JP2009003707A - 遠隔監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリー交換忘れを防止し、かつ、バッテリー交換を効率よく行うことのできる遠隔監視システムを得る。
【解決手段】複数の監視端末2と監視センター3と、携帯端末5とを備え、複数の監視端末2のそれぞれは、バッテリーの電圧計測結果に基づいて、バッテリーの交換時期を示す通報A、通報Bと、バッテリー交換が正常に完了したことを示す通報Cとを生成して監視センター3に送信し、監視センター3は、受信した通報を保守区域ごとにグループ化し、保守区域別通報データとして記憶部に記憶し、通報を受信した場合には、記憶部内の保守区域別通報データを更新し、必要に応じて記憶部に記憶された保守区域別通報データの中から所望の保守区域のデータを抽出して通知データを生成し、携帯端末5に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数箇所に点在する監視端末の保守を行う遠隔監視システムにおいて、特に、停電補償用として監視端末に内蔵されるバッテリーの適切な交換作業を実施するための遠隔監視システムに関する。
バッテリーの消耗度合いに応じて複数の警報日を設定することにより、第1警報を受け取った後に、バッテリーの取り替え作業が何らかの理由で行えなかったときには、次の警報の時点で緊急取り替えを喚起させることができる電池寿命予告装置がある(例えば、特許文献1参照)。
例えば、設置されているガスメーターから、バッテリーの寿命終端の一定期間前と終端時に警報、または通信回線を介して管理センターに通報することにより、複数回に渡って交換時期を注意喚起することができる。
特開平7−160972号公報
しかしながら、従来技術には次のような課題がある。
従来技術では、注意喚起のために複数の交換タイミングを通報しているが、バッテリー交換したことを監視センターに通報せず、交換完了後の状態は、保守員側だけで管理している。この結果、バッテリー交換忘れや交換作業の不備が起きた場合にも、管理センター側では把握することができず、迅速に対処できないといった問題がある。
本発明は上述のような課題を解決するためになされたもので、バッテリー交換作業の伴う遠隔監視システムにおいて、バッテリー交換忘れを防止し、かつ、バッテリー交換を効率よく行うことのできる遠隔監視システムを得ることを目的とする。
本発明に係る遠隔監視システムは、個々にバッテリーを有する複数の監視端末と、複数の監視端末のそれぞれから通信網を介して送信される通報に基づいて複数の監視端末を監視する監視センターと、複数の監視端末の保守員が所持し、通信網を介して監視センターから複数の監視端末の保守に関する通知データを受信する携帯端末とを備えた遠隔監視システムであって、複数の監視端末のそれぞれは、バッテリーの電圧計測結果に基づいて、電圧計測結果がバッテリーの交換時期を示す第1の閾値以下となった場合には通報Aを生成し、電圧計測結果が第1の閾値以下であり、かつバッテリーの早期交換時期を示す第2の閾値以下となった場合には通報Bを生成し、バッテリー交換が実施された結果として電圧測定結果が所定の許容電圧値以上に復帰した場合には通報Cを生成し、生成した通報を通信網を介して前記監視センターに送信し、監視センターは、複数の監視端末から受信した通報をあらかじめ決められた保守区域ごとにグループ化し、監視端末と通報発生日時とを対応づけた保守区域別通報データとして記憶する記憶部を有し、監視端末が生成した通報を通信網を介して受信した場合には、記憶部内の保守区域別通報データを更新し、必要に応じて記憶部に記憶された保守区域別通報データの中から所望の保守区域のデータを抽出して通知データを生成し、生成した通知データを通信網を介して携帯端末に送信するものである。
本発明によれば、バッテリー交換タイミングを知らせる複数の通報とともに、バッテリー交換完了に伴う通報も監視端末側から監視センターに送り、監視センター側は、携帯端末側からの要求あるいは何らかの通報の発生に応じて、保守区域別に管理された通報の中から所望の保守区域に対応した通知データを生成し、保守員が所持する携帯端末に送信することにより、バッテリー交換作業の伴う遠隔監視システムにおいて、バッテリー交換忘れを防止し、かつ、バッテリー交換を効率よく行うことのできる遠隔監視システムを得ることができる。
以下、本発明の遠隔監視システムの好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における遠隔監視システムの構成図である。この遠隔監視システムは、被監視ビル1、監視端末2、監視センター3、通信網4、および携帯端末5で構成される。
遠隔監視システムにおける監視対象である被監視ビル1内には、監視端末2が配置されている。また、監視端末2は、停電補償用のバッテリー2aと、バッテリー2aの交換時期を予測するバッテリー監視装置2bと、通信網4を介して監視センター3とデータ通信を行う通信装置2cとを備えている。
監視端末2内のバッテリー監視装置2bは、バッテリー電圧の計測結果をもとにバッテリー2aの劣化状態を常時監視する。そして、バッテリー監視装置2bは、この監視データをもとにバッテリー2aの交換時期を予測する。
より具体的には、バッテリー監視装置2bは、例えば、所定の電圧値として、バッテリーの交換時期を示す第1の閾値、およびバッテリーの早期交換時期を示す第2の閾値(ただし、第2の閾値は、第1の閾値よりも小さい)をあらかじめ記憶部(図示せず)に記憶しておくことにより、バッテリー電圧の計測結果との比較から、バッテリー2aの交換時期を推測することができる。
さらに、通信装置2cは、バッテリー監視装置2bにより推測されたバッテリー2aの交換時期に関する情報を、通信網4を介して監視センター3に送信する。一例として、通信装置2cは、バッテリー監視装置2bの働きにより、3種類の通報A〜Cを監視センター3に送信することができ、また、監視端末2内の異常監視装置(図示せず)の働きにより、重要通報を監視センター3に送信することができる。
それぞれの通報は、次の内容を知らせるものである。
通報A:バッテリーの残寿命はまだ少しあり、緊急度は高くないが、バッテリーを交換してもよい時期に入ったことを示す通報
通報B:残寿命が短くなり、バッテリーを早急に交換する必要があることを示す通報
通報C:バッテリーが正常に交換されたことを示す通報
重要通報:バッテリー交換以外の異常状態が発生したことを示す通報
次に、各通報別の送信処理について説明する。
[通報Aの送信処理]
バッテリー監視装置2bは、例えば、第1の閾値として、バッテリー交換時期の60日前に相当する電圧値をあらかじめ記憶部に有しており、バッテリー電圧の計測結果が第1の閾値以下となった場合には、通信装置2cに通報Aを出すよう指示する。これを受けて、通信装置2cは、通報Aを、通信網4を介して監視センター3に送信する。
[通報Bの送信処理]
バッテリー監視装置2bは、例えば、第2の閾値として、バッテリー交換時期の10日前に相当する電圧値をあらかじめ記憶部に有しており、バッテリー電圧の計測結果が第2の閾値以下となった場合には、通信装置2cに通報Bを出すよう指示する。これを受けて、通信装置2cは、通報Bを、通信網4を介して監視センター3に送信する。
[通報Cの送信処理]
バッテリー監視装置2bは、バッテリー2aが正常に交換されたことを検知すると、通信装置2cに通報Cを出すよう指示する。例えば、バッテリー監視装置2bは、バッテリー電圧が所定の許容電圧値以上に復帰した場合には、バッテリー2aが正常に交換されたと判断できる。これを受けて、通信装置2cは、通報Cを、通信網4を介して監視センター3に送信する。
[重要通報の送信処理]
さらに、監視端末2内の異常監視装置は、監視対象設備である被監視ビル1の異常等、バッテリー交換以外で早期の対応を要する事象が発生したことを検知すると、該事象に対応した内容の重要通報を出すように通信装置2cに指示する。これを受けて、通信装置2cは、重要通報を、通信網4を介して監視センター3に送信する。
以上のようにして、通信装置2cは、通報A〜C、重要通報を識別して、通信網4を介して監視センター3に送信することができる。
次に、監視センター3側の処理を説明する前に、保守員によるバッテリーの保守作業の概要について説明する。図2は、本発明の実施の形態1において、1つの保守拠点6が担当する複数の被監視ビル群を、保守区域ごとに区分けして示した説明図である。
この図2では、保守拠点6に所属する保守員が担当する複数の被監視ビルが、5つの保守区域P、Q、R、S、Tにグループ化されている場合を例示している。ここで、保守区域とは、保守拠点6から各被監視ビル1までの距離に応じて、1つのグループ内に含まれる被監視ビル群が、定期点検時に1日で巡回できることを条件にグループ化されたものである。
そして、この保守拠点6に所属する保守員は、担当する複数の被監視ビル1のそれぞれに設置されている監視端末を定期点検する際に、1つの保守区域を1日単位で点検し、1日ごとに異なる保守区域を巡回していくものとする。
図2では、説明を簡略化するために、5つの保守区域P、Q、R、S、Tが、それぞれ4つの被監視ビルを含む場合を示しているが、実際には、例えば、監視端末の定期点検間隔が1年である場合には、保守員は、担当するすべての保守区域を概ね1年かけて巡回するスケジュールをたてることができる。
そこで、このような保守区域があらかじめ特定されていることを前提にして、監視センター3側の処理、および保守員の対応について、フローチャートに基づいて説明する。図3は、本発明の実施の形態1における監視センター3の受信処理のフローチャートである。
先の図1に示したように、監視センター3は、通信網4を介してデータ通信を行う通信装置3a、および必要なデータを蓄積するデータベース3bを備えている。そこで、図3のフローチャートに従って、受信した種々の通報に対する監視センター3側の受信処理を説明するとともに、それに伴う保守員の対応をまとめて説明する。
まず始めに、監視センター3内の通信装置3aは、ある監視端末2から通報を受信する(ステップS1)。ここでは、受信した通報が、通報A、通報B、通報C、重要通報のそれぞれであった場合に分けて、順に説明する。
[通報Aに対する受信処理および保守員の対応]
通信装置3aは、通信網4を介して通報Aをある監視端末2から受信した場合には(ステップS2)、通報Aを発信した被監視ビル名と発生時刻とを関連づけた情報を、データベース3b内で保守区域ごとに割り当てられた保守区域別通報データに分類して記憶させる(ステップS3)。
一方、保守員は、定期点検時に、通信網4を介して携帯端末5から監視センター3に対して送信要求をかけることにより、保守拠点6に含まれる所望の保守区域で発生している通報データを随時、問い合わせる。
この問い合わせに対して、監視センター3内の通信装置3aは、データベース3bに記憶された保守区域別通報データを参照して、保守員からの送信要求に応じた通報データを抽出し、通知データを作成する(図3には図示せず)。さらに、通信装置3aは、作成した通知データを、通信網4を介して携帯端末5に送信する。
この結果、保守員は、受信した通知データに基づいて、自身が担当すべき1以上の保守区域内で発生している通報を知ることができ、保守点検を早急に行うべき保守地域から優先的に、定期点検を実施することができる。さらに、同一の保守区域内においても、バッテリー交換を必要とする監視端末を特定することができ、バッテリー交換の対象となる監視端末から優先的に、定期点検を実施することができる。
[通報Bに対する受信処理および保守員の対応]
通信装置3aは、通信網4を経由して通報Bをある監視端末2から受信した場合には(ステップS4)、通報Bを発信した被監視ビル名と発生時刻とを関連づけた情報を、データベース3b内で保守区域ごとに割り当てられた保守区域別通報データに分類して記憶させる(ステップS5)。
さらに、通信装置3aは、受信した通報Bに基づいて、データベース3bに記憶された保守区域別通報データを参照して、通報Bが発生した保守区域に属するすべての監視端末2に関して発生している通報データを抽出し(ステップS6)、通知データを作成する(ステップS7)。さらに、通信装置3aは、作成した通知データを、通信網4を介して携帯端末5に送信する(ステップS8)。
この結果、保守員は、受信した通知データに基づいて、通報Bが発生した監視端末を知ることができるとともに、通報Bが発生した監視端末と同じ保守区域内に含まれる他の監視端末に関する通報の発生状況も合わせて知ることができ、保守点検を効率的に実施することができる。
[通報Cに対する受信処理および保守員の対応]
通信装置3aは、通信網4を経由して通報Cをある監視端末2から受信した場合には(ステップS9)、通報Cを発信した被監視ビル名と発生時刻とを関連づけた情報を、データベース3b内で保守区域ごとに割り当てられた保守区域別通報データに分類して記憶させる(ステップS5)。これにより、通報Cを発信した監視端末2のバッテリー交換が正常に完了した日時が、データベース3bに登録されることとなる。
さらに、通信装置3aは、通報Bを受信したときの処理と同様の処理を行う。すなわち、通信装置3aは、受信した通報Cに基づいて、データベース3bに記憶された保守区域別通報データを参照して、通報Cが発生した保守区域に属するすべての監視端末2に関して発生している通報データを抽出し(ステップS6)、通知データを作成する(ステップS7)。さらに、通信装置3aは、作成した通知データを、通信網4を介して携帯端末5に送信する(ステップS8)。
この結果、保守員は、受信した通知データに基づいて、バッテリー交換が正常に完了したことを把握できるとともに、同一の保守区域内で発生している複数の監視端末に関する残りの通報も合わせて知ることができ、保守点検を効率的に実施することができる。
[重要通報に対する受信処理および保守員の対応]
通信装置3aは、通信網4を経由して重要通報をある監視端末2から受信した場合には(ステップS10)、重要通報を発信した被監視ビル名と発生時刻とを関連づけた情報を、データベース3b内で保守区域ごとに割り当てられた保守区域別通報データに分類して記憶させる(ステップS5)。これにより、重要通報を発信した監視端末2で異常状態が発生した日時が、データベース3bに登録されることとなる。
さらに、通信装置3aは、通報Bを受信したときの処理と同様の処理を行う。すなわち、通信装置3aは、受信した重要通報に基づいて、データベース3bに記憶された保守区域別通報データを参照して、重要通報が発生した保守区域に属するすべての監視端末2に関して発生している通報データを抽出し(ステップS6)、通知データを作成する(ステップS7)。さらに、通信装置3aは、作成した通知データを、通信網4を介して携帯端末5に送信する(ステップS8)。
この結果、保守員は、受信した通知データに基づいて、重要情報の発信源である監視端末を点検するためにその場所に出向いた際に、同一の保守区域内で発生している複数の監視端末に関する残りの通報を合わせて知ることができ、保守点検を効率的に実施することができる。
次に、先の図2に示した保守区域の一例に基づいて、バッテリー交換等の保守点検作業の具体例を説明する。
[保守作業の第1の具体例]
図4は、本発明の実施の形態1における保守作業の第1の具体例の説明図である。また、図5〜7は、本発明の実施の形態1における保守作業の第1の具体例において携帯端末5が受信する通知データを示した図である。なお、図4においては、説明を容易にするために、保守員が巡回する全保守区域のうちの一部の保守区域として、5つの保守区域P、Q、R、S、Tのみを例示している。
図4において、保守拠点6の保守員は、5つの保守区域をP→Q→R→S→Tの順で1日ごとに巡回点検しており、昨日までに、保守区域P、Qの定期点検が完了しており、本日は、保守区域Rの定期点検を実施する予定であると仮定する。
なお、定期点検時、保守員は、携帯端末5から所望の保守領域に関する送信要求をかけることで、5つの保守区域に関する通報発生状態を随時、監視センター3に問合せ、通報Aが発生している監視端末2については、定期点検の中でバッテリー交換も行う。
したがって、保守区域P、Qの定期点検が完了した後の状態を示す図4においては、保守区域P、Q内の監視端末2では通報Aは発生しておらず、すべてが正常の状態にある(図4における保守区域P、Q内の○参照)。さらに、保守員は、これから向かう保守区域Rにおいては、2つの監視端末で通報Aのみが発生している(図4における保守区域R内の△参照)ことを、事前に把握している。
この後、保守員は、本日の定期点検のため、保守区域Rに移動予定であったが、このとき、保守区域S内のS3ビルで通報Bが発生したと仮定する(図4における保守区域S内の黒く塗りつぶされた△参照)。
このような通報Bを受信した監視センター3は、保守区域Sを担当する保守員の携帯端末5に対して、図5に示すような保守区域Sに関する通知データを送信する。図5の通知データを得た保守員は、保守区域Rに移動中に、次の3点を把握することができる。
1)保守区域SのS3ビルで通報B(バッテリー交換のため早期出動が必要な通報)が発生していること
2)同区域Sでは、S1ビルでも通報Aが発生していること
3)当初予定していた保守区域R内では、通報Aしか発生していないこと
そこで、保守員は、これらの情報を元に、優先的に保守点検作業を行うべき保守区域がSであることを把握することができ、さらに、保守区域S内では、通報Bが発生しているS3ビルを最優先で、バッテリー交換する必要があることを把握できる。
そこで、保守員は、まず始めに、保守区域S内のS3ビルに行き、バッテリー交換をしたところ、その数分後に、監視センター3から、図6に示す通知データが携帯端末5に送信されてきた。この内容から、保守員は、次の2点を把握することができる。
1)S3ビルから通報Cが送信されており、S3ビルにおいて正常にバッテリー交換できたこと
2)S1ビルでは、通報Aが発生したままであること
従って、このような図5の通知データを得た保守員は、S3ビルの作業完了後に、忘れずにS1ビルに移動してバッテリー交換を行うことができる。その後、監視センター3から、図7に示す通知データが携帯端末5に再度送信されてきた。この内容から、保守員は、次の2点を把握することができる。
1)S1ビルから通報Cが送信されており、S1ビルにおいて正常にバッテリー交換できたこと
2)保守区域S内では、いずれの通報も発生していないため、本来の定期点検場所である保守区域Rに向かうことができること
このようにして、保守員は、監視センター3から携帯端末5に送られてくる通知データに基づいて、通報Bの発生した保守区域のバッテリー交換を優先して行い、さらに、同一保守区域内のバッテリー交換を効率的に行った後に、本来、定期点検を行う予定の保守区域に移動することができる。
[保守作業の第2の具体例]
図8は、本発明の実施の形態1における保守作業の第2の具体例の説明図である。また、図9〜11は、本発明の実施の形態1における保守作業の第2の具体例において携帯端末5が受信する通知データを示した図である。なお、図8においては、説明を容易にするために、保守員が巡回する全保守区域のうちの一部の保守区域として、5つの保守区域P、Q、R、S、Tのみを例示している。
図8において、保守拠点6の保守員は、5つの保守区域をP→Q→R→S→Tの順で1日ごとに巡回点検しており、昨日までに、保守区域P、Qの定期点検が完了しており、本日は、保守区域Rの定期点検を実施する予定であると仮定する。
なお、定期点検時、保守員は、携帯端末5から所望の保守領域に関する送信要求をかけることで、5つの保守区域に関する通報発生状態を随時、監視センター3に問合せ、通報Aが発生している監視端末2については、定期点検の中でバッテリー交換も行う。
したがって、保守区域P、Qの定期点検が完了した後の状態を示す図8においては、保守区域P、Q内の監視端末2では通報Aは発生しておらず、すべてが正常の状態にある(図8における保守区域P、Q内の○参照)。さらに、保守員は、これから向かう保守区域Rにおいては、2つの監視端末で通報Aのみが発生している(図8における保守区域R内の△参照)ことを、事前に把握している。
この後、保守員は、本日の定期点検のため、保守区域Rに移動予定であったが、このとき、保守区域T内のT3ビルで重要通報が発生したと仮定する(図8における保守区域T内の黒く塗りつぶされた□参照)。
このような重要通報を受信した監視センター3は、保守区域Tを担当する保守員の携帯端末5に対して、図9に示すような保守区域Tに関する通知データを送信する。図9の通知データを得た保守員は、保守区域Rに移動中に、次の3点を把握することができる。
1)保守区域TのT3ビルで重要通報(監視設備に異常が起き、早期出動が必要な通報)が発生していること
2)同区域Tでは、T1ビルおよびT4ビルでも通報Aが発生していること
3)当初予定していた保守区域R内では、通報Aしか発生していないこと
そこで、保守員は、これらの情報を元に、優先的に保守点検作業を行うべき保守区域がTであることを把握することができ、さらに、保守区域T内では、重要通報を発生しているT3ビルを最優先で、異常処置する必要があることを把握できる。
そこで、保守員は、まず始めに、保守区域T内のT3ビルに行き、異常設備の処置を行なった。続いて、通報Aが発生しているT1ビルとT4ビルを順に巡回して、バッテリー交換を行った。一連のバッテリー交換を実施した後に、監視センター3から、図10に示す通知データが携帯端末5に送信されてきた。この内容から、保守員は、次の2点を把握することができる。
1)T1ビルから通報Cが送信されており、T1ビルにおいて正常にバッテリー交換できたこと
2)T4ビルからは、通報Cが送信されてきていないこと
そこで、保守員は、T4ビルのバッテリー交換から数分以上経過した後に、携帯端末5から監視センター3に送信要求をかけて問合せたところ、先の図10と同様の内容が通知され、T4ビルの監視端末からバッテリー交換完了を示す通報Cが届いていないことが判明した。そこで、保守員は、T4ビルにおいて監視端末2のバッテリーを再度確認したところ、T1ビルで回収した旧いバッテリーを、誤って取り付けていたことが判明した。そこで、保守員は、あらためて新しいバッテリーに交換した。
その数分後、監視センター3から、図11に示す通知データが携帯端末5に再度送信されてきた。この内容から、保守員は、次の2点を把握することができる。
1)T4ビルからも通報Cが送信されており、T4ビルにおいても正常にバッテリー交換できたこと
2)保守区域T内では、いずれの通報も発生していないため、本来の定期点検場所である保守区域Rに向かうことができること
このようにして、保守員は、監視センター3から携帯端末5に送られてくる通知データに基づいて、重要通報の発生した保守区域の臨時保守作業を最優先で行い、さらに、同一保守区域内のバッテリー交換を効率的に行った後に、本来、定期点検を行う予定の保守区域に移動することができる。
以上のように、実施の形態1によれば、監視端末から送信される複数の通報を、保守区域ごとに分類して管理し、保守員が所持する携帯端末に対して、保守区域ごとに発生している通報をタイムリーに通知することができる。さらに、複数の通知としては、バッテリー交換時期を示す通報のみならず、異常状態を示す通報、バッテリー交換が正常に完了したことを知らせる通報を含ませている。この結果、バッテリー交換忘れを防止し、かつ、バッテリー交換を効率よく行うことのできる遠隔監視システムを得ることができる。
なお、上述の実施の形態1では、監視端末が送信する通報として、通報A〜Cと重要通報の4種類を説明したが、重要通報を含まない場合にも、バッテリー交換忘れを防止し、かつ、バッテリー交換を効率よく行うことのできる遠隔監視システムを得ることができる。
実施の形態2.
本実施の形態1では、先の実施の形態1と比較して、以下の3つの条件が異なっている。
1)通報Aの発生タイミング
バッテリー監視装置2bは、第1の閾値として、バッテリー交換時期の200日前に相当する電圧値をあらかじめ記憶部に有しており、バッテリー電圧の計測結果が第1の閾値以下となった場合には、通信装置2cに通報Aを出すよう指示する。
なお、通報Bの発生タイミングは、先の実施の形態1と同様に、バッテリー交換時期の10日前として設定されている。
2)バッテリーの保守作業
保守拠点6の保守員は、監視端末2を6ヶ月間隔で定期点検しており、担当する保守区域を6ヶ月かけて一巡するスケジュールで巡回している。
3)バッテリー寿命
監視端末2のバッテリー寿命は、5年であり、寿命期限の200日前に通報Aが発生し、10日前に通報Bが発生するようにしている。したがって、通報Aは、190日間発生していることになり、この期間が定期点検間隔である6ヶ月(180日)よりも長い。この結果、通報Aが発生中に、必ず定期点検が1回は行なわれることになる。
このような条件下で、保守作業を、第3の具体例として以下に示す。
[保守作業の第3の具体例]
先の実施の形態1と同様に、保守拠点6の保守員は、5つの保守区域をP→Q→R→S→Tの順で1日ごとに巡回点検しており、昨日までに、保守区域P、Qの定期点検が完了しており、本日は、保守区域Rの定期点検を実施する予定であると仮定する。
保守区域S、Tに関しては、特に通知データを受信していないため、保守員は、本来の定期点検場所である保守区域Rに移動する。そして、保守員は、通信網4を介して携帯端末5から監視センター3に対して送信要求をかけることにより、保守区域R内の通報発生情報を監視センター3に問い合わせ、通知データを受信する。
受信データから、保守員は、保守区域R内のR1ビルでは通報Aが発生しているが、R1ビルと同時期に監視端末2を設置したR2ビルでは、監視端末の設置環境が比較的低温であることもあり、通報Aがまだ発生していないことを把握したとする。
この場合、保守員は、R1ビルのみバッテリー交換を実施すればよい。すなわち、R2ビルに関しては、まだ、通報Aが出ていないことから、通常の使用状態であれば、200日以上もつことが予想され、6ヶ月後の次回の定期点検時にバッテリー交換を実施すれば十分だからである。
以上のように、実施の形態2によれば、前記通報A発生してから前記通報Bが発生するまでの期間が、複数の保守区域のすべてを一巡して定期点検する間隔よりも長くなるように条件設定することにより、バッテリー交換を定期点検時にのみ行えばよい。この結果、先の実施の形態1の効果に加え、保守作業の効率化を図ることができる。
本発明の実施の形態1における遠隔監視システムの構成図である。 本発明の実施の形態1において、1つの保守拠点が担当する複数の被監視ビル群を、保守区域ごとに区分けして示した説明図である。 本発明の実施の形態1における監視センターの受信処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態1における保守作業の第1の具体例の説明図である。 本発明の実施の形態1における保守作業の第1の具体例において携帯端末が受信する通知データを示した図である。 本発明の実施の形態1における保守作業の第1の具体例において携帯端末が受信する通知データを示した図である。 本発明の実施の形態1における保守作業の第1の具体例において携帯端末が受信する通知データを示した図である。 本発明の実施の形態1における保守作業の第2の具体例の説明図である。 本発明の実施の形態1における保守作業の第2の具体例において携帯端末が受信する通知データを示した図である。 本発明の実施の形態1における保守作業の第2の具体例において携帯端末が受信する通知データを示した図である。 本発明の実施の形態1における保守作業の第2の具体例において携帯端末が受信する通知データを示した図である。
符号の説明
1 被監視ビル、2 監視端末、2a バッテリー、2b バッテリー監視装置、2c 通信装置、3 監視センター、3a 通信装置、3b データベース、4 通信網、5 携帯端末。

Claims (7)

  1. 個々にバッテリーを有する複数の監視端末と、
    前記複数の監視端末のそれぞれから通信網を介して送信される通報に基づいて前記複数の監視端末を監視する監視センターと、
    前記複数の監視端末の保守員が所持し、前記通信網を介して前記監視センターから前記複数の監視端末の保守に関する通知データを受信する携帯端末と
    を備えた遠隔監視システムであって、
    前記複数の監視端末のそれぞれは、前記バッテリーの電圧計測結果に基づいて、前記電圧計測結果が前記バッテリーの交換時期を示す第1の閾値以下となった場合には通報Aを生成し、前記電圧計測結果が前記第1の閾値以下であり、かつ前記バッテリーの早期交換時期を示す第2の閾値以下となった場合には通報Bを生成し、バッテリー交換が実施された結果として前記電圧測定結果が所定の許容電圧値以上に復帰した場合には通報Cを生成し、生成した通報を前記通信網を介して前記監視センターに送信し、
    前記監視センターは、前記複数の監視端末から受信した通報をあらかじめ決められた保守区域ごとにグループ化し、監視端末と通報発生日時とを対応づけた保守区域別通報データとして記憶する記憶部を有し、監視端末が生成した通報を前記通信網を介して受信した場合には、前記記憶部内の前記保守区域別通報データを更新し、必要に応じて前記記憶部に記憶された前記保守区域別通報データの中から所望の保守区域のデータを抽出して通知データを生成し、生成した前記通知データを前記通信網を介して前記携帯端末に送信する
    ことを特徴とする遠隔監視システム。
  2. 請求項1に記載の遠隔監視システムにおいて、
    前記監視センターは、前記通報Bを受信した場合には、前記通報Bの送信元である監視端末と同一保守区域内に含まれる他の監視端末における通報Aの発生情報を前記記憶部に記憶された前記保守区域別通報データから抽出し、抽出した通報Aに関する情報と受信した前記通報Bの情報とを含む通知データを生成し、前記携帯端末に対して前記通知データを送信することを特徴とする遠隔監視システム。
  3. 請求項1または2に記載の遠隔監視システムにおいて、
    前記複数の監視端末のそれぞれは、監視対象設備がバッテリー交換以外の異常状態であることを検知した場合には重要通報をさらに生成し、生成した前記重要通報を前記通信網を介して前記監視センターに送信し、
    前記監視センターは、前記重要通報を受信した場合には、前記重要通報の送信元である監視端末と同一保守区域内に含まれる他の監視端末における通報Aの発生情報を前記記憶部に記憶された前記保守区域別通報データから抽出し、抽出した通報Aに関する情報と受信した前記重要通報の情報とを含む通知データを生成し、前記携帯端末に対して前記通知データを送信する
    ことを特徴とする遠隔監視システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の遠隔監視システムにおいて、
    前記監視センターは、前記通報Cを受信した場合には、前記通報Cの送信元である監視端末のバッテリー交換が正常に完了したことを知らせるための通知データを生成し、前記携帯端末に対して前記通知データを送信することを特徴とする遠隔監視システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の遠隔監視システムにおいて、
    前記携帯端末は、前記監視センターに対して保守区域を指定して通知データの送信要求を行い、
    前記監視センターは、前記送信要求を受信した場合には、前記記憶部に記憶された前記保守区域別通報データの中から、指定された前記保守区域に対応するデータを抽出して通知データを生成し、前記送信要求の送信元である前記携帯端末に対して前記通知データを送信する
    ことを特徴とする遠隔監視システム。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の遠隔監視システムにおいて、
    前記監視センターは、前記複数の監視端末を、同一日に保守点検作業を実施可能なグループごとに分類することにより前記保守区域をあらかじめ特定することを特徴とする遠隔監視システム。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の遠隔監視システムにおいて、
    前記監視端末は、前記通報Aを生成するための前記第1の閾値および前記通報Bを生成するための前記第2の閾値として、前記通報Aが発生してから前記通報Bが発生するまでの期間が、複数の保守区域のすべてを一巡して定期点検する間隔よりも長くなるような値があらかじめ設定されることを特徴とする遠隔監視システム。
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