JP2009000447A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品の共通化により遊技機の遊技機能やデザインをコスト的に有利に変更でき、しかも、搭載される遊技盤の機種毎にそのイメージを刷新して遊技機の特徴や魅力を遊技者に伝えることのできる遊技機を提供する。
【解決手段】遊技盤及び遊技制御手段を収納した遊技機枠体と、この遊技機枠体の前面に開閉自在に取り付けた前扉と、この前扉の前面側に配置され、遊技者により操作可能な操作手段と、を備えた遊技機において、前記操作手段を前記遊技盤に取り付けて当該遊技盤とともに前記遊技機枠体から着脱可能にした。
【選択図】図6

Description

本発明は、パチンコ機などに代表される遊技機に関するものである。
従来、パチンコ機は、遊技機枠体の内部に遊技盤や遊技制御手段を収納し、遊技機枠体の前面には前扉を開閉自在に取り付けている。そして、遊技盤が正面から視認できるように、前記前扉には、ガラス板のような透光性を有する板材が取り付けられている。
また、パチンコ機は、遊技盤に液晶表示装置を設けた構成が一般的になっており、この液晶表示装置上で、遊技の進行に応じた演出画像が表示されるようになっている。
そして、近年では、遊技の演出に遊技者が能動的に関われるように、例えば前記前扉に遊技の進行に応じて遊技者が操作可能な操作ボタンを設けておき、遊技の途中に液晶表示装置で操作ボタンの操作を促す表示を行い、遊技者によるボタン操作に応じて、演出を変更するといった機能を備えたものも多く提供されている。
一方、近年では、パチンコ機の製造コスト低減を図るために、機種が異なっても使用できる部品については共通化する傾向がある。すなわち、異なる機種を製造するに当たり、全ての部品を新たに設計製造するのではなく、一部の部品は共通化するのである。
例えば、遊技機枠体と、これに一体的に設けられている部品は共通化することが考えられ、特許文献1には、遊技盤を交換可能に装着した遊技機枠体に、球払出制御部を遊技機の共通部品として設けておき、所謂「盤替え」として、遊技機枠体から古い遊技盤を外して新しい遊技盤に交換しても、球払出制御部については共通部品として使用可能としたことが記載されている。
特開2003−334311号公報
盤替えによって遊技盤のみを交換して機種変更ができるとなると、遊技ホールでは遊技機全体を新機種として導入するのに比べ、コスト的には極めて有利にはなるものの、遊技機枠体と一体的に設けられている部品が全て共通化されていると、どうしても同機種のようなイメージになりやすい。
すなわち、機種が異なっているにも拘わらず、遊技者側から見ればさほど代わり映えがしないという結果になり、機種ごとに有しているはずの遊技機の特徴やその魅力が遊技者に伝わりにくくなるという一面があった。
特に、機種が異なっても共通化できる部品として遊技者が操作する操作ボタンも考えられるが、パチンコ機の特徴などが端的に表れる遊技盤を変更した場合には、操作ボタンについてもその数、配置、デザインなどを含めて変更した方が好ましい場合もある。
しかし、遊技盤に合わせて操作ボタンまで変更するとなると、大がかりな変更作業が必要であり、コスト低減とは相反する結果となってしまう。また、遊技ホールで独自に操作ボタンの数や配置やデザインを変更することは不可能といってよい。
本発明は、上記課題を解決することのできる遊技機を提供することを目的としている。
(1)本願発明は、遊技盤及び遊技制御手段を収納した遊技機枠体と、この遊技機枠体の前面に開閉自在に取り付けた前扉と、この前扉の前面側に配置され、遊技者により操作可能な操作手段と、を備え、前記操作手段を前記遊技盤に取り付け、当該遊技盤とともに、前記遊技機枠体から着脱可能とした。
(2)本願発明は、上記(1)に記載の遊技機において、前記遊技盤に、前記操作手段を着脱自在に取付可能とした中間部材を設けたことを特徴とする。
(3)本願発明は、上記(1)又は(2)に記載の遊技機において、前記前扉は、前記操作手段の少なくとも一部を露出状態で挿入可能とした挿入口が形成されていることを特徴とする。
(4)本願発明は、上記(1)〜(3)に記載の遊技機において、所定条件が成立したときに識別情報 の変動表示及び停止表示を行う可変表示手段と、前記識別情報 の可変表示の結果が特定の表示態様となった場合には、遊技者に相対的に有利な大当り遊技状態に移行させる制御を行う可変表示制御手段と、をさらに備え、前記操作手段を、変動表示されている前記識別情報を停止させる停止操作手段としたことを特徴とする。
本発明によれば、遊技盤を変更するだけで機種替えが可能であり、しかも、変更した遊技盤に応じた操作手段の変更まで同時に行えるため、遊技盤のみを入れ替えただけでありながらも、新たな機種の魅力を遊技者に十分伝えることができ、変更機種の訴求力を損なうことがない。
本実施形態の遊技機は、遊技盤及び遊技制御手段を収納した遊技機枠体と、この遊技機枠体の前面に開閉自在に取り付けた前扉と、この前扉の前面側に配置され、遊技者により操作可能な操作手段と、を備え、前記操作手段を前記遊技盤に取り付け、当該遊技盤とともに、前記遊技機枠体から着脱可能としたことを特徴とする。
かかる構成によって、遊技盤を変更するだけで機種変更(所謂「盤替え」)が可能であり、しかも、変更した遊技盤に応じた操作手段の変更まで同時に行えるため、遊技盤のみを入れ替えただけでありながらも、新たな機種の魅力を遊技者に十分伝えることができ、変更機種の訴求力を損なうことがない。
遊技機としては、パチンコ機に好適に適用でき、遊技機枠体内には、遊技における抽選処理や演出処理などを実現するための各種制御部が遊技制御手段として備えられている。また、同じく遊技機枠体内に収納配設された当該遊技機の遊技盤には、遊技球を転動させることのできる遊技領域が形成され、この遊技領域には、遊技球を転動させる障害釘や各種役物などが配置されている。また、遊技機枠体には、遊技盤の遊技領域に遊技球を発射するための発射ハンドルが設けられており、遊技者による発射ハンドルの操作に応じた速度で、遊技領域に遊技球が打ち出されるようになっている。
遊技機枠体は、遊技制御手段や遊技盤を収納するための略矩形状などの枠体であって、前記遊技盤が所定の取付部材を介して遊技機枠体に設けられた係止部に着脱できるようになっている。
遊技制御手段は、遊技の進行を制御するものであり、CPU、メモリなどを備えて遊技機全体を管理する制御部にその機能が担われている。
前扉は、前記遊技盤が配置された遊技機枠体の前面側部などにヒンジ部材などを介して開閉自在に取り付けられたガラス板などを保持する最前面側の開閉部材であって、遊技機のメンテナンスなどに際してこの前扉を開放することによって、遊技機枠体に取付けられた遊技盤の出し入れについても可能としている。
操作手段は、遊技機における遊技の進行を遊技者が制御するためのオンオフスイッチやジョイスティックなどを備えた操作パネルなどであって、例えば、遊技機の表示部などに変動表示される識別情報を所定のタイミングで停止させるためのストップボタンや、遊技盤の形態によって異なる各種の設定ボタンなどを備えたものである。
本実施形態では、この操作手段が前記遊技盤に一体もしくは係止部材などを介して取り付けられており、前扉の閉止状態において操作手段の操作面がこの前扉の前面側に配置される一方、前扉の開放状態では操作手段を有した遊技盤が露出して遊技機枠体から着脱可能となるように配置されている。なお、操作手段における各操作用ボタンの種類、数、デザイン構成などは、遊技機に装着される各種遊技盤に応じて、それぞれ相応しいものが設定されている。なお、操作手段には、本来の操作ボタンなどの他にもLEDランプなどの表示部や、あるいは遊技盤の情報をグラフィカル表示したりするための液晶表示部や遊技状態の変化に対応させて演出音を鳴らすスピーカなどの発音部などがセットされたパッケージ部品として設けることもできる。
本実施形態の遊技機は、前記遊技盤に、前記操作手段を着脱自在に取付可能とした中間部材を設けている。これによって、操作手段のメンテナンスを容易に行うことができるとともに、多種類の各種操作ボタンがセットされた操作パネルなどからなる操作手段を、独立した部材として生産ラインにのせて組み立てすることができ、多種の遊技機を生産効率よく作成することができる。
中間部材は、例えば台座部を有する形状とすることができ、その台座部の一方が遊技盤に適宜の方法で固定され、その他方が操作手段を着脱自在に接続可能な構成とした部材とすることができる。そして、台座部には、操作手段の信号ケーブルを、遊技盤を介して前記制御部に接続するための着脱式コネクタ部を備えておくとよい。
本実施形態の遊技機は、前記前扉は、前記操作手段の少なくとも一部を露出状態で挿入可能とした挿入口が形成されている。これよって、操作手段は、遊技盤に取り付けられながらも、前扉の挿入口から露出することになり、露出した操作手段に遊技者が直接手を触れて操作することができる。
すなわち、遊技機の機種を変更する場合に、変更された遊技盤とともに、新しい機種に好適に変更された操作手段が前側扉から露出して操作できるようになっているため、前扉側のデザインなどは共通化されていても、変更された遊技機を遊技者に強く印象付けてアピールすることができる。
挿入口は、略矩形状や楕円形状などに形成された操作手段の先端側を嵌合させるための前扉に設けられた開口部や切欠部など、前扉の前方部と後方部とを貫通するものであって、操作手段の外形に応じて前扉に形成される。
また、本発明に係る遊技機の実施形態の一例として、所定条件が成立したときに識別情報の変動表示及び停止表示を行う可変表示手段と、前記識別情報の可変表示の結果が特定の表示態様となった場合には、遊技者に相対的に有利な大当り遊技状態に移行させる制御を行う可変表示制御手段と、をさらに備え、前記操作手段を、変動表示されている前記識別情報を停止させる停止操作手段(例えば、ストップボタン)とすることができる。
これによって、可変表示手段により変動する識別情報を、あたかもパチスロ機のように遊技者がストップボタンにより停止させることでその特定組合わせを楽しむ可変表示ゲームを、可変表示制御手段によりパチンコ機上に実現することができる。しかも、機種毎に異なる遊技盤には、機種に応じた操作手段が設けられているため、機種がストップボタンのような停止操作手段を必要とするものでも、その他の操作手段を必要とするものであっても、遊技盤を変更するだけで遊技盤に見合った操作手段を備えた遊技機となすことが可能となり、遊技場(パチンコホールなど)では、人気のある機種でも安価に設置することができる。
可変表示手段は、所定条件が成立したときに遊技機の表示手段となる液晶表示装置などであり、この表示手段に表示される識別情報の変動表示及び停止表示を行うための制御機能は、これも前述の遊技制御手段と同様に遊技機を管理する制御部にその機能を担わせることができる。そして、可変表示手段において、識別情報の停止表示結果が特定の態様となった場合、遊技者に相対的に有利な大当り遊技に移行させる制御を遊技制御手段によって行うのである。例えば、遊技盤に設けられた特定入賞口に遊技球が入球して入賞した場合、通常遊技から当該通常遊技よりも遊技者にとって有利な大当たり遊技に移行するか否かの抽選を実行する。こうして、遊技者が遊技領域に発射した遊技球の特定入賞口への入賞を契機として、通常遊技から遊技者にとって有利な特別遊技に移行するか否かの抽選を行い、その抽選結果が当選の場合に大当たり遊技が実行される。
ところで、停止操作手段である前記ストップボタンは、遊技盤毎に設定された識別情報の列数などに応じた所定数のものが配置されるようになっている。
以下、本発明に好適な実施形態について図面に基づいてより具体的に説明する。なお、本発明に係る遊技機を、本実施形態ではパチンコ遊技機としている。
図1は本実施形態におけるパチンコ遊技機の概観を示す斜視図、図2は同パチンコ遊技機の概観を示す分解斜視図、図3は同パチンコ遊技機の正面図である。
[遊技機の構成]
図1〜図3に示すように、パチンコ遊技機10は、前面に開口12aが形成された遊技機枠体12と、遊技機枠体12の前方に開閉自在にそれぞれ軸着された前扉11とベースドア11aとから構成されている。この前扉11は、開口12aの内部に配設される遊技盤14や各種電子基板などの遊技制御手段を前面側から閉鎖するためのものである。そして、このような前扉11の閉鎖状態で遊技が行われ、その開放状態で遊技盤交換などのメンテナンス作業が容易にできる(図6参照)。
遊技盤14の外側には、装飾ランプ133a、133bが配設されており、遊技状態に合わせた所定の発光態様の表示を行う。前扉11には、透光性を有するガラス板などからなる保護板19が配設されている。この保護板19は、前扉11が閉鎖された状態で遊技盤14の前面に対面するように配設されている。
前扉11の下方にはその表裏に渡って貫通した挿入口11bが設けられている。ここでは、前扉11の下縁を矩形形状に切欠した挿入口11bとしている(図6参照)。そして、図1に示すような前扉11の閉鎖時において、遊技盤14に突出して設けられた操作手段としての操作部27を構成する操作パネル28の先部がかかる挿入口11bに嵌合して、操作パネル28の操作面が挿入口11bを通して前側に固定配置される。
操作部27は、略三角柱状の部材を横臥させた形状としており、下り勾配となる前面部に操作パネル28が取り付けられている。そして、図2に示すように、操作部27は、遊技盤14に中間部材27aを介して取り付けられており、当該遊技盤14とともに遊技機枠体12から着脱可能としている。なお、中間部材27aは、操作部27の底面部よりも広い台座状に形成されており、遊技盤14の下端部に突設されている。
これによって、それぞれ異なる各種の遊技盤14を変更するだけで、遊技内容などが異なる機種替えを容易に行うことができる。しかも、変更した遊技盤に応じた操作パネル28の変更まで同時に行えるため、遊技盤14のみを入れ替えただけで新たな機種の魅力を遊技者に十分に伝えることができ、変更機種による訴求力を損なうことがない。
なお、操作パネル28には、遊技機枠体12に対して着脱自在に取り付けられる遊技盤14の種類に応じた数の操作ボタンやデザイン構成のものを適用することができ、本実施形態の操作パネル28では、左・中・右の3種のリール3L,3C,3Rを備えた可変表示部3(詳しくは後述する)を設けた遊技盤14に対応して、遊技者が、識別情報となる前記各リール図柄を所定のタイミングで停止させるための、左・中・右の3種の停止ボタン28L、28C、28Rがその操作面に停止操作手段として配置されている。
図7は操作部27の構造を示す説明図であり、本実施形態では、操作パネル28を、同操作パネル28から延出させたコネクタ部27bを介して中間部材27aのソケット部27cに着脱可能としている。
図示するように、操作パネル28は長円形状とした基材に操作ボタンなどを配設して構成しており、遊技盤14の種別に応じて適宜交換が可能となっている。操作部27の前面部には、操作パネル28の形状に合わせた取付孔27dが穿設され、この取付孔27dにソケット部27cが臨設されている。
そして、本実施形態における操作パネル28の他にも、図示するように、例えば、停止ボタンが1個のみ配置された変容例1の操作パネル28’や、十字操作ボタンと2個の停止ボタンを組み合わせて備えた変容例2の操作パネル28”などのものを装着して用いることもできる。
ここで、図8は変容例1の操作パネル28’が設けられた操作部27’を有する遊技機の斜視図であり、図9はその正面図である。また、図10は変容例2の操作パネル28”が設けられた操作部27”を有する遊技機の斜視図であり、図11はその正面図である。
図8及び図9に示した例では、遊技盤14に設けた可変表示部3’が1個のリール3aから構成されており、このリール3aの停止操作を行うために、1個の停止ボタン28aが設けられた操作パネル28’を備える操作部27’が遊技盤14に設けられている。
また、図10及び図11に示した例では、遊技盤14にはリールなどからなる可変表示部はなく、例えば演出内容の変更遊技者が行えるようにした操作スイッチ28bなどが設けられた操作パネル28”を備える操作部27”が遊技盤14に設けられている。
このように、パチンコ遊技機10は、遊技盤14を交換することで、操作手段である操作部27,27’,27”を含めた外観を容易に変えることができる。したがって、遊技者はそれまでとは異なる遊技形態の遊技盤14への変更に伴って、操作手段を構成する操作パネル28までもが変更されたことを、目にしたり、自ら操作したりすることで直接的に実感することができ、機種変更による遊技機の新たな魅力を効果的にアピールすることができる。
図1〜図3を用いてパチンコ遊技機10の他の構成について説明する。図2に示すように、遊技機枠体12の開口12a内部には、画像を表示する液晶表示装置32と、スペーサー31、遊技盤14等がベースドア11aに配設されている。なお、遊技盤14、スペーサー31、液晶表示装置32以外の各種の部品(図示せず)については、理解を容易にするために説明を省略する。
ベースドア11aは、遊技機枠体12に対して固定もしくは開閉できるようにヒンジ連結され、液晶表示装置32が配設されている。そして、ベースドア11aのさらに前面側にはガラス板などからなる保護板19を有した前扉11が開閉自在に取り付けられている。
遊技盤14はベースドア11a上に配置され、その全部が透光性を有する板形状の樹脂(透光性を有する部材)によって形成されている。この透光性を有する部材としては、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、メタクリル樹脂など各種の材質が該当する。遊技盤14は、前記発射ハンドル26の操作により発射された遊技球が転動可能な遊技領域15を有している。この遊技領域15はガイドレール30に囲まれ、遊技球が転動可能な領域である。また、遊技盤14における遊技領域15には複数の障害釘13(図2)が打ちこまれている。
このように、遊技盤14における透光性領域の背後に液晶表示装置32を設けることにより、例えば、障害釘の植設領域や役物、装飾部材といった遊技部材を設ける領域を大きくし、レイアウトの自由度も更に大きくすることが可能である。
また、略矩形板状に形成された遊技盤14の下部側には操作部27を固定するための前記中間部材27aが取付けられており、この中間部材27aを介して操作部27及び操作パネル28が配置されることになる(図7参照)。
本実施形態では、操作部27は中間部材27aに嵌合して着脱自在に取付けているが、人手により容易に着脱自在となるものであれば、その取付手段について何ら限定するものではない。他方、中間部材27aについては、本実施形態では遊技盤14に固定状態に取付けているが、この中間部材27aについても、その取付手段については何ら限定するものではない。一体的に連結固定した状態であっても、着脱自在とした構成であっても構わない。
スペーサー31は、遊技盤14の後方(背面側)に配設されるとともに、液晶表示装置32の前方(前面側)に配設される。つまり、スペーサー31は、遊技盤14と液晶表示装置32によって挟持される。このスペーサー31は、透光性を有した材料で形成されており、中央に大きな貫通穴31aが設けられている。
図4は、スペーサー31の上部に設けられた電飾ユニット53の拡大図である。図4を参照して特別図柄表示器33、普通図柄表示器35、特別図柄保留ランプ34a〜34dおよび普通図柄保留ランプ50a〜50dを説明する。
図4に示すように、表示器ケース37に収容される特別図柄表示器33は、7セグメントLED41で構成されている。この7セグメントLED41は、所定の特別図柄の変動表示開始条件の成立により、点灯・消灯を繰り返す。7セグメントLED41の点灯・消灯によって、"0"から"9"までの10個の数字図柄が、特別図柄として変動表示される。本実施形態では、特別図柄の変動表示から停止表示までを「特別図柄ゲーム」と呼ぶ。
表示器ケース37の左右の両側には、特別図柄保留ランプ34a〜34dが設けられている。この特別図柄保留ランプ34a〜34dは、点灯又は消灯によって保留されている特別図柄の変動表示の実行回数(所謂、「特別図柄の保留球数」)を表示する。
特別図柄表示器33の右側には、普通図柄表示器35が設けられている。普通図柄表示器35は、2つの表示用ランプ(図示せず)で構成されており、これら表示用ランプが交互に点灯・消灯を繰り返すことによって、例えば"○"、"×"等の記号が普通図柄として変動表示される。
表示器ケース37の下側には、普通図柄保留ランプ50a〜50dが設けられている。この普通図柄保留ランプ50a〜50dは、後述するように、点灯又は消灯によって保留されている普通図柄の変動表示の実行回数(所謂、「普通図柄の保留球数」)を表示する。
また、特別図柄表示器33で表示される特別図柄の変動表示中においては、後述する可変表示部3において、リール3L,3C,3Rに描かれた数字や記号や模様等からなる識別情報であるリール図柄が回転して変動表示される。また、特別図柄表示器33において変動表示されていた特別図柄が停止表示されるとともに、リール3L,3C,3Rも停止する。
また、特別図柄表示器33において特別図柄として特定の数字図柄が停止表示された場合には、大当たりであることを遊技者に把握させる演出画像が液晶表示装置32の表示領域32aにおいて表示される。具体的には、特別図柄表示器33において特別図柄として特定の数字図柄が停止表示された場合には、各リール3L,3C,3Rのリール図柄が所定の組み合わせ態様で停止表示されるとともに、液晶表示装置32の表示領域32aにおいて表示される演出図柄が大当たりを示唆する画像となる。
次に、遊技盤14に設けられた遊技部材について説明する。図3に示すように、遊技盤14には、外側レール30a及び内側レール30bを含むガイドレール30、障害物55、57、通過ゲート54、始動口25、大入賞口39が設けられている。なお、遊技盤14の上部では、特別図柄表示器33、普通図柄表示器35等の電飾ユニット53(図4参照)が視認可能となっている。遊技盤14の上部には障害物55が設けられ、遊技盤14の略中央には障害物57が設けられている。この障害物57下部には、始動口25が設けられている。
さらに、本実施形態では、始動口25の下方位置に、先に簡単に触れた可変表示部3を設けている。これは、パチスロ遊技機と同様に、それぞれ識別情報となる複数種のリール図柄が描かれた左・中・右の3種のリール3L,3C,3Rを備えたものである。そして、遊技球が始動口25に入球すると、3種のリール3L,3C,3Rが回転を開始する。この回転は、前述した操作パネル28に設けられた各ボタンに対応する3種の停止ボタン28L、28C、28Rを遊技者が押下することにより停止される。
すなわち、本実施形態に係るパチンコ遊技機10では、始動口25に遊技球が入球したことを契機に、遊技者にとって有利な遊技へ移行するか否かの抽選が行われ、特別図柄表示器33において識別図柄の変動表示が行われるとともに、可変表示部3において可変表示部3の各リール3L,3C,3Rの回転による変動表示が行われ、これに伴って、液晶表示装置32においては演出図柄による演出表示が行われる。
そして、抽選に当選し、遊技者による停止ボタン28L、28C、28Rの操作結果、各リール3L,3C,3Rのリール図柄が所定の組み合わせで停止表示されると、遊技者に有利な大当たり遊技に移行する。なお、本実施形態では、リール3L,3C,3Rの回転による変動表示を含む演出表示を可変表示ゲームと呼ぶ。
すなわち、遊技者による発射ハンドル26の把持操作により発射された遊技球は、複数の障害釘13(図2参照)、遊技盤14上に設けられた障害物55、57等との衝突により、その進行方向を変えながら遊技盤14の下方に向かって流下する。
前記始動口25に遊技球が入賞した場合には、特別図柄表示器33による特別図柄の変動表示、すなわち特別図柄ゲーム及び可変表示ゲームが開始される。また、特別図柄の変動表示中に遊技球が始動口25へ入賞した場合には、変動表示中の特別図柄が停止表示されるまで、始動口25への遊技球の入賞に基づく特別図柄ゲームの実行(開始)が保留される。その後、変動表示していた特別図柄が停止表示された後に、保留されていた特別図柄ゲームが開始される。つまり、前記電飾ユニット53に設けられた、特別図柄保留ランプ34a〜34d(図4参照)は、保留された特別図柄ゲームの実行回数に対応して、左から順番に点灯され、特別図柄ゲームが終了し、次の保留されていた特別図柄ゲームが開始されると、それに対応した特別図柄保留ランプは消灯される。なお、特別図柄ゲームの実行が保留される回数には上限が設定されており、例えば、4回(個)を上限として特別図柄ゲームは保留される。
また、可変表示部3においては、前述した始動口25に遊技球が入賞すると、前記特別図柄ゲームの開始に合わせて可変表示ゲームが開始され、識別情報であるリール図柄の変動表示が開始される。さらに、液晶表示装置32の表示領域32aにおいても、前記特別図柄ゲームの開始にあわせて、演出図柄の変動表示が開始される。また、特別図柄に関する変動表示中に遊技球が始動口25へ入賞した場合には、変動表示中のリール図柄が停止表示されるまで、始動口25への遊技球の入賞に基づくリール図柄の変動表示の実行(開始)が保留される。なお、このとき、液晶表示装置32による演出画像の表示は継続されてよい。その後、遊技者による停止ボタン28L、28C、28Rの操作により、変動表示していたリール図柄が停止表示された場合には、保留されていたリール図柄の変動表示が開始される。
遊技盤14の略中央の左側には通過ゲート54が設けられている。この通過ゲート54には、後述する通過球センサ114(図5参照)が設けられている。通過球センサ114は、遊技球が通過ゲート54を通過したことを検出する。そして、通過球センサ114によって遊技球の通過が検出されたときには、普通図柄表示器35において普通図柄の変動表示が開始され、所定の時間が経過した後、普通図柄の変動表示が停止する。前述したように、この普通図柄は、"○"、"×"等の記号である。
この普通図柄が所定の図柄、例えば"○"として停止表示されたときには、始動口25の左右の両側に設けられている羽根部材(所謂、普通電動役物)23が閉鎖状態から開放状態となり、始動口25に遊技球が入りやすくなる。また、羽根部材23を開放状態とした後、所定の時間が経過したときには、羽根部材23を閉鎖状態として、始動口25に遊技球が入りにくくなるようにする。以上のように、普通図柄が変動表示された後、停止表示され、その結果によって羽根部材23の開放・閉鎖状態が異なってくるゲームを「普通図柄ゲーム」という。
また、特別図柄ゲームと同じように、普通図柄ゲームにおける普通図柄の変動表示中において通過ゲート54を遊技球が通過した場合には、変動表示中の普通図柄が停止表示されるまで、通過ゲート54への遊技球の通過に基づく普通図柄ゲームの実行(開始)が保留される。つまり、前記電飾ユニット53に設けられた、普通図柄保留ランプ50a〜50d(図4参照)は、保留された普通図柄ゲームの実行回数に対応して、左から順番に点灯され、変動が停止表示されると、次の保留されていた普通図柄ゲームが開始され、それに対応した普通図柄保留ランプは消灯される。なお、普通図柄ゲームの実行が保留される回数には上限が設定されており、例えば、4回(個)を上限として保留される。
大入賞口39は、遊技盤14の略中央の右側に設けられており、その前面側(前方)に開閉自在なシャッタ40が設けられている。このシャッタ40は、特別図柄表示器33において特別図柄として特定の数字図柄が停止表示され、遊技状態が前記の大当たり遊技状態(つまり、15R確変大当たり、2R確変大当たりおよび15R通常大当たり状態)に移行された場合は、遊技球を受け入れやすい開放状態となるように駆動される。その結果、大入賞口39は、遊技球を受け入れやすい開放状態となる。
一方、シャッタ40の背面側(後方)に設けられた大入賞口39には、カウントセンサ104(図5参照)を有する遊技球通過領域(図示せず)があり、その領域を遊技球が所定個数(例えば10個)通過するか、又は、所定時間(例えば30秒)が経過するまでシャッタ40が開放状態に駆動される。そして、開放状態において大入賞口39への所定数の遊技球の入賞又は所定時間の経過のいずれかの条件が成立すると、シャッタ40は、遊技球を受け入れ難い閉鎖状態になるように駆動される。その結果、大入賞口39は、遊技球を受け入れ難い閉鎖状態となる。
なお、大入賞口39が遊技球を受け入れやすい状態となっている開放状態から大入賞口39が遊技球を受け入れ難い状態となっている閉鎖状態までの遊技をラウンドゲームという。したがって、シャッタ40は、ラウンドゲーム時に開放し、各ラウンドゲーム間では閉鎖することになる。また、ラウンドゲームは、"1"ラウンド、"2"ラウンド等のラウンド数として計数されるため、ラウンドゲームの1回目を第1ラウンド、2回目を第2ラウンドと呼称する場合がある。
開放状態から閉鎖状態に駆動されたシャッタ40は再び開放状態に駆動され、次のラウンドゲームへ継続して進む。こうして、シャッタ40の開放状態と閉鎖状態とが繰返されて、最終のラウンドゲームが終了するまでの遊技を大当たり遊技状態という。すなわち、大当たり遊技状態は遊技者にとって有利な遊技状態である。
また、前述した始動口25、一般入賞口56a〜56d、大入賞口39に遊技球が入賞したときには、それぞれの入賞口の種類に応じて予め設定されている数の遊技球が上皿20又は下皿22に払い出される。
[遊技機の電気的構成]
ここで、本実施形態に係るパチンコ遊技機10の電気的構成について説明する。図5は本実施形態におけるパチンコ遊技機10の制御回路を示すブロック図である。
パチンコ遊技機10の制御回路は、主に、遊技制御手段として機能する主制御回路60と、演出制御手段としての副制御回路200とから構成される。主制御回路60は、発射ハンドル26を介して入力される操作信号に基づいて発射装置130を制御する払出・発射制御回路126などを備えて遊技の制御を行う。
副制御回路200は、遊技の進行に応じた演出の制御(例えば、リール制御、画像表示制御、音声出音制御、装飾ランプ制御等)を行うものである。
主制御回路60は、図5に示すようにメインCPU66、メインROM(読み出し専用メモリ)68、メインRAM(読み書き可能メモリ)70を備えている。この主制御回路60は、遊技の進行を制御する。
メインCPU66には、メインROM68、メインRAM70等が接続されており、このメインROM68に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。このように、このメインCPU66は、例えば、遊技プログラムによって実行される大当たり遊技実行手段や抽選手段などとして機能することとなる。
メインROM68には、メインCPU66によりパチンコ遊技機10の動作を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、乱数抽選によって大当たり判定をする際に参照される大当たり判定テーブル等の各種のテーブルが記憶されている。
このような大当たり抽選テーブルには、「はずれ」、「大当たり」となる確率データがそれぞれ登録されており、これらの確率データに基づいて乱数による抽選処理がなされる。こうして、この抽選テーブルにおける確率データを適宜設定することによって、パチンコ遊技における有利不利の状態が制御できるようにしている。
メインRAM70は、メインCPU66の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。
また、この主制御回路60は、所定の周波数のクロックパルスを生成するリセット用クロックパルス発生回路62、電源投入時においてリセット信号を生成する初期リセット回路64、後述する副制御回路200に対してコマンドを供給するためのシリアル通信用IC72を備えている。また、これらのリセット用クロックパルス発生回路62、初期リセット回路64、シリアル通信用IC72は、メインCPU66に接続されている。なお、このリセット用クロックパルス発生回路62は、システムタイマ割込処理を実行するために、所定の周期(例えば2ミリ秒)毎にクロックパルスを発生する。なお、このシリアル通信用IC72は、各種のコマンドを副制御回路200(副制御回路200に含まれる各種の手段)へ送信する送信手段に相当する。
主制御回路60には、各種の装置が接続されており、例えば、カウントセンサ104、一般入賞球センサ106、108、110、112、通過球センサ114、始動入賞球センサ117、普通電動役物ソレノイド118、大入賞口ソレノイド120が接続されている。
カウントセンサ104は、大入賞口39における特定領域とは異なる一般領域に設けられている。このカウントセンサ104は、大入賞口39における一般領域を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
一般入賞球センサ106、108、110、112は、一般入賞口56a〜56dにそれぞれ設けられている。この一般入賞球センサ106、108、110、112は、各一般入賞口56a〜56dへ遊技球が入賞した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
通過球センサ114は、通過ゲート54に設けられている。この通過球センサ114は、通過ゲート54を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
遊技球を検出するための始動入賞球センサ117が、始動口25に設けられている。始動入賞球センサ117は、始動口25に遊技球が入賞したことを検出して、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
普通電動役物ソレノイド118は、リンク部材(図示せず)を介して羽根部材23に接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、羽根部材23を開放状態または閉鎖状態とする。
大入賞口ソレノイド120は、図3に示すシャッタ40に接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、シャッタ40を駆動させ、大入賞口39を開放状態又は閉鎖状態とする。
主制御回路60には、遊技球の発射を制御する機能を有した払出・発射制御回路126が接続されている。この払出・発射制御回路126には、遊技球の払出を行う払出装置128、遊技者による操作信号を送出する発射ハンドル26と、ソレノイドやモータ、バネなどの弾球機構を有して遊技球の発射を行う駆動部とを有する発射装置130と、カードユニット150とが接続されている。
払出・発射制御回路126は、主制御回路60から供給される賞球制御コマンド、カードユニット150から供給される貸し球制御信号を受け取り、払出装置128に対して所定の信号を送信することにより、払出装置128に遊技球を払い出させる。
このような払出・発射制御回路126は発射駆動制御部として機能して、発射ハンドル26から送出される操作信号に基づいて発射装置130の駆動部に対して所定の発射信号を供給することにより、遊技球を発射させる制御を行うようになっている。
さらに、図5に示すように、主制御回路60には、電飾ユニット53を制御する表示器制御回路76が接続されており、この表示器制御回路76は、メインCPU66からの指示に従い、特別図柄保留ランプ34a〜34d、普通図柄保留ランプ50a〜50d、特別図柄表示器33(7セグメントLED41)、普通図柄表示器35(表示用ランプ)等を制御する。
一方、シリアル通信用IC72には、副制御回路200が接続されている。この副制御回路200は、主制御回路60から供給される各種のコマンドに応じて、液晶表示装置32における表示制御、可変表示部3の各リール3L,3C,3L、スピーカ46から発生させる音声に関する制御、装飾ランプ133a、133bの制御等を行う。
なお、主制御回路60から副制御回路200に対して所定のコマンドを供給するとともに、副制御回路200から主制御回路60に対して信号を供給できないように構成したが、これに限らず、副制御回路200から主制御回路60に対して信号を送信できるように構成しても問題ない。
副制御回路200は、可変表示制御手段、音発生制御手段としてのサブCPU206、記憶手段としてのプログラムROM208、ワークRAM210、液晶表示装置32における表示制御を行うための表示制御回路250、スピーカ46から発生させる音声に関する制御を行う音声制御回路230、装飾ランプなどのランプ133a、133bの制御を行うランプ制御回路240、可変表示部3の各リール3L,3C,3Lを制御するリール制御回路260、停止ボタン28L,28C,28Rを制御する停止ボタン制御回路270から構成されている。副制御回路200は、主制御回路60からの指令に応じて遊技の進行に応じた演出を実行する。
サブCPU206には、プログラムROM208、ワークRAM210等が接続されている。サブCPU206は、このプログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。特に、サブCPU206は、主制御回路60から供給される各種のコマンドに従って、副制御回路200の制御を行う。サブCPU206は各種の手段として機能することとなる。
プログラムROM208には、サブCPU206によりパチンコ遊技機10の特別図柄の変動表示に関連して実行される液晶表示装置32の画像表示に伴う複数種類の演出画像データや各リール3L,3C,3Lのリール図柄の識別子データ、リール図柄配列パターンデータ、さらには、大当たり遊技中のラウンドゲームに関連して実行される複数種類の演出画像データが記憶されており、その他には、大当たり遊技への移行を演出表示により示唆するためのリーチ演出の表示期間を定めたリーチ時間テーブル等各種のテーブルも記憶されている。
ワークRAM210は、サブCPU206の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。例えば、リーチ演出時間を制御するためのタイマ変数、演出パターンを選択するための演出表示選択用乱数カウンタ等、各種の変数等が位置付けられている。
表示制御回路250は、サブCPU206から供給される、特別図柄の変動表示に関連して実行される演出表示の進行に伴う複数種類の演出パターンや、このパターンに応じた各リール3L,3C,3Lの回転の制御、大当たり遊技中のラウンドゲームに関連して実行される複数種類の演出パターン等の演出画像データ等を、液晶表示装置32に画像を表示させる制御を行うものである。
音声制御回路230は、サブCPU206から供給される音声発生命令に応じて、スピーカ46から音声を発生させるものである。
ランプ制御回路240は、サブCPU206から供給されるプログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、装飾ランプ133a、133bの発光制御を行うものである。
なお、パチンコ遊技機10の制御回路において、遊技全体を管理制御する主制御回路60と、演出制御手段としての副制御回路200を別々に構成しているが、主制御回路60と副制御回路200とを同じ基板で構成してもかまわない。
以上、説明したように本発明の遊技機は、遊技者により操作可能な操作手段を遊技盤に取り付け、当該遊技盤とともに遊技機枠体から着脱可能として、遊技盤を変更するだけで機種替えを可能としたことを要旨とするものである。これによって、変更した遊技盤に応じた操作手段の変更を同時にかつ容易に行うことができ、メンテナンス性に優れている。そして、遊技盤の入れ替えだけで新たな機種の魅力を遊技者に伝えることができ、変更機種による訴求力を損なうことなく維持することができる。
上述した実施形態から以下の遊技機が実現される。
遊技盤14及び遊技制御手段(例えば、主制御回路60、副制御回路200)を収納した遊技機枠体12と、この遊技機枠体12の前面に開閉自在に取り付けた前扉11と、この前扉11の前面側に配置され、遊技者により操作可能な操作部27と、を備え、前記操作部27を前記遊技盤14に取り付け、当該遊技盤14とともに、前記遊技機枠体12から着脱可能とした遊技機(パチンコ遊技機10)。
前記遊技盤14に、前記操作部27を着脱自在に取付可能とした中間部材27aを設けた遊技機(パチンコ遊技機10)。
前記前扉11は、前記操作部27の少なくとも一部を露出状態で挿入可能とした挿入口11bが形成されている遊技機(パチンコ遊技機10)。
所定条件が成立したときに識別情報の変動表示及び停止表示を行う可変表示手段(例えば、可変表示部3)と、前記識別情報(例えば、可変表示部3の各リール3L,3C,3Rのリール図柄)の可変表示の結果が特定の表示態様となった場合には、遊技者に相対的に有利な大当り遊技状態に移行させる制御を行う可変表示制御手段(例えば、副制御回路200)と、をさらに備え、前記操作部27を、変動表示されている前記識別情報を停止させる停止操作手段(例えば、停止ボタン28R、28C、28L)とした遊技機(パチンコ遊技機10)。
以上、本発明を、実施形態を通して説明してきたが、ここでは具体例とその効果を例示したに過ぎず、これによって本発明を限定するものではない。すなわち、遊技機の具体的構成は適宜設計変更が可能である。例えば、本実施形態では操作手段における操作パネルの操作ボタンとしてはプッシュ式のものとしたが、これをレバー式として遊技盤に設けてもよく、そのデザインも何ら限定されるものではない。また操作手段と遊技機枠体との電気的接続部分を無線手段により構成することで、配線部を簡略化してメンテナンスにおける作業性をよくしたり、あるいは操作手段を遊技機から取り外し自在のリモートコントローラとして用いて利便性を高めたりすることも可能である。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の概観を示す斜視図である。 同パチンコ遊技機の概観を示す分解斜視図である。 同パチンコ遊技機の概観を示す正面図である。 同パチンコ遊技機の電飾ユニットを示す正面図である。 同パチンコ遊技機の制御回路を示すブロック図である。 同パチンコ遊技機の前扉開放状態を示す斜視図である。 遊技盤に取り付けられた操作手段を示す詳細図である。 変容例1の操作手段を備えた遊技機の斜視図である。 変容例1の操作手段を備えた遊技機の正面図である。 変容例2の操作手段を備えた遊技機の斜視図である。 変容例2の操作手段を備えた遊技機の正面図である。
符号の説明
10 パチンコ遊技機(遊技機)
11 前扉
11b 挿入口
12 遊技機枠体
14 遊技盤
26 発射ハンドル
27、27’、27” 操作手段
27a 中間部材
27b コネクタ部
27c ソケット部
28、28’、28” 操作パネル
28R、28C、28L 停止ボタン(停止操作手段)

Claims (4)

  1. 遊技盤及び遊技制御手段を収納した遊技機枠体と、
    この遊技機枠体の前面に開閉自在に取り付けた前扉と、
    この前扉の前面側に配置され、遊技者により操作可能な操作手段と、
    を備え、
    前記操作手段を前記遊技盤に取り付け、当該遊技盤とともに、前記遊技機枠体から着脱可能としたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技盤に、前記操作手段を着脱自在に取付可能とした中間部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記前扉は、前記操作手段の少なくとも一部を露出状態で挿入可能とした挿入口が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 所定条件が成立したときに識別情報の変動表示及び停止表示を行う可変表示手段と、
    前記識別情報 の可変表示の結果が特定の表示態様となった場合には、遊技者に相対的に有利な大当り遊技状態に移行させる制御を行う可変表示制御手段と、
    をさらに備え、
    前記操作手段を、変動表示されている前記識別情報を停止させる停止操作手段としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機。
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