JP2008535969A - 動力学的水和物抑制剤の回収 - Google Patents
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Abstract
水和物−形成構成物質を有する流体を処理する方法が提供される。1又はそれより多くの実施態様において、その方法は、グリコール及び1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含む混合物(110)を、1又はそれより多くの水和物−形成構成物質及び水を含む流体(105)に導入して、グリコール、1又はそれより多くの動力学的抑製剤、1又はそれより多くの水和物−形成構成物質及び水を含む処理流体を提供することを含む。処理流体(125)は、次いで、油相ストリーム及び水性相ストリームを提供するのに十分な条件で分離され、その中において、水性相は、1又はそれより多くの動力学的抑制剤、グリコール及び水を含む。
Description
関連出願の相互参照
この出願は、2005年4月7日に出願された米国仮出願第60/669,970の利益を主張する。
発明の背景
発明の分野
本発明の実施態様は、一般には、水和物抑制の方法に関する。より特には、実施態様は、水和物形成を、動力学的タイプの抑制剤及び熱力学的タイプの抑制剤の混合物及びそれらの回収を用いて抑制する方法に関する。
関連技術の記載
水和物は、流体が、流れていようと静止していようと流体において形成され得る結晶性固体である。水和物は、パイプを通して運搬される流体において最も問題がある。水和物は、パイプの内壁に付着し及びそれに沿って蓄積する傾向を有し、従って、部分的に又は完全に、パイプを通して流体の流れをブロックする。水和物は、また、パイプを磨耗し及び悪化させ得る。従って、水和物形成を抑制するための、改良され及び費用効率の良い方法が必要とされる。
この出願は、2005年4月7日に出願された米国仮出願第60/669,970の利益を主張する。
発明の背景
発明の分野
本発明の実施態様は、一般には、水和物抑制の方法に関する。より特には、実施態様は、水和物形成を、動力学的タイプの抑制剤及び熱力学的タイプの抑制剤の混合物及びそれらの回収を用いて抑制する方法に関する。
関連技術の記載
水和物は、流体が、流れていようと静止していようと流体において形成され得る結晶性固体である。水和物は、パイプを通して運搬される流体において最も問題がある。水和物は、パイプの内壁に付着し及びそれに沿って蓄積する傾向を有し、従って、部分的に又は完全に、パイプを通して流体の流れをブロックする。水和物は、また、パイプを磨耗し及び悪化させ得る。従って、水和物形成を抑制するための、改良され及び費用効率の良い方法が必要とされる。
発明の要約
水和物−形成構成物質を有する流体を処理する方法が提供される。1又はそれより多くの実施態様において、方法は、グリコール及び1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含む混合物を、1又はそれより多くの水和物−形成構成物質及び水を含む流体に導入して、グリコール、1又はそれより多くの動力学的抑制剤、1又はそれより多くの水和物−形成構成物質及び水を含む処理流体を提供することを含む。処理流体は、次いで、油相ストリーム及び水性相ストリームを提供するのに十分な条件で分離し、その中において、水性相ストリームは、1又はそれより多くの動力学的抑制剤、グリコール及び水を含む。水性相ストリームは、水の沸点より高い温度で加熱されて、水を含む第一ストリーム及び1又はそれより多くの動力学的抑制剤及びグリコールを含む第二ストリームを、水性相ストリームから提供する。
1又はそれより多くの実施態様において、方法は、グリコール及び1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含む混合物を、1又はそれより多くの水和物−形成構成物質及び水を有する流体に導入して、グリコール、1又はそれより多くの動力学的抑制剤、1又はそれより多くの水和物−形成構成物質及び水を含む処理流体を提供することを含む。処理流体は、水性相ストリームを処理流体から回収するのに十分な条件で分離され、水性相ストリームは、1又はそれより多くの動力学的抑制剤、グリコール及び水を含む。水性相ストリームは処理されて、水を除去し及び及び本質的に全てのグリコール及び1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含む混合物が水性相ストリームから回収される。
水和物−形成構成物質を有する流体を処理する方法が提供される。1又はそれより多くの実施態様において、方法は、グリコール及び1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含む混合物を、1又はそれより多くの水和物−形成構成物質及び水を含む流体に導入して、グリコール、1又はそれより多くの動力学的抑制剤、1又はそれより多くの水和物−形成構成物質及び水を含む処理流体を提供することを含む。処理流体は、次いで、油相ストリーム及び水性相ストリームを提供するのに十分な条件で分離し、その中において、水性相ストリームは、1又はそれより多くの動力学的抑制剤、グリコール及び水を含む。水性相ストリームは、水の沸点より高い温度で加熱されて、水を含む第一ストリーム及び1又はそれより多くの動力学的抑制剤及びグリコールを含む第二ストリームを、水性相ストリームから提供する。
1又はそれより多くの実施態様において、方法は、グリコール及び1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含む混合物を、1又はそれより多くの水和物−形成構成物質及び水を有する流体に導入して、グリコール、1又はそれより多くの動力学的抑制剤、1又はそれより多くの水和物−形成構成物質及び水を含む処理流体を提供することを含む。処理流体は、水性相ストリームを処理流体から回収するのに十分な条件で分離され、水性相ストリームは、1又はそれより多くの動力学的抑制剤、グリコール及び水を含む。水性相ストリームは処理されて、水を除去し及び及び本質的に全てのグリコール及び1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含む混合物が水性相ストリームから回収される。
1又はそれより多くの実施態様において、方法は、1又はそれより多くの水和物−形成構成物質、天然ガス、油及び水を含む石油流体を、1又はそれより多くのウェルから生産すること、及び石油流体を、1又はそれより多くのウェルから移送することを含む。グリコール及び1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含む混合物は、石油流体に導入されて、天然ガス、油、水、グリコール、1又はそれより多くの水和物−形成構成物質及び1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含む処理流体を提供する。処理液体は、ガス相ストリーム、油相ストリーム、及び水性相ストリームに分離され、その中において、水性相ストリームは、1又はそれより多くの動力学的抑制剤、グリコール及び水を含む。ガス相ストリームは液化されて、液化天然ガスストリームを形成する。水性相ストリームは処理されて、水の少なくとも一部を除去し;及び水性相ストリームからの、本質的に全てのグリコール及び1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含む混合物が、回収される。
図面の簡単な説明
本発明の上の列挙された特徴が詳細に理解され得るように、上に簡潔に要約される本発明のより特定な記載は、実施態様に言及され得、それらのいくつかは、添付の図面において説明される。しかしながら、添付の図面は、単に、本発明の典型的な実施態様を説明し及び従って、その範囲が制限されると考慮されるべきではなく、本発明のために、他の同様に有効な実施態様を認め得ることが留意されるべきである。
図1は、水和物形成を、記載される実施態様に従って、1又はそれより多くの動力学的及び熱力学的水和物抑制剤の混合物を用い及びその混合物を回収して、防止する、実例的な図式的フローダイヤグラムである。
本発明の上の列挙された特徴が詳細に理解され得るように、上に簡潔に要約される本発明のより特定な記載は、実施態様に言及され得、それらのいくつかは、添付の図面において説明される。しかしながら、添付の図面は、単に、本発明の典型的な実施態様を説明し及び従って、その範囲が制限されると考慮されるべきではなく、本発明のために、他の同様に有効な実施態様を認め得ることが留意されるべきである。
図1は、水和物形成を、記載される実施態様に従って、1又はそれより多くの動力学的及び熱力学的水和物抑制剤の混合物を用い及びその混合物を回収して、防止する、実例的な図式的フローダイヤグラムである。
詳細な記載
詳細な記載が、提供されるであろう。添付のクレームの各々は、侵害目的のために、クレームにおいて明記される種々の要素又は制限に相当する物を含むとして認識される別々の本発明を定義する。文脈に依存して、“本発明”の下のすべての参照は、いくつかのケースにおいて、ある具体的な実施態様のみに関し得る。他のケースにおいて、“本発明”の言及が、1又はそれより多くの、しかし、必ずしもすべてではないクレームにおいて列挙される対象に関するであろうことが、認識されるであろう。
本発明の各々は、以下により詳細に記載され、具体的な実施態様、バージョン及び実施例を含むが、本発明は、これらの実施態様、バージョン又は実施例に制限されることはなく、それらは、この特許における情報が、入手できる情報及び技術と組み合わせられる時、当該技術分野における当業者が、本発明を製造し及び用いることを可能にすることが含まれる。
1又はそれより多くの熱力学的水和物抑制剤及び1又はそれより多くの動力学的水和物抑制剤の水和物抑制剤混合物は、有意に低減されたコストでの石油流体を含む流体における水和物形成を激減させることを見い出した。動力学的抑制剤は、抑制されない流体に関連して水和物形成の速度を遅らせる一方で、熱力学的水和物抑制剤は、未処理流体のものより下の水和物形成温度を下げる。従って、熱力学的水和物抑制剤及び動力学的水和物抑制剤の相乗効果は、付加的であり及び従って、有意に、流体における水和物形成を低減する。
詳細な記載が、提供されるであろう。添付のクレームの各々は、侵害目的のために、クレームにおいて明記される種々の要素又は制限に相当する物を含むとして認識される別々の本発明を定義する。文脈に依存して、“本発明”の下のすべての参照は、いくつかのケースにおいて、ある具体的な実施態様のみに関し得る。他のケースにおいて、“本発明”の言及が、1又はそれより多くの、しかし、必ずしもすべてではないクレームにおいて列挙される対象に関するであろうことが、認識されるであろう。
本発明の各々は、以下により詳細に記載され、具体的な実施態様、バージョン及び実施例を含むが、本発明は、これらの実施態様、バージョン又は実施例に制限されることはなく、それらは、この特許における情報が、入手できる情報及び技術と組み合わせられる時、当該技術分野における当業者が、本発明を製造し及び用いることを可能にすることが含まれる。
1又はそれより多くの熱力学的水和物抑制剤及び1又はそれより多くの動力学的水和物抑制剤の水和物抑制剤混合物は、有意に低減されたコストでの石油流体を含む流体における水和物形成を激減させることを見い出した。動力学的抑制剤は、抑制されない流体に関連して水和物形成の速度を遅らせる一方で、熱力学的水和物抑制剤は、未処理流体のものより下の水和物形成温度を下げる。従って、熱力学的水和物抑制剤及び動力学的水和物抑制剤の相乗効果は、付加的であり及び従って、有意に、流体における水和物形成を低減する。
1又はそれより多くの実施態様において、1又はそれより多くの動力学的水和物抑制剤は、既存の水和物抑制剤系に、既存の抑制剤再生システム又は資本的経費なしで添加され得る。動力学的水和物抑制剤の、既存の熱力学的水和物抑制剤への添加は、ほんのわずかに、既存の抑制剤残留量の容量を増加させ、なぜなら、動力学的水和物抑制剤は、サブ冷却(subcooling)の相当量を提供する低用量抑制剤であるからである。言い換えれば、既存の熱力学的水和物抑制剤再生施設の容量処理能力は、本質的に、動力学的水和物抑制剤の添加の有無にかかわらず同一である。しかしながら、処理されるべき流体(即ち、抑制されるべき水の量)は、既存の熱力学的水和物再生単位のキャパシティを増加せずに有意に増加され得る。
最も有意には、1又はそれより多くの動力学的抑制剤は、直接、変更なく、既存の熱力学的水和物抑制剤系に添加することができ及び動力学的及び熱力学的抑制剤の混合物は、驚くべき高効率で回収され及びリサイクルされ得る。これは、熱力学的抑制剤により抑制される領域における製造ウェルの数、及び/又はウェルが、現在の熱力学的抑制剤再生キャパシティを超えるであろう水製造比を増加する場所を増加させたい操作者に、極めて、有益である。
図1は、石油流体における水和物形成を、1又はそれより多くの動力学的水和物抑制剤及び熱力学的水和物抑制剤の混合物を用いて防止する実例的方法100の図式的フローダイヤグラムである。1又はそれより多くの水和物−形成構成物質及び水を有する石油流体ストリーム105は、混合され又はさもなければ、水和物抑制剤混合物ストリーム110と接触される。水和物抑制剤混合物は、1又はそれより多くの熱力学的水和物抑制剤及び1又はそれより多くの動力学的水和物抑制剤を含む。1又はそれより多くの実施態様において、約0.1〜約1.0gの1又はそれより多くの動力学的水和物抑制剤は、石油ストリーム105における水100gあたり添加される。1又はそれより多くの実施態様において、少なくとも5gの1又はそれより多くの熱力学的水和物抑制剤は、石油ストリーム105における100gの水あたり添加される。
最も有意には、1又はそれより多くの動力学的抑制剤は、直接、変更なく、既存の熱力学的水和物抑制剤系に添加することができ及び動力学的及び熱力学的抑制剤の混合物は、驚くべき高効率で回収され及びリサイクルされ得る。これは、熱力学的抑制剤により抑制される領域における製造ウェルの数、及び/又はウェルが、現在の熱力学的抑制剤再生キャパシティを超えるであろう水製造比を増加する場所を増加させたい操作者に、極めて、有益である。
図1は、石油流体における水和物形成を、1又はそれより多くの動力学的水和物抑制剤及び熱力学的水和物抑制剤の混合物を用いて防止する実例的方法100の図式的フローダイヤグラムである。1又はそれより多くの水和物−形成構成物質及び水を有する石油流体ストリーム105は、混合され又はさもなければ、水和物抑制剤混合物ストリーム110と接触される。水和物抑制剤混合物は、1又はそれより多くの熱力学的水和物抑制剤及び1又はそれより多くの動力学的水和物抑制剤を含む。1又はそれより多くの実施態様において、約0.1〜約1.0gの1又はそれより多くの動力学的水和物抑制剤は、石油ストリーム105における水100gあたり添加される。1又はそれより多くの実施態様において、少なくとも5gの1又はそれより多くの熱力学的水和物抑制剤は、石油ストリーム105における100gの水あたり添加される。
用語“水和物−形成構成物質”は、高圧及び/又は低温度で水和物を形成する、天然ガスを含む、石油流体における化合物又は分子に関する。“水和物”は、氷のように見える結晶性固体であり、及び水分子が、“水和物−形成構成物質”の周囲にケージのような構造を形成する時、形成する。実例的水和物−形成構成物質としては、炭化水素、例えば、メタン、エタン、プロパン、イソブタン、ブタン、ネオペンタン、エチレン、プロピレン、イソブチレン、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、及びベンゼンが挙げられるが、それらに制限されない。水和物−形成構成物質としては、また、非−炭化水素、例えば、酸素、窒素、硫化水素、二酸化炭素、二酸化硫黄、及び塩素が挙げられる。
用語“ガス”は、“蒸気”と同じ意味で用いられ、及び液体又は固体状態から区別されるようなガス状態における物質又は物質の混合物を意味する。同様に、用語“液体”は、ガス又は固体状態から区別されるような液体状態における物質又は物質の混合物を意味する。
用語“ガス”は、“蒸気”と同じ意味で用いられ、及び液体又は固体状態から区別されるようなガス状態における物質又は物質の混合物を意味する。同様に、用語“液体”は、ガス又は固体状態から区別されるような液体状態における物質又は物質の混合物を意味する。
用語“熱力学的水和物抑制剤”は、液体又はガス相のいずれかである石油流体における水和物形成温度を低下する能力がある分子及び/又は化合物、又は分子及び/又は化合物の混合物に関する。例えば、石油流体の最低有効使用温度は、1又はそれより多くの熱力学的水和物抑制剤の添加に起因して、少なくとも1.5℃、又は3℃、又は6℃、又は12℃、又は25℃低下され得る。1又はそれより多くの実施態様において、石油流体の最低有効使用温度は、約0.5〜約30℃、又は約0.5〜約22℃、又は約0.5〜約17℃低下され得る。
用語“動力学的水和物抑制剤”は、液体又はガス相のいずれかである石油流体における水和物形成の速度を減少する能力がある分子及び/又は化合物又は分子及び/又は化合物の混合物に関する。動力学的水和物抑制剤は、室温及び/又は運転条件で固体又は液体であり得る。水和物形成速度は、流体が、パイプラインにおいて、水和物形成温度より下の温度で存在する間、水和物が形成されないように動力学的水和物抑制剤により十分に低減され得る。例えば、石油流体の最低有効使用温度は、1又はそれより多くの動力学的水和物抑制剤の添加に起因して、少なくとも1.5℃、又は3℃、又は6℃、又は12℃、又は25℃低下され得る。1又はそれより多くの実施態様において、石油流体の最低有効使用温度は、約0.5〜約30℃、又は約0.5〜約22℃、又は約0.5〜約17℃低下され得る。
用語“最小有効使用温度”は、流体が、パイプラインにおいて存在する間、水和物が、水和物形成構成物質を含有する流体において形成しないより上の温度に関する。単に熱力学的抑制について、最低有効使用温度は、熱力学的に抑制された水和物形成温度に等しい。動力学的水和物抑制剤について、最低有効使用温度は、熱力学的に抑制された水和物形成温度より低い。熱力学的及び動力学的抑制の組み合わせについて、最低有効使用温度は、熱力学的に抑制された水和物形成温度より更に低い。
用語“動力学的水和物抑制剤”は、液体又はガス相のいずれかである石油流体における水和物形成の速度を減少する能力がある分子及び/又は化合物又は分子及び/又は化合物の混合物に関する。動力学的水和物抑制剤は、室温及び/又は運転条件で固体又は液体であり得る。水和物形成速度は、流体が、パイプラインにおいて、水和物形成温度より下の温度で存在する間、水和物が形成されないように動力学的水和物抑制剤により十分に低減され得る。例えば、石油流体の最低有効使用温度は、1又はそれより多くの動力学的水和物抑制剤の添加に起因して、少なくとも1.5℃、又は3℃、又は6℃、又は12℃、又は25℃低下され得る。1又はそれより多くの実施態様において、石油流体の最低有効使用温度は、約0.5〜約30℃、又は約0.5〜約22℃、又は約0.5〜約17℃低下され得る。
用語“最小有効使用温度”は、流体が、パイプラインにおいて存在する間、水和物が、水和物形成構成物質を含有する流体において形成しないより上の温度に関する。単に熱力学的抑制について、最低有効使用温度は、熱力学的に抑制された水和物形成温度に等しい。動力学的水和物抑制剤について、最低有効使用温度は、熱力学的に抑制された水和物形成温度より低い。熱力学的及び動力学的抑制の組み合わせについて、最低有効使用温度は、熱力学的に抑制された水和物形成温度より更に低い。
好ましくは、水和物抑制混合物ストリーム110は、石油流体ストリーム105が、図1において示されるように導管120、例えば、パイプラインを通して流れるように、石油流体ストリーム105と混合される。示されないけれども、水和物抑制剤混合物ストリーム110は、石油流体ストリーム105と、バッチモードにおいて、例えば、従来の貯蔵タンク、混合容器、又はフローティング貯蔵容器において混合され得る。
石油流体ストリーム105は、オンショアで又はオフショアのいずれかで又はその双方で、1又はそれより多くの炭化水素生産ウェルに起源し得る。石油流体ストリーム105それ自体は、天然ガス、ガスコンデンセート、精油、及び/又は水を含有するストリームの1又はいずれかの組み合わせであってもよい。
石油流体ストリーム105の源に依存して、石油流体ストリーム105は、種々の量の水を有し得る。例えば、石油流体ストリーム105は、0.1容量%の水又はそれより多く、5容量%の水又はそれより多く又は90容量%の水又はそれより多くを有していてもよい。1又はそれより多くの実施態様において、流体ストリーム105は、0.1容量%の水〜約98容量%の水を有していてもよい。1又はそれより多くの実施態様において、石油流体ストリーム105は、5容量%の水〜約70容量%の水を有していてもよい。1又はそれより多くの実施態様において、石油流体ストリーム105は、10容量%の水〜約50容量%の水を有していてもよい。石油流体ストリーム105は、更に、種々の濃度の塩を含んでいてもよい。
石油流体ストリーム105は、オンショアで又はオフショアのいずれかで又はその双方で、1又はそれより多くの炭化水素生産ウェルに起源し得る。石油流体ストリーム105それ自体は、天然ガス、ガスコンデンセート、精油、及び/又は水を含有するストリームの1又はいずれかの組み合わせであってもよい。
石油流体ストリーム105の源に依存して、石油流体ストリーム105は、種々の量の水を有し得る。例えば、石油流体ストリーム105は、0.1容量%の水又はそれより多く、5容量%の水又はそれより多く又は90容量%の水又はそれより多くを有していてもよい。1又はそれより多くの実施態様において、流体ストリーム105は、0.1容量%の水〜約98容量%の水を有していてもよい。1又はそれより多くの実施態様において、石油流体ストリーム105は、5容量%の水〜約70容量%の水を有していてもよい。1又はそれより多くの実施態様において、石油流体ストリーム105は、10容量%の水〜約50容量%の水を有していてもよい。石油流体ストリーム105は、更に、種々の濃度の塩を含んでいてもよい。
石油流体ストリーム105は、また、メタン、エタン、プロパン、イソブタン、ブタン、ネオペンタン、エチレン、プロピレン、イソブチレン、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、ベンゼン、窒素、硫化水素、及び二酸化炭素を含むが、それらに制限されない、種々の量の1又はそれより多くの水和物−形成構成物質を含んでいてもよい。1又はそれより多くの実施態様において、石油流体ストリーム105は、約1質量%(wt%)又はそれより多く、50質量%又はそれより多く、又は98質量%又はそれより多くの1又はそれより多くの水和物−形成構成物質を含む。1又はそれより多くの実施態様において、石油流体ストリーム105は、1〜約98質量%の1又はそれより多くの水和物−形成構成物質を有していてもよい。1又はそれより多くの実施態様において、石油流体ストリーム105は、10〜約50質量%の1又はそれより多くの水和物−形成構成物質を有していてもよい。
水和物形成の速度を減少する能力があり及び水より高い沸点を有する動力学的水和物抑制剤が使用され得る。適切な動力学的水和物抑制剤は、動力学的水和物抑制剤が、水でフラッシュ(flash)されないように、石油ストリーム105における水より高い作業圧力での沸点を有するべきである。好ましくは、1又はそれより多くの動力学的水和物抑制剤は、水溶性ポリマーである。好ましい水溶性ポリマーは、ガスストリーム又は炭化水素液体ストリームのいずれかにおいて溶性ではない。適切な水溶性ポリマーは、アクリルアミド、マレイミド及びそれらの混合物のポリマー及びコポリマーを含むが、それらに制限されない。いくつかの実例的な動力学的水和物抑制剤としては、ポリ(ビニルピロリドン)(PVP);ポリ(ビニルカプロラクタム)(PVCap);ビニルピロリドン及びビニルカプロラクタムのコポリマー;ポリ(N−メチル−N−ビニルアセトアミド);N−メチル−N−ビニルアセトアミド及びイソ−プロピルメタクリルアミドのコポリマー;N−メチル−N−ビニルアセトアミド及びアクリロイルピペリジンのコポリマー;N−メチル−N−ビニルアセトアミド及びメタクリロイルピロリジンのコポリマー;N−メチル−N−ビニルアセトアミド及びアクリロイルピロリジンのコポリマー;それらの誘導体;及びそれらの混合物が挙げられるが、それらに制限されない。他の実例的動力学的水和物抑制剤としては、例えば、アクリルアミド/マレイミドコポリマー、例えば、マレイミド(ME)、エチルマレイミド(EME)、プロピルマレイミド(PME)、及びブチルマレイミド(BME)で共重合されたジメチルアクリルアミド(DMAM)が挙げられるが、それらに制限されない。更に、他の実例的動力学的水和物抑制剤としては、例えば、アクリルアミド/マレイミドコポリマー、例えば、DMAM/メチルマレイミド(DMAM/MME)、及びDMAM/シクロヘキシルマレイミド(DMAM/CHME)、N−ビニルアミド/マレイミドコポリマー、例えば、N−メチル−N−ビニルアセトアミド/エチルマレイミド(VIMA/EME)、及びラクタム/マレイミドコポリマー、例えば、ビニルカプロラクタム/エチルマレイミド(VCap/EME)が挙げられるが、それらに制限されない。好ましくは、動力学的水和物抑制剤としては、ポリ(ビニルカプロラクタム)が挙げられる。追加の実例的ポリマー及びコポリマーは、米国特許第5,936,040号;第6,015,929号;第6,028,233号;第6,107,531号;及び第6,194,622号において記載される。
好ましくは、1又はそれより多くの動力学的水和物抑制剤は、1又はそれより多くの熱力学的水和物抑制剤において溶性である。1又はそれより多くの実施態様において、1又はそれより多くの熱力学的水和物抑制剤は、室温で固体である動力学的水和物抑制剤のための溶剤として役立つ。従って、その抑制剤を溶解し及び石油流体の水性相に供給するのに適する熱力学的水和物抑制剤が使用され得る。実例的熱力学的水和物抑制剤としては、塩水、海水、生産塩水(produced brine)、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、グリコール、それらの水溶液又はそれらの混合物が挙げられるが、それらに制限されない。好ましくは、熱力学的水和物抑制剤としては、1又はそれより多くのグリコール、例えば、モノエチレングリコール(MEG)が挙げられる。1又はそれより多くの実施態様において、熱力学的水和物抑制剤としては、メタノールが挙げられる。1又はそれより多くの実施態様において、熱力学的水和物抑制剤としては、MEG及びメタノールの混合物が挙げられる。
1又はそれより多くの実施態様において、抑制剤混合物110は、約5容量%〜約99容量%の1又はそれより多くの熱力学的抑制剤及び約0.1容量%〜約50容量%の1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含んでいてもよい。混合物110の残りは、水であってもよい。1又はそれより多くの実施態様において、抑制剤混合物110は、約20容量%〜約99容量%の1又はそれより多くの熱力学的抑制剤及び約0.5容量%〜約20容量%又はそれより多くの1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含む。好ましくは、抑制剤混合物110は、約5容量%未満、4容量%未満、3容量%未満、2容量%未満、又は1.5容量%未満の1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含有する。好ましくは、水和物抑制剤混合物110は、50容量%未満の水、例えば、40容量%未満、30容量%未満又は20容量%未満の水を含有する。
1又はそれより多くの実施態様において、水和物抑制剤混合物110は、処理流体におけるグリコールの水に対する比が1:1に等しいか又はそれ未満であるように、適切な量において石油流体ストリーム105に添加される。1又はそれより多くの実施態様において、処理ストリーム125におけるグリコールの水に対する比は、0.8:1未満である。1又はそれより多くの実施態様において、処理ストリーム125におけるグリコールの水に対する比は、0.7:1未満である。1又はそれより多くの実施態様において、処理ストリーム125におけるグリコールの水に対する比は、0.5:1未満である。
1又はそれより多くの実施態様において、抑制剤混合物110は、約5容量%〜約99容量%の1又はそれより多くの熱力学的抑制剤及び約0.1容量%〜約50容量%の1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含んでいてもよい。混合物110の残りは、水であってもよい。1又はそれより多くの実施態様において、抑制剤混合物110は、約20容量%〜約99容量%の1又はそれより多くの熱力学的抑制剤及び約0.5容量%〜約20容量%又はそれより多くの1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含む。好ましくは、抑制剤混合物110は、約5容量%未満、4容量%未満、3容量%未満、2容量%未満、又は1.5容量%未満の1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含有する。好ましくは、水和物抑制剤混合物110は、50容量%未満の水、例えば、40容量%未満、30容量%未満又は20容量%未満の水を含有する。
1又はそれより多くの実施態様において、水和物抑制剤混合物110は、処理流体におけるグリコールの水に対する比が1:1に等しいか又はそれ未満であるように、適切な量において石油流体ストリーム105に添加される。1又はそれより多くの実施態様において、処理ストリーム125におけるグリコールの水に対する比は、0.8:1未満である。1又はそれより多くの実施態様において、処理ストリーム125におけるグリコールの水に対する比は、0.7:1未満である。1又はそれより多くの実施態様において、処理ストリーム125におけるグリコールの水に対する比は、0.5:1未満である。
更に、図1に言及して、水和物抑制剤混合物ストリーム110及び石油流体ストリーム105の組み合わせは、処理ストリーム125を提供し、その中において、水和物形成が、抑制され又は少なくとも実質的に抑制される。処理ストリーム125は、水和物抑制剤混合物ストリーム110及び石油流体ストリーム105からの、石油流体、水和物形成構成物質、水和物抑制剤、及び水を含む。処理ストリーム125の最低有効使用温度は、また、低下される。1又はそれより多くの実施態様において、処理ストリーム125の最低有効使用温度は、少なくとも1.5℃、又は3℃、又は6℃、又は12℃、又は25℃低下される。1又はそれより多くの実施態様において、処理ストリーム125の最低有効使用温度は、約0.5℃〜約30℃、又は約0.5℃〜約22℃、又は約0.5℃〜約17℃低下される。
処理ストリーム125は、セパレーター140、例えば、水平圧力容器を用いて分離され得る。処理ストリーム125は、ガスが、少なくとも油相及び最も起こりそうなことには油相と混合される水性相に分離され得る。ガスは、次いで、油相から、ガス分離のための任意の技術を用いて分離され得る。
処理ストリーム125は、好ましくは、ガス相ストリーム142、油相ストリーム145(“第一液体相ストリーム”)、及び水性相ストリーム150(“第二液体相ストリーム”)を提供するのに十分である条件で分離される。例えば、処理ストリー125は、約40℃又はそれより高い温度及び約60バール又はそれより高い圧力で分離され得る。好ましくは、処理ストリーム125は、処理ストリーム125からの大部分の水及び水和物抑制剤を含有する水性相ストリーム150を提供するのに十分な条件で分離される。1又はそれより多くの実施態様において、99.9容量%までの水及び水和物抑制剤は、処理ストリーム125から除去され及び水性相ストリーム150において単離される。ごく一部の水及び水和物抑制剤は、ガス相ストリーム142及び/又は油相ストリーム145において同伴され得る。
処理ストリーム125は、セパレーター140、例えば、水平圧力容器を用いて分離され得る。処理ストリーム125は、ガスが、少なくとも油相及び最も起こりそうなことには油相と混合される水性相に分離され得る。ガスは、次いで、油相から、ガス分離のための任意の技術を用いて分離され得る。
処理ストリーム125は、好ましくは、ガス相ストリーム142、油相ストリーム145(“第一液体相ストリーム”)、及び水性相ストリーム150(“第二液体相ストリーム”)を提供するのに十分である条件で分離される。例えば、処理ストリー125は、約40℃又はそれより高い温度及び約60バール又はそれより高い圧力で分離され得る。好ましくは、処理ストリーム125は、処理ストリーム125からの大部分の水及び水和物抑制剤を含有する水性相ストリーム150を提供するのに十分な条件で分離される。1又はそれより多くの実施態様において、99.9容量%までの水及び水和物抑制剤は、処理ストリーム125から除去され及び水性相ストリーム150において単離される。ごく一部の水及び水和物抑制剤は、ガス相ストリーム142及び/又は油相ストリーム145において同伴され得る。
ガス相ストリーム142及び油相ストリーム145は、次いで、消費又は販売のために必要に応じ処理され得る。石油流体ストリーム105の源に依存して、ガス相ストリーム142は、メタン、エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、硫化水素、二酸化炭素、窒素及び水を含んでいてもよい。同様に、油相ストリーム145は、いくつかのガス相成分、及び重炭化水素、例えば、パラフィン、芳香族化合物、樹脂及びアスファルテンを含んでいてもよい。
1又はそれより多くの実施態様において、一部のガス相ストリーム142は、消費され又は消費のために販売され得及び残りの部分のガス相ストリーム142は、地下の溜めに再注入され得る。例えば、ガス相ストリーム142は、販売及び/又は消費のための第一ストリーム及び再注入のための第二相ストリームに分けられ得る。販売及び/又は消費のための第一ストリームを、処理(process or treat)して、硫黄−含有化合物及び/又は二酸化炭素を含む酸ガスを除去し、使用するのに適するストリームを製造し得る。1又はそれより多くの実施態様において、第一ストリームは、低音蒸留方法、例えば、米国特許第4,533,372号において示され及び記載されるような制御凍結ゾーンを有する方法を用いて処理されて、消費のための環境規格に適合する生産ストリーム及び除去された酸ガスを含有する廃ストリームを製造し得る。第二ストリームは、プロセシングユニットの周囲をバイパスされ及びプロセッシングユニットからの廃ストリームと組み合わせされて、再注入のための組み合わせられた酸ガスストリームを形成し得る。
水性相ストリーム150は、分離されて、捕捉水を、水和物抑制剤混合物から除去することができる。例えば、水性相ストリーム150は、カラム又はタワー160を用いて分離されて、水を、オーバーヘッドストリーム165又は“第一ストリーム”として除去することができる。水和物抑制剤混合物は、次いで、カラム160から、ボトムストリーム175又は“第二ストリーム”として回収することができ、それは、後に使用するために、従来の貯蔵容器180において貯蔵することができる。1又はそれより多くの実施態様において、回収された水和物抑制剤混合物175は、パイプライン120に、リサイクルストリーム190を介して戻すことができる。リサイクルストリーム190は、ポンプ185を用いて圧力上昇されて、パイプライン120の水圧要求に適合することができる。従来のポンプ、例えば、回転又は遠心ポンプが、使用され得る。
1又はそれより多くの実施態様において、一部のガス相ストリーム142は、消費され又は消費のために販売され得及び残りの部分のガス相ストリーム142は、地下の溜めに再注入され得る。例えば、ガス相ストリーム142は、販売及び/又は消費のための第一ストリーム及び再注入のための第二相ストリームに分けられ得る。販売及び/又は消費のための第一ストリームを、処理(process or treat)して、硫黄−含有化合物及び/又は二酸化炭素を含む酸ガスを除去し、使用するのに適するストリームを製造し得る。1又はそれより多くの実施態様において、第一ストリームは、低音蒸留方法、例えば、米国特許第4,533,372号において示され及び記載されるような制御凍結ゾーンを有する方法を用いて処理されて、消費のための環境規格に適合する生産ストリーム及び除去された酸ガスを含有する廃ストリームを製造し得る。第二ストリームは、プロセシングユニットの周囲をバイパスされ及びプロセッシングユニットからの廃ストリームと組み合わせされて、再注入のための組み合わせられた酸ガスストリームを形成し得る。
水性相ストリーム150は、分離されて、捕捉水を、水和物抑制剤混合物から除去することができる。例えば、水性相ストリーム150は、カラム又はタワー160を用いて分離されて、水を、オーバーヘッドストリーム165又は“第一ストリーム”として除去することができる。水和物抑制剤混合物は、次いで、カラム160から、ボトムストリーム175又は“第二ストリーム”として回収することができ、それは、後に使用するために、従来の貯蔵容器180において貯蔵することができる。1又はそれより多くの実施態様において、回収された水和物抑制剤混合物175は、パイプライン120に、リサイクルストリーム190を介して戻すことができる。リサイクルストリーム190は、ポンプ185を用いて圧力上昇されて、パイプライン120の水圧要求に適合することができる。従来のポンプ、例えば、回転又は遠心ポンプが、使用され得る。
1又はそれより多くの実施態様において、水性相ストリーム150は、水の沸点より上の温度でフラッシュされて、水を、水和物抑制剤混合物から駆動(drive)する。例えば、水性相ストリーム150は、100℃より上、例えば、約120℃又はそれより高く、約130℃又はそれより高く、又は約140℃又はそれより高く、又は約150℃又はそれより高い温度でフラッシュすることができる。1又はそれより多くの実施態様において、水性相ストリーム150は、約100〜約175℃の温度でフラッシュされる。
カラム160の作動圧は、約0.5バールの低さ〜約200バールの高さの範囲であり得る。好ましくは、カラム160の作動圧は、大気圧より上である。例えば、カラム160の作動圧は、約1〜約150バールであり得る。1又はそれより多くの実施態様において、カラム160の作動圧は、約1〜約50バールであり得る。1又はそれより多くの実施態様において、カラム160の作動圧は、約1バール、2バール、又は3バールの低さ〜約3バール、10バール、又は15バールの高さの範囲であり得る。
カラム160の作動圧は、約0.5バールの低さ〜約200バールの高さの範囲であり得る。好ましくは、カラム160の作動圧は、大気圧より上である。例えば、カラム160の作動圧は、約1〜約150バールであり得る。1又はそれより多くの実施態様において、カラム160の作動圧は、約1〜約50バールであり得る。1又はそれより多くの実施態様において、カラム160の作動圧は、約1バール、2バール、又は3バールの低さ〜約3バール、10バール、又は15バールの高さの範囲であり得る。
カラム160からのオーバーヘッドストリーム(“第一ストリーム”)165において、水和物抑制剤の濃度は0〜約0.1質量%、水の濃度は99〜約100質量%、及び水和物形成構成物質の濃度は0〜約1質量%であってもよい。カラム160からのオーバーヘッドストリーム(“第一ストリーム”)において、水性相ストリーム150からの動力学的水和物抑制剤の濃度は0〜約0.1質量%、水性相ストリーム150からの熱力学的水和物抑制剤の濃度は0〜約1質量%、水性相ストリーム150からの水の濃度は20〜約100質量%、及び水性相ストリーム150からの水和物−形成構成物質の濃度は20〜約100質量%であってもよい。主としてフラッシュされた水からなるオーバーヘッドストリーム165は、処分又は付加的使用のためにリサイクルすることができる。
カラム160からのボトムストリーム(“第二ストリーム”)175は、貯蔵容器180に移動することができる。1又はそれより多くの実施態様において、第二ストリーム175では、動力学的水和物抑制剤の濃度が0.1〜約50質量%、熱力学的水和物抑制剤の濃度が5〜約99質量%、水の濃度が0〜約50質量%、及び水和物−形成構成物質の濃度が0〜約0.1質量%(“極微量”)であってもよい。1又はそれより多くの実施態様において、第二ストリーム175では、動力学的水和物抑制剤の濃度が0.5〜約20質量%、熱力学的水和物抑制剤の濃度が20〜約99質量%、水の濃度が0〜約30質量%、及び水和物−形成構成物質の濃度が約0.1質量%未満(“極微量”)であってもよい。
上に言及されるように、処理されるべき石油流体105は、種々の量の塩を含んでいてもよい。そのような塩は、除去されず又は別の方法で処理される場合、カラム160の処理条件に依存して、リサイクルストリーム190において又はカラム160において蓄積され得る。塩を処理するための適切な技術は、米国特許第6,340,373号において記載される。
カラム160からのボトムストリーム(“第二ストリーム”)175は、貯蔵容器180に移動することができる。1又はそれより多くの実施態様において、第二ストリーム175では、動力学的水和物抑制剤の濃度が0.1〜約50質量%、熱力学的水和物抑制剤の濃度が5〜約99質量%、水の濃度が0〜約50質量%、及び水和物−形成構成物質の濃度が0〜約0.1質量%(“極微量”)であってもよい。1又はそれより多くの実施態様において、第二ストリーム175では、動力学的水和物抑制剤の濃度が0.5〜約20質量%、熱力学的水和物抑制剤の濃度が20〜約99質量%、水の濃度が0〜約30質量%、及び水和物−形成構成物質の濃度が約0.1質量%未満(“極微量”)であってもよい。
上に言及されるように、処理されるべき石油流体105は、種々の量の塩を含んでいてもよい。そのような塩は、除去されず又は別の方法で処理される場合、カラム160の処理条件に依存して、リサイクルストリーム190において又はカラム160において蓄積され得る。塩を処理するための適切な技術は、米国特許第6,340,373号において記載される。
驚くべきことに、石油流体ストリーム105に添加される水和物抑制剤混合物の大部分は、ボトムストリーム175において捕獲される。言い換えれば、損失は最小限であり及び水和物抑制剤混合物の回収効率は極めて高い。例えば、液体ボトムストリーム175は、石油流体ストリーム105に添加される水和物抑制剤混合物を少なくとも99容量%含有する。1又はそれより多くの実施態様において、石油流体ストリーム105に添加される水和物抑制剤混合物の事実上99.95容量%は、ボトムストリーム175において回収される。動力学的水和物抑制剤の回収効率は、グリコールを上回る規模のオーダーであり得るこの原料の高いコストのために、特に重要である。
また、1又はそれより多くの動力学的水和物抑制剤のグリコールに対する比は、回収システム中一定のままであり得る。水性相ストリーム150における水が、1又はそれより多くの動力学的水和抑制剤及びグリコールより低い沸点を有する場合、水のみが、カラム160からのオーバーヘッドストリーム165において除去されるであろう。カラム160は、エントレインメント損失を被らないそのような大きな操作ウィンドウで操作することができる。従って、水性相ストリーム150からの1又はそれより多くの動力学的水和物抑制剤及びグリコールの100%を、カラム160からのボトムストリーム175において回収することができる。動力学的水和物抑制剤及びグリコールの損失のみが、セパレーター140において発生し得る。及び次いで、ほんの極微量(即ち、0.1質量%未満)の動力学的水和物抑制剤及び/又はグリコールが、ガス相ストリーム142又は油相ストリーム145におけるエントレインメントに起因して損失される。
また、1又はそれより多くの動力学的水和物抑制剤のグリコールに対する比は、回収システム中一定のままであり得る。水性相ストリーム150における水が、1又はそれより多くの動力学的水和抑制剤及びグリコールより低い沸点を有する場合、水のみが、カラム160からのオーバーヘッドストリーム165において除去されるであろう。カラム160は、エントレインメント損失を被らないそのような大きな操作ウィンドウで操作することができる。従って、水性相ストリーム150からの1又はそれより多くの動力学的水和物抑制剤及びグリコールの100%を、カラム160からのボトムストリーム175において回収することができる。動力学的水和物抑制剤及びグリコールの損失のみが、セパレーター140において発生し得る。及び次いで、ほんの極微量(即ち、0.1質量%未満)の動力学的水和物抑制剤及び/又はグリコールが、ガス相ストリーム142又は油相ストリーム145におけるエントレインメントに起因して損失される。
再び図1に言及して、回収された水和物抑制剤混合物は、後に使用するために容器180において貯蔵され得る。追加の又は新鮮な抑制剤は、処理条件又は規格を変化することに適合するために必要ならば(図1において示されない)貯蔵容器180に添加され得る。例えば、1又はそれより多くの抑制剤は、石油流体ストリーム105の組成、天候条件、規格要求、規則、それらの組み合わせをベースとして添加され又は補充され得る。必要な場合、容器180からの水和物抑制剤混合物を含有するリサイクルストリーム190は、図1において示されるように、ポンプ185を介して、石油流体ストリーム105を入れる導管120に移送され得る。
種々の用語は、上に定義した。請求の範囲において使用される用語が、上に定義されない範囲まで、最も広範な定義を、少なくとも1つの刊行物又は登録された特許において反映されるようなその用語を与えられた当業者に与えられるべきである。いくつかの実施態様及び特徴は、また、一連の数的上限値及び一連の数的下限値を用いて記載してきた。下限値〜上限値の範囲が、他に示唆されない限り、熟考されることが理解されるべきである。いくつかの下限値、上限値及び範囲は、1又はそれより多くの下の請求の範囲において記載される。全数値は、示唆された値の“約”又は“おおよそ”であり、及び当該技術分野における当業者により予期されるであろう実験誤差及び変更が考慮に入れられる。更に、本件明細書において引用される全特許、試験手順、及び他の文献は、そのような開示が、本件明細書に矛盾しない程度で参考文献として十分に導入され及び全ての権限のためにそのような導入が許可される。
前述は、本発明の実施態様に関するものであるが、本発明の他の及び更なる実施態様は、それらの基本的な範囲から逸脱することなく考案され得、及びそれらの範囲は、以下の請求の範囲により決定される。
種々の用語は、上に定義した。請求の範囲において使用される用語が、上に定義されない範囲まで、最も広範な定義を、少なくとも1つの刊行物又は登録された特許において反映されるようなその用語を与えられた当業者に与えられるべきである。いくつかの実施態様及び特徴は、また、一連の数的上限値及び一連の数的下限値を用いて記載してきた。下限値〜上限値の範囲が、他に示唆されない限り、熟考されることが理解されるべきである。いくつかの下限値、上限値及び範囲は、1又はそれより多くの下の請求の範囲において記載される。全数値は、示唆された値の“約”又は“おおよそ”であり、及び当該技術分野における当業者により予期されるであろう実験誤差及び変更が考慮に入れられる。更に、本件明細書において引用される全特許、試験手順、及び他の文献は、そのような開示が、本件明細書に矛盾しない程度で参考文献として十分に導入され及び全ての権限のためにそのような導入が許可される。
前述は、本発明の実施態様に関するものであるが、本発明の他の及び更なる実施態様は、それらの基本的な範囲から逸脱することなく考案され得、及びそれらの範囲は、以下の請求の範囲により決定される。
Claims (51)
- 水和物−形成構成物質を有する流体を処理する方法であって、以下を含む方法:
グリコール及び1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含む混合物を、1又はそれより多くの水和物−形成構成物質及び水を含む流体に導入して、グリコール、1又はそれより多くの動力学的抑制剤、1又はそれより多くの水和物−形成構成物質及び水を含む処理流体を提供すること;
処理流体を、油相ストリーム及び水性相ストリームを提供するのに十分な条件で分離すること、ここで水性相ストリームは、1又はそれより多くの動力学的抑制剤、グリコール及び水を含み;及び
水の沸点より上の温度で水性相ストリームを加熱して、水を含む第一ストリーム及び1又はそれより多くの動力学的抑制剤及びグリコールを含む第二ストリームを、水性相ストリームから提供すること。 - 更に、1又はそれより多くの動力学的抑制剤及びグリコールを含む第二ストリームを再利用することを含む請求項1に記載の方法。
- 混合物を導入することが、混合物を、流体を含有するパイプラインに添加することを含む請求項1に記載の方法。
- 水和物−形成構成物質が、メタン、エタン、プロパン、イソブタン、ブタン、ネオペンタン、エチレン、プロピレン、イソブチレン、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、及びベンゼンからなる群より選択される1又はそれより多くの炭化水素を含む請求項1に記載の方法。
- 水和物−形成構成物質が、窒素、硫化水素、及び二酸化炭素からなる群より選択される1又はそれより多くの非−炭化水素を含む請求項1に記載の方法。
- 混合物における1又はそれより多くの動力学的抑制剤の濃度が、5質量%未満である請求項1に記載の方法。
- 処理流体におけるグリコールの水に対する比が1:1に等しいか又はそれ未満である請求項1に記載の方法。
- 1又はそれより多くの動力学的抑制剤及びグリコールを含む第二ストリームが、1質量%未満の水和物−形成構成物質を含む請求項1に記載の方法。
- 水性相ストリームが、100℃より高く加熱される請求項1に記載の方法。
- 混合物が、更に、塩水、海水、生産塩水、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、グリコール、それらの水溶液又はそれらの混合物を含む請求項1に記載の方法。
- グリコールが、モノエチレングリコール又はポリエチレングリコールを含む請求項1に記載の方法。
- 混合物が、モノエチレングリコール及びメタノールを含む請求項1に記載の方法。
- 1又はそれより多くの動力学的抑制剤が、ポリ(ビニルピロリドン);ポリ(ビニルカプロラクタム);ポリアクリルアミド;ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタム、及び/又はアクリルアミドのコポリマー、ポリ(N−メチル−N−ビニルアセトアミド);N−メチル−N−ビニルアセトアミド及びイソ−プロピルメタクリルアミドのコポリマー;N−メチル−N−ビニルアセトアミド及びアクリロイルピペリジンのコポリマー;N−メチル−N−ビニルアセトアミド及びメタクリロイルピロリジンのコポリマー、及びN−メチル−N−ビニルアセトアミド及びアクリロイルピロリジンのコポリマー;それらの誘導体;及びそれらの混合物からなる群より選択される請求項1に記載の方法。
- 1又はそれより多くの動力学的抑制剤が、ポリ(ビニルカプロラクタム)を含む請求項1に記載の方法。
- 流体が、天然ガスを含む請求項1に記載の方法。
- 水和物−形成構成物質を有する流体を処理する方法であって、以下を含む方法:
グリコール及び1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含む混合物を、1又はそれより多くの水和物−形成構成物質及び水を有する流体に導入して、グリコール、1又はそれより多くの動力学的抑制剤、1又はそれより多くの水和物−形成構成物質及び水を含む処理流体を提供すること;
処理流体を、水性相ストリームを処理流体から回収するのに十分な条件で分離すること、水性相ストリームは、1又はそれより多くの動力学的抑制剤、グリコール及び水を含み;
水性相ストリームを処理して、水及び1又はそれより多くの水和物−形成構成物質を除去すること;及び
本質的に全てのグリコール及び1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含む混合物を、水性相ストリームから回収すること。 - 混合物を導入することが、混合物を、流体を含有するパイプラインに添加することを含む請求項16に記載の方法。
- 水和物−形成構成物質が、メタン、エタン、プロパン、イソブタン、ブタン、ネオペンタン、エチレン、プロピレン、イソブチレン、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、及びベンゼンからなる群より選択される1又はそれより多くの炭化水素を含む請求項16に記載の方法。
- 水和物−形成構成物質が、窒素、硫化水素、及び二酸化炭素からなる群より選択される1又はそれより多くの非−炭化水素を含む請求項16に記載の方法。
- 混合物における1又はそれより多くの動力学的抑制剤の濃度が、30質量%未満である請求項16に記載の方法。
- 処理流体におけるグリコールの水に対する比が1:1の比に等しいか又はそれ未満である請求項16に記載の方法。
- 第二液相ストリームが、100℃より高く加熱される請求項16に記載の方法。
- 混合物が、更に、塩水、海水、生産塩水、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、グリコール、それらの水溶液又はそれらの混合物を含む請求項16に記載の方法。
- グリコールが、モノエチレングリコール又はポリエチレングリコールを含む請求項16に記載の方法。
- 混合物が、モノエチレングリコール及びメタノールを含む請求項16に記載の方法。
- 1又はそれより多くの動力学的抑制剤が、ポリ(ビニルピロリドン);ポリ(ビニルカプロラクタム)、ポリアクリルアミド;ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタム、及び/又はアクリルアミドのコポリマー;ポリ(N−メチル−N−ビニルアセトアミド);N−メチル−N−ビニルアセトアミド及びイソ−プロピルメタクリルアミドのコポリマー;N−メチル−N−ビニルアセトアミド及びアクリロイルピペリジンのコポリマー;N−メチル−N−ビニルアセトアミド及びメタクリロイルピロリジンのコポリマー、及びN−メチル−N−ビニルアセトアミド及びアクリロイルピロリジンのコポリマー;それらの誘導体;及びそれらの混合物からなる群より選択される請求項16に記載の方法。
- 1又はそれより多くの動力学的抑制剤が、ポリ(ビニルカプロラクタム)を含む請求項16に記載の方法。
- 流体が、天然ガスを含む請求項16に記載の方法。
- 水和物−形成構成物質を有する流体を処理する方法であって、以下を含む方法:
石油流体を、1又はそれより多くのウェルから生産すること、石油流体は、1又はそれより多くの水和物−形成構成物質、天然ガス、油及び水を含み;
石油流体を、1又はそれより多くのウェルから移送すること;
グリコール及び1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含む混合物を、石油流体に導入して、天然ガス、油、水、グリコール、1又はそれより多くの水和物−形成構成物質及び1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含む処理流体を提供すること;
処理流体を、ガス相ストリーム、油相ストリーム、及び水性相ストリームに分離すること、ここで水性相ストリームは、1又はそれより多くの動力学的抑制剤、1又はそれより多くの水和物−形成構成物質、グリコール及び水を含み;
ガス相ストリームを液化して、液化天然ガスストリームを形成すること;
水性相ストリームを処理して、水の少なくとも一部を除去すること;及び
本質的に全てのグリコール及び1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含む混合物を、水性相ストリームから回収すること。 - 更に、液化天然ガスストリームを、第一の位置から第二の位置に移送することを含む請求項29に記載の方法。
- 更に、液化天然ガスストリームを、気相状態に再ガス化することを含む請求項29に記載の方法。
- 更に、1又はそれより多くの動力学的抑制剤及びグリコールを含む液相ストリームを再利用することを含む請求項29に記載の方法。
- 混合物を導入することが、混合物を、流体を含有するパイプラインに添加することを含む請求項29に記載の方法。
- 水和物−形成構成物質が、メタン、エタン、プロパン、イソブタン、ブタン、ネオペンタン、エチレン、プロピレン、イソブチレン、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、及びベンゼンからなる群より選択される1又はそれより多くの炭化水素を含む請求項29に記載の方法。
- 水和物−形成構成物質が、窒素、硫化水素、及び二酸化炭素からなる群より選択される1又はそれより多くの非−炭化水素を含む請求項29に記載の方法。
- 混合物における1又はそれより多くの動力学的抑制剤の濃度が、50質量%未満である請求項29に記載の方法。
- 処理流体におけるグリコールの水に対する比が1:1に等しいか又はそれ未満である請求項29に記載の方法。
- 1又はそれより多くの動力学的抑制剤及びグリコールを含む液相ストリームにおける水和物−形成構成物質の濃度が、2容量%未満である請求項29に記載の方法。
- 第二液相ストリームが、100℃より高く加熱される請求項29に記載の方法。
- 混合物が、更に、塩水、海水、生産塩水、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、グリコール、それらの水溶液、又はそれらの混合物を含む請求項29に記載の方法。
- グリコールが、モノエチレングリコール又はポリエチレングリコールを含む請求項29に記載の方法。
- 混合物が、モノエチレングリコール及びメタノールを含む請求項29に記載の方法。
- 1又はそれより多くの動力学的抑制剤が、ポリ(ビニルピロリドン);ポリ(ビニルカプロラクタム);ポリアクリルアミド;ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタム、及び/又はアクリルアミドのコポリマー;ポリ(N−メチル−N−ビニルアセトアミド);N−メチル−N−ビニルアセトアミド及びイソ−プロピルメタクリルアミドのコポリマー;N−メチル−N−ビニルアセトアミド及びアクリロイルピペリジンのコポリマー;N−メチル−N−ビニルアセトアミド及びメタクリロイルピロリジンのコポリマー;N−メチル−N−ビニルアセトアミド及びアクリロイルピロリジンのコポリマー;それらの誘導体;及びそれらの混合物からなる群より選択される請求項29に記載の方法。
- 1又はそれより多くの動力学的抑制剤が、ポリ(ビニルカプロラクタム)を含む請求項29に記載の方法。
- 流体が、天然ガスを含む請求項29に記載の方法。
- 1又はそれより多くの水和物−形成構成物質及び水を含む流体が、フローティング貯蔵容器に含有される請求項1に記載の方法。
- 1又はそれより多くの水和物−形成構成物質及び水を含む流体が、フローティング貯蔵容器に含有され、及びグリコール及び1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含む混合物の少なくとも一部が、フローティング貯蔵容器中、流体に導入される請求項1に記載の方法。
- 1又はそれより多くの水和物−形成構成物質及び水を含む流体が、フローティング貯蔵容器に含有される請求項16に記載の方法。
- 1又はそれより多くの水和物−形成構成物質及び水を含む流体が、フローティング貯蔵容器に含有され、及びグリコール及び1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含む混合物の少なくとも一部が、フローティング貯蔵容器中、石油流体に導入される請求項16に記載の方法。
- 1又はそれより多くのウェルからの石油流体が、フローティング貯蔵容器に移送される請求項29に記載の方法。
- 1又はそれより多くのウェルからの石油流体が、フローティング貯蔵容器に移送され、及びグリコール及び1又はそれより多くの動力学的抑制剤を含む混合物の少なくとも一部が、フローティング貯蔵容器中、石油流体に導入される請求項29に記載の方法。
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