JP2009000629A - Grain elevating sorter - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、穀粒を揚穀搬送しながら整粒と屑粒に選別する揚穀選別機に関するもので、効果的な選別孔の目詰り防止と選別性能の向上を図るものである。 The present invention relates to a cereal sorter that sorts cereal grains into sized grains and waste grains while conveying the cereals, and is intended to effectively prevent clogging of the sorting holes and improve the sorting performance.
選別筒を上下方向に設定して、内部に穀粒搬送用の螺旋を設け、穀粒を揚穀しながら選別する技術(例えば、特許文献1参照)が知られている。
回転螺旋を有した選別筒内を穀粒搬送しながら、この選別筒の選別孔から屑粒を漏出選別する揚穀選別形態にあっては、穀粒の落下方向と選別孔から横外周方向への漏出方向とが異なるため、選別作用が円滑に行われ難く、選別孔の目詰りを生じ易く、選別効率を高めることが難しい。しかも、この揚穀選別機を主選別機等と併用設置して使用することが多く選別筒としてできるだけ小径選別筒、及び小形選別筒形態として取扱性の向上を図りたいものである。 In the grain sorting form that leaks and sorts waste grains from the sorting hole of this sorting cylinder while conveying the grain in the sorting cylinder having a rotating helix, the grain falling direction and from the sorting hole to the lateral outer circumference direction Since the leakage direction is different, the sorting operation is difficult to be performed smoothly, the sorting holes are easily clogged, and it is difficult to increase the sorting efficiency. Moreover, the cereal sorter is often installed and used together with a main sorter or the like, and it is desired to improve handling as a small-diameter sorting cylinder and a small sorting cylinder as much as possible.
請求項1に記載の発明は、選別孔1を形成した選別筒2の内側に穀粒を搬送する回転螺旋3を設け、この螺旋3ピッチ間には、板面4を放射方向Dに対して後退角Eを有するように傾斜させた取付ラグ21を設け、該取付ラグ21に、先端部5が選別筒2内周面に摺接湾曲可能の弾性板6を設けたことを特徴とする揚穀選別機の構成とする。選別筒2内で螺旋3を回転することによって、この選別筒2の下端部に供給される穀粒を上方へ搬送しながら、途中で屑粒をこの選別筒2周面の選別孔1から外周へ排出し、残留の整粒を上端部へ搬送選別して取出すことができる。このような螺旋3の回転による揚穀作用において、この螺旋3間に設ける弾性板6の後退角Eを形成した板面4及び、選別筒2内周面に摺接湾曲する摺接面部と、この選別孔1を形成する選別筒2内周面との間に穀粒を挟持するようにして落下を適度に防止し、この穀粒の揚穀性を維持すると共に、この穀粒の選別孔1からの押出排出力を強く維持して、屑粒の選別孔1からの押出排出を速やかに行わせて、目詰りを防止すると共に、選別性を良好に保持する。
According to the first aspect of the present invention, a
請求項2に記載の発明は、前記弾性板6は、一定間隔毎に分割して螺旋3のピッチに沿って配置し、これら前後に相隣接する弾性板6の前後縁部を回転方向において重合Fするように設けたことを特徴とする揚穀選別機である。前記のような弾性板6は、一定間隔毎に分割した形態に配置されるが、螺旋3回転時の各隣接の弾性板6は、前・後端縁部がオーバーラップした状態で回転するため、前記のような選別孔1形成の選別筒2内周面との摺接による穀粒の挟持搬送作用の維持、及び屑粒の押出排出の維持を行って、効率の良い揚穀作用、及び選別作用を行わせることができる。
According to a second aspect of the present invention, the
請求項1に記載の発明は、板面4を放射方向Dに対して後退角E有するように傾斜させているので、小径選別筒2内で弾性板6の放射方向Dへの長さを長くすることができ、選別筒2の内周面と、回転螺旋3間の弾性板6の板面4、乃至先端部5との間に揚穀穀粒を案内挟持し易くして、屑粒の選別孔1からの押出排出力によって目詰り防止をしながら、揚穀、及び選別を良好に行わせることができる。又、板面4に後退角Eを有するよう傾斜したことで、揚穀穀粒の落下を適宜に防止し、回転螺旋3の駆動負荷を低減させることができるという効果もある。
In the first aspect of the invention, since the
請求項2に記載の発明は、各弾性板6前・後端部の回転軌跡の重合代によって、選別筒2内周面に沿う揚穀穀粒の搬送、及び屑粒の選別孔1からの押出漏出を円滑に、かつ的確に行わせて、揚穀、及び選別性能を高めることができる。
The invention according to
図例に基づいて、揚穀選別機7は、穀粒搬送用の回転螺旋3を内装する選別筒2と、この下端部にあって螺旋3の軸8を連結して回転する電動モータ9、これらを床面に支持するスタンド10、及び、選別筒2の下端部に穀粒を供給する供給ホッパー11、選別筒2の選別孔1から漏出される屑粒を取出す屑粒シュータ12、この選別筒2の上端部へ残留搬送された整粒を取出す整粒シュータ13等を主体として構成される。このような揚穀選別機7は、螺旋3の回転によって、供給ホッパー11に供給した穀粒を選別筒2内上方へ搬送しながら、屑粒を選別筒2の選別孔1から外周へ漏出させ、整粒を上端の整粒シュータ13から漏出するものであり、例えば、籾摺機から取出される玄米を受けて選別する玄米選別機14を一次選別機とすれば、この玄米選別機14から取出される一次選別機の小米、屑米混じりの玄米の供給を受けて再度選別する二次選別機として使用することも可能である。
Based on the illustrated example, the
ここにおいて、この発明に係る揚穀選別機は、選別孔1を形成した選別筒2の内側に穀粒を搬送する回転螺旋3を設け、この螺旋3ピッチ間には、板面4を放射方向Dに対して後退角Eを有するように傾斜させた取付ラグ21を設け、該取付ラグ21に、先端部5が選別筒2内周面に摺接湾曲可能の弾性板6を設けたことを特徴とする揚穀選別機の構成とする。選別筒2内で螺旋3を回転することによって、この選別筒2の下端部に供給される穀粒を上方へ搬送しながら、途中で屑粒をこの選別筒2周面の選別孔1から外周へ排出し、残留の整粒を上端部へ搬送選別して取出すことができる。このような螺旋3の回転による揚穀作用において、この螺旋3間に設ける弾性板6の後退角Eを形成した板面4及び、選別筒2内周面に摺接湾曲する摺接面部と、この選別孔1を形成する選別筒2内周面との間に穀粒を挟持するようにして落下を適度に防止し、この穀粒の揚穀性を維持すると共に、この穀粒の選別孔1からの押出排出力を強く維持して、屑粒の選別孔1からの押出排出を速やかに行わせて、目詰りを防止すると共に、選別性を良好に保持する。
Here, the cereal sorter according to the present invention is provided with a rotating
又、前記弾性板6は、一定間隔毎に分割して螺旋3のピッチに沿って配置し、これら前後に相隣接する弾性板6の前後縁部を回転方向において重合Fするように設けたことを特徴とする揚穀選別機である。前記のような弾性板6は、一定間隔毎に分割した形態に配置されるが、螺旋3回転時の各隣接の弾性板6は、前・後端縁部がオーバーラップした状態で回転するため、前記のような選別孔1形成の選別筒2内周面との摺接による穀粒の挟持搬送作用の維持、及び屑粒の押出排出の維持を行って、効率の良い揚穀作用、及び選別作用を行わせることができる。
The
前記螺旋軸8の上・下両端部は、上・下メタル15,16にベアリング等を介して回転自在に軸受けし、これら上・下メタル15,16間にわたって、左右二つ割形態(半円筒形態)の半筒2A,2Bの接合縁17を重合接合して、内部を円筒形状とする選別筒2の上下両端部を支持させて構成する。これら半筒2A,2Bの接合縁17相互間はボルト穴25に挿通するボルト、ナット20によって締付けて固定することができる。この選別筒2は円周方向に沿う凹凸条18,19が形成されて、この選別筒2の内周面の凹条部18底面部に沿って細長い選別孔1を並列させて形成している。
尚、この選別筒2は、左右二つ割形態(半円筒形態)を重合接合する形態に限定するものではなく、円筒形もしくは、略円筒形の多角形状であっても良い。
The upper and lower end portions of the
The sorting
螺旋3は、螺旋軸8方向に沿って一定のピッチで螺曲形成されて、この螺旋3軸8の回転Aによって、穀粒をこの螺旋3の搬送面で掬い上げるようにして搬送Bすることができる。これら選別筒2の内周面と螺旋3の回転面との間は適宜の間隔部Cを形成する。前記弾性板6は、略平行四辺形状に形成して、螺旋3のピッチ間隔よりも短く(例えば1/2ピッチ)している。螺旋3の搬送面(上側面)とは反対(下側面)側に螺旋軸8方向に沿って一体構成の取付ラグ21を設け、この取付ラグ21に弾性板6を重合させてリベット22で固定してある。この取付ラグ21は、螺旋軸8の外周に放射方向線Dに対して後退角Eを有するように傾斜させて設け、従って、これに重合させて取付ける弾性板6も同様に傾斜の板面4を形成する。この取付ラグ21の回転側に取付けられる弾性板6の上端縁は、螺旋3の裏面(下面)側に接近させているが、下端縁は螺旋3の表面(上面)側との間に適宜の搬送間隔23を形成している。しかも、これら前・後に隣接して配置される弾性板6の相互間には、下側の弾性板6の上端縁と上側の弾性板6の下端縁との回転軌跡線Kが若干重合代Fを有する形態に設定する。そして、これら各弾性板6の先端部5を取付ラグ21よりも長く外周へ突出させて前記螺旋3回転径外周の間隔部Cに張出させて、選別筒2の内周面に摺接させる。この弾性板6の先端部は、選別筒2の内周面に摺接されて円弧状曲面に湾曲して、選別筒2内周面に対する摺接面積を広くし、揚穀穀粒を軽く選別孔1側へ押圧するものである。又、弾性板6の取付ラグ21の送面側に重合して取付けるか、又は裏面側に取付けることも可能である。
The
前記選別筒2の外周部には、外筒26を設けて被覆し、選別孔1から漏出する屑粒を受けて流下案内し、この外筒26の下端部に設ける屑粒シュータ12から取出すことができる。前記半筒2A,2Bを上メタル15、下メタル16間にわたって取付けて選別筒2を構成するときは、これら半筒2A、2Bの一端部に形成の穴40間にわたってクリップリング27を嵌合させて連結しておき、この状態で半開き形態とする選別筒2を螺旋3、及び上・下メタル15,16の外周部に嵌合支持させてこれら選別筒2の相対向する接合縁17部を接合重合させて、各ボルト穴25にボルト、ナット20を挿通して締付ける。すなわち半開可能の選別筒2を螺旋3周りに掛け渡す形態にして組立することができるため、選別筒2の組立構成を簡単、容易にし、安全に行うことができる。又、これら半筒2A,2Bを分解して螺旋3周部から取外すときもグリップリング27が嵌合してあるので容易に分解できる。
An
前記スタンド10によって揚穀選別機7を床面上に立設する。このとき選別筒2は床面に対して適宜の傾斜角のもとに設置することができ、この角度を調節αすることができる。そして、この供給ホッパー11を前記玄米選別機14の取出口下にのぞませる。この玄米選別機14の取出される屑粒を含む玄米粒は、回転螺旋3によって揚穀されると共に、この揚穀搬送に伴って小粒や、屑粒等が選別孔1から漏出されて、屑粒シュータ12から取出される。又、残された整粒は選別筒2内を上昇されて、上端部の整粒シュータ13から取出される。このような選別筒2内での揚穀、選別作用では、螺旋3の回転Aによって掬い上げ搬送される穀粒は、選別筒2の内周面に沿って押し上げられるように搬送される。選別筒2の下端部近くでは供給ホッパー11から供給される量が多く、揚穀量が十分にあるため、前記弾性板6の下端縁と螺旋3の搬送面との間の搬送間隔23を越えて多く揚送される穀粒は、この弾性板6と選別筒2の内周面との間に挟持されるよう案内されて、この弾性板6の先端部5によって選別筒2内周面へ押圧される。このとき、特に粒径の小さい屑粒は、選別孔1内へ嵌合したり、この凹条部18内に位置されて残留され易く、弾性板6先端部5の押圧力を受け易い状態にある。このため、屑粒はこの弾性板6の押圧力を受けて選別孔1から外側へ押出排出される。また、粒径の大きい整粒は、選別孔1から漏出されないで、選別筒2内の螺旋3の搬送面に滑落し易く、この搬送面による掬上搬送作用によって揚穀される。
The
又、このような螺旋3の回転によって穀粒の揚穀搬送作用と、選別孔1からの屑粒の漏出選別作用が行われるが、これらの作用と同時に弾性板6の先端部5が選別筒2の内周面に摺接して、選別孔1部に位置する屑粒を外側へ押出して目詰りのないように掃除する。従って、選別孔1は常時選別漏出の行われ易い状態に維持されて、選別効率を高くすることができる。又、この螺旋3のピッチに伴って間歇的に配置される弾性板6は、前後端部の回転域を相互にオーバーラップさせる形態であるから、この先端部5の選別筒2周面に対する摺接域を選別筒2の選別孔1全長にわたって設定させることができ、全長域にわたる選別孔1の屑粒詰りをなくして、選別効率を高めることができ、従って、又この選別筒2の径を小さくして簡素な構成とすることができる。
In addition, the rotation of the
又、各弾性板6の先端縁部には、適宜深さの切目、乃至スリット24を形成して、前記選別筒2内周面の各凹条部18内、乃至選別孔1内への嵌合摺接作用を行わせ易くすることによって、屑粒の選別、排出作用を良好に行わせる構成とすることも可能である。
Further, a slit or a
前記したように、この揚穀選別機7をのぞませて二次選別作業する形態に設置される一次選別作業用の玄米選別機14は、円筒状の選別筒と、この選別筒内で回転する螺旋とを縦方向に設けて、籾摺機から取出される玄米を螺旋によって上方へ搬送しながら選別筒の選別孔から外周へ漏出して選別するもので、上部には選別された大整粒玄米を収容する整粒タンク30を有して、この下部のシャッター31を開くことによって、袋詰台32上に支持される袋33に供給収容させることができる。34は袋口ホルダー、35は選別筒外周に漏出した小整粒を含む玄米を取出すシュータである。このシュータ35を前記揚穀選別機7の供給ホッパー11にのぞませることができる。
As described above, the
1 選別孔
2 選別筒
3 螺旋
4 板面
5 先端部
6 弾性板
21 取付ラグ
D 放射方向
E 後退角
F 重合
DESCRIPTION OF
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JP2007164069A JP2009000629A (en) | 2007-06-21 | 2007-06-21 | Grain elevating sorter |
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CN108787118A (en) * | 2018-07-25 | 2018-11-13 | 安徽卓煌机械设备有限公司 | A kind of circulating clinker breaker |
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