JP2008538982A - ストリング式カッティングバルーン - Google Patents
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- A61M2025/1043—Balloon catheters with special features or adapted for special applications
- A61M2025/1086—Balloon catheters with special features or adapted for special applications having a special balloon surface topography, e.g. pores, protuberances, spikes or grooves
Abstract
血管病変処置用のシステムは、膨張式バルーンと、バルーンの外面に長手方向を向いて係合された少なくとも1つの切断ストリングとを含む。バルーンがその膨脹状態にあるとき、少なくとも1つの切断ストリングとバルーンの外面との間に間隙が形成される。
Description
本発明は、カテーテルまたは同様のデバイスとともに使用するための医療用バルーンに関する。
(本発明の背景)
動脈の閉塞は、狭窄、病巣、狭窄性病変などとも呼ばれ、典型的には動脈内壁上にアテローム斑が形成されることによって引き起こされる。実際、いくつかのそのような狭窄が、一つの動脈内に相接して生じる場合がある。その結果、動脈の部分的または完全な閉塞が起きる場合がある。そのような閉塞に関連した危険が存在することから、狭窄を処置するためにいくつかの方法および手技が開発されてきた。そのような方法の1つは、閉塞した動脈を拡張するために膨張式のバルーンを使用する血管形成術の手法である。典型的な膨張式の血管形成術デバイスは例えば、特許文献1に開示されている。
動脈の閉塞は、狭窄、病巣、狭窄性病変などとも呼ばれ、典型的には動脈内壁上にアテローム斑が形成されることによって引き起こされる。実際、いくつかのそのような狭窄が、一つの動脈内に相接して生じる場合がある。その結果、動脈の部分的または完全な閉塞が起きる場合がある。そのような閉塞に関連した危険が存在することから、狭窄を処置するためにいくつかの方法および手技が開発されてきた。そのような方法の1つは、閉塞した動脈を拡張するために膨張式のバルーンを使用する血管形成術の手法である。典型的な膨張式の血管形成術デバイスは例えば、特許文献1に開示されている。
血管形成バルーンは、狭窄の処置において広く受け入れられている。しかしながら、最近の研究から、狭窄部の拡張処置の効能は、狭窄を引き起こしている物質を最初に、または同時に切開することにより増強されることが示された。従って、拡張処置の際に狭窄を切開するように意図された切断用の刃、すなわちアテロトームを血管形成バルーンに装備する開発がなされてきた。例えば、いずれもその全容が本願に援用される特許文献2〜4には、バルーンの表面上にいくつかのアテロトームが長手方向に装備された膨張式の血管形成バルーンが記載されている。バルーンの膨張に際して、バルーンが狭窄部を拡張するために膨張するとともに、アテロトームは、狭窄物質の表面に一連の長手方向の切り込みを入れる。そのような切り込みの結果、狭窄部はより容易に拡張され、拡張の際に動脈を破損する可能性が低減される。
多くの既存のカッティングバルーン・アセンブリの刃は、特に軸方向における剛性が高い傾向がある。刃が軸方向の剛性の高い構造を有することから、当然、高圧でバルーンを膨張させる際に刃がその下にあるバルーン材料とともに伸びる能力は制限される。その結果、比較的軸方向に剛性の高い刃と、伸長するバルーンとの間の応力は、それらの間にストレスを生じる場合がある。バルーン伸長の影響は、直径の小さなバルーンより直径の大きなバルーンにおいてより明白で、同様にバルーン長がより長い場合はさらに増幅される。
既存の刃はまた、横断方向においても同様に剛性が高い傾向がある。このことは、血管または他の体腔の曲がりくねった領域を通してバルーンを進めるときのバルーンの可撓性を制限するという作用を及ぼす。
米国特許第4,896,669号明細書
米国特許第5,196,024号明細書
米国特許第5,616、149号明細書
米国特許第5,797,935号明細書
上記のことに照らすと、より高い可撓性を有し、より安全なカッティングバルーンを提供することが望ましい。
本願のいずれかで言及されたすべての米国特許および米国特許出願、ならびに他のすべての出版物は、その全体が本願に援用される。
本発明の範囲を限定せずに、請求された本発明実施形態の一部について以下に概要を述べる。概要を示した本発明実施形態のさらなる細部および/または本発明の追加の実施形態は、以下の発明の詳細な説明において見出すことが可能である。
本発明の範囲を限定せずに、請求された本発明実施形態の一部について以下に概要を述べる。概要を示した本発明実施形態のさらなる細部および/または本発明の追加の実施形態は、以下の発明の詳細な説明において見出すことが可能である。
本明細書中の技術的開示内容の簡潔な要約書は、米国特許規則1.72に準拠する目的にのみ提供されるものにすぎない。要約書は、特許請求の範囲の解釈のために使用されることは意図されない。
(発明の概要)
本発明はいくつかの実施形態に関する。少なくとも1つの実施形態では、本発明は、カテーテルまたは同様のデバイスとともに使用するための医療用バルーンに関し、該医療用バルーンには、同バルーンに長手方向の向きに係合された少なくとも1つの切断ストリングまたは複数の切断ストリングが装備されている。該バルーンは、医療用バルーンがその基準の状態にあるときに切断ストリングと医療用バルーンの外面との間に間隙が形成されるように構成される。
本発明はいくつかの実施形態に関する。少なくとも1つの実施形態では、本発明は、カテーテルまたは同様のデバイスとともに使用するための医療用バルーンに関し、該医療用バルーンには、同バルーンに長手方向の向きに係合された少なくとも1つの切断ストリングまたは複数の切断ストリングが装備されている。該バルーンは、医療用バルーンがその基準の状態にあるときに切断ストリングと医療用バルーンの外面との間に間隙が形成されるように構成される。
いくつかの実施形態では、医療用バルーンはその長さに沿って断面の形状および大きさが変化して2つ以上のピーク部が形成されるようになっている。ピーク部とピーク部との間には、断面の外周または形状がピーク部の外周または形状よりも全体的に小さい、周方向トラフ部がある。バルーンがその基準の状態にあるとき、1つ以上の切断ストリングはピーク部に係合し、前記トラフ部によって形成された空間の上方を伸びる。
いくつかの実施形態では、ピーク部およびバルーン全体のうち少なくともいずれか一方は、任意の数の形状、例えば限定するものではないが円形、卵形、長方形、三角形、またはこれらの任意の組合せの形状を有する形態をとりうる断面を有しうる。
少なくとも1つの実施形態では、隣接するピーク部とピーク部との間に空間を形成する、バルーンの周方向トラフ部分もまた、その長手方向の断面および周方向の断面のいずれの点においても任意の数の形状を有する形態をとりうる。
本発明の他の実施形態では、3つ以上のピーク部が提供され、該ピーク部はバルーンに沿って長手方向に一定間隔で配置され、かつその間には相応の周方向トラフ部が配置されていてもよい。切断ストリングは、2以上のピーク部に係合され、1つのピーク部から隣接するピーク部まで伸びているだけでもよいし、あるいは、切断ストリングがバルーンの長さを含む長さまで伸びていてもよい。
少なくとも1つの実施形態では、切断ストリングの、バルーン表面に近接している1つ以上の部分が、接着剤またはその他の装着用材料によってバルーン表面に係合される。接着剤は、金属、ポリマーまたはカーボン系の刃をバルーン材料に固定にするのに好適な任意の接着材料であってよい。他の結合方法、例えば、熱結合、レーザー溶接、RF結合およびホット・ジョー(hot jaw )を使用することも可能であるが、これらに限定はされない。
上述のように、バルーンは、必要に応じて任意の数の切断ストリングを装備可能である。複数の切断ストリングの間隔は、均一であっても不規則であってもよい。
本発明を特徴づけるこれらおよびその他の実施形態は、本願に添付され、本願の一部を形成する特許請求の範囲において具体的に示される。しかしながら、本発明、ならびに本発明の使用により得られる本発明の利点および目的の、よりよい理解のためには、本願の
さらなる一部を形成する図面および添付の記載事項を参照すべきである。図面および添付の記載事項には、本発明の実施形態が例証および説明されている。
本発明を特徴づけるこれらおよびその他の実施形態は、本願に添付され、本願の一部を形成する特許請求の範囲において具体的に示される。しかしながら、本発明、ならびに本発明の使用により得られる本発明の利点および目的の、よりよい理解のためには、本願の
さらなる一部を形成する図面および添付の記載事項を参照すべきである。図面および添付の記載事項には、本発明の実施形態が例証および説明されている。
本発明の詳細な説明について、図面を具体的に参照しながら以降に述べる。
(発明の詳細な説明)
本発明は様々な形式で具体化しうるが、本明細書においては本発明の特定の好ましい実施形態について詳細に説明する。この説明は本発明の原理の例証であり、発明を例証された特定の実施形態に限定するように意図するものではない。
(発明の詳細な説明)
本発明は様々な形式で具体化しうるが、本明細書においては本発明の特定の好ましい実施形態について詳細に説明する。この説明は本発明の原理の例証であり、発明を例証された特定の実施形態に限定するように意図するものではない。
この開示について、図面中の類似の参照数字は、別途記載のないかぎり類似の特徴を示すものとする。
上記のように、本発明は様々な形式で具体化される。少なくとも1つの実施形態(その一例を図1に示す)では、本発明はカッティングバルーン付きカテーテルに関し、該カテーテルの先端部を概して10に示す。この特定の実施形態では、バルーン12がカテーテルシャフト14の先端部に取り付けられている。バルーン12は、基端コーン部13および先端コーン部15、ならびに基端側ウエスト部21および先端側ウエスト部23を有し、また、バルーン12が基準の状態にあるとき、その長さに沿って径方向の断面の形状が変化し、少なくとも2つのピーク部16および18を形成している。ピーク部は、バルーンの一部であって、バルーンが基準の状態にあるとき、該ピーク部の基端側や先端側の部分よりも断面の形状が大きい部分である。ピーク部16、18の径方向の断面の形状は、該ピーク部の間に長手方向に延びるバルーン部分20よりも大きい。
上記のように、本発明は様々な形式で具体化される。少なくとも1つの実施形態(その一例を図1に示す)では、本発明はカッティングバルーン付きカテーテルに関し、該カテーテルの先端部を概して10に示す。この特定の実施形態では、バルーン12がカテーテルシャフト14の先端部に取り付けられている。バルーン12は、基端コーン部13および先端コーン部15、ならびに基端側ウエスト部21および先端側ウエスト部23を有し、また、バルーン12が基準の状態にあるとき、その長さに沿って径方向の断面の形状が変化し、少なくとも2つのピーク部16および18を形成している。ピーク部は、バルーンの一部であって、バルーンが基準の状態にあるとき、該ピーク部の基端側や先端側の部分よりも断面の形状が大きい部分である。ピーク部16、18の径方向の断面の形状は、該ピーク部の間に長手方向に延びるバルーン部分20よりも大きい。
図1に示される特定の実施形態では、ピーク部16、18およびバルーン部分20の径方向の断面の形状は長方形である。しかしながら、本発明において、バルーンの径方向の断面の形状が他の形状の形式をとりうることも企図されているのは当然である。いくつかの実例では、他の形状の形式をとるバルーンが構築されて、十分に加圧された時に丸形となるようになっていてもよい。図面に例証された形状は、バルーンが非膨張状態または自然な形状にあるときのバルーンの形状を示しており、該形状はバルーンの基準状態または成型されたままの形状であって、バルーンがその形状に成形された形状である。バルーンが加圧されて膨張するとき、バルーンはその膨張状態を形成するために丸形または比較的丸い形の断面形状をとる。
図1に示す実施形態は複数の切断ストリング22をさらに含んでいる。これらの切断ストリング22はピーク部16、18に係合し、バルーン12に関して軸方向を向くように配置されている。図のように、バルーン12が基準の状態にある時、切断ストリング22は堅く一直線であり、プラークまたは石灰化した病変を切断するために使用可能である。切断ストリング22とバルーン12、特にこの場合はバルーン部分20との間に間隙24が形成される。
切断ストリング22はバルーン12のピーク部16、18に様々な任意の方法で係合される。該方法は例えば機械的な係合、直接溶接、接着剤などの使用によるものがある。図示された実施形態では、接着材料を用いて切断ストリング22がバルーン10のピーク部16、18の断面上の上面26に係合されている。任意の適切な接着剤を接着材料として利用しうる。例えば、限定するものではないが、エポキシ、シアノアクロライト(cyanoacrolyte )、ウレタン、UV接着剤などの接着剤、および/またはそのような材料の組合せを、接着材料として利用可能である。
上述のように、図1に示される特定の実施形態では、ピーク部16、18の径方向の断面の形状は長方形である。図のように、切断ストリング22はピーク部16および18の
断面上の角部28に係合される。図のように、角部28は切断ストリング22をより良好に受承するための平坦面を提供するように平面で切り取られていてもよい。図示された実施形態では、4本の切断ストリング22がある。当然ながら、切断ストリング22が延長されて端部のコーン部13および15またはその近くに接続されてもよい。切断ストリング22の端部がバルーン12のウエスト部21、23に接続される場合もある。
断面上の角部28に係合される。図のように、角部28は切断ストリング22をより良好に受承するための平坦面を提供するように平面で切り取られていてもよい。図示された実施形態では、4本の切断ストリング22がある。当然ながら、切断ストリング22が延長されて端部のコーン部13および15またはその近くに接続されてもよい。切断ストリング22の端部がバルーン12のウエスト部21、23に接続される場合もある。
図2は別の実施形態を示す。この特定の実施形態では、切断ストリングは、ピーク部16および18の上面26の、ピーク部16、18の断面上の角部28どうしの間の地点30に係合されている。同様に、切断ストリング22と周方向トラフ部20との間に間隙24が形成される。図示された実施形態では、4本の切断ストリング22がある。
図3は、本発明の別の実施形態を示す。この特定の実施形態では、切断ストリングは、ピーク部16、18の上面26の、ピーク部16、18の断面上の角28どうしの間の地点30、ならびにピーク部16および18の断面上の角部28に係合されている。同様に、切断ストリング22と周方向トラフ部20との間に間隙24が形成される。図示された実施形態では、8本の切断ストリング22がある。
図4は、本発明の別の実施形態を示す。この特定の発明では、ピーク部16、18およびバルーン部分20の径方向の断面の形状は、環状または円形である。切断ストリング22は、ピーク部16および18の上面26に同様に係合されている。本実施形態および他の実施形態において切断ストリング22はカテーテルシャフト14の軸と平行であるように示されているが、当然ながら、切断ストリング22はカテーテルシャフト14の軸に関して傾きをなして配置されてもよい。ピーク部16、18および周方向トラフ部20の径方向の周面(すなわち断面の形状)が、他の形状、例えば、限定するものではないが円形、卵形、長方形、三角形、またこれらの任意の組合せであってもよい、ということも当然のことである。
図1〜4に示される周方向トラフ部20は、径方向の断面の形状がそれぞれのピーク部16、18から中間地点34へと徐々に縮小され、傾斜をなしたバルーン壁32を形成している。しかしながら、周方向トラフ部20が他の形態をとりうることは当然のことである。使用されるべき形態は、隣接するピーク部の間、この場合はピーク部16とピーク部18との間に空間を提供し、バルーン12と切断ワイヤ22との間に間隙24を与えるようになっている。
図5は、周方向トラフ部20の代替形態を示す。この実施形態では、トラフ部20は、ピーク部16と18との間に、長手方向に伸びる短い傾斜をなしたバルーン壁32と、バルーン12の径方向の断面形状が比較的一定の細長い部分36とを備えることにより、ピーク部16と18との間の空間を提供する。同様にバルーン12と切断ストリング22との間に間隙24が形成される。
上述のように、隣接したピーク部の間に空間を提供するために、周方向トラフ部20の形状が変化してもよい。また、長手方向に沿ったピーク部および対応する周方向トラフ部の数が変化してもよい。図6a−6cは別のバルーンの構成を例証する。これらの特定の状況では、切断ストリング22は、該ストリングが横断する各ピーク部に接続されてもよいし、または最も基端側および先端側のピーク部だけに接続されてもよい。当然ながら、3つ以上のピーク部を有するバルーン、例えば図6aに示すように4つのピーク部100、102、104、106を有するバルーン上で、切断ストリング22が互い違いに配列される場合もある。例えば、ある切断ストリングが第1のピーク部100から第2のピーク部102へと延び、別の切断ストリングが第2のピーク部102から第3のピーク部104へと延び、また別の切断ストリングが第3のピーク部104から第4のピーク部10
6へと延びていてもよい。これらの切断ストリングはバルーンの周囲で相互に互い違いに配置可能である。
6へと延びていてもよい。これらの切断ストリングはバルーンの周囲で相互に互い違いに配置可能である。
当然ながら、本発明は、様々な数の切断ストリング22がバルーンのピーク部16および18に様々な配置で係合されることを企図している。
図7は、図1、2、4および5のバルーンが折りたたまれ折り重ねられた状態の実例である。図8は、図7のカテーテルの線8−8に沿った断面である。図からわかるように、バルーンの構成は、バルーンが折りたたまれている時、バルーン12のピーク部40の一部分であって隣接する切断ストリング22に関して円周方向に該ストリングの間にある部分が、切断ストリング22上に折り重なって覆うようになっている。該切断ストリング22は接着剤46で据え付けられていても良い。バルーン42の中央に向かって径方向の断面の形状が減少することにより、切断ストリングの一部が露出する。この折りたたみは、例えば、限定するものではないが、アイロニング加工技術を使用する記憶の誘導など、既知の方法によって導入可能である。
図7は、図1、2、4および5のバルーンが折りたたまれ折り重ねられた状態の実例である。図8は、図7のカテーテルの線8−8に沿った断面である。図からわかるように、バルーンの構成は、バルーンが折りたたまれている時、バルーン12のピーク部40の一部分であって隣接する切断ストリング22に関して円周方向に該ストリングの間にある部分が、切断ストリング22上に折り重なって覆うようになっている。該切断ストリング22は接着剤46で据え付けられていても良い。バルーン42の中央に向かって径方向の断面の形状が減少することにより、切断ストリングの一部が露出する。この折りたたみは、例えば、限定するものではないが、アイロニング加工技術を使用する記憶の誘導など、既知の方法によって導入可能である。
切断ストリング22は、標的とする体管内の特定の障害物を切断するために適した材料で作られている。そのような材料は、1つ以上の金属、ポリマー、縫合用の糸もしくは糸状物、1つ以上の金属および/またはポリマーの組合せ、ならびにその他の所望の材料のうち少なくともいずれかを含むが、これらに限定されるものではない。軟質な材料が使用される場合、断面の形状はあまり重要ではないが、より硬い材料の場合は、断面の形状は、円形、卵形、楕円形、正方形、三角形、または所望のその他任意の幾何学的形状であるとよく、しかしこれらに限定されるものではない。切断ストリング22は、その断面の形状にかかわらず、様々な製造方法のうちの任意の方法で構築可能である。例えば、ストリング22は金属またはその他の材料のワイヤ・ストックから造られたワイヤであってもよい。その他の製造技術には、切断ストリング22を形成するための所望の刃物材料のフォトエッチング、レーザー切断、ウォータジェット切断または水平なストック型押加工が挙げられる。
いくつかの実施形態では、切断ストリング22は、X線、MRIまたは超音波のような画像診断法によって検知可能な1つ以上の領域、コーティング、材料などを含んでいる場合がある。いくつかの実施形態では、切断ストリングの少なくとも一部分が少なくとも部分的に放射線不透過性である。
図に示した実施形態では、切断ストリング22はバルーン12の周囲に対称的に整列しているが、そのような対称性がすべての実施形態の場合に必要とされるものではない。いくつかの実施形態、特に3つ以上のピーク部が組み込まれたバルーンでは、切断ストリングは、長さが異なっていても等しくてもよいし;間隔は様々で、任意の間隔でもパターンに従った間隔でもよく;あるいは他の場合には、必要性、要望および性能のうち少なくともいずれか1つに従ってバルーンの周囲に整列または配置可能である。
少なくとも1つの実施形態では、切断ストリング22およびバルーン12のうち少なくともいずれか一方が、病巣部位に1つ以上の治療薬を送達するように構成されてもよい。治療薬は、非遺伝子薬、遺伝子薬、細胞物質などのような、薬物または他の医薬品である場合がある。適切な非遺伝子治療薬のいくつかの例には、限定するものではないが、ヘパリン、ヘパリン誘導体などの抗血栓薬、血管細胞増殖プロモーター、増殖因子インヒビター、パクリタキセルなどがある。治療薬が遺伝子治療薬を含む場合、そのような遺伝子薬には、限定するものではないが、DNA、RNA、およびDNAやRNAそれぞれの誘導体および/または成分;ヘッジホッグタンパク質などが挙げられる。治療薬が細胞物質を含む場合、細胞物質には、限定するものではないが、ヒト起源および/または非ヒト起源の細胞、ならびに該細胞それぞれの成分および/またはその誘導体が挙げられる。治療薬
がポリマー剤を含む場合、該ポリマー剤は、ポリスチレン−ポリイソブチレン−ポリスチレントリブロックコポリマー(SIBS)、ポリエチレンオキシド、シリコーンゴムおよび/またはその他の任意の適切な基材であってよい。
がポリマー剤を含む場合、該ポリマー剤は、ポリスチレン−ポリイソブチレン−ポリスチレントリブロックコポリマー(SIBS)、ポリエチレンオキシド、シリコーンゴムおよび/またはその他の任意の適切な基材であってよい。
バルーン12は、弾性および非弾性の材料ならびにその組合せなどの任意の適切なバルーン材料で作製可能である。バルーン10の構築にふさわしい材料のいくつかの例には、限定するものではないが、低反発性(low pressure)で、比較的軟質または可撓性のポリマー材料、例えば熱可塑性ポリマー、熱可塑性エラストマー、ポリエチレン(高密度、低密度、中密度、直鎖状低密度)、ポリエチレン、アイオノマー、ポリエステル、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリ塩化ビニルの様々なコポリマーおよびブレンド、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンコポリマー、ポリエーテルポリエステルコポリマーならびにポリエーテルポリアミドコポリマー;商品名SurlynTMの、イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー(E.I. DuPont de Nemours and
Co.(米国デラウェア州ウィルミントン)から入手可能なコポリマーポリオレフィン材料;アイオノマー、および商品名PEBAXTMとして入手用可能なポリエーテルブロックアミド;高反発性(high pressure )ポリマー材料、例えば熱可塑性ポリマーおよび熱硬化性のポリマー材料、ポリ(エチレン・テレフタラート)(一般にPETと呼ばれる)、ポリイミド、熱可塑性ポリアミド、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリフェニレンスルフィド、ポリプロピレンおよび剛性のポリウレタン;1つ以上の液晶ポリマー;ならびに上記のうち任意のものの1つ以上の組合せ、が挙げられる。
Co.(米国デラウェア州ウィルミントン)から入手可能なコポリマーポリオレフィン材料;アイオノマー、および商品名PEBAXTMとして入手用可能なポリエーテルブロックアミド;高反発性(high pressure )ポリマー材料、例えば熱可塑性ポリマーおよび熱硬化性のポリマー材料、ポリ(エチレン・テレフタラート)(一般にPETと呼ばれる)、ポリイミド、熱可塑性ポリアミド、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリフェニレンスルフィド、ポリプロピレンおよび剛性のポリウレタン;1つ以上の液晶ポリマー;ならびに上記のうち任意のものの1つ以上の組合せ、が挙げられる。
上記の開示は、例示を意図するものであって、網羅的なものではない。この説明から、当業者には多くの変更形態および代替形態が示唆されるであろう。これらの代替形態および変更形態はすべて、特許請求の範囲の範囲内に包含されるように意図されている。特許請求の範囲において、用語「含む(comprising)」とは「含むがそれに限定はされない」という意味である。当業者には、本明細書に記載の特定の実施形態に対する他の等価物も認識可能であり、いずれの等価物も特許請求の範囲に包含されることが意図される。
さらに、従属請求項に示された特定の特徴は、本発明が、従属請求項の特徴のあらゆる他の可能な組合せを有する他の実施形態をも明確に対象とするものとして認識されるように、本発明の範囲内で他の方法で互いに組み合わせることが可能である。例えば、特許請求の範囲の公表については、多数項従属形式が管轄地域において許容される場合は、後続するすべての請求項は、先行する請求項すべてに従属し、先行する請求項はそのような従属請求項において引用されるすべての先行事項を有する、多数項従属形式で代わりに記載されているものとして扱うべきである(例えば、請求項1に直接従属している各請求項は、その代わりに、先行する全ての請求項に従属するものとして扱うべきである)。多数項従属形式が制限されている管轄地域では、後続する従属請求項はそれぞれ、単項従属形式で代わりに記載されているものとして扱うべきであり、該形式により、後続のそのような従属請求項に列挙された特定の請求項以外に、先行詞を有する先行の請求項に従属することになる。
Claims (23)
- 血管病変処置用のシステムであって、
基端部分および先端部分を有するカテーテルシャフトと、
カテーテルシャフトの先端部分に同軸上に取り付けられた医療用バルーンであって、該医療用バルーンは、基端、先端、および基端と先端との間の、外面を有する本体部分を有し、該医療用バルーンは、膨張状態、基準の状態および縮小状態を有し、縮小状態から基準の状態へ、また基準の状態から膨張状態へと膨張可能であり、医療用バルーンの本体部分は、該医療用バルーンが基準の状態にあるとき、その長さに沿って径方向の断面の大きさが変化することを特徴とする、医療用バルーンと、
第1端と、第2端と、第1端および第2端で規定される長さとを有する第1の切断ストリングであって、第1の切断ストリングの第1端および第2端は、医療用バルーンの本体部分の外面に係合されていることと、医療用バルーンが基準の状態にあるとき、第1の切断ストリングの第1端および第2端の間の、第1の切断ストリングと医療用バルーンの外面との間に間隙が形成されることとを特徴とする、第1の切断ストリングと
からなるシステム。 - 医療用バルーンが、その基準の状態にあるとき、第1、第2および第3の径方向の断面を有する部分を有し、径方向の断面を有する部分はそれぞれ径方向の断面の大きさを有し、径方向の断面を有する部分は医療用バルーンの長さに沿って長手方向に間隔を置いて位置しており、第2の径方向の断面を有する部分は第1および第3の径方向の断面を有する部分の間にあり、かつ第1および第3の径方向の断面を有する部分の径方向の断面の大きさは第2の径方向の断面を有する部分の径方向の断面の大きさよりも大きく、かつ第1の切断ストリングと医療用バルーンの第2の径方向の断面を有する部分との間に間隙が形成されることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
- 第1の切断ストリングは、第1および第3の径方向の断面を有する部分に係合されている、請求項2に記載のシステム。
- 第1端と、第2端と、第1端および第2端で規定される長さとを有する第2の切断ストリングであって、第2の切断ストリングの第1端および第2端は、医療用バルーンの本体部分の外面に係合されていることと、医療用バルーンが基準の状態にあるとき、第2の切断ストリングと医療用バルーンの第2の径方向の断面を有する部分との間に間隙が形成されることとを特徴とする、第2の切断ストリング、
それぞれが第1端と、第2端と、第1端および第2端で規定される長さとを有する第2および第3の切断ストリングであって、第2および第3の切断ストリングの第1端および第2端は、医療用バルーンの本体部分の外面に係合されていることと、医療用バルーンが基準の状態にあるとき、第2および第3の切断ストリングと医療用バルーンの第2の径方向の断面を有する部分との間に間隙が形成されることとを特徴とする、第2および第3の切断ストリング、ならびに、
それぞれが第1端と、第2端と、第1端および第2端で規定される長さとを有する第2、第3および第4の切断ストリングであって、第2、第3および第4の切断ストリングの第1端および第2端は、医療用バルーンの本体部分の外面に係合されていることと、医療用バルーンが基準の状態にあるとき、第2、第3および第4の切断ストリングと医療用バルーンの第2の径方向の断面を有する部分との間に間隙が形成されることとを特徴とする、第2、第3および第4の切断ストリング
のうち少なくとも1つからさらになる、請求項2に記載のシステム。 - 医療用バルーンが基準の状態にあるとき、切断ストリングは平行である、請求項4に記載のシステム。
- 切断ストリングは、第1および第3の径方向の断面を有する部分に係合されている、請求項4に記載のシステム。
- 切断ストリングは、医療用バルーンの外面に接着により係合されている、請求項4に記載のシステム。
- 医療用バルーンが基準の状態にあるとき、切断ストリングはほぼ直線状である、請求項4に記載のシステム。
- 医療用バルーンが基準の状態にあるとき、第1および第3の径方向の断面を有する部分の断面の形状は、ほぼ円形、ほぼ三角形、ほぼ卵形、ほぼ長方形、およびこれらの任意の組合せからなる群の少なくとも1つから選択される、請求項4に記載のシステム。
- 医療用バルーンが基準の状態にあるとき、第1および第3の径方向の断面を有する部分の断面の形状はほぼ長方形である、請求項9に記載のシステム。
- 切断ストリングは、第1および第3の径方向の断面を有する部分の角部に係合される、請求項10に記載のシステム。
- 切断ストリングは、第1および第3の径方向の断面を有する部分の辺に係合される、請求項10に記載のシステム。
- システムは最大8つの切断ストリングを含んでなり、切断ストリングは、第1および第3の径方向の断面を有する部分の角部または辺のうち少なくともいずれか一方に係合される、請求項10に記載のシステム。
- 医療用バルーンが基準の状態にあるとき、第1および第3の径方向の断面を有する部分の断面の形状はほぼ長方形である、請求項9に記載のシステム。
- 医療用バルーンが基準の状態にあるとき、第2の径方向の断面を有する部分の径方向の断面の大きさは、第1の径方向の断面を有する部分および第3の径方向の断面を有する部分から同じ地点へ向かって長手方向に沿って減少する、請求項4に記載のシステム。
- 医療用バルーンが基準の状態にあるとき、第2の径方向の断面を有する部分の径方向の断面の大きさは、第1の径方向の断面を有する部分および第3の径方向の断面を有する部分から、第2の径方向の断面を有する部分の長手方向に延びる中央部分へ向かって長手方向に沿って減少し、前記長手方向に延びる中央部分はその長さに沿って径方向の断面の大きさがほぼ一定である、請求項4に記載のシステム。
- 医療用バルーンが基準の状態にあるとき、システムは第4および第5の径方向の断面を有する部分をさらに含み、径方向の断面を有する部分はそれぞれ径方向の断面の大きさを有し、径方向の断面を有する部分は医療用バルーンの長さに沿って長手方向に間隔を置いて位置しており、第4の径方向の断面を有する部分は第1および第2の径方向の断面を有する部分の間にあり、第5の径方向の断面を有する部分は第4および第2の径方向の断面を有する部分の間にあり、かつ第1、第3および第5の径方向の断面を有する部分の径方向の断面の大きさは第2および第4の径方向の断面を有する部分の径方向の断面の大きさよりも大きいことを特徴とする、請求項4に記載のシステム。
- 医療用バルーンが基準の状態にあるとき、システムは第6および第7の径方向の断面を
有する部分をさらに含み、径方向の断面を有する部分はそれぞれ径方向の断面の大きさを有し、径方向の断面を有する部分は医療用バルーンの長さに沿って長手方向に間隔を置いて位置しており、第6の径方向の断面を有する部分は第1および第4の径方向の断面を有する部分の間にあり、第7の径方向の断面を有する部分は第6および第4の径方向の断面を有する部分の間にあり、かつ第1、第3、第5および第7の径方向の断面を有する部分の径方向の断面の大きさは、第2、第4および第6の径方向の断面を有する部分の径方向の断面の大きさよりも大きいことを特徴とする、請求項17に記載のシステム。 - 1つ〜約8つの切断ストリングがバルーンの外面に係合されている、請求項2に記載のシステム。
- 医療用バルーンが基準の状態にあるとき、切断ストリングはバルーンの外面の周囲に対称的に配置されている、請求項19に記載のシステム。
- 切断ストリングの少なくとも一部分が放射線不透過性である、請求項17に記載のシステム。
- システムは少なくとも1つの治療薬を送達するように構成されている、請求項2に記載のシステム。
- 血管病変処置用のシステムであって、
基端部分および先端部分を有するカテーテルシャフトと、
カテーテルシャフトの先端部分に同軸上に取り付けられた医療用バルーンであって、該医療用バルーンは、基端、先端、および基端と先端との間の、外面を有する本体部分を有し、該医療用バルーンは、膨張状態、基準の状態および縮小状態を有し、縮小状態から基準の状態へ、また基準の状態から膨張状態へと膨張可能であることを特徴とする、医療用バルーンと、
第1端と、第2端と、第1端および第2端で規定される長さとを有する少なくとも1つの切断ストリングであって、少なくとも1つの切断ストリングの第1端および第2端は、医療用バルーンの本体部分の外面に係合されていることと、医療用バルーンが基準の状態にあるとき、少なくとも1つの切断ストリングは直線状で、かつ少なくとも1つの切断ストリングと医療用バルーンの外面との間に間隙が形成されることとを特徴とする、少なくとも1つの切断ストリングと
からなるシステム。
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