JP2008543263A - 回転電気機器の電子部品のための放熱器 - Google Patents

回転電気機器の電子部品のための放熱器 Download PDF

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Abstract

【課題】回転電気機器および電子部品を効果的に冷却する。
【解決手段】 本発明は、後部支承体を備えた回転電気機器を作動させるために使用される電子部品のためのヒートシンクに関する。本発明のヒートシンクは、頂面と、ブレード(802)が設けられた底面とを備え、回転電気機器の後部支承体と電子部品との間に、このヒートシンクが設けられていることを特徴とする。本発明は、オルタネータ兼スタータにも適用できる。
【選択図】図8b

Description

本発明は、後部支承体を含む回転電気機器を機能させるようになっている電子部品のための、頂面とフィンを備える底面とを有する放熱器に関する。
本発明は、オルタネータまたはオルタネータ兼ステータのような、同期式または非同期式であるかどうかに係わらず、更に自動車用電気機器であるか、ベルトによって駆動されるか、空気、液体または想到できる他の任意の溶液に冷却されるかに係わらず、任意のタイプの多相回転電気機器に適用できる。
熱機関とオルタネータ兼スタータのような回転電気機器を含む自動車では、かかる電気機器は、例えば非限定的に、
−励磁電流が流入する界磁巻線を含むロータと、
−多相巻線を含むステータとを備えている。
オルタネータ兼スタータは、モータモードまたは発電機モードで機能する、いわゆるリバーシブルな回転電気機器である。
発電機モード、すなわちオルタネータモードでは、回転電気機器は、自動車の熱機関によって駆動されるロータの回転運動を、ステータの位相巻線に誘導される電流へと変換する。この場合、ステータの位相巻線に接続されたブリッジ整流器は、サイン状に誘導された電流をDC電流に整流し、自動車上の電流消費装置、例えばバッテリーに給電する。
他方、モータモードでは、電気機器は、ロータのシャフトを介し、自動車の熱機関を回転させるための電動モータとして働く。この場合、電気機器は、電気エネルギーを機械式エネルギーに変換する。この場合、インバータは、バッテリーからのDC電流を交流電流に変換し、ロータを回転させるよう、ステータの位相巻線に給電する。
回転電気機器の作動モード(モータモードまたは発電機モード)を決定するために、制御信号が使用されている。
ドイツ特許第DE102004007395A1号公報により、外部周辺バンドを使用することが知られており、このバンドは、内部パーティションを備え、このパーティションは、
−ブリッジ整流器/インバータから電子部品に信号を送受信するための信号相互接続トラックと、
−電子部品をバッテリーに接続し、電子部品に給電するための電力相互接続トラックとを備え、
すべてのトラックは、互いに重ねられており、重ね成形されている。このバンドは、電気機器の後部支承体に位置しており、更に前記バンドの上には放熱器が位置している。
かかる解決案の問題の1つは、前記回転電気機器および電子部品を冷却するために、回転電気機器のファンによってブローされる空気流しか存在していないことであり、この空気流は、軸方向の空気流となっている。この単一の空気流は、効果的に冷却することを可能にするには不十分である。
従って、本発明の目的は、回転電気機器を機能させるようになっている電子部品のための放熱器であって、前記回転電気機器は、後部支承体を備え、前記放熱器は頂面と、フィンを含む底面とを備え、回転電気機器と電子部品とから成る組立体を、より効率的に冷却できる電子部品のための放熱器を提案することにある。
この目的のために、本発明の第1の目的によれば、前記放熱器は、回転電気機器の後部支承体と電子部品との間に配置されており、前記後面は、前記後部支承体に対向するフィンと一体的となっている。
従って、後で詳細に分かるように、放熱器のこのような特定の構造によって、別のラジアル空気流が得られる。この空気流は、回転電気機器のファンによっても吸引され、このラジアル空気流は、吸引された軸方向の空気流に追加され、回転電気機器および電子部品の冷却を高めることができる。
非限定的な好ましい実施例によれば、本発明の目的である放熱器は、下記のような別の特徴をも有する。
−この放熱器は、フィンの高さにある底面に突起を有する。
−前記突起は、前記回転電気機器の内側に向かうよう、軸方向空気流をガイドするための第1のスロープと、前記回転電気機器の内側に向かってラジアル空気流をガイドするための第2スロープとを有する。
−この放熱器は、前記回転電気機器のロータシャフトのまわりを空気が通過できるように構成されたスペースを有する。
−前記スペースは、前記ロータシャフトの直径よりも大きい。
−前記放熱器の底面に電力相互接続部品(21)が設けられており、この電力相互接続部品は、電力を前記モジュールに分配する。
−前記放熱器の頂面には、電子部品を含む少なくとも1つの電子モジュールが取り付けられている。
−前記電子モジュールには、信号相互接続部品が取り付けられており、前記信号相互接続部品)は、電子部品の間で制御信号を伝えるようになっている。
−この放熱器は、取り付けられている。
次の説明から、本発明の上記以外の特徴および利点が明らかとなると思う。この説明は、単に説明のためのものに過ぎず、非限定的な例として示した添付図面を参照して説明する。
本発明の説明の以下の部分では、固定ラグを用いない回転電気機器の支承体の直径を、回転電気機器の外径として定義する。
電子モジュール
本発明に関連する電子モジュールは、ハウジング内に配置された電子部品の一組であり、この電子モジュールは、機能させるために外側からアクセスできる接続要素を備え、これら要素によって制御または電力信号を送信することが可能となっている。
図1aは、本発明に係わる電子モジュール10の第1の非限定的実施例を示す。
前記モジュール10は、
−ハウジング101と、
−シリコーンまたはエポキシ樹脂タイプのゲルのような保護ゲル、および保護用プラスチックカバーでカバーされた中心ゾーン1021内に位置する電子部品102と、
−電気導線103(B+)、104(B−)と、
−信号接続要素106と、
−固定ポイント108とを備えている。
更に、前記モジュール10は、図1bの下から見た図で示すように、
−放熱器の支承体に、モジュール10を位置決めする手段109を備えている。
前記モジュール10の種々の要素について、次に説明する。
・ハウジング101は、電気的な絶縁材料から製造されている。このハウジングは、実質的に三角形の基本形状を有していることが好ましいので、少なくとも3つの側面と、1つの頂面と、1つの底面とを有する。このような形状によって、回転電気機器の円筒形状で、最大量の表面積を最適に使用することが可能となっている。
モジュール10の面の1つは、円弧状となっていることが好ましく、このような形状は装置全体の形状に適す。
当然ながら、他の形状、例えば実質的に四角形とすることも可能である。
・給電用導線103(B+)、104(B−)は、電子要素を通過するように、バッテリーからの電流を伝える。
好ましい実施例では、導線は2本の電力接続トラック103、104であり、これらのトラックの端部は、モジュールの外周部に配置されている。これらのトラックは、銅で製造することが好ましい。
従って、各モジュールに必要な電力がすべてのモジュールを通過するか、または電気機器とは別個になったハウジング内に電子電力カードが位置するアーキテクチャとは異なり、このコンフィギュレーションには、次の利点がある。
−このようなコンフィギュレーションによって、回転電気機器の中心部に堆積しないで、回転電気機器の外側に向かって塩分のスプレーが流れることが可能となり、これによって、塩分のスプレーによるトラックの腐食を防止できる。
−モジュールに必要な電力は、前記モジュールしか通過しないので、モジュール内の加熱が、より少なくなる。
−トラックの両端での溶接を1つの半径部で行うので、溶接を良好に自動化できる。
−各モジュールに別々に給電するので、すなわち並列に給電するので、この構成によって、モジュール内の電流をバランスさせることができる。
この実施例の第1変形例では、電力トラック103、104は、電子要素のブロックが延びている平面と平行な平面に延びている。これによって、回転電気機器の軸線に対して、軸方向のレーザー溶接をすることが可能となっている。
第2の変形例では、トラックは、互いに並列、かつ電子要素のブロックの平面と並列な2つの平面に沿って延びている。
トラックは、銅のような金属から形成された、剪断された板金であることに留意されたい。
・信号接続部と称す信号接続要素106は、電子要素102を制御するための制御信号を伝える。従って、これらの接続要素によって、インバータのアーム(モータモード)またはブリッジ整流器のアーム(発電機の発電モード)を制御するのに必要な情報を送受信することが可能となっている。これら接続要素により、(後述する)単一プレートと接続することが可能となっている。
第1の好ましい実施例では、信号接続部106は、第1シリーズのタング106aを備え、この接続部は、モジュールの三角形のハウジングの側面のうちの1つの上で整合している。従って、この信号接続要素106aの軸線は、モジュールの底面と垂直な同一平面P1内にあり、この平面は、実質的にロータの回転軸線AXを通過している。
このような整合によって、直線状のタングの溶接を実行することが可能となり、これによって、いわゆるプロセスと称される製造方法に必要な時間を短縮でき、かつサイズを限定できる。このような構造により、信号トラックが重なっている別の構造とは異なり、信号相互接続部品に対し、1回でカットされた単一トラックにできるという利点が得られる。タングがモジュールの内側に向かってオフセットしている場合、すなわち、平面が回転軸線を通過していない場合、電子部品102のための空間は小さくなり、通過していない場合には、他のモジュールのためのスペースが小さくなることが理解できると思う。
・オリフィスによって示された固定手段108は、スタッド113またはネジなど、もしくは任意の適当な固定手段により、電気機器にモジュールを保持することを容易にする。
・放熱器の支承体または放熱器上にモジュール10を位置決めする手段109は、図1bに示すように、数が2つ(109a、109b)となっており、これら位置決め手段は、2つの両端のエッジに近い、モジュールの底面に設けられている。例では、この手段は、電子要素102の各側に位置するピンとなっており、これらは、最大限離間されており、これによって位置決め誤差が制限されている。
更に、モジュール10は、図2aに示すように、
・信号接続部106を保護し、(後述する)カバーの位置決めを容易にする手段107も備えていることが好ましい。
更に前記電子モジュール10は、図1aに示すように、
・ステータの位相巻線に、前記モジュールを接続する位相トラック105も含むことが好ましい。
好ましい実施例では、位相トラック105は、フック105crを含む端部105zを有し、このトラックは、溶接、鑞付け、または他の任意の適当な方法により、回転電気機器のスタータからの位相ワイヤーまたは位相タングを、この端部に接続できるようにしている。
図1aに示す例では、前記タング105zは、前記トラック、すなわち、底面に対して垂直であり、前記平面の下方に位置し、下方に延びている。従って、これにより、ステータの位相巻線の長さを短くすることができ、ラジアル溶接を行うようになっている。更に、モジュールの外周部には、位相トラック105の端部105zが位置しており、これにより、ステータの位相巻線との接続が容易となっている。
更に、位相トラック105の端部105zは、2つの電気電力導線103と104との間に配置されていることが好ましい。
これによって、トランジスタ電子部品とトラックとの間にハード配線された電気接続部を制限するワイヤー、特にその長さを最適にでき、かつトラックの重なりを防止できる。更に、位相トラック105の端部は、ステータの位相出力と直線状に位置することが好ましく、これによって、前記位相巻線との溶接が容易となっている。
更に、この実施例の第1変形例によれば、前記電子モジュール10は、制御モジュール30であり、この制御モジュールは、図2aおよび図2bに示されているように、次の部品を含んでいる。
・モジュールの三角形ハウジングの外周部上で整合した第3のシリーズの信号タング106c。この外周部は、回転電気機器の外径部と一致している。このシリーズのタングをカバー内に組み込まれた信号コネクタに接続することが可能となっている。
・第3シリーズのタング106cと平行に整合し、モジュールの内側に向かってオフセットしている第2シリーズのタング106b。第1シリーズのタング106a内に組み込むことができなかったこの第2シリーズのタングは、相補的信号、例えばスイッチの制御要素のための信号SCを伝える。これによって、2つのシリーズのタング106bおよび106cを1回で剪断することが可能となっている。
第3のシリーズのタング106cを第2のシリーズのタング106bよりも高く位置させ、信号相互接続部品の溶接を実施した後に、制御モジュールへのカバーの溶接を容易にすることが好ましいことに留意すべきである。
換言すれば、第2シリーズの信号接続部106bおよび第3シリーズの信号接続部106cは、電力接続部の端部が配置されている同じ面で整合している。
・ステータ位置センサのためのハウジング112を更に備えている。
トランジスタとそれに関連するトラックとの間の相互接続は、図2cに示されるようにハード配線された接続部をワイヤーボンディングすることによって実行することに留意すべきである。電圧ごとに1つのトランジスタを有するモジュールに関連し、位相トラック105およびドライバー111のセラミックス1110に接続された正のトラック103上には、1つのトランジスタが配置されており、一方、位相トラック105上には第2トランジスタが配置され、このトランジスタは、負のトラック104、更にセラミックス1110にも接続されている。負のトラック104上にトランジスタを設けることも可能であることに留意すべきである。
この例では、4つのトランジスタが設けられており、このうちの2つのトランジスタは、アームのうちのLSで示された低電圧側トランジスタであり、一方は、HSで示された高電圧側トランジスタである。すなわち、回転電気機器の電力を増すために、電圧ごとに2つのトランジスタが設けられている。
更に、この実施例の第2変形例によれば、前記電子モジュール10は図2dに示されるように、励磁モジュール40となっており、このモジュールは、回転電気機器のロータの励磁ステージを示す電子部品102、特にMOSトランジスタとダイオードとを含んでいる。
従って、電子モジュール10は、トラック103、104および各モジュール内部の電気的導線を形成する端部の配置に関し、更に、信号接続部106の配置に関し、標準的なアーキテクチャを有し、このアーキテクチャにより、異なるタイプの回転電気機器での電気モジュールの使用が可能となっている。このようなアーキテクチャの標準化により、任意のモジュール10を同一のアーキテクチャを有するモジュールと置換することが可能となっている。更にこれにより、回転電気機器の後部支承体上に直接前記モジュールを一体化することが可能となっている。
このように、電力電子回路および制御電子回路が直接回転電気機器に一体化されている。これらの電子回路は、別個のハウジング内に設けられた電子電力カード内には設けられていない。
従って、これまで説明した電子モジュール10のアーキテクチャによれば、電力電子モジュール20(図1a〜図1c)、制御モジュール30(図2a〜図2c)、および励磁モジュール40(図2d)を設けることが可能となっている。
電力モジュール20の場合、図1cに示された電子部品102は、例えば
−回転電気機器の位相巻線のための整流ブリッジ/インバータアームを構成するようになっている一組の電子スイッチ110と、
−前記スイッチに関連する、ドライバーと称される制御要素111と、
−位相トラック105のための(セラミックス上に位置する)温度センサ118とを含んでいる。
これらのスイッチは、例えばMOSFET技術のトランジスタ110とすることができ、これらトランジスタは、収納カンを有するようになっているパッケージ部品の形態であるか、またはモジュールの配置を更にコンパクトにし、かつコストを削減するために、剥き出しのチップ、すなわち収納カンを有しない形態となっている。
これらMOSFET110は、別の部品と共に、セラミックス1110上に設けられた通常ドライバーと称される制御要素111によって制御される。このドライバーは、ASICであることが好ましい。MOSFETは、ダイオードよりも公立が良好であるので、電子要素をブリッジ整流器のアームのダイオードとすることも可能である。電子部品の数は、基本的には特定の用途(三相または六相の回転電気機器)の制限、および回転電気機器が必要とする電力レベルなどに応じて決まる。
三相電気機器に対しては、1つのインバータを構成するように働く3つの電力モジュール(位相ごとに1つの設ける)を設けることが好ましい。より一般的には、回転電気機器は、好ましくは、位相ごとに1つのモジュールを有する、多相(x相)の電気機器である。
図1dは、トランジスタと、電力接続部104と、位相接続部105との間のハード配線された接続部(通常ワイヤーボンディングと称される)を示す。この例では、回転電気機器の電力を増すために4つのMOSトランジスタが存在することに留意すべきである。当然ながら、これらトランジスタのうちの3つしか存在しないこともあり得る。
セラミックス1110は、電子部品のための支持体として働くだけでなく、トランジスタとドライバー111との間の相互接続部としても働くことに留意すべきである。
制御モジュール30によって、回転電気機器を制御すること、特にMOSトランジスタのドライバーを制御することにより励磁電流を調節することが可能となっている。制御モジュールは、図2aに示すように、電子制御部品102CTRL、コンデンサ102CAおよび電力モジュールのドライバー111に給電するためのトランス102TRも有する。従って、電力モジュールの制御部品102CTRLからドライバー111へ、制御信号が送られる。
励磁モジュール40により、前記回転電気機器のロータのコイルに給電することができ、前記励磁モジュールは、従来通り、ロータ内の電流を決定するためのMOSトランジスタおよびダイオードを含んでいる。
従って、制御モジュール30および励磁モジュール40は、電力モジュール10のアーキテクチャ、および特に電力トラック103、104の端部、および信号接続部106の配置と同じものになっている。
変形実施例として、制御モジュール30および励磁モジュール40を、共通する励磁兼制御モジュールに置換できる。
回転電気機器の後部支承体には、すべてのモジュール20、30および40が取り付けられている。
図3aに示す第2の非限定的実施例では、電子モジュール10は、次の点で第1実施例と異なっている。すなわち
−電子モジュールは、固定手段108の代わりに、後述するように、信号相互接続部品に属すステイを支持するための支持ゾーン114を有し、これによって、部品および組立体のコストを削減するように、固定スタッド113を省略することが可能となっており、これにより、より簡単な組立体を得ることが可能となっている。
図3bを下方から見た図、および電力モジュールに対し、図3cにおける重ね成形をしない図において、新規なモジュール10を見ることができる。このモジュールは、部品のための保護ゲルを保護するように、モジュール用プラスチックカバーのための固定クリップ125を含むことが好ましいことを、図3bで注目するだけでよい。この固定クリップは、例えばカバーを接着すること、または超音波溶接によって置換できる。
図3dは、制御兼励磁モジュール30/40のための変形実施例を示す。制御および励磁機能のための単一モジュールにすることにより、サイズを節約することが可能になることに注目すべきである。
図3eは、この変形例のワイヤーボンディングでハード配線された接続部を示す。励磁部品と制御部品との間で信号を伝達することを可能にするよう、ワイヤーボンディングされたハード配線接続部により製造された励磁セラミックス(基板)と、制御セラミックスとの間の相互接続部が存在することに留意すべきである。
上記2つの第1実施例では、前記電力トラック103、104の両端は平坦であり、前記モジュールの底面と同一面となることが好ましい。従って、このような構造によって、透明性(フラットオンフラット)により、モジュールのトラックの端部に、(後に詳細に説明するように)電力プレートのトラックを溶接できるという利点が得られる。
図4aに示す第3の非限定的実施例では、電子モジュール10は、回転電気機器の後部支承体に自らが固定された放熱器に固定されるようになっている。
この第3実施例は、次の点で第2実施例とは異なっている。
−位相トラック105の端部105zは、モジュールの底面に対して垂直であり、モジュールのハウジング101およびそのプラスチックカバーを越えて突出して上に延びている。従って、これによって軸方向の溶接が可能となり、よってエンジンのメーカーがどのメーカーであるにせよ、エンジンにオルタネータ兼スタータを固定するラグによる妨害を防止でき、よって溶接工具へのアクセスが容易となる。
正のトラック103(B+)の端部は、折りたたまれたタングであり、電力プレートとのラジアルレーザー溶接または電極による軸方向の電気溶接を可能にしている。この端部は、モジュールのハウジング101に対して軸方向上向きに延び、前記電極に係合するように前記ハウジングを越えて突出している。すなわち、この端部は、モジュールの底面に対して垂直であり、放熱器を越えてタングが突出している。これによって、電力相互接続部品21とモジュールとを下方から接続することが可能となっている。
負のトラック104(B−)の端部は、もはやタングではないが、トラックB−およびオリフィス115に対応するネジ1150を介して、放熱器80に電気接続することを可能にする中空円筒形金属インサートとなっている。このネジにより、トラックをインサートに圧縮し、よってトラックとインサートとを放熱器に圧縮し、モジュールのアース接続を可能にしている。前記放熱器は、後に詳細に説明するようにアース接続されている。
底面上に位置する位置決めピン109は、異なるように位置している。信号タング106のできるだけ近くに第1ピン109aが位置しており、このピンは、中間タングの中心に位置し、放熱器の支承体の(後により詳細に説明する)対応するオリフィス609bと第2ピン109bとの間に存在し得る間隙に対する前記タングの位置決め許容差を低減するようになっている。このように、放熱器に対するタングの位置決め誤差が縮小されている。
図4bに示すように、2つのエンド信号タング106aの中間に、この第1ピン109aが位置している。この第1ピン109aは、軸線X−Yに沿ってモジュールを位置決めするように働き、第2ピン109bは、回転に関してモジュールを配向するように働き、タング106aから最も離間している。
保護ピン107の1つは、単一プレートのステイを受けることができるようにするためのある種の支持体119が存在するように、モジュールのより外側に向かって配置されている。このピン107により、モジュールの製造時から回転電気機器への組み付けまでの間に、信号タング106が曲がるのを防止すると共に、信号相互接続部品(後述する)のための予備的なガイドとして働く。
更に、この第3実施例におけるモジュール10は、
固定オリフィス115を含むインサート120(このインサートはモジュールのアース接続を可能にすると共に、前記オリフィスは、例えばネジ1150により、放熱器に前記モジュールを固定するようになっている)と、
電圧B+(電力相互接続部品の電力トラック)と、B−(放熱器の本体)との間の短絡を防止するトラック103(B+)の端部の電気保護手段126も含んでいる。
図4cには、この第3実施例に係わる電力モジュール20を重ね成形しない状態が示されている。
図4eには、ワイヤーボンディングでハード配線された接続部を有する図が示されている。
各電力モジュール20は、好ましくは、アルミ(放熱器と同じ抵抗)または銅から製造された低抵抗かつ低熱伝導度のプレート1022を含むことが好ましい。
従って、
−金属トラックに溶接された電子部品102と、
−モジュールのハウジングの底面から見ることができる金属トラック(このトラックは、電気的に絶縁性で、かつ熱伝導性接着剤、例えばガラスボール接着剤によりプレート1022に接合されており、この接着剤は、トラックを互いに電気的に絶縁すると共に、トラックを外部から絶縁する)と、
−放熱器に配置されたプレート1022とが存在する。
図4d(図4cにおけるA−A軸に沿う断面図)には、プレート1022が示されている。見ることのできるトラックに関連し、他の制御モジュールまたは励磁モジュール上で、同じようにこのプレートを使用できることに留意すべきである。
従って、放熱器または放熱器の支承体に組み立てる前に、各モジュールの電気絶縁を、別々に検査することが可能となっている。従って、絶縁性接着剤を誤って塗布することによるショートの問題が存在する場合、このプレート1022は、放熱器に取り付けられたすべてのモジュールを廃棄しなければならないということを回避できる。放熱器に組み立てる前に、問題があったモジュールだけを廃棄するだけでよい。
この第3実施例の変形例によれば、モジュール10は、図5aに示すように、
−信号コネクタ116と、
−ブラシホルダー50の2つのトラック107b(+EX、−EX)と、前記モジュール10との電気接続を可能にするネジ117aと、放熱器への機械的保持をし、コネクタ116の機械的な力に耐えることができるようにするネジ117cとを含んでいる。
より詳細には、前記コネクタ116および前記ネジ117aを含むのは、制御モジュール30または制御兼励磁モジュールである。ブラシホルダーは本例では前記モジュール30を有する単一部品内にあることに留意すべきである。このホルダーは、前記モジュールと共に成形される。
前記信号コネクタ116が存在することによって、
−第1実施例と比較し、カバーとモジュールとの間の電気接続を可能にする溶接を解消することができ、
−溶接および透磁率の問題を解消することができ、
−製造プロセスにおける時間を節約できる。
従って、第1実施例または第2実施例の場合のように、外部タング106cは存在しないので、これによって後に分かるように、(カバー内の)トラックの材料を削減できる。
図5bは、この第3実施例に係わる制御モジュール30を、下方から見た図である。
この図から分かるように、放熱器に対するタングの位置決め誤差を制限するよう2つのシリーズの信号タング106aおよび106bのできるだけ近くに、第1位置決めピン109aがある。
更に、次のものも設けられている。
−ネジ1150によって固定された金属プレート121。このプレートは、アルミからなることが好ましく、前記ネジ1150を介して、放熱器の本体に接続される。このプレートは、セラミックタイプの基板123を備え、この基板上に電子部品が集積化されている。
−電気機器のステータの位置を示すための位置センサ122。
図5cは、重ね成形を行わず、コネクタ116およびブラシホルダー50がない、制御兼励磁モジュールを上から見た図である。図5dは、下から見た図である。
図5eは、予備成形を行わず、制御兼励磁モジュールのトラックを重ね成形しない第1図であり、ここでは、特に次のものを見ることができる。
−回転電気機器を制御するための電子部品を含む制御セラミック123と、
−ブラシホルダー50を介し、回転電気機器を励磁するための電子部品を含む励磁部品124。
次の図5fは、下から見た図であって、予備成形をせず、プラスチック重ね成形をしない前記モジュールのトラックを見ることもできる。
予備的成形は、重ね成形前に行い、かつ所定の要素、例えば信号タング106を所定位置に保持することを可能にする作業であることに留意すべきである。
すべての実施例では、電子部品102、特にMOSトランジスタは、電力接続部、例えば正のトラック103および位相トラック105に取り付けられることに留意されたい。
これまで示したすべての実施例では、モジュールの底面にてモジュールの電力トラックを見ることができるようになっていることが好ましい。従って、ハウジング101のプラスチックの代わりに、接着剤により放熱器または放熱器の支承体から、電力トラックを電気的にアイソレートすることが可能である。ハウジング101のプラスチックの代わりに、接着剤を使用することにより、モジュールの下方の厚みを薄くすること(非限定的な例では約0.2mm)ができると共に、プラスチックよりも熱抵抗を低くし、放熱器の支承体または放熱器内の放熱をより良好にすることが可能となる。
これまで示したすべての実施例は、当然ながら所望により、制御モジュールまたは制御兼励磁モジュール内に信号コネクタ116を設けてもよいし、設けなくてもよい。このコネクタを設けない場合、コネクタはカバー内に設けられる。
これまで説明したすべての実施例の電子モジュールは、次のような別の利点を有していることを理解すべきである。
−電子モジュールは、サイズを縮小するために、いわゆるパッケージされた標準部品の代わりに、電子部品のための剥き出しのチップを使用している。
−ドライバーと称されるMOSトランジスタを制御するための要素を含んでいる。
−・ロータのシャフトが挿入されている支承体の軸線をブロックしないよう、
・(一体的でない)取り付けられた放熱器により軸方向の冷却が生じるよう、
・電力トラックおよび信号トラックのすべての端部が放熱器または放熱器の支承体の外周の外側に位置し、これらの端部が、前記外周部の内側に位置するケースとは異なり、接続部の設定を容易にし、よって、端部へアクセスできるようにすると共に、前記端部の内側よりも外径部で、より広いスペースを利用できるように、
放熱器または放熱器の支承体上に完全に一体となるように、モジュールが構成されている。
−・モジュールのフックがステータの位相の自然の出口と対向し、
・位相ごとに1つのモジュールが設けられるよう、
単一の位相に対し、1つのモジュールを設けることが好ましい。従って、3つの位相トラックを含む単一モジュールと比較すると、放熱器または放熱器の支承体上で利用できる空間への適合がより容易となり、この適合は最適に行われる。
−モジュールを定めることにより、電力モジュール、制御モジュールおよび励磁モジュールを同じアーキテクチャにすることができること.
−トランジスタのうちの1つの溶接が故障した場合、ステータの3つの位相のための単一モジュールと比較して、過度に大きいスクラップが生じることを防止できること。
電力モジュール20、制御モジュール30および励磁モジュール40または制御兼励磁モジュール30/40のすべてのための単一重ね成形部を設けることも可能であることに留意すべきである。
この時点で、電力モジュール、制御モジュールおよび励磁モジュールを含む単一モジュールが得られ、このモジュールは、3つの位相トラックを含むことになる。
その他の要素
電子モジュール10は、次の要素と協働する。
−放熱器の支承体60(支承体内、すなわち前記支承体を有する単一部品内に一体化された放熱器)または放熱器80(支承体に一体化されていない、すなわち支承体に取り付けられた放熱器)
−信号相互接続部品22
−電力相互接続部品21、および
−カバー70と協働する。
次にこれらの要素について説明する。
放熱器の支承体
放熱器の支承体の機能は、電子モジュールからの熱を排出することである。
図6に示す後部放熱器の支承体60は、第1の非限定的実施例においては、次の要素を含んでいる。
−前記支承体に前記モジュールを位置決めするための複数の位置決めオリフィス609(好ましくはモジュールごとに2つのオリフィス609a、609b)。これらオリフィス、図示の例では、10個のオリフィスが、同じ径上に位置している。
−各モジュールの3つの固定スタッドを支持するための複数の固定オリフィス608。このオリフィスには、電力プレートが位置しており、図示の例では、15個のオリフィス内に電力プレートが位置している。
−フィン606を含む空気の入口601。
−フィン606を含む空気の出口602。
−種々のリセス(回転電気機器のロータシャフトのためのリセスは、603で示されており、ロータ位置を知ることができるようにするためのホール効果センサのためのリセスは、604で示されており、ブラシホルダー50のためのリセスは、606で示されている)。
−信号プレートを位置決めするための位置決めオリフィス610。本例では、放熱器の支承体の外径部の各側面に分散された2つのオリフィス610aおよび610b。オリフィスのうちの1つは、放熱器の支承体のための基準制御装置とすることが好ましいので、既に存在するオリフィスを使用する。
図6は、種々のモジュールの位置を示していることに留意すべきである。従って、PcおよびEと表示された位置は、それぞれ3つの電力モジュール20、制御モジュール30および励磁モジュール40を支持している。
図7に示す第2の非限定的な好ましい実施例によれば、放熱器の支承体60は、
−信号プレートを保持する4本のスタッドを支持するための複数の固定オリフィス(本例では、4つのオリフィス681、682、683、684)と、
−電力プレートのトラックB+の横断面の縮小を防止する、ブラシホルダー50(スタッドなし)の固定ネジを支持するための固定オリフィス685と、
−第1実施例と同じである次の要素、
・フィン66を含む空気の入口601と、
・フィン606をフィン空気の出口602と、
・種々のリセス603、604および605と、
・信号プレートのための位置決めオリフィス610aおよび610bとを備える。
制御機能および励磁機能は、単一の制御兼励磁モジュールと組み合わされていることが理解できると思う。更に、図7における制御兼励磁モジュールおよび電力モジュール20の位置C/EおよびPについて注目されたい。
フィン606は、当業者に知られているように、上記放熱器の支承体の2つの実施例のための液体冷却回路と置換できることも理解されると思う。
放熱器(ヒートシンク)
この放熱器の機能は、電子モジュールから熱を排出することである。
図8aの平面図に示されているような放熱器80は、回転電気機器の後部支承体から独立している。
この放熱器の、非限定的な好ましい実施例においては、
−鋳造アルミから製造することが好ましいベースプレート801と、
−単一プレートの固定スタッドを受けるよう、回転電気機器の後部支承体上に設けられた固定オリフィス(本例では4個)と、
−ナットにより、電力相互接続プレートを介して、放熱器をアースに接続するための電気接続オリフィス805と、
−モジュールを固定し、インサートを介して、モジュールを放熱器のアースに接続するための固定オリフィス804(本例では4個)と、
−インサートを介して、制御兼励磁モジュールの単一コネクタを固定するための固定オリフィス807と、
−電力プレート21を位置決めするための機械式位置決めオリフィス808(本例では、放熱器の外径部の各側面に、2個が分散配置されている)と、
−電力相互接続部品の正のトラック(B+)のための電気保護手段を支持するよう、円周部に設けられたリセス809(本例では3個)と、
−モジュールのための位置決めオリフィス810(本例では、モジュールごとに2個のオリフィス、合計8個のオリフィスと、
−信号プレート22を位置決めするための機械式位置決めオリフィス811(本例では、放熱器の外周部の各側面に、2個が分散配置されている)と、
−後に詳細に分かるように、電力プレートの位相ハウジングを挿入するためのリセス812(従って、これらリセスのうちの3個が存在する)と、
−ブラシホルダー、位置センサおよびロータシャフトをそれぞれ支持するためのリセス815、816、817とを備えている。
制御兼励磁モジュールの位置C/Eと、電力モジュール20の位置Pについては、理解できると思う。
図8bは、放熱器の平面図である。
この放熱器は、
−電力モジュール20の放熱を実質的に増すようになっている冷却フィン802のブロック(これらのブロックは、ベースプレート801を使用している位置において、底面に位置している)と、
−エンジンの振動に耐えることができるようにする、電力相互接続部品のための力ステイを受けるための支持ゾーン814と、
−回転電気機器のラジアル入口から回転電気機器の内部に向けて空気をガイドし、従って、放熱器内で空気が滞留するのを防止する突起813も含むことが理解できると思う。これは、軸方向空気の場合でもある。この空気は、回転電気機器の内部に向かってガイドされる。このレベルに設けられたフィンは、前記突起813を通過することに注目するべきである。図8cでは、突起の断面X−Xを見ることができる。
更に、まず第1に、ベースプレート801は、電力相互接続プレート、およびモジュールと信号相互接続プレートとの間に挟持された状態で組み立てできるように構成され、第2に、電気機器の冷却用空気のために、中心部に十分大きい通路を残すことができるようになっていることに留意すべきである。
図8dに示すように、空気の第1の流れは、このように軸方向FAに沿って電気機器に進入する。この流れは、空気の速度を増すことができるので、ラジアル流(これまで説明した放熱器の支承体の第1実施例、および第2実施例の場合)と比較して、圧力低下を小とすることができるという利点がある。
このように、放熱器の支承体の出力と入力との間で、回転電気機器によって加熱される空気のルーピング(軸方向に進入する空気に対し)が防止されるので、高温の空気が回転電気機器内に再注入されることも防止される。
より詳細に述べると、ロータシャフトのまわりを空気が通過できるようにするスペース817が設けられており、このスペースは、ロータシャフト、より正確には、シャフトのコレクタプロテクターの直径よりも幅が広くなっている。
このようにして、従来のオルタネータに加えられる標準的な冷却と近似させることができる。
更に、フィンにより、放熱器の高さの底面では、空気の滞留がないように、放熱器の突起813の第1の傾き813P1による軸方向の空気流がガイドされる。
更に、上記放熱器の位置決めにより、放熱器80と電力相互接続部品21との間で、ラジアル方向になっている第2の空気流も存在する。図8dでも、この空気流を見ることができる。このラジアル空気流FRは、放熱器に進入し、再び支承体内の開口部606を通って離間する。このラジアル空気流は、空気の出力を増加するので、回転電気機器の冷却を改善し、従って、回転電気機器は、軸方向の空気流しかなかった場合よりも効率的となる。
更に、フィンのレベルに位置する突起813により、このラジアル空気流は停滞しない。その理由は、このラジアル空気流は、前記突起813の第2スロープ813P2により、回転電気機器の内側に向かってガイドされるからである。
これらラジアル空気流FRおよび軸方向の空気流FAは、回転電気機器のファンによって加速される。これによって、特に上記放熱器の配置により、回転電気機器と電子回路の良好な冷却が行われることに留意するべきである。
信号相互接続プレート
信号相互接続プレート22は、モジュールを機能させて、回転電気機器を正しく機能させるのに必要な種々の信号を伝えるようになっている。この信号として、例えば、
−電気機器、例えばモータまたは発電機の作動モードのための信号、
−モジュールの温度を示す信号、
−モジュールで検出された障害を送り戻す信号、
−MOSのスイッチなどのための制御信号、
を挙げることができる。
これらの信号は、電力モジュール20と制御モジュール30との間で伝えられる。
図9a〜図9cは、信号相互接続部品22の第1の非限定的実施例を示す。
この信号相互接続部品22は、
−絶縁材料、好ましくはプラスチックから製造され、金属信号トラックTS上に成形された、好ましくは実質的に円筒形のベースプレート220と、
−材料に関し、前記プレートを軽量化するための中心リセス223と、
−相互接続オリフィス2210(ここでは5つのオリフィスが設けられ、これらオリフィスの軸線はプレートの表面に垂直であり、かつロータの回転軸線AXを実質的に貫通しており、これらオリフィスは電気的に接続するために電子モジュールの信号タング106を受けるようになっている)を含む、見ることのできる金属トラックTSを残すためのリセス221aと、
−前記プレート22の外周部に配置された相互接続オリフィス2211(これらのオリフィスは、制御モジュールの信号タングを受けるようになっており、本例では、3つのオリフィスが設けられている)を含む、見ることのできる金属トラックTSを残すための接続リセス221bと、
−DCモジュールの3つの保持スタッド113のうちの1つに挿入されるようになっており、1つの固定ナットを受ける固定ラグ222とを備えている。
前記固定ラグは、スタッドにより、モジュールに信号相互接続プレート22を保持するようになっており、前記プレートの外径部に第1ラグ220aが配置されると共に、このプレートを越えて突出しており、前記プレートの内径部には、第2ラグ222が配置され、これらのラグは、プレートの振動を減衰するようにもなっている。
リセス221aおよび221bは、例えば受信により、外部の環境からその後保護できるようになっていることに留意すべきである。
重ね成形部220は、図9bに示すように、金属トラックTSのオリフィスと対向するオリフィス2210z、2211zを備えている。
この信号プレート22は、
−放熱器の支承体60上に組み立てるための位置決めピン224(図9bの下方から見た図で示されるように、ピンは2本設けられている)と、
−プレートの形状、およびモジュールのタング106の位置に適合するようになっており、図9cに示すように、相互接続オリフィス2210、2211を有する金属信号トラックTSも含んでいる。前記トラックは、同じ平面にあることが好ましい。更に、ロータの回転軸線に対して、基本的には、同心状の円のうちの円弧の形状に構成されていることが好ましい。
図10a〜図10cは、信号相互接続部品22の第2の好ましい実施例を示す。
この信号相互接続部品プレート22は、
−第1モードの固定ラグの代わりの、放熱器の支承体に対してモジュールを押圧するためのステイ225(前記プレートの外周部には第1ステイ225aが位置し、内周部には、第2ステイ225bが位置し、ステイは、合計9個設けられているので、各モジュールに、2つの支持ポイントがある)と、
−モジュールごとに設けられた3つのリセスの代わりに、放熱器の支承体60に固定するための3つのスタッド226gを受けるようになっているわずか3つの支持インサート226と、
−プレートを放熱器の支承体に固定するためのネジ226vを支持するための金属インサート226とを有している。このネジによって、(後述する)電力相互接続部品21の正の電力トラック(B+)の横断面が狭くなるのを防止している。
これら4つのインサートも、重ね成形プラスチックの流れを防止している。従って、第1実施例に対して、これらのインサートを使用することも可能である。
プレート22は、
−電力相互接続部品21を固定すると共に、固定クリップ(218)を受けるための少なくとも1つの固定ハウジング227(本例では2つのハウジング)と、
−ブラシホルダーを受けるための別の中心リセス228も有している。
このモードの第1変形実施例では、このプレートは、前記タングの間のショート、特に塩分のスプレーに起因するショートを防止するように、信号タング106のためのセパレータ229も有している。このように、タングの間の電気路の長さが長くなっている。
別の変形例では、前記プレートは、セパレータを全く有していない。前記タングを互いにアイソレートするために、モジュール自身の上で、前記タング106を囲むシールを設ける。その後、信号プレート22がこれらシールを圧縮する。
これら2つの変形例は、上記電子モジュールの2つの実施例、更に後述する第3実施例にも適用できることを理解するべきである。
図10cでは、信号プレート22の同心状金属トラックを見ることができる。この金属トラックは、モジュールのタング106の位置、好ましくは前記プレートの形状に適合し、更に、4つのインサート226のまわりを通るようになっている。このトラックは、実質的にロータの回転軸線に対して、同心状の円のうちの円弧状に構成することが好ましい。
ステイ225は、非限定的であるが、円筒形状となっていることに留意するべきである。この形状は、シャープなエッジ2250を含んでいる。
更に、この第2実施例に係わる相互接続プレート22は、第1モードに係わるプレートと同じ次の要素を有する。すなわち、
−ベースプレート220と、
−リセス221aおよび221bと、
−本例ではロータシャフトを受けるようになっている中心リセス223と、
−位置決めピン224と、
−オリフィス2210、2211を有する金属トラックTSとを有する。
上記第1および第2実施例では、(以下詳細に説明する)電力ターミナルが形成されている直径部の内部に、信号トラックを構成することが好ましい。このようにすることにより、(後述する)電力プレート21は、信号プレート22の頂部にフィットする。これにより、組み立てが容易となり、前記信号トラックは、電力トラックを妨害することはない。
図11a〜図11dは、信号相互接続部品22の第3の非限定的実施例を示す。
この第3実施例は、次の点で、第2実施例と異なっている。すなわち
−この実施例では、後に詳細に分かるように、信号プレート22の下方に電力プレート21が位置しているので、電力相互接続部21を位置決めするための固定ハウジング227を有していないこと。
−ステイ225aおよび225bが異なる形状を有していること。これらのステイは、シャープなエッジを含まない形状となっており、これにより、プラスチックが受ける応力がシャープなエッジに集中することが防止される。そのため、前記ステイを破壊する可能性が低減される。
前記信号プレート32は、
−前記モジュール上に、前記プレートをあらかじめ位置決めするための中空突起230も備えている。本例では、2つの突起が存在し、これらの突起は、プロセスの組み立て中にあらかじめガイドするように働く。従って、これにより、放熱器80内に、前記プレート22の位置決めピン224を固定することが可能となり、信号タング106の組み立て前に、信号プレート22を位置決めすることが可能となる。更に、
−内部にフィルタコンデンサを収容するためのハウジング231も備えている。このコンデンサは、電子モジュールに接続され、ハウジングによって、前記コンデンサに対する良好な機械的強度を与える。このハウジングには、樹脂が塗布される。
更に、この第3実施例に係わる相互接続プレート22は、第2実施例に係わるプレートと同じ次の要素を有する。すなわち、
−ベースプレート220と、
−リセス221aおよび221bと、
−中心リセス223と、
−ブラシホルダーのためのリセス228と、
−4つのインサート226と、
−位置決めピン224と、
−オリフィス2210および2211を有する金属トラックTSを有する。
この実施例の第1変形例においては、オリフィス2210および2211は、前記オリフィスと対応する信号タング106との間のスズ溶接を実行するようになっている。従って、オリフィスは、下から見た図における図11aおよび図11bに示されているように、面取り部を有する孔となっている。
この実施例の第2変形例においては、オリフィス2210および2211は、前記オリフィスと対応する信号タング106との間で、レーザー溶接を行うようになっている。従って、オリフィスは、図11cに示されるように折りたたまれたマイクロタングとなっている。
図11dでは、信号プレート22の金属トラックを見ることができる。この金属トラックは、モジュールのタング106の位置、および好ましくは前記プレートの形状に適合し、更に4つのインサート226のまわりを通過するようになっている。これらのトラックは、ロータの回転軸線に対して実質的に同心状の円のうちの円弧状となっていることが好ましい。
従って、信号機能を満たすための電子カードとは異なり、この信号プレートは、次のような利点を有する。
−従来のPCB電子回路とは異なり、高温、例えば260℃に耐えることができる。このPCBカードは、ポリマー絶縁体と共に銅製のトラックから構成されており、この銅製のトラックは、高温に耐えることができない。
−電子モジュール10の上方において、センタリングできるようになっている。
−必ずしも銅で製造されない金属トラックを有すること。その理由は、これらトラックが伝える電力は比較的少ないので、必ずしも、低い電気抵抗の材料が必要ではない。従って、前記トラックは、限定するものではないが、例えばスチールから製造できる。
−モジュールのできるだけ近くにあり、これによって、過剰に長いモジュールのための信号タングを設けなくてもよく、従って、プラグインの問題が解消される。
−重なっていない金属トラックにより、トラックのカットを1回で行うことができ、厚さの薄いプレートが得られ、よって、回転電気機器全体の軸方向のサイズを節約でき、信号相互接続プレートの製造が容易となる。
当然ながら、これまで示したすべての実施例では、相互接続オリフィス2210、2211の代わりに、折りたたみタングのような別の相互接続手段を設けることも可能である。
電力相互接続プレート
電力相互接続部品21によって外部(特に自動車のバッテリー)から、電子モジュール20、30、40の間で、電力を分配することが可能となっている。
この部品は、電子モジュールから独立しており、これによって、各モジュールに電流を別々に給電することが可能となっているので、すべてのモジュール内の1つのモジュールのための電流の通過に関連するモジュールの加熱を防止できるようになっている。従って、この部品、および関連するモジュールの構造によれば、3つの電力モジュールの間で、電流の流れはない。
この相互接続部品21は、最も簡単なケースでは、電気的に絶縁性の材料、好ましくはプラスチックから製造されたプレートとなっている。
図12a〜図12cに示す第1の非限定的実施例では、この相互接続部品は、
−材料に関して前記プレートを軽量化するための中心リセス210と、
−電力相互接続トラック211(−BATT)、212(+BATT)と、
−それぞれの電力トラック211、212から延びる正の電力ターミナル2110および正の電力ターミナル2120と、
−前記相互接続トラック211および212に設けられたプラスチック重ね成形部213と、
−第1リセス214aと、
−第2リセス214bと、
−固定ラグ215とを備えている。
次に、電力相互接続プレートの要素について、詳細に説明する。
・プレートの少なくとも1つの面には、電力相互接続トラック211、212が配置されており、これらは、低抵抗の金属、好ましくは銅から製造されたトラックであり、このトラックの上に、電力プレート21のプラスチック材料が重ね成形されている。
このトラックは、プラスチックプレートにクリップ留め、リベット留め、接着剤による接着、または他の任意の適当な態様で固定された平らなストリップの形態に製造できる。
好ましい実施例においては、トラック211、212は、インターリーブされており(トラック211は、トラック212に囲まれており)、更に同心状であり、同一平面上に位置している。この場合、負の電力ターミナル2110は正の相互接続トラック212(+BATT)を妨害しないように折りたたまれている。このように、回転電気機器を外部に接続する顧客のコネクタの条件に従い、カバーを配向するようにリセス214a、214bの位置を最適にすることが可能である。前記トラック211と212は、重ねられておらず、よって、かかるカバーのトラックとの電気接続を可能となっており、前記ゾーンは、リセス214aおよび214bを有している。
第2実施例において、トラック211と212を互いに重ねることができる。このことは、ラジアル方向のサイズにとって有利である。
最後に、電力接続トラック211、212は、孔217a、217bを有し、この孔によって、モールド内のx、yに関して、前記トラックを位置決めすることが可能となっており、このモールドは、プラスチックの重ね成形213を実行するのを可能にしていることに注目されたい。
・電力相互接続トラック211、212は、L字形の負の電力ターミナル2110(−BATT)を有し、電力相互接続トラック212は、正のターミナル2120(+BATT)を有する。これらターミナルは、前記部品21の外周部に向かって径方向に延びている。これらターミナルは、カーブした自由端を有する。ターミナル2110、2120の正確な寸法および位置は、ターミナルをモジュールの各々のトラック104、103の端部よりも上方に位置決めできるようにし、溶接、鑞付け、または溶接と鑞付けにより、前記トラックに接続できるようになっている。従って、外径部上の(L字形をし、曲げによりカーブした端部を有する)電力ターミナルのこのような構造により、モジュールとの組み立てが容易となっている。従って、これらターミナルは前記モジュールの各々に電力を分配するよう、電子モジュール10の対応するトラック103、104との電気接続を得ることを可能にしている。正の電力トラック212は、負の相互接続ターミナル2110にオーバーラップしている。
・重ね成形部213は、好ましくはレーザー溶接により、バッテリーのカバーへ相互接続トラック211を電気接続するための第1リセス214aと、好ましくはレーザー溶接により、バッテリーのカバーに相互接続トラック212を電気接続するための、前記重ね成形部内の第2リセス214bとを備えている。
更に、重ね成形部213は、組み立て工具を前記プレートに通過させ、後部放熱器の支承体と前部支承体との組み立てを可能にする組み立てリセス216を備えている。
モジュールのトラック104、103の端部に、前記端部が当接することができるように、電力ターミナル2110および2120の端部は重ね成形されていないことに留意すべきである。トラックの端部での組み立てを容易にするよう、電力ターミナル部品の全体を重ね成形しないことが好ましい。このように、重ね成形しないことにより、組み立て時に、より大きい曲げが可能となるからである。
・相互接続プレートの外周部から実質的に径方向にラグ215が延びている。これらのラグ215には、オリフィスが設けられおり、このオリフィスは、装置の種々のモジュールと他の要素を組み立てる際に、固定手段、例えばネジ切りされたロッド、またはボルト、もしくはスタッド、もしくは他の適当な任意の固定要素をラグに通過できるようにしている。
図13a〜図13cに示す第2の非限定的実施例では、電力相互接続プレート21は、
−補助中心リセス2101と、
−少なくとも1つの固定クリップ218と、
−保持スタッドを受けるためのインサート219a、219bと、
−機械式ストッパー2112と、
−少なくとも1つの支持ピン2113と、
−オリフィス219cとを備えている。
次に、電力相互接続プレートの要素について詳細に説明する。
・補助中心リセス2101は、プロテクタと共にブラシホルダーの挿入を可能にしている。この場合、ブラシケージプロテクタは、ブラシホルダーに組み立てられた独立した部品であり、制御兼励磁モジュールに対して、ブラシホルダーを取り外すことが可能となっている。これにより、特に交換に関連し、例えばブラシ(および従ってブラシホルダー)が摩耗したために交換するときに、回転電気機器のメンテナンスが容易となっている。従って、すべての電子回路(モジュールおよび2つのプレート)を交換する代わりに、(電子回路が故障していなければ)ブラシホルダーを交換するだけでよい。
・固定クリップ218(本例では3つ)により、プレート21を信号プレート22に機械式に保持できるようになっている。
・インサート219aおよび219bは、保持スタッド(本例では合計2つ)を支持し、電力トラック211、212をカバー70に接続するようになっている。2つのインサート219a、219bは、前記電力トラックへのアクセスを可能にしているので、図13aに示すように、前記トラックへの重ね成形213を実行できる。従って、これら2つのインサートは、プレート1の機械式保持および電気接続を可能にしている。
・最後のオリフィス219cは、スタッドによる前記プレート21の機械式保持だけを可能にしている。
・機械式ストッパー2112は、電力プレートを組み立てる際に、電力プレート21が並進運動しないように停止させることを可能にしている。このストッパーは、例えば制御兼励磁モジュールに当接している。更に、このストッパーの長さは、電力トラックの電力ターミナル2110および2120よりも短いので、ストッパーが制御モジュールに当接する前に、対応するモジュールのトラックに前記ターミナルが当接する。このストッパーは、プレートの外径部に配置されており、このプレートを越えて突出している。
・支持ピン2113(本例では2個)は、組み立て中に、放熱器の支承体に前記プレート21が当接することができるようにする。
プレート21は、第1実施例において説明したように、
−中心リセス210と、
−電力トラック211、212と、
−負の電力ターミナル2110と正の電力ターミナル2120と、
−重ね成形部213とを含んでいる。
重ね成形部213は、本例では、プラスチック材料を軽量化するためのリセス2130を備えている。このリセスは、対向する電力トラックが存在していないので、設けることが可能となっている。第1実施例と同じように、電力ターミナル2110および2120は、重ね成形されない。
図13cには、電力トラック211および212が示されている。
更に、第1実施例および第2実施例によれば、
−プレート21は、図13bに示されている受動的なフィルタリング部品2114、例えばマイクロタング21140aおよび21140bを介して、電力トラック211(−BATT)、212(+BATT)との間に接続されたコンデンサを一体化することもできる。これによって、例えば自動車の車載システムの電圧をフィルタリングすると共に、特に電気変換部品MOS、ダイオードなどに起因する発振を、フィルタリングすることが可能となっている。
−電力トラックの端部は平坦であり、モジュールの表面と同一面になっていることが好ましい。この構造の利点は、(後に詳細に説明する)電力プレート上のトラックを、フラットオンフラットの透明性により、モジュールのトラックの両端に溶接することが可能であることである。
−電力相互接続プレート21は、ブラシホルダーを不透性にするブラシケージプロテクタ(図示せず)を一体化することもできる。これによって組み立てのために部品を少なくすることができる。更にブラシホルダーは、励磁モジュールから、ブラシを介してロータに流れる励磁電流の供給を可能にしている。次に、前記プロテクタは、ブラシホルダーに対向するように、前記プロテクタを位置決めできる位置決めガイドを含む。
−正のターミナル2120は、モジュールの対応するトラック上に、前記電力部品のための基準支持平面を構成する剛性ラグであることが好ましい。
−負の電力ターミナル2110は、組み立ての公差を考慮するための可撓性ラグであることが好ましい。従って、これらモジュールと前記プレートとを組み立てるときに、このような構造にしたことにより、透明性により、溶接前に前記電力プレートのトラックを変形することが可能となる。従って、これにより、電力相互接続トラックをモジュールの対応するトラックに接触させることが容易となる。第1実施例に対しても、更に後述する第3実施例に対しても、この可撓性を使用することが可能となる(しかしながら必ずしも必要ではない)。
図14a〜図14eは、電力相互接続部品21の第3の非限定的実施例を示す。
電力相互接続プレート21は、
−回転電気機の後部支承体との機械的接続を確立するためのインサート210dと、
−ステータの位相保護手段211dと、
−回転電気機器の後部支承体に位置決めする手段212dと、
−力ステイ213dと、
−放熱器80内に前記プレートを位置決めする手段214dと、
−前記プレートを放熱器80に固定するための固定ターミナル215dと、
−電気インサート216dと、
−電力コネクタ219dと、
−プラスチックが上に成形された正のトラック221d(B+)および負のトラック220d(B−)と、
−正のトラックB+から延びる正の電力ターミナル217dと、
−正の電力ターミナル217dを保護する手段218dと、
−バッテリーに接続されたクライアント電力コネクタ(図示せず)に機械式に接続するためのターミナル220dと、
−接続ターミナル220dに接続された機械式接続オリフィス220eとを備えている。
次に、電力相互接続プレートの要素について説明する。
・インサート210dは、例えばネジ(全体で4つ)により、回転電気機器の後部支承体との機械式接続を確立する。
・前記プレートの外径部には、ステータの位相保護手段211dが位置し、このプレートの平面を越えて突出し、前記保護手段は、ステータの位相コイルと放熱器本体、すなわち、支承体の本体との接触を防止する。
・回転電気機器の後部支承体に位置決めする手段212dは、本例では位置決めピンであり、プレートの底面上で延びている。前記ピンは、支承体の機械加工の基準オリフィスである長円形の孔内に位置していることが好ましい。
・力ステイ213dにより、前記電力プレートの軸方向下方への変形が可能となっており、振動の問題を解消している。このステイは、プレートの変形を確実にするよう、インサート210dよりも高くなっていることが好ましい。このステイは、プレートの頂部面の上に延びている。
・放熱器80内に、前記プレートを位置決めする手段214d(本例では2つ)は、前記プレートの頂部面の上に延びている。
・固定ターミナル215dは、ナットにより放熱器80に前記プレートを固定することを可能にしており、固定ターミナルは、負の電力トラックB−に接続されており、これによって、放熱器をアースしている。
・電気インサート216dは、トラック222d上のターミナル215dと組み立てられるようになっている。従って、前記トラックは、このインサートと前記ターミナルとの間に挟持され、鋳造アルミから製造することが好ましい放熱器と銅製の電力トラックとの間で、困難な溶接を実行しなくてもよくなる。
・電力コネクタ219dは、負のトラックB−と正のトラックB+とを含んでいる。
・正のトラックB+から延びる電力電気ターミナル217dは、本例ではL字形であり、軸方向のタングを有し、例えば前記プレート21の平面に垂直となっており、前記平面を越えて上方向に延びている。前記ターミナルは重ね成形されていないので、電子モジュールの正のトラック103(B+)の端部との接続が可能となっており、前記ターミナルは前記部品22の外周部に向かって延びている。
・電気ターミナル217dを保護する手段218dは、特に回路のショートおよび塩分のスプレーから保護している
・正のトラック221d(B+)および負のトラック222d(B−)には、プラスチック213、例えば図14cで見ることのできるトラックが上部に成形されている。これらのトラックは、電力コネクタ219d上で見ることができ、これによって、前記コネクタと前記トラックとの間の電気接続をするよう、クライアントの電力コネクタの取り付けが可能となっている。
・バッテリーに接続されたクライアントのコネクタにターミナル220dが接続することにより、バッテリーと電気機器との間で電流を正しく流すことができるように、トラック221dおよび222dと、クライアントの電力コネクタのトラックとを押圧することが可能となっている。
・従って、クライアントの電力コネクタが接続ターミナル220dに固定されているとき、ネジのための機械式接続オリフィス220eは、重ね成形部に対する機械式応力の伝達を防止できる。
図14eに示す変形実施例では、電力プレート21の重ね成形部213が、(支承体の外径部にから遠い)支承体の空気出口開口部をカバーし、回転電気機器の内部に向かう空気のラジアル方向のループバックを低減するよう、排出された空気をガイドすることが好ましい。従って、前記重ね成形部は、図14eに示されるカバー用カラー213zを含んでいる。
従って、電力プレートは、次のような利点を有する。
−オーバーラップしていない単一のトラックを有し、このトラックにより成形および位置決めをより容易に行うことが可能になっていること。
−電力プレートは放熱器80の下方に固定されているので、信号相互接続プレート22から放熱器本体によって分離され、よって電力信号B+は、前記信号相互接続プレート22からの信号と干渉しないこと。
−放熱器のフィンに必要なスペース内に電力プレート21が位置しているので、軸方向のサイズを節約できること。
−放熱器を(支承体の本体に対し)アイソレートされた本体またはアイソレートされていない本体とすることが可能となるので、支承体の本体とは異なる本体とすることができ、特に始動中の車載システムの干渉を防止できること。
電力プレート21が存在しているので、電子電力モジュールも含むバンド内に電力トラックが一体化されている解決案とは異なり、回転電気機器を機能させるのに必要な電力(オルタネータモードでは150A、始動時には600A)を伝えるのに、銅の横断面が広くなっていることが理解できると思う。
カバー
第1の非限定的な実施例によれば、図15a〜図15cに示されているカバー70は、
−正の電力トラック71(B+)および負の電力トラック72(B−)と、
−トラック71、72と電力プレート21の対応するトラックとの溶接を行うための2つの開口部74と、
−モジュールと信号接続部76との接続を可能にする信号トラック75と、
−信号接続部76と、
−正のロケーション77のための溝またはオリフィスと、
−例えば固定ネジまたはナットのための固定オリフィス78とを有している。
次に、カバーの要素について、詳細に説明する。
・電力トラック71、72は、電力相互接続部品21の電力トラック212、211を電気的に接続し、自動車のクライアント電力コネクタの間の接続をするようになっている。電力トラック71、72は、カバー70の上に成形され、相互接続部品21の2つのトラック212、211にレーザー溶接されている。例えば、接続目的のために設けられた開口部74を通して、これら2つの要素の間の電気的な接続がされている。これら電気的な接続は、溶接、特にレーザー溶接または溶接−鑞付けだけでなく、鑞付けまたは機械的な接触によって行うことができる。最後のケースでは、カバー70のための固定ネジにより、トラックに圧力を加えることによって機械的な接触が得られる。
・信号接続部76は、自動車の他の電子ボックスとの対話を可能にしている。これら接続部はカバー70内で一体化され、一方が制御モジュール30に接続されると共に、他端がクライアント信号コネクタ(図示せず)に接続された信号トラック75を含んでいる。前記クライアント信号コネクタは、自動車の種々の機能、例えば発電機またはモータ機能に従った回転電気機器の管理を制御するための制御手段、例えばコンピュータに接続するためのケーブルを含んでいる。
・正のロケーション77のための溝またはオリフィスは、制御モジュール30のガイド107上にカバー70を正しく位置決めできるようにしている。従って、前記溝またはオリフィスは制御モジュール30のガイド107と係合している。
図16に示す第2の非限定的な好ましい実施例においては、カバーは、
−ネジの代わりに、固定手段、例えばスタッドを受けるようになっている開口部79を備えている。
カバーは更に、第1実施例で説明した次の要素を備えている。
−電力トラック71、72、
−車載システムに接続するための要素73、
−2つの開口部74、
−信号相互接続部75、
−信号相互接続部76、
−正のロケーションのための溝またはオリフィス77。
2つの実施例で説明したカバー70は、使用するクライアントコネクタの特定のロケーションおよびタイプにより、各クライアント固有の部品となるようになっていることに留意されたい。
図17aおよび図17bに示す第3の非限定的な好ましい実施例によれば、カバーは単純なカバーであり、組立体を固定するために、信号プレート22のスタッド226gに取り付けられたカバーのための固定クリップ791しか備えていない。いかなるトラックまたはコネクタも備えていない。プラスチック材料のみしか存在しない。
電子モジュールと協働するすべての要素について説明したが、次にそれらの組立体について説明する。
後に詳細に理解できるように、電子モジュールは、いくつかの方法で回転電気機器の後部支承体に固定される。
−支承体(フィンまたは水と一体的、もしくは一体的でないヒートパイプを有する放熱器の支承体)に直接固定されるか、または
−(フィンもしくは水と一体的であるか、または一体的でないヒートパイプを有する)一体的でない放熱器に固定される。
1)組み立てまたは配置の第1の方法
モジュールを組み立てる第1の方法においては、電子モジュールは、次の要素とインターフェースされる。
−放熱器の支承体60。
−第1または第2実施例に係わる信号相互接続部品22。
−第1のまたは第2実施例に係わる電力相互接続部品21。
−第1のまたは第2実施例に係わるカバー70。
上記すべての部品の第1の組み立ては次のようにして実行される。
第1のステップ1)では、放熱器の支承体60に、電子モジュールを取り付ける。
放熱器の支承体60への各モジュールの位置決めは、2つの位置決めピン109a、109bによって容易とされ、これらのピンは、対応する支承体60の各オリフィス609a、609bに対向するように位置させられる。
一方で、接着剤、例えばガラスボールにより、他方で、2つの異なる方法で機械式に、放熱器の支承体60にモジュールを固定する。
図18に示す第1の非限定的な方法によれば、3本のスタッド113によってモジュールの各々を固定する。前記支承体内の対応するオリフィス608内に3本のスタッドを挿入する。図18は、5つのモジュール、3つの電力モジュール20、制御モジュール30および励磁モジュール40の組み立てを示している。
図24に示す第2の非限定的な好ましい方法によれば、次のようにして固定を実行する。
−信号相互接続プレート22を設置後に、所定位置に置かれ、放熱器の支承体60内の対応するオリフィス681、682、683に挿入される3本のスタッド226gと、
−支承体内の関連するオリフィス684内に挿入されるネジ226vによって固定が行われる。
図23は、4つのモジュール、3つの電力モジュール10、制御兼励磁モジュールの組み立てを示す。
2つの方法に対し、組み立てを容易にするように、電力トラックおよび信号接続部と同じように、電気機器のロータの回転軸線に垂直な同一平面にすべてのモジュールを配置することが好ましい。
しかしながら、前の図に示した実施例の変形例では、モジュールを異なる平面に配置することができる。
第2のステップ2)では、電子モジュールに信号相互接続プレート22を取り付ける。このため、信号接続部の長さをできるだけ短くし、かつプラグインの問題を防止するよう、モジュールに前記プレートをできるだけ接近させる。このように、モジュールの信号接続部106は短くなっているので、これらの変形は、良好に制御できる(これらの接続部は、あまり変形できない)。前記接続部は、可撓性とすることが好ましい。
上記のように、支承体にモジュールを固定する2つの方法に対応する2つの異なる方法で、モジュールと支承体の組立体に信号相互接続プレート22を固定する。
図19に示す第1の非限定的方法によれば、支承体の位置決めオリフィス601aおよび601bに対向して位置する位置決めスタッド224により、プレート22を位置決めする。従って、このような位置決めにより、
−接続リセス221aは、モジュールの信号接続要素106aに対向し、
−接続リセス221bは、モジュールの信号接続要素106bに対向し、
−固定ラグ222は、モジュール10のスタッド113に対向するように設置される。
次に、プレスした後、金属信号トラックTSの相互接続オリフィス2210内に信号接続部106aを挿入し、金属信号トラックTSの相互接続オリフィス2211に接続要素106bを挿入し、スタッド113にラグ222を固定する。
図24に示す第2の非限定的な好ましい方法によれば、支承体の位置決めオリフィス610aおよび610bに対向して位置する位置決めピン224により、モジュールにプレート22を位置決めする。従って、この位置決めにより、
−接続リセス221aは、モジュールの信号接続要素106aと対向し、
−接続リセス221bは、モジュールの信号接続要素106bと対向し、
−ステイ225aおよび225bは、モジュールの支持ゾーン114と対向し、
−インサート226は、支承体内の対応するオリフィス681〜684と対応して位置する。
次に、プレスした後、前記対応するリセス221内に接続要素106を挿入すると、モジュールの支持ゾーン114に、ステイ225が当接する。
次に、前記プレート22内のオリフィス224および放熱器の支承体60のうちのオリフィス681、682、683に挿入されたスタッド226gを固定する。スタッドは、前記プレートに当接し、従って、プレートとモジュールと支承体の組立体に当接し、機械的強度を良好にすることができる。同じように、プレート22および支承体60内の対応するそれぞれのオリフィス226および684内に、ネジ226vを螺合する。
このようにして、回転電気機器の寿命全体にわたり、モジュールの保持を保証するため、電力モジュール20および他のモジュール30、40へ圧力を加えるよう、信号相互接続プレート22を製造する。
非限定的実施例では、前記プレートの材料は、グラスファイバーを含むPPS(フェニレンポリスルファイド)プラスチックである。
従って、これら2つの方法により、モジュールに圧力を加えるよう、信号プレートを変形する。この変形は約0.3mmであることが好ましい。このようにして、モジュールの外れが防止され、タングの溶接部にかかる応力が解消される。
第3のステップ3)では、支承体とモジュールと信号プレートの組立体に、電力相互接続プレート21を取り付ける。この電力相互接続プレート21は、信号相互接続プレート22の上方に固定する。
電力プレート21は、2つの異なる方法で固定される。
図20に示す第1の非限定的方法によれば、
−モジュール22のスタッド113に固定ラグ215が対向し、前記スタッドにより、前記プレート21を位置決めすることができ、
−電力ターミナル2120、2110がモジュール103、104の対応するトラックに対向するように、信号プレート22に電力プレート21を載せる。
ブラシホルダーの場合、リセス605内にブラシホルダーを挿入し、支承体のリセス603に、ブラシケージプロテクタが挿入されるように、ブラシホルダーを位置決めする。
次に、プレス後、スタッド113に固定ラグ215を固定し、モジュールのトラック103、104の端部に、それぞれ電力ターミナル2120、2110を当接させる。
図25に示す第2の非限定的な好ましい方法によれば、
−インサート119は、スタッド226gに対向し、前記オリフィスおよびスタッドは、確実な位置決めとして働き、
−ラグ218が信号プレート22の保持クリップ227に対向するように、信号プレート22に電力プレート21を置く。
次に、プレス後、スタッド226gにオリフィス219を挿入し、クリップ227内にラグ218をスナップ嵌合させ、
−オリフィス219cを、第3スタッド226gと対向させる。
最後のステップにおいて、組立体にカバー70を取り付ける。このようにして、カバー70は電気機器の後部支承体のためのシュラウドを形成する。
カバー70を、2つの異なる方法で固定する。
図21および図22に示す第1の非限定的方法により、カバーの溝77が制御モジュール30のガイド107に対向して位置するように、電力プレート21上にカバー70を置く。ガイドおよび溝は、確実な位置決めとして働く。
次に、プレス後、
−カバー70の信号トラック75と制御モジュール30のタング106cとが接触し、
−カバーの電力トラック71(B+)、72(B−)と電力プレート21の電力トラック212、211とが接触するよう、前記ガイド内に前記溝を挿入する。
最後に、カバーを設置した後に、開口部74を介してのレーザー溶接により、カバーのトラック71、72と、トラック212、211との間で、電気接続を行う。
このカバーを、3つのネジまたはナット78によって固定する。
図26に示す第2の非限定的な好ましい方法によれば、電気接触を確立することに関し、第1の方法と同じ方法で、電力プレート21にカバー70を置く。更に、電子組立体を固定する3本のスタッド226gの上方に開口部79を置く。
次に、プレス後、前記スタッドにより、電子組立体(支承体/モジュール/相互接続プレート60)にカバー70を固定する。
この場合、装置の要素のすべての上にカバー70が当接し、カバーは、放熱器の支承体上で電力プレート21を動かないようにすると共に、必要な電気接触をするために十分な強度のサポートを保証する。
従って、理解できるように、第1の組み立てモードによれば、電子モジュール10、信号相互接続部品22、電力相互接続部品21および放熱器は、それぞれ第1平面、第2平面、第3平面および第4平面を占め、これらすべての平面は、互いに平行となっており、これらの平面は、回転電気機器の後部支承体に最も近い平面からスタートし、次の順序で重なる。すなわち、
−第4平面、
−第1平面、
−第2平面、
−第3平面の順に重なる。
従って、電力相互接続部分21は、電子モジュールとは独立しており、特に電力電気ターミナルだけによって、前記モジュールに接続されている。
このことは、特に信号接続部106だけによって、前記モジュールに接続されている信号相互接続部品22にも当てはまる。
2)第2組み立てモードまたは配置
第2モジュールの組み立てモードまたは配置によれば、電子モジュールは次の要素、すなわち
−放熱器80と、
第3実施例による信号相互接続部品22と、
第2実施例による電力相互接続部品21と、
第3実施例によるカバー70と、インターフェースする。
従って、上記すべての部品を組み立てる第2の方法は、次のように実行される。
この組み立て方法を考慮した例では、放熱器80に固定されるモジュールは4つ存在することに留意するべきである。すなわち、3つの電力モジュール20と、1つの励磁モジュール30が存在する。
図27aに示す第1ステップ1)では、これらのモジュールを固定するために、放熱器80の頂部面に、これらのモジュールが位置決めされる。
この位置決めは、放熱器80のオリフィス810と対向する位置決めピン109aおよび109bにより行われ、位置決め中、各モジュールのインサート120は放熱器80内の関連する各オリフィス804と対向するように位置決めされる。
次に、下記の手段により、固定を実行する。
−モジュールの固定オリフィス115および放熱器80の対応するオリフィス804に、ネジ1150を挿入する。この固定ネジにより、インサート120を介して、モジュールをアースに接続することも可能になる。
−制御兼励磁モジュール30のコネクタ116を、貫通ネジにより、放熱器の関連するオリフィス807に螺合する。
組み立て中、
−この挿入目的のために設けられた放熱器のリセス109内に、モジュールの電気保護手段126を挿入する。
更に、モジュールを、接着剤、例えばガラスボール接着剤により、放熱器80にも接合する。
放熱器80に制御兼励磁モジュール30を固定する前に、固定のために設けられたネジ117aにより、前記モジュールにブラシホルダー50が固定されていることに留意すべきである。別の変形例として、放熱器80に、前記モジュール30を設置した後、このホルダーを固定することも可能である。
図28に示す第2ステップ2)では、前記放熱器80に、前記プレート21を固定するよう、放熱器の底面に電力プレート21を位置決めする。
この位置決めは、
−放熱器内の関連する位置決めオリフィス808に対向するように、前記プレート21を位置決めする手段214dと、
−電気接続オリフィス805に対向する固定ターミナル215dによって行う。
放熱器80への前記プレート21の固定は、
−放熱器内の対応するオリフィス808に挿入された2つの位置決め手段214と、
−電気接続オリフィス805にプラグ挿入された固定ターミナル215dと、
−放熱器の対応するサポート814に対向する4つの力ステイ213dによって行われる。
組み立て中、
−放熱器内に一体化のために設けられたリセス812内に、位相保護手段211dを組み込む。
従って、図28から次のことが分かる。
−手段221dは、ステータの位相タングを保護する。
−各電子モジュール10の対応する正のトラック103(B+)に、電気ターミナル215dの軸方向タングが対向し、これによって、前記トラック103と電力プレート21の正のトラック221d(B+)とを電気的に接続することが可能となる。
−ターミナル215d内に組み込まれた電気インサート216dにより、放熱器80をアースすることが可能となる。
図29に示されている第3ステップ3)では、信号相互接続プレート22を固定するように、前記電子モジュール10の上に信号相互接続プレート22を位置決めする。
2つの電子モジュール10の2つの保護ピン107により、信号プレート22が予備的に位置決めされる(予備的にガイドされる)ことに留意すべきである。前記保護ピンは、十分に予備的にガイドするように互いに最も遠くに離間している。
この位置決めは、
−予備的なガイドをするように働く2つの中空の突起230によって行われ、これらの突起は、電子モジュールに属す2つの位置決めピンまたはガイド107に予備的に位置決めされる。
次に、放熱器80の対応するオリフィス811内の位置決めピン224により、信号プレート22を位置決めすることが可能である。
組み立て中、
−接続リセス221aは、モジュールの信号接続要素106aに対向し、
−接続リセス221bは、モジュールの信号接続要素106bに対向し、
−ステイ225aおよび225bは、モジュールの支持ゾーン119、114にそれぞれ対向し、
−インサート226は放熱器の対応するオリフィス806に対向する。
この固定は、
−電力プレートのインサート210dに関連する絶縁された中空リベット2101dによって行われる。インサート内のこれらリベット2101dにより、一方で信号プレートの組み立てが可能となると共に、他方で、支承体の本体に対する放熱器の本体の絶縁が可能となり、最後に、あらかじめ組み立てられた電子サブモジュール(2つのプレートと放熱器と電子モジュール)を形成することが可能となり、よって信号接続部106と信号プレート22とを溶接した後、支承体上に組み立てる間、ネジまたはスタッドによって、前記溶接部に機械的な応力を加える恐れのある別の力は加えられない。
次に、プレス後、前記対応する相互接続オリフィス2210、2211に信号タング106を挿入する。モジュールの支持ゾーン119、114にステイ225が当接する。
図29に示す例では、信号プレートのハウジング231は、電力モジュール20の各々に関連するコンデンサを備え、このコンデンサは、第1に関連するモジュールの正のトラック103(B+)に接続され、第2に、前記関連するモジュールの負のトラック104(B−)に接続される。
更に、スズ溶接またはレーザー溶接を実行するか、信号タング106の接続リセス221aおよび221b内に樹脂とポリマーをデポジットし、これらタングを塩分スプレーから保護するようにすることが好ましい。
図30aに示す第4ステップ4)では、こうして得られた電子回路全体を、電気機器の後部支承体90に位置決めする。
固定は、
−電力プレート21の信号プレート22、210dのインサート226、および対応する放熱器80のオリフィス806により設けられた、後部支承体90内の4つのスタッド226gまたはネジによって行われる。これらのスタッドは、同じプレートに当接し、従って、プレート、放熱器、支承体の組立体に載り、支承体上に電子組立体を形成している。同じように、プレート22の対応するオリフィス226および放熱器80のオリフィス807に、ネジ226vを螺合する。
図30bは、上記主要部品の全体組み立てを示す、図30内に示されているX−Y平面に沿う断面図である。この図は、特に
−支承体90と、
−信号相互接続プレート21と、
−放熱器80と、
−信号相互接続プレート22と、
−リベット2101dと、
−固定スタッド226gとを示している。
電子的な組み立てをする前に、オリフィス908(これらのオリフィスは、支承体90の図30cに示されている)内の4本のタイロッドによって、回転電気機器の前部支承体(図示せず)に回転電気機器の後部支承体90を固定することに留意すべきである。従って、電子的な組み立て前に、タイロッドを螺合する。これによって、あらかじめステータの位相巻線を位置決めすることが可能となるので、電子サブ組立体と前記位相巻線との組み立てが容易となる。
後部支承体は特に、
−制御兼励磁モジュール20の位置決めピン1151が挿入されるようになっている位置決めオリフィス901(これにより、支承体に対する位置センサの正確な位置決めが可能となる)と、
−電力プレート21のピン212dが挿入される基準オリフィス902とを含んでいる。
(標準ワイヤーまたはシンバルを使って)ステータの位相巻線には位相フック105crも溶接される。
最後に、第5ステップ5)において、スタッドにスナップ嵌合される固定クリップにより、プラスチックカバー70を所定位置に置く。
以上説明したステップは、異なる順序で実行できることに留意すべきである。例えば当然ながら、第1ステップの前に第2ステップを実行してもよいし(図27bは、このケースを示す)、または第3ステップの後で、第2ステップを実行してもよい。
従って、第2の組み立て方法は、次のような利点を有する。
−第1に、電気機器に組み立てる前に、電子回路をテストできるよう、後部支承体の外部で、全電子部品(モジュール、電力プレートおよび信号プレート)の組み立てを行う。このように、前記回転電気機器内で機能する電子回路だけを一体化する。これにより、プロセスに関して時間を節約できると共に、プロセスを2つの独立したプロセスとすることができるので、既に存在する標準的な回転電気機器を組み立てるプロセスを変更する必要がない。
第2に、前部支承体に回転電気機器の後部支承体を組み立てた後に、または、より詳細には支承体を固定するタイロッドを取り付けた後に(この支承体は電子回路によって後にカバーされる)、電子部品を組み立てを行うことができる。
−第3に、ラジアル空気流に軸方向の空気流を追加できるので、熱冷却に関する性能を改善できる。軸方向の空気出口による圧力低下が低減される。
−第4に、カバーは簡単なプラスチックカバーに過ぎない。カバーには上部に成形したトラックを存在せず、電力トラックおよび信号トラックはそれぞれ電力プレート内および制御兼励磁モジュール内に一体化されているので、実行すべき相互接続部の溶接の回数を制限できる。
第5に、アース平面が放熱器によって構成されている。従って、放熱器の本体に対して電力プレートの正の極性のトラック(B+)が接近しているので、クライアントの2位相の電力コネクタと電力モジュールとの間の内部電力回路の抵抗およびインダクタンスが小さくなっている。
−第6に、放熱器によりアース平面が構成されているので、軸方向の空間を節約できる。このように電流を運ぶために既に存在する部品を使用できる。
従って、この第3の組み立て方法によれば、電子モジュール10、信号相互接続部品22、電力相互接続部品21および放熱器は、それぞれ第1平面、第2平面、第3平面および第4平面を占め、これらすべての平面は互いに平行となっており、これら平面は後部支承体に最も近い平面からスタートし、次の順序で重なっている。すなわち
−第3平面と、
−第4平面と、
−第1平面と、
−第2平面の順に重なっている。
従って、電力相互接続部品21は、電子モジュールとは独立しており、特に電気電力ターミナルによってしか、前記モジュールに接続されていない。
特に信号接続部106だけによって前記モジュールに接続されている信号相互接続部品22にも、同じことが当てはまる。
従って、4つの部分すべては、回転電気機器の支承体のうちの独立した電子サブ組立体を形成している。
2つの組み立て方法は、モジュールの弱点に対する解決案、すなわち電力相互接続トラックおよび信号相互接続トラックが、回転電気機器の後部にある表面を占めるという解決案と異なり、電力および信号相互接続部のための種々の要素をスタックすることにより、モジュールに対し、回転電気機器の後部で利用できる最大表面を使用できるという利点を有することに留意すべきである。
上記種々の実施例に係わる信号相互接続プレートは、電力プレート21がないときでも使用できることに留意すべきである。例えば、モジュール自身で電力の相互接続を行うことができる。
これまで説明した種々の実施例に係わる電力相互接続プレート21は、信号プレート22がなくても使用できる。例えば電子カードPCBを用いて信号を相互接続できる。
上記実施例のすべての組立体は、次の別の利点を有する。
−すべてのスタックを互いにスタックする必要がなくなる。1つのスタックでは、トラックを所定位置に良好に保持するのに都合が悪いからである。
前記放熱器または支承体の周辺に集中していない放熱器、または放熱器の支承体に固定する手段を含むので、機械的振動に耐えるように力が分散される。
種々の部品(相互接続プレートおよびモジュール)を別の平面に設け、開眼電気機器の回転軸線に垂直にできるので、電力トラックのためのスペースを広くすることができ、これによって、電力トラックの抵抗を減少できる。従って、この組立体は、より大きい電力を伝えることができ得。
種々の部品(相互接続プレートおよびモジュール)を異なる平面に設け、回転電気機器の回転軸線に垂直にできるので、回転電気機器の後部支承体上の電子モジュールに利用できる空間を、最適に利用することができる。
本発明に係わる電子モジュールの第1実施例を示す。 下から見た、図1aのモジュールを示す。 図1aのモジュールの、重ね成形しない状態の図である。 電子モジュールの電子部品のハード配線された接続部を有する、図1cの図である。 図1aの第1実施例の第1変形例である。 図2aのモジュールを、下から見た図である。 電子モジュールの電子部品のハード配線された接続部を有する、図2aの図である。 図2aの第1実施例の第2変形例である。 本発明に係わる電子モジュールの第2実施例を示す。 図3aのモジュールを、下方から見た図である。 図3aのモジュールの、重ね成形しない状態の図である。 図3aの第2実施例の変形例である。 電子モジュールの電子部品のハード配線された接続部を有する、図3dの図である。 本発明に係わる電子モジュールの第3実施例である。 図4aのモジュールを、下から見た図である。 図4aのモジュールの、重ね成形しない状態の図である。 支持プレートを含む図4aのモジュールの、重ね成形しない状態の断面図である。 電子モジュールの電子部品のハード配線された接続部を有する、図4cの図である。 図4aの第3実施例の変形例を示す図である。 図5aのモジュールを、下から見た図である。 図5aのモジュールの、重ね成形をしていない状態の、上から見た第1の図である。 図5aのモジュールの、重ね成形をしていない状態の、下から見た第2の図である。 図5aのモジュールの、重ね成形せず、かつ予備的成形をしていない状態の、上から見た第3の図である。 図5bのモジュールの重ね成形をせず、かつ予備的成形をしていない状態の、下から見た第4の図である。 図1および図2のモジュールを受けるようになっている放熱器の支承体の第1実施例を示す図である。 図3のモジュールを受けるようになっている放熱器の支承体の第2の実施例を示す図である。 図4および図5のモジュールを受けるようになっている放熱器の第1実施例を示す図である。 図8aの放熱器を、下から見た図である。 図8bの断面図である。 図8bの放熱器内の軸方向の空気流、およびラジアル空気流を示す図である。 図1および図2のモジュールに設置するようになっている信号相互接続部品の第1実施例を示す図である。 図9aの部品を、下から見た図である。 図9aの部品を、重ね成形していない状態の図である。 図3のモジュールに設置するようになっている信号相互接続部品の第2実施例を示す。 図10aの信号相互接続部品を、下から見た図である。 図10aの信号相互接続部品を、重ね成形していない状態の図である。 図4および図5のモジュールに設置するようになっている信号相互接続部品の第3実施例を示す図である。 図11aの信号相互接続部品を、下から見た図である。 図11aの信号相互接続部品を、上から見た別の図である。 図11aの信号相互接続部品を、重ね成形していない状態の図である。 図1および図2のモジュールと接触するようになっており、図9の信号相互接続部品よりも上方に位置するようになっている電力相互接続部品の第1実施例を示す図である。 図12aの部品を、下から見た図である。 図12aの部品を、重ね成形していない状態の図である。 図3のモジュールと接触するようになっており、図10の信号相互接続部品よりも上方に位置するようになっている電力相互接続部品の第2実施例を示す図である。 図13aの部品を、下から見た図である。 図13aの部品を、重ね成形していない状態の図である。 図8の放熱器を受けるようになっている電力相互接続部品の第3実施例を示す図である。 図14aの部品を、下から見た図である。 図14aの部品を、重ね成形していない状態の図である。 カラーを含む、図14aの部品の図である。 放熱器の支承体に設けられた、図14dの部品の図である。 図12の電力部品の頂部に位置するようになっているカバーの第1実施例を示す図である。 図15aのカバーを、上から見た図である。 図15aのカバーの側面図である。 図13の電力部品よりも上方に位置するようになっているカバーの第2実施例である。 図11の信号相互接続部品の頂部に位置するようになっているカバーの第3実施例である。 図17aのカバーを、上から見た図である。 放熱器の支承体への、図1および図2の電子モジュールの取り付けを示す図である。 図18の放熱器の支承体とモジュールの組立体への、図9の信号相互接続部品の取り付けを示す図である。 図19の放熱器の支承体、モジュール、信号相互接続部品の組立体への、図12の電力相互接続部品の取り付けを示す図である。 カバーを備える図20の装置を示す部分横断面図である。 モジュールに対するカバーの位置決めを示す、所定位置に設けられたカバーを備える、図21の装置の完全な図である。 放熱器の支承体への図3の電子モジュールの取り付けを示す図である。 図23の放熱器の支承体とモジュールの組立体への、図10の信号相互接続部品の取り付けを示す図である。 図24の放熱器の支承体、モジュール、信号相互接続部品の組立体に対する、図12の電力相互接続部品の取り付けを示す図である。 カバーを備えた図25の装置を示す部分横断面図である。 放熱器に対する図4のモジュールの取り付けを示す図である。 放熱器に対する図14の電力相互接続部品の取り付けを示す図である。 図27aの放熱器とモジュールとの組立体に対する、図14の電力相互接続部品の取り付けを示す図である。 図28の組立体に対する信号相互接続部品の取り付けを示す図である。 支承体に対する図29の組立体の組み立てを示す図である。 図14aの組み立てられた電力相互接続部品の、図30aの平面X−Yに沿う断面図である。 図29の組立体を組み立てる支承体を示す図である。
符号の説明
10 電子モジュール
20 電力モジュール
30、40 制御兼励磁モジュール
60 放熱器の支承体
70 カバー
80 放熱器
101 ハウジング
102 電子部品
103、104 電力トラック
105 位相トラック
106 信号接続部
108 固定手段

Claims (12)

  1. 回転電気機器を機能させるようになっている電子部品のための放熱器であって、前記回転電気機器は、後部支承体を備えており、前記放熱器は、頂面と、フィンが一体化されている底面(802)を備える電子部品のための放熱器において、
    前記放熱器は、前記回転電気機器の後部支承体と前記電子部品との間に配置されており、前記後面は、前記後部支承体に対向する前記フィンと一体的となっていることを特徴とする、電子部品のための放熱器。
  2. 前記フィン(602)の高さにある底面に、突起(813)を有することを特徴とする、請求項1記載の放熱器。
  3. 前記突起(813)は、前記回転電気機器の内側に向かうよう、軸方向空気流(FA)をガイドするための第1のスロープ(813P1)と、前記回転電気機器の内側に向かってラジアル空気流(FR)をガイドするための第2スロープ(813P2)とを含むことを特徴とする、請求項2に記載の放熱器。
  4. 前記回転電気機器のロータシャフトのまわりを空気が通過できるように構成されたスペース(817)を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の放熱器。
  5. 前記スペース(817)は、前記ロータシャフトの直径よりも大であることを特徴とする、請求項4に記載の放熱器。
  6. 前記放熱器の底面に電力相互接続部品(21)が設けられており、この電力相互接続部品(21)は、電力を前記モジュール(10)に分配するようになっていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の放熱器。
  7. 前記電力相互接続部品(21)のための位置決めデバイス(808)を含むことを特徴とする、請求項6に記載の放熱器。
  8. 前記放熱器の頂部面には、電子部品(102)を含む少なくとも1つの電子モジュール(10)が取り付けられていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の放熱器。
  9. 前記電子モジュールのための位置決めデバイス(810)を含むことを特徴とする、請求項8に記載の放熱器。
  10. 前記電子モジュール(10)には信号相互接続部品(22)が取り付けられており、前記信号相互接続部品(22)は、電子部品(102)の間で制御信号を伝えるようになっていることを特徴とする、請求項8または9に記載の放熱器。
  11. 前記信号相互接続部品(22)のための位置決めデバイス(811)を含むことを特徴とする、請求項10に記載の放熱器。
  12. 回転電気機器に取り付けられていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載の放熱器。
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