると判別されない場合には、続いて立ち上がり時間に合わせた識別により高位レベルに遷移しているか否かを識別する復調を行う。
上記第8の発明の変調回路によれば、同一レベルが連続するビットにおけるレベル判定が容易となる。
また本発明の第9の発明の変調方法は、入力電気信号に対する光出力応答特性の立ち上がり時間と立ち下がり時間の異なる発光素子の変調方法であって、低位の発光レベルから高位の発光レベルに遷移する立ち上げビットタイムと、高位の発光レベルから低位の発光レベルに遷移する立ち下げビットタイムとを、それぞれ前記発光素子の立ち上がり時間と立ち下がり時間に合わせて異なるビットタイムとする変調を行う。
上記第9の発明の変調方法によれば、光出力応答特性の立ち上がり時間と立ち下がり時間の短い側に対応するビットタイムは、長い側に影響されることなく短くすることが出来るので、全体として伝送速度の低下を抑えることが可能となる。
また本発明の第10の発明の変調方法は、第9の発明に従属する発明であって、高位レベルのビット後、同じ高位レベルが連続するビットのビットタイムと、低位レベルのビット後、同じ低位レベルが連続するビットのビットタイムとを、それぞれ前記発光素子の立ち下がり時間と立ち上がり時間に合わせて異なるビットタイムとする変調を行う。
上記第10の発明の変調方法によれば、高位レベルのビット後のビットにおけるレベル判定が容易となる。
また本発明の第11の発明の変調方法は、第9の発明に従属する発明であって、入力電気信号に対する光出力応答特性の立ち上がり時間が立ち下がり時間より短い発光素子の変調方法であって、N(2以上の整数)種類の発光レベルで前記発光素子を駆動し、N種類の発光レベルのうち、最高位レベル以外のレベルにあるビットの次のビットでは、伝送信号ビットに従って、同一レベルと1レベルだけ上位のレベルとのいずれかのレベルを取り、最高位レベルにあるビットの次のビットでは、伝送信号ビットに従って、最高位レベルと最下位のレベルとのいずれかのレベルを取る変調を行う。
上記第11の発明の変調方法によれば、ビットタイムの短い立ち上がりビットを多用し、ビットタイムの長い立ち下がりビットを少なくすることになるので、全体として伝送速度を上げることが出来る。
また本発明の第12の発明の変調方法は、第11の発明に従属する発明であって、最高位レベルのビット後に同じ最高位レベルが連続するビットのビットタイムと、最高位以外のレベルのビット後に同じレベルが連続するビットのビットタイムとを、それぞれ前記発光素子立ち下がり時間と立ち上がり時間に合わせて異なるビットタイムとする変調を行う。
上記第12の発明の変調方法によれば、最高位以外のレベルのビットにおけるビット時間を短くできると共に、最高位レベルのビット後のビットにおけるレベル判定が容易となる。
また本発明の第13の発明の変調方法は、第9の発明に従属する発明であって、入力電気信号に対する光出力応答特性の立ち上がり時間が立ち下がり時間より短い発光素子の変調方法であって、N(2以上の整数)種類の発光レベルで前記発光素子を駆動し、N−1ビットの送信データに対して、伝送信号ビットに従って、同一レベルと1レベルだけ上位のレベルとのいずれかのレベルを取り、その直後に最下位レベルに下げるとともに、上記N−1ビットの送信データに対して、伝送信号ビットに従って、同一レベルと1レベルだけ上位のレベルとのいずれかのレベルを取る際のビットタイムと、上記最下位レベルに下げる時間とを、それぞれ前記発光素子の立ち上がり時間と立ち下がり時間に合わせて異なる時間とする変調を行う。
上記第13の発明の変調方法によれば、Nビットごとのビットタイムの合計時間が一定となり、大きな容量のバッファを使用せずに、等速度のデータ入出力が可能となる。
また本発明の第14の発明の変調方法は、第9の発明に従属する発明であって、N(2以上の整数)種類の発光レベルで前記発光素子を駆動し、低位の発光レベルから高位の発光レベルに遷移する立ち上げビットタイムと、高位の発光レベルから低位の発光レベルに遷移する立ち下げビットタイムとを、それぞれ前記発光素子の立ち上がり時間と立ち下がり時間に合わせて異なるビットタイムとする変調を行う。
上記第14の発明の変調回路によれば、光出力応答特性の立ち上がり時間と立ち下がり時間の短い側に対応するビットタイムは、長い側に影響されることなく短くすることが出来るので、全体として伝送速度の低下を抑えることが可能となる。
また本発明の第15の発明の変調回路は、第14の発明に従属する発明であって、前記発光素子の立ち上がり時間が立ち下がり時間より短い場合には、最低位以外のレベルのビット後、同じレベルが連続するビットのビットタイムと、最低位レベルのビット後、同じ最低位レベルが連続するビットのビットタイムとを、それぞれ前記発光素子の立ち下がり時間と立ち上がり時間に合わせて異なるビットタイムとし、前記発光素子の立ち下がり時間が立ち上がり時間より短い場合には、最高位以外のレベルのビット後、同じレベルが連続するビットのビットタイムと、最高位レベルのビット後、同じ最高位レベルが連続するビットのビットタイムとを、それぞれ前記発光素子の立ち上がり時間と立ち下がり時間に合わせて異なるビットタイムとする変調を行う。
上記第15の発明の変調回路によれば、最低位のレベルのビットの次のビットタイムまたは最高位のレベルのビットの次のビットタイムを短くできると共に、同一レベルのビットが連続するビットにおけるレベル判定が容易となる。
また本発明の第16の発明の復調方法は、N種類のレベルで発光素子を駆動する第15の発明の変調方法に対応する復調方法であって、最低位と最高位を除く中間レベルのビット後のビットにおいて、前記発光素子の立ち上がり時間が立ち下がり時間より短い場合には、先ず立ち上がり時間に合わせた識別により高位レベルに遷移しているか否かを識別し、高位レベルに遷移していると判別されない場合には、続いて立ち下がり時間に合わせた識別により低位レベルに遷移しているか否かを識別し、前記発光素子の立ち下がり時間が立ち上がり時間より短い場合には、先ず立ち下がり時間に合わせた識別により低位レベルに遷移しているか否かを識別し、低位レベルに遷移していると判別されない場合には、続いて立ち上がり時間に合わせた識別により高位レベルに遷移しているか否かを識別する復調を行う。
上記第16の発明の変調方法によれば、同一レベルが連続するビットにおけるレベル判定が容易となる。
本発明の変調方法および変調回路によれば、光出力応答特性の立ち上がり時間と立ち下がり時間の短い側に対応するビットタイムは、長い側に影響されることなく短くすることが出来るので、全体として伝送速度の低下を抑えることが可能となる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における変調方法および変調回路を含む光空間伝送装置の構成図である。
図1において、光送信器100は入力信号に応じて変調回路101が変調信号を生成し、変調回路101で生成した変調信号により発光素子102の発光強度を変調する。これにより、発光素子102から信号光109が出射される。ここで、発光素子102は、例えば照明用の発光素子であり、図13に示した蛍光タイプのLED10や蛍光灯などを用いる。この場合、信号光109は照明光を兼ねることになる。なお、入力信号は必要に応じて入力バッファ103を介して変調回路101に入力される。
発光素子102から出射した信号光109は、光受信器110の受光素子111に入射し、受光素子111は受光した信号光109を電気信号に変換し、変換された電気信号が復調回路112に入力される。復調回路112では、入力された電気信号に基づいて、光送信器100への入力信号に準じた信号を復調し、光受信器110から出力信号が出力される。なお、復調回路112からの復調信号は、必要に応じて出力バッファ113を介して出力される。
以上の構成は、一般的な光空間伝送装置の構成と同様である。次に本実施の形態1の特徴的な部分について説明する。本実施の形態1において特徴的な点は、図2の変調波形で示される。本実施の形態1では、伝送ビット“1”に対して高位レベル(Hレベル)、伝送ビット“0”に対して低位レベル(Lレベル)を割り当てるNRZ(non−return−zero)変調に類似した変調を行っているが、その立ち上がり時のビットタイムbrと立ち下がり時のビットタイムbfとが異なっていることが大きな特徴である。
通常のNRZ変調では、図3に示すように、伝送ビットに無関係に、ビットタイムを一定にする。このビットタイムは、発光素子等の使用デバイスの応答特性に応じて決められる。ここで、発光素子102に蛍光タイプのLED10や蛍光灯などを用いた場合、蛍光材を介して発光することによる遅い応答特性に合わせたビットタイムとなり、伝送速度が制限されることになる。特に、蛍光材を介した発光素子の応答特性は、立ち下がり時の蓄光作用による応答特性の低下が顕著であり、図3のように、立ち上がり時は十分な応答特性があるにもかかわらず、発光素子の立ち下がり時間tfに近い値に全てのビットタイムを揃えることになってしまう(br=bf≒tf)。このため、伝送速度は発光素子の立ち下がり時間tfに制限される。
これに対して、図2に示した本実施の形態における変調では、立ち下がり時のビットタイムbfは立ち下がり時間tfに合わせて長くしているが、立ち上がり時のビットタイムbrを、比較的高速な立ち上がり時間trに合わせて短く設定する。例えば、立ち上がり時および立ち下がり時のビットタイムbr、bfを、立ち上がり時間trおよび立ち下がり時間tfに近い値に設定する(br≒tr、bf≒tf)。こうすることにより、立ち上がり時のビットタイムは発光素子の長い立ち下がり時間tfに合わせることなく短い立ち上がり時間trに合わすことが出来るので、平均的なビットタイムが短くなり、高速化が可能になる。
以上のようにかかる構成によれば、立ち上がり時間trが立ち下がり時間tfより短い発光素子102を変調する変調回路101において、立ち上がりビットのビットタイムbrと立ち下がりビットのビットタイムbfとを発光素子102の立ち上がり時間tr、立ち下がり時間tfに合わせて設定する変調方法とすることにより、立ち下がり時間tfに合わせて全てのビットタイムを設定する一般的な変調方法と比べて平均的なビットタイムを短くすることとなり高速に信号を伝送することができる。
なお、本実施の形態1において、立ち上がり時間trが立ち下がり時間tfより短い発光素子102を変調する場合を例に説明したが、立ち上がり時間trより立ち下がり時間tfが短いデバイスを用いる場合の変調においては、それに合わせて立ち下がりビットのビットタイムbfを立ち上がりビットのビットタイムbrより短く設定すればよいことは言うまでもない。
また、立ち上がりや立ち下がりが生じないビット、すなわち同じレベルが連続するビットについては、下位レベルのビットが連続する場合のビットタイムbLは立ち上がり時間trに合わせ、上位レベルのビットが連続する場合のビットタイムbHは立ち下がり時間tfに合わせる(例えば、bL=br≒tr、bH=bf≒tf)ことにより、高位レベルのビットの後のビットにおける判別が容易となる。図4は、このようにビットタイムを設定したときに、“1”のビットと“0”のビットの出現確率が同一の場合の1ビットあたりの伝送時間を、一般的なNRZ変調を基準として示したものである。br/bf(≒tr/tf)が小さい、すなわちtrとtfの違いが大きいほど、1ビットあたりの伝送時間が短くなり、高速化の効果が得られるのである。
また、本実施の形態1における変調方法および変調回路では、伝送するビット列によって、短時間でみると伝送レートが変動してインターフェースの速度が保てない場合がある。そのような場合、図1に示したように必要に応じて入力バッファ103や出力バッファ113を設けて伝送レートの変動を吸収する構成とすればよい。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について、図面を参照しながら説明する。ただし、本発明の実施の形態2の変調方法および変調回路を含む光空間伝送装置の構成は図1と同一であるため説明を省略する。
図5は、本発明の実施の形態2の変調方法および変調回路を含む光空間伝送装置における発光素子102の出力波形の例を示している。
発明の実施の形態1では、HレベルとLレベルの2値の変調であったが、実施の形態2ではレベル0(L0)からレベル3(L3)の4値の多値変調としている。また、最高位レベル(L3)以外のレベル(L0〜L2)にあるビットの次のビットでは、伝送信号ビットが“1”の時に1レベルだけ上位のレベルに遷移し、伝送信号ビットが“0”の時には同一レベルのままとしている。最高位レベル(L3)にあるビットの次のビットでは、伝送信号ビットが“1”の時に最下位レベル(L0)に遷移し、伝送信号ビットが“0”の時には最高位レベル(L3)のままとする変調方法を採っている。そして、低位の発光レベルから高位の発光レベルに遷移する立ち上げビットタイムbrと、高位の発光レベルから低位の発光レベルに遷移する立ち下げビットタイムbfとを、それぞれ前記発光素子の立ち上がり時間trと立ち下がり時間tfに合わせて異なるビットタイムとしているのである。例えば、例えば、立ち上がり時および立ち下がり時のビットタイムbr、bfを、立ち上がり時間trおよび立ち下がり時間tfに近い値に設定する(br≒tr、bf≒tf)。
かかる構成によれば、立ち上がり時間trが立ち下がり時間tfより短い発光素子102を変調する変調回路101において、立ち上がりビットのビットタイムbrと立ち下がりビットのビットタイムbfとを発光素子102の立ち上がり時間tr、立ち下がり時間tfに合わせて設定する変調方法とすることにより、立ち下がり時間tfに合わせて全てのビットタイムを設定する一般的な変調方法と比べて平均的なビットタイムを短くすることとなり高速に信号を伝送することができる。
さらに実施の形態2の構成によれば、L3以外のレベルにあるビットの次のビットでは、伝送信号ビットに従って、同一レベルと1レベルだけ上位のレベルとのいずれかのレベルを取り、L3にあるビットの次のビットでは、伝送信号ビットに従って、最高位レベルと最下位のレベルとのいずれかのレベルを取る変調方法とすることにより、短い立ち上がりビットタイムbrが長い立ち下がりビットタイムbfより頻繁に出現する変調方法となり、実施の形態1と比較し、さらに平均的なビットタイムを短くすることができ、高速に信号を伝送することができる。
なお、本実施の形態2において、4値の多値変調とする場合を例示したが、4値以外の多値変調としても良いことは言うまでもない。
また、伝送信号ビットが“1”の時に1レベルだけ上位のレベルに遷移し、伝送信号ビットが“0”の時には同一レベルのままとする変調を例示したが、”1”と“0”を逆にした場合など、他の変換方法により、伝送信号ビットに従って、同一レベルと1レベルだけ上位のレベルとのいずれかのレベルを取り、最高位レベルにあるビットの次のビットでは、伝送信号ビットに従って、最高位レベルと最下位のレベルとのいずれかのレベルを取る変調とすれば同様の効果が得られる。
なお、立ち上がりや立ち下がりが生じないビット、すなわち同じレベルが連続するビットについては立ち上がり時間trに合わせることにより、平均的なビットタイムを短くすることができる。図6は、このようにビットタイムを設定したときに、“1”のビットと“0”のビットの出現確率が同一の場合の1ビットあたりの伝送時間を、一般的なNRZ変調を基準として示したものである。また、多値レベルを有する一般的な変調方式として、全てのビットタイムを一定とした4値振幅変調(4−level Pulse Amplitude Modulation:4値PAM)についても比較のために示している。br/bf(≒tr/tf)が小さい、すなわちtrとtfの違いが大きいほど、1ビットあたりの平均の伝送時間が短くなり、高速化の効果が得られる。また、4値PAMと比較しても、br/bf(≒tr/tf)が約0.4より小さい範囲で高速化の効果が得られ、特に有効である。
また、図7のように、同じレベルが連続するビットについて、最高位レベル以外のL0〜L2レベルのビットが連続する場合のビットタイムbLは立ち上がり時間trに合わせ、最高位レベルのL3レベルのビットが連続する場合のビットタイムbHは立ち下がり時間tfに合わせる(例えば、bL=br≒tr、bH=bf≒tf)ことにより、L3レベルのビットの後のビットにおける判別が容易となる。図8は、このようにビットタイムを設定したときに、“1”のビットと“0”のビットの出現確率が同一の場合の1ビットあたりの伝送時間を、一般的なNRZ変調を基準として示したものである。また、全てのビットタイムを一定とした4値PAMについても比較のために示している。br/bf(≒tr/tf)が小さい、すなわちtrとtfの違いが大きいほど、1ビットあたりの伝送時間が短くなり、高速化の効果が得られる。また、一般的なNRZと比較するとbr/bf(≒tr/tf)が約0.85より小さい範囲で、4値PAMと比較してもbr/bf(≒tr/tf)が約0.25より小さい範囲で高速化の効果が得られ、特に有効である。
また、本実施の形態2における変調方法および変調回路では、伝送するビット列によって、短時間でみると伝送レートが変動してインターフェースの速度が保てない場合がある。そのような場合、図1に示したように必要に応じて入力バッファ103や出力バッファ113を設けて伝送レートの変動を吸収する構成とすればよい。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について、図面を参照しながら説明する。ただし、本発明の実施の形態3の変調方法および変調回路を含む光空間伝送装置の構成は図1と同一であるため説明を省略する。
図9は、本発明の実施の形態3の変調方法および変調回路を含む光空間伝送装置における発光素子102の出力波形の例を示している。
実施の形態2と同様、レベル0(L0)からレベル3(L3)の4値の多値変調としている。また、最高位レベル(L3)以外のレベル(L0〜L2)にあるビットの次のビットでは、伝送信号ビットが“1”の時に1レベルだけ上位のレベルに遷移し、伝送信号ビットが“0”の時には同一レベルのままとしている点は同様である。実施の形態2と異なる点は3ビット伝送後、最下位のL0レベルまで光出力を下げていることである。また、3ビット伝送する間の立ち上がり時はビットタイムbrを発光素子の立ち上がり時間trにあわせて短くし、最下位のL0レベルまで光出力を下げる立ち下がり時はビットタイムbfを発光素子の立ち下がり時間tfに合わせて長くしている(例えば、br≒tr、bf≒tf)。このような変調方法とした場合、平均的なビットタイムは実施の形態2に比べれば長くなるが、3ビットを伝送する時間を常に一定とすることが出来る。このため、図1に示した入力バッファ103や出力バッファ113は小さな容量のものを用いることが可能となる。
なお、図10は、本実施の形態3において、“1”のビットと“0”のビットの出現確率が同一の場合の1ビットあたりの伝送時間を、一般的なNRZ変調を基準として示したものである。また、全てのビットタイムを一定とした4値PAMについても比較のために示している。br/bf(≒tr/tf)が小さい、すなわちtrとtfの違いが大きいほど、1ビットあたりの伝送時間が短くなり、高速化の効果が得られる。また、一般的なNRZと比較するとbr/bf(≒tr/tf)が約0.65より小さい範囲で、4値PAMと比較してもbr/bf(≒tr/tf)が約0.18より小さい範囲で高速化の効果が得られ、特に有効である。
以上の通りかかる構成によれば、L3以外のレベルにあるビットの次のビットでは、伝送信号ビットに従って、同一レベルと1レベルだけ上位のレベルとのいずれかのレベルを取り、L3にあるビットの次のビットでは、伝送信号ビットに従って、最高位レベルと最下位のレベルとのいずれかのレベルを取る変調方法とすることにより、短い立ち上がりビットタイムが長い立ち下がりビットタイムより頻繁に出現する変調方法となり、さらに平均的なビットタイムを短くすることとなり高速に信号を伝送することができる。また、3ビット伝送後に最下位レベルまで下げる変調方法とすることにより、3ビットを伝送する時間が一定となり、入力バッファ103や出力バッファ113は小さな容量のものを用いることが可能となる。また、立ち下がりのタイミング設定が容易となる効果もある。
なお、本実施の形態において、4値の多値変調とする場合を例示したが、4値以外のN値の多値変調の場合においても、N−1ビットの伝送後に最下位レベルに下げる変調方法とすることにより同様の効果が得られる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について、図面を参照しながら説明する。ただし、本発明の実施の形態4の変調方法および変調回路ならびに復調方法および復調回路を含む光空間伝送装置の構成は図1と同一であるため説明を省略する。
図11は、本発明の実施の形態4の変調方法および変調回路ならびに復調方法および復調回路を含む光空間伝送装置における発光素子102の出力波形の例を示している。
実施の形態4ではレベル0(L0)からレベル3(L3)の4値の多値変調としている。伝送データを2ビットずつに分け、2ビット列の値、“00”、“01”、“11”、“10”に対応してL0、L1、L2、L3のレベルを取る変調である。これは、一般的な4値PAMと同様である。一般的な4値PAMと異なる点は、低位の発光レベルから高位の発光レベルに遷移する立ち上げビットタイムbrと、高位の発光レベルから低位の発光レベルに遷移する立ち下げビットタイムbfとを、それぞれ前記発光素子の立ち上がり時間trと立ち下がり時間tfに合わせて異なるビットタイムとしていることである(例えば、br≒tr、bf≒tf)。
かかる構成によれば、立ち上がり時間trが立ち下がり時間tfより短い発光素子102を変調する変調回路101において、立ち上がりビットのビットタイムbrと立ち下がりビットのビットタイムbfとを発光素子102の立ち上がり時間tr、立ち下がり時間tfに合わせて設定する変調方法とすることにより、立ち下がり時間tfに合わせて全てのビットタイムを設定する一般的な変調方法と比べて平均的なビットタイムを短くすることとなり高速に信号を伝送することができる。
なお、本実施の形態4において、立ち上がり時間trが立ち下がり時間tfより短い発光素子102を変調する場合を例に説明したが、立ち上がり時間trより立ち下がり時間tfが短いデバイスを用いる場合の変調においては、それに合わせて立ち下がりビットのビットタイムbfを立ち上がりビットのビットタイムbrより短く設定すればよいことは言うまでもない。
なお、本実施の形態4において、4値の多値変調とする場合を例示したが、4値以外の多値変調としても良いことは言うまでもない。
また、伝送ビット列と多値レベルとの対応方法は、本実施の形態4以外の組合せで対応させた場合でも、立ち上がりビットのビットタイムbrと立ち下がりビットのビットタイムbfとを発光素子102の立ち上がり時間tr、立ち下がり時間tfに合わせて設定することにより、同様の効果が得られる。
なお、同じレベルが連続するビットについて、最低位のL0レベルのビットが連続する場合のビットタイムbLは立ち上がり時間trに合わせ、最低位以外のL1〜L3レベルのビットが連続する場合のビットタイムbHは立ち下がり時間tfに合わせる(例えば、bL=br≒tr、bH=bf≒tf)ことにより、復調回路112におけるレベル判別が容易となる。
この場合、復調回路112では、最低位と最高位を除く中間レベルのビット後のビットにおいて、先ず立ち上がり時間に合わせた識別により高位レベルに遷移しているか否かを識別し、高位レベルに遷移していると判別されない場合には、続いて立ち下がり時間に合わせた識別により低位レベルに遷移しているか否かを識別する復調方法とすればよい。図12は、この復調方法の説明図である。L1のレベルにあるビット後のビットでは、ビットタイムbrの立ち上がりビット(1)か、ビットタイムbfの立ち下がりビット(2)か、ビットタイムbfの同一レベルビット(3)の可能性がある。これを判別する時、先ず、図12の(a)で示した立ち上がり時間に合わせたタイミングで識別することで、立ち上がりビットである場合には判別できる。立ち上がりビットで無い場合には、続いて、図12の(b)で示した立ち下がり時間に合わせたタイミングでの識別により、立ち下がりビットか、同一レベルビットかの識別ができる。このように識別することにより、変調回路101で立ち上がりビットのビットタイムbrを発光素子の立ち上がり時間trに合わせる変調方法を行っても、復調回路112での復調が容易となる。
なお、発光素子102の立ち下がり時間が立ち上がり時間より短い場合には、先ず立ち下がり時間に合わせた識別により低位レベルに遷移しているか否かを識別し、低位レベルに遷移していると判別されない場合には、続いて立ち上がり時間に合わせた識別により高位レベルに遷移しているか否かを識別する復調方法とすれば良い。
本発明にかかる変調方法および変調回路ならびに復調方法および復調回路は、入力電気信号に対する光出力応答特性の立ち上がり時間と立ち下がり時間の異なる発光素子の変調において伝送速度を高速化できるという効果を有し、光空間伝送装置等の用途として有用である。また、光ファイバ伝送装置や、光を用いない通信装置等、あるいはセンサ装置等の用途にも応用できる。
本発明の実施の形態1乃至3における変調方法および変調回路と含む光空間伝送装置の構成図 本発明の実施の形態1における変調方法および変調回路による発光素子の出力波形図 一般的なNRZ変調方法による発光素子の出力波形図 本発明の実施の形態1における1ビットあたりの伝送時間を示す特性図 本発明の実施の形態2における変調方法および変調回路による発光素子の出力波形図 本発明の実施の形態2における1ビットあたりの伝送時間を示す特性図 本発明の実施の形態2における変調方法および変調回路の改変例による発光素子の出力波形図 本発明の実施の形態2の改変例における1ビットあたりの伝送時間を示す特性図 本発明の実施の形態3における変調方法および変調回路による発光素子の出力波形図 本発明の実施の形態3における1ビットあたりの伝送時間を示す特性図 本発明の実施の形態4における変調方法および変調回路による発光素子の出力波形図 本発明の実施の形態4における復調方法および復調回路における判別方法の説明図 一般的な蛍光タイプ白色LEDの構成図 従来の光空間伝送装置の構成図 蛍光タイプ白色LEDの発光強度スペクトル分布を示す特性図 蛍光タイプ白色LEDの他の発光強度スペクトル分布を示す特性図
符号の説明
100 光送信器
101 変調回路
102 発光素子
103 入力バッファ
109 信号光
110 光受信器
111 受光素子
112 復調回路
113 出力バッファ
10 蛍光タイプの白色LED
11 青色LED
13 蛍光体

Claims (16)

  1. 入力電気信号に対する光出力応答特性の立ち上がり時間と立ち下がり時間の異なる発光素子を変調する変調回路であって、低位の発光レベルから高位の発光レベルに遷移する立ち上げビットタイムと、高位の発光レベルから低位の発光レベルに遷移する立ち下げビットタイムとを、それぞれ前記発光素子の立ち上がり時間と立ち下がり時間に合わせて異なるビットタイムとする変調回路。
  2. 高位レベルのビット後、同じ高位レベルが連続するビットのビットタイムと、低位レベルのビット後、同じ低位レベルが連続するビットのビットタイムとを、それぞれ前記発光素子の立ち下がり時間と立ち上がり時間に合わせて異なるビットタイムとする、
    請求項1に記載の変調回路。
  3. 入力電気信号に対する光出力応答特性の立ち上がり時間が立ち下がり時間より短い発光素子を変調する変調回路であって、N(2以上の整数)種類の発光レベルで前記発光素子を駆動し、N種類の発光レベルのうち、最高位レベル以外のレベルにあるビットの次のビットでは、伝送信号ビットに従って、同一レベルと1レベルだけ上位のレベルとのいずれかのレベルを取り、最高位レベルにあるビットの次のビットでは、伝送信号ビットに従って、最高位レベルと最下位のレベルとのいずれかのレベルを取る、
    請求項1記載の変調回路。
  4. 最高位レベルのビット後に同じ最高位レベルが連続するビットのビットタイムと、最高位以外のレベルのビット後に同じレベルが連続するビットのビットタイムとを、それぞれ前記発光素子の立ち下がり時間と立ち上がり時間に合わせて異なるビットタイムとする、
    請求項3に記載の変調回路。
  5. 入力電気信号に対する光出力応答特性の立ち上がり時間が立ち下がり時間より短い発光素子を変調する変調回路であって、N(2以上の整数)種類の発光レベルで前記発光素子を駆動し、N−1ビットの送信データに対して、伝送信号ビットに従って、同一レベルと1レベルだけ上位のレベルとのいずれかのレベルを取り、その直後に最下位レベルに下げるとともに、前記N−1ビットの送信データに対して、伝送信号ビットに従って、同一レベルと1レベルだけ上位のレベルとのいずれかのレベルを取る際のビットタイムと、前記最下位レベルに下げる時間とを、それぞれ前記発光素子の立ち上がり時間と立ち下がり時間に合わせて異なる時間とする、
    請求項1に記載の変調回路。
  6. N(2以上の整数)種類の発光レベルで前記発光素子を駆動し、低位の発光レベルから高位の発光レベルに遷移する立ち上げビットタイムと、高位の発光レベルから低位の発光レベルに遷移する立ち下げビットタイムとを、それぞれ前記発光素子の立ち上がり時間と立ち下がり時間に合わせて異なるビットタイムとする、
    請求項1に記載の変調回路。
  7. 前記発光素子の立ち上がり時間が立ち下がり時間より短い場合には、
    最低位以外のレベルのビット後、同じレベルが連続するビットのビットタイムと、最低位レベルのビット後、同じ最低位レベルが連続するビットのビットタイムとを、それぞれ前記発光素子の立ち下がり時間と立ち上がり時間に合わせて異なるビットタイムとし、
    前記発光素子の立ち下がり時間が立ち上がり時間より短い場合には、
    最高位以外のレベルのビット後、同じレベルが連続するビットのビットタイムと、最高位レベルのビット後、同じ最高位レベルが連続するビットのビットタイムとを、それぞれ前記発光素子の立ち上がり時間と立ち下がり時間に合わせて異なるビットタイムとする、
    請求項6に記載の変調回路。
  8. N種類のレベルで発光素子を駆動する請求項7記載の変調回路に対応する復調回路であって、
    最低位と最高位を除く中間レベルのビット後のビットにおいて、
    前記発光素子の立ち上がり時間が立ち下がり時間より短い場合には、
    先ず立ち上がり時間に合わせた識別により高位レベルに遷移しているか否かを識別し、高位レベルに遷移していると判別されない場合には、続いて立ち下がり時間に合わせた識別により低位レベルに遷移しているか否かを識別し、
    前記発光素子の立ち下がり時間が立ち上がり時間より短い場合には、
    先ず立ち下がり時間に合わせた識別により低位レベルに遷移しているか否かを識別し、低位レベルに遷移していると判別されない場合には、続いて立ち上がり時間に合わせた識別により高位レベルに遷移しているか否かを識別する復調回路。
  9. 入力電気信号に対する光出力応答特性の立ち上がり時間と立ち下がり時間の異なる発光素子の変調方法であって、低位の発光レベルから高位の発光レベルに遷移する立ち上げビットタイムと、高位の発光レベルから低位の発光レベルに遷移する立ち下げビットタイムとを、それぞれ前記発光素子の立ち上がり時間と立ち下がり時間に合わせて異なるビットタイムとする変調方法。
  10. 高位レベルのビット後、同じ高位レベルが連続するビットのビットタイムと、低位レベルのビット後、同じ低位レベルが連続するビットのビットタイムとを、それぞれ前記発光素子の立ち下がり時間と立ち上がり時間に合わせて異なるビットタイムとする、
    請求項9に記載の変調方法。
  11. 入力電気信号に対する光出力応答特性の立ち上がり時間が立ち下がり時間より短い発光素子の変調方法であって、N(2以上の整数)種類の発光レベルで前記発光素子を駆動し、N(2以上の整数)種類の発光レベルのうち、最高位レベル以外のレベルにあるビットの次のビットでは、伝送信号ビットに従って、同一レベルと1レベルだけ上位のレベルとのいずれかのレベルを取り、最高位レベルにあるビットの次のビットでは、伝送信号ビットに従って、最高位レベルと最下位のレベルとのいずれかのレベルを取る、
    請求項9記載の変調方法。
  12. 最高位レベルのビット後に同じ最高位レベルが連続するビットのビットタイムと、最高位以外のレベルのビット後に同じレベルが連続するビットのビットタイムとを、それぞれ前記発光素子の立ち下がり時間と立ち上がり時間に合わせて異なるビットタイムとする、
    請求項11に記載の変調方法。
  13. 入力電気信号に対する光出力応答特性の立ち上がり時間が立ち下がり時間より短い発光素子の変調方法であって、N(2以上の整数)種類の発光レベルで前記発光素子を駆動し、N−1ビットの送信データに対して、伝送信号ビットに従って、同一レベルと1レベルだけ上位のレベルとのいずれかのレベルを取り、その直後に最下位レベルに下げるとともに、前記N−1ビットの送信データに対して、伝送信号ビットに従って、同一レベルと1レベルだけ上位のレベルとのいずれかのレベルを取る際のビットタイムと、前記最下位レベルに下げる時間とを、それぞれ前記発光素子の立ち上がり時間と立ち下がり時間に合わせて異なる時間とする、
    請求項9に記載の変調方法。
  14. N(2以上の整数)種類の発光レベルで前記発光素子を駆動し、低位の発光レベルから高位の発光レベルに遷移する立ち上げビットタイムと、高位の発光レベルから低位の発光レベルに遷移する立ち下げビットタイムとを、それぞれ前記発光素子の立ち上がり時間と立ち下がり時間に合わせて異なるビットタイムとする、
    請求項9に記載の変調方法。
  15. 最低位以外のレベルのビット後、同じレベルが連続するビットのビットタイムと、最低位レベルのビット後、同じ低位レベルが連続するビットのビットタイムとを、それぞれ前記発光素子の立ち下がり時間と立ち上がり時間に合わせて異なるビットタイムとする、
    請求項14に記載の変調方法。
  16. N種類のレベルで発光素子を駆動する請求項15記載の変調回路に対応する復調方法であって、
    最低位と最高位を除く中間レベルのビット後のビットにおいて、
    前記発光素子の立ち上がり時間が立ち下がり時間より短い場合には、
    先ず立ち上がり時間に合わせた識別により高位レベルに遷移しているか否かを識別し、高位レベルに遷移していると判別されない場合には、続いて立ち下がり時間に合わせた識別により低位レベルに遷移しているか否かを識別し、
    前記発光素子の立ち下がり時間が立ち上がり時間より短い場合には、
    先ず立ち下がり時間に合わせた識別により低位レベルに遷移しているか否かを識別し、低位レベルに遷移していると判別されない場合には、続いて立ち上がり時間に合わせた識別により高位レベルに遷移しているか否かを識別する復調方法。
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