JP2008536772A - 製品放出装置付き容器 - Google Patents

Abstract

製品を放出するための、詳細には、製品を少しずつもしくは自由に流出させるための装置（２）と、製品を保持するためのリザーバ（３）と、製品放出開口部（４）と、リザーバ（３）と装置（２）との間の接続部（５）と、を有する容器（１）を用いて任意量での製品の取り出しを可能とするため、容器（１）は、前記製品を前記リザーバ（３）から製品放出開口部（４）まで送るために設けられたチャネル（６）を有すること、前記装置（２）は、チャネル（６）の放出口（７）を任意に封止及び開放する閉鎖部（１０）を有すし、前記閉鎖部（１０）は、スライド機構（１４）を用いて放出口（７）の方向又は反対方向へ可動であることが提案される。

Description

本発明の目的は、製品を放出する容器、特に美容院業界における粒子供給用容器に関する。

粒子状のヘアトリートメント剤は、美容院で用いられる。前記トリートメント剤は、ユーザーが片方の手を違う作業のために空けられるように、もう片方の手で十分に製品を取り出せる簡単な方法で、容器から手動で取り出せなければならない。

請求項１の前文による容器は、ＤＥ ３４ ３８ ６７７ Ａ１号で周知である。製品放出装置を伴うこの容器は製品保持用リザーバを有し、製品放出開口部が製品の出口に用いられ、リザーバと装置との間の接続部により容器一体型デザインが提供される。

既知の容器は、放出装置から放出できる製品量が、所定の１容量のみであるという短所がある。ユーザーが決定した量を取り出すことができない。

この目的は、請求項１の前文の目的をさらに発展させることであり、それによりこの短所を克服するものであった。

この目的は、請求項１の極めて特徴的な構成要素に従って達成される。それ故に、容器は、製品をリザーバから製品放出開口部まで送るために設けられたチャネルを有し、装置は、任意にチャネルの放出口を封止及び開放する閉鎖部を有し、閉鎖部は、スライド機構を用いて放出口の方へ及び放出口から離れる方へ動かすことができる。

提案される容器には、任意の所望する製品量を取り出せるという利点がある。ユーザーは、製品の放出口として設けられているスライド機構を時々動かすことにより、製品放出開口部から製品を流出させることができる。この過程では、任意の所望の製品量に対する製品流出の持続時間を、ユーザーが決定する。簡便な方法で、容器を片手で使用することができる。スライド機構により、確実に放出口を開放及び閉鎖できる。

本発明による容器の有利な実施形態を、請求項２〜６に記載する。

請求項２による、スライド機構がブレース及びクロスブレースを介して閉鎖部に接続される作動装置を有する場合、容器を逆さまに配置する時、リザーバ内に収容される製品は作動装置を動かしている間に小出しされるのみである。そしてスライド機構の使用により、閉鎖部を放出口内外へ配置させる。クロスブレースがブレース又は作動装置反対側のバネを用いるバネ仕掛けの場合、バネの補償効果の結果、スライド位置が厳密ではなくとも放出口の確実な閉鎖を達成する。放出口の良好な封止を達成するためには、閉鎖部が円錐形で放出口が円形である場合も好都合である（請求項３）。

チャネルは、接続部から放出口にかけてじょうご形に細くなっており（請求項４）、リザーバから放出口まで正確に流出する製品の経路となる。

請求項５による、容器が長手方向に伸長する形状の場合、製品放出開口部が設けられている末端部で、前記容器をペンのようにつかみ保持することができる。特に美容院業界において、ぬれた状態の手でもより簡便に保持するために、製品放出開口部反対側の容器末端部に容器拡張部が設けられていると好都合である（請求項６）。

容器１（図１）は、製品保持用リザーバ３を伴う、製品の放出、詳細には少しずつもしくは自由に流出させる装置２を有し、及び製品放出開口部４は、リザーバ３と装置２との間に接続部５を有し、前記接続部はねじ込み式接続方式により接続される。容器１は、前記製品をリザーバ３から前記製品放出開口部４に至るまで送るために設けられたチャネル６を有する。

装置２は、チャネル６の円形放出口７を任意に封鎖及び開放する円錐形閉鎖部１０を有する。閉鎖部１０は、スライド機構１４を用いて放出口７の方向（図２）及び放出口の反対方向（図３）へ動かすことができる。スライド機構１４は作動装置９を有し、取り外し可能なブレース１１及び取り外し可能なクロスブレース１２を介して閉鎖部１０に接続できる。クロスブレース１２は、引っ張りバネとしてバネ８を用いるバネ仕掛けであり、作動装置９の反対側にある。チャネル６は、接続部５から放出口７にかけてじょうご形に細くなっている。

容器１は、製品放出開口部４を用いて小出しするために下向きに保持され、製品はリザーバ３からじょうご形チャネル６を通って流れる。片手で使用可能な容器１を手で保持しやすくするために、容器拡張部１３は、製品放出開口部４反対側の長手方向に伸長する容器１の末端部に設けられる。

本発明について、１つの例示的な実施形態を示す図を参照して、以下で詳細に説明する。次のものが図示されている。

製品を自由に流出する作動つまみとして設計された作動装置を伴う、容器の斜視図。 作動装置が押されずチャネルが閉じている、図１の容器の切欠図。 作動装置が押され製品放出のためチャネルを開放している、図２の対象の切欠図。

Claims (6)

1. 製品を放出するための、詳細には、製品を少しずつもしくは自由に流出させるための装置（２）と、
   製品を保持するためのリザーバ（３）と、
   製品放出開口部（４）と、
   リザーバ（３）と装置（２）との間の接続部（５）と
   を有する容器（１）であって、
   前記容器（１）は、前記製品を前記リザーバ（３）から前記製品放出開口部（４）まで送るために設けられたチャネル（６）を有し、
   前記装置（２）は、前記チャネル（６）の放出口（７）を任意に封止及び開放する閉鎖部（１０）を有し、
   前記閉鎖部（１０）は、スライド機構（１４）を用いて前記放出口（７）の方向又は反対方向へ可動である、容器。
2. 前記スライド機構（１４）は、ブレース（１１）及びクロスブレース（１２）を介して前記閉鎖部（１０）に接続された作動装置（９）を有し、
   好ましくは、前記クロスブレース（１２）は、前記ブレース（１１）又は前記作動装置（９）の反対側のバネ（８）を用いるバネ仕掛けである、請求項１に記載の容器。
3. 前記閉鎖部（１０）が円錐形であり、前記放出口（７）が円形である、請求項１又は請求項２に記載の容器。
4. 前記チャネル（６）は、前記接続部（５）から前記放出口（７）にかけてじょうご形に細くなっている、請求項１〜３のいずれか一項に記載の容器。
5. 前記容器（１）は、長手方向に伸長する形状であり、一方の末端部に前記製品放出開口部（４）が設けられている、請求項１〜４のいずれか一項に記載の容器。
6. 容器拡張部（１３）が、反対側の末端部に設けられている、請求項５に記載の容器。

Images