JP2008539924A - バイオメカニカルプローブ - Google Patents

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Abstract

本発明は、血液循環系の一部からの血餅の除去に使用するのに適したプローブ、ならびに関連デバイスおよび方法に関する。当該プローブは第1の端部および第2の端部を有し、かつ各端部はその内部に開口部を備える。第2の端部の開口部は、使用時には、接続手段によって吸引ポンプに接続されるよう構成されている。プローブの第2の端部における開口部からプローブの第1の端部における開口部へとつながるチャネルが設けられる。プローブは可動部を持たず、しかも使用時にプローブの第1の端部まわりに渦の形態の剪断力を発生させるのに適した形態を有する。

Description

本発明は、特に血液循環系の一部から血餅を除去するのに用いられるプローブおよびデバイスに関するものである。本発明はまた、血液循環系の一部から血餅を除去するための方法に関する。上記プローブ、デバイスおよび方法は、特に、血栓塞栓性発作の治療に使用するべく設計される。
本発明に係るプローブは、その概念を導いた人物にちなんで、Gwen Pearce(GP)発作プローブ(Stroke Probe)として知られる。
血栓塞栓性発作は、見出される全ての発作の約85%を占め、しかもそれは、たとえば中大脳動脈のような脳につながる血液循環系の一部に血餅ができるかあるいはつかえるときに生じる。血餅が生じることによって、血液循環系の当該部分を通る脳への血液供給が止まり、その結果、血餅の直ぐそば(この領域はコアと呼ばれる)の細胞が数分以内に死ぬ。コアの外側であるが依然として血餅を取り囲む領域(この領域はペナンブラ領域と呼ばれる)にある細胞は、発作が生じた後、何時間かうちに、通常は24ないし48時間のうちに死ぬ。
目下、血栓塞栓性発作の場合になされる処置は、血餅を消散させるための抗凝血剤(anti-coagulant)を投与しつつ、ただ患者を見守るというものである。発作によって生じたダメージの程度を特定するためにCTスキャンが24時間後に実施される。それゆえ、こうした一連の処置によって、ある時間の間、血餅を少なくとも部分的に消散させることができるが、血餅が少なくとも部分的に消散してしまうまでに、細胞が既に最大数まで死滅してしまっているであろう。この場合、たいてい、患者には脳に取り返しのつかないかなりのダメージが残るが、これはさまざまな度合いの障害を生じ得る。
血餅の除去のために利用可能なデバイスが存在し、特に、膨張式バルーンカテーテルがかなり以前から知られている。
膨張式バルーンカテーテルデバイスを用いて血餅を除去するとき、血餅はたいていX線透視法を用いて位置が突き止められる。カテーテルは続いて血液循環系内に挿入され、そして血餅まで誘導される。カテーテルの先端は血餅の中心を通ってあるいはそれを超えて注意深く動かされ、そしてバルーンが血餅を通過したとき、このバルーンは膨張させられる。カテーテルは引き抜かれ、そしてバルーンによって確実に血餅がその前方に引き寄せられる。
バルーンカテーテルデバイスを用いた血餅の除去は、多くの付随する問題を抱えており、たとえば血液循環系にダメージを与える可能性がある(膨張圧力は、血液循環系、たとえば動脈の一部の内面(lining)を傷付けたり、そうした内面壁に堆積したプラークを剥離させたりし得る力を発生させることがある)。バルーンは血流中でその残っている部分が破裂する可能性もある。バルーンの移動はまた、血餅を除去するのではなく、血液循環系の別の部分へと血餅を移動させることがある。
血餅を除去するよう構成された別なタイプのデバイスは、たとえば、それが血餅内にねじ込まれるよう回転すると共に血餅を通って押し込まれるよう構成された螺旋体を含むカテーテルを具備してなり、この場合、カテーテルは回転を伴わずに血液循環系から引き抜かれる。
さまざまな人体組織から物体を除去するためのカテーテルもまた知られており、それはネット、あるいは多数のアームを有するであろう(これは折り畳まれて組織内に挿入されて除去される物体を通過する)。続いてネット(あるいはアーム)は展開されて、物体は組織から除去される。
膨張可能あるいは展開可能なデバイスを使用することによって、上述したように血液循環系の壁に対するダメージが引き起こされ、プラークが剥離し、そして血餅が移動することがあるので、さらなるダメージが生じることがある。
血餅を破壊し、この破壊された血餅を、たとえばカテーテル本体内のインペラの動作によってカテーテル内に引き込むカテーテルを使用することも知られている。そうしたカテーテルは、一般に、カテーテル本体内に回転可能なインペラを有している。この回転可能なインペラは、血餅の破壊、およびカテーテル内への血液循環系からの破壊された血餅の引き込みのどちらかあるいは両方に役立ち得る。
回転可能なあるいは可動部分を備えたデバイスを使用することによって、血液循環系の壁に対するダメージの可能性が増大する。さらに、上述したように、可動部品は血餅を浸軟あるいは破砕させることがあり、これは血液循環系中にさらなる望ましくない破片を発生させる。この破片がカテーテルによって回収されない場合、それは血液中を循環し、そして患者にとってさらに深刻な問題を生じることがある。さらに、可動部品の存在によって、上記カテーテルは、可動部品が存在しないデバイスよりも一般に大きなものとならざるを得ず、しかもより複雑でかつ製造コストが嵩むものとなる。
それゆえ、患者に対する付加的ダメージの可能性を限度以下に抑えながら、血液循環系からの血餅の除去を可能とするデバイスが依然として求められていた。ペナンブラ領域における細胞の死を低減あるいは排除するために、可能な限り素早く血餅を除去することも求められていた。
第1の態様によれば、本発明は、血液循環系の一部から血餅を除去するのに使用するためのプローブを提供するが、当該プローブは第1の端部および第2の端部を有し、当該端部のそれぞれはその内部に開口部を備えると共に、第2の端部の開口部は、使用時、接続手段によって吸引ポンプに接続されるよう構成されており、プローブの第2の端部における開口部から第1の端部における開口部までチャネルが延びており、プローブは可動部分を持たず、しかも、使用時に、プローブの第1の端部のまわりに渦の形態の剪断力を発生させるのに適した形態(形状)を有している。
「血液循環系」との用語は、動脈、静脈および毛細血管を含む、それを通って血液が循環する体の全ての部分を包含するものである。以後、簡便のために、「血管」との用語は血液循環系の全ての部分を包含するものと理解されたい。
上記プローブは略円筒形状であってもよい。あるいはプローブは適当な多角形外面を有していてもよい。
プローブ内にチャネルを形成したことによってチャネルのまわりに壁が形成される。このチャネルは一定の直径のものであってもよい。あるいは、第1の端部における開口部は第2の端部における開口部よりも大きな直径を有していてもよい。プローブの第2の端部と第1の端部との間のチャネルは、それが第2の端部から第1の端部へと延びるにつれて、直径が増大するかあるいは直径が増大する部分を有していてもよい。さらに詳しくは、チャネルは、第1の端部近傍に配置された直径拡大部分を有する。直径は、チャネルの壁がチャネルの長手方向軸線に対して20ないし40°、好ましくは30°の角度をなすように増大することが最も好ましい。それゆえ、チャネルは第1の端部近傍で開拡し(ラッパ状に広がり)、直径拡大部分(すなわち円錐台部分)を形成している。
直径拡大部分の存在は、吸引ポンプに対してそれを接続するための手段の位置決めの支援および当該手段内へのプローブ取り付けに有利である。直径拡大部分によって、プローブの第1の端部における直径拡大部分によって接続手段内へプローブがそれ以上進入するのが阻止されるまで、プローブの第2の端部を接続手段内に押し込むことが可能となる。直径拡大部分はまた、プローブに対して丸みを帯びた端部を付与するが、これは血管壁に対するダメージを軽減する。直径拡大部分はまた、プローブ内へと血流および血餅を運び込みかつ案内するのを助ける。
可動部分を持たず、しかも使用時に吸引ポンプと共に使用したときに渦を発生させるよう構成されたプローブを用いることで、血管壁に最低限のダメージしか与えずに血管の壁から血餅を除去することが可能となり、血餅は続いてプローブ内に吸引され、これによって血餅が移動しさらなるダメージを引き起こすのが防止される。渦を使用することで血管の壁から血餅を押し流すことが可能になると考えられる。渦はプローブの形状および形態によって発生させられ、しかも可動部品が機能することを必要としない。処置の間に生じた他の物質はまたプローブ内に吸引され、やはり患者へのさらなるダメージが防止される。
本プローブはチャネルの壁の全体あるいはその一部に旋条を備えていてもよい。この旋条は、直径が増大するチャネルの一部分の壁の表面に設けることができる。旋条は、吸引ポンプと共に使用された際に、渦を発生させるのを助ける。
あるいは、本プローブは、チャネルの壁の表面に対してその長さの少なくとも一部に沿って取り付けられた、一つ、二つあるいはそれより多くの、好ましくは三つの螺旋ワイヤを備えることができる。好ましくは、螺旋ワイヤは互いに別体である。好ましくは、螺旋ワイヤは、最も好ましくはプローブの長手方向軸線に対して30°の角度をなして、チャネルの周面のまわりに等間隔で配置される。螺旋ワイヤの使用は、プローブが非常に小さく、プローブのチャネルに正確に螺旋状の溝を切るのがあるいは十分な深さの旋条を形成するのが容易ではないであろうときに有益となりうる。
好ましくは、上記ワイヤはステンレススチールあるいはチタニウム製であり、しかもスパイラルはプローブのチャネルの壁に融着させることが可能である。これに代えて、螺旋ワイヤは、単一の工程で形成することもでき、たとえば、それらはプローブと共に射出成形することができる。スパイラルおよびプローブは、好ましくは、同じ素材から形成される。
これに代えて、プローブのチャネルの壁の表面は、一つ、二つあるいはそれ以上の、好ましくは三つの、その長さの少なくとも一部に沿った凹状(窪み)スパイラルを備えていてもよい。好ましくはスパイラルは互いに別体である。好ましくは、スパイラルは、チャネルの周面のまわりに等間隔で、最も好ましくはプローブの長手方向軸線に対して30°の角度をなして配置される。
さらなる代替例に関して、プローブは、チャネルの壁の表面に対してその長さの少なくとも一部に沿って取り付けられた、適当な素材からなる一つ、二つあるいはそれより多くの、好ましくは三つのスパイラルを備えることができる。好ましくは、素材のスパイラルは互いに別体である。好ましくは、素材のスパイラルは、最も好ましくはプローブの長手方向軸線に対して30°の角度をなして、チャネルの周面のまわりに等間隔で配置される。好ましくは、素材はチタニウムであり、かつスパイラルは適当な接着剤を用いてチャネルの壁に対して接着することができ、あるいはこれに代えて、たとえば誘導あるいは電流加熱を利用することでプローブのチャネルの壁に対して融着させることができる。
あるいは、素材のスパイラルは、三次元プリンティングによって、チャネルの壁に形成できる。三次元プリンティングに用いられる素材は、好ましくは、プリンティング処理および人体内での使用に適した素材、たとえば適当な高分子素材である。この実施形態では、プローブは適当な素材からなるシートから製造できるが、このシートの上には、プローブがシート材から形成される前に、三次元プリンティングによってスパイラルを形成することができる。
プローブが、チャネルの壁の全体または一部に、旋条、ワイヤスパイラルあるいは素材のスパイラルを備える場合、この旋条、ワイヤスパイラルあるいは素材のスパイラルは、好ましくは、プローブの長手方向軸線に対して20ないし35°で、最も好ましくは30°で配置される。
スパイラルあるいは旋条を設けることに対するさらなる代替例として、あるいはそれに加えて、プローブは、チャネルに沿って延在する長尺なバーを備えることが、そしてその長さの少なくとも一部のまわりに設けられた一つ、二つあるいはそれより多くの螺旋ワイヤを備えることができる。好ましくは、螺旋ワイヤは互いに別体である。好ましくはワイヤスパイラルは、バーの長手方向軸線に対して最も好ましくは30°の角度で、長尺なバーの周面のまわりに等間隔で配置される。
あるいは、長尺なバーはネジ付きバーであってもよい。
長尺なバーは、好ましくは、プローブのチャネル内に取り付けられ、この結果、このバーの周りに流路が形成され、これによって使用時に渦が発生する。最も好ましい実施形態では、バーの螺旋ワイヤあるいはネジはチャネルの壁に当接し、そして押し込み嵌合あるいはたとえば溶接のような適当な融着手法によってバーを適所において保持する。長尺なバーは、これに代えて、プローブと一体で鋳造あるいは成形(モールド)されてもよい。
渦を形成するための他の代替的手法は、直線的な流体、すなわち血液の流れに不規則性を導入することである。これは、プローブの第1の端部における開口部の一部と交差するバーを設けることによって実現できる。このバーは、好ましくは、開口部の直径の少なくとも40%の長さを有し、かつ開口部の縁部のある部分から開口部の縁部の別の部分まで延在する。好ましくは、当該バーは開口部の直径にわたって延在する。当該バーはいかなる適当な断面であってもよく、たとえば、それは「V」字形状プロファイル、正方形、半円形あるいは三角形断面を有していてもよく、あるいはそれはネジ付きバーであってもよい。
このように、直線的な流れに不規則性を持ち込むことによって、二つの対向する渦が形成される。
プローブには、その第1の端部のまわり渦を発生させるための一つの手段を単独で設けることができ、あるいは渦を発生させるための別な手段と組み合わせて設けることができる。プローブは可動部を持たないであろう。
プローブの第2の端部はチャネルのまわりで、この第2の端部から延在するカラーを備えていてもよい。このカラーは接続手段と嵌め込み係合状態となるようなサイズおよび形状とすることができる。カラーは、接続手段の対応する表面上のネジあるいは孔に対応するための、ネジあるいは突起のようなロッキング手段を備えていてもよい。カラーを設けることによって、プローブ先端と接続手段とが確実に「同一平面をなす」ようにすることができる(これは患者へのダメージの可能性を低減させかつ接続部の強度を向上させる)。
好ましくは、プローブはポンプに対して取り外し可能に接続される。
プローブは、人体の中にあるときに、それを追跡することを可能とするのに適した素材から製造される必要がある。たとえば、理想を言えば、プローブはX線および血管造影装置によって認識可能であるべきである。あるいは、プローブは、磁気共鳴血管造影によって認識可能であるべきである。
プローブは、プラスチックあるいはフレキシブル素材(たとえばポリプロピレン)、あるいは金属(たとえばステンレススチール、チタニウム、アルミニウム、陽極処理アルミニウム)などの好適な素材から製造可能である。プローブを、プラスチック素材あるいはフレキシブルな素材(たとえばポリエーテル‐ポリアミド、コポリマー/ポリエーテルブロックアミド(PEBAX)、ポリプロピレンあるいはテフロン(登録商標))から形成することも可能である。プローブはまたセラミックから形成できる。プローブが金属から形成されない場合、それは金属部分を備えていてもよい。
金属部分によって、血管造影処置の間、プローブをX線によって認識することが可能となり、したがって金属部分は、金属ストリップまたはリング、たとえば1mmの幅および0.35mmの厚みを有するステンレススチール製バンドの存在によって提供可能である。金属リングあるいはストリップは、好ましくは、プローブの全体または一部を取り囲むように、より好ましくはプローブの外面を取り囲むように延在する。
代替実施形態においては、金属ストリップあるいはリングは、チャネルのまわりでプローブの第2の端部から延在するカラー全体またはその一部のまわりで、さらに好ましくはカラー全体またはその一部の外面のまわりで延在するよう設けることが可能である。
上記実施形態のいずれかにおいて、上記ストリップまたはリングは、窪んだスロットあるいは溝内に設けることができる。
上記金属部分は、これに代えて、プローブを形成するための、金属を含有するかあるいは金属が充填されたプラスチックあるいは高分子材料を用いることで設けることができる。
上記金属部分は、プローブを貫通するチャネルの全体あるいはその一部に沿って延在するライニング、たとえばプローブの第1の開口部と第2の開口部との間に延在するチャネルに対するステンレススチール製あるいはチタニウム製ライニングであってもよい。そうしたライニングはプローブを貫通するチャネルの壁を形成し、したがって渦を形成するために存在する旋条あるいはスパイラルを担持することになるであろう。
磁気共鳴血管造影法と共に使用するために、本プローブは、非磁性素材、たとえばアルミニウムから形成されるべきである。
本プローブは使い捨て可能であっても、あるいは殺菌消毒可能であってもよい。
本プローブは、その内部でそれが使用される血管によって決まる、いかなる適当なサイズであってもよい。本プローブは、7ないし40mmの長さを、好ましくは10ないし25mmの長さを、さらに好ましくは13ないし20mmの長さを有することができ、最も好ましくは、プローブの長さは15mmである。こうした長さのプローブは、信頼性の高い渦を形成するのを助ける。
本プローブの第1および第2の開口部間のチャネルの直径は、好ましくは0.2ないし7mm、さらに好ましくは0.5ないし5.5mmである。たとえば、中大脳動脈に関しては、チャネルの直径は0.5ないし2.2mmであってもよく、好ましくは1.8mmであってもよい。頸動脈のような小動脈に関しては、チャネルの直径は1.8ないし3mmであってもよく、好ましくは2.7mmであってもよい。そして大動脈のような主要な動脈に関しては、チャネルの直径は2ないし7mmであってもよく、より好ましくは3ないし7mmであってもよく、最も好ましくは5mmであってもよい。この場合、チャネルの直径は直径拡大部分を考慮に入れない。
プローブの壁の厚みは、プローブに対して構造的完全性を付与するのに十分なものであり、しかもプローブが使用され吸引力が加えられた際に変形を抑えるのに十分なものであるべきである。プローブの壁の厚みは、好ましくは1mmまでであり、より好ましくは0.15ないし0.25mmである。
本プローブは、その外面から延在する、一つ以上の突起(あるいはフィン)を備えていてもよく、この突起は、プローブ使用時に血管(特に薄い壁を有する静脈)の壁を支持することができ、しかもプローブの周りを血液が流れ続けることを可能とし得る。当該あるいは各突起は、好ましくは、プローブの長さ全体あるいはその一部に沿って延在する。
本プローブは、体のさまざまな部位において使用するために、さまざまなサイズで提供されることになる。大動脈のような主要な動脈において使用するための特別大きなプローブに加えて、プローブには三つの一般的なサイズ範囲が存在することになる。
大型のプローブは一般に20ないし30mmの、好ましくは25mmの長さを有するであろう。大型のプローブは、好ましくは、2.5ないし3.5mmの外径を有することになる。最大サイズのプローブの第1の端部における開口部は、好ましくは、第2の端部における開口部よりも大きな直径を有することになる。本プローブの第2の端部と第1の端部との間のチャネルは、好ましくは、それが第2の端部から第1の端部へと延びるにつれて、直径が増大するものとなるか、あるいは直径が増大する部分を有することになる。さらに好ましくは、チャネルは、第1の端部に近接して配置された直径拡大部分を有することになる。チャネルは、好ましくは、第2の端部と直径拡大部分との間に、少なくとも12mmの長さを有するべきである。チャネル壁がその長手方向軸線に対して20ないし40°の、好ましくは30°の角度をなすように直径が増大することが最も好ましい。したがって、チャネルは、直径拡大部分(すなわち円錐台状部分)を付与するために、第2の端部の近傍で開拡している(ラッパ状に広がっている)。
中型のプローブは一般に15mmないし25mmの、好ましくは20mmの長さを有することになる。中型のプローブは、好ましくは、0.8から2.5mm未満までの外径を有することになる。中型のプローブは概して円筒形状であってもよい。
最小サイズのプローブは、一般に、10ないし20mmの、好ましくは15mmの長さを有することになる。最小サイズのプローブは、好ましくは、0.8mm未満の外径を有することになる。最小サイズのプローブに関して、その第1および第2の開口部間のチャネルの直径は、好ましくは、0.2ないし0.6mmである。最小サイズのプローブは概して円筒形状であってもよい。
渦を生成するための上記手段のいずれかは、三つのサイズのプローブと共に、単独であるいは組み合わせて使用できる。だが、最小サイズのプローブに関しては、プローブの第1の端部における開口部の一部を横切るバーを設けることあるいは上述したような長尺なバーの使用が最も有益であろう。一方、中型および大型のプローブに関しては、螺旋ワイヤ、凹状スパイラルあるいは旋条を利用するのがより適切であろう。
第2の態様によれば、本発明は、本発明の第1の態様に基づくプローブと、吸引ポンプとを具備してなる、血管から血餅を除去するためのデバイスを提供するが、ここでプローブは、吸引ポンプとプローブの第2の端部との間に延在する接続手段によって吸引ポンプに接続される。
プローブの第2の端部は、チャネルのまわりでこの第2の端部から延在するカラーを備えていてもよく、当該カラーは接続手段と嵌め込み係合状態となるようなサイズおよび形状とされてもよい。カラーは、接続手段の対応する表面のネジあるいは孔に対応するネジあるいは突起のようなロッキング手段を備えていてもよい。カラーを設けることで、プローブ先端と接続手段とが「同一平面をなす」ようにすることができるが、これは患者へのダメージの可能性を低減させかつ接続部の強度を向上させる。これは、カラーが接続手段とプローブとの間の係合部分の雄あるいは雌部分のいずれかを形成する場合に見出される。
ポンプは、いかなる適当な形式の吸引ポンプであってもよい(たとえば真空ポンプあるいは蠕動(peristaltic)ポンプ)。吸引ポンプはフィルターを備えていてもよい。
吸引ポンプは、好ましくは、適当な制御手段を備える。吸引ポンプによって加えられる圧力は、好ましくは制御されかつ監視される。圧力は、使用中の圧力および圧力変化の連続監視の結果として調整あるいは遮断可能である。これによって、過剰な量の血液が、患者から取り出されるのが阻止される。概ね180mlまでの血液を患者から安全に取り出すことができるが、本発明は、患者から40ないし60ml以下の血液を取り出すことを目的としている。
本デバイスは、好ましくは、回収容器と、この回収容器内への血餅の吸引を監視するための手段とを備える。回収容器内に血餅が回収されたとき、制御手段は、好ましくは、吸引ポンプからの圧力を低下させるかあるいは遮断する。回収容器内への血餅の吸引を監視するための手段は、回収容器と関係付けられてもよい。あるいは、回収容器内への血餅の吸引を監視するための手段は、接続手段と関係付けられた流量計を備えていてもよい。この流量計は磁気流量計であってもよい。
吸引ポンプによって加えられる吸引圧力は、渦を発生させる血流速度を生み出すのに十分なものでなければならない。適切な圧力は10ないし35mmHg、より好ましくは15ないし28mmHgである。
本発明の第3の態様によれば、血管からの血餅の除去に関する、本発明の第2の態様に基づくデバイスの使用法が提供されるが、当該方法は、
プローブの第2の端部と吸引ポンプとの間に接続手段を取り付けるステップと、
血管内にプローブを挿入するステップと、
血餅から適切な距離をおいてプローブを位置させるステップと、
プローブを経て吸引ポンプからの吸引力を作用させ、血餅を血管からプローブ内へと移動させるためにプローブの第1の端部に渦の形態の剪断力を発生させるステップと、
血管からプローブを取り出すステップとを具備してなる。
プローブは、好ましくは、渦の発生を可能とするのにちょうど十分なだけ血餅から離れて配置されるが、適切な距離は5mmまでであり、好ましくは3ないし5mmである。
血液に適切な速度を、したがって渦を発生させるためにポンプ(これは好ましくは真空ポンプである)によって加えられる好ましい吸引圧力は、10ないし35mmHg、より好ましくは15ないし28mmHgである。
その中にプローブが挿入される血管は、好ましくは、大腿動脈あるいは頚動脈のような動脈である。
たとえば動脈瘤の切除あるいは血管造影法(これは染料を用いた動脈内の異常の探索である)において、カテーテルのような器具を動脈内に挿入することが知られており、そして血餅の位置を突き止め、そしてプローブを挿入するために、類似の手法が本発明において使用されるであろう。
プローブが患者から取り出される間に血餅をプローブ内に残してもよく、これによってプローブが閉塞されるようになり、したがって血液の無用な損失が抑止される。
血餅がプローブを経て吸い取られて回収容器内に入ったならば、回収容器内への血餅の吸引を監視するための手段は好ましくはポンプ吸引力を遮断し、再び無用な血液の損失を最小限に抑える。
好ましくは、本方法はさらに、プローブを患者に挿入する前に、血栓塞栓性発作が発生したかどうかを特定するための血管造影図の利用を含む。
好ましくは、プローブの位置は血管造影処置の間にX線を用いて、あるいは磁気共鳴血管造影法を用いて追跡される。
生成される渦はプローブチップのチャネルの長手方向軸線に対して直交していてもよく、あるいはプローブのチャネルの長手方向軸線と平行であっても、あるいはそれと同軸をなしていてもよい(変形VonKarman渦)。
本発明に係るデバイスおよび方法は、発作にみまわれた患者を治療するのに使用できるが、治療は、素早く、しかもCTスキャンのために待機することを要さずに実施することが可能である。
発作患者が現れるや否や、患者には発作の性質を特定するために血管造影術が施され、そして血栓塞栓性発作であると分かった場合、本発明に係るデバイスおよび方法は、広範なダメージが生じる前に、血餅を取り除くために直ちに利用することができる。血管造影術は熟練していない医療スタッフによって迅速かつコストをかけずに行うことができ、したがって診断を素早く実施でき、これによって8時間未満の時間内に患者を治療することができ、これによって、それが死滅する前にペナンブラ領域における細胞を救うことによって脳への広範囲なダメージが最小限に抑えられる。
本発明に係るデバイスおよび方法はまた、血餅が患者に問題を引き起こし始める前に、患者から血餅を除去するために使用でき、したがって発作が生じる可能性を低減するのに役立つであろう。
以下、図面を参照して、本発明に係るデバイスについて、さらに詳しく説明する。
図1aはプローブ1を示すが、当該プローブ1は、フレキシブルチューブ3の自由端内に挿入されたステンレススチール製ライニング2の形態であり、フレキシブルチューブ3は、好適な吸引ポンプに対して接続するのに好適な長さを有しかつ適切な素材からなるものである。ライニング2は第1の端部4および第2の端部5を有する。チャネル6は第2の端部5から第1の端部4へとプローブを貫通して延びている。チャネル6は、それが第2の端部5から第1の端部4へと延びる途中に開拡部7を備えている。第1の端部4においてチャネル6の端部を形成している開口部は、第2の端部5においてチャネル6の端部を形成している開口部よりも大きな直径を有する。
開拡部7は、好ましくは、チャネル6の長手方向軸線に対して30°の角度をなしてラッパ状に広がる。
第2の端部5と開拡部7との間に、チャネル6の表面は、渦を形成するための手段8を備えるが、これは、その上に配置された三つの螺旋ワイヤ8a,8b,8cを具備してなる。ワイヤは、図1bから最もよく分かるように、チャネル6の周面のまわりに等間隔で配置されている。螺旋ワイヤは好ましくはチタニウム製であり、かつチャネル6の表面に対して融着される。螺旋ワイヤは、渦を発生させるのに十分な血流の不規則性を生み出す。
使用すべきプローブのサイズの選択は、外科医などの熟練オペレーターに任され、しかも血餅の位置およびそのサイズによって決定される。
図示するプローブ1は頚動脈から血餅を回収するのに使用可能なサイズおよび形状を有するものであり、したがって20ないし25mmの長さ、および2.5ないし3.5mmの外径(フレキシブルチューブ3を含む)を有する。チャネル6の直径は1.8ないし3.0mmであり、かつ第1の端部4から、開拡部7の基点となるチャネル4内のポイントまでの距離は4ないし5mmである。
図2aにはプローブ10を示すが、これはステンレススチール製筒状部材20の形態である。チューブ20は第1の端部40および第2の端部50を有する。チャネル60は、第2の端部50から第1の端部40までプローブを貫通している。
チャネル60の表面には渦を発生させるための手段80が備わるが、これは、その内部に配置された三つの刻設スパイラル80a,80b,80cを具備してなる。スパイラルは、図2bから最もよく分かるように、チャネル60の周面のまわりに等間隔で配置されている。スパイラルは、製造プロセス時、チャネル60の表面に刻設される。スパイラルは、渦を発生させるのに十分な、血流の不規則性を生み出す。
プローブ10の第2の端部50は、そこから延在すると共にチャネル60の周面のまわりで延在するカラー90を備える。カラー90は、吸引ポンプ(図示せず)に対してプローブ10を接続するための接続手段99に対して接続されるサイズとなっている。接続手段99は嵌め込み係合状態でプローブ10のカラー90内に収容され、しかもカラー90は接続手段99と同一平面をなすような形状となっている。
使用すべきプローブのサイズの選択は、外科医などの熟練オペレーターに任され、しかも血餅の位置およびそのサイズによって決定される。
図示するプローブ10は中大脳動脈から血餅を回収するのに使用可能なサイズおよび形状を有するものであり、したがって18ないし20mmの長さ、および0.8ないし2.5mmの外径を有する。チャネル60の直径は0.5ないし2.2mmである。
図3aにはプローブ100を示すが、これはステンレススチール製筒状部材200の形態である。チューブ200は第1の端部400および第2の端部500を有する。チャネル600は、第2の端部500から第1の端部400までプローブを貫通している。
チャネル600の表面には渦を発生させるための手段800が備わるが、これは、図3bから最もよく分かるように、その直径にわたる障害物820を具備してなる。障害物820はV字形バーであり、これは、使用時、直線状の流れに不規則性を導入し、二つの対向する渦を形成する。バー820はステンレススチールから形成され、筒状部材200と一体化であってもあるいはそれに対して融着されてもよい。この構造にあっては、血餅は、プローブを取り出すとき、プローブ内に保持されるよりも回収容器内に吸い込まれることがさらに見込まれる。
プローブ100の第2の端部500は、そこから延在すると共にチャネル600の周面のまわりで延在するカラー900を備える。カラー900は、吸引ポンプ(図示せず)に対してプローブ100を接続するための接続手段990に対して接続されるサイズとなっている。カラー900は嵌め込み係合状態で接続手段990内に収容され、しかもカラー90はプローブ100の外面が接続手段990の外面と同一平面をなすように形成されている。
使用すべきプローブのサイズの選択は、外科医などの熟練オペレーターに任され、しかも血餅の位置およびそのサイズによって決定される。
図示するプローブ100は中大脳動脈の頂端付近から血餅を回収するのに使用可能なサイズおよび形状を有するものであり、したがって18ないし20mmの長さ、および0.8mm未満の外径を有する。チャネル600の直径は0.6mm未満である。
図4にはプローブ110を示すが、これはステンレススチール製筒状部材210の形態である。チューブ210は第1の端部410および第2の端部510を有する。チャネル610は、第2の端部510から第1の端部410までチューブを貫通している。
チャネル610には渦を発生させるための手段810が備わるが、これは、チャネル610の中心に沿って長手方向に延在する障害物810を具備してなる。障害物810は、その上に配置された三つの螺旋ワイヤ811a,811b,811cを有する長尺なバー811である。当該ワイヤはバー811の外周のまわりに等間隔に配置されており、そして使用時には、直線状の流れに不規則性を導入し、渦を発生させる。バー811はステンレススチールから形成され、ワイヤはバー811と一体化であってもあるいはそれに対して融着されてもよい。バーは、動かすことができないようにチャネル610内に固定される。
プローブ110の第2の端部510は、そこから延在すると共にチャネル610の周面のまわりで延在するカラー(図示せず)を備える。カラーは、上記実施形態のいずれか一つに関して説明したような吸引ポンプ(図示せず)に対してプローブ100を接続するための接続手段(図示せず)に対して接続されるサイズとなっている。カラーは嵌め込み係合状態で接続手段内に収容される。
図1ないし図4のいずれかに図示したようなプローブ1を具備してなるデバイスの使用法について、図5を参照して大まかに説明する。
使用時、プローブ1,10,100,110は、接続手段13の一端13aにプローブのカラーを嵌め込むことによって、部材間の嵌め込み係合によって、長尺な接続手段13(これは標準的な直径のフレキシブルチューブである)の一端に接続される。図1のプローブに関しては、フレキシブルチューブ3は接続手段13に接合可能であり、あるいはこれに代えてフレキシブルチューブ3および接続手段13は同一のものであってもよい。
接続手段13の第2の端部13bは、血液回収容器14に取り付けられる。容器14は200〜350mlの容積を有し、かつ剛体構造を有するものである。
さらに、血液回収容器14に対しては真空ポンプ15が接続されている。当該ポンプは、使用時にポンプによってもたらされる吸引力のレベルを制御するための制御手段(図示せず)を備える。制御手段は、圧力トランスデューサー17を備えていてもよい。
ポンプ15および接続手段13の血液回収容器14に対する接続部は、ポンプが作動しているとき、それが、ポンプ15とプローブ1との間で圧力損失を伴わずに回収容器14および接続手段13を経てプローブに作用することが確実なものとなるようシールされている。
本デバイスはまた、プローブを経て容器内に流れ込む血液の量を監視するための手段18を備える。容器内に流れ込む血液の量を監視するための手段18は、接続手段13を通過する血液の流量を監視する磁気流量計であり、接続手段の直径は周知であるから、患者から取り出された血液の量を計算することは可能である。概ね180mlまでの血液を患者から安全に取り出すことができる。
上記デバイスはまたソレノイドバルブ16を備えるが、これは、血餅が除去されるか、あるいは十分な血液が取り出されたとき、制御手段の働きによって接続手段13を閉塞する。
オンテーブル(on table)血管造影図を用いて、患者が血栓塞栓性発作にみまわれたことが確認され、そして血餅の位置が血管造影図によって特定されると、その保護プラスチック被覆を備えたガイドワイヤが適当な動脈内に挿入される。このガイドワイヤは血餅から3ないし5mmのところに位置させられる。プローブおよび接続手段は、一般的なカテーテル技術を用いて、ガイドワイヤを介して動脈内へと挿入される。プローブ位置はX線あるいは血管造影図を用いて監視され、そしてプローブは、血餅に到達するまで患者の血液循環系に沿って移動させられる。プローブは血餅の近傍に、ただしそれに接触しないよう(血餅から3ないし5mmのところに)配置され、そして空気塞栓を阻止するために生理食塩水または体液と適合する何らかの流体が充填される。
真空ポンプが続いて作動させられ、そして圧力トランスデューサーは、その運転圧力を調整する。制御手段はポンプからの圧力を監視し、そして一定圧力を維持するために調整が必要な場合にポンプにフィードバックする。
制御手段はまた、180mlを超える血液が血液回収容器内に回収されたならば、ソレノイドバルブを用いてポンプを停止させるように設定可能である。
この結果、プローブの第1の端部のまわりに渦が形成される。血餅は血管壁から除去され、プローブ内に吸い込まれるが、この場合、それは、プローブが取り出される間、吸引力を受けて保持された状態で残留するか、あるいはそれはプローブを経て回収容器内に入る。監視手段は、その際、血餅の捕獲に注目し、そしてプローブが患者から取り出される前にソレノイドバルブによってポンプを停止させる。
患者は続いて、カテーテルプロセスのための通常のアフターケア処置を受け、そして発作によって引き起こされた長期ダメージのために発作患者として監視される。
本発明の一実施形態によるプローブを通る断面を示す図である。 図1aのプローブの端面を示す図である。 本発明の第2実施形態に基づくプローブを通る断面を示す図である。 図2aのプローブの端面を示す図である。 本発明の第3実施形態に基づくプローブを通る断面を示す図である。 図3aのプローブの端面を示す図である。 本発明の第4実施形態に基づくプローブの拡大図である。 図1ないし図4のいずれかのプローブを含むデバイスの全体概略図である。
符号の説明
1 プローブ
2 ライニング
3 フレキシブルチューブ
4 第1の端部
5 第2の端部
6 チャネル
7 開拡部
8 渦を形成するための手段
8a,8b,8c 螺旋ワイヤ
10 プローブ
13 接続手段
14 血液回収容器
15 真空ポンプ
16 ソレノイドバルブ
17 圧力トランスデューサー
18 容器内に流れ込む血液の量を監視するための手段
20 チューブ
40 第1の端部
50 第2の端部
60 チャネル
80 渦を発生させるための手段
80a,80b,80c 刻設スパイラル
90 カラー
99 接続手段
100,110 プローブ
200,210 チューブ
400,410 第1の端部
500,510 第2の端部
600,610 チャネル
800,810 渦を発生させるための手段
810 障害物
811 バー
811a,811b,811c 螺旋ワイヤ
820 障害物
900 カラー
990 接続手段

Claims (75)

  1. 血液循環系の一部から血餅を除去するのに使用するためのプローブであって、
    プローブは第1の端部および第2の端部を有し、前記端部のそれぞれはその内部に開口部を備えると共に、前記第2の端部の前記開口部は、使用時、接続手段によって吸引ポンプに接続されるよう構成されており、チャネルがプローブの前記第2の端部における前記開口部から前記第1の端部における前記開口部まで延びており、プローブは可動部分を持たず、かつ、使用時、プローブの第1の端部のまわりに渦の形態の剪断力を発生させるのに適した形状を有していることを特徴とするプローブ。
  2. 略円筒形状であることを特徴とする請求項1に記載のプローブ。
  3. 前記第1の端部における前記開口部は、前記第2の端部における前記開口部よりも大きな直径を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプローブ。
  4. プローブの前記第2の端部と前記第1の端部との間の前記チャネルは、それが前記第2の端部から前記第1の端部へと延びるにつれて、直径が増大するかあるいは直径が増大する部分を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のプローブ。
  5. 前記チャネルは、前記第1の端部に近接配置された直径拡大部分を有することを特徴とする請求項4に記載のプローブ。
  6. 前記直径は、前記チャネルの前記壁が前記チャネルの前記長手方向軸線に対して20ないし40°の角度をなすように増大していることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のプローブ。
  7. 前記直径は、前記チャネルの前記壁が前記チャネルの前記長手方向軸線に対して30°の角度をなすように増大していることを特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれか1項に記載のプローブ。
  8. 前記チャネルの前記壁の全体あるいは一部に旋条を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のプローブ。
  9. 前記チャネルの前記壁の表面に対して、その長さの少なくとも一部に沿って取り付けられた1本以上の螺旋ワイヤを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のプローブ。
  10. 前記チャネルの前記壁の表面に対して、その長さの少なくとも一部に沿って取り付けられた3本の螺旋ワイヤを備えることを特徴とする請求項9に記載のプローブ。
  11. 前記螺旋ワイヤは互いに別体であることを特徴とする請求項9または請求項10に記載のプローブ。
  12. 前記螺旋ワイヤは前記チャネルの周面のまわりに等間隔に配置されていることを特徴とする請求項9ないし請求項11のいずれか1項に記載のプローブ。
  13. 前記螺旋ワイヤは、プローブの前記長手方向軸線に対して30°の角度をなして、前記チャネルの周面のまわりに等間隔に配置されていることを特徴とする請求項12に記載のプローブ。
  14. 前記ワイヤはステンレススチールまたはチタニウム製であり、かつ前記スパイラルはプローブの前記チャネルの前記壁に対して融着されていることを特徴とする請求項9ないし請求項13のいずれか1項に記載のプローブ。
  15. 前記螺旋ワイヤは、プローブと共に射出成形されたものであることを特徴とする請求項9ないし請求項13のいずれか1項に記載のプローブ。
  16. 前記チャネルの前記壁の表面は、その長さの少なくとも一部に沿って、一つ以上の凹状スパイラルを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のプローブ。
  17. 前記チャネルの前記壁の表面は、その長さの少なくとも一部に沿って、三つの凹状スパイラルを備えることを特徴とする請求項16に記載のプローブ。
  18. 前記スパイラルは互いに別体であることを特徴とする請求項16または請求項17に記載のプローブ。
  19. 前記スパイラルは前記チャネルの周面のまわりに等間隔で配置されていることを特徴とする請求項18に記載のプローブ。
  20. 前記スパイラルは、プローブの前記長手方向軸線に対して30°の角度をなして、前記チャネルの周面のまわりに等間隔で配置されていることを特徴とする請求項19に記載のプローブ。
  21. 前記チャネルに沿って延在する長尺バーを備えると共に、その長さの少なくとも一部のまわりに取り付けられた1本以上の螺旋ワイヤを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のプローブ。
  22. 前記螺旋ワイヤは互いに別体であることを特徴とする請求項21に記載のプローブ。
  23. 前記螺旋ワイヤは、前記長尺バーの周面のまわりに等間隔で配置されていることを特徴とする請求項22に記載のプローブ。
  24. 前記螺旋ワイヤは、前記バーの長手方向軸線に対して、30°の角度をなして、前記チャネルの周面のまわりに等間隔で配置されていることを特徴とする請求項23に記載のプローブ。
  25. 前記チャネルに沿って延在する長尺バーを備え、この長尺バーはネジ付きバーであることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のプローブ。
  26. 前記長尺バーは、このバーのまわりに流路が形成されて渦が発生するように、プローブの前記チャネル内に取り付けられていることを特徴とする請求項21ないし請求項25のいずれか1項に記載のプローブ。
  27. 前記螺旋ワイヤは、前記チャネルの前記壁に当接すると共に、押し込み嵌合によってあるいは溶接などの適当な融着方法のいずれかによって、前記バーを適所において保持するようになっていることを特徴とする請求項21ないし請求項24のいずれか1項に記載のプローブ。
  28. 前記バーの前記ネジは、前記チャネルの前記壁に当接すると共に、押し込み嵌合によってあるいは溶接などの適当な融着方法のいずれかによって、前記バーを適所において保持するようになっていることを特徴とする請求項25に記載のプローブ。
  29. 前記長尺バーは、プローブと一体的に鋳造あるいは成形されることを特徴とする請求項21ないし請求項28のいずれか1項に記載のプローブ。
  30. バーが、プローブの前記第1の端部における前記開口部の一部と交差した状態で設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のプローブ。
  31. 前記バーは、前記開口部の直径の少なくとも40%の長さを有し、かつ前記開口部の縁部の一部分から前記開口部の前記縁部の別な部分へと延在していることを特徴とする請求項30に記載のプローブ。
  32. 前記バーは前記開口部の直径にわたって延在していることを特徴とする請求項31に記載のプローブ。
  33. 前記バーは、「V」字形プロファイル、あるいは正方形状、半円形状あるいは三角形状断面を有することを特徴とする請求項30ないし請求項32のいずれか1項に記載のプローブ。
  34. 前記バーはネジ付きバーであることを特徴とする請求項30ないし請求項32のいずれか1項に記載のプローブ。
  35. 前記第2の端部は、前記チャネルのまわりの前記第2の端部から延在するカラーを具備してなることを特徴とする請求項1ないし請求項34のいずれか1項に記載のプローブ。
  36. 接続手段によって、吸引ポンプに対して取り外し可能に接続されていることを特徴とする請求項1ないし請求項35のいずれか1項に記載のプローブ。
  37. 前記カラーは、前記接続手段の対応する部分に対応するためのロッキング手段を具備してなることを特徴とする請求項36に記載のプローブ。
  38. ポリプロピレン、ポリエーテル‐ポリアミド、コポリマー/ポリエーテルブロックアミド(PEBAX)、テフロン(登録商標)、ステンレススチール、チタニウム、アルミニウム、陽極処理アルミニウムあるいはセラミックからなることを特徴とする請求項1ないし請求項37のいずれか1項に記載のプローブ。
  39. プローブの前記第1および第2の開口部間に延在する前記チャネルに対する適当な金属ライニングを有するプラスチック材からなることを特徴とする請求項1ないし請求項38のいずれか1項に記載のプローブ。
  40. 使い捨て可能であることを特徴とする請求項1ないし請求項39のいずれか1項に記載のプローブ。
  41. X線および血管造影装置によって認識可能であることを特徴とする請求項1ないし請求項40のいずれか1項に記載のプローブ。
  42. 7ないし40mmの長さを有することを特徴とする請求項1ないし請求項41のいずれか1項に記載のプローブ。
  43. 10ないし25mmの長さを有することを特徴とする請求項1ないし請求項42のいずれか1項に記載のプローブ。
  44. 13ないし20mmの長さを有することを特徴とする請求項1ないし請求項43のいずれか1項に記載のプローブ。
  45. 15mmの長さを有することを特徴とする請求項1ないし請求項44のいずれか1項に記載のプローブ。
  46. プローブの前記第1および第2の開口部間の前記チャネルの直径は0.2ないし7mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項45のいずれか1項に記載のプローブ。
  47. プローブの前記第1および第2の開口部間の前記チャネルの直径は0.5ないし5.5mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項46のいずれか1項に記載のプローブ。
  48. プローブの前記チャネルの前記壁の厚みは1mmまでであることを特徴とする請求項1ないし請求項47のいずれか1項に記載のプローブ。
  49. プローブの前記チャネルの前記壁の厚みは0.15ないし0.25mmまでであることを特徴とする請求項1ないし請求項48のいずれか1項に記載のプローブ。
  50. その外面から延在する一つ以上の突起またはフィンを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項49のいずれか1項に記載のプローブ。
  51. 前記あるいは各突起は、プローブの長さ全体あるいはその一部に沿って延在していることを特徴とする請求項50に記載のプローブ。
  52. 請求項1ないし請求項51のいずれか1項に記載のプローブと、吸引ポンプとを具備してなる、血管から血餅を除去するためのデバイスであって、
    前記プローブは、前記吸引ポンプとプローブの前記第2の端部との間に延在する接続手段を介して、前記吸引ポンプに接続されていることを特徴とするデバイス。
  53. プローブの前記第2の端部は前記チャネルのまわりで前記第2の端部から延在するカラーを備え、前記カラーは前記接続手段と嵌め込み係合状態となるようなサイズならびに形状とされており、かつ前記接続手段の対応する表面に対応するためのロッキング手段を具備してなることを特徴とする請求項52に記載のデバイス。
  54. 前記吸引ポンプは真空ポンプまたは蠕動ポンプであることを特徴とする請求項52または請求項53に記載のデバイス。
  55. 前記吸引ポンプはフィルターを備えることを特徴とする請求項52ないし請求項54のいずれか1項に記載のデバイス。
  56. 前記吸引ポンプは適切な制御手段を備えることを特徴とする請求項52ないし請求項55のいずれか1項に記載のデバイス。
  57. 前記吸引ポンプによって加えられる圧力は制御されかつ監視されるようになっていることを特徴とする請求項52ないし請求項56のいずれか1項に記載のデバイス。
  58. 回収容器と、この回収容器内への血餅の吸引を監視するための手段と、を備えることを特徴とする請求項52ないし請求項57のいずれか1項に記載のデバイス。
  59. 前記回収容器内への血餅の吸引を監視するための前記手段は、前記回収容器と関係付けられていることを特徴とする請求項58に記載のデバイス。
  60. 前記回収容器内への血餅の吸引を監視するための前記手段は、前記接続手段と関係付けられた流量計を具備してなることを特徴とする請求項58に記載のデバイス。
  61. 前記流量計は磁気流量計であることを特徴とする請求項60に記載のデバイス。
  62. 前記吸引ポンプによって加えられる吸引圧力は10ないし35mmHgであることを特徴とする請求項52ないし請求項61のいずれか1項に記載のデバイス。
  63. 前記吸引ポンプによって加えられる吸引圧力は15ないし28mmHgであることを特徴とする請求項52ないし請求項62のいずれか1項に記載のデバイス。
  64. 血管からの血餅の除去に関する、請求項52ないし請求項63のいずれか1項に記載のデバイスの使用法であって、
    プローブの第2の端部と吸引ポンプとの間に接続手段を取り付けるステップと、
    前記血管内に前記プローブを挿入するステップと、
    血餅から適切な距離を置いて前記プローブを位置させるステップと、
    前記プローブを経て前記吸引ポンプからの吸引力を作用させ、血餅を血管から前記プローブ内へと移動させるために前記プローブの前記第1の端部に渦の形態の剪断力を発生させるステップと、
    血管から前記プローブを除去するステップと、を具備することを特徴とするデバイスの使用法。
  65. 渦の発生を可能とするのにちょうど十分なだけ血餅から離れて前記プローブを配置することを特徴とする請求項64に記載のデバイスの使用法。
  66. 前記プローブを血餅から5mmまでの距離を置いて位置させることを特徴とする請求項64または請求項65に記載のデバイスの使用法。
  67. 前記プローブを血餅から3ないし5mmの距離を置いて位置させることを特徴とする請求項64ないし請求項66のいずれか1項に記載のデバイスの使用法。
  68. 前記プローブが挿入される前記血管は動脈であることを特徴とする請求項64ないし請求項67のいずれか1項に記載のデバイスの使用法。
  69. 患者から前記プローブを取り出す間、血餅が前記プローブ内に残るようにして前記プローブを閉塞し、この結果、血液の無用な損失を阻止することを特徴とする請求項64ないし請求項68のいずれか1項に記載のデバイスの使用法。
  70. 前記プローブを患者に挿入する前に血栓塞栓性発作が生じたかどうかを特定するために血管造影図を利用するステップをさらに具備することを特徴とする請求項64ないし請求項69のいずれか1項に記載のデバイスの使用法。
  71. 前記プローブの位置を、血管造影図あるいはX線を用いて追跡することを特徴とする請求項64ないし請求項70のいずれか1項に記載のデバイスの使用法。
  72. 血餅が患者に問題を引き起こし始める前に患者から血餅を除去するための、あるいは発作にみまわれた患者を治療するための請求項64ないし請求項71のいずれか1項に記載のデバイスの使用法。
  73. 実質的に明細書においてかつ図1ないし図4を参照して説明したプローブ。
  74. 実質的に明細書においてかつ図5を参照して説明したデバイス。
  75. 実質的に明細書においてかつ図1ないし図5を参照して説明した、血管から血餅の除去に関する、請求項1ないし請求項51のいずれか1項に記載のプローブあるいは請求項52ないし請求項63のいずれか1項に記載のデバイスの使用法。
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